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JP3288191B2 - レベルプレーン展開法を用いる符号化方法および符号/復号装置 - Google Patents

レベルプレーン展開法を用いる符号化方法および符号/復号装置

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JP3288191B2
JP3288191B2 JP30881294A JP30881294A JP3288191B2 JP 3288191 B2 JP3288191 B2 JP 3288191B2 JP 30881294 A JP30881294 A JP 30881294A JP 30881294 A JP30881294 A JP 30881294A JP 3288191 B2 JP3288191 B2 JP 3288191B2
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Japan
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entropy
grouping
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JP30881294A
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直幸 井上
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,多値情報を2値情報に
変換するためのレベルプレーン展開のプレーン展開パタ
ーンを最適化して符号化するレベルプレーン展開法を用
いる符号化方法および符号/復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報源の圧縮技術としてエントロピー符
号化が用いられることが多々ある。エントロピー符号化
として,近年注目を浴びている方法に算術符号化があ
る。しかし,算術符号化方法では,符号化対象となる情
報は2値情報源であることが望ましく,よって多値情報
源を適用する場合には,一旦,多値情報源を2値情報源
に変換後,符号化器へ人力する手段がとられている。こ
の際,その変換方法としてレベルプレーン展開法が使用
されることが多いが,符号化対象の情報が非常に大きく
なるため,レベル間を結合しそのレベル数を縮退(レベ
ルのグルーピング)し,すなわち変換後のビット列を少
なくし,符号化器へ入力している。
【0003】図10は,レベルプレーン間の結合の例を
説明する図である。図10(A)は0から(M−1)ま
でのM値情報源の各レベルを数直線で表示したものであ
る。これを,例えば図10(B)に示すようにグルーピ
ングすることによってレベル間を結合し,レベル数を縮
退させる。図10(B)において,Gi はグループ番
号,mi はグループの大きさ,Pi は各グループの発生
確率を表している。ここで,グループ数がnであるとす
ると,iは0からn−1までの番号である。グルーピン
グ操作後の状態では,各レベル値は,グループ番号とグ
ループ内におけるそのレベル値の位置情報で表される。
例えば,(M−2)のレベル値は,グループ番号がG
n-1 ,グループ内位置情報が(01)2 番目の位置にあ
るので,Gn-1 +(01)2 となる。
【0004】このようなレベル数の縮退操作に伴い,情
報源のもっているエントロピーが増大する(よって符号
化効率が悪化する)こととなるので,その増加を最小化
するために符号化対象となる情報源に最適にマッチした
レベル間結合を行う必要がある。
【0005】従来のレベル間結合においては,まず情報
源にDPCM(DEFFERENCIAL PULSECODE MODULATION)
を施し,情報源の統計的性質を変換(この場合,その性
質は往々にしてラプラス分布に近似できる)し,ラプラ
ス分布に最適化されたレベル間結合が行われていた。
【0006】これらの方法は,JPEGのSPATIA
L符号化等で行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,符号化
対象となる情報源が自然画像のようなものであれぱ,D
PCMによって,ほぼその統計的性質はラプラス分布に
近似することになるが(当然例外はある),符号化対象
が文字画像のような場合には,DPCMによりラプラス
分布に近似させることが不可能となる。
【0008】図11は,情報源の統計的性質を説明する
図である。図11(A)は,8bit量子化された自然
画像にDPCMを施した結果の値の分布,図11(B)
は,8bit量子化された文字画像にDPCMを施した
結果の値の分布を示している。自然画像の場合には,情
報源であるデータ値の変化が小さい部分が多いので,D
PCMを施すと,図11(A)に示すようにラプラス分
布に近くなる。これに対し,文字画像に対してDPCM
を施すと,文字画像は白黒の変化が多く,中間的な明度
の変化は少ないので,例えば図11(B)に示すよう
に,ラプラス分布とは全く異なる分布になる。
【0009】このような場合,上記のようにレベル間結
合をラプラス分布に対して最適化したまま固定にしてお
くと,図11(B)に示すような情報源の統計的性質を
持つ文字画像を符号化しようとした場合に,符号化効率
が悪化することとなる。
【0010】本発明は,符号化対象となる情報源の性質
を予測・類推し,その結果を用いて,レベル間結合のパ
ターンを前記予測された性質に合わせて最適化し,あら
ゆる統計的性質を有する情報源に対しても,ほぼ一定の
効率で符号化を可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。本発明では,情報源の符号化を行うと同
時に,その確率分布を近似的に見積り,各グループを分
割したり結合したりすることにより,動的にグルービン
グパターンを更新していく。
【0012】本発明に係る符号装置は,図1(A)に示
すように,符号化対象データを入力し,定められたグル
ーピングパターン情報に従って,符号化対象データがど
のグループに属しているかを示すグループ番号と,グル
ープ内のどの位置にあるかを示すグループ内位置情報と
を生成するグルーピング操作部11を備える。また,グ
ルーピング操作部11によって生成されたグループ番号
をグループ毎に計数し,計数結果により算出されたグル
ープの発生確率に基づいてグループを分割または結合す
ることにより,情報源に対して符号化のエントロピーが
最小化するようにグループを再構成し,その結果のグル
ーピングパターン情報をグルーピング操作部11に通知
するグループ発生計数器12を備える。
【0013】また,本発明に係る復号装置は,図1
(B)に示すように,入力した符号データから得られた
グループ番号とグループ内位置情報とを入力し,符号化
の際と同様に定められたグルーピングパターン情報に従
って,元のデータを復元するデグルーピング操作部13
と,入力した符号データから得られたグループ番号をグ
ループ毎に計数し,計数結果により算出されたグループ
の発生確率に基づいてグループを分割または結合するこ
とにより,情報源に対してエントロピーが最小化するよ
うにグループを再構成し,その結果のグルーピングパタ
ーン情報をデグルーピング操作部13に通知するグルー
プ発生計数器14とを備える。
【0014】
【作用】本発明は,多値情報を2値情報列に変換する際
に用いられるレベルプレーン展開時に,展開後の状態を
縮小するために,変換対象となる情報源の統計的性質を
類推し最適なレベル間結合が行えるように,その結合パ
ターンを動的に変化させ,あらゆる統計的性質を有する
情報源に対してもエントロピーを最小化することができ
るようにしたものである。そのため,本発明では,符号
化もしくは復号化の過程において,符号化済みのデータ
を累積することにより各グループの発生回数を求め,そ
こから各グループの発生確率を計算し,それに基づいて
動的なグループの再構成すなわち動的なレベルプレーン
間結合を行う。
【0015】
【実施例】図2は,本発明の実施例による符号装置のブ
ロック構成図である。図中の矢印は信号の流れを示す。
【0016】DPCM器21は,符号化対象となる情報
源に対して差分符号化を行うものである。ただし,DP
CM器21は必須ではなく,これが省略されたとしても
本発明の符号装置としての構成は可能である。
【0017】グルーピング操作部11は,DPCM化さ
れた符号列について,例えば図10のようにレベル間を
グルーピングし,その符号化対象データがいずれのグル
ープに属しているかを示すグループ番号を生成し,また
グループ内のどの位置にあるかを示すグループ内位置情
報を生成する。グループ発生計数器12は,符号化対象
データの統計分布を予測し,最適なグループを形成する
ための情報をグルーピング操作部11へ送信する。
【0018】エントロピー符号器22は,グルーピング
操作部11によって生成されたグループ番号をエントロ
ピー符号化するものである。また,等長符号器23は,
グルーピング操作部11によって生成されたグループ内
位置情報を等長符号化するものである。
【0019】符号合成器24は,エントロビー符号器2
2および等長符号器23から出力される符号データビッ
ト系列を合成するためのものであって,例えば,エント
ロピー符号器22の出力が“0l0001”,等長符号
器23の出力が“ll0”ならば,符号合成器24の出
力は“0l0001110”となる。
【0020】符号合成器24の出力が,符号データとな
り,図3に示す受信側の復号装置へ送信される。図3
は,本発明の実施例による復号装置のブロック構成図で
ある。図中の矢印は信号の流れを示す。
【0021】符号分離器31は,受信した符号データを
エントロピー符号データ部と等長符号データ部に分離す
るものである。エントロピー復号器32は,エントロピ
ー符号を復号し,グループ番号を復元する。等長復号器
33は,等長符号を復号し,グループ内位置情報を復元
する。
【0022】グループ発生計数器14は,エントロピー
復号されたグループ番号の統計をとり,符号側にて決定
されたグループ分割と同一の分割パターンを復元するも
のである。グループ発生計数器14は,図2に示す符号
装置側のグループ発生計数器12と同様に構成される。
【0023】デグルーピング操作部13は,等長復号器
33から復号された等長符号と,エントロピー復号器3
2から復号されたグループ番号とから元の情報源データ
(または,差分符号化データ)を生成する。
【0024】逆DPCM器34は,差分符号データを元
の情報に復号するものである。前述したように,符号装
置側の構成でDPCM器21が省略されている場合に
は,復号装置側でもこの逆DPCM器34を省略するこ
とが可能である。
【0025】なお,本実施例では,動的なグルーピング
操作の必要条件として,次の2項目の条件を適用してい
る。 (1) グループの変更前後において,グループの総数を一
定とする。 (2) グループの変更操作は送受信(DECODER&E
NCODER)側にて同期動作し,変更のための情報は
一切双方にてやりとりが行われない。
【0026】この(2) 項は符号装置・復号装置間での符
号化テーブルのやりとりを必要としないことを意味し,
これは,本方式の特徴の1つと言える。例えば,現在N
個の情報を符号化済みで今からN+1個目の情報を符号
化(復号化も同様)する場合を考える。ここで,N+1
個目の情報がグループiに所属しており,かつ過去N個
の情報中,グループiに所属していた情報がM個存在し
ていた場合,グループiの発生確率Pi はM/Nとし
て,N+1個目の情報が処理される。その操作自体がグ
ループ発生計数器12(復号装置ではグループ発生計数
器14)にて行われる。
【0027】次に,グルーピング操作のアルゴリズムに
ついて説明する。なお,図2および図3に示すDPCM
器21,逆DPCM器34,エントロピー符号器22,
エントロピー復号器32,等長符号器23,等長復号器
33.符号合成器24,符号分離器31の個々について
は,それぞれ周知の技術で構成されたものであるので,
その個別的な内部の詳しい説明は省略する。
【0028】図4は,本発明の実施例におけるグルーピ
ング操作部およびグループ発生計数器にて行う処理を示
すフローチャートである。まず,図4に示すステップS
11では,処理の実行にあたってグループの初期化を行
う。例えば,256値の情報源を9分割し,分割に際し
ては,2の指数分布に最適化された分割を行う。
【0029】図5は,この初期設定時に採用する9分割
のグルーピング例を示している。値が0に近い部分を小
さな幅で,値が255に近い部分を大きな幅でグルーピ
ングしている。
【0030】次に,ステップS12では,あるグループ
iを分割する際に,分割後のグループi1 ,i2 に元の
グループiの発生確率を割り振る分割予測係数Sの設定
を行う。また,分割・結合を実行するか否かを判定する
分割判定閾値εの設定も行う。
【0031】その後,ステップS13に移り,データ
(ここでは,DPCM後のデータ)を人力し,そのデー
タの所属グループ,グループ内位置情報を識別し(ステ
ップS14),それぞれを2値情報化してエントロピー
符号器22および等長符号器23に出力する(ステップ
S15)。この出力情報に基づいて,エントロピー符号
器22および等長符号器23にて符号化が実行され,そ
れぞれの符号データは符号合成器24にて一元配列され
送信される。
【0032】ステップS16では,グループ毎の発生回
数を累計し,グループ毎の発生確率Pi を算出する。そ
の後,最も大きな発生確率Pi を持つグループiについ
てそのグループを2分割した際に発生するエントロピー
の減少(利得)Gを計算する(ステップS17)。ま
た,上記グループi以外について,2つのグループj,
k(j,k≠i)を結合した際のエントロピーの増加
(損失)Lを計算する(ステップS18)。この時,最
も小さいL(minL)となるグループj,kを記憶し
ておく。
【0033】以上の利得Gおよび損失Lにより,ステッ
プS19において,グループ再構成(分割・結合)を行
うかどうかの判定を行う。そして,G−minL≧εの
とき,分割・結合を実行するため,ステップS20へ進
む。そうでないとき,ステップS21へ進む。
【0034】分割・結合を実行すると判定された場合,
ステップS20によって新たなグループを編成する。そ
の時のグループiをグループii ,i2 に2等分割し,
グループj,kを結合する。分割されたグループii
2 には,それぞれPi SとPi (1−S)の発生確率
を与える。今後それぞれの発生確率をもとに同様な処理
が継続される。また,結合されたグループjkにはPj
+Pk の発生確率を与える。
【0035】その後,符号化すべきデータが存在するか
どうかの判定を行う(ステップS21)。存在すれば,
ステップS13へ戻り,再びデータの入力を行い,上記
と同様な処理を行う。もし,存在しなければ,エントロ
ピー符号器22に対してデータの終了を通知する。
【0036】以上,符号装置におけるグルーピング操作
部およびグループ発生計数器にて行う処理を説明した
が,復号装置におけるグルーピングパターンの変更につ
いても全く同様の処理ロジックが用いられる。
【0037】以上のグループ分割操作および結合操作の
理論的背景について説明する。 〔グループ分割操作の理論的背景〕今,グループG
i (i=0,1,…,n−1)のうちのいずれか一つの
グループGM を2等分割することとする。この操作によ
ってエントロピーが低下することになるが,その量は以
下のとおりである。グループGM の発生確率をPM ,グ
ループの大きさをMM とする。
【0038】グループGM の持つエントロピーHは, H=−PM log PM +PM log MM グループGM の2等分割により新たに発生したグループ
M1,GM2について,それぞれのグループの発生確率が
S:(1−S)となったとすると,分割後のエントロピ
ーHh は, Hh =−PM Slog PM S−PM (1−S)log P
M (1−S)+PM S log(MM /2)+PM (1−
S) log(MM /2) 分割操作より低下したエントロピーの総量Gは, G=H−Hh=PM {(1−S)log (1−S)+Slog
S+log 2} となり,Gの取り得る範囲は, 0≦G≦PM log 2 となる。
【0039】G=0となるのはS=1−Sのときであ
り,G=PM log 2となるのはS=1のときである。以
上のことから,分割操作による利得(エントロピーの低
下)は,2等分割後のそれぞれのグループの発生確率比
に依存することとなるが,最大の利得を得るには,最大
のPi を持つGi を分割することが望ましいこととな
る。
【0040】〔グループ結合操作の理論的背景〕グルー
プGj とGk とを結合し,新たなグループGc を形成す
る場合について考える。当然,グループ同士を結合する
ことにより,エントロピーが増加することが考えられ
る。これは,結合操作における損失と考えることがで
き,この損失を最小化する2つのグループ同士を結合す
ることが理想的な結合操作である。
【0041】以下で,結合操作によるエントロピーの変
化量を計算する。結合前のグループGj とGk の持つエ
ントロピーの和は, H=−(Pj log Pj +Pk log Pk )+Pj log Mj
+Pk log Mk 結合後のグループGc の持つエントロピーHc は, Hc =−(Pj +Pk )log (Pj +Pk )+(Pj
k )log (Mj +Mk ) である。
【0042】結合操作による損失(エントロピー増加)
Lは, L=−Pj log (1+Pk /Pj )−Pk log (1+P
j /Pk )+Pj log (1+Mk /Mj )+Pk log
(1+Mj /Mk ) 損失Lは,Pk /Pj =Mk /Mj のとき0となる。
【0043】〔シミュレーションの結果〕図4で説明し
た処理において,分割予測係数SをS=0.3とし,分
割判定閾値εをε=0とし,結合を行うグループj,k
はそれぞれ隣接するグループ同士に限定し,シミレーシ
ョンを行った結果を以下に示す。また,結合操作を行う
時の損失Lの計算をマイクロプロセッサ等でも容易に実
現可能なように,その計算中のlogarithmの計
算部分を,マクローリン展開による次のような近似演算
式に書き直すこととする。
【0044】log(1+x)≒x−x2 /2+x3
3−x4 /4 もし,xが2の巾乗和で表現されているならば,利得
G,損失Lの計算は,シフト演算と加減算により実行が
可能である。
【0045】本実施例では,対象となる情報源として,
SIDBA標準画像(GIRL,MOON,AERIA
L,COUPLE)およびCCITT標準画像を8bi
t量子化したものを使用する。各レベルプレーンをグル
ーピングし,9グループに分割している。図5は初期状
態のグルーピングの様子を示す。また,DPCMとして
図6に示すように,真上の画素を参照画素としたDPC
Mを行う。エントロピー符号化としては,算術符号化を
適用することとし(ただし,簡単のためスタッフビット
の挿入は省略している),その際に真上に位置する参照
画素の差分値を5状態に分割したもので条件付けを行っ
たマルコフモデリングを行う。
【0046】比較対象として,プレーン結合を行わない
場合,JPEG−SPATIAL方式と同等なプレーン
結合を行う固定結合方式およびビットプレーン方式の符
号結果も求めた。
【0047】(a) 自然画像の符号化の例 使用モデルは,以下のとおりである。 (i)前処理:サンプル画像(256×256画素,8
bit/sample)を予測符号器にかけ,その結果得られた予
測誤差値を算術符号化対象とする。
【0048】(ii)条件付け:図7(A)に示す要領で
5状態に分割し条件付けを行う。 (iii)パターンの更新:プレーン結合パターンの更新
は,各条件付け状態のそれぞれについて独立に行うこと
とし,それぞれの状態が128回発生するたびに行うよ
うに制御する。
【0049】この自然画像の符号化のシミュレーション
結果は,図8(A)に示すようになった。この結果から
明らかなように,各方式の符号長は自然画像ではほぼ同
様になっている。しかし,プレーン結合を行わない場合
(純粋なレベルプレーン展開の場合)には,エントロピ
ー符号化時に計算が必要となる状態数が256×5状態
であるのに対し,グルーピングを行う方式でのエントロ
ピー符号化時は9×5状態の計算で済み,符号化時の処
理を大幅に簡易化することができる。
【0050】(b) 文字画像の符号化の例 使用モデルは,以下のとおりである。 (i)前処理:サンプル画像(840×1188画素,
8bit/sample)を予測符号器にかけ,その結果得られた
予測誤差値を算術符号化対象とする。
【0051】(ii)条件付け:図7(A)に示す要領で
5状態に分割し条件付けを行う。 (iii)パターンの更新:プレーン結合パターンの更新
は,各条件付け状態のそれぞれについて独立に行うこと
とし,それぞれの状態が128回発生するたびに行うよ
うに制御する。
【0052】この文字画像の符号化のシミュレーション
結果は,図8(B)に示すようになった。この文字画像
の符号化のシミュレーション結果について考察すると,
文字画像の場合,自然画像と異なり,その分布は指数分
布とは大きく異なったものとなる。そのため,の固定
結合方式やのビットプレーン方式は,のプレーン結
合なしの場合に比べて符号長が2倍以上増加する結果と
なっている。
【0053】しかし,本発明を用いたの方式の場合,
任意の確率分布に対して適応的に最適なレベル分割を行
うため,プレーン結合を行わない場合に比べても符号長
の増加はわずか数%にとどまっている。この結果は本発
明方式が当初の目的のとおり適切な動作を行っているこ
との証明となっている。
【0054】一般に,画像の符号化を行う場合,その統
計的性質は千差万別であり,必ずしも指数分布に従わな
い場合が多いため,本発明方式は,そのような問題点を
解決するために有効な手段となっていると考えられる。
【0055】(c) 予測符号器のない場合の自然画像の符
号化の例 使用モデルは,以下のとおりである。 (i)前処理:予測符号化は行わない。よって,画像デ
ータそのものが,算術符号化対象となる。
【0056】(ii)条件付け:図7(B)に示す要領で
5状態に分割し条件付けを行う。 (iii)パターンの更新:プレーン結合パターンの更新
は,各条件付け状態のそれぞれについて独立に行うこと
とし,それぞれの状態が128回発生するたびに行うよ
うに制御する。
【0057】前述した(a) のシミュレーションでは,算
術符号器の前段に予測符号器が設けられていた。ここで
は,予測符号器がない場合の符号長について考察する。
この予測符号器がない場合の自然画像の符号化のシミュ
レーション結果は,図9に示すようになった。
【0058】予測符号器を削除することにより,画像本
来の統計的性質に対して,本発明方式がどれだけ有効に
機能するかの評価ができる。この場合,前述した例とは
また少し異なった統計的性質に対して評価を行っている
といえる。図9に示す結果から明らかなように,ここで
も本発明方式の方が固定結合方式,ビットプレーン方式
を凌ぐ結果となっている。もちろん,符号効率の改善を
求めるのであれば,やはり予測符号器を挿入することが
望ましいが,符号器の構成を簡略化するために予測符号
器を削除したとしても,本発明方式を用いた算術符号器
単体で,それなりのパフォーマンスが維持できている。
【0059】
【発明の効果】以上の説明およびシミュレーション結果
から明らかなように,本発明によれば,自然画像と文字
画像という両極端の性質をもつ画像に対して,SPAT
IAL符号化を行った場合にも,レベルプレーン化によ
る多値から2値への変換とほぼ同等な符号化効率を得る
ことが可能である。それにもかかわらず,エントロピー
符号化対象となる状態数は,上記の例の場合,256状
態から9状態に大幅に減少させることが可能であり,こ
れは,符号化時の処理を大幅に簡易化(よって処理スピ
ードも大幅に向上)することを意味する。特に,多重マ
ルコフモデリングに基づいてエントロピー符号化を行う
場合,その効果は顕著であり,より実用的かつ符号化対
象となる情報源に依存しない符号化器の実現に大きく寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の実施例による符号装置のブロック構成
図である。
【図3】本発明の実施例による復号装置のブロック構成
図である。
【図4】本発明の実施例の処理フローチャートである。
【図5】初期設定時に用いる9分割のグルーピング例を
示す図である。
【図6】参照画素と符号化画素の例を示す図である。
【図7】シミュレーションで用いた条件付け状態の種類
を示す図である。
【図8】本発明と他の方式との比較のためのシミュレー
ション結果の例を示す図である。
【図9】本発明と他の方式との比較のためのシミュレー
ション結果の例を示す図である。
【図10】レベルプレーン間の結合の例を説明する図で
ある。
【図11】情報源の統計的性質を説明する図である。
【符号の説明】
11 グルーピング操作部 12 グループ発生計数器 13 デグルーピング操作部 14 グループ発生計数器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−100574(JP,A) 特開 昭61−186074(JP,A) 特開 昭61−189775(JP,A) 特開 昭63−296564(JP,A) 特開 平2−256383(JP,A) A.Gersho,R.M.Gra y,Chaptor6 Scalar Quantization II:Op timality and Desig n,VECTOR QUANTIZAT ION AND SIGNAL COM PRESSION,米国,KLUWER ACADEMIC PUBLISHE RS,pp173−198 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/40 H04N 1/41 H04N 7/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値情報を2値情報に変換する際にレベ
    ルプレーン展開法を用いる符号化方法において,符号化
    対象データを入力する過程と,入力した符号化対象デー
    タについて,レベルプレーンのグルーピングパターン情
    報に従って所属グループとグループ内位置情報を識別
    し,グループ番号とグループ内位置情報を出力する過程
    と,グループ毎の発生回数を累計し,発生確率を算出す
    る過程と,グループ毎の発生確率に基づいてグループを
    分割または結合することにより,グループを再構成する
    過程とを有し,レベル間結合の結合パターンを動的に変
    化させ,エントロピーを最小化する符号化を行うことを
    特徴とするレベルプレーン展開法を用いる符号化方法。
  2. 【請求項2】 多値情報を2値情報に変換する際にレベ
    ルプレーン展開法を用いる符号化を行う符号装置におい
    て,符号化対象データを入力し,定められたグルーピン
    グパターン情報に従って,符号化対象データがどのグル
    ープに属しているかを示すグループ番号と,グループ内
    のどの位置にあるかを示すグループ内位置情報とを生成
    するグルーピング操作手段と,前記グルーピング操作手
    段によって生成されたグループ番号をそれぞれ計数し,
    計数結果により算出されたグループの発生確率に基づい
    てグループを分割または結合することにより,情報源に
    対して符号化のエントロピーが最小化するようにグルー
    プを再構成し,その結果のグルーピングパターン情報を
    前記グルーピング操作手段に通知するグループ発生計数
    手段とを備えたことを特徴とする符号装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の符号装置において,前記
    グルーピング操作手段によって生成されたグループ番号
    をエントロピー符号化するエントロピー符号器と,前記
    グルーピング操作手段によって生成されたグループ内位
    置情報を等長符号化する等長符号器と,前記エントロピ
    ー符号器の出力と前記等長符号器の出力とを合成し,符
    号データとする符号合成器とを備えたことを特徴とする
    符号装置。
  4. 【請求項4】 多値情報を2値情報に変換する際にレベ
    ルプレーン展開法を用いて符号化されたデータを復号す
    る復号装置において,入力した符号データから得られた
    グループ番号とグループ内位置情報とを入力し,符号化
    の際と同様に定められたグルーピングパターン情報に従
    って,元のデータを復元するデグルーピング操作手段
    と,入力した符号データから得られたグループ番号をそ
    れぞれ計数し,計数結果により算出されたグループの発
    生確率に基づいてグループを分割または結合することに
    より,情報源に対してエントロピーが最小化するように
    グループを再構成し,その結果のグルーピングパターン
    情報を前記デグルーピング操作手段に通知するグループ
    発生計数手段とを備えたことを特徴とする復号装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の復号装置において,入力
    した符号データをエントロピー符号データ部と等長符号
    データ部とに分離する符号分離器と,分離されたエント
    ロピー符号データ部からグループ番号を復元し,前記デ
    グルーピング操作手段および前記グループ発生計数手段
    へ出力するエントロピー復号器と,分離された等長符号
    データ部からグループ内位置情報を復元し,前記デグル
    ーピング操作手段へ出力する等長復号器とを備えたこと
    を特徴とする復号装置。
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