JP3102369U - 自転車の用途別積載装置用バスケット - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転中の前車輪と周囲の障害物や道路上の停止線などとの距離を極力目視確認することができ、風圧によるハンドルの操作性を損なうことを極力減じると共に、荷振れや荷の転倒などの発生を極力減じて、安心安全な走行を極力阻害せず、一般用自転車の使用目的に極力適応する形状をもった積載装置用バスケットを提供する。
【解決手段】 平面形状の短辺または短径を1とした時、長辺または長径を1以上の寸法比として、且つ短辺又は短径の寸法に0.02m〜0.17mの限定範囲を設けて、自転車本体に装備された従来のフロントバスケット1の幅寸法を縮小したフロントバスケット7と、同じく奥行寸法を縮小したフロントバスケット11や、後車輪の左右の両側面部に装備するリアバスケット9及び10のように、バスケット本体の形状を使用目的に応じて任意に展開して課題に対応する。
【選択図】 図3
【解決手段】 平面形状の短辺または短径を1とした時、長辺または長径を1以上の寸法比として、且つ短辺又は短径の寸法に0.02m〜0.17mの限定範囲を設けて、自転車本体に装備された従来のフロントバスケット1の幅寸法を縮小したフロントバスケット7と、同じく奥行寸法を縮小したフロントバスケット11や、後車輪の左右の両側面部に装備するリアバスケット9及び10のように、バスケット本体の形状を使用目的に応じて任意に展開して課題に対応する。
【選択図】 図3
Description
本考案は、一般用自転車の積載装置用バスケットの形状変更に関するものである。
従来、一般用自転車の積載装置用バスケットについては、JIS規格による積載装置に対する望ましい許容質量としての積載荷重の規定があり、現在市場に提供されているフロントバスケットの仕様の状況を診ると、大凡の形状として幅寸法0.3m〜0.45m、奥行寸法0.24m〜0.4m、高さ寸法0.2m〜0.28mのものであり、重量は大凡0.5kg〜1.2kgのものが提供されている。
国内において通勤通学用および買い物用自転車、又はレジャー用およびサイクルスポーツ用自転車などの積載装置として、自転車の使用目的に関わらず、大凡同様の形状のものが提供され且つ使用されている。
このような形状のバスケットは、自転車規格に規定されている車幅0.6m以下および車体長1,9m以下の範囲内に於いて、ハンドルステムに装備された取付金具と立てパイプに固定するリアキャリアに装備された取付金具に、バスケットの背部取付金具および底部取付金具をそれぞれに接合させて、自転車の車体に固定装備されている。
フロントバスケットは、操縦部のハンドルステムに固定されて、ハンドルバーの前方で且つ前車輪上方の位置に装備される。ハンドルステムは、ハンドルバーの操作による左右旋回運動に同調して同軸の回転運動を行い、前車輪を支持する前ホークと連結され、ハンドルバーの左右旋回運動を前車輪に伝える機能を備える。そのために、フロントバスケットはハンドルバーの旋回方向及び前車輪の方向と常に同方向の旋回角度を示す積載装置である。
この様なバスケットに積載される荷物は、通勤時や通学時において鞄やバッグ類および資料袋などであり、また買い物時およびレジャーにおいては、野菜をはじめとして多種多様な形や容積をもつ食品商品類の運搬や、資材類を運搬するために使用されている。
このようなフロントバスケットを装備した一般用自転車の走行中において、運転者より前方視界を見たとき、進行方向の障害物や道路交差点の停止線と前車輪との距離の把握を行う場合に、フロントバスケットの形状や、積載される荷物の形状および量によって視界が遮覆され、前車輪と障害物および前車輪と停止線との距離の把握を、目視確認により完全に行うことができないという問題がある。
これはまた、フロントバスケットの方向がハンドルバーの角度と常に同方向を示す構造であり、特に安全面の注意を必要とする曲がり角においても、同様の視界不足の状況を形成する機構であるためである。このように安全走行を妨げる素因を内包するバスケットの形状を、安全走行のための視界の確保を目的とした観点から改善を行うべき注視点と考察する。
また自転車の先端部に位置するフロントバスケットは、自転車の走行中に於いて常に前方からの風圧を受けており、これは所謂ハンドルをとられるなどのハンドルの正常な操作を妨げて走行に支障を生じさせて、安全で安定な走行を妨害する大きな素因である。
このフロントバスケットが受ける風圧の度合いは、フロントバスケットの前面部の風を受ける面積が広いほど大きく、且つ自転車の走行に係る速度が高いほど相乗して増大し、これに気象風力による横方向からの風圧が加わると、積載荷物の容積または重量およびフロントバスケットの側面部の面積とハンドルステムとの距離の積で構成する負荷モーメントを増幅して、ハンドルバーの操作に著しい抵抗力を生じさせ、進路の調整を妨げる状況となり、ひいては周囲の人および設備や交通車輌に支障を及ぼす可能性を内包する。このことは、バスケットおよび積載物の仕様が風圧を形成する重要な素因であり、風圧低減への対策上の注視点でもある。
またこのようなバスケットの形状と自転車の使用目的との状況を診ると、概して同じ形状および容量のものが、異なる使用目的をもつ自転車に設置されている状況にある。一般用自転車は、使用目的によって4種類に分類されている。各種サイクルスポーツやレジャー用として長距離および快速走行を行うスポーツ車や、日常の交通手段やレジャー用として中距離および中速走行を行うシティ車、および運搬を主な使用目的とする短距離及び低速走行を行う実用車、そして日常の遊戯や交通手段に使用する高学年対応の子供車用などである。
このような機種に、運搬を主な使用目的とする短距離および低速走行を行う実用車用に適応されるべき形状と容積の仕様をもつバスケットが装着されていることであり、この状態は国内のほぼ全域で観られる状況である。これは自転車本体が使用目的に応じて分類されているにもかかわらず、附帯する積載装置用バスケットの仕様が、夫々の車体の機能に適応されていないことである。
本来、自転車の走行速度の能力が高くなるほど不安全要素が増加することから、荷物の量および容積や重量は、必要最小限のものを携帯することが適正な状況である。それらの形状の荷物が大きい容積のバスケットの中に積載されたとき、荷物とバスケットの容積の差によって生じる空隙が、走行中の車体の振動による荷振れや荷物の転倒および荷物の破損を誘発し、且つハンドルの操作性や安定走行性を妨げる要因となる。
更にはそのことに運転者が気をとられて、信号燈の確認不足および障害物への衝突などを誘発して、安全かつ安定な走行を阻害する大きな素因となる。したがってバスケットと荷物の容積の差によって形成される空隙を極力減じることが、これらの荷物に係る課題を減ずる対策の注視点と考察する。また上記に前述した諸課題を総括的に解決する重要な注視点であると結論する。
そこで、この考案の課題は、運転中の前車輪と周囲の障害物や道路上の停止線との距離を極力目視確認することができ、受ける風圧によってハンドルをとられることを極力減じることができると共に、荷振れや荷の転倒の発生を極力減じることにより、安定した安全な走行を極力阻害しない一般用自転車の積載装置用バスケットを提供することである。
上記の課題を改善するために、この考案は、バスケットの平面形状を形成する短辺又は平面形状が円形のときの短径の最大寸法値を1としたとき、長片又は平面形状が円形のときの長径の最大寸法値が1以上であるような寸法比を満足し、且つ短辺又は平面形状が円形のときの短径の寸法値を0.02m以上0.17mの限定範囲を設けた構成を採用し、極力積載貨物との空隙を少なく出来る内容積を備えた積載装置用バスケットを提供する。
本考案による限定した寸法の範囲を構成するバスケットにおいて、長辺または平面形状が円形のときの長径が、前車輪と平行に在るときの最大寸法値は、自転車規定の車体長1.9mの範囲内に収まる寸法になければならないが、そのときの短辺または平面形状が円形のときの短径の最大寸法値を、本考案により0.17m以下に限定することで、前車輪の左右両側の夫々の視界を車輪の側近へ拡張することができる。
また長辺および長径がハンドルバーと平行に在るとき、その最大寸法値は自転車規定の車幅長0.6mの範囲内に収まる寸法になければならないが、そのときの短辺または短径の最大寸法値を本考案により0.1m以下に限定することで、前車輪最先端部の目視確認が可能となり、障害物との距離を常に目視判断できる状況を確保することができる。
本考案によるバスケットは、金属線材を使用したフレームに金属線材や金網および樹脂網や一部に布を張設し、または柵状に張設することができる構造とし、スポーツ車において10kg、シテイ車は15kg、実用車が30kg、子供車は5kgという積載荷重を満足できる強度を保持して、JIS規格における規定を遵守する機能をもつものとする。
なお、本考案によるバスケット本体を一般用自転車の本体に取付ける位置については、取付金具を当該バスケットの背面部や側面部および底面部に装備することにより、自転車のハンドルステムやバスケットステー及び立てパイプに固定されたリアキャリアなどに装着された取付金具と接合することによって、ハンドルバーの前方且つ前車輪の上部および後車輪の上部および後車輪の両側面部などに取付けることができるものとする。
この考案により、従来のバスケットの形状を構成する幅寸法および奥行寸法を改変して従来の形状によって遮られていた運転者の視界を拡大し、走行中の危険要因を削減して、安全性を極力高めると共に、積載容積および積載位置を改変して、ハンドルバーへの負荷モーメントを削減させ、かつ積載重量による負荷を分散させて、自転車本体の負荷バランスを安定化させるという物理的な改善を行ない、交通車輌類において最も弱者と称すべき自転車に係る安全性と安定性および操作性などの付加価値を高める効果を得ることができる。
また本考案は、上記の図示例を基にして、用途性および美観性または嗜好性や機能性等を求めて、様々な形状に展開する可能性を内包している。それらの形状のバスケットが提供されることは、すなはち利用者への選択肢の発生と拡充が図られ、自転車に関する新しい価値観が創成付加される。
このことは利用者の拡大を誘引することによる普及台数の増加を導き、地球環境対策に寄与する大きな素因となる。またバスケットの平面形状つまり開口部の形状を狭少化且つ多様化できることから、昨今一般用自転車の走行中における盗難犯罪の防犯対策として、効果を得る可能性を内包することも付加できる。
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
図面1のように、従来のフロントバスケット1は、自転車本体のハンドルステム2に固定された取付金具と、前ホークエンド3に固定されたバスケットステー4によって、ハンドルバー5の前方および前車輪6の上方部に位置するように装備されている。
図面2は、本考案によって従来のフロントバスケット1の幅寸法部分を縮小したフロントバスケット7を、従来のフロントバスケット1と同様の構成で自転車本体に装備した状態である。この方法により、従来のフロントバスケット1と比較すると、前車輪6の左右両側の視界を前車輪6に近い部分まで確保することができる。
また同時に、バスケット前面部12の面積を削減して、風圧量を減少できる。さらに従来のフロントバスケット1の内容積を縮小して、荷物の絶対量を減量化し、ハンドルバー5の操作に係る積載重量の負荷モーメントが減少して、ハンドルバー5の操作性を高めることができる。
図面3は、従来のフロントバスケット1の幅寸法を縮小したフロントバスケット7に加えて、リアキャリア8の両側部にリアバスケット9および10を装備した状態である。この方法により、図面2の方法によって削減した従来のフロントバスケット1の内容積を、リアバスケット9および10の内容積の和で補填することができる。また同時に、従来の積載重量のバランスを前車輪6および後車輪13に分散できることから、安定走行性および操作性を含めて、課題の総括的な改善が可能となる。
図面4は、従来のフロントバスケット1の奥行寸法を縮小したフロントバスケット11を装備した状態である。この方法により、従来のフロントバスケット1の形状によって遮覆されていた前車輪6の前方直近の視界を確保することができる。この視界は、運転者の体格と姿勢による視角及びバスケットの奥行寸法等によって形成されるが、概して奥行寸法を短縮することによる効果が大きいと考察する。
この結果、前車輪6の最先端部が目視確認可能となり、前方障害物等との距離を目視判断して、不安全事態を未然に回避する精度が向上し、安全性を高めることができる。同時に、奥行寸法を短縮することにより、内容積の削減による荷物の絶対量を減少させ、積載位置とハンドルステム2の距離を短縮させ、ハンドルバー5の旋回操作に係る負荷モーメントを総括的に改善して操作性を高めることができる。なお短縮された奥行寸法に対応して、前ホークにショートバスケットステー14を固定装備する。
1 従来のフロントバスケット
2 ハンドルステム
3 前ホークエンド
4 バスケットステー
5 ハンドルバー
6 前車輪
7 従来のフロントバスケットの幅寸法を縮小したフロントバスケット
8 リアキャリア
9 リアバスケット右側用
10 リアバスケット左側用
11 従来のフロントバスケットの奥行寸法を縮小したフロントバスケット
12 バスケット前面部
13 後車輪
14 ショートバスケットステー
2 ハンドルステム
3 前ホークエンド
4 バスケットステー
5 ハンドルバー
6 前車輪
7 従来のフロントバスケットの幅寸法を縮小したフロントバスケット
8 リアキャリア
9 リアバスケット右側用
10 リアバスケット左側用
11 従来のフロントバスケットの奥行寸法を縮小したフロントバスケット
12 バスケット前面部
13 後車輪
14 ショートバスケットステー
Claims (1)
- 一般用自転車の積載装置用バスケットにおいて、取付金具によってハンドルステムとバスケットステーまたはリアキャリアに固定装備されるフロントバスケットとリアバスケットの平面形状を形成する幅寸法が0.02m以上0.17m以下であること、または奥行寸法が0.02m以上0.17m以下の寸法範囲であることを特徴とする積載装置用バスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003273654U JP3102369U (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 自転車の用途別積載装置用バスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003273654U JP3102369U (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 自転車の用途別積載装置用バスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3102369U true JP3102369U (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=43255915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003273654U Expired - Fee Related JP3102369U (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 自転車の用途別積載装置用バスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3102369U (ja) |
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2003
- 2003-12-18 JP JP2003273654U patent/JP3102369U/ja not_active Expired - Fee Related
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