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JP3191191B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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Publication number
JP3191191B2
JP3191191B2 JP09809293A JP9809293A JP3191191B2 JP 3191191 B2 JP3191191 B2 JP 3191191B2 JP 09809293 A JP09809293 A JP 09809293A JP 9809293 A JP9809293 A JP 9809293A JP 3191191 B2 JP3191191 B2 JP 3191191B2
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JP
Japan
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group
silver halide
halide photographic
ring
photographic material
Prior art date
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JP09809293A
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雅人 西関
保彦 川島
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPH06308655A publication Critical patent/JPH06308655A/ja
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Publication of JP3191191B2 publication Critical patent/JP3191191B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、更に詳しくは、特定の化合物で写真構成層が
硬膜されたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、感光材料という。)は、例えばハロゲン化銀乳剤
層、中間層、保護層、フィルター層、下引層、ハレーシ
ョン防止層、紫外線吸収層、帯電防止層、裏引層等、種
々の写真構成層をガラス、紙、合成樹脂フィルムの如き
支持体上に設層して成るものである。
【0003】これら写真構成層は、親水性ポリマー又は
/及び水分散性ポリマーから成る水性塗布液を塗設した
ものであるから、そのままでは機械的強度が弱い。例え
ば、ゼラチン膜は融点が低く、過度に水膨潤性である。
また、ラテックス膜は支持体との接着が著しく悪く、剥
がれ易いなどの欠点がある。
【0004】このため「硬膜剤」と呼ばれる化合物を写
真構成層に添加してその機械的強度を向上させることが
知られている。例えばホルムアルデヒド、グルタルアル
デヒドの如きアルデヒド系化合物、米国特許2,732,303
号、同3,288,775号、同3,951,940号、英国特許974,723
号、同1,167,207号等に記載されている反応性ハロゲン
原子を有する化合物、ジアセチル、シクロペンタジオン
の如きケトン化合物、ビス(2-クロロエチル)尿素、2-ヒ
ドロキシ-4,6-ジクロロ-1,3,5-トリアジン、ジビニルス
ルホン、5-アセチル-1,3-ジアクリロイルヘキサヒドロ-
1,3,5-トリアジン、米国特許3,232,763号、同3,635,718
号、英国特許994,809号等に記載の反応性オレフィンを
有する化合物、米国特許3,539,644号、同3,642,486号、
特公昭49-13563号、同53-47271号、同56-48860号、特開
昭53-57257号、同61-128240号、同62-4275号、同63-535
41、同63-264572号等に記載のビニルスルホニル化合
物、N-ヒドロキシメチルフタルイミド、米国特許2,732,
316号、同2,586,168号等に記載のN-メチロール化合物、
米国特許3,103,437号等に記載のイソシアネート類、米
国特許2,983,611号、同3,107,280号等に記載のアジリジ
ン系化合物、米国特許2,725,294号、同2,725,295号等に
記載の酸誘導体類、米国特許3,100,704号等に記載のカ
ルボジイミド系化合物、米国特許3,091,537号等に記載
のエポキシ系化合物、米国特許3,321,313号、同3,543,2
92号等に記載のイソオキサゾール系化合物、ムコクロル
酸のようなハロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒドロ
キシジオキサン、ジクロロジオキサン等のジオキサン誘
導体等の有機硬膜剤およびクロム明ばん、硫酸ジルコニ
ウム、三塩化クロム等の無機硬膜剤である。
【0005】しかしながら、これら公知の硬膜剤は、感
光材料に用いられた場合、硬化作用が充分でないもの、
ゼラチンに対する硬化反応が緩慢なために起こる「後硬
膜」と称する硬化作用の長期経時変化があるもの、感光
材料の性能に悪影響(特にカブリの増大、感度または最
大濃度の低下、階調の軟調化など)を及ぼすもの、共存
する他の写真用添加剤によって硬化作用を失ったり、他
の写真用添加剤(例えば内式カラー乳剤中のカプラー)
の効力を減じたり汚染を生じたりするもの等、いずれも
何等かの欠点を持っていた。
【0006】ゼラチンに対する硬化作用が比較的速く、
後硬膜の少ない硬膜剤としては、特開昭50-38540号に記
載のジヒドロキノリン骨格を有する化合物、特開昭51-5
9625号、同62-262854号、同62-264044号、同63-184741
号に記載のN-カルバモイルピリジニウム塩類、特公昭55
-38655号に記載のアシルイミダゾール類、特公昭53-220
89号に記載のN-アシルオキシイミノ基を分子内に2個以
上含有する化合物、特開昭52-93470号に記載のN-スルホ
ニルオキシイミド基を有する化合物、特開昭58-113929
号に記載のリン-ハロゲン結合を有する化合物、特開昭6
0-225148号、同61-240236号、同63-41580号に記載のク
ロロホルムアミジニウム化合物等が知られている。
【0007】これらの硬膜剤は硬化作用が速く、従って
後硬膜が少ないという特徴を有している。しかしながら
これらの硬膜剤は写真特性に影響を与えるものが多かっ
たり、ゼラチンの硬化反応が速いと共に水によって分解
される副反応も速いためゼラチンの水溶液を用いる一般
的な写真感光材料の製造方法では硬膜剤の有効使用効率
がきわめて低く、充分な硬膜度を持つゼラチン膜を得る
ためには、大量の硬膜剤を使用しなければならないとい
う欠点を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、第1に写真特性に何らの悪影響を与えることなく充
分な硬膜度を達成する新規な硬膜剤によって硬膜された
写真感光材料を提供することにある。
【0009】第2に迅速な硬化作用で、後硬膜のない硬
膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供することに
ある。
【0010】第3にゼラチン中の反応性残基に対し、高
い選択性を持って反応し、効率よくゼラチンを硬化させ
る硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、支持体
上に少なくとも1層の親水性コロイド層を有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、該親水性コロイド層の少
なくとも1層が、下記一般式〔I〕、一般式〔II〕又は
一般式〔III〕で表される化合物の少なくとも1種で硬
膜されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料によって達成される。
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】R1及びR4は好ましくは水素原子、炭素数
1〜10のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、エチルヘキシル基など)、炭素数6〜20のアリ
ール基(例えばフェニル基、ナフチル基など)、炭素数
2〜10アルケニル基(例えばビニル基、プロペニル基な
ど)、R7O−、(R8)(R9)>N−、(R10)(R11)>C=N−
又はR12S−である。
【0016】R7,R8,R9,R10,R11,R12は好ま
しくは炭素数1〜10のアルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、プロピル基など)、炭素数6〜20のアリール基
(例えばフェニル基、ナフチル基など)、炭素数2〜10
アルケニル基(例えばビニル基、プロペニル基など)で
ある。R8,R9が互いに結合して含窒素複素環を形成す
るものも好ましい。その様な複素環の例としては、ピロ
リジン環、ピペリジン環、モルホリン環などが挙げられ
る。R10,R11が互いに結合して環を形成する例として
は、シクロヘキサン環、シクロペンタン環などが挙げら
れる。
【0017】R1及びR4はさらに置換されていてもよ
く、置換基の例としては、アルキル基(例えばメチル
基、エチル基など)、アリール基(例えばフェニル基、
ナフチル基など)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基など)、アリールオキシ基(例えばフェノキ
シ基、ナフトキシ基など)、アシル基(例えばアセチル
基、プロピオニル基など)、N,N-ジ置換アミノ基、カル
バモイル基、スルファモイル基、スルホ基などが挙げら
れる。好ましくはアルコキシ基、スルホ基である。
【0018】R2,R5及びR17は好ましくは炭素数1〜
10のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル
基など)、炭素数6〜20のアリール基(例えばフェニル
基、ナフチル基など)、炭素数2〜10アルケニル基(例
えばビニル基、プロペニル基など)である。R2,R5
びR17は置換されていてもよい。置換基の例としてはR
1の置換基として挙げたものと同じものを挙げることが
できる。
【0019】R2とR5が結合し、J1,L1,J2および
2つの窒素原子とともに、環を形成してもよい。又、R
2とJ1あるいはR5とJ2が結合して窒素原子とともに環
を形成してもよい。
【0020】R1とR2又はR4とR5が結合して窒素原子
とともに含窒素複素環を形成することも好ましい。好ま
しい例としては、ピリジン環、ピリミジン環、キノリン
環、イソキノリン環、オキサゾール環、ベンズオキサゾ
ール環、オキサゾリン環、イミダゾール環、ベンズイミ
ダゾール環、イミダゾリン環、チアゾール環、ベンゾチ
アゾール環、チアゾリン環が挙げられる。特に好ましい
のはピリジン環、キノリン環、イソキノリン環である。
【0021】R3,R6,R13,R14,R15,R16
18,R19及びR20はそれぞれ独立に置換基を表す。置
換基としては、例えばハロゲン原子(弗素、塩素等)、
アルキル基(メチル、エチル、プロピル等)、アリール
基(フェニル、ナフチル等)、複素環基(ピリジル、ピ
ペリジル等)、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ
等)、アリールオキシ基(フェノキシ、ナフトキシ
等)、ヒドロキシアルキル基(ヒドロキシメチル、ヒド
ロキシエチル等)、アシル基(アセチル、プロピオニ
ル、ベンゾイル等)、無置換アミノ基、置換アミノ基
(メチルアミノ、エチルアミノ等)、N,N-ジ置換アミノ
基(ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等の他、ピリジノ
ピペリジノ、モルホリノ等の環状アミノ基も含む)、カ
ルバモイル基、スルファモイル基、スルホ基、−NH−SO
3 -基、−O−SO3 -基等が挙げられる。又、R21−CO2−R22
−,R21−OCO−R22−,R21−CON(R23)−R22−,R21−N
(R23)CO−R22−,R21−SO2−R22−,R21−SO2N(R23)−R
22−,R21−N(R23)SO2−R22−で表される基も置換基の
例として挙げられる。ここでR24はアルキル基又はアリ
ール基を表し、R22は単結合、アルキレン基又はアラル
キレン基を表す。R23は水素原子、アルキル基又はアラ
ルキル基を表す。
【0022】これらの置換基はさらに置換されていても
よい。置換基の例としては、アルキル基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アシル基、N,N-ジ置換アミノ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、スルホ基、−
NH−SO3 -基、−O−SO3 -基等が挙げられる。又、R24−CO
2−,R24−OCO−,R24−CON(R25)−,R24−N(R25)CO
−,R24−SO2−,R24−SO2N(R25)−,R24−N(R25)SO2
で表される基も置換基の例として挙げられる。ここでR
24はアルキル基を表し、R25は水素原子又はアルキル基
を表す。このアルキル基は置換されていてもよい。
【0023】R3,R6,R13,R14,R15,R16
18,R19及びR20は好ましくは、アルコキシ基、置換
アミノ基、N,N-ジ置換アミノ基、スルホ基、−NH−SO3 -
基、−O−SO3 -基及びR26−CO2−,R26−OCO−,R26−CO
N(R27)−,R26−N(R27)CO−,R26−SO2−,R26−SO2N(R
27)−,R26−N(R27)SO2−で表される基である。
【0024】アルコキシ基、N,N-ジ置換アミノ基、スル
ホ基、−NH−SO3 -基、−O−SO3 -基から選ばれる基を置
換基として有するアルキル基、アルコキシ基びR26−CO2
−,R26−OCO−,R26−CON(R27)−,R26−N(R27)CO−,
R26−SO2−,R26−SO2N(R27)−,R26−N(R27)SO2−で表
される基も好ましい。ここでR26はアルキル基を表し、
27は水素原子又はアルキル基を表す。より好ましくは
スルホ基、−NH−SO3 -基、−O−SO3 -基を置換基として
有するアルキル基又はアルコキシ基である。置換基の置
換位置としてはピリジン環の3位、4位又は5位が好ま
しい。l,m,p,q,r,s,v又はwはそれぞれ独
立に0,1又は2を表し、1が好ましい。uは0,1,
2又は3を表し、0又は1が好ましい。l,m,p,
g,r,s,t,u,v,wが2以上の時、複数の置換
基は互いに同じでも異なっていてもよい。又、互いに結
合して環を形成してもよい。
【0025】X1 -,Y1 -,X2 -,Y2 -,X3 -,Y3 -,X
4 -,Y4 -,X5 -,Y5 -及びX6 -は分子内のアニオン部分
又は遊離のアニオンを表す。分子内のアニオン部分とし
ては、スルホ基、−NH−SO3 -基又は−O−SO3 -基が好ま
しい。遊離のアニオンとしては、ハロゲン化物イオン
(Cl-,Br-等)、スルホネートイオン、硫酸イオン、Cl
O4,BF4 -,PF6 -等が挙げられる。好ましくはCl-,B
F4 -,PF6 -及びスルホネートイオンである。
【0026】J1,J2,J3及びJ4は好ましくは炭素数
1〜10のアルキレン基(例えばメチレン基、エチレン
基、プロピレン基など)、炭素数2〜10のアルケニレン
基(例えばビニレン基、プロペニレン基など)を表す。
1とJ2又はJ3とJ4は同じであってもよいし異なって
いてもよい。J1,J2,J3及びJ4はさらに置換されて
いてもよい。好ましい置換基はヒドロキシ基、アルコキ
シ基、スルホ基、−NH−SO3 -基、−O−SO3 -基である。
【0027】L1及びL2は単結合あるいは2価の有機基
を表す。
【0028】2価の有機基の例としては、炭素数1〜10
のアルキレン基、炭素数6〜20のアリーレン基(例えばo
-フェニレン基、m-フェニレン基、p-フェニレン基、1,4
-ナフチレン基、1,5-ナフチレン基、2,6-ナフチレン基
など)及び以下の2価の複素環基が挙げられる。
【0029】
【化7】
【0030】2価の有機基としてはこれ以外にもアルキ
レン基、アリーレン基、複素環基と−OCO−,−CO2−,
−N(R28)CO−,−CON(R28)−,−O−,−S−,−N(R28)
−,−SO2−,−N(R28)SO2−又は−SO2N(R28)−から選
ばれる連結基とを組み合わせることでできる基も挙げら
れる。ここでR28は水素原子又はアルキル基を表す。
【0031】L1及びL2として好ましいのは単結合、炭
素数6〜10のアリーレン基及び炭素数1〜10のアルキレ
ン基又は炭素数6〜10のアリーレン基と−OCO−,−CO2
−,−N(R28)CO−,−CON(R28)−,−O−,−S−,−N
(R28)−,−SO2−,−N(R28)SO2−又は−SO2N(R28)−か
ら選ばれる連結基とを組み合わせてできる基である。こ
こでR28は水素原子又はアルキル基を表す。
【0032】L1及びL2はさらに置換されていてもよ
い。好ましい置換基はヒドロキシ基、アルコキシ基、ス
ルホ基、−NH−SO3 -基又は−O−SO3 -基である。
【0033】n及びtは0又は1を表す。
【0034】一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表される
化合物は写真感光材料を硬膜させる際に、ピリジン等の
含窒素芳香族複素環化合物を放出するが、迅速な硬化作
用という目的からは、これらの化合物の共役酸のpKa
(水溶液中、25℃での測定値、以下同様の意味を表
す。)は3〜10の範囲にあることが好ましい。複素環化
合物の共役酸のpKaがこれより低くなると化合物の合成
が困難になる上に化合物の反応性が高くなりすぎて水溶
液として用いる際の安定性が低くなるという問題が出て
来る。又、複素環化合物の共役酸のpKaがこれより高く
なると逆に化合物の反応性が低くなりすぎて、目的とす
る迅速な硬化作用が起こらなくなる。
【0035】より好ましくは共役酸のpKaが5〜8の範
囲にある複素環化合物である。
【0036】以下に一般式〔I〕、一般式〔II〕又は一
般式〔III〕で表される化合物の例を挙げるが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0037】
【化8】
【0038】
【化9】
【0039】
【化10】
【0040】
【化11】
【0041】
【化12】
【0042】
【化13】
【0043】
【化14】
【0044】
【化15】
【0045】
【化16】
【0046】
【化17】
【0047】
【化18】
【0048】
【化19】
【0049】
【化20】
【0050】
【化21】
【0051】
【化22】
【0052】
【化23】
【0053】
【化24】
【0054】
【化25】
【0055】
【化26】
【0056】
【化27】
【0057】
【化28】
【0058】
【化29】
【0059】
【化30】
【0060】
【化31】
【0061】
【化32】
【0062】
【化33】
【0063】本発明の化合物は、公知の方法で容易に合
成できる。
【0064】例えば下記一般式〔IV〕、一般式〔V〕又
は一般式〔VI〕で表される化合物と一般式〔VII〕で表
される化合物を反応させて、それぞれを一般式〔I〕、
一般式〔II〕又は一般式〔III〕で表される化合物にす
ることができる。分子内の遊離のアニオンはアニオン交
換によって任意のものに変えることができる。
【0065】
【化34】
【0066】〔式中、R1,R2,R4,R5,J1,J2
1及びnは一般式〔I〕におけるものと同じものを表
す。X7及びX8はハロゲン原子、スルホニルオキシ基な
どの脱離基を表す。Y7 -及びY8 -は分子内のアニオン部
分又は遊離のアニオンを表す。〕
【0067】
【化35】
【0068】〔式中、R13,R15,J3,J4,L2
p,r及びtは一般式〔II〕におけるものと同じものを
表す。X9及びX10はハロゲン原子、スルホニルオキシ
基などの脱離基を表す。Y9 -及びY10 -は分子内のアニ
オン部分又は遊離のアニオンを表す。〕
【0069】
【化36】
【0070】〔式中、R17,R18及びuは一般式〔II
I〕におけるものと同じものを表す。X11及びX12はハ
ロゲン原子、スルホニルオキシ基などの脱離基を表す。
11 -は分子内のアニオン部分又は遊離のアニオンを表
す。〕
【0071】
【化37】
【0072】〔式中、Rは置換基を表し、xは0,1又
は2を表す。R29の例及び好ましいものとしてはR3
6.R14,R16,R19又はR20と同じものが挙げられ
る。〕ここで一般式〔IV〕、一般式〔V〕又は一般式〔V
I〕で表される化合物は公知の方法で容易に合成でき
る。例えば一般式〔IV〕で表される化合物は下記一般式
〔VIII〕で表される化合物をハロゲン化又はスルホネー
ト化するか、あるいは下記一般式〔IX〕で表される化合
物を一般式〔X〕で表される化合物と反応させることで
収率よく合成できる。又、一般式〔V〕で表される化合
物は、下記一般式〔XI〕で表される化合物を一般式〔XI
I〕で表される化合物と反応させることで収率よく合成
できる。さらに、一般式〔VI〕で表される化合物は、下
記一般式〔XIII〕で表される化合物を一般式〔XIV〕で
表される化合物と反応されることで収よく合成できる。
【0073】
【化38】
【0074】〔式中、R1,R2,R4,R5,J1,J2
1及びnは一般式〔I〕におけるものと同じものを表
す。〕
【0075】
【化39】
【0076】〔式中、R30は一般式〔I〕におけるR1
はR4と同じものを表し、R31は一般式〔I〕におけるR
2又はR5と同じものを表す。X13はハロゲン原子、スル
ホニルオキシ基などの脱離基を表す。〕
【0077】
【化40】
【0078】〔式中、J1,J2,L1及びnは一般式
〔I〕におけるものと同じものを表す。X14及びX15
ハロゲン原子、スルホニルオキシ基などの脱離基を表
す。〕
【0079】
【化41】
【0080】〔式中、R32は一般式〔II〕におけるR13
又はR15と同じものを表す。xは一般式〔II〕における
p又はrと同じものを表す。X16はハロゲン原子、スル
ホニルオキシ基などの脱離基を表す。〕
【0081】
【化42】
【0082】〔式中、J3,J4,L2及びtは一般式〔I
I〕におけるものと同じものを表す。X16及びX17はハ
ロゲン原子、スルホニルオキシ基などの脱離基を表
す。〕
【0083】
【化43】
【0084】〔式中、R18及びnは一般式〔III〕にお
けるものと同じものを表す。X18及びX19はハロゲン原
子、スルホニルオキシ基などの脱離基を表す。〕
【0085】
【化44】
【0086】〔式中、R17は一般式〔III〕におけるも
のと同じものを表す。X20はハロゲン原子、スルホニル
オキシ基などの脱離基を表す。R17とX20が2ケ所で結
合しサルトンの様な環状分子になっていてもよい。〕次
に本発明の例示化合物76及び106を例にして合成法を具
体的に説明する。
【0087】〈例示化合物76の合成〉二臭化テトラメチ
レンビス(2-クロロピリジニウム)〔2-クロロピリジンと
1,4-ジブロモブタンより合成〕44.3g(0.10モル)をア
セトントリル200ml、DMF150mlの混合溶媒に溶解し
た。この中に、2-(4-ピリジル)エタンスルホン酸37.4g
(0.20モル)とトリエチルアミン20.3g(0.20モル)ア
セトントリル200mlに溶解した溶液を室温で添加した。
そのまま室温で1昼夜撹拌した。析出した結晶を濾過
し、アセトントリルで洗浄後、乾燥させた(収量は55.8
g(収率85%))。
【0088】〈例示化合物106の合成〉ヨウ化N-メチル-
2,6-ジクロロピリジニウム〔2,6-ジクロロピリジンとヨ
ウ化メチルより合成〕29.0g(0.10モル)をアセトント
リル200ml、DMF100mlの混合溶媒に溶解した。この中
に2-(4-ピリジル)エタンスルホン酸37.4g(0.20モル)
とトリエチルアミン20.36g(0.20モル)をアセトントリ
ル200mlに溶解した溶液を室温で添加した。そのまま、
室温で1昼夜撹拌した。析出した結晶を濾過し、アセト
ントリル洗浄後、乾燥させた(収量は53.8g(収率91
%))。
【0089】このものはNMR、IRにより構造を確認し
た。
【0090】本発明の他の化合物も同様の方法により収
率よく合成できる。
【0091】本発明を実施する際の硬膜剤の使用量は、
適用される感光材料の種類や親水性バインダーの種類等
により異なるが、好ましくはバインダーの乾燥重量の0.
01〜100重量%、より好ましくは0.1〜30重量%の範囲で
ある。
【0092】また本発明を実施する際に用いられる親水
性バインダーは、一般に用いられるゼラチン、ゼラチン
誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマーな
ど任意である。
【0093】又、写真構成層に含有される水分散性ポリ
マーとしては、ビニル化合物から得られる疎水性ポリマ
ー、コポリマーの水性分散物、ポリエステル等の縮重合
系ポリマーの水性分散物を用いることができる。
【0094】本発明を実施する際における感光材料のハ
ロゲン化銀乳剤層またはその他の層に用いられるハロゲ
ン化銀、化学増感剤、ハロゲン化銀溶剤、分光増感色
素、カブリ防止剤、ゼラチン等の親水性保護コロイド、
紫外線吸収剤、ポリマーラテックス、増白剤、カラーカ
プラー、褪色防止剤、染料、マット剤、界面活性剤等に
ついては、特に制限はなく、例えばリサーチ・ディスク
ロジャー(Research Disclosure)176巻(1978年12
月)、22〜31頁に記載されたものを用いることができ
る。
【0095】又、感光材料の支持体、現像処理方法、感
光材料の構成層等に関しても、上記リサーチ・ディスク
ロジャー誌の記載を参考にすることができる。
【0096】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0097】実施例1 以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1m2当たりのグラム数を
示す。又、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示
した。増感色素は銀1モル当たりのモル数で示した。
【0098】トリアセチルセルロースフィルム支持体上
に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、多層カラー写真感光材料試料を作成した。
【0099】 第1層:ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.15 UV吸収剤(UV−1) 0.20 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.20 ゼラチン 1.6 第2層:中間層(IL−1) ゼラチン 1.3 第3層:低感度赤感性乳剤層(R−L) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.4 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.3 増感色素(S−1) 3.2×10-4 増感色素(S−2) 3.2×10-4 増感色素(S−3) 0.2×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.50 シアンカプラー(C−2) 0.13 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07 DIR化合物 (D−1) 0.006 DIR化合物 (D−2) 0.01 高沸点溶媒(Oil−1) 0.55 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第4層:高感度赤感性乳剤層(R−H) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−1) 1.7×10-4 増感色素(S−2) 1.6×10-4 増感色素(S−3) 0.1×10-4 シアンカプラー(C−2) 0.23 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03 DIR化合物(D−2) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.25 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第5層:中間層(IL−2) ゼラチン 0.8 第6層:低感度緑感性乳剤層(G−L) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.6 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.2 増感色素(S−4) 6.7×10-4 増感色素(S−5) 0.8×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.17 マゼンタカプラー(M−2) 0.43 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10 DIR化合物(D−3) 0.02 高沸点溶媒(Oil−2) 0.70 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第7層:高感度緑感性乳剤層(G−H) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−6) 1.1×10-4 増感色素(S−7) 2.0×10-4 増感色素(S−8) 0.3×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.03 マゼンタカプラー(M−2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04 DIR化合物(D−3) 0.004 高沸点溶媒(Oil−2) 0.35 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第8層:イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1 添加剤(HS−1) 0.07 添加剤(HS−2) 0.07 添加剤(SC−2) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15 ゼラチン 1.0 第9層:低感度青感性乳剤層(B−L) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.25 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.25 増感色素(S−9) 5.8×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.60 イエローカプラー(Y−2) 0.32 DIR化合物(D−1) 0.003 DIR化合物(D−2) 0.006 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18 添加剤(SC−1) 0.004 ゼラチン 1.3 第10層:高感度青感性乳剤層(B−H) 沃臭化銀乳剤(Em−4) 0.5 増感色素(S−10) 3.0×10-4 増感色素(S−11) 1.2×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.18 イエローカプラー(Y−2) 0.10 高沸点溶媒(Oil−2) 0.05 添加剤(SC−1) 0.002 ゼラチン 1.0 第11層:第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀乳剤(Em−5) 0.3 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07 紫外線吸収剤(UV−2) 0.10 添加剤(HS−1) 0.2 添加剤(HS−2) 0.1 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ゼラチン 0.8 第12層:第2保護層(PRO−2) アルカリで可溶性のマット化剤(平均粒径−2μm) 0.13 ポリメチルメタクリレート (平均粒径−3μm) 0.02 スベリ剤(WAX−1) 0.04 帯電調節剤(SU−1) 0.004 帯電調節剤(SU−2) 0.02 ゼラチン 0.5 各層には、上記の他に表1に示すように本発明の硬膜剤
あるいは比較の硬膜剤を添加して試料1〜20を作成し
た。
【0100】なお、各層には塗布助剤(SU−4)、分
散助剤(SU−3)、安定剤(ST−1)、防腐剤(D
I−1)、カブリ防止剤(AF−1)、(AF−2)、
染料(AI−1)、(AI−2)を適宜添加した。
【0101】又、上記試料中に使用した乳剤は以下のも
のである。いずれも内部高ヨード型の単分散性の乳剤で
ある。
【0102】Em−1:平均沃化銀含有率 7.5モル%
平均粒径0.55μm 粒子形状 8面体 Em−2:平均沃化銀含有率 2.5モル% 平均粒径0.36
μm 粒子形状 8面体 Em−3:平均沃化銀含有率 8.0モル% 平均粒径0.84
μm 粒子形状 8面体 Em−4:平均沃化銀含有率 8.5モル% 平均粒径1.02
μm 粒子形状 8面体 Em−5:平均沃化銀含有率 2.0モル% 平均粒径0.88
μm
【0103】
【化45】
【0104】
【化46】
【0105】
【化47】
【0106】
【化48】
【0107】
【化49】
【0108】
【化50】
【0109】
【化51】
【0110】
【化52】
【0111】
【化53】
【0112】作成された各試料をフレッシユ試料とし、
この試料を25℃,50%RHで7日間放置した試料、及び
50℃、50%RH又は50℃,80%RHの条件下で2日間放置し
て強制劣化した試料をそれぞれ作成した。
【0113】これら試料を白色光でウェッジ露光した
後、下記の処理を行い、感度とカブリを測定した。
【0114】感度はカブリ+0.5の濃度を与える露光量
の逆数で表し、塗布後25℃,50%RHで7日間放置した試
料1の感度を100とした相対感度で示した。
【0115】又、25℃,50%RHで2時間、8時間、1日
間、7日間放置した試料を30℃の水中に5分間浸漬し、
半径0.3mmのサファイア針を試料表面に圧接し、1秒間
に2mmの速さで膜面上を平行移動させながら0〜200gの
範囲でサファイア針の圧接荷重を連続的に変化させて試
料の膜面に損傷の生ずる時の荷重を耐傷強度として求め
た。
【0116】その結果を併せて表1に示した。
【0117】 処理工程 発色現像 38℃ 3分15秒 漂 白 38℃ 6分30秒 水 洗 38℃ 3分15秒 定 着 38℃ 6分30秒 水 洗 38℃ 3分15秒 安 定 化 25℃ 1分30秒 乾 燥 45℃ 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
【0118】 (発色現像液) 4‐アミノ‐3‐メチル‐N‐エチル‐N‐ (β‐ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1000mlとする。
【0119】 (漂白液) エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸二アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10ml 水を加えて1000mlとし、アンモニア水を用いてpH=6.0に調整する。
【0120】 (定着液) チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1000mlとし、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。
【0121】 (安定化液) ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ(株)製) 7.5ml 水を加えて1000mlとする。
【0122】
【化54】
【0123】
【化55】
【0124】
【表1】
【0125】上記表1の結果からも明らかなように、本
発明に係る硬膜剤を用いた試料1〜14は、いずれも比較
試料15〜20と比較して相対感度の低下が僅かしかなく、
カブリの悪化(増加)も認められない。
【0126】又、強制劣化させた場合であっても、比較
試料15〜20と比較して本発明試料1〜14は、感度低下が
僅かであり、カブリの増加も僅かしか認められない。
【0127】従って本発明に係る硬膜剤は写真特性を殆
ど阻害しないことが判る。
【0128】又、膜強度を示す耐傷強度の結果より、本
発明試料1〜14は、いずれも比較試料15〜20と比較して
高い膜強度を示していることから、本発明の硬膜剤は比
較化合物よりも効率よく硬膜していることがわかる。
又、耐傷強度の変化を見ると本発明の試料1〜14は、い
ずれも1日以上たてば変化がなくなることから、後硬膜
性がほとんどないことがわかる。
【0129】実施例2 下引きを施したポリエチレンテレフタレート支持体の両
面に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、X線用感光材料21〜40を得た。
【0130】ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のな
い限りハロゲン化銀1モル当りの量を示した。
【0131】 第1層:クロスオーバーカット層 染料(I) 3mg/m2 媒染剤 (II) 0.12g/m2 ゼラチン 0.2 g/m2 第2層:乳剤層 平均粒径0.57μm,AgI 2モル%を含むAgBrI からなる乳剤 塗布銀量 4.5 g/m2 増感色素(A) 450mg 増感色素(B) 20mg 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 3.0mg t-ブチル-カテコール 400mg ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 1.0g スチレン-無水マレイン酸共重合体 2.5g トリメチロールプロパン 10g ジエチレングリコール 5g p-ニトロフェニル-トリフェニルホスホニウムクロライド 50mg 1,3-ジヒドロキシベンゼン-4-スルホン酸アンモニウム 4g 2-メルカプトベンツイミダゾール-5-スルホン酸ソーダ 15mg 添加剤A 70mg 添加剤B 1g 1,1-ジメチロール-1-ブロモ-1-ニトロメタン 10mg ゼラチン 2g/m2 第3層:保護層 ポリメチルメタクリレート(平均粒径5μm) 7mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.013μm) 70mg/m2 添加剤C 10mg/m2 添加剤D 2mg/m2 添加剤E 7mg/m2 添加剤F 15mg/m2 ゼラチン 1g/m2 硬膜剤(表2に記載) 尚、各試料には、防腐剤DI−1を添加した。
【0132】
【化56】
【0133】
【化57】
【0134】
【化58】
【0135】各試料について実施例1と同様に保存試験
後、露光を与えて下記の処理を行い、実施例1と同様に
写真特性を測定した。
【0136】感度は塗布後7日の試料21の感度を100と
した相対感度で示した。
【0137】結果を表2に示す。
【0138】(処理工程) 挿入 1.2秒 現像 + 渡り 35℃ 14.6秒 定着 + 渡り 33℃ 8.2秒 水洗 + 渡り 25℃ 7.2秒 スクイズ 40℃ 5.7秒 乾燥 45℃ 8.1秒 (現像液) ハイドロキノン 25.0g フェニドン 1.2g 亜硫酸カリウム 55.0g ホウ酸 10.0g 水酸化ナトリウム 21.0g トリエチレングリコール 17.5g 5-ニトロイミダゾール 0.10g 5-ニトロベンツイミダゾール 0.10g グルタルアルデヒド重亜硫酸塩 15.0g 氷酢酸 16.0g 臭化カリウム 4.0g トリエチレンテトラミン六酢酸 2.5g 水を加えて1000mlに仕上げる。 (定着液) チオ硫酸アンモニウム 130.9g 無水亜硫酸ナトリウム 7.3g ホウ酸 7.0g 酢酸(90wt%) 5.5g 酢酸ナトリウム(3水塩) 25.8g 硫酸アルミニウム(18水塩) 14.6g 硫酸(50wt%) 6.77g 水を加えて1000mlに仕上げる。
【0139】又、試料を25℃、50%RHの湿度に保ちなが
ら塗布後2時間、8時間、1日、7日後に各々の試料の
一部をとり出し、30℃の水中で5分間膨潤させ、各試料
の膜厚を測定し、次式で表される膨潤度Vを算出し、硬
化作用の経時変化(後硬膜性)をみた。
【0140】その結果を下記表2に示した。
【0141】V=膨潤で増加した膜厚/乾燥時の膜厚
【0142】
【表2】
【0143】表2の結果から明らかなように、本発明の
硬膜剤を保護層に添加したX線用感光材料試料21〜34で
は、感度の低下やカブリの増大などの写真特性の変動が
殆ど見られない。しかも塗布、乾燥後1日以上たてば膨
潤度の変化も小さく安定し、後硬膜性が著しく改善され
ている。最終的な膨潤度を比較試料35〜40と比べてみれ
ば硬膜が効率よくされていることがわかる。
【0144】
【発明の効果】以上本発明によれば、写真性能を損なう
ことなく、少ない硬膜剤量でも効率よく硬膜作用をし、
後硬膜作用もなく、新規な硬膜剤によって硬膜されたハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することができる。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    親水性コロイド層の少なくとも1層が、下記一般式
    〔I〕で表される化合物の少なくとも1種で硬膜されて
    いることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 〔式中、R1及びR4はそれぞれ独立に水素原子、アルキ
    ル基、アリール基、アルケニル基、R7O−、(R8)(R9)>
    N−、(R10)(R11)>C=N−又はR12S−を表す。これら
    の基はさらに置換されていてもよい。R1とR2またはR
    4とR5が結合して含窒素複素環を形成してもよい。この
    複素環には別の環が縮合していてもよい。R7,R8,R
    9,R10,R11,R12はアルキル基、アリール基又はア
    ルケニル基を表す。R10,R11は水素原子でもよい。R
    8とR9又はR10とR11がそれぞれ結合して環を形成して
    もよい。R2及びR5はそれぞれ独立にアルキル基、アリ
    ール基又はアルケニル基を表す。これらの基はさらに置
    換されていてもよい。R3及びR6はそれぞれ独立に置換
    基を表し、l及びmはそれぞれ独立に0,1又は2を表
    す。l=2又はm=2の場合、2つの置換基は互いに同
    じでも異なっていてもよい。又互いに結合して環を形成
    してもよい。J1及びJ2はそれぞれ独立にアルキレン基
    又はアルケニレン基を表す。L1は単結合あるいは2価
    の有機基を表す。J1及びJ2はさらに置換されていても
    よい。nは0又は1を表す。X1 -,Y1 -,X2 -,Y2 -
    分子内のアニオン部分又は遊離のアニオンを表す。〕
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    親水性コロイド層の少なくとも1層が、下記一般式〔I
    I〕で表される化合物の少なくとも1種で硬膜されてい
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化2】 〔式中、R13,R14,R15及びR16はそれぞれ独立に置
    換基を表す。p,q,r及びsはそれぞれ独立に0,1
    又は2を表す。p=2又はq=2又はr=2又はs=2
    の場合、2つの置換基は互いに同じでも異なっていても
    よい。又互いに結合して環を形成してもよい。J3及び
    4はそれぞれ独立にアルキレン基又はアルケニレン基
    を表す。L2は単結合あるいは2価の有機基を表す。J3
    及びJ4はさらに置換されていてもよい。tは0又は1
    を表す。X3 -,Y3 -,X4 -,Y4 -は分子内のアニオン部
    分又は遊離のアニオンを表す。〕
  3. 【請求項3】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    親水性コロイド層の少なくとも1層が、下記一般式〔II
    I〕で表される化合物の少なくとも1種で硬膜されてい
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化3】 〔式中、R17はアルキル基、アラルキル基又はアルケニ
    ル基を表す。R18,R19,R20はそれぞれ独立に置換基
    を表す。uは0,1,2又は3を表す。u=2又はu=
    3の場合、複数の置換基は互いに同じでも異なっていて
    もよい。又互いに結合して環を形成してもよい。v,w
    はそれぞれ独立に0,1又は2を表す。v=2又はw=
    2の場合、2つの置換は互いに同じでも異なっていても
    よい。又互いに結合して環を形成してもよい。X5 -,X
    6 -,Y5 -は分子内のアニオン部分又は遊離のアニオンを
    表す。〕
  4. 【請求項4】 分子内の4級アンモニウム基と同数のス
    ルホ基(−SO3 -基)、−NH−SO3 -基又は−O−SO3 -基から
    選ばれたアニオン性基を分子内のアニオン部分として有
    し、これによってベタイン型の中性分子となっているこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載
    のハロゲン化銀写真感光材料。
  5. 【請求項5】 親水性コロイド層を硬化反応によって硬
    膜する際に放出される含窒素芳香族複素環化合物の共役
    酸のpKa(水溶液中、25℃での測定値)が3〜10の範囲
    にあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3
    又は請求項4に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  6. 【請求項6】 親水性コロイド層を硬化反応によって硬
    膜する際に放出される含窒素芳香族複素環化合物の共役
    酸のpKa(水溶液中、25℃での測定値)が5〜8の範囲
    にあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3
    又は請求項4に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
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