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JP3173049B2 - 超純水製造用陰イオン交換樹脂及びそれを用いた超純水製造方法 - Google Patents

超純水製造用陰イオン交換樹脂及びそれを用いた超純水製造方法

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JP3173049B2
JP3173049B2 JP20831991A JP20831991A JP3173049B2 JP 3173049 B2 JP3173049 B2 JP 3173049B2 JP 20831991 A JP20831991 A JP 20831991A JP 20831991 A JP20831991 A JP 20831991A JP 3173049 B2 JP3173049 B2 JP 3173049B2
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ultrapure water
water
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純哉 渡辺
育幸 坂田
龍二 永谷
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超純水の製造用陰イオン
交換樹脂及びそれを用いた超純水製造方法に関するもの
である。詳しくは、被処理水中に存在する微生物、土壌
成分、金属酸化物等の微粒子を効果的に吸着除去するこ
とにより、例えば半導体製造工程のウエハーの洗浄用と
して好適な超純水製造用陰イオン交換樹脂及びそれを用
いた超純水の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超純水は半導体工業、医薬品工業
等の広い分野に使用されており、特に半導体工業におい
ては、主力製品である半導体素子がIC,LSI,VL
SIへとその集積度、いわゆるビット数が経年的に上昇
し、このため極めて高純度の超純水が要求されるように
なった。
【0003】半導体素子の製造工程におけるウエハーの
洗浄用に使用される超純水の純度の管理指標としては、
電気伝導率(又は比抵抗)はもとより、その他の管理指
標として全有機炭素、生菌数、微粒子数、溶存酸素量等
にまで及んでいる。特に超純水中に存在する微生物、土
壌成分、金属酸化物等により構成される微粒子数を極力
微量化することは、半導体素子製造における製品歩留り
向上の大きな要因となるため、微粒子数が極めて少な
い、例えば粒径0.1μm以上の粒子として数個〜数+
個/ml程度までの超純水を製造することが望まれてい
る。
【0004】従来、超純水を製造するには、被処理水と
して上水、河川水、地下水等を使用し、これらを、凝集
濾過器、2床2塔式乃至2床3塔式のイオン交換塔及び
混床式イオン交換塔等のイオン交換装置、逆浸透膜及び
精密濾過膜等の膜装置から構成される一次純水系システ
ムと、紫外線殺菌器、イオン交換塔、限外濾過膜及び逆
浸透膜等の膜装置から構成される二次純水系システムと
からなる超純水製造システムにより処理し、被処理水中
のイオン性不純物、及び微生物、土壌成分、金属酸化物
等の微粒子、並びに溶存酸素等の不純物を極限近くまで
除去する方法が採用されている。
【0005】この方法では、被処理水中のイオン性不純
物は主としてイオン交換塔で除去され、有機物、微生
物、土壌成分、金属酸化物等の微粒子は主として逆浸透
膜、限外濾過膜等の膜装置により除去される。このた
め、イオン交換塔から流出する処理水については、専ら
処理水中に漏出するイオン性不純物が注目され、処理水
の純度管理の指標としては主として電気伝導率が採用さ
れており、処理水中に同伴して漏出する微粒子について
は全く考慮されていないのが実状である。イオン交換塔
には、陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂が充填さ
れるが、イオン交換容量及び操作の容易さから、例えば
陰イオン交換樹脂としては、架橋度が6%以上の強塩基
性陰イオン交換樹脂が採用されている。
【0006】イオン交換塔から流出する処理水中に微粒
子が漏出すると、イオン交換塔に後続する膜装置の負荷
が増大し、結果として、最終的に得られる超純水中に漏
出する微粒子が増加することになる。また、漏出した微
粒子により膜装置が閉塞するのを阻止するために、膜装
置を定期的に洗浄又は交換することが必要であるが、こ
れにより、超純水の供給が中断されるという不都合を生
じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
よる上述の問題点を解決し、イオン交換塔から流出する
処理水への微粒子の漏出を極力制御することにより、微
粒子の漏洩による支障を生ずることのない超純水製造プ
ロセスに適した陰イオン交換樹脂を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために、超純水製造システムにおける不純物
の挙動、特にイオン交換塔周辺の微粒子の挙動について
検討した結果、強塩基性陰イオン交換樹脂については、
13C核磁気共鳴吸収測定による4級アンモニウム基中の
アルキル基またはアルカノール基の炭素の吸収スペクト
ルがシャープであるものが優れた微粒子吸着能力を有す
ることを見い出し本発明を達成した。即ち、本発明の要
旨は、モノビニル芳香族化合物とポリビニル芳香族化合
物との架橋共重合体を母体とする4級アンモニウム基を
有する強塩基陰イオン交換樹脂であって、重水懸濁状態
での13Cの核磁気共鳴吸収測定による前記4級アンモニ
ウム基のアルキル基またはアルカノール基の炭素の吸収
スペクトルの半値幅が7.5ppm以下であることを特
徴とする超純水製造用陰イオン交換樹脂及びそれを用い
て水を処理する超純水の製造方法に存する。
【0009】以下に本発明を超純水の製造について詳細
に説明する。超純水の製造システムとしては、種々の方
式が検討されているが、代表的な超純水製造システムの
一例のフローチャートを図1に示す。図1の製造システ
ムは、凝集濾過器、2床3塔式イオン交換塔、逆浸透膜
装置及び混床式イオン交換塔から構成される一次系純水
システムと、一次系純水システムによる処理水を更に高
純度化するための、紫外線殺菌器、混床式イオン交換塔
及び限外濾過膜装置から構成される二次系純水システム
とからなる。本発明は図1に示す超純水製造システムに
適用されるが、他の如何なるシステムにも適用すること
ができる。
【0010】図1の超純水製造システムにおける2床3
塔式イオン交換塔は、陽イオン交換樹脂充填塔、脱炭酸
塔及び陰イオン交換樹脂充填塔からなり、また混床式イ
オン交換塔には、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂
とが混合状態で充填されている。本発明の特徴とすると
ころは、上記のイオン交換塔に使用する陰イオン交換樹
脂として特定の物性、即ち、13Cの核磁気共鳴吸収測定
をした際に、樹脂の4級アンモニウム基のアルキル基ま
たはアルカノール基の炭素の吸収スペクトルがシャープ
な強塩基性陰イオン交換樹脂を使用することである。
【0011】強塩基性陰イオン交換樹脂は、モノビニル
芳香族化合物とポリビニル芳香族化合物との共重合体を
母体とし、これをハロアルキル化し、次いでアミノ化す
ることにより製造されているが、代表的なものは、スチ
レンとジビニルベンゼンを懸濁共重合して得られる架橋
共重合体粒子をクロロメチル化し、さらにアミン類でア
ミノ化することにより得られている。そして、これら製
造プロセスの反応条件をかえることにより、交換容量、
水分、膨潤収縮性、見かけ密度等種々の特性を与えるこ
とができることが知られている。
【0012】例えば、モノビニル化合物としてのスチレ
ンとポリビニル化合物としてのジビニルベンゼンの混合
比率をかえることにより、最終的に製造される陰イオン
交換樹脂の水分量をかえることができる。また、重合開
始剤の量、重合時の温度、或いは、クロロメチル化反応
時の触媒量、反応温度、反応時間等により、最終的に製
造される陰イオン交換樹脂の種々の特性もかえることが
できる。
【0013】超純水製造に用いられる陰イオン交換樹脂
は、特に処理水中の微粒子の捕捉性能が問題となるが、
この陰イオン交換樹脂の表面に関する特性をこれら製造
条件の因子の組合せにより達成しうることを見出した。
本発明の樹脂の製造に使用しうるポリビニル芳香族化合
物としては、芳香環にビニル基が2個以上置換した化合
物が用いられ、芳香環は炭素数1〜3のアルキル基で置
換されていてもよい。例えば、ジビニルベンゼン、ジビ
ニルトルエン等の芳香族ポリビニル化合物が用いられ
る。特にジビニルベンゼンが好ましい。モノビニル芳香
族化合物としては、スチレン、ビニルトルエン、ビニル
ナフタリン、エチルビニルベンゼン等が用いられ、特に
スチレンが好ましい。
【0014】微粒子捕捉性能に影響を与える条件の一つ
にモノビニル芳香族化合物とポリビニル芳香族化合物の
割合が挙げられ、ポリビニル化合物の全混合モノマーに
対する比率を減少させることにより、陰イオン交換樹脂
の表面の微粒子捕捉能力を向上させることが出来る。例
えば、スチレンとジビニルベンゼンの場合、その混合比
率としては、スチレン−ジビニルベンゼン全モノマー中
のジビニルベンゼンの仕込比率が6重量%以下であるこ
とが好ましい。
【0015】重合反応は、通常、重合開始剤の存在下行
われ、重合開始剤としては過酸化ジベンゾイル、過酸化
ラウロイル、t−ブチルハイドロパーオキサイド、アゾ
イソブチロニトリル等が用いられる。重合開始剤の量と
しては重合時の全モノマー重量に対して0.05%から
2%の範囲が好ましい。重合時の温度としては開始剤の
種類、架橋度等により最適化されるものであるが一般に
50〜100℃の範囲が用いられる。重合反応時の温度
をより急激に高温とすることにより、微粒子捕捉能力が
減少する傾向にあるので、重合の温度は一定温度で定時
間保持するあるいは逐次的に温度を上昇させる方法が目
的に応じて用いられる。一般に高温での重合では共重合
ポリマーの重合率が増加し、微粒子除去能力は低下する
傾向にある。
【0016】このようにして得られた架橋共重合体に触
媒の存在下ハロアルキル化剤を反応させハロアルキル化
する。ハロアルキル化、例えばクロロメチル化の反応時
の触媒としては、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、酸フ
ッ化ほう素、塩化亜鉛、四塩化エタン、塩化第二スズ、
臭化アルミニウム等が用いられる。触媒量としてはクロ
ロメチル反応に用いるスチレン−ジビニルベンゼン共重
合体の全重量に対して一般に0.02〜2.0重量倍の
範囲で用いられる。
【0017】クロロメチル化反応時における触媒の量を
減少することにより、微粒子捕捉能力を向上できるの
で、触媒量は少ないほど、得られる陰イオン交換樹脂の
微粒子捕捉能力は向上する。反応温度及び反応時間は、
それぞれ、30℃から60℃までの範囲で、2時間から
20時間の範囲で用いられるが、反応の進行をさまたげ
ない最低限の反応条件以上の条件で、温度が高いほど、
また時間が長いほど微粒子捕捉能力が低下する傾向があ
る。
【0018】クロロメチル化スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体のアミノ化に際しては、炭素数1〜4のアル
キルアミン或はアルカノールアミンが用いられ具体的に
は、トリメチルアミン、ジメチルエタノールアミン等の
三級アミン類が用いられる。その使用比率は導入される
クロロメチル化スチレン−ジビニルベンゼン中のクロル
基のモル数に対して、等モルから30倍モル量の範囲で
用いられる。
【0019】本願発明の強塩基性陰イオン交換樹脂は、
上記のような各製造工程の最適条件を組合せて製造さ
れ、微粒子の捕捉性能にすぐれているが、その捕捉性能
は、樹脂の表面付近の陰イオン交換基を構成する4級ア
ンモニウム塩部分の自由運動性と相関関係があることが
予想された。そして陰イオン交換樹脂の13Cの核磁気共
鳴吸収測定を行なったところ、4級アンモニウム塩のア
ルキル基またはアルカノール基の吸収スペクトルがシャ
ープな樹脂、すなわち、該4級アンモニウム塩の部分の
自由運動性が高いと判断される樹脂の方が微粒子捕捉能
力が優れていることを知得するに至った。本発明では上
記各製造工程の各条件を調整し、4級アンモニウム塩の
アルキル基またはアルカノール基の吸収スペクトルの半
値幅が7.5ppm以下、好ましくは7.0ppm以下
と調整する。
【0020】核磁気共鳴吸収測定用の装置としては、水
素核種を基準とした場合に270MHz以上の共鳴周波
数を有していることが好ましい。例えば、270MH
z,400MHz,500MHz等である。一方、27
0MHz未満では、S/N比が低いため、明確なスペク
トルが得にくい。超純水製造システムにおける陰イオン
交換樹脂として上記の強塩基性陰イオン交換樹脂を使用
すると、そのメカニズムは明かではないが、被処理水中
に存在する陰イオン性不純物と共に微粒子をも効率よく
吸着除去することができる。
【0021】なお、この樹脂の使用に際しては、特別の
操作を要するものでなく、陰イオン交換樹脂の再生処理
の常法によりアルカリ水溶液で再生したものをイオン交
換塔に充填し被処理水の通液に供すればよい。一方、強
酸性陽イオン交換樹脂としては、前記スチレンとジビニ
ルベンゼンとの架橋共重合体をスルホン化して得られる
市販の強塩基性陰イオン交換樹脂が挙げられ、特にイオ
ン交換容量が大きく機械的強度の優れたものが好まし
い。強酸性陽イオン交換樹脂の具体例としては、ダイヤ
イオン(三菱化成(株)登録商標)SK1B、SK11
0、SKNが挙げられる。
【0022】本発明方法を実施するには、上記超純水製
造システムにおけるイオン交換塔に、夫々上記の陽イオ
ン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂を充填して常法により
再生した後、被処理水を通液する。被処理水の流通を継
続するにつれて、イオン交換樹脂のイオン交換能及び微
粒子の吸着能が漸次低下し、イオン交換塔から流出する
処理水中のイオン性不純物と共に微粒子数も漸次増加す
るので、微粒子数が所定の値に達した時点で通液を停止
する。
【0023】この際、イオン交換塔から流出する処理水
中に漏出してくる微粒子は、イオン性不純物よりも先行
して漏出してくるので、従来の電気伝導率の測定による
水質管理では漏出する微粒子数を把握することができな
い。従って、イオン交換塔の出口付近に微粒子計を設置
して、流出水中の微粒子数をチェックし、流出水中の微
粒子数が所定の値に達した時点で通水を停止するのがよ
い。微粒子計としては、例えばPLCA−310(堀場
製作所製)、ZRV(富士電機社製)、TK−200
(日本錬水社製)等の市販品が使用される。
【0024】被処理水の通液を停止した後、機能の低下
したイオン交換樹脂を再生する。再生には、通常の超純
水製造システムにおけるイオン交換樹脂の再生処理が適
用される。カートリッジ式のイオン交換塔の場合は、予
め再生済のイオン交換樹脂を充填したカートリッジと交
換すればよい。再生処理後のイオン交換塔は、処理水で
充分に洗浄した後、再び超純水の製造に供される。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。 製造例1 クロロメチル化時の触媒量の影響 重量%が4.0%になるように工業用ジビニルベンゼン
(純度55%)とスチレン100重量部に対して、0.
5重量部のベンゾイルパーオキサイドを溶解した。懸濁
剤としてポリビニルアルコール0.5重量部を溶解した
脱塩水400重量部中に攪はん下、該重合モノマー相を
添加した。攪はんを1時間行い、モノマー相が充分に液
滴分散したのち、系を加熱し、80℃にて、8時間反応
を続けた。得られた重合体を冷却後、充分に水洗し、分
散剤を取り除いた後、50℃で5時間真空乾燥した。こ
のようにして架橋度4%のスチレン−ジビニルベンゼン
重合体を得た。
【0026】得られた樹脂50重量部を250重量部の
クロロメチルメチルエーテル中に添加し、無水状態で室
温で1時間、膨潤させた。充分に膨潤させた後、塩化亜
鉛20重量部を加え、50℃に加熱し、10時間反応を
行った。反応後、脱塩水500重量部を5時間をかけて
滴下し、過剰のクロロメチルメチルエーテルを分解し
た。得られたクロロメチル化共重合体をろ過後、水洗
し、残存する反応副生成物を除去した。
【0027】このようにして得られたクロロメチル化共
重合体全量を2mol/lに調整したトリメチルアミン
水溶液200重量部中に懸濁し、攪はん下、50℃に加
熱し、8時間反応させた。反応後、得られた陰イオン交
換樹脂をろ過しカラム中に充填し充分に水洗した。この
ようにして、得られた陰イオン交換樹脂は以下のような
性質を有していた。
【0028】水分 56.8% 交換容量 4.04m
eq/g 1.22meq/mlこの樹脂をサンプルA
とする。サンプルAとクロロメチル化時の塩化亜鉛量を
20重量部から50重量部にすることのみ変更し、全く
同一の手順により、得られた陰イオン交換樹脂をサンプ
ルBとする。サンプルBは以下のような一般物性を有し
ていた。水分 49.9% 交換容量 4.07meq
/g 1.43meq/ml
【0029】製造例2 重合時加熱条件の影響 製造例1のサンプルAの架橋度を4.0%から3.7%
にする点、及び重合時の加熱条件を80℃で8時間保持
するのに対して、70℃で13時間保持しその後、10
0℃まで2時間で昇温し2時間保持すること以外は製造
例1のサンプルAと同様の方法によりサンプルCを得
た。サンプルCの一般物性は以下のとうりであった。水
分 54.4% 交換容量 4.23meq/g 1.
36meq/ml
【0030】サンプルCの重合時の温度条件を70℃で
13時間保持しその後、100℃まで2時間で昇温し2
時間保持するのに対して、70℃で13時間保持しその
後、80℃まで2時間で昇温し、2時間保持し、さらに
100℃まで2時間で昇温し、2時間保持することを除
いてはサンプルCと同様な方法により、サンプルDを得
た。サンプルDの一般物性は以下のとうりであった。水
分 58.3% 交換容量 4.24meq/g 1.
28meq/ml
【0031】製造例3 製造例1のサンプルAの架橋度を4.0%から2.0%
にする点以外はサンプルAと同様の方法によりサンプル
Eを得た。サンプルEの一般物性は以下のとうりであっ
た。水分 72.8% 交換容量 4.63meq/g
0.83meq/ml
【0032】実施例1 サンプルの核磁気共鳴吸収測定 サンプルA、B、C、D、EおよびダイヤイオンSA1
0Aをそれぞれクロル形として、下記の方法により13
−核磁気共鳴吸収測定を行った。 機種: 日本電子製 GX−27
0 共鳴周波数: 13C 67.8MHz 測定モード: コンプリートデカップリ
ング ブロードニングファクター: 30Hz 待ち時間: 1秒 サンプル: 重水に懸濁、膨潤させた
状態で測定 プローブ: 10Φ
【0033】得られたシグナルは、それぞれ4級アンモ
ニウム塩のメチル基の炭素のみであった。各シグナルの
半値幅を測定図から読み取り13C−NMRの共鳴周波数
(Hz単位)で割ることによりppm単位に換算した値
を用いた。結果を表1に示す。また、サンプルAの核磁
気共鳴吸収測定図のシグナル部分を図2に示す。
【0034】表1 各サンプルのシグナルの半値幅 A 5.6 ppm B 8.1 ppm C 6.1 ppm D 5.0 ppm E 2.3 ppm ダイヤイオン SA10A 8.7 ppm
【0035】実施例2 サンプルの微粒子除去機能評価 直径80mm、長さ1500mmのカラムに7000mlの
強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンSKNを充填し、
このカラムに被処理水として横浜市上水に亜硫酸ナトリ
ウムを添加して残留塩素を除去した次の表2に示す組成
を有する水を流速30m/hrで通水し、その流出水を
タンクに貯蔵した。
【0036】 表2 横浜市上水の分析値 項目 水質 電機伝導率(25℃) 120μS/cm 全陽イオン 57mg−CaCO3 /1 全陰イオン 75mg−CaCO3 /1 微粒子数(≧0.1μm) 590,000個/ml 一方、直径30mm、長さ2000mmのカラムを6本用意
し、夫々のカラムに、サンプルA、B、C、D、Eおよ
びダイヤイオンSA10Aを別個に充填して、6個の陰
イオン交換塔を形成した後、夫々の塔を苛性ソーダ水溶
液で常法により再生した。
【0037】前期のタンクに貯蔵した陽イオン交換樹脂
により処理した処理水を、上記6本の陰イオン交換塔に
夫々の流速40m/hrで別個に通水し、各陰イオン交
換塔から流出した処理水中に存在する粒径0.1μm以
上の微粒子数を、微粒子計(堀場製作所製 PLCA−
310)を用いて測定し、処理水中に漏出する該微粒子
数が10000個/mlに達するまでの通水を継続した
後、通水を停止し、それまでの水量を採取した。その結
果を表3に示す。表3は、使用した強塩基性陰イオン交
換樹脂の種類および採取水量との関係を示している。
【0038】表3 各サンプルによる通水量の影響 A 430 (1/1−R) B 150 (1/1−R) C 320 (1/1−R) D 450 (1/1−R) E 520 (1/1−R) ダイヤイオン SA10A 120
【0039】
【発明の効果】本発明は、水中の微粒子の除去機能を有
する陰イオン交換樹脂に関するものであり、超純水シス
テムにおける陰イオン交換塔に充填する陰イオン交換樹
脂として、本発明の陰イオン交換樹脂を用いることによ
り、被処理水中のイオン性不純物と共に微粒子を効率よ
く除去することができ、このため後続する膜装置の負荷
を軽減し、高純度の超純水をえることができる。また、
膜装置の洗浄または交換の頻度を低減することができる
ので超純水の工業的製造に寄与するところは大きい。
【0040】また、本発明による陰イオン交換樹脂の利
用分野は、微粒子除去を必要とする各種応用分野、例え
ば、原子力、電力、一般工業用水製造、医薬品製造用純
水製造、化粧品製造用純水製造、食品精製等に広く利用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】超純水製造システムの一例のフローチャート
【図2】製造例1で得たサンプルAの核磁気共鳴吸収測
定図、図中横軸は吸収周波数(Hz)
フロントページの続き (72)発明者 永谷 龍二 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 日本錬水株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−176491(JP,A) 特開 平3−181385(JP,A) 特開 平4−108588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 39/00 - 49/02 C02F 1/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノビニル芳香族化合物とポリビニル芳
    香族化合物との架橋共重合体を母体とする4級アンモニ
    ウム基を有する強塩基性陰イオン交換樹脂であって、重
    水懸濁状態での13Cの核磁気共鳴吸収測定による前記4
    級アンモニウム基のアルキル基またはアルカノール基の
    炭素の吸収スペクトルの半値幅が7.5ppm以下であ
    ることを特徴とする超純水製造用陰イオン交換樹脂。
  2. 【請求項2】 超純水製造システムにおけるイオン交換
    装置に請求項(1)記載の陰イオン交換樹脂を用いて水
    を処理することを特徴とする超純水の製造方法。
JP20831991A 1991-08-20 1991-08-20 超純水製造用陰イオン交換樹脂及びそれを用いた超純水製造方法 Expired - Lifetime JP3173049B2 (ja)

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