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JP3160285B2 - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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Publication number
JP3160285B2
JP3160285B2 JP29084890A JP29084890A JP3160285B2 JP 3160285 B2 JP3160285 B2 JP 3160285B2 JP 29084890 A JP29084890 A JP 29084890A JP 29084890 A JP29084890 A JP 29084890A JP 3160285 B2 JP3160285 B2 JP 3160285B2
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Japan
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ray
image
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JP29084890A
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宏 朝比奈
仁志 藤田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH03218737A publication Critical patent/JPH03218737A/ja
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  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、被写体を透過したX線像を光学像に変換し
たものを、それぞれシネカメラを用いてシネ撮影若しく
はTVカメラを用いてTV撮影を行い、当該撮影画像を画像
処理したものを診断に供すべく表示するX線診断装置に
関する。
(従来の技術) 心臓造影検査では、X線シネ撮影が一般的に利用され
ている。しかし、X線シネ撮影はフィルム撮影であるた
め、即時に再生することができない。これは、即時診断
の要請に沿わないものである。そこで、X線シネシステ
ムにX線TVシステムを併用したシステムが使用されるこ
とがある。このシステムによると、X線シネ撮影中の画
像を、ビデオテープレコーダ(VTR)に録画し、撮影後
に即時に再生し観察することができる。すなわち、この
システムにより、リアルタイム診断が実現される。
上述したX線TVシステムは、通常、秒60フィールドイ
ンターレース走査にて画像を読出している。そして、X
線シネ撮影では、近時に至っては、X線を、TV走査のタ
イミングに同期して1秒間に30回曝射する形態が多く利
用される。この形態では、X線の曝射直後のフィールド
像と次のフィールド像の間に輝度差を生じてしまい、適
切な診断を行えない、という問題がある。これを解消す
べく、輝度の高い画像をディジタル画像メモリ上に録画
し、録画像を2フィールドくり返し出力することによ
り、フリッカのない画像を提示し得るようにした装置も
出現している。
しかし、このような装置では、フィールド画像を2回
出力するため垂直解像度は半分となってしまい、解像度
の点で適切な診断を行えない、という問題がある。そこ
で、TVカメラをノンインターレース走査し、この画像を
ディジタルメモリ上に録画し、インターレースにて読出
して出力する装置もある。この装置の場合は、1回のX
線曝射で1画面の全てを順次に読出すため輝度差は生じ
なく、適切な診断を行えるものとなる。
(発明が解決しようとする課題) 一方、心臓造影像検査では、しばしば、2方向同時撮
影が行なわれる。ここでいう同時撮影は正面側,側面側
の交互にX線を曝射するものである。この場合でも、各
々にノンインターレース/インターレース変換装置を用
いることで輝度差のない画像が観察できる。しかし、正
側に各々録画装置を備えることは、メモリ容量等が高価
であり、回路規模が大きくなる、という問題がある。そ
こで、2台のTVカメラからの画像を1台のディジタルフ
ルオログラフィ(DF)装置に入力し、交互に画像を取込
み、メモリに録画し、再生して観察することが行われ
る。ここで、1台のDF装置にバイプレーン画像を入力す
る場合、TVカメラをノンインターレースで走査して画像
収集を行なったとすると、2台のTVカメラは同期して動
作させなければならない。従って、正面側のX線曝射を
画像読出し開始直前のタイミングに設定すると、側面側
は画像読出し領域内に入ってしまう。そうすると、正面
収集像は第18A図に示すように正常であるが、側画像
は、第18B図に示すように、X線曝射タイミングに走査
していた位置を境にして画面上部、下部で時間差のある
画像となってしまう。これによると、帯状ノイズが発生
しずれ像の生じた偽像となってしまい、適切な診断を行
えない、という問題がある。
そこで本発明の目的は、シネ撮影及びTV撮影によるX
線画像の検出を行い、当該画像を画像処理したものを、
高精度にて表示を可能としたX線診断装置を提供するこ
とにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を (1) 被写体を透過したX線像を光学像に変換したも
のをそれぞれシネカメラによるシネ撮影及びTVカメラに
よるビデオイメージングを行う第1,第2のX線撮影手段
と、 前記第1,第2のX線撮影手段により得られるTV画像に
対しディジタル画像処理を施すディジタル画像処理手段
を含む画像処理系と、 前記一方のX線撮像手段と前記ディジタル画像処理手
段との間に設けられ、前記一方のX線撮影手段から前記
ディジタル画像処理手段に送られる画像をバッファする
ためのバッファ手段と、 前記画像処理系により画像処理された画像を表示する
ための表示手段と、 を具備するX線診断装置。
(2) 被写体に1方向及び2方向のうち少なくとも一
方からX線を曝射するX線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをシ
ネカメラによるシン撮影及びTVカメラによるビデオイメ
ージングを行うX線検出手段と、 前記X線検出手段により得られるTV画像に対し画像処
理を施すための画像処理系と、 前記画像処理系により画像処理された画像を表示する
ための表示手段と、 前記X線検出手段のシネカメラのこま送り制御及び前
記X線発生手段段におけるX線曝射のタイミング制御の
うちの少なくとも一方を行う制御手段と、 を具備するX線診断装置、 (3) 被写体に2方向からX線を曝射する第1,第2の
X線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをTV
カメラによりビデオイメージングする第1,第2のX線撮
影手段と、 前記第1,第2のX線撮影手段により得られるTV画像に
対し画像処理を施すための一つの画像処理手段を含む画
像処理系と、 前記第1,第2のX線撮像手段と前記画像処理系とを接
続する伝送ライン上に並列に設けられ、前記第1,第2の
X線撮影手段から前記画像処理系に送られる画像をバッ
ファするための第1,第2のバッファ手段と、 前記画像処理系により画像処理された画像を表示する
ための表示手段と、 を具備するX線診断装置。
(4) 被写体を透過したX線像を光学像に変換したも
のをTVカメラにより撮影するため第1,第2のX線撮影手
段と、 前記第1,第2のX線撮影手段により得られるTV画像に
対し画像処理を施すための画像処理手段と、 前記第1のX線撮像手段と前記画像処理手段との間及
び第2のX線撮像手段と前記画像処理手段との間にそれ
ぞれ設けられ、前記第1,第2のX線撮影手段から前記画
像処理手段に送られる画像をそれぞれバッファするため
の第1,第2のバッファ手段と、 前記第1,第2のバッファ手段に並列に設けられ、それ
ぞれ前記第1,第2のX線撮影手段から送られる画像を入
力する統計処理手段と、 前記画像処理手段により画像処理された画像を表示す
るための表示手段と、を具備するX線診断装置。
(5) 被写体に2方向からX線を曝射する第1,第2の
X線発生手段と、 前記被写体を透過したX線像を光学像に変換したもの
をCCDイメージセンサ型撮像素子を用いてTVカメラによ
り撮影する第1,第2のX線検出手段と、 前記第1,第2のX線撮影手段により得られるTV画像に
対し画像処理を施すための画像処理手段と、 前記画像処理手段により画像処理された画像を表示す
るための表示手段と、 前記第1,第2のX線発生手段に対するX線曝射タイミ
ングと前記第1,第2のX線検出手段におけるCCDイメー
ジセンサ型撮像素子のシフトパルスのタイミングとを制
御するタイミング制御手段と、 を具備するX線診断装置。
(6) 被写体にX線を曝射するステレオX線管を有す
るX線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをCC
Dイメージセンサ型撮像素子を用いたTVカメラによるビ
デオイメージングを行うX線検出手段と、 前記X線撮影手段により得られるTV画像に対し画像処
理を施すための画像処理手段と、 前記画像処理手段により画像処理された画像を表示す
るための表示手段と、 前記X線発生手段のステレオX線管に対するL側,R側
のX線曝射タイミングと前記X線検出手段におけるCCD
イメージセンサ型撮像素子のシフトパルスのタイミング
とを制御するタイミング制御手段と、 を具備するX線診断装置。
(7) 被写体に2方向からX線を曝射するステレオX
線管を有する第1,第2のX線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをCC
Dイメージセンサ型撮像素子に用いたTVカメラによるビ
デオイメージングを行う第1,第2のX線検出手段と、 前記第1,第2のX線撮影手段により得られるTV画像に
対し画像処理を施すための画像処理手段と、 前記画像処理手段により画像処理された画像を表示す
るための表示手段と、 前記第1,第2のX線発生手段のステレオX線管に対す
るL側,R側のX線曝射タイミングと前記第1,第2のX線
検出手段におけるCCDイメージセンサ型撮像素子のシフ
トパルスのタイミングとを制御するタイミング制御手段
と、 を具備するX線診断装置。
(8) 被写体にX線を曝射するX線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをそ
れぞれシネカメラによるシネ撮影及びCCDイメージセン
サ型撮像素子を用いたTVカメラによるビデオイメージン
グを行うX線検出手段と、 前記X線検出手段により得られるTV画像に対し画像処
理を施すための画像処理手段と、 前記画像処理手段により画像処理された画像を表示す
るための表示手段と、 前記X線発生手段のX線曝射タイミングと、前記X線
検出手段におけるシネカメラのシャッタパルスのタイミ
ングとを制御するX線制御手段と、 前記X線検出手段におけるシネカメラのシャッタパル
スの発生タイミングと前記X線検出手段におけるCCDイ
メージセンサ型撮像素子のシフトパルスのタイミングと
を制御するタイミング制御手段と、 を具備するX線診断装置。
(9) 被写体に2方向からX線を曝射する第1,第2の
X線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをそ
れぞれシネカメラによるシネ撮影及びCCDイメージセン
サ型撮像素子を用いたTVカメラによるビデオイメージン
グを行う第1,第2のX線検出手段と、 前記X線検出手段により得られるTV画像に対し画像処
理を施すための画像処理手段と、 前記画像処理手段により画像処理された画像を表示す
るための表示手段と、 前記第1,第2のX線発生手段のX線曝射タイミング
と、前記第1,第2のX線検出手段におけるシネカメラの
シャッタパルスのタイミングとを制御するX線制御手段
と、 前記第1,第2のX線検出手段におけるシネカメラのシ
ャッタパルスの発生タイミングと前記第1,第2のX線検
出手段におけるCCDイメージセンサ型撮像素子のシフト
パルスのタイミングとを制御するタイミング制御手段
と、 を具備するX線診断装置。
(作用) 従来、一方のX線撮像手段のX線パルスの曝射タイミ
ングを、TVカメラのブランキング時に設定した場合は、
同時に両方のX線撮像手段からX線パルスを出せないた
め、両方のX線撮像手段のX線パルスに対応する両画像
の収集タイミングが部分的に重なってしまう。このた
め、二つのディジタル画像処理手段を用意して2系統の
X線撮像手段からの画像をそれぞれ二つのディジタル画
像処理手段に送るようにしなければならない。これに対
し、請求項1にかかる発明では、一方のX線撮像手段か
らの画像出力をバッファ手段を介して時間差を持たせて
ディジタル画像処理手段に入力するようにしたことによ
り、両方のX線撮像手段からの画像を時分割的に順次一
つのディジタル画像処理手段に送ることができる。
請求項2にかかる発明によれば、TVカメラの画像収集
タイミングとX線検出手段からX線パルスを曝射タイミ
ングとのずれを無くすることができるので、シネカメラ
からのジッタ発生を無くすることができ、これにより帯
状ノイズの無いTVカメラによる撮影画像を得ることがで
きる。また、シングルプレーンシネ撮影及びTV撮影にあ
っては、X線パルスの曝射タイミングを、画像有効期間
外に設定することにより、バイプレーンシネ撮影及びTV
撮影にあっては、X線パルスの曝射タイミングを、シネ
フレーミング枠外に設定することにより、ずれ像を画面
の隅に置くことができ、実質的にずれ像のない画像を得
ることができる。
請求項3にかかる発明によれば、請求項1の場合と同
様に、X線撮影手段からの画像出力をバッファ手段を介
して時間差を持たせてディジタル画像処理手段に入力す
るようにしたことにより、両方のX線撮像手段からの画
像を時分割的に順次一つのディジタル画像処理手段に送
ることができ、特に、バイプレーンシネ撮影又はTV撮影
に効果がある。
請求項4にかかる発明によれば、X線撮影手段からの
画像出力をバッファ手段を介して時間差を持たせてディ
ジタル画像処理手段に入力するようにしたことにより、
両方のX線撮像手段からの画像を時分割的に順次一つの
ディジタル画像処理手段に送ることができると共に、両
バッファ手段に並列に統計処理手段を設けているので、
両系のTV画像について、その統計情報を極力時間遅れな
く得ることができる。
請求項5にかかる発明によれば、第1,第2のX線発生
手段に対するX線曝射タイミングを、第1,第2のX線検
出手段におけるCCDイメージセンサ型撮像素子のシフト
パルスの発生タイミングの前後に合わせることができ、
これにより、パルスX線の曝射間隔をシフトパルス間隔
程度まで短縮できる。よって、2画像の混合が防止で
き、偽像のない画像を得ることができる。
請求項6にかかる発明によれば、請求項5と同様に、
パルスX線の曝射間隔をシフトパルス間隔程度まで短縮
できる。よって、L画像,R画像の混合が防止でき、偽像
のない立体視可能な画像を得ることができる。
請求項7にかかる発明によれば、請求項5,6と同様
に、パルスX線の曝射間隔をシフトパルス間隔程度まで
短縮できる。よって、L画像,R画像の混合と2方向の画
像の混合が防止でき、偽像のない立体視可能な画像を得
ることができる。
請求項8にかかる発明によれば、シネ撮影のために曝
射される複数のX線パルスの内で、TVカメラに有効なX
線パルスによるX線像のみを読出し、複数のX線パルス
による偽像の発生を抑制することができる。
請求項9にかかる発明によれば、2方向にについて、
それぞれ請求項8と同様にシネ撮影のために曝射される
複数のX線パルスの内で、TVカメラに有効なX線パルス
によるX線像のみを読出し、複数のX線パルスによる偽
像の発生を抑制することができる。
(実施例) 本発明の第1の実施例のX線診断装置を第1図及び第
2図を参照して説明する。第1図は本発明の第1の実施
例のX線診断装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施例のX線診断装置は、F側X線撮影系(F
側)200と、L側X線撮影系(L側)300と、画像表示系
400と、図示しないX線発生等のための制御系とを有し
ている。すなわち、F側は、X線管1f、イメージインテ
シファイヤ(I.I.)2f、図示しない光学系、TVカメラ3
f、必要に応じて設けられる図示しないシネカメラから
なる。L側は、X線管1l、イメージインテシファイヤ
(I.I.)2l、図示しない光学系、TVカメラ3l、必要に応
じて設けられる図示しないシネカメラからなる。符号又
は添字のfはフロンタル(正面側)、lはラテラル(側
面側)を示すものである。
従って、これらF側X線撮影系200及びL側X線撮影
系300により、被写体4は、TV撮影又はシネ撮影され得
る。そして、TV撮影により得られた電気信号の画像は、
画像表示系400に送られる。表示系400において、両画像
は、それぞれA/D変換器5f,5lによりディジタル化され、
ディジタル画像処理系としてディジタルフルオログラフ
ィ装置の要部をなす画像メモリ6(61,62〜6n)を介
し、また、D/A変換器7f,7lにてアナログ信号化され、TV
モニタ8f,8lにて表示される。
以上の構成で、F側のX線管1fより曝射されたX線
は、被写体4を透過して、I.I.2fに到達される。そし
て、I.I.2fにて透過X線はX線/光変換されて光学像と
なり、該光学像はTVカメラ3fにてTV撮影され、ビデオ信
号となり、A/D変換器5fにてディジタル化され、F側画
像として画像メモリ61に保存される。
次に、L側のX線管1lより曝射されたX線は、被写体
4を透過して、I.I.2lに到達される。そして、I.I.2lに
て透過X線はX線/光変換されて光学像となり、該光学
像はTVカメラ3lにてTV撮影され、ビデオ信号となり、A/
D変換器5lにてディジタル化され、L側画像として画像
メモリ62に保存される。
そして、画像メモリ61,62からは、保存されてあった
F側画像及びL側画像が呼出され、D/A変換器7f,7lにて
再びビデオ信号に変換された後に、各々のTVモニタ8f,8
lに表示され、診断のために観察される。
以上は一般的な構成であり、本実施例は次の新規の構
成を有する。すなわち、A/D変換器5lの後段に、L側画
像をバッファするためのバッファメモリ9を新規に備え
ている。
ここで、第1図に示すように、TVカメラ3fのビデオ信
号は、A/D変換器5fにて、ディジタル化され、第3図の
一つ目のフレームのタイミングにて、画像メモリ61に保
存される。TVカメラ3lのビデオ信号は、A/D変換器5lに
て、ディジタル化され、バッファメモリ9に保存され
る。また、保存中の二つ目のフレームのタイミングに
て、画面の左上の画素より順に読出され、画像メモリ62
に保存される。この過程の繰返しによりF側、L側の画
像が正常に観察できるものとなる。
以上のように、従来は、F側X線撮影系又はL側X線
撮影系のうちの一方のX線パルスの曝射タイミングを、
両方のTVカメラ3f,3lのブランキング時に設定した場合
は、同時に両方のX線撮影系からX線パルスを曝射する
ことができないため、他方のX線撮影系のX線パルスは
他方の画像の画像読出しタイミングが部分的に重なって
しまう。このため、二つのディジタル画像処理系を用意
して両方のX線撮影系からの画像をそれぞれ二つのディ
ジタル画像処理系に送るようにしなければならなかっ
た。
これに対して、本実施例では、同期タイミングを180
゜位相をずらし、一方のX線撮影系からの画像出力を、
バッファメモリ9を介して時間差を持たせて一つのディ
ジタル画像処理系に入力されるようにしたことにより、
両方のX線撮影系からの画像を時分割的に順次一つのデ
ィジタル画像処理系に送ることができる。
これは、比較的安価なバッファメモリ9を設けるだけ
で、比較的高価なディジタル画像処理系を増設すること
無く、2つのX線撮影系から得られるTV画像を、それぞ
れ画像処理し、帯状ノイズの発生がなく、ずれ像を生じ
ない画像を表示することができる、という利点を生むも
のである。
次に、本発明の第2の実施例のX線診断装置を第3図
及び第4A図、第4B図を参照して説明する。第3図は同実
施例装置のブロック図、第4A図及び第4B図は同実施例装
置の作用を示す図である。第3図においては、第1図に
おけるA/D変換器5f,5l,画像メモリ6(61,62〜6n)及び
D/A変換器7f,7l等を、ディジタルフルオログラフィ(D
F)プロセッサ10に含ませている。また、本装置は、シ
ネカメラ12l,12fを有する。さらに、L側X線撮影系
に、X線制御器13l,X線発生同期回路14l,シネカメラ制
御器15l及びシネカメラ同期回路16lを持っている。また
さらには、F側X線撮影系に、X線制御器13f,X線発生
同期回路14f,シネカメラ制御器15f及びシネカメラ同期
回路16fを持っている。
このように本装置は、TVカメラ3l,3f及びシネカメラ1
2l,12fを有するX線撮影系を2系統備えており、その一
方の系として、例えばL側のシネカメラ12lのこま送り
とX線曝射とのタイミングを、X線制御器13l及びX線
発生同期回路14lと、シネカメラ制御器15l及びシネカメ
ラ同期回路16lとにより制御することができる。そし
て、このタイミング制御により、L側のTVカメラ3lの画
像収集タイミングと、X線撮影系からX線パルスを曝射
タイミングと、のずれを無くすことができるので、シネ
カメラ12lからのジッタ発生を無くすることができる。
これにより、帯状ノイズの無い撮影画像を得ることがで
きる。
また、前記のタイミング制御により、シングルプレー
ンのシネ撮影及びTV撮影にあっては、X線撮影系からX
線パルスの曝射タイミングを、有効な画像として取扱わ
れる時間外に設定することができる。これにより、第4A
図及び第4B図に示すように、バイプレーンシネ撮影及び
TV撮影にあっては、X線撮影系からX線パルスの曝射タ
イミングを、シネフレーミング枠外に設定することによ
り、ずれ像を画面の隅に置くことができる。よって、実
質的にずれ像の無い画像を得ることができる。
よって、上述した実施例装置によれば、バイプレーン
又はシングルプレーンシネ撮影及びTV撮影を行い、該撮
影画像を一つのディジタル画像処理系により処理し、高
精度の画像による表示が可能となる。
次に、本発明の第3の実施例のX線診断装置を第5図
を参照して説明する。第3の実施例装置は、新規の画像
処理系(ディジタルフルオログラフィ装置)60を有す
る。
この画像処理系60は、F側のTVカメラ3fの出力を、バ
ッファするバッファメモリ61fと,L側のTVカメラ3lの出
力を、バッファするバッファメモリ61lとを有してい
る。
また、F側撮影系のTVカメラ3fの出力及びL側撮影系
のTVカメラ3lの出力を、画像処理する画像処理回路62
と,画像記憶する画像メモリ6と,統計情報を算出する
ための統計処理回路63とを有し、さらに画像処理回路62
で処理されたF側撮影系のTVカメラ3fの出力及びL側撮
影系のTVカメラ3lの出力を個々に表示処理する表示処理
回路64f,64lを有する。なお、統計処理回路63は、ディ
ジタルフォームの画像を所定の手法で解析することによ
り或る統計情報を得るものである。そして、この統計情
報は、X線制御器13f,13lに与えられる。X線制御器13
f,13lは、前記統計情報に基づきX線撮影条件やX線曝
射条件を設定する。
画像処理系60の表示処理回路64f,64lの出力である画
像は、モニタ8f,8lにて表示される。
統計処理回路63は、F側撮影系のためのX線制御器13
fに、X線曝射条件に基づく指令を与える共とにL側撮
影系のためのX線制御器13lにX線曝射条件に基づく指
令を与える。
第5図に示す構成のX線診断装置によると、第6図に
示すタイミングにて動作することができる。すなわち、
この動作では、L側X線撮影系は、F側X線撮影系に対
し2倍のビデオ速度を有している。
F側X線撮影系は、1フレームおきにパルスX線を曝
射し、画像を生成している。F側X線撮影系のTVカメラ
3fより出力された画像は、バッファメモリ61fに一時保
存されることなく画像処理回路62に転送されて画像処理
され、また、これと同時に、前記画像は、統計処理回路
63に転送され、次のフレームにて統計情報が収集され
る。
L側は、F側の2倍のビデオ速度で動作している。そ
して、1フレームおきにパルスX線を曝射して画像を生
成している。L側のTVカメラ3lより出力される画像を、
バッファメモリ61lに一時保存することなく画像処理回
路62に転送すると、タイミングLi,Li+2,…にて、画像
の転送が重なってしまう。
そこで、タイミングLi,Li+2,…における画像は、一
時、バッファメモリ61lに保存し、次のフレームにて読
み出すようにする。また、タイミングLi+1,Li+3,…の
画像は、バッファメモリ61lに一時保存することなく、
画像処理回路62に転送しても、画像の重なりは生じない
ものとなる。
これにより、1つの画像処理回路62を有するだけで、
特に、早い画像処理速度が求められても、それぞれ異な
るビデオ速度の2系統の画像を、それぞれ画像処理する
ことが可能となる。
なお、この例では、F側のみならずL側についても統
計情報が求められる。すなわち、バッファメモリ61lに
一時保存されるタイミングLi,Li+2における画像の統
計情報は、さらに1フレームだけ時間遅れて統計情報が
求められる。
次に、第7図を参照し、第5図のハードウェア構成
で、画像処理系60の画像保存/処理速度がビデオ速度の
2倍の場合に、F側X線撮影系/L側X線撮影系の撮影
が、F側X線撮影系/L側X線撮影系各々の有するビデオ
速度で行うことができる動作を説明する。すなわち、F
側X線撮影系及びL側X線撮影系共にフレームに同期し
てパルスX線を曝射して画像を生成する。各TVカメラ3
f,3lから出力される画像は、バッファメモリ61f,61lに
一時保存される。両バッファメモリ61f,61lに保存され
た画像は、ビデオ速度の2倍で読出して、画像処理回路
62,画像メモリ6,統計処理回路63に入力される。
これにより、F側X線撮影系及びL側X線撮影系共
に、収集された画像は、それぞれのビデオ速度にて画像
処理回路62で画像処理され、表示処理回路64f,64lを介
してTVモニタ8f,8lにて表示される。また、画像メモリ
6に保存でき、さらに、統計処理回路63にも画像が入力
されることから、統計情報が得られる。なお、この例で
は、統計情報は、1/2フレームの時間遅れを伴って収集
される。
次に本発明の第4の実施例のX線診断装置を第8図
と、第9A図及び第9B図とを参照して説明する。この第4
の実施例装置は、時間遅れが無くして画像収集できる実
施例である。第8図に示す第4の実施例装置の構成は、
第5図に示す構成において統計処理回路63f,63lを新た
に設けたものであり、結果的に、F側X線撮影系及びL
側X線撮影系の画像が、バッファメモリ61f,61lと統計
処理回路63f,64lとに同時に入力されるように構成した
ものである。
この構成によると、第9A図及び第9B図に示すように、
F側X線撮影系及びL側X線撮影系共にフレームに同期
してパルスX線を曝射し、画像を生成する。各TVカメラ
3f,3lより出力される画像は、バッファメモリ61f,61lに
一時保存すると共に統計処理回路63f,63lに入力する。
これにより、次のフレームにて統計情報をF側X線撮影
系とL側X線撮影系とについて独立に収集することがで
き、統計情報収集の遅れ時間は、1フレームに相当する
時間に抑えることができるものとなる。
次に本発明の第5の実施例のX線診断装置を第10図を
参照して説明する。この第5の実施例装置は、CCD(cha
rge coupled device)イメージセンサ型撮像素子を用い
たTVカメラを使用する装置である。すなわち、第5の実
施例装置は、F側X線撮影系及びL側X線撮影系のTVカ
メラとして、CCDイメージセンサ型撮像素子を用いたTV
カメラ30f,30lを使用し、また、このTVカメラ30f,30l
と、X線制御器13f,13lとを連動して制御するタイミン
グ発生器73を持つ画像処理系70を設けた構成である。画
像処理系70は、画像メモリ71f,71lと、D/A変換器72f,72
lと、タイミング発生器73とを少なくとも含んでいる。
ここで、タイミング発生器73は、TVカメラ30f,30lの
各CCDイメージセンサ型撮像素子に対し、蓄積層から転
送層に画像を移すシフトパルスを与え、また、X線管1
f,1lに対して所定のX線条件における曝射タイミングを
指令するものとなっている。
第11図はCCDイメージセンサ型撮像素子500の概略構成
を示すブロック図であり、CCD501とドライバ502とから
なり、このドライバ502には制御信号が入力される。前
記制御信号は、前述した蓄積層から転送層に画像を移す
シフトパルスや後述するリセットパルスを含んだもので
ある。
第12図は、タイミング発生器73から出力されるシフト
パルスと、F側X線撮影系及びL側X線撮影系のX線曝
射と、TVカメラ30f,30lの出力との関係とを示すタイミ
ング図であり、第10図に示す装置の動作を示している。
このタイミング図に示すように、F側X線撮影系及びL
側X線撮影系のTVカメラ30f,30lに対し、タイミング発
生器73によるシフトパルスは、第4A図及び第4B図で述べ
たと同じように、有効な画像として取扱われる時間外の
タイミングにて出力する。これにより、F側X線撮影系
のX線パルスは、そのシフトパルスによりX線パルス幅
に相当する時間前に立上がり、そしてシフトパルスの立
上がりまでに立下がる。また、L側のX線パルスは、シ
フトパルスの立下がりにて立上がり、X線パルス幅に相
当する時間が経過したら、立下がる。
以上により、F側X線撮影系及びL側のX線撮影系X
線パルスの間隔は、シフトパルス時間にまで短縮でき
る。
本実施例において、X線パルスは波尾を伴う。この波
尾の発生主要因は、X線制御器13f,13lそれぞれが持つ
高電圧発生器と、X線管1f,1lとを結ぶケーブルが有す
るキャパシタに、チャージされた電荷によって生じるも
のである。従って、波尾は、X線管に対する高電圧の印
加が終了したときに発生する。
この波尾のため、F側X線撮影系及びL側のX線パル
ス間隔をシフトパルス幅相当にしてしまうと、F側X線
撮影系のX線パルスの波尾によるX線像が、L側に混入
してしまう不具合を生じる。
そこで、高電圧発生器により管電圧,管電流値をタイ
ミング発生器73に入力し、波尾が実質的に終了してしま
う時間を算定し、この時間分だけF側のX線パルスの発
生タイミングを早くするものとする。
これにより、F側X線撮影系(又はL側)のX線パル
スの波尾によるX線像は、L側(又はF側X線撮影系)
に混入してしまう不具合は生じない。つまり、時間的ず
れがないF側,L側のバイプレーン撮影画像が得られるの
で、観察・解析に有益である。特に、血流像の観察に好
適となる。
次に本発明の第6の実施例のX線診断装置を第13図を
参照して説明する。この第6の実施例装置は、ステレオ
撮影を行える装置である。第13図に示すブロック図にお
いて、符号又は添字L(l)はステレオX線管1′のス
テレオ左焦点、R(r)はステレオ左焦点を示してい
る。また、前述の例と同じようにCCDイメージセンサ型
撮像素子を用いたTVカメラ30を使用している。そして、
画像処理系80は、L側の画像メモリ81l、R側の画像メ
モリ81rと、同様にL側のD/A変換器82l、R側のD/A変換
器82rと、タイミング発生器83を有する。タイミング発
生器83は、ステレオX線管1′のL焦点によるX線曝射
とR焦点によるX線曝射とを制御するX線制御器90と、
TVカメラ30とを制御する。すなわち、前述と同様に、タ
イミング発生器83は、L/R焦点による曝射に対応してTV
カメラ30にシフトパルスを与える。
第13図に示す装置の動作を第14図を参照して説明す
る。すなわち、TVカメラ30に対して与えられるシフトパ
ルスは、有効な画像として取扱われる時間外にて発生す
る。L側焦点によるX線パルスは、そのシフトパルスに
よりX線パルス幅に相当する時間前に立ち上がり、シフ
トパルスの立上がりまで立下がる。また、R側焦点によ
るX線パルスは、そのシフトパルスの立下がりで立上が
り、X線パルス幅に相当する時間経過後に立下がる。
これにより、L/R側焦点によるX線パルスの間隔は、
シフトパルス時間まで短縮できる。本実施例において、
X線パルスは波尾を伴う。この波尾の発生主要因は、X
線制御器90が持つ高電圧発生器と、X線管1′とを結ぶ
ケーブルが有するキャパシタに、チャージされた電荷に
よって生じるものである。従って、波尾は、X線管に対
する高電圧の印加が終了したときに発生する。
この波尾のため、L側とR側のX線パルス間隔を、シ
フトパルス幅相当にしてしまうと、L側のX線パルスの
波尾によるX線像が、R側に混入してしまう不具合を生
じる。
そこで、高電圧発生器により管電圧,管電流値をタイ
ミング発生器83に入力し、波尾が実質的に終了してしま
う時間を算定し、この時間分だけL側のX線パルスの発
生タイミングを早くするものとする。これにより、時間
的ずれがないL側,R側のステレオ撮影画像が得られるの
で、立体視による観察・解析に有益である。特に、血流
像の観察に好適となる。
次に本発明の第7の実施例のX線診断装置を第15図を
参照して説明する。この第7の実施例装置は、X線シネ
撮影とTV撮影とを同時に行うことができる装置である。
第15図に示すように、本実施例装置は、CCDイメージセ
ンサ型撮像素子を用いたTVカメラ30を使用し、該TVカメ
ラ30の出力は、画像処理系100を介してモニタ8にて表
示される。画像処理系100は、画像メモリ101、D/A変換
器102、タイミング発生器103よりなる。タイミング発生
器103は、TVカメラ30にシフトパルスを送り、また、シ
ネカメラ制御器130に制御信号を与える。シネカメラ制
御器130は、光学系11に取り付けたシネカメラ120にコマ
送りのための制御信号を与える。また、シネカメラ120
は、X線制御器110に対して撮影タイミング信号となる
シャッタパルスを与えるものとなっている。
第15図に示す装置の動作を第16図を参照して説明す
る。すなわち、タイミング発生器103は、シネカメラ制
御器130に対し、シネ同期信号を送る。これにより、シ
ネカメラ制御器130はシネカメラ120を回転させる。撮影
タイミング信号となるシャッタパルスがシネカメラ120
より出力され、X線制御器130に送られる。X線制御器1
30は、X線曝射条件に合った高電圧をX線管1に供給す
る。この高電圧供給を、X線パルス幅に相当する時間継
続する。
そして、X線管1により曝射されるX線は、被写体4
を透過し、I.I.2に入射する。I.I.2は、X線像を光学像
に変換し、出力する。この光学像は、光学系11内にて光
路が二分され、一方はシネカメラ120に入射しシネフィ
ルムにるシネ撮影がなされ、他方はTVカメラ30に入射し
てTV撮影がなされる。タイミング発生器103は、TVカメ
ラ30に対しリセットパルス又はシフトパルスを送る。こ
のリセットパルスは、CCDの蓄積層に在る画像をドレイ
ンに流し出すための制御信号であり、シフトパルスは、
蓄積層から転送層に画像を移すための制御信号である。
タイミング発生器103からリセットパルスがTVカメラ3
0に与えられると、有効外のX線画像は、ドレインに流
し出し、シフトパルスが与えられると、有効なX線像の
みがTVカメラ30より取出され、画像メモリ101に保存さ
れる。画像メモリ101に保存された画像は順次呼び出さ
れて、D/A変換器102を経てビデオ信号に変換され、TVカ
メラ8にて表示される。
タイミング発生器103によるシフトパルスは、TVカメ
ラ30における有効な画像として取扱われる時間の外に出
力される。シネ同期パルスは、TVカメラ30に対し有効な
X線パルスが、そのシフトパルスにより、X線パルス幅
に相当する時間前に立ち上がり、シフトパルスの立上り
までに立下がるようなタイミングとし、その他のX線パ
ルスは、余りの時間を等分割したタイミングである。TV
カメラ30に対し、リセットパルスをTVカメラ30に有効な
X線パルスの立上り前に出力する。
以上により、シネ撮影にて曝射される複数のX線パル
スの内でTVカメラ30に有効なX線パルスによるX線像の
みをTVカメラ30から出力し、複数のX線パルスによる偽
像の発生を防ぐことが可能となる。
第17図は、バイプレーンにてシネ撮影とTV撮影とを同
時に行う場合のタイミング発生器103の動作を示すタイ
ミング図である。装置構成は、シネ撮影のためのシネカ
メラとTV撮影のためのTVカメラとを持つX線撮影系を2
組備え、該2組をF側X線撮影系及びL側に配置して、
バイプレーン撮影が可能に構成したものである。すわな
ち、第15図に示す構成を2組使った装置である。ここ
に、各TVカメラは、CCDイメージセンサを用いた撮像素
子を用いたものである。
タイミング発生器103は、シフトパルスを、TVカメラ3
0に有効な画像として取扱われる時間の外にて与える。
F側X線撮影系のシネ同期パルスは、TVカメラ30の有効
なX線パルスがそのシフトパルスによりF側X線撮影系
及びL側のX線パルス幅の合計に相当する時間前に立上
るタイミングとし、その他のX線パルスは余りの時間を
等分割したタイミングである。L側のシネ同期パルス
は、TVカメラ30の有効なX線パルスが、そのシフトパル
スにより、L側のX線パルス幅に相当する時間前に立上
るタイミングとし、その他のX線パルスは余りの時間を
等分割したタイミングである。
F側X線撮影系及びL側のTVカメラに対してリセット
パルスは、各TVカメラに有効なX線パルスの立上り前に
出力する。
以上のように、第7の実施例によれば、シネ撮影とTV
撮影とを同時に行う場合、TVカメラの読出し速度以上に
速さでシネ撮影が行え、時間分解能が高い画像が得られ
ると共に偽像のないディジタル画像が得られ、高精度の
画像診断ができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できるもの
である。
[発明の効果] よって、本発明によれば、バイプレーン又はシングル
プレーンのシネ撮影及びTV撮影を行い、該撮影画像を一
つのディジタル画像処理系により処理されることがで
き、高精度の画像診断が可能なX線診断装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のX線診断装置を示すブ
ロック図、第2図は同実施例の作用を示す図、第3図は
本発明の第2の実施例のX線診断装置を示すブロック
図、第4A図及び第4B図は同実施例の作用を示す図、第5
図は本発明の第3の実施例のX線診断装置を示すブロッ
ク図、第6図は第3の実施例の一例の動作を示すタイミ
ング図、第7図は第3の実施例の他例の動作を示すタイ
ミング図、第8図は本発明の第4の実施例のX線診断装
置を示すブロック図、第9A図及び第9B図は第3の実施例
の動作を示すタイミング図、第10図は本発明の第5の実
施例のX線診断装置を示すブロック図、第11図は本発明
の第5の実施例で用いるCCDイメージセンサの一例のブ
ロック図、第12図は第5の実施例の動作を示すタイミン
グ図、第13図は本発明の第6の実施例のX線診断装置を
示すブロック図、第14図は第6の実施例の動作を示すタ
イミング図、第15図は第7の実施例のX線診断装置を示
すブロック図、第16図は第7の実施例の一例の動作を示
すタイミング図、第17図は第7の実施例の他例の動作を
示すタイミング図、第18A図及び第18B図はX線診断法に
おける問題点を示す図である。 1f,1l……X線管、1′……ステレオX線管、2f,2l……
イメージインテンシファイヤI.I.、3f,3l……TVカメ
ラ、4……被写体、5f,5l……A/D変換器、6……画像メ
モリ、7f,7l……D/A変換器、8f,8l……モニタ、9……
バッファメモリ、10……DFプロセッサ、11f,11l……光
学系、12f,12l……シネカメラ、13f,13l……X線制御
器、14f,14l……X線発生同期回路、15f,15l……シネカ
メラ制御器、16f,16l……シネカメラ同期回路、63,63f,
63l……統計処理回路、500……CCDイメージセンサ型撮
像素子。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−66839(JP,A) 特開 昭59−183736(JP,A) 特開 昭61−263440(JP,A) 特開 昭62−127035(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 - 6/02 H05G 1/64

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射したX線を光学データに変換し、該光
    学データに基づいて第1のX線画像を生成する第1のX
    線画像生成手段と、 前記第1のX線画像生成手段に連動して起動する手段で
    あって、入射したX線を光学データに変換し、該光学デ
    ータに基づいて第2のX線画像を生成する第2のX線画
    像生成手段と、 前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像に対してデ
    ィジタル画像処理を施すディジタル画像処理手段を含む
    画像処理系と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と、を備え、 前記表示手段に前記第1のX線画像及び前記第2のX線
    画像を表示するに際してこれら各画像が部分的に重なら
    ないように、一方の画像生成手段からの画像を一時的に
    保存するバッファ手段をさらに具備するX線診断装置。
  2. 【請求項2】被検体に第1の方向から第1のX線を曝射
    する第1のX線発生手段と、 前記第1のX線発生手段に対向して設けられ、所定領域
    に入射したX線を光学データに変換し、該所定領域に対
    応する光学データを生成する第1の光学データ生成手段
    と、 前記所定領域内の診断対象を含む領域に対応する前記第
    1の光学データから第1のX線画像を生成する第1のX
    線画像生成手段と、 前記第1のX線曝射に連動して、前記被検体に第2の方
    向から所定のタイミングで第2のX線を曝射する第2の
    X線発生手段と、 前記第2のX線発生手段に対向して設けられ、所定領域
    に入射したX線を光学データに変換し、該所定領域に対
    応する光学データを生成する第2の光学データ生成手段
    と、 前記所定領域内の診断対象を含む領域に対応する前記第
    2の光学データから第2のX線画像を生成する第2のX
    線画像生成手段と、 前記各X線画像生成手段により得られる各X線画像に対
    し画像処理を施すための画像処理系と、 前記画像処理系により画像処理された画像を表示するた
    めの表示手段と、 前記第2のX線画像に対応する第2の光学データの診断
    対象を含む領域外に前記第2のX線曝射に基づく画像ノ
    イズを発生させるように、前記第2のX線画像生成手段
    のX線画像生成タイミング、或いは第2のX線の曝射タ
    イミングのうち少なくとも一方を制御する制御手段と、 を具備するX線診断装置。
  3. 【請求項3】入射したX線を光学データに変換し、該光
    学データに基づいて第1のX線画像を生成する手段であ
    って、当該画像生成を第1の周期にて繰り返す第1のX
    線画像生成手段と、 入射したX線を光学データに変換し、該光学データに基
    づいて第2のX線画像を生成する手段であって、当該画
    像生成を前記第1の周期の半分以下である第2の周期に
    て繰り返す第2のX線画像生成手段と、 前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像に対してデ
    ィジタル画像処理を施すディジタル画像処理手段を含む
    画像処理系と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と、を備え、 前記表示手段に前記第1のX線画像及び前記第2のX線
    画像を表示するに際してこれら各画像が部分的に重なら
    ないように、一方の画像生成手段からの画像を一時的に
    保存するバッファ手段をさらに具備するX線診断装置。
  4. 【請求項4】前記バッファ手段に並列に設けられ、前記
    各X線画像生成処理終了に連動して前記バッファ手段か
    らX線画像を入力する統計処理手段をさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項3記載のX線診断装置。
  5. 【請求項5】入射したX線を光学データに変換し、該光
    学データに基づいて第1の周期にて第1のX線画像を生
    成する第1のX線画像生成手段と、 前記第1のX線画像生成手段から前記第1のX線画像を
    逐次入力し、一時的に保存する第1のバッファ手段と、 前記第1のX線画像生成手段に連動して起動する手段で
    あって、入射したX線を光学データに変換し、該光学デ
    ータに基づいて前記第1の周期にて第2のX線画像を生
    成する第2のX線画像生成手段と、 前記第2のX線画像生成手段から前記第2のX線画像を
    逐次入力し、一時的に保存する第2のバッファ手段と、 前記各X線画像生成処理終了に連動して前記各バッファ
    手段から交互にX線画像を読み出し、ディジタル画像処
    理を施すディジタル画像処理手段を含む画像処理系と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と を具備し、 前記画像処理系は、前記各X線画像に施す画像処理を前
    記第1の周期の半分以下である第2の周期にて実行する
    ことで、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像に
    対する画像処理を前記第1の周期内において実行するこ
    と、 を特徴とするX線診断装置。
  6. 【請求項6】前記各バッファ手段に並列に設けられ、前
    記各X線画像生成処理終了に連動して前記各バッファ手
    段からX線画像を入力する統計処理手段をさらに具備す
    ることを特徴とする請求項5記載のX線診断装置。
  7. 【請求項7】前記各バッファ手段に一つずつ並列に設け
    られ、前記各X線画像生成処理終了に連動して前記各バ
    ッファ手段からX線画像を入力する統計処理手段をさら
    に具備することを特徴とする請求項5記載のX線診断装
    置。
  8. 【請求項8】被検体に第1の方向から第1のX線を曝射
    する第1のX線発生手段と、 前記第1のX線発生手段に対向して設けられ、所定領域
    に入射したX線を光学データに変換し、該所定領域に対
    応する光学データを生成する第1の光学データ生成手段
    と、 前記所定領域内の診断対象を含む領域に対応する前記第
    1の光学データから第1のX線画像を撮像する第1のCC
    Dイメージセンサ型撮像手段と、 前記第1のX線曝射に連動して、前記被検体に第2の方
    向から所定のタイミングで第2のX線を曝射する第2の
    X線発生手段と、 前記第2のX線発生手段に対向して設けられ、所定領域
    に入射したX線を光学データに変換し、該所定領域に対
    応する光学データを生成する第2の光学データ生成手段
    と、 前記所定領域内の診断対象を含む領域に対応する前記第
    2の光学データから第2のX線画像を撮像する第2のCC
    Dイメージセンサ型撮像手段と、 前記各撮像手段により得られるX線画像に対し画像処理
    を施すための画像処理系と、 前記各撮像手段が撮影する前記診断対象を含む領域外の
    前記所定領域において、前記各X線発生手段によるX線
    曝射に基づく画像ノイズを発生させるように、前記第1
    のX線発生手段及び前記第2のX線発生手段のX線曝射
    タイミングと、前記第1のCCDイメージセンサ型撮像手
    段及び前記第2のCCDイメージセンサ型撮像手段のシフ
    トパルス発生タイミングとの少なくとも一方を制御する
    タイミング制御手段と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と、 を具備するX線診断装置。
  9. 【請求項9】被検体にX線を曝射するステレオX線管を
    有するX線発生手段と、 被検体を透過したX線像を光学像に変換したものをCCD
    イメージセンサ型撮像素子を用いたTVカメラによるビデ
    オイメージングを行うX線検出手段と、 前記X線撮像手段により得られるTV画像に対し画像処理
    を施すための画像処理系と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と、 前記各検出手段がイメージングする光学像の領域外にお
    いて前記X線発生手段による各X線曝射に基づく画像ノ
    イズを発生させるように、前記ステレオX線管のL側及
    びR側の各X線曝射タイミングと、前記CCDイメージセ
    ンサ型撮像素子のシフトパルス発生タイミングとの少な
    くとも一方を制御するタイミング制御手段と、 を具備するX線診断装置。
  10. 【請求項10】被検体に2方向からX線を曝射するステ
    レオX線管を有する第1、第2のX線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをCCD
    イメージセンサ型撮像素子を用いたTVカメラによるビデ
    オイメージングを行う第1、第2のX線検出手段と、 前記第1、第2のX線撮像手段により得られるX線画像
    に対し画像処理を施すための画像処理系と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と 前記各検出手段がイメージングする光学像の領域外にお
    いて、前記X線発生手段によるX線曝射に基づく画像ノ
    イズを発生させるように、前記各ステレオX線管におけ
    るL側、R側の各X線曝射タイミングと、前記各CCDイ
    メージセンサ型撮像素子のシフトパルス発生タイミング
    との少なくとも一方を制御するタイミング制御手段と、 を具備するX線診断装置。
  11. 【請求項11】被写体に2方向からX線を曝射する第
    1、第2のX線発生手段と、 被写体を透過したX線像を光学像に変換したものをそれ
    ぞれシネカメラによるシネ撮影及びCCDイメージセンサ
    型撮像素子を用いたTVカメラによるビデオイメージング
    を行うX線検出手段と、 前記X線撮像手段により得られるTV画像に対し画像処理
    を施すための画像処理系と、 前記画像処理系によって画像処理された画像を表示する
    表示手段と 前記X線検出手段が撮影する光学像の領域外において、
    前記X線発生手段によるX線曝射に基づく画像ノイズを
    発生させるように、前記X線発生手段のX線曝射タイミ
    ングと、前記シネカメラのシャッタパルスのタイミング
    とを制御するX線制御手段と、 前記X線検出手段がイメージングする光学像の領域外に
    おいて、前記X線発生手段によるX線曝射に基づく画像
    ノイズを発生させるように、前記シネカメラのシャッタ
    パルスのタイミングと、前記CCDイメージセンサ型撮像
    素子のシフトパルス発生タイミングを制御するタイミン
    グ制御手段と、 を具備するX線診断装置。
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