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JP3018131B2 - 電解イオン水生成装置 - Google Patents

電解イオン水生成装置

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JP3018131B2
JP3018131B2 JP5201740A JP20174093A JP3018131B2 JP 3018131 B2 JP3018131 B2 JP 3018131B2 JP 5201740 A JP5201740 A JP 5201740A JP 20174093 A JP20174093 A JP 20174093A JP 3018131 B2 JP3018131 B2 JP 3018131B2
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JP
Japan
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electrolytic
current
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electrolytic cell
pulse
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JP5201740A
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JPH0731977A (ja
Inventor
重樹 椎野
Original Assignee
赤井電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、供給された水道水か
ら酸性イオン水とアルカリイオン水とを生成する電解イ
オン生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電解イオン生成装置の
うち、電解槽の電極として金属、例えば白金メッキした
チタンを用いたものでは、この生成装置の長期間の使用
により、陽電極の表面にメッキされている白金が無くな
り、電解能率が極端に劣化する。そこで、前記電極に電
解電圧が印加されている時間をカウントして、所定のカ
ウント値になった時に、これを報知するようにしたもの
がある。しかしながら、前記したように電極の白金が無
くなることによる電極の寿命は、使用時間だけで単純に
求められるものではなく、例えば電解電流の大小により
大きく変化する。
【0003】一方、前記のような電極寿命の報知に関す
るものではないが、次のようなものも知られている。即
ち、この種の電解イオン生成装置では、その使用によ
り、電解槽の電極にスケールが付着して電解能力が低下
する。そこで、この電極に流れる電解電流を検出し、こ
の電流値に応じて積算電気量を検出し、この検出値が所
定値に達した時に前記電解槽の電極に、通常の使用時と
は逆極性の電圧を印加するとともに、これを報知するよ
うにしたものがある(実公平2−7676号公報参
照)。このように積算電気量を検出して、この検出値が
所定値に達した時に報知するということで、前記のよう
な電極の寿命を知らせるようにすることも考えられる。
しかしながら、前記電極の寿命は、前記のように、例え
ば電解電流の大小によって大きく変化するので、前記の
積算電気量によっても、正確に求めることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような、白金の
無くなることによる電極の寿命は、使用時間のみでは勿
論のこと、電解電流の電流値を単純に積算した積算値で
も正確に求めることができない。仮に1Aの電解電流を
100時間流した時に電極の寿命が尽きたとすると、電
解電流が倍の2Aの時には半分の50時間で寿命が尽き
るのではなく、50時間に満たない時間で寿命が尽きて
しまうことがわかった。即ち、電解電流が多いと、電極
の寿命が一層短くなる、ということである。この発明
は、上記に鑑み、より正確に電極の寿命を検出してこれ
を報知することができる電解イオン生成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの、この発明の電解イオン生成装置は、イオン交換
膜を介して配設された陽電極と陰電極とを有する電解槽
を備え、該電解槽に水道水を供給すると共に、前記陽電
極と陰電極に電解電圧を印加して、前記の供給された水
道水から酸性イオン水とアルカリイオン水とを生成する
電解イオン水生成装置であって、前記電解槽の電極を金
属により構成したものにおいて、仮に1Aの電解電流を
100時間流したときに報知するとした場合に、電解電
流が倍の2Aの時には半分の50時間で報知するのでは
なく、50時間に満たない時間で報知するように、前記
電解槽の電極に流れる電解電流を検出する手段と、この
手段により検出された電流値に比例したパルス数より
も大きいパルス数を制御手段により発生させるパルス発
生手段と、前記パルス発生手段からのパルスを積算カウ
ントするカウンターと、前記カウンターのカウント値が
所定値になったときに、これを報知する報知手段とを備
えたことを特徴とするものである。また、前記の検出さ
れた電流値に代え、前記電解槽の電極に流れる電解電流
の設定値を用い、この電解電流の各設定値に比例したパ
ルス数よりも大きいパルス数を制御手段により発生させ
るパルス発生手段と、前記電解槽に水道水が供給されて
いることを条件として、前記パルス発生手段からのパル
スを積算カウントするカウンターと、前記カウンターの
カウント値が所定値になったときに、これを報知する報
知手段とを備えてもよい。
【0006】
【作用】上記のように構成された電解イオン生成装置
では、前記電解槽の電極に流れる電解電流の電流値(ま
たは設定値)に応じて発生されるパルスの数が、この電
流値(または設定値)に比例したパルス数よりも該電流
値(または設定値)に応じて多くなる。このパルスは積
算カウントされ、このカウント値が所定値になったとき
に報知されるので、より正確に電極の寿命を知ることが
できる。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の第1の実施例を図1及び
図2について説明する。図1は電解イオン生成装置の
水路系及び電気系を示す概略ブロック図、図2は図1の
電解イオン生成装置の外観を示す斜視図である。図2
において、1は電解イオン生成装置、2は電源コー
ド、3はアルカリイオン水出口、4は酸性イオン水出
口、5は電解レベル表示灯、6は電解レベル設定用キ
ー、7はフィルターの交換を知らせる表示灯、8は電解
槽の電極の交換を知らせる表示灯、9はカートリッジ用
蓋、10は水道水入路である。図1において、図2と同
一符号は同一のものを示す。11は電解槽、12は陽電
極、13は陰電極、14はイオン交換膜、15はフィル
ターカートリッジである。このフィルターカートリッジ
15は活性炭及び中空糸等が収納され、電解イオン
成装置1に着脱可能になっている。16は流量センサ
ー、17は電源回路、18はリレーであり、このリレー
18は前記電極12,13への印加電圧を反転させるた
めのものである。
【0008】19はコントロール回路、20a〜20d
はコンパレーター、21a〜21dは切り換えスイッチ
であり、これらのスイッチは前記コンパレーター20a
〜20dからの信号が入力されたときだけ、図中のA側
に切り換わる。22は抵抗よりなる電流検出装置であ
る。23a〜23cは、入力されたパルスの周期を、例
えば2分の1にする分周器である。24はパルス発生器
であり、例えば1秒間に1個のパルスを連続して発生す
る。そして、これらは図示のように、電気的にまたは水
路によって接続されている。
【0009】上記図1、図2のように構成された電解イ
オン生成装置では、水道水入口10から通水された水
は、フィルターカートリッジ15で遊離塩素等が除去さ
れた後、流量センサー16を通過する。この流量センサ
ー16は周知のように通過する水の量に応じたパルスを
発生させるものであり、図中aの経路にてコントロール
回路19に入力される。その後水道水は、電解槽11に
通水され、イオン交換膜14を隔てて配設されている陽
電極12及び陰電極13を通り、各々アルカリイオン水
出口3、酸性イオン水出口4から吐水される。一方、前
記した流量センサー16からのパルスが所定のパルス数
を超えると、これが前記コントロール回路19で検出さ
れ、図中bの経路で電源回路17をONさせる。このO
Nにより、通常はOFFになっているリレー18を通
り、前記電極12,13に電解電圧が印加される。尚、
前記リレー18は、電解槽11を洗浄する時に一時的に
ONになり、電極12,13に印加する電圧の極性を反
転させるものであり、図中cの制御線により動作するよ
うになっている。
【0010】前記電解レベル設定用キー6により、前記
コントロール回路19を介して前記電源回路17が制御
され、これにより上記のようにして電解槽11に印加さ
れる電圧は制御される。前記の抵抗よりなる電解電流検
出装置22は電源回路17の負側に挿入されていて、こ
こで発生した、電流に応じた電圧は、コンパレーター2
0a〜20dに入力される。これらのコンパレーター2
0a〜20dのもう一つの入力には、前記電解電流の大
小を4段階に振り分けられるように直流電圧が印加され
ていて、この電解電流が小さいときにはコンパレーター
20dのみから「H」の出力が得られ、他のコンパレー
ター20a〜20cの出力は「L」となる。前記電解電
流が大きくなるのにしたがってコンパレーター20aま
で順にその出力が「H」になる。
【0011】これらのコンパレーター20a〜20dは
それぞれ前記のスイッチ21a〜21dに対応してい
て、前記のように出力が「H」になったコンパレーター
に対応するスイッチのみがA側に切り換わる。前記スイ
ッチ21dのみがA側に切り換わったときには、パルス
発生器24からの、前記分周器23a〜23cでそれぞ
れ2分の1づつ、合計8分の1に分周されたパルスが図
中の制御線eの経路でコントロール回路19に入力され
て積算カウントされる。一方、電解電流が大きい場合に
は、スイッチ21aもA側に切り換わり、パルス発生器
24からのパルスはカウントダウンされることなく、制
御線eを経由してコントロール回路19に入力されて積
算カウントされる。
【0012】さて、前記電解電流検出装置22は、前記
電解槽11の電極12,13に流れる電解電流を検出す
る手段を構成するものであり、また、前記パルス発生器
24、分周器23a〜23c、スイッチ21a〜21d
及びコンパレーター20a〜20dは、前記電解電流を
検出する手段により検出された電流値に応じた数のパル
スを発生するパルス発生手段を構成するものである。そ
して、前記分周器23a〜23c、スイッチ21a〜2
1d及びコンパレーター20a〜20dよりなる制御手
段により、前記電流値に応じた数の前記パルスがこの電
流値に比例したパルス数よりも該電流値に応じて多くな
るように前記パルス発生手段から発生されるパルス数が
制御される。前記パルス発生手段からのパルスは前記コ
ントロール回路19内のカウンターにより前記の如く積
算カウントされる。
【0013】前記積算カウント値が所定値になると、制
御線dを経由して電解槽の電極の交換を知らせる表示灯
8が点灯し、陽電極12の寿命が表示される。尚、制御
線fはパルス発生器24からのパルスを直接前記コント
ロール回路19に入力するものであり、このパルスはコ
ントロール回路19内の別のカウンターで積算カウント
され、これが所定値になると、周知のようにしてフィル
ターの交換を知らせる表示灯7が点灯される。
【0014】上記実施例では、コンパレーター20a〜
20dの出力によりスイッチ21a〜21dを切り換え
るようにしたが、図3に示すように、コントロール回路
19からの制御線g,h,i,jを介した指令、即ち前
記電解レベル設定用キー6により、前記コントロール回
路19を介して前記電源回路17から電極12,13に
供給される電解電流の設定値に対応した指令により前記
スイッチ21a〜21dを切り換えるようにしてもよ
い。尚、図3において、図1と同一符号は同様のものを
示す。図3のようにした場合には、前記パルス発生器2
4、分周器23a〜23c、スイッチ21a〜21d及
びコントロール回路19が前記電解槽11の電極12,
13に流れる電解電流の設定値に応じた数のパルスを発
生するパルス発生手段であり、コントロール回路19と
分周器23a〜23cよりなる制御手段により前記設定
値に応じた数の前記パルスがこの設定値に比例したパル
ス数よりも該設定値に応じて多くなるように前記パルス
発生手段から発生されるパルス数が制御される。そし
て、前記流量センサー16により、前記電解槽11に水
道水の供給されていることが検出されていることを条件
として、前記パルスが積算カウントされる。
【0015】上記実施例では、分周器23a〜23cを
直列に接続したが、図4に示すように、入力されたパル
スの周期を、例えば2分の1、3分の1、5分の1にす
る各別の分周器25a〜25cを設けてもよい。この図
4において、図1と同一符号は同様のものを示す。尚、
前記のように、電解電流の設定値に基づいてスイッチ2
1a〜21dを切り換えるものでは、抵抗よりなる電流
検出装置22が不要となるので、この抵抗による電解電
流の損失がなくなる。
【0016】この発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲での各種の変形態
様等をも含むものである。次に、この発明のその他の実
施例、変形例等について、そのいくつかを説明する。
上記実施例では、電解電流の検出に抵抗を用いたが、半
導体素子、コイル、線材等のように電流を検出できる他
のものに代えてもよい。上記実施例では、陽電極12
の寿命を表示するのに表示灯8を点灯するようにしてい
るが、これに代え、またはこれに加えて警告音を鳴らし
たり、電解槽への給水を止める等により電解槽からのア
ルカリイオン水等の出水を止める等、電解イオン生成
装置の動作を以後は止めることにより前記寿命の尽きた
ことを使用者に知らしめる、即ち報知をするようにして
もよい。図3に示した実施例では、電源回路17から
電極12,13に供給される電解電流の設定値に対応し
た指令により前記スイッチ21a〜21dを切り換える
ようにしたが、この電解電流が間欠的な電流の場合に
は、電解電流としてこれを平均したものを意味する。
【0017】
【発明の効果】この発明の電解イオン生成装置は上記
したように構成されているので、前記電解槽の電極に流
れる電解電流の電流値(または設定値)に応じて発生さ
れるパルスの数が、この電流値(または設定値)に比例
したパルス数よりも該電流値(または設定値)に応じて
多くなり、このパルスが積算カウントされたカウント値
が所定値になったときに報知されるので、より正確に電
極の寿命を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すものであり、電
解イオン生成装置の水路系及び電気系の概略ブロック
図である。
【図2】この発明の第1の実施例を示すものであり、電
解イオン生成装置の外観を示す斜視図である。
【図3】この発明の第2の実施例を示すものであり、電
解イオン生成装置の水路系及び電気系の概略ブロック
図である。
【図4】この発明の第3の実施例を示すものであり、電
解イオン生成装置の電気系の要部を示す概略ブロック
図である。
【符号の説明】
1 電解イオン生成装置 2 電源コード 3 アルカリイオン水出口 4 酸性イオン水出口 5 電解レベル表示灯 6 電解レベル設定用キー 7 フィルターの交換を知らせる表示灯 8 電解槽の電極の交換を知らせる表示灯 9 カートリッジ用蓋 10 水道水入路 11 電解槽 12 陽電極 13 陰電極 14 イオン交換膜 15 フィルターカートリッジ 16 流量センサー 17 電源回路 18 リレー 19 コントロール回路 20a,20b,20c,20d コンパレーター 21a,21b,21c,21d 切り換えスイッチ 22 電流検出装置 23a,23b,23c 分周器 24 パルス発生器 25a,25b,25c 分周器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換膜を介して配設された陽電極
    と陰電極とを有する電解槽を備え、該電解槽に水道水を
    供給すると共に、前記陽電極と陰電極に電解電圧を印加
    して、前記の供給された水道水から酸性イオン水とアル
    カリイオン水とを生成する電解イオン水生成装置であっ
    て、 前記電解槽の電極を金属により構成したものにおいて、 仮に1Aの電解電流を100時間流したときに報知する
    とした場合に、電解電流が倍の2Aの時には半分の50
    時間で報知するのではなく、50時間に満たない時間で
    報知するように、 前記電解槽の電極に流れる電解電流を検出する手段と、
    この手段により検出された電流値に比例したパルス
    よりも大きいパルス数を制御手段により発生させるパル
    ス発生手段と、前記パルス発生手段からのパルスを積算
    カウントするカウンターと、前記カウンターのカウント
    値が所定値になったときに、これを報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする電解イオン水生成装置。
  2. 【請求項2】 イオン交換膜を介して配設された陽電極
    と陰電極とを有する電解槽を備え、該電解槽に水道水を
    供給すると共に、前記陽電極と陰電極に電解電圧を印加
    して、前記の供給された水道水から酸性イオン水とアル
    カリイオン水とを生成する電解イオン水生成装置であっ
    て、 前記電解槽の電極を金属により構成したものにおいて、 仮に1Aの電解電流を100時間流したときに報知する
    とした場合に、電解電流が倍の2Aの時には半分の50
    時間で報知するのではなく、50時間に満たない時間で
    報知するように、 前記電解槽の電極に流れる電解電流の設定値に比例し
    たパルス数よりも大きいパルス数を制御手段により発生
    させるパルス発生手段と、前記電解槽に水道水が供給さ
    れていることを条件として、前記パルス発生手段からの
    パルスを積算カウントするカウンターと、前記カウンタ
    ーのカウント値が所定値になったときに、これを報知す
    る報知手段とを備えたことを特徴とする電解イオン水生
    成装置。
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