JP3003746B2 - 浸出水の膜分離処理方法 - Google Patents
浸出水の膜分離処理方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般廃棄物最終処分場
や産業廃棄物最終処分場の浸出水処理施設における浸出
水の膜分離処理方法に関する。
や産業廃棄物最終処分場の浸出水処理施設における浸出
水の膜分離処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物の減容化と安定化の面で最
も効果のある焼却処置技術の進歩はめざましく、焼却残
渣の低灼熱減量化や、灰の溶融化等、埋立地の延命化に
寄与する技術が確立されつつある。一方、排ガス処理の
面では、水銀やダイオキシン類等の新たな汚染物質の排
出が問題視され、その除去技術の進歩も著しい。この排
ガス中の塩化水素除去によって発生する反応灰(主にC
aCl2 、Ca(OH) 2 、CaO等)を埋立処分した
場合、Ca2+やCl- を主体とした高濃度の無機塩類が
溶出してくることになる。
も効果のある焼却処置技術の進歩はめざましく、焼却残
渣の低灼熱減量化や、灰の溶融化等、埋立地の延命化に
寄与する技術が確立されつつある。一方、排ガス処理の
面では、水銀やダイオキシン類等の新たな汚染物質の排
出が問題視され、その除去技術の進歩も著しい。この排
ガス中の塩化水素除去によって発生する反応灰(主にC
aCl2 、Ca(OH) 2 、CaO等)を埋立処分した
場合、Ca2+やCl- を主体とした高濃度の無機塩類が
溶出してくることになる。
【0003】浸出水中に高濃度のCl- が溶出してくる
と、配管や機器類の腐食のほか、生態系へ影響を及ぼし
放流先で汽水域の珪藻が棲息するなどの問題が発生して
いる。また、水稲への塩害等、農業被害が生じる恐れも
あり脱塩処理技術の開発が求められている。
と、配管や機器類の腐食のほか、生態系へ影響を及ぼし
放流先で汽水域の珪藻が棲息するなどの問題が発生して
いる。また、水稲への塩害等、農業被害が生じる恐れも
あり脱塩処理技術の開発が求められている。
【0004】ここで、図5に従来の浸出水の処理方法の
フローのブロック図を示す。図5において浸出水1は、
カルシウム成分を除去するカルシウム除去設備2(浸出
水1のカルシウムイオン濃度が500ppm 以下なら省略
可能)と、BODおよび窒素成分を除去する生物処理設
備3と、COD成分や色度成分やSS物質を除去する凝
集沈殿処理設備4と、残存するSS物質を除去する砂濾
過設備5と、残存するCOD成分や生物分解し難い有機
態窒素を吸着除去する活性炭吸着設備6と、塩素成分を
除去する脱塩設備7と、脱塩設備7から出る濃縮水(除
去したCa2+やCl- を含む)をボイラー8から供給す
るスチームを熱源として乾燥させて固形化する乾燥設備
9とによって行われており、処理水は放流水10として
河川等に放出し、乾燥設備9の残渣は袋詰め11してい
る。
フローのブロック図を示す。図5において浸出水1は、
カルシウム成分を除去するカルシウム除去設備2(浸出
水1のカルシウムイオン濃度が500ppm 以下なら省略
可能)と、BODおよび窒素成分を除去する生物処理設
備3と、COD成分や色度成分やSS物質を除去する凝
集沈殿処理設備4と、残存するSS物質を除去する砂濾
過設備5と、残存するCOD成分や生物分解し難い有機
態窒素を吸着除去する活性炭吸着設備6と、塩素成分を
除去する脱塩設備7と、脱塩設備7から出る濃縮水(除
去したCa2+やCl- を含む)をボイラー8から供給す
るスチームを熱源として乾燥させて固形化する乾燥設備
9とによって行われており、処理水は放流水10として
河川等に放出し、乾燥設備9の残渣は袋詰め11してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、脱塩設備7からでる濃縮水を乾燥設備
9において乾燥するためには、濃縮水を加熱する熱源が
必要である。このため、ごみの焼却設備等を併設してい
ない最終処分場においては、ボイラー8を別途に設けて
加熱用のスチームを発生させる必要があり、さらに高塩
素イオン濃度下の乾燥に使用する加熱器には耐食性に優
れた金属を用いる必要があり、設備費およびランニング
コストが高くなる問題があった。
の構成において、脱塩設備7からでる濃縮水を乾燥設備
9において乾燥するためには、濃縮水を加熱する熱源が
必要である。このため、ごみの焼却設備等を併設してい
ない最終処分場においては、ボイラー8を別途に設けて
加熱用のスチームを発生させる必要があり、さらに高塩
素イオン濃度下の乾燥に使用する加熱器には耐食性に優
れた金属を用いる必要があり、設備費およびランニング
コストが高くなる問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、従来
のように加熱による処理を行わずに、脱塩設備から排出
する濃縮水中の塩を膜分離により酸とアルカリに変換
し、生成した酸とアルカリを浸出水の処理過程における
カルシウム除去や凝集沈殿処理に必要なpH調整剤とし
て利用することにより、ランニングコストの低減を図る
ことができる浸出水の膜分離処理方法を提供することを
目的とする。
のように加熱による処理を行わずに、脱塩設備から排出
する濃縮水中の塩を膜分離により酸とアルカリに変換
し、生成した酸とアルカリを浸出水の処理過程における
カルシウム除去や凝集沈殿処理に必要なpH調整剤とし
て利用することにより、ランニングコストの低減を図る
ことができる浸出水の膜分離処理方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浸出水の膜分離処理方法は、最終処分地か
ら浸出した浸出水を脱塩処理し、一側にアニオン交換体
層を有し他側にカチオン交換体層を有する特殊イオン交
換膜とアニオン膜とカチオン膜とを適宜に配置した膜分
離槽に前記脱塩処理における濃縮水を供給し、特殊イオ
ン交換膜内において水を水素イオンと水酸化物イオンに
分解し、カチオン膜を透過した濃縮水中の塩の陽イオン
と前記水酸化物イオンとからアルカリを生成し、アニオ
ン膜を透過した濃縮水中の塩の陰イオンと前記水素イオ
ンとから酸を生成する構成としたものである。
に、本発明の浸出水の膜分離処理方法は、最終処分地か
ら浸出した浸出水を脱塩処理し、一側にアニオン交換体
層を有し他側にカチオン交換体層を有する特殊イオン交
換膜とアニオン膜とカチオン膜とを適宜に配置した膜分
離槽に前記脱塩処理における濃縮水を供給し、特殊イオ
ン交換膜内において水を水素イオンと水酸化物イオンに
分解し、カチオン膜を透過した濃縮水中の塩の陽イオン
と前記水酸化物イオンとからアルカリを生成し、アニオ
ン膜を透過した濃縮水中の塩の陰イオンと前記水素イオ
ンとから酸を生成する構成としたものである。
【0008】また、生成したアルカリおよび酸を、脱塩
処理に先だって行う浸出水の処理過程であるカルシム除
去処理におけるpH調整剤として再利用するものであ
る。また、生成したアルカリおよび酸を、脱塩処理に先
だって行う浸出水の処理過程である凝集沈殿処理におけ
るpH調整剤として再利用するものである。
処理に先だって行う浸出水の処理過程であるカルシム除
去処理におけるpH調整剤として再利用するものであ
る。また、生成したアルカリおよび酸を、脱塩処理に先
だって行う浸出水の処理過程である凝集沈殿処理におけ
るpH調整剤として再利用するものである。
【0009】
【作用】上記した構成において、脱塩処理は最終処分地
から浸出した浸出水をカルシウム除去処理や生物処理や
凝集沈殿処理を経た後に行う。この脱塩処理は電気透析
や逆浸透によって行い、脱塩室を流れる浸出水中の陽イ
オンおよび陰イオンをイオン交換膜を通して濃縮室に集
める。この脱塩処理における濃縮水を膜分離槽に供給す
る。
から浸出した浸出水をカルシウム除去処理や生物処理や
凝集沈殿処理を経た後に行う。この脱塩処理は電気透析
や逆浸透によって行い、脱塩室を流れる浸出水中の陽イ
オンおよび陰イオンをイオン交換膜を通して濃縮室に集
める。この脱塩処理における濃縮水を膜分離槽に供給す
る。
【0010】膜分離槽は、陽極側の一側にアニオン交換
体層を有し陰極側の他側にカチオン交換体層を有する特
殊イオン交換膜と、アニオン膜と、カチオン膜とをこの
順序で陽極側から陰極側に向けて交互に繰り返し配置し
たもので、アニオン膜とカチオン膜の間に塩室を形成
し、特殊イオン交換膜と陰極側に位置するアニオン膜の
間に酸室を形成し、特殊イオン交換膜と陽極側に位置す
るカチオン膜の間にアルカリ室を形成する。
体層を有し陰極側の他側にカチオン交換体層を有する特
殊イオン交換膜と、アニオン膜と、カチオン膜とをこの
順序で陽極側から陰極側に向けて交互に繰り返し配置し
たもので、アニオン膜とカチオン膜の間に塩室を形成
し、特殊イオン交換膜と陰極側に位置するアニオン膜の
間に酸室を形成し、特殊イオン交換膜と陽極側に位置す
るカチオン膜の間にアルカリ室を形成する。
【0011】両側の電極に通電すると特殊イオン交換膜
に拡散侵入した水は両層界面で水素イオンと水酸化物イ
オンに分解し、水素イオンは陰極側の酸室に流入し、水
酸化物イオンは陽極側のアルカリ室に流入する。一方、
塩室に供給した濃縮水中の塩の陽イオンはカチオン膜を
透過してアルカリ室に流入し、濃縮水中の塩の陰イオン
はアニオン膜を透過して酸室に流入する。
に拡散侵入した水は両層界面で水素イオンと水酸化物イ
オンに分解し、水素イオンは陰極側の酸室に流入し、水
酸化物イオンは陽極側のアルカリ室に流入する。一方、
塩室に供給した濃縮水中の塩の陽イオンはカチオン膜を
透過してアルカリ室に流入し、濃縮水中の塩の陰イオン
はアニオン膜を透過して酸室に流入する。
【0012】したがって、酸室には水素イオンと塩の陽
イオンが集められて酸が生成し、アルカリ室には水酸化
物イオンと塩の陰イオンが集められてアルカリが生成す
る。この酸およびアルカリは浸出水の処理過程、カルシ
ウム除去処理や凝集沈殿処理におけるpH調整剤として
再利用することにより、ランニングコストの削減を図る
ことができる。
イオンが集められて酸が生成し、アルカリ室には水酸化
物イオンと塩の陰イオンが集められてアルカリが生成す
る。この酸およびアルカリは浸出水の処理過程、カルシ
ウム除去処理や凝集沈殿処理におけるpH調整剤として
再利用することにより、ランニングコストの削減を図る
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、浸出水21の処理過程は、カル
シウム成分を除去するカルシウム除去設備30と、BO
Dおよび窒素成分を除去する生物処理設備40と、CO
D成分や色度成分やSS物質を除去する凝集沈殿処理設
備50と、残存するSS物質を除去する砂濾過設備60
と、残存するCOD成分や生物分解し難い有機態窒素を
吸着除去する活性炭吸着塔70と、塩素成分を除去する
脱塩装置80と、脱塩装置80から出る濃縮水を処理す
る膜分離槽90とで構成している。
明する。図1において、浸出水21の処理過程は、カル
シウム成分を除去するカルシウム除去設備30と、BO
Dおよび窒素成分を除去する生物処理設備40と、CO
D成分や色度成分やSS物質を除去する凝集沈殿処理設
備50と、残存するSS物質を除去する砂濾過設備60
と、残存するCOD成分や生物分解し難い有機態窒素を
吸着除去する活性炭吸着塔70と、塩素成分を除去する
脱塩装置80と、脱塩装置80から出る濃縮水を処理す
る膜分離槽90とで構成している。
【0014】カルシウム除去設備30は、浸出水21が
流入する反応槽31と凝集槽32とフロック形成槽33
と沈殿槽34と第1中和槽35とをこの順序で備えてお
り、反応槽31においてNa2 CO3 やH2 SO4 (又
はHCl) またはNaOHを適宜に添加し、凝集槽3
2でFeCl3 またはNaOHを適宜に添加し、フロッ
ク形成槽33でポリマーを添加することにより、アルカ
リ領域中で浸出水21中のカルシウム成分を凝集させて
沈殿槽34に沈殿させる。カルシウムを除去した浸出水
21は第1中和槽35において添加するH2 SO4 (又
はHCl) またはNaOHによりpH調整した後に生
物処理設備40に供給する。
流入する反応槽31と凝集槽32とフロック形成槽33
と沈殿槽34と第1中和槽35とをこの順序で備えてお
り、反応槽31においてNa2 CO3 やH2 SO4 (又
はHCl) またはNaOHを適宜に添加し、凝集槽3
2でFeCl3 またはNaOHを適宜に添加し、フロッ
ク形成槽33でポリマーを添加することにより、アルカ
リ領域中で浸出水21中のカルシウム成分を凝集させて
沈殿槽34に沈殿させる。カルシウムを除去した浸出水
21は第1中和槽35において添加するH2 SO4 (又
はHCl) またはNaOHによりpH調整した後に生
物処理設備40に供給する。
【0015】尚、カルシウム除去設備30におけるカル
シウム除去処理は、浸出水21に含まれるカルシウムイ
オン濃度が500ppm 以上であるなら必要であるが、そ
れ以下である場合には省略することも可能である。
シウム除去処理は、浸出水21に含まれるカルシウムイ
オン濃度が500ppm 以上であるなら必要であるが、そ
れ以下である場合には省略することも可能である。
【0016】生物処理設備40は接触曝気槽(又は回転
円板槽)と脱窒槽と再曝気槽等で構成しており、各槽の
汚泥中の微生物による生物学的処理により浸出水21中
のBODおよび窒素成分を除去する。生物処理設備40
から出る処理水は凝集沈殿処理設備50に供給する。
円板槽)と脱窒槽と再曝気槽等で構成しており、各槽の
汚泥中の微生物による生物学的処理により浸出水21中
のBODおよび窒素成分を除去する。生物処理設備40
から出る処理水は凝集沈殿処理設備50に供給する。
【0017】凝集沈殿処理設備50は混和槽51と凝集
槽52と凝集沈殿槽53と第2中和槽54とをこの順序
で備えており、混和槽51においてFeCl3 とH2 S
O4(又はHCl) またはNaOHを添加し、凝集槽
52でポリマーを添加することにより、処理水中に残存
するCOD成分、色度成分およびSS物質をFeCl 3
の作用による弱酸性領域中で凝集させて凝集沈殿槽53
に沈殿させる。処理水は第2中和槽54においてH2 S
O4 (又はHCl) またはNaOHを添加してpH調
整した後に砂濾過設備60に供給する。
槽52と凝集沈殿槽53と第2中和槽54とをこの順序
で備えており、混和槽51においてFeCl3 とH2 S
O4(又はHCl) またはNaOHを添加し、凝集槽
52でポリマーを添加することにより、処理水中に残存
するCOD成分、色度成分およびSS物質をFeCl 3
の作用による弱酸性領域中で凝集させて凝集沈殿槽53
に沈殿させる。処理水は第2中和槽54においてH2 S
O4 (又はHCl) またはNaOHを添加してpH調
整した後に砂濾過設備60に供給する。
【0018】砂濾過設備60は濾過原水61と砂濾過器
62を備えており、処理水中に残存するSS物質をアン
スラサイト、けい砂等で形成する濾層により除去する。
活性炭吸着塔70は粒状活性炭層を有し、処理水中に残
存するCOD成分および生物分解し難い有機態窒素を吸
着除去する。吸着処理した処理水は脱塩装置80に供給
する。
62を備えており、処理水中に残存するSS物質をアン
スラサイト、けい砂等で形成する濾層により除去する。
活性炭吸着塔70は粒状活性炭層を有し、処理水中に残
存するCOD成分および生物分解し難い有機態窒素を吸
着除去する。吸着処理した処理水は脱塩装置80に供給
する。
【0019】脱塩装置80は電気透析装置(又は逆浸透
装置)からなり、槽内に陽イオン交換膜と陰イオン交換
膜を交互に配置した多室電気透析槽をなし、槽内に濃縮
室と脱塩室を交互に形成したものである。濃縮室は陽極
側に位置する陽イオン交換膜と陰極側に位置する陰イオ
ン交換膜との間に形成し、脱塩室は陽極側に位置する陰
イオン交換膜と陰極側に位置する陽イオン交換膜との間
に形成している。そして、脱塩室を流れる浸出水21中
の陽イオンが陽イオン交換膜を通して濃縮室に流入し、
浸出水21中の陰イオンが陰イオン交換膜を通して濃縮
室に流入することにより、イオンを濃縮室に集めて濃縮
する。脱塩水はpH調整槽81においてNaOHを添加
してpH調整した後に、消毒槽82において固形消毒剤
で消毒し、再利用もしくは放流する。一方、濃縮水は膜
分離槽90に供給する。
装置)からなり、槽内に陽イオン交換膜と陰イオン交換
膜を交互に配置した多室電気透析槽をなし、槽内に濃縮
室と脱塩室を交互に形成したものである。濃縮室は陽極
側に位置する陽イオン交換膜と陰極側に位置する陰イオ
ン交換膜との間に形成し、脱塩室は陽極側に位置する陰
イオン交換膜と陰極側に位置する陽イオン交換膜との間
に形成している。そして、脱塩室を流れる浸出水21中
の陽イオンが陽イオン交換膜を通して濃縮室に流入し、
浸出水21中の陰イオンが陰イオン交換膜を通して濃縮
室に流入することにより、イオンを濃縮室に集めて濃縮
する。脱塩水はpH調整槽81においてNaOHを添加
してpH調整した後に、消毒槽82において固形消毒剤
で消毒し、再利用もしくは放流する。一方、濃縮水は膜
分離槽90に供給する。
【0020】図2に示すように、膜分離槽90は特殊イ
オン交換膜91とアニオン膜92とカチオン膜93をこ
の順序で陽極側から陰極側に向けて交互に繰り返し配置
したもので、アニオン膜92とカチオン膜93の間に塩
室94を形成し、特殊イオン交換膜91と陰極側に位置
するアニオン膜92の間に酸室95を形成し、特殊イオ
ン交換膜91と陽極側に位置するカチオン膜93の間に
アルカリ室96を形成している。また、特殊イオン交換
膜91は陽極側の一側にアニオン交換体層91aを有し
陰極側の他側にカチオン交換体層91bを有している。
オン交換膜91とアニオン膜92とカチオン膜93をこ
の順序で陽極側から陰極側に向けて交互に繰り返し配置
したもので、アニオン膜92とカチオン膜93の間に塩
室94を形成し、特殊イオン交換膜91と陰極側に位置
するアニオン膜92の間に酸室95を形成し、特殊イオ
ン交換膜91と陽極側に位置するカチオン膜93の間に
アルカリ室96を形成している。また、特殊イオン交換
膜91は陽極側の一側にアニオン交換体層91aを有し
陰極側の他側にカチオン交換体層91bを有している。
【0021】図3に特殊イオン交換膜91における原理
を示す。両側の電極に直流電流を通電すると、特殊イオ
ン交換膜91に拡散侵入した水は両層界面で水素イオン
と水酸化物イオンに分解し、水素イオンが陰極側へ、水
酸化物イオンが陽極側へ泳動する。この水素イオンは陰
極側の酸室95に流入し、水酸化物イオンは陽極側のア
ルカリ室96に流入する。
を示す。両側の電極に直流電流を通電すると、特殊イオ
ン交換膜91に拡散侵入した水は両層界面で水素イオン
と水酸化物イオンに分解し、水素イオンが陰極側へ、水
酸化物イオンが陽極側へ泳動する。この水素イオンは陰
極側の酸室95に流入し、水酸化物イオンは陽極側のア
ルカリ室96に流入する。
【0022】一方、塩室94に供給した濃縮水中の塩の
陽イオン(Na+ )はカチオン膜93を透過してアルカ
リ室96に流入し、濃縮水中の塩の陰イオン(SO
4 2-,Cl- 等)はアニオン膜92を透過して酸室95
に流入する。
陽イオン(Na+ )はカチオン膜93を透過してアルカ
リ室96に流入し、濃縮水中の塩の陰イオン(SO
4 2-,Cl- 等)はアニオン膜92を透過して酸室95
に流入する。
【0023】したがって、酸室95には水素イオンと塩
の陽イオンが集められて酸(H2 SO4 またはHCl)
が生成し、アルカリ室96には水酸化物イオンと塩の陰
イオンが集められてアルカリ(NaOH)が生成する。
の陽イオンが集められて酸(H2 SO4 またはHCl)
が生成し、アルカリ室96には水酸化物イオンと塩の陰
イオンが集められてアルカリ(NaOH)が生成する。
【0024】図4に示すように、生成した酸およびアル
カリは、浸出水の処理過程、カルシウム除去処理設備3
0や凝集沈殿処理設備50におけるpH調整剤として再
利用することが可能であり、薬剤消費量の抑制およびラ
ンニングコストの低減を図ることができる。
カリは、浸出水の処理過程、カルシウム除去処理設備3
0や凝集沈殿処理設備50におけるpH調整剤として再
利用することが可能であり、薬剤消費量の抑制およびラ
ンニングコストの低減を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、酸室
には水素イオンと塩の陽イオンが集められて酸が生成
し、アルカリ室には水酸化物イオンと塩の陰イオンが集
められてアルカリが生成するので、生成した酸とアルカ
リを浸出水の処理過程におけるカルシウム除去や凝集沈
殿処理に必要なpH調整剤として利用することにより、
ランニングコストの低減を図ることができる。
には水素イオンと塩の陽イオンが集められて酸が生成
し、アルカリ室には水酸化物イオンと塩の陰イオンが集
められてアルカリが生成するので、生成した酸とアルカ
リを浸出水の処理過程におけるカルシウム除去や凝集沈
殿処理に必要なpH調整剤として利用することにより、
ランニングコストの低減を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例における浸出水の処理方法を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】同実施例における特殊イオン交換膜の作用を示
す模式図である。
す模式図である。
【図3】同実施例における膜分離槽の構成を示す模式図
である。
である。
【図4】本発明の他の実施例における浸出水の処理方法
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図5】従来の浸出水の処理方法を示すブロック図であ
る。
る。
【符号の説明】 21 浸出水 30 カルシウム除去設備 40 生物処理設備 50 凝集沈殿処理設備 60 砂濾過設備 70 活性炭吸着塔 80 脱塩装置 90 膜分離槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C02F 9/00 501 C02F 9/00 502F 502 502K 502P 503C 503 503G 1/46 103 (56)参考文献 特開 平4−277016(JP,A) 廃棄物学会第2回研究発表会講演論文 集,第293−296頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/44 C02F 1/469 B01D 61/44 510 B01D 61/46 500 C02F 9/00 501 - 504
Claims (3)
- 【請求項1】 最終処分地から浸出した浸出水を脱塩処
理し、一側にアニオン交換体層を有し他側にカチオン交
換体層を有する特殊イオン交換膜とアニオン膜とカチオ
ン膜とを適宜に配置した膜分離槽に前記脱塩処理におけ
る濃縮水を供給し、特殊イオン交換膜内において水を水
素イオンと水酸化物イオンに分解し、カチオン膜を透過
した濃縮水中の塩の陽イオンと前記水酸化物イオンとか
らアルカリを生成し、アニオン膜を透過した濃縮水中の
塩の陰イオンと前記水素イオンとから酸を生成すること
を特徴とする浸出水の膜分離処理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の浸出水の膜分離処理方法
において生成したアルカリおよび酸を、脱塩処理に先だ
って行う浸出水の処理過程であるカルシム除去処理にお
けるpH調整剤として再利用することを特徴とする浸出
水の膜分離処理方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の浸出水の膜分離処理方法
において生成したアルカリおよび酸を、脱塩処理に先だ
って行う浸出水の処理過程である凝集沈殿処理における
pH調整剤として再利用することを特徴とする浸出水の
膜分離処理方法。
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| JPH06320155A JPH06320155A (ja) | 1994-11-22 |
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1993
- 1993-05-18 JP JP5115499A patent/JP3003746B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| 廃棄物学会第2回研究発表会講演論文集,第293−296頁 |
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