JP3000683U - 入力ペン - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 球形状に形成されているキー押圧部が摩耗し
た場合には即座に新しいものと簡単に取り換えることが
でき様にすること、又構造の簡素化を図って低コストに
て効率良く生産し得る様にすること、更に入力と筆記と
の切り替えを即座にできる様にすることにある。 【構成】 先端開口2を有する筒状のペンケース1内
に、中空パイプ4を軸方向に向けて抜差し自在に挿入せ
しめることで、この中空パイプ4の先端に予め圧入支持
させておいた合成樹脂製で先端に先細状で球面状に形成
したキー押圧部15を有する入力チップ3を前記ペンケー
ス1の先端開口2から突出させる構成形態を採用するこ
とにより、キー押圧部15が長期の使用により摩耗した場
合、入力チップ3を新しいものと簡単に取り換えること
ができ、しかも構造が従来品よりも大幅に簡素化されて
低コストにて製作することができるものである。
た場合には即座に新しいものと簡単に取り換えることが
でき様にすること、又構造の簡素化を図って低コストに
て効率良く生産し得る様にすること、更に入力と筆記と
の切り替えを即座にできる様にすることにある。 【構成】 先端開口2を有する筒状のペンケース1内
に、中空パイプ4を軸方向に向けて抜差し自在に挿入せ
しめることで、この中空パイプ4の先端に予め圧入支持
させておいた合成樹脂製で先端に先細状で球面状に形成
したキー押圧部15を有する入力チップ3を前記ペンケー
ス1の先端開口2から突出させる構成形態を採用するこ
とにより、キー押圧部15が長期の使用により摩耗した場
合、入力チップ3を新しいものと簡単に取り換えること
ができ、しかも構造が従来品よりも大幅に簡素化されて
低コストにて製作することができるものである。
Description
【0001】
本考案は、電算機、電卓、ワードプロセツサー等の電子機器類の複数のキーを 配設したキーボードの入力操作、特に指先では操作が困難な細かいパターンにて 配列されているキーボードの入力操作に使用する入力ペンに関するものである。
【0002】
近年、複数のキーを配設した電子機器類は携帯用として手軽に小物バック等に 入れて持ち運べる様にコンパクト化されてきており、それに伴いキーボードの各 キー自体の升目角も小さくなって指先では操作が困難な細かいパターンで配列さ れてきている。そのために、近年では前記キーボードの操作を筆記具等の先端を 利用して行なう傾向が増えてきている。
【0003】 そこで、従来では指先では操作が困難な細かいパターンで配列されている例え ばキーボードを手軽に操作し得る様に開発されたキーボード操作用入力ペンが知 られている、例えば実公昭59−29235 号(以下、先行例A号),実公昭60−659 号(以下、先行例B号),実公昭61−42873 号(以下、先行例C号)に開示され ている入力ペンが知られている。
【0004】 しかし乍ら、いずれの先行例A号,B号,C号に記載されている入力ペンもそ の入力チップをペンケースから簡単に取り外すことができない。即ち入力チップ はペンケースに簡単に取り外すことができない状態で一体的に組み込まれている ことから、長期の使用により球面状に形成されている入力チップの先端キー押圧 部の一部が平坦に摩耗した場合等には入力チップのみをペンケースから取り外し て新しい入力チップと取り換えることができず、ペンケースと共に廃棄処分しな ければならないものであった。
【0005】 然るに、先行例A号に記載されている入力ペンはペンケースの後部を開口した 前部ペンボディーの前部孔に、後端近くに抜け止め用のストッパーリングを有す る入力チップ(入力ペンシャフト)を嵌合すると共に、同入力チップの後端に設 けた環状溝を有する小径杆部を、前記前部ペンボディーの後部開口に嵌入接続さ れるペンケースの後部ペンボディーの前部にペンバネと共に嵌装着される鋼球押 えに嵌合接続し、前記杆部に設けた環状溝に鋼球を嵌装着すると共に、該鋼球を 前記ペンバネにて前記環状溝方向に付勢することで、入力チップをペンケースに 弾性的に組み込み装着してなるものであるから、入力チップの先端キー押圧部が 摩耗した場合等にペンケースから簡単に取り外すことができない。しかも、構造 が複雑であることから、生産性が悪くコスト高になる等の問題を有するものであ った。
【0006】 又、先行例B号に記載されている入力ペンは板バネ部材を介して入力チップ( ペン先)を支持杆の先端に装備し、この支持杆を、入力チップを先端から突出さ せた状態で筒状のペンケース(ペンホルダー)内に軸方向に挿入すると共に、同 支持杆の後端をペンケース内に設けた板バネ等の弾性支持部材に支持させること で、入力チップをペンケースに弾性的に組み込み装着してなるものであるから、 入力チップの先端キー押圧部が摩耗した場合等にペンケースから簡単に取り外す ことができない。
【0007】 又、先行例C号に記載されている入力ペンはペンケースの先端に抜き差し自在 に装着するキャップの先端に細い棒状に形成した弾性を有する操作杆を介してキ ー押圧部(球体)を固着してなるものである。即ち、この先行例C号の入力ペン の場合は本来の筆記具として使用しない時にペンケースの先端に取り付けること で、該先端から突出するペン等の筆記体を保護するキャップ自体に球形状のキー 押圧部を設けてなるものであるから、上記した両公知入力ペンとはその構成形態 が異なるものの、キャップとペンケースとは互いに対を成すものであるから、キ ー押圧部が摩耗した場合等に当該キー押圧部を有するキャップのみを新しいもの と取り換える訳にはいかないものである。
【0008】 従って、この先行例C号の入力ペンはキー押圧部が摩耗した場合、キー押圧部 を有するキャップに比べて製作コストが高い筆記要素を内装するペンケース自体 も使えなくなると言った無駄になることから、実用性に適さないものであった。
【0009】 ちなみに、球形状に形成されているキー押圧部の一部が平坦に摩耗すると、キ ーボードのキー自体への当りが不安定となり、正確な入力ができなくなる。又、 球面部と摩耗した平坦部との堺にできた角部(エッチ)によりキーの表面に傷を 付ける等の虞れがある。
【0010】
本考案はこの様な従来事情に鑑みてなされたもので、第1の目的として、球形 状に形成されているキー押圧部が摩耗した場合には即座に新しいものと簡単に取 り換えることができ、しかも構造の簡素化を図って低コストにて効率良く生産し 得る様に改良を加えた入力ペンを提供することにある。第2の目的として、入力 と筆記との切り替えが即座にできる様に改良を加えた入力ペンを提供することに ある。
【0011】
上記目的を達成するために本考案が講じる技術的手段は、先端開口を有する筒 状のペンケースと、このペンケース内に軸方向に向けて抜差し自在に挿入する中 空パイプと、このパイプの先端に圧入支持させて前記ペンケースの先端開口から 突出させる入力チップとで構成し、前記入力チップは合成樹脂にて成形され先細 状で球面状に形成したキー押圧部を先端に有することを要旨とする。
【0012】 又、上記したペンケースの後端開口に尾栓を着脱自在に螺合装着すると共に、 同尾栓に中空パイプの後端を着脱自在に嵌入保持させて、同中空パイプの先端に 圧入支持させた入力チップをペンケースの先端開口に外部突出状に支持させる様 に構成したことを要旨とする。
【0013】 更に、先端開口を有する筒状のペンケースと、このペンケースの後端開口に抜 差し自在に接続され且つ軸方向に延びるガイド溝を軸外周の相対立する2カ所に 有する円筒状のガイドと、前記ペンケース内に夫々が軸方向に向けて挿入され且 つ夫々が後端に、前記ガイド溝の対応する一つによって軸方向に案内移動される スライド駒を着脱自在に有する筆記用と入力用の2本の中空パイプと、この両中 空パイプの先端に夫々圧入支持させて前記夫々のスライド駒の交互の移動により 前記ペンケースの先端開口から交互に出没自在に突出するボールペン要素を有す る筆記チップ及び入力チップと、前記ガイドの周りを一定角度回動可能に同ガイ ドを包囲し、且つ前記正転及び逆転回動により前記筆記チップのスライド駒及び 入力チップのスライド駒を軸方向に交互に移動させる様に、該両スライド駒と係 合するカムガイド面を下端縁面に有する円筒状の作動カムとで構成し、前記入力 チップは合成樹脂にて成形され先細状で球面状に形成したキー押圧部を先端に有 することを要旨とする。
【0014】 そして又、上記したペンケース内に、ボールペン要素を有する筆記チップを嵌 入先端に支持する筆記用中空パイプに変えて、ノック式シャープペン要素を有す る筆記チップを先端に嵌入支持する筆記用中空パイプを、入力チップを先端に嵌 入支持する入力用中空パイプと共に軸方向に向けて挿入し、合成樹脂にて成形さ れ先細状で球面状に形成したキー押圧部を先端に有する前記入力チップと交互に シャープペン要素を有する筆記チップがペンケースの先端開口から出没自在に突 出する様に構成、又上記したガイドの周りを一定角度回動可能で且つ軸方向に往 復移動可能に同ガイドを包囲し、且つ前記正転及び逆転回動により前記筆記チッ プのスライド駒及び入力チップのスライド駒を軸方向に交互に移動させる様に、 該両スライド駒と係合するカムガイド面を下端縁面に有する円筒状の作動カムの 前記軸方向への往復移動が前記カムスライド面に係合する筆記チップのスライド 駒を介して同筆記チップに伝達されて芯の繰出しが行なわれる様に構成したこと を要旨とする。
【0015】
【作 用】 而して、上記した本考案の請求項1に記載の技術的手段によれば、ペンケース の先端開口から突出する合成樹脂製の入力チップは先細状で且つ球面状に形成し たキー押圧部を先端に有することで、細かいパターンにて配列されている各キー を正確に押圧操作せしめて入力することができる。そして長期の使用により入力 チップの先端キー押圧部の一部が平坦に摩耗した場合には中空パイプと共にペン ケースから引き抜くことで簡単に取り外すことができ、新たに購入した新しい入 力チップを先端に圧入支持する中空パイプをペンケース内に挿入することで、ペ ンケースの先端開口から突出させて装着することができる。入力チップは中空パ イプの先端に圧入支持させることで、ペンケースの先端開口から突出させた状態 で同先端開口に装着することができ、構造が大幅に簡素化され、ひいては生産性 の向上と、低コストにて製作することができる作用が得られる。
【0016】 又、請求項2に記載の技術的手段によれば、尾栓をペンケースの後端から取り 外すことで、中空パイプと共に入力チップをペンケースから引き抜くことができ 、入力チップの取り換えを更に簡単に行なうことができる作用が得られる。
【0017】 更に、請求項3に記載の技術的手段によれば、キーボードへの入力時に作動カ ムを逆転方向に一定角度回動させることで、同作動カムのカムガイド面に係合す る例えば入力用の中空パイプを介して接続連繋する入力チップのスライド駒が前 記カムガイド面に押され且つガイド溝に案内されて軸方向に直線的に前進移動し 、入力チップをペンケースの先端開口から突出せしめて合成樹脂製で先端に球形 状のキー押圧部を有する入力チップによるキーボードへの入力を可能にする。そ して、筆記時には作動カムを正転方向に一定角度回動させることで、同作動カム のカムガイド面に係合する筆記用の中空パイプを介して接続連繋する筆記チップ のスライド駒が前記カムガイド面に押され且つガイド溝に案内されて軸方向に直 線的に前進移動し、筆記チップをペンケースの先端開口から突出せしめてボール ペン要素を有する筆記チップによる筆記を可能にする。この際、入力チップのス ライド駒は前記作動カムの正転方向への回動に対応してガイド溝に案内されて軸 方向に後退移動せしめて入力チップをペンケース内に没入せしめて同ケース内に 戻す。
【0018】 そして更に、請求項4に記載の技術的手段によれば、上記した如く、筆記時に 作動カムを正転方向に一定角度回動させることで、同作動カムのカムガイド面に 係合する筆記用の中空パイプを介して接続連繋する筆記チップのスライド駒が前 記カムガイド面に押され且つガイド溝に案内されて軸方向に直線的に前進移動し 、筆記チップをペンケースの先端開口から突出せしめてノック式シャープペン要 素を有する筆記チップによる筆記が可能になり、この状態で作動カムを軸方向へ 往復移動させることで、作動カムがせのカムガイド面に係合する筆記チップのス ライド駒を介して同チップに芯の繰出し動作が伝達されて芯の繰出しが行なわれ る。この際、入力チップのスライド駒は前記作動カムの正転方向への回動に対応 してガイド溝に案内されて軸方向に後退移動せしめて入力チップをペンケース内 に没入せしめて同ケース内に戻す。
【0019】
本考案の実施の一例を図面に基づいて以下説明すると、図1乃至図2は請求項 1乃至2に係る入力ペンを示し、図において1は先端開口2を有するペンケース であり、このペンケース1内に、入力チップ3を先端に圧入支持する中空パイプ 4が入力チップ3を先端開口2に向けて且つ同開口2から突出させた状態で軸方 向に抜差し自在に挿入(収納)されており、このペンケース1の先端開口2から 突出する前記入力チップ3の先端をキーボードの各キーに押圧せしめることで、 そのキー操作即ち入力操作を行なう様になっている。
【0020】 ペンケース1は、通常の筆記ペンの如く手で握る程度の太さで長さを有する中 空筒状に射出成形される一体成形品であり、その先端開口2の口縁外周に先口5 を螺合装着する先端ネジ部6を設け、後端開口7の口縁外周には尾栓8を着脱自 在に螺合装着する後端ネジ部9を設けてなる。尚、このペンケース1は先端側を 除くその外形を断面六角形状に形成されており、又、その先端側には軸方向に一 定の間隔をおいて周方向にリング状に連設する多数の滑り止め10が形成されてい る。先口5は、ステンレス等の金属材により先端にチップ突出口11を開口した先 細の略円錐形状に形成され、前記ペンケース1の先端に適宜取り外せる様に螺合 装着される。この先口5をペンケース1の先端に取り付けることにより、商品と しての高級感を付与することができる。
【0021】 尾栓8は、後端を閉鎖し先端を開口させたペンケース1と略同じ程度の太さを 有する筒状に射出成形される一体成形品であり、ペンケース1の後端開口7に着 脱自在に螺合装着される様になっている。そして、この尾栓8の内部には中空パ イプ4の後端を着脱自在に嵌入係止させる係止段部12を設けて、当該係止段部12 に中空パイプ4の後端を係止させた状態で同パイプ4をペンケース1内に挿入さ せたり、引き抜くことができる様にしてある。又、この尾栓8の外面には周方向 に一定の間隔をおいて軸方向に一定の幅で延びる平坦部13が形成されており、ペ ンケース1からの着脱時に滑らない様にしてある。
【0022】 中空パイプ4は、入力チップ3を先端に略一体に嵌入支持すると共に、ペンケ ース1内に軸方向に向けて抜差し自在に挿入されることで、入力チップ3を先口 5のチップ突出口11から外部突出状に保持する働きを成すもので、ナイロン、ポ リプロピレン等の合成樹脂によりペンケース1内に遊嵌状に挿入し得る太さで該 ケース1内全長に挿入内設し得る長さ、好ましくはペンケース1内に挿入内設さ せた際、入力チップ3を支持する先端縁が先口5の孔段部14に衝合せしめ、後端 はペンケース1の後端開口7から外部に突出せしめて当該開口7に取り付けられ る尾栓8内の係止段部12に着脱自在に嵌入保持される程度の長さに形成して、尾 栓8をペンケース1の後端から取り外すことで、同ケース1から引き抜ける様に する。
【0023】 入力チップ3は、ポリビニルアセタール、ナイロン、ポリプロピレン、ポリプ ロエチレン、スチロール樹脂等の合成樹脂、好ましくは適度の弾性作用を有する ポリビニルアセタールにより射出成形される一体成形品であり、中空パイプ4の 先端内部に後端側を圧入装着し得る程度の太さに形成すると共に、その先端部位 に先細状で球面状のキー押圧部15を形成する。入力チップ3の先端先細形態とし て、細かいパターンにて配列されているキーボードの各キーを正確に押圧操作せ しめて入力することができる程度に形成する。換言すれば操作時に隣のキーに触 れることのない程度に形成して、一つ一つのキーを正確に押圧操作し得る様にす る。
【0024】 図中16は、ペンケース1の先端に着脱被嵌状に装着する先端キャップであり、 不使用時にペンケース1の先端に装着しておくことで、突出する入力チップ3の 先端キー押圧部15を保護する様にしてある。又、このキャップ16の開口部には当 該口縁から軸方向に向けて延設突出させたクリップ17が一体に設けられている。
【0025】 而して、以上の如く構成した本考案の入力ペンによれば、ペンケース1の先端 開口2から突出する入力チップ3は先細状で且つ球面状に形成したキー押圧部15 を先端に有することで、細かいパターンにて配列されているキーボードの各キー を正確に押圧操作せしめて入力することができる。 そして、長期の使用により入力チップ3の先端キー押圧部15の一部が平坦に摩耗 した場合には尾栓8をペンケース1の後端開口7から取り外すことで、同尾栓8 に後端が係止されている中空パイプ4と共に入力チップ3をペンケース1から引 き抜いて簡単に取り外すことができる。そして、購入した新しい入力チップ3を 先端に圧入支持する中空パイプ4の後端を尾栓8に圧入係止せしめた後、ペンケ ース1の後端開口から同ケース1内に軸方向に向けて挿入することで、入力チッ プ3をペンケース1の先端開口2に螺合装着した先口5のチップ突出口11から突 出させた状態に装着することができる(図2参照)。
【0026】 従って、請求項1乃至2に係る本考案の入力ペンによれば、入力チップ3の取 り換えを簡単に行なうことができる。しかも、構造が従来の入力ペンに比べて大 幅に簡素化されていることから、生産性の向上を図り得、ひいては低コストにて 製作販売することができる。
【0027】 図3乃至図11は請求項3乃至4に係る入力ペン、所謂入力要素の他に筆記要素 を有する複合ペンを示し、図3乃至図6は上記した入力チップ3とボールペン要 素を有する筆記チップ18との複合ペンの場合を示した請求項3に係る実施例を示 し、図において19は先端開口20を有するペンケースであり、このペンケース19内 に、入力チップ3及びボールペン要素を有する筆記チップ18を夫々先端に支持す る入力用と筆記用の2本の中空パイプ21,22がその先端の入力チップ3と筆記チ ップ18とを夫々先端開口20側に向けた状態で軸方向に挿入(収納)されている。 又、ペンケース19の後端開口23には軸方向に延びるガイド溝24,25を軸外周の相 対する2カ所に有するガイド26が圧入接続されており、更に前記両中空パイプ21 ,22の夫々の後端には前記ガイド溝24,25の対応する一つとの係合によって軸方 向に案内移動されるスライド駒27,28が着脱自在に備えられており、前記ガイド 26の周りを一定角度回動可能に同ガイド26を包囲し、一定の角度正転又は逆転方 向に回動させることにより前記入力チップ3のスライド駒27又は筆記チップ18の スライド駒28を軸方向に交互に移動させる様に、該両スライド駒27,28と係合す るカムガイド面29を下端縁面に有する作動カム30の前記回動操作を行なうことで 、前記入力チップ3及び筆記チップ18をペンケース19の先端開口20からその入力 位置及び筆記位置に夫々交互に突出させることで、入力チップ3によりキーボー ドの各キーを押圧せしめる入力操作を可能とし、且つボールペン要素を有する筆 記チップ18による筆記を可能にしてなる。そして、作動カム30を正転方向でもな く、逆転方向でもないその中間の中立位置に戻す回動操作を行なうことで、両チ ップ3,18を共にペンケース19内に没入状に戻すことができる様になっている。
【0028】 ペンケース19は、通常の筆記ペンの如く手で握る程度の太さの筒状に射出形成 される下部ケース19-1とこの下部ケース19-1に後述する継ぎ手スリーブ31を介し て抜差し自在に装着される上部ケース19-2とから通常の筆記ペンと略同じ程度の 長さに構成される。下部ケース19-1は先端側を先細状に漸次絞り込んでその先細 端部に入力チップ3と筆記チップ18とを交互に出没自在に突出させる先端開口20 を設ける一方、上部ケース19-2は下部ケース19-1の後端側に当該外面に接触する ことのない遊嵌状態に差し込み装着し得る程度の太さで後端を閉鎖せしめて外面 にクリップ32を備えたキャップ形状に形成され、作動カム30、ガイド26及び継手 スリーブ31これらを介して下部ケース19-1の後端に装着される様になっている。
【0029】 継手スリーブ31は、ガイド26を下部ケース19-1に抜差し自在に接続するための もので、ガイド26の先端側に圧入せしめて一体に接続し得る内径を有し、下部ケ ース19-1に差し込み接続せしめた状態で、該ケース19-1から簡単に抜け外れない 程度の外径を有する円筒状に形成され、外面適所には下部ケース19-1の内周面に 対して適宜の接触力で圧接掛止せしめる抜止め圧接部33が膨出形成されており、 適宜の引き抜き力を掛けない限り下部ケース19-1から抜け外れない様に、又回動 しない様にしてある。
【0030】 ガイド26は、上部ケース19-2の太さよりも一回り程度細い外径で同ケース19-2 内に内在し得る程度の長さを有する中実円筒状に形成され、その先端面から後端 側近傍に至る範囲の外面には互いに相対する関係で軸方向に延びる2本のガイド 溝24,25が形成されている。ガイド溝24,25は、上記入力チップ3と筆記チップ 18の夫々のスライド駒27,28を夫々摺接動自在に嵌装着せしめて作動カム30の回 動により両駒27,28をペンケース19の軸方向に直線的に往復案内するためのもの で、適宜の開口幅と深さにてガイド26の外面の互いに相対する2カ所に設ける。 又、ガイド26の後端面の中央(軸芯)には軸方向に一体に突出させた軸頭34が備 えられており、回動規制リング35が回転不動に嵌着備えられる様になっている。 又、ガイド26の先端面に向けて開口するガイド溝24,25の同開口縁内面には溝幅 を狭める様に設けた段部36,37が夫々設けられており、後述するコイルバネ38, 39の下端がこの段部36,37によって支持される様になっている。
【0031】 回動規制リング35は、作動カム30がガイド26に嵌装着された後に同ガイド26上 端の軸頭34に回転不動に嵌着されるもので、その外面にガイド26の周りにおいて 回動する作動カム30の正転又は逆転方向の回動角度を一定に規制すべく同作動カ ム30の後述する回動規制爪40を周方向に一定の範囲で案内移動させる爪案内溝41 を設けてなる。この爪案内溝41は、回動規制爪40との係合によりガイド26の周り を一定角度、例えば90〜 180゜の角度範囲で作動カム30の正転又は逆転方向の回 動を規制する様に、回動規制リング35の周方向一側に正転規制部41a を、他側に 逆転規制部41b を設けて、その溝一側の正転規制部41a に回動規制爪40が衝合す ることで作動カム30の正転方向の回動が規制され、溝他側の逆転規制部41b に回 動規制爪40が衝合することで作動カム30の逆転方向の回動が規制される様に構成 されている。
【0032】 作動カム30は、上部ケース19-2内に一体的に圧入内装されて同ケース19-2の回 動操作によりガイド26の周りを回動する同ケース19-2内に内在される程度の長さ を有する円筒状に形成され、その下端縁面にはカムガイド面29が形成されている 。カムガイド面29は、作動カム30の軸芯に対して斜め交差状に切断されることで 、その頂部に平坦部29-1が形成され、この平坦部29-1を頂辺として軸方向左右対 称に傾斜させた傾斜面29-2,29-3が形成されており、更にこの両傾斜面29-2,29 -3の合流下部には駒掛止凹部29-4が形成されている。この駒掛止凹部29-4はスラ イド駒27,28の後述する山形掛止部27-1,28-1が適合掛止し得る様に同じく山形 状に切欠けられて両傾斜面29-2,29-3の合流下部に形成される。又、作動カム30 の上端開口縁にはその軸芯に向けて略扇形に突出させた回動規制爪40が形成され ており、この回動規制爪40をガイド26の上端にある回動規制リング35の爪案内溝 41に係合せしめることで、ガイド26の周りを回動する作動カム30の回動範囲を一 定角度に規制すると共に、軸方向においてガイド26との連繋が行なわれて、同ガ イド26は作動カム30を介して上部ケース19-2内に内設される。
【0033】 スライド駒27,28は、夫々が接続パイプ42,43を介して入力チップ3及び筆記 チップ18を先端に圧入支持する中空パイプ21,22を着脱自在に連結支持すると共 に、作動カム30の回動に対応して同作動カム30のカムガイド面29に押されること で、入力チップ3及び筆記チップ18を下部ケース19-1の先端開口20から交互に突 出させる役目を成すもので、ガイド26のガイド溝24,25に夫々が溝方向に摺接動 自在に嵌装収納される程度の角型ブロック状に形成され、その下面に接続パイプ 42,43の後端を一体的に圧入接続する突出基部側を若干細くした段付き状の接続 部27-2,28-2を突設備えると共に、作動カム30側に向けた正面には同作動カム30 のカムガイド面29に山形傾斜面及びその頂部を係合せしめて作動カム30の回動に 対応して摺動する山形掛止部27-1,28-1を突設備えてなる。上記接続パイプ42, 43は、夫々が後端をスライド駒27,28の接続部27-2,28-2に圧入接続し得る程度 の太さで一定の長さに形成され、且つ先端側を他の部分よりも大径状に形成せし めて当該先端側に入力チップ3及び筆記チップ18の中空パイプ21,22を適宜の力 で抜差し自在に接続する接続部42a ,43a を備える。
【0034】 コイルバネ38,39は、接続パイプ42,43の外側に巻回させた状態で夫々の下端 がガイド溝24,25の先端開口縁の段部36,37に支持され、上端が前記接続パイプ 42,43の上端を接続支持する夫々のスライド駒27,28に支持された状態で前記ガ イド溝24,25に内在されることで、夫々が入力チップ3及び筆記チップ18を常時 没入方向(後退方向)に付勢する役目を成す様になっている。即ち、この両コイ ルバネ38,39のバネ力によリ夫々のスライド駒27,28の山形掛止部27-1,28-1が 作動カム30のカムガイド面29に係合せしめた状態が保たれ、それにより、両スラ イド駒27,28が作動カム30の回動に対応して同カムガイド面29の夫々の傾斜面 29-2,29-3をペンケース19の軸方向に前進又は後退方向に摺動せしめることで、 入力チップ3と筆記チップ18とを下部ケース19-1の先端開口20から交互に突出さ せ、そして両チップ3,18を先端開口20から下部ケース19-2内に交互に没入させ て同ケース19-1内に戻す(収納する)役目を成すものである。
【0035】 入力チップ3は、上記請求項1乃至3に係る実施例において詳述した構成と同 じことから、同じ構成部分に同じ符号を用いることでその説明は省略する。又、 同入力チップ3を一体的に固着支持する中空パイプ21の場合は図示例から明らか な様にその長さを変えると共に、その後端を接続パイプ42の先端に抜差し自在に 接続し得る太さに形成する。他方、ボールペン要素を有する筆記チップ18は、周 知の如く内部軸芯にその前後端に貫通させたインク流路を設け、その流路の先端 にインクを筆記用紙面に送り出す転写ボール44を転動自在に内設してなる周知の 構造を呈する。又、この筆記チップ18を一体的に固着支持する中空パイプ22はイ ンクを充填するインクタンクを兼ね備えた合成樹脂製又は金属製のパイプであり 、その後端を接続パイプ43の先端に抜差し自在に接続し得る太さに形成する。
【0036】 而して、以上の如く構成した本考案の入力ペンによれば、図5の示した様に、 入力チップ3と筆記チップ18が共にペンケース19の下部ケース19-1内に戻された 収納状態(図5(イ)の状態)から、入力チップ3を先端開口20から外部に突出 させる場合には上部ケース19-2、即ち作動カム30を正転方向(図においては右方 向)に回動させる。すると、この回動に対応して入力チップ3のスライド駒27は 作動カム30のカムガイド面29の係合する傾斜面29-2を合流下部の駒掛止凹部29-4 に向けて摺動していき、同駒掛止凹部29-4に適合掛止せしめられる。他方、筆記 チップ18のスライド駒28は係合するもう一方の傾斜面29-3をコイルバネ39のバネ 力により頂部の平坦部29-1に向けて摺動していき、同平坦部29-1に掛止せしめら れる。この際、作動カム30の回動規制爪40がガイド26上端にある回動規制リング 35の爪案内溝41の周方向一側の正転規制部41a に衝合せしめることで、作動カム 30の正転方向への回動角度を規制する。従って、入力チップ3のスライド駒27は ガイド26のガイド溝24によって案内されて軸方向に直線的に前進移動し、入力チ ップ3を先端開口20から突出せしめて入力チップ3のキー押圧部15によるキーボ ードへの入力を可能にする(図5(ロ)の状態)。
【0037】 他方、入力チップ3が先端開口20から突出する状態から、同入力チップ3に変 えて筆記チップ18を先端開口20から外部に突出させる場合には作動カム30を逆転 方向(図においては左方向)に回動させることで、筆記チップ18のスライド駒28 が掛止されている平坦部29-1から傾斜面29-3を合流下部の駒掛止凹部29-4に向け て摺動していき、同駒掛止凹部29-4に適合掛止せしめられることで、筆記チップ 18を先端開口20から突出せしめてボールペン要素による筆記を可能にする(図5 (ハ)の状態)。この際、入力チップ3のスライド駒27は駒掛止凹部29-4との掛 止状態が解除され、コイルバネ38のバネ力により頂部の平坦部29-1に向けて傾斜 面29-2を摺動していき、同平坦部29-1に掛止せしめられる。
【0038】 そして、既に収納されている入力チップ3と共に筆記チップ18も下部ケース 19-1内に没入させてその収納位置に戻す場合には作動カム30を正転方向に回動さ せることで、筆記チップ18のスライド駒28は作動カム30の駒掛止凹部29-4との掛 止状態が解除され、コイルバネ39のバネ力により頂部の平坦部29-1に向けて傾斜 面29-3を摺動していく。この際、作動カム30は上記した如く、同作動カム30の回 動規制爪40がガイド26上端にある回動規制リング35の爪案内溝41の周方向一側の 正転規制部41a に衝合する回動角度一杯まで回動させずに、その途中で止める。 即ち、入力チップ3と筆記チップ18の両スライド駒27,28が夫々の傾斜面29-2, 29-3の途中で止まる様に作動カム30の回動を正転方向でもなく、逆転方向でもな いその中間の中立位置に戻す回動操作を行なう。それにより、筆記チップ18は入 力チップ3と共に図5(イ)に示した初期の収納位置に没入されて戻る。
【0039】 従って、請求項3に係る本考案の入力ペンによれば、入力チップ3によるキー ボードの入力を行ないながら、筆記用紙面にボールペン要素を有する筆記チップ による記入する等の際に、その入力と筆記との切り替えを作動カム30の回動操作 にて即座に行なうことができる。 そして、長期の使用により入力チップ3の先端キー押圧部15の一部が平坦に摩耗 した場合や、筆記チップ18の中空パイプ22のインク切れを起こした場合には継手 スリーブ31を適宜の差し込み力にて差し込んで接続せしめた下部ケース19-1を前 記継手スリーブ31から引き抜いて取り外すことで、同継手スリーブ31から外部に 露出する入力チップ3の後端を支持する接続パイプ42と筆記チップ18の前記中空 パイプ22の後端を支持する接続パイプ43の接続部42a ,43a から夫々の中空パイ プ21,22を引き抜いて簡単に取り外すことができる(図6参照)。そして、購入 した新しい入力チップ3を先端に圧入支持する中空パイプ21の後端と筆記チップ 18を先端に圧入支持する中空パイプ22の後端とを夫々の前記接続部42a ,43a に 接続支持させた後、下部ケース19-1を継手スリーブ31に差し込み接続することで 、新規の入力チップ3と筆記チップ18とを下部ケース19-1内に先端開口20から交 互に出没し得る様に収納することができる。
【0040】 図7乃至図11は上記した入力チップ3とノック式シャープペン要素を有する筆 記チップ45との複合ペンの場合を示した請求項4に係る実施例を示し、斯る実施 例は上述したボールペン要素を有する筆記チップ18に変えて、ノック式シャープ ペン要素を有する筆記チップ45を中空パイプ46の先端に圧入支持させ、該中空パ イプ46を、入力チップ3を圧入支持する中空パイプ21と共にペンケース19内に軸 方向に向けて挿入(収納)して、その先端開口20から交互に出没する様に構成し てなる。従って、斯る実施例においては上記請求項3に係る実施例において詳述 した入力チップ3と筆記チップ45を先端開口20から交互に突出させるその切替え 機構等の構成上同じ構成部分に同じ符号を用いることでその詳細な説明は省略し 、構成上、違いがある構成部分(構成部材)においてのみ以下に説明する。
【0041】 シャープペン要素を有する筆記チップ45は、図9に示した様に、上端が中空パ イプ46の下端に連通状に圧入又は螺合固着される継手スリーブ45-1と、この継手 スリーブ45-1の下端に連通状に圧入固着され、下端にチャック爪47を有する連結 スリーブ45-2と、この連結スリーブ45-2の外面に軸方向に摺動自在に嵌装着され る連結筒45-3と、この連結筒45-3の外面に圧入固着されると共に、内部軸芯の芯 48を通す段付き孔49の先端側にゴム製の芯保持リング50を内装する段付き筒状の 先口45-4と、この先口45-4内面と前記連結スリーブ45-2の外面との間に前記連結 筒45-3の先端縁に衝合せしめた状態で内装され、前記チャック爪47との協動で芯 48を繰り出し且つ芯48が所定の長さ繰り出された後、該芯48を掴持する動作をチ ャック爪47に付与する締付けリング45-5、そして前記継手スリーブ45-1に取り付 けた掛止リング51と前記連結筒45-3の上端との間に巻回(介装)されて該連結筒 45-3を連結スリーブ45-2の先端チャック爪47方向に付勢するコイルバネ45-6とで 構成され、後述する如く作動カム30を軸方向に往復移動させ、その軸方向の動き を継手スリーブ45-1を介して連結スリーブ45-2に伝達して同スリーブ45-2を前記 コイルバネ45-6のバネ圧に抗して前進、そして同バネ圧により後退させる動作、 所謂ノック操作を繰り返すことで、先口45-4から芯48の繰出しが行なわれる様に なっている。
【0042】 中空パイプ46は、上記した接続パイプ43の先端接続部43a に適宜の力で抜差し 自在に接続し得る程度の太さに形成された芯48を装填する芯補充タンクを兼ねて おり、その先端に筆記チップ45の継手スリーブ45-1を圧入接続せしめて該チップ 45を先端開口20側に向けた状態でペンケース19内に挿入内装される。
【0043】 回動規制リング52は、上記した回動規制リング35と同様に作動カム30がガイド 26に嵌装着された後に同ガイド26上端の軸頭34に回転不動に嵌着されるもので、 回動規制リング35よりも筒長さを長く形成し、その外面に、作動カム30の上端開 口縁に設けた回動規制爪40が係合して同カム30の回動に対応して摺動する傾斜部 53a を周方向に作動カム30の正転及び逆転方向の一定角度回動範囲にて設けると 共に、その傾斜下端に入力チップ3を先端開口20から突出させた際に、作動カム 30の正転方向の回動角度を規制する周方向一側の規制部53b を設ける一方、その 傾斜上端から前記回動規制爪40の突出幅に相当する間隔を周方向をおいて筆記チ ップ45を先端開口20から突出させた際に、作動カム30の逆転方向の回動角度を規 制する周方向他側の規制部53c を回動規制リング52の軸方向略全長に亘り設けて 、前記規制部53b により作動カム30の回動が規制された状態で作動カム30がガイ ド26の周りにおいて軸方向に適宜移動可能とする上下移動部53d を備えた溝構造 の爪案内溝53を形成してなる。
【0044】 図中54は、上記した上部ケース19-2の後端に嵌装着せしめた消しゴムホルダー であり、このホルダー54に消しゴム55を着脱自在に挿着し、更に、同消しゴム55 を被嵌状に保護するキャップ(帽子)56を適宜取り外せる様に前記ホルダー54に 螺合装着せしめる。
【0045】 而して、以上の如くノック式シャープペン要素を有する筆記チップ45との複合 により構成された本考案の入力ペンによれば、図10に示した様に、入力チップ3 を先端開口20から外部に突出させる場合には上記実施例において詳述した様に、 回動規制爪40がガイド26上端にある回動規制リング52の爪案内溝53の周方向一側 の正転規制部53b に衝合せしめるまで作動カム30を正転方向に回動操作すること により行なわれる。この際、作動カム30はコイルバネ38,39のバネ力によりガイ ド26の上端にある回動規制リング52の爪案内溝53の傾斜部53a に係合する回動規 制爪40の傾斜下端の一側正転規制部53b への移動掛止により、軸方向への移動が 不能となり、入力ペン3の先端開口20からの突出状態が保たれる(図10(イ)の 状態)。
【0046】 そして、筆記チップ45を先端開口20から外部に突出させる場合には回動規制爪 40がガイド26上端にある回動規制リング52の爪案内溝53の周方向他側の逆転規制 部53c に衝合せしめるまで作動カム30を逆転方向に回動操作することにより行な われる。この際、作動カム30はコイルバネ38,39のバネ力により爪案内溝53の傾 斜部53a に係合し該傾斜部53a に傾斜に沿って正転規制部53b 側から逆転規制部 53c 側へと移動する回動規制爪40の後退移動により、入力チップ3を突出させた 前記状態よりも後端せしめた状態でその傾斜上端の上下移動部53d に位置するこ とで、軸方向に自由に移動し得る状態になる(図10(ロ)の状態)。従って、筆 記チップ45を支持する中空パイプ46も軸方向へ移動し得る状態となることから、 上部ケース19-2、即ち作動カム30の上下の移動を筆記チップ45に伝達せしめて該 チップ45の先口45-4から芯48の繰出しが行なわれ、筆記可能な状態になる。
【0047】 詳しく述べると、図10の(ロ)乃至図10の(ハ)に示した様に、作動カム30の 逆転方向の回転により筆記チップ45の先口45-4が先端開口20から突出した筆記位 置にもたらされた状態(図10(ロ)の状態)で、作動カム30をコイルバネ38,39 のバネ力に抗して矢印M方向に指操作で押すことによって作動カム30、この作動 カム30のカムガイド面29に係合するスライド駒28、このスライド駒28に圧入支持 されている接続パイプ43及び芯48を装填する中空パイプ46は軸方向に前進移動せ しめられて筆記チップ45の先口45-4が先端開口20に当接される。その状態から更 に作動カム30を下方へと押すことにより、連結スリーブ45-3がコイルバネ45-6の バネ力に抗して先口45-4の先端側へと摺動せしめることにより、締付けリング 45-5との協動で保持されている芯48が先口45-4の先端側に送出される。そして、 連結スリーブ45-3の先口45-4先端側への移動が更に進められて締付けリング45-5 が同先口45-4の掛止段部57に当接して締付けリング45-5が爪チャック47から離れ ることで、芯48は爪チャック47の掴持状態から解放されて先口45-4から外部に繰 り出されてシャープペン要素による筆記が可能になる。
【0048】 従って、請求項4に係る本考案の入力ペンによれば、入力チップ3によるキー ボードの入力を行ないながら、筆記用紙面にシャープペン要素を有する筆記チッ プ45による記入する等の際に、その入力と筆記との切り替えを作動カム30の回動 操作にて即座に行なうことができる。 そして、長期の使用により入力チップ3の先端キー押圧部15の一部が平坦に摩耗 した場合や、筆記チップ45の中空パイプ46の芯48切れを起こした場合には上記し た如く、継手スリーブ31を適宜の差し込み力にて差し込んで接続せしめた下部ケ ース19-1を前記継手スリーブ31から引き抜いて取り外すことで、同継手スリーブ 31から外部に露出する入力チップ3の中空パイプ21の後端を支持する接続パイプ 42と筆記チップ45の前記中空パイプ46の後端を支持する接続パイプ42,43の接続 部42a ,43a から夫々の中空パイプ21,46を引き抜いて簡単に取り外すことがで きる(図11参照)。そして、購入した新しい入力チップ3を先端に圧入支持する 中空パイプ21の後端と芯48を補充した筆記チップ45を先端に圧入支持する中空パ イプ46の後端とを夫々の前記接続部42a ,43a に接続支持させた後、下部ケース 19-1を継手スリーブ31に差し込み接続することで、新規の入力チップ3と芯48を 補充した筆記チップ45とを下部ケース19-1内に先端開口20から交互に出没し得る 様に収納することができる。
【0049】
本考案の入力ペンは叙上の如く構成してなるから、下記の作用効果を秦する。 .ペンケースの先端開口から突出する合成樹脂製の入力チップは先細状で且つ 球面状に形成したキー押圧部を先端に有することで、細かいパターンにて配列さ れている各キーを正確に押圧操作せしめて入力することができる。そして長期の 使用により入力チップの先端キー押圧部の一部が平坦に摩耗した場合には中空パ イプと共にペンケースから引き抜くことで簡単に取り外すことができ、新たに購 入した新しい入力チップを先端に圧入支持する中空パイプをペンケース内に挿入 することで、ペンケースの先端開口から突出させて装着することができる。入力 チップは中空パイプの先端に圧入支持させることで、ペンケースの先端開口から 突出させた状態で同先端開口に装着することができ、構造が大幅に簡素化され、 ひいては生産性の向上と、低コストにて製作することができる作用が得られる。
【0050】 従って、本考案の入力ペンによれば、球形状に形成されているキー押圧部が長 期の使用により摩耗した場合には即座に新しいものと簡単に取り換えることがで きる。しかも、従来の入力ペンに比べて構造の大幅な簡素化が図られて効率良く 生産することができることから、低コストにて製作し提供することができる。 .尾栓をペンケースの後端から取り外すことで、中空パイプと共に入力チップ をペンケースから引き抜くことができることから、入力チップの取り換えを上記 よりも更に簡単に行なうことができる作用が期待できる。 .キーボードへの入力時に作動カムを逆転方向に一定角度回動させることで、 同作動カムのカムガイド面に係合する例えば入力用の中空パイプを介して接続連 繋する入力チップのスライド駒が前記カムガイド面に押され且つガイド溝に案内 されて軸方向に直線的に前進移動し、入力チップをペンケースの先端開口から突 出せしめて合成樹脂製で先端に球形状のキー押圧部を有する入力チップによるキ ーボードへの入力を可能にする。そして、筆記時には作動カムを正転方向に一定 角度回動させることで、同作動カムのカムガイド面に係合する筆記用の中空パイ プを介して接続連繋する筆記チップのスライド駒が前記カムガイド面に押され且 つガイド溝に案内されて軸方向に直線的に前進移動し、筆記チップをペンケース の先端開口から突出せしめてボールペン要素を有する筆記チップによる筆記を可 能にする。
【0051】 従って、本考案の入力ペンによれば、入力と筆記との切り替えに作動カムを回 動させると言った簡単な操作で即座に対応できることから、キーボードへの入力 を行ないながら、筆記用紙面にボールペン要素による筆記を行なう際の取扱いが 非常に便利となり、実用的である。 .上記したの如く、筆記時に作動カムを正転方向に一定角度回動させること で、同作動カムのカムガイド面に係合する筆記用の中空パイプを介して接続連繋 する筆記チップのスライド駒が前記カムガイド面に押され且つガイド溝に案内さ れて軸方向に直線的に前進移動し、筆記チップをペンケースの先端開口から突出 せしめてノック式シャープペン要素を有する筆記チップによる筆記が可能になり 、この状態で作動カムを軸方向へ往復移動させることで、作動カムのカムガイド 面に係合する筆記チップのスライド駒を介して同チップに芯の繰出し動作が伝達 されて芯の繰出しが行なわれてシャープペン要素を有する筆記チップによる筆記 が可能になり、と同様に大変便利である。
【図1】 本考案の請求項1乃至2に係る入力ペンの実
施の一例を示した正面図で、一部を切欠断面して示す
施の一例を示した正面図で、一部を切欠断面して示す
【図2】 入力チップをペンケースから引き抜いて取り
出す、又はペンケース内に挿入する状態を示した斜視図
出す、又はペンケース内に挿入する状態を示した斜視図
【図3】 請求項3に係る入力ペン(複合ペン)の実施
の一例を示した縦断正面図
の一例を示した縦断正面図
【図4】 同分解斜視図
【図5】 入力チップと筆記チップとの動きを作動カム
との関連において説明した展開概略図で、(イ)は両チ
ップをペンケース内に収納した状態を示す、(ロ)は入
力チップを先端開口から突出させた状態を示す、(ハ)
は筆記チップを先端開口から突出させた状態を示す
との関連において説明した展開概略図で、(イ)は両チ
ップをペンケース内に収納した状態を示す、(ロ)は入
力チップを先端開口から突出させた状態を示す、(ハ)
は筆記チップを先端開口から突出させた状態を示す
【図6】 ペンケースの下部ケースを上部ケースから引
き抜き分離せしめて入力チップと筆記チップとの夫々の
取換えを可能な状態にした斜視図
き抜き分離せしめて入力チップと筆記チップとの夫々の
取換えを可能な状態にした斜視図
【図7】 請求項4に係る入力ペン(複合ペン)の実施
の一例を示した縦断正面図
の一例を示した縦断正面図
【図8】 同分解斜視図
【図9】 ノック式シャープペン要素を有する筆記チッ
プを拡大して示した断面図
プを拡大して示した断面図
【図10】 入力チップと筆記チップとの動きを作動カム
との関連において説明した展開概略図で、(イ)は入力
チップを先端開口から突出させた状態を示す、(ロ)は
筆記チップを先端開口から突出させた状態を示す、
(ハ)は先端開口から突出させた筆記チップから芯を繰
り出している状態を示す
との関連において説明した展開概略図で、(イ)は入力
チップを先端開口から突出させた状態を示す、(ロ)は
筆記チップを先端開口から突出させた状態を示す、
(ハ)は先端開口から突出させた筆記チップから芯を繰
り出している状態を示す
【図11】 ペンケースの下部ケースを上部ケースから引
き抜き分離せしめて入力チップの取換えと筆記チップに
対する芯の補充を可能な状態にした斜視図
き抜き分離せしめて入力チップの取換えと筆記チップに
対する芯の補充を可能な状態にした斜視図
1,19…ペンケース 2,20…
先端開口 3…入力チップ 4,21,22.46…中空
パイプ 18,45…筆記チップ 24,25…
ガイド溝 26…ガイド 27,28…スラ
イド駒 29…カムガイド面 30…作動
カム 35,52…回転規制リング 41,53…
爪案内溝
先端開口 3…入力チップ 4,21,22.46…中空
パイプ 18,45…筆記チップ 24,25…
ガイド溝 26…ガイド 27,28…スラ
イド駒 29…カムガイド面 30…作動
カム 35,52…回転規制リング 41,53…
爪案内溝
Claims (4)
- 【請求項1】 先端開口を有する筒状のペンケースと、
このペンケース内に軸方向に向けて抜差し自在に挿入す
る中空パイプと、このパイプの先端に圧入支持させて前
記ペンケースの先端開口から突出させる入力チップとで
構成し、前記入力チップは合成樹脂にて成形されその先
端に先細状で球面状に形成したキー押圧部を有すること
を特徴とする入力ペン。 - 【請求項2】 先端開口を有する筒状のペンケースと、
このペンケース内に軸方向に向けて抜差し自在に挿入す
る中空パイプと、このパイプの先端に圧入支持させて前
記ペンケースの先端開口から突出させる入力チップとで
構成し、前記入力チップは合成樹脂にて成形されその先
端に先細状で球面状に形成したキー押圧部を有し、一方
前記ペンケースの後端開口に尾栓を着脱自在に螺合装着
すると共に、同尾栓に中空パイプの後端を着脱自在に嵌
入保持させて、入力チップをペンケースの先端開口に外
部突出状に支持させる様に構成したことを特長とする入
力ペン。 - 【請求項3】 先端開口を有する筒状のペンケースと、
このペンケースの後端開口に着脱自在に接続され且つ軸
方向に延びるガイド溝を軸外周の相対する2カ所に有す
る円筒状のガイドと、前記ペンケース内に夫々が軸方向
に向けて挿入され且つ夫々が後端に、前記ガイド溝の対
応する一つによって軸方向に案内移動されるスライド駒
を着脱自在に有する筆記用と入力用の2本の中空パイプ
と、この両中空パイプの先端に夫々圧入支持させて前記
夫々のスライド駒の交互の移動により前記ペンケースの
先端開口から交互に出没自在に突出するボールペン要素
を有する筆記チップ及び入力チップと、前記ガイドの周
りを正転方向及び逆転方向に一定角度回動可能に同ガイ
ドを包囲し、且つ前記正転及び逆転回動により前記筆記
チップのスライド駒及び入力チップのスライド駒を軸方
向に交互に移動させる様に、該両スライド駒と係合する
カムガイド面を下端縁面に有する円筒状の作動カムとで
構成し、前記入力チップは合成樹脂にて成形されその先
端に先細状で球面状に形成したキー押圧部を有すること
を特徴とする入力ペン。 - 【請求項4】 先端開口を有する筒状のペンケースと、
このペンケースの後端開口に着脱自在に接続され且つ軸
方向に延びるガイド溝を軸外周の相対する2カ所に有す
る円筒状のガイドと、前記ペンケース内に夫々が軸方向
に向けて挿入され且つ夫々が後端に、前記ガイド溝の対
応する一つによって軸方向に案内移動されるスライド駒
を着脱自在に有する筆記用と入力用の2本の中空パイプ
と、この両中空パイプの先端に夫々圧入支持させて前記
夫々のスライド駒の交互の移動により前記ペンケースの
先端開口から交互に出没自在に突出するノック式シャー
プペン要素を有する筆記チップ及び入力チップと、前記
ガイドの周りを一定角度回動可能で且つ軸方向に往復移
動可能に同ガイドを包囲し、且つ前記正転及び逆転回動
により前記筆記チップのスライド駒及び入力チップのス
ライド駒を軸方向に交互に移動させる様に、該両スライ
ド駒と係合するカムガイド面を下端縁面に有する円筒状
の作動カムとで構成し、前記入力チップは合成樹脂にて
成形されその先端に先細状で球面状に形成したキー押圧
部を有し、更に前記作動カムの軸方向への往復移動が前
記カムスライド面に係合する筆記チップのスライド駒を
介して同筆記チップに伝達されて芯の繰出しが行なわれ
る様に構成したことを特徴とする入力ペン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994000330U JP3000683U (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 入力ペン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994000330U JP3000683U (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 入力ペン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3000683U true JP3000683U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=43136688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994000330U Expired - Lifetime JP3000683U (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 入力ペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000683U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113893894A (zh) * | 2020-06-22 | 2022-01-07 | 埃佩多夫股份公司 | 用于与具有活塞和筒体的移液吸头或注射器一起使用的移液器 |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP1994000330U patent/JP3000683U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113893894A (zh) * | 2020-06-22 | 2022-01-07 | 埃佩多夫股份公司 | 用于与具有活塞和筒体的移液吸头或注射器一起使用的移液器 |
| CN113893894B (zh) * | 2020-06-22 | 2023-09-08 | 埃佩多夫欧洲股份公司 | 用于与具有活塞和筒体的移液吸头或注射器一起使用的移液器 |
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