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JP3051263B2 - 磁気記録媒体用積層ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用積層ポリエステルフイルム

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Publication number
JP3051263B2
JP3051263B2 JP15501492A JP15501492A JP3051263B2 JP 3051263 B2 JP3051263 B2 JP 3051263B2 JP 15501492 A JP15501492 A JP 15501492A JP 15501492 A JP15501492 A JP 15501492A JP 3051263 B2 JP3051263 B2 JP 3051263B2
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JP
Japan
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film
polyester film
naphthalate
laminated polyester
magnetic recording
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JP15501492A
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正広 細井
正己 越中
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
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Priority to DE69306648T priority patent/DE69306648T2/de
Priority to EP93303003A priority patent/EP0567279B1/en
Priority to KR1019930006654A priority patent/KR0179395B1/ko
Priority to US08/048,523 priority patent/US5431976A/en
Publication of JPH05345397A publication Critical patent/JPH05345397A/ja
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体用積層ポリ
エステルフイルムに関し、さらに詳しくは二軸配向ポリ
エチレン―2,6―ナフタレートフイルムの少なくとも
片面に2,7―ナフタレンジカルボン酸を特定割合共重
合させた共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレートよ
りなるフイルムが積層されていて、高密度記録の磁気記
録媒体、特にメタルテープのベースフイルムとして、或
いはフレキシブルディスクのベースフイルムとして有用
な積層ポリエステルフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録テープのベースフイルムには、
従来、二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムが
用いられている。しかし、このベースフイルムでは磁気
記録の保磁力が小さく、カセットに巻くテープの長さを
長くして記録再生の長時間化を図るためにテープ厚みを
薄くすると、テープの走行性や耐久性が悪化するという
問題を生じる。
【0003】そこで、このような問題点を解消するため
に、高ヤング率の二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフ
タレートフイルムを磁気記録テープのベースフイルムと
して用いることが多数提案されている。
【0004】しかしながら、高ヤング率、低熱収縮率の
二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフイルム
を用いた磁気記録テープでも記録再生の長時間化を図る
ためにはテープ厚みを薄くする必要があり、かつ延伸に
よる分子配向を上げてフイルムのヤング率を向上させる
必要があるが、そのときにいくつかの問題が顕在化して
くる。
【0005】即ち、配向の程度を上げるほど、滑剤とし
て含有する不活性微粒子とポリマー間にボイドが形成さ
れ易くなり、それと同時に滑剤がフイルム表面から脱落
し易くなり、かつ脱落してごみ(異物)を発生し易くな
る。そして、この異物はフイルム表面に付着したり、磁
気記録テープへの加工工程でコーテッドウェブやテープ
に巻き込まれ、電磁変換特性の欠点となる。
【0006】この問題の解消要望は記録密度を高くする
ものほど強い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題を解消し、磁気記録媒体への加工時、特にダイコ
ーター工程やカレンダー処理工程における削れが極めて
起こり難いベースフイルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次の構成からなる。
【0009】二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフイルムの少なくとも片面に2,7―ナフタレンジ
カルボン酸を0.5〜7モル%共重合させた共重合ポリ
エチレン―2,6―ナフタレートよりなるフイルムが積
層されていることを特徴とする磁気記録媒体用積層ポリ
エステルフイルム。
【0010】本発明において、ポリエチレン―2,6―
ナフタレートは酸成分が実質的に2,6―ナフタレンジ
カルボン酸からなり、かつグリコール成分が実質的にエ
チレングリコールからなるポリエステルであるが、この
ポリエステルにはジエチレングリコールや他の第三成分
が0.5モル%未満の割合で共重合されていてもよい。
【0011】本発明において、共重合ポリエチレン―
2,6―ナフタレートは、2,7―ナフタレンジカルボ
ン酸を0.5〜7モル%、好ましくは1〜7モル%共重
合させた共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレートで
ある。この共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレート
には、さらに、0.5モル%未満の割合で他の共重合成
分を共重合させてもよい。
【0012】この共重合成分としては、例えばテレフタ
ル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸、4,4′―ジフェニルジカルボン酸、ベンゾフェノ
ンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸などの
脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、1,
3―アダマンタンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン
酸、1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジオー
ル、1,6―ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4―シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキシド付加物、p―キシリレングリ
コール等を挙げることができる。
【0013】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレート、共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トには、必要に応じ、安定剤、着色剤、帯電防止剤、滑
剤等の添加剤を含有させることができる。特にフイルム
表面を粗にしてフイルムの滑り性を改良するために、滑
剤として不活性固体微粒子を含有させることは好まし
い。
【0014】かかる不活性固体微粒子としては、好まし
くは(1)二酸化ケイ素(水和物、ケイ砂、石英等を含
む);(2)アルミナ;(3)SiO2 分を30重量%
以上含有するケイ酸塩(例えば非晶質あるいは結晶質の
粘土鉱物、アルミノシリケート(焼成物や水和物を含
む)、温石綿、フライアッシュ等);(4)Mg、Z
n、Zr、及びTiの酸化物;(5)Ca、及びBaの
硫化物;(6)Li、Na、及びCaのリン酸塩(1水
素塩や2水素塩を含む);(7)Li、Na、及びKの
安息香酸塩;(8)Ca、Ba、Zn、及びMnのテレ
フタル酸塩;(9)Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、P
b、Sr、Mn、Fe、Co、及びNiのチタン酸塩;
(10)Ba、及びPbのクロム酸塩;(11)炭素
(例えばカーボンブラック、グラファイト等);(1
2)ガラス(例えばガラス粉、ガラスビーズ等);(1
3)Ca、及びMgの炭酸塩;(14)ホタル石及び
(15)ZnSが例示される。更に好ましくは、二酸化
ケイ素、無水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化アルミニウム、
ケイ酸アルミニウム(焼成物、水和物等を含む)、燐酸
1リチウム、燐酸3リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、安息香酸リチウ
ム、これらの化合物の複塩(水和物を含む)、ガラス
粉、粘土(カオリン、ベントナイト、白土等を含む)、
タルク、炭酸カルシウム等が例示される。特に好ましく
は、二酸化ケイ素、酸化チタン、炭酸カルシウムが挙げ
られる。これらは2種以上を用いてもよく、その際平均
粒径の異なるものを、同量又は異なる量で添加してもよ
い。かかる微粒子の平均粒径は0.05〜0.8μmで
あることが好ましく、添加量は0.01〜0.5重量%
であることが好ましい。
【0015】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレート、共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トは、通常溶融重合法によって公知の方法で製造するこ
とができる。
【0016】例えば、ポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートは2,6―ナフタレンジカルボン酸とエチレングリ
コールとをエステル化反応させ、或いはジメチル―2,
6―ナフタレートとエチレングリコールとをエステル交
換反応させ、次いで反応生成物を減圧下重縮合反応させ
て所定重合度のポリマーとする方法で製造することがで
きる。また共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレート
は、2,7―ナフタレンジカルボン酸を所定割合用いた
以外はポリエチレン―2,6―ナフタレートの製造法と
同様にして製造することができる。その際、触媒を用い
ることが好ましく、また他の添加剤を添加することがで
きる。
【0017】ポリエチレン―2,6―ナフタレートや共
重合ポリエチレン―2,6―ナフタレートの固有粘度は
0.45〜0.90であることが好ましい。
【0018】本発明における積層ポリエステルフイルム
は、二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフイ
ルムの少なくとも片面に2,7―ナフタレンジカルボン
酸を共重合させた共重合ポリエチレン―2,6―ナフタ
レートからなるフイルムを積層させた構造をとり、例え
ば2層構造であっても3層構造であってもよい。ただ
し、3層構造の場合二軸配向ポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフイルムが芯層を形成する。
【0019】前記積層ポリエステルフイルムは各フイル
ム層の厚み配分を自由にとることができるが、共重合ポ
リエチレン―2,6―ナフタレートの特徴を十分に発揮
させるには該共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トのフイルム層は薄すぎても厚すぎても好ましくない。
該フイルム層が厚すぎると、積層フイルムのヤング率や
耐熱寸法安定性が低下するようになり、他方薄すぎると
フイルム表面特性や均一厚みの制御が難しくなる。好ま
しい厚み配分は全体の厚みによっても変るが、例えば全
体の厚みが3〜12μmの磁気記録テープ用フイルムの
場合、共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレートのフ
イルム層の厚みは0.1μm以上全厚みの1/2以下で
あることが好ましく、また全体の厚みが30〜80μm
の磁気記録ディスク用フイルムの場合、共重合ポリエチ
レン―2,6―ナフタレートのフイルム層の厚みは0.
2〜10μm、さらには0.2〜5μmであることが好
ましい。また共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トには通常滑剤として不活性な固体微粒子を含有させる
が、この固体微粒子の種類、平均粒径、濃度、さらには
フイルム表面粗さ等にも、前記厚み配分の選定の際には
配慮するのが好ましい。
【0020】本発明の積層ポリエステルフイルムは、磁
気記録テープのベースとして用いる場合、縦方向、横方
向のヤング率がともに650kg/mm2 以上、さらには7
00kg/mm2 以上であることが好ましく、また磁気記録
フレキシブルディスクのベースとして用いる場合縦方
向、横方向のヤング率がともに500kg/mm2 以上、さ
らには550kg/mm2 以上、特に600kg/mm2 以上で
あることが好ましい。
【0021】本発明の積層ポリエステルフイルムは、従
来から知られている積層フイルムの製造法で製造するこ
とができるが、特に共押出し法で積層未延伸フイルムと
し、さらに該未延伸フイルムを二軸延伸する方法で製造
するのが好ましい。共押出しに際しては、別々の押出機
でポリエチレン―2,6―ナフタレート、共重合ポリエ
チレン―2,6―ナフタレートをそれぞれ溶融し、押出
しダイ内で積層させて製造するのが一般的であるが、フ
ィードブロックダイ、スタックプレートダイ等を用いて
積層させることもできる。また二軸延伸法は逐次二軸延
伸法でもよく、また同時二軸延伸法でもよいが、前者が
好ましい。
【0022】二軸配向は、例えば逐次二軸延伸法では、
ポリエチレン―2,6―ナフタレートのガラス転移温度
(Tg)よりも高い温度、好ましくは(Tg+3)〜
(Tg+50)℃で1段目の延伸を行い、次いで1段目
の延伸温度と同じ乃至20℃高い温度の範囲で2段目の
延伸を行う。延伸倍率は少なくとも一軸方向で2倍以
上、更には2.5倍以上とし、面積倍率で6倍以上、更
には8倍以上とするのが好ましい。熱処理(ヒートセッ
ト)は170℃以上、更には190℃以上の温度で緊張
下に行うのが好ましい。熱処理温度の上限は処理時間に
もよるが、フイルムが安定した形状をとる温度であるこ
とはいうまでもない。熱処理時間は数秒〜数十秒間、更
には3秒〜30秒間が好ましい。
【0023】また、より高強度(高ヤング率)の積層ポ
リエステルフイルムを製造する場合には、前記未延伸フ
イルムを先ず縦方向に130〜170℃で2.0〜3.
0倍延伸し、横方向に130〜160℃で3.5〜4.
5倍延伸し、次いで縦方向及び/又は横方向に130〜
170℃で1.5〜2.5倍再延伸する、いわゆる3段
延伸法、4段延伸法を用いることが好ましい。
【0024】本発明の積層ポリエステルフイルムには、
その片面又は両面に磁性層を設けることができる。
【0025】磁性層、及び磁性層を積層ポリエステルフ
イルム上に設ける方法はそれ自体公知であり、本発明に
おいても公知の磁性層及びそれを設ける方法を採用する
ことができる。
【0026】例えば磁性層を積層ポリエステルフイルム
上に磁性塗料を塗布する方法によって設ける場合には、
磁性層に用いられる強磁性粉体としてはγ―Fe
2 3 、Co含有のγ―Fe3 4 、Co被覆のFe3
4 、CrO2 、バリウムフェライトなど、公知の強磁
性体が使用できる。
【0027】磁性粉体と共に使用されるバインダーとし
ては、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂
又はこれらの混合物をあげることができる。これらの具
体的な樹脂としては例えば塩化ビニル―酢酸ビニル共重
合体、ポリウレタンエラストマー等があげられる。
【0028】磁性塗料は、更に研磨剤(例えばα―Al
2 3 等)、導電剤(例えばカーボンブラック等)、分
散剤(例えばレシチン等)、潤滑剤(例えばn―ブチル
ステアレート、レシチン酸等)、硬化剤(例えばエポキ
シ樹脂等)及び溶媒(例えばメチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、トルエン等)等を含有することが
できる。
【0029】磁性層の形成方法としては、その他、無電
解メッキや電解メッキによる湿式法、真空蒸着、スパッ
タリングやイオンプレーティングによる乾式法なども用
いることができる。
【0030】また、フイルム支持体の片側に磁性層を形
成する場合、磁性層を形成していない側の表面には、テ
ープとしての走行性を維持するために滑剤を含む有機高
分子の塗膜を塗設してもよい。
【0031】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、測定法、評価法は下記のようにして実施
したものである。
【0032】(1)ヤング率 フイルムを試料巾10mm、長さ15cmに切り、チャック
間100mmにして引張速度10mm/分、チャート速度5
00mm/分でインストロンタイプの万能引張試験装置に
て引張った。得られた荷重―伸び曲線の立上り部の接線
よりヤング率を計算する。
【0033】(2)フイルム表面粗さ(Ra) 小坂研究所(株)製の触針式表面粗さ計(サーフコーダ
30C)を用いて針の半径2μm、触針圧30mgの条件
下にチャート(フイルム表面粗さ曲線)をかかせる。フ
イルム表面粗さ曲線から、その中心線の方向に測定長さ
Lの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX軸
とし、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線をY=f
(x)で表わしたとき、次の式で与えられるRa(μ
m)をフイルム表面粗さとして定義する。
【0034】
【数1】
【0035】本発明では、測定長を1.25mmとし、カ
ットオフ値を0.08mmとして、5回測定した平均値を
Raとする。
【0036】(3)熱収縮率 70℃に設定されたオーブンの中にあらかじめ正確な長
さを測定した長さ約30cm、巾1cmのフイルムを無荷重
で入れ、1時間熱処理し、その後オーブンよりサンプル
を取り出し、室温に戻してからその寸法の変化を読み取
る。熱処理前の長さ(L0 )と熱処理による寸法変化量
(ΔL)より、次式で熱収縮率を求める。
【0037】
【数2】
【0038】(4)削れ性 フイルムを巾1/2インチのテープ状にスリットしたも
のに片刃を垂直に押しあて、更に1.5mm押し込んだ状
態で50m走行させた(走行張力:60g、走行速度:
1m/秒)。この時片刃の先に付着したフイルム表面の
削れ物の付着幅で評価する。
【0039】(5)電磁変換特性 シバソク(株)製ノイズメーターを使用し、ビデオ用磁
気テープのS/N比を測定する。また表1に示す比較例
1のテープに対するS/N比の差を求める。ここで使用
したVTRはソニー(株)製EV―S700である。
【0040】(6)磁気テープの耐久性 ソニー(株)製EV―S700で走行開始、停止を繰り
返しながら100時間走行させ、走行状態を調べるとと
もに出力測定を行なう。この走行において下記項目を全
て満足する場合を走行性:良好、層でない場合を走行
性:不良と判定する。 テープの端が折れたり、ワカメ状にならない。 走行中にテープ鳴きが生じない。 テープが裂けたり、破断したりしない。
【0041】(7)スキュー スキュー特性は常温(20℃)常湿下で録画したビデオ
テープを70℃で1時間熱処理した後、再び常温常湿下
で再生し、ヘッド切換点におけるズレ量を読み取る。
【0042】(8)ドロップアウト 市販のドロップアウトカウンター(例えばシバソクVH
01BZ型)にて5μsec ×10dBのドロップアウト
をカウントし、1分間のカウント数を算出する。
【0043】(9)ボイドの面積比 フイルム表面をイオンエッチングしフイルム中の滑剤を
暴露させ、400〜500オングストローム乃至それ以
下の厚みにアルミニウムを均一に真空蒸着し、通常の走
査型電子顕微鏡で3500倍乃至は5000倍にて表面
を観察し、滑剤周辺のボイドの面積を画像解析装置ルー
ゼックスで測定する。この面積を、同様にして求めた滑
剤の面積で割ってボイドの面積比を求める。イオンエッ
チングは、例えば日本電子(株)製JFC―1100型
イオンスパッターリング装置を使い、500V、12.
5mAで15分間表面エッチング処理する。真空度は1
-3Torr程度である。粒子は0.3μm程度以上の
大きな粒子について測定する。
【0044】
【実施例1〜3及び比較例1,2】平均粒径0.1μm
のシリカ微粒子を0.2wt%含有するポリエチレン―
2,6―ナフタレート及び平均粒径0.3μmのシリカ
微粒子を0.13wt%含有しするポリエチレン―2,
6―ナフタレートを、それぞれ常法により製造した。こ
れらの固有粘度は0.63dl/gであった。
【0045】また、平均粒径0.3μmのシリカ微粒子
を0.13wt%含有し、2,7―ナフタレンジカルボ
ン酸を表1に示す割合共重合させた共重合ポリエチレン
―2,6―ナフタレートを常法により製造した。これら
の固有粘度は0.63dl/gであった。
【0046】前記ポリエチレン―2,6―ナフタレート
(PEN―2,6)と共重合ポリエチレン―2,6―ナ
フタレート(共重合PEN―2,6)とを乾燥後別々の
溶融押出し装置で溶融し、両ポリマーを2層構造の押出
しダイ内で合流させ、押出し冷却して積層未延伸シート
を得た。
【0047】この積層未延伸フイルムを速度差をもった
2つのロール間で130℃の温度で縦方向に4.85倍
延伸し、さらにテンターによって横方向に5.15倍延
伸し、その後215℃で10秒間熱処理をした。
【0048】このようにして厚み5.4μmの二軸配向
積層ポリエステルフイルムを巻取った。これらのフイル
ムの特性を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】一方、下記に示す組成物をボールミルに入
れ、16時間混練、分散した後、イソシアネート化合物
(バイエル社製のデスモジュールL)5重量部を加え、
1時間高速剪断分散して磁性塗料とした。
【0051】磁性塗料の組成: 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体 15重量部 (積水化学製のエスレック7A) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レシチン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 50重量部
【0052】この磁性塗料を上記二軸配向ポリエステル
フイルムのポリエチレン―2,6―ナフタレートフイル
ム側の表面に、塗布厚3μmとなるように塗布し、次い
で2500ガウスの直流磁場中で配向処理を行ない、1
00℃で加熱乾燥後、スーパーカレンダー処理(線圧2
00kg/cm、温度80℃)を行ない、巻き取った。この
巻き取ったロールを55℃のオーブン中に3日間放置し
た。
【0053】さらに上記二軸配向ポリエステルフイルム
の共重合ポリエチレン―2,6―ナフタレートフイルム
側の表面(走行面)に下記組成のバックコート層塗料を
厚さ1μmに塗布し、乾燥させ、さらに8mmに裁断し、
磁気テープを得た。
【0054】バックコート層塗料の組成: カーボンブラック 100重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 60重量部 イソシアネート化合物 18重量部 (日本ポリウレタン工業社製コロネートL) シリコーンオイル 0.5重量部 メチルエチルケトン 250重量部 トルエン 50重量部
【0055】得られたフイルム及びテープの特性を表1
に示す。この表から明らかなようにドロップアウト、電
磁変換特性、走行耐久性、スキューも良好であった。
【0056】
【実施例4】実質的に滑剤微粒子を含有しないポリエチ
レン―2,6―ナフタレート(PEN―2,6)を常法
により製造した。また、平均粒径0.3μmのシリカ微
粒子を0.15wt%含有し、かつ2,7―ナフタレン
ジカルボン酸成分を3モル%共重合させた共重合ポリエ
チレン―2,6―ナフタレート(共重合PEN―2,
6)を常法により製造した。これらのポリマーの固有粘
度は0.65dl/gであった。
【0057】前記PEN―2,6と共重合PEN―2,
6を乾燥後別々の溶融押出し装置で溶融し、PEN―
2,6が芯層に共重合PEN―2,6が両表面層となる
ように、3層構造の押出しダイ内で合流させて押出し急
冷して積層未延伸シートを得た。
【0058】さらに該未延伸シートを150℃で縦方向
に3.6倍延伸し、続いて155℃で横方向に3.7倍
延伸し、さらに235℃で30秒間熱固定して厚さ62
μmの積層二軸延伸フイルムを得た。
【0059】この積層二軸延伸フイルムはヤング率が
縦、横方向とも600kg/mm2 であり、また両表面層の
厚みが2μmでかつ芯層の厚みが58μmであった。そ
して、この積層二軸延伸フイルムはフレキシブルディス
クのベースフイルムとして有用である。
【0060】両表面層が共重合PEN―2,6からな
り、表面層中のシリカ微粒子の周りに生じたボイドは、
ボイド比1.02と極めて小さいものであった。
【0061】
【比較例3】平均粒径0.3μmのシリカ微粒子を0.
15wt%含有するポリエチレン―2,6―ナフタレー
トを常法により製造した。
【0062】このポリエチレン―2,6―ナフタレート
を共重合PEN―2,6の代りに用いる以外は実施例4
と同様に行って積層二軸延伸フイルムを得た。このフイ
ルム中のシリカ微粒子の囲りに生じたボイドはボイド比
1.7と大きかった。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、加工時において白粉等
ごみを発生しにくい磁気記録媒体用積層ポリエステルフ
イルムを提供することができる。そして、このフイルム
をベースとしたものは電磁変換特性、走行耐久性等に優
れ、高密度磁気記録テープ、特にメタルテープとして有
用であり、また高密度磁気記録ディスクとして有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−298671(JP,A) 特開 昭63−17023(JP,A) 特開 平5−229083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 27/36 G11B 5/73 - 5/738

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタ
    レートフイルムの少なくとも片面に2,7―ナフタレン
    ジカルボン酸を0.5〜7モル%共重合させた共重合ポ
    リエチレン―2,6―ナフタレートよりなるフイルムが
    積層されていることを特徴とする磁気記録媒体用積層ポ
    リエステルフイルム。
  2. 【請求項2】 積層ポリエステルフイルムの全厚みが3
    〜12μmであり、かつヤング率が縦方向及び横方向と
    もに650kg/mm2 以上である請求項1記載の磁気記録
    媒体用積層ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】 積層ポリエステルフイルムの全厚みが3
    0〜80μmであり、かつヤング率が縦方向及び横方向
    ともに500kg/mm2 以上である請求項1記載の磁気記
    録媒体用積層ポリエステルフイルム。
  4. 【請求項4】 積層ポリエステルフイルムを高密度磁気
    テープのベースフイルムとして用いる請求項2記載の磁
    気記録媒体用積層ポリエステルフイルム。
  5. 【請求項5】 積層ポリエステルフイルムを高密度磁気
    記録フレキシブルディスクのベースフイルムとして用い
    る請求項3記載の磁気記録媒体用積層ポリエステルフイ
    ルム。
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