JP2923871B2 - 磁気センサ装置 - Google Patents
磁気センサ装置Info
- Publication number
- JP2923871B2 JP2923871B2 JP8306580A JP30658096A JP2923871B2 JP 2923871 B2 JP2923871 B2 JP 2923871B2 JP 8306580 A JP8306580 A JP 8306580A JP 30658096 A JP30658096 A JP 30658096A JP 2923871 B2 JP2923871 B2 JP 2923871B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- sensor device
- magnetic sensor
- electrodes
- magnetoresistive element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の磁気抵抗素
子を備えた磁気センサ装置の構造に関する。
子を備えた磁気センサ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室温での磁場の測定にはループプ
ローブやホール素子が良く使われている。ループプロー
ブ1は、図3に例示するように、一端に電極であるBN
Cコネクタ2が位置するとともに他端にコイル部3が位
置しており、このコイル部3の位置での磁場の変化がB
NCコネクタ2に電力として発生する。ホール素子11
は、図4に例示するように、矩形の薄膜状の半導体から
なり、対向する二辺の電極12にバイアス電流Icが供
給された状態で、他の二辺の電極13に発生する電圧V
Hが磁場Bの変化に対応して変化する。
ローブやホール素子が良く使われている。ループプロー
ブ1は、図3に例示するように、一端に電極であるBN
Cコネクタ2が位置するとともに他端にコイル部3が位
置しており、このコイル部3の位置での磁場の変化がB
NCコネクタ2に電力として発生する。ホール素子11
は、図4に例示するように、矩形の薄膜状の半導体から
なり、対向する二辺の電極12にバイアス電流Icが供
給された状態で、他の二辺の電極13に発生する電圧V
Hが磁場Bの変化に対応して変化する。
【0003】例えば、複数のループプローブ1を一次元
状に配列した検出ヘッドを測定対象に対して走査させた
り、複数のホール素子11を二次元状に配列して測定対
象に対向させれば、プリント基板の配線や電子部品の周
囲の磁場の二次元分布を測定することができる。
状に配列した検出ヘッドを測定対象に対して走査させた
り、複数のホール素子11を二次元状に配列して測定対
象に対向させれば、プリント基板の配線や電子部品の周
囲の磁場の二次元分布を測定することができる。
【0004】ホール素子11は、材料としてInAs,
InSb,GaAs,Ge等の半導体が用いられてお
り、リソグラフィ技術により小型化して空間分解能を上
げることができる。ちなみにF.W.Bell社のホー
ル素子の場合、素子の直径は0.2〜4(mm)程度で
ある(F.W.Bell社のカタログ,HALL GE
NERATORS,F.W.Bell,Divisio
n of Bell Technologies In
c.)。
InSb,GaAs,Ge等の半導体が用いられてお
り、リソグラフィ技術により小型化して空間分解能を上
げることができる。ちなみにF.W.Bell社のホー
ル素子の場合、素子の直径は0.2〜4(mm)程度で
ある(F.W.Bell社のカタログ,HALL GE
NERATORS,F.W.Bell,Divisio
n of Bell Technologies In
c.)。
【0005】また、図5に例示するように、特開平1−
254880号公報に開示された磁気パターンの検出装
置21では、粒界を持つ超電導性の磁気抵抗素子(例、
Y−Ba−Cu−O系の酸化膜)22が二次元のマトリ
クス状に配置されている。磁気抵抗素子22は、同図
(b)に示すように、超電導薄膜に切断線23を入れた
蛇行形状に形成されており、抵抗値が大きく誘導電流が
発生しにくい構造とされている。磁気抵抗素子22は、
一端に負荷抵抗24を介して両端にバイアス電圧が印加
される共通の電極25が接続されており、負荷抵抗24
との間に出力信号が検出される個別の電極26が接続さ
れている。
254880号公報に開示された磁気パターンの検出装
置21では、粒界を持つ超電導性の磁気抵抗素子(例、
Y−Ba−Cu−O系の酸化膜)22が二次元のマトリ
クス状に配置されている。磁気抵抗素子22は、同図
(b)に示すように、超電導薄膜に切断線23を入れた
蛇行形状に形成されており、抵抗値が大きく誘導電流が
発生しにくい構造とされている。磁気抵抗素子22は、
一端に負荷抵抗24を介して両端にバイアス電圧が印加
される共通の電極25が接続されており、負荷抵抗24
との間に出力信号が検出される個別の電極26が接続さ
れている。
【0006】磁気抵抗素子22の動作温度は77(K)
として設定されており、その磁気抵抗特性は、図6に示
すように、略20(Oe)まで約7(μV/Oe)と、
急な立ち上がり特性を有している。上述のような検出装
置21では、電極25から磁気抵抗素子22の両端にバ
イアス電圧が印加され、磁場の強度に応じた信号電圧が
電極26から検出される。磁気抵抗素子22は,前述の
ように蛇行形状に形成されているので、発生磁場が極め
て少なく周囲の素子に誘導電流が発生しにくい。
として設定されており、その磁気抵抗特性は、図6に示
すように、略20(Oe)まで約7(μV/Oe)と、
急な立ち上がり特性を有している。上述のような検出装
置21では、電極25から磁気抵抗素子22の両端にバ
イアス電圧が印加され、磁場の強度に応じた信号電圧が
電極26から検出される。磁気抵抗素子22は,前述の
ように蛇行形状に形成されているので、発生磁場が極め
て少なく周囲の素子に誘導電流が発生しにくい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、複数
のループプローブ1を一次元状に配列した検出ヘッドを
測定対象に対して走査させれば、磁場の二次元分布を測
定することが可能である。しかし、このようにループプ
ローブ1を用いた測定では、感度と空間分解能および帯
域を同時に満足させることが困難である。つまり、ルー
ププローブ1の感度を上げるためには、コイル部3の直
径の拡大や巻数の増加が必要となるが、コイル部3の直
径を拡大すると高密度な配列が困難となり空間分解能が
低下することになり、コイル部3の巻数を増加させると
測定できる磁場の帯域が特性的に減少することになる。
のループプローブ1を一次元状に配列した検出ヘッドを
測定対象に対して走査させれば、磁場の二次元分布を測
定することが可能である。しかし、このようにループプ
ローブ1を用いた測定では、感度と空間分解能および帯
域を同時に満足させることが困難である。つまり、ルー
ププローブ1の感度を上げるためには、コイル部3の直
径の拡大や巻数の増加が必要となるが、コイル部3の直
径を拡大すると高密度な配列が困難となり空間分解能が
低下することになり、コイル部3の巻数を増加させると
測定できる磁場の帯域が特性的に減少することになる。
【0008】また、前述のようにホール素子11を二次
元状にアレイ化しても、磁場の二次元分布を測定するこ
とが可能であるが、この場合も高い空間分解能を実現す
ることは困難である。つまり、ホール素子11は、バイ
アス電流の印加と出力電圧の測定のために4個の電極が
必要なので、高密度に配列することが困難である。同様
に、特開平1−254880号公報にも、磁気抵抗素子
22をマトリクス状に配置するとしか記載されておら
ず、その高密度な配列は困難である。
元状にアレイ化しても、磁場の二次元分布を測定するこ
とが可能であるが、この場合も高い空間分解能を実現す
ることは困難である。つまり、ホール素子11は、バイ
アス電流の印加と出力電圧の測定のために4個の電極が
必要なので、高密度に配列することが困難である。同様
に、特開平1−254880号公報にも、磁気抵抗素子
22をマトリクス状に配置するとしか記載されておら
ず、その高密度な配列は困難である。
【0009】特に、上記公報には、磁気抵抗素子22と
してY−Ba−Cu−O系酸化膜を利用することが記載
されているが、その磁気抵抗特性のダイナミックレンジ
は高々30(Oe)しかないため、磁場を広いダイナミ
ックレンジで測定することが困難である。また、Y−B
a−Cu−O系酸化膜は、超電導体として機能する臨界
温度が約90(K)と低いため、室温での使用が困難で
ある。
してY−Ba−Cu−O系酸化膜を利用することが記載
されているが、その磁気抵抗特性のダイナミックレンジ
は高々30(Oe)しかないため、磁場を広いダイナミ
ックレンジで測定することが困難である。また、Y−B
a−Cu−O系酸化膜は、超電導体として機能する臨界
温度が約90(K)と低いため、室温での使用が困難で
ある。
【0010】さらに、前述のように磁気抵抗素子22は
切断線23のパターニング加工において微細加工技術が
必要なので、その生産性の向上が困難である。
切断線23のパターニング加工において微細加工技術が
必要なので、その生産性の向上が困難である。
【0011】そのパターニングの加工精度が高くないと
切断線の形状の対称性が崩れ、周囲の素子に誘導電流が
発生して正確な磁場測定ができなくなる。
切断線の形状の対称性が崩れ、周囲の素子に誘導電流が
発生して正確な磁場測定ができなくなる。
【0012】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであり、磁場の二次元分布を高い空間分解能かつ
広いダイナミックレンジで正確に測定すること、装置の
生産性を向上させること、等を目的とする。
たものであり、磁場の二次元分布を高い空間分解能かつ
広いダイナミックレンジで正確に測定すること、装置の
生産性を向上させること、等を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気センサ装置
は、表面に電極が位置する複数の磁気抵抗素子が所定形
状に配列された第一の基板と、該第一の基板の電極に個
々に対応する位置に電極が位置して前記磁気抵抗素子の
出力信号を個々に検出する信号検出回路が形成された第
二の基板と、前記第一の基板の磁気抵抗素子と前記第二
の基板の信号検出回路との電極を電気的に個々に導通さ
せる導電部材とを有する。
は、表面に電極が位置する複数の磁気抵抗素子が所定形
状に配列された第一の基板と、該第一の基板の電極に個
々に対応する位置に電極が位置して前記磁気抵抗素子の
出力信号を個々に検出する信号検出回路が形成された第
二の基板と、前記第一の基板の磁気抵抗素子と前記第二
の基板の信号検出回路との電極を電気的に個々に導通さ
せる導電部材とを有する。
【0014】従って、第一の基板に配列された磁気抵抗
素子と、第二の基板に配列された信号検出回路とが、導
電部材により個々に接続されるので、磁気抵抗素子の周
囲に配線を配置する必要がなく、磁気抵抗素子を高密度
に配列させることができる。なお、本発明で言う導電部
材とは、一対の基板の対向する複数の電極を個々に導通
させることができる部材であれば良く、例えば、金属製
のバンプを所定形状に配列したバンプアレイや、絶縁性
の接着剤に金属粉を混入させた異方導電性の接着剤を許
容する。
素子と、第二の基板に配列された信号検出回路とが、導
電部材により個々に接続されるので、磁気抵抗素子の周
囲に配線を配置する必要がなく、磁気抵抗素子を高密度
に配列させることができる。なお、本発明で言う導電部
材とは、一対の基板の対向する複数の電極を個々に導通
させることができる部材であれば良く、例えば、金属製
のバンプを所定形状に配列したバンプアレイや、絶縁性
の接着剤に金属粉を混入させた異方導電性の接着剤を許
容する。
【0015】本発明の他の形態による磁気センサ装置で
は、導電部材は、第一の基板と第二の基板とを機械的に
一体に接合する。従って、磁気抵抗素子と信号検出回路
との電極を導通させる導電部材により第一の基板と第二
の基板とが機械的にも接合されるので、この接合のため
の専用の手段を要しない。
は、導電部材は、第一の基板と第二の基板とを機械的に
一体に接合する。従って、磁気抵抗素子と信号検出回路
との電極を導通させる導電部材により第一の基板と第二
の基板とが機械的にも接合されるので、この接合のため
の専用の手段を要しない。
【0016】本発明の他の形態による磁気センサ装置で
は、磁気抵抗素子は、個別の電極が中心に位置し、該個
別の電極の周囲に共通の電極が所定の間隙を介して位置
し、該間隙に磁気抵抗効果を発生する部材が位置する。
従って、磁気抵抗素子が対称性に優れた形状に形成され
るので、その周囲の素子に誘導電流を発生させにくく、
このような特性を実現するために高精度な微細加工技術
を要しない。なお、上述のような磁気抵抗素子の構造
は、例えば、同心円状であれば良く、いわゆるコルビノ
構造を許容する。
は、磁気抵抗素子は、個別の電極が中心に位置し、該個
別の電極の周囲に共通の電極が所定の間隙を介して位置
し、該間隙に磁気抵抗効果を発生する部材が位置する。
従って、磁気抵抗素子が対称性に優れた形状に形成され
るので、その周囲の素子に誘導電流を発生させにくく、
このような特性を実現するために高精度な微細加工技術
を要しない。なお、上述のような磁気抵抗素子の構造
は、例えば、同心円状であれば良く、いわゆるコルビノ
構造を許容する。
【0017】本発明の他の形態による磁気センサ装置で
は、磁気抵抗効果を発生する部材が、ゼロバンドギャッ
プ半導体である。従って、ゼロバンドギャップ半導体に
より、室温でも大きなダイナミックレンジで高感度に磁
場を測定できる。なお、ゼロバンドギャップ半導体と
は、バンドギャップがゼロの半導体である。
は、磁気抵抗効果を発生する部材が、ゼロバンドギャッ
プ半導体である。従って、ゼロバンドギャップ半導体に
より、室温でも大きなダイナミックレンジで高感度に磁
場を測定できる。なお、ゼロバンドギャップ半導体と
は、バンドギャップがゼロの半導体である。
【0018】本発明の他の形態による磁気センサ装置で
は、ゼロバンドギャップ半導体が、HgCdTe,Hg
ZnTe,HgCdZnTe,HgCdMnTe,の少
なくとも一つを材料として作製されている。従って、磁
気抵抗効果が極めて良好な材料によりゼロバンドギャッ
プ半導体が作製される。
は、ゼロバンドギャップ半導体が、HgCdTe,Hg
ZnTe,HgCdZnTe,HgCdMnTe,の少
なくとも一つを材料として作製されている。従って、磁
気抵抗効果が極めて良好な材料によりゼロバンドギャッ
プ半導体が作製される。
【0019】本発明の他の形態による磁気センサ装置で
は、導電部材が、Inからなる。従って、磁気抵抗素子
を高温に加熱することなく信号検出回路の電極に接続で
きるので、ゼロバンドギャップ半導体のHgの揮発を防
止することができる。
は、導電部材が、Inからなる。従って、磁気抵抗素子
を高温に加熱することなく信号検出回路の電極に接続で
きるので、ゼロバンドギャップ半導体のHgの揮発を防
止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図2を参照して以下に説明する。なお、図1(a)は第
一の基板の平面図、同図(b)は磁気センサ装置の側面
図、図2は磁気抵抗素子の磁気抵抗特性のグラフであ
る。
図2を参照して以下に説明する。なお、図1(a)は第
一の基板の平面図、同図(b)は磁気センサ装置の側面
図、図2は磁気抵抗素子の磁気抵抗特性のグラフであ
る。
【0021】まず、本実施の形態の磁気センサ装置31
は、図1に例示するように、第一の基板32と第二の基
板33とを有しており、これらの基板32,33は、導
電部材であるバンプアレイ34により機械的に一体に接
合されている。
は、図1に例示するように、第一の基板32と第二の基
板33とを有しており、これらの基板32,33は、導
電部材であるバンプアレイ34により機械的に一体に接
合されている。
【0022】前記第一の基板32は、絶縁基板(例え
ば、Si,GaAs,CdTe,CdZnTe基板)3
5を有しており、この絶縁基板35の表面に複数の磁気
抵抗素子36が二次元のマトリクス状に配列されてい
る。この磁気抵抗素子36は、薄膜によりコルビノ構造
に形成されており、個別の中心電極37と共通の周囲電
極38とが同心円状に形成され、これらの電極37,3
8の間隙に、磁気抵抗効果を発生する部材であるゼロバ
ンドギャップ半導体(例えば、HgCdTe,HgZn
Te,HgCdZnTe,HgCdMnTe)39が位
置している。
ば、Si,GaAs,CdTe,CdZnTe基板)3
5を有しており、この絶縁基板35の表面に複数の磁気
抵抗素子36が二次元のマトリクス状に配列されてい
る。この磁気抵抗素子36は、薄膜によりコルビノ構造
に形成されており、個別の中心電極37と共通の周囲電
極38とが同心円状に形成され、これらの電極37,3
8の間隙に、磁気抵抗効果を発生する部材であるゼロバ
ンドギャップ半導体(例えば、HgCdTe,HgZn
Te,HgCdZnTe,HgCdMnTe)39が位
置している。
【0023】前記中心電極37は、複数の前記磁気抵抗
素子36の各々に個別に形成されており、前記第一の基
板32の表面に位置している。前記周囲電極38は、全
部の前記磁気抵抗素子36で共通に形成されており、前
記第一の基板32の表面の側方まで形成されている。
素子36の各々に個別に形成されており、前記第一の基
板32の表面に位置している。前記周囲電極38は、全
部の前記磁気抵抗素子36で共通に形成されており、前
記第一の基板32の表面の側方まで形成されている。
【0024】前記第二の基板33も、絶縁基板40を有
しており、この絶縁基板40の表面に信号検出回路(図
示せず)がプリント配線により形成されている。この信
号検出回路は、前記磁気抵抗素子36の出力信号を個々
に検出するもので、その電極41,42は、前記第一の
基板32の電極37,38に対応した位置に形成されて
いる。つまり、前記電極41は、前記磁気抵抗素子36
の中心電極37に対応して前記絶縁基板40の表面に二
次元のマトリクス状に配列されており、前記電極42
は、前記磁気抵抗素子36の周囲電極38に対応して前
記絶縁基板40の表面の側方に配置されている。
しており、この絶縁基板40の表面に信号検出回路(図
示せず)がプリント配線により形成されている。この信
号検出回路は、前記磁気抵抗素子36の出力信号を個々
に検出するもので、その電極41,42は、前記第一の
基板32の電極37,38に対応した位置に形成されて
いる。つまり、前記電極41は、前記磁気抵抗素子36
の中心電極37に対応して前記絶縁基板40の表面に二
次元のマトリクス状に配列されており、前記電極42
は、前記磁気抵抗素子36の周囲電極38に対応して前
記絶縁基板40の表面の側方に配置されている。
【0025】前記バンプアレイ34は、導電性が良好で
融点が低い金属であるInからなり、前記基板32,3
3を機械的に一体に接合しているとともに、前記磁気抵
抗素子36の電極37,38と前記信号検出回路の電極
41,42とを電気的に個々に導通させている。
融点が低い金属であるInからなり、前記基板32,3
3を機械的に一体に接合しているとともに、前記磁気抵
抗素子36の電極37,38と前記信号検出回路の電極
41,42とを電気的に個々に導通させている。
【0026】上述のような構成において、本実施の形態
の磁気センサ装置31は、磁場の二次元分布を測定する
ことができる。その場合、磁気センサ装置31を測定す
る磁場の位置に配置し、第二の基板33の信号検出回路
から第一の基板31の磁気抵抗素子36にバンプアレイ
34を介してバイアス電流を時系列に順次供給する。磁
気抵抗素子36は、磁場により抵抗値が変化するので、
この変化を第二の基板33の信号検出回路が電気信号と
して順次検出する。
の磁気センサ装置31は、磁場の二次元分布を測定する
ことができる。その場合、磁気センサ装置31を測定す
る磁場の位置に配置し、第二の基板33の信号検出回路
から第一の基板31の磁気抵抗素子36にバンプアレイ
34を介してバイアス電流を時系列に順次供給する。磁
気抵抗素子36は、磁場により抵抗値が変化するので、
この変化を第二の基板33の信号検出回路が電気信号と
して順次検出する。
【0027】このように順次検出される電気信号は磁場
の二次元分布に対応しているので、この時系列の信号電
圧に対してオフセットとゲイン補正を行った後、これを
デジタル信号に変換すれば、ディスプレイ(図示せず)
上に磁場の二次元分布を表示させるようなことができ
る。
の二次元分布に対応しているので、この時系列の信号電
圧に対してオフセットとゲイン補正を行った後、これを
デジタル信号に変換すれば、ディスプレイ(図示せず)
上に磁場の二次元分布を表示させるようなことができ
る。
【0028】本実施の形態の磁気センサ装置31は、上
述のように磁場の二次元分布を測定することができる。
そして、本実施の形態の磁気センサ装置31は、第一の
基板32には磁気抵抗素子36のみ配列しており、これ
を第二の基板33の信号検出回路にバンプアレイ34で
接続しているので、磁気抵抗素子36を高密度に集積し
て磁場の二次元分布を高い空間分解能で測定することが
できる。
述のように磁場の二次元分布を測定することができる。
そして、本実施の形態の磁気センサ装置31は、第一の
基板32には磁気抵抗素子36のみ配列しており、これ
を第二の基板33の信号検出回路にバンプアレイ34で
接続しているので、磁気抵抗素子36を高密度に集積し
て磁場の二次元分布を高い空間分解能で測定することが
できる。
【0029】また、磁気抵抗素子36がコルビノ構造に
形成されているので、その対称性が良好で周囲の素子に
誘導電流を発生させにくく、磁場の二次元分布を正確に
測定することができる。さらに、このような特性を実現
するために高精度な微細加工技術を要しないので、磁気
センサ装置31は生産性も良好である。
形成されているので、その対称性が良好で周囲の素子に
誘導電流を発生させにくく、磁場の二次元分布を正確に
測定することができる。さらに、このような特性を実現
するために高精度な微細加工技術を要しないので、磁気
センサ装置31は生産性も良好である。
【0030】しかも、磁気抵抗効果を発生する部材がゼ
ロバンドギャップ半導体39なので、図2に例示するよ
うに、室温でも大きなダイナミックレンジで高感度に磁
場を測定できる。特に、ゼロバンドギャップ半導体39
を、HgCdTe,HgZnTe,HgCdZnTe,
HgCdMnTe,等から作製しているので、ゼロバン
ドギャップ半導体39の磁気抵抗効果が極めて良好であ
る。
ロバンドギャップ半導体39なので、図2に例示するよ
うに、室温でも大きなダイナミックレンジで高感度に磁
場を測定できる。特に、ゼロバンドギャップ半導体39
を、HgCdTe,HgZnTe,HgCdZnTe,
HgCdMnTe,等から作製しているので、ゼロバン
ドギャップ半導体39の磁気抵抗効果が極めて良好であ
る。
【0031】このような材料からなるゼロバンドギャッ
プ半導体39は、高温に加熱されるとHgの揮発により
磁気抵抗効果が阻害されるが、バンプアレイ34は融点
が低いので高温の加熱を要することなく磁気抵抗素子3
6と信号検出回路とを接続することができる。しかも、
このバンプアレイ34は、磁気抵抗素子36と信号検出
回路とを電気的に接続するとともに基板32,33を機
械的にも接合するので、この接合に専用の手段を要する
ことがなく、磁気センサ装置31は生産性が良好であ
る。
プ半導体39は、高温に加熱されるとHgの揮発により
磁気抵抗効果が阻害されるが、バンプアレイ34は融点
が低いので高温の加熱を要することなく磁気抵抗素子3
6と信号検出回路とを接続することができる。しかも、
このバンプアレイ34は、磁気抵抗素子36と信号検出
回路とを電気的に接続するとともに基板32,33を機
械的にも接合するので、この接合に専用の手段を要する
ことがなく、磁気センサ装置31は生産性が良好であ
る。
【0032】ここで、本発明者が試作した磁気センサ装
置31での実験結果を以下に説明する。まず、室温でゼ
ロバンドギャップ半導体39となるHg1-xCdxTe
(x=0.1)の薄膜を、膜厚1000(Å)までMB
E法で成長させ、磁気抵抗素子36をピッチ100(μ
m)で128×128のマトリクス状に形成した。この
ように作製した第一の基板32に対し、一般的な手法で
信号検出回路を作製した第二の基板33をIn製のバン
プアレイ34により接合させ、ハイブリッド型の磁気セ
ンサ装置31を試作した。
置31での実験結果を以下に説明する。まず、室温でゼ
ロバンドギャップ半導体39となるHg1-xCdxTe
(x=0.1)の薄膜を、膜厚1000(Å)までMB
E法で成長させ、磁気抵抗素子36をピッチ100(μ
m)で128×128のマトリクス状に形成した。この
ように作製した第一の基板32に対し、一般的な手法で
信号検出回路を作製した第二の基板33をIn製のバン
プアレイ34により接合させ、ハイブリッド型の磁気セ
ンサ装置31を試作した。
【0033】上述のように作製した磁気抵抗素子36
は、図2に例示するように、室温でも広いダイナミック
レンジの磁気抵抗特性を示すことが確認された。そこ
で、第二の基板33の信号検出回路から第一の基板32
の磁気抵抗素子36に25(mA)のバイアス電流を供
給したところ、約13(mm)四方の磁場分布を、空間
分解能100(μm),感度12(μV/Oe),精度
2.5×10-4(Oe),ダイナミックレンジ0〜3×
104(Oe),なる性能で室温で測定することができ
た。
は、図2に例示するように、室温でも広いダイナミック
レンジの磁気抵抗特性を示すことが確認された。そこ
で、第二の基板33の信号検出回路から第一の基板32
の磁気抵抗素子36に25(mA)のバイアス電流を供
給したところ、約13(mm)四方の磁場分布を、空間
分解能100(μm),感度12(μV/Oe),精度
2.5×10-4(Oe),ダイナミックレンジ0〜3×
104(Oe),なる性能で室温で測定することができ
た。
【0034】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変形
を許容する。例えば、上記形態では磁気抵抗素子36を
二次元状に配列させることを例示したが、これを一次元
状に配列させることも可能である。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変形
を許容する。例えば、上記形態では磁気抵抗素子36を
二次元状に配列させることを例示したが、これを一次元
状に配列させることも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0036】請求項1記載の発明によれば、表面に電極
が位置する複数の磁気抵抗素子が所定形状に配列された
第一の基板と、該第一の基板の電極に個々に対応する位
置に電極が位置して前記磁気抵抗素子の出力信号を個々
に検出する信号検出回路が形成された第二の基板と、前
記第一の基板の磁気抵抗素子と前記第二の基板の信号検
出回路との電極を電気的に個々に導通させる導電部材と
を有することにより、第一の基板に磁気抵抗素子を高密
度に配列させることができるので、磁場分布を高い空間
分解能で測定することができる。
が位置する複数の磁気抵抗素子が所定形状に配列された
第一の基板と、該第一の基板の電極に個々に対応する位
置に電極が位置して前記磁気抵抗素子の出力信号を個々
に検出する信号検出回路が形成された第二の基板と、前
記第一の基板の磁気抵抗素子と前記第二の基板の信号検
出回路との電極を電気的に個々に導通させる導電部材と
を有することにより、第一の基板に磁気抵抗素子を高密
度に配列させることができるので、磁場分布を高い空間
分解能で測定することができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、導電部材
は、第一の基板と第二の基板とを機械的に一体に接合す
ることにより、第一の基板と第二の基板とを接合する専
用の手段を要しないので、磁気センサ装置の生産性が良
好である。
は、第一の基板と第二の基板とを機械的に一体に接合す
ることにより、第一の基板と第二の基板とを接合する専
用の手段を要しないので、磁気センサ装置の生産性が良
好である。
【0038】請求項3記載の発明によれば、磁気抵抗素
子は、個別の電極が中心に位置し、該個別の電極の周囲
に共通の電極が所定の間隙を介して位置し、該間隙に磁
気抵抗効果を発生する部材が位置することにより、磁気
抵抗素子の対称性が良好で周囲の素子に誘導電流が発生
しにくいので、磁場分布を正確に測定することができ、
このような特性を実現するために高精度な微細加工技術
を要しないので、磁気センサ装置の生産性が良好であ
る。
子は、個別の電極が中心に位置し、該個別の電極の周囲
に共通の電極が所定の間隙を介して位置し、該間隙に磁
気抵抗効果を発生する部材が位置することにより、磁気
抵抗素子の対称性が良好で周囲の素子に誘導電流が発生
しにくいので、磁場分布を正確に測定することができ、
このような特性を実現するために高精度な微細加工技術
を要しないので、磁気センサ装置の生産性が良好であ
る。
【0039】請求項4記載の発明によれば、磁気抵抗効
果を発生する部材が、ゼロバンドギャップ半導体である
ことにより、室温でも大きなダイナミックレンジで高感
度に磁場を測定できるので、実用的で高性能な磁気セン
サ装置を提供することができる。
果を発生する部材が、ゼロバンドギャップ半導体である
ことにより、室温でも大きなダイナミックレンジで高感
度に磁場を測定できるので、実用的で高性能な磁気セン
サ装置を提供することができる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、ゼロバンド
ギャップ半導体が、HgCdTe,HgZnTe,Hg
CdZnTe,HgCdMnTe,の少なくとも一つを
材料として作製されていることにより、ゼロバンドギャ
ップ半導体を磁気抵抗効果が極めて良好な材料により作
製することができるので、磁気センサ装置の性能が良好
である。
ギャップ半導体が、HgCdTe,HgZnTe,Hg
CdZnTe,HgCdMnTe,の少なくとも一つを
材料として作製されていることにより、ゼロバンドギャ
ップ半導体を磁気抵抗効果が極めて良好な材料により作
製することができるので、磁気センサ装置の性能が良好
である。
【0041】請求項6記載の発明によれば、導電部材
が、Inからなることにより、磁気抵抗素子を高温に加
熱することなく信号検出回路の電極に接続できるので、
ゼロバンドギャップ半導体のHgの揮発を防止すること
ができ、その磁気抵抗効果を良好に発生させることがで
きる。
が、Inからなることにより、磁気抵抗素子を高温に加
熱することなく信号検出回路の電極に接続できるので、
ゼロバンドギャップ半導体のHgの揮発を防止すること
ができ、その磁気抵抗効果を良好に発生させることがで
きる。
【図1】本発明の磁気センサ装置を示し、(a)は第一
の基板の平面図、(b)は磁気センサ装置の側面図であ
る。
の基板の平面図、(b)は磁気センサ装置の側面図であ
る。
【図2】磁気抵抗素子の磁気抵抗特性を示すグラフであ
る。
る。
【図3】従来技術のループプローブを示す正面図であ
る。
る。
【図4】従来技術のホール素子を示す模式図である。
【図5】一従来例の磁気センサ装置を示し、(a)は全
体の回路図、(b)は要部の模式図である。
体の回路図、(b)は要部の模式図である。
【図6】磁気抵抗素子の磁気抵抗特性を示すグラフであ
る。
る。
31 磁気センサ装置 32 第一の基板 33 第二の基板 34 導電部材であるバンプアレイ 35 絶縁基板 36 磁気抵抗素子 37 個別の電極 38 共通の電極 39 磁気抵抗効果を発生する部材であるゼロバンド
ギャップ半導体 40 絶縁基板 41,42 電極
ギャップ半導体 40 絶縁基板 41,42 電極
Claims (6)
- 【請求項1】 表面に電極が位置する複数の磁気抵抗素
子が所定形状に配列された第一の基板と、 該第一の基板の電極に個々に対応する位置に電極が位置
して前記磁気抵抗素子の出力信号を個々に検出する信号
検出回路が形成された第二の基板と、 前記第一の基板の磁気抵抗素子と前記第二の基板の信号
検出回路との電極を電気的に個々に導通させる導電部材
と、を有することを特徴とする磁気センサ装置。 - 【請求項2】 導電部材は、第一の基板と第二の基板と
を機械的に一体に接合することを特徴とする請求項1記
載の磁気センサ装置。 - 【請求項3】 磁気抵抗素子は、個別の電極が中心に位
置し、該個別の電極の周囲に共通の電極が所定の間隙を
介して位置し、該間隙に磁気抵抗効果を発生する部材が
位置することを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装
置。 - 【請求項4】 磁気抵抗効果を発生する部材が、ゼロバ
ンドギャップ半導体であることを特徴とする請求項3記
載の磁気センサ装置。 - 【請求項5】 ゼロバンドギャップ半導体が、HgCd
Te,HgZnTe,HgCdZnTe,HgCdMn
Te,の少なくとも一つを材料として作製されているこ
とを特徴とする請求項4記載の磁気センサ装置。 - 【請求項6】 導電部材が、Inからなることを特徴と
する請求項5記載の磁気センサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8306580A JP2923871B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 磁気センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8306580A JP2923871B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 磁気センサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10148664A JPH10148664A (ja) | 1998-06-02 |
| JP2923871B2 true JP2923871B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17958778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8306580A Expired - Fee Related JP2923871B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 磁気センサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2923871B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP8306580A patent/JP2923871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10148664A (ja) | 1998-06-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8134361B2 (en) | Magnetic sensor including magnetic field detectors and field resistors arranged on inclined surfaces | |
| US6175296B1 (en) | Potentiometer provided with giant magnetoresistive effect elements | |
| JP7360502B2 (ja) | 磁気センサにおける漂遊場拒絶 | |
| EP0300635B1 (en) | Current detecting device using ferromagnetic magnetoresistance element | |
| US6191581B1 (en) | Planar thin-film magnetic field sensor for determining directional magnetic fields | |
| US20100033175A1 (en) | Magneto-resistive sensor | |
| JP6376995B2 (ja) | 集積化センサの配列 | |
| US5500590A (en) | Apparatus for sensing magnetic fields using a coupled film magnetoresistive transducer | |
| KR100983128B1 (ko) | 이중목적센서로서 자기저항센서를 이용한 시스템 및 장치 | |
| JP5157611B2 (ja) | 磁気センサ及びその製造方法 | |
| US5543988A (en) | Hall sensor with high spatial resolution in two directions concurrently | |
| US6756782B2 (en) | Magnetic field measuring sensor having a shunt resistor and method of regulating the sensor | |
| JP3093135B2 (ja) | 平面ソレノイド及び平面ソレノイドを用いたsquid磁力計 | |
| JP2001516031A (ja) | 磁界検出デバイス | |
| KR20030018065A (ko) | 제 2 자기 소자에 대해 제 1 자기 소자의 자화축을배향하는 방법, 센서를 획득하기 위한 반제품, 자기장측정용 센서 | |
| JPH01251763A (ja) | 縦型ホール素子と集積化磁気センサ | |
| US5909115A (en) | Position detecting apparatus employing magnetoresistance effect elements connected in series | |
| US6075361A (en) | Device for detecting a magnetic field | |
| JPH06148301A (ja) | 磁気センサ | |
| JP2923871B2 (ja) | 磁気センサ装置 | |
| US4996392A (en) | Superconductor magnetic image detection device | |
| US5055785A (en) | Superconductive magneto resistive apparatus for measuring weak magnetic field using superconductive magneto-resistive element | |
| JP3751500B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子および磁気センサ | |
| Bajorek et al. | A permalloy current sensor | |
| JP3029581B2 (ja) | 磁気エンコーダ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |