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JP2946185B2 - ジョイントシート及びその製造方法 - Google Patents

ジョイントシート及びその製造方法

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JP2946185B2
JP2946185B2 JP7095923A JP9592395A JP2946185B2 JP 2946185 B2 JP2946185 B2 JP 2946185B2 JP 7095923 A JP7095923 A JP 7095923A JP 9592395 A JP9592395 A JP 9592395A JP 2946185 B2 JP2946185 B2 JP 2946185B2
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sheet
weight
sulfur
autoclave
lubricating oil
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JP7095923A
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浩二 寺崎
修二 伊藤
光行 中野
祥一 重留
透 瀬川
卓哉 広川
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Nichias Corp
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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置等における配
管等の接合部にガスケットとして使用されるジョイント
シートのうち、特にオゾン層破壊の問題から使用規制の
対象となっている特定フロンに替わる代替フロンやそれ
と共に使用されるエステル系潤滑油を使用する冷凍装置
に有用なジョイントシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョイントシートとしては石綿繊
維からなる石綿ジョイントシート(A・J/Sと略記さ
れる。)が汎用されてきた。それは石綿繊維が独特の形
状を有し、かつ優れた耐熱性を有するので、それらの特
性を利用して石綿ジョイントシートを製造し、そのシー
トを打ち抜きガスケットに加工して、水、油、空気、水
蒸気等の配管や機器用のガスケットとして使用してき
た。しかし、石綿ジョイントシートに使用する石綿繊維
は、天然物であり資源の枯渇が心配されることや、環境
衛生上の問題から世界的に使用が制限される傾向となっ
てきた。そのため、最近では石綿繊維を全く使用せず、
石綿繊維以外の無機繊維と有機繊維の両方または何れか
一方、更には充填材等を、ゴムをバインダーとして配合
してなるジョイントシートが使用されている。このジョ
イントシートは、アスベストフリージョイントシ−トま
たはノンアスベストジョイントシート(以下、NA・J
/Sと略記する。)と呼ばれ、広範に使用されている。
【0003】また、NA・J/Sは種々の配管や機器に
使用されるが、特に冷蔵庫やエアコンのコンプレッサー
等に使用されるNA・J/Sには、冷媒であるフロンと
冷凍機油との混合系をシールするために、水や油、空
気、水蒸気等の配管や機器に使用されるNA・J/Sに
比べて高いシール性が要求される。更に、この冷凍装置
用NA・J/Sには、冷凍機が作動している間、該シー
トが振動を受けながら使用されても吹き切れ等を起こさ
ないために、初期は勿論使用中の引張強さも大きいこと
が必要とされている。そこで、特に冷凍装置用NA・J
/Sのゴムとして、極性が高く、加硫度が高く、かつ耐
油性の良好なアクリロニトリルブタジエンゴム(以下、
NBRと略記する。)が主流となっている。本発明者ら
も、従来より冷凍装置用NA・J/Sについて鋭意研究
を行っており、NBR、フィブリル化した繊維、加硫
剤、更にはカーボンブラック等の活性微粒子の比率を調
節することで良好な特性のNA・J/Sが得られること
を見出している。
【0004】このNBRを使用したNA・J/Sは、繊
維材料、充填材(カーボンブラック等)、加硫剤等のゴ
ム薬品を、溶剤に膨潤させたNBR(あるいは粉末NB
R又はNBRラテックスに溶剤を加えたもの)と共にヘ
ンシェルミキサー等で十分混練し、この混練材料を熱ロ
−ル(約150℃)と冷ロール(約20℃)とからなる
一対のロール間に投入し、熱ロール側に混練材料を積層
させながら溶剤の蒸発と共にNBRの加硫を行い、最後
に熱ロール側に積層したシート物を剥離することによっ
て製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
NA・J/Sの製造方法においては、NBRの加硫処理
は熱ロ−ル工程で行われるが、その際シート厚方向に熱
勾配が生じてブルーミングが発生してシートの表面性が
劣化したり、また加硫が不均一になったり、加硫度が不
足する等して、十分な機械的強度や耐油性が得られない
ことがある。
【0006】一方において、近年オゾン層破壊の問題か
ら、世界的に特定のフロンが使用規制の対象となってお
り、それら特定フロンに替わって代替フロンが開発、使
用されている。それに伴い、冷凍機油も従来の鉱油に替
わってエステル系潤滑油が使用されているが、このエス
テル系潤滑油は鉱油に比べてゴムを膨潤させる作用が強
く、耐油性に優れるNBRも長期間に亘る接触により膨
潤してしまう。そして、膨潤によりNA・J/S中のゴ
ム薬品等が溶出し、この溶出成分がエステル系潤滑油と
共に冷凍装置の配管中を流れる結果、細管が詰まった
り、エステル系潤滑油が劣化して、冷凍装置に不具合が
生じてしまう。この膨潤は加硫度に依存するため、上記
の如く加硫度が不足した場合には、より顕著となる。
【0007】本発明の目的は、代替フロン及びエステル
系潤滑油を使用する冷凍装置においても前記のような欠
点がない、かつ優れた機械的強度を兼ね備え、該冷凍装
置の配管用ガスケットとして好適なNA・J/Sを提供
することにある。
【0008】前記目的は、本発明の、繊維材料、ゴム、
ゴム薬品、充填材等からなる組成物からなり、全ジョイ
ントシート重量の15〜30重量%のアクリロニトリル
ブタジエンゴム、該アクリロニトリルブタジエンゴム重
量に対して30〜300重量%のカーボンブラック、該
アクリロニトリルブタジエンゴム重量に対して硫黄量換
算で1.0〜5.0重量%の硫黄又は有機含硫黄化合物
を必須成分とするシート状加硫物を100〜210℃の
温度で60〜420分間オートクレーブにて熱処理して
なることを特徴とするジョイントシート(NA・J/
S)により達成される。同様の目的は、繊維材料、アク
リロニトリルブタジエンゴム、カーボンブラック、硫黄
又は有機含硫黄化合物を含有してなる混練物を、熱ロー
ルと冷ロールとの間に投入し、加熱圧延してシート状加
硫物に成形した後、該シート状加硫物を100〜210
℃の温度で60〜420分間オートクレーブにて熱処理
することを特徴とするジョイントシート(NA・J/
S)の製造方法によっても達成される。
【0009】本発明に係るNA・J/Sのゴム成分は、
耐油性の良いNBRを用いる。NBRは加硫剤である硫
黄や有機硫黄化合物との相溶性が良く、加硫し易いので
加硫度を高くすることができる。このNBRの使用量が
NA・J/Sを構成する全成分重量の15重量%より低
いと、成形物中に空隙が生じてシール性が低下すると共
に引張り強度等の機械的特性が劣化する。一方、NBR
の使用量が全成分重量の30重量%より多くなると、却
って引張り強度等の機械的特性が劣化する。また、混練
物とした時に軟らか過ぎて、加工性が悪くなる。このN
BRの特に好ましい範囲は、17〜25重量%である。
【0010】上記NBRの加硫のために、硫黄または有
機含硫黄化合物からなる加硫剤を硫黄量換算でNBR1
00重量部に対して1.0〜5.0重量部、好ましくは
1.0〜3.0重量部添加する。配合量が1.0重量部
よりも少ないと、加硫が進まず、また5.0重量部より
も多量に添加すると、成形時にシート表面にブルーム
し、使用時に硫黄がエステル系潤滑油に混入して銅管を
腐食させる。前記有機含硫黄化合物としては、例えばテ
トラメチルチウラムジスルフィド(大内新興化学工業株
式会社製 ノクセラーTT)、4−4´−ジチオジモル
ホリン(大内新興化学工業株式会社製 バルノック
R)、2−(4´−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾー
ル(大内新興化学工業株式会社製 ノクセラーMD
B)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(大
内新興化学工業株式会社製ノクセラーTRA)等があげ
られるが、これらに限定されることはなく、NBRを加
硫できる有機含硫黄化合物であれば良い。
【0011】前記硫黄、有機含硫黄化合物に加えて、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム等の加硫助剤、アルデヒドア
ンモニア系、チウラム系、ジチオカルバミン酸塩系、ス
ルフェンアミド系、チアゾール系、グアニジン系、チオ
ウレア系、キサントゲン酸塩系、アルデヒドアミン系等
の加硫促進剤を組み合わせて用いることができる。
【0012】更に、上記加硫系以外のゴム薬品として
は、老化防止剤、界面活性剤、スコーチ防止剤、可塑
剤、着色剤等を適量用いることができる。ただし、これ
らの配合量は、シートからの抽出物となってエステル系
潤滑油の劣化を促進することが考えられるために、最小
限にすることが望ましい。
【0013】本発明に係るNA・J/Sは、充填材とし
てカーボンブラックを必須成分として含み、その成分量
がNBR100重量部に対して30〜300重量部、特
に30〜150重量部であることが好ましい。カーボン
ブラックは、NBRとの混練り時にカーボンゲルを生成
し、成形物の機械的強度を増強させる。また、NBRの
架橋点となり、加硫度が増加したのと同様の効果をもた
らす。従って、カーボンブラックをNBR100重量部
に対して300重量部以上添加した場合には、混練物の
加工性が低下したり、成形物の脆性が低下する。また3
0部以下の添加では、前記したようにNBRの加硫度が
低下したと同じような結果となり、潤滑油への溶出が多
くなったり、機械的強度が低下する等の悪い結果を生
む。
【0014】カーボンブラック以外の充填材としては、
クレー、タルク、硫酸バリウム、重炭酸ナトリウム、グ
ラファイト、カオリナイト、セリサイト、焼成クレー、
ウォラストナイト等を単独または2種以上を併用して適
量添加できる。
【0015】また、本発明に係るNA・J/Sには、石
綿以外の無機繊維および/又は有機繊維が適量配合され
る。繊維の配合により、NA・J/Sの機械的強度が増
大する。好適な繊維としては、芳香族ポリアミド繊維、
ポリエチレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、竹パ
ルプ、針葉樹パルプ等のセルロースパルプ、フェノール
繊維、芳香族ポリアミド繊維(チョップドファイバー)
等の有機繊維及びロックウール、カーボン繊維、ガラス
繊維、セピオライト等の無機繊維であり、これら有機繊
維及び無機繊維を単独あるいは組み合わせて用いる。前
記有機繊維の中、合成繊維である芳香族ポリアミド繊
維、ポリエチレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維
は、フィブリル化することでNA・J/Sの引張り強度
が向上するので好ましい。前記有機繊維及び無機繊維
は、従来のNA・J/Sで用いられている繊維であって
も良い。前記芳香族ポリアミド繊維、ポリエチレン繊
維、アクリル繊維、ナイロン繊維等は、NA・J/S全
重量に対して10〜40重量%の割合で添加される。4
0重量%以上添加する必要はなく、40重量%以上の添
加はむしろ均一な組成物を得ることを困難にするので好
ましくない。
【0016】本発明に係るNA・J/Sは、従来の製造
方法に基づき、先ず上記に挙げた物質を適当な溶剤を用
いてヘンシャルミキサー等で十分混練し、この混練材料
を熱ロ−ル(約150℃)と冷ロール(約20℃)とか
らなる一対のロール間に投入して溶剤の蒸発と共にNB
Rの加硫を行いつつ、シート状物とする。次いで、この
シート状物をオートクレーブにて熱処理することで、本
発明に係るNA・J/Sが得られる。オートクレーブに
よる熱処理は、好ましくは100〜210℃の間の温度
で、60分間以上、更に好ましくは130〜180℃で
60〜240分間行われる。
【0017】上記方法により得られたNA・J/Sの代
替フロンとエステル系潤滑油との混合系に対する抽出量
を測定したところ、図1に示すように、抽出物の量がオ
ートクレーブ処理の時間と共に減少することが確認され
た。また、抽出量は実用上0.5%以下であることが望
ましく、その値を満足するには処理時間として約60分
必要であることが導き出された。同時にエステル系潤滑
油の劣化状況を示す全酸価を調べたところ、図2に示す
ように、オートクレーブ処理の時間と共に減少すること
が確認され、実用上好適な値である0.05〔mgKO
H/g〕を満足するには、処理時間として約60分必要
であることが導き出された。尚、上記オートクレーブ処
理における加熱温度と処理時間とは反比例の関係にあ
り、また加熱温度が高く、処理時間が長くなるほど、加
硫は進行するが、有機繊維が混入されている場合には、
該有機繊維が劣化することがあり、一方加熱温度が低
く、処理時間が短いと加硫が進行しないことがある。従
って、実施に際しては、これらに留意して最適条件を求
めて行われる。
【0018】このオートクレーブ熱処理は、上記の熱ロ
ールによる加硫の未反応部分を加硫させるための処理で
ある。その際、比較的長時間に亘り処理することで、加
硫がシートの厚さ方向に亘って均一に、しかも十分に進
行する。また、オートクレーブ容器内の水蒸気によりシ
ート表面が洗浄されてシート中やシート表面上の未反応
硫黄や種々の配合物が除かれるという副次的な効果も得
られる。従って、本発明の製造方法によれば、溶出物と
なる未加硫成分が減少すると共に、未加硫成分や他の配
合物がシート表面に滲み出ても浄化されるために、これ
らの溶出物がエステル系潤滑油中に混入して該潤滑油を
劣化させたり、銅管を腐食させたりすることがない。更
に、加硫度が高まる結果、NA・J/Sの機械的強度特
性も良好な値を示す。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をより明確にす
る。但し、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0020】(実施例1)ゴム素練りロールにより0.
2mmに薄出し処理をしたNBRを所定量計量した後、
300重量部のトルエン中に膨潤させ、第1表のAに示
す配合割合で繊維材料、カーボンブラック、カーボンブ
ラック以外の充填材、加硫剤(硫黄)、加硫促進剤、そ
の他ゴム薬品と共にヘンシェルミキサーにて80分間混
練した。得られた混練材料を、150℃の熱ロール、2
0℃の冷ロールのカレンダーロールにより加圧加硫成形
し、厚さ1.5mmのシート状物を得た。そして、この
シート状物をオートクレーブにより150℃で60分間
後処理を行いNA・J/Sを得た。
【0021】
【表1】
【0022】(実施例2)第1表のAに示す配合からな
り、実施例1と同様の方法で製造して得られたシート状
物を、オートクレーブにより150℃で90分間処理を
行いNA・J/Sを得た。
【0023】(実施例3)第1表のAに示す配合からな
り、実施例1と同様の方法で製造して得られたシート状
物を、オートクレーブにより150℃で120分間処理
を行いNA・J/Sを得た。
【0024】(比較例1)第1表のAに示す配合からな
り、実施例1と同様の方法で製造して得られたシート状
物を、オートクレーブ処理することなくNA・J/Sと
した。
【0025】(比較例2)第1表のAに示す配合からな
り、実施例1と同様の方法で製造して得られたシート状
物を、オートクレーブにより150℃で30分間後処理
を行いNA・J/Sを得た。
【0026】(比較例3)第1表のBに示す配合からな
り、実施例1と同様の方法で製造して得られたシート状
物を、オートクレーブにより150℃で90分間後処理
を行いNA・J/Sを得た。
【0027】実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた
各NA・J/Sの物性を第2表に示す。
【0028】
【表2】
【0029】第2表において、NA・J/Sの引張強
さ、圧縮率、復元率、応力緩和率は、JIS R345
3に準じて測定した。またシール性は、リング状に打ち
抜いたNA・J/Sをフランジで挟み、N2 ガス圧15
kgf/cm2 を負荷した時の1時間当たりの洩れ量を
水中置換法により求めた。また、耐フロン性及び耐冷凍
機油性を調べるために、代替フロン、エステル系潤滑油
及びNA・J/Sを密閉容器に入れ、150℃で22時
間処理した後のNA・J/Sの引張強さの減少率を測定
した。更に、前記処理前後でのNA・J/Sの重量変化
から溶出物の抽出量を測定した。潤滑油の劣化状態の測
定は、代替フロン、エステル系潤滑油及びNA・J/S
を密閉容器に入れ、150℃で30日間処理した後にエ
ステル系潤滑油を取り出し、その全酸価を測定したもの
である。全酸価は、JIS K2501に準じて測定し
た。全酸価の値は小さいほど良く、通常0.10程度以
下なら使用可能であり、望ましくは0.05程度以下が
良い。また、銅板腐食は、NA・J/S中に残留してい
る未反応硫黄の量の尺度となるものであり、目視により
行った。
【0030】第2表から、実施例1〜3の本発明のNA
・J/Sは、シート自体の引張強さや圧縮率、復元率、
応力緩和率等の機械的強度特性及びシール性に関しては
比較例のNA・J/Sと同等以上であり、従来と同様の
取扱いが可能である。但し、本発明のNA・J/Sは、
引張強さの減少率、抽出量更にはエステル系潤滑油の全
酸価の値とも比較例のNA・J/Sよりも低いことか
ら、代替フロンとエステル系潤滑油との混合系に対する
耐性に優れていることが判る。一方、比較例1のよう
に、シート製板後のオートクレーブ処理を行わず、製板
時の熱ロールによる架橋反応だけによるNA・J/Sで
は、十分に硫黄が反応しきれないことから、ゴムの抽
出、潤滑油の全酸価は悪くなり、銅板腐食も確認され
た。比較例2では、シート製板後のオートクレーブ処理
時間が本発明の範囲より短いため、ゴムの抽出、潤滑油
の全酸価とも悪い値を示した。また、比較例3では、本
発明で規定した範囲内でオートクレーブ処理しているた
めに、代替フロンとエステル系潤滑油との混合系に対す
る耐性は改善されているものの、硫黄量が本発明の範囲
以上に多量に配合されているため、全酸価が悪い値を示
し、銅板腐食も確認された。また、シール性も悪かっ
た。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、オートクレーブ処理を施すことにより、溶出物とな
るNA・J/S中の未加硫成分が減少するとともに、未
加硫成分や他の配合物がシート表面に滲み出ても浄化さ
れるため、これらの溶出物がエステル系潤滑油中に混入
して、エステル系潤滑油を劣化させたり、銅管を腐食さ
せたりすることがない。更に、加硫度が高まる結果、N
A・J/Sの機械的強度特性も良好な値を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNA・J/Sのオートクレーブ処理時
間とエステル系潤滑油による抽出量の関係を示すグラフ
である。
【図2】本発明のNA・J/Sのオートクレーブ処理時
間と該シートを浸漬したエステル系潤滑油の全酸価の値
の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 3/10 C09K 3/10 Z (72)発明者 瀬川 透 神奈川県横浜市神奈川区松見町4−1000 −4G (72)発明者 広川 卓哉 神奈川県横浜市神奈川区松見町4−1000 −3L (56)参考文献 特開 昭64−63135(JP,A) 特開 平3−56772(JP,A) 特開 平5−179230(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 21/00 C08K 3/04 C08K 3/06 C08K 7/02 C09K 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維材料、ゴム、ゴム薬品、充填材等か
    らなる組成物からなり、全ジョイントシート重量の15
    〜30重量%のアクリロニトリルブタジエンゴム、該ア
    クリロニトリルブタジエンゴム重量に対して30〜30
    0重量%のカーボンブラック、該アクリロニトリルブタ
    ジエンゴム重量に対して硫黄量換算で1.0〜5.0重
    量%の硫黄又は有機含硫黄化合物を必須成分とするシー
    ト状加硫物を100〜210℃の温度で60〜420分
    オートクレーブにて熱処理してなることを特徴とする
    ジョイントシート。
  2. 【請求項2】 繊維材料、アクリロニトリルブタジエン
    ゴム、カーボンブラック、硫黄又は有機含硫黄化合物を
    含有してなる混練物を、熱ロールと冷ロールとの間に投
    入し、加熱圧延してシート状加硫物に成形した後、該シ
    ート状加硫物を100〜210℃の温度で60〜420
    分間オートクレーブにて熱処理することを特徴とするジ
    ョイントシートの製造方法。
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CN103819766B (zh) * 2014-02-25 2016-03-23 上海平泰橡胶制品有限公司 用于饮用水管道接头的橡胶密封圈及其制备方法

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