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JP2819831B2 - ピリジン化合物およびその医薬用途 - Google Patents

ピリジン化合物およびその医薬用途

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JP2819831B2
JP2819831B2 JP7512516A JP51251695A JP2819831B2 JP 2819831 B2 JP2819831 B2 JP 2819831B2 JP 7512516 A JP7512516 A JP 7512516A JP 51251695 A JP51251695 A JP 51251695A JP 2819831 B2 JP2819831 B2 JP 2819831B2
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methyl
alkyl
pyridyl
ethylthio
methoxypolyethoxy
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JP7512516A
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武志 川北
光春 佐野
裕子 祐▲徳▼
敬史 池田
慶一郎 芳賀
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吉富製薬株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、抗潰瘍作用、胃腸細胞保護作用、潰瘍の再
燃再発防止作用、胃酸分泌抑制作用、ヘリコバクター・
ピロリに対する抗菌作用などを有する新規なピリジン化
合物およびその医薬上許容し得る塩、およびその医薬用
途に関する。
「背景技術」 ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori:以
下、H.pyloriと称することもある)は、活動性慢性胃炎
患者の胃粘膜から分離されたグラム陰性細菌である(Wa
rren,J.R. & Marshall,B.J.Lancet i:1273−1275,198
3)。H.pyloriは幅0.5μm、長さ3〜5μm、単極ある
いは両極に数本の鞭毛と鞭毛鞘を有するグラム陰性の螺
旋状細菌である。微好気条件下で発育し、好気的条件下
では発育できず、嫌気条件下では発育が悪い。37℃で発
育し、25℃以下および42℃以上では殆ど発育しない。ウ
レアーゼを著明に産生することが最も大きな特徴である
(Mobley,H.L.et al.,Clin.Microbiol.,26:831−836,19
88)。
ヒトの胃粘膜上皮の粘液層に存在し、特有の鞭毛で粘
稠な粘液層の中を泳ぎ回り、胃酸度も中性となり最も住
み易い環境となっている上皮細胞の表層とその間隙に存
在し、ヘミン、尿素などを利用して生息している(Haze
ll,S.L.,Adrian,L.,J.Infect.Dis.,153:658−663,198
6)。
H.pyloriによる病態の発生機構については、粘膜障害
説(Hazell,S.L.,Adrian,L.,J.Infect.Dis.,153:658−6
63,1986)、leaking roof concept(Goodwin C.S.,Lanc
et ii:1467−1469,1988)、gastrin link concept(Lev
i,S.et al.,Lancet i:1167−1168,1989)などが提唱さ
れている。
H.pyloriの粘膜障害性は強いウレアーゼ活性に求めら
れるものが多い(Hazell,S.L.,Adrian,L.,J.Infect.Di
s.,153:658−663,1986)。胃液中に存在する尿素は、H.
pyloriのウレアーゼによって分解され、多量のアンモニ
アと二酸化炭素を産生する。胃液中アンモニア濃度はH.
pylori陽性群で有意に高値であり、アンモニアを経口的
にラットに投与した実験でも組織学的な上皮細胞障害や
潰瘍係数の増加が報告されている(Murakami,M.et al.,
Clin.Gastroenterol.,12(suppl.1):S104−109,199
0)。また、H.pylori陽性患者の胃粘膜ではPAS(period
ic acid schiff:過ヨウ素酸schiff)陽性粘液量の減少
が報告されており、H.pyloriのプロテアーゼが粘液を分
解することによって胃粘膜防御能を低下させている可能
性も示唆されている(Nakajima,M.et al,Drug Investig
ation,2(Suppl.1):60,1990)。H.pylori陽性の白血球
浸潤が著明な胃粘膜では、ロイコトリエンB4活性が高値
であること(内田俊之ほか、Therapeutic Research,12:
85−90,1991)や、ホスフォリパーゼA2が胃内に逆流す
る胆汁酸に作用して粘膜障害を発生するとも言われてい
る。1988年Leunkらは、H.pylori培養上清中の細胞空胞
化毒素の存在を報告した。その毒素は、Coverらにより
純化、精製された(Cover,T.L. & Blaser,M.J.,J.Bio
l.Chem.267:10570−10575,1992)。この毒素は潰瘍近縁
の細胞回転を障害することにより潰瘍治癒を遅延させる
との報告(Chang,K.et al.,Gastroenterology,104(Sup
pl.):A52,1993)や細胞空胞化に対するアンモニアとの
相乗作用も報告されている(Sommi,P.et al.,Gastroent
erology,104(Suppl.):A196,1993)。最近では、H.pyl
oriが有するアルコールデヒドロゲナーゼ活性により胃
内に発生するアセトアルデヒドの胃粘膜障害性(Salmel
a,K.S.et al.,Gastroenterology,105:325−330,1990)
や、アンモニア存在下において生成されるモノクロラミ
ン(斉田宏ほか日本消火器病学界雑誌90:1949,1993)や
インターロイキン8(Crowe,S.E.et al.,Gastroenterol
ogy,104:A687,1993)が注目されている。
消化性潰瘍とH.pyloriの関係については、特に十二指
腸潰瘍においてH.pyloriの分離頻度が非常に高いことか
らその関与が強く示唆され、H.pyloriの感染が消化性潰
瘍の治癒遷延および再発と密接な関連があると考えられ
ている(たとえば、Raws EAJ,et al.,Gastroenterolog
y,94:33−40,1988)。
胃炎とH.pyloriの関係については、ヒトにおける経口
感染実験から、その因果関係が示唆されている(Morri
s,A. & Nicholoson,G.Am.,J.Gastroenterology,82:192
−199,1987、Marshall,B.J.et al.,Med.J.Aust.,142:43
6−439,1985)。胃炎からのH.pyloriの分離頻度は高率
であり、胃炎の活動性の指標となる好中球の増加および
リンパ球の浸潤を伴う臨床症状の程度がH.pyloriの菌数
と相関することが示されている。日本ザルを用いた動物
実験からも経口感染後に、胃前庭部に発赤、びらんを伴
う胃炎の発生が内視鏡的に観察されている(Shuto,R.et
al.,Infect.Immun.,61:933−939,1993)。
最近、H.pyloriの持続感染が萎縮性胃炎から腸上皮下
生の経過を辿り、胃ガンの発症へとつながるとの報告が
増加している。1991年、Parsonnetらは約25年間の保存
血清を用いて抗H.pyloriのIgG抗体価を測定し、胃ガン
症例と抗体保有者との間に強い相関性を認めた。また、
H.pylori抗体陽性率の高い地域では、胃ガンの罹患率お
よび死亡率が高いことが疫学的研究により示されている
(Parsonnet,J.et al.,N.Engl.J.Med.,325:1127−1131,
1991)。
近年、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療は目ざましい発展
を遂げた。しかし、薬剤の減量や中止により再発し易い
ことや、薬剤抵抗性の難治性潰瘍症が問題となってい
る。H.pyloriの胃・十二指腸疾患における関与が指摘さ
れるにつれ、H.pyloriに抗菌力を持つ薬剤の投与による
除菌の試みが検討されるようになってきた(Chiba,N.et
al.,Am.J.Gastroenterology,87:1716−1727,1992)。
H.pyloriに対する抗菌活性は、抗菌薬の中でも、特に
アモキシシリンおよびクラリスロマイシンが良好な活性
を示す。抗原虫薬であるメトロニダゾール、チニダゾー
ルにも抗菌活性が見られるが、早期に耐性を獲得するこ
とが知られている。抗潰瘍薬の中では、オメプラゾール
などのプロトンポンプ阻害薬には弱いながら抗菌活性が
見られるが、シメチジン、ラニチジンまたはファモチジ
ンのようなH2受容体拮抗薬には認められない。しかし、
このような抗菌活性を示す薬剤も単独投与ではその臨床
効果は弱い。そこで、抗菌薬を多剤併用することやビス
マス製剤に抗菌薬を1剤併用したdual therapyおよび2
剤併用したtriple therapyが試みられている。しかし、
これらの治療法では下痢や腹部膨満感などの副作用も少
なくない。
H.pyloriを除菌することの有用性を述べた報告は多
く、除菌により難治性潰瘍が治癒し、潰瘍の再発を抑え
たという見解で一致している。
Raws等はビスマス、アモキシシリンとメトロニダゾー
ルの3剤併用により88%の除菌率を、1年後の潰瘍再発
率6%の結果を得ている(Raws EAJ.et al.,Gastroente
rology,94:33−40,1988)。さらに、Graham等はラニチ
ジン治療にビスマス、テトラサイクロン、メトロニダゾ
ールの3剤を併用し、89%の症例で除菌が得られ、1年
後の再発率は十二指腸潰瘍で12%、胃潰瘍で13%であ
り、同時に行ったラニチジンの単独療法による再発率、
95%、74%に比べて明らかに低かったと報告している
(Graham,D.Y.et al.,消火器内視鏡、Vol.4,429−440,1
992)。また最近では、プロトンポンプ阻害薬と抗菌剤
との併用療法が試みられ、併用療法において抗菌薬3剤
併用と同様の潰瘍再発予防効果の報告もなされている
(藤岡利生ほか、日本臨床,Vol.51,3255−3260,199
3)。
また、H2受容体拮抗薬でも治癒しない難治性の潰瘍患
者に抗菌薬を投与してH.pyloriを除菌すると治癒に至っ
たとの報告も見受けられ、再発の予防ばかりでなく治療
法としての可能性も考えられている。このようにH.pylo
riの除菌の有用性は明らかであるが、まだ完全除菌に至
るには問題も多く残されている。たとえば、H.pyloriの
除菌に有用なビスマスは中枢性毒性のため長期投与は不
可能であり、また日本では抗潰瘍薬として認められてい
ないこと、多剤併用療法により副作用の発現頻度が高い
こと、多剤併用療法による抗菌薬の使用量が多いことま
た使用期間が確立していないこと、H.pylori除菌後の再
感染が見られることなどが挙げられる。このような点を
考慮するとH.pyloriに選択的な強い抗菌力を有し、かつ
副作用の少ない抗潰瘍薬の開発が望まれている。また、
潰瘍の治癒という観点から、H.pylori抗菌作用を有する
と同時に胃酸分泌抑制作用をも有する薬剤がさらに望ま
しいことは言うまでもない。
ヘリコバクター・ピロリに対して抗菌活性を有する化
合物が特開平2−209809号、特開平3−38523号、特開
平3−48680号、特開平3−52887号、特開平3−52812
号、国際公開WO92/12976号などの公報により知られてい
る。また、同様の化合物が本願出願の優先日以後に公開
された国際公開WO93/24480号、特開平6−100449号の各
公報に開示されているが、これら化合物に比べてよりす
ぐれた活性を有する化合物が望まれている。
「発明の開示」 上記の課題を解決するために、本発明者らは種々研究
を重ねたきたところ、ヘリコバクター・ピロリに対して
選択的にすぐれた抗菌作用を有するのみならず、抗潰瘍
作用、胃腸細胞保護作用、潰瘍の再燃再発防止作用、胃
酸分泌抑制作用も併せ持つ化合物を見出し、本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式(I) (式中、R1は水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、
ヒドロキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシルまた
はハロアルキルを示す。
R2、R3は同一または異なってそれぞれ水素、ハロゲン
またはアルキルを示す。
R4は水素、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキ
ルまたはアシルオキシアルキルを示す。
R5は水素またはアルキルを示す。
Xは酸素原子、硫黄原子、SOまたはSO2を示す。
Y、Zは同一または異なってそれぞれCHまたはNを示
す。
Lはエチレンまたはビニレンを示す。
mは0、1または2を示す。
nは1から1000の整数を示す。
ただし、Lがビニレンであるときnは1を示し、R4
水素、Xが酸素原子、かつLがエチレンであるとき、n
は4から1000の整数を示す。) により表されるピリジン化合物(以下、化合物(I)と
もいう)およびその医薬上許容し得る塩に関する。
また、本発明は、一般式(I)が、一般式(I a) (式中、R1aは水素、ハロゲン、炭素数1〜5のアルキ
ル、炭素数1〜5のアルコキシまたはヒドロキシを示
す。
R2a、R3aは同一または異なってそれぞれ水素または炭
素数1〜5のアルキルを示す。
R4aは水素を示す。
R5aは水素または炭素数1〜8のアルキルを示す。
Xaは酸素原子または硫黄原子を示す。
Y、Zは同一または異なってそれぞれCHまたはNを示
す。
Lはエチレンまたはビニレンを示す。
m′は0または1を示す。
n′は1から100の整数を示す。
ただし、Lがビニレンであるときn′は1を示し、Xa
が酸素原子、かつLがエチレンであるとき、n′は4か
ら100の整数を示す。) である上記ピリジン化合物およびその医薬上許容し得る
塩、さらに、一般式(I)が、一般式(I b) (式中、R1bは水素、ハロゲン、炭素数1〜3のアルコ
キシまたはヒドロキシを示す。
R5bは炭素数1〜5のアルキルを示す。
Xbは酸素原子または硫黄原子を示す。
Y、Zは同一または異なってそれぞれCHまたはNを示
す。
Lはエチレンまたはビニレンを示す。
m″は0または1を示す。
n″は1から20の整数を示す。
ただし、Lがビニレンであるときn″は1を示し、Xb
が酸素原子、かつLがエチレンであるとき、n″は4か
ら20の整数を示す。) である上記ピリジン化合物およびその医薬上許容し得る
塩、特に一般式(I b)においてXbが硫黄原子である上
記ピリジン化合物およびその医薬上許容し得る塩に関す
る。
さらに、本発明は、上記ピリジン化合物またはその医
薬上許容し得る塩と医薬用添加剤を含有してなる医薬組
成物、特にヘリコバクター菌起因の各種疾患の予防治療
剤、消火器系疾患の予防治療剤に関する。
本明細書中で使用している各記号について以下に説明
する。
R1において、ハロゲンとしては塩素、フッ素、臭素、
ヨウ素を意味する。
アルキルとしては炭素数1〜20で直鎖状でも分枝鎖状
でもよく、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、オクチル、デシル、ドデシル、オクタデシル、イコ
シルなどがあげられ、好ましくは炭素数1〜5のアルキ
ルである。
アルコキシとしては炭素数1〜20て直鎖状でも分枝鎖
状でもよく、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキシ、
ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、オクチルオキシ、デ
シルオキシ、ドデシルオキシ、オクタデシルオキシ、イ
コシルオキシなどがあげられ、好ましくは炭素数1〜5
のアルコキシであり、特に好ましくは炭素数1〜3のア
ルコキシである。
アルコキシカルボニルとしては炭素数2〜20で直鎖状
でも分枝鎖状でもよく、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、第3級ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボ
ニル、ヘキシルオキシカルボニル、オクチルオキシカル
ボニル、デシルオキシカルボニル、ドデシルオキシカル
ボニル、オクタデシルオキシカルボニル、イコシルオキ
シカルボニルなどがあげられる。
ハロアルキルとしては炭素数1〜4で直鎖状でも分枝
鎖状でもよく、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、2,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2−
テトラフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピルなどがあげられる。
R2、R3において、ハロゲンとしては前記と同様のもの
があげられる。アルキルとしては前記と同様のものがあ
げられ、好ましくは炭素数1〜5のアルキルであり、特
に好ましくはメチルである。
R4において、アルコキシカルボニルとしては前記と同
様のものがあげられる。
ヒドロキシアルキルとしては炭素数1〜4で直鎖状で
も分枝鎖状でもよく、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロ
ピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブ
チルなどがあげられる。
アシルオキシアルキルとしては、そのアシル部は炭素
数2〜7、アルキル部は炭素数1〜4であり、具体的に
はアセチルオキシメチル、プロピオニルオキシメチル、
2−アセチルオキシエチル、3−アセチルオキシプロピ
ル、4−アセチルオキシブチル、ベンゾイルオキシメチ
ル、2−ベンゾイルオキシエチルなどがあげられ、ま
た、ベンゼン環上にハロゲン、アルキル、アルコキシ、
ハロアルキル、水酸基、ニトロ、アミノから選ばれる1
〜3個の置換基を有するベンゾイルオキシメチル、2−
ベンゾイルオキシエチルなどもあげられる。置換基とし
てのハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル
も、前記と同様のものがあげられる。
R5において、アルキルとしては前記と同様のものがあ
げられ、好ましくは炭素数1〜8のアルキルであり、特
に好ましくは炭素数1〜5のアルキルである。
R1a、R1bにおけるハロゲンとしては、前記と同様のも
のがあげられる。R1a、R2a、R3a、R5a、R5bにおける各
炭素数のアルキルとしては、前記と同様のもののうち各
炭素数にあてはまるものがあげられる。R1a、R1bにおけ
る各炭素数のアルコキシとしては、前記と同様のものの
うち各炭素数にあてはまるものがあげられる。
一般式(I)における各基について、好ましいものを
以下に示す。
R1としては水素、ハロゲン、炭素数1〜5のアルキ
ル、炭素数1〜5のアルコキシまたはヒドロキシが好ま
しく、特に水素、ハロゲン、炭素数1〜3のアルコキシ
またはヒドロキシが好ましい。
R2としては水素または炭素数1〜5のアルキルが好ま
しく、特にメチルが好ましい。
R3としては水素または炭素数1〜5のアルキルが好ま
しく、特に水素が好ましい。
R4としては水素が好ましい。
R5としては水素または炭素数1〜8のアルキルが好ま
しく、特に炭素数1〜5のアルキルが好ましい。
Xは酸素原子または硫黄原子が好ましく、特に硫黄原
子が好ましい。
mは0または1が好ましい。
nは1から100の整数が好ましく、特に1〜20の整数
が好ましい。
置換基R1の位置としては、YおよびZがCHの時は5位
が好ましく、YまたはZがNの時は無置換(すなわち、
R1が水素)が好ましい。
置換基R2、R3、X−(L−O)n−R5の位置として
は、好ましくはR2は3位、R3は5位、そしてX−(L−
O)n−R5は4位である。
本発明化合物(I)における好ましい化合物として
は、2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシエ
トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
1H−ベンズイミダゾール、 2−((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズイミダ
ゾール(平均分子量350のポリエチレングリコールモノ
メチルエーテル由来)、 2−((3−メチル−4−(2−(2−(2−メトキ
シエトキシ)エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)
メチルチオ)−1H−ベンズイミダゾール、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリ
エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)
−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量350のポリエチ
レングリコールモノメチルエーテル由来)、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリ
エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)
−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量550のポリエチ
レングリコールモノメチルエーテル由来)、 2((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル(メチルスルフィ
ニル)−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量350のポ
リエチレングリコールモノメチルエーテル由来)、 2((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルスルフィニル)−1H−ベン
ズイミダゾール(平均分子量350のポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル由来)、 トランス−2−((3−メチル−4−(2−エトキシ
ビニルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベン
ズイミダゾール、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリ
エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)
−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン(平均分子量350の
ポリエチレングリコールモノメチルエーテル由来) などがあげられ、またこれらの医薬上許容し得る塩も好
ましい。特に好ましい化合物としては、これらのうち一
般式(I)においてXが硫黄原子である化合物である。
本発明化合物(I)には種々の異性体が存在し得る
が、本発明はこれら異性体の1種またはそれら異性体の
混合物を含む。
本発明化合物(I)の医薬上許容し得る塩としては、
塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フ
マル酸塩、マロン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、コハク
酸塩、メタンスルホン酸塩などの酸付加塩、ナトリウム
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩などがあげら
れる。
また、本発明化合物(I)は、水和物(半水和物、1
水和物、セスキ水和物など)や溶媒和物としても存在
し、これらも本発明に包含される。
本発明化合物(I)は、次のようにして製造すること
ができる。
方法1 一般式(II) (式中、各記号は前記と同義である。) により表される化合物と、一般式(III) 〔式中、Wは反応活性な原子または基(ハロゲン(前記
と同様)、またはメタンスルホニルオキシ、ベンゼンス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシなどの
スルホニルオキシ基など)を示し、他の各記号は前記と
同義である。〕 により表される化合物またはその酸付加塩を反応させる
ことにより、一般式(I−1) (式中、各記号は前記と同義である。) により表される化合物が得られる。
さらに、mが1または2である一般式(I)の化合物
は、mが0である一般式(I−1)の化合物を酸化反応
に付すことにより製造される。
一般式(II)の化合物と、一般式(III)の化合物ま
たはその酸付加塩との反応は、通常、反応に不活性な溶
媒(水、メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミ
ドなど、あるいはそれらの混合溶媒、好ましくは水性エ
タノール)中、塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムメ
トキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、金属ナトリ
ウム、トリエチルアミン、ピリジンなど)の存在下、約
0℃〜用いた溶媒の沸点までの温度、好ましくは20〜80
℃で、約10分間〜24時間、好ましくは30分間〜7時間で
進行する。また、一般式(III)の化合物の酸付加塩と
しては、塩酸塩、臭化水素酸塩などがあげられる。
次に、酸化反応に用いられる酸化剤としては、メタク
ロロ過安息香酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、過マレ
イン酸、超酸化カリウム、亜臭素酸ナトリウム、次亜臭
素酸ナトリウム、過酸化水素などがあげられる。
当該酸化反応は、通常、反応に不活性な溶媒(水、ジ
クロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミドなど、あるいはそれら
の混合溶媒)中、有機酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、マレイン酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、安
息香酸、メタクロロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、フ
タル酸など)の存在下、−70℃〜用いた溶媒の沸点まで
の温度、好ましくは−50℃〜室温、より好ましくは−20
℃〜0℃で、約5分間〜24時間、好ましくは約5分間〜
20時間で行う。あるいは、水、またはエタノール、メタ
ノール、プロパノールなどのアルコール系溶媒中、アル
カリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウムなどの水酸化アルカリ)存在下、−70℃〜用いた
溶媒の沸点までの温度、好ましくは−50℃〜室温、より
好ましくは−20℃〜10℃で、約5分間〜24時間、好まし
くは1時間〜10時間で行う。
方法2 一般式(I−2) (式中、各記号は前記と同義である。) により表される化合物と、アルコキシカルボニルハライ
ド、ハロアルキルアルコールまたはアシルオキシハロア
ルキルとを脱酸剤の存在下に反応させるか、または一般
式(I−2)により表される化合物とホルムアルデヒド
とを反応させるとにより、R4がアルコキシカルボニル、
ヒドロキシアルキル(ホルムアルデヒドとの反応の場合
はヒドロキシメチル)またはアシルオキシアルキルであ
る一般式(I)の化合物(m=0)が製造される。
なお、アルコキシカルボニルハライドとしては、R4
おけるアルコキシカルボニルに対応するハロゲン化物、
たとえばエトキシカルボニルクロライド、イソブトキシ
カルボニルクロライドなどがあげられる。
ハロアルキルアルコールとしては、R4におけるヒドロ
キシアルキルに対応するハロゲン化物、たとえば2−ク
ロロエタノール、2−ブロモエタノール、3−クロロプ
ロパノール、3−ブロモプロパノールなどがあげられ
る。
アシルオキシハロアルキルとしては、R4におけるアシ
ルオキシアルキルに対応するハロゲン化物、たとえばア
セチルオキシメチルブロマイド、2−アセチルオキシエ
チルブロマイド、4−アセチルオキシブチルアイオダイ
ドなどがあげられる。
脱酸剤としては水素化ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、炭酸カリ
ウム、金属ナトリウムなどがあげられる。
当該反応は、通常、反応不活性な溶媒(N,N−ジメチ
ルホルムアミド、エタノール、メタノール、クロロホル
ム、水など)中、−20〜140℃、好ましくは0〜80℃
で、約10分間〜24時間、好ましくは30分間〜6時間で行
う。
このようにして製造された化合物(I)は、再結晶、
カラムクロマトグラフィーなどの慣用手段により単離精
製することができる。
本発明化合物(I)の光学異性体は、反応生成物を分
別結晶などに付すことによるか、またはあらかじめ光学
分割された原料化合物を用いて上記反応を行うことによ
り製造することができる。
本発明化合物(I)は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水
素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、クエン酸、マレイン
酸、フマル酸、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク
酸、メタンスルホン酸などと常法により処理することに
より、前記した酸付加塩とすることができる。また、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
水酸化マグネシウムなどと反応させることにより、対応
する金属塩が得られる。
なお、一般式(II)の化合物は、たとえば次に示す反
応経路に従って製造することができる。
(上記反応において、各記号は前記と同義である。) すなわち、一般式(VIII)の化合物とキサントゲン酸
カリウムを、反応不活性な溶媒(水、メタノール、エタ
ノールなど)中、0℃〜用いた溶媒の沸点までの温度、
好ましくは30〜80℃で、約10分間〜24時間、好ましくは
1時間〜5時間で反応させることにより、一般式(II)
においてR4が水素である化合物(つまり一般式(II′)
の化合物)が得られる。
また、一般式(III)の化合物は、たとえば次に示す
反応経路に従って製造することができる。
(上記反応において、Acはアセチルを示し、他の各記号
は前記と同義である。) すなわち、一般式(IV)の化合物を無水酢酸と加熱
し、得られた一般式(V)の化合物を水酸化ナトリウム
などを用いて加水分解したのち、チオニルクロリドなど
のハロゲン化剤で処理するか、あるいはメタンスルホニ
ルクロリドなどのスルホニル化剤で処理することによっ
て、一般式(III)の化合物が得られる。
さらに、一般式(IV)においてLがエチレンである化
合物は、たとえば次に示す反応経路に従って製造するこ
とができる。
(上記反応において、X′は硫黄原子を示し、W′は塩
素、臭素、ヨウ素、メタンスルホニルオキシ、p−トル
エンスルホニルオキシなどの脱離基を示し、他の各記号
は前記と同義である。) あるいは、 (上記反応において、Halは塩素、臭素またはヨウ素を
示し、X″は酸素原子を示し、他の各記号は前記と同義
である。) 上記のいずれの反応も、通常、反応に不活性な溶媒
(水、またはメタノール、エタノールなどのアルコール
類、クロロホルム、ジクロロメタン、ベンゼン、トルエ
ン、ジメチルホルムアミドなど、あるいはそれらの混合
溶媒)中、塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、金属ナト
リウム、トリエチルアミン、ピリジンなど)の存在下、
約0℃〜用いた溶媒の沸点までの温度、好ましくは20〜
80℃で、約10分間〜24時間、好ましくは30分間〜7時間
で進行する。
なお、XがSOまたはSO2である一般式(VI)の化合物
は、Xが硫黄原子である一般式(IV)の化合物を酸化反
応に付すことにより製造できる。
酸化反応に用いられる酸化剤としては、メタクロロ過
安息香酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、過マレイン
酸、超酸化カリウム、亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸
ナトリウム、過酸化水素などがあげられる。
当該酸化反応は、通常、反応に不活性な溶媒(水、ジ
クロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミドなど、あるいはそれら
の混合溶媒)中、有機酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、マレイン酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、安
息香酸、メタクロロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、フ
タル酸など)の存在下、−70℃〜用いた溶媒の沸点まで
の温度、好ましくは−50℃〜室温、より好ましくは−20
℃〜0℃で、約5分間〜24時間、好ましくは約5分間〜
20時間で行う。あるいは、水、またはエタノール、メタ
ノール、プロパノールなどのアルコール系溶媒中、アル
カリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウムなどの水酸化アルカリ)の存在下、−70℃〜用い
た溶媒の沸点までの温度、好ましくは−50℃〜室温、よ
り好ましくは−20℃〜10℃で、約5分間〜24時間、好ま
しくは1時間〜10時間で行う。
また、一般式(IV)においてLがビニレンである化合
物は、たとえば次に示す反応経路に従って製造すること
ができる。
(上記反応において、各記号は前記と同義である。) あるいは、 (上記反応において、各記号は前記と同義である。) 上記のいずれの反応においても、第一工程の反応は、
通常、反応に不活性な溶媒(水、またはメタノール、エ
タノールなどのアルコール類、クロロホルム、ジクロロ
メタン、ベンゼン、トルエン、ジメチルホルムアミドな
ど、あるいはそれらの混合溶媒)中、塩基(水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、金属ナトリウム、トリエチルアミ
ン、ピリジンなど)の存在下、約0℃〜用いた溶媒の沸
点までの温度、好ましくは20〜80℃で、約10分間〜24時
間、好ましくは30分間〜7時間で進行する。このように
して得られた一般式(VII)、一般式(VII′)の化合物
を、非水溶性溶媒(ベンゼン、トルエンなど)中、p−
トルエンスルホン酸(p−TsOH)などの酸の存在下、0
℃〜溶媒の沸点までの温度、好ましくは溶媒の沸点温度
で、約30分間〜48時間、好ましくは3時間〜12時間で反
応させることにより、一般式(IV−3)、一般式(IV−
4)の化合物が得られる。
本発明化合物(I)およびその医薬上許容し得る塩
は、ヘリコバクター・ピロリに代表されるヘリコバクタ
ー属の菌に対して選択的に抗菌活性を示し、ヘリコバク
ター菌に起因する各種疾患の予防および治療に有効であ
る。
すなわち、本発明化合物(I)およびその医薬上許容
し得る塩は、ヒトを含む哺乳動物に対して、ヘリコバク
ター属菌に起因する各種疾患の予防および治療、潰瘍の
再燃再発防止、嘔吐の抑制、ノン−アルサージスペプシ
ア(Non−ulcer dyspepsia)の予防および治療、潰瘍
(胃癌など)の予防および治療などに使用される。
また、本発明化合物(I)およびその医薬上許容し得
る塩は、抗潰瘍作用、胃腸細胞保護作用、胃酸分泌抑制
作用、抗下痢作用などを有し、消化器系疾患(胃潰瘍、
十二指腸潰瘍、胃炎、下痢、大腸炎など)の予防治療剤
として有用である。さらに、低毒性で、かつ酸などに対
して安定であり、血中ガストリン値の上昇が小さいなど
の特性を有する。
これら本発明化合物(I)およびその医薬上許容し得
る塩の薬理作用は、ゴーシュ(Ghosh)らの方法〔ブリ
ティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(B
r.J.Pharmacol.)第13巻、第54頁(1958年)〕などによ
り確かめられる。
本発明化合物(I)およびその医薬上許容し得る塩を
医薬として用いる場合、治療上有効量の化合物(I)ま
たはその医薬上許容し得る塩を、医薬上許容される賦形
剤、単体、希釈剤、溶解補助剤などの添加剤と混合して
医薬組成物とし、カプセル剤、錠剤(糖衣錠、フィルム
コート錠も含む)、顆粒剤、注射剤、点滴用剤などの剤
型として投与することができる。投与量は経口投与の場
合、成人1日当たり約0.01〜30mg/kg、好ましくは0.1〜
3mg/kgであるが、患者の症状、年齢、耐薬性などによっ
て変わり得るものであることはいうまでもない。
以下、実験例および実施例により本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらにより限定されないことはい
うまでもない。
実験例1:ヘリコバクター・ピロリに対する試験管内抗菌
活性 5%馬血清を用い、37℃微好気性条件下で72時間培養
した臨床分解株(18株)をブルセラ・プロスで希釈し、
菌数約106個/mlの菌液を作製した。2倍希釈濃度系列の
被検化合物を含有した寒天平板上に、ミクロプランタを
使用して希釈菌液をスポット接種し、8%二酸化炭素
下、37℃で3〜4日間培養した後、最小発育阻止濃度
(MIC)を測定した。その値をもとにMIC50値(発育を50
%阻止する最小濃度)およびMIC90値(発育を90%阻止
する最小濃度)を算出した。結果を表1に示す。
実験例2:胃潅流ラットの胃酸分泌に対する作用 ゴーシュ(Ghosh)らの方法〔ブリティッシュ・ジャ
ーナル・オブ・ファーマコロジー(Br.J.Pharmacol.)
第13巻、第54頁(1958年)〕に準じた。ウィスター(Wi
star)ラットを20時間絶食後、ウレタン(1.5g/kg、皮
下)で麻酔し、胃内潅流流入用および流出用ポリエチレ
ン・チューブを装着した。37℃の生理食塩液を7ml/分の
速度で胃内潅流し、10分間隔で潅流液を採取した。塩酸
ヒスタミン1ml/kgを1時間間隔で静脈内投与して、胃酸
分泌を惹起させた。試験化合物を含む被検液は塩酸ヒス
タミン投与5分前に静脈内投与した。胃液酸度は自動点
滴装置を用いてpH7.0まで滴定し、試験化合物による胃
酸分泌の抑制率を測定した。結果を表2に示す。
実施例1 ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(平均分
子量350)55gを氷冷下、撹拌しながら、これに60%水素
化ナトリウム1.65gを加えたのち、室温で4−クロロ−
2,3−ジメチルピリジン−N−オキシド5.0gを加え、80
〜90℃で2時間撹拌した。反応終了後、水を加え、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノ
ール=95:5で留出して、淡黄色油状の2,3−ジメチル−
4−(2−メトキシポリエトキシ)ピリジン−N−オキ
シド(平均分子量350ポリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル由来)7.2gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.2(s,3H),2.5(s,3
H),3:38(s,3H),3.48−3.8(m),3.9(t,2H),4.15
(t.2H),6.65(d,1H),8.1(d,1H) 同様にして以下の化合物が得られた。
実施例2 2,3−ジメチル−4−(2−メトキシポリエトキシ)ピ
リジン−N−オキシド(平均分子量550のポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.2(s,3H),2.5(s,3
H),3.38(s,3H),3.4−3.75(m),3.9(t,2H),4.15
(t,2H),6.65(d,1H),8.1(d,1H) 実施例3 2,3−ジメチル−4−(2−メトキシポリエトキシ)ピ
リジン−N−オキシド(平均分子量750のポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.2(s,3H),2.5(s,3
H),3.38(s,3H),3.5−3.7(m),3.9(t,2H),4.1
(t,2H),6.65(d,1H),8.1(d,1H) 実施例4 エタノール300mlの中に金属ナトリウム3.86gを入れ、
室温で撹拌しながら、2,3−ジメチル−4−メルカプト
ピリジン−N−オキシド23.7gを加え、50℃で15分間撹
拌した。一方、ポリエチレングリコールモノメチルエー
テル(平均分子量350)と塩化チオニルとを常法に従い
反応させて得られる2−メトキシポリエトキシエチルク
ロライド56.2gを上記の反応液に加え、2時間撹拌還流
した。反応終了後、減圧濃縮し、水を加え、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧濃縮して、淡黄色油状の2,3−ジメチル−4
−(2−(2−メトキシポリエトキシ)エチルチオ)ピ
リジン−N−オキシド(平均分子量350のポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル由来)74gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.35(s,3H),2.52(s,
3H),3.17(t,2H),3.38(s,3H),3.45−3.8(m),7.0
5(d,1H),8.05(d,1H) 同様にして以下の化合物が得られた。
実施例5 2,3−ジメチル−4−(2−(2−メトキシエトキシ)
エチルチオ)ピリジン−N−オキシド1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.35(s,3H),2.55(s,
3H),3.17(t,2H),3.40(s,3H),3.52−3.8(m,6H),
7.05(d,1H),8.05(d,1H) 実施例6 2,3−ジメチル−4−(2−(2−(2−メトキシエト
キシ)エトキシ)エチルチオ)ピリジン−N−オキシド1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.35(s,3H),2.55(s,
3H),3.17(t,2H),3.38(s,3H),3.45−3.8(m,10H),
7.05(d,1H),8.05(d,1H) 実施例7 2,3−ジメチル−4−(2−(2−メトキシポリエトキ
シ)エチルチオ)ピリジン−N−オキシド(平均分子量
550のポリエチレングリコールモノメチルエーテル由
来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.25(s,3H),2.35(s,
3H),3.20(t,2H),3.35(s,3H),3.45−3.6(m),7.2
(d,1H),8.05(d,1H) 実施例8 2,3−ジメチル−4−(2−(2−メトキシポリエトキ
シ)エチルチオ)ピリジン−N−オキシド(平均分子量
750のポリエチレングリコールモノメチルエーテル由
来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.35(s,3H),2.55(t,
2H),3.15(t,2H),3.35(s,3H),3.50−3.75(m),7.
05(d,1H),8.10(d,1H) 実施例9 2,3−ジメチル−4−(2−(2−メトキシポリエト
キシ)エチルチオ)ピリジン−N−オキシド(平均分子
量350のポリエチレングリコールモノメチルエーテル
(由来)7.2gを無水酢酸30mlに溶解し、90℃で2時間撹
拌した。溶媒を留去したのち、残渣に水を加え、クロロ
ホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶
媒を留去した。残渣として得た2−アセトキシエチル−
3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエトキシ)
エチルチオ)ピリジンをエタノール80mlに溶解し、水10
mlに溶解した水酸化ナトリウム0.9gを加え、1時間撹拌
還流した。反応終了後、エタノールを留去し、残渣を酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノー
ル=98:2で留出し、淡黄色油状の3−メチル−4−(2
−(2−メトキシポリエトキシ)エチルチオ)ピリジン
−2−メタノール(平均分子量350のポリエチレングリ
コールモノメチルエーテル由来)4.6gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.15(s,3H),3.20(t,
2H),3.39(s,3H),3.45−3.85(m),4.48(s,2H),7.
05(d,1H),8.25(d,1H) 同様にして以下の化合物が得られた。
実施例10 3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキシ)ピリジ
ン−2−メタノール(平均分子量550のポリエチレング
リコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.05(s,3H),3.38(s,
3H),3.4−3.8(m),3.9(t,2H),4.15(t,2H),4.63
(s,2H),6.7(d,1H),8.25(d,1H) 実施例11 3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキシ)ピリジ
ン−2−メタノール(平均分子量750のポリエチレング
リコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.05(s,3H),3.38(s,
3H),3.4−3.75(m),3.9(t,2H),4.15(t,2H),4.62
(s,2H),6.7(d,1H),8.25(d,1H) 実施例12 3−メチル−4−(2−(2−メトキシエトキシ)エチ
ルチオ)ピリジン−2−メタノール1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.15(s,3H),3.2(t,3
H),3.4(s,3H),3.52(t,2H),3.65(t,2H),3.75(t,
2H),4.65(s,2H),7.05(d,1H),8.23(d,1H) 実施例13 3−メチル−4−(2−(2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ)エチルチオ)ピリジン−2−メタノール1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.15(s,3H),3.2(t,2
H),3.39(s,3H),3.45−3.85(m,10H),4.65(s,2H),
7.05(d,1H),8.25(d,1H) 実施例14 3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエトキシ)
エチルチオ)ピリジン−2−メタノール(平均分子量35
0のポリエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.15(s,3H),3.2(t,2
H),3.39(s,3H),3.5−3.8(m),4.68(s,2H),7.1
(d,1H),8.25(d,1H) 実施例15 3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエトキシ)
エチルチオ)ピリジン−2−メタノール(平均分子量55
0のポリエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(d6−DMSO):δ(ppm)=2.2(s,3H),3.25
(t,2H),3.3(s,3H),3.4−3.8(m),4.53(d,1H),
5.0(t,1H),7.22(d,1H),8.2(d,1H) 実施例16 3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエトキシ)
エチルチオ)ピリジン−2−メタノール(平均分子量75
0のポリエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(d6−DMSO):δ(ppm)=2.13(s,3H),3.23
(t,2H),3.38(s,3H),3.5−3.8(m),3.70(s,2H),
7.08(d,1H),8.25(d,1H) 実施例17 3−メチル−4−(2−(2−メトキシエトキシ)エチ
ルチオ)ピリジン−2−メタノール10gをクロロホルム5
0mlに溶解させ、氷冷下、塩化チオニル3.1mlを滴下し、
室温下で1.5時間撹拌した。反応終了後、塩化チオニル
を留去し、残渣を炭酸カリウムでアルカリ過飽和したの
ち、クロロホルムにて抽出した。クロロホルム層を無水
硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、溶媒を留去して、
2−クロロメチル−3−メチル−4−(2−(2−メト
キシポリエトキシ)エチルチオ)ピリジンの油状物10g
を得た。これを、2−メルカプトベンズイミダゾール2.
5gおよび水酸化ナトリウム0.8gを水10mlに溶解したもの
を含有するエタノール50ml中に加え、2時間加熱還流し
た。反応終了後、エタノールを留去し、残渣に水を加え
てクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸
マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去した。残渣にエタ
ノール性塩酸を加え、塩酸塩としたのち、エタノールか
ら再結晶を行い、2−((3−メチル−4−(2−(2
−メトキシエトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メ
チルチオ)−1H−ベンズイミダゾール・塩酸塩の白色結
晶を得た。
融点186〜189℃ 実施例18 3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキシ)ピリ
ジン−2−メタノール(平均分子量350のポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル由来)2.3gをクロロホル
ム50mlに溶解させ、氷冷下、塩化チオニル3mlを滴下
し、室温下で1.5時間撹拌した。反応終了後、塩化チオ
ニルを留去し、残渣を炭酸カリウムでアルカリ過飽和し
たのち、クロロホルムにて抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、溶媒を留去し
て、2−クロロメチル−3−メチル−4−(2−メトキ
シポリエトキシ)ピリジンを得た。これを、2−メルカ
プトベンズイミダゾール0.68gおよび水酸化ナトリウム
0.38gを水10mlに溶解したものを含有するエタノール30m
l中に加え、1時間加熱還流した。反応終了後、エタノ
ールを留去し、残渣に水を加えてクロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルム−メタノール=97:3で
留出して、淡黄色油状の2−((3−メチル−4−(2
−メトキシポリエトキシ)−2−ピリジル)メチルチ
オ)−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量350のポリ
エチレングリコールモノメチルエーテル由来)を得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.3(s,3H),3.4(s,3
H),3.5−3.8(m),3.9(t,2H),4.2(t,2H),4.4(s,
2H),6.75(d,1H),7.15−7.25(m,2H),7.5−7.6(m,2
H),8.35(d,1H) 同様にして以下の化合物が得られた。
実施例19 2−((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズイミダ
ゾール(平均分子量550のポリエチレングリコールモノ
メチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.25(s,3H),3.37(s,
3H),3.4−3.8(m),3.9(t,2H),4.2(t,2H),4.4
(s,2H),6.75(d,1H),7.1−7.3(m,2H),7.4−7.6
(m,2H),8.3(d,1H) 実施例20 2−((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズイミダ
ゾール(平均分子量750のポリエチレングリコールモノ
メチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.3(s,3H),3.4(s,3
H),3.45−3.75(m),3.9(t,2H),4.2(t,2H),4.4
(s,2H),6.75(d,1H),7.1−7.2(m,2H),7.45−7.6
(m,2H),8.35(d,1H) 実施例21 2−((3−メチル−4−(2−(2−(2−メトキシ
エトキシ)エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メ
チルチオ)−1H−ベンズイミダゾール・塩酸塩 融点181〜183℃ 実施例22 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
1H−ベンズイミダゾール・塩酸塩(平均分子量350のポ
リエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.38(s,3H),3.39(s,
3H),3.5−3.8(m),4.5(s,2H),7.1−7.6(m,5H),
8.3(d,1H) 実施例23 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
1H−ベンズイミダゾール・塩酸塩(平均分子量550のポ
リエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.38(s,3H),3.39(s,
3H),3.5−3.8(m),4.5(s,2H),7.1−7.6(m,5H),
8.3(d,1H) 実施例24 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
1H−ベンズイミダゾール・塩酸塩(平均分子量750のポ
リエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.38(s,3H),3.20(t,
2H),3.38(s,3H),3.5−3.8(m),4.48(s,2H),7.08
−7.20(m,3H),7.48−7.58(m,2H),8.28(d,1H) 実施例25 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリ
エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)
−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量350のポリエチ
レングリコールモノメチルエーテル由来)1.2gをクロロ
ホルム20mlに溶解させ、氷冷下、80%メタクロロ過安息
香酸0.38gを加え、氷冷下で30分間撹拌した。反応終了
後、溶媒を留去し、残渣をアルミナカラムクロマトグラ
フィーに付し、クロロホルム−メタノール=99:1で留出
し、淡褐色油状の2−((3−メチル−4−(2−(2
−メトキシポリエトキシ)エチルチオ)−2−ピリジ
ル)メチルスルフィニル)−1H−ベンズイミダゾール
(平均分子量350のポリエチレングリコールモノメチル
エーテル由来)0.52gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.25(s,3H),3.1−3.2
5(t,2H),3.37(s,3H),3.4−3.85(m),4.8(d,2
H),7.05(d,1H),7.20−7.40(m,4H),8.25(d,1H) 実施例26 2−((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズイミダ
ゾール(平均分子量350のポリエチレングリコールモノ
メチルエーテル由来)0.34gをクロロホルム10mlに溶解
させ、氷冷下、80%メタクロロ過安息香酸0.124gを加
え、氷冷下で30分間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去
し、残渣をアルミナカラムクロマトグラフィーに付し、
クロロホルム−メタノール=97:3で留出し、淡褐色油状
の2−((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルスルフィニル−1H−ベンズ
イミダゾール(平均分子量350のポリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル由来)0.308gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.2(s,3H),3.35(s,3
H),3.4−3.75(m),3.85(t,2H),4.1(t,2H),4.75
(d,2H),6.7(d,1H),7.20−7.35(m,4H),8.25(d,1
H) 同様にして以下の化合物が得られた。
実施例27 2((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキシ)
−2−ピリジル)メチルスルフィニル)−1H−ベンズイ
ミダゾール(平均分子量550のポリエチレングリコール
モノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.2(s,3H),3.38(s,3
H),3.4−3.75(m),3.85(t,2H),4.15(t,2H),4.75
(d,2H),6.7(d,1H),7.20−7.40(m,4H),8.15(d,1
H) 実施例28 2−((3−メチル−4−(2−メトキシポリエトキ
シ)−2−ピリジル)メチルスルフィニル)−1H−ベン
ズイミダゾール(平均分子量750のポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.2(s,3H),3.38(s,3
H),3.4−3.75(m),3.85(t,2H),4.15(t,2H),4.75
(d,2H),6.7(d,1H),7.20−7.40(m,4H),8.25(d,1
H) 実施例29 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリ
エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)
−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量550のポリエチ
レングリコールモノメチルエーテル由来)1.2gをクロロ
ホルム30mlに溶解させ、氷冷下、80%メタクロロ過安息
香酸0.38gを加え、氷冷下で30分間撹拌した。反応終了
後、溶媒を留去し、残渣をアルミナカラムクロマトグラ
フィーに付し、クロロホルム−メタノール=99:1で留出
し、淡褐色油状の2−((3−メチル−4−(2−(2
−メトキシポリエトキシ)エチルチオ)−2−ピリジ
ル)メチルスルフィニル)−1H−ベンズイミダゾール
(平均分子量550のポリエチレングリコールモノメチル
エーテル由来)0.523gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.25(s,3H),3.15(t,
2H),3.37(s,3H),3.4−3.75(m),3.73(t,2H),4.7
8(d,2H),7.06(d,1H),7.20−7.40(m,4H),8.25(d,
1H) 実施例30 2,3−ジメチル−4−メルカプトピリジン−N−オキ
シド20gにN,N−ジメチルホルムアミド200mlを加え、ジ
エチルクロロアセタール25g、炭酸カリウム20gを加え、
70〜80℃で12時間撹拌した。反応終了後、水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタ
ノール=98:2で留出して、淡褐色油状の2,3−ジメチル
−4−(2−ジエトキシエチルチオ)ピリジン−N−オ
キシド28gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=1.20(t,6H),2.35(s,
3H),2.55(s,3H),3.15(d,2H),3.55(q,2H),3.70
(q,2H),4.70(t,1H),7.10(d,1H),8.10(d,1H) 実施例31 2,3−ジメチル−4−(2−ジエトキシエチルチオ)
ピリジン−N−オキシド10.8gをベンゼン200mlに溶解
し、p−トルエンスルホン酸7.6gを加え、2時間撹拌還
流した。反応終了後、水洗し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノー
ル=98:2で留出して、淡黄色油状のトランス−2,3−ジ
メチル−4−(2−エトキシビニルチオ)ピリジン−N
−オキシド2.1gを得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=1.30(t,3H),2.30(s,
3H),2.55(s,3H),3.15(d,2H),4.00(q,2H),5.25
(d,1H),6.85(d,1H),7.00(d,1H),8.10(d,1H) 実施例32 トランス−2,3−ジメチル−4−(2−エトキシビニ
ルチオ)ピリジン−N−オキシドを用いて、実施例9と
同様の方法により、トランス−3−メチル−4−(2−
エトキシビニルチオ)ピリジン−2−メタノールを得
た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=1.35(t,3H),2.15(s,
3H),4.00(q,2H),4.65(s,2H),5.30(d,1H),6.85
(d,1H),7.10(d,1H),8.25(d,1H) 実施例17または実施例18と同様にして以下の化合物が
得られる。
実施例33 トランス−2−((3−メチル−4−(2−エトキシ
ビニルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベン
ズイミダゾール 融点185〜188℃(分解) 実施例34 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン(平均分子量350のポ
リエチレングリコールモノメチルエール由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.40(s,3H),3.20(t,
2H),3.40(s,3H),3.50−3.70(m),3.75(t,2H),4.
50(s,2H),7.85(d,1H),8.30(d,1H),8.35(d,1H) 実施例35 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリ
エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)
−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン(平均分子量350の
ポリエチレングリコールモノメチルエーテル由来)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.40(s,3H),3.25(t,
2H),3.40(s,3H),3.50−3.70(m),3.75(t,2H),4.
50(s,2H),7.15(d,1H),7.50(d,1H),8.45(d,1H),
8.48(d,1H),8.90(s,1H) 実施例36 2,3−ジメチル−4−(2−エトキシエチルチオ)ピリ
ジン−N−オキシド1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=1.20(t,3H),2.35(s,
3H),2.56(s,3H),3.15(t,2H),3.52(q,2H),3.68
(t,2H),7.04(d,1H),8.10(d,1H) 実施例37 3−メチル−4−(2−エトキシエチルチオ)ピリジン
−2−メタノール1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=1.20(t,3H),2.12(s,
3H),3.20(t,2H),3.56(q,2H),3.72(t,2H),4.66
(s,2H),7.06(d,1H),8.28(d,1H) 実施例38 2−((3−メチル−4−(2−エトキシエチルチオ)
−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズイミダゾー
ル・塩酸塩 融点191〜194℃(分解) 実施例39 2,3−ジメチル−4−(2−(2−(2−(2−メトキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチルチオ)ピリジ
ン−N−オキシド1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.35(s,3H),2.55(s,
3H),3.17(t,2H),3.40(s,3H),3.50−3.80(m,14
H),7.05(d,1H),8.05(d,1H) 実施例40 3−メチル−4−(2−(2−(2−(2−メトキシエ
トキシ)エトキシ)エトキシ)エチルチオ)ピリジン−
2−メタノール1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)=2.15(s,3H),3.20(t,
2H),3.40(s,3H),3.40−3.80(m,14H),4.65(s,2
H),7.05(d,1H),8.25(d,1H) 実施例41 2−((3−メチル−4−(2−(2−(2−(2−メ
トキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチルチオ)−
2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズイミダゾール
・塩酸塩1 H−NMR(CD3OD):δ(ppm)=2.37(s,3H),3.22(s,
3H),3.30−3.90(m,16H),5.15(s,2H),7.30−7.50
(m,2H),7.55−7.75(m,3H),8.45(d,1H) 上記実施例で得られた化合物を表3〜4に示す。表
中、Meはメチルを、Etはエチルを、Prはプロピルを、Bu
はブチルを示し、ca.はcirca(およそ)を意味する。
また、上記実施例と同様にして、表5〜8に示す化合
物が得られる。
製剤処方例 錠剤:有効成分20mg含有錠剤は以下の組成により調製さ
れる。
化合物(I) 20mg コーンスターチ 15mg 乳糖 57mg 微結晶セルロース 25mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 120mg カプセル剤:有効成分20mg含有カプセル剤は以下の組成
により調製される。
化合物(I) 20mg コーンスターチ 30mg 乳糖 63mg ヒドロキシプロピルセルロース 6mg ステアリン酸マグネシウム 1mg 120mg 本発明を上述の明細書およびそれに含まれる実施例に
より適切かつ十分に説明したが、それらは本発明の精神
および範囲を逸脱することなく、変更または修飾するこ
とができる。
フロントページの続き (72)発明者 池田 敬史 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地 吉富製薬株式会社創薬第二研究所内 (72)発明者 芳賀 慶一郎 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地 吉富製薬株式会社創薬第二研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−139689(JP,A) 特開 昭59−181277(JP,A) 特開 平2−22273(JP,A) 特開 昭64−6270(JP,A) 特開 昭64−79177(JP,A) 特表 平3−505450(JP,A) 国際公開93/24480(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 401/12 A61K 31/44 CA,REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、R1は水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、
    ヒドロキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシルまた
    はハロアルキルを示す。 R2、R3は同一または異なってそれぞれ水素、ハロゲンま
    たはアルキルを示す。 R4は水素、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキル
    またはアシルオキシアルキルを示す。 R5は水素またはアルキルを示す。 Xは硫黄原子、SOまたはSO2を示す。 Y、Zは同一または異なってそれぞれCHまたはNを示
    す。 Lはエチレンまたはビニレンを示す。 mは0、1または2を示す。 nは1から1000の整数を示す。 ただし、Lがビニレンであるときnは1を示し、Lがエ
    チレンであって、且つR5がアルキルのときはnは2から
    1000の整数を示す。) により表されるピリジン化合物またはその医薬上許容し
    得る塩。
  2. 【請求項2】一般式(I)が、一般式(I a) (式中、R1aは水素、ハロゲン、炭素数1〜5のアルキ
    ル、炭素数1〜5のアルコキシまたはヒドロキシを示
    す。 R2a、R3aは同一または異なってそれぞれ水素または炭素
    数1〜5のアルキルを示す。 R4aは水素を示す。 R5aは水素または炭素数1〜8のアルキルを示す。 Xaは硫黄原子を示す。 Y、Zは同一または異なってそれぞれCHまたはNを示
    す。 Lはエチレンまたはビニレンを示す。 m′は0または1を示す。 n′は1から100の整数を示す。 ただし、Lがビニレンであるときn′は1を示し、Lが
    エチレンであって、且つR5aが炭素数1〜8のアルキル
    のときはn′は2から100の整数を示す。) である請求の範囲1記載のピリジン化合物またはその医
    薬上許容し得る塩。
  3. 【請求項3】一般式(I)が、一般式(I b) (式中、R1bは水素、ハロゲン、炭素数1〜3のアルコ
    キシまたはヒドロキシを示す。 R5bは炭素数1〜5のアルキルを示す。 Xbは硫黄原子を示す。 Y、Zは同一または異なってそれぞれCHまたはNを示
    す。 Lはエチレンまたはビニレンを示す。 m″は0または1を示す。 n″は1から20の整数を示す。 ただし、Lがビニレンであるときn″は1を示し、Lが
    エチレンであって、且つR5bが炭素数1〜5のアルキル
    のときはn″は2から20の整数を示す。) である請求の範囲1記載のピリジン化合物またはその医
    薬上許容し得る塩。
  4. 【請求項4】2−((3−メチル−4−(2−(2−メ
    トキシエトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチル
    チオ)−1H−ベンズイミダゾール、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシエトキ
    シ)エトキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチ
    オ)−1H−ベンズイミダゾール、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
    トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
    1H−ベンズイミダゾール(平均分子量350のポリエチレ
    ングリコールモノメチルエーテル由来)、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
    トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
    1H−ベンズイミダゾール(平均分子量550のポリエチレ
    ングリコールモノメチルエーテル由来)、 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
    トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルスルフィ
    ニル)−1H−ベンズイミダゾール(平均分子量350のポ
    リエチレングリコールモノメチルエーテル由来)、 トランス−2−((3−メチル−4−(2−エトキシビ
    ニルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−1H−ベンズ
    イミダゾール、および 2−((3−メチル−4−(2−(2−メトキシポリエ
    トキシ)エチルチオ)−2−ピリジル)メチルチオ)−
    3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン(平均分子量350のポ
    リエチレングリコールモノメチルエーテル由来) から選ばれる請求の範囲1記載のピリジン化合物または
    その医薬上許容し得る塩。
  5. 【請求項5】請求の範囲1記載のピリジン化合物または
    その医薬上許容し得る塩と医薬用添加剤を含有してなる
    ヘリコバクター菌起因の各種疾患の予防治療用の医薬組
    成物。
  6. 【請求項6】請求の範囲1記載のピリジン化合物または
    その医薬上許容し得る塩と医薬用添加剤を含有してなる
    消火器系疾患の予防治療用の医薬組成物。
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WO1993024480A1 (fr) 1992-06-01 1993-12-09 Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. Compose de pyridine et son utilisation medicinale

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