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JP2868841B2 - Gmp異常症の検出方法及びキット - Google Patents

Gmp異常症の検出方法及びキット

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JP2868841B2
JP2868841B2 JP12700290A JP12700290A JP2868841B2 JP 2868841 B2 JP2868841 B2 JP 2868841B2 JP 12700290 A JP12700290 A JP 12700290A JP 12700290 A JP12700290 A JP 12700290A JP 2868841 B2 JP2868841 B2 JP 2868841B2
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康夫 池田
政彦 片山
文嗣 日野
郁之進 加藤
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Takara Shuzo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒト血小板減少症、ヒト糖尿病、ヒト腎疾
患、ヒト動脈硬化症、ヒト血栓症に代表される様なGMP
−130産生異常症の検出方法及びその定量用キットに関
する。
〔従来の技術〕
血流が流動性を維持するためには、血管内皮細胞と血
小板の作用が重要な役割を果している。ヒト体内におい
て血管内皮が障害され内皮組織が露出すると血中の血小
板がこの部位に粘着し、種々の血小板刺激物質を放出す
る。これら物質により新たな血小板が活性化された。先
に粘着した血小板に凝集して血栓が形成されると考えら
れている。血栓の形勢は心筋梗塞や脳血栓などの発症や
動脈硬化の進展の原因と考えられている。この様に血管
内皮細胞及び血小板の活性化や、障害を検出することは
臨床的に重要な意義を持つ。
最近、血小板のα−顆粒及び血管内皮細胞のワイベル
−パラデ(Weibel−Palade)体の中に存在するGMP−140
というタンパク質が血小板及び血管内皮細胞の活性化に
伴って膜表面上に出現することが明らかにされた〔ステ
ンベルク(Stenberg)P.E.ら、ジャーナル オブ セル
バイオロジー(J.Cell.Biol.)、第101巻、第880頁
(1985)〕。更にGMP140に特異的な抗体を用いてフロー
サイトメトリー法やイン ビボ(in vivo)イメージン
グ法により、活性化血小板数の測定や血栓部位の測定が
可能であることが記載されている〔ジョンストン(John
ston)G.I.ら、ブラッド(Blood)、第69巻、第1401頁
(1987)、パラブリカ(Palabrica)T.M.ら、プロシー
ディングズ オブ ザ ナショナル アカデミー オブ
サイエンシーズ オブ ザ USA(Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA)、第86巻、第1036頁(1989)〕。一方、GMP−14
0のDNA配列及びアミノ酸配列も報告され、それによると
膜結合型GMP−140だけでなく非結合型すなわち遊離型GM
P−140の存在の可能性が示唆されている〔ジョンストン
(Johnston)G.I.ら、セル(Cell)、第56巻、第1033頁
(1989)〕。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これらの報告はあくまでも血小板及び血管内
皮細胞の膜上でのGMP−140の変化について述べているに
すぎない。また、ヒト疾病と血小板膜上のGMP−140の変
化との関連は成人呼吸窮迫症候群(adult respiratory
distress syndrome)についてのみが報告されているに
すぎず〔ジョージ(George)J.N.ら、ジャーナル オブ
クリニカル インベスチゲーション(J.Clin.Inves
t.〕、第78巻、第340頁(1986)〕、その他の報告は、
あくまでも試験管内又は動物実験での結果である。
更に、遊離型GMP−140の存在についても仮説にしかす
ぎなかった。今までに遊離型GMP−140の存在を実証した
報告、更に遊離型GMP−140産生と特定の疾病との関連を
報告した例はない。
なお、今までにGMP−140の測定方法については競合ラ
ジオイムノアッセイ方法〔バーマン(Berman)C.I.ら、
メソッズ イン エンザイモロジー(Methods in Enzym
ology)、第169巻、第321頁(1989)〕及び2種のモノ
クローナル抗体を用いたサンドイッチエンザイムイムノ
アッセイ方法(特開平3−150465号公報)が報告されて
いるが、これらの報告は血小板膜から抽出精製した膜結
合型GMP−140の測定方法についてのみが記載されてお
り、遊離型GMP−140との反応性、更には疾病との関連に
ついては何ら記載されていない。
本発明の目的は、遊離型GMP−140の産生異常を伴う疾
病を遊離型GMP−140を指標として検出する新規な測定方
法、及び定量用キットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明はGMP−130
に関し、下記の理化学的性質を有することを特徴とす
る。
(イ)SDS−PAGE法により分析した分子量が130kDaであ
る。
(ロ)トリプシン分解により40kDaのフラグメントが得
られ、そのN末アミノ酸シークエンスが、AFQHQSであ
る。
(ハ)V8プロテアーゼ分解により60kDaのフラグメント
が得られ、そのN末アミノ酸シークエンスが、HXLKKKXA
Lである。
また、本発明の第2の発明はGMP−130産生異常を伴う
疾病の検出方法に関し、血漿中の上記第1の発明におけ
る(イ)〜(ハ)の理化学的性質を有するGMP−130量を
正常値と比較測定することを特徴とする。
また、本発明の第3の発明は、前記第1の発明のGMP
−130産生異常を伴う疾病の検出用キットに関し、抗GMP
−130抗体を含有することを特徴とする。
本発明者らは上記現状にかんがみて、鋭意研究を重
ね、血漿試料中に遊離型GMP−140様物質、すなわち、GM
P−130の存在を発見した。次にこのGMP−130量を測定す
ることにより、GMP−130産生異常を伴う疾病が検出でき
ること、及び血漿中のGMP−130量が簡便に定量できるキ
ットを作製し、本発明を完成させた。
以下、本発明を詳細に説明する。
GMP−130産生異常を伴う疾病とは下記(1)、
(2)、(3)のごとき疾病である。
(1)GMP−130含量の比較的多い細胞、臓器自体の破壊
による疾患 (2)GMP−130含量の比較的多い細胞、臓器自体の量的
異常による疾患 (3)GMP−130含量の比較的多い細胞、臓器自体の質的
異常による疾患。
上記(1)、(2)、(3)を具体的に説明すると、
(1)の例としては血小板減少性紫斑病(thrombocytop
enic purpura)、全身性エリトマトーデス(systemic l
upas erythematosus)、播種性血管内凝固(disseminat
ed intravascular coagulation)等、(2)の例として
は再生不良性貧血、白血病、血小板増多症等、(3)の
例としては糖尿病、動脈硬化症、腎疾患、血栓症等が挙
げられる。
本発明者らは、ヒト血漿中に膜結合型GMP−140(分子
量140kDa)よりも低分子の分子量約130kDaのGMP−130が
遊離、存在していることを発見し、血小板減少症、白血
病、糖尿病、動脈硬化症、脳梗塞、腎疾患患者由来の血
漿中には、健常人よりも多量のGMP−130が存在すること
を確認し、GMP−130量がGMP−130産生異常を伴う疾病の
指標として使用できることを見出した。
本発明において使用可能な試料の例としては例えば血
漿、血尿等が挙げられる。
本発明において、試料中のGMP−130量を測定する方法
としては特に限定はないが、例えば、免疫学的方法が挙
げられる。免疫学的方法においては抗体を用いる方法が
あるが、この場合、1種又は2種以上の抗体を用いた免
疫学的測定方法が使用できる。抗体としてはモノクロー
ナル抗体及びポリクローナル抗体が用いられるが、その
特異性、親和性の点からモノクローナル抗体を使用する
ことが望ましい。一方、免疫学的測定方法によは酵素免
疫測定方法、ラジオイムノアッセイ方法、ラテックス凝
集方法、免疫比濁方法、蛍光・発光免疫測定方法、ウエ
スタンブロッティング方法等があるが、感度、簡便さ、
非放射能という点から酵素免疫測定方法が最も望まし
い。
GMP−130量の測定に用いる抗GMP−130抗体をキットと
しておくことで、試料中のGMP−130量を簡便に測定する
ことができる。キットに用いる試薬は溶液状でも良い
し、凍結乾燥品でも良い。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例をもって説明するが、本発明が
以下の実施例の範囲のみに限定されるものではない。
実施例1 抗GMP−130抗体の作製 (1)血小板免疫法によるGMP−130に対するモノクロー
ナル抗体の作製 新鮮な洗浄血小板2×108個を生理食塩水0.1mlに溶解
し等量の完全フロイント・アジュバントを加え乳化さ
せ、Balb/cマウスの腹腔内に注射した。4週間後に洗浄
血小板2×108個のみを同マウスの腹腔内に注射した。
その3日後にマウスより摘出した脾臓より脾臓細胞を
得、マウスミエローマ細胞(SP2/0)と細胞数10:1の比
で混合し、50%ポリエチレングリコール及び20%ジメチ
ルスルホキシドの存在下で1分間報知し、細胞融合を行
った。無血清DME〔ダルベッコの改変イーグル(Dulbecc
o′s Medified Eagle′s)〕培地を加え希釈した後、
遠心分離によりその上清を除き、10%ウシ胎児血清含有
DME培地にて細胞を懸濁し、96穴マイクロタイタープレ
ートに1穴当り2×104細胞となるように分注した。そ
の後1〜3日ごとに培地の半分量をHAT培地で交換し、1
0〜20日後に融合細胞(ハイブリドーマ)の生育してき
たウェルの培養上清を採取し、抗体産生の有無をELISA
法等により調べ、まずGMP−140に対する抗体を産生して
いるハイブリドーマを3株選択した。
これらハイブリドーマについて限界希釈法により2回
クローニングを行い、これらのハイブリドーマが産生す
るモノクローナル抗体のGMP−130との反応性をウエスタ
ンブロッティングにより確かめた。その結果、GMP−130
にも反応する抗GMP−130抗体を産生するハイブリドーマ
のクローンとして、クローン株PL7−6の1株を取得し
た。このモノクローナル抗体を大量に得るために、Balb
/cマウス腹腔内に約2×107個のハイブリドーマを注射
し、腹水腫瘍を作らせ、10日後に腹水を採取し、この腹
水より、常法により、硫安塩析を行い、DEAEセルロース
カラムクロマトグラフィー処理により抗GMP−130モノク
ローナル抗体、すなわちPL7−6モノクローナル抗体を
精製した。EIAによりPL7−6モノクローナル抗体がIgG
1クラスであることを確認した。本クローン株はハイブ
リドーマPL7−6と命名し、Hybridoma PL7−6と表示
し、微工研菌寄第11073号(FERM P−1073)として、工
業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている。
(2)可溶性抗原免疫法によるGMP−130に対するモノク
ローナル抗体の調製 (2)−(1)洗浄血小板の調製 正常人よりクエン酸添加採血した血液より700g15分間
遠心分離処理にて、血小板画分を得た後、RCD溶液(36m
M クエン酸、5mM グルコース、1mM MgCl2、103mM NaC
l、20ng/mlプロスタグランジンE1)で2回遠心洗浄した
血小板を、更にアルブミンデンシティ グラジェント
(albumin density gradient)法で洗浄し、Ca2+を含ま
ないヘペス−タイロード(HEPES−Tyrode)緩衝液で再
浮遊して洗浄血小板として調製した。
(2)−(2)GMP−140抗原の粗精製 (2)−(1)で得られた洗浄血小板に終濃度1%と
なるようにトリトンX−100(ローム アンド ハース
社)界面活性剤を添加し、その可溶性画家分を小麦胚凝
集素(Wheat germ agglutinin)固定化アガロースカラ
ムに通じて、カラムに吸着した画分を0.1Mグリシン−HC
l緩衝液(pH2.2)にて溶出させ、粗精製GMP−140抗原を
得た。
(2)−(3) GMP−140粗精製抗原を上記PL7−6を固定化した抗体
カラムに通じて、カラムに吸着した画分を0.1Mグリシン
−HCl緩衝液(pH2.2)にて溶出させ、精製GMP−140抗原
として回収した。
(2)−(4) 実施例1−(2)−(3)で得られたGMP−140抗原50
μgを生理食塩水0.1mlに溶解し等量の完全フロイント
・アジュバントを加え乳化させ、Balb/cマウスの腹腔内
に注射した。4週間後に抗原50μgのみを同マウスの腹
腔内に注射した。その3日後にマウスより摘出した脾臓
より、脾臓細胞を得、マウスミエローマ細胞SP2/0と細
胞数10:1で混合し、50%ポリエチレングリコール及び20
%ジメチルスルホキシドの存在下で1分間報知し、細胞
融合を行った。無血清DME培地を加え希釈したのち、遠
心分離によりその上清を除き、10%ウシ胎児血清含有DM
E培地にて細胞を懸濁し、96穴マイクロタイタープレー
トに1穴当り2×104細胞となるように分注した。その
後1〜3日ごとに培地の半分量をHAT培地で交換し、10
〜20日後にハイブリドーマの生育してきたウェルの培養
上清を採取し、抗体産生能の有無をELISA法等により調
べ、まずGMP−140に対する抗体を産生しているハイブリ
ドーマを3株選抜した。
これらのハイブリドーマについて限界希釈法により2
回クローニングを行い、これらのハイブリドーマが産生
するモノクローナル抗体のGMP−130との反応性をウエス
タンブロッティングにより確かめた。その結果GMP−130
にも反応する抗GMP−130抗体を産生するハイブリドーマ
のクローンとして、クローンかぶWGA−1の1株を取得
した。このモノクローナル抗体を大量に得るために、Ba
lb/cマウス腹腔内に約2×107個のハイブリドーマを注
射し、腹水腫瘍を作らせ、10日後に腹水を採取し、常法
により硫安塩析を行い、DEAEセルロースカラムクロマト
グラフィーにより抗GMP−130モノクローナル抗体、すな
わちWGA−1モノクローナル抗体を精製した。
EIA法によりWGA−1モノクローナル抗体がIgG 1クラ
スであることを確認した。本クローン株はハイブリドー
マWGA−1と命名し、Hybridoma WGA−1と表示し、微工
研菌寄第11072号(FERM P−11072)として、工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されている。
また、WGA−1モノクローナル抗体と、実施例1のPL7
−6モノクローナル抗体がGMP−130に対して抗原認識部
位を異にすることは競合EIA法により確認した。
(3)GMP−130に対するポリクローナル抗体の作製 実施例1−(2)−(3)で得られた精製GMP−140抗
原0.5mgを生理食塩水0.5mlに溶解し、これに等量の完全
フロイント・アジュバントを加え、乳化させた後ウサギ
皮下に注射した。2週間置きに、同量の抗原を不完全フ
ロイント・アジュバントと乳化させたものを4回皮下注
射し、最終免疫より10日後にその全血を採取し、60分間
室温で放置した後、遠心分離することにより抗GMP−140
抗体を含有する抗血清を得た。本抗血清から常法により
プロテイン(Protein)Aカラムにより抗GMP−140ポリ
クローナル抗体を精製した。
この抗体の特異性と力価の当業者によりよく知られた
方法、すなわちELISA法、ウエスタンブロッティング法
により確かめ、該ポリクローナル抗体が、GMP−130をも
充分に認識することを確認し、抗GMP−130ポリクローナ
ル抗体として以下使用した。
実施例2 GMP−130の単離と一部アミノ酸配列からの同定 ヒト正常血漿5lをWGGA−1抗体カラムに通し、吸着画
分を0.1Mグリシン−HCl(pH2.2)緩衝液で溶出した。本
画分をSDS−PAGEにより分析した結果、分子量130kDaに
単一なバンドを認めた。なお、同時に分析した血小板由
来GMP−140は分子量140kDaを示し、明らかに分子量は異
なっていた。この血漿より精製された分子量130kDaを示
すタンパク質、すなわちGMP−130は実施例1で作為した
GMP−140にも反応性を示す抗GMP−130抗体(WGA1、PL7
−6、ポリクローナル抗体)とウエスタンブロッティン
グ方法により強い反応性を示し、GMP−130とGMP−140の
抗原性は極めて近似していた。
次に本130kDaタンパク質をトリプシン分解して得られ
る40kDaフラグメント、及びV8プロテアーゼ分解して得
られる60kDaフラグメントのN末アミノ酸シークエンス
分析を行った。その結果、各々のN末アミノ酸シークエ
ンスは、AFQHQS及びHXLKKKXALであった。これらはGMP−
140のアミノ酸シークエンス240−245及び118−126〔ジ
ョンストン(Johnston)G.I.ら、セル、第56巻、第1033
頁(1989)〕と同一であり、GMP−140とGMP−130の2ケ
所のアミノ酸シークエンスが一致したこと、その抗原性
が極めて近似していることにより、GMP−130はGMP−140
の血中遊離型と同定された。
実施例3 2種のモノクローナル抗体を用いたサンドイッチEIA法
によるGMP−130量の測定 (1)モノクローナル抗体結合ビーズの作製 上記実施例1で得た個GMP−130モノクローナル抗体WG
A−1の1mgを含有する0.1Mりん酸緩衝液(pH8.0)50ml
にポリスチレンボール(積水化学社製、粒径6.35mm)10
0個を加え、5℃で16時間反応させ抗体をビーズに固定
化させた。ビーズを生理食塩水で洗浄後、1%ウシ血清
アルブミン(BSA)を含むリン酸緩衝生理食塩水に浸
し、5℃で一晩放置し、抗GMP−130モノクローナル抗体
結合ビーズを得た。
(2)酵素標識モノクローナル抗体の作製 上記実施例1で得たGMP−130モノクローナル抗体PL7
−6にペルオキシダーゼ(ベーリンガー−マンハイム社
製)をナカネ(Nakane)らの方法〔ジャーナル オブ
ヒストケミストリー アンド シトケミストリー(J.Hi
stochem.Cytochem.)第22巻、第1084頁(1987)〕によ
って結合させ、標識抗体を得た。すなわち10mgのペルオ
キシダーゼを2mlの精製水に溶かし、0.1M過ヨウ素酸カ
リウムを0.2ml加える。室温で20分間反応させた後1mM酢
酸緩衝液(pH9.0)に対し4℃で一晩透析する。一方、P
L7−6抗体2mgを1.5mlのリン酸緩衝生理食塩水(pH7.
4)に溶かし、10mM炭酸緩衝液(pH9.5)に対し一晩4℃
で透析しておき、これを上記の過ヨウ素酸処理したペル
オキシダーゼと混合し、室温で2時間反応させた後、水
素化ホウ素ナトリウム(4mg/ml)を0.1ml添加し、4℃
で2時間反応後、リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)で平
衡化したウルトロゲルAcA22(LKB社製)を用いゲルろ過
により分画し、ペルオキシダーゼ活性と抗体活性の一致
する画分を集め、メルチオレートナトリウムを終濃度0.
01%となるように添加し、4℃で保存した。
(3)GMP−130の測定 EIA法は以下のようにして行った。試料300μlをチュ
ーブに入れ、固相化抗体ビーズをチューブの中に1個ず
つ入れ37℃で20分間第一インキュベーションを行う。次
に、ビーズを3mlの生理食塩水で3回洗い、標識抗体液
(300倍希釈)300μlをビーズの入ったチューブに入
れ、37℃で20分間第二インキュベーションを行う。
次に、ビーズを3mlの生理食塩水で3回洗いビーズを
別のチューブに移し、これに発色試薬(o−フェニレン
ジアミン1mg/ml、H2O2の0.01%を含む0.1Mクエン酸緩衝
液pH5.0)を加え、室温で15分間反応させ、1NのH2SO4
1ml加え反応を停止させた。波長492nmの吸光度を測定し
た。
GMP−130濃度の増加に伴って発色の吸光度は増加し、
本測定方法によりGMP−130の測定が可能であることが明
らかとなった。
実施例4 ポリクローナル抗体を用いた競合RIA法によるGMP−130
量の測定 (1)125I標識GMP−130の調製 バイオ−ラッド(Bio−Rad)社製のエンザイモビーズ
を用いて〔コストリー(Costrini)N.Y.らの方法、プロ
シーディングズ オブ ザ ナショナル アカデミー
オブ サイエンシーズ オブ ザUSA、第76巻、第3242
頁(1979)〕により調製した。
(2)GMP−130の測定 試料0.1mlを試験管に入れ、これに125I標識抗原液0.1
mlを加え、更に第一抗体液(抗GMP−130ポリクローナル
抗体を含有する0.1%BSA/TBS)0.1mlを加え室温で2時
間反応させる。これに第二抗体液(3%やぎ抗ウサギIg
G抗体、2.5%PEG−6000を含有する0.1%BSA/TBS)1mlを
加え室温で10分間反応させ、1000gで20分間遠心分離し
上清を捨て、沈殿中の放射能活性を測定した。抗原GMP
−130の濃度が増加するに従って放射能活性は減少し、
本測定方法によってGMP−130の測定が可能であることが
示された。
実施例5 GMP−130測定EIAキットの製造と各種患者血漿中GMP−13
0量の測定 (1)EIAキットの製造 EIAキット(1回分)の組成を以下に示す。
1.抗体固相化ビーズ 1個 〔工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されているハ
イブリドーマ微工研菌寄第11072号(FERM P−11072)が
産生するモノクローナル抗体WGA−1が固相化されたビ
ーズ〕 2.ペルオキシダーゼ標識抗体 0.3ml 〔工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されているハ
イブリドーマ微工研菌寄第11073号(FERM P−11073)が
産生するモノクローナル抗体PL7−6をペルオキシダー
ゼにより標識した〕 3.発色試薬 0.3ml (o−フェニレンジアミンHClの10mg/ml、過酸化水素0.
01%を含むクエン酸緩衝液pH5.0) 4.反応停止液(1N硫酸) 1.0ml 5.標準品(GMP−130を4、2、1、0.5μg/ml含む1%B
SA/TBS) (2)患者血漿中GMP−130の測定 上記EIAキットを用い健常人20例、糖尿病患者30例、
白血病患者5例、動脈硬化症7例、血小板減少症3例、
脳梗塞患者12例、腎疾患患者3例の血漿を用いて、実施
例3に基づいてGMP−130量を測定した。標準品を用いて
検量線を求めた結果第1図に示すような検量線が得られ
た。第1図のグラフにおいて、横軸はGMP−130濃度(mg
/l)、縦軸は吸光度(A492nm)を示している。試料を測
定して得られた吸光度からこの検量線を用いてGMP−130
量を求めた。
血漿中GMP−130の測定結果を第2図に示す。すなわ
ち、第2図は本発明により測定した血漿中GMP−130量を
症例別にプロットしたグラフである。
第2図に示すように、健常人と糖尿病患者、白血病患
者、動脈硬化症、血小板減少症、脳梗塞、腎疾患患者の
血漿中のGMP−130量の分布に違いが見られた。すなわち
上記疾患患者において血漿中GMP−130量が健常人よりも
多いということが見出された。
なお、上記患者由来の血漿試料を超遠心分離処理(10
5,000g、60分)した後の上清を試料として測定したとこ
ろ、第2図とほぼ同様の値が得られ、上記患者血漿中に
は膜結合型GMP−140ではなくGMP−130が増加しているこ
とが確認された。
実施例6 GMP−130測定RIAキットの製造と各種患者血漿中GMP−13
0量の測定 (1)RIAキットの製造 RIAキット(1回分)の組成を以下に示す。
1.125I標識抗原液 0.1ml (20000cpmの125I標識のGMP−130を含有する0.1%BSA/T
BS) 2.第一抗体液 0.1ml (ウサギ抗GMP−130抗体を含有する0.1%BSA/TBS) 3.第二抗体液 1ml (3%ヤギ抗ウサギIgG抗体、2.5%PEG−6000を含有す
る0.1%BSA/TBS) 4.標準液 0.1ml (GMP−130抗原を4、2、1、0.5μg/ml含有する1%B
SA/TBS) (2)患者血漿中GMP−130の測定 上記RIAキットを用い、実施例4の方法で実施例5と
同一の試料を測定した結果、各試料中のGMP−130量は実
施例5とほぼ同一の値が得られた。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明により、血漿中の
GMP−130量が血小板減少症、糖尿病、白血病、動脈硬化
症等に代表される様なGMP−130産生異常を伴う疾病のマ
ーカーとなることが見出され、上記疾病の新たな検出方
法及び定量用キットが提供された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例5におけるGMP−130検出用キッ
トで使用する検量線を示すグラフ、第2図は該キットを
用いて測定した血漿中のGMP−130濃度の測定結果を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 郁之進 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒 造株式会社中央研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/53 G01N 33/68 G01N 33/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の理化学的性質を有するGMP−130。 (イ)SDS−PAGE法により分析した分子量が130kDaであ
    る。 (ロ)トリプシン分解により40kDaのフラグメントが得
    られ、そのN末アミノ酸シークエンスが、AFQHQSであ
    る。 (ハ)V8プロテアーゼ分解により60kDaのフラグメント
    が得られ、そのN末アミノ酸シークエンスが、HXLKKKXA
    Lである。
  2. 【請求項2】血漿中の、請求項1に記載の(イ)〜
    (ハ)の理化学的性質を有するGMP−130量を正常値と比
    較測定することを特徴とするGMP−130産生異常を伴う疾
    病の検出方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の(イ)〜(ハ)の理化学
    的性質を有するGMP−130産生異常を伴う疾病の検出用キ
    ットであって、抗GMP−130抗体を含有することを特徴と
    するGMP−130産生異常を伴う疾病の検出用キット
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