JP2735675B2 - 鋳銑機における冷却方法 - Google Patents
鋳銑機における冷却方法Info
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Description
銑を注入し、冷却・型抜して型銑を製造する鋳銑機にお
ける冷却方法に関するものである。
入し、これを冷却・型抜して型銑を製造する鋳銑機にお
ける冷却については、モールドに溶銑を注入後ある時間
の範囲(距離換算で5〜20m移動)空冷してからモール
ド上面側からソフト散水、中冷散水により表面層に凝固
殻を安定生成した後、強散水によって完全凝固させて型
抜温度まで冷却するのが一般的である。
均質化を防止する。
溶銑を注入した後、空冷(放冷)時間を比較的長くとっ
ており、このため (a)モールド寿命の低下:モールドは型銑と同様の材
質でできているため、溶銑と接する時間が長くなると損
耗し易く耐用寿命が短くなる。
接冷却を充分に行なうために鋳銑機のスピードダウンを
行なわざるを得ないので、生産能力の低下は避けられな
い。
し、発達した黒鉛が均一に分布している組織を有してい
ることが要求されていることから緩冷却(含空冷)指向
する傾向が強く、生産性が充分とは云い難く、又、前記
型銑に要求される、表層肌性状組織の確保が必ずしもそ
の効率性の面で充分とは云い難い等の問題が残されてい
る(参考技術特開昭61−159245号)。
問題点を有利に解決するものであり、安全性を確保しつ
つ、モールドの耐用寿命を延長すると共に、型銑の表層
性状、黒鉛発達分布等の品質を確保し、生産性を大巾に
向上させる鋳銑機における冷却方法を提供するものであ
る。
後、該モールドの上面側が空冷初期の段階において、該
モールドの裏面側から散水冷却を開始し、ついで該モー
ルドの上面側から散水冷却を開始することを特徴とする
鋳銑機における冷却方法である。
後、モールド上部からの散水冷却前、すなわちモールド
上面側が空冷中にモールド裏面側からモールド下面に散
水を開始し、モールドの温度上昇を防ぎモールドを介し
て溶銑の下面からの冷却を促進する。
る;モールドの中心温度を低下することができ、モール
ド寿命を20%程度延長することができる。
面からの冷却を強化することにより、溶銑の凝固が低部
からもスムーズに進み、黒鉛が良く発達した均一組織が
得られる。
が促進できるので、モールド上面側における空冷時間を
長くして表層肌性状を更に改善することもできる。(空
冷時間を短かくして上面側からの散水冷却で溶銑表層を
早期に固めるとチル層の発生及び内部で折出する黒鉛の
部分噴出により表層割れが生じ、外観形状が著しく悪化
する)。
きいので、モールド移動速度を上げることができ、生産
能力も向上できる。
明を実施するための鋳銑設備例と共に説明する。
前処理しつつ鋳銑機3まで搬送するためのトーピードカ
ーで傾動自在である。
機3の無端状に配設され駆動装置Moにより矢印B方向に
移動するモールド4に注入するためのものである。
されたソフト散水装置、6はその後方に配設された中冷
散水装置、7は更にその後方に配設された強冷散水装置
で、これらの散水装置は供給管、流動(圧力)調整用の
バルブ、ポンプ等を介して、冷却水Wの供給源あるいは
循環ピットWpに接続されている。ソフト散水は冷却水を
微細水滴化する必要から、ノズルづまりを防止する上
で、清浄水を用いることが好ましい。8は、モールド4
の裏面側下方に配設された散水装置で、モールド4へ溶
銑Mi注入位置より若干後方で、モールド4の上面側が空
冷Aの初期段階から散水冷却を開始し、前記モールド4
の上面側の中冷散水装置6の直前までモールド4の裏面
を散水冷却できるようになっている。
ド上面側中冷散水装置5からの散水の外部への飛散を防
止しつつこれを集める集水ホッパーで、ここに集められ
た冷却水は床に形成された傾斜溝10を経てピット11内に
集められポンプPによって沈殿槽を経て循環ピットWpに
導入され冷却水として循環使用される。12は強冷散水装
置7からの散水(水)を集める集水ホッパーであり、こ
こに集められた冷却水WはポンプPによって沈殿槽を経
て循環ピットWpに導入され冷却水として循環使用され
る。
れ、駆動装置M1により駆動し、駆動装置M2により旋回可
能な旋回コンベヤー14上に落下する型銑、15は型銑Piお
よび旋回コンベヤー14を冷却するエプロン散水装置、又
16はパレット、17はパレット散水装置、18は型銑搬送車
である。
ールド上面側においては、従来と同様先ず溶銑注入位置
からAの範囲を空冷により自然冷却し、ついでソフト散
水、中冷散水、強冷散水の順で冷却するが、モールド4
の裏面側からも散水冷却を行なうことを特徴としてお
り、この実施例においては、このモールド4の裏面側か
らの散水冷却は、モールド4への溶銑Miの注入時溶銑Mi
及びその飛沫と直接接触の心配のない位置すなわち、モ
ールド4上面側が空冷初期の段階から開始し、モールド
4上面からの中冷散水冷却開始直前で終了するようにし
ている。
と、ソフト散水による冷却によって表層肌を良好に生成
すると同時に、モールド裏面に散水し、モールドを介し
て間接冷却することにより、溶銑下面からの凝固殻の生
成を効果的に行ない黒鉛の発達とその均一な分布組織を
相乗効果的に得るためである(この領域で表層肌性状、
内部組織が安定的に生成されれば、以後の冷却によって
殆んど影響を受けることはない。)。
ルド4の上面側における冷却条件、モールド4の材質、
モールド形状寸法、型銑形状寸法モールドの移動速度、
溶銑成分溶銑温度等によっても異なるので、これらの条
件を考慮して設定されるべきであり、傾斜的に増減され
ることもあり、通常の場合、0.3〜1.0m3/min程度で、そ
の散水領域としては溶銑注入→型抜までの距離の20〜40
%の範囲で充分である。
施した。
す。
した結果について、従来例とを比較して表2に示す(従
来例による結果を100として、本発明の改善効果を示
す)。
め、冷却効果が大きく、モールド移動速度を上げること
ができ又項のように良品歩留を向上できるので良品の
生産能力を20%程度向上することができた。
より、緩冷却して穴あきのない良好な表層肌を形成する
と共にモールド裏面を散水冷却してモールド裏面を介し
て、溶銑下面から安定的に凝固殻を生成していけるの
で、モールド移動速度を落さずに発達した黒鉛が均一に
分布した内部組織を有する型銑を得ることができ、型銑
の良品歩留を20%程度改善できた。
均速度を100℃程度低下させることができ、モールドの
寿命を10%程度向上させることができた。
く、必要に応じてその実施条件を変更するものであり、 例えば、対象銑種は鋳物用銑だけではなく製鋼用銑に
も適用できるものである。又、モールド上面側の冷却
は、空冷後、ソフト散水→中冷散水→強冷散水と段階的
にすることが好ましいが、このようにはっきり区分する
ことは不可欠ではない。これらのモールド上面側の冷却
条件およびモールド裏面側からの散水冷却条件はポンプ
の出力、流量(圧力)調整バルブの操作等によって溶銑
の成分、温度、モールドの材質、形状寸法、モールド移
動速度等の条件に応じて、これらの条件の制御と併せて
高品質の型銑を高生産性で安全かつ低コストで得るよう
に自動制御できるようにすることも考慮する。
ルド裏面からの散水冷却によって、モールドの寿命を延
長してモールドコストを切下げると共に表層肌性状およ
び内部組織を向上して良品歩留を向上し、併せて、型銑
の生産性を向上することができる、等の効果を奏するも
のである。
断面概略説明図、第2図は第1図I−I′矢視断面概略
説明図である。 Mi…溶銑、Wp…循環ピット W…冷却水、1…トーピードカー 2…鋳銑樋、3鋳銑機 4…モールド、5…ソフト散水装置 6…中冷散水装置、7…強冷散水装置 8…モールド裏面側散水装置 9…集水ホッパー、10…傾斜溝 11…ピット、12…集水ホッパー 13…ヘッド散水装置、14…旋回コンベヤー 15…エプロン散水装置 P…ポンプ、M0、M1、M2…駆動装置
Claims (1)
- 【請求項1】無端状に移動するモールドに溶銑を注入
後、該モールドの上面側が空冷初期の段階において、該
モールドの裏面側から散水冷却を開始し、ついで該モー
ルドの上面側から散水冷却を開始することを特徴とする
鋳銑機における冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2159396A JP2735675B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 鋳銑機における冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2159396A JP2735675B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 鋳銑機における冷却方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452050A JPH0452050A (ja) | 1992-02-20 |
| JP2735675B2 true JP2735675B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=15692867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2159396A Expired - Lifetime JP2735675B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 鋳銑機における冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2735675B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100959006B1 (ko) * | 2002-12-24 | 2010-05-20 | 주식회사 포스코 | 주물용 선철의 성분편차 감소장치 및 그 감소방법 |
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| CN113770339B (zh) * | 2021-09-16 | 2023-02-28 | 泛凯斯特汽车零部件(江苏)有限公司 | 一种可快速冷却的球墨铸铁浇铸装置及其使用方法 |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP2159396A patent/JP2735675B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0452050A (ja) | 1992-02-20 |
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