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JP2779165B2 - 組成物および方法 - Google Patents

組成物および方法

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JP2779165B2
JP2779165B2 JP62503432A JP50343287A JP2779165B2 JP 2779165 B2 JP2779165 B2 JP 2779165B2 JP 62503432 A JP62503432 A JP 62503432A JP 50343287 A JP50343287 A JP 50343287A JP 2779165 B2 JP2779165 B2 JP 2779165B2
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FUARESU PHARM RISAACHI NV
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    • A61K9/127Synthetic bilayered vehicles, e.g. liposomes or liposomes with cholesterol as the only non-phosphatidyl surfactant
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/167Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction with an outer layer or coating comprising drug; with chemically bound drugs or non-active substances on their surface
    • A61K9/1676Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction with an outer layer or coating comprising drug; with chemically bound drugs or non-active substances on their surface having a drug-free core with discrete complete coating layer containing drug

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、膜脂質と少なくとも一つの微粉末状生物
活性物質に基づく組成物に主として関し、さらにエーロ
ゾル(aerosol)もしくは離散粒子状のリポソーム(lip
osome)またはリポソーム前駆体(pro−liposome)を作
る方法に関するものである。 膜脂質とは水と共に二重層を形成する脂質であり、主
としてレクチンなどの燐脂質および糖脂質などの関連物
質である。また、燐脂質の小胞はリポソームとして知ら
れている。天然の膜脂質の他に、合成の二重層形成物質
も、ニオソームと言われる似たような小胞を作ることが
できる。 一般的な命名法では、内部に水を含んだ閉鎖小胞であ
る脂質二重層のあらゆるタイプが、ニオソームを包含す
る用語であるリポソームとして一般的に知られている。
薬剤の導出ならびに標的投与の道具として、リポソーム
は有望であり、当然、この目的に対して、かなりの比重
をかけて研究が推進されている。 EP−B−0158441は、過剰水の存在下で小胞もしくは
リポソームを自然に生成し、また、特に噴霧可能な形態
で存在することができるリポソーム前駆体組成物につい
て記載している。こうして、次の揮発性液体射出剤中に
エーロゾル組成物の形成が得られる。 (a) 少なくとも一つの膜脂質 (b) 少なくとも一つの水混和性の液体でこの脂質の
溶剤であるもの (c) 上記(a),(b)および(c)を組み合わせ
た合計重量で、水の40重量%まで (a)の(b)に対する重量比は40:1から1:20まで。 本発明は、二重層脂質と微粉末状の生物活性物質を含
む離散粒子状の噴霧可能組成物もしくは組成物の、その
脂質中の活性物質の高濃度初期貯蔵と、投与箇所におけ
る放出の持続とを結合させることの実現に基づいてい
る。 エーロゾル組成物 リポソーム前駆体は、少なくとも一つの膜脂質と少な
くとも一つの生物活性物質からなるエーロゾルの形態に
形成でき、エーロゾルは他の溶媒を含まない。さらに、
このタイプの組成物のより優れている点としては、溶媒
もしくは水が不要であり、粒径を制御しやすく、安定性
が向上していることがある。 リポソーム前駆体のエーロゾルの生成で好ましい方法
は、少なくとも一つの揮発性液体射出剤、少なくとも一
つの膜脂質で、その射出剤に少なくとも部分的に可溶で
あるかその中に分散するもの、および少なくとも一つの
生物活性物質で、その射出剤および/またはその脂質中
に分散した微粉末として存在するものからなる単一組成
物の圧力下における噴霧によるもので、その組成物は薬
剤用のそれ以外の溶媒を含まないものとする。 この発明ではさらに、少なくとも一つの揮発性液体射
出剤、少なくとも一つの膜脂質でその射出剤中に少なく
とも部分的に可溶であるかまたはその中に分散するも
の、および少なくとも一つの生物活性物質でその射出剤
および/またはその脂質中に分散した微粉末として存在
するものからなる、噴霧可能なリポソーム前駆体組成物
が得られ、その組成物は薬剤用のそれ以外の溶媒を含ま
ないものとする。 EP−B−0158441の記述のように、生物活性物質は、
リポソームの中に組み込まれてその活性を一部は妨げ、
また一部は増強することができるものとして、よく知ら
れている。 この発明の特徴の一つは、この発明によれば高濃度の
薬剤や生物活性物質をリポソームと結合させることが、
比較的容易なことである。 生体外(以下in−vitroという)試験によって、この
発明によれば、リポソーム前駆体組成物は薬剤の高度初
期貯蔵が可能になるだけでなく、驚くべきことに、投与
箇所における薬剤放出の持続をも可能にするものである
ことが証明されている。この発明による組成物が、これ
までに知られていたリポソームならびにリポソーム前駆
体のエーロゾル組成物より、薬剤の作用部位における作
用時間の延長に関して優れていることが分かったのは、
まったく予期しないことであった。 従ってこの発明の組成物、またはこの発明によって得
られる組成物は、特に気管支、肺、および鼻吸入等の治
療に適している。また、薬剤投与の頻度を最小限にする
ため、薬効時間の延長が望ましい口腔咽頭などの局所的
治療にも適している。 この組成物に脂質および薬剤を組み込んだ組み合わせ
は、適当な電荷をもつことが望ましいと思われる。天然
の燐脂質はほとんど負に荷電している。特に電気的に中
性のものでは、必要な電荷を与えられる、親和性のある
少量の有機物質の添加が要求されることもある。 負の電荷は、脂質物質にホスファチジン酸や燐酸ジセ
チル等を添加することによって付与でき、また正の電荷
は、ステアリルアミン等のアミンの添加によって付与で
きる。 この組成物中の脂質の割合は、噴霧器のノズルの詰ま
りを避けるため、できるだけ少なくすることが望ましい
が、これは最適な薬剤結合を得ることと両立するもので
ある。 薬剤の脂質に対する重量比は、薬剤の活性に依存し、
代表的な例としては1:0.5〜25、より一般的には1:1〜1:
24であり、またできれば1:6〜1:12が望ましい。 活性の強い薬剤の場合には、薬剤/脂質の比率は1:25
以上にしてもよい。 この発明の噴霧可能組成物中に使用する揮発性液体射
出剤には、使用が許される状況なら、ブタンもしくはジ
メチルエーテルが使えるが、できれば、過ハロゲン化炭
素、特にアークトン11(CClF3),アークトン12(CCl2F
2)またはアークトン114(C2Cl2F4)とする。 この射出剤は、重量で組成物全体の75%〜99%、通常
は87%〜97%を占めている。 適当な膜脂質は燐脂質、たとえば、大豆レシチンや卵
黄レシチンなどのホスファチジル・コリン(phosphatid
yl choline)およびジパルミトイル・ホスファチジル・
コリン(dipalmitoyl phosphatidyl choline)などの合
成レシチンである。糖脂質など、これ以外の脂質も使用
できる。他の二重層形成物質で、長鎖ジアルキル・ジメ
チルアンモニウム化合物を含むものとして、例えばジス
テアリル・ジメチル・アンモニウム・クロライド(di−
stearyl dimethyl ammonium chloride)などのジステア
リル・ジメチル・アンモニウム化合物、ジ−タロウ・ジ
メチル塩化アンモニウム(di−tallow dimethyl ammoni
um chloride)などのジ−タロウ・ジメチル・アンモニ
ウム化合物、およびモノおよびジ−アルキル・ポリオキ
シエチレン誘導体があるが、恐らく刺激性があるので、
使用は非吸入治療用に限定されよう。この明細書におい
ては、一般名称としての脂質は、これらすべての二重層
形成化合物を示すものとして用いられるものとする。 ほとんどの生物活性物質は、この噴霧可能な組成物に
含有できる。ほとんどの例で、この生物活性物質は脂質
か射出剤のどちらかに不溶か、またはごくわずかしか溶
けないものであることが必要である。従って、生物活性
物質は平均粒径0.5〜8μ、できれば1〜5μの範囲の
微粉末状としてこの組成物中に含有させる。 例えば、エーロゾルのスプレーで噴霧する場合、射出
剤は先に揮発し、後にはそれ以外の物質のエーロゾルと
して、リポソーム前駆体組成物が、スプレー・ノズルと
内圧によって定まる大きさ(できれば8μ以下が望まし
い)の小滴状で残される。水に触れると、その小滴群
は、非常に有効な薬剤担体であるリポソームの分散とな
る。 粉末組成物 リポソーム前駆体のエーロゾルを生成する方法の第二
は、生理的に受容可能な固体担体を主な成分とし、脂質
中の微粒子分散中に生物活性物質を副成分として含む微
細固体粒子によるものである。グルコースまたはラクト
ールは適当な固体担体で、水溶性なので、生体膜のよう
な濡れた表面に接触すると溶ける。 しかし、多糖類(デキストランおよびでんぷん類)、
ポリマー(ポリエチレン)、たんぱく質(アルブミン、
カゼイン)および水溶性コラーゲン等の親水性物質は、
流動性の微粉末で、脂質と混合しても化学反応を起こさ
ないならば、非吸入治療に好適である。 担体に対する膜脂質の重量比は、1:1〜1:25、できれ
ば1:5〜1:20とするのが望ましい。薬剤の脂質に対する
比率は前述の通りである。粉末エーロゾルは、カプセル
(スピンヘーラー型装置のような)から気流中に粒子を
振り出すかまたは放出させて生成することができる。 高濃度の蓄積およびin−vitro放出特性の改善は、生
物活性物質が脂質中の微粒子分散中にあるとき得られる
ことが明らかになっている。薬剤の分散/懸濁は、その
薬剤の溶媒ではない揮発性溶媒に脂質が初めに溶解する
なら維持される。 射出剤としてよく使われている過ハロゲン化炭素類、
特にアークトン11は、不活性で、普通ほとんどの生物活
性物質にあまり溶けないので適している。しかし、粉末
および薬剤の特性によっては、他の脂質溶媒、例えばク
ロロフォルムやジメチルエーテル等が使える。固体担体
は、溶媒に不溶でなければならない。アルコールもしく
はメタノールは、薬剤が実質的に可溶な場合、あまり適
当ではないと思われる。 固体担体添加の前後で、溶媒は完全に気化する。この
ようにして得られた粉末組成物は、生理的に使用可能な
固体担体を主要成分とし、脂質の微粒子分散中に生物活
性物質を副成分として含む固体粒子の均一な混合物であ
る。 これに対して、Payneら(Journal of Pharmceutical
Sciences,Vol.75,No.4,April 1986)の記述によると、
粉末組成物では、脂質中に薬剤が溶解していることが必
要とされている。薬剤の2:1−メタノール/クロロフォ
ルム溶液は、注意深く管理された条件下で粉末表面に付
加される。脂質と薬剤の溶液の外皮に固体担体が一様に
付加されるという考えは妥当である。彼らは研究を75〜
600μの範囲の粗い粉末に限定し、リポソーム前駆体シ
ステムはいわゆる脂肪親和性作用に理想的であると結論
している。 本発明者は、この方法によると、高度の初期結合(60
〜70%)が可能な組成物を生じさせることを発見した。
しかし、本発明者のin−vitro研究によると、それらが
生物活性物質を保持せず、放出特性はまったく異なり、
水相中への活性物質の放出はコントロールできないとい
うことが明らかになった。 この発明の実施例を以下に示す。 実施例 I 噴霧可能組成物およびその中へのフェノテロル(Fenote
rol)貯蔵 次の噴霧可能組成物は、大豆レシチン(SBL)を使
い、重量比23:54:23のアークトン114,アークトン12,ア
ークトン11を射出剤とし、微粒子化したフェノテロル
(遊離塩基または臭化水素)を使用して作成した。 脂質は初め、少量のアークトン11中に溶かした。微粒
フェノテロルをこの溶液に分散させた。射出剤混合液の
残りをこの懸濁液に加えた。この組成物を、公称65μ
放出の計器付きヘッドに合わせた20mlスプレー容器に充
填した。 この試料を過剰の水と接触してリポソームを生成させ
るリポソーム前駆体のエーロゾルを作るのに使用した。
リポソーム分散のそれぞれに結合しているフェノテロル
のパーセントは、以下に示す手順で見積もる。 エーロゾル状リポソーム前駆体組成物の試料1から試
料5は、燐酸バッファ溶液(pH7)中に浸漬させた管を
含まないキャニスターから噴霧させた。射出剤/薬剤/
脂質リポソーム前駆体を1g、逆さにした上記エーロゾル
容器を受けるようにした250mlフラスコに入れた50mlの
バッファ中に噴霧した。エーロゾルのミストはバッファ
溶液に出会うことによって、自然にリポソーム懸濁液を
生成した。 この懸濁エーロゾルをバッファと接触させるため、フ
ラスコを静かに振とうした。この過程を、エーロゾルの
キャニスターの内容物の1gを排出するまで繰り返した。 フェノテロルは次のように分析した。 フェノテロル/リポソーム懸濁液は180,000gで90分間
遠心分離器にかけた。その上清を276nmで吸収測定し、
遊離薬剤について調べた。捕捉フェノテロルを含んだリ
ポソームのペレットを1%の硝酸に再懸濁し、結びつい
た薬剤を放出させ、上記のように分析した。 リポソームに結合した薬剤のパーセンテージは、この
ようにして計算した。 5つの試料それぞれの捕捉結果を次の表Iに示す。 実施例 II in−vitroの放出維持特性に関する脂質−薬剤比の効果
の試験 in−vitroのフェノテロル放出維持に関する要因を次
のように調べた。 重量を固定したエーロゾルを、50mlの燐酸バッファを
入れた大きなコニカルフラスコの中に噴霧した。気化し
た射出剤によって圧が高まるのを避けるため、フラスコ
を高頻度で傾けた。 試験懸濁液中の臭化水素フェノテロルの最終濃度は普
通、約0.5mg/mlだが、測定は0.05mg/mlの低濃度の薬剤
で行うことができる。試験懸濁液は37℃で温置した。試
料は間隔をおいて抜き取り、脂質分画を分けるため、17
5,000xgで30分間遠心分離した。 それから、上清分画中のフェノテロル濃度をHPLCで測
定した。脂質分画の中に保持されている薬剤のパーセン
テージは、脂質が過剰メタノールに溶媒和している、同
様で遠心分離していない試料の総フェノテロル含量との
比較によって求めた。 次に、このデータをいろいろな試料の遅延放出特性の
プロットに用いた。 本発明の試料の放出特性に関して、標準脂質I(95%
純粋大豆レクチン)の臭化水素フェノテロルに対する比
率を変える効果を図1に示す。この図で、フェノテロル
の保持比率は、脂質:薬剤の比が12:1(丸)、6:1(四
角)3:1(三角)の標準脂質Iから調製した、いわゆる
タイプIのエーロゾルに対して、時間の関数でプロット
される。 下降を示す曲線の形はフェノテロルと脂質相の間の高
度な初期結合に続いて、水溶媒中へのフェノテロルの一
部のゆっくりした放出、そして水と脂質相の間の分配係
数によって定まる最終的な安定状態を表している。 脂質含量の増加の主要な効果は、最終的な平衡状態が
変わること以外に、噴霧後30分以内に放出される薬剤の
比率を変えた。残念なことに、試料の調製および遠心分
離の間は放出特性の分析ができなかった。 しかし、結果は、初めの溶媒和小滴から非常に速やか
な放出に続いて、平衡に達するまでのおよそ3時間にわ
たるゆっくりした放出があることを支持した。 これは、図2のいろいろな試料について時間に対する
保持割合の3種類の片対数プロットで、さらにはっきり
と示された。 実施例 III 脂質変性剤の効果 脂質相への効果が期待される物質を添加してin−vitr
oで調べた。コレステロール(33モル%)および飽和ト
リグリセリド・グリセロール・トリパルミテート(33重
量%)の12:1脂質/薬剤処方の含有効果を、標準脂質、
標準脂質とコレステロール33モル%との混合液、標準脂
質とグリセロール・トリパルミテート33重量%の混合
液、および標準脂質とSPAN40(10重量%)などで調製し
た12:1の薬剤/脂質比のタイプIエーロゾルについて、
時間の関数としてフェノテロルの保持割合を求めること
により調べた。 水和の促進が期待される界面活性剤SPAN40添加(10重
量%)の効果を比較のために示す。実際、すべての変性
剤は、in−vitroに薬剤放出の加速を引き起こすことが
示された。この点について正確な理由は明らかになって
いない。 しかし、最も可能性のある説明としては、エーロゾル
射出剤への溶解度の違いが、同属の混合物よりむしろ相
分離として脂質の沈降を招き、さらに、脂質小滴内の構
造特性に変化を生じさせたと考えられる。しかし、特定
の状況においては、標準変性剤の使用を排除するには及
ばないこともある。 実施例 IV さまざまな脂質の使用 上に概要を述べた方法により、2種類の等級の大豆レ
シチン(標準脂質IおよびII)、精製卵黄レシチン(EY
L)、精製硬化レシチン、EYL+フォスファチジル・コリ
ン、およびEYL+フォスファチジル・セリンを使って、
フェノテロル放出維持の効果を調べた。 このように調製した試料からは、フェノテロルは強度
に速やかに放出された。この極端な漏出は、37℃におい
て硬化された脂質は液晶というよりはむしろゲル状とな
る傾向があるということと結びつけられよう。 しかし、コレステロールの添加は、ゲル相の脂質を分
裂させる傾向を有するが、この調整試料の放出維持能力
にはほとんど、もしくはまったく寄与しなかった。この
ことは、この他の要因がその特性に影響を与えている可
能性を示している。 硬化した脂質を使って行った測定の特に目立った特徴
は、脂質と薬剤の間の相互作用が極端に低いことであ
る。前の実験で脂質の精製度が高いほど、薬剤との結び
つきも強くなくなることが示されている。 硬化脂質の結合の欠如は、その脂質の飽和度もしくは
精製度の高さと関係があるかどうかを知るため、本発明
者は高純度レシチン(脂質生産物、等級I)、標準脂質
I(95%純度大豆レシチン)およびこれ以外の等級の精
製度の低いレシチン(脂質II)を使って、一連の実験を
行った。 遅延放出に関して、脂質Iと脂質IIの調製試料の方
が、高純度脂質より優れていたのは、得られた測定結果
から明らかである。この結果はおそらく、余分の薬剤結
合部位を作り出す物質の試料中の存在を反映したもので
ある。 このような物質に入りそうに思われる候補のほとんど
は酸性脂質フォスファチジル−エタノールアミンおよび
フォスファチジルセリンであった。それで、それらの脂
質の25モル%と精製レシチンの混合液を用意した。 これらの試料の遅延放出特性は、酸性脂質の含有が、
どちらの場合とも、薬剤の結合の増加が、最終的な平衡
な水準の向上をもたらすが、その効果はフォスファチジ
ルエタノールアミンに対してより、フォスファチジルセ
リンに対してより顕著であることを示した。 しかし、これらの脂質の存在は、最初に速やかに放出
する精製脂質の特性に対して遅延効果を示さなかった。
この結果は燐酸ジセチルなどの負の両親媒性化合物を使
った研究と一致した。 このような物質の含有は、この脂質相の中へのフェノ
テロルの分配を増加させるが、漏出速度を増加させる傾
向もあることを示した。 実施例 V エーロゾルによって射出された脂質小滴の構造 この発明の組成物は、濡れた面に吹きつけられると直
ちにリポソームを形成する。凍結破壊電子顕微鏡検査で
は、部分的に水和した脂質の凝集とリポソームの混合が
見られた。脂質凝集は水和途中の脂質で構成され、継続
的にリポソームに再編成されるということが分かった。 図3では目盛り1cmは1.1μmを示しているが、リポソ
ームの構造の典型的な領域は、フェノテロルを含んだタ
イプIエーロゾルを水中に吹きつけたとき作られたこと
を示している。この領域はリポソーム(L)および部分
的に水和した脂質凝集体(PHA)を含んでいた。 図3は電子顕微鏡写真でリポソームを明示している。
図3で、固体フェノテロル粒子の中に脂質凝集体と結合
していたものがあった可能性は除外できなかった。 これらは脂質凝集体の形成の核となっていたため、固
体薬剤の貯蔵器として働き、一定の時間にわたって薬剤
を徐々に放出させることができたと思われる。適用箇所
(in−vitro)において、大半の粒子はまずPHAとして析
出し、それから瞬間的にではなく、ゆっくりとリポソー
ムに変化した、と本発明者は確信している。 実施例 VI 噴霧特性 吸入治療のためには、大半の小滴が2〜7μの範囲に
入るようにすることが望ましい。この範囲の粒子だけ
が、肺の下部にまで届くことができるからである。脂質
/薬剤比6:1および12:1の2種類の組成物の小滴の大き
さの測定は、レーザー・ビーム小滴および粒子径分析装
置(Laser Beam Droplet & Particle Size Analyser
(Malvern Instruments製))で行った。 図4aおよび図4bは、小滴の大きさに関する脂質/薬剤
比の効果を示す。粒径7.5μ以下の小滴の平均比率は、
脂質/薬剤比を6:1(図4a)から12:1(図4b)に増加す
ると、累積値の65%から55%まで減少することが分か
る。 呼吸可能範囲内の射出薬剤濃度の比を求めるため、カ
スケード・インパクタ(cascade impactor)(瀑状衝撃
器,C.F.Casell and Co.社,ロンドン所在)を使って測
定を行った。 この型のカスケード・インパクタは主に、ガラス製デ
ィスク状を連続して打つ4つのエア・ジェットのシステ
ムで構成されている。連続したジェットを少しずつ細く
すると、空気を一定の率で引いていれば、ディスク状の
粒子へのスピードと衝撃の効果がだんだん強くなる。試
料の粒径の評価にこれを利用した。 プレート1に集めた薬剤(粒径7〜20μm)は、吸入
に使うには大き過ぎる小滴の中に入れることにした。こ
の粒径範囲の小滴は、通常、咽喉に衝突し、嚥下される
と思われる。 プレート4に集められた薬剤(粒径0.7μm)では、
含まれる小滴が小さすぎておそらくはすぐに吐き出され
てしまうと思われる。プレート2およびプレート3に集
められた薬剤(粒径0.7〜7.0)のみが、呼吸可能範囲に
入ると考えた。 蒸気圧の範囲283kpaから441kpaとなる、一連のスプレ
ー(脂質/薬剤比2:1)を用意した。64psiの最大圧力
で、試料が容易に調製できる(アークトン11およびアー
クトン12の比率をいろいろに変えて使用した)。 これらの製剤を、1分間に17.5リットルの気流を引い
たカスケード・インパクタの中に噴霧した。製剤はそれ
ぞれ、0.75mmのノズルとさらに細口(0.5mm)を通して
噴霧された。プレート3およびプレート4の上にぶつか
る薬剤の量はHPLCで求めた。 この測定結果を表IIに示す。 これらは、同じノズル径により呼吸可能範囲内で射出
される元の量の画分に、蒸気圧の変化はほとんど影響が
ないことを示している。しかし、試料の蒸気圧が上昇す
ると、7〜20μの組成物は減少する。 薬品射出の最大の向上は、小径ノズルの採用によって
得られたものである。これは、使用したどの蒸気圧につ
いても言えることである。 これらの測定に基づいて、出願者は、蒸気圧とノズル
径の適切な組み合わせを選ぶことによって、呼吸可能範
囲内でのリポソーム前記体小滴の射出が最大にできると
いう意見である。 実施例 VII in−vitroでの放出維持比較 この発明によって得られる組成物の放射維持特性は、
in−vitroの条件下でかなり強く示された。得られたデ
ータは、この発明によって生物活性物質の放出維持が可
能になるということをよく証明している。 これはまた、生物活性物質の放出の遅延について、こ
の発明の組成物が、先のEP−B−0158441の開示したリ
ポソーム前駆体エーロゾル組成物と少なくとも同じ効果
があることも示した。 この発明によって得られる組成物でタイプIで示すも
のを、EP−B−0158441の中に開示した他の2つの製剤
(タイプIIとタイプIII)に対して調べた。 タイプI:アークトン11、アークトン12およびアークトン
114の混合物の中に微粒子化した薬剤を均一に分散さ
せ、その中に脂質を溶解させた、本発明によって得られ
る組成物。 タイプII:この実施例の中で、生物活性物質を、生物活
性物質の溶媒として少量のアルコールを含んだリポソー
ム前駆体組成物中に溶解させた。射出剤はタイプIと同
じ。 タイプIII:この実施例の中で、アルコールと水の両方を
含んだリポソーム前駆体組成物中に薬剤を溶解させた。
射出剤はタイプIおよびタイプIIと同じ。 上記3種類の製剤のすべてのリポソーム懸濁液は、上
述のように、液体容器の中に噴霧することによって、自
然に生成させた。この実験では、リポソーム懸濁液から
の薬剤の放出は、拡散セル中で求めた。 この調製試料を、このセル中の直径4cmの透析膜の片
側に投入した。この膜の下のせまいスペースを通してバ
ッファを1分間2mlの固定速度で注入した。膜から上が
ってくる溶液は再循環用に容器に戻るようにした。膜を
通した薬剤の拡散速度はHPLCでモニターした。 図5から、3種類のリポソーム前駆体エーロゾル組成
物はすべて、12時間にわたってフェノテロルの放出をこ
の薬剤のコントロール溶液と比較して、顕著に遅延した
ことが分かる。 図5は、タイプI,タイプIIおよびタイプIIIのエーロ
ゾルによって得られた噴霧リポソーム懸濁液の放出維持
特性を示している。このエーロゾル調製試料を一定量の
水の中に噴霧してリポソームを生成させ、上記のように
集めた。 次に、5mlずつに分けた標本を薬剤放出測定用の膜セ
ルに投入した。それぞれの試料には、5mg ml-1のフェノ
テロルと60mg ml-1のレシチンが、脂質/薬剤比(12:
1)になるように含まれていた。 しかし、放出維持特性については、in−vitroモデル
によればタイプIII>タイプI>タイプIIであることに
は、注意する必要があろう。 実施例 VIII 生体内(以下in−vivoという)での放出維持比較 in−vitroでの知見は、in−vivo条件での推定の基礎
とすべきことは望ましいと考えられる。そのため、in−
vitroとin−vivoの関連をはっきりさせるため、モルモ
ットで次の対象実験を行った。 それぞれのモルモットは、吸入チャンバーの中でヒス
タミンのエーロゾルに曝露させた。短時間、誘導する
と、急性の息切れ(呼吸困難および頻呼吸)が引き起こ
され、モルモットは横に倒れた。 ヒスタミン投与の前に気管支拡張剤(例B2交感神経興
奮剤)での初期治療を行うと、呼吸困難までの誘導時間
を遅らせることができる。そのため、誘導時間は、生物
活性物質もしくは製剤の気管支拡張効果の評価に利用で
きる。 この方法は、P.KallosおよびW.Pagelによるデータ(A
cta.Meda.Scand.91(1937)292)に基づく。 この方法を拡張して、気管支拡張剤による初期治療と
ヒスタミン投与の間隔を徐々に広げた。呼吸困難が生じ
るまでの誘導時間の長さによって、気管支拡張剤の作用
の持続時間の指標を得た。その結果、さまざまな製剤の
放出維持特性が、さらに比較できた。 試験手順:試験は、雄雌のピアブライト白モルモットで
体重250〜300gのもので行った。それぞれのモルモット
は試験中は別々に21ガラスチャンバーに入れておいた。
ゼロ時間めに、フェノテロル含有エーロゾルの一定量を
このチャンバーの中に噴霧した。 平行対照として、他のモルモットを気管支拡張製剤に
は曝露せずにおいた。120分の間隔をおいて、この2匹
のモルモットにそれぞれ標準量の0.2%ヒスタミンを投
与した。0.2%ヒスタミン投与と最初の呼吸困難の発現
までの経過時間を秒で記録した。 各試験ごとに未使用のモルモットを使用し、それぞれ
のモルモットは一度だけ使った。 これ以外の実験として、気管支拡張剤噴霧による前処
理とヒスタミン投与との間隔を180分まで広げた。この
発明に基づく2種類の製剤によっい得られる結果の典型
的なものを表IIIに示す。 これは、脂質/薬剤比6:1(LH18)および12:1(LH1
9)で、フェノテロル400μgを含む噴霧物質による初期
処理後の個々のモルモットに対する誘導時間(秒)を示
している。 比較のため、6匹の未処理モルモット(コントロー
ル)の結果を示す。 本発明(タイプI)の変形によって得られる製剤を、
タイプIIおよびタイプIIIの製剤に対して比較した。 得られた点数によって、さまざまな製剤の得点順を表
IVに示す。さまざまな製剤の順番を決めるための統計的
手法は、ラング−サモン・テスト(Rang−Summon Tes
t)(参照:Lehrman,E.L.Non parametrics:statistical
Methods based on ranks,San Francisco,Holden−Day 1
975). 表IVから、in−vitroとin−vivoのデータにはかなり
相関があることが分かる。タイプI、タイプIIおよびタ
イプIIIの製剤はいずれもコントロールと比べると120分
後には放出特性を遅延させた。 タイプI組成物の延長効果は、初期処理とその後のヒ
スタミン投与との間隔が180分まで広げられたとき、特
に顕著であった。 本発明のリポソーム前駆体小滴中で180分後の防護フ
ェノテロルは、未防護薬剤の2倍の活性があることは明
らかであろう。 これを表Vに示す。 また、本発明によれば、実験動物において180分後の
気管支拡張を維持させる効果は、6:1の脂質/薬剤比は1
2:1と同程度の効果があることも示された。 以下の実施例は、本発明によって得られる粉末組成物
の初期蓄積の高さと優れた維持性能を示すものである。 実施例 IX 2gのアークトン11の95%純度の大豆レシチン(600m
g)溶液に、50mgの微細フェノテロルHBrを均一に分散さ
せた。このアークトン11を急速に気化させ、脂質中にフ
ェノテロル粒子が分散するまで放っておく。 この分散に、5gの微粒ラクトースを添加した。こうし
て得られた粉末組成物は、確実に均一に混合するよう、
ボールミルでかきまぜる。 実施例 X この方法の変形として、脂質が溶けているアークトン
11のフェノテロル懸濁液にラクトースを加えた。このア
ークトン11を急速に気化させ、均一な粉末組成物ができ
るまで放っておいた。 実施例IXとXの両方とも、フェノテロルは脂質中に固
体で分散した。 実施例 XI(比較) この実施例では、50mgのフェノテロルをまず、2gのエ
タノールに溶かした。600mgの脂質は4gのアークトン11
に溶かした。この2つの溶液に合わせて、5gのラクトー
スの上から少しずつ注いだ。後に脂質中に薬剤が溶けて
いる粉末組成物が残るまで、この溶媒を窒素流中で蒸散
させておく。 この実施例では、薬剤が脂質中に溶けているというこ
とに限れば、Payneの記載によるものと似た粉末組成物
を作った。 実施例 XII 上記3種の組成物をそれぞれボール・ミルまたはエア
・ジェット・マイクロナイザーにかけ、必要な粒径およ
び脂質中の薬剤分散を得た。この場合、溶媒は必要な
い。 上記4つの実施例IX〜XIIによるフェノテロルの初期
貯蓄およびin−vitro放出の測定は、上記エーロゾル組
成物と同様にして行った。 図6は、上記4つの製剤について、フェノテロルの放
出を時間の関数として示している。 ○ アークトン11に薬剤は懸濁、脂質は溶解。ラクトー
スを添加、溶媒は回転蒸発(ロータリー・エバポレータ
による)で除いた。 □ アークトン11/エタノールの2:1(重量:重量)混合
液中に薬剤と脂質が溶解。ラクトースを添加、溶媒は回
転蒸発(ロータリー・エバポレータによる)で除いた。 ◇ 脂質を含んだアークトン11に薬剤を懸濁。ラクトー
ス添加の前にアークトン11は蒸発。 △ ラクトース、脂質、薬剤はタンブル・ミルで粉砕。
溶媒添加はない。 脂質に薬剤を懸濁させた実施例XI,XおよびXIIでは、
実施例XIの製剤よりずっと多くの初期蓄積を示すことが
分かる。また、これらは実施XIの製剤よりよほどよく薬
剤を保持しており、この場合、薬剤は脂質の中に溶けて
いた。 実施例XIの逆の曲がり方をしているものは、ラクトー
スの溶解につれて液相中に速やかに放出されるようにな
り、その後、脂質相中への分配によって元にもどるとい
う異なったフェノテロル放出機構を示すものと思われ
る。 本発明によって得られる粉末組成物の薬剤の貯蔵と放
出の特性は、前述したエーロゾル組成物と同様に、脂質
/薬剤比に影響される。大豆レシチンに換えて、水和脂
質のような代わりの脂質物質を、得られる組成物の放出
維持特性に影響を与えることなく使用できる。 実施例IXおよび実施例Xの組成物は、吸入治療のため
には、できれば0.5〜8μの平均粒径が得られるようさ
らに細かくできる。さらに細かくした組成物でも、同様
の放出特性を示した。 すべての例において、最終的な粉末組成物の平均粒径
は100μ以下とするべきで、できれば60μ以下が望まし
い。 実施例 XIII 噴霧製剤はノズルを通して噴霧し、担体の蒸散した脂
質中に薬剤の微小滴の懸濁を形成させることによって、
親水性の担体を使わずに高融点の水和脂質を作り出し
た。できた物質を集めた。 もちろん、担体、脂質および薬剤から成るリポソーム
前駆体粉末組成物に過剰水を加えてリポソームを生成さ
せることもできるが、この組成物はこれ以外の脂質の溶
媒を必要としない。その場合、粉末はあらかじめ空気中
に分散させなくても、単に過剰水と接触させるだけであ
る。 そのため、本発明により、その中に含む膜脂質および
特定の生物活性物質は、主要成分が生理的に受容可能な
固体担体である離散性微粒子の副成分であるリポソーム
前駆体組成物が得られる。 また、本発明は、原位置(in situ)もしくはin−viv
oのいずれかにおいて水と接触することによって、前述
のように組成物からリポソームを作り出すことをも含
む。経口投与のためには、離散性固体微粒子をゼラチン
あるいはそれ以外のカプセルに詰めることも可能であ
る。 本発明はさらに、気管支拡張剤ならびにステロイド、
抗生物質、抗ヒスタミン剤、もしくは血管収縮剤を含
む、喘息、気管支炎、枯草喘息などのような気管支、
肺、および鼻の疾患の治療用に、前述のように、エーロ
ゾル組成物の、人もしくは動物の治療対象者への投与か
ら成る。 本発明はさらに、例えば乾癬や湿疹のような炎症を起
こした皮膚状態のステロイドによる治療など、作用組成
物もしくは組成物の放出維持が望ましい場合の局所的な
調製剤の投与をも含む。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.過剰の水と接触することにより自発的に小胞を形成
    する性質を有する、膜脂質と生物学的活性物質との組成
    物において、微小粒子の分散からなる固体の組成物であ
    るか、又は少なくとも1種の揮発性液体射出剤と、少な
    くとも部分的には前記揮発性液体射出剤に溶解若しくは
    分散可能な膜脂質と、生物学的活性物質とからなる噴霧
    可能な状態の組成物であって、以下の特徴を有するも
    の。 (a)膜脂質が天然の又は硬化したレシチン、糖脂質、
    長鎖ジアルキルアンモニウム化合物、若しくは前述の物
    質と融和性の脂性物質との混合物である。 (b)生物学的活性物質が微小粒子の分散として含有さ
    れている。 (c)生物学的活性物質のための溶媒を含有しない。 (d)組成物が過剰の水と接触してできた小胞から生物
    学的活性物質が一定時間以上の間継続して水相に放出さ
    れる性質を有する。 2.生物学的活性物質が気管支拡張剤、ステロイド剤、
    抗生物質、抗ヒスタミン剤、血管収縮剤、又は抗炎症剤
    である請求の範囲第1項記載の組成物。 3.生物学的活性物質がサルブタモール、テルブタリ
    ン、オルシプレナリン、イソナプレナリン、レプロテロ
    ール、ピルブテロール、ブテノサイド、ベクラメタゾン
    ・ジプロピオネート、クロモグリセート・ナトリウム、
    フェノテロール、イプラトロピウム、ベタメタゾン・ベ
    レレート、リミテロール、又はケトチフェンである請求
    の範囲第2項記載の組成物。 4.生物学的活性物質が平均粒径0.5〜8μmの粒子で
    ある請求の範囲第1、2、3項のいずれか1項に記載の
    組成物。 5.生物学的活性物質の微小粒子が膜脂質の微小粒子の
    中に分散している請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    組成物。 6.生物学的活性物質と膜脂質の重量比が1:6から1:20
    である請求の範囲第5項記載の組成物。 7.膜脂質の微小粒子中に分散している生物学的活性物
    質の微小粒子の平均粒径が0.5〜8μmである請求の範
    囲第5項又は第6項に記載の組成物。 8.副成分は膜脂質中に分散した生物学的活性物質の微
    小粒子であり、主成分は生理学的に受容可能な固体担体
    の微小粒子である請求の範囲第5、6、7項のいずれか
    1項に記載の組成物。 9.固体担体がグルコース、ラクトース、デキストラン
    又は澱粉である請求の範囲第8項記載の組成物。 10.膜脂質と固体担体の重量比が1:1から1:25である
    請求の範囲第9項記載の組成物。 11.粒子が空気中に分散してエーロゾルをなしている
    請求の範囲第5項又は第8項に記載の組成物。 12.射出剤に過ハロゲン化炭素を用いた請求の範囲第
    1、2、3項のいずれか1項に記載の組成物。 13.射出剤がCClF3、CCl2F2、又はC2Cl2F4である請求
    の範囲第12項記載の組成物。 14.生物学的活性物質がイオン化されており、膜脂質
    の有する電荷と反対の極性の電荷を有する請求の範囲第
    12項又は第13項に記載の組成物。 15.膜脂質に電荷を与える両親和性物質を含有する請
    求の範囲第14項記載の組成物。 16.生物学的活性物質と膜脂質の重量比が1:3から1:1
    2である請求の範囲第12、13、14又は15項のいずれか1
    項に記載の組成物。 17.脂性物質と生物学的活性物質とを含有し、微小粒
    子からなる組成物か、或いは、さらに少なくとも1種の
    揮発性液体射出剤と、少なくとも部分的には前記揮発性
    液体射出剤に溶解若しくは分散可能な膜脂質と、生物学
    的活性物質とを含有した噴霧可能な状態の組成物であっ
    て、膜脂質が天然又は硬化したレシチン、糖脂質、長鎖
    ジアルキルアンモニウム化合物若しくはこれらの物質と
    融脂性物質との混合物であり、生物学的活性物質が分散
    した微小粒子として含有されており、生物学的活性物質
    のための溶媒を含有しない組成物を、過剰の水と接触さ
    せることにより自発的に小胞を形成させる方法であっ
    て、形成させた小胞が生物学的活性物質を一定時間以上
    の間継続して水相に放出する性質を有することを特徴と
    する小胞の形成方法。 18.生物学的活性物質の微小粒子が膜脂質の微小粒子
    の中に分散した状態の組成物を用いることを特徴とする
    請求の範囲第17項記載の小胞の形成方法。 19.副成分は膜脂質粒子中に分散した生物学的活性物
    質の粒子であって、主成分は生物学的に受容可能な固体
    担体の粒子である組成物を用いることを特徴とする請求
    の範囲第17項記載の小胞の形成方法。 20.揮発性液体射出剤が過ハロゲン化炭素である噴霧
    可能な組成物を用いることを特徴とする請求の範囲第17
    項記載の小胞の形成方法。
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