[go: up one dir, main page]

JP2537531B2 - 化学療法剤としてのビス白金複合体 - Google Patents

化学療法剤としてのビス白金複合体

Info

Publication number
JP2537531B2
JP2537531B2 JP62504563A JP50456387A JP2537531B2 JP 2537531 B2 JP2537531 B2 JP 2537531B2 JP 62504563 A JP62504563 A JP 62504563A JP 50456387 A JP50456387 A JP 50456387A JP 2537531 B2 JP2537531 B2 JP 2537531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
complex
platinum
bis
cis
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62504563A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01501309A (ja
Inventor
ファーレル,ニコラス
ハッカー,マイルス,ポール
マコーマク,ジョン,ジェイ.
ドゥアルメイダ,セルジオ,ガマ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUNIBAASHITEI OBU BAAMONTO ANDO SUTEITO AGURIKARUCHAA KARETSUJI ZA
Original Assignee
YUNIBAASHITEI OBU BAAMONTO ANDO SUTEITO AGURIKARUCHAA KARETSUJI ZA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUNIBAASHITEI OBU BAAMONTO ANDO SUTEITO AGURIKARUCHAA KARETSUJI ZA filed Critical YUNIBAASHITEI OBU BAAMONTO ANDO SUTEITO AGURIKARUCHAA KARETSUJI ZA
Publication of JPH01501309A publication Critical patent/JPH01501309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537531B2 publication Critical patent/JP2537531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
    • C07F15/0086Platinum compounds
    • C07F15/0093Platinum compounds without a metal-carbon linkage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、新規のビス白金複合体及びそれらを含む医
薬組成物に関する。
シス白金は、その抗腫瘍活性のために広く使用されて
いるが、それよりも効能のある薬物の捜索が続けられて
来た。
アメリカ特許第4,225,529号は、4個のリガンド(X,
Y,A及びB)を有する白金のシス配位化合物を開示す
る。リガンドX及びYは、ハリド、スルフェート、ホス
フェート、ニトレート、カルボキシレート又は置換カル
ボキシレート及び水から成る群から選択された同じ又は
異なったリガンドである。A及びBは、白金がPt2+によ
って表わされるので、それらのN原子を通してPtに結合
される同じか又は異なった直鎖アミンである。“ジアコ
化合物”は、Indian Journal of Chemistry,143(1
970)に記載の方法によって形成される。
アメリカ特許第4,250,189号は、Pt2+又はPt4+の白金
配位化合物を開示する。Pt2+化合物は4個のリガンドを
有し、それらのリガンドの2個は(X及びY)は、スル
フェート、ホスフェート、ニトレート、カルボキシレー
ト又は置換カルボキシレート並びに水から成る群から選
択される。他の2個のリガンドは、たとえばアルキレン
によって連結されたアミンである。その化合物は、キャ
リヤーと共に医薬的に使用される。
アメリカ特許第4,533,502号は、白金(II)化合物及
びそれらの調製方法を開示する。出発化合物は、シス−
〔PtL2−I2〕〔ここでLは、窒素原子を通してPtに結合
されたアミンであり、そしてIは沃素である〕で表わさ
れる化合物である。その出発化合物は、上記アメリカ特
許第4,225,529号の化合物に類似するシス−白金(II)
化合物又は複合体(ここで2個の白金(II)単位は、テ
トラカルボキシレートによって結合され、そしてそれら
の白金(II)原子のそれぞれは、テトラカルボキシレー
トの2個のカルボキシレート基に結合されている)に転
換される。
アメリカ特許第4,565,884号は、ビス白金複合体を開
示する。この複合体は、カルボキシレート、スルホネー
ト又はホスホネートであり得る2対の酸性基を存する中
心リガンドによって結合される。その酸は、芳香族環
系、アルキル環状系又は適切な脂肪族群であり得る。
アメリカ特許第4,571,335号は、ヘルペスウィルスを
阻害するために有用であるシス白金(II)化合物(ここ
でリガンドはアミン、ジカルボン酸及びスルホネートを
含む)を開示する。
上記特許は、抗腫瘍活性又は医薬適用を有することが
見出された種々のPt(II)及びPt(IV)化合物を論ず
る。これらの化合物の大部分は、それぞれ、Pt(II)及
びPt(IV)形成複合体のために一般式シス−〔PtLL′
X2〕又はシス−〔PtLL′(X2)(Y2)〕を有する。Lは
通常、アミンリガンドを表わし、ここでXは通常、ハロ
ゲンであり、そしてYは通常、ヒドロキシである。上記
特許において調製されたビス−白金複合体は、カルボキ
シレート橋により結合されている。カルボキシレート結
合は、単に一時的なキャリヤービークルとして作用す
る。医薬的な適用に基ずいて、そのような複合体は、急
速に加水分解し、活性部位に解放される2種のシス−モ
ノ白金成分を生成する。活性部位に無傷のビス複合体と
して開放される医薬的に活性な形のビス−ジ白金複合体
は当業界において知られていない。
従って、抗腫瘍剤及び医薬用途のための安定したビス
−白金複合体(該複合体は、その医薬的機能に従事する
前、化学分解に対して耐性である)を調製することが、
本発明の目的である。
増強された腫瘍阻害を示す、改良された配位白金複合
体を調製することが、さらに本発明の目的である。
医薬的機能を有するように配合され得るビス−配位白
金複合体を供給することがさらにもう1つの目的であ
る。
発明の要約 本発明は、下記の構造式: 〔式中、X及びYは同じか又は異なったリガンドであ
り、そしてハリド、スルフェート、ホスフェート、ニト
レート、カルボキシレート、置換カルボキシレート又は
ジカルボキシレートである〕を有するビス−白金複合体
である。B及びCは同じか又は異なり、そして第一又は
第二アミン、又はピリジン型の窒素である。Aはジアミ
ン又はポリアミンであり、ここで第一アミンのN原子
は、白金がPt2+として存在するようにPt原子に配位され
ている。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の複合体による制限酵素BamH I及び
EcoR Iの阻害対シス白金による前記酵素の阻害を示すグ
ラフである。
発明の詳細な説明 本発明は、新規のビス白金金(II及びIV)複合体及び
そのような複合体の調製方法に関する。
本発明の第1観点によれば、下記の一般構造式: 〔ここで、X及びYは、一座配位子であり、又は二座配
位子として組合される〕を有するビス白金複合体を得る
ことである。B及びCは同じか又は異なったアミン、又
はピリジン型窒素である。架橋リガンドAはジアミン又
はポリアミンである。
X及びYは、二座配位子を形成するために組合される
場合、所望により置換され得る、ジカルボキシレート二
座配位子を含んで成る。ジカルボキシレートは、下記の
化学式: (R1R2C)(CH2(COO) 〔式中、R1及びR2は同じか又は異なり、そして水素、1
〜5個の炭素原子の直鎖又は枝分れ鎖のアルキキル、又
はヒドロキシ置換のアルキルであり、そしてK及びlは
同じか又は異なり、そして0〜4(4も含む)の間の整
数である〕によって例示され得る。融合環類、たとえば
1,1−シクロブタンジカルボキシレート(CBDCA)もまた
有用である。好ましいジカルボキシレートは、オキサレ
ート、マロネート又はメチル又はヒドロキシエチルによ
って置換されたマロネートである。
X及びYが一座配位子によって表わされる場合、それ
らは同じか又は異なり、そしてハリド、スルフェート、
ホスフェート、ニトレート、カルボキシレート又は置換
カルボキシレートであり得る。
X及びY基がカルボキシレート又は置換カルボキシレ
ートである場合、それらは、下記の一般式: CR3 3(C(R3mCO2 〔式中、mは0〜5(5も含む)の整数である〕によっ
て表わされ得る。R3基は同じか又は異なり、そして水素
置換又は非置換の直鎖又は枝分れ鎖のアルキル、アリー
ル、アルカリール、アラルキル、アルケニル、シクロア
ルキル及びシクロアルケニル、ハロゲン、偽ハロゲン、
ヒドロキシ、カルボニル、ホルミル、ニトロ、アミド、
アミノ、アルコキシ、アリールオキシ及びスルホン酸塩
であり得る。さらに、R3基は、2個のR3基が二重結合の
酸素又は硫黄を表わすために組合され得る。
本明細書における低級アルキル及び低級アルケニルと
は、1〜5個の炭素原子を意味する。シクロアルキルと
は、2〜6個の炭素原子の鎖を意味する。本明細書にお
ける置換とは、アリール、2〜6個の炭素原子のシクロ
アルキル、シクロアルケニル、アラルキル、ハロゲン、
偽ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、非シクロアミ
ノ、又はカルボン酸塩もしくは1〜5個の炭素原子のエ
ステルから選択された基による置換を意味する。
本明細書における用語“偽ハロゲン”とは、“Advanc
ed Inorganic Chemistry",Cotton及びWilkinson,Inters
cience Publishers(1966)の560ページに見出される意
味を有する。そのテキストは、遊離状態でハロゲンを表
わす2以上の電気陰性原子から成る分子であるように偽
ハロゲンを記載する。これらの分子の例は、シアニド、
シアネート、チオシアネート及びアジドである。
B及びCアミンは同じか又は異なり、そしてアンモニ
ア、枝分れ又は直鎖の低級アルキルアミン、アリールア
ミン、アラルキルアミン、低級アルケニルアミン、シク
ロアルキルアミン、シクロアルキレニルアミン及び多環
式炭化水素アミンを含むことができる。複素環式アミ
ン、ヌクレオシド、ヌクレオチド、ピリジン型窒素含有
性化合物、又はヒドロキシ、低級アルコキシ、カルボン
酸又は酸性エステル、ニトロ及びハロ置換基を有するア
ミンが使用され得る。
架橋リガンドAは、下記の一般式: NDE−(C(R4−(R5−(C(R6
−NDE 〔式中、n及びpは1〜4(1及び4を含む)の整数で
あり、そしてOは0又は1であり;そしてR4及びR6基は
同じか又は異なり、そして水素、低級アルキル、アリー
ル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、
ハロゲン、偽ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アリ
ールオキシ、カルボン酸エステル、又はカルボン酸塩で
ある〕を有する。好ましくは、すべてのR4及びR6基は水
素である。
R5基は任意であり、そして使用される場合、アルキ
ル、アリール(たとえばフェニル)、アミノ、アルキル
アミノ、次の一般式:−(NH(CH2qNH)−〔式中、q
は1〜4(1及び4を含む)の整数である〕で表わされ
るジアミノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、硫黄又
は酸素から選択される。
D及びE基は同じか又は異なり、そして水素、低級ア
ルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロゲン、
偽ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ
又はスルホン酸もしくはその塩から選択される。好まし
い置換基は水素である。
特に好ましいA架橋リガンドは、下記の一般式: H2N−(CH2−NH2 〔式中、rは2〜12(2及び12を含む)の整数である〕
を有する直鎖のジアミンを含む。第2の好ましい態様
は、直鎖のポリアミン、たとえばスペルミジン及びスペ
ルミンの使用を含む。これらのポリアミンは天然に存在
することができる。そのような天然に存在するポリアミ
ンは、複合体の共有結合を同時に高めながら、ビス複合
体の溶解性を高めることができる。
本発明の第2の観点においては、次の構造式: 〔式中、Z基は同じか又は異なり、そしてニトレート、
ハロゲン、偽ハロゲン又はヒドロキシから選択され、そ
してX,Y,A,B及びCは上記に定義された通りである〕を
有する白金(IV)ビス複合体を提供することである。Z
の好ましいアニオンはヒドロキシ及びクロロである。
本発明のビス白金複合体は、医薬用途に向けられる。
その複合体は、シス白金と同じ疾病の処理及びそれと同
じ患者の物理療法のために有用である。これは、腫瘍、
放射線感作又は増強作用(Doupleなど、“Cisplatin,Cu
rrent Status and New Developments,"Eds.A.W.Prestay
ko,S.T.Crooke,及びS.K.Carter,Academic Press,125(1
980);Douple,Platinem Metals Rev.29,118(198
5))及び寄生病、たとえば眠り病(Farrellなど、Bioc
hem.Pharmacology33,961(1980))の処理を含む。本
発明の複合体は、LD50値を考慮しながら、シス白金と同
じ投与量レベルで投与される。その複合体は、通常、適
切な医薬的許容されるキャリヤーに関連する。たとえ
ば、複合体及びキャリヤーは、当業界において良く知ら
れている方法によって経口又は非経口投与のために配合
され得る。
本発明及びその利点をさらに例示するために、次の特
定の例が与えられ、そしてこれらの例は、例示的であっ
て、本発明の範囲を制限するものではないことが理解さ
れる。
例は、K〔PtCl3(NH3)〕と架橋リガンドとの反応に
よる複合体の調製を記載する。K〔PtCl3(NH3)〕化合
物は、T.S.Ellemanなど、J.Amer.Chem.Soc.80,536(1
958)の一般方法によって調製される。NH3以外のアミ
ン、すなわちK〔PtCl3(アミン)〕のためには、Pasin
iなど、Inorg.Chim.Acta93,167(1984)(引用によっ
て本明細書に組込む)の一般方法が好ましい。
例1〜10 〔{PtCl2(NH3)}2H2N(CH2rNH2〕複合体の調製 メタノール溶液5mlにK〔PtCl3(NH3)〕536.2mg(1.
5mモル)を添加し、そのメタノール溶液をスラリせしめ
た。K〔PtCl3(NH3)〕のメタノール懸濁液に、適切な
ジアミノアルカンのメタノール溶液(30ml中、0.75mモ
ル)を添加する。その混合物を24時間、撹拌する。生成
物、ビス複合体が不溶性沈殿物を形成する。次に、その
混合物を、中間の多孔度のガラス濾過器を用いて濾過
し、クリーム状固体を得る。沈殿物を水約5mlにより1
度及びメタノール約5mlにより2度洗浄する。次に、そ
の洗浄された生成物を、約50〜60℃の温度で約2時間、
真空乾燥せしめる。
一般式〔H2N(CH2rNH2〕〔式中、rは3〜12(3及
び12を含む)の整数である〕の直鎖のジアミノアルカン
のために、上記方法をくり返した。
形成された複合体は白色〜クリーム色の固定であっ
た。その複合体は水及びアルコール溶媒に控えめに溶解
し、そして極性溶媒、たとえばジメチルヌルホキシド
(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)及びジメチル
アセトアミド(DMA)中に溶解した。その反応により形
成された沈殿複合体を元素分析にゆだねた。第I表にお
けるデータは、 〔{PtCl2(NH3)}2H2N(CH2rNH2〕複合体のための
結果を要約する: さらに、特徴的なデータが赤外スペクトルから得られ
た。試験はKBrディスク上で行なわれた。得られたデー
タは、それぞれの白金原子上のクロリドのシス配置のデ
ータに相当する。Pt−Cl配位の代表的な波長は、326,31
8(Sh)cm-1(r=4誘導体のためには)、及び330,310
(V.b.)cm-1(r=5誘導体のためには)である。他の
誘導体のための値(cm-1)は、326(r=6),329(r
=7),328(r=8),328(r=9),328(r=10)及
び325(r=12)である。
例11及び12 Pt(IV)複合体を、H2O2による酸化により形成した。
その調製は、Kurodaなど、Inorg.Chem.22,3620(198
3)(引用によって本明細書に組込む)によって配置さ
れた標準方法により行なわれた。Pt(II)複合体を、こ
の標準方法により酸化し、次の一般式:〔{PtCl2COH2N
H32H2N(CH2rNH2〕を有するPt(IV)複合体を付与
する。この方法は、上記例4及び6のr=5及びr=7
複合体に基ずいて行なわれた。
その結果を付与するこれらの2種の複合体の元素分析
が第II表に示される。
これらの複合体に基づくI.R.分光写真データは、それ
らのそれぞれのPt(II)出発複合体のデータに類似し
た。但し、r=5のためには336cm-1及びr=7のため
には331cm-1のわずかに高い値が存在した。H2O2から得
られたPt(IV)複合体はまた、約540〜560 5cm-1で集中
する広いバンドの存在によって特徴づけられる。この追
加のバンドはν(Pt−OH)に起因することができる。
本発明のPt(II)及びPt(IV)複合体を、L1210ネズ
ミ白血病細胞に対する細胞毒性活性のために試験した。
その試験は、M.P.Hackerなど、Cancer Research45,47
48(1985)によって概略された方法に従って、インビト
ロで行なわれた。第III表における結果は、50%腫瘍阻
害を引き起こすのに必要とされる最少の投与量を表わす
ID50として表わされる。
同じシステムにおいて(但し、シス白金耐性細胞系に
おいて)、r=5誘導体は、4.3及び9.3μg/mlの値を与
え、そして従って、この系に対して活性であると思われ
る。比較するために、シス白金は、敏感な系統において
0.1〜0.2μgのID50値及びL1210/DDPと呼する耐性の系
統において5〜7μgのID50値を与える。従って、約50
倍耐性のシス白金が、ビス白金シリーズにおいて2〜3
倍に減じられる。Pt(IV)複合体は水中において実験さ
れ、Pt(II)複合体は指摘されたDMSO又は10%DMSO中で
実験された。
Pt(II)複合体はまた、BDF1マウスにおけるL1210腫
瘍に対して試験された。これらの試験の結果は、%T/C
で表わされ、そしてこれは、対照のマウスにおける腫瘍
の重量%に対する処置されたマウスにおける腫瘍の重量
%を表わす。再び、M.P.Hackerなど〔Cancer Researc
h45,4748(1985)〕によって出版された方法に従っ
て、試験を行なった。投与は、ヒドロキシプロピルセル
ロース(HPC)の懸濁液により、腹腔内に投与された。
その結果は第IV表に示される。
本発明の複合体を試験し、標準のシス白金、シス−
〔PtCl2(NH3〕の結合に対するそれらのDNA結合を
比較した。アッセイは、線状化されたプラスミドDNAへ
の複合体の結合に基づく制限酵素の阻害を用いて行なわ
れた。
その方法は、標準の方法に従って行なわれた。ここで
定義された部位でのBamH I又はEcoR Iによる切断は、精
製された線状プラスミドが使用されるので、酵素当りた
った2個のフラグメントをもたらす。トリスCl(100m
M)−EDTA(1mM)(pH8)中、DNA(20mg/ml)を、37℃
で1時間、複合体(通常100mM)に暴露し、その後、非
結合薬物を、G−50 Sephadex(Pharmacia)の回転カラ
ムを用いて除去した。緩衝液〔0.33Mのトリス−アセテ
ート(pH7.9)3.5μ、0.66Mの酢酸カリウム、0.10Mの
酢酸マグネシウム、0.005Mのジチオトレリトール、1mg/
mlのウシ血清アルブミン〕及び10単位の酵素を溶出され
たDNA(30μ)に添加した。EDTA(Vl,0.5M)を用い
て、30分後、37℃で酵素活性を停止し;そしてトラッキ
ング染料(7μ:0.25%のブロモフェノールブルー、
0.25%のキシレンシアノール、30%グリセロール水中に
おける)を添加した。得られた溶液10μを、E緩衝液
(0.40MのTris、0.005Mの酢酸ナトリウム、0.001MのEDT
A、氷酢酸によりpH7.8にする)により製造された1%ア
ガロースゲル上に負荷し、そして25Vで水平電気泳動に
かけた。スラブゲルを、1:10000のエチジウムブロミド
水溶液(1ng/ml)により染色し、そしてMP−4ポロライ
ドカメラによりUV光線下で写真を取った。
制限酵素BamH I及びEcoR Iの阻害は、バンドの相対的
な割合(切断対非切断)を質的に示すことによって、又
は記録された写真のネガの濃度計(Kipp & Zonen DD
2)スキャンによって質的に査定された。
その結果は第1表に要約されている。複合体1はトラ
ンス−〔{PtCl2(DMSO)}2H2N(CH2)NH2〕を表わ
し、複合体2は標準の対照のシス白金複合体シス白金で
あり、そして複合体3及び4は、それぞれ例4(r=
5)及び3(r=4)のビス−Pt(II)である。複合体
1は、複合体4に類似するトランス配置を表わす。
第1図に明確に示された結果は、標準の一白金複合体
と比較して、本発明のビス複合体のエンドヌクレアーゼ
活性の増強された阻害性を明確に示す。従って、そのビ
ス複合体は、DNA結合部位で有意に高められた有効性を
示す。この試験の結果は、2種の一白金複合体、たとえ
ばシス白金を阻害の点に運ぶことに単に作用する、カル
ボキシレート架橋によって連結されたビス白金複合体に
同等に適用されるであろう。
前述の発明は、明確に理解するために例示的及び例的
にいくらか詳細に記載されているけれども、特許請求の
範囲内で修飾及び変更を行なうことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マコーマク,ジョン,ジェイ. アメリカ合衆国,バーモント 05401, バーリントン,ビロード コート 60 (72)発明者 ドゥアルメイダ,セルジオ,ガマ アメリカ合衆国,バーモント 05404, ウィノースキイ,ウラン ミル 306

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記構造式: 〔式中、X及びYはクロライドであり、B及びCはアン
    モニアであり、Aは、H2N−(CH2−NH2(ここで、
    rは2〜12の範囲の整数である)であり、Zはヒドロキ
    シであり、そしてnは0又は1である〕で表わされるビ
    ス−白金複合体。
  2. 【請求項2】下記構造式: 〔式中、X及びYはクロライドであり、B及びCはアン
    モニアであり、Aは、H2N−(CH2−NH2(ここで、
    rは2〜12の範囲の整数である)であり、Zはヒドロキ
    シであり、そしてnは0又は1である〕で表わされるビ
    ス−白金複合体の有効量及び医薬的に許容できるキャリ
    ヤーを含んで成る、腫瘍阻害用医薬組成物。
JP62504563A 1986-07-25 1987-07-24 化学療法剤としてのビス白金複合体 Expired - Lifetime JP2537531B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US889,397 1986-07-25
US06/889,397 US4797393A (en) 1986-07-25 1986-07-25 Bis-platinum complexes as chemotherapeutic agents

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01501309A JPH01501309A (ja) 1989-05-11
JP2537531B2 true JP2537531B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=25395019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62504563A Expired - Lifetime JP2537531B2 (ja) 1986-07-25 1987-07-24 化学療法剤としてのビス白金複合体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4797393A (ja)
EP (1) EP0275297B1 (ja)
JP (1) JP2537531B2 (ja)
AT (1) ATE145912T1 (ja)
AU (1) AU609049B2 (ja)
CA (1) CA1340892C (ja)
DE (1) DE3751967T2 (ja)
WO (1) WO1988000947A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5107007A (en) * 1989-09-01 1992-04-21 The University Of Vermont And State Agricultural College Bis-platinum complexes as chemotherapeutic agents
US5770591A (en) * 1986-07-25 1998-06-23 The University Of Vermont And State Agricultural College Bis-platinum complexes as chemotherapeutic agents
FR2635317B1 (fr) * 1988-08-11 1990-10-19 Norsolor Sa Hydrures de platine de structure bimetallique pontee, leur procede de preparation et leur application a la catalyse de reactions chimiques
JPH02275891A (ja) * 1988-12-29 1990-11-09 Tsumura & Co 新規な複核白金錯体および該錯体を有効成分とする抗腫瘍剤
KR940010295B1 (ko) * 1991-07-05 1994-10-22 한국과학기술연구원 신규 항암성 백금 착화합물 유도체 및 그 제조방법
US5380897A (en) * 1993-05-25 1995-01-10 Hoeschele; James D. Tri(platinum) complexes
US5409915A (en) * 1993-09-14 1995-04-25 The University Of Vermont And State Agricultural College Bis-platinum (IV) complexes as chemotherapeutic agents
ZA976421B (en) * 1996-07-22 1998-01-22 Boehringer Mannheim Italia New bis-platinum complexes with polyamine ligands as antitumor agents.
ZA976422B (en) * 1996-07-22 1998-01-22 Boehringer Mannheim Italia New bis-platinum complexes with polymethylene derivatives as ligands having antitumor activity.
WO2000006136A2 (en) * 1998-07-31 2000-02-10 The Health Research, Inc. Therapeutic combination of polyamine with an anticancer agent
US6130245A (en) * 1998-10-26 2000-10-10 Unitech Pharmaceuticals, Inc. Dinuclear platinum complexes as cisplatin analogs for cancer treatment
EP1427739A4 (en) 2001-08-22 2008-02-13 Univ Virginia Commonwealth BISPLATINE POLYAMIDES TARGETED AS PROMEDICAMENTS: SELECTIVE PLATINUM ELIMINATION
US7160908B2 (en) * 2003-03-04 2007-01-09 Unitech Pharmaceuticals, Inc. Dynamic anticancer platinum compounds
US20080182834A1 (en) * 2004-01-15 2008-07-31 Newsouth Innovations Pty Limited Multi-Nuclear Metal Complexes Partially Encapsulated by Cucurbit[7-12]Urils
US20050256239A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-17 Lee Chun D White polyolefin compositions having reduced die drool
JP5358804B2 (ja) * 2005-03-09 2013-12-04 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 レジン担持白金クラスター触媒
ITMI20052449A1 (it) * 2005-12-22 2007-06-23 Cell Therapeutics Europe Srl Nuovi bis-platino complessi ad attivita' antitumorale

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4225529A (en) * 1977-10-19 1980-09-30 Johnson, Matthey & Co., Limited Compositions containing platinum
SE7903361L (sv) * 1978-04-20 1979-10-21 Johnson Matthey Co Ltd Kompositioner innehallande platina
US4533502A (en) * 1983-02-22 1985-08-06 Rochon Fernande D Platinum (II) compounds and their preparation
US4565884A (en) * 1983-05-10 1986-01-21 Andrulis Research Corporation Bis-platinum complexes as antitumor agents
US4571335A (en) * 1983-06-17 1986-02-18 Taylor Robert C Method of inhibiting herpetic lesions by the use of platinum coordination compounds
DE3432320A1 (de) * 1984-09-03 1986-03-13 Behringwerke Ag, 3550 Marburg Cis-platin-komplexe mit einem pentaerythritderivat als liganden, verfahren zu ihrer herstellung und diese verbindungen enthaltendes pharmazeutisches mittel

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01501309A (ja) 1989-05-11
AU7699487A (en) 1988-02-24
EP0275297A1 (en) 1988-07-27
DE3751967T2 (de) 1997-05-15
EP0275297A4 (en) 1990-09-12
CA1340892C (en) 2000-02-08
DE3751967D1 (de) 1997-01-16
US4797393A (en) 1989-01-10
EP0275297B1 (en) 1996-12-04
WO1988000947A1 (en) 1988-02-11
AU609049B2 (en) 1991-04-26
ATE145912T1 (de) 1996-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2537531B2 (ja) 化学療法剤としてのビス白金複合体
JP3142866B2 (ja) 化学療法剤としての新規ビス白金錯体
Varbanov et al. Novel tetracarboxylatoplatinum (IV) complexes as carboplatin prodrugs
JPH0662654B2 (ja) 白金配位化合物
JPH0840892A (ja) 癌細胞に対して活性を有する白金錯体
GB1585103A (en) Pharmaceutical compositions containing platinum compounds
KR100310429B1 (ko) 트리(백금)착화합물
US4871729A (en) Bisplatinum complexes as chemotherapeutic agents
ITMI971594A1 (it) Platino complessi cationici tetra- e penta-nucleari ad attivita' antitumorale
JPH10509159A (ja) 抗腫瘍活性を有する三核性カチオン性プラチナ錯体、及びそれらを含有する医薬組成物
US6001872A (en) Water soluble transplatinum complexes with anti-cancer activity and method of using same
US5770591A (en) Bis-platinum complexes as chemotherapeutic agents
WO1999064019A1 (en) Platinum complexes with anti-viral activity and method of using same
US6812247B2 (en) Organometallic complex
EP1394169B1 (en) Organometallic complex
Burdge et al. Oxidation of Platinum (Ii) Bis (Ethylenediamine) Complexes with the Oxides of Nitrogen, No and No 2: A Model for Synthesis of Platinum (Iv) Nitro Compounds as Potential Antitumor Agents
JPH0247998B2 (ja) Hatsukinsakutai
JP2005501123A (ja) プロドラッグとしての標的ビス白金ポリアミド:白金の選択的放出
JP2004075622A (ja) 有機金属錯体
JPS6344591A (ja) 白金グリ−ン錯体の製造法
JPS6137795A (ja) 新規な有機白金錯体および該錯体を含む抗腫瘍剤
JPS63208597A (ja) ジクロロ−2−アルキル−1,3−ジアミノプロパン白金(2)
AU2002331665A1 (en) Targeted bisplatinum polyamines as pro-drugs: selective release of platinum

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070708

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 12