JP2593699B2 - 乳酸発酵食品およびその製造法 - Google Patents
乳酸発酵食品およびその製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アスパルテームで甘味付けされた乳酸発酵
食品およびその製造法に関するものである。
食品およびその製造法に関するものである。
近年、健康維持の観点から食生活における適正カロリ
ー摂取に関する関心が高まっている。その結果、多くの
食品において、過剰カロリー摂取の原因になり易い砂
糖、ブドウ糖果糖など、高カロリー糖質甘味料の使用量
を減らそうとする努力がなされている。
ー摂取に関する関心が高まっている。その結果、多くの
食品において、過剰カロリー摂取の原因になり易い砂
糖、ブドウ糖果糖など、高カロリー糖質甘味料の使用量
を減らそうとする努力がなされている。
食品に使われる甘味料を、その食品のおいしさをあま
り損なうことなく減らす手段として代表的なものは、糖
質甘味料の一部または全部を低カロリーまたは無カロリ
ーの高甘味度甘味料(たとえばステビオサイド、アスパ
ルテーム、グリチルリチン等)で置換する方法である。
しかしながら、これら高甘味度甘味料は、甘味質に砂糖
とは違った個性があり、しかもその個性の現れ方は食品
によって異なるから、個々の食品について、最適な代替
甘味料の選択と使用法が検討されている。
り損なうことなく減らす手段として代表的なものは、糖
質甘味料の一部または全部を低カロリーまたは無カロリ
ーの高甘味度甘味料(たとえばステビオサイド、アスパ
ルテーム、グリチルリチン等)で置換する方法である。
しかしながら、これら高甘味度甘味料は、甘味質に砂糖
とは違った個性があり、しかもその個性の現れ方は食品
によって異なるから、個々の食品について、最適な代替
甘味料の選択と使用法が検討されている。
発酵乳、乳酸菌飲料、甘味付けすることが多い乳酸発
酵食品についても多くの検討がなされ、その結果、乳酸
による酸味の強いこの食品の甘味付けには、甘味質に関
する限り、アスパルテームも最も好ましいものの一つで
あることが確認されている。
酵食品についても多くの検討がなされ、その結果、乳酸
による酸味の強いこの食品の甘味付けには、甘味質に関
する限り、アスパルテームも最も好ましいものの一つで
あることが確認されている。
しかしながら、アスパルテームを乳酸発酵食品の甘味
付けに使用した場合、その甘味が短期間に減衰してしま
うという好ましくない現象もまた確認されている。周知
のように、アスパルテームは溶液状態では分解し易く、
低温の弱酸性状態でのみ安定であり、温度やpH以外の要
因によってもその安定性は左右される。乳酸発酵食品に
添加した場合の不安定性も、上述のようなアスパルテー
ム固有の不安定性による分解が何らかの乳酸発酵生産物
によって加速されることによるものと考えられてきた。
付けに使用した場合、その甘味が短期間に減衰してしま
うという好ましくない現象もまた確認されている。周知
のように、アスパルテームは溶液状態では分解し易く、
低温の弱酸性状態でのみ安定であり、温度やpH以外の要
因によってもその安定性は左右される。乳酸発酵食品に
添加した場合の不安定性も、上述のようなアスパルテー
ム固有の不安定性による分解が何らかの乳酸発酵生産物
によって加速されることによるものと考えられてきた。
したがって、従来アスパルテームを乳酸発酵食品に使
用する場合は、乳酸発酵終了後、充分冷却してから、そ
の食品が消費者に渡り飲食されるまでに減衰する甘味を
見込んでやや過剰量のアスパルテームを添加したり、な
るべく低温度で流通させるなどの対策がとられてきたに
すぎない。乳酸発酵開始前にアスパルテームを添加する
ことは、特に発酵乳の場合、高温かつ長時間の発酵工程
におけるアスパルテームの分解が著しく、ほとんど不可
能と考えられてきた。
用する場合は、乳酸発酵終了後、充分冷却してから、そ
の食品が消費者に渡り飲食されるまでに減衰する甘味を
見込んでやや過剰量のアスパルテームを添加したり、な
るべく低温度で流通させるなどの対策がとられてきたに
すぎない。乳酸発酵開始前にアスパルテームを添加する
ことは、特に発酵乳の場合、高温かつ長時間の発酵工程
におけるアスパルテームの分解が著しく、ほとんど不可
能と考えられてきた。
本発明の目的は、乳酸発酵食品をアスパルテームで甘
味付けした場合における上述のような問題点を解決し、
アスパルテームによる甘味の経時的低下とそれに伴う風
味の変化が少ない乳酸発酵食品を提供することにある。
味付けした場合における上述のような問題点を解決し、
アスパルテームによる甘味の経時的低下とそれに伴う風
味の変化が少ない乳酸発酵食品を提供することにある。
本発明の他の目的は、甘味付けされた低カロリー乳酸
発酵食品を提供することである。
発酵食品を提供することである。
本発明の他の目的は、乳酸発酵開始前の発酵原料にア
スパルテームを添加してもアスパルテームの分解が少な
い乳酸発酵を可能にし、それにより、乳酸発酵終了後に
は甘味料等を混合しにくいタイプの乳酸発酵食品(たと
えばセットタイプのヨーグルト)にもアスパルテームを
使用できるようにすることにある。
スパルテームを添加してもアスパルテームの分解が少な
い乳酸発酵を可能にし、それにより、乳酸発酵終了後に
は甘味料等を混合しにくいタイプの乳酸発酵食品(たと
えばセットタイプのヨーグルト)にもアスパルテームを
使用できるようにすることにある。
多くの乳酸発酵食品について調べた結果、乳酸発酵食
品に添加されたアスパルテームの分解は、その食品の製
造に使われた乳酸菌の種類に大きく依存することが分か
った。すなわち、保存温度やpHをアスパルテームにとっ
て好ましい状態にしても、発酵に用いた乳酸菌の種類に
よって、著しい分解が起こる場合とほとんど分解が起こ
らない場合とがある(勿論、その中間のケースも存在す
る)。そして、乳酸発酵食品でも加熱殺菌した後にアス
パルテームを添加すると、乳酸菌種による影響は無くな
り、かつアスパルテームは分解しにくい。したがって、
乳酸菌はアスパルテームの分解に何らかの形で関与し、
その程度は乳酸菌によって異なることが明らかになっ
た。
品に添加されたアスパルテームの分解は、その食品の製
造に使われた乳酸菌の種類に大きく依存することが分か
った。すなわち、保存温度やpHをアスパルテームにとっ
て好ましい状態にしても、発酵に用いた乳酸菌の種類に
よって、著しい分解が起こる場合とほとんど分解が起こ
らない場合とがある(勿論、その中間のケースも存在す
る)。そして、乳酸発酵食品でも加熱殺菌した後にアス
パルテームを添加すると、乳酸菌種による影響は無くな
り、かつアスパルテームは分解しにくい。したがって、
乳酸菌はアスパルテームの分解に何らかの形で関与し、
その程度は乳酸菌によって異なることが明らかになっ
た。
本発明は上記知見に基づき完成されたものであって、
甘味料の少なくとも一部にアスパルテームを用いて甘味
付けされた乳酸発酵食品において、該乳酸発酵食品の製
造に使われて該食品中に残存する乳酸菌がアスパルテー
ム分解試験(後記実験例1に記載の試験法による)にお
いて2%を超えるアスパルテームを分解させない下記A
群乳酸菌のいずれかにより主としてなり且つ下記B群乳
酸菌のいずれでもないことを特徴とする乳酸発酵食品を
提供するものである。
甘味料の少なくとも一部にアスパルテームを用いて甘味
付けされた乳酸発酵食品において、該乳酸発酵食品の製
造に使われて該食品中に残存する乳酸菌がアスパルテー
ム分解試験(後記実験例1に記載の試験法による)にお
いて2%を超えるアスパルテームを分解させない下記A
群乳酸菌のいずれかにより主としてなり且つ下記B群乳
酸菌のいずれでもないことを特徴とする乳酸発酵食品を
提供するものである。
A群乳酸菌: Streptococcus cremoris (ストレプトコッカス・クレモリス) Streptococcus lactis (ストレプトコッカス・ラクチス) Streptococcus diacetilactis (ストレプトコッカス・ジアセチラクチス) Streptococcus thermophilus (ストレプトコッカス・サーモフィラス) Pediococcus cerevisiae (ペディオコッカス・セレビジエ) Leuconostoc cremoris (ロイコノストック・クレモリス) B群乳酸菌: Lactobacillus bulgaricus (ラクトバチルス・ブルガリカス) Lactobacillus helveticus (ラクトバチルス・ヘルベティカス) 本発明はまた、乳酸発酵前に発酵原料をアスパルテー
ムにより甘味付けし、上記A群乳酸菌のいずれかより主
としてなり且つ上記B群乳酸菌のいずれでもない乳酸菌
スターターを接種して乳酸発酵を生起させることを特徴
とする、発酵前甘味料添加による甘い乳酸発酵食品の製
造法を提供するものである。
ムにより甘味付けし、上記A群乳酸菌のいずれかより主
としてなり且つ上記B群乳酸菌のいずれでもない乳酸菌
スターターを接種して乳酸発酵を生起させることを特徴
とする、発酵前甘味料添加による甘い乳酸発酵食品の製
造法を提供するものである。
乳酸菌によって異なるアスパルテーム分解促進作用の
機構はまだ確認されていないが、上記A群乳酸菌はアス
パルテームを分解する作用を事実上示さない。一方、B
群乳酸菌は、アスパルテームを分解する作用が顕著であ
る。したがって、発酵用乳酸菌に主として上記のA群乳
酸菌を用い、その際、B群乳酸菌は決して用いないこと
により、発酵中にあるいは製品流通過程におけるアスパ
ルテームの分解を最小限度に(弱酸性の水溶液の場合と
ほぼ同程度に)抑えることが可能になる。
機構はまだ確認されていないが、上記A群乳酸菌はアス
パルテームを分解する作用を事実上示さない。一方、B
群乳酸菌は、アスパルテームを分解する作用が顕著であ
る。したがって、発酵用乳酸菌に主として上記のA群乳
酸菌を用い、その際、B群乳酸菌は決して用いないこと
により、発酵中にあるいは製品流通過程におけるアスパ
ルテームの分解を最小限度に(弱酸性の水溶液の場合と
ほぼ同程度に)抑えることが可能になる。
上述のように選別された乳酸菌を用い、甘味料の全部
または一部としてアスパルテームを用いることを除け
ば、本発明の乳酸発酵食品を製造する方法に制限はな
い。しかしながら、本発明の乳酸発酵食品製造において
も、分解し易いアスパルテームの使用に当たり通常要求
される注意を守る必要があることは言うまでもない。発
酵食品が発酵乳の場合においてアスパルテームを発酵開
始前に原料乳に添加するときは、発酵開始前の中性かつ
加温された原料乳に長時間溶存させることによる分解を
避けるため、アスパルテームはスターター添加と同時ま
たはスターター添加後に添加することが望ましい。スト
レプトコッカス属の乳酸菌は発酵開始後短時間で乳酸を
生産してpHを低下させ、アスパルテームが分解しにくい
弱酸性の状態を実現するので、発酵開始前にアスパルテ
ームを添加する場合において使用する乳酸菌として特に
適当なものである。
または一部としてアスパルテームを用いることを除け
ば、本発明の乳酸発酵食品を製造する方法に制限はな
い。しかしながら、本発明の乳酸発酵食品製造において
も、分解し易いアスパルテームの使用に当たり通常要求
される注意を守る必要があることは言うまでもない。発
酵食品が発酵乳の場合においてアスパルテームを発酵開
始前に原料乳に添加するときは、発酵開始前の中性かつ
加温された原料乳に長時間溶存させることによる分解を
避けるため、アスパルテームはスターター添加と同時ま
たはスターター添加後に添加することが望ましい。スト
レプトコッカス属の乳酸菌は発酵開始後短時間で乳酸を
生産してpHを低下させ、アスパルテームが分解しにくい
弱酸性の状態を実現するので、発酵開始前にアスパルテ
ームを添加する場合において使用する乳酸菌として特に
適当なものである。
本発明の乳酸発酵食品を製造する場合、必要ならば、
上記A群乳酸菌とともに、Lactobacillis casei、同aci
dophilus、同plantarum、同brevis等の少量を併用する
ことができる。これらの乳酸菌は、B群乳酸菌ほど顕著
なアスパルテーム分解作用を示さないので、A群乳酸菌
と併用しても、アスパルテームの安定性を著しく損なう
ことはない。
上記A群乳酸菌とともに、Lactobacillis casei、同aci
dophilus、同plantarum、同brevis等の少量を併用する
ことができる。これらの乳酸菌は、B群乳酸菌ほど顕著
なアスパルテーム分解作用を示さないので、A群乳酸菌
と併用しても、アスパルテームの安定性を著しく損なう
ことはない。
本発明は、発酵乳、乳酸菌飲料、乳製品乳酸菌飲料、
クミス、ケフィア、発酵バター、クワルク、チーズ、フ
レッシュチーズ、醸造食品、漬け物、その他乳酸菌を含
有するあらゆる加工食品またはその製造に適用可能であ
る。
クミス、ケフィア、発酵バター、クワルク、チーズ、フ
レッシュチーズ、醸造食品、漬け物、その他乳酸菌を含
有するあらゆる加工食品またはその製造に適用可能であ
る。
上述のように、本発明によれば分解による甘味や風味
の変化の恐れなくアスパルテームを乳酸発酵食品に使用
することが可能になる。そして、これにより、従来より
も少量のアスパルテームで効率よく甘味付けされたおい
しく低カロリーの乳酸発酵食品を提供することができ
る。さらに、乳酸発酵開始前のアスパルテーム添加も可
能になったことにより、発酵終了後の甘味付けが困難で
従来アスパルテームを使用することができなかった乳酸
発酵食品にも、アスパルテームを使用することが可能に
なる。
の変化の恐れなくアスパルテームを乳酸発酵食品に使用
することが可能になる。そして、これにより、従来より
も少量のアスパルテームで効率よく甘味付けされたおい
しく低カロリーの乳酸発酵食品を提供することができ
る。さらに、乳酸発酵開始前のアスパルテーム添加も可
能になったことにより、発酵終了後の甘味付けが困難で
従来アスパルテームを使用することができなかった乳酸
発酵食品にも、アスパルテームを使用することが可能に
なる。
以下、実験例および実施例を示して本発明を説明す
る。
る。
実施例1 乳酸菌が発酵乳中のアスパルテームの分解を促進する
作用を、種々の乳酸菌について調べた。この場合、乳酸
発酵開始前のミルク培地はpHが6.5〜6.7であってアスパ
ルテームが不安定なpH領域であるので、ここに最初から
乳酸菌とアスパルテームを添加すると乳酸菌とは無関係
なアスパルテームの分解が起こってしまうので、あらか
じめ下記の方法で乳酸発酵を行って酸性化した乳にアス
パルテームを加え、これを加熱して乳酸発酵用乳酸菌を
死滅させたものに試験用乳酸菌液を混合する方法を採用
した。
作用を、種々の乳酸菌について調べた。この場合、乳酸
発酵開始前のミルク培地はpHが6.5〜6.7であってアスパ
ルテームが不安定なpH領域であるので、ここに最初から
乳酸菌とアスパルテームを添加すると乳酸菌とは無関係
なアスパルテームの分解が起こってしまうので、あらか
じめ下記の方法で乳酸発酵を行って酸性化した乳にアス
パルテームを加え、これを加熱して乳酸発酵用乳酸菌を
死滅させたものに試験用乳酸菌液を混合する方法を採用
した。
アスパルテーム含有殺菌発酵乳調製法:25%還元脱脂
乳にストレプトコッカス・サーモフィラスの菌液を接種
して培養し、pH約4.0の培養液を得る。別にアスパルテ
ーム3.00gを水に溶解し、クエン酸で溶液のpHを約4.5に
調整後、全量を3500mlとし、これを100℃で5分間加熱
殺菌し、シロップを得る。更に、ハイメトキシルペクチ
ン40gを水に溶かして全量を2750mlとし、100℃で30分間
加熱殺菌し、ペクチン溶液を得る。上記培養液3750ml、
シロップ3500ml、ペクチン溶液2750mlを混合し、直ちに
ホモゲナイザーで均質化処理後UHT殺菌機で殺菌する。
乳にストレプトコッカス・サーモフィラスの菌液を接種
して培養し、pH約4.0の培養液を得る。別にアスパルテ
ーム3.00gを水に溶解し、クエン酸で溶液のpHを約4.5に
調整後、全量を3500mlとし、これを100℃で5分間加熱
殺菌し、シロップを得る。更に、ハイメトキシルペクチ
ン40gを水に溶かして全量を2750mlとし、100℃で30分間
加熱殺菌し、ペクチン溶液を得る。上記培養液3750ml、
シロップ3500ml、ペクチン溶液2750mlを混合し、直ちに
ホモゲナイザーで均質化処理後UHT殺菌機で殺菌する。
試験法:上記アスパルテームを含有する殺菌発酵乳
に、乳を培地として調製した乳酸菌液(菌数109/ml以
上)を1%添加し、所定の温度に一定期間保持した後、
アスパルテームの分解率を調べた。
に、乳を培地として調製した乳酸菌液(菌数109/ml以
上)を1%添加し、所定の温度に一定期間保持した後、
アスパルテームの分解率を調べた。
乳酸菌を種々変更して行なった上記試験の結果を表1
に示す。
に示す。
実施例1 320gの脱脂乳と60gのブドウ糖を水に溶解、全量を200
0mlとし、100℃で60分間加熱殺菌し、ストレプトコッカ
ス・サーモフィラスのスターターを接種して培養し、pH
約3.9の培養液を得た。別 にアスパルテーム8gを水に溶解し、クエン酸でpHを4.0
に調整後、全量を4000mlとし、100℃で5分間加熱殺菌
し、シロップを得た。さらに、別途ハイメトキシルペク
チン45gを水に溶解して全量を4000mlとし、100℃で5分
間、加熱殺菌し、ペクチン溶液を得た。
0mlとし、100℃で60分間加熱殺菌し、ストレプトコッカ
ス・サーモフィラスのスターターを接種して培養し、pH
約3.9の培養液を得た。別 にアスパルテーム8gを水に溶解し、クエン酸でpHを4.0
に調整後、全量を4000mlとし、100℃で5分間加熱殺菌
し、シロップを得た。さらに、別途ハイメトキシルペク
チン45gを水に溶解して全量を4000mlとし、100℃で5分
間、加熱殺菌し、ペクチン溶液を得た。
次いで上記培養液、シロップおよびペクチン溶液を少
量の香料とともに混合し、ホモゲナイザーで均質化し
て、乳酸菌飲料を製造した。この製品を10℃で保存した
後、製品中のアスパルテームを定量した。アスパルテー
ムの分解率(添加したアスパルテーム基準)は、製造直
後0%、7日後3%、14日後5%であった。
量の香料とともに混合し、ホモゲナイザーで均質化し
て、乳酸菌飲料を製造した。この製品を10℃で保存した
後、製品中のアスパルテームを定量した。アスパルテー
ムの分解率(添加したアスパルテーム基準)は、製造直
後0%、7日後3%、14日後5%であった。
実施例2 16.5%の還元全脂乳8000mlを、100℃で30分間加熱
し、殺菌する。これに、アスパルテーム3gを含有する殺
菌済水溶液(クエン酸でpHを4.0に調整したもの)2000m
lを添加して、培地とする。ストレプトコッカス・サー
モフィラスのスターターを接種し、37℃でpH4.2まで培
養し、セットタイプの発酵乳を製造した。
し、殺菌する。これに、アスパルテーム3gを含有する殺
菌済水溶液(クエン酸でpHを4.0に調整したもの)2000m
lを添加して、培地とする。ストレプトコッカス・サー
モフィラスのスターターを接種し、37℃でpH4.2まで培
養し、セットタイプの発酵乳を製造した。
この発酵乳を10℃で保存した後、製品中のアスパルテ
ームを定量した。アスパルテームの分解率は、製造直後
4%、7日目6%、14日目8%であった。
ームを定量した。アスパルテームの分解率は、製造直後
4%、7日目6%、14日目8%であった。
実施例3 25%還元脱脂乳からなる培地にストレプトコッカス・
サーモフィラスのスターターを接種して培養し、pH約4.
5の培養液を得た。別にアスパルテーム3gを水に溶解
し、クエン酸でpHを4.0に調整後、全量を3500mlとし、1
00℃で5分間加熱殺菌し、シロップを得た。さらに、別
途ハイメトキシルペクチン45gを水に溶解して全量を275
0mlとし、100℃で10分間加熱殺菌し、ペクチン溶液を得
た。
サーモフィラスのスターターを接種して培養し、pH約4.
5の培養液を得た。別にアスパルテーム3gを水に溶解
し、クエン酸でpHを4.0に調整後、全量を3500mlとし、1
00℃で5分間加熱殺菌し、シロップを得た。さらに、別
途ハイメトキシルペクチン45gを水に溶解して全量を275
0mlとし、100℃で10分間加熱殺菌し、ペクチン溶液を得
た。
次いで上記培養液3750ml、シロップ3500ml、およびペ
クチン溶液を少量の香料と共に混合し、ホモゲナイザー
で均質化して、ドリンクタイプの発酵乳を製造した。こ
の製品を10℃で保存した後、製品中のアスパルテームを
定量した。アスパルテームの分解率は、製造直後0%、
7日後2%、14日後4%であった。
クチン溶液を少量の香料と共に混合し、ホモゲナイザー
で均質化して、ドリンクタイプの発酵乳を製造した。こ
の製品を10℃で保存した後、製品中のアスパルテームを
定量した。アスパルテームの分解率は、製造直後0%、
7日後2%、14日後4%であった。
実施例4 20%の還元全脂乳にストレプトコッカス・ラクチスの
スターターとレンネットを加えて10000mlのカードを
得、このカードを切断し、ホエー3000mlを除去した。別
にクリーム(乳脂肪分40%)1250mlを100℃で30分間加
熱し、殺菌した。さらに、別途ストロベリー果汁(6倍
濃縮)100gとアスパルテーム4gを水に溶解し、全量を17
50mlとし、100℃で5分間加熱殺菌してシロップを得
た。
スターターとレンネットを加えて10000mlのカードを
得、このカードを切断し、ホエー3000mlを除去した。別
にクリーム(乳脂肪分40%)1250mlを100℃で30分間加
熱し、殺菌した。さらに、別途ストロベリー果汁(6倍
濃縮)100gとアスパルテーム4gを水に溶解し、全量を17
50mlとし、100℃で5分間加熱殺菌してシロップを得
た。
次いで上記カード7000ml、クリーム1250ml、シロップ
1750mlおよび少量の香料を混合したものをホモゲナイザ
ーにて均質化処理して、フレッシュチーズを得た。
1750mlおよび少量の香料を混合したものをホモゲナイザ
ーにて均質化処理して、フレッシュチーズを得た。
この製品を10℃で保存した後、製品中のアスパルテー
ムを定量した。アスパルテームの分解率は、製造直後0
%、7日目2%、14日目4%であった。
ムを定量した。アスパルテームの分解率は、製造直後0
%、7日目2%、14日目4%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/20 C12R 1:01) (C12N 1/20 C12R 1:225) (72)発明者 溝渕 尚宏 東京都港区東新橋1―1―19 株式会社 ヤクルト本社内 (56)参考文献 特開 昭58−175436(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】甘味料により甘味付けされた乳酸発酵食品
において、甘味料の少なくとも一部がアスパルテームで
あり、該乳酸発酵食品に残存する乳酸菌が下記A群乳酸
菌から選ばれた乳酸菌であって別記アスパルテーム分解
試験において2%を超えるアスパルテームを分解させな
いものより主としてなり且つ下記B群乳酸菌のいずれで
もないことを特徴とする乳酸発酵食品; A群乳酸菌: Streptococcus cremoris(ストレプトコッカス・クレモ
リス) Streptococcus lactis(ストレプトコッカス・ラクチ
ス) Streptococcus diacetilactis(ストレプトコッカス・
ジアセチラクチス) Streptococcus thermophilus(ストレプトコッカス・サ
ーモフィラス) Pediococcus cerevisiae(ペディオコッカス・セレビジ
エ) Leuconostoc cremoris(ロイコノストック・クレモリ
ス) B群乳酸菌: Lactobacillus bulgaricus(ラクトバチルス・ブルガリ
カス) Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベテ
ィカス) - 【請求項2】甘味付けされた乳酸発酵食品を製造するに
当たり、発酵原料をアスパルテームにより甘味付けし、
下記A群乳酸菌のいずれかより主としてなり且つ下記B
群乳酸菌のいずれでもない乳酸菌スターターを接種して
乳酸発酵を生起させることを特徴とする甘味付けされた
乳酸発酵食品の製造法: A群乳酸菌: Streptococcus cremoris(ストレプトコッカス・クレモ
リス) Streptococcus lactis(ストレプトコッカス・ラクチ
ス) Streptococcus diacetilactis(ストレプトコッカス・
ジアセチラクチス) Streptococcus thermophilus(ストレプトコッカス・サ
ーモフィラス) Pediococcus cerevisiae(ペディオコッカス・セレビジ
エ) Leuconostoc cremoris(ロイコノストック・クレモリ
ス) B群乳酸菌: Lactobacillus bulgaricus(ラクトバチルス・ブルガリ
カス) Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベテ
ィカス)
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| US07/414,305 US4970083A (en) | 1988-10-04 | 1989-09-29 | Lactic acid fermented food and method of manufacturing the same |
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-
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- 1988-10-04 JP JP63249122A patent/JP2593699B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
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- 1989-09-29 CA CA000614737A patent/CA1330499C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-03 DE DE89310113T patent/DE68907844T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-03 EP EP89310113A patent/EP0363154B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-04 KR KR1019890014233A patent/KR0132428B1/ko not_active Expired - Fee Related
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| CA1330499C (en) | 1994-07-05 |
| EP0363154A2 (en) | 1990-04-11 |
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