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JP2591999B2 - ロータリ寝台 - Google Patents

ロータリ寝台

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JP2591999B2
JP2591999B2 JP1170000A JP17000089A JP2591999B2 JP 2591999 B2 JP2591999 B2 JP 2591999B2 JP 1170000 A JP1170000 A JP 1170000A JP 17000089 A JP17000089 A JP 17000089A JP 2591999 B2 JP2591999 B2 JP 2591999B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、身体障害者や老人が使用する寝台に関す
る。
従来技術 従来、目的を全く異にした治療用の寝台として特公昭
52−27472号公報や特許第86424号に見られる通りの脊椎
治療に用いられる寝台があった。この前者の治療寝台
は、その寝台の足元側を少し左右に回動させたり、前後
に少し移動させたり、あるいは少し捻じったりして身体
の姿勢を変え、脊椎の異状を治療するものであり、ま
た、後者の治療寝台は同じく足元側の寝台を左右に回動
するものであった。
したがって、いずれも脊椎治療のために、上半身側寝
台を固定した状態で足元側の下半身側を作動して脊椎の
変形を矯正させる治療用の寝台であった。
発明が解決しようとする問題点 この発明は、身体障害者や身体の不自由な老人では寝
台から床に降りたり、あるいは介護人に抱かれたり、ま
た背負われたりする場合に自力で身体を90度向きを変え
て自動的に腰掛状態になって足元が床面に垂れ下がる姿
勢になることが非常に困難であった。
問題点を解決する手段 この発明は、前記の問題点を解消するために、次の技
術的手段を講じた。
即ち、大腿部から上半身を受ける前側寝台部20aと脚
側部から下半身を受ける後側寝台部20bとに分割され、
前記前側寝台部20aの支持枠21を、腰受支持枠21aと背受
支持枠21bとに区分して背受支持枠21bの先端側が上方へ
回動可能に設けて当該前側寝台部20aの背受け部分を折
り曲げ姿勢可能に構成すると共に、この前側寝台部20a
を、固定側の後側寝台部20bに対して回動して前後方向
側に向かう状態から左右何れか一側方向側に向かう状態
で停止するよう固定フレーム1と回動フレーム6との間
に回動作動機構を設けると共に、前記背受支持枠21bが
上下回動する屈折作動機構は回動作動機構の駆動力によ
り作動するよう連動構成し、前記各機構の作動関係は屈
折作動機構の作動が完了した後に回動作動機構が作動す
るように設定されたことを特徴とするロータリ寝台とし
た。
発明の作用及び効果 この発明によると、障害者や老人を寝台から降ろす場
合や、介護人が抱きかかえたり、あるいは背負う場合
に、適宜な操作で回動作動機構を駆動すると、前側寝台
部20a側が後側寝台部20bに対して90度回動するのに先駆
けて背受支持枠21bを起立させる屈折作動機構が作動
し、まず障害者や老人の上半身を起こしてから足元側が
固定の後側寝台部20bの上面をスライドして該後側寝台
部上面から滑り落ちて腰掛姿勢になって寝台から降て直
ぐに立ち上がれるような姿勢、あるいは介護人が抱きか
かえたり、背負ったりし易い姿勢に姿勢変更させること
ができると共に、誤操作による不測の事態を未然に防ぐ
ことができる。
実施例 1は寝台の固定フレームで、前後の脚2,3によって支
えられ、側面からみると前後方向の中央部が下方へ窪
み、平面からみると左右側フレーム1a,1bを適宜繋ぎフ
レーム1cで連結している。4,5は夫々前後の衝立を示
す。
6は寝台の回動フレームで、前記固定フレーム1の前
後中間部である窪み部分に位置する繋ぎフレーム1cに固
着の下固定リング7aとこれに一体に固着の上固定リング
7bとの上下間の隙間に回動板8をベアリングで上下から
受けて回動自在に設け、この回動板8に固着ならしめて
いる。そして、この回動フレーム6も左右側の前後方向
に向かうサイドフレーム6a,6bとタイフレーム6cと前記
回動板8に連結するためのタイフレーム6c,6cを連結し
た取付けフレーム6d等から構成されている。
次に、上記回動フレーム6の回動作動機構を説明す
る。先ず、9a,9bは固定カムで、前記上固定リング7b上
面の左右側に突出した状態で固着され、これには後方か
ら前方に向い中央寄りに変位するカム溝(イ),(ロ)
が設けられている。
一方、回動フレーム6には、該フレーム6に一体に固
着の平面視が長方形からなる伝動部取付け枠16を設け、
この枠16にモータ10がその駆動出力軸10aの方向が前後
に向かうように取付けられ、この軸10aにショック抜き
を兼用した摩擦伝動継手11を介して螺子軸12を前後方向
に連結し、この螺子軸12は、前記伝動部取付け枠16に回
転自在に軸受けさせている。13は螺子筒で、前記螺子軸
12に螺合され、その回り止め機構として該螺子筒13側か
ら左右側に軸14,15を設けてこれに前記枠16の左右枠部1
6a,16b上に接当して転動するローラ17,17・・・を取付
けている。
18はカムピン19を挿脱できる孔18a,18bを左右側に有
する横枠で、この横枠18の左右一方の孔18aあるいは18b
にピン19を挿し込んで、前記モータ10を回転し螺子筒13
を前進させるとこのピン19の下端が前記カム体9aあるい
は9bのカム溝(イ)又は(ロ)に嵌合してモータ10と一
体で伝動部取付け枠16を介し回動フレーム6を左側或い
は右側に回動するように構成されている。また、モータ
10を逆転させて螺子筒13を後進させるとピン19がカム溝
(イ)あるいは(ロ)から後方へ抜け出るときのカム作
用で回動フレーム6が前記とは逆回動して復帰するよう
に構成されている。尚カム溝(イ),(ロ)の変位角度
と長さによって回動フレーム6の回動角度が変更する
が、この発明では略々90度回動して前記摩擦伝動継手11
が働きストップするようになっている。
そして、この回動フレーム6に大腿部から上の上半身
を受ける前側寝台部20aを支持する前側寝台支持枠21
は、前記回動フレーム6から逆U字状に突起させた突起
枠22に腰受支持枠21aと背受支持枠21bとをピン23で夫々
枢着させるブラケット24,25を設け、これらの支持枠21
a,21bの基部側を回動自在に枢着し、回動先端側を当該
回動フレーム6で略々水平状態となるように適宜支持す
るようになっている。また、前記背受支持枠21bの先端
側にはこの枠21bにピン26で回動自在に枢着する頭部支
持枠21cが取付けられ、この頭部支持枠21cは、前記突起
枠22にリンク27で連結して該背受支持枠21bを上方へ回
動する場合に頭部支持枠21cのみが水平状態の姿勢を保
持するように構成している。尚、リンク27のロッド27a
の基部を背受支持枠21bに固着のブラケット28に連結し
ておくと、頭部支持枠21cの水平回動にならないで当該
背受支持枠21bと一体状で回動するようになり、ロッド2
7aの取付けを変更する姿勢切替手段が構成されている。
また、前記回動フレーム6の四隅には手摺29を挿脱で
きる筒体30・・・が設けられている。この手摺29は前記
筒体30に上部から挿通されて固定される門型状の固定手
摺部29aと、その後端上部一体のボス部29cを介して回動
自在に前後方向に挿通され、螺子31と挿通軸32に刻設さ
れた抜止溝32aとで取付けられる回動手摺部29bとからな
り、この回動手摺部29bは、パイプで略々楕円状のルー
プに形成され、前記ボス29cと挿通軸32側端面部の回動
手摺部29b部分に設けられた回動ストッパー片29dと32b
とで該回動手摺部29bが下方に垂れ下がる状態と内方側
のやや下方に傾斜してストップされる状態とに切替られ
るように構成されている。
前記前側寝台部20aは、通常の屈曲自在なベット用の
マットで、前記回動フレーム6の上部に前述の通り設け
られた前側寝台支持枠21の上面に敷設され、この寝台部
20aの後端側は、前記回動フレーム6の回動中心を芯に
描かれる円弧状に形成されている。
後側寝台部20bは、前記固定フレーム1の後側上面に
敷設されていて、その前端面は前記回動フレーム6の回
動中心を芯にした円弧面に形成され、この平面視が凹状
の後側寝台部20bの左右両端側突起部分(ハ),(ニ)
を他の部分に対して両端先端側ほど低くなるように傾斜
させている。
次に、前記回動フレーム6に突起枠22を介して回動可
能に取付けられた腰受支持枠21aと背受支持枠21bとの回
動作動機構について説明する。これらの各支持枠21aと2
1bにはその下面側にブラケット33,34を夫々介してカム
ローラ35,36が横方向の軸を介して転動自在に取付けら
れている。また、前記螺子筒13に一体の横枠18の右端側
部には前記カムローラ35に接当するカム体37を、螺子筒
13の左側には前記カムローラ36に接当するカム体38を固
着してあり、モーター10で螺子軸12を回転して螺子筒13
を前進すると、カム体38の前端立設面でカムローラ36が
押されて背受支持枠21bが次第に後方側へ回動すると共
に、略々同時にカム体37でカムローラ35を次第に掬い上
げて腰受支持枠21aの後方側をやや上方に回動する。そ
して、第18図で示した状態になる少し前に、前記横枠18
の片側の孔18aあるいは18bに挿通しておいたカムピン19
がそのピン19側に位置する固定カム9aあるいは9bのカム
溝(イ)あるいは(ロ)に嵌入し、その後、螺子筒13が
前進しカム溝の偏向部分にピン19がさしかかると回動フ
レーム6が左あるいは右側へ回動し始める。そして、概
ね45度回動した時点になると背受支持枠21bがやや傾斜
が緩くなるように倒れながら同時に腰受支持枠21aが次
第に急傾斜になりながら回動フレーム6は更に回動す
る。その後に回動フレーム6が略々90度近く回動する最
終回動姿勢になると背受支持枠21b側は垂直状態になり
腰受支持枠2aが水平状態に戻る。このように、各カムと
ピンあるいはカムローラとの位置及びカム体の形状を設
定してある。
尚、前記モータ10は、寝台上の身体障害者あるいは老
人又は介護人が操作するようにそのスイッチボックス39
がコードで自由に何の位置でも操作可能に設けてあり、
スイッチの切り替えで該モータ10を正、逆転が自由にで
き、螺子軸12の回転方向を替えて螺子筒13を前進あるい
は後進させ得るように構成されている。
40は前記前側寝台部20aの凸状円弧端面と後寝台部20b
の凹状円弧端面との間の一方の端面あるいは両方の端面
に設けて両者の回動を円滑にした皮革あるいは合成ゴム
等の摺動部材を示す。
次に、上例の作用について詳述する。
寝台20の上に身体の不自由な障害者や老人が前側寝台
部20a側に腰から上半身を、後側寝台部20bに脚部を受け
る状態で上向き状態で寝させる。この寝たままの姿勢か
ら上半身を起す食事をとる姿勢或いは右側(上向きに寝
ている人を対象にすると左手側)の床面41側へ降りる姿
勢あるいは右側の介護人に背負われたり、抱き上げられ
たりする姿勢になりたい場合には、予め、カムピン19を
横枠18の左側孔18aに第6図及び第7図の通り挿通させ
ておき、モータ10で螺子軸12を左回転させ、螺子筒13を
前進させる。すると、先ず最初に腰受支持枠21a側にブ
ラケット33を介して取付けたカムローラ35がカム体37で
掬いあげられると共に背受支持枠21b側にブラケット34
を介して取付けられたカムローラ36がカム体38の前面に
当接して第16図〜第18図までの作動行程で示した通り各
支持枠21aと2bが回動作動され、第21図及び第22図で示
した食事をしたり読書をしたりする上半身を起す姿勢に
なる。尚、この姿勢にするだけであれば、前記のカムピ
ン19は孔18dあるいは18bに挿通させておく必要はない。
次に、この状態から更にモータ10を回転させて螺子筒
13を前進させると、カムピン19が寝台の固定フレーム1
側に設けられている左側の固定カム9aのカム溝(イ)内
の変位部分に当接して第13図の状態から第14図の状態を
経て第15図で示した通り該モータ10が取付けられている
枠16とこの枠16に一体の回動フレーム6が固定フレーム
1に対して右側(矢印ホ側)へ第12〜第15図で示した状
態まで回動する。そしてこの回動途中の第14図の状態に
なる時点で前記カムローラ35,36とカム体37,38との関係
位置は第18図の状態にあり、更に螺子筒13を前進させる
と、回動フレーム6側と一体のモータ10を含む駆動側は
第14図から第15図の状態に略々45度回動して最初の状態
から約90度回動する。そして、この最後の約45度回動す
る時点で、カムローラ35,36とカム体37,38との関係位置
は第18図の状態から第20図で示した状態にまで作動して
背受支持枠21b側が一端後方へやや回動すると同時に腰
受支持枠21a側がやや後方が高くなり、その後に背受支
持枠21b側が再び起立して同時に腰受支持枠21a側が水平
状態になる。即ち、寝ている人は最終的に第22図の状態
を経て第23図の姿勢になる。
尚、この第23図の姿勢から元の寝台が前後方向になる
ように戻すには、モータ10を右回転(前記と逆回転)さ
せると、前記とは全く逆の作動をして元の寝たままの姿
勢にさせることができる。また、更に、回動フレーム6
を逆転して降り立て側を反対にするには、カムピン19を
他方の孔18bに突っ込んで右側の固定カム9bのカム溝
(ロ)に嵌合させるとよい。
然るに、前側寝台部20aが第22図から第23図に至る作
動行程で腰受支持枠21aと背受支持枠21bとが前述の通り
第18図〜第20図に示した状態に作動されるから、寝台上
の人は腰受支持枠21aの先端側で支持される寝台上の腰
に近い大腿部をやや上方へ振り上げて足元側が固定側の
後側寝台部20b上で全体的に擦られながら回動するのを
防止すると共に、回動方向と反対側の足が固定側である
後側寝台部20bにひっかかって足を捻じるのを防止す
る。また、このとき、腰受支持枠21aのみを振り上げる
と寝台上の人が過度に折り曲げられて苦しくなるから、
背受支持枠21bがやや後方側に倒れてその後に腰受支持
枠21aが水平状に戻ると同時に再び直立するようにして
いるのである。
したがって、第22図の姿勢に寝ている人の背中を起立
させて、最終的には、第23図のように寝台の横側に向き
を変えて足先を床面に降ろすことができる。そして、こ
の第23図の姿勢で床面に降り立つには、手摺29の後端側
の回動手摺部29bを第11図のように操作して寝台の内側
へ上方から回動してストッパーを掛けて設定するとこの
回動手摺部29bが立ち上がろうとする人の左右側方に近
づくからこの回動手摺部29bを握って手の力で身体を寝
台から離れる方向へずらしながら楽に立ち上がれるので
ある。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は全
体の側面図、第2図はその平面図、第3図は回動フレー
ム部分の側面図、第4図は第3図の側面図、第5図は第
3図の平面図、第6図は回動フレームを作動する作動機
構の要部の側面図、第7図はその平面図、第8図は背受
支持枠の取付け状態を示した要部の側面図、第9図は手
摺の側面図、第10図は手摺の回動機構部を示した側面
図、第11図は手摺の回動を示す要部の正面図、第12図〜
第15図は回動フレームの作動機構の回動行程図を示した
平面図、第16図〜第20図は前側寝台部の屈折作動の作用
と行程とを示した要部の側面図、第21図は全体の姿勢変
更状態の側面図、第22図は寝台上の人の姿勢が食事をと
る姿勢あるいは回動開始時点を示した側面図、第23図は
回動フレームが回動を完了して人が床面に降り立つ状
態、あるいは介護人が背負ったり、抱いたりする状態の
側面図を示す。 図中の記号 1は固定フレーム、6は回動フレーム、20aは前側寝台
部、20bは後側寝台部を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大腿部から上半身を受ける前側寝台部20a
    と脚側部から下半身を受ける後側寝台部20bとに分割さ
    れ、前記前側寝台部20aの支持枠21を、腰受支持枠21aと
    背受支持枠21bとに区分して背受支持枠21bの先端側が上
    方へ回動可能に設けて当該前側寝台部20aの背受け部分
    を折り曲げ姿勢可能に構成すると共に、この前側寝台部
    20aを固定側の後側寝台部20bに対して回動して前後方向
    側に向かう状態から左右何れか一側方向側に向かう状態
    で停止するよう固定フレーム1と回動フレーム6との間
    に回動作動機構を設けると共に、前記背受支持枠21bが
    上下回動する屈折作動機構は回動作動機構の駆動力によ
    り作動するよう連動構成し、前記各機構の作動関係は屈
    折作動機構の作動が完了した後に回動作動機構が作動す
    るように設定されたことを特徴とするロータリ寝台。
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