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JP2586998B2 - ヒラタアオコガネの誘引剤 - Google Patents

ヒラタアオコガネの誘引剤

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JP2586998B2
JP2586998B2 JP6059799A JP5979994A JP2586998B2 JP 2586998 B2 JP2586998 B2 JP 2586998B2 JP 6059799 A JP6059799 A JP 6059799A JP 5979994 A JP5979994 A JP 5979994A JP 2586998 B2 JP2586998 B2 JP 2586998B2
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JP
Japan
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attractant
hirata
moth
enyl
oxacyclopentan
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スアレス レアル バルター
幹夫 小野
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Fuji Flavor Co Ltd
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Fuji Flavor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、鞘翔目コガネムシ科に属するヒ
ラタアオコガネ(学名 Anomala octies
cotata)の誘引剤に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0004】鞘翔目コガネムシ科に属するヒラタアオコ
ガネは、日本南部や関東地方とりわけ千葉県と茨城県で
近年大発生し、ゴルフ場の芝草等に大害を与えている。
【0005】このヒラタアオコガネによる被害を予防な
いし防除することは、従来の殺虫剤によっては、非常に
困難である。
【0006】一般に、害虫を効果的に防除するために
は、その発生を的確に知るための予察手段や、従来の殺
虫剤を用いた防除手段とは異なる新しいタイプの防除手
段に、誘引剤を用いることが行われている、
【0007】従来、コガネムシ類の誘引剤としては、オ
オクロコガネ(Holotrichia parallera)の性フェロモ
ンの主成分であるLIME(L-isoleucine methyl este
r)によるものが知られている。
【0008】しかしながら、LIMEによる誘引剤は、
ヒラタアオコガネに対して充分な誘引効果を有している
とは言えなかった。
【0009】従って、ヒラタアオコガネに対して、充分
な誘引効果を有する誘引剤が求められていた。
【0010】なお、ヒラタアオコガネの性フェロモンの
化学構造は、既にレアル等により、(R,Z)−5−
(−)−(オクト−1−エニル)オキサシクロペンタン
−2−オンおよび(R,Z)−5−(−)−(デック−
1−エニル)オキサシクロペンタン−2−オンであるこ
とが明らかにされている(Annual Meeting of the Inte
rnational Society of Chemical Ecology, Clearwater
July 31- Aug. 4,93)。
【0011】しかしながら、ヒラタアオコガネの性フェ
ロモンを単独で使用する場合よりも、ヒラタアオコガネ
の効果的な発生消長調査法や大量の成虫の捕獲法を開発
するにあたり、より効果があがるものが望まれていた。
【0012】従って、ヒラタアオコガネに対して、性フ
ェロモン単独で使用する場合よりも強い誘引効果を有す
る誘引剤が求められていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
【0014】本発明者らは、このような背景のもとに、
ヒラタアオコガネに対して有効な誘引剤を求め、鋭意研
究を行なった。
【0015】そして、ヒラタアオコガネが、ゴルフ場で
特にセイヨウタンポポ(DANDELION,Taraxacum officina
le)の周辺に群がることに着目し、該セイヨウタンポポ
の花の抽出物またはその主成分である7種類の化合物
が、ヒラタアオコガネの雌成虫のみならず雄成虫に対し
ても強い誘引効果作用と行動刺激作用を示し、さらにこ
れらの物質を性フェロモンと併用することにより強い共
力効果を示すことを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0016】また、一般にコガネムシ類の誘引剤として
使われることがある物質の中でも、特に、アネトール、
ゲラニオール、フェネチルプロピオネートが、ヒラタア
オコガネの雌成虫のみならず雄成虫に対しても強い誘引
効果作用と行動刺激作用を示し、さらにこれらの物質を
性フェロモンと併用することにより強い共力効果を示す
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0017】すなわち、本発明の課題を解決するための
手段は、下記のとおりである。
【0018】第1に、アネトール、ゲラニオール、フェ
ネチルプロピオネートの内、1種または2種以上の混合
物を含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0019】第2に、セイヨウタンポポの花の抽出物を
含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0020】第3に、シス−3−ヘキセニルアセテー
ト、ベンツアルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、
ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、フェニー
ルアセトニトリル、ベンジルベンゾエートの内、1種ま
たは2種以上の混合物を含有する、ヒラタアオコガネの
誘引剤。
【0021】第4に、アネトール、ゲラニオール、フェ
ネチルプロピオネートの内、1種または2種以上の混合
物と、ヒラタアオコガネの性誘引成分とを含有する、ヒ
ラタアオコガネの誘引剤。
【0022】第5に、セイヨウタンポポの花の抽出物
と、ヒラタアオコガネの性誘引成分とを含有する、ヒラ
タアオコガネの誘引剤。
【0023】第6に、アネトール、ゲラニオール、フェ
ネチルプロピオネート、(R,Z)−5−(−)−(オ
クト−1−エニル)オキサシクロペンタン−2−オン
[(R,Z)−5−(−)−(oct−1−enyl)
oxacyclopentan−2−one]、(R,
Z)−5−(−)−(デック−1−エニル)オキサシク
ロペンタン−2−オン[(R,Z)−5−(−)−(d
ec−1−enyl)oxacyclopentan−
2−one]を含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0024】第7に、シス−3−ヘキセニルアセテー
ト、ベンツアルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、
ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、フェニー
ルアセトニトリル、ベンジルベンゾエート、(R,Z)
−5−(−)−(オクト−1−エニル)オキサシクロペ
ンタン−2−オン、(R,Z)−5−(−)−(デック
−1−エニル)オキサシクロペンタン−2−オンを含有
する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0025】また、上記の他の、本発明の課題を解決す
るための手段は、下記のとおりである。
【0026】アネトール、ゲラニオール、フェネチルプ
ロピオネートを、8.5〜9.5:0.1〜1.0:
0.1〜1.0の割合で混合した混合物を含有する、ヒ
ラタアオコガネの誘引剤。
【0027】アネトール、ゲラニオール、フェネチルプ
ロピオネートを、9.0:0.5:0.5の割合で混合
した混合物を含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0028】セイヨウタンポポの花の主成分を含有す
る、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0029】シス−3−ヘキセニルアセテート、ベンツ
アルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、ベンジルア
ルコール、フェネチルアルコール、フェニールアセトニ
トリル、ベンジルベンゾエートを、3〜5:7〜9:1
3〜15:2〜4:4〜6:18〜20:10〜12の
割合で混合した混合物を含有する、ヒラタアオコガネの
誘引剤。
【0030】シス−3−ヘキセニルアセテート、ベンツ
アルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、ベンジルア
ルコール、フェネチルアルコール、フェニールアセトニ
トリル、ベンジルベンゾエートを、4:8:14:3:
5:19:11の割合で混合した混合物を含有する、ヒ
ラタアオコガネの誘引剤。
【0031】セイヨウタンポポの花の主成分と、ヒラタ
アオコガネの性誘引成分とを含有する、ヒラタアオコガ
ネの誘引剤。
【0032】アネトール、ゲラニオール、フェネチルプ
ロピオネートを、8.5〜9.5:0.1〜1.0:
0.1〜1.0の割合、望ましくは、9.0:0.5:
0.5の割合で混合した混合物と、(R,Z)−5−
(−)−(オクト−1−エニル)オキサシクロペンタン
−2−オン、(R,Z)−5−(−)−(デック−1−
エニル)オキサシクロペンタン−2−オンを、7〜9:
1〜3の割合、望ましくは、8:2の割合で混合した混
合物とを含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0033】シス−3−ヘキセニルアセテート、ベンツ
アルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、ベンジルア
ルコール、フェネチルアルコール、フェニールアセトニ
トリル、ベンジルベンゾエートを、3〜5:7〜9:1
3〜15:2〜4:4〜6:18〜20:10〜12の
割合、望ましくは、4:8:14:3:5:19:11
の割合で混合した混合物と、(R,Z)−5−(−)−
(オクト−1−エニル)オキサシクロペンタン−2−オ
ン、(R,Z)−5−(−)−(デック−1−エニル)
オキサシクロペンタン−2−オンを、7〜9:1〜3の
割合、望ましくは、8:2の割合で混合した混合物とを
含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
【0034】本発明にかかる誘引剤は、活性成分物質で
あるアネトール、ゲラニオールおよびフェネチルプロピ
オネートの内1種又は2種以上の混合物またはセイヨウ
タンポポの花の抽出物またはその主成分のうち1種又は
2種以上の混合物を用いて、通常性誘引剤の調製に際し
適用されている製剤化技術を利用して行うことができ
る。
【0035】例えば、アネトール、ゲラニオールおよび
フェネチルプロピオネートの混合物をそのまま、または
ジクロロメタン等の有機溶媒に溶かして溶液とし、この
溶液を適当な担体、例えば、ポリエチレン等のプラスチ
ックやゴム等に吸着させるか、プラスチック製のカプセ
ルや毛細態様に応じた適切な材料あるいは器具を用いて
実用的な形態の誘引剤とすることができる。
【0036】本発明による誘引剤を用いることで、従
来、通常の殺虫剤を用いるだけでは困難であったヒラタ
アオコガネの効果的な防除が可能となり、特に、性誘引
成分を含有したものは、誘引効果がより強いものとな
る。
【0037】以下に、本発明にかかる誘引物質のうちセ
イヨウタンポポの花の主成分の同定、および、その主成
分と同じ比率の化学物質の混合物と、アネトール、ゲラ
ニオール、フェネチルプロピオネートの混合物について
の誘引活性の確認試験について詳細に記述する。
【0038】
【実施例1】
【0039】(1)成分物質の同定
【0040】成分物質の同定は、セイヨウタンポポの花
のn・ヘキサン抽出物のGC−MSによる分析方法によ
った。
【0041】茨城県のゴルフ場で採集したセイヨウタン
ポポの花のn−ヘキサン抽出物をガスクロマトグラフ直
結質量分析計(GC−MS分析)に注入したところ、シ
ス−3−ヘキセニルアセテート(4)、ベンツアルデヒ
ド(8)、フェニールアセトアルデヒド(14)、ベン
ジルアルコール(3)、フェネチルアルコール(5)、
フェニールアセトニトリル(19)およびベンジルベン
ゾエート(11)が、主成分としてカッコ内の数値の比
率で同定された。
【0042】(2)セイヨウタンポポによる誘引剤の合
【0043】GC−MS分析により同定されたセイヨウ
タンポポの花の主成分と同じ比率に配合された化学物質
の化合物を合成することで、本発明にかかる誘引剤1
(セイヨウタンポポの合成カイロモンによるもの)を得
た。
【0044】
【実施例2】
【0045】アネトール、ゲラニオール、フェネチルプ
ロピオネートを、9.0:0.5:0.5の割合で混合
することで、本発明にかかる誘引剤2(食物タイプルア
ーによるもの)を得た。
【0046】
【実施例3】
【0047】(R,Z)−5−(−)−(オクト−1−
エニル)オキサシクロペンタン−2−オン、(R,Z)
−5−(−)−(デック−1−エニル)オキサシクロペ
ンタン−2−オンを、8:2の割合で混合することで、
ヒラタアオコガネの性誘引成分含有物を合成した。
【0048】該ヒラタアオコガネの性誘引成分含有物
と、シス−3−ヘキセニルアセテート、ベンツアルデヒ
ド、フェニールアセトアルデヒド、ベンジルアルコー
ル、フェネチルアルコール、フェニールアセトニトリ
ル、ベンジルベンゾエートを、4:8:14:3:5:
19:11の割合で混合した混合物とを混合すること
で、本発明にかかる誘引剤3(性フェロモンと合成カイ
ロモンとを組み合わせたもの)を得た。
【0049】
【実施例4】
【0050】(R,Z)−5−(−)−(オクト−1−
エニル)オキサシクロペンタン−2−オン、(R,Z)
−5−(−)−(デック−1−エニル)オキサシクロペ
ンタン−2−オンを、8:2の割合で混合することで、
ヒラタアオコガネの性誘引成分含有物を合成した。
【0051】該ヒラタアオコガネの性誘引成分含有物
と、アネトール、ゲラニオール、フェネチルプロピオネ
ートを、9.0:0.5:0.5の割合で混合した混合
物とを混合することで、本発明にかかる誘引剤4(性フ
ェロモンと食物タイプルアーとを組み合わせたもの)を
得た。
【0052】
【試験例1】
【0053】本発明区1として、実施例1で得た誘引剤
1を、エチレン−酢酸ビニールの共重体からなるペレッ
トまたはES繊維とポリエチレンフィルムからなるデバ
イスに含浸させたものを、日本たばこ産業株式会社製の
ロート型補虫器にセットした。
【0054】そして、該ロート型捕虫器10個を、実際
に、茨城県の江戸崎カントリークラブで5月3日から9
日までの7日間(1993年)設置して捕虫試験を行
い、この間に捕虫されたヒラタアオコガネの数の合計か
ら、1日当たりの捕虫器1個の平均捕虫数(雄雌成虫)
を求めた。
【0055】本発明区2として、実施例2で得た誘引剤
2を用いる以外は、本発明区1と同様にして、平均捕虫
数を求めた。
【0056】対照区1として、各種のコガネムシ類を誘
引するといわれているオオクロコガネ(Holotrichia pa
rallera)の性フェロモンの主成分であるLIME(L-i
soleucine methyl ester)(Leal et al.,1993)を用い
る以外は、本発明区1と同様にして、平均捕虫数を求め
た。
【0057】試験の結果を、下記に示す。
【0058】本発明区1は、100匹であった。
【0059】本発明区2は、130匹であった。
【0060】対照区1は、16匹であった。
【0061】上記の結果より、誘引剤1(合成カイロモ
ンによるもの)及び誘引剤2(食物タイプルアーによる
もの)は、各種のコガネムシ類を誘引するLIMEより
誘引効果に優れていることがわかる。
【0062】
【試験例2】
【0063】本発明区3として、実施例3で得た誘引剤
3を、エチレン−酢酸ビニールの共重体からなるペレッ
トまたはES繊維とポリエチレンフィルムからなるデバ
イスに含浸させたものを、日本たばこ産業社製のロート
型補虫器にセットした。
【0064】そして、該ロート型捕虫器10個を、実際
に、茨城県の江戸崎カントリークラブで5月3日から9
日までの7日間(1993年)設置して捕虫試験を行
い、この間に捕虫されたヒラタアオコガネの数の合計か
ら、1日当たりの捕虫器1個の平均捕虫数(雄雌成虫)
を求めた。
【0065】対照区2として、(R,Z)−5−(−)
−(オクト−1−エニル)オキサシクロペンタン−2−
オン、(R,Z)−5−(−)−(デック−1−エニ
ル)オキサシクロペンタン−2−オンを、8:2の割合
で混合したヒラタアオコガネの性誘引成分含有物を用い
る以外は、本発明区3と同様にして、平均捕虫数を求め
た。
【0066】試験の結果を、下記に示す。
【0067】本発明区3は、277匹であった。
【0068】対照区2は、107匹であった。
【0069】上記の結果より、誘引剤3(性フェロモン
と合成カイロモンとを組み合わたもの)は、ヒラタアオ
コガネの性フェロモンを単独で用いた場合と比較して優
れた誘引効果を有し、性フェロモンに対して共力効果が
確認された。
【0070】
【試験例3】
【0071】本発明区4として、実施例3で得た誘引剤
3を、エチレン−酢酸ビニールの共重体からなるペレッ
トまたはES繊維とポリエチレンフィルムからなるデバ
イスに含浸させたものを、日本たばこ産業株式会社製の
ロート型補虫器にセットした。
【0072】そして、該ロート型捕虫器を10個を、実
際に、千葉県のゴルフ場で5月3日から9日までの7日
間(1993年)設置して捕虫試験を行い、この間に捕
虫されたヒラタアオコガネの成虫を雄と雌とに分けて合
計し、1日当たりの捕虫器1個の平均捕虫数(雄雌別)
を求めた。
【0073】本発明区5として、実施例1で得た誘引剤
1を用いる以外は、本発明区4と同様にして、平均捕虫
数を求めた。
【0074】試験の結果を、下記に示す。
【0075】本発明区4は、雄が72匹で、雌が6匹で
あった。
【0076】本発明区5は、雄が2匹で、雌が4匹であ
った。
【0077】上記の結果より、誘引剤3(性フェロモン
と合成カイロモンとを組み合わせたもの)は、特に、雄
に対して誘引効果を有することが確認できる。
【0078】
【試験例4】
【0079】本発明区6として、実施例4で得た誘引剤
4を、エチレン−酢酸ビニールの共重体からなるペレッ
トまたはES繊維とポリエチレンフィルムからなるデバ
イスに含浸させたものを、日本たばこ産業株式会社製の
ロート型補虫器にセットした。
【0080】そして、該ロート型捕虫器を10個を、実
際に、千葉県のゴルフ場で5月3日から9日までの7日
間(1993年)設置して捕虫試験を行い、この間に捕
虫されたヒラタアオコガネの成虫を雄と雌とに分けて合
計し、1日当たりの捕虫器1個の平均捕虫数(雄雌別)
を求めた。
【0081】対照区3として、(R,Z)−5−(−)
−(オクト−1−エニル)オキサシクロペンタン−2−
オン、(R,Z)−5−(−)−(デック−1−エニ
ル)オキサシクロペンタン−2−オンを、8:2の割合
で混合したヒラタアオコガネの性誘引成分含有物を用い
る以外は、本発明区6と同様にして、平均捕虫数を求め
た。
【0082】試験の結果を、下記に示す。
【0083】本発明区6は、雄が97匹で、雌が8匹で
あった。
【0084】対照区3は、雄が95匹で、雌が2匹であ
った。
【0085】上記の結果より、誘引剤4(性フェロモン
と食物タイプルアーとを組み合わせたもの)は、特に、
雌に対して強い誘引効果を有することが確認できる。
【0086】
【発明の効果】
【0087】本発明の誘引剤は、ヒラタアオコガネに対
して、充分な誘引効果を有する。
【0088】また、本発明にかかるヒラタアオコガネの
性誘引成分含有の誘引剤は、性フェロモン単独で使用す
る場合よりも強い誘引効果を有する。
【0089】特に、性フェロモンと食物タイプルアーと
を組み合わせた誘引剤は、特に、ヒラタアオコガネの雌
に対して強い誘引効果を有する。
【0090】また、性フェロモンと合成カイロモンとを
組み合わせた誘引剤は、特に、ヒラタアオコガネの雄に
対して強い誘引効果を有する。
【0091】従って、本発明の誘引剤を用いることで、
ヒラタアオコガネの性フェロモンを単独で使用する場合
よりも、効果的な発生消長調査法や大量の成虫の捕獲法
を開発することが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 37/10 A01N 37/10 37/34 107 9450−4H 37/34 107 43/08 43/08 H 65/00 65/00 A

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アネトール、ゲラニオール、フェネチル
    プロピオネートの混合物を含有する、ヒラタアオコガネ
    の誘引剤。
  2. 【請求項2】 セイヨウタンポポの花の抽出物を含有す
    る、ヒラタアオコガネの誘引剤。
  3. 【請求項3】 シス−3−ヘキセニルアセテート、ベン
    ツアルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、ベンジル
    アルコール、フェネチルアルコール、フェニールアセト
    ニトリル、ベンジルベンゾエートの混合物を含有する、
    ヒラタアオコガネの誘引剤。
  4. 【請求項4】 アネトール、ゲラニオール、フェネチル
    プロピオネートの混合物と、ヒラタアオコガネの性誘引
    成分とを含有する、ヒラタアオコガネの誘引剤。
  5. 【請求項5】 セイヨウタンポポの花の抽出物と、ヒラ
    タアオコガネの性誘引成分とを含有する、ヒラタアオコ
    ガネの誘引剤。
  6. 【請求項6】 アネトール、ゲラニオール、フェネチル
    プロピオネート、(R,Z)−5−(−)−(オクト−
    1−エニル)オキサシクロペンタン−2−オン、(R,
    Z)−5−(−)−(デック−1−エニル)オキサシク
    ロペンタン−2−オンを含有する、ヒラタアオコガネの
    誘引剤。
  7. 【請求項7】 シス−3−ヘキセニルアセテート、ベン
    ツアルデヒド、フェニールアセトアルデヒド、ベンジル
    アルコール、フェネチルアルコール、フェニールアセト
    ニトリル、ベンジルベンゾエート、(R,Z)−5−
    (−)−(オクト−1−エニル)オキサシクロペンタン
    −2−オン、(R,Z)−5−(−)−(デック−1−
    エニル)オキサシクロペンタン−2−オンを含有する、
    ヒラタアオコガネの誘引剤。
JP6059799A 1994-03-07 1994-03-07 ヒラタアオコガネの誘引剤 Expired - Fee Related JP2586998B2 (ja)

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