JP2571471B2 - ガスバーナ用ノズル - Google Patents
ガスバーナ用ノズルInfo
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- Gas Burners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスレンジ等に使用
されるガスバーナ用ノズルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】ガスレンジ等におけるガスバーナは、ブ
ンゼン式バーナが使用されることが多く、この形式にお
けるノズルは一次空気の吸込み孔に隣接して配置され
る。そして、ノズルからガスが噴出する際の吸引効果に
より一次空気を一次空気孔から吸込み、一次空気とガス
の混合気を混合管を通してバーナヘッドに至らしめ、適
当に配列された炎孔から噴出して燃焼させるようになっ
ている。このようなブンゼン式バーナの場合、一次空気
の吸込みの良否は燃焼状況に直接的な影響を与えるもの
である。そして、その良否は専らノズルからのガスの噴
出速度に依存する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
ノズルの孔径は一定不変であるため、ガスバーナの能力
を低下させるべくガス量の絞り込み操作がなされると、
ノズル内圧の低下にしたがって噴出速度が低められ、一
次空気の吸込み力が低下する。この結果、炎が空気不足
の状況を呈し、不完全燃焼の傾向が強まる。特に、業務
用のような大型のガスレンジ等に使用されるノズルの場
合、各ノズルに設定されるインプットが大きく、ノズル
の孔径も大きく設定せざるを得ないようなものでは、ガ
ス量の絞り込み操作がなされると、噴出速度の低下が著
しく、ガス量とこれに見合う一次空気のバランスが早期
に崩れてしまう。したがって、小火の状態では一次空気
の吸引が少ない不安定な炎となる等、不完全燃焼となっ
ていた。 【0004】そこで、本発明はこうした従来の事情に鑑
み、良好な燃焼状態を保持しつつ幅広いガス量の調節を
簡易な構成で実現するガスバーナ用ノズルを提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、ガスの噴出により一次空気を吸引
するために、一次空気孔に隣接して設置されるガスバー
ナ用ノズルであって、ガスの噴出口を有するアウターノ
ズルと、このアウターノズル内に同軸で組込まれ、前記
噴出口が形成されている面と対向する面に前記噴出口の
開口量を調節するための絞り用開口部が形成されたイン
ナーノズルとを有し、前記インナーノズルとアウターノ
ズルとはガスコックの開閉操作に連動して相対的に角変
位可能に組付けられていることを特徴とするものであ
る。 【0006】 【作用】ガスコックの開閉操作に伴って、インナーノズ
ルとアウターノズルとが相対的に角変位すると、絞り用
開口部と噴出口との重なり状況が変化する。したがっ
て、ガスコックが閉止方向に操作されると、噴出口の開
口面積が小さくなり、ここから噴出するガスの速度が高
められる。この結果、噴出ガス量は低下しても一次空気
の吸込み力は低下せず、ガスバーナは良好な燃焼状態が
得られる。 【0007】 【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1はノズルNをガスバーナ
Bに装着した状態を示す断面図であり、本例ではこの図
に示すように、ノズルNは後述するようにアウターノズ
ル13とインナーノズル18とから構成され、全体とし
てガスコックCに組付けられてこれと一体化されてい
る。そして、詳しくは図示しないが、こうしてユニット
化された状態でガス配管Pをガスレンジ等のボディ側へ
固定することにより、ユニット全体の吊り下げ支持がな
されている。 【0008】さて、ガスコックCのハウジング1は左右
両方向へ開口する円胴状に形成されるとともに、その側
面には上記したガス配管を接続するための接続筒2が径
方向へ突出されている。そして、接続筒2の内部にはガ
スの流入路3が形成されており、ハウジング1の軸心に
沿って形成された閉子用の収納空間4に連通している。
この収納空間4は図1における左側へ先細りとなるテー
パー状に形成されており、閉子5の周面と密着しかつ閉
子5の回転を許容する。閉子5にはその前端面から軸芯
に沿って所定深さに至るまで穿孔されることにより、ガ
スの導入路6が形成されている。また、閉子5の側面に
は流入路6と整合可能な連絡口7が開口しており、閉子
5の回転操作によって導入路6の開度調整をなしうる。
閉子5の回転操作は閉子5の後端面に一体に取付けられ
た操作軸8によってなされる。この操作軸8はハウジン
グ1の後側ねじ筒9を通して軸方向に沿って外方へ延出
し、その先端にはガスの開閉操作用のつまみ(図示しな
い)が取付けられている。したがって、この図示しない
つまみの開閉操作によって連絡口7が全開の状態から全
閉の状態に至るまで調節され、導入路6へのガスの流入
量が調節される。本実施例ではこの調節操作が操作軸8
を90°操作する間になされるようにしてあり、操作範
囲を次のようにして規制している。すなわち、操作軸8
にはその基端から先端側にかけて長さ方向に沿って係止
面8aが面取り状に形成されている。また、操作軸8に
ストッパ片27を嵌込むに際して同ストッパ片27の取
付け孔28に形成された直線部29を係止面8aに係合
させ、これによってストッパ片27は操作軸8に対して
回り止めして嵌込まれる。一方、後側ねじ筒9の開口縁
には一対の切り欠き30(図2では一方側のみが表れて
いる)が共に90°範囲に亘って形成されており、それ
ぞれにはストッパ片27に形成された一対の張出し片3
1がそれぞれ係合され、しかして操作軸8の操作範囲が
90°に規制されることになる。 【0009】さらに、ハウジング1の後側ねじ筒9には
押さえナット10が締着されており、その内部には閉子
5を前進させる方向(図1における左方向)へ付勢する
押出しばね11が収められている。押出しばね11は、
長期間の回動操作によって閉子5の周面が磨耗した場合
にも常に閉子5を収納空間4の壁面に密着するように押
し出し、これによってハウジング1と閉子5との間のシ
ール性を確保する役割を果たしている。 【0010】ハウジング1の前側ねじ筒12にはアウタ
ーノズル13がねじ込まれており、緩み止め用のリング
14によってロックされている。そして、アウターノズ
ル13の先端側はバーナBにおける一次空気孔15が形
成されている装着面16の中心孔16aに対し周囲に隙
間を保有した状態で突入されている。この場合、一次空
気の流入量を調整するためのダンパが装着されることが
多いが、図1においては省略してある。 【0011】アウターノズル13はその前面にガスの噴
出口17a〜cが3個開口している。この実施例におけ
るガスの噴出口17a〜cは図3に示すように、直径方
向に沿って配置されており、このうち中心に位置するも
のについては他の2個より孔径が小さく設定されてい
る。これは、後述するようにインナーノズル18を角変
位させてガスの絞り込みを行った時に、最も絞り込んだ
ときの能力(最低能力)をより低く設定するようにする
ためであり、これにより変化させうるガス量の範囲(良
好な燃焼状態が得られる範囲)を広範囲なものとするこ
とができる。 【0012】前記閉子5におけるテーパ部分の前側は段
差19を介してやや小径の円筒形状となっており、ここ
には次述するインナーノズル18に対する接続用連係ピ
ン20を差込むための割り溝21が直径方向に沿って切
込み形成されている。 【0013】インナーノズル18は閉子5側に向けて開
口する円筒形状となっており、その前部側はアウターノ
ズル13に、後部側はハウジング1の前側ねじ筒12内
にそれぞれ同軸で収められている。また、インナーノズ
ル18の側面における開口寄りの位置には連係ピン20
が直径方向に沿って挿入されており、この連係ピン20
が閉子5の割り溝21にほぼ隙間なく差込まれ、これに
より閉子5の回動に連動してインナーノズル18が共転
する。さらに、インナーノズル18の前端面には内部へ
貫通するスリット22が、直径方向に沿って凹設されて
いる。このスリット22は図3の想像線で示すように、
図示しないつまみの操作に伴う角変位にしたがってアウ
ターノズル13側の各噴出口17a〜cとの整合状況を
連続的に変化させ、これによってガス量の絞り込みを無
段階に調整する役割を果たすものである。より具体的に
は、スリット22はガスコックの全開時には全部の噴出
口と整合し、最も絞込まれた状態で中央の噴出口17b
のみと整合し、その中間の状態では両側の噴出口17
a,cの一部を含んで整合するように、その溝幅および
長さが設定されている。さらに、閉子5の円筒部分とイ
ンナーノズル18の開口側に形成された段部23との間
にはばね24が介在されており、インナーノズル18の
前端面がアウターノズル13の前壁面に圧接するように
している。 【0014】上記のように構成された本実施例によれ
ば、能力全開の状態につまみが操作されているときに
は、流入路3と連絡口7とがほぼ完全に整合しており、
かつインナーノズル18のスリット22がアウターノズ
ル13の各噴出口17a〜cと全て整合する状態(図3
で示す(X)の状態)となっている。したがって、ガス
は連絡口7、導入路6を経てインナーノズル18内に流
入し、さらにスリット22を通過して各噴出口17a〜
cより噴出するが、この最大能力の状態では、ノズルN
内のガス圧も高いことから、各噴出口17a〜cより噴
出されたガスによってこれと見合うに充分な一次空気が
一次空気孔15より吸引され、その結果ガスバーナBは
良好な燃焼状態が得られる。 【0015】上記した最大能力の状態からつまみを操作
し、閉子5を絞り方向に回動させて流入路3に対する連
絡口7の開度を絞ると、閉子5内へのガスの流入量が減
少する。また、閉子5の回動に伴い連係ピン20との係
合を通じてインナーノズル18が共転すると、スリット
22がアウターノズル13の各噴出口17a〜cに対し
て角変位する。この間、アウターノズル13における中
央の噴出口17bは常にスリット22と整合しているも
のの、両側に位置する噴出口17a,cはスリット22
と整合する面積が減少する。そして、最低能力時には中
央の噴出口17bのみがスリット22と連通して図3に
示す(Y)の状態となる。つまり、アウターノズル13
の総開口量が減ることによってノズルNからの噴出され
るガス量が減少するが、開口面積の低下に伴って、逆
に、ガスの噴出速度は増加し、一次空気孔15からはそ
れぞれの状態に見合うだけの量の一次空気が吸引される
ため、良好な燃焼状況が保持される。 【0016】以上のように、この実施例においてはアウ
ターノズル13の各噴出口17a〜cが全開の状態から
中央の噴出口17bのみが開口する状態に至るまで、広
範囲にガス量の調節を行っても良好な燃焼状態が保持さ
れる。これに対し、アウターノズル13の各噴出口17
a〜cの総開口面積に等しい単一の噴出孔をもった従来
のノズルと比較した場合、本出願人の行った実験による
と、従来ノズルでは能力半開に至るまでに輝炎が生じる
等の空気不足の不完全燃焼の状態を呈することが確認さ
れた。 【0017】上記した実施例においてはノズルNからの
噴出ガス量を絞り込む手段としてスリット22を形成し
たが、図4乃至図7に示すように、複数個の調整孔25
a〜cを形成する形式であってもよい。すなわち、イン
ナーノズル18側には直径方向に沿って3個の調整孔2
5a〜cが並設され、それぞれの孔径はアウターノズル
13の各噴出口26a〜dより大径に設定され、またア
ウターノズル13には直径方向に沿って噴出口26a〜
cを3個並設し、さらにもう一つの噴出口26dをサイ
ドに位置する調整孔25cと整合するように配置して、
3段階に能力切り替えを行うことができるようにしてい
る(図5乃至図7参照)。 【0018】なお、アウターとインナーの両ノズル1
3,18は相互に角変位する関係にあれば良く、前述し
た実施例とは逆に、アウターノズル13側を可動とする
形式としてもよい。また、ノズルNとコックCとは必ず
しも一体関係になくとも、切り離されて別体の構成であ
ってもよく、要はノズル側がコック側の開閉操作に連動
して角変位するような構成であればよい。 【0019】 【発明の効果】本発明の効果は次のようである。ガスの
絞り込み操作に伴ってノズルの開口量を減少させてガス
の噴出速度を高めるようにしたため、燃焼に必要な量の
一次空気を吸引することができ、これによって小火の状
態でも良好な燃焼状態が得られる。換言すれば、良好な
燃焼状態が得られるガス量の範囲を拡大することができ
る。また、ノズルの開口量の調整がガスコックの開閉操
作に連動するようにしたため、使用者は特別の調整操作
がいらず、かつ特別の操作機構も要しないことから構成
も簡単なものですむ。
されるガスバーナ用ノズルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】ガスレンジ等におけるガスバーナは、ブ
ンゼン式バーナが使用されることが多く、この形式にお
けるノズルは一次空気の吸込み孔に隣接して配置され
る。そして、ノズルからガスが噴出する際の吸引効果に
より一次空気を一次空気孔から吸込み、一次空気とガス
の混合気を混合管を通してバーナヘッドに至らしめ、適
当に配列された炎孔から噴出して燃焼させるようになっ
ている。このようなブンゼン式バーナの場合、一次空気
の吸込みの良否は燃焼状況に直接的な影響を与えるもの
である。そして、その良否は専らノズルからのガスの噴
出速度に依存する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
ノズルの孔径は一定不変であるため、ガスバーナの能力
を低下させるべくガス量の絞り込み操作がなされると、
ノズル内圧の低下にしたがって噴出速度が低められ、一
次空気の吸込み力が低下する。この結果、炎が空気不足
の状況を呈し、不完全燃焼の傾向が強まる。特に、業務
用のような大型のガスレンジ等に使用されるノズルの場
合、各ノズルに設定されるインプットが大きく、ノズル
の孔径も大きく設定せざるを得ないようなものでは、ガ
ス量の絞り込み操作がなされると、噴出速度の低下が著
しく、ガス量とこれに見合う一次空気のバランスが早期
に崩れてしまう。したがって、小火の状態では一次空気
の吸引が少ない不安定な炎となる等、不完全燃焼となっ
ていた。 【0004】そこで、本発明はこうした従来の事情に鑑
み、良好な燃焼状態を保持しつつ幅広いガス量の調節を
簡易な構成で実現するガスバーナ用ノズルを提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、ガスの噴出により一次空気を吸引
するために、一次空気孔に隣接して設置されるガスバー
ナ用ノズルであって、ガスの噴出口を有するアウターノ
ズルと、このアウターノズル内に同軸で組込まれ、前記
噴出口が形成されている面と対向する面に前記噴出口の
開口量を調節するための絞り用開口部が形成されたイン
ナーノズルとを有し、前記インナーノズルとアウターノ
ズルとはガスコックの開閉操作に連動して相対的に角変
位可能に組付けられていることを特徴とするものであ
る。 【0006】 【作用】ガスコックの開閉操作に伴って、インナーノズ
ルとアウターノズルとが相対的に角変位すると、絞り用
開口部と噴出口との重なり状況が変化する。したがっ
て、ガスコックが閉止方向に操作されると、噴出口の開
口面積が小さくなり、ここから噴出するガスの速度が高
められる。この結果、噴出ガス量は低下しても一次空気
の吸込み力は低下せず、ガスバーナは良好な燃焼状態が
得られる。 【0007】 【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1はノズルNをガスバーナ
Bに装着した状態を示す断面図であり、本例ではこの図
に示すように、ノズルNは後述するようにアウターノズ
ル13とインナーノズル18とから構成され、全体とし
てガスコックCに組付けられてこれと一体化されてい
る。そして、詳しくは図示しないが、こうしてユニット
化された状態でガス配管Pをガスレンジ等のボディ側へ
固定することにより、ユニット全体の吊り下げ支持がな
されている。 【0008】さて、ガスコックCのハウジング1は左右
両方向へ開口する円胴状に形成されるとともに、その側
面には上記したガス配管を接続するための接続筒2が径
方向へ突出されている。そして、接続筒2の内部にはガ
スの流入路3が形成されており、ハウジング1の軸心に
沿って形成された閉子用の収納空間4に連通している。
この収納空間4は図1における左側へ先細りとなるテー
パー状に形成されており、閉子5の周面と密着しかつ閉
子5の回転を許容する。閉子5にはその前端面から軸芯
に沿って所定深さに至るまで穿孔されることにより、ガ
スの導入路6が形成されている。また、閉子5の側面に
は流入路6と整合可能な連絡口7が開口しており、閉子
5の回転操作によって導入路6の開度調整をなしうる。
閉子5の回転操作は閉子5の後端面に一体に取付けられ
た操作軸8によってなされる。この操作軸8はハウジン
グ1の後側ねじ筒9を通して軸方向に沿って外方へ延出
し、その先端にはガスの開閉操作用のつまみ(図示しな
い)が取付けられている。したがって、この図示しない
つまみの開閉操作によって連絡口7が全開の状態から全
閉の状態に至るまで調節され、導入路6へのガスの流入
量が調節される。本実施例ではこの調節操作が操作軸8
を90°操作する間になされるようにしてあり、操作範
囲を次のようにして規制している。すなわち、操作軸8
にはその基端から先端側にかけて長さ方向に沿って係止
面8aが面取り状に形成されている。また、操作軸8に
ストッパ片27を嵌込むに際して同ストッパ片27の取
付け孔28に形成された直線部29を係止面8aに係合
させ、これによってストッパ片27は操作軸8に対して
回り止めして嵌込まれる。一方、後側ねじ筒9の開口縁
には一対の切り欠き30(図2では一方側のみが表れて
いる)が共に90°範囲に亘って形成されており、それ
ぞれにはストッパ片27に形成された一対の張出し片3
1がそれぞれ係合され、しかして操作軸8の操作範囲が
90°に規制されることになる。 【0009】さらに、ハウジング1の後側ねじ筒9には
押さえナット10が締着されており、その内部には閉子
5を前進させる方向(図1における左方向)へ付勢する
押出しばね11が収められている。押出しばね11は、
長期間の回動操作によって閉子5の周面が磨耗した場合
にも常に閉子5を収納空間4の壁面に密着するように押
し出し、これによってハウジング1と閉子5との間のシ
ール性を確保する役割を果たしている。 【0010】ハウジング1の前側ねじ筒12にはアウタ
ーノズル13がねじ込まれており、緩み止め用のリング
14によってロックされている。そして、アウターノズ
ル13の先端側はバーナBにおける一次空気孔15が形
成されている装着面16の中心孔16aに対し周囲に隙
間を保有した状態で突入されている。この場合、一次空
気の流入量を調整するためのダンパが装着されることが
多いが、図1においては省略してある。 【0011】アウターノズル13はその前面にガスの噴
出口17a〜cが3個開口している。この実施例におけ
るガスの噴出口17a〜cは図3に示すように、直径方
向に沿って配置されており、このうち中心に位置するも
のについては他の2個より孔径が小さく設定されてい
る。これは、後述するようにインナーノズル18を角変
位させてガスの絞り込みを行った時に、最も絞り込んだ
ときの能力(最低能力)をより低く設定するようにする
ためであり、これにより変化させうるガス量の範囲(良
好な燃焼状態が得られる範囲)を広範囲なものとするこ
とができる。 【0012】前記閉子5におけるテーパ部分の前側は段
差19を介してやや小径の円筒形状となっており、ここ
には次述するインナーノズル18に対する接続用連係ピ
ン20を差込むための割り溝21が直径方向に沿って切
込み形成されている。 【0013】インナーノズル18は閉子5側に向けて開
口する円筒形状となっており、その前部側はアウターノ
ズル13に、後部側はハウジング1の前側ねじ筒12内
にそれぞれ同軸で収められている。また、インナーノズ
ル18の側面における開口寄りの位置には連係ピン20
が直径方向に沿って挿入されており、この連係ピン20
が閉子5の割り溝21にほぼ隙間なく差込まれ、これに
より閉子5の回動に連動してインナーノズル18が共転
する。さらに、インナーノズル18の前端面には内部へ
貫通するスリット22が、直径方向に沿って凹設されて
いる。このスリット22は図3の想像線で示すように、
図示しないつまみの操作に伴う角変位にしたがってアウ
ターノズル13側の各噴出口17a〜cとの整合状況を
連続的に変化させ、これによってガス量の絞り込みを無
段階に調整する役割を果たすものである。より具体的に
は、スリット22はガスコックの全開時には全部の噴出
口と整合し、最も絞込まれた状態で中央の噴出口17b
のみと整合し、その中間の状態では両側の噴出口17
a,cの一部を含んで整合するように、その溝幅および
長さが設定されている。さらに、閉子5の円筒部分とイ
ンナーノズル18の開口側に形成された段部23との間
にはばね24が介在されており、インナーノズル18の
前端面がアウターノズル13の前壁面に圧接するように
している。 【0014】上記のように構成された本実施例によれ
ば、能力全開の状態につまみが操作されているときに
は、流入路3と連絡口7とがほぼ完全に整合しており、
かつインナーノズル18のスリット22がアウターノズ
ル13の各噴出口17a〜cと全て整合する状態(図3
で示す(X)の状態)となっている。したがって、ガス
は連絡口7、導入路6を経てインナーノズル18内に流
入し、さらにスリット22を通過して各噴出口17a〜
cより噴出するが、この最大能力の状態では、ノズルN
内のガス圧も高いことから、各噴出口17a〜cより噴
出されたガスによってこれと見合うに充分な一次空気が
一次空気孔15より吸引され、その結果ガスバーナBは
良好な燃焼状態が得られる。 【0015】上記した最大能力の状態からつまみを操作
し、閉子5を絞り方向に回動させて流入路3に対する連
絡口7の開度を絞ると、閉子5内へのガスの流入量が減
少する。また、閉子5の回動に伴い連係ピン20との係
合を通じてインナーノズル18が共転すると、スリット
22がアウターノズル13の各噴出口17a〜cに対し
て角変位する。この間、アウターノズル13における中
央の噴出口17bは常にスリット22と整合しているも
のの、両側に位置する噴出口17a,cはスリット22
と整合する面積が減少する。そして、最低能力時には中
央の噴出口17bのみがスリット22と連通して図3に
示す(Y)の状態となる。つまり、アウターノズル13
の総開口量が減ることによってノズルNからの噴出され
るガス量が減少するが、開口面積の低下に伴って、逆
に、ガスの噴出速度は増加し、一次空気孔15からはそ
れぞれの状態に見合うだけの量の一次空気が吸引される
ため、良好な燃焼状況が保持される。 【0016】以上のように、この実施例においてはアウ
ターノズル13の各噴出口17a〜cが全開の状態から
中央の噴出口17bのみが開口する状態に至るまで、広
範囲にガス量の調節を行っても良好な燃焼状態が保持さ
れる。これに対し、アウターノズル13の各噴出口17
a〜cの総開口面積に等しい単一の噴出孔をもった従来
のノズルと比較した場合、本出願人の行った実験による
と、従来ノズルでは能力半開に至るまでに輝炎が生じる
等の空気不足の不完全燃焼の状態を呈することが確認さ
れた。 【0017】上記した実施例においてはノズルNからの
噴出ガス量を絞り込む手段としてスリット22を形成し
たが、図4乃至図7に示すように、複数個の調整孔25
a〜cを形成する形式であってもよい。すなわち、イン
ナーノズル18側には直径方向に沿って3個の調整孔2
5a〜cが並設され、それぞれの孔径はアウターノズル
13の各噴出口26a〜dより大径に設定され、またア
ウターノズル13には直径方向に沿って噴出口26a〜
cを3個並設し、さらにもう一つの噴出口26dをサイ
ドに位置する調整孔25cと整合するように配置して、
3段階に能力切り替えを行うことができるようにしてい
る(図5乃至図7参照)。 【0018】なお、アウターとインナーの両ノズル1
3,18は相互に角変位する関係にあれば良く、前述し
た実施例とは逆に、アウターノズル13側を可動とする
形式としてもよい。また、ノズルNとコックCとは必ず
しも一体関係になくとも、切り離されて別体の構成であ
ってもよく、要はノズル側がコック側の開閉操作に連動
して角変位するような構成であればよい。 【0019】 【発明の効果】本発明の効果は次のようである。ガスの
絞り込み操作に伴ってノズルの開口量を減少させてガス
の噴出速度を高めるようにしたため、燃焼に必要な量の
一次空気を吸引することができ、これによって小火の状
態でも良好な燃焼状態が得られる。換言すれば、良好な
燃焼状態が得られるガス量の範囲を拡大することができ
る。また、ノズルの開口量の調整がガスコックの開閉操
作に連動するようにしたため、使用者は特別の調整操作
がいらず、かつ特別の操作機構も要しないことから構成
も簡単なものですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズルの装着状態を一部破断して示す正面図で
ある。 【図2】ノズルの分解斜視図である。 【図3】絞り込み操作を行った場合の状況を示す側面図
である。 【図4】他の実施例の要部を示す分解斜視図である。 【図5】作動状態を示す正面図である。 【図6】作動状態を示す正面図である。 【図7】作動状態を示す正面図である。 【符号の説明】 13 アウターノズル 15 一次空気孔 17a〜c 噴出口 18 インナーノズル 22 スリット 25a〜c 調整孔 N ノズル B ガスバーナ
ある。 【図2】ノズルの分解斜視図である。 【図3】絞り込み操作を行った場合の状況を示す側面図
である。 【図4】他の実施例の要部を示す分解斜視図である。 【図5】作動状態を示す正面図である。 【図6】作動状態を示す正面図である。 【図7】作動状態を示す正面図である。 【符号の説明】 13 アウターノズル 15 一次空気孔 17a〜c 噴出口 18 インナーノズル 22 スリット 25a〜c 調整孔 N ノズル B ガスバーナ
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(72)発明者 南嶋兆司
大阪市中央区平野町四丁目1番2号大阪
瓦斯株式会社内
(72)発明者 市川恵
大阪市中央区平野町四丁目1番2号大阪
瓦斯株式会社内
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 ガスの噴出により一次空気を吸引するために、一次空気
孔に隣接して設置されるガスバーナ用ノズルであって、
ガスの噴出口を有するアウターノズルと、このアウター
ノズル内に同軸で組込まれ、前記噴出口が形成されてい
る面と対向する面に前記噴出口の開口量を調節するため
の絞り用開口部が形成されたインナーノズルとを有し、
前記インナーノズルとアウターノズルとはガスコックの
開閉操作に連動して相対的に角変位可能に組付けられて
いることを特徴とするガスバーナ用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2413150A JP2571471B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | ガスバーナ用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2413150A JP2571471B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | ガスバーナ用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04222307A JPH04222307A (ja) | 1992-08-12 |
| JP2571471B2 true JP2571471B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=18521842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2413150A Expired - Lifetime JP2571471B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | ガスバーナ用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571471B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101825156B1 (ko) * | 2017-05-22 | 2018-03-15 | (주)캠코엔지니어링 | 저녹스 버너의 조절식 가스버너 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5052041B2 (ja) * | 2006-05-24 | 2012-10-17 | 中国電力株式会社 | ガスバーナ |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP2413150A patent/JP2571471B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101825156B1 (ko) * | 2017-05-22 | 2018-03-15 | (주)캠코엔지니어링 | 저녹스 버너의 조절식 가스버너 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04222307A (ja) | 1992-08-12 |
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