JP2025142027A - サーバ装置及び情報処理方法並びにサーバプログラム - Google Patents
サーバ装置及び情報処理方法並びにサーバプログラムInfo
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Abstract
【課題】端末装置とスマートフォンとが近接して存在し且つその端末装置にディスプレイが備えられていない場合でも、その端末装置を用いて的確に情報の提供を行うことが可能な案内制御装置を提供する。
【解決手段】案内画像を表示するスマートフォンSPと、移動案内用の音声を出力するスマートスピーカSKと、に、無線によりそれぞれ接続されるインターフェース1と、上記スマートフォンSP及び上記スマートスピーカSKが車両C内にある場合に、案内画像が表示されているか否かを判定する判定部2と、判定部による判定結果に応じて、移動案内用の音声の出力態様を異ならせる制御部3と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】案内画像を表示するスマートフォンSPと、移動案内用の音声を出力するスマートスピーカSKと、に、無線によりそれぞれ接続されるインターフェース1と、上記スマートフォンSP及び上記スマートスピーカSKが車両C内にある場合に、案内画像が表示されているか否かを判定する判定部2と、判定部による判定結果に応じて、移動案内用の音声の出力態様を異ならせる制御部3と、を備える。
【選択図】図3
Description
本願は、サーバ装置及び情報処理方法並びにサーバプログラムの技術分野に属する。より詳細には、例えば車両等の移動体の移動案内の方法等を制御するサーバ装置及び情報処理方法並びにサーバプログラムの技術分野に属する。
近年、インターネットに接続されたホームサーバを例えば一般住宅内に設置し、当該ホームサーバを介してインターネットから種々の情報を収集することが行われている。また、その住宅内にある照明のオン/オフやテレビのチャンネル切り換え等を、上記ホームサーバに接続された端末装置内に備えられたマイク及びスピーカを用いた音声の指令により行うことも検討されている。このような技術を開示した先行技術文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。
一方、このような端末装置は小型で可搬性があるため、それを車両内に置くことで、それを当該車両の移動を案内するナビゲーション装置や車両のエアコン等を制御するための装置として用いることができれば、便利である。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている端末装置には、従来のナビゲーション装置として用いられているディスプレイが備えられていない。このディスプレイは、例えば移動案内用の地図や経路を含む画像を表示するものであり、当該移動案内としては重要な部材である。他方、車両内に持ち込むことができ且つディスプレイを備える携帯可能な物としては、いわゆるスマートフォン等が挙げられるが、これらスマートフォン等と上記端末装置とを連携させて車両の移動案内を行うことは、従来検討されていなかった。
そこで本願は、上記の問題点及び要請に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、上記端末装置と上記スマートフォン等とが近接して存在し(より具体的には、例えば一の車両内に存在し)且つその端末装置にディスプレイが備えられていない場合でも、その端末装置を用いて的確に車両の移動案内等の情報の提供を行うことが可能なサーバ装置及び情報処理方法並びに当該サーバ装置用のサーバプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像を表示する表示装置の現状を示す表示装置現状情報と、音声を出力する出力装置の現状を示す出力装置現状情報と、をそれぞれ取得する取得手段と、各前記取得された表示装置現状情報及び出力装置現状情報に基づいて、前記表示装置及び前記出力装置が予め設定された範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、前記表示装置及び前記出力装置が前記範囲内にあると判定された場合、(i)案内のための前記画像である案内画像と、当該案内画像を表示させる指示と、を前記表示装置に対して送信し、(ii)前記案内画像を使用する案内のための案内音声である画像使用案内音声と、当該画像使用案内音声を出力させる指示と、を前記出力装置に対して送信し、前記表示装置及び前記出力装置が前記範囲内にないと判定された場合、(iii)前記音声のみを使用する案内のための当該音声である画像非使用案内音声であって出力内容が前記画像使用案内音声と異なる画像非使用案内音声と、当該画像非使用案内音声を出力させる指示と、を前記出力装置に対して送信する送信手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、取得手段と、判定手段と、送信手段と、を備えるサーバ装置において実行される情報処理方法であって、画像を表示する表示装置の現状を示す表示装置現状情報と、音声を出力する出力装置の現状を示す出力装置現状情報と、を前記取得手段によりそれぞれ取得する取得工程と、各前記取得された表示装置現状情報及び出力装置現状情報に基づいて、前記表示装置及び前記出力装置が予め設定された範囲内にあるか否かを前記判定手段により判定する判定工程と、前記表示装置及び前記出力装置が前記範囲内にあると判定された場合、(i)案内のための前記画像である案内画像と、当該案内画像を表示させる指示と、を前記表示装置に対して前記送信手段により送信し、(ii)前記案内画像を使用する案内のための案内音声である画像使用案内音声と、当該画像使用案内音声を出力させる指示と、を前記出力装置に対して前記送信手段により送信し、前記表示装置及び前記出力装置が前記範囲内にないと判定された場合、(iii)前記音声のみを使用する案内のための当該音声である画像非使用案内音声であって出力内容が前記画像使用案内音声と異なる画像非使用案内音声と、当該画像非使用案内音声を出力させる指示と、を前記出力装置に対して前記送信手段により送信する送信工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のサーバ装置として機能させる。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る案内制御装置の概要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る案内制御装置Sは、接続手段1と、判定手段2と、制御手段3と、を備えて構成されている。
この構成において接続手段1は、画像を表示する表示装置SPと、音声を出力する出力装置SKと、に、通信によりそれぞれ接続可能とされている。この場合の通信として、有線通信であるか、無線通信であるか、又は直接的な通信であるか間接的な通信であるか、或いはそれが準拠すべき規格等は問われないが、例えば、表示装置SPと出力装置SKとに対して接続手段1は無線により接続される。
そして判定手段2は、表示装置SP及び出力装置SKが予め設定された範囲内にあるか否かを判定する。
これにより制御手段3は、判定手段2による判定結果に応じて、出力装置SKによる音声の出力態様を異ならせる。
以上説明したように、実施形態に係る案内制御装置Sの動作によれば、画像を表示する表示装置SPと、音声を出力する出力装置SKと、が既定範囲内にあるか否かの判定結果に応じて上記音声の出力態様を異ならせる。よって、別個の上記表示装置SPと上記出力装置SKとが共に既定範囲内にあるか否かに応じて、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図面を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、いわゆるスマートスピーカ及びスマートフォンが一の車両内で使用されており、且つ、当該スマートスピーカ及びスマートフォンが例えばインターネット等のネットワークを介してサーバ装置に接続されている案内制御システムを用いて当該車両の移動を案内する場合に実施形態を適用した場合の実施例である。このとき上記スマートスピーカとは、例えば、少なくともマイク、スピーカ及び通信用のインターフェース等を備えており、インターネット等のネットワークとの間の情報又はデータ或いはメッセージの授受が可能な装置をいう。そして、上記スマートフォンが実施形態に係る表示装置SPの一例に相当し、上記スマートスピーカが実施形態に係る出力装置SKの一例に相当する。
また、図2は実施例に係る案内制御システムの概要構成を示すブロック図であり、図3は実施例に係るサーバ装置等の概要構成を示すブロック図であり、図4は実施例に係る案内制御処理を示すフローチャートである。このとき図2及び図3では、図1に示した実施形態に係る案内制御装置Sにおける各構成部材に対応する実施例の構成部材それぞれについて、当該案内制御装置Sにおける各構成部材と同一の部材番号を用いている。
図2に示すように実施例に係る案内制御システムSSは、その使用者が運転する上記車両C内に存在する(例えば車両C内に置かれている)スマートスピーカSKと、その使用者の有するスマートフォンSPと、サーバ装置Sと、により構成されている。このとき、車両Cを運転する使用者がスマートフォンSPの所有者でもあることから、図2に示すように、スマートスピーカSKとスマートフォンSPとは、結果として一の車両C内に置かれていることになる。そして、当該サーバ装置Sと上記スマートスピーカSK、及び当該サーバ装置Sと上記スマートフォンSPが、上記ネットワークNWを介して相互にメッセージ及び諸データ等の授受が可能とされている。この構成により実施例に係る案内制御システムSSでは、以下に詳説する実施例に係る案内制御処理が実行される。また、上記サーバ装置Sが実施形態に係る案内制御装置Sの一例に相当する。
なお図2においては図示を省略しているが、実施例に係る案内制御システムSSでは、複数の車両C内にそれぞれ置かれたスマートフォンSP及びスマートスピーカSKと、図2に示すサーバ装置Sと、が、ネットワークNWを介してスマートフォンSP及びスマートスピーカSKごとに別個に接続されている。そして実施例に係る案内制御システムSSでは、一の車両C内に存在するスマートフォンSP及びスマートスピーカSKを対象として、実施例に係る案内制御処理がそれぞれ実行される。このとき、同一使用者のスマートスピーカSKと一のスマートフォンSPとが一の車両C内に存在して実施例に係る案内制御処理の対象となった場合でも、別のタイミングでは、同一使用者の他のスマートフォンSPとスマートスピーカSKが一の車両C内に存在し、これらが実施例に係る案内制御処理の対象となり得る。
即ち図2に示す案内制御システムSSにおける実施例に係る案内制御処理としては、先ず、一の車両C内に置かれているスマートスピーカSK及びスマートフォンSPはそれぞれ、それらの使用者を識別するためのユーザIDと、それらの現在位置を示す現在位置情報と、スマートスピーカSK又はスマートフォンSPのいずれであるかを判別でき且つ同一種類の機器内でも各機器個体を区別可能な機器判別情報と、を含む現状情報を、例えば予め設定された時間ごとにネットワークNWを介してサーバ装置Sに送信する。またスマートフォンSPから送信される上記現状情報には、上記のユーザID等に加えて、当該スマートフォンSPの後述するディスプレイ上に上記車両Cの移動を案内するための画面(画像)が表示されているか否かを示す表示状態情報が含まれている。なお以下の説明において、上記車両Cの移動を案内するための画面(画像)を、単に「案内画像」と称する。ここで「案内画像」とは、具体的な案内、例えば、経路誘導情報を表示する画面のみならず、単純な地図表示や、又はナビゲーションアプリケーションの画像が表示されていることを含む。
そして、スマートフォンSPのディスプレイ上に上記案内画像が表示されていることが上記表示状態情報で示されている場合にサーバ装置Sは、当該案内画像を用いた車両Cの移動案内を行う。なお以下の説明において、上記案内画像を用いた(換言すれば、当該案内画像が表示されているスマートフォンSPを用いた)車両Cの移動案内を、単に「画像使用案内」と称する。一方、スマートフォンSPの電源がオフとされている等により上記ディスプレイそのものが機能していないか、又は当該ディスプレイ上に上記案内画像が表示されていない(例えば、ナビゲーションアプリケーションとは関係のないメールアプリケーションなどが表示されている)ことが上記表示状態情報で示されている場合にサーバ装置Sは、スマートスピーカSKを用いた音声のみによる車両Cの移動案内を行う。なお以下の説明において、上記音声のみによる車両Cの移動案内を、単に「画像非使用案内」と称する。そして、上記画像使用案内と上記画像非使用案内とを比較した場合、後者が上記音声のみによる車両Cの移動案内であることに起因して、両者の内容には種々の相違点が設けられている。この相違点については、後ほど詳述する。
次に、実施例に係るサーバ装置S等の概要構成等について、図3を用いて説明する。
初めに、実施例に係るサーバ装置Sの概要構成等について、図3(a)を用いて説明する。図3(a)に示すように、実施例に係るサーバ装置Sは、インターフェース1と、CPU、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなる処理部4と、例えばHDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等からなる記録部5と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ6と、キーボード及びマウス等からなる操作部7と、により構成されている。
また処理部4は、判定部2と、制御部3と、により構成されている。このとき判定部2及び制御部3は、処理部4を構成する上記CPU等を含むハードウェアロジック回路として構成されていてもよいし、後述する実施例に係る案内制御処理のうちサーバ装置Sが実行すべき処理に相当するプログラムを上記CPUが読み出して実行することにより、ソフトウェア的に実現されるものであってもよい。
更に上記構成において、インターフェース1が実施形態に係る接続手段1の一例に相当し、判定部2が実施形態に係る判定手段2の一例に相当し、制御部3が実施形態に係る制御手段3の一例にする。そして、図3(a)において破線で示す通り、上記インターフェース1、上記判定部2及び上記制御部3により、実施形態に係る案内制御装置Sの一例が構成されている。またインターフェース1が、本願に係る「表示装置識別情報取得手段」の一例及び「出力装置識別情報取得手段」の一例にそれぞれ相当し、処理部4が本願に係る「同一性判定手段」の一例に相当する。
以上のサーバ装置Sの構成においてインターフェース1は、処理部4の制御の下、サーバ装置Sと、スマートスピーカSK及びスマートフォンSPと、の間のネットワークNWを介したメッセージ及び諸データ等の授受を制御する。
また記録部5には、実施例に係る案内制御処理のうちサーバ装置Sが実行すべき処理に相当するプログラムが不揮発性に記録されていると共に、当該案内制御処理の実行に際して必要なデータ等が一時的に記録される。更に記録部5には、スマートスピーカSK及びスマートフォンSPの使用者を識別するためのユーザIDに関連付けて、その使用者の要求に基づく過去の案内制御処理に関連する地点又は地物(例えば目的地としての施設等。以下同様。)の検索結果であって、複数の検索手法によって得られた複数の検索結果それぞれの、他の使用者を含む使用者からの要求に基づく検索数を示す検索数情報が記録されている。このとき、当該検索数情報により示される検索数に、スマートスピーカSK及びスマートフォンSPの使用者からの今回の要求に基づく検索数が含まれていなくてもよい。更にこれに加えて記録部5には、上記ユーザIDに関連付けて、その使用者による過去の検索履歴を示す検索履歴情報が記録されている。なおこのときの検索履歴情報は、スマートスピーカSKの使用者とスマートフォンSPの使用者とが異なる場合は、少なくともどちらか一方の使用者による検索の履歴を示す検索履歴情報であってもよい。また、上記検索数情報及び上記検索履歴情報は、図示しない外部のサーバ装置等から取得されるものであってもよい。
一方操作部7は、サーバ装置Sの動作を指示するための管理者又は操作者による操作が当該操作部7において実行されると、当該操作に対応する操作信号を生成して処理部4に出力する。これにより処理部4並びに当該処理部4の判定部2及び制御部3は、当該操作信号に基づき、記録部5に記録されている上記プログラムや上記データ或いは情報を用いつつ、スマートスピーカSK及びスマートフォンSPとの間で必要なメッセージ及び諸データ等の授受を行って、実施例に係る案内制御処理のうちサーバ装置Sが実行すべき処理を中心的に実行する。更に当該処理の実行に必要なデータはディスプレイ6を介して上記管理者又は上記操作者に提示される。
次に、実施例に係るスマートスピーカSKの概要構成について、図3(b)を用いて説明する。図3(b)に示すように、実施例に係るスマートスピーカSKは、インターフェース10と、CPU11と、小型の液晶ディスプレイ又はLED(Light Emission Diode)等からなるインジケータ12と、スピーカ13と、ROM及びRAM等からなるメモリ14と、マイク15と、GPS(Global Positioning System)センサ等からなるセンサ部16と、により構成されている。なお、上記小型の液晶ディスプレイによりインジケータ12が構成される場合、例えば、その液晶ディスプレイは、数文字程度の文字表示等の機能しか有しておらず、従来のナビゲーション装置に備えられた液晶ディスプレイ等のように、詳細な案内用の地図やルートの表示はできない構成とされている。この構成においてインターフェース10は、CPU11の制御の下、サーバ装置Sとの間のネットワークNWを介したメッセージ及び諸データ等の授受を制御する。またメモリ14には、実施例に係る案内制御処理のうちスマートスピーカSKが実行すべき処理に相当するプログラムが不揮発性に記録されていると共に、当該案内制御処理の実行に際して必要な諸データ等が一時的に記録される。一方マイク15は、CPU11の制御の下、使用者がスマートスピーカSKに向かって発話したとき、その音声を検出し、対応する音声データをCPU11に出力する。このとき当該発話には、スマートスピーカSKの動作を指示するための使用者による発話が含まれている。そしてマイク15は、当該発話に対応する上記音声データをCPU11に出力する。これによりCPU11は、当該音声データに基づき、メモリ14に記録されている上記プログラムや上記諸データ等を用いつつ、サーバ装置Sとの間で必要なメッセージ及び諸データ等の授受を行って、実施例に係る案内制御処理のうちスマートスピーカSKが実行すべき処理を中心的に実行する。このとき当該処理には、上記センサ部16を構成するGPSセンサを用いたスマートスピーカSKの現在位置の検出処理等が含まれる。更に当該処理の実行状態は、CPU11の制御の下、インジケータ12を介して使用者に提示される。更にスピーカ13は、CPU11の制御の下、当該処理として必要な音声を出力(放音)して使用者に認識させる。更にまたCPU11は、上記画像非使用案内を行う場合、スピーカ13を介して当該移動案内に必要な音声を出力する。またCPU11は、上記画像使用案内を行う場合でも、スピーカ13を介して当該移動案内に必要な音声を出力する。このとき、実施例に係る案内制御処理では、上述したように画像非使用案内が必要な音声のみによる移動案内であることに起因して、上記画像使用案内に必要な音声の内容と、上記画像非使用案内に必要な音声の内容と、の間に様々な相違点が設けられている。
最後に、実施例に係るスマートフォンSPの概要構成について、図3(c)を用いて説明する。図3(c)に示すように、実施例に係るスマートフォンSPは、インターフェース20と、CPU21と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ22と、操作ボタン又はタッチパネル等からなる操作部23と、スピーカ24と、GPSセンサ等からなるセンサ部25と、ROM及びRAM等からなるメモリ26と、により構成されている。この構成においてインターフェース20は、CPU21の制御の下、サーバ装置Sとの間のネットワークNWを介したメッセージ及び諸データ等の授受を制御する。またメモリ26には、実施例に係る案内制御処理のうちスマートフォンSPが実行すべき処理に相当するプログラムが不揮発性に記録されていると共に、当該案内制御処理の実行に際して必要な諸データ等が一時的に記録される。一方操作部23は、スマートフォンSPの動作を指示するためのその使用者による操作が当該操作部23において実行されると、当該操作に対応する操作信号を生成してCPU21に出力する。これによりCPU21は、当該操作信号に基づき、メモリ26に記録されている上記プログラムや上記諸データ等を用いつつ、サーバ装置Sとの間で必要なメッセージ及び諸データ等の授受を行って、実施例に係る案内制御処理のうちスマートフォンSPが実行すべき処理を中心的に実行する。このとき当該処理には、上記GPSセンサを用いたスマートフォンSPの現在位置の検出処理等が含まれる。またCPU21は、上記画像使用案内を行う場合、ディスプレイ22上に当該移動案内に必要な案内画像を表示すると共に、スピーカ24を介して当該移動案内に必要な音声を出力する。
次に、上記サーバ装置S等により実行される、実施例に係る案内制御処理について、纏めて図4を用いて説明する。なお図4において、サーバ装置SとスマートスピーカSK等との間で授受される各メッセージの流れは破線矢印で示されており、また、上記画像使用案内及び上記画像非使用案内それぞれに必要な諸データ等の流れは白抜き両矢印で示されている。更に図4にそれぞれ示すサーバ装置S、スマートスピーカSK及びスマートフォンSPにおける処理は、例えば、これらサーバ装置S等それぞれの電源がオンとされたタイミングから開始される。
図4に示すように、先ずスマートスピーカSKのCPU11及びスマートフォンSPのCPU21はそれぞれ、実施例に係る案内制御処理が開始されると、センサ部16を用いたスマートスピーカSKの現在位置等の検出処理、及びセンサ部25を用いたスマートフォンSPの現在位置等の検出処理をそれぞれ行う。その後上記CPU11は、上記検出された現在位置を示す現在位置情報及びスマートスピーカSKの使用者を識別するためのユーザIDを含む現状情報をサーバ装置Sに送信するために予め設定されたタイミングが到来したか否かを監視する(ステップS25)。また上記CPU21は、上記検出された現在位置を示す現在位置情報及びスマートフォンSPの使用者を識別するためのユーザID、並びにディスプレイ22自体が機能しており且つ案内画像が表示されているか否かを示す上記表示状態情報を含む現状情報をサーバ装置Sに送信するために予め設定されたタイミングが到来したか否かを監視する(ステップS15)。ステップS15及びステップS25の監視において、当該タイミングが到来していない場合(ステップS15:NO及びステップS25:NO)、上記CPU11及び上記CPU21はそれぞれ、当該タイミングの到来の監視を継続する。一方ステップS15及びステップS25の監視において、当該タイミングが到来していた場合(ステップS15:YES及びステップS25:YES)、上記CPU11及び上記CPU21はそれぞれ、スマートフォンSP及びスマートスピーカSKとしての上記現状情報を、ネットワークNWを介してサーバ装置Sに送信する(ステップS16及びステップS26)。なお、上記ステップS15、上記ステップS16、上記ステップS25及び上記ステップS26における上記現状情報の生成処理及び送信処理は、実施例に係る案内制御処理の実行とは無関係に、予め設定された間隔の上記タイミングごとに継続して実行される。その後CPU21は、後述するステップS17に移行する。一方CPU11は次に、実施例に係る案内制御処理の開始がスマートスピーカSKの使用者から指示されたか否かを監視する(ステップS27)。このとき、当該案内制御処理の開始は、例えばマイク15を介した当該使用者による当該開始を示す既定の開始指示音声の発話により、指示される。そして、ステップS27の監視において当該開始の指示があった場合(ステップS27:YES)、CPU11は、スマートスピーカSKにおいて当該開始の指示があった旨の案内開始メッセージを、ネットワークNWを介してサーバ装置Sに送信する(ステップS28)。その後CPU11は、後述するステップS29に移行する。一方、ステップS27の監視において開始の指示がない場合(ステップS27:NO)、上記CPU11はスマートスピーカSKとしての他の処理に移行する。
一方サーバ装置Sの処理部4は、実施例に係る案内制御処理が開始されると、スマートフォンSP又はスマートスピーカSKのいずれか又は双方から上記現状情報がネットワークNWを介して送信されてきたか否かを監視する(ステップS1)。ステップS1の監視において当該現状情報の受信がない場合(ステップS1:NO)、処理部4は引き続き当該監視を継続する。一方ステップS1の監視においていずれかの現状情報を受信した場合(ステップS1:YES)、処理部4は、各受信した現状情報を、それらに対応するユーザIDに関連付けて記録部5に記録する(ステップS2)。これによりサーバ装置Sでは、スマートフォンSP及びスマートスピーカSKそれぞれの現在位置等やスマートフォンSPにおける案内画像の表示の有無を、それぞれの使用者ごとに把握できることになる。なお、上記ステップS1及び上記ステップS2における上記現状情報の受信処理及び記録処理は、実施例に係る案内制御処理の実行とは無関係に、各現状情報が送信されてきたタイミングで実行される。
次に処理部4は、スマートスピーカSKから上記案内開始メッセージがネットワークNWを介して送信されてきたか否かを監視する(ステップS3)。ステップS3の監視において当該案内開始メッセージの受信がない場合(ステップS3:NO)、処理部4はサーバ装置Sとしての他の処理に移行する。
一方ステップS3の監視においてスマートスピーカSKからの案内開始メッセージを受信した場合(ステップS3:YES)、処理部4は次に、当該受信した案内開始メッセージの送信元たるスマートスピーカSKの使用者と、上記ステップS16で現状情報を送信してきているスマートフォンSPの使用者と、が同一であるか否かを、上記ステップS1及びステップS2で記録していた現状情報に含まれているユーザIDに基づいて判定する(ステップS4)。ステップS4の判定において当該送信元たるスマートスピーカSK及びスマートフォンSPの使用者が同一でない場合(ステップS4:NO)、処理部4は後述するステップS9に移行する。
一方ステップS4の判定において案内開始メッセージの送信元たるスマートスピーカSK及び現状情報の送信元たるスマートフォンSPの使用者が同一である場合(ステップS4:YES)、処理部4は次に、当該送信元たるスマートスピーカSKとスマートフォンSPとの間の距離が予め設定された閾値距離以下であるか否かを、上記ステップS1及びステップS2で記録していた現状情報に含まれている現在位置情報に基づいて判定する(ステップS5)。このとき上記閾値距離は、例えば、スマートスピーカSK及びスマートフォンSPが一の車両C内に存在している(置かれている)と見做し得る距離として予め設定された閾値距離である。この閾値距離は、例えば各種設計事項として予め定められるものであり、具体的には例えば2メートルである。ステップS5の判定において当該送信元たるスマートスピーカSKとスマートフォンSPとの間の距離が上記閾値距離より離れている場合(ステップS5:NO)、処理部4は後述するステップS9に移行する。他方ステップS5の判定において当該送信元たるスマートスピーカSKとスマートフォンSPとの間の距離が上記閾値距離以下である場合(ステップS5:YES)、処理部4の判定部2は次に、上記ステップS1及びステップS2で記録していた現状情報に含まれているスマートフォンSPの表示状態情報に基づいて、当該現状情報の送信元たるスマートフォンSPのディスプレイ22に案内画像が表示されているか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6の判定において、当該ディスプレイ22に案内画像が表示されている場合(ステップS6:YES)、処理部4の制御部3は、当該ディスプレイ22に表示されている案内画像を用いた実施例に係る画像使用案内を、当該スマートフォンSPとの間での画像使用案内用画像データの授受及びスマートスピーカSKとの間での画像使用案内用音声データの授受により実行する(ステップS7。後述するステップS18及びステップS33参照)。なお実施例に係る画像使用案内では、当該画像使用案内に必要な案内音声は、スマートフォンSPのスピーカ24からではなく、後述するようにスマートスピーカSKのスピーカ13から出力される。また制御部3は、スマートスピーカSKへの上記画像使用案内用音声データの送信を開始する前に、スマートスピーカSKを用いた実施例に係る画像使用案内を行う旨の画像使用案内指示メッセージを、ネットワークNWを介してスマートスピーカSKに送信する(ステップS7。後述するステップS29参照。)。その後処理部4は、例えばスマートフォンSP及びスマートスピーカSKの使用者が運転する車両Cが目的地に到着した等の理由により、実施例に係る案内制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8の判定において当該案内制御処理を終了しない場合(ステップS8:NO)、処理部4は上記ステップS4に戻って実施例に係る案内制御処理のうちサーバ装置Sが実行すべき処理を繰り返す。一方ステップS8の判定において当該案内制御処理を終了する場合(ステップS8:YES)、処理部4はサーバ装置Sとしての他の処理に移行する。なおこの場合の他の処理にも、上記現状情報の受信処理及び記録処理が継続して含まれている。
他方、上記ステップS16によりスマートフォンSPとしての上記現状情報を送信したら、次にスマートフォンSPのCPU21は、そのディスプレイ22に案内画像が表示されているか否かを改めて確認する(ステップS17)。ステップS17の確認において、当該案内画像が表示されている場合(ステップS17:YES)、CPU21は、当該案内画像を用いた実施例に係る画像使用案内を、サーバ装置Sとの間での上記画像使用案内用画像データの授受により実行する(ステップS18。ステップS7参照)。その後CPU21は、例えば上記車両Cが目的地に到着した等の理由により、実施例に係る案内制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS19)。ステップS19の判定において当該案内制御処理を終了しない場合(ステップS19:NO)、CPU21は上記ステップS17に戻って実施例に係る案内制御処理のうちスマートフォンSPが実行すべき処理を繰り返す。一方ステップS19の判定において当該案内制御処理を終了する場合(ステップS19:YES)、CPU21はスマートフォンSPとしての他の処理に移行する。なおこの場合の他の処理にも、上記現状情報の生成処理及び送信処理が継続して含まれている。
ここで、実施例に係る上記画像使用案内においては(ステップS7、ステップS20、ステップS33)、例えば案内用の地点の検索処理にあっては、サーバ装置Sの記録部5に記録されている上記検索数情報に基づく上記画像使用案内用画像データを用いて、当該検索数情報により示される検索数が最も多い検索結果から順に、予め設定された数の検索結果がスマートフォンSPのディスプレイ22に表示される。また当該検索処理として、記録部5に記録されている上記検索履歴情報に基づき、スマートフォンSPの使用者の検索履歴のうち最新の地点又は最も検索数が多い地点のいずれかをディスプレイ22に表示するように構成してもよい。また、例えば目的地までのルートの探索処理及び当該目的地までの実際の誘導処理としては、サーバ装置Sから送信されてくる上記画像使用案内用画像データを用いた当該探索処理に関連する画像及び当該誘導処理に関連する画像それぞれの表示が、上記画像使用案内用画像データを用いてスマートフォンSPのディスプレイ22により行われる。このとき、上記検索処理、上記探索処理及び上記誘導処理に必要な音声は、サーバ装置Sから送信されてくる上記画像使用案内用音声データを用いて、後述するようにスマートスピーカSKのスピーカ13から出力される。
なお、CPU21による上記ステップS17の判定において、何らかの理由で案内画像が表示されなくなったことが上記表示状態情報により示されている場合(ステップS17:NO)、サーバ装置Sの処理部4は、当該案内画像をディスプレイ22に表示させる旨の案内画像表示指示メッセージを生成し、ネットワークNWを介してスマートフォンSPに送信する(ステップS7)。そして、案内画像が表示されていなかった(ステップS17:NO)スマートフォンSPのCPU21は、当該案内画像表示指示メッセージの受信を監視し(ステップS20)、当該案内画像表示指示メッセージを受信したら(ステップS20:YES)、当該案内画像をディスプレイ22に表示し(ステップS21)、その後上記ステップS18に移行する。一方、案内画像が表示されていなかった場合であっても上記案内画像表示指示メッセージが受信されないときは(ステップS20:NO)、CPU21は画像使用案内を実行せずにスマートフォンSPとしての他の処理に移行する。
次に上記ステップS6の判定において、スマートフォンSPのディスプレイ22に案内画像が表示されていないか、又はディスプレイ22自体が機能していない場合(ステップS6:NO)、サーバ装置Sの処理部4の制御部3は、スマートスピーカSKのみを用いた実施例に係る画像非使用案内を行う旨の画像非使用案内指示メッセージを、ネットワークNWを介してスマートスピーカSKに送信する(ステップS9)。その後制御部3は、スマートスピーカSKを用いた実施例に係る画像非使用案内を、当該スマートスピーカSKとの間での画像非使用案内用データの授受により実行する(ステップS10)。その後処理部4は上記ステップS8に移行する。
他方、上記ステップS28によりスマートスピーカSKとしての上記案内開始メッセージを送信したら、次にスマートスピーカSKのCPU11は、上記画像使用案内指示メッセージを受信したか否かを監視する(ステップS29。ステップS7参照)。そしてステップS29の監視において当該画像使用案内指示メッセージを受信したら(ステップS29:YES)、CPU11は、実施例に係る画像使用案内を、サーバ装置Sとの間での上記画像使用案内用音声データの授受により実行する(ステップS33。ステップS7及びステップS18参照)。
ここで、スマートスピーカSKとしての実施例に係る上記画像使用案内においては、例えば案内用の地点の検索処理にあっては、当該検索処理用の画像のみが上述したようにスマートフォンSPのディスプレイ22に表示され、当該検索処理用の音声はスマートフォンSPのスピーカ13から出力される。また同様に、実施例に係る上記画像使用案内としての探索処理や誘導処理にあっては、当該探索処理に関連する画像及び当該誘導処理に関連する画像それぞれの表示がスマートフォンSPのディスプレイ22により行われ、上記探索処理及び上記誘導処理に必要な音声はスマートスピーカSKのスピーカ13から出力される。
その後CPU11は、例えば上記車両Cが目的地に到着した等の理由により、実施例に係る案内制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS32)。ステップS32の判定において当該案内制御処理を終了しない場合(ステップS32:NO)、CPU11は上記ステップS29に戻って実施例に係る案内制御処理のうちスマートスピーカSKが実行すべき処理を繰り返す。一方ステップS32の判定において当該案内制御処理を終了する場合(ステップS32:YES)、CPU11はスマートスピーカSKとしての他の処理に移行する。なおこの場合の他の処理にも、上記現状情報の生成処理及び送信処理が継続して含まれている。
一方上記ステップS29の監視において上記画像使用案内指示メッセージを受信しない場合(ステップS29:NO)、次にCPU11は、上記画像非使用案内指示メッセージを受信したか否かを監視する(ステップS30。ステップS9参照)。そしてステップS30の監視において当該画像非使用案内指示メッセージを受信したら(ステップS30:YES)、CPU11は、実施例に係る画像非使用案内を、サーバ装置Sとの間での上記画像非使用案内用音声データの授受により実行する(ステップS31。ステップS10参照)。その後CPU11は上記ステップS32に移行する。他方、上記ステップS30の監視において画像非使用案内指示メッセージを受信しない場合(ステップS30:NO)は、CPU11は上記ステップS29に戻って、画像使用案内指示メッセージ又は画像非使用案内指示メッセージの受信を確認する動作を継続する。
ここで、実施例に係る上記画像非使用案内においては(ステップS10、ステップS31参照)、例えば案内用の地点の検索処理にあっては、サーバ装置Sの記録部5に記録されている上記検索数情報に基づき、当該検索数情報により示される検索数が最も多い一の検索結果のみがスマートスピーカSKのスピーカ13からの発話のみにより出力される。この場合に上記案内画像は使用されない。また当該検索処理として、記録部5に記録されている上記検索履歴情報に基づき、スマートフォンSPの使用者の検索履歴のうち最新の地点又は最も検索数が多い地点のみを示す発話のみをスピーカ13から出力するように構成してもよい。更に、予め設定された重み付けを行った結果のスコアが最も高い検索結果のみをスマートスピーカSKのスピーカ13からの発話により出力するように構成してもよい。
また、例えば目的地までのルートの探索処理としては、上記画像使用案内を行う場合よりも、スマートスピーカSKからの音声のみで案内を行うことが難しい移動方法が少なくなるように当該ルートを決定するように構成するのが望ましい。このようなルートの決定方法の一例としては、例えば当該ルートを構成する道路に割り当てられたリンクコストと当該ルートを構成する交差点に割り当てられたターンコストの合計を最小とするようにルートを決定する方法が挙げられる。なおこのようなルートの決定方法については、例えば本願の出願人による日本特許第4361595号に詳しい。
更に、例えば目的地までの実際の誘導処理としては、スマートスピーカSKからの音声のみを用いて、以下のi)乃至iv)のいずれかのように地点を案内することが挙げられる。i)画像使用案内の場合よりも地点案内用の音声のスマートスピーカSKからの出力回数を増加させる。
ii)案内すべき地点が交差点である場合において、当該交差点の名称の呼称自体を音声としてスマートスピーカSKから出力させる。
iii)案内すべき地点を示す地物又は当該地点に対応した地物のうち車両Cから実際に視認可能な地物を示す音声をスマートスピーカSKから出力させる。
iv)案内すべき地点が交差点である場合において、当該交差点の車両Cが進むべき分岐を当該交差点の他の分岐との相対的な関係を用いて示す音声をスマートスピーカSKから出力させる。
ii)案内すべき地点が交差点である場合において、当該交差点の名称の呼称自体を音声としてスマートスピーカSKから出力させる。
iii)案内すべき地点を示す地物又は当該地点に対応した地物のうち車両Cから実際に視認可能な地物を示す音声をスマートスピーカSKから出力させる。
iv)案内すべき地点が交差点である場合において、当該交差点の車両Cが進むべき分岐を当該交差点の他の分岐との相対的な関係を用いて示す音声をスマートスピーカSKから出力させる。
ここで上記i)の案内方法として具体的には、例えば画像使用案内では案内対象の地点までの距離が700メートル、300メートル及び直前の三回案内音声を出力させるところ、実施例に係る画像非使用案内では、上記三つのタイミングに加えて案内対象の地点までの距離が1,000メートルでも案内音声を出力させる案内方法が挙げられる。
また上記iv)の案内方法として具体的には、例えば案内対象の交差点において直角右方向の分岐と直進する分岐との間の右斜め前の分岐へと車両Cを誘導すべき場合、スマートスピーカSKからの案内音声として例えば、「右折道路から二番目の斜め右に進む道路に進入して下さい。」といった案内音声を出力することが挙げられる。
なお、実施例に係る画像使用案内の場合は、上記i)乃至上記iv)が実行されないか、又は、その頻度を画像非使用案内に比べて低減させるか、或いはその案内の情報量を画像非使用案内に比べて低減させる。よってこれらの場合は、案内画像が併用できるときに上記i)乃至上記iv)が実行されることの煩わしさを使用者に感じさせることがない。
また、音声のみを用いた誘導処理が極端に複雑となる場合(例えば分岐が多い交差点や目標となる地物が複雑となる場合、或いは目標となる地物自体が車両Cから視認できない場合)等、予め設定された条件が満たされた場合にサーバ装置Sの処理部4の制御部3は、当該スマートスピーカSKと同じ車両C内にあるはずのスマートフォンSPに対して上記案内画像表示指示メッセージを送信し、そのディスプレイ22に案内画像を強制的に表示させることで(上記ステップS23参照)、上記画像使用案内を併用するように構成することもできる。なおこの場合の「音声のみを用いた誘導処理が極端に複雑となる場合」とは、例えば、分岐が多い交差点や、目標となる地物が複雑となる場合、又は目標となる地物自体が車両Cから視認できない場合等が挙げられる。
なお実施例に係る案内制御処理では、上記ステップS18、上記ステップS31及び上記ステップS33等により案内が実行されるが、その後、案内終了までの間も、前述の通り、上記ステップS15、上記ステップS16、上記ステップS25及び上記ステップS26における上記現状情報の生成処理及び送信処理や、上記ステップS1及び上記ステップS2における上記現状情報の受信処理及び記録処理は、予め設定された間隔の上記タイミングごとに継続して実行される。そのため、例えば、画像使用案内が実行されていても、その後、スマートフォンSPの電源が切られる、スマートフォンSPとスマートスピーカSKが予め設定された範囲外(例えば、予め設定された閾値距離以上の位置関係)になるなど画像使用案内の条件を満たさなくなったことが判定されると、画像非使用案内に切り替えるように構成することも可能である。また、その逆に、画像非使用案内中に、画像使用案内の条件を満たすと、画像使用案内に切り替えるように構成することも可能である。
以上それぞれ説明したように、実施例に係る案内制御処理によれば、案内画像を表示するスマートフォンSPと、移動案内用の音声を出力するスマートスピーカSKと、が閾値距離以下の範囲内にあるか否かの判定結果(図4ステップS5参照)に応じてスマートスピーカSKからの音声の出力態様を異ならせる。よって、別個の上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKとが共に閾値距離範囲内にあるか否かに応じて、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
なお、上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKとが予め設定されたか範囲内にあるか否かを判断する手段としては、前述の距離により判断する方法に限られない。例えば、予め設定された範囲を、特定の空間と設定することも可能である。例えば、当該特定の空間を特定の自動車内と設定し、具体的には、当該車両内に特定の電波を発生させ、当該車両外には当該電波が発生し得ない(例えば当該車両から漏れない)よう技術的に工夫する。更に当該特定の電波を検知するセンサを上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKに設け、そのセンサの検知結果を現状情報の一部としてサーバ装置Sに送信することで、上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKがともに特定の自動車内に存在するか否かをサーバ装置Sにおいて判断することが可能となる。
また、スマートフォンSPの使用者とスマートスピーカSKの使用者との同一性の判定結果(図4ステップS4参照)と、上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKとが共に閾値距離範囲内にある場合における案内画像が表示されているか否かの判定結果(図4ステップS5参照)と、に応じてスマートスピーカSKからの音声の出力態様を異ならせる場合には、使用者の同一性をも加味した上で、音声のみにより必要な情報を的確に提供することができる。
更に、検索用又は案内用の案内画像が表示されているか否かを判定し(図4ステップS6参照)、スマートフォンSP及びスマートスピーカSKが上記閾値距離以内の位置に存在し、且つ、当該案内画像が表示されているか否かの判定結果に応じて、スマートスピーカSKからの音声の出力態様を異ならせる場合には、案内画像の表示の有無に応じて音声により必要な情報を的確に適用することができる。
更に、上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKとが共に閾値距離範囲内にあり且つ案内画像が表示されていると判定された場合に、スマートスピーカSKからの音声の出力態様に関連する内容の画像をスマートフォンSPのディスプレイ22に表示させる場合には、当該画像を用いてより的確に情報を提供することができる。
更にまた、上記スマートフォンSPと上記スマートスピーカSKとが共に閾値距離範囲内にある場合に案内画像が表示されており、且つ、スマートフォンSPの使用者とスマートスピーカSKの使用者との同一であると判定された場合に、スマートスピーカSKからの音声の出力態様に関連する内容の画像をスマートフォンSPのディスプレイ22に表示させる場合は、使用者の同一性も加味した上で、画像を用いてより的確に情報を提供することができる。
また、スマートスピーカSKからの音声の出力態様がナビゲーション用の出力態様である場合は、ナビゲーションを行う場合においてスマートフォンSPにおける案内画像が非表示である場合でも、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
更に、上記ナビゲーションが経路設定処理を含む場合は、経路設定処理を含むナビゲーションを行う場合においてスマートフォンSPにおける案内画像が非表示である場合でも、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
更にまた、上記ナビゲーションが経路誘導処理を含む場合は、経路誘導処理を含むナビゲーションを行う場合においてスマートフォンSPにおける案内画像が非表示である場合でも、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
また、スマートスピーカSKからの音声の出力態様が検索用の出力態様である場合は、検索を行う場合においてスマートフォンSPにおける案内画像が非表示である場合でも、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
更に、スマートスピーカSKからの音声の出力態様が地点検索用の出力態様である場合は、地点検索を行う場合においてスマートフォンSPにおける案内画像が非表示である場合でも、必要な情報を音声のみにより的確に提供することができる。
また、実施例に係る画像非使用案内の場合は、地点等の検索結果として一の当該検査結果のみを含む音声を出力させるので、案内画像が非表示であっても、車両Cの使用者が認識し易い態様で的確に検索結果を出力させることができる。
更に、実施例に係る画像非使用案内の場合に、複数の検索手法によって得られた複数の検索結果それぞれの過去の検索数を示す検索数情報に基づき、複数の検索結果のうち検索数が最も大きい当該検索結果のみを含む音声を出力させるので、案内画像が非表示であっても、より一般的且つ的確な検索結果を出力させることができる。
一方実施例に係る画像非使用案内の場合に、スマートフォンSPの使用者又はスマートスピーカSKの使用者の少なくともいずれか一方による過去の検索履歴を示す検索履歴情報に基づいて、一の検査結果のみを含む音声を出力させる場合は、案内画像が非表示であっても、当該いずれかの使用者に適した的確な検索結果を出力させることができる。
また、上記i)乃至上記iv)のように音声で地点を案内する場合は、案内画像が非表示であっても、地点の情報を音声のみにより的確に出力させることができる。
更に実施例に係る画像非使用案内の場合に、案内画像を表示しながら移動案内を行う場合よりも移動案内用の音声のみで移動案内を行うことが難しい移動方法が少なくなるように、車両Cが移動すべきルートを決定し、その決定されたルートに従って音声のみで車両Cを案内するときには、音声のみで移動案内を行うことが難しい移動方法が少なくなるようにルートが決定されるので、当該音声のみにより、より的確に案内を行うことができる。
更にまた実施例に係る画像非使用案内中に既定の条件が満たされた場合に案内画像を表示させる(図4ステップS21参照)ので、必要な場合に案内画像を表示させることで、より的確な案内を実現することができる。
なお上述した実施例では、実施例に係るスマートフォンSP及びスマートスピーカSKが車両C内に置かれている場合の画像使用案内及び画像非使用案内についてそれぞれ説明したが、これ以外に、スマートフォンSPと同機能の携帯型無線電話機(携帯電話)と、スピーカ付のタブレット端末と、が一の車両内に置かれている場合における画像使用案内及び画像非使用案内に本願を適用することも可能である。
また上述した実施例では、スマートフォンSPとスマートスピーカSKとが閾値距離以下の範囲に存在しているか否かをそれぞれの現在位置情報を用いて判定したが(図4ステップS5参照)、これ以外に、スマートフォンSPとスマートスピーカSKとがいわゆる近距離無線通信で接続されているか否かに基づいて、両者が閾値距離以下の範囲に存在しているか否かを判定するように構成することもできる。この場合は、当該近距離通信の接続限界に相当する距離を上記閾値距離に対応させればよい。
更に、上記画像非使用案内時の音声による案内において、いわゆる同音異義語間の相違を使用者に理解させるべく、例えば付加的な説明を音声により追加するように構成してもよい。
更にまた、上述した実施例では車両C内にスマートスピーカSKとスマートフォンSPとが存在する場合について説明したが、本願は、自動車、二輪車、歩行者などの移動体にも適用可能である。
また、図4に示すステップS4乃至ステップS6のうち、ステップS4及びステップS6の判定をしないでステップS5の判定のみにより、画像使用案内を実行するか画像非使用案内を実行するかを決めるように構成してもよい。
更に、検索に関する実施例は、必ずしも、案内に関する検索にのみ適用されるものではない。
更にまた、図4左に示したサーバ装置Sとして実行されるべき案内制御処理を示すフローチャートに相当するプログラムを、光ディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を実施例に係るサーバ装置Sの処理部4、判定部3及び制御部3として機能させることも可能である。
1 接続手段(インターフェース)
2 判定手段(判定部)
3 制御手段(制御部)
4 処理部
11、21 CPU
S 案内制御装置(サーバ装置)
C 移動体(車両)
SS 案内制御システム
SK 出力装置(スマートスピーカ)
SP 表示装置(スマートフォン)
2 判定手段(判定部)
3 制御手段(制御部)
4 処理部
11、21 CPU
S 案内制御装置(サーバ装置)
C 移動体(車両)
SS 案内制御システム
SK 出力装置(スマートスピーカ)
SP 表示装置(スマートフォン)
Claims (1)
- 画像を表示する表示装置と、音声を出力する出力装置と、に、通信によりそれぞれ接続可能な接続手段と、
前記表示装置及び前記出力装置が予め設定された範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に応じて、前記音声の出力態様を異ならせる制御手段と、
を備えることを特徴とする案内制御装置。
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