JP2023104686A - Information processing method, computer program, information processing device and information processing system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、サービス等を利用する顧客等の認証を実現する情報処理方法、コンピュータプログラム、情報処理装置及び情報処理システムに関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to an information processing method, a computer program, an information processing apparatus, and an information processing system for realizing authentication of a customer who uses a service or the like.
従来、ユーザの顔等を撮影した撮影画像に基づいてユーザを認証する顔認証の技術が広く普及している。近年では、機械学習により生成された学習モデル、いわゆるAI(Artificial Intelligence)を用いた顔認証が行われ、認証精度の向上が図られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, face authentication technology for authenticating a user based on a photographed image of the user's face or the like has been widely used. In recent years, face authentication using a learning model generated by machine learning, so-called AI (Artificial Intelligence), has been performed to improve authentication accuracy.
特許文献1においては、占有スペースの入口に設置された施錠システムの撮像装置により訪問者の顔画像を撮像し、撮像した顔画像に関する情報と記録されている訪問者の顔画像に関する情報とを比較し、撮像装置により顔画像が撮像された日時と事前に登録されている訪問日時情報とを比較し、両比較結果に基づいて訪問者の認証を行う顔認証システムが記載されている。
In
従来の顔認証技術は、ユーザ個人について認証を行うものであった。特許文献1に記載の顔認証システムも、訪問者個人について認証を行うシステムである。
Conventional face authentication technology authenticates an individual user. The face authentication system described in
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複数のユーザを含むグループの認証を行うことができる情報処理方法、コンピュータプログラム、情報処理装置及び情報処理システムを提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide an information processing method, a computer program, an information processing apparatus, and an information processing method capable of authenticating a group including a plurality of users. It is to provide a system.
一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、複数のユーザが所属するグループと、当該グループに所属するユーザの特徴を示す特徴情報とを対応付けてデータベースに記憶し、ユーザを撮影した撮影画像を取得し、取得した撮影画像及び前記データベースに記憶された特徴情報に基づいて、前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定する。 In an information processing method according to an embodiment, an information processing apparatus stores in a database a group to which a plurality of users belong and characteristic information indicating characteristics of users belonging to the group in association with each other, and photographs the user. A photographed image is acquired, and a group to which the user shown in the photographed image belongs is specified based on the acquired photographed image and the characteristic information stored in the database.
一実施形態による場合は、複数のユーザを含むグループの認証を行うことが期待できる。 According to one embodiment, it can be expected to authenticate a group containing multiple users.
本発明の実施形態に係る情報処理システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 A specific example of an information processing system according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. The present invention is not limited to these examples, but is indicated by the scope of the claims, and is intended to include all modifications within the scope and meaning equivalent to the scope of the claims.
<システム概要>
図1は、本実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、複数のユーザが所属するグループを認証する処理を行うシステムである。本実施の形態においてグループは、例えば家族又は友達同士等の人の集まりである。ただし本実施の形態に係る情報処理システム扱うグループには、ユーザが1人のみ所属するグループが含まれていてもよい。
<System overview>
FIG. 1 is a schematic diagram for explaining an outline of an information processing system according to this embodiment. An information processing system according to the present embodiment is a system that performs processing for authenticating a group to which a plurality of users belong. In this embodiment, a group is a gathering of people such as family members or friends. However, the group handled by the information processing system according to the present embodiment may include a group to which only one user belongs.
図示の例は、本実施の形態に係る情報処理システムを飲食店等の店舗(施設)に適用した場合のものであり、店舗を利用する顧客をユーザとし、店舗を共に利用する一纏まりのユーザをグループとしている。なお本実施の形態に係る情報処理システムは、飲食店等の店舗に限らず、例えばテーマパーク、ショッピングセンター又は映画館等のように、ユーザがグループで訪れ得る種々の施設にて用いられてよい。本実施の形態に係る情報処理システムは、サーバ装置1と、ユーザが利用する端末装置3と、店舗の店員(従業員)が利用する端末装置5とを含んで構成されている。飲食店等の店舗には、例えば1つのグループが利用する1つのテーブルに1つの端末装置3が設置され、ユーザは端末装置3を利用してメニューの閲覧及び商品の注文等を行うことができる。ユーザが端末装置3を利用して入力した注文内容は、ネットワークを介した通信によりサーバ装置1へ送信され、サーバ装置1から店員の端末装置5へ送信されて表示される。店員は端末装置5に表示された注文内容に従って、商品をユーザに提供することができる。
The illustrated example is a case where the information processing system according to the present embodiment is applied to a store (facility) such as a restaurant. are grouped. The information processing system according to the present embodiment is not limited to stores such as restaurants, and may be used in various facilities such as theme parks, shopping centers, and movie theaters where users can visit in groups. . The information processing system according to the present embodiment includes a
本実施の形態に係る情報処理システムでは、上述のように一纏まりの複数のユーザをグループとして扱い、例えば店舗を訪れたグループに対してポイントの付与、クーポン券の配布、又は、支払う代金の割引等のインセンティブを与えるサービスを提供する。このために本実施の形態に係る情報処理システムでは、店舗を訪れたグループに所属するユーザの顔を端末装置3にて撮影し、撮影した画像をサーバ装置1が取得して、撮影画像に写されたユーザが所属するグループが予め登録されたグループであることを認証する処理を行う。グループに対して付与されたインセンティブは、このグループに所属するユーザの誰もが利用可能である。
In the information processing system according to the present embodiment, a group of users is treated as a group as described above, and for example, points are given to a group visiting a store, coupons are distributed, or payment is discounted. We provide services that provide incentives such as For this reason, in the information processing system according to the present embodiment, the faces of users belonging to a group who have visited a store are photographed by the
本実施の形態に係る情報処理システムにおいて、例えば店舗を訪れたユーザは、テーブルに設置された端末装置3を操作して、サービスの利用開始のための手続を行う。この際に端末装置3は、ユーザに対して顔の撮影を要求するメッセージ等を表示して、ユーザに顔の撮影を促す。ユーザは、端末装置3に設けられたカメラを用いて、自身の又はグループ内の他のユーザの顔を撮影する。端末装置3は、撮影により得られたユーザの顔の画像をサーバ装置1へ送信する。
In the information processing system according to the present embodiment, for example, a user who visits a store operates the
サーバ装置1は、端末装置3から受信したユーザの顔の画像に基づいて、このユーザが所属するグループを認証する処理を行う。本実施の形態に係る情報処理システムでは、グループのIDとこのグループに所属するユーザの顔の特徴量とを対応付けてデータベースに記憶している。サーバ装置1は、端末装置3から受信した画像からユーザの顔の特徴量を算出し、算出した特徴量に対応するものをデータベースから検索することにより、このユーザが所属するグループを特定する。この特定結果に基づいてサーバ装置1は、店舗に来店したユーザのグループが、データベースに記憶されたグループであることを認証する。サーバ装置1は、グループの認証に成功した場合、その旨を端末装置3及び端末装置5へ通知すると共に、認証したグループに対して来店ポイント又はサービス券等のインセンティブの付与を行ってよい。
Based on the face image of the user received from the
なお本実施の形態に係る情報処理システムでは、1人のユーザは1つのグループに所属し、複数のグループには所属しないものとする。ただし情報処理システムは、1人のユーザが複数のグループに所属することを許容してもよい。この場合にサーバ装置1は、例えば端末装置3から受信した画像に写されたユーザが所属する複数のグループを候補として提示し、グループの選択をユーザから受け付けてもよい。また例えばサーバ装置1は、1人のユーザでグループを特定できない場合に、2人目以降のユーザの顔の撮影を要求し、これに応じて端末装置3から取得した画像に基づいて複数のユーザが所属する1つのグループを特定してもよい。
In the information processing system according to this embodiment, one user belongs to one group and does not belong to a plurality of groups. However, the information processing system may allow one user to belong to multiple groups. In this case, the
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、少なくとも1人のユーザが店舗に来店したことが確認されれば、このユーザが所属するグループが認証され、このグループが店舗に来店したものとして扱われる。ただし情報処理システムは、2人以上のユーザの来店を確認してグループを認証してもよい。また本実施の形態に係る情報処理システムでは、1つのグループに所属するユーザの人数に上限は設けられないものとするが、これに限るものではなく、1つのグループに所属するユーザの人数に所定の上限を設けてもよい。 Further, in the information processing system according to the present embodiment, if it is confirmed that at least one user has visited the store, the group to which this user belongs is authenticated, and this group is treated as having visited the store. . However, the information processing system may verify the visit of two or more users to authenticate the group. In addition, in the information processing system according to the present embodiment, there is no upper limit to the number of users belonging to one group. An upper limit may be set for
またサーバ装置1は、端末装置3から受信したユーザの顔の画像に基づいてデータベースを検索し、このユーザの顔の特徴量がデータベースに記憶されておらず、このユーザが所属するグループが存在しない場合、このユーザが所属するグループを新たに登録する処理を行う。またサーバ装置1は、既にデータベースに記憶されているグループに対して、新たなユーザ(の顔の特徴量)を追加して登録する処理を行う。またサーバ装置1は、データベースに登録されたグループから所定のユーザを削除する処理を行うこともできる。
Further, the
店舗の店員が使用する端末装置5は、サーバ装置1からグループを認証したことを通知された際に、認証されたグループ、即ち店舗に来店したグループに関する情報を表示する。端末装置5は、例えば認証されたグループに所属するユーザの顔画像を表示してもよく、また例えばこのグループが過去に注文した商品の履歴等の情報を表示してもよく、また例えばこのグループに関して過去に生じたトラブル等の情報を表示してもよく、これら以外のどのような情報を表示してもよい。
When the
<装置構成>
図2は、本実施の形態に係るサーバ装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るサーバ装置1は、処理部11、記憶部(ストレージ)12及び通信部(トランシーバ)13等を備えて構成されている。なお本実施の形態においては、1つのサーバ装置にて処理が行われるものとして説明を行うが、複数のサーバ装置が分散して処理を行ってもよい。
<Device configuration>
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the
処理部11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)又は量子プロセッサ等の演算処理装置、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。処理部11は、記憶部12に記憶されたサーバプログラム12aを読み出して実行することにより、端末装置3から取得した撮影画像に写されたユーザが所属するグループを認証する処理、及び、データベースに対するグループの登録処理等の種々の処理を行う。
The
記憶部12は、例えばハードディスク等の大容量の記憶装置を用いて構成されている。記憶部12は、処理部11が実行する各種のプログラム、及び、処理部11の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部12は、処理部11が実行するサーバプログラム12aを記憶する。また記憶部12は、グループの認証に用いる種々の情報を記憶するグループDB(データベース)12b、及び、グループの認証処理等に用いられる機械学習済みの学習モデルに関する情報を記憶する学習モデル記憶部12cが設けられている。
The
本実施の形態においてサーバプログラム(コンピュータプログラム、プログラム製品)12aは、メモリカード又は光ディスク等の記録媒体99に記録された態様で提供され、サーバ装置1は記録媒体99からサーバプログラム12aを読み出して記憶部12に記憶する。ただし、サーバプログラム12aは、例えばサーバ装置1の製造段階において記憶部12に書き込まれてもよい。また例えばサーバプログラム12aは、遠隔の他のサーバ装置等が配信するものをサーバ装置1が通信にて取得してもよい。例えばサーバプログラム12aは、記録媒体99に記録されたものを書込装置が読み出してサーバ装置1の記憶部12に書き込んでもよい。サーバプログラム12aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体99に記録された態様で提供されてもよい。
In this embodiment, the server program (computer program, program product) 12a is provided in a form recorded in a
図3は、グループDB12bの一例を示す模式図である。本実施の形態に係るグループDB12bは、例えば「グループID」、「特徴情報」、「インセンティブ情報」及び「履歴情報」等が対応付けて記憶されたデータベースである。「グループID」は、一又は複数のユーザが所属するグループに対して付された識別情報である。「グループID」は、グループの登録の際にサーバ装置1によって自動的に決定されるか、又は、グループの登録の際にユーザの入力により決定される。
FIG. 3 is a schematic diagram showing an example of the group DB 12b. The group DB 12b according to the present embodiment is a database in which, for example, "group ID", "feature information", "incentive information", "history information", etc. are stored in association with each other. “Group ID” is identification information assigned to a group to which one or more users belong. The "group ID" is automatically determined by the
「特徴情報」は、グループに所属する一又は複数のユーザについて、顔を撮影した画像から算出した特徴量に関する情報である。本実施の形態において各ユーザの特徴量は、例えば数十次元~数百次元のベクトル情報である。本実施の形態に係る情報処理システムでは、画像の入力に対してこの画像の特徴量を出力するよう予め機械学習がなされた学習モデルを用いて、ユーザの顔を撮影した画像から特徴量を算出する。サーバ装置1は、例えばグループの登録を行う際にユーザを撮影した撮影画像を端末装置3から取得し、取得した画像を学習モデルへ入力して特徴量を算出し、算出した特徴量をこのユーザが所属するグループに対応付けてグループDB12bに記憶する。
The “feature information” is information relating to a feature amount calculated from an image of the face of one or more users belonging to the group. In this embodiment, the feature amount of each user is, for example, tens to hundreds of dimensions of vector information. In the information processing system according to the present embodiment, a feature amount is calculated from an image of the user's face using a learning model that has undergone machine learning in advance so as to output the feature amount of the image in response to the input of the image. do. For example, when registering a group, the
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、1人のユーザについて少なくとも2種類の特徴量のいずれかが算出されてグループDB12bに記憶される。第1の特徴量はユーザの顔全体の特徴を示す特徴量であり、第2の特徴量はユーザの顔の一部分の特徴を示す特徴量である。詳しくは、第2の特徴量は、ユーザの顔全体から、口及び鼻の部分とこれらの周辺の部分と除いた部分の特徴を示す特徴量(即ち、ユーザの顔全体から、マスクで覆い隠される部分を除いた部分の特徴を示す特徴量)である。換言すれば、第2の特徴量は、ユーザの目の特徴を含み、ユーザの口の特徴を含まない特徴量である。 Further, in the information processing system according to the present embodiment, one of at least two types of feature amounts for one user is calculated and stored in the group DB 12b. The first feature amount is a feature amount that indicates the features of the user's entire face, and the second feature amount is a feature amount that indicates the features of a portion of the user's face. Specifically, the second feature amount is a feature amount indicating the features of the user's entire face excluding the mouth and nose and their surroundings (that is, the user's entire face is covered with a mask). This is a feature quantity that indicates the features of the part excluding the part that is In other words, the second feature amount is a feature amount that includes the features of the user's eyes and does not include the features of the user's mouth.
「インセンティブ情報」は、例えばグループに対して付与されたポイント又はクーポン等のインセンティブに関する情報である。図示の例では「5%割引」及び「30%割引」等のクーポンがグループに対して付与されていることが示されている。「履歴情報」は、グループによる店舗の利用履歴、例えば以前に店舗を利用した日時、又は、以前に店舗を利用した際に注文した商品等の情報である。図示の例では「来店2回目」及び「来店10日目」等のように、グループによる店舗の利用回数が「履歴情報」として記憶されている。 "Incentive information" is information about incentives such as points or coupons given to a group, for example. In the illustrated example, coupons such as "5% discount" and "30% discount" are given to groups. "History information" is information such as the history of use of the store by the group, such as the date and time when the store was previously used, or the products ordered when the store was previously used. In the illustrated example, the number of times the group has used the store is stored as "history information", such as "2nd visit" and "10th day of visit".
なお図3に示したグループDB12bの構成は一例であって、これに限るものではない。例えばグループDB12bには、「インセンティブ情報」及び「履歴情報」を含まなくてよい。また例えばグループDB12bの「特徴情報」には、特徴量に代えて又は特徴量と共に、グループの登録の際に撮影されたユーザの顔の撮影画像が記憶されてもよい。グループDB12bに撮影画像を記憶して特徴量を記憶しない場合、サーバ装置1は、記憶された撮影画像を基に、必要に応じてユーザの特徴量を算出することができる。また例えばグループDB12bには、グループに所属するユーザの性別又は年齢等の属性情報が記憶されてもよい。
Note that the configuration of the group DB 12b shown in FIG. 3 is an example, and is not limited to this. For example, the group DB 12b may not include "incentive information" and "history information". Further, for example, in the "feature information" of the group DB 12b, instead of or together with the feature amount, a photographed image of the user's face taken at the time of registration of the group may be stored. When the captured image is stored in the group DB 12b and the feature amount is not stored, the
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、グループDB12bにはグループを識別する識別情報として「グループID」が記憶されるが、このグループに所属する各ユーザの名前、ユーザID、電話番号又はメールアドレス等のように、各ユーザを識別する識別情報は記憶されない。本実施の形態に係る情報処理システムは、このようなユーザの個人を特定できる情報をデータベースに記憶しないことで、個人情報が漏えいするリスクを回避することが期待できる。ただし、グループDB12bに、ユーザの名前又はユーザID等の識別情報を記憶してもよい。 In the information processing system according to the present embodiment, the group DB 12b stores a "group ID" as identification information for identifying a group. Identification information that identifies each user, such as an address, is not stored. The information processing system according to the present embodiment can be expected to avoid the risk of leakage of personal information by not storing such information that can identify an individual user in the database. However, identification information such as user names or user IDs may be stored in the group DB 12b.
記憶部12の学習モデル記憶部12cは、サーバ装置1がグループの認証処理に用いる学習済みの学習モデルに関する情報を記憶する。学習モデルに関する情報には、例えば学習モデルがどのような構成であるかを示す構成情報、及び、機械学習の処理により決定された学習モデルの内部パラメータの値等の情報が含まれ得る。本実施の形態においてサーバ装置1は、学習モデルを生成する機械学習の処理を行わず、他の装置が生成した学習済みの学習モデルを取得し、取得した学習モデルを学習モデル記憶部12cに記憶して使用する。ただし、サーバ装置1が機械学習の処理を行って学習モデルを生成してもよい。
The learning
本実施の形態においてサーバ装置1が使用する学習モデルは、例えば画像に写された人がマスクを着用しているか否かを推定するマスク推定モデル、画像に写された人の顔全体の特徴量を算出する第1特徴量算出モデル、及び、画像に写された人の特定部分の特徴量を算出する第2特徴量算出モデル等の学習モデルである。マスク推定モデルは、例えば人の顔が撮影された画像を入力として受け付けて、この画像に写された人がマスクを着用しているか否かを分類する分類モデルである。マスク推定モデルは、例えばDNN(Deep Neural Network)又はCNN(Convolutional Neural Network)等の構成の学習モデルである。マスク推定モデルは、例えばマスクを着用した人の画像にマスクを着用している旨のフラグを付し、マスクを着用していない人の画像にマスクを着用していない旨のフラグを付した学習用データ(教師データ)を用いて、いわゆる教師ありの機械学習を行うことにより生成され得る。
The learning model used by the
第1特徴量算出モデルは、例えば人の顔が撮影された画像を入力として受け付けて、この顔全体の特徴を示す特徴量のベクトルを出力する学習モデルである。例えば入力された画像を特徴量のベクトルに変換するエンコーダ及び特徴量のベクトルを元の画像へ変換するデコーダを有するエンコーダ・デコーダの学習モデルを機械学習により生成し、この学習モデルのエンコーダを第1特徴量算出モデルとして用いることができる。例えば第1特徴量算出モデルは、人の顔が撮影された複数の画像を学習用データとして用いて、いわゆる教師なしの機械学習を行うことにより生成され得る。 The first feature value calculation model is a learning model that receives, for example, an image of a person's face as an input and outputs a vector of feature values representing the features of the entire face. For example, a learning model of an encoder/decoder having an encoder that converts an input image into a feature amount vector and a decoder that converts the feature amount vector into the original image is generated by machine learning, and the encoder of this learning model is the first It can be used as a feature amount calculation model. For example, the first feature value calculation model can be generated by performing so-called unsupervised machine learning using a plurality of images of human faces as learning data.
第2特徴量算出モデルは、例えば人の顔が撮影された画像を入力として受け付けて、この顔の特定部分の特徴を示す特徴量のベクトルを出力する学習モデルである。本実施の形態において第2特徴量算出モデルは、人の顔における目及びその周辺部分を特定部分とし、この特定部分の特徴を示す特徴量のベクトルを出力する。ただし特定部分はこれに限らず、人の顔の様々な部分が特定部分として採用されてよい。第2特徴量算出モデルは、例えば入力された人の顔の撮影画像から目及びその周辺部分の画像領域を抽出する学習モデルと、抽出した画像領域について特徴量のベクトルを出力する学習モデルとを用いて構成され得る。画像領域を抽出する学習モデルは、例えば物体検出又はセグメンテーション等を行う既存の学習モデルが用いられ得る。また画像領域の特徴量のベクトルを出力する学習モデルは、第1特徴量算出モデルと同様の方法で、人の顔の特定部分の画像を用いた機械学習を行うことにより生成され得る。 The second feature amount calculation model is a learning model that receives, for example, an image of a person's face as an input and outputs a feature amount vector that indicates the features of a specific portion of the face. In the present embodiment, the second feature amount calculation model outputs a vector of feature amounts indicating the features of the specific portion, with the eye and the peripheral portion of the human face as the specific portion. However, the specific part is not limited to this, and various parts of a person's face may be adopted as the specific part. The second feature value calculation model includes, for example, a learning model that extracts an image region of eyes and their surroundings from an input photographed image of a person's face, and a learning model that outputs a vector of feature values for the extracted image region. can be configured using An existing learning model for object detection or segmentation, for example, can be used as the learning model for extracting image regions. A learning model that outputs a vector of feature values of an image region can be generated by performing machine learning using an image of a specific portion of a person's face in the same manner as the first feature value calculation model.
サーバ装置1の通信部13は、携帯電話通信網、無線LAN(Local Area Network)及びインターネット等を含むネットワークNを介して、種々の装置との間で通信を行う。本実施の形態において通信部13は、ネットワークNを介して、一又は複数の端末装置3,5との間で通信を行う。通信部13は、処理部11から与えられたデータを他の装置へ送信すると共に、他の装置から受信したデータを処理部11へ与える。
The
なお記憶部12は、サーバ装置1に接続された外部記憶装置であってよい。またサーバ装置1は、複数のコンピュータを含んで構成されるマルチコンピュータであってよく、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。またサーバ装置1は、上記の構成に限定されず、例えば可搬型の記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部、操作入力を受け付ける入力部、又は、画像を表示する表示部等を含んでもよい。
Note that the
また本実施の形態に係るサーバ装置1には、記憶部12に記憶されたサーバプログラム12aを処理部11が読み出して実行することにより、撮影画像取得部11a、特徴量算出部11b、グループ認証部11c、登録処理部11d、インセンティブ付与部11e及び情報送信部11f等が、ソフトウェア的な機能部として処理部11に実現される。なお本図においては、処理部11の機能部として、ユーザが所属するグループを認証する処理に関連する機能部を図示し、これ以外の処理に関する機能部は図示を省略している。
Further, in the
撮影画像取得部11aは、端末装置3にて撮影されたユーザの顔の画像を取得する処理を行う。本実施の形態に係る情報処理システムにおいては、店舗を訪れたユーザが端末装置3を利用して自身の顔の撮影を行い、端末装置3は撮影したユーザの顔の画像をサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1の撮影画像取得部11aは、このときに端末装置3から送信されるユーザの顔の撮影画像を通信部13にて受信することにより取得し、取得した撮影画像を記憶部12に一時的に記憶する。また撮影画像取得部11aは、例えば取得した撮影画像が不鮮明であるなど、認証に適さない画像である場合に、端末装置3に対して再撮影を依頼してもよい。
The captured
特徴量算出部11bは、撮影画像取得部11aが取得したユーザの顔の撮影画像を基に、学習モデル記憶部12cに記憶された一又は複数の学習モデルを用いて、撮影画像に写されたユーザの顔に関する第1の特徴量又は第2の特徴量を算出する処理を行う。特徴量算出部11bは、撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定し、マスクを着用していない場合には顔全体の特徴を示す第1の特徴量を算出する。これに対してユーザがマスクを着用している場合、特徴量算出部11bは、ユーザの目及びその周辺部分の特定部分の特徴を示す第2の特徴量を算出する。なお特徴量算出部11bは、ユーザがマスクを着用していない場合に、第1の特徴量及び第2の特徴量の両方を算出してもよい。
Based on the photographed image of the user's face acquired by the photographed
グループ認証部11cは、特徴量算出部11bが算出した特徴量に基づいて、撮影画像に写されたユーザが所属するグループを認証する処理を行う。グループ認証部11cは、特徴量算出部11bが算出した特徴量(第1の特徴量又は第2の特徴量)と、グループDB12bに登録された特徴量との類似度を算出する。類似度には例えばコサイン類似度が採用され得るが、これ以外の類似度であってもよい。グループ認証部11cは、特徴量算出部11bが算出した特徴量と最も類似度が高く且つ類似度が所定の閾値を超える特徴量をグループDB12bから検索し、この特徴量が登録されているグループをユーザが所属するグループであると特定し、このグループが店舗を利用する正当なグループであると認証する。またグループ認証部11cは、特徴量算出部11bが算出した特徴量との類似度が所定の閾値を超える特徴量がグループDB12bに登録されていない場合、端末装置3を用いて撮影を行ったユーザが所属するグループが未登録であると判断し、端末装置3に対して新規のグループの登録等の処理を行わせる。
The
登録処理部11dは、グループDB12bに新規のグループに関する情報を登録する処理、及び、既存のグループに新規のユーザを追加する処理等を行う。登録処理部11dは、グループDB12bに新規のグループIDを追加し、このグループIDに対して端末装置3にて撮影されたユーザの顔の画像から算出した第1の特徴量及び第2の特徴量を対応付けて記憶することにより、新規のグループの登録を行う。また登録処理部11dは、ユーザの追加登録を端末装置3から要求された場合には、端末装置3から取得した撮影画像に写されたユーザの第1の特徴量及び第2の特徴量を、登録済みのグループIDに対応付けて追加して記憶する。なお本実施の形態においては、新規のグループの登録を行う場合及びユーザの追加登録を行う場合には、ユーザに対してマスクを着用していない顔の撮影を要求し、撮影されたユーザの顔の画像から第1の特徴量及び第2の特徴量を共に算出してグループDB12bに記憶する。また登録処理部11dは、これらの特徴量の登録を行う前に、新たに登録しようとするユーザの特徴量が既にグループDB12bに登録済みでないことを確認する処理を行ってよい。
The
インセンティブ付与部11eは、グループ認証部11cが認証したグループに対して、ポイント又はクーポン等のインセンティブを付与する処理を行う。インセンティブ付与部11eは、例えば1日に1回、店舗に来店して認証されたグループに対して、支払金額に対して所定の割引を適用するクーポンをインセンティブとして付与し、グループDB12bのインセンティブ情報にその旨の情報を記憶する。なお、インセンティブ付与部11eが付与するインセンティブは、ポイント又はクーポンに限らず、どのようなものであってもよい。
The
情報送信部11fは、グループ認証部11cが認証したグループに関する情報を、店舗の端末装置5へ送信する処理を行う。本実施の形態において情報送信部11fは、認証されたグループについてグループDB12bの履歴情報に記憶された情報を読み出し、読み出した履歴情報を店舗の端末装置5へ送信する。これにより端末装置5は、店舗を訪れたユーザのグループがいずれのグループであるか、及び、このグループが以前にこの店舗を利用した回数などの履歴情報を表示して店員に提示することができる。
The
図4は、本実施の形態に係る端末装置3の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る端末装置3は、処理部31、記憶部(ストレージ)32、通信部(トランシーバ)33、表示部(ディスプレイ)34、操作部35及びカメラ36等を備えて構成されている。端末装置3は、例えば店舗を訪れた客等のユーザが使用する装置であり、例えばタブレット型端末装置又はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成され得る。なお本実施の形態において端末装置3は、店舗に備えられるものとするが、これに限るものではなく、例えばユーザが所持するスマートフォン又はタブレット型端末装置等が用いられてもよい。
FIG. 4 is a block diagram showing the configuration of the
処理部31は、CPU又はMPU等の演算処理装置、ROM及び等を用いて構成されている。処理部31は、記憶部32に記憶されたプログラム32aを読み出して実行することにより、店舗を訪れたユーザのグループを認証する処理及びグループに関する情報を登録する処理等の種々の処理を行う。
The
記憶部32は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子又はハードディスク等の記憶装置等を用いて構成されている。記憶部32は、処理部31が実行する各種のプログラム、及び、処理部31の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部32は、処理部31が実行するプログラム32aを記憶している。本実施の形態においてプログラム32aは遠隔のサーバ装置等により配信され、これを端末装置3が通信にて取得し、記憶部32に記憶する。ただしプログラム32aは、例えば端末装置3の製造段階において記憶部32に書き込まれてもよい。例えばプログラム32aは、メモリカード又は光ディスク等の記録媒体99に記録されたプログラム32aを端末装置3が読み出して記憶部32に記憶してもよい。例えばプログラム32aは、記録媒体99に記録されたものを書込装置が読み出して端末装置3の記憶部32に書き込んでもよい。プログラム32aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体99に記録された態様で提供されてもよい。
The storage unit 32 is configured using, for example, a nonvolatile memory device such as a flash memory or a storage device such as a hard disk. The storage unit 32 stores various programs executed by the
通信部33は、携帯電話通信網、無線LAN及びインターネット等を含むネットワークNを介して、種々の装置との間で通信を行う。本実施の形態において通信部33は、ネットワークNを介して、サーバ装置1との間で通信を行う。通信部33は、処理部31から与えられたデータを他の装置へ送信すると共に、他の装置から受信したデータを処理部31へ与える。
The
表示部34は、液晶ディスプレイ等を用いて構成されており、処理部31の処理に基づいて種々の画像及び文字等を表示する。操作部35は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作を処理部31へ通知する。例えば操作部35は、機械式のボタン又は表示部34の表面に設けられたタッチパネル等の入力デバイスによりユーザの操作を受け付ける。また例えば操作部35は、マウス及びキーボード等の入力デバイスであってよく、これらの入力デバイスは端末装置3に対して取り外すことが可能な構成であってもよい。
The
カメラ36は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を用いて構成されている。カメラ36は、端末装置3の筐体等に設けられており、撮像素子により撮影した画像を処理部31へ与える。
The
また本実施の形態に係る端末装置3は、記憶部32に記憶されたプログラム32aを処理部31が読み出して実行することにより、認証処理部31a、登録処理部31b及び表示処理部31c等がソフトウェア的な機能部として処理部31に実現される。なおプログラム32aは、本実施の形態に係る情報処理システムに専用のプログラムであってもよく、インターネットブラウザ又はウェブブラウザ等の汎用のプログラムであってもよい。
Further, in the
認証処理部31aは、店舗を訪れたユーザが所属するグループを認証するための処理を行う。認証処理部31aは、例えばユーザが端末装置3の利用を開始する際に、ユーザに顔の撮影を要求する。この要求に応じてユーザは、端末装置3に設けられたカメラ36を用いて自身の顔又はグループの他のユーザの顔を撮影する。認証処理部31aはカメラ36が撮影したユーザの顔の画像を取得し、取得した撮影画像をサーバ装置1へ送信してグループの認証を要求する。認証処理部31aは、サーバ装置1によるグループの認証の可否に係る情報を受信し、認証に成功した場合にはその旨をユーザへ通知し、認証に失敗した場合には新規のグループの登録をユーザに要求する。
The
登録処理部31bは、新規のグループに関する情報を登録するため処理、及び、既存のグループに新規のユーザを追加するため処理等を行う。登録処理部31bは、例えばユーザによりメニュー等の画面からグループの新規登録の項目が選択された場合、又は、認証処理において登録済みのグループが特定できなかった場合等に、グループの新規登録を行う。登録処理部31bは、グループの新規登録画面を表示してユーザに顔の撮影を要求し、カメラ36にて撮影したユーザの顔の画像をサーバ装置1へ送信してグループの新規登録を要求する。このときに登録処理部31bは、グループIDの入力をユーザから受け付けて撮影画像と共にサーバ装置1へ送信してもよい。なおグループIDは例えばサーバ装置1が適宜の文字列を生成することで作成されてもよく、この場合には新規のグループを登録した後にサーバ装置1が端末装置3へグループIDを送信し、端末装置3がグループIDをユーザへ通知する。
The registration processing unit 31b performs processing for registering information about a new group, processing for adding a new user to an existing group, and the like. The registration processing unit 31b performs new registration of a group when, for example, the user selects an item for new registration of a group from a screen such as a menu, or when a registered group cannot be specified in authentication processing. . The registration processing unit 31b displays a new group registration screen to request the user to photograph his/her face, transmits an image of the user's face photographed by the
また登録処理部31bは、グループの認証後又は新規のグループの登録後、例えばユーザによりメニュー等の画面からユーザの追加登録の項目が選択された場合に、このグループに対するユーザの追加登録を行う。登録処理部31bは、追加するユーザの顔の撮影を要求し、カメラ36にて撮影したユーザの顔の画像と、このユーザを追加すべきグループのグループIDとをサーバ装置1へ送信してユーザの追加登録を要求する。
Further, the registration processing unit 31b performs additional user registration for this group when, for example, the user selects an item for additional user registration from a screen such as a menu after authentication of the group or registration of a new group. The registration processing unit 31b requests the photographing of the face of the user to be added, transmits the image of the user's face photographed by the
また登録処理部31bは、グループの新規登録又はユーザの追加登録の成否に関する情報をサーバ装置1から受信し、成否に関する情報を表示部34に表示する。例えば撮影された画像が不鮮明である場合などには、サーバ装置1が登録の失敗を端末装置3に通知する。この通知に応じて端末装置3の登録処理部31bは、ユーザに対して顔の再撮影を要求し、再撮影した画像をサーバ装置1へ再送信して登録処理を行ってよい。
Further, the registration processing unit 31b receives information about the success or failure of the new registration of the group or the additional registration of the user from the
表示処理部31cは、認証処理部31aが行う認証処理及び登録処理部31bが行う登録処理等の際に、ユーザに対する種々のメッセージ及び種々の画像等を表示部34に表示する処理を行う。例えば表示処理部31cは、ユーザが端末装置3を利用開始する際に、グループ認証のために顔の撮影を行うことを要求するメッセージを表示部34に表示し、カメラ36にて撮影したユーザの顔の画像を表示部34に表示する。
The
なお本実施の形態に係る情報処理システムにおいて店員等が利用する端末装置5は、例えばタブレット型端末装置又はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成されるものであり、ユーザが利用する端末装置3と同様の構成であるため、ブロック図の図示は省略する。本実施の形態において端末装置5は、サーバ装置1が送信するユーザのグループに関する情報を受信し、受信した情報を表示部に表示することによって、これらの情報を店員へ提示する処理を行う。
In the information processing system according to the present embodiment, the
<グループ認証処理>
本実施の形態に係る情報処理システムでは、例えば飲食店等の店舗に設けられた複数のテーブルにそれぞれ端末装置3が備えられ、メニューの表示及び注文の受け付け等をユーザが端末装置3を利用して行う。一又は複数のユーザを含むグループが飲食店等の店舗を訪れ、このグループに所属するユーザが注文等のためにテーブルに備えられた端末装置3の利用を開始する際、端末装置3はユーザに対して認証処理を要求する。端末装置3は、例えば認証処理を促すメッセージを表示部34に表示した後、認証処理のための認証画面を表示部34に表示する。
<Group authentication process>
In the information processing system according to the present embodiment, a plurality of tables provided in a store such as a restaurant, for example, are each provided with a
図5は、端末装置3が表示する認証画面の一例を示す模式図である。端末装置3は、認証画面の最上部に「認証画面」のタイトル文字列を表示し、その下方に画像を表示するための2つの領域を上下に並べて設けている。端末装置3は、認証画面の上側に設けた表示領域に、カメラ36により撮影されるリアルタイムの画像(動画像)を表示する。また端末装置3は、この表示領域の下方に、「撮影」のラベルが付されたボタンを設け、この「撮影」ボタンに対するタッチ操作又はタップ操作等によりユーザの顔の撮影操作を受け付ける。
FIG. 5 is a schematic diagram showing an example of an authentication screen displayed by the
また端末装置3は、認証画面の下側に設けた表示領域に、「撮影」ボタンの操作に応じて撮影した撮影画像(静止画像)を表示する。即ち、端末装置3は、認証画面の上側の表示領域にカメラ36が撮影するリアルタイムの動画像を表示し、この動画像から「撮影」ボタンが操作された際の1フレーム分の静止画像を取得して下側の表示領域に表示する。撮影画像の表示領域の下方には「認証」のラベルが付されたボタンが設けられ、端末装置3は、「認証」ボタンに対する操作を受け付けて、撮影画像をサーバ装置1へ送信する。なお端末装置3は、認証画面の表示開始の直後において、「認証」ボタンを無効化(操作を受け付けない状態)として表示し、「撮影」ボタンの操作により撮影がなされた後に「認証」ボタンを有効化(操作を受け付ける状態)とする。
In addition, the
端末装置3の表示部34に認証画面が表示された場合、ユーザは端末装置3のカメラ36を自身の又は他のユーザの顔を向けて、認証画面の上側の表示領域に表示されるリアルタイムの動画像を確認する。ユーザは、上側の表示領域に顔を収めた状態で「撮影」ボタンに対する操作を行い、認証処理のための顔の画像の撮影を行う。撮影された画像は認証画面の下側の表示領域に表示され、ユーザは下側の表示領域に表示された画像を確認し、「認証」ボタンに対する操作を行うことで、認証処理を行うことができる。
When the authentication screen is displayed on the
端末装置3は、認証画面にて撮影されたユーザの顔の撮影画像をサーバ装置1へ送信し、グループの認証を要求する。この要求を受けたサーバ装置1は、端末装置3からユーザの顔の撮影画像を取得し、この撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定する。このときにサーバ装置1は、学習モデル記憶部12cに記憶されたマスクの有無を分類する学習モデルに撮影画像を入力し、学習モデルが出力する情報を取得することで、撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定することができる。
The
ユーザがマスクを着用していない場合、サーバ装置1は、撮影画像からユーザの顔全体の特徴を示す第1の特徴量を算出する。サーバ装置1は、算出した第1の特徴量と、グループDB12bに登録された複数の第1の特徴量との類似度をそれぞれ算出する。サーバ装置1は、撮影画像から算出した第1の特徴量に対して類似度が最も高い登録済みの第1の特徴量をグループDB12bから検索し、この類似度が予め設定された閾値を超えるか否かを判定する。最も高い類似度が閾値を超える場合、サーバ装置1は、この第1の特徴量が登録されているグループのグループIDをグループDB12bから取得し、撮影画像に写されたユーザがこのグループIDのグループに所属するユーザであると特定する。これに対し、最も高い類似度が閾値を超えない場合、サーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザが所属するグループが登録されていないと判断する。
When the user does not wear a mask, the
ユーザがマスクを着用している場合、サーバ装置1は、撮影画像からユーザの目及びその周辺部分の特徴を示す第2の特徴量を算出する。サーバ装置1は、算出した第2の特徴量と、グループDB12bに登録された複数の第2の特徴量との類似度をそれぞれ算出する。サーバ装置1は、撮影画像から算出した第2の特徴量に対して類似度が最も高い登録済みの第2の特徴量をグループDB12bから検索し、この類似度が予め設定された閾値を超えるか否かを判定する。最も高い類似度が閾値を超える場合、サーバ装置1は、この第2の特徴量が登録されているグループのグループIDをグループDB12bから取得し、撮影画像に写されたユーザがこのグループIDのグループに所属するユーザであると特定する。これに対し、最も高い類似度が閾値を超えない場合、サーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザが所属するグループが登録されていないと判断する。
When the user wears a mask, the
サーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザが所属するグループが特定できた場合、グループの認証に成功したものとして端末装置3へその旨を通知すると共に、このグループに対してポイント又はクーポン等のインセンティブを付与する。このときにサーバ装置1は、例えば認証したグループのグループID、インセンティブ情報及び履歴情報等をグループDB12bから読み出して端末装置3へ送信し、端末装置3はこの情報を受信して表示部34に表示する。これに対して、撮影画像に写されたユーザが所属するグループが登録されていないと判断した場合、サーバ装置1は、グループの認証に失敗したものとして端末装置3へその旨を通知する。
When the
図6は、端末装置3が表示するグループ名確認画面の一例を示す模式図である。図示のグループ名確認画面は、サーバ装置1からグループの認証に成功した旨の通知を受けた端末装置3が表示部34に表示する画面である。端末装置3は、グループ名確認画面の最上部に「グループ名確認」のタイトル文字列を表示し、その下方に認証されたグループのグループID(グループ名)を表示する。図示の例では、認証されたグループのグループIDが「仲良し3人○○○グループ」であるものとし、端末装置3は、この「仲良し3人○○○グループ」の文字列を表示している。
FIG. 6 is a schematic diagram showing an example of a group name confirmation screen displayed by the
また端末装置3は、グループIDの下方に、サーバ装置1から送信される情報に基づくメッセージを表示する。図示の例では、「2回目のご来店いただきありがとう御座います。」及び「ご利用いただけるサービス券があります。」のメッセージを端末装置3は、グループ名確認画面に表示しており、このメッセージはグループに関してグループDB12bに記憶された履歴情報及びインセンティブ情報に基づくメッセージである。なお端末装置3が表示する図5のメッセージは一例であってこれに限るものではなく、端末装置3はサーバ装置1から得られる情報に基づいて様々なメッセージを表示してよい。
Also, the
また端末装置3は、これらのメッセージの下方に、「確認」のラベルが付されたボタンを表示する。「確認」ボタンに対するユーザの操作を受け付けた場合、端末装置3は、グループ面確認画面を非表示とし、別の画面を表示する。例えば店舗が飲食店である場合、端末装置3は、ユーザからの注文を受け付ける画面を表示することができる。
The
図7は、本実施の形態に係るサーバ装置1が行うグループ認証処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るサーバ装置1の処理部11の撮影画像取得部11aは、端末装置3から送信されるユーザの顔の撮影画像を通信部13にて受信することにより、撮影画像を取得する(ステップS1)。処理部11の特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶されたマスク推定モデルを用いて、ステップS1にて取得した撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定する(ステップS2)。
FIG. 7 is a flow chart showing the procedure of group authentication processing performed by the
撮影画像に写されたユーザがマスクを着用していない場合(S2:NO)、特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶された第1特徴量算出モデルを用いて、画像に写されたユーザの顔全体に関する第1の特徴量を算出する(ステップS3)。処理部11のグループ認証部11cは、ステップS3にて算出した第1の特徴量と、グループDB12bに記憶された複数の第1の特徴量との類似度をそれぞれ算出し(ステップS4)、ステップS7へ処理を進める。
If the user in the captured image is not wearing a mask (S2: NO), the feature
撮影画像に写されたユーザがマスクを着用している場合(S2:YES)、特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶された第2特徴量算出モデルを用いて、画像に写されたユーザの特定部分に関する第2の特徴量を算出する(ステップS5)。グループ認証部11cは、ステップS5にて算出した第2の特徴量と、グループDB12bに記憶された複数の第2の特徴量との類似度をそれぞれ算出し(ステップS6)、ステップS7へ処理を進める。
If the user in the captured image is wearing a mask (S2: YES), the feature
グループ認証部11cは、ステップS4又はS6にて算出した類似度に基づいて、グループDB12bにされた複数の特徴量のうち、類似度が最も高い特徴量を特定する(ステップS7)。グループ認証部11cは、ステップS7にて特定した特徴量について、ステップS4又はS6にて算出した類似度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS8)。類似度が閾値以上である場合(S8:YES)、グループ認証部11cは、ステップS7にて特定した特徴量が対応付けられたグループをユーザが所属するグループと特定し(ステップS9)、このグループが登録済みの正当なグループであると認証する。処理部11のインセンティブ付与部11eは、ステップS9にて特定したグループに対して、例えばポイント又はクーポン等のインセンティブを付与し(ステップS10)、処理を終了する。
The
類似度が閾値以上でない、即ち類似度が閾値未満である場合(S8:NO)、グループ認証部11cは、撮影画像に写されたユーザの特徴量がグループDB12bに登録されておらず、このユーザが所属するグループが登録されていないと判断し、端末装置3に対してグループ認証の失敗を通知し(ステップS11)、処理を終了する。
If the similarity is not equal to or greater than the threshold, that is, if the similarity is less than the threshold (S8: NO), the
図8は、本実施の形態に係る端末装置3が行うグループ認証処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係る端末装置3の処理部31の表示処理部31cは、例えば図5に示す認証画面を表示部34に表示する(ステップS21)。処理部31の認証処理部31aは、認証画面に設けられた「撮影」ボタンに対する操作がなされたか否かを判定する(ステップS22)。「撮影」ボタンに対する操作がなされた場合(S22:YES)、認証処理部31aは、カメラ36にて撮影された画像(静止画像)を取得する(ステップS23)。認証処理部31aは、認証画面に設けられた「認証」ボタンを有効化し(ステップS24)、ステップS21へ処理を戻す。
FIG. 8 is a flowchart showing the procedure of group authentication processing performed by the
「撮影」ボタンに対する操作がなされていない場合(S22:NO)、認証処理部31aは、認証画面に設けられた「認証」ボタンに対する操作がなされたか否かを判定する(ステップS25)。「認証」ボタンに対する操作がなされていない場合(S25:NO)、認証処理部31aは、ステップS21へ処理を戻す。「認証」ボタンに対する操作がなされた場合(S25:YES)、認証処理部31aは、ステップS23にて取得した撮影画像をサーバ装置1へ送信し(ステップS26)、グループ認証を要求する。
If the "shooting" button has not been operated (S22: NO), the
認証処理部31aは、サーバ装置1から送信されるグループ認証の結果に関する情報を受信して、グループ認証に成功したか否かを判定する(ステップS27)。グループ認証に成功していない場合(S27:NO)、認証処理部31aは、ステップS21へ処理を戻す。認証に成功した場合(S27:YES)、表示処理部31cは、図6に示すグループ名確認画面を表示部34に表示する(ステップS28)。表示処理部31cは、グループ名確認画面の「確認」ボタンに対する操作がなされたか否かを判定する(ステップS29)。「確認」ボタンに対する操作がなされていない場合(S29:NO)、表示処理部31cは、ステップS28へ処理を戻し、グループ名確認画面の表示を継続する。「確認」ボタンに対する操作がなされた場合(S29:YES)、表示処理部31cは、処理を終了する。
The
<グループ登録処理>
本実施の形態に係る情報処理システムでは、例えば一又は複数のユーザを含むグループが初めて店舗を訪れた際に、このグループの登録を行う必要がある。例えばグループのユーザは、テーブルの備えられた端末装置3を操作し、メニュー画面等においてグループ登録の項目を選択することにより、グループの登録を行うことができる。端末装置3は、グループ登録の項目が選択された場合に、グループ登録画面を表示部34に表示する。
<Group registration process>
In the information processing system according to this embodiment, for example, when a group including one or more users visits a store for the first time, it is necessary to register the group. For example, a group user can register a group by operating the
図示は省略するが、端末装置3が表示するグループ登録画面は、例えば図5に示した認証画面と同様の構成であってよく、認証画面のタイトル文字列「認証画面」に代えてタイトル文字列「グループ登録」が表示され、「認証」ボタンに代えて「登録」のラベルが付された「登録」ボタンが設けられる。グループ登録画面においてユーザは「撮影」ボタンを操作して顔の画像を撮影し、「登録」ボタンを操作してグループの登録を行う。「登録」ボタンが操作された場合、端末装置3は、撮影画像をサーバ装置1へ送信して、グループの登録を要求する。なお端末装置3は、グループ登録画面にグループ名を入力するテキストボックス等を設けてユーザからグループID(グループ名)の入力を受け付け、撮影画像と共にグループIDをサーバ装置1へ送信してもよい。本実施の形態に係る情報処理システムでは、グループIDはサーバ装置1が適宜に作成する。
Although illustration is omitted, the group registration screen displayed by the
撮影画像と共にグループ登録の要求を端末装置3から受け付けたサーバ装置1は、グループDB12bに新規のグループの登録を行う。サーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定し、マスクを着用している場合には端末装置3に対してその旨を通知して画像の再撮影を依頼する。再撮影の依頼に応じて端末装置3は、例えばマスクを着用していない状態での再撮影を依頼するメッセージを表示し、グループ登録画面を表示して、ユーザの顔の再撮影を実施する。
The
撮影画像に写されたユーザがマスクを着用していない場合、サーバ装置1は、この撮影画像を基に学習モデルを用いて第1の特徴量及び第2の特徴量を共に算出する。サーバ装置1は、新規のグループのグループIDを適宜に作成し、作成したグループIDと撮影画像から算出した第1の特徴量及び第2の特徴量とを対応付けてグループDB12bに記憶することで、新規のグループの登録を行う。この際にサーバ装置1は、例えばグループの登録に対するインセンティブの付与を行ってもよい。サーバ装置1は、作成したグループIDを端末装置3に送信して、グループの登録完了を通知する。またサーバ装置1は、新規のグループが追加されたことを店舗の端末装置5に通知してもよい。
If the user in the captured image is not wearing a mask, the
グループの登録完了の通知を受けた端末装置3は、サーバ装置1が作成したグループIDと共に、グループの登録完了を通知するメッセージを表示部34に表示する。この際に端末装置3は、グループIDの変更をユーザから受け付けてもよい。変更するグループIDは、例えばユーザから文字列の入力を受け付けてユーザIDとしてもよく、また例えばサーバ装置1が適宜にグループIDを再作成したものをユーザに再提示してもよい。また例えばサーバ装置1は、グループの登録を行う前に複数のグループIDを候補として作成してユーザに提示し、複数の候補の中からユーザが選択したグループIDを採用してもよい。
The
グループの登録が完了した後、端末装置3はグループに対する2人目以降のユーザの追加登録を受け付ける。端末装置3は、例えばグループの登録完了を通知する画面に、グループへのユーザの追加登録を行うための「追加登録」ボタンを設け、この「追加登録」ボタンに対する操作を受け付けた場合に、追加登録画面を表示部34に表示して、ユーザの追加登録を受け付ける。なお端末装置3は、グループ認証処理においてグループが認証された後にも同様にしてユーザの追加登録を受け付けてよい。
After the registration of the group is completed, the
端末装置3が表示する追加登録画面は、認証画面及びグループ登録画面と同様の構成の画面であってよい。追加登録画面は、例えば図5に示した認証画面に対して、タイトル文字列を「追加登録」とし、「認証」ボタンに代えて「追加登録」ボタンを設けた構成とすることができる。追加登録画面において2人目以降のユーザは「撮影」ボタンを操作して顔の画像を撮影し、「追加登録」ボタンを操作して登録済みグループへの追加登録を行う。「追加登録」ボタンが操作された場合、端末装置3は、撮影画像と追加対象のグループIDとをサーバ装置1へ送信して、ユーザの追加登録を要求する。
The additional registration screen displayed by the
撮影画像及びグループIDと共にグループへの追加登録の要求を端末装置3から受け付けたサーバ装置1は、撮影画像から第1の特徴量及び第2の特徴量を算出して、指定されたグループIDに対応付けて算出した第1の特徴量及び第2の特徴量をグループDB12bに記憶する。このときにサーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザがマスクを着用している場合、端末装置3に対してその旨を通知して画像の再撮影を依頼してよい。グループへのユーザの追加登録を行ったサーバ装置1は、ユーザの追加登録の完了を端末装置3へ通知する。この通知を受けた端末装置3は、ユーザの追加登録の完了を通知するメッセージを表示部34に表示する。
The
図9は、本実施の形態に係るサーバ装置1が行うグループ登録処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るサーバ装置1の処理部11の撮影画像取得部11aは、端末装置3から送信されるユーザの顔の撮影画像を通信部13にて受信することにより、撮影画像を取得する(ステップS41)。処理部11の特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶されたマスク推定モデルを用いて、ステップS41にて取得した撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定する(ステップS42)。
FIG. 9 is a flow chart showing the procedure of group registration processing performed by the
撮影画像に写されたユーザがマスクを着用している場合(S42:YES)、処理部11の登録処理部11dは、ユーザがマスクを着用していることで登録ができないことを端末装置3へ通知し(ステップS43)、マスクを着用していない状態での再撮影を要求して、処理を終了する。
If the user in the photographed image is wearing a mask (S42: YES), the
撮影画像に写されたユーザがマスクを着用していない場合(S42:NO)、特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶された第1特徴量算出モデルを用いて、画像に写されたユーザの顔全体に関する第1の特徴量を算出する(ステップS44)。また特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶された第2特徴量算出モデルを用いて、画像に写されたユーザの特定部分に関する第2の特徴量を算出する(ステップS45)。
If the user in the captured image is not wearing a mask (S42: NO), the feature
登録処理部11dは、適宜の文字列を生成することでグループIDを生成する(ステップS46)。登録処理部11dは、ステップS46にて生成したグループIDと、ステップS44にて算出した第1の特徴量と、ステップS45にて算出した第2の特徴量とを対応付けてグループDB12bに記憶する(ステップS47)。登録処理部11dは、グループの登録が完了した旨を、ステップS46にて生成したグループIDと共に端末装置3へ通知し(ステップS48)、処理を終了する。
The
図10は、本実施の形態に係るサーバ装置1がユーザ追加処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るサーバ装置1の処理部11の撮影画像取得部11aは、端末装置3から送信されるユーザの顔の撮影画像を通信部13にて受信することにより、撮影画像を取得する(ステップS61)。また処理部11の登録処理部11dは、撮影画像と共に端末装置3から送信されるグループIDを取得する(ステップS62)。
FIG. 10 is a flow chart showing a procedure of user addition processing by the
処理部11の特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶されたマスク推定モデルを用いて、ステップS61にて取得した撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定する(ステップS63)。撮影画像に写されたユーザがマスクを着用している場合(S63:YES)、登録処理部11dは、ユーザがマスクを着用していることで登録ができないことを端末装置3へ通知し(ステップS64)、マスクを着用していない状態での再撮影を要求して、処理を終了する。
The feature
撮影画像に写されたユーザがマスクを着用していない場合(S63:NO)、特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶された第1特徴量算出モデルを用いて、画像に写されたユーザの顔全体に関する第1の特徴量を算出する(ステップS65)。また特徴量算出部11bは、例えば記憶部12の学習モデル記憶部12cに記憶された第2特徴量算出モデルを用いて、画像に写されたユーザの特定部分に関する第2の特徴量を算出する(ステップS66)。
If the user in the captured image is not wearing a mask (S63: NO), the feature
登録処理部11dは、ステップS62にて取得したグループIDに対応付けて、ステップS65にて算出した第1の特徴量、及び、ステップS66にて算出した第2の特徴量を対応付けてグループDB12bに記憶する(ステップS67)。登録処理部11dは、グループに対するユーザの追加登録が完了した旨を端末装置3へ通知し(ステップS68)、処理を終了する。
The
<その他>
(1)複数ユーザでのグループ認証
上述の情報処理システムでは、店舗を訪れたグループのうちの1人のユーザについて顔の撮影画像を取得することで、サーバ装置1がグループの認証を行うことができる。このため端末装置3を用いた顔の撮影は、グループに所属する少なくとも1人のユーザが行えばよい。本実施の形態に係る情報処理システムは、例えば4人のユーザが登録されたグループについて、グループの認証のために4人のユーザの全員について顔の撮影を要求するのではなく、グループに所属する少なくとも1人のユーザについて登録された顔の特徴量との一致が確認できれば、店舗を訪れたグループが登録済みのグループであると認証する。ユーザは、グループとして登録された4人揃って店舗を訪れる必要はなく、少なくとも1人のユーザが店舗を訪れることでグループとして認証される。またユーザは、グループに含まれない他のユーザ(未登録のユーザ又は他のグループに含まれるユーザ)と共に店舗に来店してもよい。
<Others>
(1) Group Authentication with Multiple Users In the information processing system described above, the
ただし情報処理システムは、2人以上のユーザについて顔の撮影を要求し、2人以上のユーザについて特徴量の一致が確認できた場合にグループを認証する構成であってもよい。例えば端末装置3は2人のユーザについてそれぞれ顔を撮影した撮影画像をサーバ装置1へ送信し、サーバ装置1が2人のユーザについて特徴量を算出する。サーバ装置1は、1人目のユーザについて算出した特徴量とグループDB12bに登録された特徴量との類似度を算出して、最も類似度が高く且つ類似度が閾値を超える特徴量が登録されたグループを第1候補として特定する。次いでサーバ装置1は、この第1候補のグループに登録された他のユーザの特徴量と、2人目のユーザについて算出した特徴量との類似度を算出し、類似度が閾値を超える場合に、この第1候補のグループを2人のユーザが所属するグループと特定し、このグループが登録済みの正当なグループであると認証する。
However, the information processing system may be configured to request photographing of the faces of two or more users, and authenticate the group when matching of the feature amounts of the two or more users can be confirmed. For example, the
もし、このグループに登録された他のユーザの特徴量と、2人目のユーザについて算出した特徴量との類似度が閾値を超えない場合、サーバ装置1は、1人目のユーザについて2番目に類似度が高く且つ類似度が閾値を超える特徴量が登録された第2候補としてグループを特定する。サーバ装置1は、この第2候補のグループに登録された他のユーザの特徴量と、2人目のユーザについて算出した特徴量との類似度を算出し、類似度が閾値を超える場合に、この第2候補のグループを2人のユーザが所属するグループと特定し、このグループが登録済みの正当なグループであると認証する。このようにしてサーバ装置1は、順番にグループの候補を特定して認証の可否を判断し、候補となり得るグループがグループDB12bに存在しなくなった場合に、グループ認証の失敗とする。この場合に認証失敗となるのは、例えば2人のユーザの少なくとも1人が未登録である場合、又は、2人のユーザがそれぞれ異なるグループに登録されている場合等が考えられる。
If the degree of similarity between the feature amount of another user registered in this group and the feature amount calculated for the second user does not exceed the threshold, the
従来の顔認証技術では、ユーザとこのユーザの特徴情報とを対応付けてデータベースに登録しておき、撮影画像に写されたユーザを特定して認証することが行われていた。この場合、登録された特徴情報と撮影画像から取得した特徴画像との類似度が算出され、類似度が予め定められた閾値を超える場合に、撮影された人が登録された人であると判断される。類似度と比較する閾値が高い値に設定されると顔認証できない場合が増え、低い値に設定されると誤認証が増えるという問題があった。 In the conventional face authentication technology, a user and the user's characteristic information are associated with each other and registered in a database, and the user shown in the captured image is identified and authenticated. In this case, the degree of similarity between the registered feature information and the feature image obtained from the captured image is calculated, and if the degree of similarity exceeds a predetermined threshold, it is determined that the photographed person is the registered person. be done. If the threshold for comparison with similarity is set to a high value, the number of cases where face authentication cannot be performed increases, and if it is set to a low value, erroneous authentication increases.
本実施の形態に係る情報処理システムは、撮影画像に写されたユーザの特徴情報を基に、このユーザ個人を特定して認証するのではなく、このユーザが所属するグループを特定して認証する。複数のユーザの特徴情報を基にグループを特定して認証する構成とすることによって、類似度と比較する閾値を低い値に設定することが可能となり、閾値を低い値に設定しても誤認証が増大することを抑制することが期待できる。 The information processing system according to the present embodiment identifies and authenticates the group to which the user belongs, rather than identifying and authenticating the individual user based on the feature information of the user captured in the captured image. . By adopting a configuration in which a group is specified and authenticated based on the feature information of multiple users, it is possible to set a low threshold value for comparison with the similarity, and even if the threshold value is set to a low value, erroneous authentication will occur. can be expected to suppress the increase in
なお端末装置3は、複数のユーザについて撮影された複数の撮影画像を、例えば撮影の都度にサーバ装置1へ送信してもよく、また例えば複数の画像をまとめてサーバ装置1へ送信してもよい。端末装置3は、例えば店舗に来店したグループに含まれる全てのユーザについて顔の撮影を促し、全てのユーザの顔の撮影が完了した時点で、複数の撮影画像をサーバ装置1へ送信することができる。ただしこの場合に送信される複数の撮影画像には、未登録のユーザの撮影画像又は異なるグループに所属するユーザの撮影画像が含まれる可能性がある。このような場合にサーバ装置1は、例えば複数の撮影画像に基づいて複数のグループを特定して認証してもよく、また例えば最も人数が多いユーザが含まれた1つのグループを特定して認証し、このグループに含まれないユーザを端末装置3に通知してもよい。
Note that the
(2)グループ認証のユーザ数の利用
上述の情報処理システムでは、グループに所属する少なくとも1人のユーザの撮影画像を基にサーバ装置1がグループを認証することができる。ただしグループの登録の際には、グループに所属する複数のユーザ(好ましくは全てのユーザ)について顔の撮影を行って特徴量を登録することが好ましい。例えばグループの代表者のユーザのみが特徴量を登録し、他のユーザが特徴量を登録せずに本実施の形態に係る情報処理システムを利用していると、代表者が不在で他のユーザのみで店舗を訪れた場合にグループの認証が行われず、インセンティブの付与を受けられないことが生じる。
(2) Use of Number of Users for Group Authentication In the information processing system described above, the
グループに所属する複数のユーザについて、できるだけ多くのユーザに登録を促すべく、情報処理システムは、例えばグループに含まれる登録済みのユーザ数又はグループ認証に加わったユーザ数等に応じてインセンティブの付与量を増減してもよい。例えば情報処理システムは、グループに含まれる4人のユーザについて特徴量がグループDB12bに登録されている場合、店舗に来店してグループ認証を行う際に1人の顔を撮影した場合には1%割引のインセンティブを付与し、2人の顔を撮影した場合には2%割引のインセンティブを付与し、3人の顔を撮影した場合には3%割引のインセンティブを付与し、4人の顔を撮影した場合には4%割引のインセンティブを付与するなどのインセンティブの増減を行ってよい。なお、このインセンティブの付与量の増減は一例であって、これに限るものではない。 For multiple users belonging to a group, in order to encourage as many users as possible to register, the information processing system provides an incentive amount according to, for example, the number of registered users included in the group or the number of users participating in group authentication. may be increased or decreased. For example, if the feature amount of four users included in the group is registered in the group DB 12b, the information processing system can set the value of 1% when the face of one person is photographed when performing group authentication at a store. A discount incentive is given, and if two faces are photographed, a 2% discount incentive is given, and if three faces are photographed, a 3% discount incentive is given, and four faces are photographed. The incentive may be increased or decreased, such as giving an incentive of 4% discount when the image is taken. Note that this increase/decrease in the amount of incentive given is merely an example, and the present invention is not limited to this.
(3)グループDB12bの検索順序
上述の情報処理システムでは、端末装置3から取得した撮影画像からサーバ装置1がユーザの特徴量を算出し、グループDB12bに登録された複数の特徴量の中から最も類似度が高い特徴量を検索する必要がある。この検索時間を短縮するために、サーバ装置1は、例えばユーザの属性情報(性別又は年齢等)に基づいて検索範囲を限定してもよい。
(3) Search order of group DB 12b In the above-described information processing system, the
例えばサーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザの性別を推定する学習モデルを用いて、グループ登録の際に端末装置3にて撮影された撮影画像に写されたユーザの性別を推定し、撮影画像から算出した特徴量に対応付けて性別の推定結果を記憶しておく。グループ認証の際には、端末装置3にて撮影された撮影画像からサーバ装置1がユーザの性別を推定し、推定した性別に対応する特徴量について検索を行う。類似度が閾値を超える特徴量が発見できない場合、サーバ装置1は、推定した性別とは別の性別に対応する特徴量について検索を行う。
For example, the
また例えばサーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザの年齢を推定する学習モデルを用いて、グループ登録の際に端末装置3にて撮影された撮影画像に写されたユーザの年齢を推定し、撮影画像から算出した特徴量に対応付けて年齢の推定結果を記憶しておく。なお学習モデルが推定する年齢は、1歳毎の高精度な年齢でなくてよく、例えば20歳以下、20歳~39歳、40~59歳及び60歳以上等のような凡その年代であってよい。グループ認証の際には、端末装置3にて撮影された撮影画像からサーバ装置1がユーザの年齢を推定し、推定した年齢に対応する特徴量について検索を行う。類似度が閾値を超える特徴量が発見できない場合、サーバ装置1は、推定した年齢とは別の年齢に対応する特徴量について検索を行う。
Further, for example, the
また例えば店舗が複数箇所に存在する場合、サーバ装置1は、グループ登録を行った店舗名又は店舗ID等をグループIDに対応付けてグループDB12bに記憶しておく。グループ認証の際には、端末装置3にて撮影された撮影画像と共に、この端末装置3が設置された店舗名等を取得し、取得した店舗名等に対応するグループIDのグループに含まれるユーザの特徴量について検索を行う。類似度が閾値を超える特徴量が発見できない場合、サーバ装置1は、取得した店舗とは別の店舗(例えば最も距離が近い店舗)を選択し、この店舗の店舗名等対応するグループの特徴量について検索を行う。
Further, for example, when there are multiple stores, the
このように、サーバ装置1がグループ認証の際にグループDB12bから類似する特徴量を検索する範囲を性別、年齢又は店舗等の条件で限定することによって、検索時間を短縮することが期待できる。なおこれらの条件は、組み合わせて用いられてよい。例えば性別及び年齢の条件で特徴量の検索範囲を限定してよい。
In this way, it can be expected that the search time can be shortened by limiting the range in which the
(4)データベースの更新
サーバ装置1は、グループ認証の際に端末装置3にて撮影されたユーザの撮影画像から特徴量を算出し、グループDB12bから類似する特徴量を検索してグループを認証する。サーバ装置1は、このときに算出した特徴量を、認証したグループのグループIDに対応付けてグループDB12bに記憶することで、特徴量を更新してもよい。サーバ装置1は、更新により新たな特徴量をグループDB12bに記憶する場合、以前の特徴量に対して上書きして新たな特徴量を記憶してもよく、以前の特徴量を残して追加で新たな特徴量を記憶してもよい。
(4) Updating the database The
(5)複数ユーザの一括撮影
上述の実施の形態に係る情報処理システムでは、端末装置3のカメラ36にて1人のユーザを撮影し、グループに含まれる複数のユーザをそれぞれ個別に撮影することを想定しているが、これに限るものではなく、情報処理システムは1回の撮影で複数のユーザを撮影することが可能な構成であってよい。例えばサーバ装置1は、人の顔を検出する学習モデルを用いて、端末装置3にて撮影された撮影画像に写された複数のユーザの顔を検出し、撮影画像から各ユーザの顔の画像を抽出することができる。
(5) Collective Shooting of Multiple Users In the information processing system according to the above-described embodiments, one user is shot with the
本実施の形態に係る情報処理システムは、店舗の各テーブルに端末装置3を設置するのではなく、例えば店舗の適所に設置された一又は複数の監視カメラ等のカメラにてユーザの撮影を行ってもよい。このようなカメラで撮影を行う場合、複数のユーザを1つのカメラで一括して撮影する方法が好適である。
The information processing system according to the present embodiment does not install the
(6)特徴量の算出について
上述の実施の形態に係る情報処理システムでは、端末装置3にて撮影されたユーザの顔の撮影画像をサーバ装置1が取得し、取得した撮影画像を基にサーバ装置1が特徴量の算出を行っているが、これに限るものではない。情報処理システムは、端末装置3が撮影画像から特徴量を算出してサーバ装置1へ送信する構成であってよい。端末装置3は、マスクを着用しているか否かを推定するマスク推定モデル、撮影画像に写されたユーザの顔全体の第1の特徴量を算出する第1特徴量算出モデル、及び、撮影画像に写されたユーザの特定部分の第2の特徴量を算出する第2特徴量算出モデル等の学習モデルを記憶しており、これらの学習モデルを用いて撮影画像から特徴量の算出を行う。
(6) Calculation of Feature Amount In the information processing system according to the above-described embodiment, the
<まとめ>
以上の構成の本実施の形態に係る情報処理システムでは、複数のユーザが所属するグループと、このグループに所属するユーザの特徴情報とを対応付けてサーバ装置1がグループDB12bに記憶する。サーバ装置1は、端末装置3のカメラ36にてユーザを撮影した撮影画像を取得し、取得した撮影画像及びグループDB12bに記憶された特徴情報に基づいて、撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定して、このユーザが所属するグループが登録済みの正当なグループであると認証する。これにより本実施の形態に係る情報処理システムでは、複数のユーザを含むグループの認証を行うことが期待できる。
<Summary>
In the information processing system according to the present embodiment having the above configuration, the
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、端末装置3にて撮影した撮影画像に、グループに所属する複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが写されている場合に、このユーザが所属するグループを認証する。これにより情報処理システムでは、グループに所属するユーザ全員の撮影画像を取得することなく、少なくとも1人のユーザの撮影画像を取得することで、グループを特定して認証することができる。
Further, in the information processing system according to the present embodiment, when at least one of a plurality of users belonging to a group is shown in a captured image captured by the
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、ユーザの顔の撮影画像又はこの画像から算出した特徴量を特徴情報としてグループDB12bに記憶する。サーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザの顔の特徴量を算出し、算出した特徴量とグループDB12bに記憶された画像又は特徴量とに基づいて、撮影画像に写されたユーザが所属するグループを認証する。これにより本実施の形態に係る情報処理システムは、ユーザの顔の撮影画像に基づいて精度よくグループを認証することが期待できる。
Further, in the information processing system according to the present embodiment, the photographed image of the user's face or the feature amount calculated from this image is stored in the group DB 12b as feature information. The
また本実施の形態に係る情報処理システムが扱う特徴量には、ユーザの顔全体についての第1の特徴量と、ユーザの顔の特定部分についての第2の特徴量とを含む。第2の特徴量は、ユーザの顔の目を含み、且つ、口を含まない特定部分の特徴量であり、例えばユーザの目及びその周辺部分の特徴量である。サーバ装置1は、撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定し、マスクを着用していないユーザについては第1の特徴量に基づくグループの認証を行い、マスクを着用しているユーザについては第2の特徴量に基づくグループの認証を行う。これにより本実施の形態に係る情報処理システムは、ユーザがマスクを着用しているか否かに関わらず、精度よくグループを認証することが期待できる。
Further, the feature amount handled by the information processing system according to the present embodiment includes a first feature amount for the entire face of the user and a second feature amount for a specific portion of the user's face. The second feature amount is a feature amount of a specific portion of the user's face that includes the eyes and does not include the mouth, such as the user's eyes and their peripheral portions. The
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、ユーザの性別又は年齢等の属性情報を特徴量に対応付けてグループDB12bに記憶してもよい。サーバ装置1は、端末装置3から取得した撮影画像に写されたユーザの属性情報を推定し、グループDB12bに記憶された特徴量のうち、対応付けられた属性情報が推定した属性情報に一致又は類似する特徴量を優先して読み出して、読み出した特徴量及び撮影画像から算出した特徴量の類似度に基づくグループの特定を行う。これにより本実施の形態に係る情報処理システムは、グループ認証に係る処理速度を高速化することが期待できる。
Further, in the information processing system according to the present embodiment, attribute information such as gender or age of the user may be stored in the group DB 12b in association with the feature quantity. The
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、端末装置3から取得した撮影画像に写されたユーザが所属するグループの新規登録をサーバ装置1が受け付けて、グループDB12bに新規のグループID及び撮影画像から算出した特徴量を登録する。またサーバ装置1は、登録済みのグループに対する別のユーザの追加登録を受け付け、グループDB12bに登録済みのグループIDに対応付けて2人目以降のユーザの撮影画像から算出した特徴量を登録する。これらにより本実施の形態に係る情報処理システムは、複数のユーザが所属するグループに関する情報をグループDB12bに記憶し、一又は複数のユーザの撮影画像に基づいてグループの認証を行うことができる。
Further, in the information processing system according to the present embodiment, the
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、認証されたグループに対してサーバ装置1が例えばポイント又はクーポン等のインセンティブを付与する。これにより本実施の形態に係る情報処理システムは、グループ認証の実施をユーザに促すことが期待でき、グループ認証を行う店舗等への来店をユーザに促すことが期待できる。
Further, in the information processing system according to the present embodiment, the
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 The embodiments disclosed this time are illustrative in all respects and should be considered not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the meaning described above, and is intended to include all modifications within the scope and meaning equivalent to the scope of the claims.
1 サーバ装置(情報処理装置、コンピュータ)
3 端末装置
5 端末装置(第2の端末装置)
11 処理部
11a 撮影画像取得部(取得部)
11b 特徴量算出部
11c グループ認証部(特定部)
11d 登録処理部(記憶処理部)
11e インセンティブ付与部
11f 情報送信部
12 記憶部
12a サーバプログラム(コンピュータプログラム)
12b グループDB(データベース)
12c 学習モデル記憶部
13 通信部
31 処理部
31a 認証処理部
31b 登録処理部
31c 表示処理部
32 記憶部
32a プログラム
33 通信部
34 表示部
35 操作部
36 カメラ
98,99 記録媒体
N ネットワーク
1 server device (information processing device, computer)
3
11
11b feature
11d registration processing unit (storage processing unit)
11e
12b Group DB (database)
12c learning
Claims (13)
複数のユーザが所属するグループと、当該グループに所属するユーザの特徴を示す特徴情報とを対応付けてデータベースに記憶し、
ユーザを撮影した撮影画像を取得し、
取得した撮影画像及び前記データベースに記憶された特徴情報に基づいて、前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定する、
情報処理方法。 The information processing device
A group to which a plurality of users belong is associated with feature information indicating features of users belonging to the group and stored in a database;
Acquiring a photographed image of a user,
Identifying a group to which the user in the captured image belongs based on the acquired captured image and the feature information stored in the database;
Information processing methods.
請求項1に記載の情報処理方法。 The information processing device identifies a group to which the user belongs when at least one of a plurality of users belonging to a group is shown in the acquired captured image;
The information processing method according to claim 1 .
前記情報処理装置は、
取得した前記撮影画像に写されたユーザの顔の特徴量を算出し、
算出した特徴量と、前記データベースに記憶された画像又は特徴量とに基づいて、前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理方法。 The feature information includes an image of the user's face or a feature amount calculated from the image,
The information processing device is
calculating a feature amount of the user's face captured in the acquired captured image;
Identifying a group to which the user depicted in the captured image belongs based on the calculated feature amount and the image or feature amount stored in the database;
The information processing method according to claim 1 or 2.
請求項3に記載の情報処理方法。 The feature amount includes a first feature amount for the entire user's face and a second feature amount for a specific part of the user's face,
The information processing method according to claim 3.
請求項4に記載の情報処理方法。 The second feature amount is a feature amount of a specific portion of the user's face that includes the eyes and does not include the mouth.
The information processing method according to claim 4.
取得した前記撮影画像に写されたユーザがマスクを着用しているか否かを判定し、
マスクを着用していないユーザについて、前記第1の特徴量に基づくグループの特定を行い、
マスクを着用しているユーザについて、前記第2の特徴量に基づくグループの特定を行う、
請求項4又は請求項5に記載の情報処理方法。 The information processing device
Determining whether the user photographed in the acquired captured image is wearing a mask,
Identifying a group based on the first feature amount for users who do not wear a mask,
For users wearing masks, specifying a group based on the second feature amount,
The information processing method according to claim 4 or 5.
前記情報処理装置が、
取得した前記撮影画像に写されたユーザの属性情報を推定し、
前記データベースに記憶された画像又は特徴量のうち、対応付けられた属性情報が推定した属性情報に一致又は類似する画像又は特徴量を優先して読み出して、前記グループの特定を行う、
請求項3から請求項6までのいずれか1つに記載の情報処理方法。 The feature information includes user attribute information associated with the user's face image or feature amount,
The information processing device
estimating attribute information of the user captured in the acquired captured image;
Among the images or feature amounts stored in the database, preferentially read out images or feature amounts whose associated attribute information matches or is similar to the estimated attribute information to identify the group;
The information processing method according to any one of claims 3 to 6.
前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループの新規登録を受け付け、
前記グループに対する別のユーザの追加登録を受け付ける、
請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の情報処理方法。 The information processing device
Receiving new registration of a group to which the user photographed in the photographed image belongs,
accepting additional registration of another user for the group;
The information processing method according to any one of claims 1 to 7.
請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の情報処理方法。 The information processing device provides an incentive to the specified group,
The information processing method according to any one of claims 1 to 8.
複数のユーザが所属するグループと、当該グループに所属するユーザの特徴を示す特徴情報とを対応付けてデータベースに記憶し、
ユーザを撮影した撮影画像を取得し、
取得した撮影画像及び前記データベースに記憶された特徴情報に基づいて、前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定する
処理を実行させる、コンピュータプログラム。 to the computer,
A group to which a plurality of users belong is associated with feature information indicating features of users belonging to the group and stored in a database;
Acquiring a photographed image of a user,
A computer program for executing a process of identifying a group to which a user shown in the photographed image belongs, based on the acquired photographed image and the feature information stored in the database.
ユーザを撮影した撮影画像を取得する取得部と、
取得した撮影画像及び前記データベースに記憶された特徴情報に基づいて、前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定する特定部と
を備える、情報処理装置。 a storage processing unit that performs a process of associating a group to which a plurality of users belong and characteristic information indicating characteristics of users belonging to the group and storing the information in a database;
an acquisition unit that acquires a photographed image of a user;
An information processing apparatus, comprising: a specifying unit that specifies a group to which a user depicted in the captured image belongs, based on the acquired captured image and the feature information stored in the database.
複数のユーザが所属するグループ及び当該グループに所属するユーザの特徴を示す特徴情報を対応付けたデータベースと、
前記端末装置からユーザを撮影した撮影画像を取得する取得部、取得した撮影画像及び前記データベースに記憶された特徴情報に基づいて、前記撮影画像に写されたユーザが所属するグループを特定する特定部、及び、前記特定部が特定したグループに係る情報を前記端末装置へ送信する送信部を有する情報処理装置と
を備え、
前記端末装置は、前記情報処理装置が送信したグループに係る情報を受信して表示部に表示する、
情報処理システム。 a terminal device that is provided in a facility and transmits a captured image of a user who has visited the facility by a capturing unit to an information processing device;
a database that associates groups to which a plurality of users belong and feature information indicating features of the users belonging to the groups;
An acquisition unit that acquires a photographed image of a user from the terminal device, and an identification unit that identifies a group to which the user depicted in the photographed image belongs, based on the acquired photographed image and feature information stored in the database. and an information processing device having a transmission unit that transmits information related to the group identified by the identification unit to the terminal device,
The terminal device receives information related to the group transmitted by the information processing device and displays the information on a display unit.
Information processing system.
前記情報処理装置の送信部は、特定したグループに係る情報を前記第2の端末装置へ送信し、
前記第2の端末装置は、前記情報処理装置が送信したグループに係る情報を受信して表示部に表示する、
請求項12に記載の情報処理システム。 comprising a second terminal device for use by employees of said facility;
The transmission unit of the information processing device transmits information related to the specified group to the second terminal device,
The second terminal device receives information related to the group transmitted by the information processing device and displays it on a display unit.
The information processing system according to claim 12.
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