JP2021514074A - 光学フィルムデバイス - Google Patents
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Abstract
反射型偏光結像レンズは、2つの直交方向に湾曲しているアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを含む。光学フィルムの端部は、反射型偏光結像レンズのアクティブ領域内の光学フィルムのセグメント間に継ぎ目を形成するように配置されている。
Description
三次元ドーム形状表面を有する光学フィルムは、屈曲光学系レンズシステムにおいて特に有用であり得る。屈曲光学系は、よりコンパクトかつより軽量の仮想現実(VR)及び拡張現実(AR)ヘッドセットの製造を容易にすることができる。携帯電話などのフラットディスプレイは、多くの場合、VR及びARヘッドセットで使用される。これらのディスプレイからの画像は、コリメートされ、人間の眼に焦点を合わせる必要がある。いくつかの屈曲光学系光学では、光の偏光状態に応じて光を反射あるいは透過させるドーム形状の偏光フィルムレンズが用いられる。このようなレンズは、平面ディスプレイを眼の近くに配置することを可能にし、光学系の重量を低減する。
いくつかの実施形態は、アクティブ領域が2つの直交方向に湾曲した表面を有する少なくとも1つの光学フィルムを備えるデバイスを対象とする。アクティブ領域の表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、全ての点pについて、最大直線偏光遮断軸配向角度と最小直線偏光遮断軸配向角度との差は、2ln(1+12/π)*C度未満である。
いくつかの実施形態によれば、デバイスは、2つの直交方向に湾曲した表面を有するアクティブ領域を含む少なくとも1つの光学フィルムを備える。アクティブ領域の表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上のそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、全ての点pについて、最大直線偏光通過軸配向角度と最小直線偏光通過軸配向角度の差は、12.2*C度未満である。
いくつかの実施形態によれば、デバイスは、アクティブ領域が0.1より大きい全曲率Cを有するように、2つの直交方向に湾曲したアクティブ領域を含む少なくとも1つの光学フィルムを備える。アクティブ領域は、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有する。アクティブ領域内の光学フィルムの厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である。
いくつかの実施形態によれば、デバイスは、アクティブ領域が0.1より大きい全曲率Cを有するように、2つの直交方向に湾曲したアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを含む。アクティブ領域は、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有する。アクティブ領域内の上部通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λEaveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である。
いくつかの実施形態は、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを含むデバイスを対象とする。アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有する。点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、アクティブ領域の表面上に存在する。アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有する。ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にある。アクティブ領域の部分の全ての点について、直線偏光遮断軸角度の最大変化値βmax−βminは22(S/D)度未満である。
いくつかの実施形態によれば、デバイスは、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを備える。アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有する。点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在する。アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有する。ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にある。アクティブ領域の部分の全ての点について、直線偏光通過軸角度の最大変化値αmax−αminは、550(S/D)2+3.5(S/D)度未満である。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを備える。アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有する。アクティブ領域の部分内の光学フィルムは、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さ、taveを有する。アクティブ領域内の部分の厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、1/2*(S/D)未満である。アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる。
いくつかの実施形態によれば、デバイスは、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを含む。アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有する。光学フィルムは、アクティブ領域内の部分において、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有する。アクティブ領域の部分内の通過帯域端変化(λEmax−λEmin)/λEaveは、(1/2)*(S/D)未満である。アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる。
いくつかの実施形態は、複数のポリマー層を含む光学フィルムを含む反射型偏光結像レンズを含む。光学フィルムの端部は、反射型偏光結像レンズのアクティブ領域内において、光学フィルムのセグメント間の継ぎ目が1つ以上形成されるように配置される。一部の態様によれば、アクティブ領域は、2つの直交方向に湾曲している。
いくつかの実施形態は、屈曲光学系を対象とする。システムは、画像を放射するように構成された画像面を含み、絞り面は射出瞳を有し、反射型偏光子が、任意の前述の各項に記載された光学フィルムを含んで、画像面と絞り面との間に配置されている。
いくつかの実施形態は、反射型偏光結像レンズを形成する方法を含む。反射型偏光子フィルムのセグメントが形成され、反射型偏光子フィルムの隣接するセグメント間に継ぎ目が形成されるように配置される。
本出願の上記及び他の態様は、以下の「発明を実施するための形態」から明らかになるであろう。しかしながら、上記概要は、いかなる場合も請求の主題の限定として解釈されるべきではなく、そのような主題は、添付の特許請求の範囲によってのみ規定される。
これらの図は、必ずしも一定の比率の縮尺ではない。図面で使用されている同様の番号は同様の構成要素を示す。しかし、特定の図中のある構成要素を示す数字の使用は、同じ数字を付した別の図中の構成要素を限定することを意図するものではないことが理解されよう。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態は、光学フィルムに、並びに、1つの方向に沿って湾曲している又は2つの直交方向に沿って湾曲している光学フィルムを含むデバイス及びシステムに関する。いくつかの実施形態では、湾曲光学フィルムは、反射型偏光レンズ(RPLs)などの反射型偏光デバイスにおいて使用され得る湾曲された反射型偏光フィルムである。開示された光学フィルムは、他の有用な実現形態の中でもとりわけ、仮想現実体験又は拡張現実体験を提供する、屈曲光学系で使用することができる。本明細書に記載される光学フィルムは、以前のフィルムと比較して、遮断軸偏光角度の変化の減少、通過軸偏光角の変化の減少、上部及び/若しくは下部通過帯域端の変化の減少、並びに/又は厚さの変化の減少などの、向上した光学特性を提供することができる。
図1A及び図1Bは、それぞれ、いくつかの実施形態によるデバイス100の概略平面図及び断面図を示す。図1A及び1Bには示されていないが、光学フィルム100は、単一の一体型光学フィルム及び/又は多数の個別の光学フィルムを含んでもよい。光学フィルム100のセグメントは、光学フィルムのセグメントの端部同士が隣接するように配置することができる。いくつかの実施形態では、セグメントの配置によって、少なくとも1つの方向に沿って湾曲する又は2つの直交方向に沿って湾曲する光学フィルムを提供してもよい。いくつかの実施形態では、セグメントの配置によって、平坦なシートの形態の光学フィルムが提供される。
いくつかの実施態様では、光学フィルム100は、高コントラストを提供する複数の交互のポリマー干渉層を有する多層光学フィルムを含む。あるいは、光学フィルムは、例えば、ワイヤーグリッドフィルムを含んでもよい。光学フィルム100は、図1A及び1Bにおいて実質的に球状(断面は円形)の形状に描かれているが、本明細書で説明されるアプローチは、平面図及び/又は断面図において任意の形状を有する光学フィルム全般に適用される。
光学フィルム100は、図1Bに示されるように、厚さtを有する。光学フィルムのアクティブ領域101は、屈曲光学系結像システムで使用するための光を反射及び/又は透過する光学フィルム100の領域である。アクティブ領域は、光学フィルムの透明な開口部であってもよい。その反対に、レンズ実装又は他の機械的必要性を補助するために、光学フィルムの非アクティブ領域が存在してもよい。透過光の1つのアクティブ領域と比較して、反射光のために種々異なるアクティブ領域が存在してもよい。アクティブ領域101に加えて、光学フィルムは、1つ以上の非アクティブ領域(図1A及び1Bには示されていない)を含んでもよい。アクティブ領域101は、中央領域121及び周辺領域122に分割することができる。いくつかの実施形態によれば、アクティブ領域の中央領域121は、光学フィルムの「眼球回動容易範囲」である視野内の任意の部分である。眼球回動容易範囲とは、前方凝視から任意の方向に約20度(40°円錐角)である。いくつかの実施形態によれば、アクティブ領域の中央領域は、光学フィルムの光軸に最も近いアクティブ領域の約1/3である。いくつかの実施形態によれば、アクティブ領域の周辺領域122は、光学フィルムの光軸から最も遠いアクティブ領域の約1/3を指す。
光学フィルム100のアクティブ領域101の表面は、2つの直交軸に沿って湾曲しており、アクティブ領域の全曲率によって特徴を明らかにすることができる。アクティブ領域101の表面上の点のそれぞれは、その点における最大曲率及び最小曲率の積であるガウス曲率を有する。フィルム表面上の任意の点pにおけるガウス曲率は、Κ=κmax*κminとして数学的に表され、式中、κmaxはpにおける最大曲率であり、κminはpにおける最小曲率である。別の言い方をすると、
であり、式中、Rmaxは点pにおける最大曲率半径であり、Rminは点pにおける最小曲率半径である。
本説明の光学フィルムは、例えば、ミラーフィルム又は反射型偏光子であってもよい。いくつかの実施形態では、光学フィルムのアクティブ領域の少なくとも80%若しくは85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%にわたる位置のそれぞれが、同じ所定の波長及び同じ第1の偏光状態を有する垂直入射光に関して、約80%よりも高い反射率を有する。偏光状態は、垂直入射光に関して光学フィルムに接する軸線を規定する電界ベクトルの方向によって特徴付けることができる。いくつかの実施形態では、湾曲光学フィルム上の位置のそれぞれは、遮蔽軸に沿って偏光された垂直入射光に対する最大反射率及び対応する最小透過率と、直交する通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する最大透過率とを有する。垂直入射光は、所定の波長(例えば、約550nm)を有してもよく、又は所定の波長範囲(例えば、450nm〜650nm、400nm〜700nm、400nm〜800nm、又は400nm〜1000nm)内の波長を有してもよい。
偏光遮断配向及び通過軸配向の変化などの、開示された光学フィルムの光学特性の向上は、レンズのアクティブ領域の全曲率が比較的高いときに維持され得る。その表面全体にわたって完全に均一な光学特性を有する平坦な偏光フィルムについて検討する。本発明者らは、その平面フィルムの表面をSとして定義し、S上の点Pで表面に直交する法線単位ベクトルNを定義する。本発明者らはまた、図2Aに示すように、平面フィルムの通過方向及び遮断方向にそれぞれ平行に置かれた、2つの直交する表面接線単位ベクトルA及びBをS上の点Pにおいて定義する。図2Aに示すように、Sが新しい曲面sに適合するように変形されるとき、点Pは、s上の新しい位置pに移動し、我々の法線ベクトル及び接線ベクトルは、それぞれ、3つの新たなベクトルn、a、及びbとなる。また、未変形のA軸、B軸、及びN軸にそれぞれ平行なX、Y、及びZ軸を有する直交座標系がレンズ上に定義されるであろう。
初期材料のベクトルA、B、及びNは互いに直交しているが、形成後、変形されたベクトルa、b、及びnは、特定の対称面に沿った点において以外、もはや直交しなくてもよい。しかし、対応する材料の通過軸及び遮断軸は常に直交しており、これは、真の通過軸及び遮断軸がベクトルa及びベクトルbに対し正確に平行には位置しないことを意味する。換言すれば、平面フィルム表面上のPに、そのフィルムの通過軸及び遮断軸に平行な2本の直交する線を物理的に引く場合、形成後にpにおいて交差するその2本の線は、ほとんどの場合もはや直交せず、特にフィルムが高曲率に形成される場合は、変形後のフィルムの通過軸と遮断軸にもはや正確には対応しなくなる。この影響を、本明細書に開示される光学フィルムデバイスにおいて大幅に低減することができる。
図2Bは、直線偏光に対する遮断軸配向角度及び通過軸配向角度をどのように測定することができるかを示す図である。この場合、図2Bに示すような傾斜及び回転ステージを備えたAxometrics OPMF−2偏光計を使用してレンズ偏光方向の測定を行った。偏光計は、可変波長で非コヒーレント光の光源、透過光強度を測定する検出器、試料の両側に位置する2つの回転式直線偏光子、及び同じく試料の両側に位置する2つの回転リターダを備えている。測定器は、試料を通して透過された光の「Stokesベクトル」を構築するために、偏光特性及び遅延特性を測定する。試料に入射する光のStokesベクトルと比較すると、測定器は、試料の材料光学特性を説明する「Mueller行列」の要素を報告する。Mueller行列から、サンプル中の点における通過軸及び遮断軸の配向をグローバルな測定器座標系に関して決定することができる。傾斜及び回転ステージにより、ステージ上に取り付けられた(球形に)湾曲したレンズのアクティブ領域内の任意の点pにおける、サンプル表面に対し直交する透過測定が可能となる。偏光解析法及び偏光の測定に関する更なる情報は、Azzam及びBashara(1977)(R.M.A Azzam and N.M.Bashara,「Ellisometry and polarized light」,North−Holland Pub.Co.,1977)及びChipman(1995)(R.A.Chipman,「Polarimetry」,in the「Handbook of Optics」,2nd Ed,Vol II,McGraw−Hill Professional,1995.)に見出すことができる。
測定器座標枠に対する配向測定は、レンズ表面上の点が測定器内の位置にどのように傾斜、回転、及び場合によっては、平行移動されるかに依存するので、複合曲面により湾曲した表面上の偏光方向の特徴を明らかにすることは、わずかに、より複雑である。その結果、様々に異なる形状のレンズ、及び様々に異なる成形方法によって作製されたレンズを比較する統一された基準を定義することが有用である。任意の形状のレンズ表面として形成されたフィルムに対して選択された配向方向基準は、レンズ表面に対する最良適合平面に平行に位置する完全に平坦な偏光子を、正確、単純かつ垂直に投影する結果として生成される遮断方向配向プロファイルである。図2Cの図は、平面フィルムの通過軸及び遮断軸の湾曲表面への投影、並びに結果として得られたローカル基準方向を示す。最良適合平面は、レンズ表面上の全ての点から最小二乗の平均直交距離を有する平面である。pにおいてレンズ表面に直交して測定された場合の、標準となる投影されたレンズ表面上の任意の点pの配向方向が、ゼロとして定義される。
上記標準を使用して、任意の実在し測定された任意の形状のレンズ表面上の任意の点pにおけるローカル基準方向b0(p)は、レンズ表面に対する最良適合平面及びレンズ表面上の点p0において測定される遮断方向b0の、pにおいてレンズ表面法線n(p)に直交し(pにおいてフィルム表面に接し)かつ単位法線ベクトルZと同一平面上にあるように位置する空間ベクトルとして定義され、レンズ表面の表面法線ベクトルn(p0)はZに平行である。単位法線ベクトルYを、B0(p0)に平行である(かつ、更にZに直交する)と定義し、単位ベクトルXを、YとZの両方に直交すると定義する場合、ローカル基準方向b0(p)は、以下のようにn(p)及びXのベクトルクロス積から数学的に定義することができる。
式中、
は、ベクトルvの大きさとして定義される。次いで、pにおける偏光配向角度β(p)が測定された遮断軸方向b(p)により定義されるレンズ表面接線ベクトルと、ローカル基準方向b0(p)との間の角度として定義される。この角度は、以下のように、b(p)及びb0(p)のベクトルクロス積及びドット積から数学的に求めることができる。
図2Bに示される測定のために、レンズは、pにおいてレンズ表面に直交する測定を行うように配置される。この場合、ベクトルb(p)及びb0(p)は、測定器座標系のxy平面内にある。測定器は、複吸収(diattenuation)配向角度Ψmを報告する。この角度は、レンズの入射側に面しつつ光路を中心として時計回りに測定された、pにおけるフィルムの測定された通過方向と測定器x軸との間の角度を表す。この角度はまた、pにおけるフィルムb(p)の測定された遮断方向と、測定器y軸との間の角度に等しい。また、以下のように、レンズ位置について計算された遮断基準角度ψbを、以下のように複吸収配向角度から減算することによってβ(p)を求めることができる。
pにおけるフィルムの通過方向は、単に遮断軸方向に直交し、pにおいてフィルム表面に接する。測定器(測定器xyz座標枠内において)によって報告されたMueller行列は、行列回転のための次の式を使用して、レンズ座標枠内において回転させることができる。
式中、Minstは、測定器によって報告される4×4Mueller行列であり、Mlensは、レンズ座標枠内に変換されたMueller行列である。
また、代替的なローカル基準が、p0において測定された通過軸に基づいて採用され得る。その場合、任意の点pにおけるローカル基準方向a0(p)は、レンズ表面に対する最良適合平面及びレンズ表面上の点p0において測定される通過方向a0の、pにおいてレンズ表面法線n(p)に直交しかつ単位法線ベクトルZと同一平面上にあるように位置する空間ベクトルとして定義され、レンズ表面の表面法線ベクトルn(p0)はZに平行である。その代替的な参照定義を使用して、式(2〜5)を以下の式によって置き換えて、レンズの偏光回転プロファイルを計算する。
式中、α(p)は、投影された通過軸に基づく偏光配向角度であり、ψa(p)は、a0(p)と測定器x軸との間の角度である。
以下の手順を使用して、投影された遮断軸基準に基づいて、上記定義と一致する遮断方向配向プロファイルを表現することができる。
1)z方向が光源から検出器への光の移動方向を指し、その測定された複吸収角度がゼロであるとき、システム内の偏光子の通過方向及び遮断方向に平行なx軸及びy軸を定義する測定器のための、固定された右手系の直交xyz座標枠を定義する。
2)レンズ表面の最良適合平面を見つける
3)最良適合平面の法線ベクトルに平行な表面法線ベクトルを有するレンズ表面上の点p0を見出す。場合によっては(例えば、単一のフィルムが両眼レンズに形成される場合)、レンズ上の1つ以上の点が最良適合平面に平行な表面法線を有し得る。
4)レンズの通過軸及び遮断軸の方向をp0において測定する2つ以上のp0が存在する場合、そのような全ての点において遮断方向及び通過方向を測定する。
5)最良適合平面の法線に平行であるZ軸を有するレンズのための右手系直交XYZ座標枠を、X軸はp0における通過方向と平行であり、Y軸はp0において測定された遮断方向に平行であるように定義する。2つ以上のp0が存在する場合、X軸方向及びY軸方向は、全ての適格点で測定された配向の直線平均として定義される。
6)レンズを位置合わせして、pにおけるフィルム偏光特性を測定し、測定器xyz座標枠に対するレンズXYZ座標枠の向きを決定する。
7)表面法線ベクトルn(p)がzに等しいことに留意し、測定器xyz座標枠内の式(2)を使用してローカル基準ベクトルb0(p)を計算する。
8)式(5)を用いて、遮断基準角度ψbを計算する。
9)pにおけるフィルム偏光特性を測定し、複吸収角Ψmを得る。
10)式(4)に示すように、Ψmからψbを減算することによって、遮断軸方向角度β(p)を計算する。
1)z方向が光源から検出器への光の移動方向を指し、その測定された複吸収角度がゼロであるとき、システム内の偏光子の通過方向及び遮断方向に平行なx軸及びy軸を定義する測定器のための、固定された右手系の直交xyz座標枠を定義する。
2)レンズ表面の最良適合平面を見つける
3)最良適合平面の法線ベクトルに平行な表面法線ベクトルを有するレンズ表面上の点p0を見出す。場合によっては(例えば、単一のフィルムが両眼レンズに形成される場合)、レンズ上の1つ以上の点が最良適合平面に平行な表面法線を有し得る。
4)レンズの通過軸及び遮断軸の方向をp0において測定する2つ以上のp0が存在する場合、そのような全ての点において遮断方向及び通過方向を測定する。
5)最良適合平面の法線に平行であるZ軸を有するレンズのための右手系直交XYZ座標枠を、X軸はp0における通過方向と平行であり、Y軸はp0において測定された遮断方向に平行であるように定義する。2つ以上のp0が存在する場合、X軸方向及びY軸方向は、全ての適格点で測定された配向の直線平均として定義される。
6)レンズを位置合わせして、pにおけるフィルム偏光特性を測定し、測定器xyz座標枠に対するレンズXYZ座標枠の向きを決定する。
7)表面法線ベクトルn(p)がzに等しいことに留意し、測定器xyz座標枠内の式(2)を使用してローカル基準ベクトルb0(p)を計算する。
8)式(5)を用いて、遮断基準角度ψbを計算する。
9)pにおけるフィルム偏光特性を測定し、複吸収角Ψmを得る。
10)式(4)に示すように、Ψmからψbを減算することによって、遮断軸方向角度β(p)を計算する。
上記の計算プロセスは、図2Bに示すようなドーム形状の球面レンズの特徴を明らかにすることに適用することにより、以下のように説明することができる。
1)測定器座標枠内の測定器右手系座標軸を含むxyzベクトルは、定義により、
なお、図2Bでは、光源から検出器まで光が下向きに通り、したがって、この図では測定器z軸も下方を向いていることに留意されたい。
2)レンズの最良適合XY基準平面は、レンズ周辺部を包含する平面に平行に位置するであろう。Z軸は、レンズの眼球側からレンズの世界側に向かって外側に向くように定義されるであろう。
3)ドーム形状の球面レンズでは、最良適合平面に平行な表面法線として1つのみであり、その点p0が、図2B及び2Cに示されるようにレンズの中心に位置する。
4)レンズは測定器内に取り付けられ、p0で測定される複吸収角度Ψ0がゼロになるまで回転される。
5)レンズのX軸とY軸の座標軸は、p0で測定されるとき、フィルムの通過軸及び遮断軸に平行であり、Y軸もまた、yと同じ方向を向くように定義される。
6)レンズ表面上の点pの特性を測定するために、レンズは、測定器y軸を中心として角度θだけ傾けられ、レンズZ軸を中心として角度φだけ回転されるであろう。図2B及びいくつかの基本的な幾何学を用いると、レンズ座標系を含むX、Y、及びZ単位ベクトルは、次の通りに示すことができる。
7)式(2)を使用して、b0(p)を計算し、n(p)=z=[0,0,1]であることに留意すると、以下を得る。
あるいは、式(2’)を使用して、a0(p)を計算すると以下を得る。
8)式(5)を使用して、ψb(p)を計算すると以下を得る。
あるいは、式(5’)を使用して、ψa(p)を計算すると以下を得る。
9&10)次に、式(4)に示すように、測定された複吸収角度Ψmからψbを減算することによって、偏光配向角度β(p)を求めることができる。測定されたMueller行列はまた、ψb(p)及び式(6)及び(7)を使用して、レンズ座標枠内に回転させることもできる。
1)測定器座標枠内の測定器右手系座標軸を含むxyzベクトルは、定義により、
2)レンズの最良適合XY基準平面は、レンズ周辺部を包含する平面に平行に位置するであろう。Z軸は、レンズの眼球側からレンズの世界側に向かって外側に向くように定義されるであろう。
3)ドーム形状の球面レンズでは、最良適合平面に平行な表面法線として1つのみであり、その点p0が、図2B及び2Cに示されるようにレンズの中心に位置する。
4)レンズは測定器内に取り付けられ、p0で測定される複吸収角度Ψ0がゼロになるまで回転される。
5)レンズのX軸とY軸の座標軸は、p0で測定されるとき、フィルムの通過軸及び遮断軸に平行であり、Y軸もまた、yと同じ方向を向くように定義される。
6)レンズ表面上の点pの特性を測定するために、レンズは、測定器y軸を中心として角度θだけ傾けられ、レンズZ軸を中心として角度φだけ回転されるであろう。図2B及びいくつかの基本的な幾何学を用いると、レンズ座標系を含むX、Y、及びZ単位ベクトルは、次の通りに示すことができる。
あるいは、次に、式(4’)に示すように、測定された複吸収角度Ψmからψaを減算することによって(投影された通過軸基準に基づく)偏光配向角度α(p)を求めることができる。測定されたMueller行列はまた、式(6)及び(7)におけるψb(p)の代わりにψa(p)を使用して、レンズ座標枠内に回転させることもできる。
上記のプロセスを、単一のフィルムから形成されたドーム形状の球面フィルムレンズの回転走査に適用して、フィルム表面全体にわたって偏光遮断軸回転bのコノスコピックプロットを作成した。次に、コノスコピックプロットの円形及び細長い領域を分析して、それらの領域内における最大及び最小の遮断軸回転βmax及びβminを求めた。サンプリング領域の全曲率を式(1)及び偏光遮断軸角度の変化βmax−βminを用いて計算し、図3に示すグラフ300を作成した。
図3は、いくつかの実施形態による、光学フィルムのアクティブ領域の偏光遮断軸角度の最大変化値のプロット300を示す。図2A及び2Bに関連して論じた、基準軸に対する偏光遮断軸角度は、上述のようにアクティブ領域上の点のそれぞれについて測定することができる。偏光遮断軸角度の変化はβmax−βminであり、ここでβmaxは最大偏光遮断軸角度であり、βminは最小偏光遮断軸角度である。図3に示されるグラフ300は、開示された光学フィルムのアクティブ領域の点についての、共通基準軸に対する直線偏光遮断軸角度の全曲率Cの関数としての最大変化値である。いくつかの実施形態による、アクティブ領域が2つの直交方向に湾曲した表面と全曲率Cを有する光学フィルム、0.1超、又は0.2超、又は0.3超、又は0.4超、又は0.5超、又は0.6超。点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、アクティブ領域の表面上に存在する。アクティブ領域の表面上の点Pのそれぞれは、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にある。全ての点pについての最大及び最小直線偏光遮断軸配向角度(βmax−βmin)の差は、2ln(1+12/π)*C度未満である。
図4は、いくつかの実施形態による、湾曲光学フィルムに対する偏光通過軸角度の最大変化値のプロット400を示す。偏光通過軸角度は、上述のように、光学フィルムのアクティブ領域の点のそれぞれについて基準軸に対して測定することができる。偏光通過軸角度の変化はαmax−αminであり、ここでαmaxは最大通過軸角度であり、αminは最小通過軸角度である。図4のグラフ400は、全曲率Cの関数として、開示される光学フィルムのアクティブ領域の点に対する直線偏光通過軸角度の最大変化値を提供する。いくつかの実施形態による、アクティブ領域が2つの直交方向に湾曲した表面と全曲率Cを有する光学フィルム、0.1超、又は0.2超、又は0.3超、又は0.4超、又は0.5超、又は0.6超。点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、アクティブ領域の表面上に存在する。アクティブ領域の表面上の点Pのそれぞれは、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にある。全ての点Pについての最大及び最小直線偏光通過軸配向角度(αmax−αmin)の差は、12.2*C度未満である。
光学フィルムのアクティブ領域は、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有する。図5は、様々な実施形態による、開示される光学フィルムのアクティブ領域の厚さの最大変化値(tmax−tmin)/taveのグラフ500を全曲率の関数として提供する。様々な実施形態によれば、光学フィルムのアクティブ領域の厚さの最大変化値は、ln[1+(12/π)C]/20として数学的に表現することができる。フィルムCのアクティブ領域の全曲率は、0.1超、0.2超、0.3超、0.4超、0.5超、0.6超であってよい。
本明細書に開示される光学フィルムは、例えば、反射型偏光子及び反射型偏光レンズなどのデバイスを形成するために使用されてもよい。光学フィルムの厚さは、波長の関数としての光学フィルムの反射率及び/又は透過率の下部及び/又は上部通過帯域端に関連する。波長の関数としての光学フィルムの反射率及び透過率は、光学フィルムの両側の垂直入射光について決定することができる。典型的には、いずれの測定についても同様の結果が得られる。光学フィルムは、光学フィルムの特定の側に光が入射する特定の用途に使用するために成形されてもよい。この場合、規定の反射率及び透過率は、この特定の側に入射する光に関する。湾曲光学フィルムをいずれの向きでも使用できる場合、規定の反射率及び透過率は、成形された光学フィルムが入射光に向かって凸状になるように成形された光学フィルムの側に入射する光に関するものと理解することができる。
図6は、いくつかの実施形態による、波長の関数としての反射型偏光子光学フィルムの、透過状態(プロット611)及び遮断状態(プロット612)における光学フィルムへの垂直入射光の透過率の概略プロット611、612を重ね合わせた図である。波長にわたる透過率の平均は、(通過軸に沿って偏光された)通過偏光状態を有する垂直入射光の最大値であり、波長にわたる透過率の平均は、(遮蔽軸に沿って偏光された)遮蔽偏光状態を有する垂直入射光の最小値である。λ1〜λ2の所定の波長範囲内の波長にわたる透過率の平均は、通過状態でTpであり、遮蔽状態でTbである。いくつかの実施形態では、λ1は約450nmであり、λ2は約650nmである。いくつかの実施形態では、λ1は約400nmであり、λ2は約700nmである。いくつかの実施形態では、Tpは、約80%よりも高く、約85%よりも高く、又は88%よりも高い。いくつかの実施形態では、Tbは、約10%以下、約5%以下、約2%以下、約1%以下、約0.5%以下、0.2%以下、0.15%以下、0.1%以下、0.05%以下、0.04%以下、又は0.03%以下である。いくつかの実施形態では、Tp及び/又はTbは、レンズのアクティブ領域の少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%にわたる位置のそれぞれで、これらの範囲のうちのいずれか内にある。
図7は、いくつかの実施形態による、反射型偏光子光学フィルムの透過状態(プロット711)及び遮断状態(プロット712)における反射型偏光子に垂直入射する光に対する反射率の概略プロット711、712を重ね合わせた図を提供する。波長にわたる反射率の平均は、遮蔽偏光状態を有する垂直入射光の最大値であり、波長にわたる反射率の平均は、通過偏光状態を有する垂直入射光の最小値である。λ1〜λ2の所定の波長範囲内の波長にわたる反射率の平均は、通過状態でRpであり、遮蔽状態でRbである。いくつかの実施形態では、Rbは、約75%よりも高く、約80%よりも高く、約85%よりも高く、又は約90%よりも高い。いくつかの実施形態では、Rpは、約20%以下、約15%以下、約10%以下、又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、Rp及び/又はRbは、光学フィルムのアクティブ領域の総面積の少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%にわたる、成形された光学フィルム上のアクティブ領域の位置のそれぞれで、これらの範囲のうちのいずれか内にある。
反射帯域及び透過帯域は、典型的に反射率又は透過率が急に低下する長波長帯域端及び短波長帯域端の両方を有する。長波長帯域端λL及び短波長帯域端λSを図6及び7に示す。図示の実施形態では、短波長帯域端λSはλ1未満であり、長波長帯域端λLはλ2よりも大きい。帯域端は、入射光に向かって凸状である反射偏光子によって、垂直入射光に関して決定されてもよい。
帯域端の波長は、いくつかの異なる基準を使用して定義することができる。帯域端によって示される空間的変化パターンは典型的に、使用される正確な基準に依存しない。帯域端の波長は、例えば、遮蔽偏光状態を有する垂直入射光に関する反射率が1/2Rbまで低下する波長、又は遮蔽偏光状態を有する垂直入射光の透過率が10%まで増加する波長としてもよい。別段に示す場合を除いて、帯域端は、遮蔽偏光状態を有する垂直入射光に関する透過率が10%まで増加する波長を指すものと理解することができる。
長波長帯域端λL及び/又は短波長帯域端λSは、レンズのアクティブ領域の任意の点で、その点における光学フィルムの厚さに比例する。したがって、長波長帯域端及び/又は短波長帯域端の変化はまた、厚さの変化に比例する。光学フィルムのアクティブ領域は、最小長波長帯域端λLmin、最大長波長帯域端λLmaxを有する。アクティブ領域上の複数の点で取られた長波長帯域端の平均は、λLaveと示される。図8は、いくつかの実施形態による、光学フィルムのCに関して、長波長帯域端(λLmax−λLmin)/λLaveの最大変化値のグラフ800を示す。関数全曲率Cとしての光学フィルムのアクティブ領域の長波長通過帯域端の最大変化値は、ln[1+(12/π)C]/20として数学的に表すことができ、レンズCのアクティブ領域の全曲率は、0.1超、0.2超、0.3超、0.4超、0.5超、0.6超であり得る。
アクティブ領域の短波長帯域端は、光学フィルムのアクティブ領域の全曲率に対して、長波長帯域端と同様の関係を呈し得る。光学フィルムのアクティブ領域は、最小短波長帯域端λSmin、及び最大短波長帯域端λSmaxを有する。アクティブ領域上の複数の点で取られた短波長帯域端の平均は、λSaveである。短波長帯域端の最大変化値(λSmax−λSmin)/λSaveは、いくつかの実施形態による光学フィルムのアクティブ領域に対する全曲率Cの関数である。長波長帯域端における最大変化値と同様に、光学フィルムのアクティブ領域の短波長帯域端における最大変化値は、ln[1+(12/π)C]/20として数学的に表すことができ、レンズCのアクティブ領域の全曲率は、0.1超、0.2超、0.3超、0.4超、0.5超、0.6超であり得る。
光学フィルムの曲率の別の有用な尺度は、サグ対直径比である。湾曲フィルムのアクティブ領域のサグ対直径比は、第1の方向及び直交する第2の方向に関し、特徴を明らかにすることができる。第1の方向に沿った湾曲フィルムのアクティブ領域のサグ最大値は、第1及び第3の方向を含む平面における、第1及び第2の方向と直交する第3の方向に沿った光学フィルムの最大変位として説明することができる。同様に、第2の方向に沿った湾曲フィルムのアクティブ領域のサグ最大値は、第2及び第3の方向を含む平面における、第3の方向に沿った光学フィルムの最大変位として説明することができる。第1の方向に沿ったレンズのサグ対直径比は、第2の方向に沿ったレンズのサグ対直径比と異なってもよい。2つの直交軸に沿った光学フィルムのサグ対直径比は、図9A、9Bに概略的に示されている。図9A及び9Bに示されるように、第1、第2、及び第3の方向はそれぞれ、x、y、及びz方向である。光学フィルム900は、第1のサグ最大値S1、及び第1の方向に沿った対応する第1の直径D1(図9A参照)と、第2のサグ最大値S2、及び第2の方向に沿った対応する第2の直径D2(図9B参照)と、を有する。
いくつかの実施形態では、第1のサグ最大値S1の、第1の方向に沿った対応する第1の直径D1に対する第1の比S1/D1は、少なくとも0.025、少なくとも0.05、少なくとも0.075、少なくとも0.1、少なくとも0.15、少なくとも0.125、少なくとも0.2、少なくとも0.3、少なくとも0.4、少なくとも0.5、又は少なくとも0.7であってよい。いくつかの実施形態では、第1の比S1/D1は、1未満、又は0.9未満、又は0.8未満である。いくつかの実施形態では、第2のサグ最大値S2の、第2の方向に沿った対応する第2の直径D2に対する第2の比S2/D2は、少なくとも0.025、少なくとも0.05、少なくとも0.075、少なくとも0.1、少なくとも0.15、少なくとも0.125、少なくとも0.2、少なくとも0.3、又は少なくとも0.4である。いくつかの実施形態では、第2の比は、0.8未満、0.7未満、0.6未満、又は0.5未満である。いくつかの実施形態では、第2の比は、第1の比よりも小さい。いくつかの実施形態では、第1の比は、第2の比よりも実質的に大きい(例えば、1.5倍又は2倍大きい)。いくつかの実施形態では、第2の比は、第1の比とほぼ等しい。
図10A〜図10Dは、一般的又は不規則な形状を有する光学フィルムの物理的及び/又は光学的特性を規定するための方法を示す。図10A〜10Cは、光学フィルムのアクティブ領域1001の概略図である。図10Dは、基準平面1099上の光学フィルムのアクティブ領域1001の投影1075をより詳細に示す。光学フィルムのアクティブ領域1001は、その投影1075の総面積が基準平面1099において最大であり、アクティブ領域1001と基準平面1099とは交差せず、アクティブ領域1001の総面積の少なくとも大部分(例えば、少なくとも60%、少なくとも80%、又は全て)は、基準平面1099に向かって凹状であるように、基準平面1099が定義されている。光学フィルム1001は、基準平面1099から最も遠い光学フィルム1001上の点である頂点1006を有する。基準平面1099には頂点1006の投影点1076が示されている。
第1の方向1051及び第2の方向1052が基準平面1099に示されている。第1の方向1051及び第2の方向1052はそれぞれ、基準平面1099内にあり、頂点1006の基準平面1075への投影点1076を通過する。頂点1006の接平面における第1の方向1016及び第2の方向1017が、図10Aに示されている。第1の方向1016は、第1の方向1051と平行であり得、第2の方向1017は、第2の方向1052と平行であり得る。典型的に、光学フィルムのアクティブ領域1001の特性は、基準平面における第1及び第2の方向と、接平面における第1及び第2の方向とについて、同等に規定することができる。
一般に、光学フィルム1001が、直交する第1及び第2の方向に沿っていくらかの規定の変化を有するときに、第1の方向1051及び第2の方向1052は、光学フィルム1001が規定の変化を有する任意の直交方向とすることができる。場合によっては、アクティブ領域1001の特性に関して、第1の方向1051及び第2の方向1052を具体的に定義することが好都合である。第1の方向1051及び第2の方向1052の少なくとも2つの有用な定義がある。
いくつかの実施形態では、アクティブ領域1001の特性(例えば、本明細書の他の箇所で更に説明した第1及び第2のサグ対直径比)は、第1の方向1051及び第2の方向1052に対して規定され、第2の方向1052は、頂点1006が基準平面1099に投影された点1076を通る、投影領域1075の互いに反対の側の間の最小距離に沿っており、第1の方向1051は、頂点1006が基準平面1099に投影された点1076を通って、第2の方向1052に直交する方向に沿っている。
いくつかの実施形態では、アクティブ領域1001は反射型偏光子である。いくつかの実施形態では、反射型偏光子の特性(例えば、本明細書の他の箇所で更に説明した第1及び第2のサグ対直径比)は、第1の方向1016及び第2の方向1017に対して規定され、第1の方向1016は頂点1006における反射型偏光子の遮蔽軸に沿っており、第2の方向1017は頂点1006における反射型偏光子の通過軸に沿っている。
光学フィルムと平面とが交差せず、かつ光学フィルムの総面積の少なくとも大部分が平面に向かって凹状である、という条件を満たす、基準平面1099と平行な平面は、第1の方向と第2の方向との等価な定義をもたらす。同じ最大投影面積を有し、これらの条件を満たす非平行な平面が2つ以上ある場合、第1及び第2の方向は、規定の変化(例えば、弛み比)が保持され、最大投影面積を有する平面のうちの1つと平行な平面にある、直交する方向であってもよい。これらの平面のうちの1つが、その平面に対して定義されたような第1及び第2の方向のそれぞれに沿って、最大投影面積を有する他の平面よりもフィルムの中心に近接した頂点をもたらす場合、その平面は、第1及び第2の方向を定義するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、光学フィルムの特性は、第1及び第2の曲線に関して、又は第1及び第2の曲線に沿って規定される。第1の曲線は、第2の方向及び基準平面と直交する第1の平面と光学フィルムとの交線として与えられてもよい。第1の平面は、第1の方向を含んでもよく、光学フィルムの頂点を含んでもよい。同様に、第2の曲線は、第1の方向及び基準平面と直交する第2の平面と光学フィルムとの交線であってもよい。第2の平面は、第2の方向を含んでもよく、光学フィルムの頂点を含んでもよい。ここで、第1及び第2の方向は、第1の方向1051及び第2の方向1052に対応してもよく、又は第1の方向1016及び第2の方向1017に対応してもよい。
図10Bは、第2の方向1052及び基準平面1099と直交する第1の平面1098を示す。図示の実施形態では、第1の平面1098は、第1の方向1051及び頂点1006を含む。光学フィルム1001と第1の平面1098との交線である第1の曲線1010が示されている。
図10Cは、第1の方向1051及び基準平面1099と直交する第2の平面1097を示す。図示の実施形態では、第2の平面1097は、第2の方向1052及び頂点1006を含む。光学フィルムアクティブ領域1001と第2の平面1097との交線である第2の曲線1020が示されている。いくつかの実施形態では、第1の平面1098と第2の平面1097との交線は、第1の曲線1010と第2の曲線1020との交点においてアクティブ領域1001と垂直な線1088を定義する。
既に説明したように、場合によっては、ガウス曲率及び/又は全曲率に関して、光学フィルム形状の特徴を明らかにすることが有用である。ガウス曲率は、主曲率の積である。例えば、光学フィルムのアクティブ領域1001の頂点1006における主曲率が第1の平面1098及び第2の平面1097に生じる場合、頂点におけるガウス曲率は、頂点1006における第1の曲線1010の曲率と第2の曲線1020の曲率との積として表すことができる。加えて、第1の曲線1010及び第2の曲線1020が頂点1006で曲率半径r1及びr2を有する場合、頂点におけるガウス曲率は、1/(r1*r2)として表すことができる。いくつかの実施形態では、光学フィルムの総面積の少なくとも80%、少なくとも90%、又は少なくとも95%にわたる各位置が、少なくとも0.0001cm−2、少なくとも0.001cm−2、又は少なくとも0.005cm−2のガウス曲率を有する。いくつかの実施形態では、光学フィルムの総面積の少なくとも80%、少なくとも90%、又は少なくとも95%にわたる各位置が、100cm−2以下、1cm−2以下、又は0.2cm−2以下のガウス曲率を有する。既に説明したように、光学フィルムのアクティブ領域の曲率は、アクティブ領域の総面積にわたるアクティブ領域のガウス曲率の面積分である全曲率に関して特徴を明らかにすることもできる。いくつかの実施形態では、光学フィルムのアクティブ領域は、少なくとも0.25、又は少なくとも0.5、又は少なくとも1、又は少なくとも2、又は少なくとも3の全曲率を有する。いくつかの実施形態では、全曲率は、10以下、9以下、又は8以下である。
図10Dに示すように、いくつかの実施形態では、湾曲光学フィルムのアクティブ領域1001のサグ対直径比は、基準平面1099上の光学フィルムのアクティブ領域1001の投影1075の境界内に内接することができる最大円1003にマッピングされる光学フィルムのアクティブ領域1001の部分のサグ対直径比に関して規定されてもよい。
アクティブ領域の部分内の物理的及び/又は光学的特性の変化は、上述のように、アクティブ領域の一部分のサグ対直径比の関数として表すことができる。本明細書で論じる光学特性は、先に論じたように、第1又は第2のサグ対直径比(S1/D1又はS2/D2)のいずれかであり得るサグ対直径比(S/D)の関数として表すことができる。
図10Eは、第1の曲線1061及び最良適合の第1の円弧1062の概略図である。第1の曲線1961は、例えば、第1の曲線1010に対応してもよい。最良適合の第1の円弧1062は、第1の円弧1061の曲率中心1077における角度α1を限定する。より長い円弧とより短い円弧の両方とも第1の曲線1061により良好でない適合しか提供しないため、角度α1が第1の曲線1061によって決定される。第1の円弧1062は、最良適合の第1の円弧1062上の任意の点(例えば、第1の端点1062a)から曲率中心1177までの距離である半径R1を有する。いくつかの実施形態では、最良適合の第1の円弧1120は、第1の円弧1062から第1の曲線1061上の点までの法線ベクトルに沿った距離(例えば、ベクトル640a〜640dに沿った距離)の二乗和を最小化する円弧である。いくつかの実施形態では、第1の曲線1061の第1の端点1061aが、第1の円弧1062の第1の端点1062aにおける第1の円弧1062に対する第1の法線ベクトル640aの途中にあり、第1の曲線1061の反対側の第2の端点1061bが、第1の円弧1062の反対側の第2の端点1062bにおける第1の円弧1062に対する第2の法線640dの途中にある。いくつかの実施形態では、最良適合の最小化に用いる第1の曲線1061上の点は、第1の曲線1061にわたって均一に分布した点の所定の集合から選択される。いくつかの実施形態では、最小化に用いる第1の円弧1062上の点は、第1の円弧1062にわたって均一に分布した点の所定の集合から選択される。いくつかの実施形態では、点の所定の集合は、10〜500個の点の集合である。
図10Fは、第2の曲線1071及び最良適合の第2の円弧1072の概略図である。第2の曲線1072は、例えば、第2の曲線1020に対応してもよい。最良適合の円弧は、第2の円弧1072の曲率中心1078における角度α2を限定する。より長い円弧とより短い円弧の両方とも第2の曲線1071により良好でない適合しか提供しないため、角度α2が第2の曲線1071によって決定される。第2の円弧1072は、最良適合の第2の円弧1072上の任意の点から曲率中心1078までの距離である半径R2を有する。最良適合性は、第1の曲線1061について説明したように決定することができる。いくつかの実施形態では、最良適合の第2の円弧1072は、第2の円弧1072から第2の曲線1071上の点までの法線ベクトルに沿った距離(例えば、ベクトル641に沿った距離)の二乗和を最小化する円弧である。いくつかの実施形態では、第2の曲線1071の第1の端点が、第2の円弧1072の第1の端点における第2の円弧1072に対する第1の法線ベクトルの途中にあり、第2の曲線1071の反対側の第2の端点が、第2の円弧1072の反対側の第2の端点における第2の円弧1072に対する第2の法線の途中にある。いくつかの実施形態では、最良適合の最小化に用いる第2の曲線1071上の点は、第2の曲線1071にわたって均一に分布した点の所定の集合から選択される。いくつかの実施形態では、最小化に用いる第2の円弧1072上の点は、第2の円弧1072にわたって均一に分布した点の所定の集合から選択される。いくつかの実施形態では、点の所定の集合は、10〜500個の点の集合である。
図10Eは、光学フィルムの中心1015、並びに第1の曲線1061上の第1の位置1030及び第2の位置1031を示す。中心1015は、第1の曲線1061と第2の曲線1071が交差する箇所であってもよく、本明細書の他の箇所で更に説明したような光学フィルムの頂点であってもよい。第2の位置1031は、第1の位置1030から第1の曲線1061に沿って少なくとも0.6R1、少なくとも0.7R1、少なくとも0.8R1、少なくともR1、又は少なくとも1.2R1の距離だけ隔てられる。光学フィルムの中心1015から第1の位置1030までの第1の曲線に沿った距離は、0.2R1以下、又は0.1R1以下である。第2の位置1031から光学フィルムの縁(端点1061b)までの第1の曲線1061に沿った距離は、0.2R1以下、又は0.1R1以下である。いくつかの実施形態では、光学フィルムは、第1の位置1030における第1の厚さ、及び第2の位置1031における第2の厚さを有し、第1の厚さと第2の厚さは、5%以下、3%以下、又は2%以下だけ異なる。いくつかの実施形態では、光学フィルムは、第1の位置1030における第1の長波長帯域端、及び第2の位置1031における第2の長波長帯域端を有し、第1の長波長帯域端と第2の長波長帯域端は、5%以下、3%以下、又は2%以下だけ異なる。
本説明の方法によって実現できる最大角度α1及びα2は、従来の熱成形法で実現できるよりも大きい。例えば、いくつかの実施形態では、α1は、180度超、185度超、190度超、195度超、又は200度超である。そのような大きな角度は、例えば、ヘッドマウントディスプレイの用途に有用であり得る。いくつかの実施形態では、α1は、180度以下である。いくつかの実施形態では、α1は、少なくとも90度、少なくとも100度、少なくとも110度、少なくとも120度、少なくとも130度、少なくとも140度、少なくとも150度、少なくとも160度、少なくとも170度、又は少なくとも180度である。いくつかの実施形態では、α2は、少なくとも30度、少なくとも40度、少なくとも50度、少なくとも60度、少なくとも70度、少なくとも80度、少なくとも90度、少なくとも100度、少なくとも110度、又は少なくとも120度である。いくつかの実施形態では、α1は、350度以下、320度以下、300度以下、又は280度以下である。いくつかの実施形態では、α2は、220度以下、200度以下、180度以下、160度以下、又は140度以下である。いくつかの実施形態では、α1は、α2以上である。
図11は、いくつかの実施形態による、アクティブ領域の一部分のサグ対直径比(S/D)の関数としての光学フィルムのアクティブ領域の一部分の偏光遮断軸角度の最大変化値のグラフ1100を示す。図2A及び2Bに関連して説明されるように、基準軸に対する偏光遮断軸角度は、上述のように、アクティブ領域の部分の点のそれぞれについて測定することができる。偏光遮断軸角度の最大変化値はβmax−βminであり、ここでβmaxは最大偏光遮断軸角度であり、βminは最小偏光遮断軸角度である。アクティブ領域の部分の偏光遮断軸角度の最大変化値はβmax−βminであり、22(S/D)として数学的に表すことができる。いくつかの実施形態では、S/Dは、0.05を超え、0.075を超え、0.1を超え、0.125を超え、0.2を超え、0.3を超え、又は更に0.4を超えてもよい。光学フィルムの部分は、光学フィルムが実質的に球状又は実質的に放物面形状を有するように湾曲していてもよい。
図12は、いくつかの実施形態による、アクティブ領域の一部分のサグ対直径比(S/D)の関数としての光学フィルムのアクティブ領域の一部分の偏光通過軸角度の最大変化値のグラフ1200を示す。図2A及び2Bに関連して説明されるように、基準軸に対する偏光通過軸角度は、上述のように、アクティブ領域の部分の点のそれぞれについて測定することができる。偏光通過軸角度の最大変化値はαmax−αminであり、ここでαmaxは最大偏光遮断軸角度であり、αminは最小偏光遮断軸角度である。アクティブ領域の部分の偏光遮断軸角度の最大変化値はαmax−αminであり、550(S/D)2+3.5(S/D)度として数学的に表すことができる。前述したように、アクティブ領域の部分は、基準平面上のアクティブ領域の投影の境界内に内接することができる最大円上にマッピングされる。様々な実施形態によれば、S/Dは、0.05超、0.075超、0.1超、又は0.125超、0.2超、0.3超、又は更に0.4超である。光学フィルムの部分は、実質的に球状又は実質的に放物面形状を有してもよい。いくつかの実施形態では、直線偏光遮断軸角度又は直線偏光通過軸角度の最大変化値は、アクティブ領域の全ての点に対して、2.5度未満、2.0度未満、1.5度未満、又は更には1度未満である。
図13は、光学フィルムのアクティブ領域の一部分の厚さの変化のグラフ1300である。アクティブ領域の部分は、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲している。アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる。アクティブ領域の部分は、サグ対直径比S/D、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有する。アクティブ領域の部分における厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、1/2*(S/D)未満である。様々な実施形態によれば、S/Dは、例えば、0.025超、0.05超、0.075超、0.1超、又は0.125超、0.2超、0.3超、又は更に0.4超であってもよい。アクティブ領域の部分は、実質的に球状又は実質的に放物面形状を有してもよい。
図14は、光学フィルムのアクティブ領域の一部分に対する帯域端の変化のグラフ1400である。帯域端の変化は、長波長通過帯域端又は短波長通過帯域端のいずれかと関連付けられてもよい。アクティブ領域の部分は、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲している。アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる。この部分は、サグ対直径比S/D、最小帯域端λEmin、最大帯域端λEmax、及び平均帯域端λEaveを有する。アクティブ領域の部分における帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λEaveは、1/2*(S/D)未満である。様々な実施形態によれば、S/Dは、例えば、0.025超、0.05超、0.075超、0.1超、又は0.125超、0.2超、0.3超、又は更に0.4超であってもよい。アクティブ領域の部分は、実質的に球状又は実質的に放物面形状を有してもよい。帯域端の変化は、例えば、上側及び/又は下側帯域端の変化であってもよい。
光学フィルムの全曲率(又はサグ対直径比)が増加するにつれて、光学フィルムを製造すること、並びに物理的及び/又は光学的特性の変化を低く保つことが、ますます困難になる。例えば、全曲率が高い光学フィルムを含む成形された湾曲光学フィルムは、偏光遮断軸角度、偏光通過軸配向、厚さ、帯域端、及び/又は他の物理的及び/又は光学的特性における許容できない大きな変化を有し得る。この製造困難に対する1つの解決策は、光学フィルムの複数のセグメントから湾曲光学フィルムを形成することである。光学フィルムセグメントは、隣接するセグメントの端部が1つ以上の継ぎ目を形成するように配置される。隣接するセグメントは、継ぎ目で互いに接合されてもよい。個々のセグメントそれぞれは、湾曲光学フィルムのサグ対直径比又は全曲率よりも小さいサグ対直径又は全曲率を有することができる。光学フィルムセグメントから光学フィルムを形成することにより、光学フィルムの光学特性及び/又は物理的特性の変化を低減することができ、フィルムの座屈を低減又は排除することができる。
図15A〜図20Bは、いくつかの実施形態による、セグメント化された光学フィルムのいくつかの例を提供する。図15〜20Bに図示された光学フィルムは、2つの直交方向に湾曲している。本明細書に記載されるアプローチは、平坦なセグメント化光学フィルム、又は三次元形状、例えば、球形、放物面、円筒形、非球面、その他の三次元形状を有するセグメント化光学フィルムなどの様々な形状のセグメントを含む光学フィルムに適用することができる。光学フィルムを構成するセグメントの数及び/又は構成は、本明細書に示されるものに限定されず、多くの他のセグメント構成が可能であり、本開示の範囲内に含まれる。任意の数のセグメントを使用して光学フィルムを形成することができるが、多くの実施態様では、セグメントの数は、20未満、又は5未満、及び/又は2以上である。
いくつかの実施形態では、セグメントの光学的及び/又は物理的特性は、セグメント間で実質的に均一であり得る。例えば、遮断軸配向角度、通過軸配向角度、帯域端、反射率、透過率、厚さなどは、セグメント間で実質的に均一であってもよい。いくつかの実施形態では、光学フィルムのセグメントの光学的及び/又は物理的特性は、光学フィルムを組み込んだ光学デバイスの所望の機能性を達成する上で、セグメント間で変化し得る。
本明細書で論じられる光学フィルムは、光学フィルムのセグメントを形成し、平坦な表面、又は1つの方向に沿って若しくは2つの直交方向に沿って湾曲した表面などの表面を形成するセグメントを配置することによって、製造することができる。例えば、図15A〜20Bに示されるセグメントは、光学フィルムから切断され、次いで成形型内又は型枠上で湾曲形状に配置されてもよい。いくつかの実施形態によれば、当初は平坦な光学フィルムの部分を除去し、フィルムの伸張を最小限として、同じ光学フィルムの異なる領域間に継ぎ目を形成することによって、フィルムを曲面に適合させることができる。いくつかの実施形態では、セグメントが成形型内又は型枠上に配列された後に、光学層がセグメントの上に配置されてもよい。図15A〜20Bの実施例として示される光学フィルムは、光学的に回転対称であってもよいが、回転非対称の光学フィルムも可能であり、本開示の範囲内に含まれる。
図15Aは、個々の多角形光学フィルムセグメント1511、1512、1513である複数の光学フィルムを含む光学フィルム1500のアクティブ領域1501を示す。図15Bは図15Aのアクティブ領域1501の、光学フィルムセグメント1511、1512、1513の分解図を示す。図15Bにより最も良く分かるように、セグメント1511、1512、1513のそれぞれは、少なくとも1つの端部1511a、1511b、1511c、1512a、1512b、1512c、1513a、1513b、1513cを有する。光学フィルム1500を形成するために、端部1511a、1511b、1511c、1512a、152b、1512c、1513a、1513b、1513cは、継ぎ目隣接セグメントを形成するように配置される。例えば、図15A及び15Bに示されるように、セグメント1511の端部1511aとセグメント1512の端部1512aは、隣接するセグメント1511と1512との間に継ぎ目1522を形成するように配置される。セグメント1512の端部1512cとセグメント1513の端部1513aは、隣接するセグメント1512と1513.との間に継ぎ目1523を形成するように配置される。セグメント1511、1512、1513は、2つの直交軸に沿って湾曲したアクティブ領域1501の三次元表面を形成するように配置される。いくつかの実施形態では、アクティブ領域の表面は、球面又は放物面であってもよい。
図16Aは、光学フィルムの複数の個々の同心セグメント1611、1612、1613を含む光学フィルム1600のアクティブ領域1601を示す。図16Bは、1611、1612、1613の光学フィルムセグメントの分解図を示す。セグメント1611、1612、1613それぞれは、少なくとも1つの端部1611a、1612a、1612b、1613a、1613bを有する。曲線状のアクティブな表面には、セグメント1611、1612、1613の端部1611a、1612a、1612b、1613a、1613bは、隣接するセグメント1611、1612、1613の間に継ぎ目1622、1623を形成するように配置される。例えば、図16A及び16Bに示されるように、セグメント1611の端部1611aとセグメント1612の端部1612aは、継ぎ目1622を形成するように配置される。端部1612bと1613aは、隣接セグメント1612と1613の間に継ぎ目1623を形成するように配置される。図16Aに示すように、同心光学フィルムセグメント1611、1612、1613を配置して、アクティブ領域1601の曲面を形成することができる。
図17Aは、光学フィルムの複数の個々のセグメント1711、1712、1713を含む光学フィルム1700のアクティブ領域1701を示し、セグメント1711、1712、1713は、2つの直交軸に沿って湾曲したアクティブ領域を形成するように配置されている。図17Bは、1711、1712、1713の個々のセグメントの分解図を示す。図17A及び17Bに示されるように、セグメント1711、1712、1713は曲線状の端部1711a、1711b、1712a、1712b、1713a、1713bを有する。セグメント1711、1712、1713それぞれは、少なくとも1つの端部1711a、1712a、1712b、1713a、1713bを有する。アクティブ領域1701を形成するために、セグメント1711、1712、1713の端部1711a、1712a、1712b、1713aは、隣接するセグメント1711、1712、1713間に継ぎ目1722、1723を形成するように配置される。例えば、図17A及び17Bに示されるように、セグメント1711の端部1711aとセグメント1712の端部1712aは、継ぎ目1722を形成するように配置される。端部1712bと1713aは、隣接するセグメント1712と1713の間に継ぎ目1723を形成するように配置される。
図15A〜17Bに示される実施形態では、光学フィルムセグメントのそれぞれは、セグメントが光学フィルムのアクティブ領域を形成するように配置される前に、他のセグメントから物理的に分離される。いくつかの実施形態では、図18A〜20Bに示されるように、アクティブ領域を形成する光学フィルムは、互いに物理的に接続されたセグメントを含む。接続された光学フィルムセグメントの端部は、レンズの継ぎ目を形成するように配置される。
図18Aは、セグメント化された光学フィルム1800のアクティブ領域1801の三次元表面を示す。アクティブ領域1801は、図18Bに示すような単一の連続部品1810光学フィルムから形成される。図18Bは、平坦に置かれたときに湾曲したアクティブ領域1801を形成する光学フィルム1810を示す。光学フィルム1810は、接続されたセグメント1811、1812、1813を含む。平らに置かれたとき、セグメント1810、1812、1813は、実質的に真っ直ぐな端部1811a、1812a、1812b、1813aを有する。光学フィルムセグメント1811、1812、1813は、光学フィルム1810が光学フィルム1800のアクティブ領域1801として形成される前に互いに接続される。アクティブ領域1801を形成するために、光学フィルム1810の単一の連続部品であるセグメント1811、1812、1813の端部1811a、1812a、1812b、1813aは、隣接するセグメント1811、1812、1813.間に継ぎ目1822、1823を形成するように配置される。例えば、図18A及び18Bに示されるように、セグメント1811の端部1811aとセグメント1812の端部1812aは、継ぎ目1822を形成するように配置される。端部1812bと1813aは、隣接するセグメント1812と1813との間に継ぎ目1823を形成するように配置される。
図19A及び図19Bは、2つの直交方向に湾曲した表面を有する光学フィルム1900のアクティブ領域1901の一例を提供する図である。アクティブ領域は、光学フィルム1910の単一の連続部品から形成される。この場合、光学フィルム1910の単一片が平らに置かれると、セグメントの端部1911a、1912a、1912b、1913aは湾曲している。図19Bのように平坦に置かれたとき、光学フィルム1910は、複数の接続されたセグメント1911、1912、1913を含む。アクティブ領域1901を形成するために、セグメント1911、1912、1913の端部1911a、1912a、1912b、1913aは、隣接するセグメント1911、1912、1913の間に継ぎ目1922、1923を形成するように配置される。例えば、図19A及び19Bに示されるように、セグメント1911の端部1911aとセグメント1912の端部1912aは、継ぎ目1922を形成するように配置される。端部1912b及び1913aは、隣接するセグメント1912と1913の間に継ぎ目1923を形成するように配置される。
いくつかの実施形態では、光学フィルムの主たる視野経路から離れた、レンズのアクティブ領域の周辺領域に継ぎ目を配置することが有用であり得る。図18A及び19Aは、アクティブ領域1801、1901の周辺領域1801a、1901aに位置する継ぎ目1822、1823、1922、1923を有する光学フィルム1801、1901の例を提供する。いくつかの実施例では、大部分(アクティブ区域内の継ぎ目の全長の50%超)が、アクティブ領域の周辺領域に位置する。いくつかの実施形態では、全ての継ぎ目がアクティブ領域の周辺領域にある。いくつかの実施例では、アクティブ領域の中央領域には継ぎ目がない。
図20A及び図20Bは、連続した螺旋形状の光学フィルム2010から形成された三次元表面を有する光学フィルム2000の一例を提供する図である。図20Bは、図20Aに示す曲線状のアクティブ表面2001を形成する連続螺旋形状の光学フィルム2010の分解図を示す。光学フィルム2000のアクティブ領域2001として形成されると、螺旋状の光学フィルム2010の端部2011a、2012a、2012b、2013aは、継ぎ目2022、2023を光学フィルム2010の隣接するセグメント2011、2012、2013間に形成する。光学フィルム2010は、端部2011a、2012a、2012b、2013aを有する複数の接続されたセグメント2011、2012、2013を含む。湾曲したアクティブ領域2001を形成するために、セグメント2011、2012、2013の端部2011a、2012a、2012b、2013aは、隣接するセグメント2011、2012、2013間に継ぎ目2022、2023を形成するように配置される。例えば、図20A及び20Bに示されるように、セグメント2011の端部2011aとセグメント2012の端部2012aは、継ぎ目2022を形成するように配置される。端部2012bと2013aは、隣接するセグメント2012と2013との間に継ぎ目2023を形成するように配置される。
多くの実施形態において、記載される光学フィルムは、反射型偏光レンズ(RPLs)を形成するのに有用である。例えば、反射型偏光子レンズは、上述のようにセグメント化された多層光学フィルムであってもよく、多層光学フィルムは、異なる屈折率を有する複数の層を有する。例えば、好適な多層光学フィルムは、3M Company(St.Paul,MN)から入手可能なAPF(Advanced Polarizing Film)である。レンズは、本明細書に開示される実施形態による、セグメント化されたワイヤーグリッド偏光子フィルム、又は他のタイプのセグメント化偏光子フィルムを備える反射型偏光子レンズであってもよい。
図15A〜20Bに示す光学フィルムは、図1A〜14のグラフを参照して上述した説明に従って、光学的特性及び/又は物理的特性のうちの1つ以上を有することができる。図15A〜20Bに示される光学フィルムは、同じ軸に沿って光学フィルムを構成するセグメントそれぞれのサグ対直径比よりも大きいサグ対直径比を、同じ軸に沿った光学フィルム全体として有することができる。光学フィルムのアクティブ領域のサグ対直径比は、光学フィルムのアクティブ領域内に収まる最大円のサグ対直径比によって特徴を明らかにすることができる。セグメントのサグ対直径比は、セグメント内に収まる最大円のサグ対直径比によって特徴を明らかにすることができる。この参照を念頭に置いて、アクティブ領域の光学フィルムを構成するセグメントのそれぞれのサグ対直径比は、光学フィルムのアクティブ領域のサグ対直径比の90%以下、85%以下,80%以下、70%以下、又は60%以下であってもよい。
多くの実施形態では、本明細書に記載の光学フィルムは、本明細書で前述したように、2つの直交方向に湾曲しているアクティブ領域を有する。あるいは、いくつかの実施形態では、光学フィルムのアクティブ領域は、実質的に平坦であってもよい。いくつかの実施形態では、光学フィルムのアクティブ領域は、一方向のみに沿って湾曲していてもよく、直交する別の方向に沿って湾曲していなくてもよい。例えば、アクティブ領域は半円筒形であってもよい。
平坦又は湾曲した光学フィルムのいくつかの実装では、光学フィルムを形成する光学フィルムの少なくとも一部のセグメントは、他のセグメントの光学特性とは異なる1つ以上の特性を有する。例えば、第1のセグメントの集合の帯域端、偏光通過軸角度、偏光遮断軸角度、及び/又は厚さは、第2のセグメントの集合の帯域端、偏光通過軸角度、偏光遮断軸角度、及び/又は厚さと異なってもよい。
図21は、セグメント2111、2112、2113、2121、2122、2123間に継ぎ目2151、2152、2153、2154、2155、2156、2157が配置された複数のセグメント2111、2112、2113、2121、2122、2123を含む光学フィルムのアクティブ領域2101の一部分を示す。セグメント2111、2112、2113、2121、2122、2123は、アクティブ領域2101が実質的に平坦であるように構成及び配置され得る。
セグメント2111、2112、2113の第1の集合は、セグメント2121、2122、2123の別の集合の光学的及び/又は機械的特性とは異なる1つ以上の光学的及び/又は機械的特性を有する。例えば、セグメント2111、2112、2113の帯域端、偏光通過軸角度、偏光遮断軸角度、厚さ、及び/又は他の特性は、セグメント2121、2122、2123の帯域端、偏光通過軸角度、偏光遮断軸角度、厚さ、及び/又は他の特性と異なっていてもよい。
様々な実施形態において、継ぎ目のそれぞれは、約1mm未満、約0.5mm未満、約0.25、mm未満、又は更には約0.1mm未満の幅を有する。継ぎ目は、図22及び23を参照してより詳細に論じられるように重なり合っていても重ならなくてもよい。光学フィルムのアクティブ領域のセグメントは、可能なセグメント形状のうち、とりわけ、多角形セグメント(例えば、図15Aに示される光学フィルム1500を参照)、放射状セグメント(例えば、図18Aに示される光学フィルム1800を参照)、円形セグメント(例えば、図16Aに示される光学フィルム1600を参照)、螺旋状セグメント(例えば、図20Aに示す光学フィルム2000を参照)の1つ以上を含んでよい。セグメントの端部は真っ直ぐであってもよい(例えば、図15A及び15Bに示される光学フィルム1500のセグメント、図17A及び18Bに示される光学フィルム1700のセグメント、並びに図18A及び18Bに示される光学フィルム1800のセグメントを参照)。いくつかの実施形態では、セグメントの端部は湾曲していてもよい(例えば、図16A及び16Bに示される光学フィルム1600のセグメント、図19A及び図19Bに示される光学フィルム1900、1800のセグメント、及び図20A及び20Bに示される光学フィルム2000のセグメントを参照)。
図22は、第1の光学フィルムセグメント2211の端部2211aと第2の光学フィルムセグメント2212の端部2212aとの間の継ぎ目2210を示す光学フィルムのアクティブ領域の一部分の断面図である。この例では、隣接するセグメント2211、2212の端部2211a、2212aは重なり合わない。端部2211a、2212bは、互いに接触していてもよく、又は幅wgを有する間隙によって分離されていてもよい。間隙の幅は、例えば約1mm未満であってもよい。端部2211a、2212aの間に間隙が存在するいくつかの実施形態では、透明材料が間隙内に配置されてもよい。例えば、透明材料は、光学的に透明な接着剤又は屈折率整合接着剤などの接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、染料が間隙内に配置されてもよい。例えば、染料は吸収染料であってもよい。
図23は、第1の光学フィルムセグメント2311の端部2311aと第2の光学フィルムセグメント2312の端部2312aとの間の継ぎ目2310を示す光学フィルムのアクティブ領域の一部分の断面図である。この例では、隣接するセグメント2311、2312の端部2311a、2312aは重なり合っている。継ぎ目2310におけるセグメントwoの重なりの幅は、例えば、約0.01mm〜約10mmであってもよい。継ぎ目2310における厚さtsは、いくつかの実施形態において、光学フィルムセグメントtfの厚さよりも大きくてもよい。
いくつかの実施形態では、セグメント化された光学フィルムは、多層構造であってもよい。図24は、多層光学フィルムのアクティブ領域2401の一部分の断面図を示す。図24に示すアクティブ領域2401の部分は、光学フィルムセグメント2411、2412と、少なくとも1つのセグメント化されていない第2の層2420とを含む、少なくとも1つの第1の層2410を有する。第1の層2410及び第2の層2420のそれぞれは、例えばそれ自体が多層干渉フィルムなどの多層フィルムであってもよい。セグメント化されていない第2の層2420は、単一又は多層フィルム又はコーティングであってもよい。いくつかの実施形態では、セグメント化されていない第2の層2420は、ポリマー樹脂であるか、又はポリマー樹脂を含む。いくつかの実施形態では、隣接するセグメント2411、2412は、例えば、セグメントを成形型又は型枠に配置することによって、2つの直交方向に湾曲したアクティブ領域を形成するように配置される。アクティブ領域のセグメントの湾曲形状への配置に続いて、第2の光学層を、例えば、コーティング又は成形によってセグメントの上に配置することができる。第2の光学層は、光学改質層を含んでもよい。いくつかの実施形態では、第2の光学層は、異方性光学特性を有し得る。例えば、本明細書で論じられる光学フィルムを組み込む光学デバイスは、異方性光学特性を有する第2の光学層を有する光学フィルムを含み得る。これらの光学デバイスの例として、とりわけ、レンズ、吸収型偏光子、複屈折位相リターダ、赤外線ミラー、及び反射型偏光子を挙げることができる。
いくつかの実施形態では、光学フィルムは、複数のセグメント化層を含んでもよい。図25は、第1、第2、及び第3のセグメント化層2510、2520、2530を有する光学フィルムのアクティブ領域2501の一部分の断面図を示す。各層のセグメントは、前述のように、それ自体多層フィルムで作製されてもよい。層2510、2520、2530は、1つ以上の隣接する層に接着されてもよい。図25に示されるように、層2510は、隣接するセグメント2511、2512間に継ぎ目2551を有する光学フィルムセグメント2511、2512を含み、層2520は、隣接するセグメント2521、2522間に継ぎ目2552を有する光学フィルムセグメント2521、2522を含み、層2530は、隣接するセグメント2531、2532間に継ぎ目2553を有する光学フィルムセグメント2531、2532を含む。図25に示すように、いくつかの実施形態では、層2510、2520、2530の継ぎ目2551、2552、2552はオフセットされてもよい。セグメント化された層の継ぎ目をオフセットすることにより、いくつかの実施態様における継ぎ目の視覚上の影響を低減することができる。例えば、継ぎ目をオフセットすることにより、VR又はARシステムにおいて目立たないようにすることができる。
全曲率又は全体的なサグ対直径比が比較的高い、セグメント化されていない光学フィルムは、光学フィルムのアクティブ領域において座屈を呈し得る。セグメント化された光学フィルムは、同じ全曲率又は全体的なサグ対直径比を有するセグメント化されていない光学フィルムと比較して、座屈が排除又は低減されたアクティブ領域を有するように作製することができる。
図26Aは、光学フィルムのアクティブ領域2601が座屈を呈している部分の概略上面図である。座屈2588は、図26Aに概念的に例示されている。図26Bは、光学フィルムにおける座屈2688の透視断面図を概略的に示す。図26A、26Bに示す座屈は、y方向に沿っている。座屈は、局所的、周期的に曲率が一方向に1/Rlocal変動、座屈した領域の平均曲率半径Raveより小さい、長さスケールLrepeatで反復することを特徴とする。曲率は、座屈方向と直交する方向において、周囲のフィルムの平均曲率半径よりも小さくなり、更にゼロとなり得る。座屈2688は、座屈領域の平均曲率半径で周期的に繰り返す。座屈した領域の平均曲率半径を座屈領域の局地的曲率から差し引くと、座屈は、差分曲率1/Rlocal−1/Raveの符号が座屈方向に沿って変化する領域として認識され得る。光学フィルムの座屈を抑制することは、図26Bに示す周期的変化の振幅を抑制し、かつ/又は座屈2688の数を減らすこととして説明することができる。いくつかの実施形態では、本明細書で説明する方法によって、光学フィルムの座屈が抑制又は排除される。いくつかの実施形態では、アクティブ領域における光学フィルムの座屈は実質的に発生しない。
本明細書に開示された光学フィルムは、ディスプレイシステムの画像用レンズにおいて使用することができる。例えば、開示された光学フィルムは、バーチャル現実又は拡張現実の頭部装着型ディスプレイなどの屈曲光学系で使用されてもよい。図27に概略的に示される光学システム2700は、開示された光学フィルムの可能な応用の一例として用いられるが、多くの他の実装が可能であり、本開示の範囲内であることが理解されるであろう。
図27は、本明細書に開示された1つ以上の光学フィルムを含むことができる、屈曲光学系2700を示す。いくつかの実施形態では、屈曲光学系VR又はAR光学システムは、携帯電話などの平面ディスプレイを使用する。ディスプレイからの画像は、コリメートされ人間の眼に集束されてVR又はAR機能を提供する。このようなコリメーション及び集束は、標準的な光学系で達成することができるが、そのようなシステムはかさばり重いため、VR又はAR用途に好適でない。屈曲光学系アプローチは、光の偏光状態に応じて代替的に光を反射又は透過させるドーム形状の多層偏光フィルムによって、固体光学素子を置き換える。図27に示すような屈曲光学系は、システムの重量を低減し、非屈曲光学系と比較し、平面ディスプレイを、眼のより近くに配置することを可能にする。
図27は、ヘッドマウントディスプレイ用の屈曲光学系2700を示す。システム2700は、第1及び第2の湾曲した光学積層体2740、2770を含む。この実施例では、少なくともデバイス2770は、本明細書に開示される光学特性及び物理的特性を有する光学フィルムを含む。直線的にP偏光された光2721は、ディスプレイ2720(画像面)を出て、1/4波長板(QWP)2730を通って進み、そこで光は円偏光光2731に変換される。円偏光された光2731は、50/50ミラー2750を通過し、別のQWP2760を通って進み、そこで光はS偏光光2761に変換される。S偏光光2761は、湾曲偏光子フィルム2780から反射される。反射されたS偏光光2781は、QWP2760を通って戻り、ここで光は再び円偏光光2762に変換される。円偏光光2762は、50/50ミラー2750から反射され、ここで、光は掌性2751を変化させ、QWP2760を再び通って進み、ここで光はP偏光光2763に変換される。P偏光光2763は、絞り面2791の射出瞳2792を通って、APF2780を通過し眼2790内に達することができる。
図27に示される反射型偏光レンズ(RPL)2770は、本明細書に開示される実施形態による光学フィルムを含み、デバイス2700において2つの目的を果たす。最初に、RPL2770は、QWP2760から入射するS偏光光2761を反射してQWP2760に戻す。反射された光はQWP2760を通過し、50/50ミラー2750から反射され、再びQWP276を通ってRPL2770に戻る。2回目の通過において、光2763は、ユーザの眼2790に適切に集束されており、その偏光状態はP偏光状態に変換されている。加えて、RPL2770は、P偏光光2763がRPL2770を介して人間の眼2790に透過することを可能にする。光学系2700の性能は、RPL2770がS偏光光の高反射効率と、P偏光光のRPL2770のアクティブ領域にわたる一貫した高透過効率とを有することに依存している。RPL2770の湾曲形状により、ディスプレイのサイズを縮小しつつ、画像をエンドユーザのためのより高度の視野(FOV)に拡張することが可能となる。いくつかの実施形態では、反射型偏光子2770と画像面2720との間の距離は大きく、例えば、約10mm超又は約25mm超である。いくつかの実装では、反射型偏光子2770と画像面2720との間の距離は、約1mm又は約5mm〜約50mmであり得る。
本明細書に記載したような、レンズ(例えば、反射型偏光レンズ)を形成するために使用する光学フィルムを組み込むことができる光学システムに関する更なる情報は、同一所有者の米国特許第9,581,827号により提供されており、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書で説明される項目は、以下の項目を含む。
項目1:2つの直交方向に湾曲した表面を有するアクティブ領域を有する
少なくとも1つの光学フィルムを備えるデバイスであって、
アクティブ領域の表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、
点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、
アクティブ領域の表面上のそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、
全ての点pについて、最大直線偏光遮断軸配向角度と最小直線偏光遮断軸配向角度の差は、2ln(1+12/π)*C度未満である、デバイス。
項目1:2つの直交方向に湾曲した表面を有するアクティブ領域を有する
少なくとも1つの光学フィルムを備えるデバイスであって、
アクティブ領域の表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、
点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、
アクティブ領域の表面上のそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、
全ての点pについて、最大直線偏光遮断軸配向角度と最小直線偏光遮断軸配向角度の差は、2ln(1+12/π)*C度未満である、デバイス。
項目2:Cは0.2よりも大きい、項目1に記載のデバイス。
項目3:Cは0.3よりも大きい、項目1に記載のデバイス。
項目4:Cは0.4よりも大きい、項目1に記載のデバイス。
項目5:Cは0.5よりも大きい、項目1に記載のデバイス。
項目6:Cは0.6よりも大きい、項目1に記載のデバイス。
項目7:2つの直交方向に湾曲した表面を有するアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムであって、アクティブ領域の表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上の点pそれぞれが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、全ての点pについて、最大直線偏光通過軸配向角度と最小直線偏光通過軸配向角度との差は、12.2*C度未満である、光学フィルムを備えるデバイス。
項目8:Cは0.2よりも大きい、項目7に記載のデバイス。
項目9:Cは0.3よりも大きい、項目7に記載のデバイス。
項目10:Cは0.4よりも大きい、項目7に記載のデバイス。
項目11:Cは0.5よりも大きい、項目7に記載のデバイス。
項目12:Cは0.6よりも大きい、項目7に記載のデバイス。
項目13:少なくとも1つの光学フィルムであって、アクティブ領域が0.1より大きい全曲率Cを有するように2つの直交方向に湾曲したアクティブ領域とを有し、アクティブ領域は、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有し、アクティブ領域内の光学フィルムの厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である、光学フィルムを備えるデバイス。
項目14:Cは0.2よりも大きい、項目13に記載のデバイス。
項目15:Cは0.3よりも大きい、項目13に記載のデバイス。
項目16:Cは0.4よりも大きい、項目13に記載のデバイス。
項目17:Cは0.5よりも大きい、項目13に記載のデバイス。
項目18:Cは0.6よりも大きい、項目13に記載のデバイス。
項目19:少なくとも1つの光学フィルムであって、アクティブ領域が0.1より大きい全曲率Cを有するように2つの直交方向に湾曲したアクティブ領域とを有し、アクティブ領域は、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有し、アクティブ領域内の上部通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λaveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である、光学フィルムを備えるデバイス。
項目20:Cは0.2よりも大きい、項目19に記載のデバイス。
項目21:Cは0.3よりも大きい、項目19に記載のデバイス。
項目22:Cは0.4よりも大きい、項目19に記載のデバイス。
項目23:Cは0.5よりも大きい、項目19に記載のデバイス。
項目24:Cは0.6よりも大きい、項目19に記載のデバイス。
項目25:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大上部通過帯域端及び最小上部通過帯域端である、項目19に記載のデバイス。
項目26:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大下部通過帯域端及び最小下部通過帯域端である、項目19に記載のデバイス。
項目27:少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域とを有し、アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間に直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、アクティブ領域の部分の全ての点について、直線偏光遮断軸角度の最大変化値βmax−βminは22(S/D)度未満である、光学フィルムを備えるデバイス。
項目28:Cは0.2よりも大きい、項目27に記載のデバイス。
項目29:Cは0.3よりも大きい、項目27に記載のデバイス。
項目30:Cは0.4よりも大きい、項目27に記載のデバイス。
項目31:Cは0.5よりも大きい、項目27に記載のデバイス。
項目32:Cは0.6よりも大きい、項目27に記載のデバイス。
項目33:光学フィルムの一部分が、実質的に球状又は実質的に放物面状の形状を有する、項目27〜32のいずれか一項に記載のデバイス。
項目34:少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有し、アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、アクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、アクティブ領域の部分の全ての点について、直線偏光通過軸角度の最大変化値αmax−αminは550(S/D)2+3.5(S/D)度未満である、デバイス。
項目35:S/Dが0.05より大きい、項目34に記載のデバイス。
項目36:S/Dが0.1より大きい、項目34に記載のデバイス。
項目37:S/Dが0.2より大きい、項目34に記載のデバイス。
項目38:S/Dが0.3より大きい、項目34に記載のデバイス。
項目39:S/Dが0.4より大きい、項目34に記載のデバイス。
項目40:アクティブ領域の一部分が、実質的に球形又は放物面形状を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載のデバイス。
項目41:少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有し、アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、光学フィルムはアクティブ領域内の部分において、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有し、アクティブ領域内の部分の厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、1/2*(S/D)未満であり、アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる、デバイス。
項目42:S/Dが0.05より大きい、項目41に記載のデバイス。
項目43:S/Dが0.1より大きい、項目41に記載のデバイス。
項目44:S/Dが0.2より大きい、項目41に記載のデバイス。
項目45:S/Dが0.3より大きい、項目41に記載のデバイス。
項目46:S/Dが0.4より大きい、項目41に記載のデバイス。
項目47:アクティブ領域の一部分が、実質的に球状又は実質的に放物面形状を有する、項目41〜46のいずれか一項に記載のデバイス。
項目48:少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有し、アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、光学フィルムはアクティブ領域内の部分において、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有しており、アクティブ領域の部分内の通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λaveは、(1/2)*(S/D)未満であり、アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる、デバイス。
項目49:S/Dが0.05より大きい、項目48に記載のデバイス。
項目50:S/Dが0.1より大きい、項目48に記載のデバイス。
項目51:S/Dが0.2より大きい、項目48に記載のデバイス。
項目52:S/Dが0.3より大きい、項目48に記載のデバイス。
項目53:S/Dが0.4より大きい、項目48に記載のデバイス。
項目54:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大上部通過帯域端及び最小上部通過帯域端である、項目48に記載のデバイス。
項目55:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大下部通過帯域端及び最小下部通過帯域端である、項目48に記載のデバイス。
項目56:2つの直交方向に湾曲しているアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを備える反射型偏光結像レンズであって、光学フィルムの端部は、反射型偏光結像レンズのアクティブ領域内の光学フィルムのセグメント間に1つ以上の継ぎ目を形成するように配置されている、反射型偏光結像レンズ。
項目57:アクティブ領域の表面は0.1より大きい全曲率Cを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、全ての点pについて、最大直線偏光遮断軸配向角度と最小直線偏光遮断軸配向角度の差は、2ln(1+12/π)*C度未満である、項目56に記載のレンズ。
項目58:アクティブ領域の表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、全ての点pについて、最大直線偏光通過軸配向角度と最小直線偏光通過軸配向角度の差は、12.2*C度未満である、項目56又は57に記載のレンズ。
項目59:アクティブ領域は、0.1より大きい全曲率Cを有し、アクティブ領域内の光学フィルムは、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有し、アクティブ領域内の光学フィルムの厚さの変化(tmax−tmin)/taveはln[1+(12/π)C]/20未満である、項目56〜58のいずれか一項に記載のレンズ。
項目60:アクティブ領域は、0.1より大きい全曲率Cを有し、アクティブ領域は最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有し、アクティブ領域内の上部通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λaveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である、項目56〜59のいずれか一項に記載のレンズ。
項目61:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大上部通過帯域端及び最小上部通過帯域端である、項目60に記載のレンズ。
項目62:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大下部通過帯域端及び最小下部通過帯域端である、項目60に記載のレンズ。
項目63:アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、アクティブ領域の部分の全ての点についての直線偏光遮断軸角度の最大変化値βmax−βminは22(S/D)度未満である、項目56〜62のいずれか一項に記載のレンズ。
項目64:光学フィルムの一部分が、実質的に球形又は実質的に放物面形状を有する、項目63に記載のレンズ。
項目65:アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、点p0における表面法線方向がアクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0がアクティブ領域の表面上に存在し、アクティブ領域の表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、ローカル基準接線方向は、基準平面の法線ベクトル及びp0における測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、アクティブ領域の部分の全ての点についての直線偏光通過軸角度の最大変化値αmax−αminは550(S/D)2+3.5(S/D)度未満である、項目56〜64のいずれか一項に記載のレンズ。
項目66:アクティブ領域の一部が、実質的に球状又は実質的に放物面状の形状を有する、項目65に記載のレンズ。
項目67:アクティブ領域の一部分は0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、光学フィルムはアクティブ領域内の部分において、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有し、アクティブ領域内の部分の厚さの変化(tmax−tmin)/taveは1/2*(S/D)未満であり、アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる、項目56〜66のいずれか一項に記載のレンズ。
項目68:アクティブ領域の一部が、実質的に球状又は実質的に放物面状の形状を有する、項目67に記載のレンズ。
項目69:アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、光学フィルムはアクティブ領域内の部分において、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有しており、アクティブ領域の部分内の通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λaveは、(1/2)*(S/D)未満であり、アクティブ領域の部分は、基準平面上にアクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる、項目56〜68のいずれか一項に記載のレンズ。
項目70:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大上部通過帯域端及び最小上部通過帯域端である、項目69に記載のレンズ。
項目71:最大通過帯域端及び最小通過帯域端が、最大下部通過帯域端及び最小下部通過帯域端である、項目69に記載のレンズ。
項目72:アクティブ領域の全ての点に対する直線偏光遮断軸角度の最大変化値が2.5度未満である、項目56〜71のいずれか一項に記載のレンズ。
項目73:アクティブ領域の全ての点に対する直線偏光遮断軸角度の最大変化値が2度未満である、項目56〜72のいずれか一項に記載のレンズ。
項目74:アクティブ領域の全ての点に対する直線偏光遮断軸角度の最大変化値が1.5度未満である、項目56〜72のいずれか一項に記載のレンズ。
項目75:アクティブ領域の全ての点に対する直線偏光遮断軸角度の最大変化値が1度未満である、項目56〜72のいずれか一項に記載のレンズ。
項目76:光学フィルムが、異なる屈折率の交互層を有する多層光学フィルム(MOF)を含む、項目56〜75のいずれか一項に記載のレンズ。
項目77:光学フィルムがワイヤーグリッドフィルムを含む、項目56〜76のいずれか一項に記載のレンズ。
項目78:光学フィルムが球状である、項目56〜77のいずれか一項に記載のレンズ。
項目79:光学フィルムが非球面である、項目56〜78のいずれか一項に記載のレンズ。
項目80:アクティブ領域内の光学フィルムの座屈は実質的に存在しない、項目56〜79のいずれか一項に記載のレンズ。
項目81:レンズが光学的に回転対称である、項目56〜項目80のうちのいずれかのレンズ。
項目82:レンズが光学的に回転非対称である、項目56〜項目80のうちのいずれかのレンズ。
項目83:セグメントそれぞれのサグ対直径比が、アクティブ領域のサグ対直径比の90%未満である、項目56〜82のいずれか一項に記載のレンズ。
項目84:セグメントそれぞれのサグ対直径比が、アクティブ領域のサグ対直径比の85%未満である、項目56〜82のいずれか一項に記載のレンズ。
項目85:セグメントそれぞれのサグ対直径比が、アクティブ領域のサグ対直径比の80%未満である、項目56〜82のいずれか一項に記載のレンズ。
項目86:複数のポリマー層を含む光学フィルムを含む反射型偏光結像レンズであって、光学フィルムの端部は、反射型偏光結像レンズのアクティブ領域内の光学フィルムのセグメント間に1つ以上の継ぎ目を形成するように配置されている、反射型偏光結像レンズ。
項目87:光学フィルムが平坦である、項目86に記載のレンズ。
項目88:光学フィルムが湾曲している、項目86に記載のレンズ。
項目89:光学フィルムが2つの直交方向に湾曲している、項目86に記載のレンズ。
項目90:第1のセグメントの少なくとも1つの光学特性が、第2のセグメントの光学特性と異なる、項目86〜89のいずれか一項に記載のレンズ。
項目91:光学フィルムが、単一の連続部品である、項目86〜項目90のいずれか一項に記載のレンズ。
項目92:セグメントの少なくとも一部が、継ぎ目によって端部で接合される光学フィルムの個別の断片である、項目86〜90のいずれか一項に記載のレンズ。
項目93:継ぎ目のそれぞれが、約1mm未満の幅を有する、項目86〜92のいずれか一項に記載のレンズ。
項目94:継ぎ目のそれぞれが約0.5mm未満の幅を有する、項目86〜92のいずれか一項に記載のレンズ。
項目95:継ぎ目のそれぞれが約0.25mm未満の幅を有する、項目86〜92のいずれか一項に記載のレンズ。
項目96:継ぎ目のそれぞれが約0.1mm未満の幅を有する、項目86〜92のいずれか一項に記載のレンズ。
項目97:継ぎ目を形成する隣接するセグメントの端部が重なり合わない、項目86〜96のいずれか一項に記載のレンズ。
項目98:継ぎ目を形成する隣接するセグメントの端部が重なり合う、項目86〜96のいずれか一項に記載のレンズ。
項目99:セグメントが、多角形、放射状、円形、及び螺旋状のセグメントのうちの1つ以上を含む、項目86〜98のいずれか一項に記載のレンズ。
項目100:セグメントが真っ直ぐな端部を有する、項目86〜99のいずれか一項に記載のレンズ。
項目101:セグメントが曲線状の端部を有する、項目86〜99のいずれか一項に記載のレンズ。
項目102:光学フィルム上に配置された光学層を更に備える、項目86〜101のいずれか一項に記載のレンズ。
項目103:光学層がポリマー樹脂である、項目102に記載のレンズ。
項目104:光学フィルムは、第1のサブフィルムと第1のサブフィルムに接着された第2のサブフィルムとを含み、第1のサブフィルムは複数の第1のセグメントを含んで、第1のセグメントのそれぞれは、少なくとも1つの端部を有し、隣接する第1のセグメントの端部は、その間に第1の継ぎ目を生成してレンズのアクティブ領域内に位置し、第2のサブフィルムは複数の第2のセグメントを含んで、第2のセグメントのそれぞれは、少なくとも1つの端部を有し、隣接する第2のセグメントの端部は、その間に第2の継ぎ目を生成してレンズのアクティブ領域内に位置し、第1の継ぎ目のそれぞれは、第2の継ぎ目のそれぞれに対してオフセットされている、項目86〜103のいずれか一項に記載のレンズ。
項目105:セグメントの数が、2より大きく20より小さい、項目86〜104のいずれかに記載のレンズ。
項目106:継ぎ目の実質的過半数が、レンズのアクティブ領域の周辺領域に位置する、項目86〜105のいずれか一項に記載のレンズ。
項目107:継ぎ目のいずれも、レンズのアクティブ領域の中央領域に位置していない、項目86〜106のいずれか一項に記載のレンズ。
項目108:継ぎ目は、
継ぎ目を形成する端部間の間隙を含み、
間隙は染料で充填される項目86〜107のいずれか一項に記載のレンズ。
継ぎ目を形成する端部間の間隙を含み、
間隙は染料で充填される項目86〜107のいずれか一項に記載のレンズ。
項目109:継ぎ目は、
継ぎ目を形成する端部間の間隙を含み、間隙は染料で充填される。
継ぎ目を形成する端部間の間隙を含み、間隙は染料で充填される。
項目86〜107のいずれか一項に記載のレンズ。
項目110:透明材料は光学的に透明な接着剤である、項目109に記載のレンズ。
項目111:透明材料は屈折率整合材料である、項目109に記載のレンズ。
項目112:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項1に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目113:反射型偏光子と画像面との間の距離が約24mmより大きい、項目112に記載のシステム。
項目114:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項7に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目115:画像を放射するように構成された画像面と、
射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項13に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項13に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目116:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項19に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目117:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項27に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目118:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項34に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目119:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項41に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目120:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項56に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目121:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項56に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目122:画像を放射するように構成された画像面と、射出瞳を有する絞り面と、画像面と絞り面との間に配置された、請求項86に記載の反射型偏光子と、を含む屈曲光学系。
項目123:反射型偏光結像レンズを形成する方法であって、反射型偏光子フィルムのセグメントを形成することと、セグメントの端部が反射型偏光子フィルムの隣接するセグメント間に継ぎ目を形成するように、セグメントを配置することと、を含む、方法。
項目124:セグメントを形成することは、単一の連続反射型偏光子フィルムをセグメントに切断することを含む、項目123に記載の方法。
項目125:セグメントを配置することは、少なくとも2つの直交軸に沿って湾曲したセグメント化されたフィルムを形成することを含む、項目123〜124のいずれか一項に記載の方法。
項目126:セグメントを配列することは、セグメントを型枠に配置し、セグメントを型枠に配置した後、セグメント上に光学層を成形することを含む、項目123〜125のいずれか一項に記載の方法。
項目127:反射型偏光子フィルムが複数のポリマー層を含む、項目123〜126のいずれか一項に記載の方法。
項目128:反射型偏光子フィルムがワイヤーグリッドフィルムを含む、項目123〜126のいずれか一項に記載の方法。
別途断りがない限り、本明細書及び特許請求の範囲で用いる加工寸法(feature size)、量、及び物理的特性を表す全ての数は、全ての場合において、用語「約」によって修飾されていると理解するものとする。したがって、特に反対の指示がない限り、上記明細書及び添付の特許請求の範囲に記載されている数値パラメータは、本明細書で開示される教示を利用して当業者が得ようとする所望の特性に応じて変動し得る近似値である。端点による数値範囲の使用は、その範囲内の全ての数(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)、及びその範囲内の任意の範囲を含む。
これら実施形態の様々な修正及び変更は、当業者には明らかとなるものであり、本開示の本範囲は、本明細書に記載されている例示的実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。例えば、1つの開示実施形態の特徴は、別途指示のない限り、他の開示実施形態全てにも適用され得ることを、読者は前提とすべきである。
Claims (10)
- 2つの直交方向に湾曲した表面を有するアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムであって、
前記アクティブ領域の前記表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、
点p0における表面法線方向が前記アクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、前記アクティブ領域の前記表面上に存在し、
前記アクティブ領域の前記表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光遮断軸配向角度を有し、
前記ローカル基準接線方向は、前記基準平面の前記法線ベクトル及びp0における前記測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、
全ての点pについて、最大直線偏光遮断軸配向角度と最小直線偏光遮断軸配向角度との差は、2ln(1+12/π)*C度未満である、光学フィルムを備えるデバイス。 - 2つの直交方向に湾曲した表面を有するアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムであって、
前記アクティブ領域の前記表面は、0.1より大きい全曲率Cを有し、
点p0における表面法線方向が前記アクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、前記アクティブ領域の前記表面上に存在し、
前記アクティブ領域の前記表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間の直線偏光通過軸配向角度を有し、
前記ローカル基準接線方向は、前記基準平面の前記法線ベクトル及びp0における前記測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、
全ての点pについて、最大直線偏光通過軸配向角度と最小直線偏光通過軸配向角度との差は、12.2*C度未満である、光学フィルムを備えるデバイス。 - 少なくとも1つの光学フィルムであって、アクティブ領域が0.1より大きい全曲率Cを有するように2つの直交方向に湾曲した前記アクティブ領域とを有し、前記アクティブ領域は、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有し、前記アクティブ領域内の前記光学フィルムの厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である、光学フィルムを備えるデバイス。
- 少なくとも1つの光学フィルムであって、アクティブ領域が0.1より大きい全曲率Cを有するように2つの直交方向に湾曲した前記アクティブ領域とを有し、前記アクティブ領域は、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有し、前記アクティブ領域内の上部通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λaveは、ln[1+(12/π)C]/20未満である、光学フィルムを備えるデバイス。
- 少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域とを有し、
前記アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、
点p0における表面法線方向が前記アクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、前記アクティブ領域の前記表面上に存在し、
前記アクティブ領域の前記表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された遮断軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間に直線偏光遮断軸配向角度を有し、
前記ローカル基準接線方向は、前記基準平面の前記法線ベクトル及びp0における前記測定された遮断軸接線方向と同一平面上にあり、
前記アクティブ領域の前記部分の全ての点について、直線偏光遮断軸角度の最大変化値βmax−βminは、22(S/D)度未満である、光学フィルムを備えるデバイス。 - 少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域を有し、
前記アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、
点p0における表面法線方向が前記アクティブ領域の基準平面の法線ベクトルと平行であるような少なくとも1つの点p0が、前記アクティブ領域の前記表面上に存在し、
前記アクティブ領域の前記表面上にあるそれぞれの点pが、pにおける測定された通過軸接線方向とpにおけるローカル基準接線方向との間に直線偏光通過軸配向角度を有し、
前記ローカル基準接線方向は、前記基準平面の前記法線ベクトル及びp0における前記測定された通過軸接線方向と同一平面上にあり、
前記アクティブ領域の前記部分の全ての点について、直線偏光通過軸角度の最大変化値αmax−αminは、550(S/D)2+3.5(S/D)度未満である、光学フィルムを備えるデバイス。 - 少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域とを有し、前記アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、前記光学フィルムは前記アクティブ領域内の前記部分において、最小厚さtmin、最大厚さtmax、及び平均厚さtaveを有し、前記アクティブ領域内の前記部分の厚さの変化(tmax−tmin)/taveは、1?2*(S/D)未満であり、前記アクティブ領域の前記部分は、基準平面上に前記アクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる、光学フィルムを備えるデバイス。
- 少なくとも1つの光学フィルムであって、第1の方向及び直交する第2の方向に沿って湾曲したアクティブ領域とを有し、前記アクティブ領域の一部分は、0.025より大きいサグ対直径比S/Dを有し、前記光学フィルムは前記アクティブ領域内の前記部分において、最小通過帯域端λEmin、最大通過帯域端λEmax、平均通過帯域端λaveを有しており、前記アクティブ領域の前記部分内の通過帯域端の変化(λEmax−λEmin)/λaveは、(1/2)*(S/D)未満であり、前記アクティブ領域の前記部分は、基準平面上に前記アクティブ領域が投影された境界内に内接する最大円上にマッピングされる、光学フィルムを備えるデバイス。
- 2つの直交方向に湾曲しているアクティブ領域を有する少なくとも1つの光学フィルムを備える反射型偏光結像レンズであって、前記光学フィルムの端部は、前記反射型偏光結像レンズの前記アクティブ領域において前記光学フィルムのセグメント同士の間の継ぎ目を1つ以上形成するように配置されている、反射型偏光結像レンズ。
- 複数のポリマー層を有する光学フィルムを備える反射型偏光結像レンズであって、前記反射型偏光結像レンズのアクティブ領域において前記光学フィルムのセグメント同士の間の継ぎ目を1つ以上形成するように前記光学フィルムの端部が配置されている、反射型偏光結像レンズ。
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