JP2021116265A - 防蟻粒子水分散体 - Google Patents
防蟻粒子水分散体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021116265A JP2021116265A JP2020011021A JP2020011021A JP2021116265A JP 2021116265 A JP2021116265 A JP 2021116265A JP 2020011021 A JP2020011021 A JP 2020011021A JP 2020011021 A JP2020011021 A JP 2020011021A JP 2021116265 A JP2021116265 A JP 2021116265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- termite
- particles
- aqueous dispersion
- cyanoacrylate
- ant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
Description
例えば、(1)ピレスロイド系化合物とイソボルニルチオシアノエチルエーテルとの混合物を有効成分として含有することを特徴とする衣類害虫用防虫剤(例えば、特許文献1参照)、
(2)ピレスロイド系化合物を有効成分とする防虫剤に、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、4−クロロ−3,5−キシレノール、1−ブロモ−3−クロロー5,5―ジメチルヒダントインの1種以上を配合したことを特徴とする防虫剤(例えば、特許文献2照)、
粒子の平均粒子径は、10〜800nmであることが好ましい。
ピレスロイド系化合物は、ペルメトリン、イミプロトリン、アレスリン、エトフェンプロックス、プラレトリン、ビフェントリン、ピレトリン、シフェノトリンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
シェルを構成するシアノアクリレートの質量比は、90〜100質量%であることが好ましい。
シアノアクリレートが、イソブチルシアノアクリレート、n−ブチルシアノアクリレート、tert−ブチルシアノアクリレート、n−オクチルシアノアクリレート、2−オクチルシアノアクリレートから選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
なお、本発明において、「防蟻効果」には、殺蟻効果を含むものである。
本発明の防蟻粒子水分散体は、少なくとも、ピレスロイド系化合物を内包し、シェルがシアノアクリレートで構成される粒子を含有することを特徴とする。
本発明では、安全性の点、安定性の点などから、好ましくは、ペルメトリン、エトフェンプロックス、ビフェントリン、ピレトリンから選ばれる少なくとも1種が好ましい。
本発明の効果を更に発揮せしめる点等から、具体的には、イソブチルシアノアクリレート、n−ブチルシアノアクリレート、tert−ブチルシアノアクリレート、n−オクチルシアノアクリレート、2−オクチルシアノアクリレートから選ばれる少なくとも1種を含むもので構成することが望ましい。
また、シェルを構成するシアノアクリレートの質量比は、安全性および安定性の点から、90〜100質量%であることが好ましい。
上記重合の重合開始及び重合の安定化のために重合薬剤を用いることができる。この重合薬剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、水酸基を有する単糖類及び二糖類から成る群より選ばれる少なくとも1種の糖が挙げられる。
また、上記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとは別に、重合薬剤として糖を用いることで、さらにその効果を高めることができる。
用いることができる糖としては、水酸基を有する単糖又は二糖であればいずれの糖でもよく、好ましい例として、グルコース、マンノース、リボース、フルクトース、マルトース、トレハロース、ラクトース及びスクロースを挙げることができる。これらの糖は、環状、鎖状のいずれの形態であってもよく、また、環状の場合、ピラノース型やフラノース型等のいずれであってもよい。また、糖には種々の異性体が存在するがそれらのいずれでもよい。通常、単糖は、ピラノース型又はフラノース型の形態で存在し、二糖は、それらがα結合又はβ結合したものであり、このような通常の形態にある糖をそのまま用いることができる。単糖及び二糖は、単独で用いることもできるし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
上記方法により得られる粒子の平均粒子径は、特に限定されないが、分散安定性の点、表面積の点から、1000nm(1μm)未満とすることが好ましく、より好ましくは、10〜800nm、特に好ましくは、10〜200nmであるものが望ましい。
この平均粒子径の調整は、反応液中の上記式(I)で表される構造単位の濃度、用いる重合薬剤種及びその量、反応時間などを調節することにより行うことができる。生成した粒子は、必要に応じて、遠心式限外ろ過等の常法により回収することもできる。
なお、本発明で規定する「平均粒子径」は、散乱光強度分布によるヒストグラム平均粒子径であり、本発明(後述する実施例を含む)では、粒度分布測定装置〔FPAR1000(大塚電子社製)〕にて、測定したD50の値である。
本発明の防蟻粒子水分散体中の粒子の含有量は、製造方法種及びその製造の際の各成分の添加量により変動し、また、使用態様、適用対象、適用対象の状態等に左右されるものであり、特に限定はされないが、例えば、有効成分量として、分散体中に、0.1〜30質量%、好ましくは、0.1〜15質量%とすることができる。
本発明において、「有効成分」とは、防蟻効果を発揮する成分のみをいい、重合に用いる重合薬剤(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルや糖)、水などの各成分を含まないものであり、重合薬剤などを含まない粒子そのものの量と、該粒子には内包するピレスロイド系化合物の量との合計量が有効成分量となるものである。なお、使用態様により、上記防蟻粒子水分散体から水分を蒸発等させて粒子単独で使用してもよいものである。
下記実施例1〜7により、防蟻粒子水分散体を製造した。なお、以下の「部」は質量部を表す。
2リットルのフラスコに、撹拌機、還流冷却器、温度計を取り付け、水槽にセットし、蒸留水89.8部、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O)2部、リン酸0.2部、式(I)中のRがiso-ブチルのモノマー(イソブチルシアノアクリレート)6部、ピレスロイド系化合物:ペルメトリン、2部を仕込んで、約15分撹拌してアニオン重合を終了し、防蟻粒子水分散体Aを得た。なお、粒子の平均粒子径は、90nmであった。
下記表1に示す配合組成で、上記実施例1と同様にして各防蟻粒子水分散体B〜Hを得た。なお、各粒子の平均粒子径は、下記表1に示す。
これらの結果を下記表2に示す。
〔シロアリろ紙接触試験〕
・供試虫:イエシロアリ(Goptotermes formosanus SHIRAKI)
・供試薬剤:実施例1(5倍希釈)
参考例1:対照薬剤として業務用殺虫剤(アリアトールシロアリエアゾールスプレー、住友化学園芸社製、ペルペトリン濃度5質量%、25倍希釈)を用いた。
直径約9cmのシャーレにろ紙を置き各試験濃度の供試薬液で処理した。ろ紙への薬液処理量は1gとし、24時間放置後試験に供した。各シャーレには水を1ml入れろ紙を湿らせた後、イエシロアリを11頭(職蟻10頭、兵蟻1頭)放虫し、ノックダウン数と死虫数を観察した。観察は、初発(投入直後)から1時間後、2時間後、3時間後、4時間後、5時間後、6時間後、7時間後、8時間後、9時間後、24時間後に行った。同時に、薬剤の代わりに、水(蒸留水)を用い同様に処理したものを無処理区として試験した。繰り返しはいずれも3回とした。
これらの結果を下記表2(実施例1の評価結果、参考例1の業務用殺虫剤の評価結果、無処理区の評価結果)に示す。
これらの結果を下記表3に示す。
また、実施例1〜7の各防蟻粒子水分散体A〜Gについて、密閉容器に入れ、26℃下で3ヶ月保存した後、目視により凝集物等を官能評価したところ、全く粒子等の凝集はなく、保存安定性も問題ないことが判った。
上記表1〜表3の結果等を踏まえて綜合的に考察すると、本発明となる実施例1〜7の防蟻粒子水分散体A〜Gは、安全性が高く、保存安定性、シロアリに対して優れた防蟻効果を有することが確認された。
Claims (5)
- 少なくとも、ピレスロイド系化合物を内包し、シェルがシアノアクリレートで構成される粒子を含有することを特徴とする防蟻粒子水分散体。
- 粒子の平均粒子径が10〜800nmであることを特徴とする請求項1記載の防蟻粒子水分散体。
- ピレスロイド系化合物が、ペルメトリン、イミプロトリン、アレスリン、エトフェンプロックス、プラレトリン、ビフェントリン、ピレトリン、シフェノトリンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の防蟻粒子水分散体。
- シェルを構成するシアノアクリレートが質量比で90〜100質量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の防蟻粒子水分散体。
- シアノアクリレートが、イソブチルシアノアクリレート、n−ブチルシアノアクリレート、tert−ブチルシアノアクリレート、n−オクチルシアノアクリレート、2−オクチルシアノアクリレートから選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の防蟻粒子水分散体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020011021A JP7454387B2 (ja) | 2020-01-27 | 2020-01-27 | 防蟻粒子水分散体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020011021A JP7454387B2 (ja) | 2020-01-27 | 2020-01-27 | 防蟻粒子水分散体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2021116265A true JP2021116265A (ja) | 2021-08-10 |
| JP7454387B2 JP7454387B2 (ja) | 2024-03-22 |
Family
ID=77174023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020011021A Active JP7454387B2 (ja) | 2020-01-27 | 2020-01-27 | 防蟻粒子水分散体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7454387B2 (ja) |
Citations (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02111435A (ja) * | 1988-05-20 | 1990-04-24 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | マイクロカプセル用組成物及びキット、並びにマイクロカプセルの製造方法 |
| JP2008527065A (ja) * | 2004-12-30 | 2008-07-24 | シンジェンタ リミテッド | 水性コーティング組成物 |
| JP2013507338A (ja) * | 2009-10-07 | 2013-03-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 殺虫剤の土壌移動性を改善するための殺虫剤含有ポリマー粒子の使用、殺虫製剤、殺虫剤含有ポリマー粒子、および有害生物を防除する方法 |
| JP2013151471A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-08-08 | Japan Enviro Chemicals Ltd | 徐放性粒子およびその製造方法 |
| JP2014527059A (ja) * | 2011-08-23 | 2014-10-09 | ヴァイヴ クロップ プロテクション インコーポレイテッド | ピレスロイド配合物 |
| JP2017081852A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | チカミミルテック株式会社 | 抗菌剤および抗菌剤の製造方法 |
| JP2018165275A (ja) * | 2008-09-25 | 2018-10-25 | バイブ クロップ プロテクション, インコーポレイテッド | ポリマーナノ粒子を製造する方法および活性成分の処方 |
| WO2018193847A1 (ja) * | 2017-04-18 | 2018-10-25 | チカミミルテック株式会社 | 藻類増殖抑制剤および藻類の増殖を抑制する方法 |
| WO2019236669A1 (en) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | The United States Of America, As Represented By The Secretary Of Agriculture | Compositions containing microencapsulated organic compounds |
| JP2021116367A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物 |
| JP7324720B2 (ja) * | 2020-01-27 | 2023-08-10 | 三菱鉛筆株式会社 | 抗菌粒子水分散体 |
-
2020
- 2020-01-27 JP JP2020011021A patent/JP7454387B2/ja active Active
Patent Citations (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02111435A (ja) * | 1988-05-20 | 1990-04-24 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | マイクロカプセル用組成物及びキット、並びにマイクロカプセルの製造方法 |
| JP2008527065A (ja) * | 2004-12-30 | 2008-07-24 | シンジェンタ リミテッド | 水性コーティング組成物 |
| JP2018165275A (ja) * | 2008-09-25 | 2018-10-25 | バイブ クロップ プロテクション, インコーポレイテッド | ポリマーナノ粒子を製造する方法および活性成分の処方 |
| JP2013507338A (ja) * | 2009-10-07 | 2013-03-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 殺虫剤の土壌移動性を改善するための殺虫剤含有ポリマー粒子の使用、殺虫製剤、殺虫剤含有ポリマー粒子、および有害生物を防除する方法 |
| JP2014527059A (ja) * | 2011-08-23 | 2014-10-09 | ヴァイヴ クロップ プロテクション インコーポレイテッド | ピレスロイド配合物 |
| JP2013151471A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-08-08 | Japan Enviro Chemicals Ltd | 徐放性粒子およびその製造方法 |
| JP2017081852A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | チカミミルテック株式会社 | 抗菌剤および抗菌剤の製造方法 |
| WO2018193847A1 (ja) * | 2017-04-18 | 2018-10-25 | チカミミルテック株式会社 | 藻類増殖抑制剤および藻類の増殖を抑制する方法 |
| WO2019236669A1 (en) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | The United States Of America, As Represented By The Secretary Of Agriculture | Compositions containing microencapsulated organic compounds |
| JP2021116367A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物 |
| JP7324720B2 (ja) * | 2020-01-27 | 2023-08-10 | 三菱鉛筆株式会社 | 抗菌粒子水分散体 |
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| REVIEW J INFECT PREV, vol. 15(6), JPN7023004194, 2014, pages 236 - 239, ISSN: 0005195357 * |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP7454387B2 (ja) | 2024-03-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE69432143T2 (de) | Ungefährliche schädlingsbekämfung | |
| DE60102224T2 (de) | Biozide zusammensetzungen umfassend ein aereogel enthaltend hydrophobes siliziumdioxid | |
| US20090176890A1 (en) | Edible plant extract based insecticidal composition | |
| JP5022034B2 (ja) | シクロデキストリン複合体としての相乗的な殺虫組成物の製剤 | |
| JP5646512B2 (ja) | 粘度が増加した油性の農薬組成物 | |
| AT399082B (de) | Transparente insektizid-emulsion | |
| CN110973153A (zh) | 含甲氰菊酯和高效氯氟氰菊酯的复合杀虫杀螨纳米水剂及其用途 | |
| DE69717927T2 (de) | Insektizide Zusammensetzung | |
| DE60209771T2 (de) | Zusammensetzungen, die ein saccharid und hydrophobes siliziumdioxid enthalten | |
| JP7324720B2 (ja) | 抗菌粒子水分散体 | |
| KR20160145603A (ko) | 농약 제형 | |
| JP4055021B2 (ja) | 殺虫・殺ダニ剤 | |
| JP7454387B2 (ja) | 防蟻粒子水分散体 | |
| EP0084310B1 (de) | Ameisenköder, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung | |
| CA2068039A1 (en) | Repellent for use against ixodides | |
| AU7278998A (en) | Ant spray containing d-limonene and methods of making and using same | |
| EP3462877B1 (de) | Formulierungen enthaltend flüchtige insektizide mit verbesserter langzeitstabilität und wirkung | |
| US6784211B1 (en) | Ant spray containing d-limonene and methods of making and using the same | |
| JPH07187940A (ja) | 忌避剤入りワックス | |
| EP3703498B1 (fr) | Pesticide ou répulsif à base de géraniol ou citronellal | |
| KR102861635B1 (ko) | 피레스로이드-저항성 빈대에 대한 기피제 조성물 | |
| JP2002517412A (ja) | グリセロールと組合せた、クエン酸サイクルの少なくとも1種の酸の有害生物忌避剤としての使用 | |
| EP2161990A1 (en) | Mosquito repellent | |
| US20080293809A1 (en) | Pest control formulation | |
| JP7787844B2 (ja) | 補助剤含有組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221228 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231010 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231114 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231222 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240305 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240311 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7454387 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |