JP2020523990A - 生物製剤の製造のためのユニバーサル自己調節性哺乳動物細胞株プラットフォーム - Google Patents
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Abstract
【選択図】なし
Description
一態様では、本開示は、レプレッサーポリペプチド(例えば、ヌクレアーゼ活性(dCas9)を欠くCas9タンパク質のバージョン(CRISPR−Cas9遺伝子編集系に由来する))を使用して、状態の変化(例えば、細胞ストレスの増大)に応じて、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドの転写率を低減する遺伝制御回路を特徴とする。状態の変化に応じて、状態依存性遺伝子プロモーターは、レプレッサーポリペプチド遺伝子の転写率を増大する。生じたレプレッサーポリペプチドは、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドと、又は遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドに作動可能に連結された制御エレメントと結合する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドがCas9のバージョンを含む場合には、レプレッサーポリペプチドは、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチド又はそれに作動可能に連結された制御エレメントに対して相同性を有する少なくとも1つのガイドRNA(gRNA)の同時発現のために、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドと、又は遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドに作動可能に連結された制御エレメントと結合する。レプレッサーポリペプチドが、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチド又はそれに作動可能に連結された制御エレメントと結合している場合には、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドの転写率が低減され、治療用ポリペプチドの細胞内mRNAコピー数の低下につながる。いくつかの実施形態では、状態の変化は、細胞ストレスの変化、例えば、細胞ストレスの増大又はストレスがない状況からストレスがある状況への移行であり、細胞ストレスの変化は、哺乳動物UPRの活性化であるが、その他の細胞ストレス応答もこの使用のために充てることができる。一実施形態では、遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチドは、hCMVプロモーターの制御下で転写されるが、その他のプロモーターを使用してもよい(例えば、mCMV及びハイブリッドCMVプロモーター)。遺伝子をコードする外因性治療用ポリペプチド転写率を低減することによって、宿主細胞での外因性治療用ポリペプチドの生合成負荷が低減され、それによって、初期細胞ストレス応答を軽減する。この方法で、宿主細胞株は、組換えタンパク質生成物遺伝子の転写率を自己調節し、初期細胞ストレス応答の長期活性化を避けることができる。ひとたび、初期ストレス応答が軽減されると、外因性治療用ポリペプチドの転写率は、経時的に抑制解除される。細胞が、細胞の生合成能をより良好に利用するために、組換え遺伝子発現を、細胞の生理学的状況全体と最適に調整するので、これは、組換えタンパク質の収率の全体的な増大を経時的にもたらし得る。
本明細書において引用されるありとあらゆる特許、特許出願及び刊行物の開示内容は、参照によりその全文が本明細書に組み込まれる。本発明は特定の態様を参照して開示されているが、本発明の真の趣旨及び範囲から逸脱することなく、その他の当業者によって本発明のその他の態様及び変法が考案され得ることは明らかである。添付の特許請求の範囲は、すべてのこのような態様及び同等の変法を含むと解釈されるように意図される。
一態様では、本開示は、細胞又は環境条件の変化、例えば、細胞ストレス応答、例えば、フォールディングされていないタンパク質応答(UPR)の変化に応じて、組換え又は治療用タンパク質生成物遺伝子(単数又は複数)の転写率を微調整するための細胞又は細胞株を作製する遺伝制御回路、核酸、細胞、方法並びに方法を提供する。遺伝制御回路のための本開示の一般的な設計原則の例は、図1A及び図1Bに表わされている。この限定されない概略例では、組換えタンパク質生成物の生成は、ストレス/毒性を誘導し、これは、レプレッサーポリペプチドの生成を活性化し、それによって、組換えポリペプチド生成物発現を阻害する。ストレスシグナルの除去は、レプレッサーポリペプチドの発現を不活性化する。阻害の軽減は、組換えポリペプチド生成物生成の再活性化を伴う。
高収量の生成物、例えば、外因性治療用ポリペプチドを生成可能である細胞又は細胞株を同定、選択又は製造するための遺伝制御回路、細胞及び方法が本明細書において提供される。本開示によって包含される生成物として、それだけには限らないが、細胞において生成、例えば、発現され得る分子、核酸、ポリペプチド(例えば、組換え及び/又は治療用ポリペプチド)又はそのハイブリッドが挙げられる。いくつかの実施形態では、細胞は、生成物を生成するように遺伝子操作される、又は修飾される。このような修飾として、生成物の生成を制御する、又はそれをもたらす分子を導入することが挙げられる。例えば、細胞は、ポリペプチド、例えば、組換えポリペプチドをコードする外因性核酸を導入することによって修飾され、細胞は、ポリペプチド、例えば、組換えポリペプチドの生成、例えば、発現及び分泌に適した条件下で培養される。別の例では、細胞が、例えば、非修飾細胞において、内因性に生成されるレベル又は量よりも高いレベル又は量のポリペプチドを生成するように、細胞は、細胞によって内因性に発現されるポリペプチドの発現を制御、例えば、増大する外因性核酸を導入することによって修飾する。実施形態では、本明細書において記載される方法によって同定、選択又は作製された細胞又は細胞株は、医学的状態、障害又は疾患の治療において有用な生成物、例えば、組換えポリペプチドを生成する。医学的状態、障害又は疾患の例として、それだけには限らないが、代謝的疾患又は障害(例えば、代謝酵素欠乏症)、内分泌障害(例えば、ホルモン欠乏症)、止血、血栓症、造血障害、肺の障害、胃腸障害、免疫調節(例えば、免疫不全)、不妊症、移植、がん及び感染性疾患が挙げられる。
6]、FGLL、アタシセプト、BR3−Fc、BN−003、BA−058、ヒト副甲状腺ホルモン1−34、F−18−CCR1、AT−1100、JPD−003、PTH(7−34)(ノバソーム(Novasome))、デュラマイシン、CAB−2、CTCE−0214、GlycoPEG化エリスロポエチン、EPO−Fc、CNTO−528、AMG−114、JR−013、第XIII因子、アミノカンジン(aminocandin)、PN−951、716155、SUN−E7001、TH−0318、BAY−73−7977、テベレリックス(teverelix)、EP−51216、hGH、OGP−I、シフビルチド(sifuvirtide)、TV4710、ALG−889、Org−41259、rhCC10、F−991、チモペンチン、r(m)CRP、肝選択的インスリン、スバリン(subalin)、L19−IL−2融合タンパク質、エラフィン、NMK−150、ALTU−139、EN−122004、rhTPO、トロンボポエチン受容体アゴニスト、AL−108、AL−208、神経成長因子アンタゴニスト、SLV−317、CGX−1007、INNO−105、テリパラチド(エリゲン)、GEM−OS1、AC−162352、PRX−302、LFn−p24融合物、EP−1043、gpE1、gpE2、MF−59、hPTH(1−34)、768974、SYN−101、PGN−0052、アビスクミン(aviscumnine)、BIM−23190、マルチエピトープチロシナーゼペプチド、エンカスチム(enkastim)、APC−8024、GI−5005、ACC−001、TTS−CD3、血管をターゲッティングするTNF、デスモプレシン、オネルセプト(onercept)及びTP−9201がある。
また、核酸、例えば、生成物、例えば、本明細書において記載される組換えポリペプチドをコードする外因性核酸が本明細書において提供される。所望の組換えポリペプチドをコードする核酸配列は、当技術分野で公知の組換え方法を使用して、例えば、標準技術を使用して、遺伝子を発現する細胞から得たライブラリーをスクリーニングすることによって、それを含むと知られているベクターから核酸配列を導き出すことによって、又はそれを含有する細胞及び組織から直接単離することなどによって得ることができる。或いは、組換えポリペプチドをコードする核酸を、クローニングするのではなく合成によって製造してもよい組換えDNA技術及びテクノロジーは、当技術分野で高度に進歩しており、十分に確立されている。したがって、本明細書において記載される組換えポリペプチドのアミノ酸配列の知識を有する当業者であれば、組換えポリペプチドをコードするであろう核酸配列を容易に想起又は作製できる。
一実施形態では、生成物、例えば、ポリペプチド、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする核酸配列を含むベクターは、ポリペプチド、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドの発現の転写開始を可能にするポリメラーゼの動員の原因となる第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメントをさらに含む。第1の制御エレメントは、遠位エレメント、例えば、ポリペプチドをコードする配列から少し離れた、例えば、数塩基の長さ離れたポリペプチドの発現を調節するエレメント及び近位エレメント、例えば、ポリペプチドをコードする配列に近接した、又はその内部の位置に幾分か起因して、ポリペプチドの発現を調節するエレメントを含み得る。いくつかの実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメントは、構成的制御エレメントである。いくつかの実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメントは、調節される制御エレメント、例えば、内因性又は外因性ポリペプチドによって調節される制御エレメントである。いくつかの実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメントは、第1の条件、例えば、細胞の増殖の第1の段階、例えば、対数増殖下で第1のレベルの活性及び第2の条件、例えば、細胞の増殖の第2の段階、例えば、対数未満の増殖を有する相、例えば、増殖安定相下で第2のレベルの活性を有する。一実施形態では、本明細書において記載される方法に適した制御エレメントは、普通、エンハンサーと会合して、多量の転写を駆動し、ひいては、標的外因性mRNAの多量のコピーを送達する。一実施形態では、第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメントは、両方とも、その由来する同名ウイルス又はプロモーターに由来する、サイトメガロウイルス(CMV)主要前初期プロモーター(Xia、Bringmannら2006年)及びSV40プロモーター(Chernajovsky、Moryら1984年)を含む。いくつかのその他のあまり一般的ではないウイルスプロモーターが、ラウス肉腫ウイルス長い末端反復配列(RSV−LTR)及びモロニーマウス白血病ウイルス(MoMLV)LTRを含む発現ベクター中に含めると転写を駆動するように成功裏に使用されてきた(Papadakis、Nicklinら2004年)。別の実施形態では、特定の内因性哺乳動物プロモーターを利用して、対象の遺伝子の構成的転写を駆動できる(Pontiller、Grossら2008年)。CHO特異的チャイニーズハムスター延長因子1−アルファ(CHEF1α)プロモーターが、ウイルスベースの配列の高収量の代替物を提供してきた(Deer、Allison 2004年)。いくつかの実施形態では、組換え、例えば、治療用ポリペプチドの転写を駆動するために使用される第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメントとして、チミジンキナーゼ(TK)プロモーター、アクチンプロモーター(例えば、β−アクチンプロモーター)、グリセルアルデヒド3リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)プロモーター、サイクリンT1プロモーター、CAGプロモーター、RNAポリメラーゼIII U3プロモーター、シクロフィリン(cyclophillin)プロモーター、オートグラファカリフォルニアニュークリア(Autographa californica nuclear)多核体病ウイルス(AcNPV)P10プロモーター、β3−ガラクトシルトランスフェラーゼ5(β3GAL−T5)プロモーター、Fer1プロモーター、CMV−EF1αプロモーターなどの複合プロモーター及び基本プロモーター及び3部分複合プロモーターを挙げることができる。前記プロモーターエレメントは、表5にまとめられており、当技術分野で公知である。本発明は、特定のプロモーター又はプロモーターに制限されないということが考慮される。国際公開第2004/009823号、同2006/111387号及び同2014044845号(参照によりその全文が本明細書に組み込まれる)に記載されるプロモーター及び転写制御機序もまた、第1の及び/又は第2の制御エレメントに関連して考慮される。いくつかの実施形態では、第1の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメントは、合成(天然に存在しない)配列を含む遺伝子操作されたプロモーターである。例えば、第1の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメントは、Brownら、Biotechnology and Bioengineering、111巻、8号、2014年8月に記載されるプロモーターを含み得る。
一実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又はレプレッサーポリペプチドをコードする核酸配列を含むベクターは、ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメント、例えば、第2のプロモーターエレメントをさらに含み、第2の制御エレメントは、ポリペプチド、例えば、組換え又はレプレッサーポリペプチドの発現の転写開始を可能にするポリメラーゼの動員の原因となる。第2の制御エレメントは、遠位エレメント、例えば、ポリペプチドをコードする配列から少し離れた、例えば、数塩基の長さ離れた、又は個別及び別個の核酸上のポリペプチドの発現を調節するエレメント並びに近位エレメント、例えば、ポリペプチドをコードする配列に近接した、又はその内部の位置に幾分か起因して、ポリペプチドの発現を調節するエレメントを含み得る。一実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又はレプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメント、例えば、第2のプロモーターエレメントは、構成的制御エレメントである。いくつかの実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又はレプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメント、例えば、第2のプロモーターエレメントは、調節される制御エレメント、例えば、内因性又は外因性ポリペプチドによって調節されるプロモーターである。いくつかの実施形態では、ポリペプチド、例えば、組換え又はレプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメント、例えば、第2のプロモーターエレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有する。
いくつかの実施形態では、本発明の同一物を含む細胞、ベクター、核酸及びキット及び方法は、第3の制御エレメント、例えば、第3のプロモーターエレメントに作動可能に連結された、1又は複数のgRNA(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多いgRNA)をコードする核酸配列をさらに含む、又は使用する。第3の制御エレメントは、1又は複数のgRNAの発現の転写開始を可能にするポリメラーゼの動員の原因となる。いくつかの実施形態では、第3の制御エレメント、例えば、第3のプロモーターエレメントは、複数のgRNAをコードする配列に作動可能に連結され、複数のgRNA及び/又は複数のgRNAをコードする配列は、各々、参照により本明細書に組み込まれる、Gao,Y.及びY.Zhao(2014年).J Integr Plant Biol 56巻(4号):343〜349頁;Martick、M.ら(2008年).Nature 454巻(7206号):899〜902頁;Xie,K.ら(2015年).Proc Natl Acad Sci U S A 112巻(11号):3570〜3575頁;Nissim,L.ら(2014年). Mol Cell 54巻(4号):698〜710頁;並びにPort,F.及びS.L.Bullock(2016年).「Augmenting CRISPR applications in Drosophila with tRNA−flanked sgRNAs.」Nat Meth [先行オンライン公開]に記載されるように提供し、製造し、配置し、処理することができる。第3の制御エレメントは、遠位エレメント、例えば、1又は複数のgRNAをコードする配列から少し離れた、例えば、数塩基の長さ離れた、又は個別及び別個の核酸上のポリペプチドの発現を調節するエレメント並びに近位エレメント、例えば、1又は複数のgRNAをコードする配列に近接した、又はその内部の位置に幾分か起因して、1又は複数のgRNAの発現を調節するエレメントを含み得る。一実施形態では、1又は複数のgRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメント、例えば、第3のプロモーターエレメントは、構成的制御エレメントである。いくつかの実施形態では、1又は複数のgRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメント、例えば、第3のプロモーターエレメントは、調節される制御エレメント、例えば、内因性又は外因性ポリペプチドによって調節されるプロモーターである。いくつかの実施形態では、第3の制御エレメント、例えば、1又は複数のgRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3のプロモーターエレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有する。
一実施形態では、生成物、例えば、ポリペプチド、例えば、本明細書において記載される組換えポリペプチドをコードする核酸配列を含むベクターは、選択マーカーをコードする核酸配列をさらに含む。一実施形態では、選択マーカーは、グルタミンシンセターゼ(GS)、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)、例えば、メトトレキサート(MTX)に対する耐性を付与する酵素又は抗生物質マーカー、例えば、ハイグロマイシン、ネオマイシン(G418)、ゼオシン(zeocin)、ピューロマイシン又はブラストサイジンなどの抗生物質に対する耐性を付与する酵素を含む。別の実施形態では、選択マーカーは、セレキシス(Selexis)選択系(例えば、Selexis SAから市販されている、SUREtechnology Platform(商標)及びSelexis Genetic Elements(商標))又はカタラント(Catalant)選択系を含む、又はそれと適合する。
組換えタンパク質又はポリペプチド、例えば、治療用ポリペプチドは、組換えDNA技術によって製造され、宿主細胞によって発現されることができ、宿主細胞(例えば、CHO細胞)から精製される、又は流体、例えば、宿主細胞が培養される細胞培地中に分泌され、流体から精製されることができる。高収率で、適当な品質の組換えタンパク質又はポリペプチドを生成可能な細胞は、当技術分野において高度に望ましい。組換え、例えば、治療用ポリペプチドを作製する、細胞、細胞を作製する方法、方法及びそれに関連するキットは、生存力が改善された細胞、高生産性細胞を作製して、高収率の組換え、例えば、治療用ポリペプチド生成物を得る、又は組換えポリペプチド生成物の高品質な調製物、例えば、多量の正しくフォールディングされたタンパク質、少量の凝集したタンパク質、所望のグリコシル化パターン若しくは所望のレベルのグリコシル化を含む組換えポリペプチド生成物の調製物を提供するために有用である。組換え、例えば、治療用ポリペプチドを作製する、細胞、細胞を作製する方法、方法及びそれに関連するキットは、効率的な細胞株の開発、多量の組換え治療用ポリペプチド生成物及び患者における治療的使用のための高い等級の品質に対する需要がある場合に、組換え、例えば、治療用ポリペプチドの製造にとって特に有用である。
一態様では、本開示は、生成物、例えば、本明細書において記載されるような組換え又は治療用ポリペプチドを生成する細胞又は細胞株を評価、分類、同定、選択又は作製する方法に関する。別の態様では、本開示は、生産性及び生成物品質が改善された、例えば、高められた細胞又は細胞株を評価、分類、同定、選択又は作製する方法及び組成物に関する。
一態様では、本開示は、細胞、例えば、候補細胞を、生成物生成、例えば、組換え又は治療用ポリペプチド生成の能力について評価する方法を特徴とする。このような評価の結果は、高生成細胞又は細胞株である細胞又は細胞株を作製するための細胞の選択又は同定にとって有用な情報を提供し得る。別の実施形態では、本明細書において記載される評価に応じて、細胞又は細胞株を、例えば、高生成能力を有する細胞又は細胞株として分類できる。
哺乳動物及び微生物選択系の両方における現在の最先端は、RNAへのDNAの転写のレベルで選択圧を適用することである。対象の遺伝子を選択マーカーと結合して、対象の遺伝子の高発現をもたらす可能性が高い選択マーカーの高レベルの発現を作製する。生存し、増殖することができるほど十分に高いレベルで選択マーカーを発現する細胞、そうではないものは、生存し、増殖する可能性が低い。このようにして、細胞の集団を、選択マーカーを発現する細胞について、また高レベルの対象の遺伝子の暗示によって濃縮することができる。この方法は、発現することが困難ではないタンパク質を発現するために極めて上首尾であると証明されている。
高収量の生成物、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドを生成可能な細胞又は細胞株を同定、選択又は作製するための遺伝制御回路、細胞及び方法において有用なレプレッサーポリペプチド及びレプレッサーポリペプチドをコードする配列が、本明細書において提供される。一般に、レプレッサーポリペプチドは、生成物、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドの発現を調節された方法で阻害する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドをコードする配列は、1つ又は複数の条件に応じてレプレッサーポリペプチドをコードする配列の転写を活性化する制御エレメントの転写制御下にある。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドは、制御エレメント、例えば、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結されたプロモーターエレメントと結合する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドの、制御エレメントとの結合は、作動可能に連結された組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列の転写を阻害する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドは、組換え又は治療用ポリペプチドの転写物の非翻訳領域をコードする配列と結合する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドの、組換え又は治療用ポリペプチドの転写物の非翻訳領域との結合は、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列の翻訳を阻害する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドは、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列のコード配列と結合する。いくつかの実施形態では、レプレッサーポリペプチドの、組換え又は治療用ポリペプチドのコード配列との結合は、組換え又は治療用ポリペプチドをコードする配列の転写、翻訳又は転写及び翻訳を阻害する。
本開示の遺伝制御回路、細胞及び方法において使用されるべきCas9分子は、種々の種に起因するポリペプチドを含み得る。さらに、例えば、融合タンパク質において、ある種におけるCas9分子に由来する1つ又は複数のドメインを、別の種におけるCas9分子に由来する1つ又は複数のドメインと組み合わせてもよい。さらなるCas9ポリペプチドを含む種として、アシドボラックス・アヴェナエ(Acidovorax avenae)、アクチノバシラス・プルロニューモニエ(Actinobacillus pleuropneumoniae)、アクチノバシラス・サクシノゲネス(Actinobacillus succinogenes)、アクチノバシラス・スイス(Actinobacillus suis)、アクチノマイセス属(Actinomyces)の種、シクリフィルス・デニトリフィカンス(cycliphilus denitrificans)、アミノモナス・パウシボランス(Aminomonas paucivorans)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)、バチルス・スミチー(Bacillus smithii)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、バクテロイデス属(Bacteroides)の種、ブラストピレルラ・マリナ(Blastopirellula marina)、ブラディリゾビウム属(Bradyrhizobium)の種、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacilluslaterosporus)、カンピロバクター・コリ(Campylobacter coli)、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、カンピロバクター・ラリ(Campylobacter lari)、カンジダツス・プニセイスピリルム(Candidatus Puniceispirillum)、クロストリジウム・セルロリチカム(Clostridium cellulolyticum)、クロストリジウム・パーフリンジェンス(Clostridium perfringens)、コリネバクテリウム・アコレンス(Corynebacterium accolens)、コリネバクテリウム・ジフテリア(Corynebacterium diphtheria)、コリネバクテリウム・マトルコッティー(Corynebacterium matruchotii)、ジノロセオバクター・シバエ(Dinoroseobacter shibae)、ユウバクテリウム・ドリクム(Eubacterium dolichum)、ガンマプロテオバクテリア、グルコナセトバクター・ジアゾトロフィカス(Gluconacetobacter diazotrophicus)、パラインフルエンザ菌(Haemophilus parainfluenzae)、ヘモフィルス・スプトラム(Haemophilus sputorum)、ヘリコバクター・カナデンシス(Helicobacter canadensis)、ヘリコバクター・シナエジ(Helicobacter cinaedi)、ヘリコバクター・ムステラエ(Helicobacter mustelae)、イリオバクター・ポリトロパス(Ilyobacter polytropus)、キンゲラ・キンゲ(Kingella kingae)、ラクトバチルス・クリスパタス(Lactobacillus crispatus)、リステリア・イバノヴィー(Listeria ivanovii)、リステリア・モノサイトジェネス(Listeria monocytogenes)、リステリアセアエ・バクテリウム(Listeriaceae bacterium)、メチロシスティス属(Methylocystis)の種、メチロサイナス・トリコスポリウム(Methylosinus trichosporium)、モビルンカス・ムリエリス(Mobiluncus mulieris)、ナイセリア・バシリフォルミス(Neisseria bacilliformis)、ナイセリア・シネレア(Neisseria cinerea)、ナイセリア・フラベセンス(Neisseria flavescens)、ナイセリア・ラクタミカ(Neisseria lactamica)、ナイセリア・メニンギチディス(Neisseria meningitidis)、ナイセリア属(Neisseria)の種、ナイセリア・ワズワーシー(Neisseria wadsworthii)、ニトロソモナス属(Nitrosomonas)の種、パルビバクルム ラバメンチボランス(Parvibaculum lavamentivorans)、パスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida)、ファスコラクトバクテリウム・スクシナツテンス(Phascolarctobacterium succinatutens)、ライストニア・シジギ(Ralstonia syzygii)、ロドシュードモナス・パルストリス(Rhodopseudomonas palustris)、ロドブルム属(Rhodovulum)の種、サイモンシエラ・ムエレリ(Simonsiella muelleri)、スフィンゴモナス属(Sphingomonas)の種、スポロラクトバチルス・ビネエ(Sporolactobacillus vineae)、スタフィロコッカス・ルグドゥネンシス(Staphylococcus lugdunensis)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)の種、スブドリグラヌルム属(Subdoligranulum)の種、チストレラ・モビリス(Tistrella mobilis)、トレポネマ属(Treponema)の種又はベルミネフロバクター・エイセニエ(Verminephrobacter eiseniae)が挙げられる。
結晶構造は、天然に存在するCas9ポリペプチドについて(Jinekら、Science、343巻(6176号):1247997頁、2014年)及びガイドRNAととものS.ピオゲネス(pyogenes)Cas9(例えば、crRNA及びtracrRNAの合成融合物)について(Nishimasuら、Cell、156巻:935〜949頁、2014年;及びAndersら、Nature、2014年、doi:10.1038/nature13579)利用可能である。
Cas9分子又はCas9ポリペプチドは、ガイドRNA(gRNA)分子と相互作用し、gRNA分子とともに、標的ドメイン及びPAM配列を含む部位に局在し得るポリペプチドである。
いくつかの実施形態では、例えば、Cas9分子又はCas9ポリペプチドの1つ又は複数のRuvC様ドメイン、例えば、N末端RuvC様ドメイン、HNH様ドメイン、RuvC様ドメイン及びHNH様ドメインの外側の領域中に1つ又は複数の突然変異が存在し得る。いくつかの実施形態では、突然変異(複数可)は、RuvC様ドメイン、例えば、N末端RuvC様ドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、突然変異(複数可)は、HNH様ドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、突然変異は、RuvC様ドメイン、例えば、N末端RuvC様ドメイン及びHNH様ドメインの両方中に存在する。
60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%又は99%の相同性を有する、
比較した場合に、アミノ酸残基の2、5、10、15、20、30又は40%以下で異なる、
少なくとも1、2、5、10又は20個のアミノ酸で、ただし、100、80、70、60、50、40又は30個以下のアミノ酸で異なる、又は
同一であるアミノ酸配列を含み、一実施形態では、Cas9分子又はCas9ポリペプチドは、以下の活性:ヘリカーゼ活性又はgRNA分子と一緒に、標的核酸に局在する能力のうち1つ又は複数を含む。一実施形態では、Cas9分子又はCas9ポリペプチドは、ニッカーゼ活性又は二本鎖切断活性(例えば、エンドヌクレアーゼ及び/又はエキソヌクレアーゼ活性)を含まない。
一実施形態では、Cas9分子又はCas9ポリペプチドは、参照Cas9分子と比較して、RuvCドメイン中及び/又はHNHドメイン中に1つ又は複数の相違を含むdCas9分子又はdCas9ポリペプチドであり、dCas9分子又はdCas9ポリペプチドは、核酸を切断しない、又は野生型が行うよりも有意に少ない効率で切断し、例えば、本明細書において記載されるような切断アッセイにおいて野生型と比較した場合に、例えば、本明細書において記載されるアッセイによって測定されるような参照Cas9分子の50、25、10又は1%未満で切断する。
gRNA分子は、その用語が本明細書において使用される時には、標的配列へのgRNA分子/Cas9分子複合体の特異的ターゲッティング又はホーミングを促進する核酸を指す。gRNA分子は、本明細書において「キメラ」gRNAと呼ばれることもある単分子(単一RNA分子を含む)である場合も、モジュラー(1つより多い、通常、2つの別個のRNA分子を含む)である場合もある。gRNA分子は、いくつかのドメインを含む。
ターゲッティングドメイン、
第1の相補性ドメイン、
連結ドメイン、
第2の相補性ドメイン(第1の相補性ドメインに対して相補的である)、
近位ドメイン、及び
任意選択で、テールドメイン
を含む。
通常、5’から3’に
ターゲッティングドメイン、
第1の相補性ドメイン
を含む第1鎖と、
通常、5’から3’に
任意選択で、5’伸長ドメイン、
第2の相補性ドメイン、
近位ドメイン
任意選択で、テールドメイン
を含む第2鎖と
を含む。
ターゲッティングドメインは、標的核酸上の標的配列に対して相補的である、例えば、少なくとも80、85、90又は95%相補的、例えば、完全に相補的であるヌクレオチド配列を含む。ターゲッティングドメインは、RNA分子の一部であり、したがって、塩基ウラシル(U)を含み、一方、gRNA分子をコードする任意のDNAは、塩基チミン(T)を含むであろう。一実施形態では、ターゲッティングドメインの、標的配列との相補性は、gRNA分子/Cas9分子複合体の、標的核酸との相互作用の特異性に寄与すると考えられる。一実施形態では、ターゲッティングドメインは、5〜50ヌクレオチドの長さである。いくつかの実施形態では、ターゲッティングドメインは、第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメント、組換え若しくは治療用ポリペプチドをコードする配列に対して、又は第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメント若しくは組換え若しくは治療用ポリペプチドをコードする配列内に含まれる非翻訳領域若しくはイントロンに対して相補性を有する。ターゲッティングドメインが相補的である標的核酸の鎖は、本明細書において、相補鎖と呼ばれる。
gRNA標的配列を選択及び検証する方法並びにオフターゲット解析は、例えば、Maliら、2013年Science 339巻(6121号):823〜826頁;HsuらNat Biotechnol、31巻(9号):827〜32頁;Fuら、2014年Nat Biotechnol、doi:10.1038/nbt.2808 PubMed PMID:24463574;Heigwerら、2014年Nat METHODS 11巻(2号):122〜3頁 doi:10.1038/nmeth.2812.PubMed PMID:24481216;Baeら、2014年BIOINFORMATICS PubMed PMID:24463181;Xiao Aら、2014年BIOINFORMATICS PubMed PMID:24389662に記載されている。
転写アクチベーター様エフェクター(TALE)分子又はTALEポリペプチドは、その用語が本明細書において使用される場合、TALE DBDによって指定される核酸位置にホーミング又は局在できる複数のTALE DNA結合リピートドメイン(TALE DBD)を含む分子又はポリペプチドを指す。TALE分子及びTALEポリペプチドは、それらの用語が本明細書において使用される場合、例えば、参照配列、例えば、当技術分野で公知の最も類似した天然に存在するTALE分子から少なくとも1個のアミノ酸残基だけ異なる、天然に存在するTALE分子及び遺伝子操作された、変更された又は修飾されたTALE分子又はTALEポリペプチドを指す。
本明細書において記載される任意のTALE分子配列又は天然に存在するTALE分子配列、例えば、本明細書において列挙される、若しくは本明細書において参照される刊行物に記載される種に由来するTALE分子と、
60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%又は99%の相同性を有する、
比較した場合に、アミノ酸残基の2、5、10、15、20、30又は40%以下で異なる、
少なくとも1、2、5、10又は20個のアミノ酸で、ただし100、80、70、60、50、40又は30個以下のアミノ酸で異なる、又は
同一であるアミノ酸配列を含む。
ジンクフィンガー分子は、その用語が本明細書において使用される時には、複数のジンクフィンガードメイン(ZFD)を含む分子又はポリペプチドを指す。ジンクフィンガー分子は、ジンクフィンガー分子が含むZFDの同一性及び順序によって決定される特定のDNA配列に対して親和性を有する。
60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%又は99%の相同性を有する、
比較した場合に、アミノ酸残基の2、5、10、15、20、30又は40%以下で異なる、
少なくとも1、2、5、10又は20個のアミノ酸で、ただし100、80、70、60、50、40又は30個以下のアミノ酸で異なる、又は
同一であるアミノ酸配列を含む。
本明細書において開示される細胞、方法、キット、反応混合物及び核酸は、バイオリアクター又は処理容器若しくはタンクにおいて、より一般的には、任意の供給源を用いて使用するものであり得る。本明細書において記載されるデバイス、設備及び方法は、原核及び/又は真核細胞株を含む任意の所望の細胞株を培養するのに適している。また、懸濁液細胞又は足場依存性(接着)細胞を培養するのに適している構成成分を含み、医薬品及び医薬製剤製品−ポリペプチド生成物、核酸生成物(例えば、DNA又はRNA)又は細胞療法及び/若しくはウイルス療法において使用されるものなどの細胞及び/又はウイルスなどの製造のために設定された生産作業に適している工業設備も含まれる。
HCMVプロモーター及びイントロン中の例示的ガイドRNA標的配列
(下線が引かれたPAM配列)
すべて5’から3’
TGTCAACATGGCGGTAATGTTGG(配列番号1)
TACCGCCCATTTGCGTCAATGGG(配列番号2)
CTACCGCCCATTTGCGTCAATGG(配列番号3)
ACCGTTAACAGCACCGCAACGGG(配列番号4)
>pEE12.4(5421bp〜7528bp、直接)2108bp
CTGCAGTGAATAATAAAATGTGTGTTTGTCCGAAATACGCGTTTTGAGATTTCTGTCGCCGACTAAATTCATGTCGCGCGATAGTGGTGTTTATCGCCGATAGAGATGGCGATATTGGAAAAATCGATATTTGAAAATATGGCATATTGAAAATGTCGCCGATGTGAGTTTCTGTGTAACTGATATCGCCATTTTTCCAAAAGTGATTTTTGGGCATACGCGATATCTGGCGATAGCGCTTATATCGTTTACGGGGGATGGCGATAGACGACTTTGGTGACTTGGGCGATTCTGTGTGTCGCAAATATCGCAGTTTCGATATAGGTGACAGACGATATGAGGCTATATCGCCGATAGAGGCGACATCAAGCTGGCACATGGCCAATGCATATCGATCTATACATTGAATCAATATTGGCCATTAGCCATATTATTCATTGGTTATATAGCATAAATCAATATTGGCTATTGGCCATTGCATACGTTGTATCCATATCATAATATGTACATTTATATTGGCTCATGTCCAACATTACCGCCATGTTGACATTGATTATTGACTAGTTATTAATAGTAATCAATTACGGGGTCATTAGTTCATAGCCCATATATGGAGTTCCGCGTTACATAACTTACGGTAAATGGCCCGCCTGGCTGACCGCCCAACGACCCCCGCCCATTGACGTCAATAATGACGTATGTTCCCATAGTAACGCCAATAGGGACTTTCCATTGACGTCAATGGGTGGAGTATTTACGGTAAACTGCCCACTTGGCAGTACATCAAGTGTATCATATGCCAAGTACGCCCCCTATTGACGTCAATGACGGTAAATGGCCCGCCTGGCATTATGCCCAGTACATGACCTTATGGGACTTTCCTACTTGGCAGTACATCTACGTATTAGTCATCGCTATTACCATGGTGATGCGGTTTTGGCAGTACATCAATGGGCGTGGATAGCGGTTTGACTCACGGGGATTTCCAAGTCTCCACCCCATTGACGTCAATGGGAGTTTGTTTTGGCACCAAAATCAACGGGACTTTCCAAAATGTCGTAACAACTCCGCCCCATTGACGCAAATGGGCGGTAGGCGTGTACGGTGGGAGGTCTATATAAGCAGAGCTCGTTTAGTGAACCGTCAGATCGCCTGGAGACGCCATCCACGCTGTTTTGACCTCCATAGAAGACACCGGGACCGATCCAGCCTCCGCGGCCGGGAACGGTGCATTGGAACGCGGATTCCCCGTGCCAAGAGTGACGTAAGTACCGCCTATAGAGTCTATAGGCCCACCCCCTTGGCTTCTTATGCATGCTATACTGTTTTTGGCTTGGGGTCTATACACCCCCGCTTCCTCATGTTATAGGTGATGGTATAGCTTAGCCTATAGGTGTGGGTTATTGACCATTATTGACCACTCCCCTATTGGTGACGATACTTTCCATTACTAATCCATAACATGGCTCTTTGCCACAACTCTCTTTATTGGCTATATGCCAATACACTGTCCTTCAGAGACTGACACGGACTCTGTATTTTTACAGGATGGGGTCTCATTTATTATTTACAAATTCACATATACAACACCACCGTCCCCAGTGCCCGCAGTTTTTATTAAACATAACGTGGGATCTCCACGCGAATCTCGGGTACGTGTTCCGGACATGGGCTCTTCTCCGGTAGCGGCGGAGCTTCTACATCCGAGCCCTGCTCCCATGCCTCCAGCGACTCATGGTCGCTCGGCAGCTCCTTGCTCCTAACAGTGGAGGCCAGACTTAGGCACAGCACGATGCCCACCACCACCAGTGTGCCGCACAAGGCCGTGGCGGTAGGGTATGTGTCTGAAAATGAGCTCGGGGAGCGGGCTTGCACCGCTGACGCATTTGGAAGACTTAAGGCAGCGGCAGAAGAAGATGCAGGCAGCTGAGTTGTTGTGTTCTGATAAGAGTCAGAGGTAACTCCCGTTGCGGTGCTGTTAACGGTGGAGGGCAGTGTAGTCTGAGCAGTACTCGTTGCTGCCGCGCGCGCCACCAGACATAATAGCTGACAGACTAACAGACTGTTCCTTTCCATGGGTCTTTTCTGCAGTCACCGTCCTTGACACG(配列番号5)
TGTACAAAAAAGCAGGCTTTAAAGGAACCAATTCAGTCGACTGGATCCGGTACCAAGGTCGGGCAGGAAGAGGGCCTATTTCCCATGATTCCTTCATATTTGCATATACGATACAAGGCTGTTAGAGAGATAATTAGAATTAATTTGACTGTAAACACAAAGATATTAGTACAAAATACGTGACGTAGAAAGTAATAATTTCTTGGGTAGTTTGCAGTTTTAAAATTATGTTTTAAAATGGACTATCATATGCTTACCGTAACTTGAAAGTATTTCGATTTCTTGGCTTTATATATCTTGTGGAAAGGACGAAACACC(配列番号6)
>GA_Grp78_dCas9_Ub_Puro_U6_RGR_2+1+3(15bp〜1508bp、直接)1494bp
TAGCATAAGCTACAGATCAACCAGGTTATCAATTCTACCTGTACCACTCACCAGTGACTATTCTATTTAGCCACCCCCCCCCCAATGATCTCTTCTGGAAAATGGGAAACATCTACCAAGAATTAATCAAAGGACTAAATGACACATGCAAAAAAAAAAAAACCTTAGAACAGTGTTTTAAGCAGGATAAGTAGTTCAAGACCAGTTTGGACCATGTCTCAAAACTAAAGGAACAACGAAGTACATTTAGTATTTTTTGCAACATGTTATTATTACATAGCATCAGGAAGACAATTTTTTCTTTGTCTGCTAAATGCCTTTGTCATATCAGACCTATTTCAAGAGTCAGGATAGAATGGTGTCAAGAAGGGATGAGGAAGGACTTGTAAATTATAACCAAGCCACAAATGAAAATGATAGACAAGGATCGGGAACATTATGGGGCGACAAGCTAGAGAAAAAAAATGATATATTCCAGGGTGGAAAGTGCTCGCTTGACTATTCATAGAACAGAATAGCCACAGCATAGCGGGGGGCTCAGTACTAGGTTGCAAATGGCCAGGCCAATTCTGGGACTTAACCCCAAGAAAAGAAAAATTGGCAAGGCCAGGATAGACAAATGCAGCTGGCCTAGGGGTGAAGGGAAAACAGTTGGCTGAGAAGAGCCACGATTCGCAGAGAGGCAGAACACAGACTAGGACCCAGCTCGAGACGTGCAGGCCGGGTGGGTAACATAGAGCCCGGGCGCTCGGCTACCCGAGAACGTGAGGGAGGCTGGGAAGGGCAGAGATGCGTTCCCAGGCGACCACAGCATCTATGCTGAGGCTGAGCAGCTCGGGACCCGAGGGGACTTAGGAGGAGAAAAGGCCGCATACTGCTTCGGGGTAAGGGACAGACCGGGGAAGGACCCAAGTCCCACCGCCCAGAGGGAACTGACACGCAGACCCCGCAGCAGTCCCCGGGGGCCGGGTGACGGGAGGACCTGGACGGTTACCGGCGGAAACGGTCTCGGGTTGAGAGGTCACCTGAGATGCTGCCTCTCATTGGCGGCCGTTGAGAGTAACCAGTAGCCAATGAGTCAGCCCGGGGGGCGTAGCGGTGACGTAAGTTGCGGAGGAGGCCGCTTCGAATCGGCAGCGGCCAGCTTGGTGGCATGGACCAATCAGCGTCCTCCAACGAGAAGCGCCTTCACCAATCGGAGGCCTCCACGACGGGGCTGGGGGGAGGGTATATAAGCCAAGTCGGCGGCGGCGCGCTCCACACTGGCCAAGACAACAGTGACCGGAGGACCTGCCTTTGCGGCTCCGAGAGGTAAGCGCCGCGGCCTGCTCTTGCCAGACCTCCTTTGAGCCTGTCTCGTGGCTCCTCCTGACCCGGGGGGCTTCTGTCGCCCTCAGATCGGAACGCCGCCGCGCTCCGGGACTACAGCCTGTTGCTGGACTTCGAGACTGCAGACGGACCGACCGCTGAGCACTGGCCCACAGCGCCGGCAAG(配列番号7)
nGAAnnTTCnnGAA(配列番号8)
nGAAnnGAAnnTTCn(配列番号9)
nGAAnnGAAnnGAAn(配列番号10)
nTTCnnGAAnnGAAn(配列番号11)
TGACGTCA(配列番号12)
TGAG/CnnnGC(配列番号13)
CCAAT(N9)CCACG(配列番号14)
MDKKYSIGLD IGTNSVGWAV ITDEYKVPSK KFKVLGNTDRHSIKKNLIGA LLFDSGETAE
ATRLKRTARR RYTRRKNRIC YLQEIFSNEM AKVDDSFFHRLEESFLVEED KKHERHPIFG
NIVDEVAYHE KYPTIYHLRK KLVDSTDKAD LRLIYLALAHMIKFRGHFLI EGDLNPDNSD
VDKLFIQLVQ TYNQLFEENP INASGVDAKA ILSARLSKSRRLENLIAQLP GEKKNGLFGN
LIALSLGLTP NFKSNFDLAE DAKLQLSKDT YDDDLDNLLAQIGDQYADLF LAAKNLSDAI
LLSDILRVNT EITKAPLSAS MIKRYDEHHQ DLTLLKALVRQQLPEKYKEI FFDQSKNGYA
GYIDGGASQE EFYKFIKPIL EKMDGTEELL VKLNREDLLRKQRTFDNGSI PHQIHLGELH
AILRRQEDFY PFLKDNREKI EKILTFRIPY YVGPLARGNSRFAWMTRKSE ETITPWNFEE
VVDKGASAQS FIERMTNFDK NLPNEKVLPK HSLLYEYFTVYNELTKVKYV TEGMRKPAFL
SGEQKKAIVD LLFKTNRKVT VKQLKEDYFK KIECFDSVEISGVEDRFNAS LGTYHDLLKI
IKDKDFLDNE ENEDILEDIV LTLTLFEDRE MIEERLKTYAHLFDDKVMKQ LKRRRYTGWG
RLSRKLINGI RDKQSGKTIL DFLKSDGFAN RNFMQLIHDDSLTFKEDIQK AQVSGQGDSL
HEHIANLAGS PAIKKGILQT VKVVDELVKV MGRHKPENIVIEMARENQTT QKGQKNSRER
MKRIEEGIKE LGSQILKEHP VENTQLQNEK LYLYYLQNGRDMYVDQELDI NRLSDYDVDH
IVPQSFLKDD SIDNKVLTRS DKNRGKSDNV PSEEVVKKMKNYWRQLLNAK LITQRKFDNL
TKAERGGLSE LDKAGFIKRQ LVETRQITKH VAQILDSRMNTKYDENDKLI REVKVITLKS
KLVSDFRKDF QFYKVREINN YHHAHDAYLN AVVGTALIKKYPKLESEFVY GDYKVYDVRK
MIAKSEQEIG KATAKYFFYS NIMNFFKTEI TLANGEIRKRPLIETNGETG EIVWDKGRDF
ATVRKVLSMP QVNIVKKTEV QTGGFSKESI LPKRNSDKLIARKKDWDPKK YGGFDSPTVA
YSVLVVAKVE KGKSKKLKSV KELLGITIME RSSFEKNPIDFLEAKGYKEV KKDLIIKLPK
YSLFELENGR KRMLASAGEL QKGNELALPS KYVNFLYLASHYEKLKGSPE DNEQKQLFVE
QHKHYLDEII EQISEFSKRV ILADANLDKV LSAYNKHRDKPIREQAENII HLFTLTNLGA
PAAFKYFDTT IDRKRYTSTK EVLDATLIHQ SITGLYETRIDLSQLGGD(配列番号15)
MDKKYSIGLA IGTNSVGWAV ITDEYKVPSKKFKVLGNTDR HSIKKNLIGA LLFDSGETAE
ATRLKRTARR RYTRRKNRIC YLQEIFSNEM AKVDDSFFHRLEESFLVEED KKHERHPIFG
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VDKLFIQLVQ TYNQLFEENP INASGVDAKA ILSARLSKSRRLENLIAQLP GEKKNGLFGN
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LLSDILRVNT EITKAPLSAS MIKRYDEHHQ DLTLLKALVRQQLPEKYKEI FFDQSKNGYA
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MKRIEEGIKE LGSQILKEHP VENTQLQNEK LYLYYLQNGRDMYVDQELDI NRLSDYDVDA
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QHKHYLDEII EQISEFSKRV ILADANLDKV LSAYNKHRDKPIREQAENII HLFTLTNLGA
PAAFKYFDTT IDRKRYTSTK EVLDATLIHQ SITGLYETRIDLSQLGGD(配列番号16)
1.外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントと、
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む細胞であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、細胞。
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む細胞であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
挿入部位は、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列の挿入に適しており、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、細胞。
a)構成的である、
b)調節される、又は
c)細胞の増殖の第1の段階で第1のレベルの発現及び増殖の第2の段階で第2のレベルの発現を有する
のうち1つを有する、任意の前述の段落の細胞。
融合タンパク質、
マルチドメインポリペプチド、
二重特異性抗体分子、
多重特異性抗体分子、
多重特異性分子及び
リガンド及び抗体分子を含む分子
を含む、任意の前述の段落の細胞。
a)構成的である、
b)調節される、又は
c)細胞の増殖の第1の段階で第1のレベルの発現及び増殖の第2の段階で第2のレベルの発現を有する
のうち1つを有する、任意の前述の段落の細胞。
第1のレベルのタンパク質凝集及び第2のレベルのタンパク質凝集、
外因性治療用ポリペプチドでの第1のレベルの第1のグリコシル化パターン及び外因性治療用ポリペプチドでの第2のレベルの第1のグリコシル化パターン、
外因性治療用ポリペプチドでのあるレベルの第1のグリコシル化パターン及び外因性治療用ポリペプチドでのあるレベルの第2のグリコシル化パターン、
第1のレベルの細胞生存力及び第2のレベルの細胞生存力、
第1のレベルの熱ショック応答(HSR)の活性化及び第2のレベルのHSRの活性化、
第1のレベルのフォールディングされていないタンパク質応答(UPR)の活性化及び第2のレベルのUPRの活性化、
第1のレベルの遊離ERシャペロン及び第2のレベルの遊離ERシャペロン、
第1の温度及び第2の温度、
第1のレベルの酸化ストレス及び第2のレベルの酸化ストレス、
第1のレベルのER Ca+2及び第2のレベルのER Ca+2、
第1のER酸化状態及び第2のER酸化状態、
第1の細胞エネルギーレベル及び第2の細胞エネルギーレベル、
第1のATPレベル及び第2のATPレベル、
第1のグルコースレベル及び第2のグルコースレベル、
第1のレベルの活性化されたHsf1ポリペプチド及び第2のレベルの活性化されたHsf1ポリペプチド、
第1のレベルのリン酸化された三量体Hsf1ポリペプチド及び第2のレベルのリン酸化された三量体Hsf1ポリペプチド、
第1のレベルの活性Xbp1ポリペプチド及び第2のレベルの活性化されたXbp1ポリペプチド、
第1のレベルのATF4ポリペプチド及び第2のレベルのATF4ポリペプチド、
第1のレベルのNRF2ポリペプチド及び第2のレベルのNRF2ポリペプチド、並びに
第1のレベルのATF6ポリペプチド及び第2のレベルのATF6ポリペプチド
からなる群から選択される、任意の前述の段落の細胞。
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む核酸であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、核酸。
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む核酸であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
挿入部位は、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列の挿入に適しており、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、核酸。
a)細胞において、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントをコードする第1の核酸配列を形成又は提供するステップと、
b)細胞において、レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントをコードする第2の核酸を形成又は提供するステップと、
c)任意選択で、細胞において、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントをコードする第3の核酸を形成又は提供するステップと
を含み、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節され、
それによって細胞を作製する、方法。
a)段落1〜75のいずれかの細胞を獲得するステップと、
b)治療用ポリペプチドの作製を可能にする条件下で細胞を培養するステップと
を含み、
それによって、治療用ポリペプチドを作製する、方法。
a)細胞を獲得するステップと、
b)細胞において、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントをコードする第1の核酸配列を形成又は提供するステップと、
c)細胞において、レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントをコードする第2の核酸を形成又は提供するステップと、
d)任意選択で、細胞において、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントをコードする第3の核酸を形成又は提供するステップであって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節されることと、
e)治療用ポリペプチドの作製を可能にする条件下で細胞を培養するステップと
それによって、治療用ポリペプチドを作製する、方法。
培養培地と
を含む反応混合物であって、
培養培地が、治療用ポリペプチドを発現するのに適している、反応混合物。
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数のgRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む遺伝制御回路であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、遺伝制御回路。
融合タンパク質、
マルチドメインポリペプチド、
二重特異性抗体分子、
多重特異性抗体分子、
多重特異性分子、及び
リガンド及び抗体分子を含む分子
を含む、段落114〜118のいずれかの遺伝制御回路。
Cas9ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された、表6から選択される第2の制御エレメントと、
構成的に発現される1又は複数のgRNA配列と
を含む細胞であって、
第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、細胞。
Cas9ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された表5から選択される第2の制御エレメントと、
表6から選択され、1又は複数のgRNA配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む細胞であって、
第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で調節される、細胞。
実施例1
以下の実施例では、図1A及び1Bに表される遺伝制御回路の設計原理が利用される。この実施例では、組換えタンパク質遺伝子(すなわち、GFP)の発現を抑制するためにレプレッサー(すなわち、dCas9)を使用する原理を、図3Aに表される回路を使用して試験した。ここで、第1の制御エレメント、例えば、第1のプロモーターエレメント、hCMVに作動可能に連結された、組換えポリペプチド遺伝子、GFPを安定に発現するCHOK1SV由来GS−KO(Xceed(商標))細胞株を、1)構成的mCMVプロモーターに作動可能に連結された、レプレッサーポリペプチド、dCas9をコードする発現ベクターのみ又は2)レプレッサーポリペプチド(dCas9)をコードする発現ベクター及び各々別個のU6プロモーターから制御されるgRNA1、2及び3を発現するベクター(図3A)のいずれかを用いて一過性にトランスフェクトした。トランスフェクションの4日後、GFP蛍光をフローサイトメトリーによって決定し、dCas9+gRNA1〜3を用いるトランスフェクションが、dCas9のみを用いてトランスフェクトされた細胞又はトランスフェクトされていない対照細胞(UTC)と比較して、集団GFP蛍光の減少をもたらしたことが観察された(図3B)。これは、レプレッサーポリペプチド、dCas9及びgRNAを使用する組換えポリペプチド(GFP)発現の抑制を実証する。
この実施例では、組換えモノクローナル抗体重鎖(HC)及び軽鎖(LC)遺伝子の発現を抑制するためにレプレッサー(すなわち、dCas9)を使用する原理を、図4Aに表される回路を使用して試験した。この実施例において、本発明者らは、構成的mCMVプロモーターに作動可能に連結されたレプレッサーポリペプチドによる、第1の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメント、hCMVに作動可能に連結された治療用ポリペプチド、IgG4 Mab cB72.3の発現の阻害を実証する。各々別個のhCMVプロモーターによって駆動されるIgG4 Mab cB72.3 HC及びLC遺伝子を安定に発現するCHO細胞株プールを使用して、dCas9及びhCMVプロモーターをターゲッティングするgRNA1〜3を使用してMab発現を下方制御する能力を試験した。プールを、dCas9プラスミドのみ(dCas9)又はdCas9プラスミド+/−gRNAをコードするプラスミド(dCas9+g1〜g3、図4Bを参照のこと)のいずれかを用いて一過性にトランスフェクトし、sトランスフェクションの3、4及び5日後にMab濃度を調べた(図4B)。エラーバーは、三連のトランスフェクションにわたる標準偏差を表す。細胞をまた、陰性対照(DNAなし)としてバッファーのみを用いてトランスフェクトした。これは、dCas9及びgRNAを使用するMab発現の抑制を実証する。
この実施例では、図5Aに表される遺伝制御回路を使用する組換えポリペプチド、GFPの発現の阻害を実証した。第1の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメント、hCMVに作動可能に連結された、GFPを安定に発現するCHOK1SV由来GS−KO(Xceed(商標))細胞を、プラスミドのセット;第2の制御エレメント、例えば、プロモーターエレメント、Grp78プロモーターに作動可能に連結されたレプレッサーポリペプチドをコードする配列、dCas9を含有するプラスミド及び各々別個のU6プロモーターの制御下にgRNA1〜3の発現をコードするプラスミドを用いて一過性にトランスフェクトした。Grp78プロモーターは、フォールディングされていないタンパク質応答によって活性化され、この場合には、トランスフェクションの24時間後にツニカマイシン(TM)の添加によって人為的に活性化した。一過性トランスフェクションの4日後、GFPアウトプットをフローサイトメトリーによって測定した。dCas9及びgRNAプラスミド1〜3の両方を用いてトランスフェクトされた細胞において、400ng/mLツニカマイシン(TM)処置(Grp78 dCas9+gRNA)後に、同様にトランスフェクトされたが、ツニカマイシンを用いて処置されていない細胞(0 TM)又はdCas9によってトランスフェクトされただけの細胞(Grp78 dCas9対照)と比較して、GFPアウトプットが抑制されたことを見ることができる(図5)。
この実施例では、図2に表される遺伝制御回路の、発現することが困難であるタンパク質を含む、いくつかの組換えタンパク質の生成を増大する能力が実証される。図6Aに表されるベクターを使用して、遺伝制御回路を安定に発現するCHOK1SV由来GS−KO(Xceed(商標))細胞を構築した。このベクターは、Grp78プロモーター下にdCas9遺伝子及び各々別個の構成的U6プロモーター下にhCMVプロモーターに対して特異性を有する3種のgRNA(gRNA1、2及び3)を含有していた。このベクターのバリアントは、gRNA1、2及び3配列の代わりに単一gRNA14配列を含有しており、バリアントベクターを使用して同様に遺伝制御回路を安定に発現するCHOK1SV由来GS−KO(Xceed(商標))細胞を構築した。遺伝制御回路ベクターはまた、SV40プロモーター下にピューロマイシン耐性遺伝子(ピューロマイシンN−アセチルトランスフェラーゼ(「ピューロマイシン」))を含有して、抗生物質ピューロマイシンを用いる処置によるトランスフェクション後に遺伝制御回路を安定に組み込んだ細胞の陽性選択を可能にした。次いで、単一gRNA14配列又はgRNA1、2及び3のいずれかとともに遺伝制御回路を発現する安定なCHOK1SV由来GS−KO(Xceed(商標))プールを、いくつかの発現することが困難である組換えタンパク質:H1K1及びH9K7(両方とも高度に凝集するMab)、エタネルセプト(複合Fc融合タンパク質)及びブリナツモマブ(複合二重特異的T細胞エンゲージャー(engager)(BiTE)並びにIgG4 Mab cB72.3をコードする発現ベクターを用いて一過性にトランスフェクトした。Octet Bioanalyserを使用して決定されるような、トランスフェクションの6日後に生成した組換えタンパク質濃度は、図6Bに示されている。結果は、組換えタンパク質バーH9K7のすべてについて、少なくとも1つの遺伝制御回路が、制御回路を欠く親のCHOK1SV由来GS−KO(Xceed(商標))細胞株と比較して、平均組換えタンパク質濃度の増大を伴ったことを示す。これは、遺伝制御回路が、複雑な、発現することが困難である分子を含むいくつかのタンパク質について生産性を増大し得ることを示唆する。遺伝制御回路の、組換えタンパク質の発現を増大する能力をさらに調査するために、回路を安定に発現し、H9K7をコードするベクターを用いて一過性にトランスフェクトされたCHO細胞を、トランスフェクションの24時間後のツニカマイシン(TM)(0.1μg/mL)の添加によるUPRの増大に付した(図6C)。遺伝制御回路を含有する細胞は、TMが添加された場合にはトランスフェクションの6日後にH9K7の平均濃度の増大をもたらしたが、制御回路を欠く親のCHO宿主細胞株は、効果を示さなかった。これは、遺伝制御回路が、活性化されたUPRの存在下で外因性の発現することが困難であるタンパク質の発現及び収量を増大し得ることを示す。遺伝制御回路の効果は、UPRと関連しているということも示す。
本出願は、全文が参照により本明細書に組み込まれる、2017年6月16日に出願された米国特許仮出願第62/521,005号の優先権を主張する。
Claims (41)
- 外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントと、
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む細胞であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で、例えば、可逆性に調節される、細胞。 - 挿入部位に作動可能に連結された第1の制御エレメントと、
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む細胞であって、
i)第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
挿入部位は、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列の挿入に適しており、
治療用ポリペプチドの発現は、第2の条件の存在下で、例えば、可逆性に調節される、細胞。 - 前記第2、第3、又は第2及び第3の制御エレメントが、第Nの条件下で第Nのレベルの活性を有し、Nが、3、4、5、6、7、8、9又は10であり、前記治療用ポリペプチドの発現が、第Nの条件の存在下で、これまでの条件下での治療用ポリペプチドの発現に対して調節される、請求項1又は2に記載の細胞。
- (a)前記第1の制御エレメント及び外因性治療用ポリペプチドをコードする配列が、第1の核酸に配置され、前記第2の制御エレメント及びレプレッサーポリペプチドをコードする配列が、第2の核酸に配置され、
(i)前記第3の制御エレメント及び1又は複数のgRNAをコードする配列が、前記第1の核酸に配置されるか、
(ii)前記第3の制御エレメント及び1又は複数のgRNAをコードする配列が、前記第2の核酸に配置されるか、又は
(iii)前記第3の制御エレメント及び1又は複数のgRNAをコードする配列が、第3の核酸に配置され;又は
(b)前記第1の制御エレメント、前記外因性治療用ポリペプチドをコードする配列、前記第2の制御エレメント及び前記レプレッサーポリペプチドをコードする配列が、同一の核酸に配置され、
(i)前記第3の制御エレメント及び1又は複数のgRNAをコードする配列が、前記第1の制御エレメント、前記外因性治療用ポリペプチドをコードする配列、前記第2の制御エレメント及び前記レプレッサーポリペプチドをコードする配列と同一の核酸に配置されるか、又は
(ii)前記第3の制御エレメント及び1又は複数のgRNAをコードする配列が、前記第1の制御エレメント、前記外因性治療用ポリペプチドをコードする配列、前記第2の制御エレメント及び前記レプレッサーポリペプチドをコードする配列とは別個の核酸に配置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の細胞。 - 1又は複数の核酸が、
(a)安定な発現に適したベクター、例えば、プラスミド、又は
(b)一過性の発現に適したベクター
内に含まれる、請求項4に記載の細胞。 - (a)1又は複数の核酸が、同一ベクター内に含まれるか、
(b)各核酸が、異なるベクターに含まれるか、
(c)1又は複数の核酸が、単一染色体内に含まれるか、又は
(d)各核酸が異なる染色体内に含まれる、請求項5に記載の細胞。 - (a)前記第1の核酸が、ベクター内に含まれ、前記第2の核酸が、染色体内に含まれるか、
(b)前記第1の核酸が、染色体内に含まれ、前記第2の核酸が、ベクター内に含まれるか、
(c)前記第1の核酸が、ベクター内に含まれ、前記第2の核酸が、染色体内に含まれ、前記第3の核酸が、ベクター内に含まれるか、
(d)前記第1の核酸が、染色体内に含まれ、前記第2の核酸が、ベクター内に含まれ、前記第3の核酸が、ベクター内に含まれるか、
(e)前記第1の核酸が、ベクター内に含まれ、前記第2の核酸が、染色体内に含まれ、前記第3の核酸が、染色体内に含まれるか、又は
(f)前記第1の核酸が、染色体内に含まれ、前記第2の核酸が、ベクター内に含まれ、前記第3の核酸が、染色体内に含まれる、請求項4に記載の細胞。 - ストレス応答が、前記第2の制御エレメント又は前記第3の制御エレメントからのレプレッサーポリペプチドの発現を誘導する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記レプレッサーポリペプチドが、前記治療用ポリペプチドの発現を阻害する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第1の制御エレメントが、前記レプレッサーポリペプチドに対して応答性である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第1の制御エレメントが、第1のプロモーターエレメントを含み、前記第1のプロモーターエレメントが、レプレッサーポリペプチドの不在下で、以下の特性:
a)構成的である、
b)調節される、又は
c)細胞の増殖の第1の段階で第1のレベルの発現及び増殖の第2の段階で第2のレベルの発現を有する
のうち1つを有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の細胞。 - 前記第1のプロモーターエレメントが、表5から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記治療用ポリペプチドが、
融合タンパク質、
マルチドメインポリペプチド、
二重特異性抗体分子、
多重特異性抗体分子、
多重特異性分子及び/又は
リガンド及び抗体分子を含む分子
を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の細胞。 - 前記治療用ポリペプチドが、表1〜4から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第2の制御エレメント又は前記第3の制御エレメントが、表5若しくは表6から選択されるか、又は表5若しくは表6から選択される配列と比較して0、1、2若しくは3つの塩基置換を有する配列を含むプロモーターを含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の細胞。
- (a)前記第2の制御エレメントが、第2のプロモーターエレメントを含み、前記第2のプロモーターエレメントが、構成的であり、前記第3の制御エレメントが、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有する第3のプロモーターエレメントを含むか、又は
(b)前記第2の制御エレメントが、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有する第2のプロモーターエレメントを含み、前記第3の制御エレメントが、第3のプロモーターエレメントを含み、前記第3のプロモーターエレメントが構成的である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の細胞。 - (a)前記第2の制御エレメント又は第3の制御エレメントが、1つ又は複数の熱ショックエレメント(HSE)、cAMP応答エレメント(CRE)、抗酸化薬応答エレメント(ARE)又は小胞体応答エレメント(ERSE)を含むか、
(b)前記第2の制御エレメント又は第3の制御エレメントが、熱ショック応答又はフォールディングされていないタンパク質応答(UPR)のエレメントによって調節されるか、
(c)前記第2の制御エレメント又は第3の制御エレメントが、ミスフォールディングされたタンパク質の蓄積によって調節されるか、
(d)前記第2の制御エレメント又は第3の制御エレメントが、Xbp1応答プロモーターエレメントを含むか、
(e)前記第2の制御エレメント又は第3の制御エレメントが、Grp78プロモーターエレメントを含むか、又は
(f)前記第2の制御エレメント又は第3の制御エレメントが、ATF6応答プロモーターエレメント、ATF4応答プロモーターエレメント、NRF2応答プロモーターエレメント又はHsf1応答プロモーターエレメントを含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の細胞。 - 前記レプレッサーポリペプチドが、前記外因性治療用ポリペプチドの活性、レベル又は発現の低減をもたらす、請求項1〜17のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記レプレッサーポリペプチドが、標的核酸配列、例えば、制御エレメント、例えば、プロモーターと特異的に結合する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の細胞。
- (a)前記レプレッサーポリペプチドが、前記外因性治療用ポリペプチドの転写の低減をもたらすか、
(b)前記レプレッサーポリペプチドが、前記外因性治療用ポリペプチドの翻訳を低減するか、
(c)前記レプレッサーポリペプチドが、前記外因性治療用ポリペプチドをコードする核酸と、又は前記外因性治療用ポリペプチドをコードする核酸に作動可能に連結されている前記第1のプロモーターと結合するか、
(d)(a)及び(b)、
(e)(a)及び(c)、
(f)(b)及び(c)又は
(g)(a)、(b)及び(c)、請求項1〜19のいずれか一項に記載の細胞。 - 前記レプレッサーポリペプチドが、
(a)Cas9分子、
(b)天然に存在するCas9と比較して、修飾された切断活性を有するCas9分子、
(c)HNH及びRuvCドメインのうち一方又は両方において切断活性を欠くCas9分子、
(d)dCas9分子、又は
(e)前記外因性治療用ポリペプチドの抑制を増強する異種レプレッサードメインをさらに含むCas9分子を含み、任意選択で、異種レプレッサードメインが、Kox1のKRAB(クリュッペル関連ボックス)ドメイン、HP1αのCS(クロモシャドウ(chromoshadow))ドメイン、Hes1のWPRWドメイン及びmSin3相互作用ドメインの4連鎖状コピー(SID4X)からなる群から選択される、請求項1〜20のいずれか一項に記載の細胞。 - 前記Cas9分子が、gRNAと複合体形成すると、配列特異的様式で標的核酸:
(a)非翻訳配列、
(b)第1の制御エレメント又は
(c)外因性治療用ポリペプチドをコードする配列
と結合する、請求項21に記載の細胞。 - 前記細胞が、第3の制御エレメントに作動可能に連結された第NのgRNAをコードする第Nの配列をさらに含み、Nが2、3、4、5、6、7、8、9又は10である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第3の制御エレメントが、前記第2の制御エレメント又は前記第1の制御エレメントのさらなるコピーである、請求項1〜23のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第3の制御エレメントが、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、gRNAの発現が、第2の条件の存在下で調節される、請求項1〜24のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第3の制御エレメントが、以下の特性:
a)構成的である、
b)調節される、又は
c)細胞の増殖の第1の段階で第1のレベルの発現及び増殖の第2の段階で第2のレベルの発現を有する
のうち1つを有する、請求項1〜25のいずれか一項に記載の細胞。 - 前記第2のレベルの活性が、前記第1のレベルの活性よりも大きい、請求項1〜26のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第1の条件/第2の条件対が、
第1のレベルのストレス及び第2のレベルのストレス、
第1のレベルのフォールディングされていない又はミスフォールディングされたポリペプチド(例えば、サイトゾルにおける、又は小胞体(ER)における)及び第2のレベルのフォールディングされていない又はミスフォールディングされたポリペプチド(例えば、サイトゾルにおける、又は小胞体(ER)における)、
第1のレベルのフォールディングされた外因性治療用ポリペプチド及び第2のレベルのフォールディングされた外因性治療用ポリペプチド、
第1のレベルのタンパク質凝集及び第2のレベルのタンパク質凝集、
外因性治療用ポリペプチドでの第1のレベルの第1のグリコシル化パターン及び外因性治療用ポリペプチドでの第2のレベルの第1のグリコシル化パターン、
外因性治療用ポリペプチドでのあるレベルの第1のグリコシル化パターン及び外因性治療用ポリペプチドでのあるレベルの第2のグリコシル化パターン、
第1のレベルの細胞生存力及び第2のレベルの細胞生存力、
第1のレベルの熱ショック応答(HSR)の活性化及び第2のレベルのHSRの活性化、
第1のレベルのフォールディングされていないタンパク質応答(UPR)の活性化及び第2のレベルのUPRの活性化、
第1のレベルの遊離ERシャペロン及び第2のレベルの遊離ERシャペロン、
第1の温度及び第2の温度、
第1のレベルの酸化ストレス及び第2のレベルの酸化ストレス、
第1のレベルのER Ca+2及び第2のレベルのER Ca+2、
第1のER酸化状態及び第2のER酸化状態、
第1の細胞エネルギーレベル及び第2の細胞エネルギーレベル、
第1のATPレベル及び第2のATPレベル
第1のグルコースレベル及び第2のグルコースレベル、
第1のレベルの活性化されたHsf1ポリペプチド及び第2のレベルの活性化されたHsf1ポリペプチド、
第1のレベルのリン酸化された三量体Hsf1ポリペプチド及び第2のレベルのリン酸化された三量体Hsf1ポリペプチド、
第1のレベルの活性Xbp1ポリペプチド及び第2のレベルの活性化されたXbp1ポリペプチド、
第1のレベルのATF4ポリペプチド及び第2のレベルのATF4ポリペプチド、
第1のレベルのNRF2ポリペプチド及び第2のレベルのNRF2ポリペプチド、並びに
第1のレベルのATF6ポリペプチド及び第2のレベルのATF6ポリペプチドからなる群から選択される、請求項1〜27のいずれか一項に記載の細胞。 - ストレス応答が、レプレッサーポリペプチドの発現を誘導し、前記レプレッサーポリペプチドが、前記治療用ポリペプチドの発現を阻害する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の細胞。
- 前記第2の条件で、前記外因性治療用ポリペプチドの発現が、前記第1の条件での発現と比較して、少なくとも5%、10%、15%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%又は100%低減される、請求項1〜29のいずれか一項に記載の細胞。
- 外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントと、
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む核酸であって、
i)前記第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)前記第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節される、核酸。 - 挿入部位に作動可能に連結された第1の制御エレメントと、
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む核酸であって、
i)前記第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)前記第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
前記挿入部位は、前記外因性治療用ポリペプチドをコードする配列の挿入に適しており、
前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節される、核酸。 - 請求項1〜30のいずれか一項に記載の細胞又は請求項31若しくは32に記載の核酸を含む治療用ポリペプチドの発現のためのキット。
- 請求項1〜30のいずれか一項に記載の細胞を作製する方法であって、
a)細胞において、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントをコードする第1の核酸配列を形成又は提供するステップと、
b)細胞において、レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントをコードする第2の核酸を形成又は提供するステップと、
c)任意選択で、細胞において、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントをコードする第3の核酸を形成又は提供するステップと
を含み、
i)前記第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)前記第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節され、
それによって細胞を作製する、方法。 - 治療用ポリペプチドを作製する方法であって、
a)請求項1〜30のいずれか一項に記載の細胞を獲得するステップと、
b)前記治療用ポリペプチドの作製を可能にする条件下で細胞を培養するステップと
を含み、
それによって前記治療用ポリペプチドを作製する、方法。 - 治療用ポリペプチドを作製する方法であって、
a)細胞を獲得するステップと、
b)細胞において、外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントをコードする第1の核酸配列を形成又は提供するステップと、
c)細胞において、レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントをコードする第2の核酸を形成又は提供するステップと、
d)任意選択で、細胞において、1又は複数の(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又はそれより多い)gRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントをコードする第3の核酸を形成又は提供するステップと
を含む方法であって、
i)前記第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)前記第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節されるステップと、
e)前記治療用ポリペプチドの作製を可能にする条件下で細胞を培養するステップと
を含み、
それによって、治療用ポリペプチドを作製する、方法。 - 請求項1〜30のいずれか一項に記載の細胞と
培養培地と
を含む反応混合物であって、
前記培養培地が、前記治療用ポリペプチドを発現するのに適している、反応混合物。 - 外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第1の制御エレメントと、
レプレッサーポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された第2の制御エレメントと、
任意選択で、1又は複数のgRNAをコードする配列に作動可能に連結された第3の制御エレメントと
を含む遺伝制御回路であって、
i)前記第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有するか、又は
ii)前記第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、
前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節される、遺伝制御回路。 - 表1〜4から選択される外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された、表5から選択される第1の制御エレメントと、
Cas9ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された、表6から選択される第2の制御エレメントと
構成的に発現される1又は複数のgRNA配列と
を含む細胞であって、
第2の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節される、細胞。 - 表1〜4から選択される外因性治療用ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された、表5から選択される第1の制御エレメントと、
Cas9ポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結された、表5から選択される第2の制御エレメントと
1又は複数のgRNA配列に作動可能に連結された、表6から選択される第3の制御エレメントと
を含む細胞であって、
第3の制御エレメントは、第1の条件下で第1のレベルの活性及び第2の条件下で第2のレベルの活性を有し、前記治療用ポリペプチドの発現は、前記第2の条件の存在下で調節される、細胞。 - 1又は複数の細胞が、第1の条件を含み、1又は複数の細胞が、第2の条件を含む、請求項1〜30、39及び40のいずれか一項に記載の複数の細胞。
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