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JP2019028416A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2019028416A
JP2019028416A JP2017172475A JP2017172475A JP2019028416A JP 2019028416 A JP2019028416 A JP 2019028416A JP 2017172475 A JP2017172475 A JP 2017172475A JP 2017172475 A JP2017172475 A JP 2017172475A JP 2019028416 A JP2019028416 A JP 2019028416A
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holder
axis direction
substrate
lens barrel
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JP2017172475A
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優太 中村
Yuta Nakamura
優太 中村
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Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】高精度に光軸調整が可能で、信頼性の高い撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置において、撮像素子51を搭載する基板5と、レンズ3aを保持するレンズ鏡筒3と、レンズ鏡筒3を保持し、基板5と連結されたホルダ1と、ホルダ1とレンズ鏡筒3との間に配置され、ホルダ1に対して光軸方向にレンズ鏡筒3を付勢する圧縮ばね2と、ホルダ1と基板5との間に配置され、ホルダ1に対して光軸方向後方に基板5を付勢する圧縮ばね4b、4cと、ホルダ1と基板5との光軸方向の距離を調整可能に連結する連結ねじ6b、6cと、を備え、レンズ鏡筒3は、ホルダ1に対して光軸に垂直な方向に移動自在な構成とする。【選択図】図5

Description

本発明の一態様は、撮像装置等に関する。
レンズ鏡筒と、撮像素子を搭載した基板を有する撮像装置では、撮像素子に対してレンズ鏡筒の位置を調整し、光軸を調整する必要がある。光軸調整には、光軸方向における撮像素子とレンズとの距離の調整(ピント調整)、光軸に垂直な方向における撮像素子とレンズとの相対位置の調整(シフト調整)、及び撮像素子とレンズとの間の傾きの調整(チルト調整)などがある。特許文献1〜3には、光軸調整を精度良く行うための従来の構成が開示されている。
特開2005−94731号公報 特開2006−308987号公報 特開2012−49621号公報
近年、カメラなどの撮像装置の小型化や高精度化に伴い、従来よりも高い精度で光軸調整を行い、撮像装置を組み立てた後にも光軸がずれない構成にすることに対する要求が高まっている。これに対し、従来の構成では、十分に高精度に光軸調整を行うことができない場合があった。また、組み立てた後に光軸がずれてしまう場合もあり、信頼性に課題を有する場合があった。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
撮像素子を搭載する基板(5)と、
レンズを保持するレンズ鏡筒(3)と、
前記レンズ鏡筒を保持し、前記基板と連結されたホルダ(1)と、
前記ホルダと前記レンズ鏡筒との間に配置され、前記ホルダに対して光軸方向に前記レンズ鏡筒を付勢する第1付勢部材(2)と、
前記ホルダと前記基板との間に配置され、前記ホルダに対して光軸方向後方に前記基板を付勢する第2付勢部材(4a〜4c)と、
前記ホルダ(1)と前記基板(5)との光軸方向の距離を調整可能に連結する連結具(6a〜6c)と、を備え、
前記レンズ鏡筒(3)は、前記ホルダ(1)に対して光軸に垂直な方向に移動自在である、
撮像装置である。
上記構成の撮像装置では、光軸に対して全方向について比較的容易に位置調整を行うことが可能な構成としつつ、必ずしも接着剤を必要としない構成とすることで、装置組立後の温度変化により光軸がずれることを抑制する構成とすることができる。これによって、光軸調整の精度を高め、信頼性の高い構成とすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記連結具が複数の連結具(6a〜6c)からなり、
複数の前記連結具は、それぞれ独立して前記ホルダと前記基板との光軸方向の距離を調整可能である。
上記構成の撮像装置によれば、基板に搭載された撮像素子と、レンズとの間の傾きを調整しやすい構成にすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
複数の前記連結具が3つの連結具(6a〜6c)である。
上記構成の撮像装置によれば、基板に搭載された撮像素子と、レンズとの間の傾きを、簡易な構成でより安定的に調整可能な構成にすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記基板は、前記連結具が挿入される貫通孔(52a〜52c)を有しており、
前記連結具は、光軸方向後方から前方に向かって前記貫通孔に挿入されている。
上記構成の撮像装置によれば、光軸方向後方から連結具にアクセスすることで、撮像素子とレンズとの間の距離及び傾きを調整可能な構成とすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記連結具がねじであって、
前記ホルダと前記基板との光軸方向の距離は、前記ホルダに対する前記ねじのねじ込み量に応じて変化する。
上記構成の撮像装置によれば、ねじを用いることで、比較的容易に撮像素子とレンズとの間の距離及び傾きを調整可能な構成とすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記第1付勢部材(2)は、前記ホルダに対して前記レンズ鏡筒を光軸方向後方に付勢し、
前記レンズ鏡筒は、光軸方向移動規制部(31)を有しており、
前記光軸方向移動規制部の光軸方向後方の面は、前記ホルダの光軸方向前方の面と当接している。
上記構成の撮像装置によれば、撮像装置の使用者がレンズ鏡筒に光軸方向前方から触ったとしても、レンズ鏡筒が光軸方向に移動してしまうことを防止する構成にすることができる。これによって、レンズと撮像素子との間の距離がずれてしまうことに起因するピントのずれを抑制した構成とすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記光軸方向移動規制部は、前記レンズ鏡筒の外周に複数形成されており、
前記ホルダは、
前記レンズ鏡筒が挿入される開口部を有しており、
前記開口部の外縁部であって複数の前記光軸方向移動規制部のそれぞれに対応した位置に、光軸方向に垂直な面における平面視で、前記光軸方向移動規制部よりも大きな面積を有する複数の切欠部を有しており、
光軸方向に垂直な面において、前記開口部の外径は前記光軸方向移動規制部の外径よりも小さいことを特徴とする。
上記構成の撮像装置によれば、追加部材を用いることなく、光軸方向後方からホルダに対してレンズ鏡筒を挿入することで容易に組み立てることが可能な構成とすることができる。また、組立後、レンズ鏡筒を光軸を中心として回転させることで、ホルダの開口部の外縁が、光軸方向移動規制部が光軸方向に抜けることを規制する構成となるため、ホルダからレンズ鏡筒が抜けることを抑制することができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記第1付勢部材は、前記レンズ鏡筒の周方向外側に配置された圧縮ばねである。
上記構成の撮像装置によれば、比較的簡易な構成で、レンズ鏡筒とホルダとの相対位置を安定させることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記第2付勢部材は、前記連結具の周方向外側に配置された圧縮ばねである。
上記構成の撮像装置によれば、比較的簡易な構成で、ホルダと基板及び撮像素子との相対位置を安定させることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記第2付勢部材(4d)は、前記基板に対して前記ホルダを回転方向に付勢するトーションばねである。
上記構成の撮像装置によれば、基板に対してホルダが回転方向に付勢されることでガタ寄せされ、基板に対するホルダの回転方向の位置を安定させることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記第2付勢部材は、前記ホルダに当接する第1腕部(41)と、前記基板に当接する第2腕部(42)とを有している。
上記構成の撮像装置によれば、第1腕部と第2腕部とが互いに回転方向に向かう付勢力を与える構成とすることができ、比較的簡易な構成で、基板に対するホルダの回転方向の位置を安定させることができる。
図1は、光軸方向前方側から見た実施形態1の撮像装置の外観斜視図である。 図2は、光軸方向前方側から見た実施形態1の撮像装置の分解斜視図である。 図3は、光軸方向後方側から見た実施形態1の撮像装置の分解斜視図である。 図4は、光軸方向前方側から見た実施形態1の撮像装置の平面図である。 図5は、図4のA−Aの位置における実施形態1の撮像装置の断面図である。 図6は、光軸方向前方側から見た実施形態2の撮像装置の分解斜視図である。 図7は、光軸方向後方側から見た実施形態2の撮像装置の分解斜視図である。 図8は、実施形態2の撮像装置におけるトーションばね周辺の拡大図である。 図9は、実施形態2の撮像装置におけるトーションばね周辺の拡大図である。 図10は、実施形態2の撮像装置におけるトーションばね周辺の拡大図である。 図1は、実施形態2の撮像装置の断面図である。
本発明の撮像装置は、比較的簡易な構造で、ホルダを基準に、レンズ鏡筒に保持されたレンズ、及び基板に搭載された撮像素子の、それぞれとの相対位置を調整可能にすることで、高精度な光軸調整を実施可能な構成としている点を特徴のひとつとする。
なお、本明細書では、レンズの中心位置であって、撮像素子に入射する光の中心位置を「光軸」と称する。レンズに対して撮像素子とは反対側に位置する撮像対象を「被写体」と称する。レンズに対して被写体が位置する方向を、「光軸方向前方」または「フロント側」と称することがある。レンズに対して撮像素子が位置する方向を、「光軸方向後方」または「リア側」と称することがある。また、各図には、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸を示している。Z軸は、光軸の延びる方向と平行な方向である。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態1
2.実施形態2
3.補足事項
<1.実施形態1>
本発明の実施形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の撮像装置を光軸方向前方側から見た外観斜視図である。図2及び図3は、本実施形態の撮像装置の各構成を示した分解斜視図であり、図2は光軸方向前方側から見た図、図3は光軸方向後方側から見た図である。図4は、本実施形態の撮像装置を光軸方向前方側から見た平面図である。図5は、図4のA−Aの位置における断面図である。
主に図2及び図3に示されるように、本実施形態の撮像装置は、ホルダ1、圧縮ばね2、レンズ鏡筒3、圧縮ばね4a〜4c、基板5、及び連結ねじ6a〜6cを含んで構成される。
<ホルダ1>
ホルダ1は、圧縮ばね2、レンズ鏡筒3、圧縮ばね4a〜4c、及び基板5を保持する。ホルダ1は、光軸方向前方に、円筒状に貫通するよう形成された開口部1aを有しており、この開口部1aの径方向内側に、圧縮ばね2、及びレンズ鏡筒3が保持される。ホルダ1の開口部1aに対して、圧縮ばね2及びレンズ鏡筒3は、光軸方向後方から挿入される。
図5に示されるように、ホルダ1の開口部1aにおいて、光軸方向において最も前方の位置は、レンズ鏡筒3の第1凸部31と第2凸部32との間に挟まれるよう位置する。また、ホルダ1は、光軸方向前方の面が、レンズ鏡筒3の第1凸部31の光軸方向後方の面と当接するよう配置される。ホルダ1は、レンズ鏡筒3に対して、圧縮ばね2によって光軸方向前方に付勢されているため、ホルダ1の光軸方向前方の面は、レンズ鏡筒3の光軸方向後方の面に、光軸方向前方に付勢されながら当接している。これにより、光軸方向において、ホルダ1とレンズ鏡筒3の位置が安定的に保持されている。なお、第1凸部31は、「光軸方向移動規制部」の一構成例である。
図2に示されるように、ホルダ1の開口部1aにおける光軸方向の最前方には、開口部1aを形成する円状部分から径方向外側に広がる、3箇所の切欠部が形成されている。光軸に垂直な平面において、切欠部の面積は、それぞれ対応する第1凸部31の面積よりも大きい。また、開口部1aの外径は、第1凸部31の外径よりも小さくなっている。これらの3箇所の切欠部には、レンズ鏡筒3が有する3つの第1凸部31が、光軸方向後方から前方に向かって挿入可能になっている。これらの切欠部にレンズ鏡筒3の第1凸部31が挿入された状態で、ホルダ1に対してレンズ鏡筒3が光軸を中心軸として回転されると、光軸方向から見て、切欠部と第1凸部31との位置がずれ、ホルダ1とレンズ鏡筒3とが連結された状態となる。これにより、第1凸部31の光軸方向後方には開口部の外縁が位置することとなり、ホルダ1に対してレンズ鏡筒3が光軸方向後方に抜けることが防止される構成となっている。
ホルダ1は、連結ねじ6a〜6cによって、基板5と連結されている。より具体的には、光軸方向後方に形成された溝状のねじ孔11(図5参照)に、光軸方向後方から基板5の貫通孔52a〜52cに挿通された連結ねじ6a〜6cが挿入され、連結ねじ6a〜6cとねじ孔11とがねじ嵌合している。連結ねじ6a〜6cの軸部には圧縮ばね4a〜4cがそれぞれ配置されている。圧縮ばね4a〜4cは、基板5の光軸方向前方と、ホルダ1の光軸方向後方とに当接し、基板5に対してホルダ1と光軸方向前方に付勢している。つまり、ホルダ1は、圧縮ばね4a〜4cによって光軸方向前方に付勢されている。
<圧縮ばね2>
圧縮ばね2は、円筒状でらせん状に形成された巻きばねである。圧縮ばね2は、レンズ鏡筒3の径方向外側であって、光軸に垂直な方向(径方向)において、レンズ鏡筒3とホルダ1との間に配置される。圧縮ばね2の光軸方向前方の端部はホルダ1と接し、光軸方向後方の端部はレンズ鏡筒3の後方面33と接する。圧縮ばね2は、ホルダ1とレンズ鏡筒3とを互いに離れる方向に付勢する。なお、圧縮ばね2は、板ばねなどの他の付勢部材に置き換えられても良い。圧縮ばね2は、本発明の「第1付勢部材」の一構成例である。
<レンズ鏡筒3>
レンズ鏡筒3は、光軸方向に伸びる円筒状の部材であって、レンズ3aを含む1以上の光学部材を保持する。レンズ鏡筒3は、円筒状の部分から径方向外側にそれぞれ突出する第1凸部31及び第2凸部32有する。第1凸部31は、レンズ鏡筒3の径方向外側に3箇所形成されており、それぞれ周方向に非連続になっている。第2凸部32は、レンズ鏡筒3の径方向外側に、周方向に連続になるよう形成されている。
レンズ鏡筒3は、光軸方向後方の端部に、径方向外側に広がる後方面33を有する。レンズ鏡筒3の後方面33の光軸方向前方の面は、圧縮ばね2の光軸方向後方の端部と当接している。これにより、レンズ鏡筒3は、ホルダ1に対して光軸方向後方に付勢される。
レンズ鏡筒3に保持される光学部材には、レンズ3aの他に、レンズ、スペーサ、口径板、及び光学フィルタ(図示省略)などが含まれる。レンズ3aを含むレンズは、ガラスまたはプラスチック等の透過性を有する素材で形成され、光軸方向前方からの光を屈折させながら光軸方向後方に透過させる。スペーサは、光軸方向に適度な厚みを有する円板状の部材であり、各レンズの光軸方向の位置を調整する。スペーサは、光軸を含む中心部に開口部を有する。口径板は、通過する光の最外位置を決める。光学フィルタは、所定の波長の光を抑制または遮蔽する。光学フィルタは、例えば、通過する赤外線を抑制する赤外線カットフィルタなどが含まれる。これらの光学部材の数は、任意に変更可能である。
レンズ鏡筒3は、ホルダ1及び基板5を含むいずれの構成に対してもねじ嵌合などしておらず、光軸に対して垂直なXY平面において移動可能(変位可能)に配置されている。組立時には、XY平面において、ホルダ1に基準としてレンズ鏡筒3を移動させることで、光軸の位置調整を行うことができる。ホルダ1に対するレンズ鏡筒3の位置が確定したら、必要に応じて接着剤等を用いて固定することで、より強固にホルダ1とレンズ鏡筒3とを固定することができる。
<圧縮ばね4a〜4c>
圧縮ばね4a〜4cは、それぞれ円筒状でらせん状に形成された巻きばねである。圧縮ばね4a〜4cは、それぞれ連結ねじ6a〜6cの径方向外側に配置される。圧縮ばね4a〜4cの光軸方向前方の端部はホルダ1の光軸方向後方の面に当接し、光軸方向後方の端部は基板5の光軸方向前方の面に当接する。圧縮ばね4a〜4cは、ホルダ1と基板5とを互いに離れる方向に付勢する。なお、圧縮ばね2は、板ばねなどの他の付勢部材に置き換えられても良い。圧縮ばね4a〜4cは、本発明の「第2付勢部材」の一構成例である。
<基板5>
基板5は、リジッド基板であって、撮像素子51を含む電子部品が搭載される。撮像素子51は、照射された光を電気信号に変換する光電変換素子であり、例えばC−MOSセンサやCCDなどであるが、これらに限定されるものではない。なお、撮像装置においては、撮像素子51以外の撮像機能を要する撮像部を採用してもよい。
図5に示されるように、基板5の光軸方向前方の面は圧縮ばね4a〜4cの光軸方向後方の端部に接しているため、ホルダ1に対して、基板5は光軸方向後方に付勢されている。基板5は、ホルダ1に形成された3つのねじ孔11に対向する位置に、貫通孔52a〜52cを有している。貫通孔52a〜52cには、それぞれ連結ねじ6a〜6cが挿通される。連結ねじ6a〜6cの頭部は、基板5の光軸方向後方の面に接する。つまり、基板5は、圧縮ばね4a〜4cによって光軸方向後方に付勢され、連結ねじ6a〜6cに押圧されることでその位置が安定している。
基板5は、3つの連結ねじ6a〜6cによって、間に圧縮ばね4a〜4cを介在させながら、ホルダ1と連結されている。そのため、ホルダ1のねじ孔11への連結ねじ6a〜6cのねじ込み量を調整することで、連結ねじ6a〜6cのそれぞれの位置における基板5とホルダ1との距離を変化させることができる。よって、連結ねじ6a〜6cのねじ込み量を変化させることで、基板5とホルダ1との光軸方向(Z軸方向)における距離を変化させることができるとともに、ホルダ1に対する基板5の傾き(チルト)を調整することが可能となる。ホルダ1に対する基板5の位置が確定したら、必要に応じて接着剤等を用いて固定することで、より強固にホルダ1と基板5とを固定することができる。
なお、基板5は、必ずしも1枚のリジッド基板である必要はなく、複数のリジッド基板をフレキシブル基板で連結したような構成を採用しても良い。この場合、撮像素子が搭載された基板が本実施形態における基板5に対応する構成となる。
このように、本実施形態の撮像装置では、ホルダ1を基準に、レンズ鏡筒3が光軸に垂直な方向に移動自在であり、基板5が連結ねじ6a〜6cによって光軸方向の距離を調整可能であるため、光軸に対して全方向について比較的容易に位置調整を行うことが可能な構成とすることができる。また、必ずしも接着剤を必要としない構成であるため、装置組立後の温度変化により光軸がずれることを抑制する構成とすることができる。これによって、光軸調整の精度を高め、信頼性の高い構成とすることができる。
なお、圧縮ばね2は、ホルダ1に対してレンズ鏡筒3を光軸方向後方に向かって付勢するのではなく、光軸方向前方に向かって付勢する構成であっても良い。このような構成であってもホルダ1に対してレンズ鏡筒3が安定的に保持される。
また、本実施形態の撮像装置では、3本の連結ねじ6a〜6cが、それぞれ独立して位置調整可能であるため、基板5に搭載された撮像素子51と、レンズ鏡筒3のレンズ3a等との間の傾きを調整しやすい構成にすることができる。
なお、ホルダ1と基板5とを連結する連結ねじは必ずしも3本でなくても良いが、この連結ねじを3本にすることによって、比較的簡易な構成で、安定的にホルダ1と基板5との位置を調整することが可能となる。
また、本実施形態の撮像装置では、基板5が貫通孔52a〜52cを有しており、連結ねじ6a〜6cが光軸方向後方から前方に向かって、ホルダ1のねじ孔11に挿入された構成としている。そのため、光軸方向後方から連結ねじ6a〜6cにアクセスすることで、基板5の撮像素子51とレンズ鏡筒3のレンズ3aなどとの間の距離及び傾きを調整可能な構成とすることができる。
なお、本実施形態の撮像装置では、ホルダ1と基板5との連結を連結ねじ6a〜6cにより行ったが、ねじ以外の連結具を用いても良い。ただし、連結ねじを採用すると、ホルダ1に対する連結ねじ6a〜6cのねじ込み量に応じてホルダ1と基板5との光軸方向の距離が変化するため、比較的容易に基板5の撮像素子51とレンズ鏡筒3のレンズ3aなどとの間の距離及び傾きを調整可能な構成とすることができるため好ましい。
また、本実施形態の撮像装置では、レンズ鏡筒3が第1凸部31を有しており、ホルダ1の光軸方向前方の面と第1凸部31の光軸方向後方の面とが当接し、圧縮ばね2によってホルダ1が光軸方向前方に向かって付勢された構成としている。そのため、撮像装置の使用者がレンズ鏡筒3に光軸方向前方から触ったとしても、レンズ鏡筒3が光軸方向に移動してしまうことを防止する構成にすることができる。これによって、レンズ鏡筒3に保持されたレンズ3aなどと、基板5の撮像素子51との間の距離がずれてしまうことに起因するピントのずれを抑制した構成とすることができる。
なお、圧縮ばね2及び圧縮ばね4a〜4cは、どちらも圧縮ばね以外の付勢部材に置き換えても一定の効果が得られるが、圧縮ばねを用いることで、比較的簡易な構成で光軸調整を実施可能になる点で好ましい。
<2.実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について、図面を参照しながら説明する。図6及び図7は、本実施形態の撮像装置の各構成を示した分解斜視図であり、図6は光軸方向前方側から見た図、図7は光軸方向後方側から見た図である。図6及び図7は、実施形態1の図2及び図3にそれぞれ対応する。図8〜図10は、本実施形態の特徴部分であるトーションばね4d周辺の拡大図である。図8は、連結ねじ6cが挿入される前の状態の、トーションばね4dが収容されたホルダ1の凹部12dを示す図である。図9及び図10は、連結ねじ6cが挿入された状態の、トーションばね4dの収容部分近傍の図である。図10は、図9の透過図となっている。図11は、本実施形態の撮像装置の断面図である。図11は、実施形態1の図5に対応する。
図6及び図7に示されるように、本実施形態の撮像装置は、実施形態1の圧縮ばね4cに代えて、トーションばね4dを有する構成となっている。
ホルダ1は、圧縮ばね4a、4b、及びトーションばね4dを収容するとともに、連結ねじ6a〜6cがそれぞれ挿入される凹部12a、12b、及び12dを有する。凹部12a及び12bは単純な筒状の窪み形状となっているが、凹部12dは、トーションばね4dの第1腕部41が配置される切欠きを有する形状となっている(特に図8参照)。つまり、凹部12dにはトーションばね4dが収容され、第1腕部41が切欠きに収容される。凹部12dの光軸方向前の底部には、連結ねじ6cとねじ嵌合可能なねじ山を有したねじ孔11が形成される。
基板5は、実施形態1の貫通孔52cに代えて、長孔形状の貫通孔である長孔52dを有する。長孔52dには、光軸方向後方から連結ねじ6cが挿通される。連結ネジ6cは、凹部12dを挿通されながら、ねじ孔11に挿入される。基板5の長孔52dには、トーションばね4dの第2腕部42が挿入される(図9及び図10参照)。
トーションばね4dは、既に説明したように第1腕部41及び第2腕部42を有する。第1腕部41はホルダ1の凹部12dの切欠きに当接し、第2腕部42は基板5の長孔52dの内側の縁部に当接する。トーションばね4dの第1腕部41及び第2腕部42は、互いに回転方向に付勢力を与えるよう構成されている。そのため、トーションばね4dが配置されることで、ホルダ1と基板5とが互いに回転方向に付勢されることとなる。すなわち、ホルダ1に対して基板5が回転方向に付勢され、逆に基板5に対してホルダ1が回転方向に付勢される。
なお、図9に示されるように、トーションばね4dの第2腕部42は、長孔52dの内側の縁部だけでなく、連結ねじ6cの頭部に当接してもよい。
本実施形態の撮像装置では、このようにトーションばね4dによって、基板5に対してホルダ1を回転方向に付勢する構成としているため、基板5に対してホルダ1がガタ寄せされ、基板5に対するホルダ1の回転方向の位置を安定させることができる。これによって、実施形態1の構成よりも、ホルダ1及び基板5の位置をさらに精度良く、安定的に調整することが可能となる。
また、本実施形態の撮像装置に含まれるトーションばね4dは、第1腕部41と第2腕部42とによって回転方向の付勢力を発生させているため、比較的簡易な構成で、基板5に対するホルダ1の回転方向の位置を安定させることができる。
なお、本実施形態では、トーションばね4dの第1腕部41は凹部12dの切欠きに配置されていたが、このような構成に限定されるものではなく、ホルダ1に当接して付勢力を与える配置とすればよい。また、トーションばね4dの第2腕部42は長孔52dに配置されていたが、このような構成に限定されるものではなく、基板5に当接して付勢力を与える構成とすればよい。具体的には、ホルダ1と基板5とが、第1腕部41及び第2腕部42をそれぞれ保持する細孔部を有する構成などを採用してもよい。
また、本実施形態では、実施形態1の圧縮ばね4a〜4cのうちの1つをトーションばね4dに置き換えた構成としていたが、トーションばねを複数備える構成としても良い。この場合、複数のトーションばねからホルダ1と基板5とに与えられる付勢力は、同じ回転方向に与えられるようにすることが好ましい。
<3.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明の撮像装置は、特に高精度に光軸の調整を行う必要がある、自動車などに搭載される車載用の撮像装置として特に有用である。
本発明は、車載用の撮像装置などとして好適に利用される。
1…ホルダ
1a…開口部
11…ねじ孔
12a、12b、12d…凹部
2…圧縮ばね
3…レンズ鏡筒
3a…レンズ
31…第1凸部
32…第2凸部
33…後方面
4a〜4c…圧縮ばね
4d…トーションばね
41…第1腕部
42…第2腕部
5…基板
51…撮像素子
52a〜52c…貫通孔
52d…長孔
6a〜6c…連結ねじ

Claims (11)

  1. 撮像素子を搭載する基板と、
    レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒を保持し、前記基板と連結されたホルダと、
    前記ホルダと前記レンズ鏡筒との間に配置され、前記ホルダに対して光軸方向に前記レンズ鏡筒を付勢する第1付勢部材と、
    前記ホルダと前記基板との間に配置され、前記ホルダに対して光軸方向後方に前記基板を付勢する第2付勢部材と、
    前記ホルダと前記基板との光軸方向の距離を調整可能に連結する連結具と、を備え、
    前記レンズ鏡筒は、前記ホルダに対して光軸に垂直な方向に移動自在である、
    撮像装置。
  2. 前記連結具が複数の連結具からなり、
    複数の前記連結具は、それぞれ独立して前記ホルダと前記基板との光軸方向の距離を調整可能である、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 複数の前記連結具が3つの連結具である、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記基板は、前記連結具が挿入される貫通孔を有しており、
    前記連結具は、光軸方向後方から前方に向かって前記貫通孔に挿入されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記連結具がねじであって、
    前記ホルダと前記基板との光軸方向の距離は、前記ホルダに対する前記ねじのねじ込み量に応じて変化する、
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1付勢部材は、前記ホルダに対して前記レンズ鏡筒を光軸方向後方に付勢し、
    前記レンズ鏡筒は、光軸方向移動規制部を有しており、
    前記光軸方向移動規制部の光軸方向後方の面は、前記ホルダの光軸方向前方の面と当接している、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記光軸方向移動規制部は、前記レンズ鏡筒の外周に複数形成されており、
    前記ホルダは、
    前記レンズ鏡筒が挿入される開口部を有しており、
    前記開口部の外縁部であって複数の前記光軸方向移動規制部のそれぞれに対応した位置に、光軸方向に垂直な面における平面視で、前記光軸方向移動規制部よりも大きな面積を有する複数の切欠部を有しており、
    光軸方向に垂直な面において、前記開口部の外径は前記光軸方向移動規制部の外径よりも小さい、
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記第1付勢部材は、前記レンズ鏡筒の周方向外側に配置された圧縮ばねである、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第2付勢部材は、前記連結具の周方向外側に配置された圧縮ばねである、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記第2付勢部材は、前記基板に対して前記ホルダを回転方向に付勢するトーションばねである、
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第2付勢部材は、前記ホルダに当接する第1腕部と、前記基板に当接する第2腕部とを有している、
    請求項10に記載の撮像装置。
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