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JP2019009837A - 無線同期システムおよび無線装置 - Google Patents

無線同期システムおよび無線装置 Download PDF

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JP2019009837A JP2017120640A JP2017120640A JP2019009837A JP 2019009837 A JP2019009837 A JP 2019009837A JP 2017120640 A JP2017120640 A JP 2017120640A JP 2017120640 A JP2017120640 A JP 2017120640A JP 2019009837 A JP2019009837 A JP 2019009837A
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Taku Fujiwara
琢 藤原
丸山 勇一
Yuichi Maruyama
勇一 丸山
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Abstract

【課題】無線通信を利用して複数の装置を精度よく同期する技術を提供すること。【解決手段】無線同期システム(1)の第1装置(100)は、第1通信回路(112)の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための第1センサ(114)と、無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方について、第1センサによって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで第1同期信号を出力する第1制御回路(116)と含み、第2装置(200)は、第2通信回路(212)における無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方とは異なる他方について第2センサによって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで、第2同期信号を出力する第2制御回路(216)とを含む。【選択図】図1

Description

この開示は、同期処理に関し、より特定的には無線通信を利用した同期処理に関する。
複数の装置の動作を同期させる様々な技術が提案されている。例えば、特開2012−244692号公報(特許文献1)は、「三相交流を出力するインバータ発電機の複数基の並列運転を可能としたインバータ発電機の並列運転制御装置」を開示している。その他にも、ロボットの関節に用いられる複数のモータの動作を同期するための技術などが提案されている。
特開2012−244692号公報
一般的に複数の装置を精度よく同期させるためには、複数の装置を有線で接続することが求められている。しかしながら、複数の装置を有線で接続した場合、複数の装置を含むシステム構成が複雑になってしまう。また、専門的な知識を持たない人は、複数の装置を正確に接続できない場合もある。したがって、複数の装置を正確に接続して同期をとる技術が必要とされている。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、無線通信を利用して複数の装置を精度よく同期する技術を提供することである。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
ある実施形態に従う無線同期システムは、第1装置と、第2装置とを備える。第1装置は、第2装置と無線通信するための第1通信回路と、第1通信回路の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための第1センサと、無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方について、第1センサによって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで第1同期信号を出力する第1制御回路と、第1制御回路によって出力される第1同期信号に従い動作する第1機器とを含む。第2装置は、第1装置と無線通信するための第2通信回路と、第2通信回路の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための第2センサと、第2通信回路における無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方とは異なる他方について第2センサによって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで、第2同期信号を出力する第2制御回路と、第2制御回路によって出力される第2同期信号に従い動作する第2機器とを含む。
ある実施形態に従う無線同期システムによれば、無線通信を利用して複数の装置を精度よく同期することができる。
実施形態1に従う無線システムの構成を表すブロック図である。 接続が確立している状態における通信モジュールと通信モジュールとの処理を説明するための図である。 通信回路における消費電流を説明するための図である。 実施形態1に従う無線システムの無線通信処理を説明するシーケンス図である。 実施形態2に従う無線システムが同期信号を出力するタイミングを説明するための図である。 実施形態3に従う無線システムの同期モードと通常モードとを説明するための図である。 通信モジュール間で送受信されるパケットのデータ構造の一例を表す図である。 実施形態3に従う無線システムの無線通信処理を説明するシーケンス図である。 実施形態4に従う無線システムの構成を表すブロック図である。 マスタである通信モジュールがスレイブである通信モジュールに送信する情報を説明するための図である。 実施形態4に従う無線システムの無線通信処理を説明するシーケンス図である。
以下、この技術的思想の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される実施形態および変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
[実施形態1]
(システム構成)
図1は、実施形態1に従う無線システム1の構成を表すブロック図である。無線システム1は、発電装置100と、発電装置200と、負荷300とを含む。発電装置100および発電装置200は、共通の母線を介して発電した電力を負荷300に供給するように構成されている。
発電装置100の構成と発電装置200の構成とは同じである。そのため、以下では、発電装置100の構成を説明し、発電装置200の構成の説明は繰り返さない。
発電装置100は、通信モジュール110と、発電機130(機器)とを含む。通信モジュール110は、発電装置200(の通信回路212)と無線通信をするための通信回路112と、電流測定回路114と、制御回路116とを有する。
通信回路112は、図示しない送信回路と受信回路とを有する。送信回路は、変調回路、デジタルアナログコンバータ、およびパワーアンプなどを含む。受信回路は、ローノイズアンプ、アナログデジタルコンバータ、復調回路などを含む。通信回路112(および通信回路212)は、一例として、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、「BLE」とも言う)の通信規格に従う。
電流測定回路114は、通信回路112の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量として消費電流を測定する。例えば、電流測定回路114は、通信回路112に電力を供給する配線上に設けられた抵抗における電圧降下量に基づいて、通信回路112の消費電流を測定する。なお、他の実施形態において、電流測定回路114は、通信回路112を構成する特定のデバイス(例えばアンテナ)の消費電流を測定するように構成されてもよい。さらに他の実施形態において、通信モジュール110は、電流測定回路114に替えて通信回路112に印加される電圧値を測定可能な回路を有していてもよい。
制御回路116は、通信モジュール110の無線動作を制御する。制御回路116は、例えばマイクロコンピュータにより実現される。また、制御回路116は、電流測定回路114により測定される電流値をモニタし、当該電流値に基づいて発電機130に同期信号を出力する。この処理は後述される。
発電機130は、永久磁石を含むロータと、ロータの回転時に交流電圧を発生するコイルを含むステータとを有する。一例として、ステータは、互いに120°の角度をなすように配置される3組のコイルを有する。この場合、発電機130(および発電機230)は3相交流発電機として機能する。図1に示される例において、発電機130(および発電機230)は、3相3線式の配線で負荷300に交流電力を供給する。
発電機130は、位相制御回路132と、位相検出回路134、制御装置136とをさらに有する。位相検出回路134は、発電機130のロータの位相を検出する。一例として、位相検出回路134はホール素子により検出される磁界に基づいてロータの位相を検出する。他の実施形態において、位相検出回路134は、発電機130のコイルに誘起される交流電圧の位相を検出する。位相検出回路134は、検出した位相を制御装置136に出力する。制御装置136は、位相検出回路134から入力された位相と目標値との差分(誤差)に基づいて位相制御回路132に制御信号を出力する。
位相制御回路132は、制御装置136から入力される制御信号に従い、発電機130のロータの位相を制御する。例えば、位相制御回路132は、サイリスタ制御によりロータの位相を制御する。
(接続イベント)
以下、一例として、通信モジュール110と通信モジュール210との無線通信において、通信モジュール110がマスタとして機能し、通信モジュール210がスレイブとして機能する。
図2は、接続が確立している状態における通信モジュール110と通信モジュール210との処理を説明するための図である。図2を参照して、通信モジュール110および通信モジュール210は、互いに接続を確立している状態において、接続インターバルごとに接続イベントを繰り返す。接続インターバルは、マスタである通信モジュール110が設定する。
接続イベントが開始されると、マスタである通信モジュール110は、スレイブである通信モジュール210に対してポーリングパケット(通信モジュール110のTXに対応)を送信する。一方、通信モジュール210は、通信モジュール110からポーリングパケットを確実に受信するために、通信モジュール110よりオフセット時間だけ先に受信状態(通信モジュール210のRXに対応)に移行する。
通信モジュール110および通信モジュール210はそれぞれ、図示しない発振回路が生成する内部クロックに従い動作する。制御回路212は、通信モジュール110および通信モジュール210の各々の内部クロックの誤差の累計と、前回の接続イベントからの経過時間とに基づいて、オフセット時間を算出する。
通信モジュール210は、ポーリングパケットに対するレスポンスを通信モジュール110に対して送信する(通信モジュール210のTXに対応)。通信モジュール110は、通信モジュール210からポーリングパケットに対するレスポンスを受信する(通信モジュール110のRXに対応)。
通信モジュール110および210は、接続イベントにおいて、送信処理(TX)および受信処理(RX)のうち一方の処理を行ない、所定時間(例えば150μsec)経過した後に、他方の処理を実行する。
(同期信号の出力タイミング)
図3は、通信回路112および212の消費電流を説明するための図である。図3(A)は、電流測定回路114によって測定される通信回路112の消費電流の経時変化を表す。図3(B)は、電流測定回路214によって測定される通信回路212の消費電流の経時変化を表す。
図3(A)を参照して、通信回路112の消費電流は、送信処理(TX)および受信処理(RX)を行なっている期間(動作期間)に大きくなっている。図3(B)を参照して、通信回路212の消費電流は、受信処理(RX)および送信処理(TX)を行なっている期間(動作期間)に大きくなっている。
実施形態1に従う通信モジュール110および通信モジュール210はそれぞれ、この特性を利用して接続イベントの終了を検出する。より具体的には、マスタである制御回路116は、受信処理(RX)において電流測定回路114によって測定される消費電流に基づいて接続イベントの終了を検出する。
図3(A)に示される例において、制御回路116は、受信処理(RX)において電流測定回路114によって測定される電流値が予め定められたしきい値I1を下回ったタイミングT1で接続イベントの終了を検出する。他の局面において、制御回路116は、受信処理(RX)において電流測定回路114によって測定される電流値の傾きが予め定められた値を下回ったタイミングで接続イベントの終了を検出するように構成されてもよい。
制御回路116は、接続イベントの終了を検出したタイミングT1に、同期信号を発電機130の制御装置136に出力する。当該構成によれば、制御回路116は、略接続インターバルごとに同期信号を制御装置136に出力する。制御装置136は、入力された同期信号に基づいて発電機の動作を制御する。一例として、制御装置136は、制御回路116から定期的に入力される同期信号のタイミングで、発電機130のロータが予め定められた位相(目標値)になるように位相制御回路132に対して制御信号を出力する。
一方、スレイブである通信モジュール210の制御回路216は、送信処理(TX)において電流測定回路214によって測定される消費電流に基づいて、接続イベントの終了を検出する。図3(B)に示される例において、制御回路216は、送信処理(TX)において電流測定回路214によって測定される電流値が予め定められたしきい値I2を下回ったタイミングT2で、接続イベントの終了を検出する。制御回路216は、接続イベントの終了を検出したタイミングT2で、同期信号を制御装置236に出力する。制御装置236は、制御回路216から定期的に入力される同期信号のタイミングで、発電機230のロータが予め定められた位相(目標値)になるように位相制御回路232に対して制御信号を出力する。この予め定められた位相(目標値)は、上記説明した発電機130のロータの目標値と同じである。
上記によれば、無線システム1は、通信モジュール110が同期信号を出力するタイミングT1と、通信モジュール210が同期信号を出力するタイミングT2とを略揃えることができる。本願出願人は、これらのタイミングのずれが100μsec以下になることを確認した。これにより、無線システム1は、複数の機器(発電機130および230)を精度よく同期できる。そのため、無線システム1は、発電機130が誘起する起電力と、発電機230が誘起する起電力の位相を正確に揃えることができる。その結果、無線システム1は、負荷300に効率よく電力を供給できる。また、無線システム1のユーザは、発電機130と発電機230との同期をとるために、これらの機器を有線で接続しなくともよい。
(制御構造)
図4を参照して、無線通信システム1の制御構造について説明する。図4は、実施形態1に従う無線システム1の無線通信処理を説明するシーケンス図である。
ステップS410において、制御回路216(スレイブ)は、所定チャンネル(BLEの37〜39チャンネル)を利用してブロードキャストでアドバタイジングパケットを定期的に出力する。
ステップS415において、制御回路116(マスタ)は、通信モジュール210からアドバタイジングパケットを受信すると、当該受信したチャンネルにおいて接続要求パケットを通信モジュール210に送信する。この接続要求パケットは、図2で説明した接続インターバルおよびマスタクロックの精度などの情報を含む。
ステップS420において、制御回路116は、接続要求パケットを通信モジュール210に送信したことに応じて、通信モジュール210との無線接続を確立する。
ステップS425において、制御回路216は、接続要求パケットを通信モジュール110から受信したことに応じて、通信モジュール110との無線接続を確立する。
ステップS430において、制御回路116は、接続イベントを開始してポーリングパケットを通信モジュール210に対して送信する。
ステップS435において、制御回路216は、通信モジュール110からポーリングパケットを受信する。通信モジュール210はさらに、受信したポーリングパケットに対するレスポンスを通信モジュール110に送信する。
ステップS440において、制御回路116は、電流測定回路114によって測定される、通信回路112におけるレスポンスの受信処理(RX)によって消費される電流(消費電流)をモニタする。ステップS445において、制御回路116は、モニタしている消費電流が予め定められたしきい値を下回ったタイミングで、制御装置136に同期信号を出力する。制御装置136は、同期信号に従い発電機130を制御する。
ステップS450において、制御回路216は、電流測定回路214によって測定される、通信回路212におけるレスポンスの送信処理(TX)によって消費される電流(消費電流)をモニタする。ステップS455において、電流測定回路214は、モニタしている消費電流が予め定められたしきい値を下回ったタイミングで、制御装置236に同期信号を出力する。制御装置236は、同期信号に従い発電機230を制御する。以降、ステップS430〜S455の処理が接続インターバルごとに繰り返される。
上記によれば、通信モジュール110および210の各々は、接続イベントの終了を電流値に基づいて検出できる。そのため、通信モジュール110および210は、A/D(アナログデジタル)変換およびD/A(デジタルアナログ)変換に伴う遅延時間の影響を受けることなく接続イベントの終了を検出できる。その結果、無線システム1は、複数の機器(発電機130および230)を精度よく同期できる。
[実施形態2]
実施形態1に従う無線システム1は、接続イベントごとに同期信号に基づく同期処理を行なうように構成されている。しかし、同期対象の機器(例えば、発電機130および230)の特性によっては、一度同期処理を行なうとしばらく同期状態が持続される。係る場合、無線システムは同期処理を頻繁に行なう必要はない。そこで、実施形態2に従う無線システムは、所定回数の接続イベントごとに同期信号に基づく同期処理を行なうように構成されている。なお、実施形態2に従う無線システムの構成は、図1に示される無線システム1の構成と同じである。そのため、実施形態2に従う無線システムの構成の説明は繰り返さない。
図5は、実施形態2に従う無線システム1が同期信号を出力するタイミングを説明するための図である。図5に示される例において、実施形態2に従う制御回路116および216は、3回の接続イベントごとに、1回同期信号を出力するように構成されている(ハッチングされた接続イベントで同期信号を出力する)。
当該構成によれば、実施形態2に従う無線システム1は、複数の機器(発電機130および230)の動作(位相)のずれが許容できる範囲内において、同期処理を実行しない。これにより、無線システム1は、同期処理の負担を軽減し得る。
また、マスタである制御回路116は、3回分の接続インターバル(つまり、同期信号の出力間隔)が、発電機130(発電機230)の予め定められた動作周期(例えば、50Hzまたは60Hz)に対応するように接続インターバルを設定する。
図5の例において、位相検出回路134は、発電機130のステータに設けられたU相に対応するコイルの誘導起電力を検出する。制御装置136は、制御回路116から同期信号が入力されるタイミングで、位相検出回路134が検出する誘導起電力がピークとなるように、位相制御回路132に制御信号を出力する。
当該構成によれば、同期信号の出力間隔と発電機130の動作周期とが同じであるため、制御装置136は、簡易な制御で発電機130の同期処理を実行し得る。なお、発電装置200も、上記説明した処理を実行する。
上記の例において、無線システム1は、発電機の動作周期ごとに同期信号を出力するように構成されているが、他の局面において、発電機の動作周期の整数倍で同期信号を出力するように構成されてもよい。この場合であっても、無線システム1は、簡易な制御で同期処理を実現し得る。
ある局面において、マスタである制御回路116は固定長のポーリングパケットを通信モジュール210に送信し、スレイブである制御回路216は固定長のレスポンスを通信モジュール110に送信する。仮にポーリングパケットまたはレスポンスのサイズが可変の場合、接続イベント(を構成する送信処理(TX)/受信処理(RX))の長さが可変になってしまう。そのため、実施形態2に従う無線システム1は、ポーリングパケットおよびレスポンスを固定長にすることで、接続イベントの長さを固定にする。これにより、無線システム1は、発電機の予め定められた動作周期に対応するよう接続インターバルを設定するだけで、容易に発電機の動作周期ごとに同期信号を出力できる。
[実施形態3]
上記の実施形態に従う無線システム1は、発電機が動作している期間にわたり同期処理を実行するように構成されている。これに対し、実施形態3に従う無線システムは、同期処理を実行する同期モードと、通信モジュール間でメッセージを送受信する通常モードとを時分割で切り替えるように構成されている。なお、実施形態3に従う無線システムの構成は、図1に示される無線システム1の構成と同じである。そのため、実施形態3に従う無線システムの構成の説明は繰り返さない。
図6は、実施形態3に従う無線システム1の同期モードと通常モードとを説明するための図である。図6に示される例において、マスタである制御回路116は、7回の接続イベントごとに、同期モードと通常モードとを切り替えるように構成されている。なお、同期モードの期間(接続イベントの回数)と、通常モードの期間とは異なっていてもよい。例えば、制御回路116は、図示しないメモリに格納されるパターンに基づいて、同期モードと通常モードとを切り替えるように構成されてもよい。また、制御回路116に替えて制御装置136が同期モードと通常モードとの切り替え処理を実行するように構成されてもよい。
制御回路116および216は、同期モードにおいて上述の消費電流値に基づく同期処理を実行して、同期信号を発電機に出力する。一方、制御回路116および216は、通常モードにおいて同期処理を実行しない。つまり、制御回路116および216は、通常モードにおいて同期信号を出力しない。
マスタである通信モジュール110は、通常モードにおいて、何らかの情報をスレイブである通信モジュール210に送信する。一例として、ユーザは、マスタ側の発電装置100に対して設定変更を入力する(例えば、出力する交流電力の周波数を50Hzから60Hzに変更する)。マスタ側の制御装置136は、通常モードにおいて、ペイロードに設定変更を表す情報を含む通常用パケットを生成し、生成したパケットを通信モジュール210に送信する。
スレイブ側の制御装置236は、受信した通常用パケットに含まれる設定変更を表す情報に基づいて、発電装置200の設定を変更する。当該構成によれば、ユーザは、無線システム1を構成する複数の機器の各々に対して設定変更を入力する必要がない。
次に図7を用いて、同期モード時に接続イベントで送受信されるパケット(以下、「同期用パケット」とも言う)、および通常モード時に接続イベントで送受信されるパケット(以下、「通常用パケット」とも言う)のデータ構造について説明する。
(データ構造)
図7は、通信モジュール110と通信モジュール210との間で送受信されるパケットのデータ構造の一例を表す図である。図7を参照して、BLEの通信規格に従うパケットは、1バイトのプリアンブルと、4バイトのアクセスアドレスと、2バイト以上のプロトコルデータユニット(PDU)と、3バイトのCRC(Cyclic Redundancy Checksum)とを含む。プロトコルデータユニットは、2バイトのヘッダと、ペイロードとを有する。
同期用パケットのペイロードのサイズは、固定である。一例として、同期用パケットは、ペイロードを有さない(つまり、ペイロードが0バイト)。一方、通常用パケットは1バイト以上の可変サイズのペイロードを有する。
マスタである通信モジュール110は、自身で同期モードと通常モードとの切り替え処理を実行するため、現在いずれのモードで通信しているのかを判別できる。そのため、通信モジュール110は、同期モードで通信している場合に上述した同期処理を実行する。
一方、スレイブである通信モジュール210は、同期用パケットのサイズと通常用パケットのサイズとの違いを利用して、いずれのパケットを受信したのかを判断する。通信モジュール210は、同期用パケットを受信した場合に、同期処理を実行する。図8を用いてこの処理を説明する。
(制御構造)
図8は、実施形態3に従う無線システム1の無線通信処理を説明するシーケンス図である。なお、図8に示される処理のうち上述の処理と同じ処理については同じ符号を付している。そのため、その処理についての説明は繰り返さない。
ステップS810において、通信モジュール110の制御回路116は、ペイロードを含まないポーリングパケット(同期用パケット)を通信モジュール210に送信する。通信モジュール210は受信したパケットをデジタル信号に変換して制御装置236に出力する。
ステップS820において、制御装置236は、受信したパケットがペイロードを含まないことに基づいて、当該パケットが同期用パケットであると判断する。
ステップS830において、制御装置236は、ペイロードを含まないレスポンス(同期用パケット)を生成し、生成したレスポンスを通信モジュール210を介して通信モジュール110に送信する。
ステップS440において、制御回路116は、S810およびS830の送受信処理が同期モード時の接続イベントであることを把握している。そのため、制御回路116は、電流測定回路114によって測定される通信回路112におけるレスポンスの受信処理(RX)によって消費される電流(消費電流)をモニタする。ステップS445において、制御回路116は、モニタしている消費電流が予め定められたしきい値を下回ったタイミングで、制御装置136に同期信号を出力する。制御装置136は、同期信号に従い発電機130を制御する。
ステップS450において、制御回路216は、ステップS815で同期用パケット(同期モード)であると判断したことに基づいて、電流測定回路214によって測定される通信回路212におけるレスポンスの送信処理(TX)によって消費される電流をモニタする。ステップS455において、電流測定回路214は、モニタしている消費電流が予め定められたしきい値を下回ったタイミングで、制御装置236に同期信号を出力する。制御装置236は、同期信号に従い発電機230を制御する。以降、ステップS810〜S455の処理が予め定められた回数繰り返される。
ステップS840において、制御装置136は、ペイロードを含む通常用パケットを生成して通信モジュール110に出力する。ステップS850において、制御回路116は、通常用パケットをアナログ信号に変換して通信モジュール210に送信する。通信モジュール210は受信したアナログ信号(通常用パケット)をデジタル信号に変換して制御装置236に出力する。
ステップS860において、制御装置136は、受信したパケットがペイロードを含むことに基づいて、当該パケットが通常用パケットであると判断する。ステップS870において、制御装置236は、ペイロードを含まないレスポンスを生成して通信モジュール210に出力する。ステップS880において、通信モジュール210は、入力されたレスポンスをアナログ信号に変換して通信モジュール110に送信する。通信モジュール110は、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換して制御装置136に出力する。
制御回路116は、S850およびS880の送受信処理が通常モード時の接続イベントであることを把握している。そのため、制御回路116は、同期信号を出力するための同期処理を実行しない。また、制御回路216は、ステップS960で通常用パケット(通常モード)であると判断したことに基づいて、同期信号を出力するための同期処理を実行しない。
上記によれば、実施形態3に従う無線システム1は、同期用パケットのサイズと通常用パケットのサイズとの違いを利用して、同期モードと通常モードとを切り替えて通信できる。
なお、他の局面において、マスタである通信モジュール110が同期モードと通常モードとを切り替えるパターン(例えば、所定周期ごとに切り替え)と同じパターンをスレイブである通信モジュール210が有するように構成されてもよい。係る場合、スレイブである通信モジュール210は、パケットサイズに基づく同期モード/通常モードの判断に替えて、パターンに従う同期モード/通常モードの判断を行なう。
[実施形態4]
上記の実施形態では、マスタおよびスレイブの各々が接続イベントの終了を検出したタイミングで発電機の動作を制御するように構成されている。つまり、マスタとスレイブとの間に実質的に主従関係はない。これに対し、実施形態4に従う無線システムにおいて、スレイブはマスタから受信した情報に基づいてマスタとの同期をとる。
図9は、実施形態4に従う無線システム4の構成を表すブロック図である。無線システム4は、電流測定回路114および214を有さない点において図1で説明した無線システム1と相違する。
図10は、マスタである通信モジュール110がスレイブである通信モジュール210に送信する情報を説明するための図である。図11は、実施形態4に従う無線システム4の無線通信処理を説明するシーケンス図である。以下、図10および図11を用いて、無線システム4の同期処理を説明する。なお、図11に示される処理のうち、上述の処理と同じ処理については同じ符号を付している。そのため、その処理についての説明は繰り返さない。
図10に示される例において、位相検出回路134は、発電機130のステータに設けられたU相に対応するコイルの誘導起電力の位相を検出する。例えば、位相検出回路134は、U相に対応するコイルの誘導起電力に逆三角関数を乗じて位相を検出する。他の例において、位相検出回路134は、発電機130のロータの位相を検出するように構成されてもよい。位相検出回路134が検出する位相は、発電機130の動作周期に対する位相とも言える。
制御装置136は、接続インターバル(例えば7.5msec)ごとに位相検出回路134が検出した位相をペイロードに含む同期用パケット(ポーリングパケット)を生成して通信モジュール110に出力する(ステップS1110)。なお、他の局面において、位相検出回路134はUVW相それぞれについての位相を検出し、制御装置136はUVW相それぞれの位相をペイロードに含む同期用パケットを生成してもよい。通信モジュール110は、入力された同期用パケットをデジタル信号に変換して通信モジュール210に送信する。
通信モジュール210は受信した同期用パケットをデジタル信号に変換して制御装置236に出力する(ステップS1120)。位相検出回路234は、発電機230の動作周期に対する位相を検出し、検出結果を制御装置236に出力する(ステップS1130)。
制御装置236は、位相検出回路234から入力された位相と、受信した同期用パケットに含まれる位相との差分に基づく制御信号を位相制御回路232に出力する(ステップS1140)。これにより、発電機230の動作周期に対する位相が発電機130の動作周期に対する位相に同期する。制御回路216は、ポーリングパケットに対するレスポンスを通信モジュール110に送信する(ステップS1150)。以降、無線システム1はステップS1110〜S1150の処理を繰り返す。
上記によれば、実施形態4に従う無線システム4は、位相情報を含むパケットを送受信することにより電流測定回路を有さずとも同期をとることができる。
[他の構成]
上記の実施形態において、通信モジュール110および210は、発電機130と発電機230との同期をとるために同期信号を出力するように構成されているが、同期をとる機器は発電機に限られない。例えば、通信モジュール110および210は、複数のモータの同期をとるために同期信号を出力するように構成されてもよい。
また、上記の実施形態において、マスタ(通信モジュール110)に対して1台のスレイブが接続されているが、他の実施形態においてマスタに対して2台以上のスレイブが接続されてもよい。
以上に説明した処理は、制御回路116、216、制御装置136、236のいずれかにより実行されるものとして説明した。これらのデバイスは、少なくとも1つのプロセッサのような半導体集積回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのDSP(Digital Signal Processor)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、および/またはその他の演算機能を有する回路により構成される。
これらの制御装置は、有形の読取可能な少なくとも1つの媒体から、1以上の命令を読み出すことにより上記の各種処理を実行し得る。
このような媒体は、磁気媒体(たとえば、ハードディスク)、光学媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、DVD)、揮発性メモリ、不揮発性メモリの任意のタイプのメモリなどの形態をとるが、これらの形態に限定されるものではない。
揮発性メモリはDRAM(Dynamic Random Access Memory)およびSRAM(Static Random Access Memory)を含み得る。不揮発性メモリは、ROM、NVRAMを含み得る。
[構成]
以上に開示された技術的特徴は、以下のように要約され得る。
(構成1) 無線システム1は、同期運転するための発電機100と発電機200とを備える。発電装置100は、発電装置200と無線通信するための通信回路112と、通信回路112の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量(例えば電流量)を測定するための電流測定回路114と、無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方について、電流測定回路114によって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミング(物理量がしきい値を下回ったタイミング、または上回ったタイミング)で第1同期信号を出力する制御回路116と、制御回路116によって出力される第1同期信号に従い動作する発電機130とを含む。発電装置200は、発電装置100と無線通信するための通信回路212と、通信回路212の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための電流測定回路214と、通信回路212における無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方とは異なる他方について電流測定回路214によって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで、第2同期信号を出力する第2制御回路と、第2制御回路によって出力される第2同期信号に従い動作する発電機230とを含む。
(構成2) 通信モジュール110は、発電装置200と無線通信を行なうための通信回路112と、通信回路112の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための電流測定回路114と、発電機130と発電装置200(の発電機230)とを同期させるための同期信号を発電機130に出力する制御回路116とを備える。制御回路116は、無線通信処理のうちの受信処理または送信処理のいずれかについて電流測定回路114によって測定された物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで、同期信号を発電機130に出力するように構成されている。
(構成3) (構成2)において、通信モジュール110はスレイブとして機能し、発電装置200はマスタとして機能する。この場合、通信回路112は、発電装置200からポーリングパケットを受信すると、レスポンスを発電装置200に送信する。制御回路116は、電流測定回路114によって測定されたレスポンスの送信処理によって消費される電力に関する物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで同期信号を発電機130に出力するように構成されている。
(構成4) (構成2)において、通信モジュール110はマスタとして機能し、発電装置200はスレイブとして機能する。この場合、通信回路112は、発電装置200にポーリングパケットを送信し、当該ポーリングパケットに対するレスポンスを発電装置200から受信する。制御回路116は、電流測定回路114によって測定されたレスポンスの受信処理によって消費される電力に関する物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで同期信号を発電機130に出力するように構成されている。
(構成5) 通信回路112と発電装置200との間で送受信されるパケットのサイズは、固定長である。
(構成6) 発電機130および発電装置200は、予め定められた周期で動作するように構成されている。制御回路116は、予め定められた周期の整数倍で同期信号を発電機130に出力するように構成されている。
(構成7) 制御回路116は、同期信号を発電機130に出力する第1モードの後に、同期信号を発電機130に出力しない第2モードで作動するように構成されている。
(構成8) (構成7)において、制御回路116は、第1モードと第2モードとを予め定められたパターン(例えば、周期ごと)に従い切り替えるように構成されている。
(構成9) 無線システム4は、発電装置100と、発電装置200とを備える。発電装置100は、予め定められた周期で動作する発電機130と、予め定められた周期における発電機130の位相(例えば、発電機130のロータの回転位相、発電機130のコイルに誘起される交流電圧の位相)を検出するための位相検出回路134と、位相検出回路134により検出された位相を含むパケット(ポーリングパケット)を無線で発電装置200に送信するための通信回路112とを含む。発電装置200は、予め定められた周期で動作する発電機230と、予め定められた周期における発電機230の位相を検出するための位相検出回路234と、発電装置100から位相を含むパケットを受信するための通信回路212と、位相検出回路234により検出された位相と、受信したパケットに含まれる位相とに基づいて、発電機230の位相を発電機130の位相に同期させる制御装置236とを含む。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。また、各実施形態および変形例は適宜組み合わせられ得る。
1,4 無線システム、100,200 発電装置、110,210 通信モジュール、112,212 通信回路、114,214 電流測定回路、116,216 制御回路、130,230 発電機、132,232 位相制御回路、134,234 位相検出回路、136,236 制御装置、300 負荷。

Claims (9)

  1. 第1装置と、
    第2装置とを備え、
    前記第1装置は、
    前記第2装置と無線通信するための第1通信回路と、
    前記第1通信回路の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための第1センサと、
    前記無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の一方について、前記第1センサによって測定された前記物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで第1同期信号を出力する第1制御回路と、
    前記第1制御回路によって出力される第1同期信号に従い動作する第1機器とを含み、
    前記第2装置は、
    前記第1装置と無線通信するための第2通信回路と、
    前記第2通信回路の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するための第2センサと、
    前記第2通信回路における無線通信処理のうちの送信処理または受信処理の前記一方とは異なる他方について前記第2センサによって測定された前記物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで、第2同期信号を出力する第2制御回路と、
    前記第2制御回路によって出力される前記第2同期信号に従い動作する第2機器とを含む、無線同期システム。
  2. 外部装置と無線通信を行なうための通信回路と、
    前記通信回路の無線通信処理によって消費される電力に関する物理量を測定するためのセンサと、
    機器と前記外部装置とを同期させるための同期信号を前記機器に出力する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記無線通信処理のうちの受信処理または送信処理のいずれかについて前記センサによって測定された前記物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで、同期信号を前記機器に出力するように構成されている、無線装置。
  3. 前記通信回路は、前記外部装置からポーリングパケットを受信すると、レスポンスを前記外部装置に送信し、
    前記制御回路は、前記センサによって測定された前記レスポンスの送信処理によって消費される電力に関する物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで同期信号を前記機器に出力するように構成されている、請求項2に記載の無線装置。
  4. 前記通信回路は、前記外部装置にポーリングパケットを送信し、当該ポーリングパケットに対するレスポンスを前記外部装置から受信し、
    前記制御回路は、前記センサによって測定された前記レスポンスの受信処理によって消費される電力に関する物理量と予め定められたしきい値との大小関係が入れ替わったタイミングで同期信号を前記機器に出力するように構成されている、請求項2に記載の無線装置。
  5. 前記通信回路と前記外部装置との間で送受信されるパケットのサイズは、固定長である、請求項2に記載の無線装置。
  6. 前記機器および前記外部装置は、予め定められた周期で動作するように構成されており、
    前記制御回路は、前記予め定められた周期の整数倍で前記同期信号を前記機器に出力するように構成されている、請求項2に記載の無線装置。
  7. 前記制御回路は、前記同期信号を前記機器に出力する第1モードの後に、前記同期信号を前記機器に出力しない第2モードで作動するように構成されている、請求項2に記載の無線装置。
  8. 前記制御回路は、前記第1モードと前記第2モードとを予め定められたパターンに従い切り替えるように構成されている、請求項7に記載の無線装置。
  9. 第1装置と、
    第2装置とを備え、
    前記第1装置は、
    予め定められた周期で動作する第1機器と、
    前記予め定められた周期における前記第1機器の位相を検出するための第1センサと、
    前記第1センサにより検出された位相を含むパケットを無線で前記第2装置に送信するための第1通信回路とを含み、
    前記第2装置は、
    前記予め定められた周期で動作する第2機器と、
    前記予め定められた周期における前記第2機器の位相を検出するための第2センサと、
    前記第1装置から前記パケットを受信するための第2通信回路と、
    前記第2センサにより検出された位相と、前記受信したパケットに含まれる位相とに基づいて、前記第2機器の位相を前記第1機器の位相に同期させる制御装置とを含む、無線同期システム。
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