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JP2019007079A - 高炉の操業方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高炉でフェロコークスと炭材内装鉱とを高炉原料として併用する際に、それぞれを適正な炉内配置位置で使用することで、相互干渉を防ぎ、還元材比を低減する高炉の操業方法の提供。【解決手段】本発明の高炉の操業方法は、高炉内にコークス層3と鉱石層4,5とを交互に形成する高炉の操業方法であって、前記鉱石層の一部(鉱石層4)に炭材内装鉱6を混合して装入し、且つ、前記鉱石層の他の一部(鉱石層5)にフェロコークス7を混合して装入することとし、前記鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入し、少なくとも一つのバッチで炭材内装鉱を混合した鉱石原料を装入し、少なくとも他の一つのバッチでフェロコークスを混合した鉱石原料を装入する。【選択図】図1

Description

本発明は、フェロコークスと炭材内装鉱とを、高炉原料として併用する高炉の操業方法に関する。
高炉では、通常、鉱石原料である鉄鉱石(単に、「鉱石」とも記す)と、還元材であるコークスとを、それぞれが交互に層状となるように炉頂から装入し、高炉内に鉱石層とコークス層とを形成している。そして、炉内における鉱石層とコークス層との堆積後の分布を調整することにより、炉内でのガスの流れを制御している。
この高炉における還元材比を低下させるためには、コークスなどの炭材と鉄鉱石とを近接配置させ、高炉の熱保存帯の温度を低下させることが有効であり、古くは、コークスを鉱石層に混合して装入する混合装入技術に始まり、近年では、単一粒子内に炭材と鉄鉱石の両方を含む塊成化物を用いることで、更に、近接距離を短くしたコンポジット原料の開発が進んでいる。ここで、「還元材比」とは、還元材の種類にかかわらず、溶銑1トンを製造するのに必要な還元材(コークス、微粉炭など)の質量合計であり、「kg/溶銑−t」で表示される。
このコンポジット原料のうち、炭材主体のものをフェロコークスといい、鉄鉱石主体のものを炭材内装鉱といい、それぞれ、製造方法は異なるが、発現する効果は類似している。即ち、フェロコークスは、下記の(1)式の反応によってCOガスを発生し、炭材内装鉱は、下記の(2)式の反応によってCOガスを発生し、発生するCOガスによる間接還元反応を促進させて還元材比を低下させている。ここで、フェロコークスとは、石炭と鉄鉱石との混合物を成型し乾留して製造された、コークス中に金属鉄が混在する塊成化物であり、炭材内装鉱とは、微粉状の炭材と鉄鉱石とを混合して熱間成形または冷間成型した塊成化物、或いは、炭材核の周囲に鉄鉱石粉を被覆させて造粒し、焼結機で焼成した塊成化物である。
C+CO→2CO………(1)
FeO+XC→Fe+XCO………(2)
(1)式及び(2)式の反応は、ともに吸熱反応であり、高炉の熱保存帯の温度を下げるとともに、周囲の鉱石にCOガスを供給し、還元反応を促進させる。
フェロコークスを高炉原料として使用した高炉の操業方法として、特許文献1には、コークスは単独で装入してコークス層を形成させ、フェロコークスは鉄鉱石と混合し、鉱石層中にフェロコークスを混合する方法が提案されている。また、特許文献2には、フェロコークスを、軟化開始温度が焼結鉱よりも低い塊鉱石のような難被還元性の鉱石原料と混合して装入する方法が提案されている。
また、炭材内装鉱を用いた高炉操業方法として、特許文献3には、炭材内装鉱のみからなる炭素含有原料、または、炭材内装鉱と、小粒コークス、小粒高反応性コークス、フェロコークスからなる群の少なくとも1種とからなる炭素含有原料を鉄鉱石に混合して鉱石層を形成し、且つ、前記鉱石層中における前記鉄鉱石と前記炭素含有原料との個数比が50以下となるように調整する方法が提案されている。
特開2006−28594号公報 特開2014−205895号公報 特開2008−189952号公報
しかしながら、上記従来技術には以下の問題がある。
即ち、特許文献1及び特許文献2に提案される方法では、フェロコークスを用いて通常の焼結鉱や難被還元性の塊鉱石を効率良く還元することはできるが、炭材内装鉱のような高被還元性原料との併用方法は提示されておらず、フェロコークス及び炭材内装鉱を併用して還元材比を更に下げていくような場合には、十分な効果は得られない。
特許文献3は、炭材内装鉱やフェロコークスのサイズを適正化して、これらの鉱石層内における分散性を高め、還元効率を改善する技術であるが、炭材内装鉱、小粒コークス、小粒高反応性コークス、フェロコークスのそれぞれの特性にかかわらず、これらを区別することなく扱っており、これらの適正な組合せや炉内配置については言及していない。特に、炭材内装鉱及びフェロコークスの使用量が増加した場合には、炭材内装鉱の反応及びフェロコークスの反応が相互に干渉し、効果が減少する可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高炉でフェロコークスと炭材内装鉱とを高炉原料として併用する際に、それぞれを適正な炉内配置位置で使用することで、相互干渉を防ぎ、還元材比を低減することのできる、高炉の操業方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]高炉内にコークス層と鉱石層とを交互に形成する高炉の操業方法であって、前記鉱石層の一部に炭材内装鉱を混合して装入し、且つ、前記鉱石層の他の一部にフェロコークスを混合して装入することとし、前記鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入し、少なくとも一つのバッチで炭材内装鉱を混合した鉱石原料を装入し、少なくとも他の一つのバッチでフェロコークスを混合した鉱石原料を装入する、高炉の操業方法。
[2]鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入するにあたり、少なくとも一つのバッチで炭材内装鉱を混合した鉱石原料を装入し、その後のバッチでフェロコークスを混合した鉱石原料を装入する、上記[1]に記載の高炉の操業方法。
[3]鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入するにあたり、後のバッチで装入したフェロコークスを混合した鉱石原料の堆積層の頂点が、先のバッチで装入した炭材内装鉱を混合した鉱石原料の堆積層の頂点よりも高炉炉壁側に位置するように装入する、上記[2]に記載の高炉の操業方法。
本発明によれば、高炉においてフェロコークスと炭材内装鉱とを併用する際に、フェロコークスと炭材内装鉱とを分離して鉱石層に装入するので、双方の効果が干渉することを防止でき、従来よりも大幅に還元材比を低減することが可能になる。更に、炭材内装鉱を鉱石層の下層に配置し、フェロコークスを鉱石層の上層に配置することで、或いは、更にフェロコークスを高炉炉壁側に配置することで、フェロコークスが雰囲気中のCOガス濃度の高い場所に配置され、更なる還元効率の改善が可能となる。
本発明を適用した場合の高炉装入物分布の一例の概念図である。 本発明を適用した場合の高炉装入物分布の他の一例の概念図である。 本発明を適用した場合の高炉装入物分布の他の一例の概念図である。 混合充填層の還元試験で使用した竪型の反応炉の概略図である。 竪型反応炉での還元試験における高炉原料の充填方法を示す概略図である。 竪型反応炉での還元試験における昇温パターンを示す図である。 竪型反応炉での還元試験における雰囲気のガス組成の変化を示す図である。 竪型反応炉での還元試験における還元率を示す図である。 実施例の各試験における還元材比を比較して示す図である。
以下、本発明を具体的に説明する。
図1に、本発明を適用した場合の高炉装入物分布の一例の概念図を示す。図1において、符号1は、高炉中心線、2は、高炉炉壁、3は、塊コークスで形成されるコークス層、4は、炭材内装鉱を混合する鉱石層、5は、フェロコークスを混合する鉱石層、6は、炭材内装鉱、7は、フェロコークス、8は、焼結鉱である。焼結鉱8は、炭材内装鉱6を混合する鉱石層4及びフェロコークス7を混合する鉱石層5の主成分である。尚、図1では、コークス層3、炭材内装鉱6を混合する鉱石層4及びフェロコークス7を混合する鉱石層5がそれぞれ1層だけ記載されているが、実際にはこれらが交互に層状に重なり合って高炉内の装入物分布が形成されている。また、図1は鉱石原料として鉄鉱石の焼結鉱8を使用した例を示している。
本発明に係る高炉の操業方法は、高炉内にコークス層と鉱石層とを交互に形成する高炉の操業方法であって、前記鉱石層の一部に炭材内装鉱を混合して装入し、且つ、前記鉱石層の他の一部にフェロコークスを混合して装入することとし、鉱石原料である焼結鉱8の装入を少なくとも2バッチに分け、一つのバッチで炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8を装入し、少なくとも他の一つのバッチでフェロコークス7を混合した焼結鉱8を装入する。例えば、2バッチで装入する場合には、1バッチ目に、炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8を装入して炭材内装鉱6を混合する鉱石層4を形成し、2バッチ目に、フェロコークス7を混合した焼結鉱8を装入してフェロコークス7を混合する鉱石層5を形成する。また、逆に、1バッチ目に、フェロコークス7を混合した焼結鉱8を装入してフェロコークス7を混合する鉱石層5を形成し、2バッチ目に、炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8を装入して炭材内装鉱6を混合する鉱石層4を形成してもよい。
本発明では、上記のように、炭材内装鉱6とフェロコークス7とを、それぞれ鉱石層4及び鉱石層5に分離して装入する。つまり、鉱石層に炭材内装鉱6とフェロコークス7とが混在しないようにするべく、鉱石層4に炭材内装鉱6を混合して装入し、且つ、鉱石層5にフェロコークス7を混合して装入する。これによって、互いの効果の干渉を防ぎ、双方の還元促進効果を最大限発現させる。
更に、鉱石原料である焼結鉱8を少なくとも2バッチに分けて装入するにあたり、先に装入するバッチで炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8を装入し、その後のバッチでフェロコークス7を混合した焼結鉱8を装入し、フェロコークス7を混合した鉱石層5の堆積層の頂点が炭材内装鉱6を混合した鉱石層4の堆積層の頂点よりも高炉炉壁2側に位置するような装入物分布となるように、高炉への鉱石原料装入方法を調整することが望ましい。
また、鉱石層を3バッチに分けて、焼結鉱8のみ、炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8、フェロコークス7を混合した焼結鉱8をそれぞれ各1バッチずつ装入した場合や、或いは、3バッチの内で2バッチを炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8とし、残りの1バッチをフェロコークス7を混合した焼結鉱8とした場合や、3バッチの内で2バッチをフェロコークス7を混合した焼結鉱8とし、残りの1バッチを炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8とした場合でも、同様の効果が得られる。また、各バッチを高炉の径方向に振り分けて装入した場合や、上下方向に重ねて装入した場合でも、同様の効果が得られる。
鉱石層を3バッチに分ける場合でも、図2及び図3に示すように、一つのバッチで炭材内装鉱6を混合した焼結鉱8を装入した後のバッチで、フェロコークス7を混合した焼結鉱8を装入することで、効果が得られる。尚、図2及び図3は、本発明を適用した場合の高炉装入物分布の他の一例の概念図である。図2において、符号12は、焼結鉱のみからなる鉱石層である。
本発明の効果を検証するにあたり、発明者らは、図4に示す竪型の反応炉を用いて、鉄鉱石の焼結鉱、フェロコークス、炭材内装鉱の混合充填層の還元試験を行った。各還元試験で用いた高炉原料は、粒径が10〜15mmの500gの焼結鉱、粒径が20mmの16gのフェロコークス、粒径が10mmの26gの炭材内装鉱であり、これらの高炉原料を反応炉中の反応管内の黒鉛製容器に堆積し、下方からCO、CO、N混合ガス(N;50体積%)を流しながら、適宜の温度に制御した。
これらの高炉原料の充填方法として、図5に示すように、ケース1;3種類の各原料を均一に混合した場合、ケース2;焼結鉱の半分(250g)を16gのフェロコークスと混合して下層に充填し、残り半分の250gの焼結鉱を26gの炭材内装鉱と混合して上層に充填した場合、ケース3;ケース2の上下を逆にして充填した場合の3水準を採用した。尚、図5において、符号9は、焼結鉱とフェロコークスと炭材内装鉱との混合充填層、10は、焼結鉱と炭材内装鉱との混合充填層、11は、焼結鉱とフェロコークスとの混合充填層、13は、黒鉛製容器である。
試験条件は、高炉内条件を模擬するために、図6に示すように、まず、5℃/minで900℃まで昇温し、次いで、2℃/minで1100℃まで昇温し、その後、5℃/minで1200℃まで昇温した。温度は充填層の上下方向中間位置に熱電対を設置して測定した。その際に、図7に示すように、試験初期のガス組成をCO/(CO+CO)=0.5から開始し、所定温度で所定のガス組成に切り替えて、1200℃ではCO/(CO+CO)を0.9に調整した。
1200℃まで昇温した後に冷却し、冷却後、焼結鉱の化学分析を行い、焼結鉱の還元率を求めた。得られた還元率を図8に示す。還元率は、ケース1では68%、ケース2では79%、ケース3では83%であった。
即ち、焼結鉱中にフェロコークス及び炭材内装鉱を均一に混合したケース1と比べて、フェロコークス及び炭材内装鉱を分離して装入したケース2及びケース3の方が、還元率が高くなっており、特に、フェロコークスを上層に配置したケース3において高い還元率が得られた。
高炉における還元材比を低下させるためには、[背景技術]の欄で説明したように、フェロコークス7や炭材内装鉱6などを高炉に添加して、高炉の熱保存帯の温度を低下させることが有効であり、その場合に、フェロコークス7は、下記の(1)式の反応によってCOガスを発生し、炭材内装鉱6は、下記の(2)式の反応によってCOガスを発生し、還元材比の低下に寄与している。
C+CO→2CO………(1)
FeO+XC→Fe+XCO………(2)
フェロコークス7と炭材内装鉱6とを分離した方が焼結鉱8の還元が促進された理由は、フェロコークス7及び炭材内装鉱6を混合した場合には、(1)式のフェロコークス7の反応によって発生したCOガスが、下記の(3)式の反応により、炭材内装鉱6の還元に使われてしまい、フェロコークス7による周囲の焼結鉱8の還元促進効果が減少すると考えられる。
FeO+XCO→Fe+XCO………(3)
更に、(3)式の反応によって炭材内装鉱内の鉄分の酸化度が低下すると、(2)式の反応量も減少し、その結果、炭材内装鉱6による周囲の焼結鉱8の還元促進効果も減少すると考えられる。
このように、フェロコークス7及び炭材内装鉱6を混在させた場合には、フェロコークス7の反応及び炭材内装鉱6の反応が干渉して、周囲の焼結鉱8に対する還元促進効果が減少してしまう。したがって、本発明では、フェロコークス7と炭材内装鉱6とを分離して鉱石層に装入することとした。
フェロコークス7と炭材内装鉱6とを分離する際には、フェロコークス7及び炭材内装鉱6のそれぞれの高炉内における配置位置が重要となる。ここで、フェロコークス7を上層に配置することで、図8のケース3の還元率の結果に示すように、高い還元促進効果が得られる。これは、層上部に行くほど、焼結鉱8の還元反応によってCOガス濃度が増加し、そのために、フェロコークス7による(1)式の反応が加速される方向に向かうことによる。
したがって、本発明においては、この効果を生かすために、高炉内においてCOガス濃度の高い鉱石層上部且つ高炉炉壁近傍にフェロコークス7を配置することが好ましい。
使用する鉱石原料としては、図1に示す鉄鉱石の焼結鉱8に限らず、塊鉱石やペレットでも同様の効果が得られる。また、炭材内装鉱6を混合する鉱石層4及びフェロコークス7を混合する鉱石層5に、小塊コークスが混合されていても、同様の効果が得られる。
また、炭材内装鉱6としては、微粉状の炭材と鉄鉱石とを混合して熱間成形したものや、冷間成型したもの、或いは、炭材核の周囲に鉄鉱石粉を被覆させて造粒し、焼結機で焼成したものであっても同様の効果が得られる。
フェロコークス7及び炭材内装鉱6の使用量が少量のときには、双方の周囲に十分な鉄鉱石が存在するので、相互干渉が起こりにくく、本発明の効果は小さくなる。この観点から、フェロコークス7と炭材内装鉱6との合計使用量が、鉱石層全体に対して5体積%以上となる場合に、本発明を適用することが望ましい。
以上説明したように、本発明によれば、高炉において炭材内装鉱6とフェロコークス7とを併用する際に、炭材内装鉱6とフェロコークス7とを分離して鉱石層に装入するので、双方の効果が干渉することが防止され、従来よりも大幅に還元材比を低減することが可能になる。
本発明の効果を確認するために、炉容積5000mの高炉で操業試験を行った。使用したフェロコークスは、石炭と鉄鉱石とを、乾留後のフェロコークスにおけるコークス分が70質量%、金属鉄分が約30質量%となるように配合して成型し、その後、竪型の乾留炉で乾留して製造したものである。また、使用した炭材内装鉱は、粒径3〜5mmの粉コークスを核として、その周囲に鉄鉱石粉を被覆して擬似粒子を造粒し、この擬似粒子を焼結機で焼成したものである。鉱石原料は、鉄鉱石の焼結鉱を使用した。
試験1では、フェロコークスの使用量を30kg/溶銑−t、炭材内装鉱の使用量を55kg/溶銑−tとし、鉱石層を形成する鉱石原料の装入を2バッチとした。そして、フェロコークス及び炭材内装鉱の炉内配置場所及び2バッチの鉱石原料堆積層の頂点位置を変更し、そのときの還元材比を評価した。
いずれの試験も、出銑比を2.0溶銑−t/m/dの一定とし、溶銑温度が1500℃の一定となるように還元材比を調整した。1バッチ目及び2バッチ目の鉱石量の分配比は、2:1で一定とした。
表1に、各試験における試験条件と還元材比の調査結果を示す。ここで、堆積層の頂点位置として、炉中心を0、高炉炉壁を1.0とした無次元半径を使用した。
比較例1は、フェロコークス及び炭材内装鉱を、それぞれ1バッチ目及び2バッチ目に、鉱石量の分配比なりに分配して操業した結果である。鉱石原料堆積層の頂点位置は、1バッチ目が0.75の位置、2バッチ目が0.55の位置となるように装入物分布を形成した。還元材比は509kg/溶銑−tであった。
比較例2は、比較例1と同等の原料条件で、堆積層頂点位置を1バッチ目が0.55の位置、2バッチ目が0.75の位置となるように変更した結果である。還元材比は、比較例1と同様に509kg/溶銑−tであった。
比較例1及び比較例2の結果から、フェロコークス及び炭材内装鉱の混合状態が同じであれば、堆積層の頂点位置は還元材比に影響しないことがわかった。
本発明例1は、堆積層の頂点位置を比較例1と同じ位置とし、1バッチ目にフェロコークス、2バッチ目に炭材内装鉱を装入して操業した結果である。フェロコークスと炭材内装鉱とを分離したことで、還元材比は502kg/溶銑−tまで低減した。
本発明例2は、堆積層の頂点位置を比較例1と同じ位置とし、1バッチ目に炭材内装鉱、2バッチ目にフェロコークスを装入して操業した結果である。本発明例1と比べて、フェロコークスがCOガス濃度の高い上層に配置されたことで、還元材比は499kg/溶銑−tまで低下した。
本発明例3は、堆積層の頂点位置を比較例2と同じ位置とし、1バッチ目に炭材内装鉱、2バッチ目にフェロコークスを装入して操業した結果である。本発明例2と比べて、2バッチ目の頂点位置を高炉炉壁側にずらしたことで、フェロコークスがよりCOガス濃度の高い場所へ配置され、還元材比は497kg/溶銑−tまで低下した。
図9に、各試験における還元材比を比較して示す。図9に示すように、本発明の有効性が確認できた。
試験2では、鉱石層を形成する鉱石原料の装入を3バッチとし、フェロコークスの使用量を30kg/溶銑−t、炭材内装鉱の使用量を55kg/溶銑−tとした。全てのケースにおいて各バッチの鉱石量の分配比は、1:1:1とし、1、2、3バッチ目の堆積層の頂点位置は、無次元半径でそれぞれ0.40、0.60、0.75となるように装入物分布を形成した。その他の条件は試験1と同様とした。
表2に、各試験における試験条件と還元材比の調査結果を示す。
比較例3は、フェロコークス及び炭材内装鉱を、各バッチに均等に分配して操業した結果である。還元材比は511kg/溶銑−tであった。
本発明例4は、1バッチ目に焼結鉱のみを装入し、2バッチ目に炭材内装鉱を装入し、3バッチ目にフェロコークスを装入して操業した結果である。フェロコークスと炭材内装鉱とを分離したことで、還元材比は503kg/溶銑−tまで低減した。
本発明例5は、1バッチ目及び3バッチ目に炭材内装鉱を装入し、2バッチ目にフェロコークスを装入して操業した結果である。還元材比は、502kg/溶銑−tまで低減した。
1 高炉中心線
2 高炉炉壁
3 コークス層
4 炭材内装鉱を混合する鉱石層
5 フェロコークスを混合する鉱石層
6 炭材内装鉱
7 フェロコークス
8 焼結鉱
9 焼結鉱とフェロコークスと炭材内装鉱との混合充填層
10 焼結鉱と炭材内装鉱との混合充填層
11 焼結鉱とフェロコークスとの混合充填層
12 焼結鉱のみからなる鉱石層
13 黒鉛製容器

Claims (3)

  1. 高炉内にコークス層と鉱石層とを交互に形成する高炉の操業方法であって、
    前記鉱石層の一部に炭材内装鉱を混合して装入し、且つ、前記鉱石層の他の一部にフェロコークスを混合して装入することとし、
    前記鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入し、少なくとも一つのバッチで炭材内装鉱を混合した鉱石原料を装入し、少なくとも他の一つのバッチでフェロコークスを混合した鉱石原料を装入する、高炉の操業方法。
  2. 鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入するにあたり、少なくとも一つのバッチで炭材内装鉱を混合した鉱石原料を装入し、その後のバッチでフェロコークスを混合した鉱石原料を装入する、請求項1に記載の高炉の操業方法。
  3. 鉱石層を少なくとも2バッチに分けて装入するにあたり、後のバッチで装入したフェロコークスを混合した鉱石原料の堆積層の頂点が、先のバッチで装入した炭材内装鉱を混合した鉱石原料の堆積層の頂点よりも高炉炉壁側に位置するように装入する、請求項2に記載の高炉の操業方法。
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