JP2019094365A - インクジェットインク - Google Patents
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Abstract
Description
固形の製剤の表面に印字をするためのインクジェットインクとしては、通常、食用色素等の着色剤と、溶剤としての水とを含む水性のインクジェットインクが用いられる。
また、溶剤として、水とともにアルコール等の水溶性有機溶剤を併用すると、インクジェットインクに速乾性を付与して、印字後の加熱等を省略することができる。
結着剤としては、たとえば、デキストリン等の、食品用等として使用可能な多糖類が用いられる(特許文献1、2)。
すなわち、上記インクジェットインクは安定性が不十分で、たとえば、貯蔵時に析出を生じたり、インクジェットプリンタのノズルで目詰まり等して、印字にかすれ等を生じたりしやすい場合がある。
また、上記インクジェットインクは、印字のデキャップタイムに、インクジェットプリンタのノズルで目詰まり等して、印字の再開時にかすれ等を生じやすい場合もある。
インクジェットプリンタには、通常、その運転停止時に、ノズル内のインクジェットインクが外気にさらされることで乾燥して、目詰まり等を生じたりしないようにするために、ノズルを閉じる(キャップする)機能が付与されているのが一般的である。
本発明の目的は、従来のインクジェットインクのような様々な課題を生じることなしに、とくに、固形の製剤の表面等に良好な印字をすることができるインクジェットインクを提供することにある。
発明者の検討によると、特許文献1、2等の、従来のインクジェットインクにおいて様々な課題が発生するのは、とくに、結着剤として用いるデキストリンの、DE値によって規定される特性、具体的には、分子量や水に対する溶解性などが不適切であるためである。
すなわち、インク滴が吐出されない待機時に、インクジェットプリンタのノズル内では、インクジェットインクと外気との気液界面にメニスカスが形成されて、インクジェットインクは静止状態とされる。
ところが、水に対する溶解性が強すぎるデキストリンは、水や、水とアルコールとの混合溶剤中から析出して膜を形成する際の造膜性が強いため、メニスカスの液面に、連続した、破れにくい強い膜を形成してしまう。そのため、メニスカスの液面に形成された膜が、待機状態の終了直後の吐出時に、全く破られなかったり、破られたとしても破片が残ったりしやすく、結果として、所定体積のインク滴を吐出できなくなって、間欠印字性が低下する場合がある。
これに対し、本発明で用いている、DE値が10以上、37以下であるデキストリン(以下「特定デキストリン」と記載する場合がある。)は、結着剤として適した分子量を有している。そのため、炭素数1〜4のアルコールが配合されて、インクジェットインクに速乾性が付与されていることと相まって、セミポーラスないしノンポーラスの表面等に対しても、定着性に優れた印字をすることができる。
したがって、本発明によれば、従来のインクジェットインクのような様々な課題を生じることなしに、とくに、固形の製剤の表面等に良好な印字をすることができるインクジェットインクを提供できる。
結着剤としては、少なくとも特定デキストリンを用いる。
特定デキストリンとしては、デンプンを加水分解して生成される広義のデキストリンのうち、加水分解による低分子量化の指標としてのDE値(デキストロース当量)が10以上、37以下である種々のデキストリンを用いることができる。具体的には、DE値によって分類される狭義のデキストリン(DE≦10)、マルトデキストリン(10<DE<20)、および粉あめ(DE≧20)等の中から、DE値が10以上、37の範囲にあるデキストリンの1種または2種以上を選択して、特定デキストリンとして用いることができる。
特定デキストリンの具体例としては、これに限定されないが、たとえば、昭和産業(株)製のM−SPD(登録商標、DE値:18〜22)、K−SPD(登録商標、DE値:25〜29)、三和澱粉工業(株)製のサンデック(登録商標)#70(DE値:10〜11)、#100(DE値:13〜16)、日澱化学(株)製のアミコール(登録商標)3−L(DE値:28〜35)等の1種または2種以上を用いることができる。
特定デキストリンの含有量は、インクジェットインクの総量の0.1質量%以上、とくに0.3質量%以上であるのが好ましく、1質量%以下、とくに0.7質量%以下であるのが好ましい。
一方、含有量が上記の範囲を超える場合には、特定デキストリンその他の、インクジェットインク中に含まれる成分が、たとえば、貯蔵時に析出したり、インクジェットプリンタのノズルで目詰まり等して、印字にかすれ等を生じたりしやくなる場合がある。また、デキャップタイムにもノズルの目詰まり等を生じやすくなって、間欠印字性が低下する場合もある。
なお、結着剤としては、特定デキストリンに加えて、他の結着剤を併用することもできる。他の結着剤としては、たとえば、DE値が上記の範囲外であるデキストリンや、デンプン、セルロース、ペクチン、カラギーナン等の多糖類、マルトース、スクロース、トレハロース等の二糖類、マンニトール、グルコース、フルクトース、ガラクトース等の単糖類、あるいはマルトトリオースを主成分とする直鎖オリゴ糖であるオリゴトースなどの1種または2種以上が挙げられる。
〈着色剤〉
着色剤としては、食品添加物もしくは医薬品添加物として使用が認められた各種の着色剤を用いることができる。着色剤としては、たとえば、合成あるいは天然の食用色素等の1種または2種以上が挙げられる。
〈水溶性有機溶剤〉
水溶性有機溶剤を配合することで、前述したように、特定デキストリンの溶解性、および特定デキストリンが混合溶剤中から析出する際の造膜性を調整して、インクジェットインクの間欠印字性を向上することができる。
水溶性有機溶剤としては、少なくとも炭素数1〜4のアルコールを用いる。
とくに、エタノールが好ましい。
また、水溶性有機溶剤としては、炭素数1〜4のアルコールに加えて、他の水溶性有機溶剤を併用することもできる。他の水溶性有機溶剤としては、たとえば、炭素数5以上のアルコールや、2−エトキシエタノール(エチレングリコールモノエチルエーテル)、2−メトキシエタノール(エチレングリコールモノメチルエーテル)等のエチレングリコールエーテルなどの1種または2種以上が挙げられる。
水溶性有機溶剤としてエタノールを用いる場合、水とエタノールの含有比率は、水の含有量をW、エタノールの含有量をEとしたとき、質量比W/Eで表して3以上、6以下であるのが好ましい。
一方、上記の範囲より、特定デキストリンの良溶剤である水が多い場合には、水とエタノールの混合溶剤に対する特定デキストリンの溶解性が強くなりすぎる。そのため、特定デキストリンが混合溶剤中から析出する際の造膜性が強くなりすぎて、前述したメカニズムによって、間欠印字性が低下する場合がある。
〈界面活性剤〉
本発明のインクジェットインクは、その表面張力や濡れ性等を調整するために、さらに界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤としては、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステルなどの、食品用等として使用可能な脂肪酸エステルを用いることができる。
(A) ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、および
(B) ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
の2種を併用するのが好ましい。
上記(A)(B)の2種の界面活性剤は、いずれも、食品用等として使用可能な界面活性剤として知られているものである。
すなわち、前述したデキャップタイムが長くなると、乾燥によってインクジェットインクの濃度が上昇し、表面張力が変化して、ノズルの内面に対するインクジェットインクの濡れ性と、それに伴うメニスカスの接触角が変化する。その結果、ノズル内で安定したメニスカスを維持することができなくなる場合がある。また、濃度の上昇に伴って、インクジェットインクの粘度が上昇したり、析出物を生じたりしやすくなる場合もある。
また、デキャップタイムにインクジェットインクの乾燥が進行し、ノズル内で、メニスカスが形成される位置が徐々に後退して、印字の再開時にインクジェットインクの吐出が遅れることも、かすれ等を生じる原因となる。
しかも、界面活性剤Bは、食用色素等の着色剤や、インクジェットインクの吐出を繰り返した際に発生するヘッドカス等の、インクジェットインク中に含まれる固形分の周囲を囲んでミセルを形成して、これらの固形分がインクジェットインク中に析出するのを抑制する働きもする。
しかし、界面活性剤Bは、上述したように濡れ性が高いため、これを単独で使用した場合には、インクジェットインクが、ノズルプレートの、ノズルの出口の周囲に濡れ拡がってパドリングを生じやすくなる。
ノズルの出口の周囲にパドリングが発生すると、ノズルからのインク滴の吐出が妨げられて、吐出されたインク滴の軌道が変化したり、吐出されるべき所定の体積のインク滴が吐出されなかったり、インク滴が全く吐出されなかったりする吐出不良を生じやすい。そして、これらの吐出不良を生じる結果、良好な印字をすることができなくなる場合がある。
界面活性剤Bのみを用いた場合には、インクジェットインクの連続印字性が低下する場合がある。
しかも、界面活性剤Aは、界面活性剤Bとの相溶性にも優れている。
しかし、上述したように、界面活性剤Aは、界面活性剤Bとの相溶性に優れている。そのため、この両者を界面活性剤として併用することにより、安定性を低下させることなく、また良好な間欠印字性を維持しながら、濡れ性を適度の範囲に調整し、表面張力によるパドリングの拡がりを調整して、連続印字性を向上することができる。
界面活性剤Aとしては、たとえば、式(1):
HO(C2H4O)a−(C3H6O)b−(C2H4O)cH (1)
で表されるポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンの縮合物であって、前述した機能を有する種々の、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが挙げられる。
上記の温度範囲で液状を呈するポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールとしては、たとえば、
・ 式(1)中のa+cで表されるE.O.(エチレンオキサイド)の繰り返し単位数が3以上、200以下、とくに170以下で、かつ
・ 式(1)中のbで表されるP.O.(プロピレンオキサイド)の繰り返し単位数が15以上、70以下、とくに40以下、
である化合物が挙げられる。
三洋化成工業(株)製のニューポール(登録商標)PEシリーズのうちPE−61〔a+c=5、b=30、a+b+c=35、曇点(1質量%水希釈液):24℃〕、PE−62〔a+c=10、b=30、a+b+c=40、曇点(1質量%水希釈液):30℃〕、PE−71〔a+c=5、b=35、a+b+c=40、曇点(1質量%水希釈液):20℃〕、PE−74〔a+c=30、b=35、a+b+c=65、曇点(1質量%水希釈液):56℃〕、PE−75〔a+c=48、b=35、a+b+c=83、曇点(1質量%水希釈液):69℃〕。
〈界面活性剤B〉
界面活性剤Bとしては、ソルビタンエステル・エチレンオキシド付加型の構造を有し、前述した機能を有する種々の、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを用いることができる。中でも、インクジェットインクの間欠印字性を向上する効果の点で、HLBが10以上、20以下であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの具体例としては、これに限定されないが、たとえば、下記の各種化合物等の1種または2種以上が挙げられる。
日油(株)製のノニオン(商品名)シリーズのうちLT−221〔ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、HLB:16.7〕、LT−280〔ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、HLB:19.0〕、ST−221〔ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、HLB:15.7〕、OT−221〔ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、hlb:15.7〕、OT−521〔ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、HLB:10.8〕。
中でも、間欠印字性を向上する効果の点で、HLBが14以上、とくに15以上である化合物が好ましい。
〈含有量、含有比率〉
界面活性剤Aの含有量は、インクジェットインクの総量の0.01質量%以上、とくに0.08質量%以上であるのが好ましく、2質量%以下、中でも1.6質量%以下、とくに0.12質量%以下であるのが好ましい。
一方、界面活性剤Aの含有量が上記の範囲を超える場合には、インクジェットインクの表面張力が高く、濡れ性が低くなりすぎるため、インクジェットインクがインクジェットプリンタのノズルにスムースに供給されなくなって、吐出不良を生じる場合がある。
界面活性剤Bの含有量は、インクジェットインクの総量の0.01質量%以上、とくに0.08質量%以上であるのが好ましく、2質量%以下、中でも1.6質量%以下、とくに0.12質量%以下であるのが好ましい。
一方、界面活性剤Bの含有量が上記の範囲を超える場合には、インクジェットインクの表面張力が低く、濡れ性が高くなりすぎて、前述したように連続印字性が低下する場合がある。また、ノズル内にメニスカスが形成されずに、インクジェットインクがノズルの先端から漏れたりする場合もある。さらに、泡噛みによる吐出不良を生じやすくなる場合もある。
上記の各成分に、さらに水(たとえば、超純水)を加えて総量を100質量%とすることで、本発明のインクジェットインクが調製される。
〈実施例1〉
下記の各成分を配合したのち、5μmのメンブランフィルタを用いてろ過してインクジェットインクを調製した。
着色剤:食用赤色102号
結着剤:特定デキストリン〔三和澱粉工業(株)製のサンデック(登録商標)#70、DE値:10〜11〕
界面活性剤A:式(1)中のa+c=5、b=30、a+b+c=35であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール〔前出の、三洋化成工業(株)製のニューポールPE−61、曇点(1質量%水希釈液):24℃〕
界面活性剤B:ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート〔前出の、花王(株)製のエマゾールL−120V、HLB:16.7〕
水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
結着剤として、DE値が13〜16である特定デキストリン〔三和澱粉工業(株)製のサンデック(登録商標)#100〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
〈実施例3〉
結着剤として、DE値が18〜22である特定デキストリン〔昭和産業(株)製のM−SPD(登録商標)〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
結着剤として、DE値が25〜29である特定デキストリン〔昭和産業(株)製のK−SPD(登録商標)〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
〈実施例5〉
結着剤として、DE値が28〜35である特定デキストリン〔日澱化学(株)製のアミコール(登録商標)3−L〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
エタノールの含有量を24.3質量%、超純水の含有量を73.0質量%としたこと以外は実施例3と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=3.0であった。
〈実施例7〉
エタノールの含有量を14.0質量%、超純水の含有量を83.3質量%としたこと以外は実施例3と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=6.0であった。
エタノールの含有量を27.3質量%、超純水の含有量を70.0質量%としたこと以外は実施例3と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=2.6であった。
〈実施例9〉
エタノールの含有量を11.0質量%、超純水の含有量を86.3質量%としたこと以外は実施例3と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=7.8であった。
界面活性剤Aを配合せず、界面活性剤Bの含有量を0.2質量%としたこと以外は実施例3と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
〈実施例11〉
界面活性剤Bを配合せず、界面活性剤Aの含有量を0.2質量%としたこと以外は実施例3と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
界面活性剤Aおよび界面活性剤Bに代えて、ソルビタン脂肪酸エステルであるソルビタンモノラウレート〔花王(株)製のエマゾールL−10V、HLB:8.6、界面活性剤C〕を配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。ソルビタンものラウレートの含有量は、0.2質量%とした。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
結着剤として、DE値が5〜7であるデキストリン〔日澱化学(株)製のペノン(登録商標)JE−66〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
〈比較例2〉
結着剤として、DE値が38〜43であるデキストリン〔松谷化学工業(株)製のパインデックス#6〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。水とエタノールの質量比W/E=4.4であった。
オンデマンド型のサーマル方式のインクジェットプリンタ〔ビデオジェット(株)製のPrint Mail Wide Array〕を使用して、実施例、比較例で調製したインクジェットインクにより、錠剤の表面に、2ポイントの半濁音「゜」を印字し、所定の時間、デキャップの状態で静置した後に再び印字した。そして、かすれ等のない明瞭な印字が可能であった静置時間を記録して、下記の基準で間欠印字性を評価した。
○:65分間以上、100分間未満。
△:30分間以上、65分間未満。
×:30分間未満。
〈定着性評価〉
オンデマンド型のサーマル方式のインクジェットプリンタ〔ビデオジェット(株)製のPrint Mail Wide Array〕を使用して、実施例、比較例で調製したインクジェットインクにより、錠剤の表面に印字した。そして、ラードをつけた指で、1kgfの荷重をかけて錠剤の表面を30回擦過したのち、印字を目視にて観察して、下記の基準で定着性を評価した。
△:僅かに印字が滲んだが、読むことはできた。
×:印字が滲んでしまい、読むことができなかった。
〈安定性評価〉
実施例、比較例で調製したインクジェットインクを、0℃で1週間、貯蔵したのち観察して、下記の基準で安定性を評価した。
△:若干、透明性が低下したが、沈殿物は見られなかった。
×:インクジェットインクが濁り、沈殿物も見られた。
〈連続印字性試験〉
間欠印字性評価で使用したのと同じインクジェットプリンタを使用して、実施例、比較例で調製したインクジェットインクにより、錠剤の表面に、2ポイントの半濁音「゜」を連続して印字した。
○:100万回以上。
△:40万回以上、100万回未満。
また、インクジェットインクの吐出不良が発生した場合はその原因を確認して、下記のように分類した。
P:パドリングによる吐出不良。
C:目詰まりによる吐出不良。
実施例1〜5の結果より、間欠印字性や安定性をさらに向上することを考慮すると、デキストリンとしては、DE値が、上記の範囲でも13以上、とくに18以上で、かつ30以下であるデキストリンを用いるのが好ましいことが判った。また、実施例3、6〜9の結果より、同じ効果の点で、水とエタノールの質量比W/Eは3〜6とするのが好ましいことが判った。
Claims (4)
- 着色剤、結着剤、水溶性有機溶剤、および水を含み、前記結着剤は、デキストロース当量が10以上、37以下のデキストリンを少なくとも含み、前記水溶性有機溶剤は、炭素数1〜4のアルコールを少なくとも含むインクジェットインク。
- 前記デキストリンは、デキストロース当量が20以上、27以下である請求項1に記載のインクジェットインク。
- 前記水溶性有機溶剤はエタノールであり、前記水と前記エタノールの含有比率は、前記水の含有量をW、前記エタノールの含有量をEとしたとき、質量比W/Eで表して3以上、6以下である請求項1または2に記載のインクジェットインク。
- さらに界面活性剤を含み、前記界面活性剤は、
(A) ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、および
(B) ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
の2種である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
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