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JP2018536970A - 複数の電池の冷却用のデバイスおよび材料 - Google Patents

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cooling
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plastic
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Abstract

本発明は、1つ以上の電池の冷却用のデバイスおよび材料を提供し、該デバイスの冷却チャンネルの片側で冷却流体を使用してもよく、該冷却チャンネルは該電池を該冷却流体と分離し、該電池を支持して自動車または他の乗物の予想される移動中に特定の位置にとどまる。

Description

本発明は、概して、1つ以上の電池の冷却用のデバイスおよび材料に関し、該デバイスの冷却チャンネルの片側で冷却流体を使用してもよく、該冷却チャンネルは該電池を該冷却流体と分離し、該電池を支持して自動車または他の乗り物の予想される移動中に特定の位置にとどまる。
現在、電気自動車(EV)用電池システムは、内部サブモジュール、熱管理、電子機器、センサーおよび電池管理システムを収容する金属または複合ケーシング内に封入された一体構造である。このような複雑形状は、乗物プラットフォーム特異的であり、重く、設計、組立ておよび乗物への組入れが困難である。このような電池パックの信頼性はシステムレベルで評価され、このことは品質確認プロセスを多大な時間を要するものとし、かつ、高価なものとしている。これらの大きな電池システムは、完全な自動車ライフサイクル後の修理、補修または別用途で再利用するのに困難でもある。加えて、可燃性および熱暴走に関する安全性リスクは、電子制御および外側筐体により提供される全体収納により取り扱われる。
対照的に、より新しい電池システムはいくつかの電池から成る1つ以上のモジュールから組み立てられ得る。電池システムを乗物特異的にするよりむしろ、より小型で標準化されたサイズの電池モジュールから成る。システム当たりのモジュール数は乗物の必要な電力に応じて異なる。モジュール型構造を有することは、エネルギー貯蔵システムの信頼性を向上する。万が一1つの電池が故障しても、使用者は電力または乗物のダウンタイムの低下を経験する可能性がなく、モジュール型構造に依存して不良モジュールまたは電池を定期サービスで交換し得る。
しかしながら、自動車の通常の移動中におけるこれらのモジュールの支持および冷却の両方、ならびに衝突した場合の電池の衝撃緩和をする必要性が存在する。衝撃緩和プラスチック部分を何年間も自動車内で使用してきたが、このような部分は、通常、冷却流体と電池と両方を隣接するように設計しないか、または電池からの熱を排出する熱経路を提供するように設計する。その一方で、冷却チャンネルは歴史的に金属から製造され、その強度と熱伝導性のために使用されてきた。しかしながら、金属は導電性があり、短絡発生防止のため絶縁体の使用を必要とする。さらに、金属部は製造が難しく、冷却チャンネルを複数の金属部から溶接で組み立てる必要があることが多い。最終的に、金属構成部品および構造物は自動乗物で使用される他の材料に対して重くもあり得、これは乗物の性能を低下させ得る。従って、電池を効果的に支持することができると同時に、さらに、モジュールの部分であってもよいより小型電池用で冷却流体に電池からの熱を効果的に移動することができる構造物およびデバイスを有するニーズがある。
本発明の1つの実施形態では、複数の電池の冷却用のデバイスは、内面および外面を有するプラスチック冷却チャンネルを備える。プラスチック冷却チャンネルはポリカーボネートを含んでなり、流体が内面と接触するように、かつ、冷却流体が外面に接触することを防止するように構成されている。プラスチック冷却チャンネルの外面は、電池を構造的に支持するように構成される。
本発明の別の実施形態では、複数の電池の冷却用のデバイスは、支持枠およびプラスチック冷却チャンネルを備える。プラスチック冷却チャンネルは、内面および外面を有する。プラスチック冷却チャンネルはポリカーボネートを含んでなり、流体が内面と接触するように、かつ、流体が外面に接触することを防止するように構成されている。
本発明のさらに別の実施形態では、複数の電池の冷却用のデバイスは、内面および外面を有するプラスチック冷却チャンネルを備え、熱伝導性材料を含んでなる。プラスチック冷却チャンネルはポリカーボネートを含んでなり、流体が内面と接触するように構成される。熱伝導性材料は、冷却流体と接触している。
さらに別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのプラスチック冷却チャンネルは、シリコーンシーラントの使用により互いに固定して取り付けられていてもよい第一冷却チャンネル部および第二冷却チャンネル部から成り得る。この実施形態では、必要に応じて溝を使用して液体射出成形シリコーンを移動させてもよい。
本発明の異なる実施形態では、上記実施形態のいずれかのプラスチック冷却チャンネルは、実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性であってもよい。
別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのプラスチック冷却チャンネルは、射出成形またはブロー成形により構成されてもよく、ホスファゼン添加剤をさらに含んでなり得る。
さらに別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのプラスチック冷却チャンネルの内面は、実質的に金属を含まなくてよい。
さらに別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのプラスチック冷却チャンネルは、耐衝撃性のための構造物をさらに備えてもよい。
まだ言及していない異なる実施形態では、上記実施形態のいずれかのプラスチック冷却チャンネルの外面は1つ以上の電池と接触しており、さらに金属冷却板と接触していなくてもよい。
上記と別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのデバイスは、冷却チャンネルの外壁に適用された熱界面材料をさらに含んでなり得る。
別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのデバイスは、別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスに取り付けられるモジュール設計から構成される。
さらに別の実施形態では、上記実施形態のいずれかのデバイスは、冷却流体の流れを調節または迂回させて電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える。
本発明のさらに別の実施形態では、電池冷却管理システムは、前述の実施形態のいずれかのプラスチック成形デバイスを備える。
これらおよび本発明の他の利点および利益は、以下の本明細書中の「発明を実施するための形態」から明白であろう。
本発明を下記図とともに限定する目的でなく例証する目的のために以下に記載する。
本発明のプラスチック成形デバイスの1つの実施形態の透視図である。
本発明のプラスチック成形デバイスの別の実施形態の透視図である。
冷却チャンネル、ポート、およびいくつかの電池を見ることができる図3の実施形態の冷却チャンネル部を示す。
2つの冷却チャンネル部を示す本発明の別のプラスチック成形デバイスの分解図である。
冷却流体入口および出口用ポートを示す図3の実施形態の背面図である。
図3の実施形態の冷却チャンネル部を示す。
冷却チャンネル、ポート、およびいくつかの電池を見ることができる図3の実施形態の冷却チャンネル部を示す。
モジュール設計における本発明の2つのプラスチック成形デバイスを示す本発明の別の実施形態を図示する。
その中に収容されたパウチ型電池、および一緒にくっつけた電池アレイを有する本発明の別の実施形態を示す。
図9の実施形態のプラスチック冷却チャンネルおよび熱伝導性材料を示す。
ブロー成形法により作製した本発明の別のデバイスを示す。
図9に示した実施形態の電池冷却セルアレイの一部の分解図である。
追加のデバイスまたはアレイ、構造部、電源ならびに冷却流体入口および出口との接続の詳細を含み、アレイ中に一緒に接続した本発明の複数のデバイスを示す。
本発明は、1つ以上の電池の冷却用のデバイスを提供し、該デバイスの冷却チャンネルの内面で冷却流体を使用し、従って、該冷却流体が電池と接触するのを防止し得る。本明細書に記載したように、本発明の様々な実施形態は、支持枠を含む電池、および冷却流体と電池との間に配置された熱伝導性材料を構造的に支持するように冷却チャンネルの外面を構成することを含む。加えて、本発明の実施形態で使用してもよい1つの材料の組成物を以下に記載する。
I.構造用材料
本発明の1つの実施形態では、冷却チャンネルは、
A)60〜95重量部、好ましくは65〜90重量部、より好ましくは70〜85重量部、特に好ましくは76〜88重量部の芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネート、
B)1.0〜15.0重量部、好ましくは3.0〜12.5重量部、特に好ましくは4.0〜10.0重量部のゴム改質グラフト重合体、
C)1.0〜20.0重量部、好ましくは1.0〜15.0重量部、より好ましくは1.0〜12.5重量部、特に好ましくは1.5〜10.0重量部の構造(X)の少なくとも1つの環式ホスファゼン:
式中、
kは1または1〜10の整数、好ましくは1〜8の数、特に好ましくは1〜5であり、
成分Cに対して60〜98モル%、より好ましくは65〜95モル%、特に好ましくは65〜90モル%、最も特に好ましくは65〜85モル%、特に70〜85モル%のトリマー含有率(k=1)を有し、
かつ、式中、
Rは、いずれの場合にも、同じでも異なっていてもよく、アミンラジカル;いずれも必要によりハロゲン化していてもよいC1〜C8アルキル(好ましくはメチル、エチル、プロピルもしくはブチル);C1〜C8アルコキシ(好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシもしくはブトキシ);いずれも必要によりアルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)および/もしくはハロゲン(好ましくは塩素および/もしくは臭素)で置換されていてもよいC5〜C6シクロアルキル;いずれも必要によりアルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)および/もしくはハロゲン(好ましくは塩素、臭素)および/もしくはヒドロキシで置換されていてもよいC6〜C20アリールオキシ(好ましくはフェノキシ、ナフチルオキシ);いずれも必要によりアルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)および/もしくはハロゲン(好ましくは塩素および/もしくは臭素)で置換されていてもよいC7〜C12アラルキル(好ましくはフェニルC1〜C4アルキル);またはハロゲンラジカル(好ましくは塩素);またはOHラジカルであり、
D)0〜15.0重量部、好ましくは2.0〜12.5重量部、より好ましくは3.0〜9.0重量部、特に好ましくは3.0〜6.0重量部のゴム非含有ビニル(共)重合体またはポリアルキレンテレフタレート、
E)0〜15.0重量部、好ましくは0.05〜15.00重量部、より好ましくは0.2〜10.0重量部、特に好ましくは0.4〜5.0重量部の添加剤、
F)0.05〜5.0重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、特に好ましくは0.1〜1.0重量部のドリッピング防止剤、
から成り得る。
全ての重量部は、組成物中の全成分の重量部合計A+B+C+D+E+Fが100になるように本願において好適に正規化される。
本発明の1つの態様では、好ましい実施形態の全てのその組合せにおいて、A)〜F)の記載された組成物を、本発明に従った電池冷却のためのデバイスの冷却チャンネルの製造のために使用する。
成分A
適切である成分Aに応じた芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネートは文献で公知であり、または文献で公知の方法により製造することができる(芳香族ポリカーボネートの製造のため、例えば、Schnell, "Chemistry and Physics of Polycarbonates", Interscience Publishers, 1964およびドイツ特許公告第1495626号、ドイツ特許出願公開第2232877号、ドイツ特許出願公開第2703376号、ドイツ特許出願公開第2714544号、ドイツ特許出願公開第3000610号、ドイツ特許出願公開第3832396号参照;芳香族ポリエステルカーボネートの製造のため、例えば、ドイツ特許出願公開第3007934号参照)。
芳香族ポリカーボネートの製造は、必要に応じて連鎖停止剤、例えば、モノフェノール類、および必要に応じて3以上の官能性を有する分岐剤、例えば、トリフェノール類もしくはテトラフェノール類を用いて、例えば、ジフェノール類を、炭酸ハロゲン化物、好ましくはホスゲンと、および/または芳香族ジカルボン酸二ハロゲン化物、好ましくはベンゼンジカルボン酸二ハロゲン化物と反応させることにより行われる。ジフェノール類を、例えば、炭酸ジフェニルと反応させることによる溶融重合法による製造も可能である。
芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネートの製造用ジフェノール類は、好ましくは、式(I)のものである:
式中、
Aは、一重結合、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルキリデン、C5〜C6シクロアルキリデン、O、SO−、−CO−、−S−、−SO2−、C6〜C12アリーレンであり、必要に応じてヘテロ原子を含有するさらなる芳香環がこれらに縮合することができ、
または式(II)もしくは(III)のラジカルであり、
Bは、いずれの場合も、C1〜C12アルキルであり、好ましくは、メチル、ハロゲン(好ましくは塩素および/または臭素)であり、
xは、各々他のものと独立して、0、1または2であり、
pは、1または0であり、
R5およびR6は、各X1により個別に選択することができ、各々は他のものと独立して水素またはC1〜C6アルキル、好ましくは水素、メチルまたはエチルであり、
X1は炭素であり、
mは、4〜7の整数、好ましくは4または5であるが、但し、少なくとも1つの原子上において、X1、R5およびR6は同時にアルキルである。
好ましいジフェノール類は、ハイドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェノール類、ビス(ヒドロキシフェニル)−C〜Cアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)−C〜Cシクロアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル類、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホキシド類、ビス(ヒドロキシフェニル)ケトン類、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン類およびα,α−ビス(ヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼン類、ならびに環上でその臭素化および/または塩素化誘導体である。
特に好ましいジフェノール類は、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビスフェノールA、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンならびにそのテトラ臭素化または塩素化誘導体、例えば、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンまたは2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどである。2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)は特に好ましい。
単独で、または任意の混合物の形態でジフェノール類を使用することができる。ジフェノール類は、文献で公知であるかまたは文献中の公知の方法に従って得ることができる。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートの製造に適切な連鎖停止剤は、例えば、フェノール、p−クロロフェノール、p−tert−ブチルフェノールもしくは2,4,6−トリブロモフェノールであるが、ドイル特許出願公開第2842005号に記載の4−[2−(2,4,4−トリメチルフェニル)]フェノール、4−(1,3−テトラメチルブチル)フェノールなどの長鎖アルキルフェノール類、または3,5−ジ−tert−ブチルフェノール、p−イソオクチルフェノール、p−tert−オクチルフェノール、p−ドデシルフェノールおよび2−(3,5−ジメチルヘプチル)フェノールおよび4−(3,5−ジメチルヘプチル)フェノールなどのアルキル置換基中に8〜20個の炭素原子を有するモノアルキルフェノールもしくはジアルキルフェノール類である。使用する連鎖停止剤量は、概して、特定の場合に使用するジフェノール類の合計モル数に対して0.5モル%〜10モル%である。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートは、15,000〜80,000、好ましくは19,000〜32,000g/モル、特に好ましくは22,000〜30,000g/モルの平均分子量(ポリカーボネート標準品を用いてGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)により測定した重量平均M)を有する。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートを、公知の方法、好ましくは、使用したジフェノール類の合計に対して0.05〜2.0モル%の3以上の官能性を有する化合物、例えば、3つ以上のフェノール基を有するものを組込むことにより分岐することができる。直鎖ポリカーボネートの使用が好ましく、より好ましいのはビスフェノールA系である。
ホモポリカーボネートおよびコポリカーボネートの両方とも好適である。成分Aのコポリカーボネート製造のため、使用するジフェノール類の総量に対して1〜25重量%、好ましくは2.5〜25重量%のヒドロキシアリールオキシ末端基を有するポリジオルガノシロキサンを使用することも可能である。これらは公知(米国特許第3,419,634号)であり、文献で公知の方法に従って製造することができる。ポリジオルガノシロキサン含有コポリカーボネートも好適であり、ポリジオルガノシロキサン含有コポリカーボネートの製造は、例えば、ドイツ特許出願公開第3334782号に記載されている。
芳香族ポリエステルカーボネート製造のための芳香族ジカルボン酸二ハロゲン化物は、好ましくは、イソフタル酸、テトラフタル酸、ジフェニルエーテル4,4’−ジカルボン酸およびナフタレン−2,6−ジカルボン酸の二酸二塩化物である。
1:20〜20:1の比のイソフタル酸およびテトラフタル酸の二酸二塩化物の混合物は特に好ましい。
ポリエステルカーボネートの製造では、炭酸ハロゲン化物、好ましくはホスゲンを、二官能性酸誘導体と同時に付加的に使用する。
既に挙げたモノフェノール類に加えて芳香族ポリエステルカーボネート製造のために適切な連鎖停止剤は、そのクロロ炭酸エステルおよびC〜C22アルキル基またはハロゲン原子ならびに脂肪族C〜C22モノカルボン酸塩化物で置換されていてもよい芳香族モノカルボン酸の酸塩化物である。
連鎖停止剤量は、フェノール性連鎖停止剤の場合ジフェノールのモル数に対して、モノカルボン酸塩化物連鎖停止剤の場合ジカルボン酸二塩化物のモル数に対して、いずれの場合も0.1〜10モル%である。
芳香族ポリエステルカーボネート製造において、1つ以上の芳香族ヒドロキシカルボン酸を付加的に使用することができる。
芳香族ポリエステルカーボネートは、公知の方法で直鎖も分岐鎖も両方可能であり(これに関連して、ドイツ特許出願公開第2940024号およびドイツ特許出願公開第3007934号参照)、直鎖ポリエステルカーボネートが好ましい。
例えば、0.01〜1.0モル%の量で(使用したジカルボン酸二塩化物に対して)、トリメシン酸三塩化物、シアヌル酸三塩化物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸四塩化物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸四塩化物もしくはピロメリット酸四塩化物などの3つ以上の官能性を有するカルボン酸塩化物、または使用したジフェノール類に対して0.01〜1.0モル%の量で、フロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタ−2−エン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1,−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリ(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス[4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシル]プロパン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン、テトラ(4−[4−ヒドロキシフェニルイソプロピル]フェノキシ)メタン、1,4−ビス[4,4’−ジヒドロキシトリフェニル)メチル]ベンゼンなどの3つ以上の官能性を有するフェノール類を、分岐剤として使用することができる。フェノール性分岐剤をジフェノール類と一緒に槽内に入れることができ;酸塩化物分岐剤を酸二塩化物と一緒に導入することができる。
熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネート中のカーボネート構造単位の含有率は要望通りに変えることができる。カーボネート基の含有率は、エステル基およびカーボネート基の合計に対して、好ましくは100モル%以下、特に80モル%以下、特に好ましくは50モル%以下である。芳香族ポリエステルカーボネートに含有されたエステル類およびカーボネート類は両方とも、ブロックの形態でもランダムに分布した形態でも重縮合生成物中に存在することができる。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートおよびポリエステルカーボネートをそれ単独でも任意の混合物でも使用することができる。
成分B
成分Bのグラフト重合体は、例えば、次のモノマーのうち少なくとも2つから実質的に得られるゴム弾性特性を有するグラフト重合体を含んでなる:クロロプレン、1,3−ブタジエン、イソプレン、スチレン、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、酢酸ビニルおよびアルコール成分中に1〜18個の炭素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル;すなわち、例えば、"Methoden der Organischen Chemie" (Houben-Weyl), Vol. 14/1, Georg Thieme-Verlag, Stuttgart 1961, p. 393-406およびC.B. Bucknall, "Toughened Plastics", Appl. Science Publishers, London 1977に記載されているような重合体。
1つの実施形態では、成分Bの重合体は、例えば、ドイツ特許出願公開第2035390号(=米国特許第3,644,574号)またはドイツ特許出願公開第2248242号(=英国特許第1409275号)またはUllmanns, Enzyklopadie der Technischen Chemie, Vol. 19 (1980), p. 280 ffに記載されているように、ABS重合体(乳化、バルクおよび懸濁ABS)である。
ラジカル重合、例えば、乳化重合、懸濁重合、溶液重合またはバルク重合、好ましくは乳化重合またはバルク重合により、グラフト共重合体Bを製造する。
この実施形態では、好ましい重合体Bは部分的に架橋しており、20重量%超、好ましくは40重量%超、特に60重量%超のゲル含有率(トルエン中で測定)を有する。
適切な溶媒中、25℃においてゲル含有率を決定する(M. Hoffmann, H. Kromer, R. Kuhn, Polymeranalytik I und II, Georg Thieme-Verlag, Stuttgart 1977)。
この実施形態では、好ましいグラフト重合体Bとしては:
B.1)5〜95重量部、好ましくは30〜80重量部の:
B.1.1)50〜95重量部のスチレン、α−メチルスチレン、メチル、メタクリル酸C〜Cアルキル、特にメタクリル酸メチル、アクリル酸C〜Cアルキル、特にアクリル酸メチル、またはこれらの化合物の混合物により環が置換されたスチレン、および
B.1.2)5〜50重量部のアクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタクリル酸C〜Cアルキル、特にメタクリル酸メチル、アクリル酸C〜Cアルキル、特にアクリル酸メチル、無水マレイン酸、C〜Cアルキル−もしくは−フェニル−N−置換マレイミドまたはこれらの化合物
の混合物の
B.2)5〜95重量部、好ましくは20〜70重量部のゴム含有グラフトベース上
のグラフト重合体が挙げられる。
グラフトベースは、好ましくは、−10℃未満のガラス転移温度を有する。
本発明において特に指示されない限り、ガラス転移温を、DIN EN61006に従って、中点温度としてTgを定義して(タンジェント法)、保護ガスとして窒素を用いて、10K/分の加熱速度で示差走査熱分析(DSC)によって決定する。
ポリブタジエンゴムを基材とするグラフトベースが特に好ましい。
この実施形態では、好ましいグラフト重合体Bは、例えば、ポリブタジエン類、ブタジエン/スチレン共重合体ならびにスチレンおよび/またはアクリロニトリルおよび/または(メタ)アクリル酸アルキルエステルでグラフトしたアクリレートゴムであり;すなわち、ドイツ特許出願公開第1694173号(=米国特許第3,564,077号);例えば、ドイツ特許出願公開第2348377号(=米国特許第3,919,353号)に記載されているような、ポリブタジエン類、ブタジエン/スチレンまたはブタジエン/アクリロニトリル共重合体、アクリル酸またはメタクリル酸アルキルエステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレンおよび/またはアルキルスチレンでグラフトしたポリイソブテン類またはポリイソプレン類である。
特に好ましいグラフト重合体Bは:
I.グラフト生成物に対して10〜70重量%、好ましくは15〜50重量%、特に20〜40重量%の少なくとも1つの(メタ)アクリル酸エステル、または混合物に対して10〜50重量%、好ましくは20〜35重量%のアクリロニトリルもしくは(メタ)アクリル酸エステルと混合物に対して50〜90重量%、好ましくは65〜80重量%のスチレンとの10〜70重量%、好ましくは15〜50重量%、特に20〜40重量%の混合物を
II.グラフトベースとして、IIに対して、少なくとも50重量%のブタジエンラジカルを有する、グラフト生成物に対して30〜90重量%、好ましくは40〜85重量%、特に50〜80重量%のブタジエン重合体上で、
グラフト反応することにより得られるグラフト重合体である。
この実施形態では、グラフト重合体としてABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)を使用するのが最も特に好ましい。
このグラフトベースIIのゲル含有率は好ましくは少なくとも70重量%(トルエン中で測定)であり、Gのグラフト度は0.15〜0.55であり、グラフト重合体Bの平均粒子径d50は0.05〜2μm、好ましくは0.1〜0.6μmである。
(メタ)アクリル酸エステルIは、アクリル酸またはメタクリル酸と、1〜18個の炭素原子を有する一価アルコールとのエステルである。メタクリル酸メチルエステル、エチルエステルおよびプロピルエステルが特に好ましい。
ブタジエンラジカルを含んでなるのはもちろん、グラフトベースIIは、IIに対して50重量%以下の、スチレン、アクリロニトリル、アルコール成分中に1〜4個の炭素原子を有するアクリル酸またはメタクリル酸のエステル(例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなど)、ビニルエステルおよび/またはビニルエーテルなどの他のエチレン性不飽和モノマーを含んでなることができる。好ましいグラフトベースIIは、精製ポリブタジエンから成る。
知られているように、グラフトモノマーはグラフト反応中グラフトベース上に完全にグラフト化される必要はなく、グラフト重合体Bは本発明に従えばグラフトベースの存在下グラフトモノマーの重合により得られる生成物であると理解される。
Gのグラフト化度は、グラフトベースに対するグラフト化されたグラフトモノマーの重量比を示す。
平均粒径d50は、それ以上、それ以下、いずれの場合も50重量%の粒子がある径である。平均粒径d50を、超遠心分離測定によって決定することができる(W. Scholtan, H. Lange, Kolloid, Z. und Z. Polymere 250 (1972), 782-796)。
この実施形態のさらに好ましいグラフト重合体Bは、例えば:
(a)グラフトベースとして、Bに対して20〜90重量%のアクリレートゴムおよび
(b)グラフトモノマーとして、Bに対して10〜80重量%の少なくとも1つの重合性エチレン性不飽和モノマーであって、a)の非存在下で生成したこのホモ重合体もしくは共重合体が25℃超のガラス転移温度を有する前記モノマー
のグラフト重合体である。
アクリレートゴムのグラフトベースは、−20℃未満、好ましくは−30℃未満のガラス転移温度を好適に有する。
重合体Bのアクリレートゴム(a)は、好ましくは、アクリル酸アルキルエステルと、必要に応じて(a)に対して40重量%以下の他の重合性エチレン性不飽和モノマーとの重合体である。好ましい重合性アクリル酸エステルとしては、C〜Cアルキルエステル、例えば、メチル、エチル、n−ブチル、n−オクチルおよび2−エチルヘキシルエステル、ならびにこれらのモノマーの混合物が挙げられる。
架橋のため、1つより多い重合性二重結合を有するモノマーを共重合することができる。架橋モノマーの好ましい例は、3〜8個の炭素原子を有する不飽和モノカルボン酸と、3〜12個の炭素原子を有する不飽和一価アルコール、または例えば、エチレングリコールジメタクリレート、メタクリル酸アリルなどの2〜4個のOH基および2〜20個の炭素原子を有する不飽和ポリオールとのエステル類;例えば、トリビニルおよびトリアリルシアヌレートなどの多価不飽和複素環式化合物;ジおよびトリビニルベンゼン類などの多官能性ビニル化合物であり;リン酸トリアリルおよびフタル酸ジアリルもある。
好ましい架橋モノマーは、メタクリル酸アリル、エチレングリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリルおよび少なくとも3つのエチレン性不飽和基を含有する複素環式化合物である。
特に好ましい架橋モノマーは、環式モノマー類、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリビニルシアヌレート、トリアクリロイルヘキサヒドロ−s−トリアジン、トリアリルベンゼン類である。
架橋モノマー量は、グラフトベース(a)に対して、好ましくは0.02〜5重量%、特に0.05〜2重量%である。
少なくとも3つのエチレン性不飽和基を有する環式架橋モノマーの場合、グラフトベース(a)の1重量%未満の量に限定するのが有利である。
グラフトベース(a)の製造のためアクリル酸エステルに加えて必要に応じて使用することができる好ましい「他の」重合性エチレン性不飽和モノマーは、例えば、アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、アクリルアミド、ビニルC〜Cアルキルエーテル、メタクリル酸メチル、ブタジエンである。グラフトベース(a)として好ましいアクリレートゴムは、少なくとも60重量%のゲル含有率を有する乳化重合体である。
さらに適切なグラフトベースは、シリコーンアクリレート複合ゴムと同様に、ドイツ特許出願公開第3704657号、ドイツ特許出願公開第3704655号、ドイツ特許出願公開第3631540号およびドイツ特許出願公開第3631539号に記載されているようにグラフト活性部および少なくとも40%のゲル含有率(ジメチルホルムアミド中で測定)を有するシリコーンゴムである。
別の実施形態では、成分Bは、グラフトベースとして、シリコーン、シリコーンアクリレートおよびアクリレートゴムからなる群から選択される1つ以上のゴム弾性グラフト重合体を含んでなる。
この実施形態では、成分Bは:
B.1 5〜95重量%、好ましくは20〜80重量%、特に30〜80重量%の少なくとも1つのビニルモノマーを、
B.2 シリコーン、シリコーンアクリレートおよびアクリレートゴムからなる群から選択される95〜5重量%、好ましくは80〜20重量%、特に70〜20重量%の1つ以上のグラフトベースであって、ガラス転移温度が好ましくは<10℃、より好ましくは<0℃、特に好ましくは<−20℃である前記グラフトベース上で、
グラフト反応することにより製造される1つ以上のグラフト重合体を好適に含んでなる。
グラフトベースB.2は、概して、0.05〜5μm、好ましくは0.10〜0.5μm、特に好ましくは0.20〜0.40μmの平均粒径(d50値)を有する。
モノマーB.1は、好ましくは:
B.1.1 50〜99重量部、好ましくは60〜80重量部のビニル芳香族化合物および/または環上で置換されたビニル芳香族化合物(例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレンなど)および/または(メタ)アクリル酸(C1〜C8)アルキルエステル(例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなど)ならびに
B.1.2 1〜50重量部、好ましくは40〜20重量部のシアン化ビニル(アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル類)および/または(メタ)アクリル酸(C1〜C8)アルキルエステル(例えば、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸tert−ブチル)および/または不飽和カルボン酸(例えば、無水マレイン酸およびN−フェニルマレイミド)の誘導体(無水物類およびイミド類など)
の混合物である。
好ましいモノマーB.1.1は、少なくとも1つのモノマー類、スチレン、α−メチルスチレンおよびメタクリル酸メチルから選択され;好ましいモノマーB.1.2は、少なくとも1つのモノマー類、アクリロニトリル、無水マレイン酸およびメタクリル酸メチルから選択される。
特に好ましいモノマーは、B.1.1スチレンおよびB.1.2アクリロニトリルである。
適切であるシリコーンゴムB.2は、構造単位:
(式中、
11およびR12は同じでも異なっていてもよく、C〜CアルキルまたはシクロアルキルまたはC〜C12アリールであり、好ましくはメチル、エチルおよびフェニルである)
から主に成る。
好ましいシリコーンゴムB.2は、0.09〜1μm、好ましくは0.09〜0.4μmの平均粒径d50、および70重量%より多い、特に73〜98重量%のゲル含有率を有する微粒子であり、以下から得ることができる:
1)ジハロオルガノシラン類
2)1)に対して0〜10モル%のトリハロシラン類、および
3)1)に対して0〜3モル%のテトラハロシラン類、および
4)1)に対して0〜0.5モル%のハロトリオルガノシラン類、
化合物1)、2)、4)中の有機ラジカルは、
α)C〜Cアルキルまたはシクロヘキシル、好ましくはメチルまたはエチル、
β)C〜C12アリール、好ましくはフェニル、
γ)C〜Cアルケニル、好ましくはビニルまたはアリル、
δ)メルカプトC〜Cアルキル、好ましくはメルカプトプロピル、
但し、合計(γ+δ)は化合物1)、2)および4)の全有機ラジカルに対して2〜10モル%であり、モル比γ:δ=3:1〜1:3、好ましくは2:1〜1:2である。
好ましいシリコーンゴムB.2は、有機ラジカルとして少なくとも80モル%のメチル基を含有する。末端基は、概して、ジオルガニルヒドロキシルシロキシ単位、好ましくはジメチルヒドロキシシロキシ単位である。
シリコーンゴムB.2の製造のための好ましいシラン類1)〜4)は、ハロゲン置換基として塩素を含有する。
「入手可能」は、シリコーンゴムB.2は必ずしもハロゲン化合物1)〜4)から製造する必要がないことを意味する。例えば、C〜Cアルコキシ基などの異なる加水分解基を有するシラン類、または環式シロキサンオリゴマーから製造された同じ構造を有するシリコーンゴムB.2も含むものとする。
シリコーングラフトゴムは、特に好ましい成分B.2として挙げられる。例えば、三段階プロセスによりこれらを製造することができる。
第一段階では、ジメチルジクロロシラン、ビニルメチルジクロロシランまたはジクロロシランなどのモノマーを他の置換基と反応させて環式オリゴマー(オクタメチルシクロテトラシロキサンまたはテトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン)を生成し、これは蒸留により容易に精製することができる(Chemie in unserer Zeit 4 (1987), 121-127参照)。
第二段階では、架橋シリコーンゴムを、開環カチオン重合によるメルカプトプロピルメチルジメトキシシランの付加によりこれらの環式オリゴマーから得ることができる。
第三段階では、グラフト活性ビニル基およびメルカプト基を有する得られたシリコーンゴムを、ビニルモノマー(または混合物)とラジカル反応でグラフト重合する。
第二段階において、好ましくは、オクタメチルシクロテトラシロキサンおよびテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンなどの環式シロキサンオリゴマーの乳化混合物を開環カチオン重合に付す。シリコーンゴムをエマルジョンとして微粒子の形態で得る。
この実施形態では、英国特許第1024014号に従って、触媒的に、かつ、乳化剤として活性であるアルキルベンゼンスルホン酸を用いて行うのが特に好ましい。重合後、酸を中和する。アルキルベンゼンスルホン酸の代わりに、n−アルキルスルホン酸も使用することができる。加えて、スルホン酸と一緒に共乳化剤を使用することも可能である。
共乳化剤は、非イオン性またはアニオン性であり得る。適切なアニオン性共乳化剤は、特に、n−アルキルまたはn−アルキルベンゼン−スルホン酸の塩である。非イオン性共乳化剤は、脂肪アルコールと脂肪酸とのポリオキシエチレン誘導体である。例としては、POE(3)ラウリルアルコール、POE(20)オレイルアルコール、POE(7)ノニルアルコールまたはPOS(10)ステアレートである。(注記 POE(数字)・・・アルコールは、数字に対応するエチレンオキシド単位数が・・・アルコールの1分子に付加していることを意味する。POEはポリエチレンオキシドを表す。数字は平均値である。)
架橋およびグラフト活性基(ビニル基およびメルカプト基、有機ラジカルγおよびδ参照)を、対応するシロキサンオリゴマーを用いてシリコーンゴムに導入することができる。例えば、これらは、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンまたはγ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシロキサンまたはその加水分解物である。第二段階において、所望の量で、主要オリゴマー、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサンにこれらを添加する。
例えば、エチル、プロピル等のより長鎖のアルキルラジカルの組込み、またはフェニル基の組込みを、同様に行うこともできる。
ラジカルγおよびδが乳化重合において互いと反応する場合、既にシリコーンゴムの十分な架橋を達成することができる結果、外部の架橋剤の添加は不要となり得る。しかしながら、シリコーンゴムの架橋度を増大させるために第二反応段階において架橋シランを添加することができる。
例えば、テトラエトキシシランまたは式:y−SiX
(式中、
Xは、加水分解基、特に、アルコキシまたはハロゲンラジカルであり、および
yは、有機ラジカルである)
のシランの添加により分岐および架橋を行うことができる。
好ましいシランy−SiXは、メチルトリメトキシシランおよびフェニルトリメトキシシランである。
25℃において、アセトン中でゲル含有率を決定する(ドイツ特許公告第2521288号、6欄、1.17〜37参照)。シリコーンゴムにおいて、ゲル含有率は、少なくとも70重量%、好ましくは73〜98重量%である。
グラフト化シリコーンゴムBを、例えば、ドイツ特許第2421288号と同様にラジカルグラフト重合により製造することができる。
第三段階においてグラフト化シリコーンゴムを製造するために、特に40〜90℃においてシリコーンゴムの存在下、グラフトモノマーをラジカルグラフト重合することができる。懸濁液、分散液または乳濁液中でグラフト重合を行うことができる。連続または非連続乳化重合が好ましい。ラジカル開始剤(例えば、過酸化物、アゾ化合物、ヒドロペルオキシド、過硫酸塩、過リン酸塩)および必要に応じてアニオン乳化剤、例えば、カルボキソニウム塩、スルホン酸塩または有機硫酸塩を用いて、このグラフト重合を行う。これにより、高収率でグラフト重合体を生成する、すなわち、グラフトモノマーの大部分の重合体は、シリコーンゴムと化学的に結合する。シリコーンゴムはグラフト活性ラジカルを有する結果、強グラフト化のための特別措置を必要としない。
5〜95重量部、好ましくは20〜80重量部のシリコーンゴム上に5〜95重量部、好ましくは20〜80重量部のビニルモノマーまたはビニルモノマー混合物をグラフト重合することにより、グラフト化シリコーンゴムを製造することができる。
特に好ましいビニルモノマーは、スチレンまたはメタクリル酸メチルである。一方、適切なビニルモノマー混合物は、50〜95重量部のスチレン、α−メチルスチレン(またはアルキルもしくはハロゲンにより環上で置換された他のスチレン)またはメタクリル酸メチルを含んでなり、他方、5〜50重量部のアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸C〜C18アルキルエステル、メタクリル酸C〜C16アルキルエステル、無水マレイン酸または置換マレイミドを含んでなる。加えて、さらなるビニルモノマーとして、より少量の、第一級もしくは第二級脂肪族C〜C10アルコールとのアクリル酸エステル、好ましくはtert−ブタノールとのアクリル酸n−ブチルまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸エステル、好ましくはアクリル酸tert−ブチルがあり得る。特に好ましいモノマー混合物は、30〜40重量部のα−メチルスチレン、52〜62重量部のメタクリル酸メチルおよび4〜14重量部のアクリロニトリルである。
公知の方法、例えば、電解質(塩、酸またはその混合物)を含むラテックスの凝固およびその後の精製と乾燥により、そのようにグラフト化したシリコーンゴムを後処理することができる。
グラフト化シリコーンゴムの製造において、グラフトシェルを形成するグラフトモノマーの遊離重合体または共重合体を、概して、実際のグラフト重合体に加えてある程度まで生成する。シリコーンゴムの存在下グラフトモノマーの重合により得られた生成物はグラフト化シリコーンゴムであるが、正確に言うと、従って、概して、グラフト共重合体とグラフトモノマーの遊離(共)重合体との混合物である。
アクリレートゴムを基材とした成分Bに従ったグラフト重合体を、以下のグラフト反応により、好適に得ることができる:
(a)グラフトベースとして、グラフト重合体に対して20〜90重量%の、好ましくは−20℃未満のガラス転移温度を有するアクリレートゴムおよび
(b)グラフトモノマーとして、グラフト重合体に対して10〜80重量%の少なくとも1つの重合性エチレン性不飽和モノマー(B.1参照)
アクリレートゴム(a)は、好ましくは、アクリル酸アルキルエステルと、必要に応じて(a)に対して40重量%以下の他の重合性エチレン性不飽和モノマーとの重合体である。好ましい重合性アクリル酸エステルとしては、C〜Cアルキルエステル、例えば、メチル、エチル、ブチル、n−オクチルおよび2−エチルヘキシルエステル;ハロアルキルエステル、好ましくは、アクリル酸クロロエチルなどのハロ−C〜Cアルキルエステル、ならびにこれらのモノマーの混合物が挙げられる。
架橋のため、1つより多い重合性二重結合を有するモノマーを共重合することができる。架橋モノマーの好ましい例は、3〜8個の炭素原子を有する不飽和モノカルボン酸と、3〜12個の炭素原子を有する不飽和一価アルコール、または例えば、エチレングリコールジメタクリレート、メタクリル酸アリルなどの2〜4個のOH基および2〜20個の炭素原子を有する不飽和ポリオールとのエステル類;例えば、トリビニルおよびトリアリルシアヌレートなどの多価不飽和複素環式化合物;ジおよびトリビニルベンゼン類などの多官能性ビニル化合物であり;リン酸トリアリルおよびフタル酸ジアリルもある。
好ましい架橋モノマーは、メタクリル酸アリル、エチレングリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリルおよび少なくとも3つのエチレン性不飽和基を含有する複素環式化合物である。
特に好ましい架橋モノマーは、環式モノマー類、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアクリロイルヘキサヒドロ−s−トリアジン、トリアリルベンゼン類である。
架橋モノマー量は、ゴムベースに対して、好ましくは0.02〜5重量%、特に0.05〜2重量%である。
少なくとも3つのエチレン性不飽和基を有する環式架橋モノマーの場合、ゴムベースの1重量%未満の量に限定するのが有利である。
グラフトベースB.2の製造のためアクリル酸エステルに加えて必要に応じて使用することができる好ましい「他の」重合性エチレン性不飽和モノマーは、例えば、アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、アクリルアミド、ビニルC〜Cアルキルエーテル、メタクリル酸メチル、ブタジエンである。グラフトベースB.2として好ましいアクリレートゴムは、少なくとも60重量%のゲル含有率を有する乳化重合体である。
アクリル系重合体は概して公知であり、公知の方法(例えば、欧州特許出願公開第244857号)により製造することができ、または市販製品であり得る。
適切な溶媒中、25℃においてグラフトベースのゲル含有率を決定する(M. Hoffmann, H. Kromer, R. Kuhn, Polymeranalytik I und II, Georg Thieme-Verlag, Stuttgart 1977)。
平均粒径d50は、それ以上、それ以下、いずれの場合も50重量%の粒子がある径である。平均粒径d50を、超遠心分離測定によって決定することができる(W. Scholtan, H. Lange, Kolloid, Z. und Z. Polymere 250 (1972), 782-l796)。
特に指示されない限り、ガラス転移温を、DIN EN61006に従って、中点温度としてTgを定義して(タンジェント法)、保護ガスとして窒素を用いて、10K/分の加熱速度で示差走査熱分析(DSC)によって決定する。
成分Bは:
B.1 5〜95重量%、好ましくは7〜50重量%、特に好ましくは9〜30重量%の1つ以上のビニルモノマーを、
B.2 グラフトベースとして、95〜5重量%、好ましくは93〜50重量%、特に好ましくは91〜70重量%の1つ以上のシリコーン−アクリレート複合ゴム上で、
グラフト反応することにより製造された1つ以上のグラフト重合体を好適に含んでなり、該シリコーン−アクリレートゴムは:
B.2.1 5〜75重量%、好ましくは7〜50重量%、特に好ましくは9〜40重量%のシリコーンゴムおよび
B.2.2 95〜25重量%、好ましくは93〜50重量%、特に好ましくは91〜60重量%のポリアルキル(メタ)アクリレートゴム
を含んでなり、2つの挙げたゴム成分B.2.1およびB.2.2は、これらが互いから実質的に分離できないように複合ゴム中で浸透している。
ラジカル重合、例えば、乳化重合、懸濁重合、溶液重合またはバルク重合、好ましくは乳化重合またはバルク重合により、グラフト共重合体Bを製造する。
適切なモノマーB.1は、ビニル芳香族化合物および/または環上で置換されたビニル芳香族化合物(スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレンなど)などのビニルモノマー類、メタクリル酸(C〜C)アルキルエステル類(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸アリルなど)、アクリル酸(C〜C)アルキルエステル類(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸tert−ブチルなど)、有機酸類(アクリル酸、メタクリル酸など)および/またはシアン化ビニル類(アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルなど)および/または不飽和カルボン酸類(例えば、無水マレイン酸およびN−フェニルマレイミド)の誘導体(無水物類およびイミド類など)である。これらのビニルモノマーを、単独または少なくとも2つのモノマーの混合物で使用することができる。
好ましいモノマーB.1は、スチレン、α−メチルスチレン、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチルおよびアクリロニトリルの少なくとも1つから選択される。メタクリル酸メチルを、モノマーB.1として特に好ましく使用する。
グラフトベースB.2のガラス転移温度は、好ましくは<10℃、より好ましくは<0℃、特に好ましくは<−20℃である。
グラフトベースB.2は、概して、0.05〜10μm、好ましくは0.06〜5μm、特に好ましくは0.08〜1μmの平均粒径(d50値)を有する。
シリコーン−アクリレートゴムは公知であり、例えば、米国特許第5,807,914号、欧州特許第430134号および米国特許第4,888,388号に記載されている。
シリコーン−アクリレートゴムの適切なシリコーンゴム成分は、その製造方法が、例えば、米国特許第2,891,920号、米国特許第3,294,725号、ドイツ特許出願公開第3631540号、欧州特許出願公開第249964号、欧州特許第430134号および米国特許第4,888,388号に記載されている、グラフト活性部を有するシリコーンゴムである。
シロキサンモノマー構造単位、架橋剤または分岐剤(IV)および必要に応じてグラフト化剤(V)を使用する乳化重合により、シリコーンゴムを好適に製造する。
例としておよび好ましくは、ジメチルシロキサン、または例としておよび好ましくは、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、トリメチルトリフェニルシクロトリシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン、オクタフェニルシクロテトラシロキサンなどの少なくとも3環員、好ましくは3〜6環員を有する環式有機シロキサンを使用する。有機シロキサンモノマーを、単独で、または2つ以上のモノマーの混合物の形態で使用することができる。シリコーンゴムは、シリコーンゴム成分の総重量に対して、50重量%以上、特に好ましくは60重量%以上の有機シロキサンを含有する。
架橋剤または分岐剤(IV)として、3または4、特に好ましくは4の官能性を有するシラン系架橋剤を好適に使用する。言及し得る好ましい例としては:トリメトキシメチルシラン、トリエトキシフェニルシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ−n−プロポキシシランおよびテトラブトキシシランが挙げられる。架橋剤を、単独で、または2つ以上の混合物で使用することができる。テトラエトキシシランは特に好ましい。
架橋剤を、シリコーンゴム成分の総重量に対して、0.1〜40重量%の範囲の量で使用する。架橋剤量を、トルエン中で測定して、シリコーンゴムの膨潤度が3〜30、好ましくは3〜25、特に好ましくは3〜15であるように選択する。25℃においてトルエンで飽和である場合のシリコーンゴムにより吸収されたトルエン量と、乾燥状態におけるシリコーンゴム量との重量比として、膨潤度は定義される。膨潤度の決定は、欧州特許出願公開第249964号に詳細に記載されている。
膨潤度が3未満である場合、すなわち、架橋剤の含有率が高すぎる場合、シリコーンゴムは十分なゴム弾性を有しない。膨潤指数が30より大きい場合、シリコーンゴムは、マトリックスポリマー中でドメイン構造を形成することができず、従って、衝撃強度も改良することができず;効果はポリジメチルシロキサンの単純な添加のものと同様となる。
膨潤度は上記限度内でより容易に制御することができるので、四官能性分岐剤は三官能性分岐剤より好ましい。
適切なグラフト化剤(V)は、次式の構造:
(式中、
は、C〜Cアルキル、好ましくは、メチル、エチルもしくはプロピル、またはフェニルであり、
は、水素またはメチルであり、
nは、0、1または2であり、および
pは、1〜6の整数である)
を形成することができる化合物である。
アクリロイル−またはメタクリロイルオキシシロキサンは、上記構造(V−1)を形成するのに特に好適であり、高グラフト化効率を有する。それにより、グラフト鎖の効率的生成を確保し、従って、得られた樹脂組成物の衝撃強度を促進する。
言及し得る好ましい例としては:β−メタクリロイルオキシ−エチルジメトキシメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシ−プロピルメトキシジメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシ−プロピルジメトキシメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシ−プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシ−プロピルエトキシジエチルシラン、γ−メタクリロイルオキシ−プロピルジエトキシメチルシラン、δ−メタクリロイルオキシ−ブチルジエトキシメチルシランまたはその混合物が挙げられる。
好ましくは、シリコーンゴムの総重量に対して0〜20重量%のグラフト化剤を使用する。
シリコーン−アクリレートゴムの適切なポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分を、メタクリル酸アルキルエステルおよび/またはアクリル酸アルキルエステル、架橋剤(VI)およびグラフト化剤(VII)から製造することができる。好ましいメタクリル酸アルキルエステルおよび/またはアクリル酸アルキルエステルの例としては、C〜Cアルキルエステル類、例えば、メチル、エチル、n−ブチル、tert−ブチル、n−プロピル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−ラウリルおよび2−エチルヘキシルエステル;ハロアルキルエステル類、好ましくは、アクリル酸クロロエチルなどのハロC〜Cアルキルエステル類、およびこれらのモノマーの混合物が挙げられる。アクリル酸n−ブチルは特に好ましい。
シリコーン−アクリレートゴムのポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分のための架橋剤(VI)として、1つより多い重合性二重結合を有するモノマーを使用することができる。架橋モノマーの好ましい例は、3〜8個の炭素原子を有する不飽和モノカルボン酸と、3〜12個の炭素原子を有する不飽和一価アルコール、またはエチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレートおよび1,4−ブチレングリコールジメタクリレートなどの2〜4個のOH基および2〜20個の炭素原子を有する不飽和ポリオールとのエステル類である。架橋剤を、単独で、または少なくとも2つの架橋剤の混合物で使用することができる。
好ましいグラフト化剤(VII)の例としては、メタクリル酸アリル、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレートまたはその混合物が挙げられる。メタクリル酸アリルを架橋剤(VI)として使用することもできる。グラフト化剤を、単独で、または少なくとも2つのグラフト化剤の混合物で使用することができる。
架橋剤(VI)およびグラフト化剤(VII)の量は、シリコーン−アクリレートゴムのポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分の総重量に対して0.1〜20重量%である。
水性ラテックスの形態のシリコーンゴムを先ず製造することにより、シリコーン−アクリレートゴムを製造する。例えば、米国特許第2,891,920号および米国特許第3,294,725号に記載されているように、乳化重合により、シリコーンゴムを製造することができる。この完了するまでに、有機シロキサン、架橋剤および必要に応じてグラフト化剤を含有する混合物を、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルスルホン酸などのスルホン酸系乳化剤の存在下ホモジナイズを用いて、せん断しながら水と混合し、この混合物を完全に重合してシリコーンゴムラテックスを得る。アルキルベンゼンスルホン酸は、乳化剤としてだけでなく、重合開始剤としての機能も果たすので、特に好適である。この場合、アルキルベンゼンスルホン酸とアルキルベンゼンスルホン酸金属塩またはアルキルスルホン酸金属塩との組合せは、それにより、次に続くグラフト重合中において重合体を安定化するので有利である。
重合後、アルカリ水溶液の添加、例えば、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液または炭酸ナトリウム水溶液の添加により反応混合物を中和することにより反応を停止する。
それから、使用するメタクリル酸アルキルエステルおよび/またはアクリル酸アルキルエステル、架橋剤(VI)およびグラフト化剤(VII)をこのラテックスに添加し、重合を行う。ラジカル、例えば、過酸化物、アゾまたはレドックス開始剤により開始する乳化重合が好ましい。レドックス開始剤系、特に、硫酸鉄、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ロンガリットおよび過酸化水素を組み合わせることにより製造したスルホキシル酸塩開始剤系を使用するのが特に好ましい。
シリコーンゴム製造に使用したグラフト化剤(V)は、ポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分をシリコーンゴム成分と共有結合する効果を有する。重合において、2つのゴム成分は相互浸透し、従って、複合ゴムを形成し、重合後のシリコーンゴム成分およびポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分のその構成成分に、もはや分離することができない。
シリコーン−アクリレートグラフトゴムBの製造のため、モノマーB.1を、ゴムベースB.2にグラフト化する。例えば、欧州特許出願公開第249964号、欧州特許第430134号および米国特許第4,888,388号に記載の重合方法を使用することができる。
例えば、次の重合方法に従ってグラフト重合を行う:ラジカルにより開始された一段階または多段階乳化重合では、水性ラテックスの形態で存在するグラフトベースに所望のビニルモノマーB.1を重合する。それによりグラフト化効率はできる限り高くあるべきであり、10%以上が好ましい。グラフト化効率は使用されたグラフト化剤(V)または(VII)に著しく依存する。シリコーングラフトゴムへの重合後、例えば、塩化カルシウムまたは硫酸マグネシウムなどの金属塩が予め溶解している熱水に水性ラテックスを添加する。それにより、シリコーン−アクリレートグラフトゴムは凝固し、その後、分離することができる。
成分C
使用した成分Cに対応するホスファゼンは、式(X)に記載の環式ホスファゼンである:
式中、
Rは、いずれの場合も同じでも異なってもよく、
−アミンラジカル、
−C〜Cアルキル、好ましくは、メチル、エチル、プロピルもしくはブチルであり、各々はハロゲン化、好ましくはフッ素でハロゲン化、より好ましくはモノハロゲン化されていてもよく、
−C〜Cアルコキシ、好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシもしくはブトキシであり、
−C〜Cシクロアルキルであり、各々は、アルキル、好ましくはC〜Cアルキル、および/もしくはハロゲン、好ましくは塩素および/もしくは臭素により置換されていてもよく、
−C〜C20アリールオキシ、好ましくはフェノキシ、ナフチルオキシであり、各々は、アルキル、好ましくはC〜Cアルキル、および/もしくはハロゲン、好ましくは塩素、臭素および/もしくはヒドロキシにより置換されていてもよく、
−C〜C12アラルキル、好ましくはフェニルC〜Cアルキル、であり、各々は、アルキル、好ましくはC〜Cアルキル、および/もしくはハロゲン、好ましくは塩素および/もしくは臭素により置換されていてもよく、または
−ハロゲンラジカル、このましくは塩素もしくはフッ素であり、または
−OHラジカルであり、
kは、上記意味を有する。
プロポキシホスファゼン、フェノキシホスファゼン、メチルフェノキシホスファゼン、アミノホスファゼンおよびフルオロアルキルホスファゼン、ならびに次の構造を有するホスファゼンが好ましい:
上に示した化合物中、k=1、2または3である。
60〜98モル%のk=1(C1)を有するオリゴマー含有率を有するフェノキシホスファゼン(全R=フェノキシ)が好ましい。
式(X)に記載のホスファゼンが、例えば、不完全に反応した出発物質のリン上でハロ置換される場合、リン上でハロ置換されたこのホスファゼンの含有率は、好ましくは1000ppm未満、より好ましくは500ppm未満である。
ホスファゼンを、単独または混合物の形態で使用することができ、すなわち、ラジカルRは同じかまたは式(X)の2つ以上のラジカルは異なり得る。ホスファゼンのラジカルRは好ましくは同じである。
さらに好ましい実施形態では、同じRを有するホスファゼンのみを使用する。好ましい実施形態では、テトラマー(k=2)(C2)の含有率は、成分Cに対して2〜50モル%、より好ましくは5〜40モル%、さらにより好ましくは10〜30モル%、特に好ましくは10〜20モル%である。
好ましい実施形態では、より高いオリゴマーホスファゼン(k=3、4、5、6および7)(C3)は、成分Cに対して0〜30モル%、より好ましくは2.5〜25モル%、さらにより好ましくは5〜20モル%、特に好ましくは6〜15モル%である。
好ましい実施形態では、k≧8(C4)を有するオリゴマーの含有率は、成分Cに対して0〜2.0モル%、好ましくは0.10〜1.00モル%である。
さらに好ましい実施形態では、成分Cのホスファゼンは、含有率(C2〜C4)に関しては上記全3つの条件を満たす。
成分Cは、好ましくは、成分Cに対して、65〜85モル%のトリマー含有率(k=1)、10〜20モル%のテトラマー含有率(k=2)、5〜20モル%のより高いオリゴマーホスファゼン(k=3、4、5、6および7)および0〜2モル%のk≧8を有するホスファゼンオリゴマーを含むフェノキシホスファゼンである。
成分Cは、特に好ましくは、成分Cに対して、70〜85モル%のトリマー含有率(k=1)、10〜20モル%のテトラマー含有率(k=2)、6〜15モル%のより高いオリゴマーホスファゼン(k=3、4、5、6および7)および0.1〜1モル%のk≧8を有するホスファゼンオリゴマーを含むフェノキシホスファゼンである。
さらに特に好ましい実施形態では、成分Cは、成分Cに対して、65〜85モル%のトリマー含有率(k=1)、10〜20モル%のテトラマー含有率(k=2)、5〜15モル%のより高いオリゴマーホスファゼン(k=3、4、5、6および7)および0〜1モル%のk≧8を有するホスファゼンオリゴマーを含むフェノキシホスファゼンである。
nは、次式に従ったkの加重算術平均と定義される:
式中、xiはオリゴマーkiの含有率であり、従って、全xiの合計は1である。
代替の実施形態では、nは、1.10〜1.75、好ましくは1.15〜1.50、より好ましくは1.20〜1.45、特に好ましくは1.20〜1.40の範囲である(範囲の境界を含む)。
ホスファゼンおよびその製造は、例えば、欧州特許出願公開第728811号およびドイツ特許出願公開第1961668号および国際公開第97/40092号に記載されている。
配合サンプル中のホスファゼンのオリゴマー組成物を、31P NMRを用いて配合後に検出および定量化することもできる(化学シフト;δトリマー:6.5〜10.0ppm;δテトラマー:−10〜13.5ppm;δより高いオリゴマー:−16.5〜−25.0ppm)。
成分D
成分Dは、1つ以上の熱可塑性ビニル(共)重合体またはポリアルキレンテレフタレートを含んでなる。
ビニル芳香族化合物、シアン化ビニル(不飽和ニトリル)、(メタ)アクリル酸(C〜C)アルキルエステル、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体(無水物およびイミド)の群から少なくとも1つのモノマーの重合体は、ビニル(共)重合体Dとして好適である。以下の(共)重合体は特に好適である:
D.1 50〜99重量部、好ましくは60〜80重量部のビニル芳香族化合物および/または環上で置換されたビニル芳香族化合物(スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレンなど)および/または(メタ)アクリル酸(C1〜C8)アルキルエステル(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなど)ならびに
D.2 アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルなどの1〜50重量部、好ましくは20〜40重量部のシアン化ビニル(不飽和ニトリル類)、および/またはメタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸tert−ブチルなどの(メタ)アクリル酸(C〜C)アルキルエステル、マレイン酸などの不飽和カルボン酸、および/または不飽和カルボン酸の無水物およびイミド(例えば、無水マレイン酸およびN−フェニルマレイミド)などの誘導体。
ビニル(共)重合体は、樹脂様、熱可塑性でありゴムを含まない。D.1 スチレンおよびD.2 アクリロニトリルの共重合体が特に好ましい。
Dに記載の(共)重合体は公知であり、ラジカル重合、詳細には、乳化、懸濁またはバルク重合により製造することができる。(共)重合は、15,000〜200,000g/モル、特に好ましくは100,000〜150,000g/モルの平均分子量M(重量平均、光拡散または沈降により決定)を好ましく有する。
特に好ましい実施形態では、Dは、130,000g/モルの重量平均分子量Mを有するスチレン77重量%およびアクリロニトリル23重量%の重合体である。
成分Dとして適切な組成物は、1つまたは2つ以上の異なるポリアルキレンテレフタレートの混合物を含んでなる。
ポリアルキレンテレフタレートは、テレフタル酸(または反応性誘導体、例えば、そのジメチルエステルまたは無水物)と、例えば、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオールおよびシクロヘキシルジメタノールに基づいたアルカンジオール類、シクロ脂肪族もしくは芳香脂肪族ジオール類およびその混合物から誘導されるポリアルキレンテレフタレートであり、ジオール成分は2個より多い炭素原子を含む。従って、好ましくは、ポリブチレンテレフタレートおよび/またはポリトリメチレンテレフタレート、最も好ましくはポリブチレンテレフタレートを成分Dとして使用する。
ポリアルキレンテレフタレートは、二酸のモノマーとして、5重量%以下のイソフタル酸を含んでなることができる。
好ましいポリアルキレンテレフタレートを、テレフタル酸(またはその反応性誘導体)と、3〜21個の炭素原子を有する脂肪族またはシクロ脂肪族ジオール類から公知の方法により製造することができる(Kunststoff-Handbuch, Vol. VIII, p. 695 ff, Karl-Hanser-Verlag, Munich 1973)。
好ましいポリアルキレンテレフタレートは、ジオール成分に対して少なくとも80モル%、好ましくは少なくとも90モル%の1,3−プロパンジオールラジカルおよび/または1,4−ブタンジオールラジカルを含んでなる。
テレフタル酸ラジカルを含んでなるだけでなく、好ましいポリアルキレンテレフタレートは、20モル%以下の8〜14個の炭素原子を有する他の芳香族ジカルボン酸または4〜12個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸のラジカル、例えば、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、シクロヘキサン二酢酸、シクロヘキサンジカルボン酸などを含んでなることができる。
1,3−プロパンジオールまたは1,4−ブタンジオールラジカルを含んでなることと同様に、好ましいポリアルキレンテレフタレートは、20モル%以下の、3〜12個の炭素原子を有する他の脂肪族ジオール類または6〜21個の炭素原子を有するシクロ脂肪族ジオール類、例えば、1,3−プロパンジオール、2−エチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、3−メチル−2,4−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールおよび2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,4−ジ(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチルシクロブタン、2,2−ビス(3−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンおよび2,2−ビス(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)プロパンを含んでなることができる(ドイツ特許出願公開第2407674号、同第2407776号、同第2715932号)。
ポリアルキレンテレフタレートを、例えば、ドイツ特許出願公開第1900270号および米国特許第3,692,744号に記載されているように、比較的少量の三価もしくは四価アルコール類またはトリもしくはテトラカルボン酸の組込みにより分岐化することができる。好ましい分岐剤の例としては、トリメシン酸、トリメリット酸、トリメチロールエタンおよび−プロパンならびにペンタエリスリトールである。
酸成分に対して1モル%以下の分岐剤を使用することが望ましい。
テレフタル酸またはその反応性誘導体(例えば、テレフタル酸ジメチルなどのそのジアルキルエステル)ならびに1,3−ブタンジオールおよび/または1,4−ブタンジオール(ポリプロピレンおよびポリブチレンテレフタレート)およびこのようなポリアルキレンテレフタレートの混合物から単独で製造されたポリアルキレンテレフタレートが特に好ましい。
好ましいポリアルキレンテレフタレートは、少なくとも2つの上記酸成分から、および/または少なくとも2つの上記アルコール成分から製造したコポリエステルであり、特に好ましいコポリエステルは、ポリ(1,3−プロピレングリコール/1,4−ブタンジオール)テレフタレートである。
ポリアルキレンテレフタレートは、概して、いずれの場合も、フェノール/o−ジクロロベンゼン(1:1重量部)中25℃で測定して、約0.4〜1.5dl/g、好ましくは0.5〜1.3dl/gの固有粘度を有する。
代替の実施形態では、製造したポリステルを、他のポリエステルおよび/またはさらなる重合体と混合して使用することもでき、ポリアルキレンテレフタレートと他の重合体との混合物を使用することが好ましい。
成分E
組成物は、ドリッピング防止剤以外の難燃共力剤、潤滑剤および離型剤(例えば、ペンタエリスリトールテトラステアレート)、核形成剤、安定剤(例えば、UV/光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、エステル交換防止剤、加水分解防止剤)、帯電防止剤(例えば、導電性ブラック、炭素繊維、カーボンナノチューブ、ならびにポリアルキレンエーテル、スルホン酸アルキルまたはポリアミド含有重合体などの有機帯電防止剤)、ならびに着色料、顔料、フィラー、タルクならびに補強材、特にガラス繊維、鉱物補強材および炭素繊維などのさらなる従来の重合体添加物を含んでなることができる。
安定剤として、例えば、Irganox(登録商標)B900(チバスペシャリティケミカルズ)などの立体障害型フェノール類およびホスフィット類またはその混合物は好適に使用される。ペンタエリスリトールテトラステアレートは離型剤として好適に使用される。カーボンブラックは黒色顔料(例えば、ブラックパール)としてさらに好適に使用される。
必要に応じたさらなる添加物を含んでなることと同様に、特に好ましい成形組成物は、成分Eとして離型剤、特に好ましくはペンタエリスリトールテトラステアレートを、0.1〜1.5重量部、好ましくは0.2〜1.0重量部、特に好ましくは0.3〜0.8重量部の量で含んでなる。必要に応じたさらなる添加物を含んでなることと同様に、特に好ましい成形組成物は、成分Eとして、例えば、立体障害型フェノール類、ホスフィット類およびその混合物、特に好ましくはIrganox(登録商標)B900から選択される少なくとも1つの安定剤を、0.01〜0.5重量部、好ましくは0.03〜0.4重量部、特に好ましくは0.06〜0.3重量部の量で含んでなる。
PTFE(成分F)、ペンタエリスリトールテトラステアレートおよびIrganox(登録商標)B900と、成分Cとしてリン系難燃剤との組合せも特に好ましい。
必要に応じて、成分Eの範囲内でタルクを添加してもよい。 特定の種類のタルクは、28〜35重量%、好ましくは30〜33重量%、特に好ましくは30.5〜32重量%のMgO含有率および55〜65重量%、特に58〜64重量%、特に好ましくは60〜62.5重量%のSiO含有率を特徴とする特に高純度により区別される。好ましい種類のタルクは、5重量%未満、特に好ましくは1重量%未満、特に0.7重量%未満のAl含有率でさらに区別される。
この定義に対応する市販の種類のタルクは、例えば、Lusenac Naintsch Mineralwerke GmbH(オーストリア、グラーツ)のLuzenac(登録商標)3CAである。
0.1〜4.0μm、好ましくは0.2〜3.0μm、特に好ましくは0.5〜2.5μm、最も好ましくは0.7〜1.8μmの平均粒径d50を有する微粉砕タイプの形態の本発明に従ったタルクの使用が特に有利である。平均粒径d50は、それ以上、それ以下、いずれの場合も50重量%の粒子がある径である。平均粒径d50が異なるタルクの種類の混合物を使用することもできる。
重合体とより良好な相溶性を確保するために、タルクを、表面処理、例えば、シラン処理することができる。成形組成物の処理および製造の観点で、圧縮タルクの使用も有利である。
成分F
ドリッピング防止剤として、粉体または、例えば成分Bとの凝固混合物の形態で、特にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)または、例えば、PTFEとスチレン含有もしくはメタクリル酸メチル含有重合体もしくは共重合体とのマスターバッチなどのPTFE含有組成物を使用する。
ドリッピング防止剤として使用されるフッ素化ポリオレフィン類は高分子量を有し、−30℃超、概して100℃超のガラス転移温度、好ましくは65〜76重量%、特に70〜76重量%のフッ素含有率、0.05〜1000μm、好ましくは0.08〜20μmの平均粒径d50を有する。概して、フッ素化ポリオレフィン類は、1.2〜2.3g/cmの密度を有する。好ましいフッ素化ポリオレフィン類は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレンおよびエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体である。フッ素化ポリオレフィン類は公知である("Vinyl and Related Polymers" by Schildknecht, John Wiley & Sons, Inc., New York, 1962, pages 484-494; "Fluorpolymers" by Wall, Wiley-Interscience, John Wiley & Sons, Inc., New York, Volume 13, 1970, pages 623-654; "Modern Plastics Encyclopedia", 1970-1971, Volume 47, No. 10 A, October 1970, McGraw-Hill, Inc., New York, pages 134 and 774; "Modern Plastics Encyclopedia", 1975-1976, October 1975, Volume 52, No. 10 A, McGraw-Hill, Inc., New York, pages 27, 28 and 472 and US-PS 3 671 487, 3 723 373 and 3 838 092参照)。
例えば、7〜71kg/cmの圧、0〜200℃の温度、好ましくは20〜100℃の温度で、水性媒体中のテトラフルオロエチレンをフリーラジカル生成触媒、例えば、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムで重合することによるなど公知の方法により製造することができる(さらなる詳細は、例えば、米国特許第2,393,967号参照)。それらを使用する形態に応じて、これらの材料密度は1.2〜2.3g/cmであり得、平均粒径は0.05〜1000μmであり得る。
好ましいフッ化ポリオレフィン類は、0.05〜20μm、好ましくは0.08〜10μmの平均粒径、および1.2〜1.9g/cmの密度を有する。
粉体で使用することができる適切なフッ化ポリオレフィン類Fは、100〜1000μmの平均粒径、および2.0g/cm〜2.3g/cmの密度を有するテトラフルオロエチレン重合体である。適切なテトラフルオロエチレン重合体の粉体は市販製品であり、例えば、商品名Teflon(登録商標)としてDuPont社より供給されている。
必要に応じたさらなる添加物を含んでなることと同様に、特に好ましい難燃性組成物は、成分Fとしてフッ化ポリオレフィンを、0.05〜5.0重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、特に好ましくは0.3〜1.0重量部の量で含んでなる。
熱界面材料および熱伝導材料などの構造用追加材料を、直下にデバイスの実施形態と関連して論じる。
II.電池冷却のためのデバイス
図1に示すように、電池冷却用デバイス10は、第一冷却チャンネル部12および第二冷却チャンネル部13などの1つ以上の冷却チャンネル部から構成され得る。本発明の好ましい実施形態において構成の材料は上文で論じたようにポリカーボネートブレンドを含むが、構造用の他の材料を、アルミニウムおよびステンレス鋼などの鋳造金属を含む下記に論じられるデバイス用途に考えてもよい。構造用材料を選択する際、材料の重量、その強度、自動車用途の適合性および耐食性が考慮すべき因子である。デバイスは、電池がその中に取り付けられるように1つ以上の開口9を備えてもよい。図2に示すように、電池冷却用デバイス13aは、異なる実施形態において下記に論じるように複数の部分よりむしろ1つの単一プラスチック冷却チャンネルから構成されていてもよい。
図4に示すように、第一冷却チャンネル部12および第二冷却チャンネル部13を各々射出成形してもよく、一緒にくっついていてもよい。 第二冷却チャンネル部13は、それを通って冷却流体がデバイスを出入りし得るポート17をさらに備える。第二冷却チャンネル部13は、外面15および内面14を備える。図3に示すように、1つ以上の電池16をデバイスに取り付けてもよく、該電池は内面14と接触していない。例えば、冷却流体は、ポート17を通ってデバイスに入ってもよく、該流体は出口ポート(示さず)を通って出る前に流体チャンネル18を通って移動する際に内面14と接触している。冷却流体は内面14を冷却し、次に1つ以上の電池16を冷却する。本発明のこの実施形態では、冷却媒体と1つ以上の電池16との間中に金属冷却板はない。
デバイスは、1つ以上の電池16と第二冷却チャンネル部13との間に配置してもよい熱界面材料(示さず)をさらに備えてもよい。 第二冷却チャンネル部13に直接的に伝導または使用する場合熱界面材料を通ってから第二冷却チャンネル部13に伝導することにより、1つ以上の電池16により発生した熱エネルギーを移動する。熱エネルギーは流体チャンネル18を通って循環する冷却流体に移動して、図5中に示すように1つ以上のポート17を通ってデバイスに出入りする。 熱界面材料は、好ましくは第二冷却チャンネル部13より高熱伝導性を有する材料である。 適切な材料としてはシリコーンゴムが挙げられる。
図6に示すように、第一冷却チャンネル部12が第二冷却チャンネル部13と接続している場合、第一冷却チャンネル部12はシリコーンなどのエラストマー系シーラントを受けて冷却流体の漏洩を防止するために溝20を備えてもよい(図7に示す)。図6に示すように、エラストマー系シーラントを溝20内に配置して第一冷却チャンネル部12を第二冷却チャンネル部13の内面14と接合してもよい。溝は、液体射出成形してもよいシリコーンを方向づける働きをし得る。1つ以上の電池18の冷却に加えて、流体チャンネル18が衝撃の場合の追加の破砕帯の機能を果たすので、デバイスの二重壁設計は電池の衝撃保護も提供する。衝撃エネルギーを吸収して、従って1つ以上の電池16へのダメージを最小限に抑える助けになる冷却流体の流動もあるだろう。
図8に示すように、デバイス30を、第二の同じデバイス30aと接続するように組立てたモジュール設計で作製してもよく、この各々は冷却流体を中に入れたり排出したりするためのポート31を備える。デバイス30および30aは、必要に応じて所望の電気エネルギー出力を達成するように追加のデバイスと接続する。デバイスのモジュール方式は、接続デバイスの数および設計を変えることにより拡張性を可能として、共通の出力、および万が一1つの電池が故障した場合の信頼性向上を提供する。
図9は、ポート42を備えるプラスチック冷却チャンネル40がその中にパウチ型電池41を配置し、追加のデバイス39とアタッチメント用に設計されている本発明の別の実施形態を示す。プラスチック冷却チャンネル40は、自動車または他の乗り物内の場所にデバイスを保持するように追加の構造物をさらに備えてもよい。あるいは、外部の支持構造物を使用してプラスチック冷却チャンネルおよび/または電池を支持し、乗り物内にこれらを取り付けてもよい。図10に示すように、この実施形態のデバイスは、プラスチック冷却チャンネル40および熱伝導材料43を備える。プラスチック冷却チャンネル40は、ポート42、溝44および冷却チャンネル46を備える。熱伝導材料43を、溝44中に配置したエラストマー系シーラントの使用によりプラスチック冷却チャンネル40と接続し、これにより、プラスチック冷却チャンネル40を熱伝導材料43と接続する。熱伝導材料43は、良好な熱伝導体の機能を果たすアルミニウムまたはステンレス鋼などの金属板であってもよく、冷却流体からの化学的浸食に対して耐性がある。プラスチック冷却チャンネル40は射出成形により好適に構成される。
図11に示すように、プラスチック冷却チャンネル40aは、1つ以上のポート42aおよび流体チャンネル45aを備える。冷却流体は、1つのポート42aを通って入り、流体チャンネル45aを通過して流れ、1つ以上のポート42aを通って出る。パウチ型電池を、流体チャンネル45aと隣接して配置してもよく、流体チャンネル45aにより電池からその中にある冷却流体への熱移動により冷却する。この実施形態では、冷却流体と電池間に金属冷却板はない。プラスチック冷却チャンネル40aを1つ以上のポート42の周囲にエラストマー系シーラント44aの使用により他のデバイスと接続してもよい。プラスチック冷却チャンネル40aはブロー成形により好適に構成される。
図12は、プラスチック冷却チャンネル40と接触して取り付けられたパウチ型電池41および熱伝導材料43を配置した図10の実施形態を示し、次に、これを同設計の追加のデバイスと接合する。図13に示すように、一緒に接続した複数のデバイスは、アレイ47および47aを形成してもよく、これを組合せて、さらに大きなアレイ48を形成してもよい。さらに図13に示すように、デバイスは、電気出力49、電気計器50、および各電池の性能および温度を計測する追加のアタッチメント(示さず)などの追加機能を有してもよい。熱管理効率のため最も必要である場所に冷却流体を効果的に方向づけることができる制御バルブを追加してもよい。
本発明のプラスチック冷却チャンネルは、その高強度および耐衝撃性特性のため、他の材料の中でもポリカーボネートを好適に含んでなる。特定のポリカーボネートブレンドは強い耐薬品性を有することが知られており、これは、冷却流体と長期に接触するように設計されているこのものなどの用途に有用であり得る。本発明の別の実施形態では、このようなブレンドをグリコールと水との混合物などの自動車用冷却流体で試験した場合に難燃性に加えて高レベルの耐薬品性および耐加水分解性を示すので、ホスファゼン添加剤を含むポリカーボネートブレンドを使用してもよい。このようなポリカーボネートブレンドは、国際公開第2014/086769号および国際公開第2014/086800号(各々は参照することにより本明細書に組み入れられるものとする)に記載されている。好ましくは、この援用は該ブレンドの化学組成に関して具体的に成されるものであり、従って、全ての実施形態および特にその中に記載された好ましい実施形態におけるこれらの成分、これらの成分の比および量を表す。本発明のさらに別の実施形態では、プラスチック冷却チャンネルは、実質的に電気伝導性はなく、熱伝導性である。本発明のさらに別の実施形態では、プラスチック冷却チャンネルの内面は、実質的に金属を含まない。
多くのリン含有難燃剤は耐加水分解性に乏しいことが知られている。米国特許出願公開第2009/0281216号は、亜リン酸安定剤の欠点について議論している。同様に、米国特許第7,851,529号は、ポリカーボネート樹脂中で使用されるリン系難燃剤は、得られた成形部が加水分解により劣化し得るので、そのリサイクル性を低下し得ることを開示している。しかしながら、異なるリン系難燃剤を使用するポリカーボネート樹脂間の耐加水分解性に差があることが見出された。
リン酸トリフェニル(TPP)、ビスフェノールAビス(ジフェニルホスフェート)(BDP)およびフェノキシホスファゼンを含むリン含有難燃性添加剤を含んでなるいくつかの異なるポリカーボネート成形組成物を、水50重量%およびエチレングリコール50重量%の模擬自動車用冷却流体に対する耐加水分解性について各々試験した。高温で長期間にわたる電池冷却デバイス中に存在する冷却流体の劇的効果を模擬するために、各々のサンプルを95℃で7日間オーブンエージングした。各組成物のメルトフローレート(MVR)を各化合物のそれぞれの成形温度において測定した。冷却流体中でオーブンエージングに付さなかったサンプル、およびオーブンエージングした他のサンプルについて測定を行った。メルトフローレートを、ISO1133に従って決定した。結果は次の通りである:
上記結果により観察することができた通り、そのリン系難燃剤としてホスファゼンを含むポリカーボネート組成物は、TPPおよびBDPを含む異なるリン系成形組成物を有する他のポリカーボネート成形組成物と比較して、模擬自動車用冷却流体に対して驚くべきより高い耐加水分解性を示した。従って、本発明の電池冷却デバイスと併せてこのような組成物を使用することが推奨される。
好ましくは、ホスファゼン添加剤は、成形組成物の2重量%〜10重量%である。最も好ましくは、ホスファゼン添加剤は、5重量%〜8重量%または6重量%〜7重量%である。本発明の別の好ましい実施形態では、ホスファゼン添加剤はフェノキシホスファゼンである。
本発明の前述の例は、例証する目的のため提供するが限定するものではない。本明細書に記載の実施形態を本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な方法で修飾または修正してもよいことは当業者に明白であろう。本発明の範囲は添付の請求の範囲により評価されるものとする。
次に本発明の好ましい実施形態を纏めている:
項1. 複数の電池の冷却用のプラスチック成形デバイスであって、
−内面および外面を有するプラスチック冷却チャンネルを備え;
−前記冷却チャンネルがポリカーボネートを含んでなり;
−前記冷却チャンネルは、流体が前記内面と接触するように、かつ、前記流体が前記外面に接触することを防止するように構成されており;
−前記外面が前記電池を構造的に支持するように構成されている、
プラスチック成形デバイス。
項2. 前記プラスチック冷却チャンネルが第一冷却チャンネル部および第二冷却チャンネル部から成る、項1に記載のプラスチック成形デバイス。
項3. 前記第一冷却チャンネル部および前記第二冷却チャンネル部がシリコーンシーラントの使用により互いに固定して取り付けられている、項2に記載のプラスチック成形デバイス。
項4. 前記第一冷却チャンネル部が液体射出成形シリコーンに向かう溝を備える、項2または3に記載のプラスチック成形デバイス。
項5. 前記プラスチック冷却チャンネルが実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性である、項1〜4のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項6. 前記プラスチック冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなる、項1〜5のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項7. 前記プラスチック冷却チャンネルが射出成形により構成される、項1〜6のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項8. 前記プラスチック冷却チャンネルがブロー成形により構成される、項1〜6のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項9. 前記内面が金属を実質的に含まない、項1〜8のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項10. 耐衝撃性のための1つ以上の構造物をさらに備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項11. 前記外面が前記1つ以上の電池と接触している、項1〜10のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項12. 前記外面が金属冷却板と接触していない、項1〜11のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項13. 前記デバイスが前記冷却チャンネルの外壁に適用する熱界面材料をさらに含んでなる、項1〜12のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項14. 前記デバイスが別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスと取り付けられるモジュール設計から構成される、項1〜13のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項15. 前記冷却流体の流れを調節または迂回させて前記電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える、項1〜14のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項16. 項1〜15のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイスを備える電池冷却管理システム。
項17. 複数の電池の冷却用のプラスチック成形デバイスであって、
−支持枠と;
−内面および外面を有する冷却チャンネルとを備え;
−前記冷却チャンネルがポリカーボネートを含んでなり;
−前記冷却チャンネルは、流体が前記内面と接触するように、かつ、前記流体が前記外面に接触することを防止するように構成されている、
プラスチック成形デバイス。
項18. 前記支持枠が耐衝撃性のための1つ以上の構造物を備える、項17に記載のプラスチック成形デバイス。
項19. 前記冷却チャンネルが第一冷却チャンネル部および第二冷却チャンネル部から成る、項17または18に記載のプラスチック成形デバイス。
項20. 前記第一冷却チャンネル部および前記第二冷却チャンネル部がシリコーンシーラントの使用により互いに固定して取り付けられている、項19に記載のプラスチック成形デバイス。
項21. 前記第一冷却チャンネル部が液体射出成形シリコーンに向かう溝を備える、項19または20のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項22. 前記支持枠が実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性である、項17〜21のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項23. 前記冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなる、項17〜22のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項24. 1つ以上の前記支持枠および冷却チャンネルが射出成形により構成される、項17〜23のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項25. 1つ以上の前記支持枠および冷却チャンネルがブロー成形により構成される、項17〜23のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項26. 前記内面が金属を実質的に含まない、項17〜25のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項27. 前記外面が前記1つ以上の電池と接触している、項17〜26のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項28. 前記外面が金属冷却板と接触していない、項17〜27のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項29. 前記デバイスが前記冷却チャンネルの外壁に適用する熱界面材料をさらに含んでなる、項17〜28のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項30. 前記デバイスが別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスと取り付けられるモジュール設計から構成される、項17〜29のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項31. 前記冷却流体の流れを調節または迂回させて前記電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える、項17〜30のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項32. 項17〜31のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイスを備える電池冷却管理システム。
項33. 複数の電池の冷却用のデバイスであって、
−内面および外面を有するプラスチック冷却チャンネルと;
−熱伝導性材料とを備え;
−前記冷却チャンネルがポリカーボネートを含んでなり;
−前記冷却チャンネルは、冷却流体が前記内面と接触するように構成されており;
−前記熱伝導性材料が前記冷却流体と接触している、
デバイス。
項34. 前記プラスチック冷却チャンネルが実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性である、項33に記載のデバイス。
項35. 前記プラスチック冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなる、項33または34のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイス。
項36. 前記プラスチック冷却チャンネルが射出成形により構成される、項33〜35のいずれか一項に記載のデバイス。
項37. 前記プラスチック冷却チャンネルがブロー成形により構成される、項33〜35のいずれか一項に記載のデバイス。
項38. 前記内面が金属を実質的に含まない、項33〜37のいずれか一項に記載のデバイス。
項39. 耐衝撃性のための1つ以上の構造物をさらに備える、請求項33〜38のいずれか一項に記載のデバイス。
項40. 前記熱伝導性材料が1つ以上の電池と接触している、請求項33〜39のいずれか一項に記載のデバイス。
項41. 前記デバイスが熱界面材料をさらに含んでなる、請求項33〜40のいずれか一項に記載のデバイス。
項42. 前記デバイスが別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスと取り付けられるモジュール設計から構成される、項33〜41のいずれか一項に記載のデバイス。
項43. 前記デバイスがシリコーンシーラントの使用により別のプラスチック成形デバイスに固定して取り付けられている、項42に記載のデバイス。
項44. 前記デバイスが液体射出成形シリコーンに向かう溝を備える、項42または43のいずれか一項に記載のデバイス。
項45. 前記冷却流体の流れを調節または迂回させて前記電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える、項33〜44のいずれか一項に記載のデバイス。
項46. 項33〜45のいずれか一項に記載のデバイスを備える電池冷却管理システム。
項47. A)60〜95重量部、好ましくは65〜90重量部、より好ましくは70〜85重量部、特に好ましくは76〜88重量部の芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネート、
B)1.0〜15.0重量部、好ましくは3.0〜12.5重量部、特に好ましくは4.0〜10.0重量部のゴム改質グラフト重合体、
C)1.0〜20.0重量部、好ましくは1.0〜15.0重量部、より好ましくは1.0〜12.5重量部、特に好ましくは1.5〜10.0重量部の構造(X)の少なくとも1つの環式ホスファゼン:
(式中、
kは1または1〜10の整数、好ましくは1〜8の数、特に好ましくは1〜5であり、
成分Cに対して60〜98モル%、より好ましくは65〜95モル%、特に好ましくは65〜90モル%、最も特に好ましくは65〜85モル%、特に70〜85モル%のトリマー含有率(k=1)を有し、
かつ、式中、
Rは、いずれの場合にも、同じでも異なっていてもよく、アミンラジカル;いずれも必要によりハロゲン化していてもよいC1〜C8アルキル(好ましくはメチル、エチル、プロピルもしくはブチル);C1〜C8アルコキシ(好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシもしくはブトキシ);いずれも必要によりアルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)および/もしくはハロゲン(好ましくは塩素および/もしくは臭素)で置換されていてもよいC5〜C6シクロアルキル;いずれも必要によりアルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)および/もしくはハロゲン(好ましくは塩素、臭素)および/もしくはヒドロキシで置換されていてもよいC6〜C20アリールオキシ(好ましくはフェノキシ、ナフチルオキシ);いずれも必要によりアルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)および/もしくはハロゲン(好ましくは塩素および/もしくは臭素)で置換されていてもよいC7〜C12アラルキル(好ましくはフェニルC1〜C4アルキル);またはハロゲンラジカル(好ましくは塩素);またはOHラジカルであり、
D)0〜15.0重量部、好ましくは2.0〜12.5重量部、より好ましくは3.0〜9.0重量部、特に好ましくは3.0〜6.0重量部のゴム非含有ビニル(共)重合体またはポリアルキレンテレフタレート、
E)0〜15.0重量部、好ましくは0.05〜15.00重量部、より好ましくは0.2〜10.0重量部、特に好ましくは0.4〜5.0重量部の添加剤、
F)0.05〜5.0重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、特に好ましくは0.1〜1.0重量部のドリッピング防止剤、
を含んでなる、複数の電池の冷却用のデバイスの冷却チャンネルの製造用の組成物の使用。
項48. 前記冷却チャンネルが、項1〜15のいずれか一項に記載の電池冷却のためのプラスチック成形デバイスの前記冷却チャンネルまたは項17〜31のいずれか一項に記載の電池冷却のためのプラスチック成形デバイスの前記冷却チャンネルまたは項33〜45のいずれか一項に記載の電池冷却のためのデバイスの前記冷却チャンネルである、項47に記載の使用。
項49. 前記冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなり、前記ホスファゼン添加剤が2重量%〜10重量%の成形組成物を含んでなる、項1〜15または17〜31のいずれかに記載のプラスチック成形デバイス。
項50. 前記ホスファゼン添加剤が5重量%〜8重量%または6重量%〜7重量%の前記成形組成物を含んでなる、項49に記載のプラスチック成形デバイス。
項51. 前記ホスファゼン添加剤がフェノキシホスファゼンである、項49〜50のいずれかに記載のプラスチック成形デバイス。
項53. 項49〜51のいずれか一項に記載のプラスチック成形デバイスを備える電池冷却管理システム。
項54. 前記冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなり、前記ホスファゼン添加剤が2重量%〜10重量%の成形組成物を含んでなる、項33〜45のいずれかに記載のデバイス。
項55. 前記ホスファゼン添加剤が5重量%〜8重量%または6重量%〜7重量%の前記成形組成物を含んでなる、項54に記載のデバイス。
項56. 前記ホスファゼン添加剤がフェノキシホスファゼンである、項54〜55のいずれかに記載のデバイス。
項57. 項54〜56のいずれか一項に記載のデバイスを備える電池冷却管理システム。
項58. 前記環式ホスファゼンが2〜10重量部の前記成形組成物を含んでなる、項47に記載の組成物の使用。
項59. 前記環式ホスファゼンが5〜8重量部、または6〜7重量部の前記成形組成物を含んでなる、項58に記載の組成物の使用。

Claims (47)

  1. 複数の電池の冷却用のプラスチック成形デバイスであって、
    −内面および外面を有するプラスチック冷却チャンネルを備え;
    −前記冷却チャンネルがポリカーボネートを含んでなり;
    −前記冷却チャンネルは、流体が前記内面と接触するように、かつ、前記流体が前記外面に接触することを防止するように構成されており;
    −前記外面が前記電池を構造的に支持するように構成されている、
    プラスチック成形デバイス。
  2. 前記プラスチック冷却チャンネルが第一冷却チャンネル部および第二冷却チャンネル部から成る、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  3. 前記第一冷却チャンネル部および前記第二冷却チャンネル部がシリコーンシーラントの使用により互いに固定して取り付けられている、請求項2に記載のプラスチック成形デバイス。
  4. 前記第一冷却チャンネル部が液体射出成形シリコーンに向かう溝を備える、請求項2に記載のプラスチック成形デバイス。
  5. 前記プラスチック冷却チャンネルが実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性である、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  6. 前記プラスチック冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなる、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  7. 前記プラスチック冷却チャンネルが射出成形により構成される、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  8. 前記プラスチック冷却チャンネルがブロー成形により構成される、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  9. 前記内面が金属を実質的に含まない、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  10. 耐衝撃性のための1つ以上の構造物をさらに備える、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  11. 前記外面が前記1つ以上の電池と接触している、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  12. 前記外面が金属冷却板と接触していない、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  13. 前記デバイスが前記冷却チャンネルの外壁に適用する熱界面材料をさらに含んでなる、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  14. 前記デバイスが別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスに取り付けられるモジュール設計から構成される、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  15. 前記冷却流体の流れを調節または迂回させて前記電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える、請求項1に記載のプラスチック成形デバイス。
  16. 請求項1に記載のプラスチック成形デバイスを備える電池冷却管理システム。
  17. 複数の電池の冷却用のプラスチック成形デバイスであって、
    −支持枠と;
    −内面および外面を有する冷却チャンネルとを備え;
    −前記冷却チャンネルがポリカーボネートを含んでなり;
    −前記冷却チャンネルは、流体が前記内面と接触するように、かつ、前記流体が前記外面に接触することを防止するように構成されている、
    プラスチック成形デバイス。
  18. 前記支持枠が耐衝撃性のための1つ以上の構造物を備える、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  19. 前記冷却チャンネルが第一冷却チャンネル部および第二冷却チャンネル部から成る、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  20. 前記第一冷却チャンネル部および前記第二冷却チャンネル部がシリコーンシーラントの使用により互いに固定して取り付けられている、請求項19に記載のプラスチック成形デバイス。
  21. 前記第一冷却チャンネル部が液体射出成形シリコーンに向かう溝を備える、請求項19に記載のプラスチック成形デバイス。
  22. 前記支持枠が実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性である、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  23. 前記冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなる、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  24. 1つ以上の前記支持枠および冷却チャンネルが射出成形により構成される、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  25. 1つ以上の前記支持枠および冷却チャンネルがブロー成形により構成される、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  26. 前記内面が金属を実質的に含まない、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  27. 前記外面が前記1つ以上の電池と接触している、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  28. 前記外面が金属冷却板と接触していない、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  29. 前記デバイスが前記冷却チャンネルの外壁に適用する熱界面材料をさらに含んでなる、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  30. 前記デバイスが別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスと取り付けられるモジュール設計から構成される、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  31. 前記冷却流体の流れを調節または迂回させて前記電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える、請求項17に記載のプラスチック成形デバイス。
  32. 請求項17に記載のプラスチック成形デバイスを備える電池冷却管理システム。
  33. 複数の電池の冷却用のデバイスであって、
    −内面および外面を有するプラスチック冷却チャンネルと;
    −熱伝導性材料とを備え;
    −前記冷却チャンネルがポリカーボネートを含んでなり;
    −前記冷却チャンネルは、冷却流体が前記内面と接触するように構成されており;
    −前記熱伝導性材料が前記冷却流体と接触している、
    デバイス。
  34. 前記プラスチック冷却チャンネルが実質的に非導電性であり、かつ、熱伝導性である、請求項33に記載のデバイス。
  35. 前記プラスチック冷却チャンネルがホスファゼン添加剤をさらに含んでなる、請求項33に記載のデバイス。
  36. 前記プラスチック冷却チャンネルが射出成形により構成される、請求項33に記載のデバイス。
  37. 前記プラスチック冷却チャンネルがブロー成形により構成される、請求項33に記載のデバイス。
  38. 前記内面が金属を実質的に含まない、請求項33に記載のデバイス。
  39. 耐衝撃性のための1つ以上の構造物をさらに備える、請求項33に記載のデバイス。
  40. 前記熱伝導性材料が1つ以上の電池と接触している、請求項33に記載のデバイス。
  41. 前記デバイスが熱界面材料をさらに含んでなる、請求項33に記載のデバイス。
  42. 前記デバイスが別の複数電池冷却用プラスチック成形デバイスに取り付けられるモジュール設計から構成される、請求項33に記載のデバイス。
  43. 前記デバイスがシリコーンシーラントの使用により別のプラスチック成形デバイスに固定して取り付けられている、請求項42に記載のデバイス。
  44. 前記デバイスが液体射出成形シリコーンに向かう溝を備える、請求項42に記載のデバイス。
  45. 前記冷却流体の流れを調節または迂回させて前記電池の熱管理効率を増強する1つ以上の制御バルブをさらに備える、請求項33に記載のデバイス。
  46. 請求項33に記載のデバイスを備える電池冷却管理システム。
  47. A)60〜95重量部の芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネート、
    B)1.0〜15.0重量部のゴム改質グラフト重合体、
    C)1.0〜20.0重量部の構造(X)の少なくとも1つの環式ホスファゼン
    式中、
    kは1または1〜10の整数であり、
    成分Cに対して60〜98モル%のトリマー含有率(k=1)を有し、
    かつ、式中、
    Rは、いずれの場合にも、同じでも異なっていてもよく、アミンラジカル;いずれも必要によりハロゲン化していてもよいC1〜C8アルキル;C1〜C8アルコキシ;いずれも必要によりアルキルおよび/もしくはハロゲンで置換されていてもよいC5〜C6シクロアルキル;いずれも必要によりアルキルおよび/もしくはハロゲンおよび/もしくはヒドロキシで置換されていてもよいC6〜C20アリールオキシ;いずれも必要によりアルキルおよび/もしくはハロゲンで置換されていてもよいC7〜C12アラルキル;またはハロゲンラジカル;またはOHラジカルであり、
    D)0〜15.0重量部のゴム非含有ビニル(共)重合体またはポリアルキレンテレフタレート、
    E)0〜15.0重量部のさらなる添加剤、
    F)0.05〜5.0重量部のドリッピング防止剤、
    を含んでなる、複数の電池の冷却用のデバイスの冷却チャンネルの製造用の組成物の使用。
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