JP2018138650A - 重合性化合物、重合性組成物および液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
Description
式(1)において、
a1個のP1およびa2個のP2はすべて同一に、式(P−1)、(P−2)、および(P−3)で表わされる基から選択された基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S1およびS2は独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素はハロゲンで置き換えられてもよく;
a1およびa2は独立して、0、1、2、3、または4であり、a1およびa2の和は4であり;
環A1は、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、環A2は、シクロへキシル、フェニル、ナフチル、アントラセニル、またはフェナントレニルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、ハロゲン、炭素数1から10のアルキル、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられら炭素数1から10のアルキルで置き換えられてもよく;
Z1は、単結合、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=C(CH3)−、−C(CH3)=CH−、−C(CH3)=C(CH3)−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−C(CH3)=CH−COO−、−OCO−CH=CH(CH3)−、−CH=C(CH3)−COO−、−OCO−C(CH3)=CH−、−C(CH3)=C(CH3)−COO−、−OCO−C(CH3)=C(CH3)−、−CH=CH−CO−、−CO−CH=CH−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−であり;
b1は0、1、2、3、または4である。
式(1)において、
a1個のP1およびa2個のP2はすべて同一に、式(P−1)、(P−2)、および(P−3)で表わされる基から選択された基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S1およびS2は独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素は、ハロゲンで置き換えられてもよく;
a1およびa2は独立して、0、1、2、3、または4であり、a1およびa2の和は4であり;
環A1は、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、環A2は、シクロへキシル、フェニル、ナフチル、アントラセニル、またはフェナントレニルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、ハロゲン、炭素数1から10のアルキル、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から10のアルキルで置き換えられてもよく;
Z1は、単結合、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=C(CH3)−、−C(CH3)=CH−、−C(CH3)=C(CH3)−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−C(CH3)=CH−COO−、−OCO−CH=CH(CH3)−、−CH=C(CH3)−COO−、−OCO−C(CH3)=CH−、−C(CH3)=C(CH3)−COO−、−OCO−C(CH3)=C(CH3)−、−CH=CH−CO−、−CO−CH=CH−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−であり;
b1は0、1、2、3、または4である。
S1およびS2が独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−、で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく;
a1およびa2が独立して、0、1、2、3、または4であり、a1およびa2の和が4であり;
環A1が、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、環A2が、フェニル、ナフチル、アントラセニル、またはフェナントレニルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、フッ素、塩素、炭素数1から5のアルキル、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられた炭素数1から5のアルキル、または少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられた炭素数1から5のアルキルで置き換えられてもよく;
Z1が、単結合、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CO−CH=CH−、−CH=CH−CO−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−であり;
b1が、0、1、2または3である、項1に記載の化合物。
S1およびS2が独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−(CH2)2−、−(CH2)2−O−、−O−(CH2)2−、−CH=CH−、−CH=CH−O−、−O−CH=CH−、−C≡C−、−C≡C−O−、−O−C≡C−、−(CH2)3−、−(CH2)3−O−、−O−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)4−O−、および−O−(CH2)4−であり;
a1およびa2が独立して、0、1、2、3、または4であり、a1およびa2の和が4であり;
環A1が、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、環A2がフェニルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、フッ素、塩素、−CH3、−CHF2、または−CF3で置き換えられてもよく;
Z1が、単結合、−CH=CH−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−であり;
b1が、0、1または2である、項1に記載の化合物。
式(1−1)から(1−13)において、
P3、P4、P5、およびP6はすべて同一に、式(P−1)で表される基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S3、S4、S5、およびS6は独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−、で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
Z5およびZ6は独立して、単結合、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−OCO−C(CH3)=CH−、−CO−CH=CH−、−CH=CH−CO−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−である。
式(1−14)から(1−22)において、
P7、P8、P9、およびP10はすべて同一に、式(P−1)で表される基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S7、S8、S9、およびS10が独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−、で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよい。
式(1−3−1)、(1−14−1)または(1−19−1)において、M1からM12はすべて同一に、水素、フッ素、−CH3、または−CF3である。
式(2)から(4)において、
R11は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく;
X11は、フッ素、塩素、−OCF3、−OCHF2、−CF3、−CHF2、−CH2F、−OCF2CHF2、または−OCF2CHFCF3であり;
環B1、環B2および環B3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z11、Z12およびZ13は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2O−、または−(CH2)4−であり;
L11およびL12は独立して、水素またはフッ素である。
式(5)において、
R12は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく;
X12は−C≡Nまたは−C≡C−C≡Nであり;
環C1は、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z14は、単結合、−CH2CH2−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、または−CH2O−であり;
L13およびL14は独立して水素またはフッ素であり;
iは、1、2、3または4である。
式(6)から(12)において、
R13およびR14は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
R15は、水素、フッ素、炭素数1から10のアルキル、または炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
S11は水素またはメチルであり;
Xは、−CF2−、−O−、または−CHF−であり;
環D1、環D2、環D3、および環D4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
環D5および環D6は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン,テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
Z15、Z16、Z17、およびZ18は独立して、単結合、−CH2CH2−、−COO−、−CH2O−、−OCF2−、または−OCF2CH2CH2−であり;
L15およびL16は独立して、フッ素または塩素であり;
j、k、m、n、p、q、r、およびsは独立して、0または1であり、k、m、nおよびpの和は、1または2であり、q、rおよびsの和は、0、1、2または3であり、tは、1、2または3である。
式(13)から(15)において、
R16およびR17は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルまたはアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環E1、環E2、環E3および環E4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z19、Z20およびZ21は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、または−COO−である。
本発明の重合性化合物(1)についてまず説明し、そのあとに、合成法、重合性組成物、液晶複合体、液晶表示素子の順で説明をする。化合物(1)の第一の特徴は、ナフタレン、アントラセン、フェナントレンのような縮合環と4つの重合性基を有する点である。重合性基は縮合環に直接的に結合してもよいし、またはフェニレン、ナフタレンジイルのような二価基を介して縮合環に間接的に結合してもよい。化合物(1)の第二の特徴は、分子の対称性(または部分的な対称性)を有するという点である。この分子の骨格は縮合環であり、この縮合環は、対称性を有する。この縮合環に4つの重合性基を直接的にまたは間接的にバランスよく配置させることによって分子全体の対称性を達成することができる。化合物(1)の第三の特徴は、4つの重合性基が同一であるという点である。この特徴は、分子の対称性に寄与することができるので優れている。なお、対称性は、鏡像対称性または回転体対称性を意味する。
化合物(1)の重合性基P1およびP2、連結基S1およびS2、環A1およびA2、または結合基Z1の好ましい例は、化合物(1)の下位式にも適用される。化合物の物性に大きな差異がないので、化合物(1)は、2H(重水素)、13Cなどの同位体を天然存在比の量より多く含んでもよい。
そして、a1個のP1およびa2個のP2はすべて同じである。
化合物(1)の合成法を説明する。化合物(1)は、有機合成化学の方法を適切に組み合わせることにより合成できる。出発物質に目的の重合性基P、連結基S,環A、または結合基Zを導入する方法は、フーベン−ヴァイル(Houben-Wyle, Methoden der Organische Chemie, Georg-Thieme Verlag, Stuttgart)、オーガニック・シンセシズ(Organic Syntheses, John Wily & Sons, Inc.)、オーガニック・リアクションズ(Organic Reactions, John Wily & Sons Inc.)、コンプリヘンシブ・オーガニック・シンセシス(Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon Press)、新実験化学講座(丸善)などの成書に記載されている。
化合物(1)における結合基Zを生成する方法の例は、下記のスキームのとおりである。このスキームにおいて、MSG1(またはMSG2)は、少なくとも1つの環を有する一価の有機基である。複数のMSG1(またはMSG2)が表わす一価の有機基は、同一であってもよいし、または異なってもよい。化合物(1A)〜(1R)は、化合物(1)に相当する。エステルの生成においては、−COO−を有する化合物の合成法を示した。−OCO−を有する化合物もこの合成法によって合成することが可能である。他の非対称な結合基についても同様である。
アリールホウ酸(21)と公知の方法で合成される化合物(22)とを、炭酸塩水溶液中、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムのような触媒の存在下で反応させて化合物(1A)を合成する。この化合物(1A)は、公知の方法で合成される化合物(23)にn−ブチルリチウムを、次いで塩化亜鉛を反応させ、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムのような触媒の存在下で化合物(22)を反応させることによっても合成される。
化合物(23)にn−ブチルリチウムを、続いて二酸化炭素を反応させてカルボン酸(24)を得る。この化合物(24)と、公知の方法で合成されるフェノール(25)とをDCC(1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド)とDMAP(N,N−ジメチル−4−アミノピリジン)の存在下で脱水縮合させて化合物(1B)を合成する。
化合物(23)をn−ブチルリチウムで処理した後、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)などのホルムアミドと反応させてアルデヒド(28)を得る。公知の方法で合成されるホスホニウム塩(27)をカリウムtert−ブトキシドのような塩基で処理して発生させたリンイリドを、アルデヒド(28)に反応させて化合物(1D)を合成する。反応条件によってはシス体が生成するので、必要に応じて公知の方法によりシス体をトランス体に異性化する。
化合物(1D)をパラジウム炭素のような触媒の存在下で水素化することにより、化合物(1E)を合成する。
ホスホニウム塩(27)の代わりにホスホニウム塩(29)を用い、項(III)の方法に従って反応を行い、−(CH2)2−CH=CH−を有する化合物を得る。これを接触水素化して化合物(1F)を合成する。
ジクロロパラジウムとハロゲン化銅との触媒存在下で、化合物(23)に2−メチル−3−ブチン−2−オールを反応させたのち、塩基性条件下で脱保護して化合物(30)を得る。ジクロロパラジウムとハロゲン化銅との触媒存在下、化合物(30)を化合物(22)と反応させて、化合物(1G)を合成する。
化合物(28)を水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤で還元して化合物(32)を得る。これを臭化水素酸などでハロゲン化して化合物(33)を得る。炭酸カリウムなどの存在下で、化合物(33)を化合物(31)と反応させて化合物(1J)を合成する。
化合物(28)の代わりに化合物(34)を用いて、項(VII)の方法に従って化合物(1K)を合成する。
水酸化バリウム存在下、化合物(37)と化合物(28)を反応させることにより、化合物(1L)を合成する。
亜鉛と四塩化チタンの存在下、化合物(37)と化合物(38)を反応させることにより、化合物(1M)を合成する。
水素化ナトリウムなどの塩基をジエチルホスホノ酢酸エチルに作用させてリンイリドを調製し、このリンイリドをアルデヒド(39)と反応させてエステル(40)を得る。このエステル(40)を水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下で加水分解してカルボン酸(41)を得る。この化合物とアルコール(25)とを脱水縮合させて化合物(1N)を合成する。
水素化ナトリウムなどの塩基をジエチルホスホノ酢酸エチルに作用させてリンイリドを調製し、このリンイリドをメチルケトン(37)と反応させてエステル(42)を得る。このエステル(42)を水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下で加水分解してカルボン酸(43)を得る。この化合物とアルコール(25)とを脱水縮合させて化合物(1P)を得る。
エステル(47)を水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)によって還元することによってアルコール(44)を得る。トリフェニルホスフィンの存在下、アルコール(44)とN−ブロモスクシンイミド(NBS)の反応によって臭化物(45)を得る。この化合物と化合物(25)とを脱水縮合させて化合物(1Q)を得る。
化合物(23)にn−ブチルリチウムを、続いてアルデヒド(38)を反応させてアルコール(46)を得る。アルコール(46)とJones試薬などの酸化剤を反応させることによって化合物(1R)を合成する。
下記の重合性基を生成する方法の例は、下記のスキームのとおりである。このスキームにおいて、MSG1は、少なくとも1つの環を有する一価の有機基である。化合物(1S)〜(1X)は、化合物(1)に相当する。
M1およびM2がともに−CF3ではない場合、M1がフッ素であり、M2が−CF3ではない場合、またはM1が−CF3であり、M2がフッ素ではない場合は、上のスキームに示したカルボン酸(51)が市販されている。このカルボン酸(51)と化合物(31)をDCCとDMAPの存在下で脱水縮合させて化合物(1S)を合成する。
炭酸カリウムなどの存在下で、化合物(31)と臭化ビニルとを反応させて化合物(1W)を合成する。
公知の方法で合成されるビニル化合物(58)をメタクロロ過安息香酸(mCPBA)などで酸化して、化合物(1X)を合成する。
化合物(1)における連結基Sを生成する方法の例は、下記のスキームのとおりである。このスキームにおいて、MSG1は、少なくとも1つの環を有する一価の有機基である。化合物(1Y)は、化合物(1)に相当する。
炭酸カリウムなどの存在下で、公知の方法で合成される化合物(59)と化合物(31)とを反応させて化合物(60)を得る。化合物(60)を水素化リチウムアルミニウムなどの還元剤で還元し、化合物(61)を得る。化合物(61)をデスマーチン試薬などの酸化剤で酸化し、アルデヒド(62)を得る。メチルトリフェニルホスホニウムブロミドをカリウムtert−ブトキシドのような塩基で処理して発生させたリンイリドを、アルデヒド(62)に反応させて化合物(63)を得る。
公知の方法で合成されるホスホニウム塩(64)をカリウムtert−ブトキシドのような塩基で処理して発生させたリンイリドを、アルデヒド(38)に反応させて化合物(65)を得る。化合物(65)にM2CH=CM1−COO−を導入する場合は、前記の方法に従って、化合物(65)と化合物(51)の脱水縮合を行う。化合物(65)にビニルオキシ基を導入する場合は、前記の方法に従って、化合物(65)と臭化ビニルとの反応を行う。化合物(65)にエポキシ基を導入する場合は、前記の方法に従って−CH2OHを−CH=CH2に変換したあと、エポキシ化反応を行う。
化合物(65)をパラジウム炭素のような触媒の存在下で水素化することにより、化合物(69)を合成する。このアルコールにM2CH=CM1−COO−、ビニルオキシ基またはエポキシ基を導入する方法は、前記のとおりである。
環A1は、ナフタレン、アントラセンなどであり、環A2は、シクロへキシル、フェニル、ナフチルなどである。化合物(1)を合成する際に出発物質として必要になるナフタレン、アントラセンなどの化合物のヒドロキシ誘導体は、市販されている。シクロへキシル、フェニル、ナフチルのような一価基は、ヒドロキシ化合物を出発物質として選択することによって合成に利用することができる。
重合性組成物は、化合物(1)の少なくとも1つを第一成分として含む。組成物の成分が第一成分だけであってもよい。組成物は、第二成分、第三成分などを含んでもよい。第二成分などの種類は、目的とする重合体の種類や用途に依存する。この重合性組成物は、第二成分として、化合物(1)とは異なる、その他の重合性化合物をさらに含んでもよい。その他の重合性化合物の好ましい例は、アクリレート、メタクリレート、ビニル化合物、ビニルオキシ化合物、プロペニルエーテル、エチレンオキシド(オキシラン、オキセタン)、およびビニルケトンである。さらに好ましい例は、少なくとも1つのアクリロイルオキシを有する化合物および少なくとも1つのメタクリロイルオキシを有する化合物である。さらに好ましい例には、アクリロイルオキシとメタクリロイルオキシとを有する化合物も含まれる。
化合物(1)は、高い重合反応性、高い転化率および液晶組成物への高い溶解度を有する。化合物(1)と液晶組成物とを含む重合性組成物を重合させることによって液晶複合体が生成する。化合物(1)は、重合によって液晶組成物の中に重合体を生成する。この重合体は、液晶分子にプレチルトを生じさせる効果がある。重合は、重合性組成物が液晶相を示す温度で行うのが好ましい。重合は、熱、光などによって進行する。好ましい反応は光重合である。光重合は、熱重合が併起するのを防ぐために、100℃以下で行うのが好ましい。電場または磁場を印加した状態で重合させてもよい。
液晶表示素子における重合体の効果は、次のように解釈される。重合性組成物は、液晶性化合物、重合性化合物などの混合物である。この組成物に電場を印加することによって、液晶分子が電場の方向に配向する。この配向に従って、重合性化合物も配向する。組成物に紫外線を照射して、配向を維持したまま重合性化合物を重合させ、三次元の網目構造を形成させる。電場を除去した場合でも、重合体の配向は維持される。液晶分子は、この重合体の効果によって電場の方向に配向した状態で安定化される。したがって、素子の応答時間が短縮されることになる。
化合物(1)は、実施例1などに示した手順により合成した。合成した化合物は、NMR分析などの方法により同定した。化合物の物性は、下記に記載した方法により測定した。
測定装置は、DRX−500(ブルカーバイオスピン(株)社製)を用いた。1H−NMRの測定では、試料をCDCl3などの重水素化溶媒に溶解させ、測定は、室温で、500MHz、積算回数16回の条件で行った。テトラメチルシランを内部標準として用いた。19F−NMRの測定では、CFCl3を内部標準として用い、積算回数24回で行った。核磁気共鳴スペクトルの説明において、sはシングレット、dはダブレット、tはトリプレット、qはカルテット、quinはクインテット、sexはセクステット、mはマルチプレット、brはブロードであることを意味する。
測定装置は、島津製作所製のProminence(LC−20AD;SPD−20A)を用いた。カラムはワイエムシー製のYMC−Pack ODS−A(長さ150mm、内径4.6mm、粒子径5μm)を用いた。溶出液はアセトニトリルと水を適宜混合して用いた。検出器としてはUV検出器、RI検出器、CORONA検出器などを適宜用いた。UV検出器を用いた場合、検出波長は254nmとした。試料はアセトニトリルに溶解して、0.1重量%の溶液となるように調製し、この溶液1μLを試料室に導入した。記録計としては島津製作所製のC−R7Aplusを用いた。
測定装置は、島津製作所製のPharmaSpec UV−1700用いた。検出波長は190nmから700nmとした。試料はアセトニトリルに溶解して、0.01mmol/Lの溶液となるように調製し、石英セル(光路長1cm)に入れて測定した。
相構造および転移温度(透明点、融点、重合開始温度など)を測定するときには、化合物そのものを試料として用いた。ネマチック相の上限温度、粘度、光学異方性、誘電率異方性などの物性を測定するときには、化合物と母液晶との混合物を試料として用いた。
物性の測定は下記の方法で行った。これらの多くは、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA;Japan Electronics and Information Technology Industries Association)で審議制定されるJEITA規格(JEITA・ED−2521B)に記載された方法、またはこれを修飾した方法であった。測定に用いたTN素子には、薄膜トランジスター(TFT)を取り付けなかった。
偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレート(メトラー社FP−52型ホットステージ)に試料を置き、3℃/分の速度で加熱しながら相状態とその変化を偏光顕微鏡で観察し、相の種類を特定した。
パーキンエルマー社製の走査熱量計、Diamond DSCシステムまたはエスエスアイ・ナノテクノロジー社製の高感度示差走査熱量計、X−DSC7000を用いて測定した。試料は、3℃/分の速度で昇降温し、試料の相変化に伴う吸熱ピークまたは発熱ピークの開始点を外挿により求め、転移温度を決定した。化合物の融点、重合開始温度もこの装置を使って測定した。化合物が固体からスメクチック相、ネマチック相などの液晶相に転移する温度を「液晶相の下限温度」と略すことがある。化合物が液晶相から液体に転移する温度を「透明点」と略すことがある。
偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレートに試料を置き、1℃/分の速度で加熱した。試料の一部がネマチック相から等方性液体に変化したときの温度を測定した。ネマチック相の上限温度を「上限温度」と略すことがある。試料が化合物と母液晶との混合物であるときは、TNIの記号で示した。試料が化合物と成分B、C、D、またはEとの混合物であるときは、NIの記号で示した。
ネマチック相を有する試料を0℃、−10℃、−20℃、−30℃、および−40℃のフリーザー中に10日間保管したあと、液晶相を観察した。例えば、試料が−20℃ではネマチック相のままであり、−30℃では結晶またはスメクチック相に変化したとき、TCを≦−20℃と記載した。ネマチック相の下限温度を「下限温度」と略すことがある。
東京計器株式会社製のE型回転粘度計を用いて測定した。
測定は、波長589nmの光を用い、接眼鏡に偏光板を取り付けたアッベ屈折計により行なった。主プリズムの表面を一方向にラビングしたあと、試料を主プリズムに滴下した。屈折率(n‖)は偏光の方向がラビングの方向と平行であるときに測定した。屈折率(n⊥)は偏光の方向がラビングの方向と垂直であるときに測定した。光学異方性(Δn)の値は、Δn=n‖−n⊥、の式から計算した。
電極を備えた容器に試料1.0mLを注入した。この容器に直流電圧(10V)を印加し、10秒後の直流電流を測定した。比抵抗は次の式から算出した。(比抵抗)={(電圧)×(容器の電気容量)}/{(直流電流)×(真空の誘電率)}。
測定に用いたTN素子はポリイミド配向膜を有し、そして2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)は5μmであった。この素子は試料を入れたあと紫外線で硬化する接着剤で密閉した。この素子にパルス電圧(5Vで60マイクロ秒)を印加して充電した。減衰する電圧を高速電圧計で16.7ミリ秒のあいだ測定し、単位周期における電圧曲線と横軸との間の面積Aを求めた。面積Bは減衰しなかったときの面積であった。電圧保持率は面積Bに対する面積Aの百分率で表した。
25℃の代わりに、80℃で測定した以外は、上記と同じ手順で電圧保持率を測定した。得られた結果をVHR−2の記号で示した
正の誘電率異方性:測定は、M. Imai et al., Molecular Crystals and Liquid Crystals, Vol. 259, 37 (1995) に記載された方法に従った。ツイスト角が0度であり、そして2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が5μmであるTN素子に試料を入れた。この素子に16Vから19.5Vの範囲で0.5V毎に段階的に印加した。0.2秒の無印加のあと、ただ1つの矩形波(矩形パルス;0.2秒)と無印加(2秒)の条件で印加を繰り返した。この印加によって発生した過渡電流(transient current)のピーク電流(peak current)とピーク時間(peak time)を測定した。これらの測定値とM.Imaiらの論文、40頁の計算式(8)とから回転粘度の値を得た。この計算で必要な誘電率異方性の値は、この回転粘度を測定した素子を用い、下に記載した方法で求めた。
負の誘電率異方性:測定は、M. Imai et al., Molecular Crystals and Liquid Crystals, Vol. 259, 37 (1995) に記載された方法に従った。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が20μmのVA素子に試料を入れた。この素子に39ボルト〜50ボルトの範囲で1ボルト毎に段階的に印加した。0.2秒の無印加のあと、ただ1つの矩形波(矩形パルス;0.2秒)と無印加(2秒)の条件で印加を繰り返した。この印加によって発生した過渡電流(transient current)のピーク電流(peak current)とピーク時間(peak time)を測定した。これらの測定値とM.Imaiらの論文、40頁の計算式(8)とから回転粘度の値を得た。この計算に必要な誘電率異方性は、下記の誘電率異方性の項で測定した値を用いた。
正の誘電率異方性:2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が9μmであり、そしてツイスト角が80度であるTN素子に試料を入れた。この素子にサイン波(10V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定した。この素子にサイン波(0.5V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算した。
負の誘電率異方性:誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算した。誘電率(ε‖およびε⊥)は次のように測定した。
1)誘電率(ε‖)の測定:よく洗浄したガラス基板にオクタデシルトリエトキシシラン(0.16mL)のエタノール(20mL)溶液を塗布した。ガラス基板をスピンナーで回転させたあと、150℃で1時間加熱した。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が4μmであるVA素子に試料を入れ、この素子を紫外線で硬化する接着剤で密閉した。この素子にサイン波(0.5V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定した。
2)誘電率(ε⊥)の測定:よく洗浄したガラス基板にポリイミド溶液を塗布した。このガラス基板を焼成した後、得られた配向膜にラビング処理をした。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が9μmであり、ツイスト角が80度であるTN素子に試料を入れた。この素子にサイン波(0.5V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。
正の誘電率異方性:測定には横河・ヒューレットパッカード株式会社製のHP4284A型LCRメータを用いた。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が20μmである水平配向素子に試料を入れた。この素子に0ボルトから20ボルト電荷を印加し、静電容量および印加電圧を測定した。測定した静電容量(C)と印加電圧(V)の値を「液晶デバイスハンドブックク」(日刊工業新聞社)、75頁にある式(2.98)、式(2.101)を用いてフィッティングし、式(2.99)からK11およびK33の値を得た。次に171頁にある式(3.18)に、先ほど求めたK11およびK33の値を用いてK22を算出した。弾性定数Kは、このようにして求めたK11、K22およびK33の平均値で表した。
負の誘電率異方性:測定には株式会社東陽テクニカ製のEC−1型弾性定数測定器を用いた。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が20μmである垂直配向素子に試料を入れた。この素子に20ボルトから0ボルト電荷を印加し、静電容量および印加電圧を測定した。静電容量(C)と印加電圧(V)の値を、「液晶デバイスハンドブック」(日刊工業新聞社)、75頁にある式(2.98)、式(2.101)を用いてフィッティングし、式(2.100)から弾性定数の値を得た。
正の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が0.45/Δn(μm)であり、ツイスト角が80度であるノーマリーホワイトモード(normally white mode)のTN素子に試料を入れた。この素子に印加する電圧(32Hz、矩形波)は0Vから10Vまで0.02Vずつ段階的に増加させた。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%である電圧−透過率曲線を作成した。しきい値電圧は透過率が90%になったときの電圧で表した。
負の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が4μmであり、ラビング方向がアンチパラレルであるノーマリーブラックモード(normally black mode)のVA素子に試料を入れ、この素子を紫外線で硬化する接着剤を用いて密閉した。この素子に印加する電圧(60Hz、矩形波)は0Vから20Vまで0.02Vずつ段階的に増加させた。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%である電圧−透過率曲線を作成した。しきい値電圧は透過率が10%になったときの電圧で表した。
正の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。ローパス・フィルター(Low-pass filter)は5kHzに設定した。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が5.0μmであり、ツイスト角が80度であるノーマリーホワイトモード(normally white mode)のTN素子に試料を入れた。この素子に矩形波(60Hz、5V、0.5秒)を印加した。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%であるとみなした。立ち上がり時間(τr:rise time;ミリ秒)は、透過率が90%から10%に変化するのに要した時間である。立ち下がり時間(τf:fall time;ミリ秒)は透過率10%から90%に変化するのに要した時間である。応答時間は、このようにして求めた立ち上がり時間と立ち下がり時間との和で表した。
負の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。ローパス・フィルター(Low-pass filter)は5kHzに設定した。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が3.2μmであり、ラビング方向がアンチパラレルであるノーマリーブラックモード(normally black mode)のPVA素子に試料を入れ、この素子を紫外線で硬化する接着剤を用いて密閉した。この素子にしきい値電圧を若干超える程度の電圧を1分間印加し、次に5.6Vの電圧を印加しながら23.5mW/cm2の紫外線を8分間照射した。この素子に矩形波(60Hz、10V、0.5秒)を印加した。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%であるとみなした。応答時間は透過率90%から10%に変化するのに要した時間(立ち下がり時間;fall time;ミリ秒)で表した。
窒素雰囲気下、化合物(T−1)(10.0g、40.3mmol)とテトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)(0.2g、18.4mmol)とを濃臭化水素酸(100ml)に加え、1時間加熱環流した。反応混合物を25℃まで戻し、氷水(100ml)に注ぎ込んだ。亜鉛粉末を加えた後、濾過を行った。ろ液を濃縮し、化合物(T−2)(7.7g、40.3mmol、100.0%)を得た。
窒素雰囲気下、メタクリル酸(15.3g、177.2mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(36.6g、177.2mmol)、およびN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)(4.9g、40.3mmol)をトルエン(200ml)に氷冷下で溶解させた。この溶液に、氷冷下で化合物(T−2)(7.7g、40.3mmol)のトルエン(30ml)溶液を滴下し、25℃で16時間攪拌した。反応終了後、生じた不溶物を濾過し、ろ液をトルエンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(容量比、トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製した。さらにヘプタンと酢酸エチルとの混合溶媒(容量比、9:1)からの再結晶により精製して、化合物(No.1)(11.8g、25.5mmol、63.2%)を得た。
窒素雰囲気下、化合物(T−3)(5.0g、27.7mmol)をジオキサン(60ml)に溶解させた。そこへ12M塩酸(90ml)を加えた。25℃で1時間攪拌した後、反応混合物を水(100ml)に注ぎ込んだ。沈殿物を濾過した後、ろ液をジメチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(容量比、ヘプタン:酢酸エチル=7:3)で精製して、化合物(T−4)(3.4g、10.6mmol、76.3%)を得た。
窒素雰囲気下、化合物(T−4)(3.4g、10.6mmol)をジクロロメタン(35ml)に溶解させた。−60℃に冷却した後、三臭化ホウ素(11.9g、47.7mmol)を−60℃から−50℃の温度範囲で滴下し、さらに1時間攪拌した。反応混合物を25℃に戻した後、さらに16時間攪拌した。その後、反応混合物を水(100ml)に注ぎ込んだ。酢酸エチルで抽出した後、合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、化合物(T−5)(2.8g、10.3mmol、97.2%)を得た。
窒素雰囲気下、メタクリル酸(3.9g、45.3mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(9.4g、45.3mmol)、およびN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)(1.3g、10.3mmol)をトルエン(100ml)に氷冷下で溶解させた。この溶液に、氷冷下で化合物(T−5)(2.8g、10.3mmol)のトルエン(20ml)溶液を滴下し、25℃で16時間攪拌した。反応終了後、生じた不溶物を濾過し、ろ液をトルエンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(容量比、トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製した。さらにヘプタンと酢酸エチルとの混合溶媒(容量比、9:1)からの再結晶により精製して、化合物(No.51)(3.9g、7.3mmol、70.6%)を得た。
窒素雰囲気下、化合物(T−6)(5.0g、30.8mmol)、化合物(T−7)(9.0g、33.9mmol)、トリエチルアミン(9.4g、92.5mmol)、ヨウ化銅(0.6g、3.1mmol)、ビストリフェニルホスフィンパラジウムジクロライド(1.1g、1.5mmol)をDMF(60ml)に溶解させた。反応混合物を81℃に加熱し、16時間攪拌した。反応混合物を25℃に戻した後、水(100ml)に注ぎ込んだ。ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機層を、塩化アンモニウム水溶液、水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(容量比、シクロヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して、化合物(T−8)(7.6g、25.5mmol、82.6%)を得た。
窒素雰囲気下、化合物(T−8)(7.6g、25.5mmol)をトルエン(40ml)、IPA(40ml)の混合溶媒に溶解させた。さらにPd/C(0.40g)を加え、水素雰囲気下、水素を吸収しなくなるまで室温で攪拌した。反応終了後、Pd/Cを除去して、さらに溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(容量比、シクロヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して、化合物(T−9)(7.7g、25.4mmol、99.8%)を得た。
窒素雰囲気下、ビストリフルオロアセトキシヨードベンゼン(13.1g、30.5mmol)、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(8.3g、58.4mmol)をジクロロメタン(200ml)に溶解させた。−20℃に冷却した後、化合物(T−9)(7.7g、25.4mmol)のジクロロメタン溶液(50ml)を−20℃から−15℃の温度範囲で滴下し、さらに40分攪拌した。反応混合物を25℃に戻した後、水(200ml)に注ぎ込んだ。ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機層を、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をヘプタンと酢酸エチルとの混合溶媒(容量比、9:1)からの再結晶により精製して、化合物(T−10)(6.0g、20.0mmol、78.9%)を得た。
窒素雰囲気下、化合物(T−10)(6.0g、20.0mmol)をジクロロメタン(60ml)に溶解させた。−60℃に冷却した後、三臭化ホウ素(22.5g、90.0mmol)を−60℃から−50℃の温度範囲で滴下し、さらに1時間攪拌した。反応混合物を25℃に戻した後、さらに16時間攪拌した。その後、反応混合物を水(200ml)に注ぎ込んだ。酢酸エチルで抽出した後、合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、化合物(T−11)(4.8g、19.7mmol、98.5%)を得た。
窒素雰囲気下、メタクリル酸(7.5g、86.7mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(17.9g、86.7mmol)、およびN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)(2.2g、19.7mmol)をトルエン(200ml)に氷冷下で溶解させた。この溶液に、氷冷下で化合物(T−11)(4.8g、19.7mmol)のトルエン(20ml)溶液を滴下し、25℃で16時間攪拌した。反応終了後、生じた不溶物を濾過し、ろ液をトルエンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(容量比、トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製した。さらにヘプタンと酢酸エチルとの混合溶媒(容量比、9:1)からの再結晶により精製して、化合物(No.151)(6.5g、12.5mmol、63.7%)を得た。
〔比較例1〕
比較実験1−未反応の重合性化合物
下記の液晶組成物Aに、重合性化合物(No.1)を0.3重量%の割合で添加し、溶解させた。この重合性組成物に75mW/cm2の紫外線を200秒照射した(15,000mJ)。紫外線の照射には、HOYA CANDEO OPTRONICS株式会社製の水銀キセノンランプ、EXECURE4000−Dを用いた。得られた液晶複合体に残存する重合性化合物の量をHPLCにより測定した。紫外線を400秒照射(30,000mJ)した結果もあわせて、表1にまとめた。一方、比較化合物(R−2)についても未反応物を同様に測定した。結果を表1にまとめた。
実施例1に記載された実験操作と「2.合成法」とを参照することによって、以下に示す化合物(No.1)から化合物(No.199)を合成することが可能である。
実施例における化合物は、下記の表2の定義に基づいて記号により表した。表2において、1,4−シクロヘキシレンに関する立体配置はトランスである。実施例において記号の後にあるかっこ内の番号は化合物の番号に対応する。(−)の記号はその他の液晶性化合物を意味する。液晶性化合物の含有量(百分率)は、液晶組成物に基づいた重量百分率(重量%)である。最後に、重合性組成物の物性値をまとめた。物性は、先に記載した方法にしたがって測定し、測定値を(外挿することなく)そのまま記載した。
3−HB−O2 (13−5) 10%
5−HB−CL (2−2) 10%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 10%
3−PyB(F)−F (2−15) 10%
5−PyB(F)−F (2−15) 10%
3−PyBB−F (3−80) 10%
4−PyBB−F (3−80) 10%
5−PyBB−F (3−80) 10%
5−HBB(F)B−2 (15−5) 10%
5−HBB(F)B−3 (15−5) 10%
上記組成物に下記化合物(No.1)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=100.8℃;Δn=0.192;Δε=8.2;η=41.0mPa・s.
2−HB−C (5−1) 5%
3−HB−C (5−1) 12%
3−HB−O2 (13−5) 15%
2−BTB−1 (13−10) 3%
3−HHB−F (3−1) 4%
3−HHB−1 (14−1) 8%
3−HHB−O1 (14−1) 5%
3−HHB−3 (14−1) 14%
3−HHEB−F (3−10) 4%
5−HHEB−F (3−10) 4%
2−HHB(F)−F (3−2) 7%
3−HHB(F)−F (3−2) 7%
5−HHB(F)−F (3−2) 7%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 5%
上記組成物に下記化合物(No.51)を0.25重量%の割合で添加した。
NI=100.5℃;Δn=0.100;Δε=4.6;η=17.9mPa・s.
3−HHB(F,F)−F (3−3) 9%
3−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
4−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
5−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 21%
5−HBB(F,F)−F (3−24) 20%
3−H2BB(F,F)−F (3−27) 10%
5−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
5−HHEBB−F (4−17) 2%
3−HH2BB(F,F)−F (4−15) 3%
1O1−HBBH−4 (15−1) 4%
1O1−HBBH−5 (15−1) 4%
上記組成物に下記化合物(No.151)を0.1重量%の割合で添加した。
NI=97.8℃;Δn=0.116;Δε=9.0;η=35.0mPa・s.
5−HB−CL (2−2) 11%
3−HH−4 (13−1) 8%
3−HHB−1 (14−1) 5%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 8%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 20%
5−HBB(F,F)−F (3−24) 15%
3−HHEB(F,F)−F (3−12) 10%
4−HHEB(F,F)−F (3−12) 3%
5−HHEB(F,F)−F (3−12) 3%
2−HBEB(F,F)−F (3−39) 3%
3−HBEB(F,F)−F (3−39) 5%
5−HBEB(F,F)−F (3−39) 3%
3−HHBB(F,F)−F (4−6) 6%
上記組成物に下記化合物(No.102)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=80.2℃;Δn=0.103;Δε=8.7;η=22.4mPa・s.
5−HB−CL (2−2) 3%
7−HB(F)−F (2−3) 7%
3−HH−4 (13−1) 9%
3−HH−EMe (13−2) 23%
3−HHEB−F (3−10) 8%
5−HHEB−F (3−10) 8%
3−HHEB(F,F)−F (3−12) 10%
4−HHEB(F,F)−F (3−12) 5%
4−HGB(F,F)−F (3−103) 5%
5−HGB(F,F)−F (3−103) 6%
2−H2GB(F,F)−F (3−106) 4%
3−H2GB(F,F)−F (3−106) 5%
5−GHB(F,F)−F (3−109) 7%
上記組成物に下記化合物(No.1)を0.2重量%の割合で添加した。
NI=79.4℃;Δn=0.064;Δε=5.7;η=19.9mPa・s.
3−HB−O1 (13−5) 15%
3−HH−4 (13−1) 5%
3−HB(2F,3F)−O2 (6−1) 12%
5−HB(2F,3F)−O2 (6−1) 12%
2−HHB(2F,3F)−1 (7−1) 12%
3−HHB(2F,3F)−1 (7−1) 12%
3−HHB(2F,3F)−O2 (7−1) 13%
5−HHB(2F,3F)−O2 (7−1) 13%
3−HHB−1 (14−1) 6%
上記組成物に下記化合物(No.51)を0.4重量%の割合で添加した。
NI=86.5℃;Δn=0.090;Δε=−3.4;η=35.3mPa・s.
3−HH−4 (13−1) 8%
3−H2B(2F,3F)−O2 (6−4) 22%
5−H2B(2F,3F)−O2 (6−4) 22%
2−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 2%
3−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 3%
4−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 2%
5−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 2%
3−HBB(2F,3F)−O2 (7−7) 9%
5−HBB(2F,3F)−O2 (7−7) 9%
V−HHB−1 (14−1) 6%
3−HHB−3 (14−1) 6%
3−HHEBH−3 (15−6) 3%
3−HHEBH−4 (15−6) 3%
3−HHEBH−5 (15−6) 3%
上記組成物に下記化合物(No.151)を0.35重量%の割合で添加した。
NI=91.5℃;Δn=0.100;Δε=−4.1;η=29.2mPa・s.
2−HH−5 (13−1) 3%
3−HH−4 (13−1) 15%
3−HH−5 (13−1) 4%
3−HB−O2 (13−5) 12%
3−H2B(2F,3F)−O2 (6−4) 15%
5−H2B(2F,3F)−O2 (6−4) 15%
3−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 5%
2−HBB(2F,3F)−O2 (7−7) 3%
3−HBB(2F,3F)−O2 (7−7) 9%
5−HBB(2F,3F)−O2 (7−7) 9%
3−HHB−1 (14−1) 3%
3−HHB−3 (14−1) 4%
3−HHB−O1 (14−1) 3%
上記組成物に下記化合物(No.102)を0.15重量%の割合で添加した。
NI=75.7℃;Δn=0.093;Δε=−4.1;η=19.2mPa・s.
2−HH−3 (13−1) 21%
3−HH−4 (13−1) 9%
1−BB−3 (13−8) 9%
3−HB−O2 (13−5) 2%
3−BB(2F,3F)−O2 (6−3) 9%
5−BB(2F,3F)−O2 (6−3) 6%
2−HH1OB(2F,3F)−O2 (7−5) 13%
3−HH1OB(2F,3F)−O2 (7−5) 21%
3−HHB−1 (14−1) 5%
3−HHB−O1 (14−1) 3%
5−B(F)BB−2 (14−6) 2%
上記組成物に下記化合物(No.1)を0.25重量%の割合で添加した。
NI=74.3℃;Δn=0.097;Δε=−3.2;η=15.3mPa・s.
2−HH−3 (13−1) 16%
7−HB−1 (13−5) 10%
5−HB−O2 (13−5) 8%
3−HB(2F,3F)−O2 (6−1) 12%
5−HB(2F,3F)−O2 (6−1) 16%
3−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 3%
4−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 3%
5−HHB(2F,3CL)−O2 (7−12) 2%
3−HH1OCro(7F,8F)−5 (9−3) 5%
5−HBB(F)B−2 (15−5) 10%
5−HBB(F)B−3 (15−5) 10%
3−HDhB(2F,3F)−O2 (7−3) 5%
上記組成物に下記化合物(No.51)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=82.0℃;Δn=0.106;Δε=−2.6;η=24.8mPa・s.
1−BB−3 (13−8) 10%
3−HH−V (13−1) 29%
3−BB(2F,3F)−O2 (6−3) 13%
2−HH1OB(2F,3F)−O2 (7−5) 20%
3−HH1OB(2F,3F)−O2 (7−5) 14%
3−HHB−1 (14−1) 8%
5−B(F)BB−2 (14−8) 6%
上記組成物に下記化合物(No.151)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=74.5℃;Δn=0.106;Δε=−3.0;η=14.7mPa・s.
1V2−BEB(F,F)−C (5−13) 8%
3−HB−C (5−1) 16%
2−BTB−1 (13−10) 10%
5−HH−VFF (13−1) 30%
3−HHB−1 (14−1) 4%
VFF−HHB−1 (14−1) 8%
VFF2−HHB−1 (14−1) 11%
3−H2BTB−2 (14−17) 5%
3−H2BTB−3 (14−17) 4%
3−H2BTB−4 (14−17) 4%
上記組成物に下記化合物(No.1)および(No.102)をそれぞれ0.2重量%の割合で添加した。
NI=80.6℃;Δn=0.131;Δε=7.7;η=12.4mPa・s.
5−HB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−41) 5%
3−BB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−47) 3%
4−BB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−47) 7%
5−BB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−47) 3%
3−HH−V (13−1) 41%
3−HH−V1 (13−1) 7%
3−HHEH−5 (14−13) 3%
3−HHB−1 (14−1) 4%
V−HHB−1 (14−1) 5%
V2−BB(F)B−1 (14−6) 5%
1V2−BB−F (2−1) 3%
3−BB(F,F)XB(F,F)−F (3−97) 11%
3−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
上記組成物に下記化合物(No.51)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=81.9℃;Δn=0.105;Δε=6.3;η=12.0mPa・s.
3−GB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−57) 5%
3−BB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−47) 3%
4−BB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−47) 7%
5−BB(F)B(F,F)XB(F,F)−F (4−47) 3%
3−HH−V (13−1) 41%
3−HH−V1 (13−1) 7%
3−HHEH−5 (14−13) 3%
3−HHB−1 (14−1) 4%
V−HHB−1 (14−1) 5%
V2−BB(F)B−1 (14−6) 5%
1V2−BB−F (2−1) 3%
3−BB(F,F)XB(F,F)−F (3−97) 6%
3−GB(F,F)XB(F,F)−F (3−113) 5%
3−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
上記組成物に下記化合物(No.151)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=81.3℃;Δn=0.103;Δε=7.4;η=12.8mPa・s.
Claims (15)
- 式(1)で表わされる化合物。
式(1)において、a1個のP1およびa2個のP2がすべて同一に、式(P−1)で表される基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S1およびS2が独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−、で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
環A1が、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、環A2が、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、フッ素、塩素、炭素数1から5のアルキル、炭素数1から5のフッ素化されたアルキル、または少なくとも1つの水素が塩素で置き換えられた炭素数1から5のアルキルで置き換えられてもよく;
Z1が、単結合、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CO−CH=CH−、−CH=CH−CO−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−であり;
a1は、2、3、または4であり、
a2は、0、1、または2であり、
b1は、0、1、または2であり、
a1が4であるときa2とb1は独立して0であり、a1が3であるときa2とb1は独立して1であり、a1が2であるときa2は2でありb1は1または2である。 - 式(1)において、a1個のP1およびa2個のP2がすべて同一に、−OCO−HC=CH2または−OCO−(CH3)C=CH2であり;
S1およびS2が独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−(CH2)2−、−(CH2)2−O−、−O−(CH2)2−、−CH=CH−、−CH=CH−O−、−O−CH=CH−、−C≡C−、−C≡C−O−、−O−C≡C−、−(CH2)3−、−(CH2)3−O−、−O−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)4−O−、または−O−(CH2)4−であり;
環A1が、ナフタレン、アントラセン、またはフェナントレンであり、環A2がベンゼンであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、フッ素、塩素、−CH3、−CHF2、または−CF3で置き換えられてもよく;
Z1が、単結合、−CH=CH−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−であり;
a1は、2または4であり、
a2は、0または2であり、
b1は、0、1または2であり、
a1が4であるときa2とb1は独立して0であり、a1が2であるときa2は2でありb1は1または2である、請求項1に記載の化合物。 - 式(1−1)から(1−13)のいずれか1つで表される、請求項1に記載の化合物。
式(1−1)から(1−13)において、
P3、P4、P5、およびP6はすべて同一に、式(P−1)で表される基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S3、S4、S5、およびS6は独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−、で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
Z5およびZ6は独立して、単結合、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−OCO−C(CH3)=CH−、−CO−CH=CH−、−CH=CH−CO−、−CH=CH−CH2O−、−OCH2−CH=CH−、−CH=CH−OCH2−、または−CH2O−CH=CH−である。 - 式(1−1)から(1−13)において、P3、P4、P5、およびP6のすべてが、−OCO−HC=CH2または−OCO−(CH3)C=CH2であり;S3、S4、S5、およびS6が、単結合であり;Z5およびZ6が単結合である、請求項3に記載の化合物。
- 式(1−14)から(1−22)のいずれか1つで表される請求項1に記載の化合物。
式(1−14)から(1−22)において、
P7、P8、P9、およびP10はすべて同一であり、そして式(P−1)で表される基であり、式(P−1)において、Mは、水素、フッ素、−CH3、または−CF3であり;
S7、S8、S9、およびS10が独立して、単結合または炭素数1から6のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−または−OCO−、で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよい。 - 式(1−14)から(1−22)において、P7、P8、P9、およびP10のすべてが、−OCO−HC=CH2または−OCO−(CH3)C=CH2であり;S7、S8、S9、およびS10が単結合である、請求項5に記載の化合物。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物から得られる重合体。
- 請求項8に記載の重合体の群から選択される少なくとも1つを含有する液晶組成物。
- 式(2)から(4)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項9に記載の液晶組成物。
式(2)から(4)において、
R11は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく;
X11は、フッ素、塩素、−OCF3、−OCHF2、−CF3、−CHF2、−CH2F、−OCF2CHF2、または−OCF2CHFCF3であり;
環B1、環B2および環B3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z11、Z12およびZ13は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2O−、または−(CH2)4−であり;
L11およびL12は独立して、水素またはフッ素である。 - 式(5)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項9または10に記載の液晶組成物。
式(5)において、
R12は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく;
X12は−C≡Nまたは−C≡C−C≡Nであり;
環C1は、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z14は、単結合、−CH2CH2−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、または−CH2O−であり;
L13およびL14は独立して水素またはフッ素であり;
iは、1、2、3または4である。 - 式(6)から(12)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項9から11のいずれか1項に記載の液晶組成物。
式(6)から(12)において、
R13およびR14は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
R15は、水素、フッ素、炭素数1から10のアルキル、または炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
S11は水素またはメチルであり;
Xは、−CF2−、−O−、または−CHF−であり;
環D1、環D2、環D3および環D4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
環D5および環D6は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン,テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
Z15、Z16、Z17、およびZ18は独立して、単結合、−CH2CH2−、−COO−、−CH2O−、−OCF2−、または−OCF2CH2CH2−であり;
L15およびL16は独立して、フッ素または塩素であり;
j、k、m、n、p、q、r、およびsは独立して、0または1であり、k、m、nおよびpの和は、1または2であり、q、r、およびsの和は、0、1、2または3であり、tは、1、2または3である。 - 式(13)から(15)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項9から12のいずれか1項に記載の液晶組成物。
式(13)から(15)において、
R16およびR17は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルまたはアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環E1、環E2、環E3、および環E4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z19、Z20およびZ21は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、または−COO−である。 - 重合性化合物、光学活性化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、消泡剤、重合開始剤、および重合禁止剤の少なくとも1つをさらに含有する、請求項9から13のいずれか1項に記載の液晶組成物。
- 請求項9から14のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する液晶表示素子。
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| JP6507404B2 (ja) | 2019-05-08 |
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