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JP2018127615A - 水性樹脂組成物 - Google Patents

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JP2018127615A
JP2018127615A JP2018018176A JP2018018176A JP2018127615A JP 2018127615 A JP2018127615 A JP 2018127615A JP 2018018176 A JP2018018176 A JP 2018018176A JP 2018018176 A JP2018018176 A JP 2018018176A JP 2018127615 A JP2018127615 A JP 2018127615A
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Abstract

【課題】粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物及び当該水性樹脂組成物を含有するコーティング剤並びに当該コーティング剤からなる塗膜が形成された積層体を提供する。【解決手段】オキサゾリン基含有水溶性樹脂が式(I):(R1は水素原子又はメチル基、R2はエチレン基又はプロピレン基、R3は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、nは10〜100の整数を示す)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体5〜35質量%及びオキサゾリン基含有単量体1〜80質量%を含有し、当該ポリオキシアルキレン基含有単量体及び当該オキサゾリン基含有単量体の残部が当該ポリオキシアルキレン基含有単量体及び当該オキサゾリン基含有単量体と共重合可能な単量体である単量体成分を重合させてなり、単量体成分における親水性単量体の含有率が50質量%以上であることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、水性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有する水性樹脂組成物および当該水性樹脂組成物を含有するコーティング剤、ならびに当該コーティング剤からなる塗膜を有する積層体に関する。本発明の水性樹脂組成物は、前記コーティング剤以外に、例えば、塗料、表面処理剤、接着剤、シーリング剤、繊維加工用処理剤、皮革加工用処理剤、顔料捺染用バインダーなどの用途にも好適に使用することができる。
オキサゾリン基含有重合体は、反応性を有するオキサゾリン基を有していることから、例えば、カルボキシル基、チオール基などを有するポリマーを架橋させるための架橋剤などとして用いられている。オキサゾリン基含有重合体を製造する方法として、オキサゾリン基含有単量体を40質量%以上含有する単量体成分を有機溶媒と水との混合溶媒の存在下で重合させることによってオキサゾリン基含有重合体を製造する際に、前記混合溶媒としてメトキシプロピルアルコール10〜65質量%を含有する混合溶媒を用いるオキサゾリン基含有重合体の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記オキサゾリン基含有重合体の製造方法で得られたオキサゾリン基含有重合体は、水溶性に優れるとともに架橋性に優れていることから、当該オキサゾリン基含有重合体を含有する水性樹脂組成物を用いることにより、溶剤膨潤性、吸水性およびフィルム強度に優れたフィルムを製造することができる。
しかし、近年、長期間保存したときに粘度変化が小さく、耐吸湿性に優れた塗膜を形成する水性樹脂組成物、換言すれば、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物の開発が待ち望まれている。
特許第5769569号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物、前記水性樹脂組成物を含有し、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができるコーティング剤、および前記コーティング剤から形成され、耐吸湿性に優れた塗膜を有する積層体を提供することを課題とする。
本発明は、
(1) オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有する水性樹脂組成物であって、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂が式(I):
Figure 2018127615
(式中、R1は水素原子またはメチル基、R2はエチレン基またはプロピレン基、R3は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基、nは10〜100の整数を示す)
で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体5〜35質量%およびオキサゾリン基含有単量体1〜80質量%を含有し、当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体の残部が当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体と共重合可能な単量体である単量体成分を重合させてなり、当該単量体成分における親水性単量体の含有率が50質量%以上であることを特徴とする水性樹脂組成物、
(2) 親水性単量体が、20℃の水に対する溶解量が120g/L以上である単量体である前記(1)に記載の水性樹脂組成物、
(3) 式(I)において、nが15〜50の整数である前記(1)または(2)に記載の水性樹脂組成物、
(4) 水性樹脂組成物におけるオキサゾリン基含有水溶性樹脂の含有率が30〜80質量%である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の水性樹脂組成物、
(5) オキサゾリン基含有水溶性樹脂が水溶液として用いられてなる前記(1)〜(4)のいずれかに記載の水性樹脂組成物、
(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載の水性樹脂組成物を含有することを特徴とするコーティング剤、および
(7) 基材の少なくとも一方表面に前記(6)に記載のコーティング剤からなる塗膜が積層されてなる積層体
に関する。
本発明によれば、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物、前記水性樹脂組成物を含有し、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができるコーティング剤、および前記コーティング剤から形成され、耐吸湿性に優れた塗膜を有する積層体が提供される。
本発明の水性樹脂組成物は、前記したように、オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有する水性樹脂組成物であり、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂が式(I):
Figure 2018127615
(式中、R1は水素原子またはメチル基、R2はエチレン基またはプロピレン基、R3は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基、nは10〜100の整数を示す)
で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体5〜35質量%およびオキサゾリン基含有単量体1〜80質量%を含有し、当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体の残部が当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体と共重合可能な単量体である単量体成分を重合させてなり、当該単量体成分における親水性単量体の含有率が50質量%以上であることを特徴とする。
本発明の水性樹脂組成物は、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有していることから、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる。
前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂は、式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体5〜35質量%およびオキサゾリン基含有単量体1〜80質量%を含有し、当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体の残部が当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体と共重合可能な単量体である単量体成分を重合させることによって得ることができる。
式(I)において、R1は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、水素原子またはメチル基である。R2は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、エチレン基またはプロピレン基、好ましくはエチレン基である。R3は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基、好ましくはメチル基およびエチル基、より好ましくはメチル基である。nは、オキシアルキレン基の付加モル数を示し、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、10〜100の整数、好ましくは12〜80の整数、より好ましくは15〜50の整数である。
式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体の具体例としては、例えば、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、プロポキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、プロポキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらのポリオキシアルキレン基含有単量体は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらのポリオキシアルキレン基含有単量体のなかでは、工業的に容易に入手することができ、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートおよびメトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートが好ましく、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートがより好ましい。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリレート」は「アクリレート」または「メタクリレート」を意味し、「(メタ)アクリル」は「アクリル」または「メタクリル」を意味する。
式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体は、商業的に容易に入手することができるものである。その例としては、メトキシポリエチレングリコールアクリレート[例えば、新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルAM−130G〔式(I)において、R1が水素原子、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが13の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体〕、商品名:NKエステルAM−230G〔式(I)において、R1が水素原子、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが23の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体〕など]、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート[例えば、新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルM−130G〔式(I)において、R1がメチル基、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが13の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体〕、商品名:NKエステルM−230G〔式(I)において、R1がメチル基、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが23の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体〕など]などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコールは、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
単量体成分における式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体の含有率は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、5質量%以上、好ましくは8質量%以上、より好ましくは10質量%以上であり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、35質量%以下、好ましくは30質量%以下である。
オキサゾリン基含有単量体は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、付加重合性オキサゾリン基含有単量体であることが好ましい。
前記付加重合性オキサゾリン基含有単量体としては、例えば、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾリンなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの付加重合性オキサゾリン基含有単量体は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの付加重合性オキサゾリン基含有単量体のなかでは、工業的に容易に入手することができ、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、2−イソプロペニル−2−オキサゾリンが好ましい。
単量体成分におけるオキサゾリン基含有単量体の含有率は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、1質量%以上、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、より一層好ましくは15質量%以上、さらに好ましくは25質量%以上、さらに一層好ましくは35質量%以上であり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、80質量%以下、好ましくは75質量%以下、より好ましくは70質量%以下、さらに好ましくは65質量%以下である。
本発明の水性樹脂組成物における式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体とオキサゾリン基含有単量体との質量比〔式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体/オキサゾリン基含有単量体〕は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、0.06〜0.7、好ましくは0.1〜0.6、より好ましくは0.14〜0.5、更に好ましくは0.17〜0.5である。
前記ポリオキシアルキレン基含有単量体および前記オキサゾリン基含有単量体と共重合可能な単量体(以下、単に「共重合可能な単量体」という)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸などの不飽和カルボン酸;(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸カリウム、(メタ)アクリル酸アンモニウムなどの(メタ)アクリル酸塩;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)アクリレートなどのエステル基の炭素数が1〜18の水酸基含有(メタ)アクリレート;メトキシエチル(メタ)アクリレートなどの炭素数1〜4のアルコキシ基および炭素数1〜4アルキル基を有するアルコキシアルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリロニトリル;(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブチル(メタ)アクリルアミド、N−tert−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−2−エチルヘキシル(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジn−プロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジn−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジtert−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ2−エチルヘキシル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジシクロヘキシル(メタ)アクリルアミド)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド系化合物;2−アミノエチル(メタ)アクリレートなどの窒素原子含有(メタ)アクリレート;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルなどのビニルエーテル系単量体;エチレン、プロピレンなどのオレフィン系単量体;フッ化ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン原子含有単量体;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系単量体;スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸ナトリウムなどのスチレンスルホン酸金属塩、スチレンスルホン酸アンモニウム塩、スチレンスルホン酸アミン塩などのスチレンスルホン酸およびその塩、3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸基含有単量体などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの共重合可能な単量体は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの共重合可能な単量体のなかでは、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートがより好ましく、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレートおよびn−ブチル(メタ)アクリレートがさらに好ましく、メチルメタクリレート、エチルアクリレートおよびn−ブチルアクリレートがさらに一層好ましい。
単量体成分における共重合可能な単量体の含有率は、前記ポリオキシアルキレン基含有単量体および前記オキサゾリン基含有単量体の残部である。単量体成分における共重合可能な単量体の含有率は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、さらに好ましくは15質量%以上であり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、さらに好ましくは35質量%以下、さらに一層好ましくは30質量%以下である。
本発明においては、前記単量体成分における親水性単量体の含有率が50質量%以上である点にも大きな特徴の1つがある。本発明の水性樹脂組成物は、前記単量体成分における親水性単量体の含有率が50質量%以上であることから、水溶性に優れている。
本発明における親水性単量体は、20℃の水に対する溶解量(以下、「水溶解度」という)が120g/L以上である単量体を意味する。
本発明で用いられる単量体成分において、親水性単量体は、式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体、オキサゾリン基含有単量体、および前記共重合可能な単量体のうち水溶解度が120g/L以上である単量体である。これらの単量体のなかでは、水性樹脂組成物の水溶性を向上させる観点から、式(I)で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体およびオキサゾリン基含有単量体が好ましい。
前記共重合可能な単量体のうち水溶解度が120g/L以上である単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−アミノエチル(メタ)アクリレートおよびその塩、(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸アンモニウム、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド、スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸ナトリウムなどのスチレンスルホン酸金属塩、スチレンスルホン酸アンモニウム塩、スチレンスルホン酸アミン塩などのスチレンスルホン酸およびその塩、3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸基含有単量体などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの単量体は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
単量体成分における親水性単量体の含有率は、水性樹脂組成物の水溶性を向上させる観点から、50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは65質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上であり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下、さらに好ましくは85質量%以下である。
オキサゾリン基含有水溶性樹脂は、前記単量体成分を水性溶媒中で溶液重合させることによって製造することができる。なお、本明細書にいう水性溶媒は、水の含有率が50質量%以上である溶媒を意味する。
水性溶媒は、水、または水に対して相溶性を有する有機溶媒と水との混合溶媒であればよい。水に対して相溶性を有する有機溶媒としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの水に対して相溶性を有する有機溶媒は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの水性溶媒のなかでは、水性樹脂組成物の水溶性を向上させる観点から、水が好ましい。
単量体成分は、一括して水性溶媒と混合してもよく、あるいは滴下などの手段により、徐々に水性溶媒と混合してもよい。水性溶媒100質量部あたりの単量体成分の量は、特に限定されないが、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは5〜1000質量部、より好ましくは10〜500質量部である。
なお、単量体成分を重合させる際には、重合開始剤を用いることができる。重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)などのアゾ化合物;過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムなどの過硫酸塩;過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、過酸化アンモニウムなどの過酸化物などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの重合開始剤は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。重合開始剤の量は、当該重合開始剤の種類によって異なるので一概には決定することができないことから、当該重合開始剤の種類に適した量となるように調整することが好ましい。
重合開始剤の添加方法は、特に限定されない。重合開始剤の添加方法としては、例えば、一括仕込み、分割仕込み、連続滴下などが挙げられる。また、単量体成分の重合反応の終了時期を早める観点から、単量体成分を反応系内に添加する終了前またはその終了後に、重合開始剤の一部を添加してもよい。
なお、重合開始剤の分解を促進するために、例えば、亜硫酸水素ナトリウムなどの還元剤、硫酸第一鉄などの遷移金属塩などの重合開始剤の分解剤を反応系内に適量で添加してもよい。
また、反応系内には、必要により、例えば、tert−ドデシルメルカプタンなどのチオール基を有する化合物などの連鎖移動剤、pH緩衝剤、キレート剤などの添加剤を添加してもよい。添加剤の量は、その種類によって異なるので一概には決定することができないため、その種類に適した量となるように調整することが好ましい。
単量体成分を重合させる際の雰囲気は、特に限定されないが、重合開始剤の効率を高める観点から、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスであることが好ましい。
単量体成分の重合温度は、特に限定されないが、通常、好ましくは20〜150℃、より好ましくは50〜95℃である。重合温度は、単量体成分を重合させている間で一定であってもよく、重合反応の途中で変化させてもよい。
単量体成分の重合時間は、特に限定されず、単量体成分の重合反応の進行状況に応じて適宜設定すればよいが、通常、1〜24時間程度である。
以上のようにして単量体成分を重合させることにより、オキサゾリン基含有水溶性樹脂を得ることができる。
オキサゾリン含有水溶性樹脂の重量平均分子量(Mw)は、特に限定されず、本発明の水性樹脂組成物の用途などに応じて選択すればよいが、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、通常、好ましくは1000〜100万、より好ましくは3000〜50万、さらに好ましくは5000〜10万である。
なお、オキサゾリン含有水溶性樹脂の重量平均分子量(Mw)は、以下の測定条件で測定したときの値である。
〔測定条件〕
・測定装置:東ソー(株)製、品番:HLC−8320GPC
・検出器:RI
・カラム:TSKgel SuperMultiporeHZ−M〔東ソー(株)製〕
・カラム温度:40℃
・流速:0.18mL/分
・検量線:標準ポリスチレン
・溶離液:トリエチルアミン1重量%含有テトラヒドロフラン
単量体成分を重合させる際に水性溶媒が用いられているので、得られたオキサゾリン基含有水溶性樹脂は、水性溶媒に溶解している。オキサゾリン基含有水溶性樹脂は、水性溶媒に溶解されている状態で用いてもよく、水性溶媒を除去して固体の状態で用いてもよい。オキサゾリン基含有水溶性樹脂は、経済性に優れ、塗膜の耐吸湿性に優れる水性樹脂組成物を得る観点から、水性溶媒に溶解されている状態で用いることが好ましく、水性樹脂組成物の水溶性を向上させる観点から、水溶液の状態で用いることがより好ましい。
オキサゾリン基含有水溶性樹脂を水性溶媒に溶解させた状態(以下、水性溶媒溶液という)で用いる場合、オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液のpHは、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは8以上、より好ましくは8.2以上、さらに好ましくは8.3以上であり、作業環境の安全性を向上させる観点から、好ましくは11以下、より好ましくは10.8以下、さらに好ましくは10.5以下である。
オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液のpHを調整する際には、pH調整剤を用いることができる。単量体成分を重合させることによって得られたオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液のpHは、通常、7〜7.6程度であることから、オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液のpHを前記した値とするために塩基性のpH調整剤を用いることが好ましい。
塩基性のpH調整剤としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム、酢酸アンモニウム、酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなどの無機系pH調整剤、アンモニア、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、プロパノールアミン、メチルアミノエタノール、ジメチルアミノメタノール、ジエチルアミノエタノール、ジメチルアミノエタノールなどの有機系pH調整剤などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらのpH調整剤は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらのpH調整剤は、通常、水溶液として用いることが好ましい。
オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液のpHは、当該水性溶媒溶液にpH調整剤を添加することによって容易に調整することができる。
オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液における不揮発分量は、特に限定されないが、取り扱い性を向上させる観点から、通常、好ましくは5〜90質量%、より好ましくは10〜85質量%、さらに好ましくは20〜80質量%である。
なお、オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液における不揮発分量は、当該オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液1gを秤量し、熱風乾燥機で110℃の温度で1時間乾燥させ、得られた残渣を不揮発分とし、式:
〔オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液における不揮発分量(質量%)〕
=(〔残渣の質量〕÷〔オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液1g〕)×100
に基づいて求められた値を意味する。
本発明の水性樹脂組成物は、オキサゾリン基含有水溶性樹脂以外に、本発明の目的を阻害しない範囲で添加剤などを含有していてもよい。
添加剤としては、例えば、顔料などの着色剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、抗酸化剤、重合禁止剤、充填剤、カップリング剤、防錆剤、抗菌剤、金属不活性化剤、湿潤剤、消泡剤、界面活性剤、補強剤、可塑剤、潤滑剤、防曇剤、防食剤、顔料分散剤、流動調整剤、過酸化物分解剤、鋳型脱色剤、蛍光性増白剤、有機防炎剤、無機防炎剤、滴下防止剤、溶融流改質剤、静電防止剤、防藻剤、防カビ剤、難燃剤、スリップ剤、金属キレート剤、アンチブロッキング剤、耐熱安定剤、加工安定剤、分散剤、増粘剤、レオロジーコントロール剤、発泡剤、老化防止剤、防腐剤、帯電防止剤、シランカップリング剤、酸化防止剤、成膜助剤などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの添加剤は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの添加剤の量は、当該添加剤の種類によって異なるので一概には決定することができないことから、当該添加剤の種類に応じて適宜決定することが好ましい。
本発明の水性樹脂組成物における前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂の不揮発分量は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上であり、経済性および工業性の観点から、さらに好ましくは20質量%以上、さらに一層好ましくは30質量%以上であり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下、さらに好ましくは80質量%以下である。なお、水性樹脂組成物における前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂の不揮発分量は、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液における不揮発分量と同様にして求めたときの値である。
本発明の水性樹脂組成物は、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂が水性溶媒に溶解している状態で用いることができるほか、水性溶媒を除去して固体の状態で用いることができる。水性樹脂組成物は、経済性に優れ、塗膜の耐吸湿性に優れる水性樹脂組成物を得る観点から、水性溶媒に溶解させた状態で用いることが好ましく、水性樹脂組成物の水溶性を向上させる観点から、水溶液として用いることがより好ましい。
本発明の水性樹脂組成物の溶液は、例えば、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水性溶媒溶液の状態で用いるか、または必要により当該水性溶媒溶液に添加剤を添加する方法、当該オキサゾリン基含有水溶性樹脂(固体)および必要により添加剤を水性溶媒に溶解させて混合する方法などにより、容易に調製することができる。水性溶媒として、前記水性溶媒と同様のものを例示することができる。水性溶媒のなかでは、水性樹脂組成物の水溶性を向上させる観点から、水が好ましい。なお、オキサゾリン基含有水溶性樹脂、必要により添加剤および水性溶媒を混合する順序は任意であり、これらの成分を一括して混合してもよく、分割して混合してもよい。本発明の水性樹脂組成物の溶液のpHは、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる水性樹脂組成物を得る観点から、好ましくは8以上、より好ましくは8.2以上、さらに好ましくは8.3以上であり、作業環境の安全性を向上させる観点から、好ましくは11以下、より好ましくは10.8以下、さらに好ましくは10.5以下である。本発明の水性樹脂組成物の溶液における不揮発分量は、特に限定されないが、通常、取り扱い性を向上させる観点から、好ましくは5〜90質量%、より好ましくは10〜85質量%、さらに好ましくは20〜80質量%である。
本発明の水性樹脂組成物は、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有しているので、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とが両立していることから、例えば、塗料、表面処理剤、コーティング剤、接着剤、シーリング剤、繊維加工用処理剤、皮革加工用処理剤、顔料捺染用バインダーなどの用途に好適に使用することができ、なかでもコーティング剤に好適に使用することができる。
本発明のコーティング剤は、前記水性樹脂組成物を含有する。本発明のコーティング剤における前記水性樹脂組成物の固形分(不揮発分)含有率は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させるコーティング剤を得る観点から、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、経済性および工業的生産性を高める観点から、好ましくは20質量%以上であり、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができるコーティング剤を得る観点から、好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下、さらに好ましくは80質量%以下である。
本発明のコーティング剤は、前記水性樹脂組成物以外に、本発明の目的を阻害しない範囲で添加剤、他の樹脂成分などを含有していてもよい。
添加剤としては、本発明の水性樹脂組成物に用いることができる前記添加剤を例示することができる。添加剤は、1種類のみを用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。添加剤の量は、当該添加剤の種類によって異なるので一概には決定することができないことから、当該添加剤の種類に応じて適宜決定することが好ましい。
前記他の樹脂成分としては、例えば、水溶性および/または水分散性のカルボキシル基含有樹脂などが挙げられる。水溶性および/または水分散性のカルボキシル基含有樹脂としては、例えば、カルボキシル基含有アクリル樹脂、カルボキシル基含有スチレン−アクリル系樹脂、カルボキシル基含有ポリエステル、カルボキシル基含有アルキッド樹脂、カルボキシル基含有ポリアミド、カルボキシル基含有ポリウレタン、カルボキシル基含有ポリオレフィンなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの樹脂は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
他の樹脂成分に含まれるカルボキシル基と水性樹脂組成物に含まれるオキサゾリン基とのモル比(他の樹脂成分に含まれるカルボキシル基/水性樹脂組成物に含まれるオキサゾリン基)は、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができるコーティング剤を得る観点から、1/10〜100/1、好ましくは10/10〜50/1、より好ましくは20/10〜10/1である。
なお、他の樹脂成分に含まれるカルボキシル基と水性樹脂組成物に含まれるオキサゾリン基とのモル比は、式:
〔他の樹脂成分に含まれるカルボキシル基と水性樹脂組成物に含まれるオキサゾリン基のモル比〕
=〔他の樹脂成分の不揮発成分1gに含まれるカルボキシル基のモル数(mmol)〕÷〔水性樹脂組成物の不揮発成分1gに含まれるオキサゾリン基のモル数(mmol)〕
に基づいて求められた値を意味する。
前記他の樹脂成分の不揮発成分1gに含まれるカルボキシル基のモル数(以下、カルボキシル基のモル数という)は、式:
〔カルボキシル基のモル数(mmol)〕
=〔他の樹脂成分の酸価(mg)〕÷〔水酸化カリウム(KOH)の分子量(g/mol)〕
〔式中、他の樹脂成分の酸価は、他の樹脂成分の不揮発成分1gに含まれるカルボキシル基を中和するのに必要な水酸化カリウム(KOH)の量(mg)を示す〕
に基づいて求められた値を意味する。
また、前記水性樹脂組成物の不揮発成分1gに含まれるオキサゾリン基のモル数(以下、オキサゾリン基のモル数という)は、式:
〔オキサゾリン基のモル数(mmol)〕
=(〔オキサゾリン基含有水溶性樹脂の原料として用いられる単量体成分におけるオキサゾリン基含有単量体の含有率(質量%)/100〕÷〔オキサゾリン基含有単量体の分子量〕)×1000
に基づいて求められた値を意味する。
本発明のコーティング剤は、例えば、前記水性樹脂組成物の溶液と、必要により添加剤、他の樹脂成分などとを混合する方法、前記水性樹脂組成物(固体)、必要により添加剤、他の樹脂成分などを水性溶媒に溶解させて混合する方法などにより、容易に調製することができる。前記水性溶媒として、前記単量体成分を溶液重合させる際に用いられる水性溶媒と同様のものを例示することができる。水性溶媒のなかでは、コーティング剤の水溶性を向上させる観点から、水が好ましい。なお、水性樹脂組成物、必要により添加剤、他の樹脂成分、水性溶媒などを混合する順序は、任意であり、これらの成分を一括して混合してもよく、分割して混合してもよい。
本発明のコーティング剤における不揮発分量は、特に限定されないが、取り扱い性を向上させる観点から、通常、好ましくは5〜90質量%、より好ましくは10〜85質量%、さらに好ましくは20〜80質量%である。
本発明のコーティング剤は、前記水性樹脂組成物を含有していることから、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とを両立させることができる。
本発明の積層体は、基材の少なくとも一方表面に本発明のコーティング剤からなる塗膜が積層されている。本発明の積層体は、例えば、本発明のコーティング剤を基材の少なくとも一方表面に塗布することによって得ることができる。
基材に用いられる樹脂としては、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート、主鎖に環構造を有する(メタ)アクリル系重合体などのアクリル樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル;ノルボルネン系重合体などの環状オレフィン系重合体;セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートなどのセルロース系重合体;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリカーボネート;ポリスチレン;塩化ビニル樹脂;ABS樹脂;AS樹脂;ポリアミド;四フッ化エチレン樹脂などのフッ素樹脂などの熱可塑性樹脂などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。前記基材を製造する方法としては、例えば、溶融押出法、溶液キャスティング法、カレンダー法、圧縮成形法などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。
なお、前記基材にはコーティング剤を1層のみで塗工してもよく、2層以上の塗膜が形成されるように重ね塗りをしてもよい。2層以上の塗膜が形成されるように重ね塗りをする場合、その一部の塗膜のみを本発明のコーティング剤によって形成させてもよく、すべての塗膜を本発明のコーティング剤で形成させてもよい。
本発明の積層体における塗膜の厚さは、その用途などによって異なるので一概には決定することができないため、当該用途などに応じて適宜決定することが好ましいが、通常、好ましくは1〜1000μm程度、より好ましくは10〜300μm程度である。前記塗膜は、例えば、常温で乾燥させてもよく、加熱することによって乾燥させてもよい。
以上のようにして得られる本発明の積層体は、基材の少なくとも一方表面に本発明のコーティング剤からなる塗膜が積層されているので、耐吸湿性に優れている。
次に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。なお、以下において、特に断りがない限り、「部」は「質量部」を意味する。
実施例1
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に脱イオン水85部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを流しながら70℃に加熱した。このフラスコ内にメチルメタクリレート6部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン21部およびメトキシポリエチレングリコールアクリレート〔新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルAM−130G〕3部からなる単量体混合物と、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩〔和光純薬工業(株)製、品番:V−50〕1.5部および脱イオン水9部からなる重合開始剤溶液とをそれぞれ滴下ロートから2時間かけて滴下した。重合反応を行なっている間は窒素ガスを流し続け、フラスコ内の温度を70℃±1℃に保った。
滴下終了後、フラスコ内を80℃で6時間熟成した後、室温まで冷却し、25%アンモニア水0.2部をフラスコ内に添加することにより、単量体成分における水溶解度が120g/L以上である親水性単量体の含有率が80質量%であり、固形分(不揮発分)の含有率が25質量%であり、pH〔pH測定装置として(株)堀場製作所製、商品名:カスタニーLAB pH/イオンメータを用いて測定したときのpH、以下同様〕が8.7、25℃における初期粘度〔B型粘度計として東機産業(株)製、品番:TVB−10Mを用い、回転数12rpmで測定したときの粘度、以下同様〕が45mPa・sであるオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液を得た。得られたオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液に用いた単量体成分の組成および当該オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液の性質を表1に示す。前記で得られたオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液を水性樹脂組成物として用いた。
実施例2〜9および比較例1〜9
実施例1において、単量体成分を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液を得た。得られたオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液に用いた単量体成分の組成および当該オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液の性質を表1に示す。前記で得られたオキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液を水性樹脂組成物として用いた。
なお、表1に記載の略号は、以下のことを意味する。
・MMA:メチルメタクリレート(水溶解度:10g/L)
・BA:ブチルアクリレート(水溶解度:1.4g/L)
・EA:エチルアクリレート(水溶解度:15g/L)
・IPO:2−イソプロペニル−2−オキサゾリン〔水溶解度:無限大(可溶)〕
・AM−130G:メトキシポリエチレングリコールアクリレート〔新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルAM−130G、式(I)において、R1が水素原子、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが13の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体、水溶解度:無限大(可溶)〕
・M−130G:メトキシポリエチレングリコールメタクリレート〔新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルM−130G、式(I)において、R1がメチル基、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが13の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体、水溶解度:無限大(可溶)〕
・M−230G:メトキシポリエチレングリコールメタクリレート〔新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルM−230G、式(I)において、R1がメチル基、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが23の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体、水溶解度:無限大(可溶)〕
・AM−30G:メトキシポリエチレングリコールアクリレート〔新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルAM−30G、式(I)において、R1が水素原子、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが3の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体、水溶解度:無限大(可溶)〕
・AM−90G:メトキシポリエチレングリコールアクリレート〔新中村化学工業(株)製、商品名:NKエステルAM−90G、式(I)において、R1が水素原子、R2がエチレン基、R3がメチル基、nが9の整数であるポリオキシアルキレン基含有単量体、水溶解度:無限大(可溶)〕
また、以下の表1に記載の用語は、以下のことを意味する。
・POA/IPO:ポリオキシアルキレン基含有単量体とオキサゾリン基含有単量体との質量比
・親水性単量体の含有率:単量体成分における水溶解度が120g/L以上である親水性単量体の含有率(質量%)
・不揮発分量:オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液における不揮発分の含有率(質量%)
・pH:オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液のpH
・初期粘度:オキサゾリン基含有水溶性樹脂の水溶液の25℃における初期粘度(mPa・s)
なお、表1の「単量体成分」の欄に記載の「−」は、その単量体が使用されていないことを意味する。
Figure 2018127615
実験例
(1)耐吸湿性
各実施例または各比較例で得られた水性樹脂組成物をカルボキシル基含有樹脂の水分散体(スチレン−アクリル系樹脂、固形分(不揮発分)の含有率:40質量%、酸価:31mgKOH/g)100部に、当該カルボキシル基含有水分散体のカルボキシル基と前記で得られた水性樹脂組成物のオキサゾリン基のモル比(カルボキシル基含有樹脂の水分散体のカルボキシル基/水性樹脂組成物のオキサゾリン基)が10/4となるように添加することにより、コーティング剤を調製した。
次に、温度23℃±2℃、相対湿度65℃±3%の雰囲気中で前記コーティング剤を四フッ化エチレン樹脂プレートにキャスティングした後、24時間放置することにより、厚さ約100μmの当該コーティング剤からなる塗膜が形成された積層体を作製した。その後、得られた積層体に120℃の温度で30分間熱処理を施すことによって乾燥させて試験片を得た。
前記で得られた試験片を幅25mm、長さ75mmの大きさに切り出し、その質量(以下、試験片の初期質量という)を測定した。
次に、前記試験片を温度が85℃、相対湿度が85%の雰囲気中に200時間放置することにより、湿熱試験を行なった後、当該試験片の質量(以下、湿熱試験後の試験片の質量という)を測定し、式:
[吸水率(%)]
=[〔(湿熱試験後の試験片の質量)−(試験片の初期質量)〕/(試験片の初期質量)]×100
に従って吸水率を求め、以下の評価基準に基づいて耐吸湿性を評価した。その結果を表2に示す。
(評価基準)
◎:吸水率が2%未満
○:吸水率が2%以上3%未満
△:吸水率が3%以上5%未満
×:吸水率が5%以上
(2)粘度安定性
各実施例または各比較例で得られた水性樹脂組成物を40℃のオーブン内にて1ヵ月間または2ヵ月間保管した後、オーブンから取り出し、25℃における粘度を前記と同様の方法により測定し、式:
[初期粘度に対する変化率(%)]
=[40℃で1ヵ月間または2ヵ月間保管した後の粘度/初期粘度]×100
に従って初期粘度に対する変化率を求め、以下の評価基準に基づいて粘度安定性を評価した。その結果を表2に示す。
(評価基準)
◎:初期粘度に対する変化率が110%未満
○:初期粘度に対する変化率が110%以上120%未満
△:初期粘度に対する変化率が120%以上200%未満
×:初期粘度に対する変化率が200%以上
〔総合評価〕
次に、各物性において、◎の評価を100点、〇の評価を50点、△の評価を30点、×の評価を0点として総合得点(最高得点:300点)を集計し、その結果を表2の総合評価の欄に記載した。なお、評価に△または×が1つでも存在するものは、不合格である。
Figure 2018127615
表2に示された結果から、各実施例で得られた水性樹脂組成物は、いずれも、耐吸湿性に優れた塗膜を形成するとともに、粘度安定性に優れていることから、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とが両立していることがわかる。
本発明の水性樹脂組成物は、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有していることから、粘度安定性と形成される塗膜の耐吸湿性とが両立しているので、例えば、塗料、表面処理剤、コーティング剤、接着剤、シーリング剤、繊維加工用処理剤、皮革加工用処理剤、顔料捺染用バインダーなどの用途に好適に使用することができ、なかでもコーティング剤に好適に使用することができる。

Claims (7)

  1. オキサゾリン基含有水溶性樹脂を含有する水性樹脂組成物であって、前記オキサゾリン基含有水溶性樹脂が式(I):
    Figure 2018127615
    (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2はエチレン基またはプロピレン基、R3は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基、nは10〜100の整数を示す)
    で表わされるポリオキシアルキレン基含有単量体5〜35質量%およびオキサゾリン基含有単量体1〜80質量%を含有し、当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体の残部が当該ポリオキシアルキレン基含有単量体および当該オキサゾリン基含有単量体と共重合可能な単量体である単量体成分を重合させてなり、当該単量体成分における親水性単量体の含有率が50質量%以上であることを特徴とする水性樹脂組成物。
  2. 親水性単量体が、20℃の水に対する溶解量が120g/L以上である単量体である請求項1に記載の水性樹脂組成物。
  3. 式(I)において、nが15〜50の整数である請求項1または2に記載の水性樹脂組成物。
  4. 水性樹脂組成物におけるオキサゾリン基含有水溶性樹脂の含有率が30〜80質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の水性樹脂組成物。
  5. オキサゾリン基含有水溶性樹脂が水溶液として用いられてなる請求項1〜4のいずれかに記載の水性樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の水性樹脂組成物を含有することを特徴とするコーティング剤。
  7. 基材の少なくとも一方表面に請求項6に記載のコーティング剤からなる塗膜が積層されてなる積層体。
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