JP2018117245A - 音処理装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定のグループに属する各チャンネルの音信号のみを混合するためのバスを用意する設定を、手間をかけず簡単に行えるようにする。【解決手段】音処理装置10は、第1バス11、第2バス12と、音信号を第1ゲインでレベル制御し第1バス11へ送出する第1乗算器14及び音信号を第2ゲインでレベル制御し第2バス12へ送出する第2乗算器15を有する複数のチャンネル13と、各チャンネルにパラメータを供給する供給部18を備える。供給部18は、グループ化指示に応じて、複数チャンネルの一部からなるグループを形成し、グループ動作を行わせるグループ設定処理16と、一括設定指示に応じて、或るグループに属するチャンネルの第2ゲインを、そのチャンネルの第1ゲインと同じ値に設定し、且つ、そのグループに属さない各チャンネルの第2ゲインをミュートに設定する一括設定処理17を実行する。【選択図】図1
Description
この発明は、例えばオーディオミキサなどに用いて好適な音処理装置及び方法に関する。
オーディオミキサ(以下、「ミキサ」とも言う)は、基本的には、複数の入力チャンネル(以下、「ch」と略記する)それぞれにて、入力された音信号の各種特性制御やレベル調整等の信号処理を施し、処理後の音信号を主出力系の主バスにて混合し、その混合音信号を主バスに対応する主バスchにて信号処理して、処理後の音信号をメインスピーカ等の出力先に出力するように構成される。
従来のミキサにおいて、複数の入力chをグループにまとめて、該グループに属する各入力chの1以上のパラメータを、1つの操作子で制御するグループ機能がある。例えばDCAグループでは、ユーザが1つのDCAフェーダを操作することにより、DCAグループに属する複数の各入力chのレベルを、各入力ch間のレベル差を保ったまま、調整できる。この機能は、例えば、1組のドラムセットのレベルを調整する場合等に便利である。グループ機能には、レベルを制御するDCAグループ機能の他にも、ミュートオン/オフを制御するミュートグループ機能や、或いは、例えばヘッドアンプ、イコライザ、コンプレッサなどの複数のパラメータの所望の一部を操作するchリンク機能など様々な種類がある(例えば、下記の非特許文献1、及び、非特許文献2を参照)。
しかし、従来のグループ機能は、あくまで、1つの操作子により、特定のグループに属する各入力chのパラメータを制御するものである。従って、従来のグループ機能では、1つのグループの音信号の混合音信号(言い換えればグループ化された複数の音信号の和の音信号)に対して、イコライザ、コンプレッサ、リバーブ、空間定位制御等の信号処理を施すことはできなかった。なお、レベル制御やオンオフ制御程度の軽い処理であれば、各入力chの既存の乗算器リソースで音信号を処理して主バスで混合することで、主バス以外のバスの信号に影響することなく実現可能だが、ここに例示した信号処理(所定信号処理)は、主バス以外のバスに影響を与えずに、各入力chのリソースを用いて処理できない。
従来の技術において、1つのグループの音信号の全体に対して信号処理を施すには、煩雑な設定が必要だった。具体的には、先ず、或るグループに属する各入力chから主バスへの音信号送出をオフにして、次に、該グループに属する各入力chの音信号を混合するバスを用意して、該各入力chからそのバスへの音信号の送出をオンにして、そして、そのバスに対応するバスchから主バスへの音信号の送出をオンにする。このような煩雑な作業を経て、ようやく、或るグループに属する各入力chの音信号の混合音信号に対する各種信号処理を、用意されたバスに対応するバスchにて施すことができるように設定される。また、この設定をした後に、前記「混合音信号に対する信号処理」を止めて、そのバス及びバスchを別の目的で使いたい場合には、前記の作業とは逆の作業、すなわち、バスchからステレオバスへの音信号の送出をオフにし、そのグループに属する各入力chからそのバスへの音信号の送出をオフにして、各入力chからステレオバスへの音信号の送出をオンにする、という作業が必要である。
"DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL Version3 M7CL‐32/M7CL‐48/M7CL‐48ES取扱説明書"、[online]、2014年5月、ヤマハ株式会社[平成28年8月29日検索]、インターネット〈URL:http://download.yamaha.com/api/asset/file/?language=en&site=ae.yamaha.com&asset_id=47575〉
"DIGITAL MIXING CONSOLE LS9 LS9−16/LS9−32取扱説明書"、[online]、2012年、ヤマハ株式会社[平成28年8月29日検索]、インターネット〈URL:http://download.yamaha.com/api/asset/file?language=ja&site=countrysite-master.prod.wsys.yamaha.com&asset_id=58273〉
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、所定信号処理のため、主バスで混合されている複数チャンネルの音信号のうち、特定のグループに属する複数チャンネルの音信号のみを、主バスから取り出し、別のバスにおいて同じ混合レベルで混合する設定を、手間をかけず簡単に行えるようにした音処理装置及び方法を提供することを目的とする。
この発明は、音信号を混合する第1バスと、音信号を混合する第2バスと、それぞれ、調整パラメータに従って1つの音信号の特性を制御する第1特性制御部、特性制御後の音信号を、第1ゲインに従ってレベル制御して前記第1バスへ送出する第1乗算器、及び、特性制御後の音信号を、第2ゲインに従ってレベル制御して前記第2バスに送出する第2乗算器を有する複数のチャンネルと、ユーザによる各種指示に応じて、各チャンネルに前記調整パラメータ、第1ゲイン、第2ゲインを含む複数パラメータを個別に供給する供給部であって、前記複数のチャンネルの一部からなる1つのグループが形成されたとき、そのグループに属する各チャンネルの少なくとも1つのパラメータを一括で制御し、また、一括設定指示に応じて、前記グループに属する各チャンネルの前記第2ゲインを、そのチャンネルの第1ゲインと同じ値に設定し、且つ、前記グループに属さない各チャンネルの前記第2ゲインをミュート値に一括で設定する前記供給部とを備える音処理装置である。
この発明によれば、特定のグループに属する各チャンネルの第2ゲインに、該各チャンネルの第1ゲインと同じ値を設定するので、そのグループに属する各チャンネルは、それぞれ前記第1バスへの音信号の送出と同じ状態で、処理後の音信号を前記第2バスに音信号を送ることができる。また、そのグループに属さない全てのチャンネルの第2ゲインがミュートに設定される。従って、第2バスでは、グループに属する各チャンネルの音信号のみを混合することができる。
また、この発明は、装置の発明として構成及び実施し得るのみならず、前記装置を構成する各構成要素を備える方法の発明として実施及び構成されてよい。
この発明によれば、所定信号処理のため、主バスで混合されている複数チャンネルの音信号のうち、特定のグループに属する各チャンネルの音信号のみを、別のバスにおいて同じ混合レベルで混合する設定を、手間をかけず簡単に行うことできる、という優れた効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、この発明に係る音処理装置の構成例を説明する概念的ブロック図である。図1において、音処理装置10は、音信号を混合する第1バス11と、音信号を混合する第2バス12と、それぞれ、調整パラメータに従って1つの音信号の特性を制御する特性制御部130と、特性制御後の音信号を、第1ゲインに従ってレベル制御して第1バス11へ送出する第1乗算器14、及び、特性制御後の音信号を、第2ゲインに従ってレベル制御して第2バス12に送出する第2乗算器15とを有する複数のチャンネル(「ch」と略記)13と、複数のチャンネルにパラメータを供給する供給部18とを備えており、供給部18は、ユーザによるグループ化指示に応じて、複数のch13の一部からなる1つのグループを形成し、そのグループに属するchに所定のグループ動作をさせるグループ設定処理16と、ユーザによる一括設定指示に応じて、そのグループに属する各ch13の第2乗算器15の第2ゲインを、そのchの第1乗算器14の第1ゲインと同じ値に設定し、且つ、そのグループに属さない各ch13の第2乗算器15の第2ゲインをミュート値に設定する一括設定処理17とを実行する。
図1の音処理装置10によれば、一括設定処理17により供給部18が、特定のグループに属する各ch13の第2ゲイン15に、該各ch13の第1ゲイン14と同じ値を設定し、また、そのグループに属さない全てのch13の第2ゲイン15がミュートに設定することにより、第1バス11に音信号を供給していた複数ch13のうち、特定のグループに属する各ch13の音信号のみが第2バス12に送出されるようになる。このとき、そのグループに属する各ch13の音信号は、それぞれ、一括設定前の第1バス11への送出と同じレベルで、第2バス12に送出される。すなわち、一括設定処理17で供給部18は、特定のグループに属さない各ch13の音信号を第1バス11に送出し、特定のグループに属する各ch13の音信号を第1バス11とは別の第2バス12に送出する設定を、全てのch13に対して一括して行う(後述のステップS13及びS14の動作)。一括設定後、第2バス12は、特定のグループに属する各ch13の音信号のみを混合する。従って、ユーザは、第2バス12に対応するバスch19を用いて、第2バス12での混合音信号(すなわち、特定のグループに属する各ch13の音信号の和)に対して、イコライザなどの所定信号処理を施すことができる(後述のステップS17、S24、S25の動作)。
図1の音処理装置10は、例えば、オーディオミキサ等の音信号を扱う音響機器に適用され得る。以下の一実施形態は、音処理装置10をオーディオミキサ(以下単に「ミキサ」とも言う)に適用した例について説明する。ミキサ20は、専らデジタル信号処理により音信号を処理するデジタルミキサとする。
図2は、ミキサ20の電気的ハードウェア構成例を示すブロック図である。ミキサ20は、CPU(中央処理ユニット)21、メモリ22、ディスプレイ23、操作子群24、波形インタフェース(「波形I/O」)25、信号処理部26、及び、その他インタフェース(「その他I/O」)27を含み、CPU21と各部22〜27が通信可能に接続される。
CPU21は、メモリ22に記憶された各種のソフトウェアプログラムを実行して、ミキサ20の全体動作を制御する。CPU21が、ミキサ20(音処理装置10)のコントローラである。後述の図7〜図14の各処理は、CPU21により実行されるソフトウェアプログラムにより提供される。メモリ22は、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリあるいはハードディスク等の各種メモリ装置を適宜組み合わせて構成される。メモリ22は、CPU21が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを不揮発に格納するほか、CPU21が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用される。
ディスプレイ23は、CPU21から与えられた表示制御信号に基づく各種情報を、各種画像や文字列等により表示するもので、例えば、指の接触による入力が可能なタッチパネルからなる。操作子群24は、ミキサ20の操作パネル上に配置された複数の操作子、及び、関連するインタフェース回路等である。ユーザは、操作子群24の操作子を操作することにより、音信号の経路設定や各種パラメータの値の調整等を行う。CPU21は、ユーザによる操作子群24又はディスプレイ23での入力操作に応じて、ミキサ20の各種動作を制御する。
ミキサ20は、波形I/O25の複数の入力ポートを介して、複数の音信号を図示外の外部機器から受け取り、また、波形I/O25の複数の出力ポートを介して、複数の音信号を図示外の外部機器へ出力する。波形I/O25は、アナログ‐デジタル変換器、デジタル‐アナログ変換器、及び、デジタル‐デジタル変換器を含む。
信号処理部26は、例えばDSP(Digital Signal Processor)や、CPU21およびメモリ22に記憶されたソフトウェアプログラムにより仮想的に実現された信号処理装置で構成される。信号処理部26は、信号処理用のプログラムを実行することにより、波形I/O25を介して外部から入力された1又は複数の音信号に対して信号処理を施し、該処理した音信号を、波形I/O25を介して外部へ出力する。前記信号処理は、後述の図4〜図6に示す通り、ミキシング処理、特性制御処理、レベル制御処理等を含む。この信号処理は、メモリ22に記憶された各種パラメータの値に基づいて制御される。
また、その他I/O27はUSBインタフェースなどを含み、ミキサ20は、その他I/O27を介して、パーソナルコンピュータ等の周辺機器等を接続できる。
図3は、ディスプレイ23及び操作子群24が配置された操作パネルの構成例を示す。操作パネルには、複数(例えば8本)のchストリップ30及び第1バスchストリップ31が備わる。各chストリップ30、31には、フェーダ32、任意のパラメータを割当可能なエンコーダ33、CUEキー34、chオン/オフキー35、及び、SELキー36が備わる。フェーダ32は、例えば、つまみ部の位置をCPU21により制御可能な電動フェーダからなる。
一例として、ミキサ20は、ch番号1〜32の32の入力chを有している。「レイヤ1」キー40、「レイヤ2」キー41、「レイヤ3」キー42及び「レイヤ4」キー43は、8のchストリップ30に操作対象の8つの入力chを割り当てるためにユーザが操作するキーである。8のchストリップ30には、操作された1つのキー40乃至45に対応する1つのレイヤの8つのchが割り当てられる。
ユーザの操作したキーに応じて、例えば、「レイヤ1」キー40によりch番号1〜8の入力chが、また、「レイヤ2」キー41によりch番号9〜16の入力chが、また、「レイヤ3」キー42によりch番号17〜24の入力chが、また、「レイヤ4」キー43によりch番号25〜32の入力chが、8のchストリップ30に割り当てられる。また、マスタchストリップ31には、操作対象として、後述する第1バスch(図4の符号54)が固定的に割り当てられる。
「DCA」キー44は、DCAレイヤの8つのDCAグループを、各chストリップ30に割り当てるためにユーザが操作する。各DCAグループは、複数の入力chが属するグループである。DCAグループが割り当てられているとき、chストリップ30の操作子32〜36は、それぞれ割り当てられたDCAグループに属する複数入力chのグループとしての制御に用いられる。なお、DCAは「Digital-Controlled Amplifier」の略である。
また、「マスタ」キー45は、マスタレイヤの8つの出力chを各chストリップ30に割り当てるためにユーザが操作する。
8つのバスキー(図において、「B1」〜「B8」)37は、後述する第2バスch(図4の符号55)の選択に用いられる。8つの表示キー(図において、「D1」〜「D8」)38は、ディスプレイ23に表示する画面の選択に用いられる。また、6つのユーザ定義キー(図において、「U1」〜「U6」)39は、ユーザにより割り当てられた機能(例えば、シーン切り替えなど)の実行に用いられる。
図4は、図2のCPU21、波形I/O25、及び、信号処理部26により実行される信号処理の一例を等価的に示すブロック図である。ミキサ20は、複数(図の例では32)の入力ch51を備える。入力パッチ50は、パッチパラメータに従い、複数の各入力ch51に、複数の各入力ポートの受け取った音信号の何れかを供給する。各入力ch51は、供給された音信号に対して特性制御や、レベル制御等の処理(後述図5参照)を施し、1又は複数のバス52、53に選択的に処理後の音信号を出力する。
ミキサ20は、1つの第1バス52(図1の符号11に対応)と複数(例えば8本)の第2バス53(図1の符号12に対応)を備えている。簡単な例として、第1バス52と各第2バス53とは、それぞれ、1ch構成のモノラルバスである。
この実施例において、第1バス52は、例えば、メインのスピーカなど主出力に送出する音信号を混合するために利用される。第2バス53は、例えば、後述する一括設定処理において、1つのグループに属する複数の入力chの音信号を混合するためのバスとして利用される。第2バス53は、常時存在するバスでもよいし、後述する一括設定処理で生成される、一時的なバスでもよい。
バス52、53は、それぞれ、供給された複数の音信号を混合し、バス52、53に対応する第1バスch54及び第2バスch55は、それぞれ、対応するバス52、53からの混合音信号に対して特性制御や、レベル制御等の処理(後述図5参照)を施す。出力パッチ56は、パッチパラメータに従い、各出力ポートに、複数のバスch54、55で処理された複数の音信号の何れか1つを供給し、各出力ポートは供給された音信号を外部に出力する。
また、ユーザは所望のch51、54及び55の挿入点に、所望の挿入エフェクタ57(「Ins.EF」)を挿入可能であり、ある挿入点に挿入された挿入エフェクタ57は、その挿入エフェクタ用のパラメータに従って、その挿入点に供給される音信号に対して効果処理を施しその挿入点に戻す。
図5(a)は、1つの入力ch51の構成要素例を示し、また、図5(b)は、第1バスch54及び1つの第2バスch55の構成要素例を示す。なお、変数「i」は入力chのch番号「1」〜「32」を表す。また、変数「j」はバスchのch番号であり、j=0により第1バスch54を表し、j=1〜8により各第2バスch55を表す。なお、以下に説明する、音信号の各要素を制御する各パラメータの値は、メモリ22に記憶されている。
入力ch(i)の特性制御部60(図1の符号130)は、各種パラメータCP1(i)〜CPN(i)に従って、該入力ch(i)に供給された音信号の特性を制御する。特性制御部60は、例えばイコライザ(「EQ」)やコンプレッサ(「COMP)などのような各種の特性制御部を1以上含み、また、前記特性制御部と直列に挿入エフェクタ57用の挿入点(図示外)を有する。ボリューム61(「CV」)は、パラメータCV(i)に従って、前記特性制御後の音信号のレベルを制御する。また、chスイッチ62(「CO」)は、パラメータCO(i)がオンであれば、レベル制御された音信号をスイッチ63、64に供給し、オフであれば、無音の音信号をスイッチ63、64に供給する(つまり、音が含まれる音信号をスイッチ63、64に供給しない)。ボリューム61、スイッチ62、およびスイッチ63は、全体として、1つの音信号に対しパラメータCV(i)、CO(i)、To#1に応じた1つの係数を乗算する第1乗算器(図1の符号14)と看做せる。第1バス送出スイッチ63(「To#1」)は、パラメータTo#1(i)がオンであれば、chスイッチ62からの音信号を第1バス52へ供給し、オフであれば、その音信号を第1バス52へ供給しない。
入力ch(i)は、更に、8本の第2バス(j)それぞれに対応して、プリ・ポストスイッチ64(「PP」)、センドボリューム65(「SV」)、及び、第2バス送出スイッチ66(「To#2」)を備える。プリ・ポストスイッチ64は、パラメータPP(i、j)に従って、ボリューム61前のプリ信号、又は、chスイッチ62後のポスト信号の何れかを選択して、センドボリューム65へ供給する。センドボリューム65は、パラメータSV(i、j)に従って、供給された音信号のレベルを制御して第2バス送出スイッチ66へ供給する。また、第2バス送出スイッチ66は、パラメータTo#2(i、j)がオンであれば、供給された音信号を第2バス(j)へ供給し、オフであれば、その音信号を第2バス(j)へ供給しない。ボリューム61、65とスイッチ62、64、66は、全体として、1つの音信号に対しパラメータCV(i)、CO(i)、PP(i、j)、SV(i、j)、To#2(i、j)に応じた1つの係数を乗算する第2乗算器(図1の符号15)と看做せる。
また、図5(b)に示す通り、第1バスch54及び第2バスch55は、それぞれ、第1バスch54が第1バス送出スイッチ77(「To#1」)を持たない点を除き、入力ch(i)と同様に構成される。特性制御部70、71は、それぞれ、各種パラメータBP1(j)〜BPN(j)に従って、対応するバス52、53で混合された音信号の特性を制御する。ボリューム(「BV」)72、73は、それぞれ、パラメータBV(j)に従って、前記特性制御後の音信号のレベルを制御する。chスイッチ(「BO」)74,75では、パラメータBO(j)がオンであれば、レベル制御された音信号を出力パッチ56に供給し、オフであれば、その音信号を出力パッチ56に供給しない。ボリューム72、73とスイッチ74、75は、全体として、1つの音信号に対しパラメータBV(j)とBO(j)に応じた1つの係数を乗算する第4乗算器と看做せる。また、第2バスch(j)55の第1バス送出スイッチ77(「To#1」)は、パラメータTo#1(j)がオンであれば、スイッチ75からの音信号を第1バス52へ供給し、オフであれば、その音信号を第1バス52へ供給しない。ボリューム73、スイッチ75、およびスイッチ77は、全体として、1つの音信号に対しパラメータBV(j)、BO(j)、To#1(j)に応じた1つの係数を乗算する第3乗算器と看做せる。
なお、図5(a),(b)において、点線で囲まれた複数要素(例えばCV61とCO62)に関しては、それら要素の各パラメータに基づいて1つの係数がCPU21により生成され、信号処理部26は、生成された係数を音信号に乗算する。すなわち、点線で囲まれた複数要素は、信号処理部26の1回の乗算に相当する。
図6に、音信号のレベルを制御する第1〜第4乗算器のゲインの例を示す。図5(a)に示す入力ch51の構成例の場合、或る入力ch(i)51から第1バス52へ送出される音信号のレベルを制御する第1乗算器の第1ゲイン「G1(i)」(図1の符号14)は、CV(i)、CO(i)及びTo#1(i)の和である。G1(i)の変数iはch番号1〜32の何れかをとる。また、或る入力ch(i)51から或る第2バス(j)53へ送出される音信号のレベルを制御する第2乗算器の第2ゲイン「G2(i,j)」(図1の符号15)は、第2バス(j)にポスト信号を送出する場合(PP(i、j)=0)、CV(i)、CO(i)、SV(i,j)及びTo#2(i,j)の和であり、また、第2バス(j)にプリ信号を送出する場合(PP(i、j)=1)、CV(i)、CO(i)、SV(i,j)及びTo#2(i,j)の和である。また、G2(i,j)の変数iはch番号1〜32の何れかをとり、変数jはバスch番号1〜8の何れかをとる。
また、或る第2バスch(j)55から第1バス52へ送出される音信号のレベルを制御する第3乗算器の第3ゲイン「G3(j)」は、BV(j)、BO(j)及びTo#1(j)の和である(図7参照)。G3(j)の変数jは、8本の第2バス53のバス番号1〜8の何れかをとる。また、第1バスch(j=0)54又は或る第2バスch(j)55から出力パッチ56へ送出するレベルを制御する第4乗算器の第4ゲイン「G4(j)」は、BV(i)及びBO(i)の和である。G4(j)の変数jは、バス番号0〜8の何れかをとる。
ここで、上記の各種ゲインG1(i)、G2(i,j)、G3(j)、G4(j)を構成する各パラメータCV(i)、SV(i)、BV(j)、CO(i)、To#1(i)、To#2(i、j)及び、To#1(j)の値は、デシベル(「dB」と略記)単位で表される。レベル制御用のCV(i)、SV(i)及びBV(j)の値は、「−∞dB」から上限値(例えば「+10dB」)までの連続的な範囲の値をとり、「0dB」(基準レベル)のとき入力された音信号のレベルを変化させず、ミュート値「−∞dB」のとき音信号をミュートする。また、スイッチ用のCO(i)、To#1(i)、To#2(i、j)及び、To#1(j)の値は、スイッチがオンであれば「0dB」、オフであれば「−∞dB」の値をとる。複数パラメータの加算において、何れかのパラメータが「−∞dB」であれば、他のどのパラメータを加算しても、結果は「−∞dB」になる。すなわち、各CO(i)、To#1(i)、To#2(i、j)及び、To#1(j)に応じた、対応するchの音信号のミュート及びミュート解除が行われる。
図4及び図5に示す信号処理は、基本的には、入力ch(i)毎に、入力された音信号を処理し、処理後の音信号を主出力系の第1バス52にて混合し、その混合音信号を第1バスch54にて処理した後、メインスピーカ等から出力するものである。ユーザは、「レイヤ1」キー40、「レイヤ2」キー41、「レイヤ3」キー42又は「レイヤ4」キー43により、操作パネル上の複数のchストリップ30のそれぞれに、入力ch(i)を割り当てることができる。そして、ユーザは、chストリップ30の操作子32〜36を用いて、そのchストリップ30に割り当てられた入力ch(i)の各種パラメータ(図5(a)参照)の値を調整できる。また、ユーザは、第1バスchストリップ31の操作子32〜36を用いて、第1バスch54の各種パラメータ(図5(b)参照)の値を調整できる。
また、ユーザは、「DCA」キー44により、8のchストリップ30にDCAレイヤの8つのDCAグループ(g)を割り当てる。この場合、ユーザは、chストリップ30の操作子32〜36を用いて、そのchストリップ30に割り当てられたDCAグループに属する各入力chのパラメータをまとめて調整できる。このようなグループ機能は、従来からある、この実施例では、このグループ機能を、DCAグループの例で説明する。このミキサ20では、各DCAグループ(g)毎に、ユーザにより、又は、自動的に、通常モードと特殊モードの何れか一方が選択され、CPU21は、通常モードのDCAグループ(g)に関しては、従来のDCAグループと同じ制御を行い、特殊モードのDCAグループ(g)に関しては、その制御とは異なる制御を行う。なお、変数「g」はグループを識別するためのグループ番号である。
ユーザは、DCAに限らず、一般に、グループ機能に用いるグループとして、任意の複数chからなるグループを定義できる。図7及び図8は、ユーザによるグループ化指示に応じた、グループ定義処理例を説明するフローチャートであって、図7は或るグループ(g)に或る入力ch(i)を追加する処理例、図8は或るグループ(g)から或る入力ch(i)を除外する処理例を示す。なお、変数「g」はグループを識別するためのグループ番号である。「グループ化指示」はグループの構成chを定義するためにユーザが行う指示であり、例えば、ディスプレイ23において、対象となるグループ(g)と、追加又は除外したい入力ch(i)とを指定する操作など、どのような操作により行われてもよい。
ユーザによる、或るグループ(g)に或る入力ch(i)を追加する指示に応じて、CPU21は、そのグループのリスト(g)に、その入力ch(i)を追加する(図7のステップS1)。また、ユーザによる、或るグループ(g)から或る入力ch(i)を除外する指示に応じて、CPU21は、そのグループのリスト(g)から、その入力ch(i)を除外する(図8のステップS2)。
前記リスト(g)は、そのグループ(g)に属する全ての入力ch(i)を特定する情報(例えばch番号)を登録したリストである。メモリ22には、複数のグループ(g)それぞれのリスト(g)が記憶される。
前記S1及びS2の処理により所望のグループ(g)に所望の複数の入力ch(i)を追加し、また、所望のグループ(g)から所望の入力ch(i)を外すことができ、32の入力ch51のうちの所望の一部の入力ch51からなる1つのグループが形成される。例えば、ユーザは、複数のDCAグループ(例えば、最大で8つのグループ)を形成できる。なお、この実施例では、説明を簡単にするため、1つの入力ch(i)は1つのDCAグループ(g)にのみ属するものとする。
次に、chストリップ30の操作子32〜36の操作に応じて、ミキサ20のCPU21が行う処理について説明する。図9は、或る入力ch(i)が割り当てられたchストリップ30のフェーダ32が操作されたときに、CPU21が実行するレベル調整処理を示すフローチャートである。ステップS3において、CPU21は、操作されたフェーダ32のつまみ位置に応じたゲイン値を、メモリ22に記憶された当該入力ch(i)のパラメータFD(i)に設定する。フェーダ32のつまみ位置に応じたゲイン値とは、デシベル単位で表されるもので、例えば、つまみ位置が所定の基準位置のとき基準レベル(「0dB」)、最下端のとき「−∞dB」、最上端のとき上限値(例えば「+10dB」)となる。メモリ22には、入力ch(i)毎のFD(i)が記憶されている。
ステップS4において、CPU21は後述のグループ毎のリスト(g)に基づき当該入力ch(i)がグループに属するか否かを調べる。当該入力ch(i)が、通常モード(後述)の何れのDCAグループにも属さない場合(ステップS4のNo)、ステップS5において、CPU21は、前記設定されたFD(i)を、当該入力ch(i)のパラメータCV(i)に設定する。これにより、メモリ22に記憶された当該入力ch(i)のCV(i)が変更される。信号処理部26は、該変更されたCV(i)を当該入力ch(i)のchボリューム61に供給し、その入力ch(i)の音信号のレベルを制御する。
のボリューム61処理において、該変更されたCV(i)に従って、当該入力ch(i)の音信号のレベルを制御する。
のボリューム61処理において、該変更されたCV(i)に従って、当該入力ch(i)の音信号のレベルを制御する。
一方、フェーダ操作された入力ch(i)が何れかのDCAグループ(g)に属している場合(ステップS4のYes)、CPU21は、ステップS6において、そのフェーダ操作に応じたFD(i)に、そのDCAグループのレベル示すパラメータDCA(g)に加算し、該FD(i)とDCA(g)の和を、当該入力ch(i)のCV(i)に設定する。メモリ22には、DCAグループ(g)毎のDCA(g)が記憶されている。信号処理部26は、該変更されたCV(i)を当該入力ch(i)のchボリューム61に供給し、その入力ch(i)の音信号のレベルを制御する。ここでは、DCAグループで説明したが、DCA以外のグループの入力ch間で何らかのパラメータを連動する処理は、図9の処理と同じようにしてもよいし、図15のようにしてもよい。
図10は、通常モードの或るDCAグループ(g)のDCAフェーダ32が操作されたときに、CPU21が実行する処理例を示すフローチャートである。ステップS7において、CPU21は、DCAフェーダ32のつまみ位置に応じたゲイン値を、メモリ22に記憶された当該DCAグループ(g)のパラメータDCA(g)に設定する。
ステップS8において、CPU21は、前記設定されたDCA(g)に基づき、当該DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)のCV(i)の値を算出する。具体的には、ステップS4のように、設定されたDCA(g)が、当該DCAグループ(g)に属する複数の各入力ch(i)のFD(i)に加算され、その和が、その入力ch(i)のパラメータCV(i)に設定される。これにより、当該DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)のCV(i)が変更される。信号処理部26は、当該DCAグループに属する各入力ch(i)のボリューム61処理において、該変更されたCV(i)に従って、音信号のレベルを制御する。これにより、DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)のレベルは、互いのレベル差を保ったまま、今回行われたDCAフェーダ32の操作分だけ、変化する。例えば、DCA(g)が1dB、或るDCAグループ(g)の3つの入力chのFD(1)=「1dB」、FD(2)=「−2dB」、FD(3)=「0dB」の場合、CV(1)は「2dB」、CV(2)は「−1dB」、CV(3)は「1dB」となる。
前記図10の処理によるDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)のレベル調整処理は、例えば1組のドラムセットのレベル調整する場合に便利である。具体的には、1組のドラムセットを構成する複数の楽器の音信号が供給される複数の入力chを1つのDCAグループにすれば、chストリップ30に入力chのレイヤを割り当てて、そのchストリップでそのドラムセットの複数楽器の楽器音のレベルバランスを入力ch毎に調整しつつ、chストリップ30にDCAレイヤを割り当てて、そのchストリップでそのDCAグループのフェーダ32を操作することで、入力chレイヤで調整した個々の楽器音のレベルバランスを維持したまま、DCAフェーダでそれら楽器音のレベルをまとめて調整できる。しかし、前記図10のDCAグループ(g)毎のレベル調整処理では、1つのDCAフェーダ32の操作に応じて、そのDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の楽器音のレベルが調整されるだけである。1つのDCAグループ(g)の音信号全体(つまりDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の混合音信号)に対する信号処理を行いたい場合、ユーザは、DCAグループ(g)に属する全ての入力ch(i)について、主出力系の第1バス52への音信号の送出をミュートし、かつ、第2バス53に(ミュート前の第1バスへの送出レベルと)同じレベルで送出するよう、ch毎に設定を行う必要がある。この実施例に係るミキサ20は、全chのうちの特定のグループ(g)に属する入力ch(i)のみを、第1バス53での混合から外して、第2バス53にて同じレベルで混合するための設定を、1つの指示に応じて、一括で行うようにしたことに、1つの特徴がある。この明細書では、その一括して行なわれる設定を「一括設定」と呼ぶ。
図11は、ユーザによる一括設定指示に応じて、CPU21が行う処理例を示すフローチャートである。一括設定指示では、1つのDCAグループ(g)が指定される。さらに、そのDCAグループ(g)の複数入力chの音信号の混合に用いる第2バス(j)を指定するようにしてもよい。一括設定指示は、例えば、ユーザが、1つのDCAグループ(g)が割り当てられているchストリップ30のSELキー36を押しながら、何れか1つの第2バス(j)に対応するバスキー37を押すことで発行される。なお、第2バス(j)と第2バスch(j)は1対1で対応しているので、対象となる1つの第2バス(j)の指定は、その第2バス(j)に対応する第2バスch(j)の指定と実質的に等価である。
ステップS9において、CPU21は、一括設定の実行又はキャンセルをユーザに再確認するための実行確認ダイアログを、ディスプレイ23に表示し、ここでユーザによりキャンセルが指示されると(ステップS10のNo)CPU21は処理を終了する。ユーザにより実行が指示されると(ステップS10のYes)、CPU21は、ステップS11において、指定された第2バス(j)に対応する第2バスch(j)のBV(j)に「−∞dB」を設定し、信号処理部26は、その第2バスch(j)の音信号を一旦ミュートする。このとき、CPU21は、BV(j)の値を「−∞dB」へ徐々に下げて、信号処理部26に、その音信号をフェードアウトさせてもよい。
ステップS12において、CPU21は、指定された第2バスch(j)の特性制御部71の各種パラメータBP1(j)〜BPN(j)の値を音信号スルー用の設定にリセットする。音信号スルー用の設定とは、例えば、EQをフラットな周波数特性に設定する、コンプレッサの閾値を最大値にするなどである。この設定により、信号処理部26において、第2バスch(j)の特性制御部60は、音信号の特性を変化させずに出力する。
ステップS13において、CPU21は、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)に対して、以下のように、第1バスおよび第2バス(j)に関するパラメータ設定を行う。すなわち、その入力ch(i)のTo#2(i,j)にその入力ch(i)のTo#1(i)の値を設定し、また、入力ch(i)のTo#1(i)にオフ=「−∞dB」を設定し、また、その入力ch(i)のPP(i,j)に「ポスト」を設定し、且つ、その入力ch(i)から指定された第2バス(j)へのSV(i,j)に「0dB」を設定する。これにより、信号処理部26における、DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)から指定された第2バス(j)への音信号の第2ゲインは、G2(i,j)=CV(i)+CO(i)+「0dB」+To#1(i)となり、直前(ステップS13実行前)のその入力ch(i)の第1ゲインG1(j)=CV(i)+CO(i)+To#1(i)と同じ値に設定される。また、To#1(i)はオフであるので、同音信号の第1ゲインは「−∞dB」となり、信号処理部26において、DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)から第1バス52への音信号の送出はオフ(ミュート)される。
ステップS14において、CPU21は、指定されたDCAグループ(g)に属さない各入力ch(i´)に対して以下のパラメータ設定を行う。すなわち、その入力ch(i´)から第2バス(j)へのTo#2(i´,j)にオフ=「−∞dB」を、また、SV(i´,j)に「−∞dB」を設定する(あるいは、一方だけを「−∞dB」に設定すれば、他方はどんな値でも可)。これにより、指定されたDCAグループ(g)に属さない各入力ch(i´)から第2バス(j)への音信号の第2ゲインは、G2(i´,j)=CV(i´)+CO(i´)+「−∞dB」+「−∞dB」、または、G2(i´,j)=「−∞dB」+「−∞dB」、すなわち、ミュートの値(−∞dB)に設定される。従って、信号処理部26において、指定されたDCAグループ(g)に属さない各入力ch(i´)から当該指定された第2バス(j)への音信号の送出はオフ(ミュート)される。
ステップS15において、CPU21は、指定された第2バスch(j)のBV(j)に「0dB」を設定し、且つ、該第2バスch(j)のBO(j)とTo#1(j)にオン=「0dB」を設定する。これにより、信号処理部26において、指定された第2バスch(j)53から第1バス52へ送出される音信号の第3ゲインがオン「0dB」(すなわち、非ミュート値)になる。なお、このとき、CPU21は、BV(j)の値を「−∞dB」から「0dB」へ徐々に上げて、信号処理部26に、その音信号をフェードインさせてもよい。
前記図11の一括設定処理により、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の音信号のみが第1バス52での混合から外され、指定された第2バス(j)53にて、第1バス52での元の混合レベルと同じ混合レベルで混合され、その混合結果が第2バスch(j)55を介して、第1バス52に送出されるように設定される(図4、図5(b)参照)。一方、指定されたDCAグループ(g)に属さない各入力ch(i´)は、指定された第2バス(j)への送出をミュートされる以外は、一括設定前から変化なく、例えば第1バス52に送出されている音信号は、一括設定前と同様に第1バス52に送出される。なお、この一括設定処理は、DCA以外のグループについても、そのまま適用できる。
一括設定処理の終了時点では、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の第2ゲインG2(i,j)は、その入力ch(i)の第1ゲインG1(i)と同じ値に設定されているので、一括設定前後で、第1バス52の混合結果(第1バスch54の出力信号)に含まれるDCAグループ(g)の各音信号の混合レベルに変化はない。また、前記ステップS13にて、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)のTo#2(i,j)を、一括設定前のTo#1(i)と同じ値に設定しているので、例えば、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)から第2バス(j)への音信号のオン/オフ設定は、一括設定前の該各入力ch(i)から第1バス52への音信号のオン/オフ設定を引き継ぐ。従って、DCAグループ(g)に属する入力ch(i)のうち、ユーザが第1バス52への音信号の送出をオフに設定している入力ch(i)については、一括設定後に、ユーザのバス送出オフ設定の意図通りに、第2バス(j)への音信号の送出がオフされる。
従って、前記図11の一括設定処理の終了時点では、メインスピーカ等から出力される第1バスch54の出力する音信号(第1バス52の混合音信号)は、一括設定前と同じである。なお、前記図11のステップS11〜S15を行う極僅かの時間、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の音信号は、メインスピーカ等から出力される第1バスch54の出力する音信号から途切れるが、直ぐに復活する。なお、信号処理部26の信号処理で、ステップS13における、各入力ch(i)から第1バス52への音信号のミュート「−∞dB」のタイミングと、ステップS15における、第2バスch(j)53から第1バス52への音信号のオン「0dB」のタイミングとを一致させて、その途切れを防止してもよい。
従って、前記図11の一括設定処理の終了時点では、メインスピーカ等から出力される第1バスch54の出力する音信号(第1バス52の混合音信号)は、一括設定前と同じである。なお、前記図11のステップS11〜S15を行う極僅かの時間、指定されたDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の音信号は、メインスピーカ等から出力される第1バスch54の出力する音信号から途切れるが、直ぐに復活する。なお、信号処理部26の信号処理で、ステップS13における、各入力ch(i)から第1バス52への音信号のミュート「−∞dB」のタイミングと、ステップS15における、第2バスch(j)53から第1バス52への音信号のオン「0dB」のタイミングとを一致させて、その途切れを防止してもよい。
前記図11の一括設定処理後、そのDCAグループを通常モードから特殊モードに切り替えることで、前記指定されたDCAグループ(g)の割り当てられたchストリップ30のDCAフェーダ32に、前記指定された第2バスch(j)のBV(j)を割り当ててもよい。特殊モードでは、DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)では、FD(i)の値がそのままボリュームCV(i)とされ、前記指定された第2バスch(j)では、DCA(g)の値がそのままボリュームBV(j)とされる。そして、ユーザが、そのDCAフェーダ32を操作すると、そのBV(j)の値が変化する。図12は、前記図11の処理で一括設定し、特殊モードに切り替えた後、ユーザにより前記指定されたDCAグループ(g)のDCAフェーダ32が操作された場合に、CPU21が実行する処理例を示すフローチャートである。
ステップS16において、CPU21は、操作されたDCAフェーダ32のつまみ位置に応じたゲイン値を、メモリ22に記憶された当該DCAグループ(g)のDCA(g)に設定する。ステップS17において、CPU21は、前記DCA(g)の値を、当該DCAグループ(g)の前記指定された第2バス(j)に対応する第2バスch(j)のBV(j)に設定する。当該DCAグループ(g)が特殊モードにある場合、ユーザによる該DCAフェーダ32に応じて、前記指定された第2バスch(j)のBV(j)の値が変化する。BV(j)の値が変化すると、当該第2バスch(j)の第3ゲインG3(j)と、当該第2バスch(j)の第4ゲインG4(j)が変化する。信号処理部26は、該ステップS17で設定されたBV(j)に従い、該第2バスch(j)の音信号のレベルを制御する。
ユーザは、所望のDCAグループ(g)について、音信号の混合に用いる第2バスを指定して「一括設定指示」するだけで、ミキサの全入力chのうちの該所望の1DCAグループ(g)の入力chの音信号のみを、指定された第2バス(j)で混合するように設定できる(前記ステップS13及びS14)。さらに特殊モードにすれば、ユーザは、DCAグループ(g)のDCAフェーダ32の操作により、指定された第2バスch(j)にて、DCAグループ(g)の混合音信号(つまりDCAグループ(g)に属する各入力ch(i)の混合音信号)のレベルを調整できる(前記ステップS17)。
特殊モードに切り替えられていない(つまり通常モードの)DCAグループ(g)のchストリップ30に関しては、CPU21は、通常のDCAグループの制御動作を行う。すなわち、そのDCAグループ(g)のDCAフェーダ32の操作に応じて、CPU21は、そのDCAグループ(g)に属する複数の各入力ch(i)のCV(i)を変更する(前記図10のS7、S8)。
ミュートグループやDCAグループの動作には、グループに属する各入力ch(i)のchスイッチ62のCO(i)をまとめて切り替える機能がある。図13は、或るDCAグループ(g)が割り当てられたchストリップ30のchオン/オフキー35の操作に応じて、CPU21が実行する処理例を示すフローチャートである。ステップS18において、CPU21は、操作されたグループ(g)のミュートの値(図において「MUTE(g)」)を反転する。MUTE(g)は、各グループ(g)のミュート/ミュート解除を制御するパラメータであり、グループ(g)毎のMUTE(g)の値がメモリ22に記憶されている。
MUTE(g)がミュート解除に設定された場合(ステップS19のYes)、CPU21は、DCAグループ(g)に属する複数の各入力ch(i)のCO(i)をそれぞれオン=「0dB」に設定する(ステップS20)。また、MUTE(g)がミュートに設定された場合(ステップS19のNo)、CPU21は、DCAグループ(g)に属する各入力ch(i)のCO(i)をそれぞれオフ=「−∞dB」に設定する(ステップS21)。該ステップS20、21により、グループ(g)に属する複数の各入力ch(i)のCO(i)の値が変更される。信号処理部26は、変更された各CO(i)に従い、該グループ(g)に属する各入力ch(i)のchスイッチ62における音信号の次段への供給/不供給を制御する。
DCAグループ(g)が特殊モードにある場合、そのグループ(g)が割り当てられたchストリップ30のchオン/オフキー35には、そのグループ(g)の送出先に指定された第2バスch(j)のBO(j)が割り当てられる。ユーザは、そのchストリップ30のchオン/オフキー35を用いて、指定された第2バスch(j)のBO(j)の値を切り替えることで、該指定されたグループ(g)の音信号(グループ(g)に属する各入力ch(i)の混合結果)のミュート/ミュート解除を行うことができる。図14は、前記図11の一括設定後に、特殊モードに切り替えられたグループ(g)が割り当てられたchストリップ30のchオン/オフキー35の操作に応じて、CPU21が実行する処理例を示すフローチャートである。ステップS22において、CPU21は、そのグループ(g)のミュートの値(図において「MUTE(g)」)を反転する。MUTE(g)がミュート解除に設定された場合(ステップS23のYes)、CPU21は、前記一括設定で指定された第2バスch(j)のBO(j)をオン=0dBに設定し(ステップS24)、また、MUTE(g)がミュートに設定された場合(ステップS23のNo)、CPU21は、前記指定された第2バスch(j)のBO(j)をオフ=「−∞dB」に設定する(ステップS25)。該ステップS24、25により当該第2バスch(j)のBO(j)の値が変更される。信号処理部26は、変更されたBO(j)の値に従い、該グループ(g)の混合音信号を処理する第2バスch(j)のchスイッチ74、75における音信号の供給/不供給を制御する。
また、別の実施形態において、グループ動作は、1つのグループに属する各入力chの各種特性制御部60のパラメータをまとめて調整するchリンク動作である。各種特性制御部60のパラメータCP1(i)〜CPN(i)は、例えば、エンコーダ33を用いて調整される。図15は、或る入力ch(i)が割り当てられたchストリップ30のエンコーダ33をユーザが回転したときに、CPU21が実行する処理を示すフローチャートである。図15において、変数pは、CP1(i)〜CPN(i)の何れか1つのパラメータを示す。ステップS30において、CPU21は、操作されたエンコーダ33のつまみの回転データをパラメータRDに設定する。パラメータRDは操作されたエンコーダ33の回転データを示す。回転データはエンコーダ33のつまみの回転量を示し、ユーザがつまみを右回転してならば正の値となり、左回転したなら負の値となる。
ステップS31において、CPU21はグループ毎のリスト(g)に基づき当該入力ch(i)がグループに属するか否かを調べる。当該入力ch(i)が、通常モードの何れのグループにも属さない場合(ステップS31のNo)、ステップS32において、CPU21は、CPp(i)とΔp(RD)の和を、当該入力ch(i)のCPp(i)に設定する。Δpは、RDに応じたパラメータpの変化量を示す。RDに応じたパラメータpの変化特性は、パラメータp毎に規定されている。信号処理部26は、ステップS32で設定されたCPp(i)を当該入力ch(i)の特性制御部60に供給し、その入力ch(i)の音信号の特性を制御する。
当該入力ch(i)が、何れかのグループ(g)に属している場合(ステップS31のYes)、ステップS33において、CPU21は、グループgでパラメータpのリンクが有効かどうか判断する。グループgでパラメータpのリンクが有効な場合(ステップS33のYes)、CPU21は、グループgに属する各入力ch(k)のCP(k)に、CPp(k)とΔp(RD)の和を設定する。信号処理部26は、ステップS33で設定されたCPp(k)をグループgに属する各入力ch(k)の特性制御部60に供給し、各入力ch(k)の音信号の特性を制御する。グループgで当該パラメータpのリンクが有効でない場合(ステップS33のNo)、前記ステップS32において、CPU21は、当該入力ch(i)のCPp(i)のみを設定する。
このように、通常のグループchリンク動作では、或るグループ(g)に属する入力ch(i)が割り当てられたchストリップのエンコーダ33の操作に応じて、CPU21は、そのグループ(g)に属する各入力ch(k)のパラメータpをまとめて調整する。これに対して、前記図11の一括設定後は、グループ(g)が特殊モードにある場合、そのグループ(g)が割り当てられたchストリップ30のエンコーダ33には、そのグループ(g)の送出先に指定された第2バスch(j)のBP1(j)〜BPN(j)のうち何れか1つのパラメータpが割り当てられる。そのchストリップ30のエンコーダ33の操作に応じて、CPU21は、操作されたエンコーダ33のつまみの回転データをRDに設定し、RDに応じた変化量Δp(RD)だけ、該指定された第2バスch(j)のBPp(j)の値を変化させる。信号処理部26は、前記BPp(j)を、第2バスch(j)の特性制御部60に供給し、第2バスch(j)の音信号の特性を制御する。これにより、ユーザは、1つの操作子を操作するだけで、特定のグループ(g)の音信号(該グループ(g)に属する各入力ch(k)の音信号の混合結果)に対するEQやフィルタを調整できる。ここで示した実施形態に関わらず、グループ動作は、1つのグループに属する各入力ch(k)の少なくとも1つのパラメータを、1つの操作子を用いて、まとめて調整する動作であればどのようなものでもよい。また、グループ動作は、前述した様々な実施形態のグループ動作の任意の組み合わせであってもよい。
前記図4、図5の信号処理構成例では、第1バス52及び第1バスch54が両方ともモノラルチャンネルで構成される例を説明したが、第1バス52及び第1バスch54は、それぞれステレオ2ch構成であってもよい。この場合、各入力ch(i)は、第1バス送出スイッチ63(「To#1」)の後段に、ステレオ信号の定位を制御するパン制御部を有する。ステレオ2ch構成の第1バスchは、ステレオ2ch構成であることを除き、図5(b)の第1バスch54と同じ構造を有する。すなわち、ステレオ2ch構成の第1バスchは、右chと左chとが、それぞれ、特性制御部70、ボリューム(「BV」)72、及びchオンオフ(「BO」)74を有する。各ブロック70、72、74の各パラメータは、右chと左chとで同じ値になる。
前記の各実施形態において、CPU21が供給部に相当し、CPU21によるステップS1、S2が、グループ設定処理16に相当し、CPU21によるステップS13、S14が、一括設定処理17に相当する。また、CPU21によるステップS17、S24、S25が、前記一括設定部による前記一括設定後に、ユーザにより前記グループに属するチャンネルの前記第1ゲインを調整する操作が行われたとき、その操作に応じて、各チャンネルの第1ゲインの代わりに前記バスチャンネルの第3ゲインを変更する変更制御処理に相当する。
なお、図7〜図14のフローチャートにおいて、CPU21がパラメータの値を設定することは、CPU21がメモリ22に記憶された当該パラメータの値を変更することを含む。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び、明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
この発明は、音信号を調整する複数のチャンネルと、調整後の音信号を混合する複数のバスを有するあらゆる音処理装置に適用できる。例えば、音処理装置10は、レコーダ、アンプ、プロセッサ等に適用できる。また、音処理装置10は、図1に示す各部11〜17の動作を実行するように構成された専用ハードウェア装置(集積回路等)からなっていてもよい。また、音処理装置10は、図1に示す各部11〜17の動作を行なうためのプログラムを実行する機能を持つプロセッサ装置により構成されてよい。
また、本発明は、パーソナルコンピュータ上で実行される、Cubase(登録商標)、ProTools(登録商標)等のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェアアプリケーションや、或いは、ビデオ編集ソフトウェアアプリケーションに適用され得る。
また、この発明は、音信号を混合する第1バスと、音信号を混合する第2バスと、それぞれ1つの音信号を処理する複数のチャンネルを備える音処理装置において、該音処理装置のコントローラが実行するパラメータ設定方法であって、前記チャンネルは、それぞれ、調整パラメータに従って1つの音信号の特性を制御する特性制御部、特性制御後の音信号を第1ゲインに従って前記前記第1バスへ送出する第1乗算器、及び、特性制御後の音信号を第2ゲインに従って前記第2バスに送出する第2乗算器を有しており、ユーザによるグループ化指示に応じて、前記複数のチャンネルの一部からなる1つのグループを定義し、そのグループに属するチャンネルに所定のグループ動作をさせるグループ設定手順と、ユーザによる一括設定指示に応じて、前記グループに属する各チャンネルの前記第2ゲインを、そのチャンネルの第1ゲインと同じ値に設定し、且つ、前記グループに属さない各チャンネルの前記第2ゲインの値をミュート値に設定する一括設定手順とを備える方法の発明として、構成及び実施されてもよい。また、前記方法を構成する各ステップを、コンピュータに実行させるプログラムの発明として、構成及び実施されてもよい。前記ステップS1、S2がグループ設定手順、前記ステップS13、S14が一括設定手順に相当する。
10 音処理装置、11 第1バス、12 第2バス、13 チャンネル、14 第1ゲイン、15 第2ゲイン、16 グループ設定処理、17 一括設定処理、20 ミキサ、21 CPU、22 メモリ、23 ディスプレイ、24 操作子群、25 波形I/O、26 信号処理部
Claims (6)
- 音信号を混合する第1バスと、
音信号を混合する第2バスと、
それぞれ、調整パラメータに従って1つの音信号の特性を制御する第1特性制御部、特性制御後の音信号を、第1ゲインに従ってレベル制御して前記第1バスへ送出する第1乗算器、及び、特性制御後の音信号を、第2ゲインに従ってレベル制御して前記第2バスに送出する第2乗算器を有する複数のチャンネルと、
ユーザによる各種指示に応じて、各チャンネルに前記調整パラメータ、第1ゲイン、第2ゲインを含む複数パラメータを個別に供給する供給部であって、前記複数のチャンネルの一部からなる1つのグループが形成されたとき、そのグループに属する各チャンネルの少なくとも1つのパラメータを一括で制御し、また、一括設定指示に応じて、前記グループに属する各チャンネルの前記第2ゲインを、そのチャンネルの第1ゲインと同じ値に設定し、且つ、前記グループに属さない各チャンネルの前記第2ゲインをミュート値に一括で設定する前記供給部と
を備える音処理装置。 - 前記第2バスの混合信号の特性を制御する第2特性制御部と、特性制御後の音信号を、第3ゲインに従ってレベル制御して前記第1バスに送出する第3乗算器を有するバスチャンネルを更に有し、
前記供給部は、前記一括設定指示に応じて、更に、前記グループに属する各チャンネルの前記第1ゲインを一括でミュート値に設定し、且つ、前記第3ゲインを非ミュート値に設定することを特徴とする請求項1に記載の音処理装置。 - 前記一括設定指示に応じた前記一括設定後に、前記グループに属するチャンネルの前記第1ゲインの値を一括で変更する指示がされたとき、前記供給部は、各チャンネルの第1ゲインの値を変更する代わりに前記バスチャンネルの第3ゲインの値を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の音処理装置。 - 前記グループが形成されたとき、前記供給部は、前記グループのレベル変更指示に応じて、前記グループに属する各チャンネルの前記第1ゲインを、一括で変更する、請求項1乃至3の何れかに記載の音処理装置。
- 前記グループが形成されたとき、前記供給部は、前記グループのミュートオン/オフ操作に応じて、前記グループに属する各チャンネルの前記第1ゲインを、一括でミュート値又は非ミュート値に設定する動作である、請求項1乃至3の何れかに記載の音処理装置。
- 音信号を混合する第1バスと、音信号を混合する第2バスと、それぞれ1つの音信号を処理する複数のチャンネルを備える音処理装置において、該音処理装置のコントローラが実行するパラメータ設定方法であって、前記チャンネルは、それぞれ、調整パラメータに従って1つの音信号の特性を制御する第1特性制御部、特性制御後の音信号を第1ゲインに従って前記前記第1バスへ送出する第1乗算器、及び、特性制御後の音信号を第2ゲインに従って前記第2バスに送出する第2乗算器を有しており、
ユーザによるグループ化指示に応じて、前記複数のチャンネルの一部からなる1つのグループを定義し、そのグループに属するチャンネルに所定のグループ動作をさせるグループ設定手順と、
ユーザによる一括設定指示に応じて、前記グループに属する各チャンネルの前記第2ゲインを、そのチャンネルの第1ゲインと同じ値に設定し、且つ、前記グループに属さない各チャンネルの前記第2ゲインをミュート値に設定する一括設定手順と
を備える方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017006824A JP2018117245A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 音処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017006824A JP2018117245A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 音処理装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018117245A true JP2018117245A (ja) | 2018-07-26 |
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ID=62984417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017006824A Pending JP2018117245A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 音処理装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018117245A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022054263A1 (ja) * | 2020-09-11 | 2022-03-17 | AlphaTheta株式会社 | 音響装置 |
-
2017
- 2017-01-18 JP JP2017006824A patent/JP2018117245A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022054263A1 (ja) * | 2020-09-11 | 2022-03-17 | AlphaTheta株式会社 | 音響装置 |
| JP7498784B2 (ja) | 2020-09-11 | 2024-06-12 | AlphaTheta株式会社 | 音響装置 |
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