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JP2018110553A - 真珠核挿入方法、真珠核挿入具及び真珠核 - Google Patents

真珠核挿入方法、真珠核挿入具及び真珠核 Download PDF

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JP2018110553A
JP2018110553A JP2017003268A JP2017003268A JP2018110553A JP 2018110553 A JP2018110553 A JP 2018110553A JP 2017003268 A JP2017003268 A JP 2017003268A JP 2017003268 A JP2017003268 A JP 2017003268A JP 2018110553 A JP2018110553 A JP 2018110553A
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nucleus
shell
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JP2017003268A
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山川 紘
Hiroshi Yamakawa
紘 山川
吉用 池田
Yoshimochi Ikeda
吉用 池田
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Tokyo University of Marine Science and Technology NUC
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Tokyo University of Marine Science and Technology NUC
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

【課題】内臓や外套膜を傷付けることなく、アワビに真珠核を容易に挿入する。【解決手段】アワビの頭部側から、貝殻24と外套膜26との間に、螺頂部の側に向けて挿入筒12を挿入する筒挿入工程と、挿入筒12を介して真珠核14を螺頂部の近傍領域に挿入する核挿入工程とを備え、挿入筒12は少なくとも頭部側から螺頂部の近傍領域に至る範囲で貝殻24と外套膜26との間に挿入され、挿入筒12は、扁平な略ストロー状の形状になっていて、基端側に挿入口を有し、先端側に排出口を有し、核挿入工程では、挿入筒12の挿入口に真珠核14を入れ、真珠核14を排出口までプランジャー16で押して排出口から排出させる。【選択図】図14

Description

本発明は、養殖アワビにアワビ真珠を形成させるためにアワビの内部に真珠核を挿入す
る際に用いられる真珠核挿入方法、真珠核挿入具及び真珠核に関するものである。
アワビは商品価値の高い高級食材であり、古くから多くの漁業者により養殖されている
。しかし、アワビ養殖は、アワビの成長に時間がかかり、生産性が悪いし、密漁による被
害も多いので、漁業者の収入は増えず、漁業者の生活はなかなか向上しない。そこで、ア
ワビ養殖をしている漁業者の収入を増やし、漁業者の生活を向上させる方策が望まれてい
る。
アワビには、高級食材を作らせるだけでなく、宝飾品として販売することができるアワ
ビ真珠を貝殻の内側に作らせることができる。養殖アワビに高級食材を作らせると共にア
ワビ真珠を作らせることができれば、アワビ養殖をしている漁業者の収入を増やし、漁業
者の生活を向上させることができる。そこで、養殖アワビにアワビ真珠を作らせることが
試みられている。
アワビの貝殻の内側の真珠層は、螺頂部の近傍領域が他の領域と比較して色つやが良い
傾向にあるので、この領域で作られたアワビ真珠は特に宝飾品として価値が高い。このよ
うな領域でアワビ真珠を作らせることができれば、作らせたアワビ真珠の宝飾品としての
価値が更に高まり、アワビ養殖による漁業者の収入が更に増え、漁業者の生活の向上が更
に期待できる。
そこで、養殖アワビの貝殻の内側で螺頂部の近傍領域に真珠核を設置又は挿入して、宝
飾品としての価値が高いアワビ真珠を形成させる方法が種々提案され、実施されている。
例えば、アワビの貝殻の螺頂部の近傍領域に表側から穴を開け、表側から穴に突起物を
挿入して貝殻の内側に突起を突出形成させ、この突起に真珠成分を巻かせて真珠を形成す
る方法が提案され、実施されている。
しかし、この方法は、貝殻に穴を開ける際にアワビの内臓が傷付けられてアワビが感染
症に羅患し易く、また突起物の固定作業により種々の負担をアワビに与えるので、養殖し
ているアワビの斃死率が高くなり、アワビ養殖による収入の増加が期待できなくなってし
まうという問題があった。
アワビの内臓を傷付けないように、アワビの貝殻に慎重に穴を開けて突起を形成しよう
とすると、突起の形成作業の作業性が著しく悪くなり、アワビ真珠の生産コストが高くな
り、アワビ真珠の養殖による収入の増加が期待できなくなってしまうという問題があった
また、例えば、アワビの外套膜の結着部の一部をこの領域の近傍で切開し、切開して形
成した隙間を通して真珠核をこの領域にピンセットで挿入する方法が提案され、実施され
ている。
しかし、この方法は、外套膜の切開によりアワビに負担を与えたり、アワビが感染症に
羅患し易くなるので、養殖しているアワビの斃死率が高くなり、アワビ養殖による収入の
増加が期待できなくなってしまうという問題があった。
そこで、養殖しているアワビの斃死率が高くならない真珠核挿入方法ないし真珠核挿入
具の新たな提案が望まれていた。
特公平4−45132号公報 特開昭54−135187号公報 特開昭57−22631号公報 特開2009−55873号公報 ニュージーランド特許第337807号公報 WO99/25185号公報
KWAN Millie 他著「Bio-Fabrication of Nacre on Conventional Implant Materials」Key Engineering Materials, Vol.529/530 pp.255-260, 2013年 WANG Ning 他著「Recombinant perlucin nucleates the growth of calcium carbonate crystals : Molecular cloning and characterization of perlucin from disk abalone, Haliotis discus discus」Comparative Biochemistry and Physiology - Part B : Biochemistiy & Molecular Biology, Vol.l49(2) pp.354-361, 2008年
本発明が解決しようとする課題は、これまでの真珠核挿入方法ないし真珠核挿入具では
、アワビなどの貝殻の内部の螺頂部の近傍領域に真珠核を、内臓や外套膜を傷付けること
なく、容易に挿入することができない点である。
本発明に係る真珠核挿入方法は、アワビの頭部側から、貝殻と外套膜との間に、螺頂部
の近傍領域に向けて挿入筒を挿入する筒挿入工程と、該挿入筒を介して真珠核を該螺頂部
の近傍領域に挿入する核挿入工程とを備え、該挿入筒は少なくとも該頭部側から該螺頂部
の近傍領域に至る範囲で該貝殻と該外套膜との間に挿入され、該挿入筒は、扁平な略スト
ロー状の形状になっていて、基端側に挿入口を有し、先端側に排出口を有し、該核挿入工
程では、該挿入筒の挿入口に真珠核を入れ、該真珠核を該排出口までプランジャーで押し
て該排出口から排出させることを特徴とするものである。
ここで、前記アワビとしては、例えばクロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビ、エゾ
アワビ、トコブシ、ミミガイを挙げることができるが、真珠を形成させることができる巻
貝(一枚貝)であれば、これら以外の巻貝を使用してもよい。また、前記螺頂部の近傍領
域とは螺頂部から呼水孔の側に向けて少し離れた部位に至る領域(外套膜が無くて、内臓
が貝殻に直接接している領域)の意味である。また、該挿入筒及び該真珠核は後述する通
りのものである。
また、本発明に係る真珠核挿入具は、扁平な略ストロー状の挿入筒と、該挿入筒の中に
入れられた真珠核を背後から押して移動させるプランジャーとからなり、該挿入筒は、基
端側に真珠核を挿入する挿入口を有し、先端側に真珠核を排出させる排出口を有している
ことを特徴とするものである。
ここで、該挿入筒としては、長手方向にスジを入れたプラスチックシートを丸めて筒状
にしたものを用いることができる。該挿入筒の排出口としては、該挿入筒の先端を略直角
に切り落として形成された開口部をそのまま排出口として使用してもよいが、該挿入筒の
先端の螺頂部側の側部に設けてもよい。該排出口を該挿入筒の先端の螺頂部側の側部に設
ける場合、該挿入筒の先端の開口部は閉鎖板で閉鎖する。該閉鎖板は該排出口に向けて傾
斜した状態で設け、該閉鎖板に押し付けられた真珠核が排出口に向けて押し出されるよう
にするのが好ましい。
また、本発明に係る真珠核は、真珠核部と、該真珠核部の周囲に設けられたフランジ部
とからなることを特徴とするものである。
ここで、該真珠核を形成する材料としてはアワビの貝殻を用いることができる。該真珠
核部は扁平で、形状は任意であるが、例えば略半球状、ハート形、ドロップ(涙型)など
の形状を選択することができる。該フランジ部は真珠核部からはみ出していればどのよう
な形状でもよいが、例えば円形、多角形、真珠核部の形状と相似の形状などを選択するこ
とができる。該フランジ部は該真珠核部と一体的に設けてもよいし、該真珠核部と別体に
設けてもよい。該フランジ部を該真珠核部と別体に設ける場合は、該真珠核部より平面形
状が大きい台座部品を作り、該台座部品の中央部に真珠核部を接着又は嵌合により取り付
け、該真珠核部の周囲にはみ出した部分を該フランジ部とすることができる。
アワビの外套膜は貝殻の縁と貝柱の周囲で貝殻の内面に線状に結着しているだけで、頭
部側から螺頂部の近傍に至る領域は、貝殻の内面に結着していないので、頭部側から貝殻
と外套膜との間に差し込まれた挿入筒は、アワビの内臓や外套膜を傷付けることなく、貝
殻と外套膜との隙間に入り、そのまま螺頂部の近傍まで差し込まれる。この状態の挿入筒
の挿入口から真珠核を挿入筒内に入れ、該真珠核をプランジャーで押し込み、挿入筒の排
出口から排出させれば、真珠核は螺頂部の近傍領域に挿入される。
従って、本発明の真珠核挿入方法及び真珠核挿入具によれば、アワビの貝殻の内側の螺
頂部の近傍領域に真珠核を、アワビの内臓や外套膜を傷付けることなく、挿入することが
できるので、養殖しているアワビの斃死率が高くならず、数多くのアワビ真珠を養殖アワ
ビに作らせることができ、従って、アワビ養殖により漁業者の収入が増やすことができる
という利点がある。
また、本発明の真珠核挿入方法及び真珠核挿入具によれば、アワビの貝殻の内部の螺頂
部の近傍領域に真珠核を容易に挿入することができるので、アワビの貝殻の内部へ真珠核
を挿入する作業の効率が良くなり、アワビ真珠を作らせるために大量のアワビを養殖する
ことができ、従って、アワビ養殖により漁業者の収入を増やすことができるという利点が
ある。
また、本発明の真珠核によれば、真珠核が貝殻の縁部に固着するときは必ずフランジ部
が貝殻の縁部に固着し、真珠部は貝殻の縁部に固着しないので、真珠層に欠けや歪みのな
いきれいな曲率のアワビ真珠を常に得ることができるという利点がある。
また、本発明の真珠核挿入具は、真珠核挿入具の先端部の開口部をアワビの螺頂部の側
に向けておけば、真珠核は螺頂部の側に押し出され、螺頂部の側にはスペースがあるので
、先に押し出された真珠核は後から押し出された真珠核によって押されても滞留すること
なく螺頂部の側に進むことができ、従って、複数個の真珠核を螺頂部の近傍領域に容易に
挿入することができるという利点がある。
図1はアワビ真珠の形成工程を示す工程図である。 図2は真珠核挿入工程で用いられる真珠核挿入具の一例の平面図である。 図3は図2の真珠核挿入具の構成要素である挿入筒の一例の平面図である。 図4は図3の挿入筒の展開図である。 図5は貝殻を透かして見た状態のアワビの概略透視平面図である。 図6は図5のアワビを断面線Aの側から透かして見た状態の概略透視断面図である。 図7は図5のアワビを断面線Bの側から透かして見た状態の概略透視断面図である。 図8はアワビに挿入筒を挿入し始めた状態を図6で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。 図9はアワビに挿入筒を挿入し始めた状態を図7で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。 図10はアワビに挿入筒を挿入し終わった状態を図6で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。 図11はアワビに挿入筒を挿入し終わった状態を図7で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。 図12は真珠核の一例を示す平面図である。 図13は図12の真珠核の断面図である。 図14はアワビに真珠核挿入具を使って真珠核を挿入している状態を図6で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。 図15はアワビに真珠核挿入具を使って真珠核を挿入している状態を図7で示されている図を用いて示した透視概略断面図である。 図16はアワビの内部に真珠核が留置されている状態を図6で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。 図17はアワビの内部に真珠核が留置されている状態を図7で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。
本発明は、養殖しているアワビに真珠核を挿入して該アワビに宝飾品としての価値が高
いアワビ真珠を作らせるという目的を、簡易な方法又は道具で、養殖しているアワビの斃
死率を高めることなく実現した。
図1はアワビ真珠の形成工程を示す工程図である。同図に示すように、アワビ真珠は、
稚アワビを所定の大きさのアワビに育てる稚アワビ養殖工程、所定の大きに育ったアワビ
へ真珠核を挿入する真珠核挿入工程、真珠核を挿入したアワビを更に養殖して挿入した真
珠核に真珠層を形成させるアワビ真珠形成工程、真珠層を形成した真珠核(真珠部)をア
ワビの貝殻から貝殻とともに切り取る真珠部切取工程、切り取った真珠部から貝殻を削除
する貝殻削除工程、貝殻を削除したアワビ真珠を宝飾品に仕上げる仕上工程を経て作られ
ている。
図2は真珠核挿入工程で用いられる真珠核挿入具の一例の平面図、図3は図2の真珠核
挿入具の構成要素である挿入筒の一例の平面図、図4は図3の挿入筒の展開図である。こ
れらの図に示すように、真珠核挿入具10は、扁平な略ストロー状の挿入筒12と、挿入
筒12の中に入れた真珠核14を背後から押して前方に移動させるプランジャー16とか
らなる。
挿入筒12は、基端側に真珠核14を挿入する挿入口18を有し、先端側に真珠核14
を排出させる排出口20を有している。挿入筒12としては、例えば、長手方向にスジを
入れたプラスチックシートを丸めてストロー状にしたものを用いることができるが、スト
ロー状のものであれば、他の方法で作成したものを使用しても良い。
挿入筒12の排出口20は、挿入筒12の先端を略直角に切り落として形成された開口
部からなるものを使用してもよいが、挿入筒12の先端の側部に設けてもよい。排出口2
0を挿入筒12の先端の側部に設ける場合、挿入筒12の先端の開口部は閉鎖板22で閉
鎖する。閉鎖板22は排出口20に向けて傾斜した状態で設けるのが好ましい。
真珠核挿入工程は、真珠核挿入具10の挿入筒12をアワビに挿入する筒挿入工程と、
アワビに挿入した挿入筒12を介してアワビの内部に真珠核14を挿入する核挿入工程と
からなる。
図5は貝殻を透かして見た状態のアワビの概略透視平面図、図6は図5のアワビを断面
線Aの側から透かして見た状態の概略透視断面図、図7は図5のアワビを断面線Bの側か
ら透かして見た状態の概略透視断面図である。これらの図に示すように、平坦に置いたア
ワビを上方から貝殻を透かした状態で見ると図5に示す通りであり、このアワビを断面線
Aの側から透かして見ると図6に示す通りであり、断面線Bの側から透かして見ると図7
に示す通りである。
図8はアワビに挿入筒を挿入し始めた状態を図6で示されている図を用いて示した概略
透視断面図、図9はアワビに挿入筒を挿入し始めた状態を図7で示されている図を用いて
示した概略透視断面図、図10はアワビに挿入筒を挿入し終わった状態を図6で示されて
いる図を用いて示した概略透視断面図、図11はアワビに挿入筒を挿入し終わった状態を
図7で示されている図を用いて示した概略透視断面図である。
筒挿入工程では、まず、図8、図9に示すように、アワビの頭部側から、貝殻24と外
套膜26との間に挿入筒12の先端部を挿入し、挿入筒12の先端部を、呼水孔28の近
くを通過させ、図10、図11に示すように、螺頂部30の近傍領域Rまで更に前進させ
る。
アワビの頭部側から螺頂部30の近傍領域Rまでは、外套膜26が貝殻24の内面に結
着していないので、アワビの頭部側から、貝殻24と外套膜26との間に挿入筒12を差
し込むと、外套膜26は挿入筒12に持ち上げられて貝殻24の内面から離れ、挿入筒1
2の先端部は、アワビの外套膜26を傷付けることなく、貝殻24と外套膜26との間に
入り込み、そのまま螺頂部30の近傍領域Rまで更に前進させることができる。
図12は真珠核の一例を示す平面図、図13は図12の真珠核の断面図である。これら
の図に示すように、真珠核14は、真珠核部14aと、真珠核部14aの周囲に設けられ
たフランジ部14bとからなる。真珠核部14aの平面形状としては、例えば略半球状、
ハート形、ドロップ(涙型)などの形状を選択することができるが、これら以外の任意の
形状を選択してもよい。真珠核部14aの断面形状は、扁平で、上面側は中央部が高くて
周囲が低くなるように湾曲している。
フランジ部14bは円形でもよいし、多角形でもよい。フランジ部14bは真珠核部1
4aと一体的に設けてもよいし、別体として設けてもよい。フランジ部14bを真珠核部
14aと別体として設ける場合は、例えば、真珠核部14aより平面形状が大きい台座状
の部品を作り、台座状の部品の中央部に凹みを設け、この凹みに真珠核部14aを接着又
は嵌合により取り付け、真珠核部14aの周囲にはみ出した部分をフランジ部14bとす
ることができる。真珠核14の材料としては、例えばアワビの貝殻を使用することができ
るが、アワビの内部に挿入して表面に真珠層が形成される材料であればアワビの貝殻以外
の材料を使用してもよい。
図14はアワビに真珠核挿入具を使って真珠核を挿入している状態を図6で示されてい
る図を用いて示した概略透視断面図、図15はアワビに真珠核挿入具を使って真珠核を挿
入している状態を図7で示されている図を用いて示した透視概略断面図、図16はアワビ
の内部に真珠核が留置されている状態を図6で示されている図を用いて示した概略透視断
面図、図17はアワビの内部に真珠核が留置されている状態を図7で示されている図を用
いて示した概略透視断面図である。
核挿入工程では、図14、図15に示すように、挿入筒12の挿入口18に真珠核14
を入れ、真珠核14をプランジャー16で背後から押して排出口20から排出させる。排
出させられた真珠核14は、図16、図17に示すように、螺頂部30の近傍領域Rで、
貝殻24と内臓32の間に留置される。ここで、挿入筒12の挿入口18に挿入する真珠
核14は、挿入筒12の排出口20から排出させる真珠核14の真珠核部14aがアワビ
の内臓32に接するように、向きに注意する。
螺頂部30の近傍領域Rで、貝殻24と内臓32の間に留置された真珠核14は、図1
6,図17に示されたように、貝殻と内蔵に挟まれた状態になる。このアワビを更に所定
期間養殖すると、貝殻24と内臓32の間に留置された真珠核14の表面には真珠層が形
成される。この近傍領域Rに外套膜26は無いが、内蔵28の表面には真珠成分を分泌す
る能力が有るようである。
本発明の真珠核挿入方法及び真珠核挿入具によれば、アワビの貝殻24の内側の螺頂部
30の近傍領域Rに真珠核14を挿入するための挿入路を、アワビの内臓32や外套膜2
6を傷付けることなく作ることができ、この挿入路を介してアワビの貝殻24の内側の螺
頂部30の近傍領域Rに真珠核14を挿入することができるので、アワビに真珠核14を
挿入する際にアワビの内臓32や外套膜26を傷付けなくて済み、従って、養殖している
アワビの斃死率を高めなくて済む。
また、本発明の真珠核挿入方法及び真珠核挿入具によれば、アワビの貝殻24の内部の
螺頂部30の近傍領域Rに真珠核14を容易に挿入することができるので、アワビの貝殻
24の内部へ真珠核14を挿入する作業の効率が良くなり、アワビによる真珠養殖のコス
トダウンを図ることができる。
また、本発明の真珠核によれば、真珠核14が貝殻24の縁部に固着するときは必ずフ
ランジ部14bが貝殻24の縁部に固着し、真珠部14aは貝殻24の縁部に固着しない
ので、真珠層に欠けや歪みのないきれいな曲率のアワビ真珠を得ることができる。
また、本発明の真珠核挿入具は、真珠核挿入具10の先端部の開口部をアワビの螺頂部
30の側に向けておけば、真珠核14は螺頂部30の側に押し出され、螺頂部30の側に
はスペースがあるので、先に押し出された真珠核14は後から押し出された真珠核14に
よって押されても滞留することなく螺頂部30の側に進むことができ、従って、複数個の
真珠核14を螺頂部30の近傍領域Rに容易に挿入することができる。
本発明はアワビ真珠の養殖に利用することができる発明であり、アワビ真珠の養殖は漁
業の範疇に属するものであり、漁業は産業の範疇に属するものなので、本発明は産業上の
利用可能性がある。
10 真珠核挿入具
12 挿入筒
14 真珠核
14a 真珠部
14b フランジ部
16 プランジャー
18 挿入口
20 排出口
22 閉鎖板
24 貝殻
26 外套膜
28 呼水孔
30 螺頂部
32 内臓
A 断面線
B 断面線
R 近傍領域

Claims (3)

  1. アワビの頭部側から、貝殻と外套膜との間に、略螺頂部側に向けて挿入筒を挿入する筒
    挿入工程と、該挿入筒を介して真珠核を該螺頂部近傍の領域に挿入する核挿入工程とを備
    え、該挿入筒は少なくとも該頭部側から該螺頂部近傍の領域に至る範囲で該貝殻と該外套
    膜との間に挿入され、該挿入筒は、扁平な略ストロー状の形状になっていて、基端側に挿
    入口を有し、先端側に排出口を有し、該核挿入工程では、該挿入筒の挿入口に真珠核を入
    れ、該真珠核を該排出口までプランジャーで押して該排出口から排出させることを特徴と
    する真珠核挿入方法。
  2. 扁平な略ストロー状の挿入筒と、該挿入筒の中に入れられた真珠核を押して移動させる
    プランジャーとからなり、該挿入筒は、基端側に真珠核を挿入する挿入口を有し、先端側
    に真珠核を排出させる排出口を有していることを特徴とする真珠核挿入具。
  3. 真珠核部と、該真珠核部の周囲に設けられたフランジ部とからなることを特徴とする真
    珠核。
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