JP2018104382A - ウロプラキン発現促進剤 - Google Patents
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Abstract
Description
また、UPK1AはUPK2と、UPK1BはUPK3Aと、それぞれヘテロダイマーを形成することが知られており、膀胱尿管逆流症を示すUPK2又はUPK3Aのノックアウトマウスにおいては、本来局在している上皮細胞の頂端膜のUPK1A、UPK1B発現量が減少することが報告されている(非特許文献4参照)。さらに、間質性膀胱炎患者では、UPK3Aの発現量が低下することも報告されている(非特許文献5参照)。
これに対し、膀胱尿管逆流症の一因であると考えられる膀胱の上皮バリア機能低下を抑制することができれば、膀胱尿管逆流症の原因療法となり得る。
また本発明は、前記UPK発現促進剤若しくはUPK発現促進用飲食品組成物の効能を生かし、またその投与の手段としての、膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善剤、又は膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善用飲食品組成物の提供を課題とする。
また本発明は、膀胱上皮細胞におけるUPKの発現を促進する、非治療的なUPK発現促進方法の提供を課題とする。
さらに本発明は、非治療的な膀胱尿管逆流症の予防又は改善方法の提供を課題とする。
本発明はこれらの知見に基づいて完成するに至ったものである。
また本発明は、シソ抽出物を有効成分として含有する、UPK発現促進用飲食品組成物に関する。
また本発明は、シソ抽出物を有効成分とする、膀胱尿管逆流症の予防又は改善剤に関する。
また本発明は、シソ抽出物を有効成分として含有する、膀胱尿管逆流症の予防又は改善用飲食品組成物に関する。
また本発明は、シソ抽出物を投与又は摂取させる、非治療的なUPKの発現促進方法に関する。
さらに本発明は、シソ抽出物を投与又は摂取させる、非治療的な膀胱尿管逆流症の予防又は改善方法に関する。
また、本発明の膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善剤、並びに膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善用飲食品組成物は、膀胱尿管逆流症を予防又は改善することができる。
また、本明細書において「改善」とは、疾患、症状若しくは状態の好転、疾患、症状若しくは状態の悪化の防止若しくは遅延、又は疾患、症状若しくは状態の進行の逆転、防止若しくは遅延をいう。
ヒトのUPK1Aのアミノ酸配列情報と、それをコードする遺伝子(以下、「UPK1A遺伝子」ともいう)の塩基配列情報は、それぞれNCBI Reference Sequence:NP_001268372.1、NM_001281443.1、又はNP_008931.1、NM_007000.3として登録されており、NCBIより入手可能である。
ヒトのUPK1Bのアミノ酸配列情報と、それをコードする遺伝子(以下、「UPK1B遺伝子」ともいう)の塩基配列情報は、それぞれNCBI Reference Sequence:NP_008883.2、NM_006952.3として登録されており、NCBIより入手可能である。
ヒトのUPK2のアミノ酸配列情報と、それをコードする遺伝子(以下、「UPK2遺伝子」ともいう)の塩基配列情報は、それぞれNCBI Reference Sequence:NP_006751.1、NM_006760.3、として登録されており、NCBIより入手可能である。
ヒトのUPK3Aのアミノ酸配列情報と、それをコードする遺伝子(以下、「UPK3A遺伝子」ともいう)の塩基配列情報は、それぞれNCBI Reference Sequence:NP_001161046.1、NM_001167574.1、又はNP_008884.1、NM_006953.3として登録されており、NCBIより入手可能である。
また、これらのアイソフォーム、バリアント又はホモログは本発明の発現促進の対象となり得る。
本発明で用いるシソ抽出物の原料に特に制限はないが、アオジソ(Perilla frutescens var.crispa f.viridis.Makino)、アカジソ(Perilla frutescens Britton var.acuta Kudo)、カタメンジソ(Perilla frutescens var.crispa f.discolor Makino)、チリメンジソ(学名:Perilla frutescens var.crispa f.crispa Decne)、マダラジソ(Perilla frutescens var.crispa f.rosea Kudo)等のシソ(Lamiaceae)科シソ(Perilla)属に属する一年草の植物が挙げられる。本発明では、これらの抽出物を1種単独で用いてもよく、2種以上の抽出物を混合して用いてもよい。本発明において、シソ抽出物の原料は、アオジソ、アカジソ、カタメンジソ、チリメンジソ、及びマダラジソからなる群より選ばれる1種又は2種以上が好ましく、アオジソがより好ましい。
本発明においてシソ抽出物を得るには、シソの全草、葉、根、種子を抽出することが好ましく、葉を抽出することがより好ましい。また、シソ抽出物として市販品を用いてもよい。
上記の植物はそのまま抽出に供することも可能であるが、より抽出効率を高めるために、乾燥、細断、粉砕等の工程を加えることも好ましい。また、本発明においては、前記抽出物、水蒸気蒸留物、圧搾物等のいずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。なかでも、本発明の植物抽出物としては、上記植物を水蒸気蒸留することにより得られた水蒸気蒸留物を用いるのが好ましい。
これらの報告から、UPKの発現を促進することで、膀胱尿管逆流症を予防又は改善し得ると考えられる。
上記使用は、治療的使用(即ち医療行為)であっても非治療的使用(非医療的な行為)であってもよい。また、上記使用の対象は、ヒト、非ヒト動物、又はそれらに由来する検体であり得る。なお、前記「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処理行為を含まない概念である。
本発明のUPK発現促進剤、並びに予防若しくは改善剤は、液状、固形状、乳液状、ペースト状、ゲル状、パウダー状(粉末状)、顆粒状、ペレット状、スティック状等、ヒトや動物に適用されうる各種剤型をとることができる。
また、本発明のUPK発現促進剤、並びに予防若しくは改善剤は、有効成分である上記抽出物のみからなるものであってもよいし、効果に影響を与えない範囲で他の成分を含有するものであってもよい。他の成分とは、例えば下記の添加剤が挙げられる。
種々の剤型に調製するには、添加剤を用いて常法に従って製造すればよい。添加剤は、通常用いられているものを使用することができる。添加剤の例としては、薬学的に許容される賦形剤、液体担体、油性担体、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤、等張化剤、崩壊剤、滑沢剤、増量剤、界面活性剤、分散剤、懸濁剤、希釈剤、浸透圧調整剤、pH調整剤、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、紫外線吸収剤、保湿剤、増粘剤、光沢剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、矯臭剤、細菌抑制剤等が挙げられる。
飲食品への配合の例としては、小麦粉加工食品、米加工食品、菓子類、飲料類、乳製品、調味料、蓄肉加工食品、水産加工食品、調理油等が挙げられる。また、錠剤(タブレット)、カプセル等の錠剤食、濃厚流動食、自然流動食、半消化態栄養食、成分栄養食、ドリンク栄養食等の経口経腸栄養食品、機能性食品等の形態としてもよい。
飼料組成物としては、ウサギ、ラット、マウス等に用いる小動物用飼料、犬、猫、小鳥、リス等に用いるペットフード等が挙げられる。
これらの飲食品組成物、飼料組成物及びペットフード組成物等は、本発明のUPK発現促進剤、本発明の予防若しくは改善剤、又は前述の有効成分を含有し、これに食品原料、例えば、甘味剤、着色剤、抗酸化剤、ビタミン類、香料、ミネラル等の添加剤、タンパク質、脂質、糖質、炭水化物、食物繊維等を適宜組み合わせて、常法に従って調製することができる。
例えば、錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の経口用固形製剤、内服液剤、シロップ剤等の経口用液体製剤の場合は、剤又は組成物の総量中、シソ抽出物を固形分濃度(固形分換算)として0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましい。またその上限値は、90質量%が好ましく、50質量%がより好ましい。あるいは、0.001〜90質量%が好ましく、0.01〜50質量%がより好ましい。
本発明のUPK発現促進剤、又は予防若しくは改善剤を飲食品やペットフード等に配合する場合は、剤又は組成物の総量中、前記有効成分の配合量は固形分濃度として0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましい。またその上限値は、50質量%が好ましく、10質量%がより好ましい。あるいは、0.001〜50質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましい。
なお、本発明において「固形分」とは、ロータリーエバポレーター等の減圧濃縮装置により抽出物から抽出溶媒を除いた残渣(蒸発残分)を意味する。
また、前記有効成分の投与又は摂取は、全身への投与又は摂取でもよいし、局所への投与又は摂取でもよい。また、本発明のUPK発現促進剤、予防若しくは改善剤、並びに飲食品組成物は、UPKの発現が抑制されている条件下で適用することが好ましい。
<2>シソ抽出物を有効成分として含有する、UPK発現促進用飲食品組成物、又は膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善用飲食品組成物。
<4>前記UPKが、UPK1A、UPK1B、UPK2、及びUPK3Aからなる群より選ばれる少なくとも1種、好ましくはUPK3A、である、前記<1>〜<3>のいずれか1項に記載の剤又は組成物。
<5>前記シソ抽出物がアオジソ抽出物である、前記<1>〜<4>のいずれか1項に記載の剤又は組成物。
<6>前記シソ抽出物がシソの葉の抽出物である、前記<1>〜<5>のいずれか1項に記載の剤又は組成物。
<7>前記シソ抽出物が、シソ、特に好ましくはアオジソ、の枝や葉を含むシソ全体を水蒸気蒸留した後、ヘキサン抽出を行って調製したシソ抽出物である、前記<1>〜<6>のいずれか1項に記載の剤又は組成物。
<8>前記剤又は飲食品組成物の総量に対する、前記有効成分の配合量又は含有量が固形物換算で0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、90質量%以下、好ましくは50質量%以下、である、前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の剤又は組成物。
<9>前記剤又は飲食品組成物の総量に対する、前記有効成分の配合量又は含有量が固形物換算で0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、50質量%以下、好ましくは10質量%以下、である、前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の剤又は組成物。
<11>前記膀胱尿管逆流症の予防又は改善がUPKの発現の促進、好ましくは膀胱上皮細胞におけるUPKの発現の促進、によるものである、前記<10>に記載の方法。
<12>前記UPKが、UPK1A、UPK1B、UPK2、及びUPK3Aからなる群より選ばれる少なくとも1種、好ましくはUPK3A、である、前記<10>又は<11>項に記載の方法。
<13>前記シソ抽出物がアオジソ抽出物である、前記<10>〜<12>のいずれか1項に記載の方法。
<14>前記シソ抽出物がシソの葉の抽出物である、前記<10>〜<13>のいずれか1項に記載の方法。
<15>前記シソ抽出物が、シソ、特に好ましくはアオジソ、の枝や葉を含むシソ全体を水蒸気蒸留した後、ヘキサン抽出を行って調製したシソ抽出物である、前記<10>〜<14>のいずれか1項に記載の方法。
<16>前記シソ抽出物を、膀胱尿管逆流症の症状が認められるヒトやヒト以外の哺乳動物、及びそのおそれがあるヒトやヒト以外の哺乳動物、その疾患・症状の予防を期待するヒトやヒト以外の哺乳動物に投与又は摂取させる、前記<10>〜<15>のいずれか1項に記載の方法。
<17>前記シソ抽出物をUPKの発現が抑制されている条件下で適用する、前記<10>〜<16>のいずれか1項に記載の方法。
<18>前記シソ抽出物の成人(60kg)の1日当たりの摂取量が固形物換算で0.001mg以上、好ましくは1mg以上、より好ましくは10mg以上、さらに好ましくは100mg以上、さらに好ましくは1,000mg以上、50,000mg以下、好ましくは40,000mg以下、より好ましくは30,000mg以下、さらに好ましくは20,000mg以下、さらに好ましくは15,000mg以下、である、前記<10>〜<17>のいずれか1項に記載の方法。
<20>UPK発現促進剤、又は膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善剤の製造のための、シソ抽出物の使用。
<21>シソ抽出物を、UPK発現促進剤、又は膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善剤として使用する方法。
<22>シソ抽出物を使用する、UPKの発現促進方法、又は膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善方法。
<23>前記膀胱尿管逆流症の予防又は改善がUPKの発現の促進、好ましくは膀胱上皮細胞におけるUPKの発現の促進、によるものである、前記<19>〜<22>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<24>前記UPKが、UPK1A、UPK1B、UPK2、及びUPK3Aからなる群より選ばれる少なくとも1種、好ましくはUPK3A、である、前記<19>〜<23>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<25>前記シソ抽出物がアオジソ抽出物である、前記<19>〜<24>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<26>前記シソ抽出物がシソの葉の抽出物である、前記<19>〜<25>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<27>前記シソ抽出物が、シソ、特に好ましくはアオジソ、の枝や葉を含むシソ全体を水蒸気蒸留した後、ヘキサン抽出を行って調製したシソ抽出物である、前記<19>〜<26>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<28>前記シソ抽出物を、膀胱尿管逆流症の症状が認められるヒトやヒト以外の哺乳動物、及びそのおそれがあるヒトやヒト以外の哺乳動物、その疾患・症状の予防を期待するヒトやヒト以外の哺乳動物に適用する、前記<19>〜<27>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<29>前記シソ抽出物をUPKの発現が抑制されている条件下で適用する、前記<19>〜<28>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<30>前記シソ抽出物を投与又は摂取させる、前記<19>、及び<21>〜<29>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<31>前記シソ抽出物を1日1回〜数回に分け、又は任意の期間及び間隔で摂取又は投与され得る、前記<19>〜<30>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<32>前記シソ抽出物の成人(60kg)の1日当たりの摂取量が固形物換算で0.001mg以上、好ましくは1mg以上、より好ましくは10mg以上、さらに好ましくは100mg以上、さらに好ましくは1,000mg以上、50,000mg以下、好ましくは40,000mg以下、より好ましくは30,000mg以下、さらに好ましくは20,000mg以下、さらに好ましくは15,000mg以下、である、前記<19>〜<31>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<33>前記剤の総量に対する、前記シソ抽出物の配合量又は含有量が固形物換算で0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、90質量%以下、好ましくは50質量%以下、である、前記<19>〜<32>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<34>前記剤の総量に対する、前記シソ抽出物の配合量又は含有量が固形物換算で0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、50質量%以下、好ましくは10質量%以下、である、前記<19>〜<32>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<35>前記シソ抽出物を膀胱上皮細胞に適用する、前記<19>、及び<21>〜<34>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<36>前記シソ抽出物を非治療的に使用する、前記<19>、及び<21>〜<35>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<38>膀胱尿管逆流症の非治療的な処置方法のための、シソ抽出物の使用。
<39>UPK発現促進薬、又は膀胱尿管逆流症の予防若しくは治療薬の製造のための、シソ抽出物の使用。
<40>前記膀胱尿管逆流症の予防又は改善がUPKの発現の促進、好ましくは膀胱上皮細胞におけるUPKの発現の促進、によるものである、前記<37>〜<39>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<41>前記UPKが、UPK1A、UPK1B、UPK2、及びUPK3Aからなる群より選ばれる少なくとも1種、好ましくはUPK3A、である、前記<40>項に記載の抽出物又は使用。
<42>前記シソ抽出物がアオジソ抽出物である、前記<37>〜<41>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<43>前記シソ抽出物がシソの葉の抽出物である、前記<37>〜<42>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<44>前記シソ抽出物が、シソ、特に好ましくはアオジソ、の枝や葉を含むシソ全体を水蒸気蒸留した後、ヘキサン抽出を行って調製したシソ抽出物である、前記<37>〜<43>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<45>前記シソ抽出物を医薬組成物の形態で適用する、前記<37>〜<44>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<46>前記シソ抽出物を食品又は飲料の形態で適用する、前記<37>〜<44>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<47>食品又は飲料の形態が美容食品、病者用食品、栄養機能食品、特定保健用食品又は機能性表示食品である、前記<46>項記載の抽出物又は使用。
<48>前記シソ抽出物を、膀胱尿管逆流症の症状が認められるヒトやヒト以外の哺乳動物、及びそのおそれがあるヒトやヒト以外の哺乳動物、その疾患・症状の予防を期待するヒトやヒト以外の哺乳動物に適用する、前記<37>〜<47>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<49>前記シソ抽出物をUPKの発現が抑制されている条件下で適用する、前記<37>〜<48>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<50>剤の総量に対する、前記シソ抽出物の配合量又は含有量が固形物換算で0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、90質量%以下、好ましくは50質量%以下、である、前記<37>〜<49>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<51>剤の総量に対する、前記シソ抽出物の配合量又は含有量が固形物換算で0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、50質量%以下、好ましくは10質量%以下、である、前記<37>〜<49>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
<52>前記シソ抽出物の成人(60kg)の1日当たりの摂取量が固形物換算で0.001mg以上、好ましくは1mg以上、より好ましくは10mg以上、さらに好ましくは100mg以上、さらに好ましくは1,000mg以上、50,000mg以下、好ましくは40,000mg以下、より好ましくは30,000mg以下、さらに好ましくは20,000mg以下、さらに好ましくは15,000mg以下、である、前記<37>〜<51>のいずれか1項記載の抽出物又は使用。
アオジソの葉の水蒸気蒸留品である香辛料抽出物製剤シソSP-61509(商品名、三栄源エフエフアイ社より入手)5Lにヘキサン5Lを加え、液々抽出を行った。水層はさらにヘキサン2Lでの抽出を2回繰り返した。得られたヘキサン抽出液(合計9L)を併せて、ロータリーエバポレーターで濃縮し、シソ抽出物(シソ抽出物固形分100%)を得た(収量:72.92g)。得られた抽出物を100%エタノール(WAKO社製)で溶解し、下記実施例で使用した。
なお、アオジソ抽出物溶液中の成分分析について、外部機関に分析依頼した。その結果、アオジソ抽出物100g中79gが、シソ精油成分として公知のペリルアルデヒドであった。
試験に用いるラットとして、SHR(38週齢、雌、日本SLC社より入手)20匹を使用した。
対照群には、コントロール食(5%コーン油、20%カゼイン、66.5%ポテトスターチ、4%セルロース、1%ビタミン(商品名:ビタミン混合AIN−76、オリエンタルバイオサービス社より入手))、3.5%ミネラル(商品名:ミネラル混合AIN−76、オリエンタルバイオサービス社より入手))を2週間経口摂取させた。これに対して、シソ抽出物処理群には、アオジソエキス含有食(5%コーン油、20%カゼイン、66%ポテトスターチ、4%セルロース、1%ビタミン、3.5%ミネラル、0.5%アオジソエキス)を2週間経口摂取させた。
コントロール食又はアオジソエキス含有食の摂取2週間後、イソフルラン麻酔下でラットを安楽死させ、膀胱を摘出した。
RNeasy mini kit(Quiagen社製)を用いて、摘出した膀胱からRNAを抽出した。膀胱はRNA抽出溶液中でTissue LyserII(QIAGEN社)を用いて破砕した。抽出したRNA100μgから、High Capacity RNA to cDNA kit(Applied Biosystems社製)を用いてcDNAを合成し、Real-time PCRに供してUPK3A遺伝子の発現量を定量した。
UPK3A遺伝子を特異的に検出するTaqman Gene Expression Assay(Applied Biosystems社製)プローブは、UPK3A用プローブ(Rn01505982_m1)を用いた。シソ抽出物処理群のUPK3A遺伝子の発現量は、対照群のUPK3A遺伝子の発現量を1としたときの相対値で算出した。尚、UPK3A遺伝子の発現量は、ハウスキーピング遺伝子であるGAPDHの発現量で補正した。
得られた結果を表1に示す。
摘出した膀胱の一部(約5mm×5mm)をジルコニアビーズ(Bio Medical Science社)とTissue LyserII(QIAGEN社)を用いてホモゲナイズし、測定時まで−80℃で凍結保存した。凍結保存したホモジネートを自然解凍し、Pierce BCA Protein Assay Kit(Thermo Fisher Scientific社)を用いて総タンパク質量(BSA換算)を測定し、総タンパク質量を合わせた後、以下の測定に供した。
測定には、Enzyme-linked immunosorbent Assay Kit for Uroplakin 3A(CLOUD-CLONE Corp.社製)を用いた。UPK3Aタンパク質量は、サンプル中のUPK3Aタンパク質量を総タンパク質量で除した値として算出した。
得られた結果を表1に示す。
摘出した膀胱を、O. C. T. Coumpound(Tissue-Tek社製)を用いて凍結包埋し、外部機関にヘマトキシリン・エオジン染色標本の作製を依頼した。光学顕微鏡で観察した結果を図1及び図2に示す。
これに対して、図2に示すように、シソ抽出物処理群では、対照群で見られたような、膀胱上皮細胞の菲薄化が改善し、被蓋細胞が回復傾向にあった。
さらにUPK3Aは、膀胱上皮細胞に局在して発現する。よって、シソ抽出物の摂取による膀胱上皮細胞層の回復は、UPK3A発現量の増加を組織学的にも示唆する結果であると考えられる。
したがって、UPK発現を促進するシソ抽出物は、UPK発現促進剤、膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善剤、UPK発現促進用飲食品組成物、並びに膀胱尿管逆流症の予防若しくは改善用飲食品組成物の有効成分とすることができる。
Claims (6)
- シソ(Perilla frutescens)抽出物を有効成分とする、ウロプラキン発現促進剤。
- シソ(Perilla frutescens)抽出物を有効成分として含有する、ウロプラキン発現促進用飲食品組成物。
- シソ(Perilla frutescens)抽出物を有効成分とする、膀胱尿管逆流症の予防又は改善剤。
- シソ(Perilla frutescens)抽出物を有効成分として含有する、膀胱尿管逆流症の予防又は改善用飲食品組成物。
- シソ(Perilla frutescens)抽出物を投与又は摂取させる、非治療的なウロプラキンの発現促進方法。
- シソ(Perilla frutescens)抽出物を投与又は摂取させる、非治療的な膀胱尿管逆流症の予防又は改善方法。
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| INTERNATIONAL JOURNAL OF UROLOGY, vol. 25, JPN6020030643, 2018, pages 298 - 304, ISSN: 0004440622 * |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3804710A4 (en) * | 2018-05-28 | 2022-03-02 | Kao Corporation | MEANS OF PREVENTING OR IMPROVING NYCTURIA |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP6871737B2 (ja) | 2021-05-12 |
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