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JP2018176138A - 斜め吸引に備えたピペット - Google Patents

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JP2018176138A
JP2018176138A JP2017084156A JP2017084156A JP2018176138A JP 2018176138 A JP2018176138 A JP 2018176138A JP 2017084156 A JP2017084156 A JP 2017084156A JP 2017084156 A JP2017084156 A JP 2017084156A JP 2018176138 A JP2018176138 A JP 2018176138A
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JP
Japan
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pipette
piston
inclination
warning
suction
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JP2017084156A
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English (en)
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雄二 深見
Yuji Fukami
雄二 深見
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A&D Holon Holdings Co Ltd
Original Assignee
A&D Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】ピペットが傾いた状態で使用されるのを防止する。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明のある態様のピペット(1)は、液体を吸引/排出するためのシリンダ(5)と、前記シリンダ(5)内を上下動するピストン(6)と、前記ピストン(6)を移動させるための駆動手段(9,21,22,23)と、ピペット(1)の傾斜を検出するための傾斜センサ(12,12´)と、を備える。ピペット(1)によれば、ピペット(1)が傾いた状態で使用されると、そのことを検知するので、斜め吸引により吸引量の誤差が生じるのを防ぐことができる。

【選択図】図1

Description

本発明は、規定量の液体を吸引/排出するピペットに関する。
ピペットは、ピストンの移動に伴う液体の吸引/排出により、規定量の液体を分注する機器である。ピペットには、構造的な違いで、ピストンと分注する液体の間に空気層が介在する空気置換式と、ピストンが直接液体と接触する直接置換式がある。また、ピストンの移動を手動で行う手動ピペット(特許文献1)と、ピストンの移動を電気制御されたモータにより行う電動ピペット(特許文献2)がある。
特表2007−515267号 国際公開第2015/071956号
ピペットは、ピストンの移動に関し、図7に示すように、ピペットを垂直に立てた状態で吸引した時に規定量を吸引できるように設計されている。そのため、精度良く分注するためには、吸引時、ピペットは垂直にして使用する必要がある。
しかし、実際の現場では、吸引する液体のサンプル液量が少ないなどの理由で、図8に示すように、ピペットを傾けた状態で吸引している場合がある。
ピペットを傾けた状態で液体を吸引(斜め吸引)すると、その傾斜角度に応じて、液体の吸引量が増加してしまうという問題が生じる。ピペットの傾斜が大きい場合は、製品スペックを満たさないこともある。この問題点について、従来のピペットに対策はとられておらず、また使用者もこの問題点を認識していないことが考えられる。
本発明は、従来技術の問題点に基づいて為されたもので、その目的は、ピペットが傾いた状態で使用されるのを防止するためのピペットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のピペットは、液体を吸引/排出するためのシリンダと、前記シリンダ内を上下動するピストンと、前記ピストンを移動させるための駆動手段と、ピペットの傾斜を検出するための傾斜センサと、を備えることを特徴とする。
上記態様において、前記傾斜センサでピペットの傾斜を検出した時に警告を発する警告手段をさらに備えるのも好ましい。
上記態様において、前記傾斜により発生する吸引量の誤差が予め定めた値を超える時に、前記警告手段が発動するのも好ましい。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動ピペットは、液体を吸引/排出するためのシリンダと、前記シリンダ内を上下動するピストンと、前記ピストンを移動させるための駆動手段と、ピペットの傾斜を検出するための傾斜センサと、前記傾斜センサから傾斜角度を取得し、前記傾斜角度が予め定めた一定範囲を超えるか判断する制御手段と、前記傾斜角度が前記一定範囲を超えた時に警告を発する警告手段と、を備えることを特徴とする。
上記態様において、前記警告手段による警告は、発光,音,振動のいずれかまたは組み合わせであるのも好ましい。
本発明に係るピペットによれば、ピペットが傾いた状態で使用(斜め吸引)されるのを防ぐことができる。
第1の実施形態に係るピペットの展開図である。 吸引時のピペットの傾斜角度と実際の吸引量の関係を示すグラフである。 傾斜センサのセンサ出力値の関係を示す図である。 第1の実施形態に係るピペットの構成ブロック図である。 第2の実施形態に係るピペットの展開図である。 第3の実施形態に係るピペットの斜視図である。 従来のピペットが好ましい状態で使用されている様子を示す図である。 従来のピペットが好ましくない状態で使用されている様子を示す図である。
次に、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るピペット1の展開図である。本形態で、ピペット1は、空気置換式の電動ピペットである。
ピペット1は、外観上は、本体ケース2と、チップホルダー3を有する。チップホルダー3の先端には、チップ4が着脱可能に装着される。チップホルダー3には、筒状のシリンダ5が収容されており、シリンダ5内に空気層10が形成される。シリンダ5内には、ピストン6が、Oリング7により気密を保障されながら、上下方向に往復移動可能に挿入される。
ピストン6の軸には、ボールネジ8が同軸で連結されている。ボールネジ8は、本体ケース2に収容されるステッピングモータ9により、正逆いずれの方向にも回転駆動される。ステッピングモータ9が、駆動手段である。ステッピングモータ9は、本体ケース2に収容されるマイクロコンピュータ11により制御される。マイクロコンピュータ11が、制御手段である。
マイクロコンピュータ11は、ピストン位置検出センサ(図示略)からの信号を得てピストン6の位置を検出した上で、ピストン6を狙いの移動量(移動距離)で動かすために必要なパルス数(モータ回転数)を、ステッピングモータ9に入力する。ステッピングモータ9の回転を受けて、ボールネジ8を介してピストン6が上下に移動し、シリンダ5内が負加圧される。
上記のステッピングモータ9のパルス数は、ピペットを垂直に立てた状態で吸引した場合(図7)に、規定量を吸引できるように設計されている。このため、ピペットを傾けた状態で吸引(斜め吸引)した場合(図8)は、その傾斜角度に応じて、実際の吸引量は規定量よりも増えてしまう。
図2は、ピペットの傾斜角度と実際の吸引量の関係を示すグラフである。図2は、10[mL]の液体を分注可能なピペットを使用した例である。このピペットの製品スペックは、精製水10[mL]分注時の精度は±0.5%(9.95〜10.05[mL])である。このピペットで、水温20℃一定条件下で、傾斜角度を変えて、精製水10[mL]を吸引し、ブローアウトして排出した量を天秤で重量計測し、体積換算して、吸引量として計測した。この結果、ピペットを垂直に立てた状態で吸引した時は、精度よく10[mL]であった。垂直状態から30度傾斜した状態で吸引した時は、10.06[mL]であった。45度傾斜した状態で吸引した時は、10.09[mL]であった。60度傾斜した状態で吸引した時は、10.13[mL]であった。
以上から、ピペットの傾斜角度が大きくなるにつれて、吸引量が増加することが分かった。傾斜角度が25度を超えると、誤差が+0.5%超となり、製品スペックを超えてしまうことも分かった。
これに備えて、ピペット1には、傾斜センサ12が搭載されている(図1参照)。傾斜センサ12は、一軸の加速度センサである。傾斜センサ12は、ピペット1が垂直の状態で最大値を出力するように、本体ケース2内の空きスペースに配置される。図3に示すように、ピペット1が垂直の状態のセンサ出力値をF0とすると、ピペット1が傾いた状態のセンサ出力値F1は、F0よりも小さくなる。ピペット1の垂直からの傾斜角度θは、式(1)で求めることができる。
θ=cos−1(F1/F0) ・・・(1)
図4は、ピペット1の構成ブロック図である。マイクロコンピュータ11には、傾斜センサ12と、メモリ16と、操作スイッチ13と、表示部15と、ステッピングモータ9のモータ駆動回路14と、ランプ18と、ブザー19と、バイブレータ20が接続されている。ランプ18、ブザー19、バイブレータ20が、警告手段である。なお、符号17は、駆動手段、制御手段、および警告手段のバッテリーである。
メモリ16には、ピペット1が垂直の状態を前提に設計された、規定量を吸引するために必要なピストン6の移動量とパルス数の関係が、予め記憶されている。ピペット1のピストン6は、ピペット1が傾斜していても、ピペット1が垂直である場合の量で移動するので、その結果、ピペット1が傾斜していた時のチップ4内の実際の吸引量は、規定量より余分な液体を含むことになる。
この斜め吸引を防止するために、マイクロコンピュータ11は、傾斜センサ12によりピペット1の傾斜角度θをモニタし、傾斜角度θが一定範囲を超えた時に、ランプ18,ブザー19,バイブレータ20のいずれかまたは組み合わせで、操作者に警告を発する。
上記一定範囲は、図2で示したような、「ピペットの傾斜角度と実際の吸引量の関係」に基づき予め定められ、メモリ16またはマイクロコンピュータ11のメモリに記憶される。「ピペットの傾斜角度と実際の吸引量の関係」は、図2のように精製水を用いた測定から作成される他、標準的な液体、例えばJIS(日本工業規格)に定められる各標準液を用いた測定から複数作成され、分注の設定時に入力された粘度を基にいずれかが選択されるようにしてもよい。また、気温、水温、親水性等を考慮した補正や補完が含まれてもよい。
上記一定範囲は、ピペット精度(製品スペック)に基づき決定するのが好ましい。例えば図2の結果に基づく場合は、傾斜により発生する吸引量の誤差が予め定めたピペット精度の値(±0.5%)を超えるとき、即ち、θの絶対値が25°超となるとき(|θ|>25°)、マイクロコンピュータ11が警告を発するように構成するのが好ましい。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るピペット1の展開図である。本形態で、ピペット1は、空気置換式の手動ピペットである。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を用いて説明を割愛する。
ピペット1は、本体ケース2と、チップホルダー3を有する。チップホルダー3には、シリンダ5が収容されており、空気層10が形成される。シリンダ5内には、ピストン6が、Oリング7により気密を保障されながら、上下方向に往復移動可能に挿入される。
ピストン6の軸には、接続ロッド21が同軸で連結されている。接続ロッド21には、プッシュボタン23と連結した調節ネジ22が同軸で挿入されている。プッシュボタン23を回転させると、調節ネジ22が上下動し、吸引量が調節できる。操作者がプッシュボタン23を下方向に押すと、接続ロッド21を介してピストン6が下方向に移動し、プッシュボタン23が上方向にスプリング25の付勢で戻ると、ピストン6が上方向に移動し、チップ4内に液体が吸引される。接続ロッド21,調節ネジ22,プッシュボタン23が、駆動手段である。
この調節ネジ22の動きも、ピペットを垂直に立てた状態で吸引した場合(図7)に、規定量を吸引できるように設計されている。このため、ピペットを傾けた状態で吸引(斜め吸引)した場合(図8)は、その傾斜角度に応じて、実際の吸引量は規定量よりも増えてしまう(図2)。
これに備えて、本形態のピペット1にも、マイクロコンピュータ11と、傾斜センサ12が搭載されている。マイクロコンピュータ11には、傾斜センサ12と、ランプ18と、ブザー19と、バイブレータ20が接続されている。なお、符号17は、制御手段および警告手段のバッテリーである。
傾斜センサ12は、ピペット1が垂直の状態で最大値を出力するように、例えば本体ケース2内の空きスペースに配置される。マイクロコンピュータ11は、傾斜センサ12によりピペット1の傾斜角度θをモニタし、傾斜により発生する吸引量の誤差が予め定めたピペット精度の値を超えるとき、即ち、傾斜角度θが予め定めた一定範囲を超えた時に、ランプ18,ブザー19,バイブレータ20のいずれかまたは組み合わせで、操作者に警告を発する。上記範囲は、第1の実施形態と同様に、図2で示したような「ピペットの傾斜角度と実際の吸引量の関係」に基づき決定され、マイクロコンピュータ11のメモリに記憶される。
なお、本形態のピペット1は手動なので、駆動手段の動き(ピペットを使用していない状態と使用中の状態)を識別する必要がある。このために、本体ケース2に、マイクロコンピュータ11と接続された電源ボタン24を設け(図5)、操作者が、ピペット1で吸引を開始する前に電源ボタン24を押し、マイクロコンピュータ11を起動するように構成するのも好ましい。また、ピペットを使用していない状態と液体を吸引し終わった状態とでピストン6の位置が同じであるか識別するためのピストン位置検出センサ(図示略)を設けるのも好ましい。
以上、第1および第2の実施形態のピペット1によれば、ピペット1が傾いた状態で使用されると、そのことを検知し、操作者に警告を発することができる。これにより、斜め吸引により吸引量の誤差が生じるのを防ぐことができる。
また、同ピペット1は、「傾斜角度と実際の吸引量の関係」に基づき、ピペット精度に基づく一定範囲を超える時に警告を発する。このため、操作者は、ピペット精度の許す範囲を知覚しながら、ある程度自由に、ピペット1を扱うことができる。
次に、第1および第2の実施形態のピペット1の好ましい変形について述べる。いずれのピペット1も、警告手段として、ランプ18、ブザー19、バイブレータ20を備えているが、このうちいずれか一つまたは二つが備えられた構成としてもよい。警告手段は、傾斜角度θが大きくなるにつれて、光の点滅を早めたり、音を大きくしたり、振動を大きくしたりして、警告を強めるようにしてもよい。
次に、本発明の好適な他の実施の形態を述べる。図6は、第3の実施形態に係るピペット1の斜視図である。操作者にピペット1の傾斜を意識してもらうという観点から、電源を必要としない傾斜センサ12´が設けられてもよい。本形態の傾斜センサ12´は、アナログの気泡管である。傾斜センサ12´は、操作者が視覚的に認識しやすい箇所、例えば本体ケース2の上面などに設けられてよい。本形態のピペット1であっても、操作者に傾斜を意識させることで、斜め吸引を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態および変形を述べたが、当業者の知識に基づく改変は可能であり、そのような形態は本発明の範囲に含まれる。
1 ピペット
2 本体ケース
3 チップホルダー
4 チップ
5 シリンダ
6 ピストン
7 Oリング
8 ボールネジ
9 ステッピングモータ(駆動手段)
10 空気層
11 マイクロコンピュータ(制御手段)
12,12´ 傾斜センサ
13 操作スイッチ
14 モータ駆動回路
15 表示部
16 メモリ
17 バッテリー
18 ランプ(警告手段)
19 ブザー(警告手段)
20 バイブレータ(警告手段)
21 接続ロッド(駆動手段)
22 調節ネジ(駆動手段)
23 プッシュボタン(駆動手段)
24 電源ボタン

Claims (5)

  1. 液体を吸引/排出するためのシリンダと、
    前記シリンダ内を上下動するピストンと、
    前記ピストンを移動させるための駆動手段と、
    ピペットの傾斜を検出するための傾斜センサと、
    を備えることを特徴とするピペット。
  2. 前記傾斜センサでピペットの傾斜を検出した時に警告を発する警告手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のピペット。
  3. 前記傾斜により発生する吸引量の誤差が予め定めた値を超える時に、前記警告手段が発動することを特徴とする請求項1または2に記載のピペット。
  4. 液体を吸引/排出するためのシリンダと、
    前記シリンダ内を上下動するピストンと、
    前記ピストンを移動させるための駆動手段と、
    ピペットの傾斜を検出するための傾斜センサと、
    前記傾斜センサから傾斜角度を取得し、前記傾斜角度が予め定めた一定範囲を超えるか判断する制御手段と、
    前記傾斜角度が前記一定範囲を超えた時に警告を発する警告手段と、
    を備えることを特徴とする電動ピペット。
  5. 前記警告手段による警告は、発光,音,振動のいずれかまたは組み合わせであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のピペット。
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