以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、設計したユニット式建物を対象に、その建物を構成する架構体(躯体)に生じる応力を算出する応力算出装置について具体化している。図1は、その応力算出装置の電気的構成を示す図である。
図1に示すように、建物メーカには、応力算出装置10が設けられている。応力算出装置10は、パーソナルコンピュータにより構成され、建物を設計するためのCADプログラムを有している。応力算出装置10は、そのCADプログラムを用いて設計されたユニット式建物を対象に、当該建物の架構体に生じる応力を算出する。
応力算出装置10は、制御部11と、操作部12と、表示部13と、記憶部14とを有している。制御部11には、操作部12と表示部13と記憶部14とがそれぞれ接続されている。制御部11は、建物の設計処理や応力算出処理等、各種処理を行うものである。
操作部12は、建物設計や応力算出に必要な情報等、各種情報を入力するためのもので、キーボードやマウス等を備えて構成されている。操作部12に対して入力操作が行われると、その入力操作に応じた情報が制御部11に入力される。
表示部13は、設計された建物の図面や、応力算出処理の結果等、各種情報を表示するもので、ディスプレイからなる。制御部11より表示部13に各種情報が入力されると、その入力された情報が表示部13に表示される。
記憶部14には、設計処理や応力算出処理を実行するための制御プログラムと、応力算出に必要な各種情報を格納するデータベースとが記憶されている。
次に、応力算出装置10により実行される応力算出処理の流れについて図2に基づいて説明する。図2は、応力算出処理を示す機能ブロック図である。なお、図2中の各ブロック31〜33,46は制御部11により実現されている。
図2に示すように、建物設計部31は、設計者等のユーザによる操作部12に対する入力操作に基づいて建物の設計を行うものである。本応力算出装置10では、この建物設計部31により設計されるユニット式建物X(設計建物)を対象として、応力の算出を行うものとなっている。
ここで、ユニット式建物Xについて図3を用いながら簡単に説明する。図3は、ユニット式建物Xの概略を示す斜視図である。図3に示すように、ユニット式建物Xは、複数の建物ユニット20が互いに組み合わされることにより構成される。本実施形態では、ユニット式建物Xとして二階建ての建物を想定しており、そのユニット式建物Xには一階部分及び二階部分にそれぞれ建物ユニット20が設けられている。建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備えている。建物ユニット20では、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の枠体26が形成され、その枠体26に天井材や床材、屋根材等が取り付けられている。なお、枠体26において、天井大梁22及び床大梁23がそれぞれ「梁」に相当する。また、ユニット式建物Xでは、各建物ユニット20の枠体26により架構体27(躯体)が構成されている。なお、図3中の符号Kは建物Xを下方から支える基礎である。
図2の説明に戻って、架構体分解部32は、建物設計部31により設計されたユニット式建物X(以下、略して建物Xともいう)の設計データに基づいて、当該建物Xの架構体27を、架構体27と同じ高さでありかつ枠体26と同じ幅からなる複数の鉛直フレームFに分解する。図4には、架構体27の一部を鉛直フレームFに分解した状態を示しており、以下においては、この図4に基づいて鉛直フレームFについて説明する。なお、架構体分解部32が架構体分解手段に相当する。
図4に示すように、架構体27は、複数(具体的には2つ)の枠体26が上下に積層されてなる枠体積層部28を複数(具体的には4つ)備えている。それら各枠体積層部28は、架構体27と同じ高さからなり、互いに横並びとなって配置されている。枠体積層部28では、その4つの側面部にそれぞれ鉛直フレームFが形成されている。鉛直フレームFは、鉛直方向に延びる平面状に形成され、一階部分の(建物ユニット20の)枠体26における各柱21、天井大梁22及び床大梁23と、二階部分の(建物ユニット20の)枠体26における各柱21、天井大梁22及び床大梁23とを含んで構成されている。図4の例では、所定の枠体積層部28における長辺側の側面部に鉛直フレームF1,F3が形成され、当該枠体積層部28における短辺側の側面部に鉛直フレームF2,F4が形成されている。
鉛直フレームFは、柱21と各大梁22,23とが剛接合されたラーメン構造(純ラーメン構造)となっている。また、図示では、鉛直フレームFを構成する一階部分及び二階部分の各柱21が上下に離間した状態で示されているが、実際にはそれらの柱21は互いに接合された状態となっている。なお、以下の説明では、鉛直フレームFを構成する各柱21、各天井大梁22及び各床大梁23をそれぞれフレーム部材ともいう。
上記のように、枠体積層部28には4つの鉛直フレームFが形成されているため、架構体分解部32では、架構体27が、各枠体積層部28ごとに4つの鉛直フレームFに分解される。したがって、架構体27が4つの枠体積層部28を備える図4の例では、架構体27が計16個の鉛直フレームFに分解される。このように、架構体分解部32では、架構体27が建物ユニット20(枠体26)と同じ幅(ユニット幅)からなる複数の鉛直フレームFに分解されるようになっている。
図2の説明に戻って、フレーム応力算出部33は、架構体分解部32により分解された各鉛直フレームFごとに、鉛直フレームFに生じる応力を算出する。以下、このフレーム応力算出部33にて実施されるフレーム応力算出処理について図5に基づいて説明する。図5は、フレーム応力算出処理を示す機能ブロック図である。なお、フレーム応力算出処理は、各鉛直フレームFごとに順次行われるものとなっている。
図5に示すように、フレーム応力算出処理ではまず、対象フレーム決定部34にて、架構体分解部32で分解された各鉛直フレームFのうち、いずれの鉛直フレームFについて応力算出を行うかを決定する。つまり、ここでは、応力算出の対象となる鉛直フレームFを決定する。以下では、この鉛直フレームFを対象フレームFtという。
鉛直荷重時応力算出部35は、上記対象フレームFtに鉛直荷重が作用する場合に当該対象フレームFtに生じる応力を算出する。ここで、対象フレームFt(ひいては鉛直フレームF)に作用する鉛直荷重について図6を用いながら説明する。図6は、鉛直フレームFに作用する鉛直荷重を説明するための図である。
鉛直フレームFは、上述したように、一階部分における天井大梁22及び床大梁23と、二階部分における天井大梁22及び床大梁23とを含んでいる。鉛直フレームFでは、これら各天井大梁22と各床大梁23とに天井や床、屋根等から鉛直荷重が作用する。すなわち、鉛直フレームFでは、各天井大梁22と各床大梁23とがそれぞれ鉛直荷重が作用する荷重位置となっている。
図6(a)には、各大梁22,23(荷重位置)にそれぞれ鉛直荷重として実鉛直荷重f1〜f4が作用する実荷重状態が示されている。図6(a)では、二階部分の天井大梁22(以下、22Aとする)に実鉛直荷重f1が作用し、二階部分の床大梁23(以下、23Aとする)に実鉛直荷重f2が作用し、一階部分の天井大梁22(以下、22Bとする)に実鉛直荷重f3が作用し、一階部分の床大梁23(以下、23Bとする)に実鉛直荷重f4が作用している。なお、図6(a)では、各実鉛直荷重f1〜f4がそれぞれ1本の矢印線で示されているが、実際には、各実鉛直荷重f1〜f4は等分布荷重として各大梁22,23に作用することを想定している。
図6(b)〜(e)には、鉛直フレームFの各大梁22,23(各荷重位置)のうちいずれか一の大梁(荷重位置)にのみ実鉛直荷重が作用した状態(以下、単一荷重状態ともいう)を示している。具体的には、図6(b)には、二階部分の天井大梁22Aにのみ実鉛直荷重f1が作用した状態を示し、図6(c)には、二階部分の床大梁23Aにのみ実鉛直荷重f2が作用した状態を示し、図6(d)には、一階部分の天井大梁22Bにのみ実鉛直荷重f3が作用した状態を示し、図6(e)には、一階部分の床大梁23Bにのみ実鉛直荷重f4が作用した状態を示している。
ここで、図6(b)〜(d)に示す各単一荷重状態において鉛直フレームFに生じる応力をそれぞれm1〜m4とした場合、実荷重状態(図6(a)の状態)において鉛直フレームFに生じる応力mtは、mt=m1+m2+m3+m4として求められる。そこで、鉛直荷重時応力算出部35では、その点に着目して、まず図6(b)〜(d)に示す各単一荷重状態ごとに鉛直フレームF(対象フレームFt)に生じる応力m1〜m4を算出し、その後、それら算出した各応力m1〜m4を足し合わせることで実荷重状態での応力mtを算出することとしている。以下においては、その鉛直荷重時応力算出部35による鉛直荷重時応力算出処理について説明する。なお、鉛直荷重時応力算出部35が要素算出手段に相当する。
鉛直荷重時応力算出処理ではまず、単一荷重時応力算出部51にて、各単一荷重状態(すなわち図6(b)〜(e)の各状態)ごとに対象フレームFtに生じる応力を算出する単一荷重時応力算出処理を行う。以下においては、この単一荷重時応力算出処理について図7に基づいて説明する。図7は、単一荷重時応力算出処理を示す機能ブロック図である。なお、この処理は、各単一荷重状態ごとに順次行われるものとなっている。また、単一荷重時応力算出部51が単一荷重時要素算出手段に相当する。
図7に示すように、単一荷重時応力算出処理では、まず単一荷重状態決定部52にて、各単一荷重状態のうちいずれの単一荷重状態の下で対象フレームFtに生じる応力を算出するかを決定する。
荷重位置特定部53は、単一荷重状態決定部52で決定された単一荷重状態において実鉛直荷重が作用する大梁22,23(荷重位置)がいずれであるのかを特定する。例えば、単一荷重状態決定部52で決定された単一荷重状態が図6(d)の状態である場合には、実鉛直荷重が作用する大梁22,23が天井大梁22Bと特定される。なお、以下では、荷重位置特定部53で特定された大梁22,23を特定大梁Hという。
実鉛直荷重取得部54は、上記特定大梁H(荷重位置)に作用する実鉛直荷重を取得する。実鉛直荷重取得部54は、複数の機能ブロック55〜59を有しており、それら各機能ブロック55〜59を用いて実鉛直荷重を取得する。なお、実鉛直荷重取得部54が実荷重取得手段に相当する。
実鉛直荷重取得部54において、荷重部材特定部55は、特定大梁Hに鉛直荷重を作用させる荷重部材を特定する。この荷重部材の特定は、建物Xの設計データに基づいて行う。なお、荷重部材としては、床材や天井材、屋根材等が挙げられる。特定大梁Hが天井大梁22Bである場合には、例えば荷重部材として天井材が特定される。また、荷重部材特定部55が荷重部材特定手段に相当する。
負担幅算出部56は、建物Xの設計データに基づいて、荷重部材特定部55で特定された荷重部材のうち、特定大梁Hが鉛直荷重を負担する部分の幅を負担幅として算出する。ここで、この負担幅について図8を用いて説明する。図8は、負担幅を説明するための平面図である。同図では、架構体27の鉛直フレームF1を構成する天井大梁22Bが長辺側の天井大梁となっており、以下では、この天井大梁22Bが特定大梁Hとして特定されているものと仮定し、その特定大梁Hが負担する荷重部材の負担幅について説明する。なお、負担幅算出部56が負担幅算出手段に相当する。
図8に示すように、特定大梁Hを含む建物ユニット20には、その天井部に天井材Tが設けられている。天井材Tは特定大梁Hに鉛直荷重を作用させる荷重部材となっている。天井材Tのうち、特定大梁Hが鉛直荷重を負担する部分は荷重負担部分であり、図8では、その荷重負担部分をハッチングを付して示している。この荷重負担部分の幅(特定大梁Hに直交する方向の長さ)が天井材Tの負担幅Wであり、図8の例では、その負担幅Wが天井材Tの幅(換言すると枠体26の幅)の約半分となっている。
荷重係数データベース57には、建物メーカで用いられる複数種類の荷重部材についてそれぞれ、荷重部材の単位面積当たりにおける鉛直荷重(重量)の大きさを表す荷重係数(面積荷重)が記憶されている。なお、荷重係数データベース57は記憶部14により構築されている。
荷重係数取得部58は、荷重部材特定部55で特定された荷重部材の荷重係数を荷重係数データベース57から読み出して取得する。例えば、図8の例では、荷重部材が天井材Tとされているため、天井材Tの荷重係数を荷重係数データベース57から取得する。なお、荷重係数取得部58が荷重係数取得手段に相当する。
実鉛直荷重算出部59は、負担幅算出部56にて算出された荷重部材の負担幅Wと、荷重係数取得部58により取得された荷重部材の荷重係数とに基づいて、荷重部材から特定大梁Hに作用する鉛直荷重を算出する。この場合、実鉛直荷重算出部59は、負担幅Wと荷重係数とを乗算することで荷重部材からの鉛直荷重を算出する。なお、実鉛直荷重算出部59が実鉛直荷重算出手段に相当する。
実鉛直荷重取得部54は、実鉛直荷重算出部59により算出された鉛直荷重に基づいて、特定大梁Hに作用する実鉛直荷重を取得(算出)する。具体的には、実鉛直荷重取得部54は、特定大梁Hに鉛直荷重を作用させる荷重部材が複数存在する場合には、それら各荷重部材ごとに上記各機能ブロック55〜59を用いて、荷重部材から特定大梁Hに作用する鉛直荷重を算出する。そして、それら算出した各荷重部材からの鉛直荷重を積算し、それら積算した鉛直荷重を特定大梁Hに作用する実鉛直荷重として算出する。
続いて、単位鉛直荷重時応力データベース60について説明する。
単位鉛直荷重時応力データベース60(以下、略して応力データベース60という)には、複数種類の鉛直フレームFについてそれぞれ、鉛直フレームFに単位鉛直荷重を作用させた場合に当該鉛直フレームFに生じる応力が単位鉛直荷重時応力(単位荷重時要素に相当)として記憶されている。単位鉛直荷重時応力は、各鉛直フレームFごとに、予めコンピュータを用いた応力解析により求められ、それが応力データベース60に鉛直フレームFごとに記憶されている。具体的には、応力データベース60には、複数種類の鉛直フレームFについて、各大梁22,23(各荷重位置)ごとに、大梁に(のみ)単位鉛直荷重を作用させた場合に鉛直フレームFに生じる応力が単位鉛直荷重時応力として記憶されている。より詳しくは、大梁に単位鉛直荷重を作用させた場合に鉛直フレームFを構成する各フレーム部材(柱21や大梁22,23)に生じる応力がそれぞれ単位鉛直荷重時応力として記憶されている。なお、応力データベース60は記憶部14により構築されている。また、応力データベース60が単位荷重時要素データベースに相当する。
応力データベース60には、上述のように、複数種類の鉛直フレームFについてその単位鉛直荷重時応力が記憶されている。それら複数種類の鉛直フレームFには、大きさ(フレームサイズ)の異なる複数の鉛直フレームFが含まれている。具体的には、フレーム幅の異なる複数の鉛直フレームF(例えば図4中の鉛直フレームF1及びF2)や、フレーム高さの異なる複数の鉛直フレームFが含まれている。また、同じ大きさ(フレームサイズ)の鉛直フレームFについて、フレーム部材(柱21、大梁22,23)の断面性能が異なる複数の鉛直フレームも含まれている。
単位鉛直荷重時応力取得部61は、対象フレームFtの単位鉛直荷重時応力を応力データベース60から読み出して取得する。具体的には、対象フレームFtの特定大梁H(荷重位置)に対応する単位鉛直荷重時応力を読み出して取得する。
特定単一荷重時応力算出部62は、実鉛直荷重取得部54にて取得された実鉛直荷重(特定大梁Hに作用する実鉛直荷重)と、単位鉛直荷重時応力取得部61にて取得された単位鉛直荷重時応力とに基づいて、単一荷重状態決定部52にて決定された単一荷重状態の下で、対象フレームFtに生じる応力(以下、単一荷重時応力ともいう)を算出する。この場合、特定単一荷重時応力算出部62は、実鉛直荷重と単位鉛直荷重時応力とを乗算することで単一荷重時応力を算出する。具体的には、特定単一荷重時応力算出部62は、上記単一荷重状態の下、鉛直フレームFを構成する各フレーム部材に生じる応力(単一荷重時応力)を算出する。
特定単一荷重時応力算出部62にて単一荷重時応力を算出した後、単一荷重状態決定部52に戻り、次の単一荷重状態(例えば図6(c)の状態)についての単一荷重時応力算出処理(機能ブロック52〜62)を行う。このようにして、各単一荷重状態すべて(図6(b)〜(e)の各状態すべて)について、単一荷重時応力算出処理を行い、各単一荷重状態での単一荷重時応力を算出する。これにより、単一荷重時応力算出部51による処理が終了する。
図5に戻り、単一荷重時応力算出部51による処理の後の、実荷重時応力算出部63では、単一荷重時応力算出部51にて算出された各単一荷重時応力を積算することで、実荷重状態(図6(a)の状態)にて対象フレームFtに生じる応力を算出する。なお、実荷重時応力算出部63が実荷重時要素算出手段に相当する。
鉛直荷重時応力評価部36は、鉛直荷重時応力算出部35(詳しくは、実荷重時応力算出部63)にて算出された対象フレームFtの応力が予め定められた許容応力を超えていないか否かを判定する。具体的には、鉛直フレームFを構成する各フレーム部材(柱21、大梁22,23)の応力が許容応力を超えていないか否かを判定する。なお、鉛直荷重時応力評価部36が要素評価手段に相当する。
対象フレームFtの応力が許容応力を超えている場合には、フレーム変更部37にて、対象フレームFtをそれよりも強度(フレーム強度)の高い鉛直フレームFに変更する。この変更について説明すると、フレームデータベース38には、フレーム強度の異なる複数種類の鉛直フレームFが記憶されている。詳しくは、フレームデータベース38には、同じ構成(フレームサイズ及びフレーム形状)からなる鉛直フレームFについて、フレーム強度の異なる複数種類の鉛直フレームFが記憶されており、例えばフレーム部材(柱21、大梁22,23)の断面性能が異なる複数種類の鉛直フレームFが記憶されている。そして、フレーム変更部37では、フレームデータベース38からフレーム強度のより高い鉛直フレームFを読み出して変更する。なお、フレーム変更部37がフレーム変更手段に相当する。また、フレームデータベース38は記憶部14により構築されている。
なお、フレーム変更部37での対象フレームFtの変更の仕方は必ずしも上記の仕方に限らない。例えば、対象フレームFtを構成する各フレーム部材のうちで、応力が許容応力を超えたフレーム部材だけを強度の高いフレーム部材に変更し、それにより対象フレームFtをより高強度の鉛直フレームFに変更するようにしてもよい。
フレーム変更部37にて対象フレームFtをより高強度の鉛直フレームFに変更した場合、その変更した鉛直フレームFを対象フレームFtとして、再度、鉛直荷重時応力算出部35にて当該対象フレームFtに生じる応力を算出する。そして、鉛直荷重時応力評価部36にて、算出した応力が許容応力を超えていないか否かを判定する。このようにして、鉛直荷重時応力評価部36にて対象フレームFtの応力が許容応力以下であると判定されるまで、各機能ブロック35〜37による処理を繰り返す。
対象フレームFtの応力が許容応力以下であると判定された場合には、水平荷重時応力算出部41による処理に進む。水平荷重時応力算出部41は、対象フレームFtに水平荷重が作用する場合に当該対象フレームFtに生じる応力を算出する。ここで、対象フレームFt(ひいては鉛直フレームF)に作用する水平荷重について図9を用いながら説明する。図9は、鉛直フレームFに作用する水平荷重を説明するための図である。
鉛直フレームFには、二階部分の床高さと、二階部分の屋根高さとにそれぞれ水平荷重が作用する。すなわち、鉛直フレームFでは、二階部分の床高さ及び屋根高さがそれぞれ水平荷重が作用する荷重位置となっている。図9(a)には、鉛直フレームFの二階屋根高さE1及び二階床高さE2にそれぞれ水平荷重として実水平荷重f5,f6が作用する実荷重状態が示されている。図9(a)では、二階屋根高さE1に実水平荷重f5が作用し、二階床高さE2に実水平荷重f6が作用している。
図9(b)及び(c)には、鉛直フレームFの二階屋根高さE1及び二階床高さE2のうちいずれか一方にのみ実水平荷重が作用した状態、すなわち単一荷重状態を示している。具体的には、図9(b)には、鉛直フレームFの二階屋根高さE1にのみ実水平荷重f5が作用した状態を示し、図9(c)には、二階床高さE2にのみ実水平荷重f6が作用した状態を示している。
ここで、図9(b)及び(c)に示す各単一荷重状態において鉛直フレームFに生じる応力をそれぞれm5及びm6とした場合、実荷重状態(図9(a)の状態)において鉛直フレームFに生じる応力msは、ms=m5+m6として求められる。そこで、水平荷重時応力算出部41においても、まず図9(b)及び(c)に示す各単一荷重状態ごとに鉛直フレームFに生じる応力m5,m6を算出し、その後、その算出した各応力m5,m6を足し合わせることで実荷重状態での応力msを算出することとしている。以下においては、その水平荷重時応力算出部41による水平荷重時応力算出処理について図10に基づいて説明する。なお、水平荷重時応力算出部41が要素算出手段に相当する。
水平荷重時応力算出処理ではまず、単一荷重時応力算出部65にて、各単一荷重状態(すなわち図9(b)及び(c)の各状態)ごとに対象フレームFtに生じる応力を算出する単一荷重時応力算出処理を行う。以下においては、この単一荷重時応力算出処理について図10に基づいて説明する。図10は、単一荷重時応力算出処理を示す機能ブロック図である。なお、この処理は、各単一荷重状態ごとに順次行われるものとなっている。また、単一荷重時応力算出部65が単一荷重時要素算出手段に相当する。
図10に示すように、単一荷重時応力算出処理では、まず単一荷重状態決定部66にて、各単一荷重状態のうちいずれの単一荷重状態の下で対象フレームFtに生じる応力を算出するかを決定する。
荷重位置特定部67は、単一荷重状態決定部66で決定された単一荷重状態において実水平荷重が作用する荷重位置が二階屋根高さE1及び二階床高さE2のうちいずれであるのかを特定する。例えば、単一荷重状態決定部66で決定された単一荷重状態が図9(b)の状態である場合には、実水平荷重が作用する荷重位置が二階屋根高さE1と特定される。なお、以下では、荷重位置特定部67で特定された荷重位置を特定荷重位置という。
実水平荷重取得部68は、上記特定荷重位置に作用する実水平荷重を取得する。この場合、実水平荷重取得部68は、建物Xの重量等に基づいて、上記実水平荷重を取得する。なお、実水平荷重取得部68が実荷重取得手段に相当する。
単位水平荷重時応力データベース70(以下、略して応力データベース70という)には、複数種類の鉛直フレームFについてそれぞれ、鉛直フレームFに単位水平荷重を作用させた場合に当該鉛直フレームFに生じる応力が単位水平荷重時応力(単位荷重時要素に相当)として記憶されている。単位水平荷重時応力は、各鉛直フレームFごとに、予めコンピュータを用いた応力解析により求められ、それが応力データベース70に鉛直フレームFごとに記憶されている。具体的には、応力データベース70には、複数種類の鉛直フレームFについて、各荷重位置E1,E2ごとに、荷重位置に(のみ)単位水平荷重を作用させた場合に鉛直フレームFに生じる応力が単位水平荷重時応力として記憶されている。より詳しくは、荷重位置に単位水平荷重を作用させた場合に鉛直フレームFを構成する各フレーム部材(柱21や大梁22,23)に生じる応力がそれぞれ単位水平荷重時応力として記憶されている。なお、応力データベース70は記憶部14により構築されている。また、応力データベース70が単位荷重時要素データベースに相当する。
単位水平荷重時応力取得部71は、対象フレームFtの単位水平荷重時応力を応力データベース70から読み出して取得する。具体的には、対象フレームFtの特定荷重位置E1(E2)に対応する単位水平荷重時応力を読み出して取得する。
特定単一荷重時応力算出部72は、実水平荷重取得部68にて取得された実水平荷重(特定荷重位置に作用する実水平荷重)と、単位水平荷重時応力取得部71にて取得された単位水平荷重時応力とに基づいて、単一荷重状態決定部66にて決定された単一荷重状態の下で、対象フレームFtに生じる応力(以下、単一荷重時応力ともいう)を算出する。この場合、特定単一荷重時応力算出部72は、実水平荷重と単位水平荷重時応力とを乗算することで単一荷重時応力を算出する。具体的には、特定単一荷重時応力算出部72は、上記単一荷重状態の下、鉛直フレームFを構成する各フレーム部材に生じる応力(単一荷重時応力)を算出する。
特定単一荷重時応力算出部72にて単一荷重時応力を算出した後、単一荷重状態決定部66に戻り、次の単一荷重状態(例えば図9(c)の状態)についての単一荷重時応力算出処理(機能ブロック66〜68,70〜72)を行う。このようにして、各単一荷重状態(図9(b)及び(c)の各状態)について、単一荷重時応力算出処理を行い、各単一荷重状態での単一荷重時応力を算出する。これにより、単一荷重時応力算出部65による処理が終了する。
図5に戻り、単一荷重時応力算出部65による処理の後の、実荷重時応力算出部74では、単一荷重時応力算出部65にて算出された各単一荷重時応力を積算することで、実荷重状態(図9(a)の状態)にて対象フレームFtに生じる応力を算出する。なお、実荷重時応力算出部74が実荷重時要素算出手段に相当する。
短期荷重時応力算出部42は、鉛直荷重時応力算出部35で算出された鉛直荷重時の応力と、水平荷重時応力算出部41(詳しくは、実荷重時応力算出部74)で算出された水平荷重時の応力とを足し合わせることで、対象フレームFtに生じる短期荷重時応力を算出する。
短期荷重時応力評価部43は、短期荷重時応力算出部42で算出された対象フレームFtの短期荷重時応力が予め定められた許容応力を超えていないか否かを判定する。具体的には、鉛直フレームFを構成する各フレーム部材(柱21、大梁22,23)の短期荷重時応力が許容応力を超えていないか否かを判定する。
鉛直フレームFの短期荷重時応力が許容応力を超えている場合には、フレーム変更部45にて、対象フレームFtをそれよりも強度(フレーム強度)の高い鉛直フレームFに変更する。この変更も、上記フレーム変更部37での変更と同様、フレームデータベース38からフレーム強度のより高い鉛直フレームFを読み出して変更する。なお、対象フレームFtを構成する各フレーム部材のうちで、応力が許容応力を超えたフレーム部材だけを強度の高いフレーム部材に変更し、それにより対象フレームFtをより高強度の鉛直フレームFに変更するようにしてもよい。
フレーム変更部45にて対象フレームFtをより高強度の鉛直フレームFに変更した場合、その変更した鉛直フレームFを対象フレームFtとして、再度、鉛直荷重時応力算出部35による処理を行う。そして、同算出部35による処理の後、続く各機能ブロック36,(37),41,42において各々の処理を行い、上記対象フレームFtに生じる短期荷重時応力を算出する。その後、短期荷重時応力評価部43において、上記算出した短期荷重時応力が許容応力を超えていないか否かを判定する。このようにして、短期荷重時応力評価部43にて対象フレームFtの短期荷重時応力が許容応力以下であると判定されるまで、各機能ブロック35〜37,41〜43,45による処理を繰り返す。
対象フレームFtの短期荷重時応力が許容応力以下であると判定された場合には、対象フレームFtについてのフレーム応力算出処理が終了する。この場合、フレーム応力算出部33にて、次の鉛直フレームFについてのフレーム応力算出処理(機能ブロック34〜38,41〜43,45)を行う。このようにして、各鉛直フレームFについてフレーム応力算出処理を行い、各鉛直フレームFの短期荷重時応力を算出する。これにより、フレーム応力算出部33による処理が終了する。
図2の説明に戻り、フレーム応力算出部33による処理の後の、出力部46では、フレーム応力算出処理の結果を表示部13に出力する。これにより、表示部13には、フレーム応力算出処理の結果が表示される。また、出力部46では、フレーム応力算出処理の結果をプリンタ(図示略)に出力する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
ユニット式建物の架構体27を枠体26と同じ幅からなる複数の鉛直フレームFに分解し、その分解した鉛直フレームFを対象フレームFtとして、その対象フレームFtに生じる応力を算出した。具体的には、対象フレームFtに鉛直荷重が作用する場合に対象フレームFtに生じる応力を算出した。対象フレームFtに生じる応力の算出に際しては、単位鉛直荷重時応力データベース60を用いた。この応力データベース60には、複数種類の鉛直フレームFについて、鉛直フレームFに単位鉛直荷重を作用させた場合に当該フレームFに生じる応力があらかじめ単位鉛直荷重時応力として記憶されている。そして、対象フレームFtに生じる応力を算出するに際しては、このデータベース60に記憶されている当該対象フレームFtの単位鉛直荷重時応力と、実鉛直荷重取得部54により取得された当該対象フレームFtに作用する実鉛直荷重とに基づいて、当該対象フレームFtに生じる応力を算出するようにした。この場合、各対象フレームFtに生じる(鉛直荷重時)応力を応力解析することなく算出できるため、架構体27に生じる(鉛直荷重時)応力を比較的容易に算出することができる。
具体的には、まず単一荷重時応力算出部51にて、各単一荷重状態の下で、対象フレームFtに生じる応力(単一荷重時応力)をそれぞれ算出し、それから、実荷重時応力算出部63にて、それら算出した各単一荷重時応力を積算し、実荷重状態において対象フレームFtに生じる応力を算出するようにした。また、単一荷重時応力の算出に際しては、応力データベース60を用いた。応力データベース60には、複数種類の鉛直フレームFについて、各大梁22,23(各荷重位置)ごとに、大梁(荷重位置)に単位鉛直荷重を作用させた場合に、同フレームFに生じる応力が単位鉛直荷重時応力として記憶されている。そして、単一荷重時応力の算出に際しては、各単一荷重状態ごとに、実鉛直荷重取得部54により取得された単一荷重状態に対応する大梁(荷重位置)に作用する実鉛直荷重と、応力データベース60に記憶されている当該大梁(荷重位置)に対応する単位鉛直荷重時応力とに基づいて、単一荷重時応力を算出するようにした。この場合、鉛直フレームFに複数の荷重位置で実鉛直荷重が作用する場合において、その鉛直フレームFに生じる応力を好適に算出することができる。
上述した各作用効果は、対象フレームFtに鉛直荷重が作用する場合に当該対象フレームFtに生じる(鉛直荷重時)応力を算出する際の作用効果であったが、対象フレームFtに水平荷重が作用する場合に当該対象フレームFtに生じる(水平荷重時)応力を算出する際にもこれと同様の作用効果を奏する。その場合の詳細な説明はここでは割愛するが、対象フレームFtに生じる(水平荷重時)応力を算出するに際しては、応力データベース70に記憶されている当該対象フレームFtの単位水平荷重時応力と、実水平荷重取得部68により取得された当該対象フレームFtに作用する実水平荷重とに基づき、当該対象フレームFtに生じる応力が算出される。
建物Xの設計データに基づいて、対象フレームFtに鉛直荷重を作用させる荷重部材を特定し、その特定した荷重部材から対象フレームFtに作用する鉛直荷重を算出した。その算出に際しては、荷重係数データベース57を用いた。具体的には、負担幅算出部56により算出した荷重部材の負担幅Wと、荷重係数データベース57に記憶された荷重部材の荷重係数とに基づき、鉛直荷重を算出した。この場合、その算出された鉛直荷重に基づいて、対象フレームFtに作用する実鉛直荷重を取得することができるため、対象フレームFtに作用する実鉛直荷重を入力操作に基づき取得する場合と比べ、当該実鉛直荷重を容易に取得することができる。
鉛直荷重時応力算出部35にて算出した対象フレームFtの応力が許容応力を超えていないか否かを判定し、判定の結果、許容応力を超えている場合には、フレーム変更部37にて、対象フレームFtをそれよりもフレーム強度の高い鉛直フレームFに変更するようにした。そして、その変更した鉛直フレームFを対象フレームFtとして、再度、鉛直荷重時応力算出部35にて、当該対象フレームFtに生じる応力を算出するようにした。この場合、当初の対象フレームFtが強度不足である場合でも、対象フレームが所定の強度を満たすように再設計することができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、実鉛直荷重取得部54において、実鉛直荷重算出部59にて算出された荷重部材からの鉛直荷重に基づき、特定大梁Hに作用する実鉛直荷重を取得するようにしたが、これを変更してもよい。例えば、操作部12により特定大梁Hに作用する実鉛直荷重を入力可能とし、その操作部12による入力操作に基づき、実鉛直荷重取得部54にて実鉛直荷重を取得するようにしてもよい。また、これと同様に、実水平荷重取得部68においても、操作部12による入力操作に基づき、実水平荷重を取得するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、本発明における応力算出システムを、一の装置(詳しくは応力算出装置10)により構成したが、これを変更して、インターネット等のネットワークを介して相互に接続された複数の装置により構成してもよい。例えば、応力算出システムを、建物の設計機能を有する設計装置と、鉛直フレームFの応力を算出する応力算出機能を有する算出装置とにより構成することが考えられる。この場合、設計装置(建物設計部31)により建物Xを設計し、その設計した建物Xの設計データをネットワークを通じて算出装置(架構体分解部32やフレーム応力算出部33等)へ送信する。そして、算出装置にてその送信された設計データに基づいて応力の算出を行うようにすることが考えられる。
(3)上記実施形態では、本発明の算出システムを、架構体27に生じる応力を算出する応力算出装置10(応力算出システム)として具体化したが、これを変更して、本発明の算出システムを、架構体27に生じるたわみを算出するたわみ算出装置(たわみ算出システム)として具体化してもよい。この場合、架構体分解部32にて分解された鉛直フレームFを対象フレームFtとし、その対象フレームFtに生じるたわみを算出するようにする。例えば、対象フレームFtに鉛直荷重が作用する場合に、対象フレームFtに生じるたわみを算出することが考えられる。
この場合、複数種類の鉛直フレームFについてそれぞれ、鉛直フレームFに単位鉛直荷重を作用させた場合に当該鉛直フレームFに生じるたわみを単位鉛直荷重時たわみ(単位荷重時要素に相当)として記憶する単位鉛直荷重時たわみデータベース(以下、たわみデータベースという)を設ける。この場合、単位鉛直荷重時たわみは、予めコンピュータを用いた応力解析により求めておき、それをたわみデータベース(単位荷重時要素データベースに相当)に記憶しておく。そして、鉛直荷重時たわみ算出部(要素算出手段に相当)にて、実鉛直荷重取得部54により取得した対象フレームFtに作用する実鉛直荷重と、たわみデータベースに記憶された当該対象フレームFtの単位鉛直荷重時たわみとに基づき、当該対象フレームFtに生じるたわみを算出するようにする。
(4)ところで、図6(b)〜(e)に示す各単一荷重状態において鉛直フレームFに生じるたわみをそれぞれδ1〜δ4とした場合、図6(a)に示す実荷重状態において鉛直フレームFに生じるたわみδtは、δt=δ1+δ2+δ3+δ4として求められる。そこで、上記(3)の構成において、鉛直荷重時たわみ算出部によるたわみ算出処理に際し、まず単一荷重時たわみ算出部(単一荷重時要素算出手段に相当)にて、各単一荷重状態ごとに単一荷重状態の下で対象フレームFtに生じるたわみを単一荷重時たわみ(単一荷重時要素に相当)として算出し、その後、実荷重時たわみ算出部(実荷重時要素算出手段に相当)にて、上記算出した各単一荷重時たわみを積算することで、実荷重状態にて対象フレームFtに生じるたわみを算出するようにしてもよい。
この場合、たわみデータベースには、複数種類の鉛直フレームFについて、各大梁22,23(各荷重位置)ごとに、大梁に(のみ)単位鉛直荷重を作用させた場合に鉛直フレームFに生じるたわみを単位鉛直荷重時たわみとして記憶しておく。そして、単一荷重時たわみ算出部では、各単一荷重状態ごとに、実鉛直荷重取得部54により取得した当該単一荷重状態に対応する荷重位置に作用する実鉛直荷重と、たわみデータベースに記憶された当該荷重位置に対応する単位鉛直荷重時たわみとに基づいて、単一荷重時たわみを算出するようにする。この場合、鉛直フレームFに複数の荷重位置で実鉛直荷重が作用する場合において、その鉛直フレームに生じるたわみを好適に算出することができる。
(5)上記(3)の構成において、鉛直荷重時たわみ算出部により算出された対象フレームFtのたわみが予め定められた許容値を超えていないか否かを判定する鉛直荷重時たわみ評価部(要素評価手段に相当)を設け、同評価部にて算出された対象フレームFtのたわみが許容値を超えていると判定された場合に、フレーム変更部37にて対象フレームFtをそれよりも強度の高い鉛直フレームFに変更するようにしてもよい。そして、その変更した鉛直フレームFを対象フレームFtとし、鉛直荷重時たわみ算出部にて、その対象フレームFtに生じるたわみを算出するようにしてもよい。この場合にも、当初の対象フレームFtが強度不足である場合に、対象フレームが所定の強度を満たすよう再設計することができる。