JP2018161284A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】スロットマシンの前面に設けられ、遊技者の押下により進退するとともに内蔵のステッピングモータにより自動的に進退する大型の押しボタンスイッチについて、イニシャル動作やデバイスチェックの際に、その動作を的確にチェックできるようにする。【解決手段】大型の押しボタンスイッチは第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退する。ステッピングモータを駆動してスイッチを第1位置から第2位置へ移動させる。第2位置でステッピングモータを停止させるとともに停止位置を保持するように励磁し、スプリングの復元力に対抗させる。これにより第2位置への押し込み状態を保持し、その確認を容易にする。【選択図】図17
Description
本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関する。
外周面に図柄が配列された複数の回胴を備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、遊技媒体(メダル)に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数の回胴の回転を開始させ、遊技者の停止操作契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数の回胴を停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数の回胴が停止した状態における入賞判定ライン上に表示された図柄組み合わせによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
遊技者の興趣を高める役割を担うデバイスとして、液晶表示装置や演出用表示ランプ(電飾)や、音響発生装置(サウンド装置、スピーカ)などさまざまな演出デバイスが遊技機には設けられている。また、可動部を備え、当該可動部の動きにより演出を行う可動役物(可動体)が設けられることもある。なお、以下の説明において、液晶表示装置、電飾、音響発生装置そのもののみならずそれらの制御装置を含めて「演出デバイス」と表記することがある。
図1に示すように、前面下部を覆うようにして化粧パネル等の面状部材(図1の符号LCD2)を設けたスロットマシンがある。
スロットマシンにおいて可動する役物により演出効果をより高めることが行われている。可動する役物は主に前面上部に設けられている。これに対し前面下部に設けられた化粧パネル等の面状部材は、それに描かれた図柄(変化しない)や、内部に設けた光源によって演出効果を得るようにしているだけであり、明るさの変化などを除き動きがなかった。このため、このような遊技機の前面下部に設けられる化粧パネル等の面状部材に関して、さらに演出効果を高めることが望まれている。
このような要請のもと、前面下部に、当該前面下部を略覆うようにして液晶パネル(図1の符号LCD2)を設け、これに静止画あるいは動画を表示して演出効果をさらに高めることができるスロットマシンが開発された。面状部材である液晶パネルは可動構造となっている。すなわち、遊技者が操作可能なように進退可能に構成されるとともに、遊技者の操作の後に元の位置に戻すための付勢手段とを備える。さらに、その動きを検知するセンサ(スイッチ)を内蔵し、この出力に基づき所定の演出に係る処理を実行するようにもできる。遊技機の前面に設けられた面状部材はひとつの巨大なボタン(ヒュージボタン)として機能する。また、この面状部材の内部にステッピングモータを設け、面状部材を前後に動かすようにもできる。これにより面状部材の自動的な動き自体を演出とすることができる。
遊技に係る通常の動作とは別に、遊技機は保守又は管理に係る動作(処理)も行うようになっている。このような遊技機の動作(処理)は、液晶パネルに表示される所定の保守又は管理メニュー項目のいずれかを選択して実行させる。保守又は管理メニュー項目の中には、役物(可動体)の動作を確認するために所定の動作を行わせる項目(デバイスチェック)がある。デバイスチェックにより役物(可動体)に所定の動作を行わせることで、デバイスの動作が正常に行われているか否かをホール側でチェックできるようにしている。ひとつの巨大なボタン(ヒュージボタン)である面状部材についてもデバイスチェックの対象となることがあり、デバイスチェックにおいてステッピングモータによる前後の動き、及び、内蔵されるセンサ(スイッチ)のチェックが行われる。デバイスチェックと同様の動作は、イニシャル動作(初期動作)としても行われることがある。
ひとつの巨大なボタン(ヒュージボタン)である面状部材は付勢部材(コイルスプリング)を備え、遊技者の押下操作の後に元の位置に戻るようになっている。このため、デバイスチェックやイニシャル動作において、ステッピングモータにより面状部材を押し込み状態とした後、その状態でステッピングモータの励磁を解除すると、面状部材の押し込みが戻ってしまうという問題が発生していた(戻らないこともあり、遊技機によって状況が異なる)。デバイスチェックやイニシャル動作としては、センサ(スイッチ)の動作確認などの観点からは、押し込み状態が所定時間維持されることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、デバイスチェックやイニシャル動作などにおいて面状部材である操作部の押し込み状態を所定時間維持することのできる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、遊技機の前面に設けられた面状部材であって、遊技者が操作可能なように進退可能に構成された操作部と、遊技者の操作の後に前記操作部を元の位置に戻すための付勢手段と、前記操作部の出力に基づき演出に係る処理を行う処理部とを備える遊技機において、
前記操作部は、予め定められた第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退するものであり、
前記操作部を前記第1位置と前記第2位置の間で動かすステッピングモータを備え、
前記処理部は、
前記ステッピングモータを駆動して前記操作部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させ、
前記操作部が前記第2位置に到達したと判断したとき、前記ステッピングモータを停止させるとともに停止位置を保持するように励磁し、
前記停止位置を予め定められた時間保持したとき、励磁を解除する、ものである。
前記操作部は、予め定められた第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退するものであり、
前記操作部を前記第1位置と前記第2位置の間で動かすステッピングモータを備え、
前記処理部は、
前記ステッピングモータを駆動して前記操作部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させ、
前記操作部が前記第2位置に到達したと判断したとき、前記ステッピングモータを停止させるとともに停止位置を保持するように励磁し、
前記停止位置を予め定められた時間保持したとき、励磁を解除する、ものである。
前記第1位置と前記第2位置の間に検知センサを備え、
前記処理部は、検知センサを基準として前記ステッピングモータを所定ステップ駆動したときに、前記操作部が前記第2位置に到達したと判断するようにしてもよい。
前記処理部は、検知センサを基準として前記ステッピングモータを所定ステップ駆動したときに、前記操作部が前記第2位置に到達したと判断するようにしてもよい。
前記操作部を固定するロック部を備え、
前記検知センサは、例えば、前記ロック部による固定が解除したことを検知するものである。
前記検知センサは、例えば、前記ロック部による固定が解除したことを検知するものである。
この発明は、遊技機の前面に設けられた面状部材であって、遊技者が操作可能なように進退可能に構成された操作部と、遊技者の操作の後に前記操作部を元の位置に戻すための付勢手段と、前記操作部の出力に基づき演出に係る処理を行う処理部とを備える遊技機において、
前記操作部は、予め定められた第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退するものであり、
前記操作部を前記第1位置と前記第2位置の間で動かすステッピングモータと、前記第2位置においてオン又はオフになるスイッチを備え、
前記処理部は、
前記スイッチがオン又はオフになったときに、前記ステッピングモータの位置を保持するように励磁し、
予め定められた時間保持したとき、励磁を解除するものである。
前記操作部は、予め定められた第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退するものであり、
前記操作部を前記第1位置と前記第2位置の間で動かすステッピングモータと、前記第2位置においてオン又はオフになるスイッチを備え、
前記処理部は、
前記スイッチがオン又はオフになったときに、前記ステッピングモータの位置を保持するように励磁し、
予め定められた時間保持したとき、励磁を解除するものである。
この発明によれば、前記ステッピングモータを駆動して前記操作部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させ、前記操作部が前記第2位置に到達したと判断したとき、前記ステッピングモータを停止させるとともに停止位置を保持するように励磁し、前記停止位置を予め定められた時間保持したとき、励磁を解除するので、前記操作部が押し込み位置(第2位置)に所定時間確実に保持されるようになる。
<遊技機の構造>
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。なお、以下の説明において、上、下、左又は右の方向は、特に断らない限り、スロットマシンに対向している遊技者から見た方向を指すものとする。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。なお、以下の説明において、上、下、左又は右の方向は、特に断らない限り、スロットマシンに対向している遊技者から見た方向を指すものとする。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、スロットマシン筐体120と、このスロットマシン筐体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前扉130は、それぞれ独立に開閉可能な上扉130Uと下扉130Lとを備えている。
前記前扉130の前面の右上隅には、ゲーム表示部131を設けている。遊技者はゲーム表示部131を通してリールユニット203の3つのリールを見ることができる。
上扉130Uの中央には液晶パネルLCD1を設け、下扉130Lにはほぼその全面にわたって液晶パネルLCD2を設けている。
上扉130Uの上面の右側に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132の左側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133を設けている。メダル投入口132の右側には、7セグメントLEDからなるメイン表示器55を設けている。メイン表示器55は、入賞に係る図柄の組み合わせが有効ラインに沿って表示されたときに遊技者に対して払い出されるメダルの枚数(払出枚数)を表示する払出表示部と、遊技機内に貯留されているメダルの枚数(クレジット枚数)を表示するクレジット表示部とを含む。
下扉130Lの上面の左側にはゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設け、スタートスイッチ134とメダル投入口132の間に、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップスイッチ140を設けている。
下扉130Lの上面左端には精算スイッチ138を設けている。精算スイッチ138は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口よりメダル受皿に排出するためのスイッチである。精算スイッチ138の右側にはベットスイッチBETM、精算スイッチ138の下側にはワンベットスイッチBET1を設けている。ベットスイッチBETM及びワンベットスイッチBET1は、いずれも電子的に貯留されたメダルの個数(クレジット数)から所定の個数を減じてメダルの投入に代えることが可能なスイッチである。ベットスイッチBETMは、一回の操作で所定の上限個数(通常3枚)までメダルの投入に代えることが可能なマックスベット(MAX BET)スイッチである。ワンベットスイッチBET1は、1枚をベットするスイッチである。ベットスイッチBETM及びワンベットスイッチBET1の両方を備えることで、遊技者は、最大規定枚数の3枚をベットするか、最小の1枚をベットするかを容易に選択することができる。
下扉130Lの上面の中央、すなわち、ストップスイッチ140の上、ベットスイッチBETとメダル投入口132の間には、操作部としてのスイッチ(十字キーユニット)SWを設けている。スイッチSWは、例えばカーソルを上下左右に動かすカーソルキー(スイッチ)や操作の確定ボタン・キャンセルボタンなどを含む。
スロットマシン100の左右端にはそれぞれ電飾DRU、DRL、DLU、DLLを設けている。すなわち、上扉130Uの左端に電飾DLUを設け、右端に電飾DRUを設けるとともに、下扉130Lの左端に電飾DLLを設け、右端に電飾DRLを設けている。電飾DRU、DRL、DLU、DLLは、それぞれその内部に発光装置(LED)を備えている。
スロットマシン筐体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを下扉130Lの前面下部に設けた払出し口に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に多数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン筐体120の内部には、上扉130Uを閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個のリールからなるリールユニット203が設置されている。リールユニット203は、外周面に複数種類の図柄が配列されている3つのリール(第1リール〜第3リール)を備えている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の左側には電源部205を設けている。
図2に示すように、下扉130Lの背面にはメダル(コイン)セレクタ1が、下扉130L上面のメダル投入口132の下部に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って下扉130L下部の払出し口に連通する導出路136を設けている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口から遊技者に返却される。
スロットマシン筐体120の内部、リールユニット203の下側にはメイン基板10が取り付けられている。メイン基板10には、遊技に関する内部設定(例えば、複数の抽選テーブルのどれを使用するか)を行うための設定変更スイッチSSWを設けている。上扉130Uの背面中央下部にはサブ基板20が取り付けられている。
スロットマシン筐体120の内部の左上隅には低音スピーカSPLを設けるとともに、下扉130Lの下部には標準的な音域をカバーする2つのスピーカSPを設けている。
下扉130Lの背面上部、裏面から見てメダルセレクタ1の右側には、中継基板300を設けている。中継基板300は、メイン基板10とスタートスイッチ134などのスイッチ類やメイン表示器55などの間の接続を中継する基板である。中継基板300において、メイン基板10からの配線がスイッチや表示器などのユニットごとに分配される。
図3はスロットマシン100の機能ブロック図を示す。
この図において電源系統についての表示は省略されている。図3では示していないが、スロットマシンは商用電源(AC100V)から直流電源(+5Vなど)を発生するための電源部(図2の電源部205)を備える。
スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板10とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板20とを備える。メイン基板10やサブ基板を含む基板は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。具体的には、メイン基板10はカシメによりケースに一体となり取り付けられるとともに、メイン基板10全体を覆う一体のケースによりカバーされている。サブ基板20も同様にケースと一体となりカバーされている。
メイン基板10は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、回胴の回転・停止やメダルの払い出しなどの処理(遊技処理)を行うためのものである。メイン基板10は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板20は、メイン基板10からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板20は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板10からサブ基板20への一方のみであり、逆にサブ基板20からメイン基板10へコマンド等が出されることはない。サブ基板20は、演出に用いる乱数を発生する手段を備えている。
以下、メイン基板とサブ基板について詳しく説明する。
<メイン基板>
メイン基板10には、ベットスイッチBET、スタートスイッチ134、ストップスイッチ140、精算スイッチ138、ベットスイッチBETM、ワンベットスイッチBET1、リール(回胴)ユニット203、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82(これらは前述のホッパ装置121を構成する)並びにメイン表示器55が接続されている。
メイン基板10には、ベットスイッチBET、スタートスイッチ134、ストップスイッチ140、精算スイッチ138、ベットスイッチBETM、ワンベットスイッチBET1、リール(回胴)ユニット203、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82(これらは前述のホッパ装置121を構成する)並びにメイン表示器55が接続されている。
メイン基板10には、さらに、メダルセレクタ1のメダルセンサS1及びS2が接続されている。
メダルセレクタ1には、メダルを計数するためのメダルセンサS1及びS2を設けている。メダルセンサS1及びS2は、メダルセレクタ1に設けられた図示しないメダル通路の下流側(出口近傍)に取り付けられている(メダル通路の上流側はメダル投入口132に連通している)。2つのメダルセンサS1とS2は、メダルの進行方向に沿って所定間隔を空けて並べて設けている。メダルセンサS1、S2は、例えば、互いに対向した発光部と受光部とを有して断面コ字状に形成され、その検出光軸をメダル通路内に上方から臨ませて位置するフォトインタラプタである。各フォトインタラプタにより、途中で阻止されずに送られてきたメダルの通過が検出される。なお、フォトインタラプタを2つ隣接させたのは、メダル枚数を検出するだけでなく、メダルの通過が正常か否かを監視するためである。すなわち、フォトインタラプタを2つ隣接させて設けることにより、メダルの通過速度や通過方向を検出することができ、これによりメダル枚数だけでなく、逆方向に移動する不正行為を感知することができる。
リールユニット203は、3つの回胴40a〜40cと、これらをそれぞれ回転させるステッピングモータ155a〜155cと、それらの位置をそれぞれ検出する回胴位置検出器(インデックスセンサ)159a〜159cとを備える(なお、ステッピングモータ155a〜155cを単にモータ155あるいはモータと記すことがある)。
回胴制御手段1300は、回胴40a〜40cそれぞれが1回転する毎にインデックスセンサ159で検出される基準位置信号に基づいて、回胴40の基準位置(図示しないインデックスによって特定されるコマ)からの回転角度を求める(ステップモータの回転軸の回転ステップ数をカウントする)ことによって、現在の回胴40の回転状態を監視することができるようになっている。すなわち、メイン基板10は、回胴40の基準位置からの回転角度を求めることにより、ストップスイッチ140の作動時における回胴40の位置を得ることができる。
なお、以下の説明において、任意のひとつ又は複数の回胴を示すときは符号40を使用し、3つの回胴をそれぞれ区別して示すときは符号40a〜40cを使用することにする。
ホッパ駆動部80は、ホッパ81の図示しない回転ディスクを回転駆動して、メイン基板10によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。遊技機は、メダルを1枚払い出す毎に作動するメダル検出部82を備えており、メイン基板10は、メダル検出部82からの入力信号に基づいてホッパ81から実際に払い出されたメダルの数を管理することができる。
投入受付部(投入受付手段)1050は、メダルセレクタ1のメダルセンサS1とS2の出力を受け、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートスイッチ134に対する第1回胴〜第3回胴の回転開始操作を許可する処理を行う。なお、スタートスイッチ134の押下操作が、第1回胴〜第3回胴の回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。また、遊技状態に応じて規定投入数を設定してもよく、通常状態およびボーナス成立状態及びボーナス状態では規定投入数を3枚に設定する。
メダルが投入されると、遊技状態に応じた規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。あるいは、遊技機にメダルがクレジットされた状態で、ベットスイッチBETMが押下されると、遊技状態に応じた規定投入数を限度して、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。ワンベットスイッチBET1が押下されると、メダル1枚分を投入状態に設定する。メダルの投入を受け付けるかどうかは、メイン基板10が制御する。スタートスイッチ134が押下され各回胴の回転が開始した時点(遊技開始時点)から3つのストップスイッチ140が押下され各回胴の回転が停止した時点(入賞した場合はメダル払い出しが完了した時点)(遊技終了時点)の間であって、メダルの投入を受け付ける状態になっていないときは(許可されていないときは)、メダルを投入してもメダルセンサS1、S2でカウントされず、そのまま返却される。同様に、メイン基板10は、メダルの投入を受け付ける状態か否かに応じて、ベットスイッチBETの有効/無効を制御する。また、前記遊技終了時点から前記遊技開始時点までの間でベットスイッチBETは有効となるが、これ以外の期間においては(BETスイッチの押下が許可されていないときは)、ベットスイッチBETを押下しても、それは無視される。
メイン基板10は、乱数発生手段1100を内蔵する。乱数発生手段1100は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
内部抽選手段1200は、遊技者がスタートスイッチ134からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う。すなわち、メイン基板10のメモリ(図示せず)に記憶されている抽選テーブル(図示せず)を選択する抽選テーブル選択処理、乱数発生手段1100から得た乱数の当選を判定する乱数判定処理、当選の判定結果で大当たりなどに当選したときにその旨のフラグを設定する抽選フラグ設定処理などを行う。
抽選テーブル選択処理では、図示しない記憶手段(ROM)に格納されている複数の抽選テーブル(図示せず)のうち、いずれの抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役(ベル、チェリー)、レギュラーボーナス(RB:ボーナス)、およびビッグボーナス(BB:ボーナス)などの各種の役が対応づけられている。また、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、さらにリプレイの抽選状態として、リプレイ無抽選状態、リプレイ低確率状態、リプレイ高確率状態が設定可能とされる。
抽選テーブル選択処理により、抽選の内容は所定の範囲内で設定可能(当選の確率を高くしたり低くしたりできる)であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。この設定作業で使用するスイッチが設定変更スイッチSSWである。
通常の遊技機は、BB,RB、小役等の抽選確率の異なる複数(例えば6つ)の抽選テーブルを予め備える。遊技機の抽選では、それら複数の抽選テーブルの中から1つが設定され、この設定された抽選テーブルに基づいて抽選による当たり/ハズレの判定がなされる。複数の抽選テーブルのうちどれを使用するかに関する設定を変更することを、設定の変更(以下、「設定変更」と記す)と称している。
従来、例えばスロットマシンのような遊技機では、設定値(通常1〜6)を変更する場合、遊技機の扉を開け、メイン基板10に設けられた設定変更スイッチSSWのキースイッチに設定変更キーを挿入して当該キースイッチをオンにした状態で遊技機の電源を投入して設定変更可能な状態にし、設定変更スイッチSSWの設定変更ボタン(押ボタン)を1回押下するごとに、7セグメント表示器などに表示される設定値がインクリメントされて1〜6までの値を循環的に変化させ、所望する設定値が表示器に表示されたところでスタートスイッチを操作することで、所望する設定値を確定させている。
乱数判定処理では、スタートスイッチ134からのスタート信号に基づいて、遊技毎に乱数発生手段(図示せず)から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について前記抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役の抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。抽選フラグの設定情報は、記憶手段(RAM)に格納される。
入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されていることがある。この場合、前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、レギュラーボーナス(RB)およびビッグボーナス(BB)があり、それ以外の役(例えば、小役、リプレイ)は後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でレギュラーボーナスに当選すると、レギュラーボーナスの抽選フラグの当選状態を、レギュラーボーナスが入賞するまで持ち越す処理を行い、内部抽選でビッグボーナスに当選すると、ビッグボーナスの抽選フラグの当選状態を、ビッグボーナスが入賞するまで持ち越す処理を行う。このときメイン基板10は、内部抽選機能により、レギュラーボーナスやビッグボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、レギュラーボーナスおよびビッグボーナス以外の役(小役およびリプレイ)についての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、レギュラーボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選で小役あるいはリプレイが当選した場合には、既に当選しているレギュラーボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役あるいはリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定し、ビッグボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選で小役あるいはリプレイが当選した場合には、既に当選しているビッグボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役あるいはリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
回胴制御手段1300は、遊技者がスタートスイッチ134の押下操作(回転開始操作)によるスタート信号に基づいて、第1回胴〜第3回胴をステッピングモータにより回転駆動して、第1回胴〜第3回胴の回転速度が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)に達した状態において回転中の回胴にそれぞれ対応する3つのストップスイッチ140の押下操作(停止操作)を許可する制御を行うとともに、ステッピングモータにより回転駆動されている第1回胴〜第3回胴を抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じて停止させる制御を行う。
また、回胴制御手段1300は、3つのストップスイッチ140に対する押下操作(停止操作)が許可(有効化)された状態において、遊技者が3つのストップスイッチ140を押下することにより、その回胴停止信号に基づいて、リールユニット203のステッピングモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより、第1回胴〜第3回胴の各回胴を停止させる制御を行う。
すなわち、回胴制御手段1300は、3つのストップスイッチ140の各ボタンが押下される毎に、第1回胴〜第3回胴のうち押下されたボタンに対応する回胴の停止位置を決定して、決定された停止位置で回胴を停止させる制御を行っている。具体的には、記憶手段(ROM)に記憶されている停止制御テーブル(図示せず)を参照して3つのストップスイッチの押下タイミングや押下順序等(停止操作の態様)に応じた第1回胴〜第3回胴の停止位置を決定し、決定された停止位置で第1回胴〜第3回胴を停止させる制御を行う。
ここで停止制御テーブルでは、ストップスイッチ140の作動時点における第1回胴〜第3回胴の位置(押下検出位置)と、第1回胴〜第3回胴の実際の停止位置(または押下検出位置からの滑りコマ数)との対応関係が設定されている。滑りコマ数とは、回胴停止時にゲーム表示部から視認できる特定の図柄を基準位置としたときのストップスイッチ140の操作から対応する回胴の回転停止までの間に当該基準位置を通過する図柄の数をいう。回胴制御手段1300は、各ストップスイッチ140の操作から190ms以内という条件下で各回胴を停止させるため、滑りコマ数は0以上4以下の範囲内となっている(ただし、80回転/分、図柄数=21個の条件において)。抽選フラグの設定状態に応じて、第1回胴〜第3回胴の停止位置を定めるための停止制御テーブルが用意されることもある。
前述のように、回胴制御手段1300は、回胴が1回転する毎にインデックスセンサ159で検出される基準位置信号に基づいて、回胴の基準位置(リールインデックスによって検出されるコマ)からの回転角度(ステップモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在の回胴の回転状態を監視することができるようになっている。すなわち、メイン基板10は、ストップスイッチ140の作動時における回胴の位置を、回胴の基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
回胴制御手段1300は、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とを回胴を停止させる制御として行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役に対応する図柄が有効な入賞判定ライン上に停止するように(当選した役を入賞させることができるように)回胴を停止させる制御処理である。一方蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役に対応する図柄が有効な入賞判定ライン上に停止しないように(当選していない役を入賞させることができないように)回胴を停止させる制御処理である。すなわち本実施形態の遊技機では、上記引き込み処理及び蹴飛ばし処理を実現させるべく、抽選フラグの設定状態、ストップスイッチ140の押下タイミング、押下順序、既に停止している回胴の停止位置(表示図柄の種類)などに応じて各回胴の停止位置が変化するように停止制御テーブルが設定されている。このように、メイン基板10は、抽選フラグが当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方で抽選フラグが非当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないように第1回胴〜第3回胴を停止させる制御を行っている。
本実施形態の遊技機では、第1回胴〜第3回胴が、ストップスイッチ140が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップスイッチに対応する回転中の回胴を停止させる制御状態に設定されている。すなわち回転している各回胴の停止位置を決めるための停止制御テーブルでは、ストップスイッチ140の押下時点から各回胴が停止するまでに要するコマ数が0コマ〜4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で設定されている。
入賞判定手段1400は、第1回胴〜第3回胴の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。具体的には、記憶手段(ROM)に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1回胴〜第3回胴の全てが停止した時点で入賞判定ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。
入賞判定手段1400は、その判定結果に基づいて、入賞時処理を実行する。入賞時処理としては、例えば、小役が入賞した場合にはホッパ81を駆動してメダルの払出制御処理が行われるか、あるいはクレジットの増加され(規定の最大枚数例えば50枚まで増加され、それを超えた分だけ実際にメダル払い出される)、リプレイが入賞した場合にはリプレイ処理が行われ、ビッグボーナスやレギュラーボーナスが入賞した場合には遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理が行われる。
払出制御手段1500は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパ駆動部80でホッパ81を駆動して払い出させる。この際に、ホッパ81に内蔵される図示しないモータに電流が流れることになる。
メダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパ81によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、記憶手段(RAM)のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
リプレイ処理手段1600は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。リプレイが入賞した場合には、遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに前回の遊技と同じ規定投入数のメダルが自動的に投入状態に設定される自動投入処理が行われ、遊技機が前回の遊技と同じ入賞判定ラインを有効化した状態で次回の遊技における回転開始操作(遊技者によるスタートスイッチ134の押下操作)を待機する状態に設定される。
リプレイ処理手段1600は、所定条件下で内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる制御を行うことがある。例えば、ストップスイッチ140の操作によって回胴を停止させた際に所定の出目が表示されるとリプレイの当選確率が変動する。リプレイの抽選状態として、リプレイが内部抽選の対象から除外されるリプレイ無抽選状態、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定されるリプレイ低確率状態、およびリプレイの当選確率が約1/6に設定されるリプレイ高確率状態という複数種類の抽選状態を設定可能とされている。
エラー処理部1700は、図示しない扉開閉検知センサ、メダルセンサS1及びS2及びメダル検出部82の出力に基づき遊技機のエラー判定を行い、エラーと判定したときにその旨を報知するとともに、遊技機を所定の状態(例えば、操作を受け付けない状態)にする。
リールユニット203は、3つの回胴40a〜40cを備えるが、3つの回胴40a〜40cそれぞれにひとつづつステッピングモータ155a〜155cが取り付けられている。ステッピングモータ155は、回転子(ロータ)として歯車状の鉄心あるいは永久磁石を備え、固定子(ステータ)として複数の巻線(コイル)を備え、電流を流す巻線を切り替えることによって回転動作させるものである。すなわち、固定子の巻線に電流を流して磁力を発生させ、回転子を引きつけることで回転するものである。回転軸を指定された角度で停止させることが可能なことから、スロットマシンの回胴の回転駆動に使用されている。複数の巻線がひとつの相を構成する。相の数として、例えば、2つ(二相)、4つ(4相)、5つ(5相)のものもある。
スロットマシンの回胴40a〜40cの駆動に関して、例えば、4相の基本ステップ角度1.43度のステッピングモータを使用し、パルスの出力方法として一−二相励磁を採用している。
10CGは、サブ基板20へ送るコマンドを送信するコマンド送信部である。このコマンドには、当選役の情報に関するコマンド、メダル投入枚数やクレジット枚数(貯留枚数)の情報に関するコマンドなどがある。コマンド送信部10CGは、具体的には、メイン基板10に搭載されたROMに予め書き込まれたプログラムをCPUが実行することで実現される。コマンド送信については、後に説明を加える。
<サブ基板>
サブ基板20には、液晶パネルLCD1及びLCD2、LED202B、202U及び202L、スピーカSP、低音スピーカSPL、ソレノイドSN、モータMU及びML、センサSENU及びSENL、スイッチSWが接続されている。LED202B、202L、202Uは、データを取得し保持するラッチと電飾であるLEDを内蔵している(LEDは基板の外部に設けられることもある)。これらの構成要素は、サブ基板20により制御されるものであり、映像、光、音響、可動体の動作により演出を行う出力装置、あるいは、可動体の動作を検知するための入力装置または遊技者による操作を受け付ける入力装置である。
サブ基板20には、液晶パネルLCD1及びLCD2、LED202B、202U及び202L、スピーカSP、低音スピーカSPL、ソレノイドSN、モータMU及びML、センサSENU及びSENL、スイッチSWが接続されている。LED202B、202L、202Uは、データを取得し保持するラッチと電飾であるLEDを内蔵している(LEDは基板の外部に設けられることもある)。これらの構成要素は、サブ基板20により制御されるものであり、映像、光、音響、可動体の動作により演出を行う出力装置、あるいは、可動体の動作を検知するための入力装置または遊技者による操作を受け付ける入力装置である。
図示は省略しているが、機種固有ブロックBB及び下扉ブロックBLには、液晶パネルLCD2を制御するためのビデオコントローラ(VDC)、スピーカSP、スピーカSPを駆動して音響を発生させるためのサウンドコントローラ、ソレノイドSN、モータMU及びMLを駆動するための駆動回路(図示しない)を内蔵している。
上述した液晶パネルなどの構成要素は、低音スピーカSPLを除き、スロットマシン筐体120に内蔵される機種固有ブロックBB、上扉130Uに対応して設けられる上扉ブロックBU、下扉130Lに対応して設けられる下扉ブロックBLの3つのいずれかに区別されて設けられる。
図3の例では、機種固有ブロックBBはソレノイドSN、スピーカSP及びLED202Bを含み、上扉ブロックBUは、液晶パネルLCD1、LED203U、モータMU及びこれによる可動体の動作を検知するセンサSENUを含み、下扉ブロックBLは、液晶パネルLCD2、スピーカSP、LED202L、モータML、モータMLによる可動体の動作を検知するセンサSENL、カーソルキーなどのスイッチSWを含む。なお、液晶パネルLCD2全体がモータMLにより若干前後に移動可能に構成され、液晶パネルLCD2が前に出た状態で遊技者がこれを押すという操作が可能な場合がある(この点については後述)。この場合、下扉ブロックBLのスイッチSWは液晶パネルLCD2の押下を検知するスイッチを含む。
<メイン基板からサブ基板へのコマンド伝送>
サブ基板20はメイン基板10からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板10からサブ基板20への一方のみであり、逆にサブ基板20からメイン基板10へコマンド等が出されることはない。
サブ基板20はメイン基板10からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板10からサブ基板20への一方のみであり、逆にサブ基板20からメイン基板10へコマンド等が出されることはない。
サブ基板20は、メイン基板10からのコマンドに従い、例えば、予め定められた画面を液晶パネルLCD1、LCD2に表示させるためのコマンド(表示コマンド、描画コマンド)を発生させる。例えば、アニメーションなどにより演出を行う際には、多数のコマンドを連続的に次々と送信する。
図3において、20CRは、メイン基板10から受けたコマンドを受信するコマンド受信部である。コマンド受信部20CRは、具体的には、サブ基板20に搭載されたROMに予め書き込まれたプログラムをCPUが実行することで実現される。
コマンド受信部20CRは、メイン基板10から受けたコマンドを受信する。例えば、シリアルデータとして受けたコマンドを直列−並列変換器(シフトレジスタ)に入力し、一定のデータ(例えば8ビット)ごとに出力する。この出力されたデータがコマンドとしてサブ基板20のCPUに渡され、解釈・実行される。
次に、メイン基板10における遊技処理について図4を参照して説明を加える。
一般的に、遊技機において、メダルの投入(クレジットの投入)に始まり、払い出しが終了するまで(又はクレジット数の増加が終了するまで)が一遊技である。一遊技が終了するまでは次回の遊技に進めないという決まりがある。
先ず、規定枚数のメダルが投入されることでスタートスイッチ134が有効になり、図4の処理が開始される。
ステップS1において、スタートスイッチ134が操作されることにより、スタートスイッチ134がONとなる。そして、次のステップS2に進む。
ステップS2において、メイン基板10により抽選処理が行われる。そして、次のステップS3に進む。
ステップS3において、第1リール〜第3リールの回転が開始する。そして、次のステップS4に進む。
ステップS4において、ストップスイッチ140が操作されることにより、ストップスイッチ140がONとなる。そして、次のステップS5に進む。
ステップS5において、第1リール〜第3リールのうち押下されたストップスイッチ140に対応するリールについて回転停止処理が行われる。そして、次のステップS6に進む。
ステップS6において、三個のリールに対応するストップスイッチ140の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個のリールに対応する3つのストップスイッチ140すべての操作が行われたと判定された場合、次のステップS7に進む。
ステップS7において、抽選フラグ成立中に当該抽選フラグに対応する図柄組合せが有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のステップS8に進む。なお、入賞が確定しなかったときは、抽選フラグが成立していてもメダルの払い出しは行われない。
ステップS8において、入賞判定ライン上に揃った図柄組合せに相当するメダルが払い出される。
メダルの投入からステップS8の実行完了までが、一遊技である。ステップS8の待機処理が終了すると、処理はフローチャートの最初に戻る。言い換えれば、次の遊技が可能な状態になる(次遊技へ移行する)。
上述の遊技機は、上扉ブロックBU、下扉ブロックBLのように複数のブロックに分離され、それぞれ独立に組み込みあるいは取り外しできるようになっている(分離筐体)。一部のブロック、例えば、下扉ブロックBLを組み込んでいない状態での製造、出荷、設置が行われることもある。
液晶パネルLCD2全体がモータMLにより若干前後に移動可能に構成され、液晶パネルLCD2が前に出た状態で遊技者がこれを押すという操作が可能な構成について説明を加える。
図1に示すように、遊技機の前面下部の下扉130Lには、当該下扉の面積より若干小さい面積を有する面状部材としての液晶パネルLCD2が設けられている。
この液晶パネルLCD2は、その表示画面に演出用の映像を映し出す演出用部材であるとともに、演出を行う際に押下される演出ボタンでもある。以下の説明では液晶パネルLCD2のことをヒュージボタン45と記述する。
ヒュージボタン45は可動となっている。
図5〜図7に示すように、ヒュージボタン45(液晶パネルLCD2)の裏側にはベース部600が設けられており、このベース部600に、ヒュージボタン45を駆動させるための駆動機構が以下のようにして設けられている。
図5〜図7に示すように、ヒュージボタン45(液晶パネルLCD2)の裏側にはベース部600が設けられており、このベース部600に、ヒュージボタン45を駆動させるための駆動機構が以下のようにして設けられている。
図5および図6に示すように、ベース部600の上端部には、ブラケット600a,600aが左右に離間して設けられており、このブラケット600a,600aに回動軸600bが回転可能に支持されている。この回動軸600bに保持部600cが設けられており、この保持部600cによってヒュージボタン45が保持されている。したがって、ヒュージボタン45はその一辺部に設けられた回動軸600bを軸として回動することによって、ベース部600に接近離間するように可動となっている。
図7に示すように、ベース部600の下部でかつ幅方向中央部に支持部601が設けられ、この支持部601にカムシャフト602aが軸回りに回転自在に支持されている。このカムシャフト602aの左右両端部には、カム602が取り付けられ、このカム602はカムシャフト602aとともに正逆方向に回転するようになっている。なお、図7において裏面から見て左側のカム602はベース部600と液晶パネルLCD2との間に位置しているため、隠れている。
カムシャフト602aの右端部にはカム602より内側(図7および図12(a)で左側)において、カムギヤ603が取り付けられている。また、ベース部600には、モータ取付部604が設けられており、このモータ取付部604の一方の面にステッピングモータ605が取り付けられている。このステッピングモータ605の駆動軸はモータ取付部604を貫通して、その他方の面に突出しており、この突出した駆動軸にギヤ606が取り付けられている。そして、このギヤ606がカムギヤ603に噛合している。したがって、ステッピングモータ605の駆動軸が正逆方向に所定角度回転することによって、ギヤ606、カムギヤ603、カムシャフト602aを介してカム602が正逆方向に所定角度だけ回転するようになっている。
図12(a)〜(c)に示すように、左側のカム602には薄板状の遮蔽板602cが設けられている。この遮蔽板602cはカム602の周方向に所定長さを有する円弧板状のものである。
左側のカム602の外周側には、検知センサ(フォトインタラプタ)607が後述するロック受け部616に対してカム602の径方向反対側に配置され、この検知センサ607は前記ベース部600の所定の位置に取り付けられている。なお、図12(a)ではベース部600は省略してある。
検知センサ607はフォトセンサで構成されており、発光部607aと受光部607bとを有している。このような検知センサ607は、カム602が回転することによって、発光部607aと受光部607bとの間に遮蔽板602cが進入して位置し、または発光部607aと受光部607bとの間に位置している遮蔽板602cが発光部607aと受光部607bとの間から周方向に外れるように、配置されている。
検知センサ607は、発光部607aと受光部607bとの間に遮蔽板602cが位置する場合、発光部607aからの光が遮蔽板602cによって遮られることで、遮蔽板602cが発光部607aと受光部607bとの間に位置していることを検出するようになっている。そして、検知センサ607が遮蔽板602cの位置を検出した場合、図12(b)に示すように、後述するロック部615の係合部615aがロック受け部616の被係合部616aに係合することでロック状態となっている。
ヒュージボタン45は、液晶パネル支持部材610に取り付けられている。この液晶パネル支持部材610は平断面視略コ字形に形成されており、その左右両側のカバー部と、これらカバー部を繋ぐ連結板とを備え、この連結板の表面に液晶パネルLCD2が取り付けられている。
この液晶パネル支持部材610の連結板の左右両側の裏面の下部には、図6、図7、図8および図12(a)等に示すように、それぞれレバー部材611が当該裏面と略直角に設けられ、このレバー部材611の先端部にピン611aがレバー部材611と略直角に設けられている。このピン611aは前記カム602に係合可能となっている。
ベース部600と液晶パネル支持部材610との間には付勢部材612が設けられている。この付勢部材612はコイルスプリング612で構成されている。なお、コイルスプリング612は左右に離間して2つ設けられており、図7に示すように、ベース部600に設けられた保持孔612a,612aに挿入されている。なお、図7では保持孔612a,612aを裏側から見ている。
図6に示す初期状態では、ピン611aはカム602に係合しておらず、付勢部材(コイルスプリング)612は伸張した状態となっている。
一方、図8に示すように、カム602が時計回りに回転して、そのカム面602bがピン611aに係合し、さらにカム602が回転することによって、レバー部材611がベース部600側に引き寄せられ、これによって、ヒュージボタン45が回動軸600bを軸として付勢部材612を弾性的に縮小させながら時計回りに回動するようになっている。
したがって、この状態でカム602を反対方向(反時計回り)に回転させると、付勢部材612の付勢力によって液晶パネル支持部材610を介してヒュージボタン45が押圧され、これによって、ヒュージボタン45は回動軸600bを軸としてベース部600から離間する方向に回動する。
よって、カム602が正逆方向に連続して回転することによって、ヒュージボタン45は回動軸600bを軸としてベース部600に対して接離方向に回動するようになっている。このようにヒュージボタン45が回動軸600bを軸として正逆方向に回転するので、演出効果を高めることができる。
本実施の形態では、ヒュージボタン45の回動を規制するロック機構を備えている。
図9および図12(b)に示すように、カム602には、ロック部615がカム602と一体的に設けられている。ロック部615はカム602の回転中心(カムシャフト602a)からカム602の外周側に向けて延び、その先端部に略円筒状の係合部615aが設けられている。
図9および図12(b)に示すように、カム602には、ロック部615がカム602と一体的に設けられている。ロック部615はカム602の回転中心(カムシャフト602a)からカム602の外周側に向けて延び、その先端部に略円筒状の係合部615aが設けられている。
液晶パネル支持部材610の裏面にはロック受け部616が当該裏面から突出するようにして設けられ、このロック受け部616の先端部に被係合部616aが設けられている。被係合部616aは円筒面状に形成されており、この被係合部616aにロック部615の係合部615aが係合可能となっている。
カム602の回転中心、ロック部615の係合部615aの中心、およびロック受け部616の被係合部616aの中心は、前記回動軸600bを中心とした円弧上に位置しており、これによって、ヒュージボタン45が遊技者によって押圧された際の負荷をこれらに均等に分散させるようになっている。
ロック受け部616の被係合部616aの一方の端部側にはロック部615の係合部615aが被係合部616aから図9において上側に外れるのを防止するためのロックサポート部616bが設けられている。
ロック部615の係合部615aがロック受け部616の被係合部616aから、図13に示すように、下側(時計方向)に回転して外れることによって、ヒュージボタン45の回動を規制するロックが解除されるが、逆にヒュージボタン45が押圧されることで、係合部615aが被係合部616aから上側に外れると、ロック部615を下側(時計方向)に回転させてロックを解除しようとする際に、ロック部615がロック受け部616に干渉して、ロックの解除ができなくなるので、このような事態を防止するために、ロックサポート部616bが設けられている。
液晶パネル支持部材610の裏面には図7および図12等に示すように、振動モータユニット620が取り付けられている。この振動モータユニット620は、軸に振動子を取付け、回転により振動を発生させる振動モータを有しており、この振動モータによって液晶パネル支持部材610を振動させることで、液晶パネル(ヒュージボタン)45が振動するようになっている。
例えば、遊技の演出を行う場合に、遊技者にヒュージボタン45を押下するように促す際等に、液晶パネル(ヒュージボタン)45が振動するようになっている。
次に、ヒュージボタン45を演出ボタンとして使用する方法について説明する。
初期状態では、図9に示すように、ロック部615の係合部615aがロック受け部616の被係合部616aに係合しており、この状態では、ヒュージボタン45はその回動軸600bを軸とした押圧方向の回動が阻止されたロック状態となっている。
初期状態では、図9に示すように、ロック部615の係合部615aがロック受け部616の被係合部616aに係合しており、この状態では、ヒュージボタン45はその回動軸600bを軸とした押圧方向の回動が阻止されたロック状態となっている。
ヒュージボタン45を演出ボタンとして機能させる場合、図13に示すように、ステッピングモータ605、ギヤ606、カムギヤ603、カムシャフト602aを介してカム602を正方向(時計回り)に所定角度だけ回転させる。すると、ロック部615が回転してその係合部615aがロック受け部616の被係合部616aから外れ、ヒュージボタン45が押圧操作可能となる。つまり、ヒュージボタン45のロックが解除される。
遊技者がヒュージボタン45を押圧すると、図14に示すように、ヒュージボタン45が回動軸600bを軸として、前記付勢部材612の付勢力に抗して時計回りに回転する。遊技者がヒュージボタン45から手を離すと、ヒュージボタン45は付勢部材612の付勢力によって反時計回りに回転して元の位置に戻る。
この際、ロック部615の係合部615aがロック受け部616の被係合部616aから外れているので、ヒュージボタン45のロックは解除された状態となっており、この状態では、ヒュージボタン45を何回でも押圧することができる。
カム602によってロック部615を反時計回りに回転させて、その係合部615aをロック受け部616の被係合部616aに係合させるとロック状態になる。このロック状態ではヒュージボタン45を演出ボタンとして押圧することはできなくなる。
また、液晶パネルLCD2を、回動軸600bを軸としてベース部600に対して接離方向に連続して回動するような演出を行う場合、図6に示す初期状態から、カム602をステッピングモータ605によってギヤ606、カムギヤ603、カムシャフト602aを介して時計方向に所定角度だけ回転させることによって、ロック部615の係合部615aがロック受け部616の被係合部616aから外れてロックが解除され(図13参照)、さらに、図8および図15に示すように、レバー部材611をベース部600側に引き寄せることで、ヒュージボタン45が回動軸600bを軸として付勢部材612を弾性的に縮小させながら時計回りに回転し、次に、カム602を反対方向(反時計回り)に所定角度だけ回転させることによって、ヒュージボタン45が付勢部材612によって押圧されて、ヒュージボタン45は回動軸600bを軸としてベース部600から離間する方向に回転する。
したがって、カム602が正逆方向を連続して回転させることによって、ヒュージボタン45は回動軸600bを軸としてベース部600に対して接離方向に回動するので、ヒュージボタン45による演出効果を高めることができる。
次に、ステッピングモータ605および検知センサ607による、カム602およびヒュージボタン45の動作について図10および図11を参照して説明する。
図10は動作を説明するための図、図11は当該動作の工程を示す図である。
図10に示す動作番号「1」,「2」,「3」,「4」は、それぞれ図11中の工程順を示す「1」,「2」,「3」,「4」に対応している。
まず、図10に示す動作番号「1」は、原点位置からセンサ非検知位置までの動作である。原点位置とは、図11(a)に示すように、ロック部615がロック受け部616に係合することにより、ヒュージボタン45が押圧方向の回動が阻止されたロック状態となっている場合のカム602の周方向の原点位置である。この原点位置では、検知センサ607が遮蔽板602cの位置を検出している。
この原点位置からステッピングモータ605を所定のステップ数S1だけ回転させることで、図11(b)に示すように、カム602が原点位置からセンサ非検知位置まで所定角度α1だけ回転する(動作番号「1」)。このとき、遮蔽板602cが検知センサ607から外れ、当該検知センサ607によって検出されなくなり、遮蔽板602cはこれ以降も検出されない。
次に、センサ非検知位置からステッピングモータ605を所定のステップ数S2だけ回転させることで、図11(c)に示すように、カム602がセンサ非検知位置からロック解除位置まで所定角度だけ回転する(動作番号「2」)ことによって、原点位置から所定角度α2だけ回転する。
ロック解除位置とは、図11(c)に示すように、カム602とともにロック部615が回転してロック受け部616から外れ、ヒュージボタン45が押圧操作可能となるような位置である。なお、このロック解除位置では、遊技者がヒュージボタン45を押圧操作できる。
次に、ロック解除位置からステッピングモータ605を所定のステップ数S3だけ回転させることで、図11(d)に示すように、カム602がロック解除位置からヒュージボタン動作開始位置まで所定角度だけ若干回転する(動作番号「3」)ことによって、原点位置から所定角度α3だけ回転する。
ヒュージボタン動作開始位置とは、図11(d)に示すように、カム602のカム面602bがレバー部材611のピン611aに係合した場合の位置である。
次に、ヒュージボタン動作開始位置からステッピングモータ605を所定のステップ数S4だけ回転させることで、図11(e)に示すように、カム602がヒュージボタン動作開始位置からヒュージボタン可動限界位置まで所定角度だけ回転する(動作番号「4」)ことによって、原点位置から所定角度α4だけ回転する。
ヒュージボタン可動限界位置とは、図11(e)に示すように、ヒュージボタン動作開始位置からさらにカム602が回転することによって、カム面602bによってピン611aが左側に押されて、レバー部材611が左側に押され、ヒュージボタン45が前記回動軸600b(図8参照)を軸として時計回りに最も回動した場合の位置である。
図10において、原点位置からセンサ非検知位置までは、検知センサ607はセンサ遮光状態となって、検知センサ607が遮蔽板602cの位置を検出し、センサ非検知位置からヒュージボタン可動限界位置までは、検知センサ607はセンサ通光状態となって遮蔽板602cの位置を検出しない。
原点位置からヒュージボタン可動限界位置に向けてカム602が回転する場合はカム602の回転方向は時計回りであり、ヒュージボタン可動限界位置から原点位置に向けてカム602が回転する場合は、カム602の回転方向は反時計回りである。
図10において、「CCW」はステッピングモータ605の出力軸が反時計回りに、「CW」はステッピングモータ605の出力軸が時計回りに回転することを示しているが、カム602はギヤ606およびカムギヤ603によって、ステッピングモータ605の出力軸と反対方向に回転されるとともに減速される。
ヒュージボタン45を、ステッピングモータ605、ギヤ606、カムギヤ603、カムシャフト602a、カム602、付勢部材612等によって構成された駆動機構によって動かしたり、遊技者が演出ボタンとして押圧して動かすことによって、演出効果を高めることができる。
ヒュージボタン45は、演出ボタンとしても機能する。回動を規制するロック部615およびロック受け部616を有するロック機構を備えているので、ヒュージボタン45を演出ボタンとして押下することを許可しない場合は、ロック機構によってヒュージボタン45の押下を阻止することができる。
上述の説明において、ヒュージボタン45はその上辺部を軸として回動するように構成したが、下辺部や左右の一方の辺部を軸として回動するように構成してもよい。また、液晶パネルの一辺部を軸として回動するように構成するのではなく、出没可能に構成してもよい。
上述の説明からわかるように、ステッピングモータ605がカム602を回転させることで、検知センサ607の出力を変化させ、ロック部615によるロックを解除してヒュージボタン45を押下できるようにし、さらにレバー部材611を引きこむことで遊技者の押下がなくてもヒュージボタン45を押し込み状態としている。図16はこの関係を示すブロック図である。
図17は、発明の実施の形態に係る遊技機におけるサブ基板(処理部)20による、ヒュージボタン45のイニシャル動作及びデバイスチェックの処理フローチャートである。イニシャル動作はヒュージボタン45の初期動作であり、デバイスチェックは保守又は管理のために行う動作である。いずれの動作も原点位置(第1位置)から可動限界位置(第2位置)まで動かし、可動限界位置で所定時間停止した後、原点位置に戻るというものである。図10で言えば、動作番号1〜4を行い、一定時間停止してから逆の順番で逆方向に動いて原点に戻るというものである。以下、図17とともに図10及び図11を参照して説明を加える。
ヒュージボタン45が原点にあるとする。サブ基板20は、ステッピングモータ605を可動限界位置に向けて駆動する(S100)。図11(a)(b)のようにカム602が回転する(図10の動作番号1)。やがて検知センサ607が検知状態(通光状態)となる(S101でYES)。
検知センサ607が検知したら(S101でYES)、サブ基板20は、ステッピングモータ605を可動限界位置に向けて所定ステップ分駆動する(S102)。ステッピングモータ605の回転量はステップ数(駆動パルス数)で決まるから、ここでのステップ数は検知センサ607の検知(図11(b))から可動限界位置(図11(e))までのカム602の回転量に対応して予め定められている(図10の動作番号2〜4に相当)。図11の例では同図(e)の角度(α4−α1)に相当するステップ数が定められている。このステップ数の駆動が完了したら(S103でYES)、ヒュージボタン45が可動限界位置に到達したと判断し、ステッピングモータ605を停止させる。
ステッピングモータ605の励磁を保持するとともに、保持時間の計時を開始する(S104)。
ステッピングモータは、回転子(ロータ)として歯車状の鉄心あるいは永久磁石を備え、固定子(ステータ)として複数の巻線(コイル)を備え、電流を流す巻線を切り替えることによって回転動作させるものである。すなわち、固定子の巻線に電流を流して磁力を発生させ、回転子を引きつけることで回転するものである。ステッピングモータは、各相の巻線への電流の与え方を変えることにより、特性を変えることができる。二相型については、巻線一相のみに電流を流す一相励磁、二相に電流を流す二相励磁、全ての相に電流を流す全相励磁がある。電流を流す相が多いほど位置決め精度は良く、停止したときの静止トルクが大きいため、停止位置を確実に保持できる。ステッピングモータを回転させるときは、一相と二相を交互に切り替えて電流を流す一−二相励磁を行う。一−二相励磁の場合のステップ角度の半分にすることができるので、滑らかな回転を得られる。
ステッピングモータ605を回転させるとき(S100、S102)は一−二相励磁を行い、停止させその位置を保持させるとき(S104)は例えば全相励磁を行う。大きな保持力を要さないときは(軽く保持すれば足りるときは)一相励磁あるいは二相励磁でもよい(回転させないので同じ巻線が励磁され続ける)。
保持時間が所定時間に達したら(S105でYES)、励磁を停止し保持を解除する。保持時間は任意であるが、イニシャル動作及びデバイスチェックのために必要最小限の時間である(例えば2〜3秒、長くても10秒を超えない時間)。停止位置保持のための全相励磁は多くの電流を消費するので電源の負荷を考えるとなるべく短くし負荷を軽減することが好ましい。
必要に応じてステッピングモータ605を逆回転させて、ヒュージボタン45を可動限界位置から原点位置に戻す(S106)。なお、付勢部材(コイルスプリング)612が機能してステッピングモータ605の励磁解除により自動的に原点位置に戻るのであれば、このステップは不要である。
発明の実施の形態によれば、イニシャル動作やデバイスチェックのようなヒュージボタン45の動きをチェックする際に、ヒュージボタン45が押し込み位置にしっかりと保持され、的確なチェックを実施できるようになる。
図17の処理では、検知センサ607による検知を基準にステッピングモータ605を所定ステップ駆動することによりヒュージボタン45を可動限界位置に到達させていた。図18は、他の駆動手順を示す。
図18においては、検知センサ607の出力を用いることなく、サブ基板20は、ステッピングモータ605を予め定められたステップ数駆動することにより可動限界位置に到達させている(S100b)。処理開始直前においてヒュージボタン45が原点にあることがわかっているときは図18の処理を採用できる。ここでのステップ数は、原点位置(図11(a))から可動限界位置(図11(e))までのカム602の回転量α4に対応して予め定められている(図10の動作番号1〜4に相当)。
他の実施形態について説明を加える。上記実施形態は、イニシャル動作やデバイスチェックにおいて面状部材(ヒュージボタン45)の動きをチェックするために、所定位置においてステッピングモータ605を励磁し、その位置を保持するものであった。この他に、面状部材が押し込み可能な状態で遊技者が押し込み操作を行い所定位置まで押し込んだ際に面状部材が押し込み位置にしっかり保持され、押し込み戻りを感じさせることなく的確な操作感を与えるために、ステッピングモータ605を励磁してもよい。
ヒュージボタン45はスイッチ(図3の符号SW)を備えているから、例えば、このスイッチSWの出力に基づき、図17のS104及びS105の処理を行い、ヒュージボタン45を押し込み位置に保持するようにする。
保持を実現するためには、遊技者が押し込み操作を行ったときにカム602がレバー部材611に噛み合う構造にしておく。あるいは、ヒュージボタン45の進退機構とステッピングモータ605の駆動機構を直結しておき、遊技者の押し込み操作によりステッピングモータ605が回転するようにしておく(必要に応じて両者の接続を切れるようにクラッチ機構を設けてもよい)。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
20 サブ基板(処理部)
45 ヒュージボタン(面状部材)
605 ステッピングモータ
607 検知センサ
612 付勢部材(コイルスプリング)
615 ロック部
LCD2 液晶パネル(ヒュージボタン、面状部材・操作部)
45 ヒュージボタン(面状部材)
605 ステッピングモータ
607 検知センサ
612 付勢部材(コイルスプリング)
615 ロック部
LCD2 液晶パネル(ヒュージボタン、面状部材・操作部)
Claims (4)
- 遊技機の前面に設けられた面状部材であって、遊技者が操作可能なように進退可能に構成された操作部と、遊技者の操作の後に前記操作部を元の位置に戻すための付勢手段と、前記操作部の出力に基づき演出に係る処理を行う処理部とを備える遊技機において、
前記操作部は、予め定められた第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退するものであり、
前記操作部を前記第1位置と前記第2位置の間で動かすステッピングモータを備え、
前記処理部は、
前記ステッピングモータを駆動して前記操作部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させ、
前記操作部が前記第2位置に到達したと判断したとき、前記ステッピングモータを停止させるとともに停止位置を保持するように励磁し、
前記停止位置を予め定められた時間保持したとき、励磁を解除することを特徴とする遊技機。 - 前記第1位置と前記第2位置の間に検知センサを備え、
前記処理部は、検知センサを基準として前記ステッピングモータを所定ステップ駆動したときに、前記操作部が前記第2位置に到達したと判断することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記操作部を固定するロック部を備え、
前記検知センサは、前記ロック部による固定が解除したことを検知するものであることを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 遊技機の前面に設けられた面状部材であって、遊技者が操作可能なように進退可能に構成された操作部と、遊技者の操作の後に前記操作部を元の位置に戻すための付勢手段と、前記操作部の出力に基づき演出に係る処理を行う処理部とを備える遊技機において、
前記操作部は、予め定められた第1位置(原点位置)と第2位置(可動限界位置)の間を進退するものであり、
前記操作部を前記第1位置と前記第2位置の間で動かすステッピングモータと、前記第2位置においてオン又はオフになるスイッチを備え、
前記処理部は、
前記スイッチがオン又はオフになったときに、前記ステッピングモータの位置を保持するように励磁し、
予め定められた時間保持したとき、励磁を解除することを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017060302A JP2018161284A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017060302A JP2018161284A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018161284A true JP2018161284A (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63860658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017060302A Pending JP2018161284A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018161284A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020044623A1 (ja) | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社Jvcケンウッド | ディスプレイ装置、ディスプレイ方法およびプログラム |
-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017060302A patent/JP2018161284A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020044623A1 (ja) | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社Jvcケンウッド | ディスプレイ装置、ディスプレイ方法およびプログラム |
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