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JP2018143421A - カテーテル組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺時に適度な剛性を有する一方で、カテーテルを血管に挿入する際の血管への機械的な刺激を低減することができるカテーテル組立体を提供する。【解決手段】カテーテル組立体10は、内針12と、内側カテーテル20と、外側カテーテル30と、外側及び内側カテーテル20、30を固定保持するカテーテルハブ18と、を備える。内針12は、外側カテーテル30に対して相対的に後退してカテーテルハブ18から抜去可能である。また、内側カテーテル20と外側カテーテル30は、内針12の後退に基づき互いに長手方向に相対移動可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、多重構造のカテーテルを有するカテーテル組立体に関する。
輸液や輸血の導入部を患者に構築する際には、カテーテル組立体が使用される。例えば、特許文献1に開示されているように、カテーテル組立体は、カテーテル(外針)内に内針を挿通した多重構造針を形成している。カテーテル組立体の使用において、ユーザは、多重構造針を患者に穿刺し、カテーテルを内針に対し相対的に進出させて血管内に挿入し、さらにカテーテルから内針を離脱させることで、カテーテルを留置する。
特開2008−43445号公報
ところで、この種のカテーテル組立体は、カテーテルを血管に挿入した際に、カテーテルの先端が血管の内壁を擦ることで、炎症や損傷等を生じさせる可能性がある。そこで、カテーテルをより柔軟に構成して炎症や損傷を抑制することが考えられるが、このようにカテーテルを柔軟にすると、多重構造針の穿刺時に、カテーテルが生体組織の抵抗力を受けて簡単に撓み血管に進入し難くなるという別の不都合が生じる。
本発明は、上記の実情を鑑みてなされたものであって、穿刺時に適度な剛性を有する一方で、カテーテルを血管に挿入する際の血管への機械的な刺激を低減することができるカテーテル組立体を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係るカテーテル組立体は、内針と、前記内針の外側に配置される内側カテーテルと、前記内側カテーテルの外側に配置される外側カテーテルと、前記内側及び外側カテーテルを固定保持するカテーテルハブと、を備え、前記内針は、前記外側カテーテルに対して相対的に後退して前記内側カテーテル及び前記外側カテーテルから抜去可能であり、前記内側カテーテルと前記外側カテーテルは、前記内針の長手方向に互いに相対移動可能であることを特徴とする。
上記によれば、カテーテル組立体の内針、内側カテーテル及び外側カテーテルは、相互に重なった多重構造針を構成する。このため、内側カテーテルが外側カテーテルを内側から支えてカテーテル全体として適度な剛性が得られ、穿刺時に外側カテーテルが生体組織の抵抗力を受けても撓みを抑えることができる。よって、カテーテルを血管内にスムーズに刺入することが可能となる。また、内側カテーテルと外側カテーテルが内針の後退に基づき互いに長手方向に相対移動可能となることで、外側カテーテルを血管に挿入する前に、内側カテーテルの影響を抑えることができる。従って、カテーテル組立体は、血管への機械的な刺激を低減して、カテーテルをより良好に留置することができる。
この場合、前記内側カテーテルは、前記内針の後退に基づき前記外側カテーテルに対し相対移動可能となることが好ましい。
このように、内側カテーテルが内針の後退に基づき外側カテーテルに対し相対移動可能となることで、内針が後退するまで内側カテーテルにより外側カテーテルを良好に支持することができる。
また、当該カテーテル組立体は、前記内側カテーテルの先端が前記外側カテーテルの先端に接触する第1状態と、前記内側カテーテルの先端が前記外側カテーテルの先端から離間する第2状態と、に移行可能であるとよい。
このように、カテーテル組立体が第1状態と第2状態に移行可能であることで、内側カテーテルの先端による外側カテーテルの先端の支持と支持解除を簡単に切り替えることができる。
さらに、前記内側及び外側カテーテルのうち一方は、前記カテーテルハブに対し相対移動不能に固定され、前記内側及び外側カテーテルのうち他方は、弾性部を介して前記カテーテルハブに固定されているとよい。
このように、内側及び外側カテーテルのうち、一方がカテーテルハブに対し相対移動不能に固定され、他方が弾性部を介して固定されていることで、弾性部の伸縮による弾性力を他方に付与することができる。これにより一方に対する他方の相対移動を容易に実施することが可能となる。
上記構成に加えて、前記弾性部は、前記第1状態で、前記内側カテーテルの先端と前記外側カテーテルの先端とを離間させる方向に復元力を有するとよい。
このように、弾性部が第1状態で外側カテーテルの先端と内側カテーテルの先端とを離間させる方向に復元力を有することで、内針の後退操作において他の操作を実施することなく、第2状態に円滑に移行させることができる。
またさらに、前記内側及び外側カテーテルのうち他方と、前記内針又は該内針を固定保持する内針ハブとは、前記復元力に抗して前記第1状態を継続する係合機構を有する構成であるとよい。
この係合機構により、カテーテル組立体は、第1状態を安定的に維持して、内側カテーテルにより外側カテーテルの内側を良好に支持することができる。
ここで、前記カテーテルハブは、前記内側カテーテルが固定された内側カテーテルハブと、前記外側カテーテルが固定され、前記内側カテーテルハブに対して移動可能な外側カテーテルハブと、で構成されているとよい。
カテーテルハブが内側カテーテルハブと外側カテーテルハブとで構成されていることで、内側及び外側カテーテルそれぞれの操作を容易に行うことができる。
また、前記内針を固定保持する内針ハブは、前記カテーテルハブに対し相対的に後退する際に前記内側カテーテルハブを係止する後退時係止部を有し、前記内側カテーテルハブ及び前記外側カテーテルハブは、前記カテーテルに対し前記内針を後退させた際に、前記後退時係止部の係止を解除する解除機構を有するとよい。
このように、カテーテル組立体は、後退時係止部、解除機構を有することで、内針ハブの後退に基づき内側カテーテルハブを後退させて、解除機構において内側カテーテルハブの後退を止めることができる。これにより、内側カテーテルをある程度後退させた位置に配置して、生体組織による外側カテーテルの圧迫を内側カテーテルにより支持することができる。
さらに、前記解除機構は、前記内側カテーテルハブ及び前記外側カテーテルハブのうちいずれか一方に設けられた凸部と、他方に設けられた凹部とで構成されているとよい。
これにより、解除機構を簡単な構成とすることができ、内側カテーテルハブと外側カテーテルハブの製造コストを低減することができる。
またさらに、前記内針ハブは、前記カテーテルハブに対し相対的に進出する際に前記内側カテーテルハブを係止して該内側カテーテルハブを押し出す進出時係止部を有することが好ましい。
カテーテル組立体は、この進出時係止部により、外側カテーテル及び外側カテーテルハブに対し、内側カテーテル及び内側カテーテルハブを円滑に押し出すことができ、相互の組み付けを容易に行うことができる。
そして、前記内側カテーテルと前記外側カテーテルとは相互に異なる硬さの材料で構成されていることが好ましい。
このように、内側カテーテルと外側カテーテルとが相互に異なる材料で構成されていることで、外側カテーテルは所望の柔軟性を得ることができ、また内側カテーテルと外側カテーテルを組み合わせたカテーテルも所望の剛性とすることができる。
特に、前記外側カテーテルは、前記内側カテーテルよりも柔軟であることが好ましい。
これにより、柔軟な外側カテーテルを血管内に挿入していくことになるので、血管壁の炎症や損傷をより低減することができる。
本発明によれば、カテーテル組立体は、穿刺時に適度な剛性を有する一方で、カテーテルを血管に挿入する際の血管への機械的な刺激を低減することができる。
図1Aは、本発明の第1実施形態に係るカテーテル組立体の穿刺前状態における全体構成を示す部分側面断面図であり、図1Bは、図1Aの多重構造針の先端寄りを拡大して示す側面断面図である。 図1のカテーテル組立体において内針が後退した穿刺後状態を示す部分側面断面図である。 図3Aは、多重構造針の穿刺時の一状態を示す説明図であり、図3Bは、多重構造針のカテーテル挿入時の一状態を示す説明図である。 図4Aは、第2実施形態に係るカテーテル組立体の穿刺前状態における全体構成を示す部分側面断面図であり、図4Bは、図4Aの多重構造針の先端寄りを拡大して示す側面断面図である。 第3実施形態に係るカテーテル組立体の穿刺前状態における内針ハブを示す部分側面断面図である。
以下、本発明に係るカテーテル組立体について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係るカテーテル組立体10は、患者(生体)に輸液や輸血等を行う場合に用いられ、患者の体内にカテーテルを穿刺、挿入及び留置して薬液等の導入部を構築する医療機器である。このカテーテル組立体10は、末梢静脈に適用され、中心静脈カテーテルよりも短いカテーテルを挿入する。なお、カテーテル組立体10は、末梢静脈カテーテルよりも長さが長い、例えば、中心静脈カテーテル、PICC、ミッドラインカテーテル等を挿入するものでもよい。また、カテーテル組立体10は、静脈用カテーテルに限らず、末梢動脈カテーテル等の動脈用カテーテルを挿入するものでもよい。
図1Aに示すように、カテーテル組立体10は、内針12と、内針12を固定保持する内針ハブ14と、内針12の外側に配置されるカテーテル16と、カテーテル16を固定保持するカテーテルハブ18とを備える。特に、本実施形態に係るカテーテル16は、2重管(多重管)に構成され、内側カテーテル20と外側カテーテル30とを備える。また、カテーテルハブ18も、内側カテーテル20を固定保持する内側カテーテルハブ40と、外側カテーテル30を固定保持する外側カテーテルハブ50とで構成されている(以下、内側カテーテルハブ40を内ハブ40、外側カテーテルハブ50を外ハブ50と略称する)。
このカテーテル組立体10は、使用前の状態(穿刺前状態)で、内側から順に、内針12、カテーテル16(内側及び外側カテーテル20、30)が重なった多重構造針11を形成している。この穿刺前状態において、多重構造針11は、内針12の針先12aが内側カテーテル20及び外側カテーテル30の先端よりも突出しており、患者の体内に一体的に穿刺される。そして穿刺状態を維持しつつ、カテーテル16を血管内に挿入し、またカテーテル16に対し内針12を後退及び抜去することで、カテーテル16が血管内に留置される。後述するように、カテーテル16は、外側カテーテル30のみが留置される構成でもよく、外側及び内側カテーテル20が重なったまま留置される構成でもよい。以下、このカテーテル組立体10の各構成について詳述していく。
内針12は、生体の皮膚を穿刺可能な剛性を有する中空状の管体に構成され、その先端に鋭利な針先12aを備える。内針12の内部には、軸方向に沿って中空部12bが設けられている。なお、内針12には、多重構造針11の穿刺時に血液のフラッシュバックを視認可能とする構造(中空部12bと外面を貫通する孔や内針12の外周面に形成された溝等)が設けられているとよい。また内針12は、中空部12bを備えない中実状の構造でもよい。
図1A及び図1Bに示すように、内針12は、針先12aから基端方向に所定長さ離れた位置に段差部13を有している。段差部13は、内針12の周方向全周に設けられ、針先12aに連なる先端領域αよりも径方向外側(内針12の軸心の直交方向外側)に突出している。つまり、内針12は、段差部13を基点に先端領域αが薄肉に構成され、基端領域βが厚肉に構成されている。この段差部13は、内側カテーテル20を引掛ける係合機構60の一方を構成する。なお、段差部13は、内針12の周方向の一部分に設けられるだけでもよい。
内針12の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金、チタン又はチタン合金のような金属材料、あるいは硬質樹脂、セラミックス等があげられる。内針12は、融着、接着、インサート成形等の適宜の固着手段により、内針ハブ14に強固に固定される。
カテーテル組立体10の内針ハブ14は、内針12を固定保持して、この内針12と一体的に移動する部材である。また内針ハブ14は、カテーテルハブ18の基端に離脱可能に装着され、ユーザに把持されるグリップ部分を構成している。この内針ハブ14は、全体的に略角筒状を呈しており、ユーザが把持し易くなるように、R状の角部を有すると共に、適度なサイズ(太さ及び長さ)に設計されている。
内針ハブ14の内部及び先端部には、カテーテルハブ18(内ハブ40)の内部に挿入されて連結される連結部15が設けられている。連結部15は、カテーテルハブ18の内周面に対応した形状(例えば、円柱状)に形成され、その外周面がカテーテルハブ18に適度な摩擦力で嵌合される。これにより多重構造針11の穿刺状態で、内針ハブ14は、カテーテルハブ18から容易に離脱可能となる。なお、内針ハブ14とカテーテルハブ18の連結構造は、特に限定されるものではなく、簡単な操作によって内針ハブ14とカテーテルハブ18とが分離可能な種々の構成(螺合構造やフランジ部との係合構造)を採用し得る。
2重菅構造のカテーテル16の一方を構成する内側カテーテル20は、可撓性を有し所定長さに形成された管状の部材であり、内針12の外側に配置されて内針12を部分的に覆っている。内側カテーテル20の内部には、この内側カテーテル20の軸方向に沿って延び、内針12を挿通及び配置可能な内腔20aが形成されている。
内側カテーテル20の先端側の外周面は、先端方向に向かって先細りに形成されている。また内側カテーテル20の先端側の内周面は、内針12の外周面に接触可能な所定形状に形成されている。具体的には、内針12の先端領域αの外周面に接触する第1内周面21と、第1内周面21の基端側で第1内周面21の直径よりも大きな直径の第2内周面22と、第2内周面22の基端側で第2内周面22の直径よりも大きな直径の第3内周面23とを有する。
第1内周面21と第2内周面22との間には、内側カテーテル20の軸方向と直交する段差状の内側引掛部24が設けられている。この内側引掛部24は、穿刺前状態で、内針12の段差部13に引っ掛かる係合機構60の他方を構成している。すなわち、係合機構60は、内側引掛部24と内針12の段差部13とに構成することで、内側カテーテル20が内針12に対して相対的に後退することを規制する。
また、第2内周面22と第3内周面23との間には、基端方向に向かって径方向外側に拡がるテーパ段差25が設けられている。第3内周面23は、テーパ段差25により内針12の外周面に対して隙間26を形成することになる。内側カテーテル20の基端側は、この第3内周面23が延在して空間的余白を形成しており、内針12の摺動抵抗を低減することが可能である。
内側カテーテル20の構成材料は、適度な剛性(コシ)及び可撓性を有するものであれば特に限定されず、適宜の樹脂材料を適用してよい。例えば、内側カテーテル20の構成材料としては、ポリテトラフルオロエテレン(PTFE)、エチレン・テトラフルオロエテレン共重合体(ETFE)、ベルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)等のフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂又はこれらの混合物、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルナイロン樹脂、前記オレフィン系樹脂とエチレンー酢酸ビニル共重合体との混合物等があげられる。
内側カテーテル20の基端部は、例えば、かしめ、融着(熱融着、高周波融着等)、接着剤による接着等の適宜の接合方法によって、内ハブ40の先端部に固定される。この内ハブ40は、穿刺前状態で、外ハブ50内に挿入される共に、外ハブ50に対して離脱可能に固定されている。
内ハブ40の構成材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスルホン、ポリアリレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂を適用するとよい。
内ハブ40は、内側カテーテル20よりも大径に形成された筒体であり、先端方向に向かって急角度で先細りとなる先端テーパ部41と、先端テーパ部41に連なり先端方向に向かって緩やかな角度で先細りとなる基端テーパ部42とを有する。また内ハブ40の内部には、内側カテーテル20の内腔20aに連通すると共に、内針12が挿通される内部空間40aが形成されている。
基端テーパ部42の基端には、内針ハブ14の連結部15が挿入される。基端テーパ部42の基端内周面は、この連結部15を嵌合する内面形状(例えばルアーテーパ)に形成されている。基端テーパ部42の基端外周面には、径方向外側に突出する内ハブ側フランジ部43が設けられている。
また、カテーテル組立体10は、内側カテーテル20及び内ハブ40を外側カテーテル30及び外ハブ50と共に留置する場合に、内部空間40aを介して輸液剤を流通させる。このため、内部空間40aには、内針12の穿刺時に血液の逆流を防ぐ図示しない止血弁、及び輸液チューブのコネクタの挿入に伴い止血弁を貫通して輸液を可能とする図示しないプラグ等が収容されてもよい。
そして、本実施形態に係る内ハブ40の軸方向途中位置には、内ハブ40の軸方向に伸縮自在なゴム部材44(弾性部)が設けられている。ゴム部材44は、前後の内ハブ40の筒部に揃うような(一連に連なるような)外形で、内ハブ40の周方向に沿って環状に周回している。
ゴム部材44は、内ハブ40の軸方向に弾性変形(伸縮)することにより、ゴム部材44よりも先端側の内ハブ40及び内側カテーテル20と、ゴム部材44よりも基端側の内ハブ40との相対的な距離を変化させる。このゴム部材44の伸縮により、内側カテーテル20の先端は、図1Aに示すように外側カテーテル30の先端に接触した第1状態(穿刺前状態)と、図2に示すように穿刺前状態よりも基端方向に後退した第2状態(穿刺後状態)とに移行自在となる。
図1A及び図1Bに示すように、カテーテル組立体10の外側カテーテル30は、内側カテーテル20と同様に、可撓性を有する管状の部材であり、外ハブ50から延出している内側カテーテル20全体を覆っている。外側カテーテル30の内部には、この外側カテーテル30の軸方向に沿って延び、内針12及び内側カテーテル20を配置可能な内腔30aが形成されている。
外側カテーテル30の先端側の外周面は、先端方向に向かって先細りに形成されている。この外側カテーテル30は、軸方向に沿って概ね一定の肉厚で延び、内腔30aを構成する内周面が、内側カテーテル20の外周面に接触している。
外側カテーテル30の先端側の内周面は、先細りに形成されている内側カテーテル20の外周面に合う(面接触する)ように形成され、さらに外側カテーテル30の最先端は、内側カテーテル20よりも前方にあって内針12の外周面に接触している。このような形状により、外側カテーテル30は、多重構造針11の穿刺時等に、その内側が良好に支えられて径方向内側への撓み等が抑制される。また、内側カテーテル20に対し外側カテーテル30が相対的に基端方向に移動することも規制される。
この外側カテーテル30は、内側カテーテル20よりも軟質(つまり異なる硬さ)に形成されている。外側カテーテル30の軟性は、内側カテーテル20の構成材料よりも柔軟な材料によって実現されてもよく、外側カテーテル30を薄肉にする等の形状によって実現されてもよい。外側カテーテル30を構成する材料は、特に限定されるものではなく、例えばポリウレタン系(極軟質ポリウレタン等)、ポリエーテル系、ポリオレフィン系等の樹脂材料を適用するとよい。
外側カテーテル30の基端部は、例えば、かしめ、融着(熱融着、高周波融着等)、接着剤による接着等の適宜の接合方法によって、外ハブ50の先端部に固定される。例えば、外側カテーテル30の基端側の外周面は、外ハブ50内で径方向外側に拡がり、その外周面が外ハブ50の内周面に面状に密着固定される。
外ハブ50は、外側カテーテル30の内腔30aに連通する収容空間50aを有し、内ハブ40より一回り太い筒状に形成されている。外ハブ50は、外側カテーテル30が固定される頭部51と、頭部51の基端に連なり先端方向に向かって急角度で先細りとなるテーパ連結部52と、テーパ連結部52の基端に連なり先端方向に向かって緩やかな角度で先細りとなる胴部53とを含む。
外ハブ50のテーパ連結部52は、内ハブ40の先端テーパ部41と同じ傾斜角に設定されており、先端テーパ部41の外周面が面接触可能となっている。穿刺前状態で、先端テーパ部41とテーパ連結部52とが接触することにより、内ハブ40が外ハブ50よりも必要以上に先端に移動することが抑制される。
一方、胴部53は、内ハブ40の基端テーパ部42と同じ傾斜角に設定されており、基端テーパ部42の外周面が面接触可能となっている。この胴部53は、同一の材料により一連に連続している。また、胴部53の基端側外周面には、径方向外側に突出する外ハブ側フランジ部54が形成されている。
内ハブ40と外ハブ50は、穿刺前状態で、相互に離脱可能に固定されることで1つのカテーテルハブ18を構成する。例えば、外ハブ50の基端側(胴部53)の内径に対し、内ハブ40のゴム部材44よりも基端側の基端テーパ部42の外径が若干大きく形成されていることで、外ハブ50に対し内ハブ40を深く挿入すると適度な摩擦力で嵌合した状態となる。なお、内ハブ40と外ハブ50の固定手段は、特に限定されず、例えば、基端テーパ部42と胴部53の螺合構造、内ハブ側フランジ部43と外ハブ側フランジ部54を連結し合う構造等を採用するとよい。
以上の構成からなるカテーテル組立体10は、穿刺前状態において、上述したように内針12の針先12aをカテーテル16(外側カテーテル30)の先端から露出した多重構造針11を構成している。この状態では、内針12、内側及び外側カテーテル20、30の各軸心が同軸上に配置されている。
また、多重構造針11の先端部は、内側カテーテル20の第1内周面21が内針12の先端領域αに面接触し、内側カテーテル20の第2内周面22が内針12の基端領域βに面接触している。その一方で、内側カテーテル20の第3内周面23が内針12の基端領域βに対し隙間26を挟んで対向している。さらに、外側カテーテル30の内周面が内側カテーテル20の外周面に隙間なく接触して内側カテーテル20を覆っている。
一方、カテーテルハブ18は、外ハブ50に対し内ハブ40が挿入されて固定されており、このカテーテルハブ18の基端から内針ハブ14の連結部15が挿入装着される。また、上記のように内側カテーテル20の内側引掛部24が内針12の段差部13に係合した状態では、内針12によって内側カテーテル20の先端位置が規定され、内側カテーテル20が内ハブ40を先端方向に引き出すように作用する。
ここで、内ハブ40は、上述したゴム部材44を有しているため、内側カテーテル20の引き出し力によってゴム部材44を伸長させて軸方向に長くなった状態となる。なお、内ハブ40の先端テーパ部41は、外ハブ50のテーパ連結部52に接触することで、ゴム部材44の必要以上の伸びが規制される。すなわち、穿刺前状態では、内側カテーテル20に対して、外側カテーテル30と相対的に基端方向に向かうゴム部材44の弾性復元力がかかっている。この弾性復元力は、内針12の段差部13と内側カテーテル20の内側引掛部24の係合力よりも小さく、また内ハブ40の基端部と内針ハブ14の連結部15の嵌合力よりも小さい。従ってカテーテル組立体10は、図1Aに示した状態を安定的に維持することができる。
第1実施形態に係るカテーテル組立体10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その作用効果について説明する。
患者に対して輸液や輸血を行う場合、ユーザ(医師又は看護師等)は、内針ハブ14を把持操作して、図3Aに示すように穿刺前状態の多重構造針11を患者の血管100内に穿刺する。穿刺時には、針先12aの基端付近において内側カテーテル20が内針12に接触支持され、さらに外側カテーテル30が内針12及び内側カテーテル20に接触支持されている。これにより、柔軟に構成された外側カテーテル30は、皮膚や血管等の生体組織から抵抗力を受けても、撓みやしわ等を生じさせることなく、血管100に刺入されていく。
また穿刺において、内針12の針先12aが血管壁101を越えて血管100内に進入すると、ユーザは、内針12の挿入を止めてこの位置を維持したまま、内針12と相対的にカテーテル16を進出させる操作を行う。この際、カテーテルハブ18(内ハブ40)に固定されている内針ハブ14を基端方向に後退させて、内ハブ40から内針ハブ14を離脱させる。この内針ハブ14と一体的に内針12も後退する。
そして、カテーテル組立体10は、内針12の後退に基づき、内側カテーテル20も後退を行う。すなわち、内側カテーテル20及び内ハブ40は、穿刺前状態で、上述したように内針12の係合機構60に係合して外側カテーテル30の先端に接触する位置に配置されている。この状態ではゴム部材44が伸長して内側カテーテル20に対し基端方向への弾性復元力をかけているため、内針12の段差部13(係合機構60)が後退すると、内側カテーテル20も合わせて後退することになる。
内側カテーテル20の後退は、図2に示すように、ゴム部材44の弾性変形が終わる(自然状態となる)まで継続される。ゴム部材44が弾性復元した後は、内側カテーテル20の後退が止まり、内針12及び内針ハブ14が内側カテーテル20及び内ハブ40と相対的に後退して内ハブ40から抜去される。すなわち、カテーテル組立体10は、内側カテーテル20の先端を、外側カテーテル30の先端からゴム部材44の伸縮分だけ離間した位置に配置する穿刺後状態に移行する。
この穿刺後状態では、図3Bに示すように患者の体内から内側カテーテル20が完全に抜けておらず、内側カテーテル20は外側カテーテル30の挿入をガイドすることが可能である。また、カテーテル組立体10は、内側カテーテル20の後退により、刺入箇所と反対側の血管壁101との間に外側カテーテル30を充分に曲げることが可能な距離をかせぐことができる。これによりユーザは、血管100の延在方向に外側カテーテル30を容易に挿入していくことができる。
また、上述したように外側カテーテル30は、柔軟に構成されているので、外側カテーテル30の先端が血管壁101に強く接触して(擦って)、血管壁101に炎症や損傷等を生じさせることを抑制することができる。
そして、外側カテーテル30を血管100内に挿入した後は、外側カテーテル30及び外ハブ50を患者に留置する。この際、少なくとも内針12は、内側カテーテル20からも離脱している。外側カテーテル30の留置時には、輸液チューブのコネクタ(不図示)が外ハブ50の基端側に装着される。これにより、輸液チューブから外ハブ50、外側カテーテル30を介して輸液剤が供給される。
なお、留置においては、内側カテーテル20及び内ハブ40を一緒に留置してもよく、外側カテーテル30及び外ハブ50から内側カテーテル20及び内ハブ40を引き抜いて(離脱させて)留置してもよい。内側カテーテル20を外側カテーテル30と一緒に留置した場合には、外側カテーテル30のキンク等が抑制され、また生体組織から圧迫を受けても内側カテーテル20により外側カテーテル30の潰れが良好に抑制される。外側カテーテル30のみを留置した場合には、外側カテーテル30が挿入箇所に強い応力をかけて傷を広げる等の不都合を抑制することができる。
以上のように、第1実施形態に係るカテーテル組立体10は、穿刺前状態で、内側カテーテル20が外側カテーテル30を内側から支えてカテーテル16全体として適度な剛性が得られる。このため、穿刺時に外側カテーテル30が生体組織の抵抗力を受けても撓みを抑えることができ、カテーテル16を血管100内にスムーズに刺入することが可能となる。また、内側カテーテル20と外側カテーテル30が長手方向に相対移動可能であることで、外側カテーテル30を血管100に挿入する前に、内側カテーテル20の影響を抑えることができる。従って、カテーテル組立体10は、血管100への機械的な刺激を低減して、カテーテル16をより良好に留置することができる。
この場合、内側カテーテル20が内針12の後退に基づき外側カテーテル30に対し相対移動可能となることで、内針12が後退するまで内側カテーテル20により外側カテーテル30を良好に支持することができる。また、カテーテル組立体10は、穿刺前状態と穿刺後状態の移行により、内側カテーテル20の先端による外側カテーテル30の先端の支持と支持解除を簡単に切り替えることができる。
内側カテーテル20は、ゴム部材44を介して固定されることで、ゴム部材44の弾性力が付与されて、外側カテーテル30に対する相対移動を容易に実施することできる。ゴム部材44は、穿刺前状態で外側カテーテル30の先端と内側カテーテル20の先端とを離間させる方向に復元力を有するので、他の操作を行うことなく、内針12の後退により穿刺後状態に円滑に移行させることができる。さらに、カテーテル組立体10は、係合機構60を有することで、穿刺前状態を安定的に維持して、内側カテーテル20により外側カテーテル30を良好に支持することができる。
さらにまた、内側カテーテル20と外側カテーテル30とが相互に異なる材料で構成されていることで、外側カテーテル30は所望の柔軟性を得ることができる。そして、柔軟な外側カテーテル30を血管100内に挿入していくと、血管壁101の炎症や損傷をより低減することができる。また、内側カテーテル20と外側カテーテル30を組み合わせたカテーテル16も所望の剛性とすることができ、生体内への刺入を良好に行うことができる。
なお、本発明に係るカテーテル組立体10は、上述の実施形態に限定されず、発明の要旨に沿って種々の改変が可能である。例えば、第1実施形態に係るカテーテル組立体10は、内側カテーテル20に後退力を付与する弾性部としてゴム部材44を適用したが、この構成に限定されるものではない。他の弾性部として、例えば、バネ部材を適用することもできる。
また例えば、内側カテーテル20及び外側カテーテル30は、穿刺前状態で外側カテーテル30の先端よりも内側カテーテル20の先端を突出させた構成でもよい。例えば、穿刺前状態の多重構造針11は、内針12の外周面から径方向外側且つ基端方向に向かって、内側カテーテル20の先端面、外側カテーテル30の先端面が連続したテーパ状を形成していると、患者への穿刺を良好に行うことができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係るカテーテル組立体10Aは、図4Aに示すように、内針12及び内針ハブ14と、内側カテーテル20及び内ハブ40とが係合する係合機構61が第1実施形態に係る係合機構60と異なる。なお、以降の説明において、第1実施形態に係るカテーテル組立体10と同一の構成又は同一の機能を有する構成には、同じ符号を付し詳細な説明を省略する。
具体的に、係合機構61は、内針ハブ14(連結部15)の先端面から先端方向に突出する突出部15aと、内ハブ40(先端テーパ部41)とで構成されている。つまり、内針ハブ14の連結部15が内ハブ40に挿入及び嵌合した状態で、先端テーパ部41の内周面に対し突出部15aの先端部が接触及び支持することで、ゴム部材44(弾性部)の伸長状態を維持する。図示例において、突出部15aは筒状に形成されているが、これに限らず棒状に形成されたものが1以上突出して構成されてもよい。また図示例において、突出部15aは、連結部15に一体成形されているが、これに限らず別体に形成されたものを連結部15に接合して構成されてもよい。
従ってカテーテル組立体10A(多重構造針11A)の内針12は、図4Bに示すように、針先12aの基端側に段差部13を備えない構成を採用する、つまり内針12の軸方向に沿って外径を一定に延在させた形状とすることができる。これにより内針12の製造がより簡素となる。また、内側カテーテル20も、内周面に内側引掛部24を備えない構成とすることができ、製造がより簡素となる。
要するに、内側カテーテル20の穿刺前状態の位置(外側カテーテル30の先端と内側カテーテル20の先端が接触する位置)を維持する係合機構60、61も、種々の構成を採用してよい。例えば図4A中の2点鎖線に示すように、係合機構62は、内針12の外周面から径方向外側に突出部15bを突出させて、内ハブ40(先端テーパ部41)の内周面に係合させる構成でもよい。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係るカテーテル組立体10Bは、図5に示すように、内針ハブ14、内ハブ40及び外ハブ50を相互に連動させて内側カテーテル20及び内ハブ40を後退させる点で、第1及び第2実施形態に係るカテーテル組立体10、10Aと異なる。つまり、カテーテル組立体10Bは、内ハブ40に弾性部を備えない構成とすることができる。なお、カテーテル組立体10Bの先端側は、第2実施形態の多重構造針11Aと同様の構成を採用することができる(図4B参照)。
具体的には、内針ハブ70は、カテーテル16内に挿入される連結部71が軸方向に沿って長く延出している。そして、この連結部71の先端部には、内ハブ40に係合する第1係合凸部72と第2係合凸部73とが設けられる。第1係合凸部72は、連結部71の軸方向先端側に設けられ、円柱状の連結部71の外周面を周方向に環状に周回している。第2係合凸部73は、第1係合凸部72から基端方向に向かって短く間をあけた位置に設けられている。この第2係合凸部73は、第1係合凸部72よりも径方向外側に大きく突出している。
一方、内ハブ40は、基端テーパ部42が軸方向に短く形成され、その最も基端に径方向内側に突出する内側引掛凸部46と、内側引掛凸部46の軸方向同位置で径方向外側に突出する外側引掛凸部47とを有する。内側引掛凸部46及び外側引掛凸部47は、内ハブ40の内周面及び外周面を環状に周回し、また互いに逆方向に向かって同程度の突出量で突出している。
内側引掛凸部46は、上記の内針ハブ14の第1及び第2係合凸部72、73に係合するものであり、カテーテル組立体10は、第1係合凸部72と内側引掛凸部46によって係合機構63を構成している。その一方で、外側引掛凸部47は、外ハブ50の内周面に引っ掛かるように構成されている。
外ハブ50は、胴部53の内周面に第1係合凹部56及び第2係合凹部57を有し、また第1及び第2係合凹部56、57の間は、外側引掛凸部47が摺動可能となるように浅く凹んだ通路58となっている。第1及び第2係合凹部56、57には、内ハブ40の外側引掛凸部47が挿入及び係合される。第1係合凹部56は、内周面から浅く窪んでいる。第2係合凹部57は、第1係合凹部56から基端方向に向かってある程度離れた位置に設けられ、且つ第1係合凹部56よりも深く窪んでいる。特に、外ハブ50は、第2係合凹部57の基端側(胴部53の内周面)を、第2係合凹部57の先端側(通路58)よりも径方向内側に突出させており、外側引掛凸部47を確実に係止することが可能である。
第3実施形態に係るカテーテル組立体10Bは、基本的には以上のように構成される。このカテーテル組立体10Bは、組み付けにおいて、内側カテーテル20に内針12を挿入した状態とし、内ハブ40と共に内針ハブ14を外ハブ50の収容空間50a内に挿入する。この際、内針ハブ14の第1係合凸部72と第2係合凸部73との間には、内ハブ40の内側引掛凸部46が配置されている。内針ハブ14の挿入時には、内針ハブ14が先端方向に進出することで、第2係合凸部73が内側引掛凸部46を押し出す。これにより内ハブ40を外ハブ50と相対的に進出させる。つまり、第2係合凸部73は進出時係止部として機能する。
内ハブ40の進出は、内ハブ40の外側引掛凸部47が外ハブ50の第1係合凹部56に係合されるまで継続される。この係合状態では、内ハブ40の先端テーパ部41が外ハブ50のテーパ連結部52に接触し、内ハブ40及び外ハブ50が相互に接触したカテーテルハブ18を構成する。多重構造針11も、外側カテーテル30の先端に内側カテーテル20の先端が接触した穿刺前状態を構築する。
カテーテル組立体10bの使用時に、ユーザは、多重構造針11を患者に穿刺し、その穿刺状態でカテーテルハブ18と相対的に内針ハブ14を後退させることで、外側カテーテル30に対し内針12を後退させる。この際、内針ハブ14の第1係合凸部72は内ハブ40の内側引掛凸部46を引っ掛けて、内ハブ40を一体的に後退させる。第1係合凸部72と内側引掛凸部46の係合力は、外側引掛凸部47と第1係合凹部56の係合力よりも強くなるように設計されており、内針ハブ14は内ハブ40を確実に後退させることができる。
内針ハブ14と内ハブ40の後退は、外側引掛凸部47が外ハブ50の第2係合凹部57に係合されるまで継続される。ここで、外側引掛凸部47と第2係合凹部57の係合力は、第1係合凸部72と内側引掛凸部46の係合力よりも強くなるように設計されている。そのため、外側引掛凸部47が第2係合凹部57に係合された後、内針ハブ14をさらに後退させると、第1係合凸部72と内側引掛凸部46との係合が解除される。すなわち、外側引掛凸部47と第2係合凹部57は、第1係合凸部72による係止を解除する解除機構を有する解除機構65として機能する。
この解除機構65によって、内ハブ40を残して内針ハブ14が後退するようになる。その結果、カテーテル組立体10Bは、外側カテーテル30の先端から内側カテーテル20の先端を所定距離離間させた穿刺後状態としたまま、内針12及び内針ハブ14を内側及び外側カテーテル20、30から離脱させることができる。
以上のように、第3実施形態に係るカテーテル組立体10Bは、第1係合凸部72及び内側引掛凸部46による係合機構63、外側引掛凸部47及び第2係合凹部57の解除機構65を有する。従って、内針ハブ14の後退に基づき内ハブ40を後退させて、解除機構65において内ハブ40の後退を止めることができる。これにより、内側カテーテル20をある程度後退させた位置に配置して、生体組織による外側カテーテル30の圧迫を内側カテーテル20により支持することができる。
また、解除機構65は、内ハブ40の外側引掛凸部47と、外ハブ50の第2係合凹部57とにより簡単に構成することができ、内ハブ40と外ハブ50の製造コストを低減することができる。さらに、カテーテル組立体10Bは、内針ハブ14の第2係合凸部73により、外側カテーテル30及び外ハブ50に対し、内側カテーテル20及び内ハブ40を円滑に押し出すことができ、相互の組み付けを容易に行うことができる。
なお、第3実施形態に係るカテーテル組立体10Bも種々の応用例や変形例をとり得る。例えば、内針ハブ14、内ハブ40及び外ハブ50に設けられる凸部又は凹部は、所望の係合力が得られればよく、その配置対象について自由に設計してよい。
また、外ハブ50からの内針ハブ14の抜去と共に内ハブ40を抜去させる構成とする場合には、外ハブ50は、第2係合凹部57を備えていなくてもよい。
さらに、第1及び第2係合凸部72、73、内側及び外側引掛凸部46、47、第1及び第2係合凹部56、57は、一部又は全部が非環状の突起として形成されてもよい。例えば全ての凸部及び凹部が突起に形成された場合は、内針ハブ14、内ハブ40、外ハブ50の周方向位置を位置決めする機構(例えば、スプライン係合)を採用するとよい。
10、10A、10B…カテーテル組立体
11…多重構造針 12…内針
13…段差部 14、70…内針ハブ
15、71…連結部 15a、15b…突出部
16…カテーテル 18…カテーテルハブ
20…内側カテーテル 24…内側引掛部
30…外側カテーテル 40…内側カテーテルハブ
44…ゴム部材 46…内側引掛凸部
47…外側引掛凸部 50…外側カテーテルハブ
52…テーパ連結部 56…第1係合凹部
57…第2係合凹部 60〜63…係合機構
65…解除機構 72…第1係合凸部
73…第2係合凸部

Claims (12)

  1. 内針と、
    前記内針の外側に配置される内側カテーテルと、
    前記内側カテーテルの外側に配置される外側カテーテルと、
    前記内側及び外側カテーテルを固定保持するカテーテルハブと、を備え、
    前記内針は、前記外側カテーテルに対して相対的に後退して前記内側カテーテル及び前記外側カテーテルから抜去可能であり、
    前記内側カテーテルと前記外側カテーテルは、前記内針の長手方向に互いに相対移動可能である
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  2. 請求項1記載のカテーテル組立体において、
    前記内側カテーテルは、前記内針の後退に基づき前記外側カテーテルに対し相対移動可能となる
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  3. 請求項1又は2記載のカテーテル組立体において、
    当該カテーテル組立体は、
    前記内側カテーテルの先端が前記外側カテーテルの先端に接触する第1状態と、
    前記内側カテーテルの先端が前記外側カテーテルの先端から離間する第2状態と、に移行可能である
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  4. 請求項3記載のカテーテル組立体において、
    前記内側及び外側カテーテルのうち一方は、前記カテーテルハブに対し相対移動不能に固定され、
    前記内側及び外側カテーテルのうち他方は、弾性部を介して前記カテーテルハブに固定されている
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  5. 請求項4記載のカテーテル組立体において、
    前記弾性部は、前記第1状態で、前記内側カテーテルの先端と前記外側カテーテルの先端とを離間させる方向に復元力を有する
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  6. 請求項5記載のカテーテル組立体において、
    前記内側及び外側カテーテルのうち他方と、前記内針又は該内針を固定保持する内針ハブとは、前記復元力に抗して前記第1状態を継続する係合機構を有する
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテル組立体において、
    前記カテーテルハブは、
    前記内側カテーテルが固定された内側カテーテルハブと、
    前記外側カテーテルが固定され、前記内側カテーテルハブに対して移動可能な外側カテーテルハブと、で構成されている
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  8. 請求項7記載のカテーテル組立体において、
    前記内針を固定保持する内針ハブは、前記カテーテルハブに対し相対的に後退する際に前記内側カテーテルハブを係止する後退時係止部を有し、
    前記内側カテーテルハブ及び前記外側カテーテルハブは、前記カテーテルに対し前記内針を後退させた際に、前記後退時係止部の係止を解除する解除機構を有する
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  9. 請求項8記載のカテーテル組立体において、
    前記解除機構は、前記内側カテーテルハブ及び前記外側カテーテルハブのうちいずれか一方に設けられた凸部と、他方に設けられた凹部とで構成されている
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  10. 請求項8又は9記載のカテーテル組立体において、
    前記内針ハブは、前記カテーテルハブに対し相対的に進出する際に前記内側カテーテルハブを係止して該内側カテーテルハブを押し出す進出時係止部を有する
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のカテーテル組立体において、
    前記内側カテーテルと前記外側カテーテルとは相互に異なる硬さの材料で構成されている
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
  12. 請求項11記載のカテーテル組立体において、
    前記外側カテーテルは、前記内側カテーテルよりも柔軟である
    ことを特徴とするカテーテル組立体。
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