[go: up one dir, main page]

JP2018141847A - プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡 - Google Patents

プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP2018141847A
JP2018141847A JP2017035269A JP2017035269A JP2018141847A JP 2018141847 A JP2018141847 A JP 2018141847A JP 2017035269 A JP2017035269 A JP 2017035269A JP 2017035269 A JP2017035269 A JP 2017035269A JP 2018141847 A JP2018141847 A JP 2018141847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmittance
light
color
spectacle lens
hard coat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017035269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018141847A5 (ja
Inventor
今井 浩司
Koji Imai
浩司 今井
紘史 上野
Hiroshi Ueno
紘史 上野
宏寿 高橋
Hirotoshi Takahashi
宏寿 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Optical Co Ltd
Original Assignee
Tokai Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Optical Co Ltd filed Critical Tokai Optical Co Ltd
Priority to JP2017035269A priority Critical patent/JP2018141847A/ja
Priority to KR1020197025185A priority patent/KR102550032B1/ko
Priority to PCT/JP2018/004456 priority patent/WO2018155213A1/ja
Priority to CN201880013278.9A priority patent/CN110325899A/zh
Priority to EP18756767.2A priority patent/EP3588174A4/en
Publication of JP2018141847A publication Critical patent/JP2018141847A/ja
Priority to US16/542,755 priority patent/US11422287B2/en
Publication of JP2018141847A5 publication Critical patent/JP2018141847A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • G02C7/104Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses having spectral characteristics for purposes other than sun-protection
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/14Protective coatings, e.g. hard coatings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/022Ophthalmic lenses having special refractive features achieved by special materials or material structures
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • G02B1/115Multilayers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

【課題】可視光の波長域即ち可視域の略全域において透過率が高く、装用時の色が裸眼と同様に認識されて装用による色変化が極めて少なく、取扱性や快適性に優れたプラスチック眼鏡レンズ,眼鏡を提供する。
【解決手段】プラスチック眼鏡レンズは、少なくともプラスチック製の基材を含む。かようなプラスチック眼鏡レンズにおいて、400nm以上780nm以下の波長域の光に対する最大透過率と最小透過率の差が10ポイント以内であり、且つ、380nm以上780nm以下の波長域(可視域)の光に対する基材の内部透過率が、全域で80%以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラスチック眼鏡レンズ(サングラスレンズを含む)、及び当該プラスチック眼鏡レンズを用いた眼鏡(サングラスを含む)に関する。
従来、プラスチック眼鏡レンズでは、眼の保護を図ると共にレンズの劣化を防止する観点から、下記特許文献1に記載されるような紫外線吸収剤が重合組成物に添加されて、波長300nm(ナノメートル)以上400nm未満の光が吸収され、その波長域の透過率が10%以下程度となるように形成されている。
他方、ガラス眼鏡レンズでは、下記特許文献2に記載されるように、波長380nmの光に対して80%程度の透過率を有するものが存在している。
特許第3447723号公報 特開2005−338366号公報
可視光即ち人間の眼で視認可能な光における波長の下限(短波長限界)は360nm以上400nm以下の波長域内にあるとされ、波長の上限(長波長限界)は760nm以上830nm以下の波長域内にあるとされているところ、特許文献1のプラスチック眼鏡レンズでは、400nm以下の光が吸収されるため、その波長域の光が眼に届かず、その波長域の光を含む光について、眼鏡レンズを通して視認された場合(装用時)の色は、眼鏡レンズを通さない状態(裸眼)で視認された場合の色と異なる色で認識される。かように、眼鏡レンズによって視認される色が変わるとすると、ファッションデザイナーやインテリアデザイナー、プロダクトデザイナーによる使用のように色を重視する場合には、特許文献1の眼鏡レンズは用い難い。
特許文献2のガラス眼鏡レンズは、波長380nmの光に対して80%程度の透過率を有しているため、特許文献1の眼鏡レンズに比べて、装用時の色が裸眼の色に近くなるものの、ガラス製であるため、落下時の破損に注意する必要があったり、重量が比較的に重くなったりする等、取扱性や装用の快適性に劣るものとなる。
そこで、本発明の主な目的は、可視光の波長域即ち可視域の略全域において透過率が高く、装用時の色が裸眼と同様に認識されて装用による色変化が極めて少なく、取扱性や快適性に優れたプラスチック眼鏡レンズ,眼鏡を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プラスチック製の基材を有するプラスチック眼鏡レンズであって、400nm以上780nm以下の波長域の光に対する最大透過率と最小透過率の差が10ポイント以内であり、380nm以上780nm以下の波長域の光に対する前記基材の内部透過率が、その波長域の全域で80%以上であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明にあって、前記基材の少なくとも片面に、ハードコート層が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明にあって、前記ハードコート層に、金属酸化物の微粒子が添加されており、前記金属酸化物は、Ti,Ceを除く1種以上の金属の酸化物であることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明にあって、前記基材の少なくとも片面に、反射防止膜が形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明にあって、前記基材に、紫外線吸収剤が添加されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、上記発明にあって、前記プラスチック眼鏡レンズを通過しない光の色の色相角と、当該光が前記プラスチック眼鏡レンズを通過した場合の色の色相角の差の絶対値が、1未満であることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、眼鏡であって、上記発明のプラスチック眼鏡レンズが用いられていることを特徴とするものである。
本発明の主な効果は、可視光の波長域即ち可視域の略全域において透過率が高く、装用時の色が裸眼と同様に認識されて装用による色変化が極めて少なく、取扱性や快適性に優れたプラスチック眼鏡レンズ,眼鏡が提供されることにある。
基材に対する入射光や、吸収ないし両面反射を考慮した反射光,透過光と、内部透過率の関係を示す模式図である。 実施例1(第1の基材)と比較例1(第2の基材)に係る、可視域(380nm以上780nm以下)における透過率と内部透過率の分布を示すグラフである。 実施例1〜3の可視域における透過率分布(透過率特性)を示すグラフである。 実施例1〜3の可視域における反射率分布(反射率特性)を示すグラフである。 比較例1〜6の可視域における透過率分布(透過率特性)を示すグラフである。 比較例1〜6の可視域における反射率分布(反射率特性)を示すグラフである。 レンズの透過光と非透過光(直接光)に係る各物体色を測定する試験の模式図である。 図7の試験で用いられた光源に係る可視域の分光放射輝度のグラフである。 図7の試験で用いられた各色標に係るCIE色度図上の位置を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施の形態の例が説明される。本発明は、以下の形態に限定されない。
本発明に係るプラスチック眼鏡レンズは、少なくともプラスチック製の基材を含む。
プラスチック眼鏡レンズにおいて、400nm以上780nm以下の波長域の光に対する最大透過率と最小透過率の差が10ポイント以内であり、且つ、380nm以上780nm以下の波長域(可視域)の光に対する基材の内部透過率が、全域で80%以上である。
可視域は、上述の通り、短波長限界から長波長限界までの波長域であるが、ここでは380nm以上780nm以下とする。
基材の材料として、好ましくは熱硬化性樹脂が用いられ、例えばポリウレタン樹脂、チオウレタン樹脂、ウレタン−ウレア樹脂、エピスルフィド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリ4−メチルペンテン−1樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂、あるいはこれらの組合せが用いられる。
基材には、裸眼色再現性を確保しながら眼を保護し更にレンズの劣化を防止する観点から、好ましくは紫外線吸収剤が添加され、より好ましくは吸収ピーク波長が380nm未満である紫外線吸収剤が添加される。かような紫外線吸収剤の添加量は、上述の観点から調整される。
基材の厚みは、上述の内部透過率の条件や、レンズの透過率の条件が確保されれば特に限定されないが、厚みが増すほど、内部透過率が比例的に上昇し、又眼鏡レンズとしての見栄えや重量が比較的に悪化することから、好ましくは4mm(ミリメートル)以下とされる。
プラスチック眼鏡レンズは、基材のみから構成されても良いが、基材の少なくとも片面に、ハードコート層が形成されていても良い。
ハードコート膜は、好適には基材の表面にハードコート液を均一に施すことで形成される。
又、ハードコート膜として、好ましくは無機酸化物微粒子を含むオルガノシロキサン系樹脂を用いることができる。オルガノシロキサン系樹脂は、アルコキシシランを加水分解し縮合させることで得られるものが好ましい。又、オルガノシロキサン系樹脂の具体例として、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルシリケート、又はこれらの組合せが挙げられる。これらアルコキシシランの加水分解縮合物は、当該アルコキシシラン化合物あるいはそれらの組合せを、塩酸等の酸性水溶液で加水分解することにより製造される。
一方、無機酸化物微粒子の材質の具体例として、酸化亜鉛、二酸化ケイ素(シリカ微粒子)、酸化アルミニウム、酸化チタン(チタニア微粒子)、酸化ジルコニウム(ジルコニア微粒子)、酸化スズ、酸化ベリリウム、酸化アンチモン、酸化タングステン、酸化セリウムの各ゾルを単独であるいは何れか2種以上を混晶化したものが挙げられる。無機酸化物微粒子の直径は、ハードコート膜の透明性確保の観点から、1nm以上100nm以下であることが好ましく、1nm以上50nm以下であるとより好ましい。又、無機酸化物微粒子の配合量(濃度)は、ハードコート膜における硬度や強靱性の適切な度合での確保という観点から、ハードコート膜の全成分中の40重量%(重量パーセント)以上60重量%以下を占めることが好ましい。加えて、ハードコート液には、硬化触媒としてアセチルアセトン金属塩、及びエチレンジアミン四酢酸金属塩の少なくとも一方等を付加することができ、更に基材に対する密着性確保や形成の容易化、所望の(半)透明色の付与等の必要に応じて界面活性剤、着色剤、溶媒等を添加することができる。
無機酸化物微粒子における無機酸化物(金属酸化物)は、可視域でなるべく吸収を行わないものを選択して、可視域全域に亘る高い透過率を確保し、裸眼時視認色に対するレンズ装用時視認色の差の極めて少ない状態を確保する観点から、Ti,Ceを除く1種以上の金属の酸化物であることが好ましい。Ti(チタン)の酸化物やCe(セリウム)の酸化物は、可視域(特に短波長側)で吸収を行うことから、これらは好ましい金属酸化物から除外される。かような好ましい金属酸化物の例として、Sb(アンチモン),Zr(亜鉛),Sn(スズ),Si(ケイ素),Al(アルミニウム),Ta(タンタル),La(ランタン),Fe(鉄),Zn(亜鉛),W(タングステン),Zr(ジルコニウム),In(インジウム)の酸化物のうちの何れか、あるいはこれらの組合せが挙げられる。
ハードコート膜の物理膜厚は、0.5μm(マイクロメートル)以上4.0μm以下とすると好ましい。この膜厚範囲の下限については、これより薄いと充分な硬度を得難いことから定まる。一方、上限については、これより厚くするとクラックや脆さの発生等、物性に関する問題の生ずる可能性が飛躍的に高まり、又無機酸化物微粒子による可視域への吸収(透過率減少)の影響が高まることから定まる。
更に、ハードコート膜と基材表面の間に、ハードコート膜の密着性を向上する観点からプライマー膜を付加しても良い。プライマー膜の材質として、例えばポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル樹脂、有機ケイ素系樹脂、又はこれらの組合せが挙げられる。プライマー膜は、好適には基材の表面にプライマー液を均一に施すことで形成される。プライマー液は、水又はアルコール系の溶媒に上記の樹脂材料と無機酸化物微粒子を混合させた液である。
プラスチック眼鏡レンズには、光学多層膜が付加されていても良い。光学多層膜は、基材に対して形成されても良いが、好ましくはハードコート層の上に形成される。光学多層膜は、基材の少なくとも片面に対して形成され、両面に形成される場合、好ましくは何れの膜も同一の積層構造となるようにする。
光学多層膜は、裸眼時視認色と同様のレンズ装用時視認色を確保する観点から、好ましくは可視域全域に亘り平坦で高い透過率分布を有するように形成され、又好ましくは酸化チタン層を始めとする可視域で吸収を行う材料は用いられず、可視域で吸収を殆ど行わない酸化ジルコン(ジルコニア)を始めとする材料が用いられる。
光学多層膜は、反射防止機能を確保する観点から(反射防止膜)、好ましくは、低屈折率層と高屈折率層を交互に積層して形成され、又好ましくは全体として奇数層(全5層,全7層等)を有する構造である。更に好ましくは、最も基材側の層(基材に最も近い層)を1層目とすると、奇数層目が低屈折率層であり、偶数層目が高屈折率層である。
低屈折率層や高屈折率層は、真空蒸着法やイオンアシスト蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法等により形成される。
本発明のプラスチック眼鏡レンズにおいて、光学多層膜と基材の間及び光学多層膜の表面の少なくとも一方に、ハードコート層以外の中間膜や、防汚膜(撥水膜・撥油膜)等の別種の膜を付加しても良く、光学多層膜を両面に形成する場合には、付加する別種の膜の種類を互いに変えたり、膜の有無を互いに変えたりして良い。
そして、裸眼時視認色に対するレンズ装用時視認色の差の極めて少ない状態を確保する観点から、好ましくは、本発明に係るプラスチック眼鏡レンズを通過しない光の色の色相角と、その色の光をプラスチック眼鏡レンズに通過させた場合の色の色相角の差の絶対値が、1未満であるようにする。
ここでのプラスチック眼鏡レンズを通過しない色は、可視域の略全域を代表するものが好ましく、例えば青色,赤色の2色の組合せや、青色,緑色,赤色の3色、青色,緑色,黄色,赤色の4色、青色,水色,緑色,黄色,赤色の5色、青色,水色,緑色,黄色,オレンジ色,赤色の6色、紫色,青色,水色,緑色,黄色,赤色の6色、紫色,青色,水色,緑色,黄色,オレンジ色,赤色の7色の組合せ等である。
又、上記のプラスチック眼鏡レンズを用いて、可視域の略全域において透過率が高く、装用時の色が裸眼と同様に認識されて装用による色変化が極めて少なく、取扱性や快適性に優れた眼鏡が作製される。
次いで、本発明の実施例1〜3、及び本発明に属さない比較例1〜6が、適宜図面を用いて説明される。尚、本発明は、以下の実施例に限定されない。又、本発明の捉え方により、実施例が比較例となったり、比較例が実施例となったりすることがある。
≪基材等≫
これら実施例ないし比較例は、何れもプラスチック眼鏡レンズであり、それらの基材は、何れも眼鏡用の熱硬化性樹脂製であって、プラスチック眼鏡レンズとして標準的な大きさの円形である。
実施例や比較例において、2種類の基材(第1の基材及び第2の基材)が形成された。これら基材においては、材料における紫外線吸収剤の種類や分量が互いに相違する。
第1の基材は、波長546nmの光に対する屈折率n=1.6008,アッベ数ν=40であり、レンズ中心厚が1.9mmで度数がS−0.00である非球面レンズであって、次に示すように形成されたものである。尚、本発明において、度数は様々に変更可能であり、装用者の裸眼視力に合わせて、視力矯正を行い得るものとすることができる。
即ち、第1の基材は、ノルボルネンジイソシアネート51重量部、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)22重量部、ビス(メルカプトメチル)−3, 6,9−トリチア−1, 1, 1−ウンデカンジオール27重量部の合計100重量部に対して、触媒としてジブチルチンジクロライド0.03重量部が添加されると共に、紫外線吸収剤(クラリアントケミカルズ製VSU)0.11重量部が配合された均一溶液が、レンズ用モールドに注入され、25℃から始めて140℃に至るまで18時間かけ昇温硬化されることで形成された。
実施例1は、この第1の基材のみから成るプラスチック眼鏡レンズである。
第2の基材は、波長546nmの光に対する屈折率n=1.6015,アッベ数ν=40であり、レンズ中心厚が1.9mmで度数がS−0.00である非球面レンズであって、次に示すように形成されたものである。
即ち、第2の基材は、ノルボルネンジイソシアネート51重量部、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)22重量部、ビス(メルカプトメチル)−3, 6,9−トリチア−1, 1, 1−ウンデカンジオール27重量部の合計100重量部に対して、触媒としてジブチルチンジクロライド0.03重量部が添加されると共に、紫外線吸収剤(大和化成株式会社製T−53)2.00重量部が配合された均一溶液が、レンズ用モールドに注入され、25℃から始めて140℃に至るまで18時間かけ昇温硬化されることで形成された。
比較例1は、この第2の基材のみから成るプラスチック眼鏡レンズである。
≪ハードコート層等≫
又、これら実施例ないし比較例の一部においては、中間膜として、ハードコート液の塗布により形成されるハードコート層が両面に付与された。
基材に接するハードコート層は、金属酸化物微粒子を含むハードコート液を基材へ塗布して加熱することにより、2種類(第1のハードコート層及び第2のハードコート層)が形成された。これらのハードコート層では、ハードコート液の材料の一部や分量ないし金属酸化物微粒子の種類や分量が互いに相違する。
第1のハードコート層は、次のように作製された。
まず、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン76重量部に対し、メタノール121重量部が加えられ、その混合液中に0.01N(規定度)の塩酸水溶液26重量部が氷冷下において撹拌されつつ滴下されて混合液が加水分解され、更に加水分解された混合液の撹拌が15℃で一昼夜継続されることで、ハードコートベース溶液が作製された。
次いで、このハードコートベース溶液(合計223重量部)に対して、金属酸化物微粒子としての酸化アンチモン微粒子のゾル(酸化アンチモンゾルSb,日揮触媒化成株式会社製ELCOM V−4566)261重量部が加えられると共に、レベリング剤としてのシリコーン系界面活性剤(株式会社NUC製SILWETL−7001)を0.60重量部、又イタコン酸が10.4重量部、ジシアンジアミドが5.3重量部加えられ、更に20℃で一昼夜撹拌されることで、固形分約30%のハードコート液が作製された。
第1のハードコート層は、ハードコート液の塗布ないし加熱により、次のように形成された。
即ち、前処理された第1の基材の外面に対し、ディッピング法(引き上げ速度250mm/分)により、ハードコート液が均一に行き渡るようにし、更にハードコート液付きの第1の基材を110℃の環境に2時間置くことで、物理膜厚2.5μm(マイクロメートル)、屈折率n=1.5912のハードコート層が硬化された。
実施例2は、上記第1の基材とこの第1のハードコート層のみから成るプラスチック眼鏡レンズである。
第2のハードコート層は、次のように作製された。
テトラエトキシシラン11重量部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン76重量部、及びγ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン22重量部に対し、メタノール150重量部が加えられ、その混合液中に0.01N(規定度)の塩酸水溶液24重量部が氷冷下において撹拌されつつ滴下されて混合液が加水分解され、更に加水分解された混合液の撹拌が15℃で一昼夜継続されることで、ハードコートベース溶液が作製された。
次いで、このハードコートベース溶液(合計283重量部)に対して、金属酸化物微粒子としての酸化チタン複合微粒子のゾル(酸化チタンゾル,日揮触媒化成株式会社製ハイネックスAB20)192重量部が加えられると共に、レベリング剤としてのシリコーン系界面活性剤(株式会社NUC製SILWETL−7001)を0.60重量部、又イタコン酸が20.02重量部、ジシアンジアミドが8.33重量部加えられ、更に20℃で一昼夜撹拌されることで、固形分約30%のハードコート液が作製された。
第2のハードコート層は、ハードコート液の塗布ないし加熱により、次のように形成された。
即ち、前処理された第2の基材の外面に対し、ディッピング法(引き上げ速度250mm/分)により、ハードコート液が均一に行き渡るようにし、更にハードコート液付きの第2の基材を110℃の環境に2時間置くことで、物理膜厚2.5μm、屈折率n=1.6004のハードコート層が硬化された。
比較例2は、上記第1の基材とこの第2のハードコート層のみから成るプラスチック眼鏡レンズである。
≪光学多層膜等≫
更に、これら実施例ないし比較例の一部では、両面におけるハードコート層の上に、各面で同じ構成の光学多層膜が形成された。
光学多層膜は、3種類(第1の光学多層膜ないし第3の光学多層膜)形成された。
第1の光学多層膜と第2の光学多層膜は、互いに全層数が相違し、又各層の物理膜厚が相違する。
第2の光学多層膜と第3の光学多層膜は、互いに高屈折率材料が相違し、又各層の物理膜厚が相違する。
第1の光学多層膜は、ハードコート層付き基材の各面において、全5層の低屈折率層(最も基材に近い側を第1層L1として奇数層L1,L3,L5)及び高屈折率層(偶数層L2,L4)の交互積層膜(反射防止膜)として形成された。
第1の光学多層膜の低屈折率層は低屈折率材料から形成されており、ここでは低屈折率材料はSiO(キヤノンオプトロン株式会社製SiO)であって低屈折率層はSiO層である。他方、高屈折率層は高屈折率材料から形成されており、ここでは高屈折率材料はZrO(キヤノンオプトロン株式会社製ZrO)であって高屈折率層はZrO層である。
第1の光学多層膜における各層の物理膜厚や波長500nmの光に対する屈折率等は、次の[表1]に示される通りである。
第1の光学多層膜は、次のように形成された。即ち、真空チャンバ内に一方の面(形成対称面)を下方に向けた状態で投入されたハードコート層付きの基材に対し、80℃の雰囲気を10分間保持する加熱処理が行われ、その後、真空圧7.0×10−4Pa(パスカル)の真空条件下で、基材の下方に低屈折率材料ないし高屈折率材料を配置した状態で、これら材料が交互に蒸着され、計5層の誘電体多層膜(反射防止膜)が一方の面に形成され、その形成後、反射防止膜形成面に対して、撥水加工が行われた。又、ハードコート層付き基材の他方の面に対して、同様に最外面に撥水層(L6)の付着した同じ構成の反射防止膜が形成された。撥水層は、反射防止膜の構成要素であると考えても良いし、反射防止膜の構成要素に含まれないものと考えても良い。
実施例3は、上記第1の基材及び第1のハードコート層と、この第1の反射防止膜から成るプラスチック眼鏡レンズである。
第2の光学多層膜は、第1の光学多層膜と略同様に、ハードコート層付き基材の各面において、一般的な全7層の低屈折率層(最も基材に近い側を第1層L1として奇数層L1,L3,L5,L7)及び高屈折率層(偶数層L2,L4,L6)の交互積層膜(反射防止膜)として形成され、更に撥水層(L8)を付与して形成された。
第2の光学多層膜における各層の物理膜厚や波長500nmの光に対する屈折率等は、次の[表2]に示される通りである。
比較例3は、上記第2の基材及び第2のハードコート層と、この第2の反射防止膜から成るプラスチック眼鏡レンズである。
又、比較例4は、上記第1の基材及び第1のハードコート層と、この第2の光学多層膜から成るプラスチック眼鏡レンズである。
第3の光学多層膜は、第1の光学多層膜と略同様に、ハードコート層付き基材の各面において、一般的な全7層の低屈折率層(最も基材に近い側を第1層L1として奇数層L1,L3,L5,L7)及び高屈折率層(偶数層L2,L4,L6)の交互積層膜(反射防止膜)として形成され、更に撥水層(L8)を付与して形成された。
第3の光学多層膜に係る高屈折率材料は、Ti(キヤノンオプトロン株式会社製OS−50)であり、蒸着時真空チャンバ内に酸素ガスの導入を行うことで、次の反応が行われるようにして、高屈折率層としてTiO層が形成される。尚、酸素ガスの導入量や導入時の真空チャンバ内の圧力等により、下記のxの値が2未満(5/3以上)となり得る。
Ti+δO→TiO (x=2)
第3の光学多層膜における各層の物理膜厚や波長500nmの光に対する屈折率等は、次の[表3]に示される通りである。
比較例5は、上記第1の基材及び第1のハードコート層と、この第3の反射防止膜から成るプラスチック眼鏡レンズである。
他方、比較例6は、上記第2の基材及び第1のハードコート層と、第1の光学多層膜から成るプラスチック眼鏡レンズである。
≪可視域における基材の内部透過率分布等≫
第1の基材即ち実施例1と、第2の基材即ち比較例1について、可視域における透過率と内部透過率の分布が測定ないし算出された。
ここで、可視域は、380nm以上780nm以下とした。
又、可視域における透過率は、分光光度計により測定された。
更に、可視域における内部透過率の分布は、可視域における透過率分布に基づいて、次のように計算された。
即ち、図1に示されるように、レンズ(基材)LEに対して光が入射する場合の入射面の反射率をRとし、逆側の面の反射率をRとし、レンズLEの内部透過率をTとする。ここでは、反射率や透過率が考察されるので、入射光の強度が1と考えられれば良い。この場合、レンズLEにおける吸収と両面反射を考慮した透過率Tは、図中のA’,B’,・・・の総和となる。
そして、A’は、図中のF−Fであり、B’は、図中のF−Fである。
又、図中のF=1−Rであり、更に順に
=(1−R)T
=(1−R)T
=(1−R)T=(1−R)T
=(1−R)T
=(1−R)T
=(1−R)T
・・・である。
以上より、上述の透過率T
=A’+B’+・・・
=(F−F)+(F−F)+・・・
=[〔(1−R)T〕−〔(1−R)T〕]+[〔(1−R)T 〕−〔(1−R)T 〕]+・・・
=(1−R)T〔(1−R)+T (1−R)+・・・〕
=(1−R)(1−R)T(1+T +・・・)
となり、又(1+T +・・・)は公比R の等比数列の和の公式により
(1+T +・・・)=1/(1−R
となるから、結局
T=(1−R)(1−R)T/(1−R
となって(この式を式1とする)、透過率Tの分布が測定されれば内部透過率Tの分布が式1により算出可能となる。
第1の基材即ち実施例1と、第2の基材即ち比較例1に係る、可視域における透過率と内部透過率の分布が、図2に示される。
実施例1及び比較例1の透過率は、共に440nm以上780nm以下で89%以上91%以下の狭い領域内に入る程度に平坦であるが、380nm以上400nm以下の領域においては、実施例1の透過率が殆ど80%以上であるのに対し、比較例1の透過率は10%未満である。
又、実施例1及び比較例1の内部透過率は、共に440nm以上780nm以下で98%以上100%以下の狭い領域内に入る程度に平坦であるが、380nm以上400nm以下の領域においては、実施例1の透過率が90%以上であるのに対し、比較例1の透過率は10%未満である。
≪可視域における眼鏡レンズの透過率分布や反射率分布等≫
実施例1〜3の可視域における透過率,反射率の分布(透過率特性,反射率特性)が図3,4に示され、比較例1〜6の可視域における透過率,反射率の分布(透過率特性,反射率特性)が図5,6に示される。尚、透過率特性(図3,5)では、350nm以上800nm以下の波長域で示されている。
可視域における透過率分布や反射率分布は、分光光度計により測定された。
実施例1,2の透過率分布は、400nm以上800nm以下の波長域において88%以上91%以下の領域内にあって高い値で平坦であり、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差が10ポイント以内(約2ポイント)である。又、実施例1,2の透過率分布は、380nm以上400nm未満の波長域において80%以上であり単調増加している。更に、実施例1,2の透過率分布は、370nmで60%程度、360nmで20%程度、350nmで3%程度である。
実施例1の反射率分布は、400nm以上780nm以下の波長域において5%以上5.6%以下の領域内にあって低い値で略単調減少しており、又380nm以上400nm未満の波長域において5.6%以上6.1%以下の領域内にある。
実施例2の反射率分布は、400nm以上780nm以下の波長域において4.7%以上5.6%以下の領域内にあって低い値となっており、又380nm以上400nm未満の波長域において5.1%以上5.8%以下の領域内にある。
実施例3の透過率分布は、400nm以上800nm以下の波長域において95%以上99%以下の領域内にあって更に高い値で平坦であり、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差が10ポイント以内(約3ポイント)である。又、実施例3の透過率分布は、380nm以上400nm未満の波長域において80%以上であり単調増加していて、380nm未満においては実施例1,2と同様である。
実施例3の反射率分布は、400nm以上780nm以下の波長域において0.4%以上1.6%以下の低い領域内にあり、又380nm以上400nm未満の波長域において0.4%以上2.1%以下の低い領域内にある。
これらに対し、比較例1の透過率分布は、430nm以上800nm以下の波長域において88%以上91%以下の領域内にあって高い値で平坦であるが、420nmで80%程度ないし410nmで50%程度と430nmから波長が短くなるにつれて急落し、少なくとも350nm以上398nm以下の波長域で0%となる。比較例1の透過率分布に係る、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差は、10ポイント以上(約85ポイント)である。
比較例1の反射率分布は、実施例1と概ね同様である。
比較例2の透過率分布は、急落する波長域がより短波長側であること以外は比較例1と概ね同様であり、400nmで87%程度、390nmで80%程度、380nmで60%程度、350nm以下で0%である。比較例2の透過率分布に係る、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差は、10ポイント以内(約5ポイント)である。
比較例2の反射率分布は、実施例2と概ね同様である。
比較例3の透過率分布は、430nm以上800nm以下の波長域における値以外は比較例1と概ね同様である。透過率は当該波長域では95%以上98%以下の領域内にあり、420nmで90%程度、410nmで60%程度、405nmより短波長では略比較例1と同様になる。比較例3の透過率分布に係る、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差は、10ポイント以上(約95ポイント)である。
比較例3の反射率分布は、可視域の両端で6%前後で、0%に近い極小値が2箇所あるすり鉢状である。
比較例4の透過率分布は、430nm以下の波長域における値以外は比較例3と概ね同様である。透過率は、430nmから短波長側をみて、400nmまでは95%以上であり、390nmで90%程度、380nmで80%程度、370nmで50%程度、360nmで15%程度、350nmで3%程度である。比較例4の透過率分布に係る、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差は、10ポイント以上(約15ポイント)である。
比較例4の反射率分布は、可視域の短波長端で3%前後,長波長端で7%程度で、0%に近い極小値が2箇所あるすり鉢状である。
比較例5の透過率分布は、350nm以上390nm未満の波長域で比較例2と同様であり、390nm以上400nm未満の波長域で単調増加を続けて96%程度まで上昇し、400nm以上800nm未満の波長域で95%以上100%未満の領域内に入っている。比較例5の透過率分布に係る、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差は、10ポイント以内(約6ポイント)である。
比較例5の反射率分布は、400nm以上の波長域で0%以上2%以下の領域内に入っており、400nm未満の波長域で10%以上から1%程度まで急激に単調減少している。
比較例6の透過率分布は、350nm以上430nm未満の波長域で比較例3と同様であり、430nm以上の波長域で比較例5と同様である。比較例6の透過率分布に係る、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差は、10ポイント以上(約95ポイント)である。
比較例6の反射率分布は、可視域で0.5%以上3%以下の領域内に入っている。
≪物体からの可視光に係る眼鏡レンズ通過の有無による色の違い等≫
各実施例や各比較例について、レンズ装用時と裸眼での見え方の違いを確認するため、レンズ透過光と非透過光(直接光)の物体色を測定する試験がなされた。
この試験の模式図が、図7に示される。
この試験では、分光放射輝度計LU(コニカミノルタ株式会社製CS2000)が用いられ、その400cm(センチメートル)先に、色標SC(DIC株式会社製「color guide」第18版から8色を抜粋)が、暗室内で光源IL(演色AA光源,株式会社日立製作所製高演色型蛍光ランプ)に照らされる状態で1色ずつ置かれ、レンズLEのない(裸眼に対応する)場合の物体色(光源ILからの光の色標SCによる反射光の色)を把握するために、可視域の分光輝度分布が計測され、更に色標SCからの光がレンズLEを透過する(装用時に対応する)場合の物体色を把握するために、分光放射輝度計LUの前にレンズLEが配置された状態で、レンズLE越しの色標SCからの光に係る可視域の分光反射率分布、L表色系(国際照明委員会CIE1976)における各値(明度L,赤色(+)緑色(−)方向の色度a,黄色(+)青色(−)方向の色度b)が計測され、又彩度Cや色相角hが算出された。
彩度Cは、値が小さいほどくすんだ色となり、値が大きいほど鮮やかさが増し、C=〔(a+(b1/2である。
色相角hは、その色におけるa平面上の点ないし原点を結ぶ直線とa軸との角度であり、h=tan−1(b/a)である。任意の二色にける色相角hの差Δhは、色のズレの指標となり、Δhが小さいほど、その二色に係る色のズレが小さい。
ここで、光源ILの可視域における分光放射輝度分布が、図8に示される。当該分光放射輝度分布は、鋭いピークを除き、太陽光の当該分布に近似したものとなっている。尚、「E」及びその直後の数字nは、「×10」を示すものであり、例えば「1.0E−01」は「1.0×10−2」を示すものであって、以下同様である。
又、8色の色標SCは、No.557(ピンク色系統色)、No.564(赤色系統色)、No.567(オレンジ色系統色)、No.571(黄色系統色)、No.572(緑色系統色)、No.574(水色系統色)、No.578(青色系統色)、No.580(紫色系統色)である。これらのxy表色系でのxy座標(x,y)の値、即ちCIE(国際照明委員会)色度図上の位置が、図9に示される。ここで、色の(x,y)は、D65光源のもとでの2°視野における値である。又、次の[表4]に、レンズなしの場合における色標SC毎のL,a,b,C,hの各値が示される。
次の[表5]に、実施例1〜3における色標SC毎のL,a,b,C,h,Δhの各値が示され、[表6]に、比較例1〜3における同様の各値が示され、[表7]に、比較例4〜6における同様の各値が示される。
ここで、Δhは、レンズなしの場合における色標SCの色に対する色相角の差である。
実施例1(第1の基材)は、可視域全体で内部透過率が80%以上であり、ハードコート層や光学多層膜が付いていないため、透過率分布も可視域全体で高い水準にあり、何れの色標SCに対しても、レンズなしの場合との色相角の差Δhが何れの色標SCにおいても±1.0未満となって、裸眼の場合と実施例1装用時との色の見え方は殆ど変わらず、実施例1において裸眼での色の見え方が維持されている。しかも、実施例1は、紫外線吸収剤の種類(吸収ピーク波長が380nm未満である340nm)や分量(比較的少量)により、透過率が370nmで60%程度、360nmで20%程度、350nmで3%程度であり、短波長側の可視域外(380nm未満)における光(紫外線)の透過が抑制されていて、色の見え方の維持が図られながら眼の保護やレンズ劣化の防止についても考慮されている。又、実施例1は、プラスチック製であるため、破損し難く軽量化が容易である等、取扱性や快適性に優れる。
実施例2は、第1の基材に、第1のハードコート層即ち酸化アンチモン(Sb)微粒子の添加されたハードコート層が付加されているものであるところ、酸化アンチモンは可視域での光の吸収を行わないため、ハードコート層においても可視光の透過を妨げず、結果レンズなしの場合との色相角の差Δhが何れの色標SCにおいても±1.0未満となって、実施例2において裸眼での色の見え方が維持されている。しかも、実施例2においては、実施例1と同様に、短波長側の可視域外における光の透過が抑制され、色の見え方の維持機能と眼の保護機能とレンズ劣化防止機能が併存している。又、実施例2は、プラスチック製であるため、取扱性や快適性に優れる。
実施例3は、実施例2の構造に、第1の反射防止膜が付加されたものである。ここで、第1の反射防止膜は、可視域における反射特性が全域において略平坦である。このことは、可視域の透過率分布(図3)において、実施例2の分布に対して実施例3の分布が+6ポイント以上+8ポイント以下の増分で上方となっていることで示されている。従って、第1の反射防止膜が実施例2の特性を阻害せずに反射率を低減するものとなっており、レンズなしの場合との色相角の差Δhが何れの色標SCにおいても±1.0未満となって、実施例3において裸眼での色の見え方が維持されている。しかも、実施例1,2と同様に、短波長側の可視域外における光の透過が抑制され、色の見え方の維持機能と眼の保護機能とレンズ劣化防止機能が併存している。又、実施例3は、プラスチック製であるため、取扱性や快適性に優れる。
これに対し、比較例1(第2の基材)は、一般的なプラスチック眼鏡レンズ同様、400nm未満の光を遮断するため(図5)、紫外線吸収剤の種類(吸収ピーク波長390nm)や添加量(比較的多量)が調整されており、内部透過率(図2)も、400nm以上420nm以下の波長域において0%から約100%まで急増して、380nm以上480nm未満の波長域において0%となっている。よって、比較例1の装用時において380nm以上480nm未満の波長域の光は眼に届かず、レンズなしの場合の色標SCからの色のズレ(色相角の差Δh)が、水色(No.574)と青色(No.578)で絶対値が1.0以上(順に−1.84,−1.71)と比較的に大きくなっている。
比較例2は、第1の基材(実施例1)に、第2のハードコート層即ち酸化チタン(TiO)微粒子の添加されたハードコート層が付加されているものであるところ、酸化チタンは可視域(特に380nm以上400nm未満の波長域)で光の吸収を行うため、ハードコート層において可視光の透過が妨げられ、結果レンズなしの場合との色相角の差Δhが水色(No.574)の色標SCで絶対値1.0以上(−1.00)となり、レンズ装用時の裸眼色再現性が比較的に劣っている。
比較例3は、第2の基材(比較例1)に、第2のハードコート層と、第2の反射防止膜が付加されたものである。ここで、第2の反射防止膜は、プラスチック眼鏡レンズにおいて一般的である、反射色が青色ないし緑色である反射防止膜である。第2の基材における紫外線吸収剤の添加や、第2のハードコート層における可視光域での吸収、又第2の反射防止膜による青色ないし緑色の波長域の反射により、青色(No.578)における色相角の差Δhが絶対値1.0以上(−2.67)となって、レンズ装用時の裸眼色再現性が比較的に劣っている。
又、比較例4は、実施例2の構造(第1の基材及び第1のハードコート層)に、第2の反射防止膜を付加したものであるところ、第2の反射防止膜は青色ないし緑色を比較的に多く反射するため、青色(No.578)における色相角の差Δhが絶対値1.0以上(1.18)となって、レンズ装用時の裸眼色再現性が比較的に劣っている。
比較例5は、実施例2の構造に、第3の反射防止膜を付加したものであるところ、第3の反射防止膜は、その構成(設計)により380nm以上400nm未満の波長域における反射率が高くなっており、又高屈折率層が可視域で吸収を行うTiO層であることから、レンズなしの場合の色標SCからの色のズレ(色相角の差Δh)が、ピンク色(No.557),水色(No.574),青色(No.578)で絶対値が1.0以上(順に1.03,−1.87,−1.39)と比較的に大きくなり、レンズ装用時の裸眼色再現性が比較的に劣るものとなっている。
比較例6は、第2の基材(比較例1)に、第1のハードコート層と第1の反射防止膜を付加したものである。ハードコート層や反射防止膜において酸化チタンが用いられず、反射防止膜について380nm以上400nm未満の波長域の光の透過が考慮されていたとしても、基材に当該波長域の吸収を行う紫外線吸収剤が比較的多量に添加されていることで、レンズなしの場合の色標SCからの色のズレ(色相角の差Δh)が、水色(No.574),青色(No.578)で絶対値が1.0以上(順に−1.62,−1.47)と比較的に大きくなり、レンズ装用時の裸眼色再現性が比較的に劣るものとなっている。
かように、基材における紫外線吸収剤の種類や添加量の調整や、ハードコート層を付加する場合の金属酸化物微粒子の種類や添加量の調整、あるいは反射防止膜を付加する場合の構造(全層数や膜厚や低屈折率材料,高屈折率材料の選定)の調整等により、400nm以上780nm以下の波長域における最大透過率Tmaxと最小透過率Tminとの差が10ポイント以内であるようにすると共に、レンズなしの場合に対するレンズありの場合の色相角の差Δhの絶対値が1.0未満であるようにすれば、可視域(380nm以上780nm以下)の略全域において透過率が高く、装用時の色が裸眼と同様に認識されて装用による色変化が極めて少なく、取扱性や快適性に優れたプラスチック眼鏡レンズが提供され、又そのレンズを用いた、裸眼と略同様の視認性を有し、取扱性や快適性に優れた眼鏡が提供されるのである。

Claims (7)

  1. プラスチック製の基材を有するプラスチック眼鏡レンズであって、
    400nm以上780nm以下の波長域の光に対する最大透過率と最小透過率の差が10ポイント以内であり、
    380nm以上780nm以下の波長域の光に対する前記基材の内部透過率が、その波長域の全域で80%以上である
    ことを特徴とするプラスチック眼鏡レンズ。
  2. 前記基材の少なくとも片面に、ハードコート層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラスチック眼鏡レンズ。
  3. 前記ハードコート層に、金属酸化物の微粒子が添加されており、
    前記金属酸化物は、Ti,Ceを除く1種以上の金属の酸化物である
    ことを特徴とする請求項2に記載のプラスチック眼鏡レンズ。
  4. 前記基材の少なくとも片面に、反射防止膜が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項3の何れかに記載のプラスチック眼鏡レンズ。
  5. 前記基材に、紫外線吸収剤が添加されている
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項4の何れかに記載のプラスチック眼鏡レンズ。
  6. 前記プラスチック眼鏡レンズを通過しない光の色の色相角と、当該光が前記プラスチック眼鏡レンズを通過した場合の色の色相角の差の絶対値が、1未満である
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項5の何れかに記載のプラスチック眼鏡レンズ。
  7. 請求項1ないしは請求項6の何れかに記載のプラスチック眼鏡レンズが用いられている
    ことを特徴とする眼鏡。
JP2017035269A 2017-02-27 2017-02-27 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡 Pending JP2018141847A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017035269A JP2018141847A (ja) 2017-02-27 2017-02-27 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
KR1020197025185A KR102550032B1 (ko) 2017-02-27 2018-02-08 플라스틱 안경 렌즈 및 안경
PCT/JP2018/004456 WO2018155213A1 (ja) 2017-02-27 2018-02-08 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
CN201880013278.9A CN110325899A (zh) 2017-02-27 2018-02-08 塑料眼镜镜片以及眼镜
EP18756767.2A EP3588174A4 (en) 2017-02-27 2018-02-08 GLASS OF PLASTIC GLASSES AND GLASSES
US16/542,755 US11422287B2 (en) 2017-02-27 2019-08-16 Plastic spectacle lens and spectacles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017035269A JP2018141847A (ja) 2017-02-27 2017-02-27 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018141847A true JP2018141847A (ja) 2018-09-13
JP2018141847A5 JP2018141847A5 (ja) 2019-12-05

Family

ID=63253292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017035269A Pending JP2018141847A (ja) 2017-02-27 2017-02-27 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11422287B2 (ja)
EP (1) EP3588174A4 (ja)
JP (1) JP2018141847A (ja)
KR (1) KR102550032B1 (ja)
CN (1) CN110325899A (ja)
WO (1) WO2018155213A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052135A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 東海光学株式会社 眼鏡レンズ及び眼鏡
JP2020052275A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 東海光学株式会社 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
JP2023548801A (ja) * 2020-10-23 2023-11-21 エシロール アンテルナショナル 制限されたゴースト像の可視度を有する透過光学系、透過光学系のゴースト像の可視度を評価するためのシステム及び方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5175533A (ja) * 1974-12-26 1976-06-30 Suwa Seikosha Kk Renzu
JPH1081716A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Osaka Organic Chem Ind Ltd 紫外線吸収剤
JP2009092949A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Tokai Kogaku Kk 光学部材及びその製造方法
US20100041787A1 (en) * 2006-09-06 2010-02-18 Carl Zeiss Vision Australia Holdings Limited Ultraviolet light absorbing optical elements and compositions and methods for manufacture
WO2012133216A1 (ja) * 2011-03-25 2012-10-04 Hoya株式会社 プラスチックレンズ
JP2013238634A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Ito Kogaku Kogyo Kk 防眩光学要素
WO2015095123A1 (en) * 2013-12-19 2015-06-25 3M Innovative Properties Company Multilayer composite article

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2634159B2 (ja) * 1986-06-30 1997-07-23 ホ−ヤ株式会社 遮光レンズ
JP3477723B2 (ja) 1992-09-09 2003-12-10 東レ株式会社 紫外線吸収剤及びそれを含む紫外線吸収組成物
JP3328493B2 (ja) * 1995-02-22 2002-09-24 ホーヤ株式会社 薄膜付き基板およびその製造方法
KR100406941B1 (ko) 2000-09-30 2003-11-21 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터 헤드
JP2005338366A (ja) 2004-05-26 2005-12-08 Olympus Corp 反射防止膜及び光学部品
FR2904431B1 (fr) * 2006-07-31 2008-09-19 Essilor Int Article d'optique a proprietes antistatiques et anti-abrasion, et procede de fabrication
EP2189823B1 (en) 2007-09-19 2018-02-14 Nikon Corporation Resin composite-type optical element and process for producing the resin composite-type optical element
JP2010262005A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Seiko Epson Corp 光学物品およびその製造方法
JP2012086411A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Sony Corp 熱圧着方法及び熱圧着装置
US20130321914A1 (en) * 2012-05-29 2013-12-05 Tony Optical Enterprises Co., Ltd. Fabrication method of transparent resin substrate along with transparent resin substrate
US20140043585A1 (en) * 2012-08-07 2014-02-13 Brian C. Wilson Method for promoting adhesion of hard coat to optical substrate
JP5966011B2 (ja) * 2012-09-28 2016-08-10 株式会社ニコン・エシロール 眼鏡レンズおよびその製造方法
US10025117B2 (en) * 2013-11-12 2018-07-17 Nikon-Essilor Co., Ltd. Functional dyed spectacle lens
JP6512572B2 (ja) * 2014-03-28 2019-05-15 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 光透過性プラスチック部材の青色光カット方法
CN103992672B (zh) * 2014-05-28 2017-01-25 来奇偏光科技(中国)股份有限公司 一种防蓝光薄膜及制作方法
EP3296800B1 (en) * 2015-05-11 2020-05-06 Nikon-Essilor Co., Ltd. Spectacle lens
EP3203274B1 (en) * 2016-02-04 2023-04-05 Essilor International Ophthalmic lens comprising a thin antireflective coating with a very low reflection in the visible

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5175533A (ja) * 1974-12-26 1976-06-30 Suwa Seikosha Kk Renzu
JPH1081716A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Osaka Organic Chem Ind Ltd 紫外線吸収剤
US20100041787A1 (en) * 2006-09-06 2010-02-18 Carl Zeiss Vision Australia Holdings Limited Ultraviolet light absorbing optical elements and compositions and methods for manufacture
JP2009092949A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Tokai Kogaku Kk 光学部材及びその製造方法
WO2012133216A1 (ja) * 2011-03-25 2012-10-04 Hoya株式会社 プラスチックレンズ
JP2013238634A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Ito Kogaku Kogyo Kk 防眩光学要素
WO2015095123A1 (en) * 2013-12-19 2015-06-25 3M Innovative Properties Company Multilayer composite article

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052135A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 東海光学株式会社 眼鏡レンズ及び眼鏡
WO2020066532A1 (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 東海光学株式会社 眼鏡レンズ及び眼鏡
CN112740097A (zh) * 2018-09-25 2021-04-30 东海光学株式会社 眼镜镜片和眼镜
KR20210062017A (ko) * 2018-09-25 2021-05-28 토카이 옵티칼 주식회사 안경 렌즈 및 안경
US11966102B2 (en) 2018-09-25 2024-04-23 Tokai Optical Co., Ltd. Spectacle lens and spectacles
KR102752481B1 (ko) * 2018-09-25 2025-01-10 토카이 옵티칼 주식회사 안경 렌즈 및 안경
JP2020052275A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 東海光学株式会社 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
JP7350280B2 (ja) 2018-09-27 2023-09-26 東海光学株式会社 プラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
JP2023548801A (ja) * 2020-10-23 2023-11-21 エシロール アンテルナショナル 制限されたゴースト像の可視度を有する透過光学系、透過光学系のゴースト像の可視度を評価するためのシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN110325899A (zh) 2019-10-11
KR102550032B1 (ko) 2023-06-30
US20190369291A1 (en) 2019-12-05
US11422287B2 (en) 2022-08-23
KR20190119061A (ko) 2019-10-21
WO2018155213A1 (ja) 2018-08-30
EP3588174A1 (en) 2020-01-01
EP3588174A4 (en) 2020-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3118658B1 (en) Mirror-coated lens
JPWO2009133833A1 (ja) 光学素子及び反射防止膜
US20160306194A1 (en) Optical product, and spectacle lens and spectacles
WO2012023371A1 (ja) 光学製品及び眼鏡プラスチックレンズ
US11668957B2 (en) Optical product, plastic spectacle lens, and spectacles
JP7136909B2 (ja) 眼鏡レンズ
JP2015045743A (ja) 光学製品及び眼鏡レンズ
WO2020067407A1 (ja) 眼鏡レンズ
US11422287B2 (en) Plastic spectacle lens and spectacles
KR102189655B1 (ko) 안경 렌즈 및 안경
JP6016155B2 (ja) 光学製品及び眼鏡プラスチックレンズ
JP2018141847A5 (ja)
KR102752481B1 (ko) 안경 렌즈 및 안경
CN106556882B (zh) 光学制品和眼镜镜片
WO2020067408A1 (ja) 眼鏡レンズ
KR20200042528A (ko) 안경 렌즈 및 안경
WO2022085459A1 (ja) プラスチック光学製品及びプラスチック眼鏡レンズ
WO2022085460A1 (ja) プラスチック光学製品及びプラスチック眼鏡レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201222