JP2018140445A - ロボット装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボット装置を適用可能な範囲を拡大すること。
【解決手段】本実施形態に係るロボット装置1は、ワーク80に対する作業を担う、手動操作部を備えた外部装置50の近傍に配置され、外部装置50とワーク置場60,70との間でワーク80を搬送するための多関節アーム機構200を備える。多関節アーム機構200は旋回自在及び起伏自在に設けられた直動伸縮性を備えたアーム部2の先端に手首関節部4が装備される。手首関節部4にはワーク80を保持する保持部3が取り付けられ、保持部3は、ワーク80の保持とともに外部装置50の手動操作部54,55、56を操作するために弾性体で構成された少なくとも一の真空吸着部34を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本実施形態に係るロボット装置1は、ワーク80に対する作業を担う、手動操作部を備えた外部装置50の近傍に配置され、外部装置50とワーク置場60,70との間でワーク80を搬送するための多関節アーム機構200を備える。多関節アーム機構200は旋回自在及び起伏自在に設けられた直動伸縮性を備えたアーム部2の先端に手首関節部4が装備される。手首関節部4にはワーク80を保持する保持部3が取り付けられ、保持部3は、ワーク80の保持とともに外部装置50の手動操作部54,55、56を操作するために弾性体で構成された少なくとも一の真空吸着部34を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態はロボット装置に関する。
近年ロボット装置が作業者と同一空間にいる環境が検討されている。介護用ロボット装置1はもちろん産業用ロボット装置でも作業者の近傍で作業を行なう状況の可能性が検討されている。この状況が実現すれば例えばロボット装置が作業員の隣で作業員と同じように作業をすることができるようになる。
しかし従来の垂直多関節アーム機構で不可避とされる特異点の存在は作業領域内での作業を制限し、さらに手先の動きに対する肘関節の過度で予測困難な動きはロボット装置を柵等により作業者と分離することを要求する。
そのためロボット装置を適用できる範囲は限定的であった。
目的は、ロボット装置を適用可能な範囲を拡大することにある。
本実施形態に係るロボット装置は、ワークに対する作業を担う、手動操作部を備えた外部装置の近傍に配置され、外部装置とワーク置場との間でワークを搬送するための多関節アーム機構を備える。多関節アーム機構は旋回自在及び起伏自在に設けられた直動伸縮性を備えたアーム部の先端に手首関節部が装備されてなり、手首関節部にはワークを保持する保持部が取り付けられ、保持部は、ワークの保持とともに外部装置の手動操作部を操作するために弾性体で構成された少なくとも一の真空吸着部を有することを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るロボット装置を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係るロボット装置と外部装置との外観を示す斜視図である。本実施形態に係るロボット装置1は、人間が操作するための手動操作部を備える外部装置50の近傍に配置され、人間がこの装置を使って作業をするのと同じ作業を行う。ここでは外部装置50として、プリント基板80の外観検査を行うプリント基板検査装置50を例に説明する。作業員はプリント基板検査装置50の前方近傍に位置し、検査対象のワーク(プリント基板)をプリント基板検査装置50の所定位置にセットし、手動操作部(押しボタン、引きボタン等)を操作して検査作業を実行させる。作業員は検査の良否結果に従ってプリント基板を2箇所に振り分けて移動させる。本実施形態に係るロボット装置1は、上述のプリント基板検査装置50を用いたプリント基板80の外観検査の一連の作業を人間に代わって行うための機構を備える。プリント基板検査装置50とロボット装置1とは、互いに電気的に接続されていてもよいし、それぞれ独立して動作するようにしてもよい。
プリント基板検査装置50は、筐体51と載置テーブル52とインジケータランプ53と手動操作部とを備える。筐体51は、その下方部分が前方に突出した略直方体に構成される。筐体51には、プリント基板80を検査する検査装置(図示しない)が内蔵されている。載置テーブル52は、筐体51内の検査位置と筐体51外の載置位置との間を、摺動機構(図示しない)によって前後に摺動可能に支持されている。インジケータランプ53は、筐体51正面の上方部分に設けられている。インジケータランプ53は、検査結果に応じた色に点灯される。例えば、検査結果が「良」であれば、インジケータランプ53が青色に点灯される。一方、検査結果が「不良」であれば、インジケータランプ53が赤色に点灯される。手動操作部は、筐体51の前方に突出した部分の上面の右側に設けられている。手動操作部は、プリント基板検査装置50によるプリント基板80の外観検査の開始の契機となる開始スイッチ54を有する。また、手動操作部は、プリント基板検査装置50による外観検査のモードを決定するためのモード選択スイッチ55,56を有する。ここでは、開始スイッチ54とモード選択スイッチ55,56とは押ボタンスイッチで構成される。例えば、一方のモード選択スイッチ55が押されているとき、プリント基板検査装置50による外観検査が高解像度で行われる。一方、他方の開始スイッチ5456が押されているとき、プリント基板検査装置50による外観検査が低解像度で行われる。
プリント基板検査装置50の近傍には、検査対象のプリント基板80を収納する基板ストッカー60と、検査後のプリント基板80を収納する基板ストッカ―70とが配置されている。基板ストッカ―70には、プリント基板80を検査結果に応じて仕分けできるように、仕切り板71が設けられている。
(ロボット装置1)
図2は、図1のロボット装置1の外観斜視図である。ロボット装置1は、複数の関節部を有する多関節アーム機構200を備える。複数の関節部のうち一は直動伸縮機構で構成されている。ロボット装置1は、略円筒形状の基部10と基部10に接続されるアーム部2とを有する。アーム部2の先端には手首部4が取り付けられている。手首部4には図示しないアダプタが設けられている。アダプタは、後述する第6回転軸RA6の回転部に設けられる。手首部4のアダプタを介してハンド装置3が取り付けられる。
図2は、図1のロボット装置1の外観斜視図である。ロボット装置1は、複数の関節部を有する多関節アーム機構200を備える。複数の関節部のうち一は直動伸縮機構で構成されている。ロボット装置1は、略円筒形状の基部10と基部10に接続されるアーム部2とを有する。アーム部2の先端には手首部4が取り付けられている。手首部4には図示しないアダプタが設けられている。アダプタは、後述する第6回転軸RA6の回転部に設けられる。手首部4のアダプタを介してハンド装置3が取り付けられる。
ロボット装置1は、複数、ここでは6つの関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6を有する。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は基部10から順番に配設される。一般的に、第1、第2、第3関節部J1,J2,J3は根元3軸と呼ばれ、第4、第5、第6関節部J4,J5,J6はハンド装置3の姿勢を変化させる手首3軸と呼ばれる。手首部4は第4、第5、第6関節部J4,J5,J6を有する。根元3軸を構成する関節部J1,J2,J3の少なくとも一つは直動伸縮関節である。ここでは第3関節部J3が直動伸縮関節、特に伸縮距離の比較的長い関節部として構成される。アーム部2は第3関節部J3を構成する主要な構成要素である。
第1関節部J1は基台面に対して例えば垂直に支持される第1回転軸RA1を中心としたねじり関節である。第2関節部J2は第1回転軸RA1に対して垂直に配置される第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節である。第3関節部J3は、第2回転軸RA2に対して垂直に配置される第3軸(移動軸)RA3を中心として直線的にアーム部2が伸縮する関節である。
第4関節部J4は、第3移動軸RA3に一致する第4回転軸RA4を中心としたねじり関節であり、第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を中心とした曲げ関節である。第6関節部J6は第4回転軸RA4に対して直交し、第5回転軸RA5に対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心とした曲げ関節である。
基部10を成すアーム支持部(第1支持部)11は、第1関節部J1の第1回転軸RA1を中心に形成される円筒形状の中空構造を有する。第1関節部J1は図示しない固定台に取り付けられる。第1関節部J1が回転するとき、第1支持部11はアーム部2の旋回とともに軸回転する。なお、第1支持部11が接地面に固定されていてもよい。その場合、第1支持部11とは独立してアーム部2が旋回する構造に設けられる。第1支持部11の上部には第2支持部12が接続される。
第2支持部12は第1支持部11に連続する中空構造を有する。第2支持部12の一端は第1関節部J1の回転部に取り付けられる。第2支持部12の他端は開放され、第3支持部13が第2関節部J2の第2回転軸RA2において回動自在に嵌め込まれる。第3支持部13は第1支持部11及び第2支持部に連通する鱗状の外装からなる中空構造を有する。第3支持部13は、第2関節部J2の曲げ回転に伴ってその後部が第2支持部12に収容され、また送出される。ロボット装置1の直動関節部J3(第3関節部J3)を構成するアーム部2の後部はその収縮により第1支持部11と第2支持部12の連続する中空構造の内部に収納される。
第3支持部13はその後端下部において第2支持部12の開放端下部に対して第2回転軸RA2を中心として回動自在に嵌め込まれる。それにより第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節部としての第2関節部J2が構成される。第2関節部J2が回動すると、アーム部2は、手首部4及びハンド装置3とともに第2関節部J2の第2回転軸RA2を中心に垂直方向に回動、つまり起伏動作をする。
第4関節部J4は、アーム部2の伸縮方向に沿ったアーム中心軸、つまり第3関節部J3の第3移動軸RA3に典型的には一致する第4回転軸RA4を有するねじり関節である。第4関節部J4が回転すると、第4関節部J4から先端にかけてハンド装置3とともに第4回転軸RA4を中心に回転する。第5関節部J5は、第4関節部J4の第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を有する曲げ関節部である。第5関節部J5が回転すると、第5関節部J5から先端にかけてハンド装置3とともに上下に回動する。第6関節部J6は、第4関節部J4の第4回転軸RA4に直交し、第5関節部J5の第5回転軸RA5に垂直な第6回転軸RA6を有する曲げ関節である。第6関節部J6が回転するとハンド装置3が左右に旋回する。
上記の通り手首部4のアダプタに取り付けられたハンド装置3は、第1、第2、第3関節部J1.J2.J3により任意位置に移動され、第4、第5、第6関節部J4、J5、J6により任意姿勢に配置される。特に第3関節部J3の直動伸縮距離の長さは、基部10の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にハンド装置3を到達させることを可能にする。第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮機構により実現される直動伸縮距離の長さが特徴的である。
(直動伸縮機構)
直動伸縮関節部J3を構成する直動伸縮機構はアーム部2を有する。アーム部2は第1連結コマ列21と第2連結コマ列22とを有する。第1連結コマ列21は複数の第1連結コマ23からなる。第1連結コマ23は略平板に構成される。前後の第1連結コマ23は、互いの端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。これにより第1連結コマ列21は内側と外側とに屈曲可能な性質を備える。第2連結コマ列22は複数の第2連結コマ24からなる。第2連結コマ24は断面コ字形状の短溝状体に構成される。前後の第2連結コマ24は、互いの底面端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。第2連結コマ24の断面形状及びピンによる連結位置により第2連結コマ列22は内側に屈曲可能であるが、外側に屈曲不可な性質を備える。
直動伸縮関節部J3を構成する直動伸縮機構はアーム部2を有する。アーム部2は第1連結コマ列21と第2連結コマ列22とを有する。第1連結コマ列21は複数の第1連結コマ23からなる。第1連結コマ23は略平板に構成される。前後の第1連結コマ23は、互いの端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。これにより第1連結コマ列21は内側と外側とに屈曲可能な性質を備える。第2連結コマ列22は複数の第2連結コマ24からなる。第2連結コマ24は断面コ字形状の短溝状体に構成される。前後の第2連結コマ24は、互いの底面端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。第2連結コマ24の断面形状及びピンによる連結位置により第2連結コマ列22は内側に屈曲可能であるが、外側に屈曲不可な性質を備える。
第1連結コマ列21のうち先頭の第1連結コマ23と、第2連結コマ列22のうち先頭の第2連結コマ24とは結合コマ27により結合される。例えば、結合コマ27は第1連結コマ23と第2連結コマ24とを合成した形状を有している。
アーム部2が伸長するときには、結合コマ27が始端となって、第1、第2連結コマ列21,22が第3支持部13の開口から外に向かって送り出される。第1、第2連結コマ列21、22は、第3支持部13の開口付近で互いに接合される。第1、第2連結コマ列21、22の後部が第3支持部13の内部で堅持されることにより、第1、第2連結コマ列21,22の接合状態が保持される。第1、第2連結コマ列21、22の接合状態が保持されたとき、第1連結コマ列21と第2連結コマ列22の屈曲は拘束される。接合し、それぞれの屈曲が拘束された第1、第2連結コマ列21、22により一定の剛性を備えた柱状体が構成される。柱状体とは、第2連結コマ列22に第1連結コマ列21が接合されてなる柱状の棒体を言う。
アーム部2が伸長するときには、結合コマ27が始端となって、第1、第2連結コマ列21,22が第3支持部13の開口から外に向かって送り出される。第1、第2連結コマ列21、22は、第3支持部13の開口付近で互いに接合される。第1、第2連結コマ列21、22の後部が第3支持部13の内部で堅持されることにより、第1、第2連結コマ列21,22の接合状態が保持される。第1、第2連結コマ列21、22の接合状態が保持されたとき、第1連結コマ列21と第2連結コマ列22の屈曲は拘束される。接合し、それぞれの屈曲が拘束された第1、第2連結コマ列21、22により一定の剛性を備えた柱状体が構成される。柱状体とは、第2連結コマ列22に第1連結コマ列21が接合されてなる柱状の棒体を言う。
アーム部2が収縮するときには、第3支持部13の開口に第1、第2連結コマ列21,22が引き戻される。柱状体を構成する第1、第2連結コマ列21,22は、第3支持部13の内部で互いに離反される。離反された第1、第2連結コマ列21,22はそれぞれ屈曲可能な状態に復帰し、それぞれ同方向の内側に屈曲され、第1支持部11の内部に略平行に格納される。
(ハンド装置3)
ロボット装置1はハンド装置3を備える。ハンド装置3は、プリント基板80を吸着によりピッキングするための吸着機構を備える。具体的には、ハンド装置3は、ハンド本体31を有する。ハンド本体31は角柱形状を有し、その上方端面に取り付け部を備える。この取り付け部を介して、ハンド装置3は手首部4のアダプタに装着される。ハンド本体31の下方には、エアチャック構造32が取り付けられる。エアチャック構造32は一対のスライダ33を有する。一対のスライダ33は接近/離反自在に支持される。一対のスライダ33には一対の吸着部34がそれぞれ取り付けられる。吸着部34の吸着方式には典型的には真空方式が採用される。吸着部34は弾性材料として例えばシリコン樹脂で円筒状体に成形される。吸着部34は円筒状体の軸方向の向きに対象を吸着する。この吸着方向がスライド方向に垂直になるように、吸着部34はスライダ33に取り付けられる。筒状体を成す吸着部34の先端面を、ワークと接触する接触面341という。吸着部34の後方部分(接続口)343は、エジェクタ装置の出力部に接続される。吸着部34の胴体部分(蛇腹部)342は、径方向外側に突出した山部と径方向内側に窪んだ谷部とが交互に連続する蛇腹形状に成形される。蛇腹部342の存在は、ワークへの過度な力を吸収し、かつワークの形状にあわせて蛇腹部342が変形することで吸着面をワーク表面に密着させることを実現する。このように、吸着部34に蛇腹部342が構成されることで、ハンド装置3は表面形状の異なる複数種類のワークを吸着部34で吸着することができる。
ロボット装置1はハンド装置3を備える。ハンド装置3は、プリント基板80を吸着によりピッキングするための吸着機構を備える。具体的には、ハンド装置3は、ハンド本体31を有する。ハンド本体31は角柱形状を有し、その上方端面に取り付け部を備える。この取り付け部を介して、ハンド装置3は手首部4のアダプタに装着される。ハンド本体31の下方には、エアチャック構造32が取り付けられる。エアチャック構造32は一対のスライダ33を有する。一対のスライダ33は接近/離反自在に支持される。一対のスライダ33には一対の吸着部34がそれぞれ取り付けられる。吸着部34の吸着方式には典型的には真空方式が採用される。吸着部34は弾性材料として例えばシリコン樹脂で円筒状体に成形される。吸着部34は円筒状体の軸方向の向きに対象を吸着する。この吸着方向がスライド方向に垂直になるように、吸着部34はスライダ33に取り付けられる。筒状体を成す吸着部34の先端面を、ワークと接触する接触面341という。吸着部34の後方部分(接続口)343は、エジェクタ装置の出力部に接続される。吸着部34の胴体部分(蛇腹部)342は、径方向外側に突出した山部と径方向内側に窪んだ谷部とが交互に連続する蛇腹形状に成形される。蛇腹部342の存在は、ワークへの過度な力を吸収し、かつワークの形状にあわせて蛇腹部342が変形することで吸着面をワーク表面に密着させることを実現する。このように、吸着部34に蛇腹部342が構成されることで、ハンド装置3は表面形状の異なる複数種類のワークを吸着部34で吸着することができる。
吸着部34は真空吸着機能と真空破壊機能とを有する。一対の吸着部34各々にはエアチューブが接続されている。エアチューブ各々はエアポンプ(図示しない)に接続されている。エアポンプとしては圧縮式と真空式のいずれでも良いがここでは圧縮ポンプとして説明する。
吸着部34とエアポンプとの間は負圧経路と正圧経路との2系統の配管経路で接続される。負圧経路には負圧弁とエジェクタ装置とが介在される。正圧経路には正圧弁が介在される。負圧弁と正圧弁とは電磁弁である。電磁弁ドライバ310により負圧弁の開閉と正圧弁の開閉とは逆相に制御される。負圧弁が開放され正圧弁が閉じられているとき、負圧経路が確保される。負圧経路が確保されているとき吸着部34の内部は負圧に導入される。正圧弁が開放され負圧弁が閉じられているとき、正圧経路が確保される。正圧経路が確保されているとき吸着部34の内部は正圧に導入される。
真空吸着機能がONされると、電磁弁ドライバ310の制御に従って負圧弁が開放され正圧弁が閉鎖される。エアポンプで発生された圧縮空気は、負圧弁と吸着部34との間に介在されたエジェクタに供給される。エジェクタは吸気口とノズルと排気口とを有する。吸気口には吸着部34の接続口343が接続されている。エジェクタに供給された圧縮空気は、ノズルから噴射され高速な空気の束となって排気口から排気される。すると、エジェクタのチャンバの内圧が低下し、これにより吸気口から空気が吸い込まれる。吸気口から吸いこまれた空気は、圧縮空気とともに排気口から排気される。これにより、吸気口に接続された吸着部34に負圧が発生する。エジェクタに通常装備されている真空破壊機能がONされると、電磁弁ドライバ310の制御に従って負圧弁が閉鎖され、正圧弁が開放される。それにより吸着部34、エジェクタ及びエアポンプらのエアサイクルが逆転し、エアポンプで発生された圧縮空気は直接的に吸着部34に供給される。これにより、吸着部34に正圧が発生する。
例えば、一対の吸着部34の接触面341がプリント基板80の表面に密着した状態で、真空吸着機能がONされていると、プリント基板80の表面と吸着部34の筒状部分とで規定される閉空間の空気がエジェクタにより吸引され、プリント基板80に対して負圧が働く。これにより、ハンド装置3はプリント基板80を吸着によりピッキングすることができる。真空破壊機能がONされると、プリント基板80に対して正圧が働く。これにより、ハンド装置3によるプリント基板80のピッキング状態が解除される。このように、吸着部34が筒状体に構成され、吸着部34の内圧を正圧と負圧とで選択可能に構成することで、ハンド装置3は、プリント基板80のピッキングとリリースとを択一的に作業することができる。エジェクタ内には圧力センサ320が設けられている。圧力センサ320は、吸着部34の内圧を計測する。なお、ハンド装置3に真空破壊機能が装備されていなくても、ハンド装置3の真空吸着機能をOFFにし、吸着部43の内圧を大気圧に戻すことで、ハンド装置3によるプリント基板80のピッキング状態が解除され、ピッキングしていたワークをリリースすることができる。
エアチャック構造32は2系統のエアチューブを介して、既出のエアポンプに接続されている。一方のエアチューブは電磁弁を介してエアシリンダの後端に接続される。他方のエアチューブは他の電磁弁を介してエアシリンダの先端に接続される。これら電磁弁は、電磁弁ドライバ310の制御に従って交互に開閉されることにより、ピストンは前後に移動する。それにより一対のスライダ33は一対の吸着部34を伴って接近・離反する。これにより、一対の吸着部34の間隔を調整することができ、ハンド装置3はサイズの異なる複数種類のプリント基板80をピッキングすることができる。
(吸着部34)
上述の吸着部34を介して、プリント基板80をピッキング機能と、プリント基板検査装置50の手動操作部を操作する機能とが兼用される。操作部としては、例えば、トグルスイッチ、ロッカスイッチ、押ボタンスイッチ、引ボタンスイッチ、ロータリスイッチ、スライドスイッチ、ジョグダイヤル等が該当する。ここでは、操作部は、押ボタンスイッチに構成された開始スイッチ54とする。開始スイッチ54は、人の手で押されることを前提に、その素材と強度と大きさと形状とが設計されている。そのため、開始スイッチ54は、設計強度よりも強い力で押されたり、設計されたストローク以上に深く押されると壊れてしまう危険性がある。吸着部34が蛇腹部342を備えることで、その危険性を軽減することができる。
上述の吸着部34を介して、プリント基板80をピッキング機能と、プリント基板検査装置50の手動操作部を操作する機能とが兼用される。操作部としては、例えば、トグルスイッチ、ロッカスイッチ、押ボタンスイッチ、引ボタンスイッチ、ロータリスイッチ、スライドスイッチ、ジョグダイヤル等が該当する。ここでは、操作部は、押ボタンスイッチに構成された開始スイッチ54とする。開始スイッチ54は、人の手で押されることを前提に、その素材と強度と大きさと形状とが設計されている。そのため、開始スイッチ54は、設計強度よりも強い力で押されたり、設計されたストローク以上に深く押されると壊れてしまう危険性がある。吸着部34が蛇腹部342を備えることで、その危険性を軽減することができる。
吸着部34は人の手の標準的な弾性率よりも高い弾性率を有する、例えば、金属等で成形されたハンドで押されると、開始スイッチ54とハンドとのメカニカルな接触により、開始スイッチ54が破損する恐れがある。したがって、吸着部34は、開始スイッチ54を押すための適した素材で成形されるのが望ましく、典型的には、人の手の弾性と同一のまたは近似する物性に調整された素材、例えば、シリコン樹脂材またはポリウレタン樹脂材が適用される。
吸着部34の蛇腹内径が開始スイッチ54の接触面341の外形よりも大きいと、開始スイッチ54が接触面341の筒内部に嵌入してしまうおそれがある。開始スイッチ54の上面中心と吸着部34の中心とが一致しても、その位置から多少ずれたとしても、開始スイッチ54の上面に吸着部34を構成する筒状体の端面部分(接触面341)を当接させて高い操作精度を確保するために、吸着部34の筒状体の内径と接触面341の外径とを以下のように設計する。
図3は、図2のハンド装置3の吸着部34の縦断面図である。吸着部34は全体として円筒状体をなす。筒状体の軸方向中央部分(胴体部分)は1.5段の蛇腹形状に構成される。吸着部34の後方部分は、エジェクタと接続するための接続口としての機能を確保するために定径円筒に形成される。吸着部34の前方部分は、前方に向かって外径が徐々に増加する漏斗形状に形成されている。吸着部34の先端面(接触面)341の外径r11は、接続口343の外径r13よりも長い。吸着部34の先端面(接触面)341の外径r11は、開始スイッチ54の上面の外径よりも小さい。典型的には、接触面341の外径r11は、人の手の指先の標準的な外径、例えば10mmと同一または近似する大きさに構成される。
図3は、図2のハンド装置3の吸着部34の縦断面図である。吸着部34は全体として円筒状体をなす。筒状体の軸方向中央部分(胴体部分)は1.5段の蛇腹形状に構成される。吸着部34の後方部分は、エジェクタと接続するための接続口としての機能を確保するために定径円筒に形成される。吸着部34の前方部分は、前方に向かって外径が徐々に増加する漏斗形状に形成されている。吸着部34の先端面(接触面)341の外径r11は、接続口343の外径r13よりも長い。吸着部34の先端面(接触面)341の外径r11は、開始スイッチ54の上面の外径よりも小さい。典型的には、接触面341の外径r11は、人の手の指先の標準的な外径、例えば10mmと同一または近似する大きさに構成される。
このように設計された接触面341により、開始スイッチ54の上面中央に対して吸着部34の接触面341の中心が一致しても、さらに開始スイッチ54の上面中心に対して吸着部34の接触面341の中心が多少ずれたとしても、開始スイッチ54が吸着部34の筒状体内部に嵌入することがなく、開始スイッチ54の上面に対して吸着部34の筒状体の実体部(樹脂部分)を当接させることができ、吸着部34による開始スイッチ54の操作エラーの発生確率を低減することができる。
なお、吸着部34は、開始スイッチ54が吸着部34の筒状体内部に嵌入しないように、その蛇腹内径r12が開始スイッチ54の上面の外径よりも大きくなるように設計されてもよい。また、吸着部34は、その接触面341の外径r11と蛇腹内径r12とを、開始スイッチ54の上面の大きさに関係なく構成してもよい。このように吸着部34が構成されても、開始スイッチ54の接触面の中心位置に対して、接触面341の中心位置がずれるようにロボット装置1の作業位置を設定することで、接触面341のエッジ部分を、開始スイッチ54に接触させることができる。
また、一対の吸着部34は、必ずしも同一でなくてもよい。接触部34は、エジェクタ装置の出力部に着脱可能であるから、作業者は、吸着部34に操作させるスイッチの大きさや形状等に適した吸着部34を選択すればよい。例えば、モード選択スイッチ55,56の上面の外径が、開始スイッチ54の上面の外径よりも大きいとき、一方の吸着部34(図3(b))を他方の吸着部34(図3(a))よりも大きく設計するとよい。具体的には、図3に示すように、一方の吸着部34(図3(b))は、その接続口343の外径r23が他方の吸着部34(図3(a))の接続口343の外径r13と略等価であって、その蛇腹内径r22が他方の吸着部34の蛇腹内径r12と略等価であって、その接触面341の外径r21が他方の吸着部34の接触面341の外径r11よりも大きく構成される。これにより、一方の吸着部34(図3(b))をモード選択スイッチ55,56を押すのに適した大きさに構成し、他方の吸着部34(図3(a))を開始スイッチ54を押すのに適した大きさに構成することができる。同様に、一方の吸着部34は、他方の吸着部34と異なる素材で成形されていてもよい。一方の吸着部34は、他方の吸着部34の接触面341の形状と異なる形状の接触面341を備えてもよい。例えば、一方の吸着部34は矩形の環状の接触面341を備え、他方の吸着部34は円環状の接触面341を備えてもよい。また、本実施形態に係るハンド装置3は、1つまたは3つ以上の吸着部34を備えてもよい。
図4は、図1のロボットアーム機構の構成を図記号表現により示す図である。ロボットアーム機構において、根元3軸を構成する第1関節部J1と第2関節部J2と第3関節部J3とにより3つの位置自由度が実現される。また、手首3軸を構成する第4関節部J4と第5関節部J5と第6関節部J6とにより3つの姿勢自由度が実現される。
ロボット座標系Σbは第1関節部J1の第1回転軸RA1上の任意位置を原点とした座標系である。ロボット座標系Σbにおいて、直交3軸(Xb、Yb,Zb)が規定されている。Zb軸は第1回転軸RA1に平行な軸である。Xb軸とYb軸とは互いに直交し、且つZb軸に直交する軸である。手先座標系Σhは、手首部4に取り付けられたハンド装置3の任意位置(手先基準点)を原点とした座標系である。例えば、ハンド装置3が2指ハンドのとき、手先基準点(以下、単に手先という。)の位置は2指先間中央位置に規定される。手先座標系Σhにおいて、直交3軸(Xh、Yh,Zh)が規定されている。Zh軸は第6回転軸RA6に平行な軸である。Xh軸とYh軸とは互いに直交し、且つZh軸に直交する軸である。例えば、Xh軸は、ハンド装置3の前後方向に平行な軸である。手先姿勢とは、手先座標系Σhのロボット座標系Σbに対する直交3軸各々周りの回転角(Xh軸周りの回転角(ヨウ角)α、Yh軸周りの回転角(ピッチ角)β、Zh軸周りの回転角(ロール角)γとして与えられる。
第1関節部J1は、第1支持部11と第2支持部12との間に配設されており、回転軸RA1を中心としたねじり関節として構成されている。回転軸RA1は第1関節部J1の固定部が設置される基台の基準面BPに垂直に配置される。
第2関節部J2は回転軸RA2を中心とした曲げ関節として構成される。第2関節部J2の回転軸RA2は空間座標系上のXb軸に平行に設けられる。第2関節部J2の回転軸RA2は第1関節部J1の回転軸RA1に対して垂直な向きに設けられる。さらに第2関節部J2は、第1関節部J1に対して、第1回転軸RA1の方向(Zb軸方向)と第1回転軸RA1に垂直なYb軸方向との2方向に関してオフセットされる。第2関節部J2が第1関節部J1に対して上記2方向にオフセットされるように、第2支持部12は第1支持部11に取り付けられる。第1関節部J1に第2関節部J2を接続する仮想的なアームロッド部分(リンク部分)は、先端が直角に曲がった2つの鈎形状体が組み合わされたクランク形状を有している。この仮想的なアームロッド部分は、中空構造を有する第1、第2支持部11、12により構成される。
第3関節部J3は移動軸RA3を中心とした直動伸縮関節として構成される。第3関節部J3の移動軸RA3は第2関節部J2の回転軸RA2に対して垂直な向きに設けられる。第2関節部J2の回転角がゼロ度、つまりアーム部2の起伏角がゼロ度であってアーム部2が水平な基準姿勢においては、第3関節部J3の移動軸RA3は、第2関節部J2の回転軸RA2とともに第1関節部J1の回転軸RA1にも垂直な方向に設けられる。空間座標系上では、第3関節部J3の移動軸RA3はXb軸及びZb軸に対して垂直なYb軸に平行に設けられる。さらに、第3関節部J3は、第2関節部J2に対して、その回転軸RA2の方向(Yb軸方向)と、移動軸RA3に直交するZb軸の方向との2方向に関してオフセットされる。第3関節部J3が第2関節部J2に対して上記2方向にオフセットされるように、第3支持部13は第2支持部12に取り付けられる。第2関節部J2に第3関節部J3を接続する仮想的なアームロッド部分(リンク部分)は、先端が垂直に曲がった鈎形状体を有している。この仮想的なアームロッド部分は、第2、第3支持部12、13により構成される。
第4関節部J4は回転軸RA4を中心としたねじり関節として構成される。第4関節部J4の回転軸RA4は第3関節部J3の移動軸RA3に略一致するよう配置される。
第5関節部J5は回転軸RA5を中心とした曲げ関節として構成される。第5関節部J5の回転軸RA5は第3関節部J3の移動軸RA3及び第4関節部J4の回転軸RA4に略直交するよう配置される。
第6関節部J6は回転軸RA6を中心としたねじり関節として構成される。第6関節部J6の回転軸RA6は第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交するよう配置される。第6関節部J6は手先効果器としてのハンド装置3を左右に旋回するために設けられている。なお、第6関節部J6は、その回転軸RA6が第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交する曲げ関節として構成されてもよい。
第5関節部J5は回転軸RA5を中心とした曲げ関節として構成される。第5関節部J5の回転軸RA5は第3関節部J3の移動軸RA3及び第4関節部J4の回転軸RA4に略直交するよう配置される。
第6関節部J6は回転軸RA6を中心としたねじり関節として構成される。第6関節部J6の回転軸RA6は第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交するよう配置される。第6関節部J6は手先効果器としてのハンド装置3を左右に旋回するために設けられている。なお、第6関節部J6は、その回転軸RA6が第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交する曲げ関節として構成されてもよい。
このように複数の関節部J1−J6の根元3軸のうちの一つの曲げ関節部を直動伸縮関節部に換装し、第1関節部J1に対して第2関節部J2を2方向にオフセットさせ、第2関節部J2に対して第3関節部J3を2方向にオフセットさせることにより、本実施形態に係るロボット装置1のロボットアーム機構は、特異点姿勢を構造上解消している。
(直動伸縮関節部J3を有する多関節アーム機構200の可動領域)
図5は、図2のロボット装置1の可動領域を示す図である。可動領域とは、多関節アーム機構(ハンド装置とワークピースとを含まない)の可動部分によって掃引される水平方向に関して第1回転軸RA1を中心とした扇形状の領域と、鉛直方向に関して第2回転軸RA2を中心とした扇形状の領域との合成領域をいう。換言すると、可動領域は、手首部4によって掃引される領域と、その領域内で手首部4を動かすために必要な根元3軸の各関節部と各リンクとによって掃引される領域との総合領域である。人間の手の可動領域は、人間の肩関節、上腕、肘関節、前腕および手首によって掃引される領域をいう。ロボット装置1の多関節アーム機構の可動領域は、肘関節が無いことから、人間の手の可動領域よりも狭い。
図5は、図2のロボット装置1の可動領域を示す図である。可動領域とは、多関節アーム機構(ハンド装置とワークピースとを含まない)の可動部分によって掃引される水平方向に関して第1回転軸RA1を中心とした扇形状の領域と、鉛直方向に関して第2回転軸RA2を中心とした扇形状の領域との合成領域をいう。換言すると、可動領域は、手首部4によって掃引される領域と、その領域内で手首部4を動かすために必要な根元3軸の各関節部と各リンクとによって掃引される領域との総合領域である。人間の手の可動領域は、人間の肩関節、上腕、肘関節、前腕および手首によって掃引される領域をいう。ロボット装置1の多関節アーム機構の可動領域は、肘関節が無いことから、人間の手の可動領域よりも狭い。
本実施形態に係る多関節アーム機構200は、関節部J3に直動伸縮関節を採用することにより、根元3軸の関節部と各リンクとによって掃引される領域は、アーム部2によって掃引される領域として考えることができため、その立体的な可動領域を、単純な形状で規定できることを特徴としている。水平方向(第1回転軸RA1回りの旋回方向)に関する可動領域MS(L)は、直動伸縮関節部J3を最も伸張してアーム部2を最長の状態に設けたときにおける第1回転軸RA1から手首部4の先端までの長さを半径として、第1関節部J1の実装上の動作可能な回転角度(旋回角)を中心角とした略扇形状の領域として規定できる。このとき、手首部4によって掃引される領域WS(L)は、直動伸縮関節部J3を最も伸張してアーム部2を最長の状態に設けたときにおける第1回転軸RA1から手首部4の先端までの長さを外径、直動伸縮関節部J3を最も縮めてアーム部2を最短の状態に設けたときにおける第1回転軸RA1から手首部4の先端までの長さを内径、第1関節部J1の旋回角を中心角として円環状の領域として規定できる。
同様に、垂直方向(第2回転軸RA2回りの起伏方向)に関する可動領域はMS(V)、直動伸縮関節部J3を最も伸張してアーム部2を最長の状態に設けたときにおける第1回転軸RA1から手首部4の先端までの長さを半径として、第2関節部J2の実装上の動作可能な回転角度(起伏角)を中心角とした略扇形状の領域として規定できる。このとき、手首部4によって掃引される領域WS(V)は、直動伸縮関節部J3を最も伸張してアーム部2を最長の状態に設けたときにおける第1回転軸RA1から手首部4の先端までの長さを外径、直動伸縮関節部J3を最も縮めてアーム部2を最短の状態に設けたときにおける第1回転軸RA1から手首部4の先端までの長さを内径、第2関節部J2の起伏角を中心角として円環状の領域として規定できる。
多関節アーム機構200の立体的な可動領域は、上記水平方向の扇形状の可動領域MS(L)と垂直方向に関する可動領域MS(V)との総合的な領域であり、水平方向に関する扇形状の可動領域MS(L)を第2関節部J2の動作可能な起伏角の範囲で起伏させた縦横に扇形状を示す。
このように、本実施形態に係る多関節アーム機構200は、関節部J3を回転関節(肘関節)ではなく、直動伸縮関節で構成することによって、手首部4の位置を移動するための根元3軸の関節部と各リンクとによって掃引される領域を最小限に抑えることができ、その可動領域を単純な略扇形状で規定できる。一方、人間の手の可動領域は、上記直動伸縮関節部J3を有する多関節アーム機構の可動領域に、肘によって掃引される領域を加えられる。つまり、本実施形態に係るロボット装置1の手首部4を人間の手首が動くのと同じように動かす場合、本実施形態に係る多関節アーム機構200の可動領域は、人間の手の可動領域よりも狭い。したがって、本実施形態に係るロボット装置1は、作業員と同じ位置に配置させて作業員と同じ作業を作業員に代えて実行させることができる。例えば、工場内で、プリント基板検査装置50が人間の操作可能な環境下に配置されていれば、本実施形態に係るロボット装置1を人間が操作していた位置にそのまま配置し、人間と同じ作業を行わせることができる。つまり、プリント基板検査装置50をロボット装置1が操作するための特別な位置に移動させる必要がなくなる。また、本実施形態に係るロボット装置1は、従来の肘関節を有する多関節アーム機構を備えるロボット装置を配置するのに困難であった壁際等にも配置することができる。
(ロボット装置1のブロック構成図)
図6は、本実施形態に係るロボット装置1の構成を示すブロック図である。
ロボット装置1は、多関節アーム機構200を備える。多関節アーム機構200は複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5、J6を有する。複数の関節部J1−J6各々には、ステッピングモータが設けられる。これらステッピングモータの回転はモータドライバ210により制御される。モータドライバ210は、動作制御装置100からの位置指令値に応じたパルス信号をステッピングモータに送る。これによりステッピングモータは指令値に応じた位置まで回転する。ステッピングモータが回転することにより、関節部J3は伸縮し、関節部J1、J2、J4−J6は回転する。これらステッピングモータのドライブシャフトには、一定の回転角ごとにパルスを出力するロータリエンコーダ220が接続されている。ロータリエンコーダ220から出力されたエンコードパルスは、カウンタ(図示しない)で加減算される。モータドライバ210は、カウンタにより計数された累積パルス数にステップ角を乗算することにより、現在のステッピングモータの回転位置を特定する。ハンド装置3には、エアチャック構造32の電磁弁の開閉を制御する電磁弁ドライバ310が設けられている。
図6は、本実施形態に係るロボット装置1の構成を示すブロック図である。
ロボット装置1は、多関節アーム機構200を備える。多関節アーム機構200は複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5、J6を有する。複数の関節部J1−J6各々には、ステッピングモータが設けられる。これらステッピングモータの回転はモータドライバ210により制御される。モータドライバ210は、動作制御装置100からの位置指令値に応じたパルス信号をステッピングモータに送る。これによりステッピングモータは指令値に応じた位置まで回転する。ステッピングモータが回転することにより、関節部J3は伸縮し、関節部J1、J2、J4−J6は回転する。これらステッピングモータのドライブシャフトには、一定の回転角ごとにパルスを出力するロータリエンコーダ220が接続されている。ロータリエンコーダ220から出力されたエンコードパルスは、カウンタ(図示しない)で加減算される。モータドライバ210は、カウンタにより計数された累積パルス数にステップ角を乗算することにより、現在のステッピングモータの回転位置を特定する。ハンド装置3には、エアチャック構造32の電磁弁の開閉を制御する電磁弁ドライバ310が設けられている。
動作制御装置100は、システム制御部101と、圧力センサインターフェース(I/F)102と、カメラインターフェース(I/F)103と、タスクプログラム記憶部104と、シーケンスコントローラ105と、指令値出力部106とを有する。
システム制御部101には、制御/データバス109を介して各部が接続されている。システム制御部101はCPU(Central Processing Unit)と半導体メモリ等を有し、動作制御装置100を統括して制御する。
動作制御装置100には、圧力センサI/F102を介して圧力センサ320が接続されている。圧力センサ320は、ハンド装置3の吸着部34の内圧を繰り返し計測する。圧力センサ320は、圧力値が閾値よりも低くなったとき、吸着検知信号を動作制御装置100に対して送る。閾値は予め設定されており、吸着部34にプリント基板80が吸着されているときの圧力値に対応する。
動作制御装置100には、カメラI/F103を介してカメラ330が接続されている。カメラ330は、ロボット装置1の手首部4の先端、正面に取り付けられている。カメラ330は、シーケンスコントローラ105の制御に従って、インジケータランプ53を撮影し、その撮影画像のデータを動作制御装置100に送る。シーケンスコントローラ105は、送られた撮影画像のデータに対してカラー画像処理を行うことでインジケータランプ53の色を抽出し、その抽出した色の種類に従って、タスクプログラムにおける次の処理を決定する。
タスクプログラム記憶部104は、タスクプログラムのデータを記憶する。このタスクプログラムは、ロボット装置1に作業を実行させる手順、位置、動作、条件などを指示するシーケンスプログラムである。本実施形態においては、タスクプログラムには、検査対象のプリント基板80をプリント基板検査装置50で検査し、検査後のプリント基板80を検査結果に応じた位置に仕分けるまでのハンド装置3の手先軌道、作業位置、各作業位置での動作タスクが手順とともに記述されている。このタスクプログラムは、例えば、事前のティーチングにより生成される。
シーケンスコントローラ105は、システム制御部101によりロードされたタスクプログラムに従って、ロボット装置1の動作を制御する。シーケンスコントローラ105はタスクプログラムに従って、指令値を指令値出力部106に送る。
指令値出力部106は、シーケンスコントローラ105から送られた指令値に応じた制御信号をモータドライバ210と電磁弁ドライバ310とに送る。例えば、指令値出力部106は、シーケンスコントローラ105の制御に従って、制御周期Δt(例えば、10ms)経過後の、関節部J1−J6各々の位置指令値に応じた制御信号をモータドライバ210に送る。関節部J1−J6各々のモータドライバ210は、位置指令値に応じたパルス信号をステッピングモータに供給する。これにより、関節部J1−J6各々は制御周期Δt経過するまでに、位置指令値に対応する位置まで変位する。また、指令値出力部106は、シーケンスコントローラ105の制御に従って、真空吸着機能ON/OFF、真空破壊機能ON/OFFに応じた制御信号を電磁弁ドライバ310に送る。電磁弁ドライバ310は、動作制御装置100から送られた制御信号に従って、正圧弁と負圧弁との開閉を制御する。例えば、電磁弁ドライバ310は、真空吸着機能ONに関する制御信号に従って負圧弁と正圧弁とを制御し、負圧弁は開放され、正圧弁は閉鎖される。これにより、吸着部34には負圧が発生される。
以下、タスクプログラムに記述されている複数の作業位置と、作業位置各々での作業内容について図7、図8を参照して説明する。図7は、図1のロボット装置1の作業位置を示す斜視図である。図8は、図7の平面図である。
作業位置P0は、ハンド装置3の待機位置を表している。作業位置P1は、ハンド装置3による検査対象のプリント基板80のピッキング動作が行われる位置を表している。作業位置P1は、検査対象のプリント基板80をストックする基板ストッカー60の上方に設定されている。作業位置P2は、ハンド装置3による検査対象のプリント基板80のリリース動作が行われる位置を表している。作業位置P2は、載置テーブル52の載置位置の上方に設定されている。作業位置P3は、ハンド装置3によるプリント基板検査装置50の開始スイッチ54のプッシュ動作が行われる位置を表している。作業位置P3は、吸着部34の接触面341の中心位置が開始スイッチ54の上面の中心位置の上方になるように設定されている。
作業位置P4は、ハンド装置3による検査後のプリント基板80のピッキング動作が行われる位置を表している。作業位置P4は、載置テーブル52の載置位置の上方、好適には作業位置P2と同じ位置に設定されている。作業位置P5は、プリント基板検査装置50による検査対象のプリント基板80の検査結果が「良」のときに、ハンド装置3による検査後のプリント基板80のリリース動作が行われる位置を表している。作業位置P5は、検査後のプリント基板80をストックする基板ストッカ―70内の検査結果が「良」のプリント基板80をストックする位置の上方に設定されている。作業位置P6は、プリント基板検査装置50による検査対象のプリント基板80の検査結果が「不良」のときに、ハンド装置3による検査後のプリント基板80のリリース動作が行われる位置を表している。作業位置P6は、検査後のプリント基板80をストックする基板ストッカ―70内の検査結果が「不良」のプリント基板80をストックする位置の上方に設定されている。
図9は、図2のロボット装置1の作業手順を示すフローチャートである。システム制御部101によりタスクプログラムがロードされると、ハンド装置3は、シーケンスコントローラ105の制御に従って以下の手順で動作する。なお、プリント基板検査装置50とロボット装置1とを相互通信可能に電気的に接続してプリント基板検査装置50の動作をロボット装置1の動作完了を表す制御信号を契機として開始させ、またロボット装置1の動作をプリント基板検査装置50の動作完了を表す制御信号を契機として開始させ、そのようにロボット装置1とプリント基板検査装置50とを連携させるようにしてもよい。しかし、本実施形態では、作業員に代わってロボット装置1がプリント基板検査装置50に対して配置され、ロボット装置1がプリント基板検査装置50を操作するものであり、プリント基板検査装置50とロボット装置1とを電気的に分離させて、プリント基板検査装置50の動作をその手動操作部に対するロボット装置1の操作を契機として開始させ、またロボット装置1の動作をその視覚センサによりプリント基板検査装置50の動作完了を判断して開始させるものである。
(ステップS11) 検査対象のプリント基板80をピッキング
ハンド装置3は作業位置P0から作業位置P1に移動される。作業位置P1で、ハンド装置3の吸着部34には負圧が発生され、ハンド装置3は下降される。ハンド装置3の下降動作は、吸着部34に検査対象のプリント基板80が吸着されたのを契機に、つまり、吸着検知信号が出力されたのを契機に停止される。これにより、ハンド装置3は検査対象のプリント基板80をピッキングできる。ステップS11の処理で、検査対象のプリント基板80がハンド装置3によりピッキングされる。
ハンド装置3は作業位置P0から作業位置P1に移動される。作業位置P1で、ハンド装置3の吸着部34には負圧が発生され、ハンド装置3は下降される。ハンド装置3の下降動作は、吸着部34に検査対象のプリント基板80が吸着されたのを契機に、つまり、吸着検知信号が出力されたのを契機に停止される。これにより、ハンド装置3は検査対象のプリント基板80をピッキングできる。ステップS11の処理で、検査対象のプリント基板80がハンド装置3によりピッキングされる。
(ステップS12) 検査対象のプリント基板80をリリース
ハンド装置3は作業位置P1から作業位置P2に移動される。作業位置P2で、ハンド装置3の吸着部34には正圧が発生される。これにより、ハンド装置3は、ピッキングしていた検査対象のプリント基板80を載置テーブル52にリリースできる。ステップS12の処理で、検査対象のプリント基板80がプリント基板検査装置50の載置テーブル52にリリースされる。
ハンド装置3は作業位置P1から作業位置P2に移動される。作業位置P2で、ハンド装置3の吸着部34には正圧が発生される。これにより、ハンド装置3は、ピッキングしていた検査対象のプリント基板80を載置テーブル52にリリースできる。ステップS12の処理で、検査対象のプリント基板80がプリント基板検査装置50の載置テーブル52にリリースされる。
(ステップS13) プリント基板検査装置50の開始スイッチ54を操作
ハンド装置3は作業位置P2から作業位置P3に移動される。作業位置P3で、ハンド装置3の吸着部34には圧縮空気が供給される。その状態でハンド装置3は下降される。その下降距離は、吸着部34が開始スイッチ54を押すための必要なストロークに設定されている。吸着部34が開始スイッチ54に接触したとき、吸着部34の内部は正圧に導入される。吸着部34に正圧が発生されていることで、開始スイッチ54に押し付けられることによる吸着部34の形状変化が抑えられ、ハンド装置3の吸着部34と開始スイッチ54とを緩衝する。開始スイッチ54をステップS13の処理で、プリント基板検査装置50によるプリント基板80の外観検査が開始される。なお、開始スイッチ54を押す際に、吸着部34の内部に負圧を導入させてもよいし、吸着部34の内部を負圧でもなく正圧でもなく大気圧にしてもよい。吸着部34の内部を負圧又は大気圧とすることによりハンド装置3の下降に伴って開始スイッチ54を押し操作するときに吸着部34が開始スイッチ54に対してずれる事態を、吸着部34の内部を正圧にする場合より抑制することができる。
ハンド装置3は作業位置P2から作業位置P3に移動される。作業位置P3で、ハンド装置3の吸着部34には圧縮空気が供給される。その状態でハンド装置3は下降される。その下降距離は、吸着部34が開始スイッチ54を押すための必要なストロークに設定されている。吸着部34が開始スイッチ54に接触したとき、吸着部34の内部は正圧に導入される。吸着部34に正圧が発生されていることで、開始スイッチ54に押し付けられることによる吸着部34の形状変化が抑えられ、ハンド装置3の吸着部34と開始スイッチ54とを緩衝する。開始スイッチ54をステップS13の処理で、プリント基板検査装置50によるプリント基板80の外観検査が開始される。なお、開始スイッチ54を押す際に、吸着部34の内部に負圧を導入させてもよいし、吸着部34の内部を負圧でもなく正圧でもなく大気圧にしてもよい。吸着部34の内部を負圧又は大気圧とすることによりハンド装置3の下降に伴って開始スイッチ54を押し操作するときに吸着部34が開始スイッチ54に対してずれる事態を、吸着部34の内部を正圧にする場合より抑制することができる。
(ステップS14) 検査後のプリント基板80をピッキング
ハンド装置3は作業位置P3から作業位置P4に移動される。作業位置P4で、ハンド装置3の吸着部34に負圧が発生され、ハンド装置3は下降される。ハンド装置3の下降動作は、吸着部34に検査後のプリント基板80が吸着されたのを契機に、つまり、吸着検知信号が出力されたのを契機に停止される。これにより、ハンド装置3は検査後のプリント基板80をピッキングできる。ステップS14の処理で、検査後のプリント基板80がハンド装置3によりピッキングされる。
ハンド装置3は作業位置P3から作業位置P4に移動される。作業位置P4で、ハンド装置3の吸着部34に負圧が発生され、ハンド装置3は下降される。ハンド装置3の下降動作は、吸着部34に検査後のプリント基板80が吸着されたのを契機に、つまり、吸着検知信号が出力されたのを契機に停止される。これにより、ハンド装置3は検査後のプリント基板80をピッキングできる。ステップS14の処理で、検査後のプリント基板80がハンド装置3によりピッキングされる。
(ステップS15) 検査結果の確認動作
作業位置P4で、ロボット装置1により検査対象のプリント基板80の検査結果が判別される。具体的には、ロボット装置1に取り付けられたカメラ330によりインジケータランプ53が撮影され、その撮影画像に対してカラー画像処理が行われることで、インジケータランプ53の色が判別される。インジケータランプ53の色が「青」のときは、ステップS16の処理が実行される。一方、インジケータランプ53の色が「赤」のときは、ステップS17の処理が実行される。
作業位置P4で、ロボット装置1により検査対象のプリント基板80の検査結果が判別される。具体的には、ロボット装置1に取り付けられたカメラ330によりインジケータランプ53が撮影され、その撮影画像に対してカラー画像処理が行われることで、インジケータランプ53の色が判別される。インジケータランプ53の色が「青」のときは、ステップS16の処理が実行される。一方、インジケータランプ53の色が「赤」のときは、ステップS17の処理が実行される。
(ステップS16) 検査後のプリント基板80をリリース
ハンド装置3は作業位置P4から作業位置P5に移動される。作業位置P5で、ハンド装置3の吸着部34には正圧が発生される。これにより、ハンド装置3は、ピッキングしていた検査後のプリント基板80を、基板ストッカ―70内の検査結果が「良」のプリント基板80をストックする位置にリリースできる。
ハンド装置3は作業位置P4から作業位置P5に移動される。作業位置P5で、ハンド装置3の吸着部34には正圧が発生される。これにより、ハンド装置3は、ピッキングしていた検査後のプリント基板80を、基板ストッカ―70内の検査結果が「良」のプリント基板80をストックする位置にリリースできる。
(ステップS17) 検査後のプリント基板80をリリース
ハンド装置3は作業位置P4から作業位置P6に移動される。作業位置P6で、ハンド装置3の吸着部34には正圧が発生される。これにより、ハンド装置3は、ピッキングしていた検査後のプリント基板80を、基板ストッカ―70内の検査結果が「不良」のプリント基板80をストックする位置にリリースできる。ステップS16又はステップS17の処理で、検査対象のプリント基板80が、検査結果に応じて仕分けられる。
ハンド装置3は作業位置P4から作業位置P6に移動される。作業位置P6で、ハンド装置3の吸着部34には正圧が発生される。これにより、ハンド装置3は、ピッキングしていた検査後のプリント基板80を、基板ストッカ―70内の検査結果が「不良」のプリント基板80をストックする位置にリリースできる。ステップS16又はステップS17の処理で、検査対象のプリント基板80が、検査結果に応じて仕分けられる。
(ステップS18) 繰り返し動作
ステップS11〜ステップS17の動作は、検査対象のプリント基板80がなくなるまで繰り返し行われる。検査対象のプリント基板80の有無は、例えば、検査対象のプリント基板80の基板ストッカ―60をカメラ330により撮影し、その撮影画像に基づいて判定することができる。なお、ステップS11〜ステップS17の動作は、事前に作業者により設定された回数、繰り返し行われるようにしてもよい。
ステップS11〜ステップS17の動作は、検査対象のプリント基板80がなくなるまで繰り返し行われる。検査対象のプリント基板80の有無は、例えば、検査対象のプリント基板80の基板ストッカ―60をカメラ330により撮影し、その撮影画像に基づいて判定することができる。なお、ステップS11〜ステップS17の動作は、事前に作業者により設定された回数、繰り返し行われるようにしてもよい。
以上説明したロボット装置1によれば、人間が行うのと同じように、検査対象のプリント基板80をプリント基板検査装置50で検査し、検査後のプリント基板80を検査結果に応じた位置に仕分けることができる。
従来の肘関節を有するロボット装置1は、その可動領域が本実施形態に係るロボット装置1に比べて広い。また、従来のロボット装置1は、構造上の特異点を回避するための急な旋回動等をする場合がある。周囲の作業者にとって、手首部4を動かすための根元3軸の動きを予測することは容易ではない。これらの理由から、従来のロボット装置1は、配置自由度が低く、また、ライン上を流れてくるワークに対して作業を行う等の受動的な作業しか行えなかった。
一方、本実施形態に係るロボット装置1は、肘関節に代わって直動伸縮関節を備えることで、ロボット装置1の手首部4が人間の手首が動く領域と同じ領域を動く場合に、その可動領域を人間の手の可動領域よりも狭くすることができる。また、アーム部2は手首部4から基部10までの直線的な範疇で動くことから、周囲の作業者が手首部4の動きからアーム部2の動きを容易に予測することができる。また、ロボット装置1の多関節アーム機構200は、構造上特異点を解消していることから、特異点を回避するための急な旋回動作等をする必要がない。これらの理由から、本実施形態に係るロボット装置1は、人間と同じように配置することができ、例えば、プリント基板検査装置50の近傍に配置できるようになった。また、本実施形態に係るロボット装置1のハンド装置3は、プリント基板80の吸着とプリント基板検査装置50の開始スイッチ54の操作とに兼用可能な構造を有する吸着部34を備えることで、人間が行うのと同じように、検査対象のプリント基板80をプリント基板検査装置50にセットし、開始スイッチ54を押して検査し、検査後のプリント基板80を検査結果に応じた位置に仕分ける、等の能動的な作業を行わせることができる。なお、本実施形態にハンド装置3は、外部装置の手動操作部を操作する機能と、その外部装置にワークを提供するために該ワークを保持する機能とを兼用する構成備えていればよい。例えば、ワークを保持するためにハンド装置3は把持部を備え、その把持部に把持部の接近離反方向とは垂直に例えば下向きに弾性体突起を装備させることにより、ワークを把持により保持する機能と、その弾性体突起により外部装置の手動操作部を操作する機能とを兼用させてもよい。
これを応用して、複数のロボット装置1を互いに近接して配置し、複数のロボット装置1が一連の作業を協働して行うようにしてもよい。図10は、図2のロボット装置1の他の配置を示す平面図である。図10に示すように、壁90から順に検査装置50A、50B,50Cが隣接して配置され、これら検査装置50A,50B,50Cの前にそれぞれロボット装置1A,1B、1Cを配置してもよい。ロボット装置1Aは、基板ストッカ―60から検査対象のプリント基板80をピッキングし、検査装置50Aにセットし、開始スイッチ54Aを押し、検査装置50Aで検査されたプリント基板80を次の検査装置Bにセットする。ロボット装置1Bは、検査装置50Bにプリント基板80がセットされたのを契機に、開始スイッチ54Bを押し、検査装置50Bで検査されたプリント基板80を次の検査装置Cにセットする。ロボット装置1Cは、検査装置50Cにプリント基板80がセットされたのを契機に、開始スイッチ54Cを押し、検査装置Cで検査されたプリント基板80を、基板ストッカ―70の検査結果に応じた位置に仕分ける。これらロボット装置1A,1B,1Cを相互通信可能に電気的に接続して各ロボット装置の動作を他のロボット装置の動作完了を表す制御信号を契機として開始させ、そのように相互に連携させるようにしてもよい。またロボット装置1A,1B,1Cを電気的に分離させて、各ロボット装置の動作開始をそのロボット装置のセンサ出力又はシーケンス制御により独立動作可能に設けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…ロボット装置、2…アーム部、3…ハンド装置、4…手首部、50…プリント基板検査装置、51…筐体、52…載置テーブル、53…インジケータ、54…開始スイッチ54、55,56…モード選択スイッチ、60、70…基板ストッカ―、80…プリント基板
Claims (9)
- ワークに対する作業を担う、手動操作部を備えた外部装置の近傍に配置され、前記外部装置とワーク置場との間でワークを搬送するための多関節アーム機構を備えたロボット装置において、
前記多関節アーム機構は旋回自在及び起伏自在に設けられた直動伸縮性を備えたアーム部の先端に手首関節部が装備されてなり、
前記手首関節部には前記ワークを保持する保持部が取り付けられ、
前記保持部は、前記ワークの保持とともに前記外部装置の前記手動操作部を操作するために弾性体で構成された少なくとも一の真空吸着部を有することを特徴とするロボット装置。 - 前記真空吸着部は蛇腹形状を備えた筒状体に構成されることを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
- 前記真空吸着部はシリコン樹脂製であることを特徴とする請求項2記載のロボット装置。
- 前記保持部は複数の真空吸着部を有し、
前記複数の真空吸着部は内径又は外径の異なる筒状体に構成され、前記複数の真空吸着部の一が前記外部装置の前記手動操作部を操作するために選択的に使用されることを特徴とする請求項1記載のロボット装置。 - 前記ワークの保持に際しては前記真空吸着部の内部を負圧に導入し、前記手動操作部の操作に際しては前記真空吸着部の内部を負圧又は正圧に導入するために前記真空吸着部と負圧源又は正圧源との間の経路上の電磁弁の開閉を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
- 前記ワークの保持に際しては前記真空吸着部の内部を負圧に導入し、前記手動操作部の操作に際しては前記真空吸着部の内部を大気圧に導入するために前記真空吸着部と負圧源又は正圧源との間の経路上の電磁弁の開閉を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
- 前記アーム部は、
屈曲可能に連結され、前記連結コマの屈曲が拘束されることにより柱状体に構成される複数の連結コマと、
前記柱状体を支持する射出部と、
前記連結コマを屈曲可能な状態で前記基部内に収納する収納部とを有することを特徴とする請求項1記載のロボット装置。 - ワークに対する作業を担う、手動操作部を備えた外部装置の近傍に配置される多関節アーム機構を備えたロボット装置において、
前記多関節アーム機構は旋回自在及び起伏自在に設けられた直動伸縮性を備えたアーム部の先端に手首関節部が装備されてなり、
前記手首関節部には前記ワークを保持する保持部が取り付けられ、
前記保持部は、前記ワークの保持とともに前記外部装置の前記手動操作部を操作するために弾性体で構成されることを特徴とするロボット装置。 - ワークに対する作業を担う、手動操作部を備えた外部装置の近傍に配置される多関節アーム機構を備えたロボット装置において、
前記多関節アーム機構は扇形状の可動領域を備えたアーム部の先端に手首関節部が装備されてなり、
前記手首関節部には前記ワークを保持する保持部が取り付けられ、
前記保持部は、前記ワークの保持とともに前記外部装置の前記手動操作部を操作するために弾性体で構成された少なくとも一の真空吸着部を有することを特徴とするロボット装置。
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