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JP2018010119A - 楽器を用いた音響システム、及び、その方法 - Google Patents

楽器を用いた音響システム、及び、その方法 Download PDF

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旬 臼井
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功紀 早渕
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Abstract

【課題】既存の音響システムと楽器を連動させ、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整が行う、楽器を用いた音響システムを提供する。【解決手段】マイクと音出力機能を設けた楽器と、音響空間の複数の適所に設置されたスピーカーと、スピーカーと接続され、楽器の音出力機能からの入力を含む複数のチャンネルをミキシング可能なAVアンプとを備え、楽器は複数のスピーカーに対してAVアンプを介して信号を供給し、複数のスピーカーの各々について音響レベルを測定する測定手段を備え、楽器において、音出力機能によるスピーカーからの音に対するマイクへの入力に応じて、楽器のある位置において最適な音の設定となるように楽器の音出力機能の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、ステレオ等の音響システムを利用して楽器を演奏する際に、音響空間において適切な音設定となるように各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行う、楽器を用いた音響システム、及び、その方法に関する。
従来より、複数個のスピーカーを備えた音響装置システムにおいて、各スピーカーから聴取地点までの距離が互いに異なると、当該聴取地点において各スピーカーから発生した音を聴いたときに音量や位相などが異なってしまうため、端末装置で測定したスピーカーやリスナーの位置情報を用いて、音場を制御する技術が提案されている。
この技術に関しては、例えば、特開2013−138307号公報には、複数チャンネルのオーディオ信号に対して信号処理を施し複数のスピーカーにそれぞれ供給して、聴取地点での音場を制御する音場制御装置であって、端末装置によって測定された、前記複数のスピーカーの位置情報および前記聴取地点に応じた位置情報を、それぞれ記憶する位置情報記憶部と、前記位置情報記憶部に記憶された各位置情報に基づいて前記信号処理の内容を設定する音場設定部と、を具備することを特徴とする点が記載されている。
特開2013−138307号公報
文献1に係る発明においては、高い精度で、かつ、簡易な構成で音場を制御することはできる。しかしながら、本発明のように既存の音響装置システムを利用し、この音響装置システムと楽器を連動させ、この楽器において、音出力機能によるスピーカーからの音に対するマイクへの入力に応じて、楽器のある位置において最適な音の設定となるように楽器の音出力機能の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う、楽器を用いた楽器音響システム提供する従来例は存在しない。
そこで、本発明は従来例として存在しない、既存のステレオ等の音響システムと楽器を連動させ、音響空間において自動で各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができる発明を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る音響システムは、マイクと音出力機能を設けた楽器と、音響空間の複数の適所に設置されたスピーカーと、スピーカーと接続され、楽器の音出力機能からの入力を含む複数のチャンネルをミキシング可能なアンプと、を備え、楽器は、複数のスピーカーに対してアンプを介してオーディオ信号を供給し、複数のスピーカーの各々について音響レベルを測定する測定手段を備え、この楽器において、音出力機能によるスピーカーからの音に対するマイクへの入力に応じて、楽器のある位置において最適な音の設定となるように楽器の音出力機能の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う、楽器を用いた音響システムであることを特徴とする。これにより、既存のステレオ等の音響システムと楽器を連動させ、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整ができることを目的とする。
請求項2に係る楽器を用いた音響システムは、楽器の音出力機能からの入力は、無線通信により行われることを特徴とする請求項1に記載の楽器を用いた音響システムであることを特徴とする。これにより、楽器の操作性が良くなることを目的とする。
請求項3に係る楽器を用いた音響システムは、楽器、アンプのいずれか一以上に音源を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の楽器を用いた音響システムであることを特徴とする。これにより、各所に音源を備えることができることを目的とする。
請求項4に係る楽器を用いた音響システムは、楽器、及び/又は、アンプにチューニングボタンを設け、このチューニングボタンを押している間だけ各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行うことが可能な請求項1乃至請求項3のうちいずれか一に記載の楽器を用いた音響システムであることを特徴とする。これにより、各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行う際の操作性が良くなることを目的とする。
請求項5に係る楽器を用いた音響システムは、楽器から各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行うための専用音を出力されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一に記載の楽器を用いた音響システムであることを特徴とする。これにより、出力される専用音をマイクで収音することによって、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整ができることを目的とする。
請求項6に係る楽器を用いた音響方法は、楽器に設けた音出力機能からアンプに信号を出力する第一出力ステップと、アンプで信号を受信する第一受信ステップと、アンプからスピーカーにオーディオ信号を出力する出力ステップと、楽器で複数のスピーカーの各々について音響レベルを測定する測定ステップと、からなり、この楽器において、音出力機能によるスピーカーからの音に対するマイクへの入力に応じて、楽器のある位置において最適な音の設定となるように楽器の音出力機能の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う楽器を用いた音響方法であることを特徴とする。これにより、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整がなされる。
請求項1に係る楽器を用いた音響システムでは、既存のステレオ等の音響システムと楽器を連動させ、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整ができるものとする。
請求項2に係る楽器を用いた音響システムでは、楽器の操作性を良くすることができる。
請求項3に係る楽器を用いた音響システムでは、各所に音源を備えることができ便利である。
請求項4に係る楽器を用いた音響システムでは、各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行う際の操作性を良くすることができる。
請求項5に係る楽器を用いた音響システムでは、出力される専用音をマイクで収音することによって、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整ができる。
請求項6に係る楽器を用いた音響方法では、既存のステレオ等の音響システムと楽器を連動させ、各スピーカーの音量バランス、及び/又は、EQ調整を行うことができ、音響空間において演奏者にとって聴きやすい適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整ができる。
本発明の実施形態に係る楽器の一例である電子鍵盤楽器の斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両内におけるスピーカー、タブレット端末等の配置を説明する模式的な平面図である。 本発明の実施形態に係る音響システム構成を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る楽器とタブレット端末を使用したシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る音場制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態に基づき、本発明に係る音響システムについて説明する。
先ず、本発明の実施形態に係る楽器を用いた音響システムについて、図1、図2等に基づき説明する。
本発明に係る楽器を用いた音響システムは、図1、図2に示すように、基本的には、楽器100、タブレット端末15、スピーカー1、ヘッドユニット10(AVアンプ等)、モニタ20等から構成されている。
楽器100は、図1で図示するような、筐体101をコンパクトにすることによって持ち運びが可能な電子鍵盤楽器とする。この楽器100には、信号、音響データ等を出力するための送信部(不図示)が備えられている。
楽器100とタブレット端末15との間は、無線接続による無線通信がなされる。したがって、楽器100とタブレット端末15との間では、各種データ信号が無線で送受信がなされる。
楽器100からの信号は、タブレット端末15を経由してヘッドユニット10に送信される。このタブレット端末15に関しては、従来公知の技術であり、詳細な説明は避けるが、楽器100からの信号を受信する受信部、CPU、信号を出力する出力部等で構成される。タブレット端末15とヘッドユニット10との間は、有線接続による有線通信としている。
音響空間(室内)の複数個所には、スピーカー1が設置される。ここで、本発明における音響空間とは、図2で図示しているように、車両50の音響空間、すなわち、車両50の室内を想定している。これは、ドライブ等において、目的地によっては、運転者を含めた乗員は車両内空間で長時間を過ごす必要がある。運転者は運転に集中しなければいけない一方で、その他の乗員は移動中の時間を有効に活用したいと考えるのが通常である。また、近年は自動車の自動運転技術に関する研究開発が進展しており、運転者が運転から解放される日も遠い将来のことではない。目的地までの移動中の時間の有効活用は運転者も含めたすべての乗員にとっての関心事である。この時間の有効活用として、また移動中の車両50内での充実した時間の過ごし方として、車両50内で楽器100の演奏を行うことが考えられる。
スピーカー1を設置する箇所に関しては、図2で図示したように、例えば、運転席51側、助手席52側、二列目シート53にあっては、右後部座席側、左後部座席側の各ドアの内側に設置するのが望ましい。また、三列目シート54にあっては、左右後方に設置する例も挙げられる。その他、例えば、各座席付近の天井面に天吊りタイプのサテライトスピーカーを設置してもよいし、また、天井面にスピーカー1を埋め込んでもよい。
スピーカー1の種類としては、どのような種類のものであってもよい。例えば、全てのスピーカー1が全帯域用のフルレンジスピーカーであってもよいし、各スピーカー1が特定範囲の周波数に特化したような、超低音域用のサブウーファー、低音域用のウーファー、中低音域用のミッドバス、中音域用のスコーカー、高音域用のツイーター、超高音域用のスーパーツイーターであってもよい。また、スピーカー1の数も問わない。図2、図3ではスピーカー1の数は6個であるが、これ以上であってもこれ以下であってもよい。
スピーカー1とヘッドユニット10との間は、有線接続による有線通信とする。したがって、ヘッドユニット10(AVアンプ)からスピーカー1へ音声信号の送信がなされる。
上述したように、本発明は、一例として車両50の室内における音響システムを想定しているため、車載用音響機器について説明する。
車載用音響機器として、ヘッドユニット10といわれる音響機器が知られている。このヘッドユニット10は、音源再生、ボリュームを含め実際に操作を行う音響機器本体であり、例えばチューナや、図4で図示するように所定の記録媒体に対応した再生装置などの音響装置が搭載されて、これらの音響装置から出力されたオーディオ信号をAVアンプで増幅してスピーカーによって音声として出力できる。また、これらの音響装置を統括的にコントロールするための操作パネル、及びまたその動作状況を表示するための表示部が備えられている。その他、EQ(イコライザー)や、ミキサー等も搭載されるものもある。
ヘッドユニット10には、複数のオーディオソース(音源)を有しており、ユーザーが選択したオーディオソースからのアナログ音声信号もしくはデジタル音声信号を変換、増幅してスピーカー1等の音声出力部から音声として出力する。オーディオソース(音源)としては、例えば、FMチューナ、AMチューナ、CDプレーヤ、MDプレーヤ、磁気カセットデッキ、AUX端子、更には、DVDプレーヤやハードディスクドライブ、TVチューナなどの音声信号出力が挙げられる。
このように、ヘッドユニット10(AVアンプ)には、複数のオーディオソースに対応する複数のチャンネルを備えており、ヘッドユニット10に搭載されているミキサーを使用することによってこれら複数のチャンネルをミキシングすることができる。したがって、例えば、CDプレーヤで音楽を再生し、その音楽に合わせて楽器100を演奏することができる。また、複数人で電子鍵盤楽器等の楽器100を演奏する際、音程をユニゾンさせて楽しむことができる。
その他、図2で図示したように、二列目シート53側に向けてモニタ20が配設されている。このモニタ20に各スピーカー1の音量バランス、及び/又は、EQ調整等に関する情報が表示され、このモニタ20を介して各スピーカー1の音量バランス、及び/又は、EQ調整等を行うことができる。
このモニタ20は、ヘッドユニット10と接続されるが、この接続は各種ケーブル等による有線通信としている。したがって、ヘッドユニット10(AVアンプ)からモニタ20へ映像信号の送信がなされる。
本発明は、音場制御装置110を使用して各スピーカー1の適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整等を自動で行うものであるため、音場制御装置に関する説明をする。
楽器100には、音出力機能104を設けており、この音出力機能104からの信号がヘッドユニット10に送信入力され、そして、AVアンプで信号を増幅して、ヘッドユニット10と接続する各スピーカー1からテスト音が放音される。すなわち、楽器100は、ヘッドユニット10(AVアンプ)を介して複数のスピーカー1に対してオーディオ信号を供給する。
本発明に係るテスト音は、測定信号としてインパルス応答が得られるようなものであれば、インパルス音に限定されない。例えば、テスト音信号は、TSP(Time Stretched Pulse)信号、チャープ信号、M系列信号などであってもよい。
また、楽器100には、図示しないマイクを設けている。そして、このマイクによって各スピーカー1からのテスト音を収音する。マイクは、ステレオタイプであってもよいし、モノラルタイプであってもよい。マイクを設ける位置に関しては、特に限定されないが、モノラルタイプの場合は楽器100の中央付近、ステレオタイプの場合は楽器100の両側に設けるのが望ましい。
演奏者の位置(テスト音の聴取位置)にマイクを設けた楽器100を設置し、各スピーカー1から順次テスト音声を出力し、このテスト音声をマイクで収音する。
そして、複数のスピーカー1の各々について音響レベルを測定する測定手段102において各種測定が行われる。具体的には、測定手段102においてテスト音声信号等を解析し、スピーカー1から直接マイクに到来する音声成分である直接音成分、ガラス窓等に反射してマイクに到来する音声成分である間接音成分それぞれの音声信号の大きさ、周波数特性を計算する。
測定手段102で測定された後は、この測定手段102から音場生成部103へ信号が入力され、音場生成部103において各スピーカー1の適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整等を自動で行う。
そして、音場生成部103において適切な音量バランス、及び/又は、EQ調整等がなされた後は、音源データ信号等をAVアンプで増幅して、ヘッドユニット10と接続する各スピーカー1から適正な音量バランスで放音される。すなわち、楽器100のある位置において最適な音の設定となるように楽器100の音出力機能104の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う。
ここでは、測定手段102、音場生成部103を楽器100に備えた例について説明したが、測定手段102、音場生成部103をヘッドユニット10に備える例も考えられる。
次に、音データの送信について説明する。ここでは、音データを、例えば、MIDI(Musical Instruments Digital Interface 登録商標。以下、MIDIについて登録商標という付記を省略する)形式のデータ(以下「MIDIデータ」という)を無線送信する場合を想定している。本発明の実施形態のシステム構成を示すと、例えば、MIDI機器→演奏データ送信装置→演奏データ受信装置→MIDI機器となる。以下、MIDIデータの送信について説明する。
MIDI機器としては、電子鍵盤楽器等の楽器100であり、演奏者の演奏操作に応じてMIDI形式で記述されたデータ(以下「MIDIデータ」)を生成する。MIDI機器は、MIDIデータを出力するためのMIDI出力端子のジャック(不図示)を備えており、このジャックに接続された外部機器に対して生成したMIDIデータを出力する。この実施形態では、MIDI機器のジャックには演奏データ送信装置のプラグ(不図示)が接続される。
演奏データ送信装置(不図示)は、例えば楽器100などで構成されるMIDI機器から出力されるMIDIデータを無線通信によって演奏データ受信装置に送信する。演奏データ送信装置は、主に楽器100に内包されるものであり、MIDI機器と演奏データ受信装置は一体である。
演奏データ受信装置(不図示)は、演奏データ送信装置から送信されてくるMIDIデータを受信し、受信したMIDIデータを例えば楽器100等で構成される音源を有するMIDI機器に出力する。
音源を有するMIDI機器は、MIDIデータが入力されるMIDI入力端子のジャック(不図示)を備えており、このMIDI入力端子に入力されたMIDIデータに応じて放音する。この実施形態では、音源を有するMIDI機器のジャックには演奏データ受信装置のプラグ(不図示)が接続される。演奏データ受信装置は、主にMIDI機器に内包されるものであり、演奏データ受信装置とMIDI機器は一体である。ここで、MIDI機器とは、タブレット端末15が該当する。なお、このタブレット端末15は、インターネットに接続された所定のサーバ(図示せず)から、所定のアプリケーションソフトをダウンロードすることが可能である。
図3で図示するように、モニタ20とヘッドユニット10は有線ケーブル等で接続される。この有線ケーブルとしては、例えば、映像信号とオーディオ信号とを伝送するHDMI(High-Definition Multimedia Interface 登録商標)ケーブル等が挙げられる。
楽器100とタブレット端末15との間は無線接続による無線通信とする。
タブレット端末15とヘッドユニット10との間は有線接続による有線通信とする。
スピーカーとヘッドユニット10との間は有線接続による有線通信とする。
ヘッドユニット10とモニタ20との間は有線接続による有線通信としているが、
本発明の効果を奏するものであれば、楽器100からヘッドユニットへの通信を有線とする。
次に図3のフローチャートを用いて、本実施形態の音場制御装置110の一例である音場測定機能の動作手順について説明する。
S1では、マイク(楽器100)を設置するように誘導する表示を表示部に出力する。例えば、ヘッドユニット10やタブレット端末15等の表示部に「プレイポジションに楽器をセットしてください。」と表示する。
S2では、楽器100をセットしたことを確認する確認操作が操作部から行われたか判断する。この操作がない限りS2の判断はNとなり待機する。Yとなれば、次に進む。
S3では、各スピーカー1に対応する各チャンネルの中から順次1チャンネルを選択し、選択したチャンネルにテスト音声を入力して各チャンネルのスピーカー1からテスト音声を発生させる。
S4では、マイクで収音したテスト音声の応答信号を記憶する。
以上のS3〜S4をスピーカー1ごとに繰り返して各スピーカー1方向の応答信号を採取する。
図3の例では、以下のS5、S6とS7、S8を並列に実行する。
S5では、記憶した応答信号のうち直接音成分のレベルを測定する。S6では、記憶した応答信号のうち直接音成分の周波数特性を測定する。S7では、記憶した応答信号のうち間接音成分のレベルを測定する。
S8では、記憶した応答信号のうち間接音成分の周波数特性を測定して周波数特性を計算する。この計算は各スピーカー1について行う。
S9では、S5〜S8で計算した値をそれぞれ1セットにしてパラメータとして格納する。さらに、直接音成分と間接音成分のレベルの比を求めて、この比率をチャンネルごとに格納する。
なお、以上のS5〜S8は、いずれを先に行なってもよく、スピーカー1ごとに計算を行なってもよい。また、S3、S4だけでなく、S3〜S8までのステップ全体をスピーカー1ごとに計算を繰り返して行なってもよい。
以上のステップを行い、車両50の室内のスピーカーの接続、位相確認、スピーカー1の大きさ、スピーカー1の距離、各チャンネルの音量、周波数特性等を測定することによって最適な音の設定となるように各スピーカー1の音量バランス、及び/又は、EQ調整を自動で行うことによって演奏者にとって聴きやすい音で再生される。
また、本発明の楽器を用いた音響方法としては、下記のようになる。
第一出力ステップでは、楽器100に設けた音出力機能からAVアンプ(ヘッドユニット10)に信号を出力する。
第一受信ステップでは、AVアンプ(ヘッドユニット10)で信号を受信する。
第二出力ステップでは、AVアンプ(ヘッドユニット10)からスピーカー1にオーディオ信号を出力する。
測定ステップでは、楽器で複数のスピーカー1の各々について音響レベルを測定する。
そして、この楽器100において、音出力機能104によるスピーカー1からの音に対するマイクへの入力に応じて、楽器100のある位置において最適な音の設定となるように楽器100の音出力機能104の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う。
尚、本発明は、上記説明した実施形態により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
電子鍵盤楽器は楽器100の一例であり、その他の電子楽器であっても、室内で演奏するのに適していれば本発明の範疇となる。
音響空間である車両50の室内は一例であり、車両50の室内他の、例えば、リビングルーム、会議室、音響ルーム、スタジオ、音楽教室、音楽室等のような室内であってもよい。また、AVアンプはアンプの一例である。
楽器100とタブレット端末15との間は無線接続による無線通信としているが、これは一例であり、有線接続による有線通信でも可能である。
タブレット端末15とヘッドユニット10との間は有線接続による有線通信としているが、これは一例であり、ブルートゥース(登録商標。以下、ブルートゥースについて登録商標という付記を省略する)等の無線接続による無線通信でも可能である。
スピーカー1とヘッドユニット10との間は、有線接続による有線通信としているが、これは一例であり、ブルートゥース等の無線接続による無線通信も可能である。
モニタ20とヘッドユニット10との間は、有線接続により有線通信としているが、これは一例であり、ブルートゥース等の無線接続による無線通信であってもよい。
音源に関しては、楽器100、AVアンプ、ヘッドユニット10、後述するタブレット端末15等のうちいずれか一以上に備える。また、MIDIデータを発生させて出力するMIDIデータ発生器、発生されたMIDIデータに基づいてデジタル音声信号を生成して出力する音源回路等を備えた音源ボックスにおいても音源が備わることとなる。この音源ボックスを各種音響装置と接続することによって、音源を発生させ送信させることができる。テスト音声発生に関し、例えば、音源が楽器100以外にあるような場合には、その音源は特定のシステムエクスクルーシブメッセージに応じてテスト音声を発生できるようになっているとよい。なお、音源ボックスにミキサーを搭載する構成であってもよい。
イコライザーや音源ボックス等に関しては、ヘッドユニット10に内蔵されるタイプであってもよいし、また、後付けタイプのものであってもよい。
タブレット端末15を介さずに、楽器100から直接ヘッドユニット10へ送信する構成であってもよい。
専用音は、オーディオとして楽器から出力される場合の他、AVアンプ等に搭載された調整用音であってもよい。
また、各スピーカー1の音量バランスや、EQ調整等をリモートコントローラーで調整する構成であってもよい。
1 スピ−カー
10 ヘッドユニット
15 タブレット端末
20 モニタ
50 車両
100 楽器
101 筐体
102 測定手段
103 音場生成部
104 音出力機能
110 音場制御装置

Claims (6)

  1. マイクと音出力機能を設けた楽器と、
    音響空間の複数の適所に設置されたスピーカーと、
    前記スピーカーと接続され、前記楽器の前記音出力機能からの入力を含む複数のチャンネルをミキシング可能なアンプと、を備え、
    前記楽器は、前記複数のスピーカーに対して前記アンプを介してオーディオ信号を供給し、前記複数のスピーカーの各々について音響レベルを測定する測定手段を備え、
    この楽器において、前記音出力機能による前記スピーカーからの音に対する前記マイクへの入力に応じて、該楽器のある位置において最適な音の設定となるように該楽器の前記音出力機能の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う、楽器を用いた音響システム。
  2. 前記楽器の前記音出力機能からの入力は、無線通信により行われることを特徴とする請求項1に記載の楽器を用いた音響システム。
  3. 前記楽器、前記アンプのいずれか一以上に音源を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の楽器を用いた音響システム。
  4. 前記楽器、及び/又は、前記アンプにチューニングボタンを設け、このチューニングボタンを押している間だけ各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行うことが可能な請求項1乃至請求項3のうちいずれか一に記載の楽器を用いた音響システム。
  5. 前記楽器から各スピーカーの音量バランス、EQ調整を行うための専用音を出力されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一に記載の楽器を用いた音響システム。
  6. 楽器に設けた音出力機能からアンプに信号を出力する第一出力ステップと、
    前記アンプで信号を受信する第一受信ステップと、
    前記アンプからスピーカーにオーディオ信号を出力する出力ステップと、
    前記楽器で前記複数のスピーカーの各々について音響レベルを測定する測定ステップと、からなり、
    この楽器において、前記音出力機能による前記スピーカーからの音に対する前記マイクへの入力に応じて、該楽器のある位置において最適な音の設定となるように該楽器の前記音出力機能の音出力の音量バランス、及び/又は、EQ調整を行う楽器を用いた音響方法。
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