特定の実施態様の詳細な説明
1. 発明の化合物の一般的説明
特定の態様において、本発明は、IRAKのインヒビターを提供する。一部の実施態様において、かかる化合物は、本明細書記載の式の化合物、又はそれらの医薬として許容される塩を含み、ここで各変数は、本明細書において定義され且つ説明されている。
2. 化合物及び定義
本発明の化合物は、一般に先に記載されたものを含み、且つ本明細書に開示されたクラス、サブクラス及び種類により、更に例証されている。本明細書に使用される場合、別に指定しない限り、以下の定義が適用されるものとする。本発明の目的のために、化学元素は、元素周期表、「CAS化学と物理ハンドブック(Handbook of Chemistry and Physics)」第75版に従い確定される。加えて、有機化学の一般的原理は、「有機化学(Organic Chemistry)」、Thomas Sorrell、University Science Books、Sausalito:1999年、並びに「March最新有機化学(March’s Advanced Organic Chemistry)」第5版、編集:Smith, M.B.及びMarch, J.、John Wiley & Sons、New York:2001年に記載されており、これらの内容は全て引用により本明細書中に組み込まれている。
本明細書において使用される用語「脂肪族」又は「脂肪族基」は、完全に飽和されているか又は不飽和の1又は複数の単位を含む、直鎖(すなわち分岐していない)又は分岐した置換又は非置換の炭化水素鎖、あるいは分子の残りに結合する単独の点を有する、完全に飽和されているか又は不飽和の1もしくは複数の単位を含むが、芳香族ではない(本明細書において「カルボシクリル」、「脂環式」又は「シクロアルキル」とも称される)、単環式炭化水素もしくは二環式炭化水素を意味する。別に指定しない限りは、脂肪族基は、1〜6個の脂肪族炭素原子を含む。一部の実施態様において、脂肪族基は、1〜5個の脂肪族炭素原子を含む。他の実施態様において、脂肪族基は、1〜4個の脂肪族炭素原子を含む。更に他の実施態様において、脂肪族基は、1〜3個の脂肪族炭素原子を含み、更に他の実施態様において、脂肪族基は、1〜2個の脂肪族炭素原子を含む。一部の実施態様において、「脂環式」(又は「カルボシクリル」もしくは「シクロアルキル」)は、分子の残りに結合する単独の点を有する、完全に飽和されているか又は不飽和の1もしくは複数の単位を含むが、芳香族ではない、単環式C3−C6炭化水素をいう。脂肪族基の例は、線状又は分岐した、置換又は非置換のC1−C8アルキル基、C2−C8アルケニル基、C2−C8アルキニル基、並びに(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキル又は(シクロアルキル)アルケニルなどのそれらのハイブリッドである。
用語「低級アルキル」とは、C1-4の直線状又は分岐したアルキル基をいう。低級アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、及びtert−ブチルである。
用語「低級ハロアルキル」とは、1又は複数のハロゲン原子により置換されている、C1-4の直線状又は分岐したアルキル基をいう。
用語「ヘテロ原子」は、1又は複数の酸素、硫黄、窒素、又はリン(窒素、硫黄、又はリンの酸化された形;塩基性窒素の四級化された形;又は、複素環の置換可能な窒素、例えば、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリル中のような)、NH(ピロリジニル中のような)又はNR+(N−置換ピロリジニル中のような))を意味する。
本明細書において使用される用語「不飽和」は、1又は複数の不飽和の単位を有する部分を意味する。
本明細書において使用される用語「二価のC1-8(又はC1-6)飽和又は不飽和の、直線状又は分岐した、炭化水素鎖」とは、本明細書に定義されたような直線状又は分岐した、二価のアルキレン鎖、アルケニレン鎖、及びアルキニレン鎖をいう。
用語「アルキレン」とは、二価のアルキル基をいう。「アルキレン鎖」は、ポリメチレン基、すなわち、-(CH2)n-であり、ここでnは正の整数、好ましくは1〜6、1〜4、1〜3、1〜2、又は2〜3である。置換アルキレン鎖は、1又は複数のメチレン水素原子が、置換基により置き換えられている、ポリメチレン基である。好適な置換基は、置換された脂肪族基について以下に説明されるものを含む。
用語「アルケニレン」とは、二価のアルケニル基をいう。置換アルケニレン鎖は、その中の1又は複数の水素原子が置換基により置き換えられている少なくとも1個の二重結合を含む、ポリメチレン基である。好適な置換基は、置換された脂肪族基について以下に説明されるものを含む。
用語「ハロゲン」は、F、Cl、Br、又はIを意味する。
単独で使用されるか又は「アラルキル」、「アラルコキシ」もしくは「アリールオキシアルキル」においてのようにより大きい部分の一部として使用される用語「アリール」とは、合計で5〜14個の環員を有する単環式及び二環式の環系をいい、ここで環系中の少なくとも1個の環は芳香族であり、且つ環系中の各環は3〜7個の環員を含む。用語「アリール」は、用語「アリール環」と互換的に使用される。本発明の特定の実施態様において、「アリール」とは、芳香族環系をいう。アリール基の例は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、アントラシルなどであり、これらは任意に1又は複数の置換基を含む。本明細書において使用される場合、同じく用語「アリール」の範囲内に含まれるのは、インダニル、フタリミジル、ナフチミジル、フェナントリジニル、又はテトラヒドロナフチルなどの、芳香環が、1又は複数の非芳香環に縮合されている基である。
単独で使用されるか又は例えば「ヘテロアラルキル」又は「ヘテロアラルコキシ」などのようにより大きい部分の一部として使用される用語「ヘテロアリール」及び「ヘテロアル-」とは、5〜10個の環原子、好ましくは5、6、又は9個の環原子を有し;環状アレイ(cyclic array)中に6、10、又は14個のπ電子を有し;且つ、炭素原子に加え、1〜5個のヘテロ原子を有する基をいう。用語「ヘテロ原子」とは、窒素、酸素、又は硫黄をいい、且つ、窒素又は硫黄の酸化された形;及び、塩基性窒素の四級化された形を含む。ヘテロアリール基は、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、及びプテリジニルを含むが、これらに限定されるものではない。本明細書において使用される用語「ヘテロアリール」及び「ヘテロアル-」はまた、ラジカル又は結合点が芳香族複素環上に存在する、その中の芳香族複素環が、1又は複数のアリール環、脂環式環、又はヘテロシクリル環に縮合されている基も含む。非限定的例は、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H−キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、及びピリド[2,3-b]-1,4-オキサジン-3(4H)-オンを含む。ヘテロアリール基は、任意に単環式又は二環式である。用語「ヘテロアリール」は、用語「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」、又は「芳香族複素環」と互換的に使用され、その用語のいずれかは、任意に置換された環を含む。用語「ヘテロアラルキル」とは、ヘテロアリールにより置換されたアルキル基をいい、ここでアルキル及びヘテロアリール部分は独立して、任意に置換されている。
本明細書において使用される用語「ヘテロ環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式ラジカル」、及び「複素環」は、互換的に使用され、並びに飽和又は部分不飽和のいずれかであり、且つ先に定義されたように、炭素原子に加え、1又は複数の、好ましくは1〜4個のヘテロ原子を有する、安定した5-〜7-員の単環式又は7-10-員の二環式の複素環式部分をいう。ヘテロシクリルの環原子に関して使用される場合、用語「窒素」は、置換された窒素を含む。例として、酸素、硫黄又は窒素から選択された0〜3個のヘテロ原子を有する飽和又は部分不飽和の環において、窒素は、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリル中のような)、NH(ピロリジニル中のような)又はNR+(N−置換ピロリジニル中のような))である。
複素環は、安定した構造を生じる任意のヘテロ原子又は炭素原子で、そのペンダント基に結合され得、且つ環原子のいずれかは、任意に置換され得る。かかる飽和又は部分不飽和の複素環式ラジカルの例は、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサアゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、及びキヌクリジニルを含むが、これらに限定されるものではない。用語「ヘテロ環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、及び「複素環式ラジカル」は、本明細書において互換的に使用され、且つラジカル又は結合点がヘテロシクリル環上に存在する、その中のヘテロシクリル環が、インドリニル、3H−インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、又はテトラヒドロキノリニルなどの、1又は複数のアリール、ヘテロアリール、又は脂環式環に縮合されている基も含む。ヘテロシクリル基は、任意に単環式又は二環式である。用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリルにより置換されたアルキル基をいい、ここでアルキル及びヘテロシクリル部分は独立して、任意に置換されている。
本明細書において使用される用語「部分不飽和」とは、少なくとも1個の二重結合又は三重結合を含む環部分をいう。用語「部分不飽和」は、不飽和の複数部位を有する環を包含することが意図されるが、本明細書に定義されたように、アリール又はヘテロアリール部分を含むことは意図されない。
本明細書に記載の本発明の特定の化合物は、「任意に置換された」部分を含む。一般に、用語「置換された」は、用語「任意に」が前にあるかどうかにかかわらず、指定された部分の1又は複数の水素が、好適な置換基により置き換えられていることを意味する。「置換された」は、構造から明確な又は暗黙のいずれかである1又は複数の水素に適用する(例えば、
は、少なくとも
をいい;並びに、
は、少なくとも
をいう。)。別に指定しない限りは、「任意に置換された」基は、その基の各置換可能な位置に、好適な置換基を有し、且つ所与の構造における2以上の位置が特定された群から選択された2個以上の置換基により置換されている場合、この置換基は、位置毎に同じか又は異なるかのいずれかである。本発明により想起される置換基の組合せは、安定した又は化学的に実現可能な化合物の形成を生じるものが好ましい。本明細書において使用される用語「安定した」とは、それらの生成、検出、及び特定の実施態様においては本明細書に開示された1又は複数の目的のための、それらの回収、精製、及び使用を可能にする条件に供される場合に、実質的に変更されない化合物をいう。
「任意に置換された」基の置換可能な炭素原子上の好適な一価の置換基は、独立して、重水素;ハロゲン;-(CH2)0-4R°;-(CH2)0-4OR°;−O(CH2)0-4Ro、-O-(CH2)0-4C(O)OR°;-(CH2)0-4CH(OR°)2;-(CH2)0-4SR°;任意にR°により置換された-(CH2)0-4Ph;任意にR°により置換された-(CH2)0-4O(CH2)0-1Ph;任意にR°により置換された-CH=CHPh;任意にR°により置換された-(CH2)0-4O(CH2)0-1−ピリジル;-NO2;-CN;-N3;−(CH2)0-4N(R°)2;-(CH2)0-4N(R°)C(O)R°;-N(R°)C(S)R°;-(CH2)0-4N(R°)C(O)NR°2;−N(R°)C(S)NR°2;-(CH2)0-4N(R°)C(O)OR°;-N(R°)N(R°)C(O)R°;−N(R°)N(R°)C(O)NR°2;−N(R°)N(R°)C(O)OR°;-(CH2)0-4C(O)R°;-C(S)R°;-(CH2)0-4C(O)OR°;-(CH2)0-4C(O)SR°;−(CH2)0-4C(O)OSiR°3;-(CH2)0-4OC(O)R°;-OC(O)(CH2)0-4SR°、SC(S)SR°;-(CH2)0-4SC(O)R°;-(CH2)0-4C(O)NR°2;-C(S)NR°2;-C(S)SR°;-SC(S)SR°、−(CH2)0-4OC(O)NR°2;−C(O)N(OR°)R°;-C(O)C(O)R°;-C(O)CH2C(O)R°;-C(NOR°)R°;−(CH2)0-4SSR°;-(CH2)0-4S(O)2R°;-(CH2)0-4S(O)2OR°;-(CH2)0-4OS(O)2R°;-S(O)2NR°2;−(CH2)0-4S(O)R°;−N(R°)S(O)2NR°2;-N(R°)S(O)2R°;-N(OR°)R°;-C(NH)NR°2;-P(O)2R°;−P(O)R°2;−OP(O)R°2;-OP(O)(OR°)2;SiR°3;-(C1-4直線状又は分岐したアルキレン)O-N(R°)2;又は、-(C1-4直線状又は分岐したアルキレン)C(O)O-N(R°)2であり、ここで各R°は、以下に定義されたように任意に置換され、且つ独立して、水素、C1-6脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、−CH2−(5−6員のヘテロアリール環)、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する5-6-員の飽和、部分不飽和、又はアリール環であるか、あるいは先の定義にもかかわらず、それらの介在原子と一緒の2個のR°の独立した出現は、以下に定義されたように任意に置換され、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する3-12-員の飽和、部分不飽和、又はアリールの単環式又は二環式環を形成する。
R°(又はそれらの介在原子と一緒の2個のR°の独立した出現により形成された環)上の好適な一価の置換基は、独立して、重水素、ハロゲン、-(CH2)0-2R#、-(ハロR#)、-(CH2)0-2OH、-(CH2)0-2OR#、-(CH2)0-2CH(OR#)2;−O(ハロR#)、-CN、-N3、-(CH2)0-2C(O)R#、-(CH2)0-2C(O)OH、-(CH2)0-2C(O)OR#、-(CH2)0-2SR#、-(CH2)0-2SH、-(CH2)0-2NH2、-(CH2)0-2NHR#、-(CH2)0-2NR# 2、-NO2、-SiR# 3、-OSiR# 3、−C(O)SR#、-(C1-4直線状又は分岐したアルキレン)C(O)OR#、又は-SSR#であり、ここで各R#は、置換されないか、又は「ハロ」が前に付く場合は、1又は複数のハロゲンによってのみ置換され、且つ独立してC1-4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する5-6-員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環である。R°の飽和された炭素原子上の好適な二価の置換基は、=O及び=Sを含む。
「任意に置換された」基の飽和された炭素原子上の好適な二価の置換基は、=O、=S、=NNR* 2、=NNHC(O)R*、=NNHC(O)OR*、=NNHS(O)2R*、=NR*、=NOR*、-O(C(R* 2))2-3O-、又は-S(C(R* 2))2-3S-を含み、ここでR*の各独立した出現は、水素、以下に定義されるように置換されているC1-6脂肪族、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5-6-員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環から選択される。「任意に置換された」基の近接置換可能な炭素に結合されている好適な二価の置換基は、-O(CR* 2)2-3O-を含み、ここでR*の各独立した出現は、水素、以下に定義されるように任意に置換されているC1-6脂肪族、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5-6-員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環から選択される。
R*の脂肪族基上の好適な置換基は、ハロゲン、-R#、−(ハロR#)、−OH、-OR#、-O(ハロR#)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR#、-NH2、-NHR#、-NR# 2、又は-NO2を含み、ここで各R#は、置換されないか、又は「ハロ」が前に付く場合は、1又は複数のハロゲンによってのみ置換され、且つ独立してC1-4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する5-6-員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環である。
「任意に置換された」基の置換可能な窒素上の好適な置換基は、-R†、-NR† 2、-C(O)R†、-C(O)OR†、-C(O)C(O)R†、-C(O)CH2C(O)R†、-S(O)2R†、−S(O)2NR† 2、-C(S)NR† 2、-C(NH)NR† 2、又は-N(R†)S(O)2R†を含み;ここで各R†は、独立して、水素、以下に定義されるように任意に置換されているC1-6脂肪族、非置換の-OPh、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5-6-員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環であるか、あるいは先の定義にもかかわらず、それらの介在原子と一緒の2個のR†の独立した出現は、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する3-12-員の飽和、部分不飽和、又はアリールの単環式又は二環式環を形成する。
R†の脂肪族基上の好適な置換基は、独立して、ハロゲン、-R#、−(ハロR#)、−OH、-OR#、-O(ハロR#)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR#、-NH2、-NHR#、-NR# 2、又は-NO2を含み、ここで各R#は、置換されないか、又は「ハロ」が前に付く場合は、1又は複数のハロゲンによってのみ置換され、且つ独立してC1-4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜4個のヘテロ原子を有する5-6-員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環である。
特定の実施態様において、用語「任意に置換され」、「任意に置換されたアルキル」、「任意に置換された(optionally substituted “optionally substituted)アルケニル」、「任意に置換されたアルキニル」、「任意に置換された炭素環式」、「任意に置換されたアリール」、「任意に置換されたヘテロアリール」、「任意に置換された複素環式」及び本明細書において使用されるいずれか他の任意に置換された基は、以下を含むが、これらに限定されるものではない典型的置換基による、その上の1、2、3又はそれよりも多い水素原子の独立した置き換えにより置換されるか又は非置換の基をいう:
−F、−Cl、−Br、−I、重水素、
−OH、保護されたヒドロキシ、アルコキシ、オキソ、チオオキソ、
−NO2、−CN、CF3、N3、
−NH2、保護されたアミノ、−NHアルキル、−NHアルケニル、−NHアルキニル、−NHシクロアルキル、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NH−複素環式、−ジアルキルアミノ、−ジアリールアミノ、−ジヘテロアリールアミノ、
−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−シクロアルキル、−O−アリール、−O−ヘテロアリール、−O−複素環式、
−C(O)−アルキル、−C(O)−アルケニル、−C(O)−アルキニル、−C(O)−カルボシクリル、−C(O)−アリール、−C(O)−ヘテロアリール、−C(O)−ヘテロシクリル、
−CONH2、−CONH−アルキル、−CONH−アルケニル、−CONH−アルキニル、−CONH−カルボシクリル、−CONH−アリール、−CONH−ヘテロアリール、−CONH−ヘテロシクリル、
−OCO2−アルキル、−OCO2−アルケニル、−OCO2−アルキニル、−OCO2−カルボシクリル、−OCO2−アリール、−OCO2−ヘテロアリール、−OCO2−ヘテロシクリル、−OCONH2、−OCONH−アルキル、−OCONH−アルケニル、−OCONH−アルキニル、−OCONH−カルボシクリル、−OCONH−アリール、−OCONH−ヘテロアリール、−OCONH−ヘテロシクリル、
−NHC(O)−アルキル、−NHC(O)−アルケニル、−NHC(O)−アルキニル、−NHC(O)−カルボシクリル、−NHC(O)−アリール、−NHC(O)−ヘテロアリール、−NHC(O)−ヘテロシクリル、−NHCO2−アルキル、−NHCO2−アルケニル、−NHCO2−アルキニル、−NHCO2−カルボシクリル、−NHCO2−アリール、−NHCO2−ヘテロアリール、−NHCO2−ヘテロシクリル、−NHC(O)NH2、−NHC(O)NH−アルキル、−NHC(O)NH−アルケニル、−NHC(O)NH−アルケニル、−NHC(O)NH−カルボシクリル、−NHC(O)NH−アリール、−NHC(O)NH−ヘテロアリール、−NHC(O)NH−ヘテロシクリル、NHC(S)NH2、−NHC(S)NH−アルキル、−NHC(S)NH−アルケニル、−NHC(S)NH−アルキニル、−NHC(S)NH−カルボシクリル、−NHC(S)NH−アリール、−NHC(S)NH−ヘテロアリール、−NHC(S)NH−ヘテロシクリル、−NHC(NH)NH2、−NHC(NH)NH−アルキル、−NHC(NH)NH−アルケニル、−NHC(NH)NH−アルケニル、−NHC(NH)NH−カルボシクリル、−NHC(NH)NH−アリール、−NHC(NH)NH−ヘテロアリール、−NHC(NH)NH−ヘテロシクリル、−NHC(NH)−アルキル、−NHC(NH)−アルケニル、−NHC(NH)−アルケニル、−NHC(NH)−カルボシクリル、−NHC(NH)−アリール、−NHC(NH)−ヘテロアリール、−NHC(NH)−ヘテロシクリル、
−C(NH)NH−アルキル、−C(NH)NH−アルケニル、−C(NH)NH−アルキニル、−C(NH)NH−カルボシクリル、−C(NH)NH−アリール、−C(NH)NH−ヘテロアリール、−C(NH)NH−ヘテロシクリル、
−S(O)−アルキル、−S(O)−アルケニル、−S(O)−アルキニル、−S(O)−カルボシクリル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)−ヘテロシクリル、−SO2NH2、−SO2NH−アルキル、−SO2NH−アルケニル、−SO2NH−アルキニル、−SO2NH−カルボシクリル、−SO2NH−アリール、−SO2NH−ヘテロアリール、−SO2NH−ヘテロシクリル、
−NHSO2−アルキル、−NHSO2−アルケニル、−NHSO2−アルキニル、−NHSO2−カルボシクリル、−NHSO2−アリール、−NHSO2−ヘテロアリール、−NHSO2−ヘテロシクリル、
−CH2NH2、−CH2SO2CH3、
−モノ−、ジ−、又はトリ−アルキルシリル、
−アルキル、−アルケニル、−アルキニル、−アリール、−アリールアルキル、−ヘテロアリール、−ヘテロアリールアルキル、−ヘテロシクロアルキル、−シクロアルキル、−炭素環式、−複素環式、ポリアルコキシアルキル、ポリアルコキシ、−メトキシメトキシ、−メトキシエトキシ、−SH、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−アルキニル、−S−カルボシクリル、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−S−ヘテロシクリル、又はメチルチオメチル。
本明細書において使用される用語「医薬として許容される塩」とは、正当な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応などを伴わずに、ヒト及び下等動物の組織と接触させて使用するのに適し、且つ妥当なベネフィット/リスク比に釣り合うようなそれらの塩をいう。医薬として許容される塩は、当該技術分野において周知である。例えば、S. M. Bergeらは、J. Pharmaceutical Sciences, 1977, 66, 1-19において、医薬として許容される塩について詳細に説明しており、これは引用により本明細書中に組み込まれている。本発明の化合物の医薬として許容される塩は、好適な無機及び有機の酸及び塩基により誘導されるものを含む。医薬として許容される無毒の酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸及び過塩素酸などの無機酸、又は酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸又はマロン酸などの有機酸により、又はイオン交換などの当該技術分野において使用される他の方法を使用することにより、形成されるアミノ基の塩である。他の医薬として許容される塩は、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、硫酸水素塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などを含む。
好適な塩基由来の塩は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩及びN+(C1-4アルキル)4塩を含む。代表的アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩は、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む。更なる医薬として許容される塩は、好適ならば、無毒のアンモニウム、第四級アンモニウム、並びにハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、低級アルキルスルホン酸塩及びアリールスルホン酸塩などの対イオンを使用し形成されたアミン陽イオンを含む。
別に指定しない限りは、本明細書に示された構造は、その構造の全ての異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、及び幾何(又は配座))型;例えば、各不斉中心についてR及びS立体配置、Z及びE二重結合異性体、並びにZ及びE配座異性体を含むことも意味する。従って、本化合物の単独の立体異性体(stereochemical isomer)、並びにエナンチオマー、ジアステレオマー、及び幾何(又は配座)異性体混合物は、本発明の範囲内である。別に指定しない限りは、本発明の化合物の全ての互変異性体は、本発明の範囲内である。
加えて、別に指定しない限りは、本明細書に示された構造は、1又は複数の同位体濃縮された原子の存在のみ異なる化合物を含むことも意味する。例えば、重水素又はトリチウムによる水素の置き換え、又は13C−もしくは14C−濃縮された炭素による炭素の置き換えを含む本構造を有する化合物は、本発明の範囲内である。一部の実施態様において、この群は、1又は複数の重水素原子を含む。
更に、式Iの化合物は、それらの同位体標識された形を含むことが意図されている。式Iの化合物の同位体標識された形は、化合物の1又は複数の原子が、通常天然に生じる原子の原子質量又は原子番号とは異なる原子質量又は原子番号を有する単独又は複数の原子により置き換えられているという事実は別として、この化合物と同一である。容易に商業的に入手でき且つ周知の方法により式Iの化合物へ取り込むことができる同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素及び塩素の同位体、例えばそれぞれ、2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F及び36Clを含む。1又は複数の前述の同位体及び/又は他の原子の他の同位体のいずれかを含む、式Iの化合物、そのプロドラッグ又は医薬として許容される塩は、本発明の一部であることが意図されている。同位体−標識された式Iの化合物を、数多くの有益な様式で使用することができる。例えば、それへ例えば、3H又は14Cなどの放射性同位体が取り込まれている式Iの同位体−標識された化合物は、医薬品及び/又は基質の組織分布アッセイに適している。これらの放射性同位体、すなわちトリチウム(3H)及び炭素−14(14C)が、単純な調製及び優れた検出能のために、特に好ましい。より重い同位体、例えば、重水素(2H)の式Iの化合物への取り込みは、この同位体標識された化合物のより高い代謝安定性のために、治療的利点を有する。より高い代謝安定性は、増大したインビボ半減期又は少ない用量へと直接翻訳され、これはほとんどの状況において、本発明の好ましい実施態様を表すであろう。式Iの同位体標識された化合物は、同位体−標識されない反応物を、容易に入手可能な同位体標識された反応物により置き換え、本文の実施例の部分において及び調製の部分において、合成スキーム及び関連説明に明らかにされた手順を実行することにより、一般に調製することができる。
一次速度論的同位体効果による本化合物の酸化的代謝を操作するために、重水素(2H)も、この目的のために、式Iの化合物へ取り込むことができる。この一次速度論的同位体効果は、同位体核種の交換から生じる化学反応に関する速度の変化であり、これは次に、この同位体交換後の共有結合形成に必要な基底状態エネルギーの変化により引き起こされる。より重い同位体の交換は通常、化学結合に関する基底状態エネルギーの低下を生じ、従って律速結合破壊における速度の低下を引き起こす。結合破壊が、多生成物反応の配座(coordinate)に沿った鞍点領域において又はその近傍で生じる場合、生成物分布比は、実質的に変更され得る。説明のために:重水素が、交換不可能な位置で炭素原子に結合される場合、kM/kD=2〜7の速度差が典型的である。この速度差が酸化を受け易い式Iの化合物にうまく適用される場合は、インビボにおけるこの化合物のプロファイルは、劇的に修飾され、且つ改善された薬物動態特性を生じる。
治療薬の発見及び開発時に、当業者は、望ましいインビトロ特性を維持しつつ、薬物動態パラメータを最適化することができる。不充分な薬物動態プロファイルを伴う多くの化合物は、酸化的代謝を受け易いと仮定することは、妥当である。現在利用可能なインビトロ肝臓ミクロソームアッセイは、この種の酸化的代謝の過程に関する価値ある情報を提供し、これは次に、かかる酸化的代謝に対する抵抗を通じて改善された安定性を伴う、重水素化された式Iの化合物の合理的設計を可能にする。これにより、式Iの化合物の薬物動態プロファイルの重大な改善が得られ、インビボ半減期(t/2)、最高治療有効濃度(Cmax)、用量反応曲線下面積(AUC)、及びFの増加に関して;並びに低下したクリアランス、投与量及び材料費に関して、定量的に表現され得る。
以下は、前述のことを例示することを意図し:酸化的代謝のための攻撃の可能性のある複数の部位、例えば、ベンジル型水素原子及び窒素原子に結合された水素原子を有する式Iの化合物は、水素原子の様々な組合せが、重水素原子により置き換えられている一連の類似物として調製され、その結果これらの水素原子の一部、ほとんど又は全ては、重水素原子により置き換えられている。半減期決定は、酸化的代謝に対する抵抗性の改善が改善される程度の好ましく且つ正確な決定を可能にする。この様式において、親化合物の半減期は、この種の重水素−水素交換の結果として最大100%延長され得ることが決定される。
式Iの化合物における重水素−水素交換はまた、望ましくない毒性代謝産物を減少又は除外するために、出発化合物の代謝産物スペクトルの好ましい修飾を達成するために使用することもできる。例えば、毒性代謝産物が酸化的炭素−水素(C−H)結合切断により生じる場合、重水素化された類似体は、例え特定の酸化が律速工程ではなくとも、望ましくない代謝産物の生成を大きく減少又は除外するであろうことを、合理的に仮定することができる。重水素−水素交換に関する当該技術分野の状態に関する更なる情報は、例えば、Hanzlikら、J. Org. Chem. 55, 3992-3997, 1990;Reiderら、J. Org. Chem. 52, 3326-3334, 1987;Foster、Adv. Drug Res. 14, 1-40, 1985;Gilletteら、Biochemistry 33(10) 2927-2937, 1994;及び、Jarmanら、Cardiogenesis, 16(4), 683-688, 1993において認めることができる。
本明細書において使用される用語「モジュレーター」は、測定可能な親和性で、標的に結合するか及び/又は阻害する化合物と定義される。特定の実施態様において、モジュレーターは、約50μM未満、約1μM未満、約500nM未満、約100nM未満、又は約10nM未満の、IC50及び/又は結合定数を有する。
本明細書において使用される用語「測定可能な親和性」及び「測定できるよう阻害する」とは、本発明の化合物又はそれらの組成物を含有する試料と、該化合物又はそれらの組成物の非存在下のIRAK、及びIRAKを含有する試料同等物の間における、IRAK活性の測定可能な変化を意味する。
本発明により想起される置換基及び変数の組合せは、安定した化合物の形成を生じるもののみである。本明細書において使用される用語「安定した」とは、製造を可能にするのに十分な安定性を有し、且つ本明細書に詳述した目的(例えば、対象への治療的又は予防的投与)に関して有用であるのに十分な時間化合物の完全性を維持する化合物をいう。
変化する本明細書のいずれかの定義における化学基の列挙の引用は、いずれか単独の基又は列記された基の組合せとして変化する定義を含む。本明細書において変化する実施態様の引用は、いずれか単独の実施態様又はいずれか他の実施態様もしくはその一部との組合せとしての実施態様を含む。
3. 例証的化合物の説明
一態様に従い、本発明は、式Iの化合物、又はその医薬として許容される塩:
(式中:
Xは、CR又はNであり;
Aは、O、S、SO2、SO、−NRC(O)、−NRSO2、もしくはN(R)であるか;又は、Aは存在せず;
R3は、-R、ハロゲン、−ハロアルキル、-OR、-SR、-CN、-NO2、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、もしくは-N(R)2であるか;又は
Aが、−NRC(O)、−NRSO2、もしくはN(R)である場合;R及びR3は、それに各々が結合した原子と一緒に、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環を形成することができ;その各々は、任意に置換されており;
X’は、CR又はNであり;
環Zは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり;その各々は、任意に置換されており;
R1は、-R、ハロゲン、−ハロアルキル、-OR、-SR、-CN、-NO2、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、もしくは-N(R)2であり;
Raは、存在しないか、-R、ハロゲン、−ハロアルキル、-OR、-SR、-CN、-NO2、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、もしくは-N(R)2であり;
環Yは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された2〜4個のヘテロ原子を有する任意に置換された5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり;
R2は、-R、ハロゲン、−ハロアルキル、-OR、-SR、-CN、-NO2、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、もしくは-N(R)2であり;
Rbは、存在しないか、-R、ハロゲン、−ハロアルキル、-OR、-SR、-CN、-NO2、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、もしくは-N(R)2であり;
各Rは、独立して、水素、C1-6脂肪族、C3-10アリール、3〜8員の飽和又は部分不飽和の炭素環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり;その各々は、任意に置換されているか;あるいは
同じ原子上の2個のR基は、それらが結合している原子と一緒に、C3-10アリール、3〜8員の飽和又は部分不飽和の炭素環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環を形成し;その各々は、任意に置換されており;
ここで、XがNであり且つAが存在しない場合、R3はHではない。)を提供する。
特定の実施態様において、XはCRである。特定の実施態様において、XはCHである。特定の実施態様において、XはNである。
特定の実施態様において、Aは、O又はN(R)である。特定の実施態様において、AはOである。特定の実施態様において、AはN(R)である。更なる実施態様において、Aは、NH又はN−Meである。
特定の実施態様において、Aは存在しない。
特定の実施態様において、R3が、アルキル又は置換されたアルキルである場合、Aは存在しない。
特定の実施態様において、AはN(R)であり、並びにR及びR3により形成された環は、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、R3は、-R、−ハロアルキル、−C(O)R、−CO2R、又は−C(O)N(R)2である。
特定の実施態様において、R3は、-Hである。
特定の実施態様において、R3は、C1-6脂肪族、C3-10アリール、3〜8員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、R3は、メチル、エチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル、直線状又は分岐したペンチル、もしくは直線状又は分岐したヘキシルであり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、R3は、フェニル、ナフチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチル、シクロオクチル、[3.3.0]ビシクロオクタニル、[4.3.0]ビシクロノナニル、[4.4.0]ビシクロデカニル、[2.2.2]ビシクロオクタニル、フルオレニル、インダニル、テトラヒドロナフチル、アクリジニル、アゾシニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズトリアゾリル、ベンズテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズイミダゾリニル、カルバゾリル、NH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]テトラヒドロフラン、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドレニル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソインドリニル、イソインドレニル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル;1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリドチアゾール、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、オキセタニル、アゼチジニル、又はキサンテニルであり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、R3は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラン、ピペリジン、ピペリジン−オン、スピロヘプタン、又はビシクロヘキサンであり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、−A−R3は、-H、-CH3、−CF3、
である。
特定の実施態様において、X’はCRである。特定の実施態様において、X’はCHである。特定の実施態様において、X’はNである。
特定の実施態様において、環Zは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する3〜7員の複素環、又は窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、環Zは:
であり、式中、Xは、O、S又はNR1であり;Yは、C又はNであり;並びに、Tは、C又はNである。
特定の実施態様において、環Zは、テトラヒドロフラン、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル;1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、ピリミジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、トリアジニル、チアジアゾール、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、又は1,3,4−トリアゾリルであり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、環Zは、ピラゾール環である。
特定の実施態様において、R1は、-R、ハロゲン、−ハロアルキル、-OR、-SR、-CN、-NO2、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、又は-N(R)2である。
特定の実施態様において、R1は、-Rである。
特定の実施態様において、環Zは:
である。
特定の実施態様において、Raは、存在しない。
特定の実施態様において、Raは、OR、CF3、Hal、又はNO2である。
特定の実施態様において、環Yは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された2〜4個のヘテロ原子を有する任意に置換された5〜6員の単環式ヘテロアリール環である。
特定の実施態様において、環Yは、テトラヒドロフラン、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル;1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、ピリミジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、トリアジニル、チアジアゾール、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、又は1,3,4−トリアゾリルであり;その各々は、任意に置換されている。
特定の実施態様において、環Yは、任意に置換されたピリジル、ピラゾール又はチアジアゾールである。
特定の実施態様において、環Yは、任意に置換されたピラゾールである。
特定の実施態様において、環Yは、任意に置換されたチアジアゾールである。
特定の実施態様において、環Yは、任意に置換されたピリジルである。
特定の実施態様において、R2は、-R、-OR、-SR、−SO2R、−SOR、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R)2、−NRSO2R、又は-N(R)2である。
特定の実施態様において、R2は、-R、−C(O)R、−CO2R、−C(O)N(R)2、又は-N(R)2である。
特定の実施態様において、Rbは、存在しない。特定の実施態様において、Rbは、任意に置換されたC1-6脂肪族、C(O)NR2、又はCORである。
特定の実施態様において、環Yは:
である。
特定の実施態様において、環Z、環Y、R1、R2、R3、Ra、Rb、A、X、及びX’の各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている。
特定の実施態様において、本発明は、式I−aの化合物又はその医薬として許容される塩:
(式中、環Y、R2、R3、Ra、Rb、A、X、及びX’の各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている)を提供する。
特定の実施態様において、本発明は、式I−bの化合物、又はその医薬として許容される塩:
(式中、環Y、R2、R3、Ra、Rb、A、及びX’の各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている)を提供する。
特定の実施態様において、本発明は、式I−cの化合物、又はその医薬として許容される塩:
(式中、環Y、R2、R3、Ra、Rb、A、及びX’、及びmの各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている)を提供する。
特定の実施態様において、本発明は、式I−dの化合物、又はその医薬として許容される塩:
(式中、R2、R3、A、及びX’の各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている)を提供する。
特定の実施態様において、本発明は、式I−eの化合物、又はその医薬として許容される塩:
(式中、R2、R3、A、及びX’の各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている)を提供する。
特定の実施態様において、本発明は、式I−fの化合物、又はその医薬として許容される塩:
(式中、R2、R3、A、及びX’の各々は、先に定義されたものであり、且つ単独で又は組合せて、上記及び本明細書の実施態様、クラス及びサブクラスに説明されている)を提供する。
特定の実施態様において、本発明は、表1から選択される化合物を提供する:
一部の実施態様において、本発明は、先に示されたものから選択された化合物、又はその医薬として許容される塩を提供する。
様々な構造の表示は、結合された基、ラジカル、電荷、又は対イオンを伴わない、ヘテロ原子を示すことができる。当業者は、かかる表示は、ヘテロ原子が水素に結合されている(例えば、
は、
であると理解される)ことを指摘していることを意味することを知っている。
特定の実施態様において、本発明の化合物は、下記実施例に提供されたスキームに従い、合成された。
4. 用途、製剤及び投与
医薬として許容される組成物
別の実施態様に従い、本発明は、本発明の化合物又はその医薬として許容される誘導体、及び医薬として許容される担体、補助剤、又はビヒクルを含有する組成物を提供する。本発明の組成物中の化合物の量は、生物学的試料中又は患者中の、IRAK、又はその変異体を測定できるように阻害するのに有効であるものである。特定の実施態様において、本発明の組成物中の化合物の量は、生物学的試料中又は患者中の、IRAK、又はその変異体を計れる程度に阻害するのに有効であるものである。特定の実施態様において、本発明の組成物は、かかる組成物を必要とする患者へ投与するために製剤される。
本明細書において使用される用語「患者」又は「対象」は、動物、好ましくは哺乳動物、及び最も好ましくはヒトを意味する。
用語「医薬として許容される担体、補助剤、又はビヒクル」とは、それと共に製剤される化合物の薬理活性を破壊しない、無毒の担体、補助剤、又はビヒクルをいう。本発明の組成物において使用される医薬として許容される担体、補助剤又はビヒクルは、イオン交換剤、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、ヒト血清アルブミンなどの血清タンパク質、リン酸塩などの緩衝物質、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、植物性飽和脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、硫酸プロタミン、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩などの塩又は電解質、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース-ベース物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリレート、ワックス、ポリエチレン-ポリオキシプロピレン-ブロックポリマー、ポリエチレングリコール及び羊毛脂を含むが、これらに限定されるものではない。
「医薬として許容される誘導体」は、レシピエントへの投与時に、直接又は間接のいずれかで、本発明の化合物又はそれらの阻害性の活性代謝産物又は残基を提供することが可能である、本発明の化合物の無毒の塩、エステル、エステルの塩又は他の誘導体を意味する。
本発明の組成物は、経口、非経口、吸入スプレーにより、局所的、経直腸、経鼻、口腔内、膣内又は埋植されたリザーバーにより投与される。本明細書で使用される用語「非経口」は、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑液内、胸骨内、髄腔内、肝内、病巣内及び頭蓋内への注射又は注入技術を含む。好ましくは、本組成物は、経口、腹腔内又は静脈内に投与される。本発明の組成物の無菌の注射可能な形は、水性又は油性の懸濁液を含む。これらの懸濁液は、好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁化剤を使用し、当該技術分野において公知の技術に従い製剤される。無菌の注射可能な調製品はまた、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液などの、無毒の非経口的に許容される希釈剤又は溶媒中の、無菌の注射可能な溶液又は懸濁液であってもよい。中でも利用される許容されるビヒクル及び溶媒は、水、リンゲル液及び等張塩化ナトリウム溶液である。加えて、無菌の不揮発性油は、溶媒又は懸濁媒体として都合良く利用される。
この目的のために、利用される任意の刺激のない不揮発性油は、合成モノ-又はジ-グリセリドである。オレイン酸及びそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、特にそれらのポリオキシエチル化型で、オリーブ油又はヒマシ油などの天然の医薬として許容される油分のように、注射可能な調製品において有用である。これらの油性の溶液又は懸濁液はまた、長鎖アルコール希釈剤又は分散剤、例えばカルボキシメチルセルロース及び乳剤及び懸濁剤を含む医薬として許容される剤形の製剤において一般に使用される類似の分散剤を含む。他の一般に使用される界面活性剤、例えばTweens、Spans、並びに医薬として許容される固体、液体又は他の剤形の製造において一般に使用される、他の乳化剤又は生物学的利用能増強剤もまた、製剤の目的のために使用される。
本発明の医薬として許容される組成物は、経口的に許容される剤形において経口で投与される。経口剤形の例は、カプセル剤、錠剤、水性懸濁剤又は液剤である。経口使用のための錠剤の場合、一般に使用される担体は、乳糖及びトウモロコシデンプンを含む。ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤もまた、典型的には添加される。カプセル剤形での経口投与に関して、有用な希釈剤は、乳糖及び無水トウモロコシデンプンを含む。水性懸濁剤が経口使用に必要とされる場合、活性成分は、乳化剤及び懸濁化剤と組合せられる。望ましいならば、特定の甘味剤、香味料又は着色剤もまた、任意に添加される。
あるいは、本発明の医薬として許容される組成物は、直腸投与のために坐薬の形状で投与される。これらは、室温では固体であるが、直腸温度で液体であり、従って直腸において溶融し薬物を放出する好適な非刺激性の賦形剤と、該物質を混合することにより、調製され得る。かかる物質は、カカオバター、蜜ろう及びポリエチレングリコールを含む。
本発明の医薬として許容される組成物はまた、局所的に、特に治療標的が、眼、皮膚又は下位腸管の疾患を含む、局所適用により容易に接近可能な領域又は臓器を含む場合に投与することができる。好適な局所用製剤は、これらの各領域又は臓器のために容易に調製される。
下位腸管のための局所適用は、直腸坐薬製剤(上記参照)又は好適な浣腸製剤において実行することができる。局所的経皮貼付剤も、使用される。
局所適用のために、提供される医薬として許容される組成物は、1又は複数の担体中に懸濁又は溶解された活性成分を含む、好適な軟膏で製剤される。この化合物の局所投与のための担体の例は、ミネラルオイル、液体ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックス及び水である。あるいは、提供される医薬として許容される組成物は、1又は複数の医薬として許容される担体中に懸濁又は溶解された活性成分を含有する、好適なローション又はクリームで製剤され得る。好適な担体は、ミネラルオイル、ソルビタンモノステアレート、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコール及び水を含むが、これらに限定されるものではない。
本発明の医薬として許容される組成物は、鼻内エーロゾル又は吸入により、任意に投与される。かかる組成物は、医薬製剤の技術分野において周知の技術に従い調製され、且つベンジルアルコール又は他の好適な保存剤、生物学的利用能を増強するための吸収促進剤、フルオロカーボン、及び/又は他の慣習的な可溶化剤もしくは分散剤を利用し、食塩水中に溶液として調製される。
最も好ましくは、本発明の医薬として許容される組成物は、経口投与のために製剤される。かかる製剤は、食品と共に又は伴わずに投与されてよい。一部の実施態様において、本発明の医薬として許容される組成物は、食品を伴わずに投与される。他の実施態様において、本発明の医薬として許容される組成物は、食品と共に投与される。
単回剤形での組成物を製造するために担体物質と任意に組合せられる本発明の化合物の量は、治療される宿主、特定の投与様式に応じて変動するであろう。好ましくは、提供される組成物は、化合物0.01〜100mg/kg体重/日の用量で、これらの組成物を受け取る患者へ投与することができるように、製剤されるべきである。
任意の特定の患者に関する具体的用量及び治療レジメンは、使用される具体的化合物の活性、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与時間、排泄率、併用薬、並びに担当医の判断及び治療される特定の疾患の重症度を含む、様々な要因に左右されることも理解されるべきである。組成物中の本発明の化合物の量はまた、組成物中の特定の化合物によっても左右されるであろう。
化合物及び医薬として許容される組成物の用途
本発明は更に、IRAK関連障害に罹患している対象を治療する方法であって、該対象へ、式I及び関連する式の化合物の有効量を投与することを含む方法に関する。
本発明は好ましくは、IRAK関連障害が、自己免疫疾患もしくは過活動の免疫応答に関連した状態又は癌である方法に関する。本発明は更に、該免疫調節異常に罹患している対象を治療する方法であって、該免疫調節異常を治療するのに有効である量の式(I)、及び関連式の化合物を該対象へ投与することを含む方法に関する。
本発明は好ましくは、免疫調節異常が、アレルギー性疾患、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、全身性紅斑性狼瘡、慢性関節リウマチ、I型糖尿病、炎症性腸疾患、胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、水疱性類天疱瘡、サルコイドーシス、乾癬、自己免疫性筋炎、ヴェーゲナー肉芽腫症、魚鱗癬、グレーブス眼病及び喘息からなる群から選択される自己免疫疾患又は慢性炎症性疾患である方法に関する。
本発明は更に、免疫調節異常が、骨髄もしくは臓器の移植拒絶反応又は移植片対宿主疾患である方法に関連する。
本発明は更に、免疫調節異常が、臓器又は組織の移植、移植によりもたらされる移植片対宿主疾患、関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、多発性硬化症、全身性硬化症、重症筋無力症、1型糖尿病、ブドウ膜炎、後部ブドウ膜炎、アレルギー性脳脊髄炎、糸球体腎炎を含む自己免疫症候群、リウマチ熱及び感染後糸球体腎炎を含む感染後自己免疫疾患、炎症性及び過増殖性皮膚疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、扁平苔癬、天疱瘡、水疱性類天疱瘡、表皮水疱症、じんま疹、血管性浮腫、血管炎、紅斑、皮膚好酸球増加症、紅斑性狼瘡、座瘡、円形脱毛症、角結膜炎、春季カタル、ベーチェット病に関連したブドウ膜炎、角膜炎、ヘルペス性角膜炎、円錐角膜、角膜内皮ジストロフィー、角膜白斑、眼球天疱瘡、モーレン潰瘍、強膜炎、グレーブス眼病、フォークト-小柳-原田症候群、サルコイドーシス、花粉アレルギー、可逆的閉塞性気道疾患、気管支喘息、アレルギー喘息、内因性喘息、外因性喘息、ダスト喘息、慢性又は持続性喘息、遅発型喘息及び気道過敏反応、気管支炎、胃潰瘍、虚血性疾患及び血栓症により引き起こされた血管損傷、虚血性腸疾患、炎症性腸疾患、壊死性小腸結腸炎、温熱熱傷に関連した小腸病巣、セリアック病、直腸炎、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、潰瘍性大腸炎、片頭痛、鼻炎、湿疹、間質性腎炎、グッドパスチャー症候群、溶血性尿毒症症候群、糖尿病性腎症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、メニエール病、多発性神経炎、多発性神経炎、単発神経炎、神経根障害、甲状腺機能亢進症、バセドウ氏病、赤芽球癆、無形成性貧血、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫溶血性貧血、無顆粒球症、悪性貧血、巨赤芽球性貧血、赤血球形成不全、骨粗鬆症、サルコイドーシス、肺線維症、特発性間質性肺炎、皮膚筋炎、尋常性白斑、尋常性魚鱗癬、光アレルギー性過敏症、皮膚T細胞性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、大動脈炎症候群、結節性多発性動脈炎、心筋症、強皮症、ウエゲナー肉芽腫、シェーグレン症候群、脂肪過多症、好酸球性筋膜炎、歯肉、歯周組織、歯槽骨、歯セメント質の病巣、糸球体腎炎、脱毛を防止するか又は毛髪発芽を提供するか及び/又は毛髪発生及び毛髪成長を促進することによる男性型脱毛症又は老化脱毛症、筋ジストロフィー、膿皮症及びセザリー症候群、アジソン病、保存、移植又は虚血性疾患時に生じる臓器の虚血−再灌流障害、エンドトキシン−ショック、偽膜性大腸炎、薬物又は放射線により引き起こされた大腸炎、虚血性急性腎機能不全、慢性腎機能不全、肺−酸素又は薬物により引き起こされた中毒症、肺癌、肺気腫、白内障、鉄沈着症、網膜色素変性症、老人性黄斑変性、硝子体瘢痕、角膜のアルカリ火傷、皮膚炎性多形性紅斑、線状IgA水疱性皮膚炎及びセメント皮膚炎、歯肉炎、歯周炎、敗血症、膵炎、環境汚染、加齢、発癌物質により引き起こされた疾患、癌腫の転移及び高山病、ヒスタミン又はロイコトリエン−C4放出により引き起こされた疾患、ベーチェット病、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、硬化性胆管炎、部分的肝切除、急性肝臓壊死、毒素により引き起こされた壊死、ウイルス性肝炎、ショック、又は酸素欠乏症、B型肝炎ウイルス、非A/非B型肝炎、肝硬変、アルコール性肝硬変、肝不全、家族性肝不全、遅発性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、化学療法剤の作用の拡大、サイトメガロウイルス感染症、HCMV感染症、AIDS、癌、老年性認知症、パーキンソン病、外傷、及び慢性細菌感染からなる群から選択される方法に関する。
特定の実施態様において、IRAKに関連した障害は、関節リウマチ、乾癬性関節炎、変形性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、ループス腎炎、強直性脊椎炎、骨粗鬆症、全身性硬化症、多発性硬化症、乾癬、1型糖尿病、2型糖尿病、炎症性腸疾患(クローン病及び潰瘍性大腸炎)、高IgD症候群及び間欠熱症候群、クリオピリン関連周期性症候群、シュニッツラー症候群、全身性若年性特発性関節炎、成人発症型スティル病、痛風、偽痛風、SAPHO症候群、キャッスルマン病、敗血症、脳卒中、アテローム性動脈硬化症、セリアック病、DIRA(IL−1受容体アンタゴニストの欠損症)、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び癌から選択される。
特定の実施態様において、癌は、癌腫、リンパ腫、芽細胞腫(髄芽腫及び網膜芽細胞腫を含む)、肉腫(脂肪肉腫及び滑液細胞肉腫を含む)、神経内分泌腫瘍(カルチノイド腫瘍、ガストリノーマ、及び島細胞癌を含む)、中皮腫、神経鞘腫(聴神経腫瘍を含む)、髄膜腫、腺癌、メラノーマ、及び白血病もしくはリンパ性悪性疾患から選択される。かかる癌のより特定された例は、扁平細胞癌(例えば、扁平上皮癌)、小細胞肺癌(SCLC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、肺腺癌及び肺扁平上皮癌を含む肺癌、腹膜癌、肝細胞癌、胃腸管癌を含む胃性又は胃の癌、膵臓癌、膠芽細胞腫、子宮頸癌、卵巣癌、肝臓癌、膀胱癌、肝細胞癌、乳癌(転移性乳癌を含む)、結腸癌、直腸癌、結腸直腸癌、子宮内膜又は子宮の癌腫、唾液腺癌、腎性又は腎臓の癌、前立腺癌、陰門癌、甲状腺癌、肝癌、肛門癌、陰茎癌、睾丸癌、食道癌、胆管の腫瘍、並びに頭頸部癌を含む。
特定の実施態様において、癌は、脳、肺、結腸、類表皮、扁平細胞、膀胱、胃、膵臓、乳房、頭部、頸部、腎性、腎臓、肝臓、卵巣、前立腺、結腸直腸、子宮、直腸、食道、精巣、婦人科、甲状腺の癌、メラノーマ、骨髄性白血病、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病、骨髄細胞白血病などの血液系腫瘍、神経膠腫、カポジ肉腫、又はいずれか他の型の固形又は液体腫瘍である。一部の実施態様において、癌は、転移性癌である。一部の実施態様において、癌は、結腸直腸癌である。一部の実施態様において、癌は、結腸癌である。
様々な実施態様において、式(I)及び関連式の化合物は、IRAKへの結合に関するIC50の約5μM未満、好ましくは約1μM未満、及びより更に好ましくは約0.100μM未満を示す。
本発明の方法は、インビトロ又はインビボのいずれかで実行することができる。特定の細胞の本発明の化合物による治療に対する感受性は、研究又は臨床の適用過程のいずれかにおいて、インビトロ試験により特に決定され得る。典型的には、細胞の培養は、本発明の化合物と、様々な濃度で、活性物質がIRAK活性を阻害するのに十分な期間、通常約1時間〜1週間の間、一緒にされる。インビトロ治療は、生検試料又は細胞株から培養した細胞を使用し、実行することができる。
宿主又は患者は、任意の哺乳動物種、例えば、霊長類種、特にヒト;マウス、ラット及びハムスターを含む齧歯類;ウサギ;ウマ、ウシ、イヌ、ネコなどに属することができる。動物モデルは、ヒト疾患の治療モデルを提供する、実験的調査に関して興味深い。
シグナル伝達経路の同定及び様々なシグナル伝達経路間の相互作用の検出のために、様々な科学者が、例えば、細胞培養モデル及びトランスジェニック動物モデルなど、好適なモデル又はモデル系を開発している。シグナル伝達カスケードの特定の段階を決定するために、相互作用する化合物は、シグナルを調節するために利用することができる。本発明の化合物はまた、動物及び/又は細胞培養モデルにおいて、又は本願において言及される臨床疾患において、IRAK-依存性シグナル伝達経路を試験するための試薬として使用することもできる。
更に、予防的又は治療的処置及び/又はモニタリングのための医薬品の製造に関する式(I)の化合物及びその誘導体の使用に関する本明細書の後続の内容は、適切であるならば、IRAK活性の阻害のための化合物の使用に限定されることなく、妥当及び適用可能であると考えられる。
本発明はまた、IRAK活性により引き起こされるか、媒介されるか及び/又は伝播される疾患の予防的又は治療的処置及び/又はモニタリングのための、式(I)の化合物及び/又はその生理的に許容される塩の使用にも関する。更に、本発明は、IRAK活性により引き起こされるか、媒介されるか及び/又は伝播される疾患の予防的又は治療的処置及び/又はモニタリングのための医薬品の製造のための、式(I)の化合物及び/又はその生理的に許容される塩の使用に関する。特定の実施態様において、本発明は、IRAK−媒介型障害の予防的又は治療的処置のための医薬品の製造のために、式(I)の化合物及び/又はその生理的に許容される塩を提供する。
式(I)の化合物及び/又はその生理的に許容される塩は更に、更なる医薬品活性成分の調製のための中間体として利用することができる。この医薬品は、非-化学的様式で、例えば、活性成分と、少なくとも1種の固形、流体及び/又は半流体の担体又は賦形剤との組合せにより、並びに任意に好適な剤形中の単独又はそれ以上の他の活性物質との結合により、調製されることが好ましい。
本発明の式(I)の化合物は、疾患の発症前又は発症後に、治療として作用するよう1回又は数回、投与することができる。前述の化合物及び発明の医薬製品の用途は、治療的処置のために特に使用される。治療的に関連のある作用は、障害の1又は複数の症状をある程度緩和するか、あるいは、疾患又は病的状態に関連した又はこれの原因である、1又は複数の生理的又は生化学的パラメータを部分的又は完全のいずれかで、正常に回復する。モニタリングは、化合物が、例えば反応を強化し、且つ疾患の病原体及び/又は症状を完全に根絶するために、個別の間隔で投与されることを条件とする、処置の一種であると考えられる。同一化合物又は異なる化合物のいずれかを適用することができる。本発明の方法はまた、障害の発症の可能性を低下するため、又は前もってIRAK活性に関連した障害の開始を予防さえするため、あるいは症状の出現及び継続を治療するために使用することもできる。
本発明の意味において、予防的処置は、対象が、家族性素因、遺伝子欠損、又は既発症の疾患などの、前述の生理的又は病的状態の何らかの前提条件を有する場合に、望ましい。
本発明は更に、少なくとも1種の本発明の化合物、及び/又は、あらゆる比のそれらの混合物を含む、その医薬として有用な誘導体、塩、溶媒和物及び立体異性体を含有する医薬品に関する。特定の実施態様において、本発明は、少なくとも1種の本発明の化合物及び/又はその生理的に許容される塩を含有する医薬品に関する。
本発明の意味における「医薬品」は、医薬分野の任意の物質であり、これは1又は複数の式(I)の化合物又はその調製品(例えば、医薬組成物又は医薬製剤)を含み、且つそれらの全般的状態の又は生物の特定の領域の状態の病原性の変更が、少なくとも一時的に確立されるように、IRAK活性に関連している疾患に罹患している患者の予防、治療、経過観察又はアフターケアに使用することができる。
様々な実施態様において、活性成分は、単独で又は他の処置と組合せて投与されてよい。相乗作用は、医薬組成物中の2種以上の化合物を使用することにより、すなわち式(I)の化合物を、別の式(I)の化合物又は異なる構造骨格の化合物のいずれかである、活性成分としての少なくとも別の物質と組合せることにより達成され得る。この活性成分は、同時又は逐次のいずれかで使用することができる。
本明細書に提供される少なくとも1種の化学実体が、抗炎症薬と組合せて投与される治療の方法が、本明細書に含まれる。NSAIDは、非ステロイド性抗炎症薬、非特異的及びCOX−2特異的シクロオキシゲナーゼ酵素阻害薬、金化合物、コルチコステロイド、メトトレキセート、腫瘍壊死因子(TNF)アンタゴニスト、免疫抑制薬及びメトトレキセートを含むが、これらに限定されるものではない。
NSAIDの例は、イブプロフェン、フルルビプロフェン、ナプロキセン及びナプロキセンナトリウム、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウムとミソプロストールの組合せ、スリンダク、オキサプロジン、ジフルニサル、ピロキシカム、インドメタシン、エトドラク、フェノプロフェンカルシウム、ケトプロフェン、ナブメトンナトリウム、スルファサラジン、トルメチンナトリウム、及びヒドロキシクロロキンを含むが、これらに限定されるものではない。NSAIDの例はまた、セレコキシブ、バルデコキシブ、ルミラコキシブ及び/又はエトリコキシブなどの、COX−2特異的阻害薬も含む。
一部の実施態様において、抗炎症薬は、サリチル酸塩である。サリチル酸塩は、アセチルサリチル酸又はアスピリン、サリチル酸ナトリウム、並びにサリチル酸コリン及びマグネシウムを含むが、これらに限定されるものではない。
抗炎症薬はまた、コルチコステロイドである。例えば、コルチコステロイドはまた、コルチゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニソロン、プレドニソロンリン酸ナトリウム、又はプレドニソンであってよい。
追加の実施態様において、抗炎症薬は、金チオリンゴ酸ナトリウム又はアウラノフィンなどの、金化合物である。
本発明はまた、抗炎症薬が、メトトレキセートなどのジヒドロ葉酸還元酵素阻害薬、又はレフルノミドなどのジヒドロオロト酸脱水素酵素阻害薬などの代謝阻害薬である実施態様も含む。
本発明の他の実施態様は、少なくとも1種の抗炎症性化合物が、抗−モノクローナル抗体(エクリツマブ又はペキセリツマブなど)、エンタネルセプトなどのTNFアンタゴニスト、又は抗−TNFαモノクローナル抗体であるインフリキシマブであるような組合せに関連している。
更に別の本発明の実施態様は、少なくとも1種の活性物質が、メトトレキセート、レフルノミド、シクロスポリン、タクロリムス、アザチオプリン、及びミコフェノレートモフェチルから選択された免疫抑制化合物などの免疫抑制化合物であるような組合せに関連している。
明らかにされた式Iの化合物は、抗癌剤を含む、他の既知の治療薬と組合せて投与することができる。ここで使用される用語「抗癌剤」は、癌の治療を目的として、癌の患者に投与される任意の物質に関連している。
先に定義された抗癌治療は、単剤療法として適用することができるか、又は本明細書で開示された式Iの化合物に加え、慣習的な手術もしくは放射線治療もしくは薬物療法に関与することができる。例えば、化学療法又は標的化療法などの、かかる薬物療法は、1種以上の、しかし好ましくは1種の下記の抗腫瘍薬を含むことができる:
アルキル化剤:例えば、アルトレタミン、ベンダムスチン、ブスルファン、カルムスチン、クロラムブシル、クロルメチン、シクロホスファミド、ダカルバジン、イホスファミド、トシル酸インプロスルファン、ロムスチン、メルファラン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ニムスチン、ラニムスチン、テモゾロミド、チオテパ、トレオスルファン、メクロレタミン、カルボコン;アパジキオン(apaziquone)、ホテムスチン、グルホスフアミド、パリホスファミド、ピポブロマン、トロホスファミド、ウラムスチン、TH−3024、VAL−0834など;
白金系化合物:例えば、カルボプラチン、シスプラチン、エプタプラチン、ミリプラチン水和物、オキサリプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、ピコプラチン、サトラプラチン;ロバプラチン、ネダプラチン、ピコプラチン、サトラプラチンなど;
DNA修飾剤:例えば、アムルビシン、ビサントレン、デシタビン、ミトキサントロン、プロカルバジン、トラベクテジン、クロファラビン;アムサクリン、ブロスタリシン、ピクサントロン、ラロムスチン1,3など;
トポイソメラーゼ阻害薬:例えば、エトポシド、イリノテカン、ラゾキサン、ソブゾキサン、テニポシド、トポテカン;アモナフィド、ベロテカン、エリプチニウム酢酸塩、ボレロキシンなど;
微小管修飾剤:例えば、カバジタキセル、ドセタキセル、エリブリン、イクサベピロン、パクリタキセル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンデシン、ビンフルニン;フォスブレタブリン、テセタキセルなど;
代謝拮抗薬:例えば、アスパラギナーゼ3、アザシチジン、レボホリナートカルシウム、カペシタビン、クラドリビン、シタラビン、エノシタビン、フロキシウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、メルカプトプリン、メトトレキセート、ネララビン、ペメトレキセド、プララトレキセート、アザチオプリン、チオグアニン、カルモフール;ドキシフルリジン、エラシタラビン、ラルチトレキセド、サパシタビン、テガファー2,3、トリメトレキサートなど;
抗癌抗生物質:例えば、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、レバミソール、ミルテホシン、マイトマイシンC、ロミデプシン、ストレプトゾシン、バルルビシン、ジノスタチン、ゾルビシン、ダウノルビシン(daunurobicin)、プリカマイシン;アクラルビシン、ペプロマイシン、ピラルビシンなど;
ホルモン/アンタゴニスト:例えば、アバレリクス、アビラテロン、ビカルタミド、ブセレリン、カルステロン、クロロトリアニセン、デガレリクス、デキサメタゾン、エストラジオール、フルオコルトロン、フルオキシメステロン、フルタミド、フルベストラント、ゴセレリン、ヒストレリン、ロイプロレリン、メゲストロール、ミトタン、ナファレリン、ナンドロロン、ニルタミド、オクトレオチド、プレドニソロン、ラロキシフェン、タモキシフェン、甲状腺刺激ホルモンα、トレミフェン、トリロスタン、トリプトレリン、ジエチルスチルベストロール;アコルビフェン、ダナゾール、デスロレリン、エピチオスタノール、オルテロネル、エンザルタミド1,3など;
アロマターゼ阻害薬:例えば、アミノグルテチミド、アナストロゾール、エクセメスタン、ファドロゾール、レトロゾール、テストラクトン;ホルメスタンなど;
小型分子キナーゼ阻害薬:例えば、クリゾチニブ、ダサチニブ、エルロチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、バンデタニブ、ベムラフェニブ、ボスチニブ、ゲフィチニブ、アクシチニブ;アファチニブ、アリセルチブ、ダブラフェニブ、ダコミチニブ、ジナシクリブ、ドビチニブ、エンザスタウリン、ニンテダニブ、レンバチニブ、リニファニブ、リンシチニブ、マシチニブ、ミドスタウリン、モテサニブ、ネラチニブ、オランチニブ、ペリホシン、ポナチニブ、ラドチニブ、リゴセルチブ、チピファルニブ、チバンチニブ、チボザニブ、トラメチニブ、ピマセルチブ、ブリバニブアラニナート、セジラニブ、アパチニブ4、カボザンチニブS−マレエート1,3、イブルチニブ1,3、イコチニブ4、ブパルリシブ2、シパチニブ4、コビメチニブ1,3、イデラリシブ1,3、フェドラチニブ1、XL−6474など;
光線力学的療法用剤:例えば、メトキサレン3;ポルフィマーナトリウム、タラポルフィン、テモポルフィンなど;
抗体:例えば、アレムツズマブ、ベシレソマブ、ブレンツキシマブベドチン、セツキシマブ、デノスマブ、イピリムマブ、オファツマブ、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ、ベバシズマブ、ペルツズマブ2,3;カツマキソマブ、エロツズマブ、エパラツズマブ、ファルレツズマブ、モガムリズマブ、ネシツムマブ、ニモツズマブ、オビヌツズマブ、オカラツズマブ、オレゴボマブ、ラムシルマブ、リロツムマブ、シルツキシマブ、トシリズマブ、ザルツムマブ、ザノリムマブ、マツズマブ、ダロツズマブ1,2,3、オナルツズマブ1,3、ラコツモマブ1、タバルマブ1,3、EMD−5257974、ニボルマブ1,3など;
サイトカイン:例えば、アルデスロイキン、インターフェロンα2、インターフェロンα2a3、インターフェロンα2b2,3;セルモロイキン、タソネルミン、テセロイキン、オプレルベキン1,3、組換えインターフェロンβ−1a4など;
薬物複合体:例えば、デニロイキンディフチトクス、イブリツモマブチウキセタン、イオベングアンI123、プレドニムスチン、トラスツズマブエムテンシン、エストラムスチン、ゲムツズマブ、オゾガマイシン、アフリベルセプト;シントレデキンベスドトクス、エドトレオチド、イノツズマブオゾガマイシン、ナプツモマブエスタフェナトクス、オポルツズマブモナトクス、テクネチウム(99mTc)アルシツモマブ1,3、ビンタフォリド1,3など;
ワクチン:例えば、シプロイセル3;ビテスペン3、エメペピムツ(emepepimut)−S3、オンコVAX4、リンドペピムツ(rindopepimut)3、トロVax4、MGN−16014、MGN−17034など;並びに
その他:アリトレチノイン、ベキサロテン、ボルテゾミブ、エベロリムス、イバンドロン酸、イミキモド、レナリドミド、レンチナン、メチロシン、ミファムルチド、パミドロン酸、ペガスパルガーゼ、ペントスタチン、シプロイセル3、シゾフィラン、タミバロテン、テムシロリムス、サリドマイド、トレチノイン、ビスモデギブ、ゾレドロン酸、ボリノスタット;セレコキシブ、シレンギチド、エンチノスタット、エタニダゾール、ゲネテスピブ、イドノキシル、イニパリブ、イクサゾミブ、ロニダミン、ニモラゾール、パノビノスタット、ペレチノイン、プリチデプシン、ポマリドマイド、プロコダゾール、リダフォロリムス、タスキニモド、テロトリスタット、チマルファシン、チラパザミン、トセドスタット、トラベデルセン、ウベニメクス、バルスポダール、ゲンディシン4、ピシバニール4、レオライシン4、レタスピマイシン塩酸塩1,3、トレバナニブ2,3、ビルリジン4、カルフィルゾミブ1,3、エンドスタチン4、イムコテル4、ベリノスタット3、MGN−17034;
(1 INN提唱(提唱された国際一般名);2 INN推奨(推奨された国際一般名);3 USAN(米国で採用された名称);4 非INN)。
別の態様において、本発明は、有効量の本発明の化合物及び/又は、全ての比のそれらの混合物を含む、その医薬として許容される塩、誘導体、溶媒和物及び立体異性体、並びに任意に、有効量の更なる活性成分の個別のパックからなる、キットを提供する。キットは、例えば箱、個別のビン、バッグ又はアンプルなどの、好適な容器を含む。キットは、例えば、各々、溶解した又は凍結乾燥された形で、有効量の本発明の化合物及び/又は、全ての比のそれらの混合物を含む、その医薬として許容される塩、誘導体、溶媒和物及び立体異性体、並びに有効量の更なる活性成分を含む、個別のアンプルを含むことができる。
本明細書において使用される用語「治療」、「治療する」及び「治療している」とは、本明細書記載のような、疾患もしくは障害、又は1又は複数のその症状の逆行、緩和、開始の遅延、又は進行の阻害をいう。一部の実施態様において、治療は、1又は複数の症状が顕在化した後に投与される。他の実施態様において、治療は、症状の非存在時に投与される。例えば、治療は、症状の開始前に、易罹患性の個体へ投与される(例えば、病歴を考慮し及び/又は遺伝子もしくは他の易罹患性因子を考慮し)。治療はまた、例えば、その再発を防止又は遅延するために、症状の寛解後にも継続される。
本発明の方法の化合物及び組成物は、先に提供された障害の重症度を治療又は軽減するのに有効な、任意の量及び任意の投与経路を用い、投与される。必要とされる正確な量は、対象の種、年齢及び全身の状態、感染症の重症度、具体的物質、その投与様式などに応じて、対象毎に変動するであろう。本発明の化合物は、投与の容易さ及び用量の均一性のために、単位剤形で、製剤されることが好ましい。本明細書で使用される表現「単位剤形」とは、治療される患者に適した物質の物理的に個別の単位をいう。しかし、本発明の化合物及び組成物の総一日使用量は、理にかなった医学的判断の範囲内で担当医により決定されることは理解されるであろう。任意の特定の患者又は生物に関する具体的有効量レベルは、治療される障害及び障害の重症度;利用される具体的化合物の活性;利用される具体的組成物;患者の年齢、体重、全身の健康状態、性別及び食事;投与時刻、投与経路;並びに、利用される具体的化合物の排泄率;治療の期間;利用される具体的化合物と組合せて又は同時に使用される薬物;並びに、医学技術分野において周知の同様の要因を含む、様々な要因により左右されるであろう。
本発明の医薬として許容される組成物は、治療される感染症の重症度に応じて、経口、経直腸、非経口、嚢内、膣内、腹腔内、局所的(散剤、軟膏又は液滴によるなど)、口腔内、経口又は鼻腔内スプレーなどにより、ヒト及び他の動物へ、投与することができる。特定の実施態様において、本発明の化合物は、所望の治療効果を得るために、1日に対象体重の約0.01mg/kg〜約100mg/kg、及び好ましくは約1mg/kg〜約50mg/kgの用量レベルで、1日に1回又は複数回、経口又は非経口に投与される。
特定の実施態様において、式(I)及び関連式の化合物、及び他の活性成分の治療的有効量は、例えば動物の年齢及び体重、治療を必要とする正確な病態、及びその重症度、製剤の性質及び投与方法を含む、数多くの要因によって決まり、且つ最終的には治療する医師又は獣医師により決定される。しかし、化合物の有効量は、一般に、1日につきレシピエント(哺乳動物)体重1kgあたり0.1〜100mgの範囲であり、特に典型的には1日につき体重1kgあたり1〜10mgの範囲である。従って、体重70kgの成体哺乳動物に関する1日あたりの実際の量は、通常70〜700mgであり、ここでこの量は、1日あたりの個別の投与量として、又は1日につき一連の(例えば、2、3、4、5又は6回など)部分投与量で、投与され得、結果的に総1日投与量は同じである。それらの塩又は溶媒和物又は生理的機能のある誘導体の有効量は、化合物それ自身の有効量画分として決定することができる。
特定の実施態様において、医薬製剤は、単位用量あたり予め決められた量の活性成分を含む、単位剤形で投与することができる。かかる単位は、治療される病態、投与方法並びに患者の年齢、体重及び状態に応じて、例えば、本発明の化合物を0.5mg〜1g、好ましくは1mg〜700mg、特に好ましくは5mg〜100mg含むことができるか、又は医薬製剤は、単位用量あたり予め決定された量の活性成分を含む単位剤形で投与され得る。好ましい単位用量製剤は、先に記された様な1日投与量又は部分投与量を含むものであるか、又は活性成分のそれらの対応する画分を含むものである。更に、この種の医薬製剤は、製薬技術分野において一般に公知であるプロセスを用い調製することができる。
経口投与のための液体剤形は、医薬として許容される乳剤、マイクロエマルジョン、液剤、懸濁剤、シロップ剤及びエリキシル剤を含むが、これらに限定されるものではない。液体剤形は、活性化合物に加え、任意に、例えば、水又は他の溶媒などの当該技術分野において一般に使用される不活性希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油類(特に、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、及びゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール及びソルビタンの脂肪酸エステルなどの、可溶化剤及び乳化剤、並びにそれらの混合物を含む。不活性希釈剤に加え、経口組成物はまた、湿潤剤、乳化剤及び懸濁化剤、甘味剤、香味剤、及び香料などの補助剤を含むことができる。
注射用調製品、例えば、無菌の注射可能な水性もしくは油性の懸濁液は、好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁化剤を使用し、公知の技術に従い製剤される。無菌の注射可能な調製品はまた、無毒の非経口で許容される希釈剤又は溶媒中の無菌の注射可能な液剤、懸濁剤又は乳剤、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液などである。中でも、利用することができる許容されるビヒクル及び溶媒は、水、リンゲル液、米薬局方及び等張の塩化ナトリウム溶液である。加えて、無菌の不揮発性油は、溶媒又は懸濁媒体として、慣習的に使用される。この目的のために、合成モノ−又はジグリセリドを含む、任意の刺激のない不揮発性油を、利用することができる。加えて、オレイン酸などの脂肪酸が、注射用調製品において使用される。
注射用製剤は、例えば、細菌残留フィルターを通す濾過によるか、又は使用前に滅菌水もしくは他の無菌の注射可能な媒体中に溶解もしくは分散され得る滅菌固形組成物の形状中への滅菌剤の混入により、滅菌することができる。
本発明の化合物の効果を延長するために、皮下又は筋肉内注射からの化合物の吸収を遅延することが望ましいことが多い。これは、水溶解度が悪い結晶質又は非晶質物質の液体懸濁剤の使用により実現される。従って化合物の吸収速度は、その溶解速度に左右され、次にこれは結晶サイズ及び結晶形に左右され得る。あるいは、非経口投与された化合物の形の遅延された吸収は、油性ビヒクル中の化合物の溶解又は懸濁により実現される。注射用デポ型は、ポリラクチド−ポリグリコリドのような生分解性ポリマー中に、化合物のマイクロカプセルマトリクスを形成することにより製造される。化合物対ポリマーの比及び使用される特定のポリマーの性質に応じて、化合物の放出速度は、制御することができる。他の生分解性ポリマーの例は、ポリ(オルトエステル)及びポリ(アンヒドリド)がある。デポ型注射用製剤は、化合物を、体組織と適合性があるリポソーム又はマイクロエマルジョン中に捕獲することによっても調製される。
直腸又は膣の投与のための組成物は、本発明の化合物を、外界温度では固体であるが、体温では液体となり、従って直腸又は膣腔内で溶融し、活性化合物を放出する、カカオバター、ポリエチレングリコール又は坐薬ワックスなどの好適な非刺激性の賦形剤又は担体と混合することにより調製され得る坐薬が好ましい。
経口投与のための固形剤形は、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、及び顆粒剤を含む。かかる固形剤形において、活性化合物は、クエン酸ナトリウム又はリン酸水素カルシウムなどの、少なくとも1種の不活性の医薬として許容される賦形剤もしくは担体、及び/又はa)デンプン、乳糖、ショ糖、グルコース、マンニトール、及びケイ酸などの、充填剤もしくは増量剤、b)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、ショ糖、及びアカシアゴムなどの、結合剤、c)グリセロールなどの、保湿剤、d)アガー−アガー、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩、及び炭酸ナトリウムなどの、崩壊剤、e)パラフィンなどの、溶解遅延剤、f)第4級アンモニウム化合物などの、吸収促進剤、g)例えば、セチルアルコール及びモノステアリン酸グリセロールなどの、湿潤剤、h)カオリン及びベントナイトクレイなどの、吸収剤、並びにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムなどの、滑沢剤、並びにそれらの混合物と混合される。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合、剤形はまた任意に、緩衝剤も含有する。
類似の型の固形組成物はまた、乳糖又はミルクシュガーのような賦形剤、並びに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する、軟及び硬−充填ゼラチンカプセル剤における充填剤として、利用される。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、及び顆粒剤の固形剤形は、医薬製剤技術分野において周知の腸溶性コーティング及び他のコーティングなどのコーティング及びシェルを伴い調製することができる。これらは任意に、不透明化剤を含み、且つ任意に遅延様式で、腸管の特定の部分においてのみ又はそこで優先的に、活性成分を放出する組成物であることもできる。使用することができる包埋型組成物の例は、高分子物質及びワックスを含む。類似の型の固形組成物はまた、乳糖又はミルクシュガーのような賦形剤、並びに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用し、軟及び硬−充填ゼラチンカプセル剤における充填剤として、利用される。
活性化合物は、先に記した1又は複数の賦形剤を伴うマイクロカプセル封入型であることもできる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、及び顆粒剤の固形剤形は、医薬製剤技術分野において周知の腸溶性コーティング、放出制御コーティング及び他のコーティングなどのコーティング及びシェルを伴い調製することができる。かかる固形剤形において、活性化合物はまた、ショ糖、乳糖又はデンプンなどの、少なくとも1種の不活性希釈剤と混合されてよい。かかる剤形はまた、通常の実践として、例えばステアリン酸マグネシウム及び微晶質セルロースなどの、打錠滑沢剤及び他の打錠助剤などの、不活性希釈剤以外の追加の物質も含む。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合、剤形はまた任意に、緩衝剤を含む。これらは任意に、不透明化剤を含み、且つ任意に遅延様式で、腸管の特定の部分においてのみ又はそこで優先的に、活性成分を放出する組成物であることもできる。使用することができる包埋型組成物の例は、高分子物質及びワックスを含む。
本発明の化合物の局所的又は経皮投与のための剤形は、軟膏、泥膏、クリーム、ローション、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー、吸入剤又は貼付剤を含む。活性成分は、無菌条件下で、医薬として許容される担体及び任意の必要な保存剤又は必要ならば緩衝液と混合される。眼用製剤、点耳薬、及び点眼薬も、本発明の範囲内であることが企図される。加えて、本発明は、体への化合物の制御された送達を提供する追加された利点を有する、経皮貼付剤の使用を企図している。かかる剤形は、化合物を適切な媒体中に溶解又は分散することにより製造することができる。吸収増強剤も、皮膚を横切る化合物の流れを増大するために使用することができる。この速度は、速度制御膜を提供することか又はポリマーマトリクスもしくはゲル中に化合物を分散することのいずれかにより、制御することができる。
一実施態様に従い、本発明は、生物学的試料におけるIRAK活性を阻害する方法であって、該生物学的試料を本発明の化合物又は該化合物を含有する組成物と接触させる工程を含む方法に関する。
別の実施態様に従い、本発明は、陽性の様式で生物学的試料中のIRAK又はその変異体の活性を阻害する方法であって、該生物学的試料を、本発明の化合物又は該化合物を含有する組成物と接触させる工程を含む方法に関する。
本発明の化合物は、IRAKの生成及びIRAKの相互作用に影響を及ぼす、及びこれにより影響されると考えられる多くの要因の評価を含む、IRAKの生物学的役割を理解するための独自のツールとして、インビトロにおいて有用である。本化合物はまた、IRAKと相互作用する他の化合物の開発においても有用であり、その理由は、本化合物は、その開発を促進する重要な構造活性相関(SAR)の情報を提供するからである。IRAKに結合する本発明の化合物は、生存細胞、固定された細胞、生物学的流体、組織ホモジネート、精製された天然の生物学的物質などの中のIRAKを検出するための試薬として使用することができる。例えば、かかる化合物を標識することにより、IRAKを発現している細胞を同定することができる。加えて、本発明の化合物は、それらのIRAKに結合する能力を基に、インサイチュ染色、FACS(蛍光標示式細胞分取器)、ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)、ELISA(酵素結合免疫吸着アッセイ)など、酵素精製、又は透過性を上げた細胞内部においてIRAKを発現している細胞の精製において使用することができる。本発明の化合物は、様々な医学的研究及び診断用途のための商業的研究試薬として利用することもできる。かかる用途は、以下を含むことができるが、これらに限定されるものではない:様々な機能アッセイにおける候補IRAKインヒビターの活性を定量するための較正標準としての使用;ランダム化合物スクリーニング、すなわちIRAKリガンドの新規ファミリーの探求における、遮断試薬としての使用であって、この化合物は、本願で主張されるIRAK化合物の回収を妨害するために使用することができるもの;IRAK酵素との共結晶化における使用であって、すなわち本発明の化合物は、IRAKに結合した化合物の結晶の形成を可能にし、x線結晶解析による酵素/化合物構造の決定を可能にするもの;IRAKが好ましくは活性化されるか、又はかかる活性化が好都合なことに、既知量のIRAKインヒビターなどに対し較正されるような、他の研究及び診断の適用;細胞におけるIRAKの発現を決定するためのプローブとしてのアッセイにおける使用;並びに、IRAK結合リガンドと同じ部位に結合する化合物を検出するアッセイの開発。
本発明の化合物は、治療有効性の診断のために、それら自身及び/又は物理測定と組合せてのいずれかで、適用することができる。該化合物を含有する医薬組成物及びIRAK−媒介型状態を治療するための該化合物の使用は、ヒト又は動物のいずれにおいても健康状態の直接且つ迅速な改善を引き起こすスペクトルの広い療法の有望な新規アプローチである。本発明の経口的に生体利用可能で活性のある新規化学実体は、患者の簡便さ及び医師のコンプライアンスを改善する。
式(I)の化合物、それらの塩、異性体、互変異性体、エナンチオマー形、ジアステレオマー、ラセミ体、誘導体、プロドラッグ及び/又は代謝産物は、高い特異性及び安定性、低い製造コスト及び簡便な取り扱いにより特徴付けられる。これらの特徴は、再現可能な作用の基本であり、ここでは交差反応性の欠如、及び標的構造との信頼できる安全な相互作用が含まれる。
本明細書において使用される用語「生物学的試料」は、細胞培養物又はそれらの抽出物;哺乳動物から得られた生検物質又はそれらの抽出物;並びに、血液、唾液、尿、糞便、精液、涙液、もしくは他の体液又はそれらの抽出物を含むが、これらに限定されるものではない。
生物学的試料中のIRAK又はその変異体の活性の調節は、当業者に公知である様々な目的に有用である。かかる目的の例は、輸血、臓器移植、生物学的標本保存、及び生物学的アッセイを含むが、これらに限定されるものではない。
実例
下記実施例に示されるように、特定の例証的実施態様における、化合物は、下記一般的手順に従い調製される。一般的方法は本発明の特定の化合物の合成を示しているが、下記一般的方法及び当業者に公知の他の方法は、本明細書に記載の、化合物及びこれらの各化合物のサブクラス及び種類全てに適用され得ることは理解されるであろう。
以下のプロセス、スキーム及び実施例の説明において使用される記号及び慣習は、現代の科学文献、例えば、Journal of the American Chemical Society又はJournal of Biological Chemistryにおいて使用されるものと一致している。
別に指定しない限りは、全ての温度は℃(摂氏度数)で表示した。
全ての反応は、別に注記しない限りは、室温で実行した。本発明の全ての化合物は、本発明者らの開発したプロセスにより合成した。1H−NMRスペクトルは、Bruker Avance III 400又はBruker DPX−300MHzにおいて獲得した。化学シフトは、100万分の1(ppm、δ単位)で表示した。カップリング定数は、ヘルツ(Hz)単位である。分裂パターンは、見かけの多重度を説明し、s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、qt(五重線)又はbr(ブロード)として指定される。
質量スペクトルは、Agilent Technologies社のAgilent 1200シリーズ質量分析計において、大気圧化学イオン化法(APCI)又はエレクトロスプレーイオン化法(ESI)のいずれかを使用し得た。カラム:XBridge C8、3.5μm、4.6×50mm;溶媒A:水+0.1%TFA;溶媒B:ACN+0.1%TFA;流量:2ml/分;勾配:0分間:5%B、8分間:100%B、8.1分間:100%B、8.5分間:5%B、10分間:5%B又はLC/MS Waters ZMD (ESI)。
HPLCデータは、Agilent technologies社のAgilent 1100シリーズHPLCを使用し、カラム(XBridge C8、3.5μm、4.6×50mm)及び2つの移動相(移動相A:水+0.1%TFA;移動相B:ACN+0.1%TFA)を用い、得た。流量は、2ml/分であった。勾配方法は、別に指定しない限りは、0分間:5%B;8分間:100%B;8.1分間:100%B;8.5分間:5%B;10分間5%Bであった。
マイクロウェーブ反応は、当該技術分野において公知である標準プロトコールを使用し、Biotage Initiator Microwave Synthesizer又はシングルモードマイクロウェーブ反応器Emrys(商標)Optimiserを用いて行った。
下記実施例において使用した化合物番号は、先に示した化合物番号に対応している。
下記略語は、以下で使用される略語を指す:
Ac(アセチル)、BINAP(2,2’−ビス(ジスフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフタレン)、dba(ジベンジリデンアセトン)、Bu(ブチル)、tBu(tert−ブチル)、DCE(ジクロロエタン)、DCM(ジクロロメタン)、δ(化学シフト)、DIEA(ジ−イソプロピルエチルアミン)、DMA(ジメチルアセトアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、Dppf(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィンフェロセン))、EtOAc(酢酸エチル)、EtOH(エタノール)、eq(当量)、g(グラム)、cHex(シクロヘキサン)、HATU(N−[(ジメチルアミノ)(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)メチレン]−N−メチルメタナミニウムヘキサフルオロホスフェート)、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、h(時間)、LDA(リチウムジイソプロピルアミン)、LiHMDS(リチウムビス(トリメチルシリル)アミド)、MHz(メガヘルツ)、MeOH(メタノール)、min(分間)、mL(ミリリットル)、mmol(ミリモル)、mM(ミリモル)、mp(融点)、MS(質量分析)、MW(マイクロウェーブ)、NMR(核磁気共鳴)、O/N(一晩)、PBS(リン酸緩衝食塩水)、RT(室温)、TEA(トリエチルアミン)、TFA(トリフルオロ酢酸)、THF(テトラヒドロフラン)、TLC(薄層クロマトグラフィー)。
概して、本発明の式(I)及び関連式の化合物は、容易に入手可能な出発材料から調製することができる。かかる出発材料が商業的に入手可能でない場合は、これらは、標準合成技術により調製してよい。概して、任意の個別の式(I)及び関連式の化合物の合成経路は、各分子の特異的置換基によって決まり、このような要因は、当業者により理解されている。下記の一般的方法及び実施例において以後説明される手順は、式(I)及び関連式の化合物を調製するために利用されてよい。温度、溶媒、又は共試薬などの、下記スキームにおいて示される反応条件は、単に例示であり、限定ではない。典型的又は好ましい実験条件(すなわち、反応温度、時間、試薬のモル数、溶媒など)が与えられている場合、別に言及しない限りは、他の実験条件も使用することができることは理解されるであろう。最適反応条件は、使用される特定の反応物又は溶媒により変動してよいが、かかる条件は、慣習的な最適化手順を使用し、当業者により決定することができる。全ての保護及び脱保護の方法に関しては、Philip J. Kocienskiの「保護基(Protecting Groups)」、Georg Thieme Verlag Stuttgart社、New York, 1994年、並びにTheodora W. Greene及びPeter G. M. Wutsの「有機合成における保護基(Protective Groups in Organic Synthesis)」、Wiley Interscience社、第3版、1999年を参照されたい。
中間体1:tert−ブチル 4−{4−[6−(3−アミノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート
ジオキサン(7.50mL)及び水(3.75mL)中の5−ブロモ−2−ヨードピリジン(500mg;1.76mmol;1.00eq.)、3−アミノフェニルボロン酸(241mg;1.76mmol;1.00eq.)、炭酸カリウム(974mg;7.04mmol;4.00eq.)及びPd(PPh3)4(102mg;0.09mmol;0.05eq.)の混合物を、密封バイアル内で、100℃で一晩加熱した。次にこの反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、EtOAcで逆抽出し、一緒にした有機層を、MgSO4上で乾燥させ、濾過し濃縮し、3−(5−ブロモピリジン−2−イル)アニリン(438mg;100%)を生じた。次に密封バイアル内で、3−(5−ブロモピリジン−2−イル)アニリン(435mg;1.75mmol;1.00eq.)、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(659mg;1.75mmol;1.00eq.)、炭酸カリウム(965mg;6.98mmol;4.00eq.)及びPd(PPh3)4(101mg;0.09mmol;0.05eq.)を、ジオキサン(6.5mL)及び水(3.4mL)中で懸濁した。この反応混合物を、MWにおいて120℃で30分間加熱し、その後EtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、EtOAcにより逆抽出した。一緒にした有機層を、MgSO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:DCM、50%から100%までの勾配)は、表題化合物(390mg;37%)をベージュ色固形物として供した。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) : 8.87 (dd, J= 2.0 Hz, 0.6 Hz, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.02-7.98 (m, 2H), 7.79 (dd, J= 8.4 Hz, 0.6 Hz, 1H), 7.34 (t, J= 2.0 Hz, 1H), 7.19 (dt, J= 7.8 Hz, 1.5 Hz, 1H), 7.11 (t, J= 7.8 Hz, 1H), 6.62-6.58 (m, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.43-4.34 (m, 1H), 4.07-3.99 (m, 2H), 2.93 (m, 2H), 2.07-2.03 (m, 2H), 1.88-1.74 (m, 2H), 1.43 (s, 9H)。
中間体2:tert−ブチル 4−{4−[6−(3−ヨードフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート
亜硝酸イソペンチル(安定化、375μl;2.79mmol;3.00eq.)を、無水THF(15.6mL)中のtert−ブチル 4−4−[6−(3−アミノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−1−イルピペリジン−1−カルボキシラート(390mg;0.93mmol;1.00eq.)、ヨウ化銅(I)(212mg;1.12mmol;1.20eq.)及びジヨードメタン(377μl;4.65mmol;5.00eq.)の溶液へ添加し、この反応混合物を、1時間還流した。次に反応混合物を、セライトパッドを通して濾過し、濾液を濃縮乾固させた。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘプタン、EtOAc20%から100%までの勾配)は、表題化合物(215mg;43.6%)を供した。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) : 8.94 (dd, J= 2.0 Hz, 0.7 Hz, 1H), 8.47-8.45 (m, 2H), 8.13-7.95 (m, 4H), 7.79-7.76 (m, 2H), 7.29 (t, J= 7.8 Hz, 1H), 4.45-4.35 (m, 1H), 4.08-4.00 (m, 2H), 2.94 (m, 2H), 2.04-2.03 (m, 2H), 1.88-1.74 (m, 2H), 1.43 (s, 9H)。LC/MS:531.5(M+1)。
中間体3:4−[4−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
ジオキサン(38mL)中の5−ヨード−ピリジン−2−イルアミン(1.10g;5.00mmol;1.0eq.)、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.07g;5.50mmol;1.10eq.)、Pd(PPh3)4(289mg;0.25mmol;0.05eq.)及び炭酸カリウム(2.07g;15.00mmol;3.00eq.)の混合物を、密封バイアル内で、100℃で一晩加熱した。次に反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、EtOAcにより逆抽出した。一緒にした有機層を、MgSO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。得られた固形物を、EtOAc中に懸濁させ、濾過し、真空下で乾燥させ、表題化合物をベージュ色固形物(1g、70%)として生じた。HPLC:(254nm)95%;Rt(分)2.60;LC/MS:344.3(M+1)。
中間体4:4−[4−(6−ヨード−ピリジン−3−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、4−[4−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.21g;3.52mmol;1.00eq.)から、中間体2について説明した手順に従い、茶色ゴム状物として(390mg;0.86mmol)得た。HPLC:(254nm)68%;Rt(分)4.44。LC/MS:455.4(M+1)。
中間体5:4−[4−(6’−クロロ−[2,2’]ビピリジニル−5−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、4−[4−(6−ヨード−ピリジン−3−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(150mg;0.33mmol;1.00eq.)及び2−クロロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(87mg;0.36mmol;1.10eq.)から、実例1工程1に記載された手順に従い、茶色ゴム状物(180mg、定量的)として得た。LC/MS:440.4(M+1)。
中間体6:3−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(2.12g;9.33mmol;2.00eq.)を、0℃で維持したTHF(16mL)中のNaH(134mg;5.6mmol;1.20eq.)の懸濁液に添加した。この反応混合物を、5分間攪拌した後、3−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g;4.67mmol;1.00eq.)を添加した。次にこれを、0℃で一晩攪拌し、メタノールで希釈し、セライトパッドを通して濾過し、濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0%から100%までの勾配、次にMeOH:DCM、0%から20%までの勾配)は、第二の溶出画分において、表題化合物を白色粉末(587mg、31%)として供した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.22 (s, 1H), 4.84 (brs, 1H), 4.37-4.12 (m, 2H), 3.25-3.09 (m, 2H), 3.03 (m, 1H), 2.99-2.86 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.81 (m, 1H), 1.67 (m, 1H), 1.46 (s, 9H), 1.32 (m, 1H)。LC/MS:405.0(M+1)。
中間体7:3−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
水(0.2mL)及び2−メチルテトラヒドロフラン(5.6mL)中の3−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(252mg;0.62mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(194mg;0.93mmol;1.50eq.)、K3PO4(264mg;1.24mmol;2.00eq.)、及びPd(dppf)Cl2(23mg;0.03mmol;0.05eq.)の混合物を、Arで脱気し、密封チューブ内で100℃で2h加熱した。次にこれを、セライトパッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0%から100%までの勾配)は、表題化合物を白色固形物(97mg、38%)として供した。LC/MS:407.7(M+1)。
中間体8:[1−(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(3.3mL;23.33mmol;2.00eq.)及びピペリジン−3−イルメチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.5g;11.7mmol;1.00eq.)から、中間体6について記載した手順に従い、黄色固形物(4g、80%)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.24 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.27 (t, J = 13.7 Hz, 2H), 3.16 (m, 2H), 3.10-3.02 (m, 1H), 3.02-2.85 (m, 1H), 1.98-1.86 (m, 2H), 1.81 (m, 1H), 1.74-1.61 (m, 1H), 1.48 (s, 9H), 1.42-1.23 (m, 1H)。LC/MS:405.1(M+1)。
中間体9:{1−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イルメチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
水(0.60mL)及び2−メチルテトラヒドロフラン(5.6mL)中の[1−(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(750mg;1.85mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(462mg;2.22mmol;1.20eq.)、リン酸カリウム(785mg;3.70mmol;2.00eq.)及びPd(dppf)Cl2・DCM(135mg;0.18mmol;0.10eq.)の混合物を、Arにより脱気し、密封チューブ内で100℃で2h加熱した。次にこれを、セライトパッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0%から100%までの勾配)は、表題化合物を、黄色泡状物(640mg、85%)として供した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.94 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 4.85 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.87-3.73 (m, 1H), 3.73-3.58 (m, 1H), 3.04 (dt, J = 12.8, 5.8 Hz, 1H), 2.87 (m, 3H), 1.86-1.68 (m, 2H), 1.68-1.54 (m, 1H), 1.43 (brs, 11H);LC/MS:407.2(M+1)。
中間体10:4−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(1.33mL;9.33mmol;2.00eq.)及び4−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g;4.67mmol;1.00eq.)から、中間体6について記載した手順に従い、白色固形物(1.6g、83%)として得た。LC/MS:405(M+1)。
中間体11:4−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(300mg;0.74mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(WO 2014008992に記載されたように調製;231mg;1.11mmol;1.50eq)から、中間体9について記載した手順に従い、(125mg、42%)として得た。LS/MS:407.2(M+1)。
中間体12:5−ブロモ−2−クロロ−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメトキシ)−ピリミジン
5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(4.16mL;29.3mmol;2.00eq.)を、0℃に維持したTHF(37mL)中のNaH(702mg;17.6mmol;1.20eq.)の懸濁液に添加した。この反応混合物を5分間攪拌し、その後(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メタノール(1.7mL;14.6mmol;1.00eq.)を添加した。次にこれを、0℃で一晩攪拌し、メタノールで希釈し、セライトパッドを通して濾過し、濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0%から50%まで)は、表題化合物を白色固形物(1.61g、34%)として供した。LC/MS:307.0(M+H)。
中間体13:5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメトキシ)−ピリミジン
水(0.30mL)及び2−メチルテトラヒドロフラン(3.00mL;29.95mmol;23.03eq.)中の5−ブロモ−2−クロロ−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメトキシ)−ピリミジン(400mg;1.30mmol;1.00eq.)、1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(406mg;1.95mmol;1.50eq.)、K3PO4(552mg;2.60mmol;2.00eq.)及びPd(dppf)Cl2・DCM(95mg;0.13mmol;0.10eq.)の溶液を、Ar(気体)により15分間泡立てることにより脱気し、その後100℃で30分間加熱した。その後これを、室温まで冷却し、セライトパッドを通して濾過した。このパッドを、EtOAcですすぎ、濾液を減圧下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0%から100%までの勾配、次にMeOH/DCM、10%から20%までの勾配)は、表題化合物を明黄色固形物(272mg、64.4%)として供した。LC/MS:309.9(M+1)。
中間体14:5−ブロモ−2−クロロ−4−(3−メチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン
(3−メチル−オキセタン−3−イル)−メタノール(2g;19.6mmol;1.00eq.)を、窒素大気下で、0℃で維持したTHF(50mL)中の水素化ナトリウム(油中60%;0.98g;24.48mmol;1.25eq.)及び5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(8.92g;39.2mmol;2.00eq.)の懸濁液に、15分間かけて滴加した。次に溶媒を減圧下で除去し、粗残渣を、シリカ上のフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:ヘキサン、0%から100%までの勾配、次にMeOH:DCM、10%から20%までの勾配)、表題化合物を白色固形物(375mg、6.5%)として供した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.47 (s, 1H), 4.63 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.55 (s, 2H), 4.47 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 1.46 (s, 3H)。
中間体15:
表題化合物を、5−ブロモ−2−クロロ−4−(3−メチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン(375mg;1.28mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(399mg;1.92mmol;1.50eq.)から、中間体13について記載した手順に従い、褐色固形物(165.1mg、44%)として調製した。LC/MS:407.72(M+1)。
中間体16:3−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg;0.99mmol;1.00eq.)及び1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(308mg;1.48mmol;1.50eq.)から、中間体9について記載した手順に従い、茶色固形物(680mg、定量的)として得た。LC/MS:407.2(M+1)。
中間体17:5−ブロモ−2−クロロ−4−(オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン
表題化合物を、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(1.62mL;11.35mmol;2.00eq.)及びオキセタン−3−イル−メタノール(500mg;5.68mmol;1.00eq.)から、中間体14に記載した手順に従い、黄色油状物(500mg、31.5%)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.42 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 4.84 (ddd, J = 7.7, 6.3, 1.1 Hz, 2H), 4.67 (dd, J = 6.7, 1.1 Hz, 2H), 4.62-4.42 (m, 2H), 3.48 (qt, J = 5.8 Hz, 1H)。
中間体18:2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン
表題化合物を、5−ブロモ−2−クロロ−4−(オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン(500mg;1.79mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(558mg;2.68mmol;1.50eq.)から、中間体9について記載された手順に従い、白色固形物(109mg、22%)として得た。LC/MS:281.1(M+1)。
中間体19:4−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、4−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(800mg;1.97mmol;1.00eq.)、1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(615mg;2.96mmol;1.50eq.)から、中間体9について記載した手順に従い、茶色固形物(541mg、67%)として得た。LC/MS:407.2(M+1)。
中間体20:[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イル]−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミン
表題化合物を、(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミン(335mg;1.09mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(341mg;1.64mmol;1.50eq.)から、中間体7について記載した手順に従い、茶色油状物(206mg、49%)として得た。LC/MS:308.2(M+1)。
中間体21:(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン
THF(34.00mL)中の5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(1.72mL;13.46mmol;1.20eq.)、1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルアミン(2.0g;11.22mmol;1.00eq.)及びDIPEA(3.0mL;17.22mmol;1.54eq.)の溶液を、RTで90分間、窒素大気下で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物(crude)を、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:ヘキサン、60%から100%までの勾配)、表題化合物を白色固形物(318mg、8%)として生じた。LC/MS:369.0(M+1)。
中間体22:[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イル]−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン
表題化合物を、(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン(2165mg;5.86mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1828mg;8.78mmol;1.50eq.)から、中間体7について記載した手順に従い、ベージュ色固形物(870mg、32%)として得た。LC/MS:371.1(M+1)。
中間体23:2−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
DCM(80mL)中の2,4−ジクロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(8.00g;34.4mmol;1.00eq.)、エチル−ジイソプロピル−アミン(12.10mL;68.77mmol;2.00eq.)及びイソプロピルアミン(2.09g;35.1mmol;1.02eq.)の溶液を、RTで3時間攪拌した。次にこの反応混合物を、水で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製は、表題化合物を無色の液体(7.6g;30.28mmol;88.1%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.61 (s, 1H), 8.24 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.32-4.27 (m, 2H), 4.25-4.22 (m, 1H), 1.30 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.21 (d, J = 6.5 Hz, 6H);HPLC:(254nm)96%;Rt4.69分;LC/MS:244(M+1)。
中間体24:4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
Pd(dppf)2Cl2・CH2Cl2を、ジオキサン−1,4(140mL)及び水(35mL)中の2−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(7.0g;28.0mmol;1.00eq.)、炭酸カリウム(7.98g;56.00mmol;2.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(11g;30.80mmol;1.10eq.)の脱気した溶液へ添加した。反応混合物を、100℃で一晩攪拌した。次に、セライトパッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、水(50mL)により希釈し、酢酸エチルで抽出した(2×50mL)。一緒にした有機層を、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:PE、50:50)は、表題化合物を白色固形物(3.5g、29%)として供した。HPLC:(254nm)90%;Rt3.88分;LC/MS:366.3(M+1)。
中間体25:4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸ヒドラジド
ヒドラジン一水和物(0.17mL;3.47mmol;5.00eq.)を、エタノール(6.00mL)中の4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(300mg;0.69mmol;1.00eq.)の攪拌溶液へ添加した。この反応混合物を、90℃で一晩還流した。次にこれを、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した(半量)。沈殿を濾過し、冷エタノールで洗浄し、表題化合物を白色固形物(180mg、73%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO): 9.94 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.60 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.17 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.70 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 4.52 (brs, 2H), 4.47-4.39 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.52 Hz, 6H)。HPLC:(254nm)94%;Rt2.9分;LC/MS:352.3(M+1)。
中間体26:5−{4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸エチルエステル
工程1:(N’−{4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボニル}−ヒドラジノ)−オキソ−酢酸エチルエステル
クロロ−オキソ−酢酸エチルエステル(0.32mL;2.82mmol;1.05eq.)を、0℃に維持したDCM(28.50mL)中の4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸ヒドラジド(0.95g;2.68mmol;1.0eq.)及びTEA(1.05mL;8.05mmol;3.00eq.)の溶液へ滴加した。この反応混合物を、RTまで温め、30分間攪拌した。これを、飽和NaHCO3溶液でクエンチし、その後DCMで抽出した。一緒にした有機層を、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(DCM:MeOH)は、表題化合物を黄色固形物(1g、70%)として供した。HPLC:(254nm)92%;Rt3.36分;LC/MS:452.2(M+1)。
工程2:5−{4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸エチルエステル
THF(39mL)中の(N’−{4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボニル}−ヒドラジノ)−オキソ−酢酸エチルエステル(0.78g;1.62mmol;1.00eq.)及び2,4−ビス−(4−メトキシ−フェニル)−[1,3,2,4]ジチアジホスフェタン2,4−ジスルフィド(1.49g;3.57mmol;2.20eq.)の溶液を、3時間還流加熱した。次にこの反応混合物を、酢酸エチルで希釈し、10%NaHCO3溶液で2回洗浄した。有機層を、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(DCM:MeOH)は、表題化合物を黄色固形物(1g、82%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.99 (s, 1H), 8.85 (d, J = 7.24 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.31-8.21 (m, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.75 (d, J = 7.40 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 8.08 Hz, 1H), 5.75 (s, 2H), 4.65-4.60 (m, 1H), 4.49-4.44 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.80-3.60 (m, 1H), 1.39-1.35 (m, 9H)。HPLC:(254nm)99%;Rt4.33分;LC/MS:450.2(M+H)。
中間体27:4−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−2−クロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
表題化合物を、2,4−ジクロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(5.0g;21.49mmol;1.00eq.)及び3−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.43g;21.92mmol;1.02eq.)から、中間体23について記載した手順に従い、黄色ゴム状物(8.50g;17.14mmol;79.7%)として得た。HPLC:(254nm)72%;Rt5.27分;LC/MS:385(M+1)。
中間体28:3−{5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
工程1:4−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
表題化合物を、4−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−2−クロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(8.0g;16.01mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(6.29g;17.61mmol;1.10eq.)から、中間体24について記した手順に従い、ゴム状物(5.0g、59%)として得た。HPLC:(254nm)93%;Rt4.51分;LC/MS:507.2(M+1)。
工程2:3−{5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、4−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(3.0g;5.68mmol;1.00eq.)から、中間体25において記載した手順に従い、帯黄白色固形物(2g、69%)として得た。HPLC:(254nm)89%;Rt3.53分;LC/MS:493.2(M+H)。
中間体29:3−{5−(5−エトキシカルボニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
工程1:3−{5−(N’−エトキシオキサリル−ヒドラジノカルボニル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、DCM(10mL)及びクロロ−オキソ−酢酸エチルエステル(0.12mL;1.03mmol;1.05eq.)中の3−{5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(500mg;0.98mmol;1.00eq.)から、中間体26工程1について記載した手順に従い、黄色固形物(420mg、66%)として得た。HLPC:(254nm)89%;Rt3.94分;LC/MS:593.3(M+H)。
工程2:3−{5−(5−エトキシカルボニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−{5−(N’−エトキシオキサリル−ヒドラジノカルボニル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(300mg;0.47mmol;1.00eq.)から、中間体26工程2について記載された手順に従い、黄色固形物(150mg、52%)として得た。HPLC:(254nm)88%;Rt5.05分;LC/MS:591.2(M+H)。
中間体30:4−[(1−tert−ブトキシカルボニル−アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−クロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
表題化合物を、2,4−ジクロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(2.50g;10.74mmol;1.00eq.)及び3−アミノメチル−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.06g;10.96mmol;1.02eq.)から、中間体23について記載した手順に従い、無色のゴム状物(2.0g、54%)として得た。HPLC:(254nm)98%;Rt6.35分;LC/MS:369.0(M+H)。
中間体31:3−({5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
工程1:4−[(1−tert−ブトキシカルボニル−アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
表題化合物を、4−[(1−tert−ブトキシカルボニル−アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−クロロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(2.20g;5.81mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(2.28g;6.40mmol;1.10eq.)から、中間体24について記載した手順に従い、白色固形物(2.0g、54%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ:8.86 (s, 1H), 8.51-8.47 (m, 1H), 8.21-8.19 (m, 2H), 7.89 (d, J = 0.44 Hz, 1H), 7.75-7.72 (m, 1H), 7.49 (t, J = 7.76 Hz, 1H), 4.36-4.30 (m, 2H), 3.88 (s, 6H), 3.74-3.80 (m, 2H), 3.20-3.00 (m, 1H), 1.35-1.31 (m, 12H)。HPLC(XBridge C8 (50×4.6mm、3.5μm):(254nm)96%;Rt4.0分;LC/MS:493.2(M+H)。
工程2:3−({5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物は、[フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(1.10g;2.14mmol;1.00eq.)から、中間体25について記載した手順に従い、帯黄白色固形物(900mg、82%)として得た。HPLC(254nm)90%;Rt3.43分;LC/MS:479.2(M+H)。
中間体32:5−{4−[(1−tert−ブトキシカルボニル−アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル
工程1:3−({5−(N’−メトキシオキサリル−ヒドラジノカルボニル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物は、3−({5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg;0.78mmol;1.00eq.)及びクロロ−オキソ−酢酸メチルエステル(0.08mL;0.82mmol;1.05eq.)から、中間体26工程1について記載した手順に従い、黄色固形物(300mg、66%)として得た。HPLC:(254nm)94%;Rt3.55分;LC/MS:565.3(M+H)。
工程2:5−{4−[(1−tert−ブトキシカルボニル−アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル
表題化合物を、3−({5−(N’−メトキシオキサリル−ヒドラジノカルボニル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(300mg;0.51mmol;1.00eq.)から、中間体26工程2について記載された手順に従い、黄色固形物(150mg;52%)として得た。HPLC:(254nm)92%;Rt4.44分;LC/MS:563.3(M+H)。
中間体33:[5−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−メタノン
工程1:6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ニコチン酸ヒドラジド
エタノール(50mL)中のヒドラジン水和物である一水和物(8.07mL;164mmol)及び6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ニコチン酸エチルエステル(7.0g;27.4mmol)の溶液を、80℃で3時間還流した。次にこの反応混合物を、減圧下で濃縮し、粗生成物を、ジエチルエーテルにより摩砕し、所望の生成物を白色固形物(6g、79%)として供した。LC/MS:229.00(M+1)。
工程2:[N’−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノ]−オキソ−酢酸メチルエステル
表題化合物を、6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ニコチン酸ヒドラジド(5.5g;21.6mmol)から、中間体26工程1について記載した手順に従い、白色固形物(4g、50%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6):d 10.44 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.48-0.00 (m, 1H), 1.16-1.09 (m, 6H)。
工程3:5−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル
表題化合物を、[N’−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノ]−オキソ−酢酸メチルエステル(4.0g;10.8mmol)から、中間体26工程2について記載した手順に従い、乳白色固形物(3g、67%)として得た。LC/MS:313.0(M+1)。
工程4:[5−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−メタノン
メタノール(25mL)中の5−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル(2.5g;7.2mmol)及び(R)−ピロリジン−3−オール(3.84g;43.16mmol)の溶液を、マイクロウェーブにおいて、80℃で1時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(PE、EtOAc)、表題化合物を淡黄色固形物(1g、41%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76(d, 1H), 8.55(s, 1H), 6.95(s, 1H), 5.08(d, 1H), 4.39(d, 1H), 4.19-3.93(m, 3H), 3.68-3.53(m, 2H), 1.99(m, 2H), 1.27(d, 6H)。
中間体33:2−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−アセトアミド
ジオキサン(6mL)及び水(0.6mL)中の2−(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−アセトアミド(Aurora Building Blocks;200mg;0.75mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−1H−ピラゾール(166mg;0.79mmol;1.05eq.)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(4.35mg;0.002mmol;0.01eq.)、炭酸カリウム(125mg;0.90mmol;1.20eq.)の混合物を、密封バイアル内で、90℃で一晩攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、KPNH上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:MeOH、0:100から30:70までの勾配)、表題化合物を白色固形物(183mg、87%)として生じた。LC/MS:267.1(M+H)。
中間体34:[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イル]−シクロブチル−アミン
ジオキサン(6mL)及び水(0.60mL)中の(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−シクロブチル−アミン(Aurora Building Blocks;200mg;0.76mmol;1.00eq.)、1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(166mg;0.80mmol;1.05eq.)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(2.81mg;0.002mmol;0.01eq.)及び炭酸カリウム(126mg;0.91mmol;1.20eq.)の混合物を、密封バイアル内で、90℃で一晩攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:ヘキサン、10%から50%までの勾配)、表題化合物を白色固形物(63mg、30%)として生じた。LC/MS:264.6(M+H)。
中間体35:6−(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
NMP(5.0mL)中の5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(650mg;2.85mmol;1.00eq.)、6−アミノ−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(727mg;3.42mmol;1.20eq.)、エチル−ジイソプロピル−アミン(1.49mL;8.56mmol;3.00eq.)の混合物を、50℃で一晩攪拌した。次にこの混合物を、減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:ヘキサン、0%から40%までの勾配)、表題化合物を白色固形物(1.2g、100%)として生じた。LC/MS:403(M+H)403。
中間体36:6−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
ジオキサン(5mL)及び水(0.5mL)中の6−(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg;0.50mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(155mg;0.74mmol;1.50eq.)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.83mg;0.002mmol;0.01eq.)及び炭酸カリウム(82mg;0.59mmol;1.20eq.)の混合物を、密封バイアル内で、100℃で一晩攪拌した。次にこの混合物を、減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:ヘキサン、20%から100%までの勾配、次にMeOH:EtOAc、0%から20%までの勾配)、表題化合物を黄色固形物(201mg、95%)として生じた。LC/MS:405.2(M+H)。
中間体37:4−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.39g;15.80mmol;1.20eq.)及び5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(3.00g;13.17mmol;1.00eq.)を、THF(30mL)及びDIPEA(6.9mL)中に溶解した。この混合物を、N2下で、50℃で2時間攪拌した。次に反応混合物を、水(150mL)及びEtOAc(75mL)で希釈した。これらの層を分離し、水層を、EtOAc(3×50mL)により抽出した。一緒にした有機層を、水及びブラインにより洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮し、無色の油状物を供した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、10%から30%までの勾配)は、表題化合物を白色固形物(4.0g、75%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.24 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 3.92 (d, 2H), 3.27 (t, 2H), 2.79-2.59 (bs, 2H), 1.81 (m, 1H), 1.60 (dd, 2H), 1.40 (s, 9H), 1.02 (qd, 2H)。LC/MS:349((M−tBu)+H)。
中間体38:tert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−アミノ−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(相対立体化学−ラセミ体)
工程1:ベンジル N−[(1S,2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(メチルアミノ)シクロヘキシル]カルバメート(相対立体化学−ラセミ体)
メタノール(10mL)中のベンジル N−[(1S,2S,6R)−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル]カルバメート(相対立体化学、ラセミ体、Org.Lett.、2003、p4955−49557に記載のように調製、730mg;2.66mmol;1.00eq.)及びメチルアミン(850mg;26.82mmol;10.1eq.)の溶液を、密封したチューブ内において、45℃で16時間攪拌した。生じた混合物を、真空下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(メタノール/DCM、1:10)、表題化合物を明黄色油状物(800mg、97%)として供した。
工程2:ベンジル N−[(1S,2S,3S)−3−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}−2−ヒドロキシシクロヘキシル]カルバメート(相対立体化学-ラセミ体)
DCM(40mL)中のベンジル N−[(1S,2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(メチルアミノ)シクロヘキシル]カルバメート(ラセミ体、800mg;2.59mmol;1.00eq.)、TEA(535mg;5.18mmol;2.00eq.)、Boc2O(864mg;3.88mmol;1.50eq.)の溶液を、25℃で2時間攪拌した。生じた混合物を、真空下で濃縮し、シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(メタノール/DCM、1:15)、表題化合物を明黄色固形物(1g、92%)として供した。
工程3:tert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−アミノ−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(相対立体化学−ラセミ体)
Pd/C(253mg、0.24mmol、0.10eq.)を、窒素大気下で維持したMeOH(4mL)中のベンジル N−[(1S,2S,3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ]−2−ヒドロキシシクロヘキシル]カルバメート(1g、2.38mmol、1.00eq.)の溶液へ添加した。この混合物を次に、水素バルーンを使用し、室温で16時間水素化した。固形物を濾過除去し、生じる混合物を真空下で濃縮し、表題化合物を明黄色固形物(630mg、98%)として供した。
中間体39:tert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(相対立体化学−ラセミ体)
THF(10mL)中のtert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−アミノ−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(630mg、2.32mmol、1.00eq.)、5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(652mg、2.80mmol、1.21eq.)及びDIEA(612mg、4.64mmol、2.00eq.)の溶液を、RTで2時間攪拌した。生じた混合物を、真空下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc/PE、1:2)、表題化合物を黄色固形物(630mg、56%)として供した。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:2.2分間で5%Bから100%B、1.0分間保持;254nm):(純度)90%;[M+H]+計算値435.1;実測値435.1。
中間体40:tert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(相対立体化学−ラセミ体)
ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中のtert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(630mg、1.30mmol、1.00eq.、90%)、1−メチル−4−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(415mg、1.95mmol、1.50eq.、98%)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(108mg、0.13mmol、0.10eq.、98%)及びK3PO4(566mg、2.61mmol、2.01eq.)の混合物を、窒素により脱気し、密封チューブ内で100℃で2時間加熱した。生じた混合物を、真空下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc/PE、1:1)、表題化合物を黄色固形物(420mg、66%)として供した。
中間体41:tert−ブチル N−[1−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)−5,5−ジフルオロピペリジン−3−イル]カルバメート
表題化合物を、tert−ブチル N−(5,5−ジフルオロピペリジン−3−イル)カルバメート(500mg、2.01mmol、0.93eq.)から、中間体39について記載した手順に従い、白色固形物(460mg、37%)として得た。
中間体42:tert−ブチル N−{1−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]−5,5−ジフルオロピペリジン−3−イル}カルバメート
表題化合物を、tert−ブチル N−[1−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)−5,5−ジフルオロピペリジン−3−イル]カルバメート(460mg、0.81mmol、1.00eq.)から、中間体40について記載した手順に従い、白色固形物(220mg、57%)として得た。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:2.2分間に5%Bから100%B、1.0分間保持;254nm):(純度)90%;[M+H]+計算値428.2;実測値428.2。
中間体43:(1S,2S,6S)−2−アミノ−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(相対立体化学、ラセミ体)
工程1:ベンジル N−[(1S,2S,6R)−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル]カルバメート(相対立体化学、ラセミ体)
DCM(25mL)中のベンジル N−(シクロヘキサ−2−エン−1−イル)カルバメート(400mg、1.56mmol、1.00eq.、90%)、炭酸水素ナトリウム(267mg、3.11mmol、2.00eq.、98%)、及びm−CPBA(549mg、3.12mmol、2.00eq.、98%)の溶液を、20℃で3時間攪拌した。次にこの反応を、Na2SO3 15mLの添加によりクエンチし、水30mLにより希釈した。これを次に、DCM(3×15mL)により抽出した。一緒にした有機層を、真空下で濃縮し、シリカ上でフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EA/PE、1:5)、表題化合物を茶色固形物として生じた。
工程2:ベンジル N−[(1S,2S,3S)−3−フルオロ−2−ヒドロキシシクロヘキシル]カルバメート カルバメート(相対立体化学、ラセミ体)
HF−ピリジン(0.5mL、3.88mmol、1.52eq.、純度70%)を、窒素大気下で0℃で維持したDCM(10mL)の溶液へ滴加した。次にジクロロメタン(3mL)中のベンジル N−[7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル]カルバメート(700mg、2.55mmol、1.00eq.)の溶液を、滴加し、生じる混合物を、0℃で2時間攪拌した。この溶液のpH値を、飽和炭酸水素ナトリウム(水性)により、7に調節した。H2O 20mLで希釈した後、生じた混合物を、DCM(3×15mL)で抽出した。一緒にした有機層を、ブライン(20mL)により洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EA/PE、1:15から1:4)は、表題化合物を明黄色固形物(700mg、収率93%)として供した。
工程3:(1S,2S,6S)−2−アミノ−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(相対立体化学、ラセミ体)
表題化合物を、ベンジル N−[(1S,2S,3S)−3−フルオロ−2−ヒドロキシシクロヘキシル]カルバメート(ラセミ体、相対立体配置、700mg、2.36mmol)から、実例38工程3について記載した手順に従い、白色固形物(300mg、86%)として得た。
中間体44:(1S,2S,6S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(相対立体化学、ラセミ体)
表題化合物を、(1S,2S,6S)−2−アミノ−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(中間体43、300mg、2.03mmol、1.00eq.)から、実例39について記載した手順に従い、黄色固形物(500mg、68%)として得た。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:2.2分間に5%Bから100%B、1.0分間保持;254nm):(純度)90%;[M+H]+計算値324.0;実測値324.0。
中間体45:(1S,2S,6S)−2−[[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(相対立体化学、ラセミ体)
表題化合物を、(1S,2S,6S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(中間体44、ラセミ体、440mg、1.22mmol、1.00eq.)から、実例40について記載した手順に従い、黄色固形物(360mg、82%)として得た。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:2.2分間に5%Bから100%B、1.0分間保持;254nm):[M+H]+計算値326.0;実測値326.0。
中間体46:(1S,6R)−6−アミノ−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール
工程1:2,2−ジフルオロ−6−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}シクロヘキサン−1−オール
DCM(12mL)中の(1R)−1−フェニルエタン−1−アミン(2.375g、18.62mmol、1.30eq.、95%)の溶液を、0℃に冷却し、トリメチルアルミニウム(11mL、1.20eq.、トルエン中2M)により窒素大気下で処理した。これを1時間攪拌し、その後DCM(50mL)中の(1R,6R)−2,2−ジフルオロ−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン(ラセミ体、相対立体化学、2.260g、14.32mmol、1.00eq.)の溶液を添加した。生じた溶液を、RTで2日間攪拌した。次にNH4Cl水溶液の添加により、反応をクエンチした。水層を、ジクロロメタンにより抽出し、一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾液し、真空下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(MTBE/石油エーテル、1:10)は、表題化合物(最初に溶出する異性体)を白色固形物(1.36g、33%)として供した。
工程2:(1S,6R)−6−アミノ−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール
MeOH(30mL)中の(1S,6R)−2,2−ジフルオロ−6−[[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ]シクロヘキサン−1−オール(1.360g、4.79mmol、1.00eq.)の溶液を、窒素で脱気し、その後炭素上に担持されたパラジウム(1.701g、9.59mmol、2.00eq.、60%)を添加した。次に反応混合物を、水素大気(1atm.)下に配置し、RTでO/N攪拌した。この混合物を、セライトパッドを通して濾過し、濃縮し、表題化合物を白色固形物(765mg、95%)として供した。1H NMR (300MHz, メタノール-d4, ppm) 3.40-3.30 (m, 1H), 2.73 (m, 1H), 2.05 (m, 1H), 1.90-1.39 (m, 4H), 1.34-1.17 (m, 1H)。
中間体47:(1S,6R)−6−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール
表題化合物を、(1S,6R)−6−アミノ−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール(200mg、1.19mmol、1.00eq.)から、中間体39について記載された手順に従い、黄色固形物(451mg、87%)として得た。
中間体48:(1S,6R)−6−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール
表題化合物を、(1S,6R)−6−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール(451mg、1.04mmol、1.00eq.)から、中間体40について記載した手順に従い、黄色固形物(208mg、58%)として得た。
中間体49:(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−アミン塩酸塩(ラセミ体−相対立体化学)
工程1:2,2,2−トリクロロ−N−[(1S,2S,3R)−2,3−ジヒドロキシシクロヘプチル]アセトアミド(ラセミ体-相対立体化学)
アセトン(1mL)中の2,2,2−トリクロロ−N−[(1S,2S,3R)−2,3−ジヒドロキシシクロヘプチル]アセトアミド(ラセミ体−相対立体化学、JOC、2002、p7946−7956に記載されたように調製、10mg、0.03mmol、1.00eq.)、2,2−ジメトキシプロパン(7mg、0.06mmol、2.06eq.)及びTsOH(0.5mg、0.09eq.)の溶液を、RTで16時間攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、残渣を、DCM中に再溶解した。有機層を飽和NaHCO3、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し濃縮し、表題化合物を供し、これを直接次工程で使用した。
工程2:(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−アミン塩酸塩(ラセミ体−相対立体化学)
NaBH4(71mg、1.78mmol、5.04eq.)を、0℃で維持したエタノール(10mL)中のN−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−2,2,2−トリクロロアセトアミド(ラセミ体、130mg、0.35mmol、1.00eq.)の溶液へ、少量づつ添加した。次に生じた溶液を、40℃で16時間攪拌した。反応を、塩化水素(1M)溶液の添加によりクエンチした。この混合物を、最終的に減圧下で濃縮し、表題化合物を白色固形物(140mg)として供した。
中間体50:N−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−アミン(ラセミ体-相対立体化学)
表題化合物を、(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−アミン塩酸塩(ラセミ体、185mg、0.90mmol、0.79eq.)から、中間体39について記載した手順に従い、帯黄白色固形物(210mg、44%)として得た。1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) 8.11 (s, 1H), 6.01 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.49 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.23 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 2.22-1.90 (m, 2H), 1.73 (dd, J = 11.4, 5.8 Hz, 3H), 1.54 (s, 6H), 1.37 (s, 3H)。
中間体51:N−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(ラセミ体-相対立体化学)
表題化合物を、N−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−アミン(ラセミ体、240mg、0.57mmol、1.00eq.)から、中間体40について記載した手順に従い、黄色油状物(185mg,77%)として得た。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:2.2分間で5%Bから100%B、1.0分間保持;254nm):(純度)87.3%;[M+H]+計算値378.2;実測値378.2。
中間体52:(1S,2S,3S)−3−アミノ−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(ラセミ体−相対立体化学)
工程1:(1S,2S,3S)−3−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−ヒドロキシシクロヘキシルアセテート(ラセミ体−相対立体化学)
ベンジル N−[(1S,2S,6R)−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル]カルバメート(Org.Lett.、2003、p4955−4957に記載のように得た、350mg、1.27mmol、1.00eq.)、(214mg、2.56mmol、2.01eq.)及び酢酸(5mL)の混合物を、100℃で30分間攪拌した。次に反応混合物をRTに冷却し、水60mLで希釈した。そのpHを、炭酸水素ナトリウム溶液の添加により、7に調節した。並びに生じた溶液を、DCM(3×)により抽出した。一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、表題化合物を帯黄白色固形物(300mg、69%)として供した。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:2.2分間で5%Bから100%B、1.0分間保持;254nm):[M+Na]+23計算値330.0;実測値330.0。
工程2:(1S,2S,3S)−3−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(ラセミ体−相対立体化学)
DMF(15mL)中の(1S,2S,3S)−3−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−ヒドロキシシクロヘキシルアセテート(250mg、0.73mmol、1.00eq.)、DIEA(194mg、1.47mmol、2.01eq.)及びクロロ(メトキシ)メタン(91mg、1.11mmol、1.51eq.)の溶液を、窒素大気下で、70℃で3時間攪拌した。その後反応を、飽和Na2CO3溶液の添加により、クエンチした。次にこれを、DCM(3×)により抽出した。一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc/PE、1:6)は、表題化合物を黄色固形物(270mg、94%)として供した。LC/MS:[M+H]+計算値352.1;実測値352.1。
工程3:(1S,2S,3S)−3−アミノ−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(ラセミ体−相対立体化学)
表題化合物を、(1S,2S,3S)−3−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(250mg、0.64mmol、1.00eq.)から、中間体43工程2について記載した手順に従い、無色油状物(150mg、97%)として得た。LC/MS:[M+H]+計算値218.2;実測値218.2。
中間体53:(1S,2S,3S)−3−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(相対立体化学、ラセミ体)
表題化合物を、(1S,2S,3S)−3−アミノ−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(中間体52、ラセミ体、370mg、1.53mmol、1.00eq.)から、実例39について記載した手順に従い、黄色固形物(560mg、80%)として得た。MS:m/z=408.1[M+H]+。
中間体54:(1S,2S,3S)−3−[[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(相対立体化学、ラセミ体)
表題化合物を、(1S,2S,3S)−3−[(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(中間体53、ラセミ体、560mg、1.23mmol、1.00eq.)から、実例40について記載した手順に従い、黄色固形物(330mg、59%)として得た。
中間体55:5−ブロモ−2−クロロ−N−(シクロヘプト−2−エン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
表題化合物を、シクロヘプト−2−エン−1−アミン(650mg、2.92mmol、1.02eq.)から、中間体39について記載した手順に従い、黄色油状物(460mg、48%)として得た。LC/MS:[M+H]+計算値302.0;実測値302.0。
中間体56:2−クロロ−N−(シクロヘプト−2−エン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン
表題化合物を、5−ブロモ−2−クロロ−N−(シクロヘプト−2−エン−1−イル)ピリミジン−4−アミン(中間体55、450mg、1.34mmol、1.00eq.)から、中間体40について記載した手順に従い、黄色油状物(100mg、22%)として得た。LC/MS:[M+H]+計算値304.1;実測値304.0。
実施例1:2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン塩酸塩
工程1:tert−ブチル 4−(4−{6−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−3−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
ジオキサン(3.2mL)及び水(1.61mL)中のtert−ブチル 4−4−[6−(3−ヨードフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−1−イルピペリジン−1−カルボキシラート(215mg;0.41mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(84mg;0.41mmol;1.00eq.)、Pd(PPh3)4(23mg;0.02mmol;0.05eq.)及び炭酸カリウム(168mg;1.22mmol;3.0eq.)の混合物を、MWにおいて密封チューブ内で、120℃で30分間加熱した。次に反応混合物を、EtOAcにより希釈し、水で洗浄した。有機層を、EtOAcにより逆抽出し、一緒にした有機層を、MgSO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAct:ヘプタン、50%から100%までの勾配)は、表題化合物を黄色ゴム状物(110mg;56%)として供した。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.94 (dd, J= 2.0 Hz, 1.0 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.26-8.05 (m, 2H), 8.07-8.05 (m, 3H), 7.96 (d, J= 1.0 Hz, 1H), 7.93 (ddd, J= 7.9 Hz, 2.0 Hz, 1.0 Hz, 1H), 7.61 (ddd, J= 7.9 Hz, 2.0 Hz, 1.0 Hz, 1H), 7.46 (t, J= 7.9 Hz, 1H), 4.46-4.35 (m, 1H), 4.09 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 2.94 (m, 2H), 2.09-2.04 (m, 2H), 1.89-1.75 (m, 2H), 1.43 (s, 9H)。LC/MS:485.6(M+1)。
工程2:2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン塩酸塩
DCM(1.1mL)及びMeOH(1.10mL)中のtert−ブチル 4−(4−6−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−3−イル−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(110mg;0.23mmol;1.00eq.)及び塩化水素(ジオキサン中の4N溶液0.85mL;3.40mmol;15eq.)の溶液を、RTで1時間攪拌した。反応混合物を濾過し、生じる固形物を、DCMにより洗浄した。自動分取LC/MSによる精製は、表題化合物を、黄色粉末(65mg;67%)として供した。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 9.35-9.26 (m, 1H), 9.13-9.06 (m, 1H), 9.05 (d, J= 2.0 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.45 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 8.36 (t, J= 2.0 Hz, 1H), 8.32-8.29 (m, 2H), 8.26 (s, 1H), 8.03 (d, J= 1.0 Hz, 1H), 7.96-7.92 (m, 1H), 7.73 (dt, J= 7.8 Hz, 1.0 Hz, 1H), 7.55 (t, J= 7.8 Hz, 1H), 4.61-4.51 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.42-3.38 (m, 2H), 3.16-3.06 (m, 2H), 2.29-2.14 (m, 4H);HPLC:(254nm)100%;Rt(分)2.02。LC/MS:385.5(M+1)。
実施例2:6’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−[2,2’]ビピリジニル
工程1:4−{4−[6’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[2,2’]ビピリジニル−5−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジメトキシ−エタン(2.2mL)中の4−[4−(6’−クロロ−[2,2’]ビピリジニル−5−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(130mg;0.30mmol;1.0eq.)、Pd(PPh3)2Cl2(21mg;0.03mmol;0.10eq.)、PPh3(15.5mg;0.06mmol;0.20eq.)、フッ化セシウム(134.7mg;0.89mmol;3.00eq.)及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(92mg;0.44mmol;1.50eq.)の混合物を、密封バイアル内で100℃で一晩加熱した。次に混合物を、セライトパッドを通して濾過した。水相を、DCMにより抽出し、一緒にした有機相を、水により洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘプタン、80:20)は、表題化合物(104mg、72%)を供した。LC/MS:486.3(M+1)。
工程2:6’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−[2,2’]ビピリジニル
表題化合物を、4−{4−[6’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[2,2’]ビピリジニル−5−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg;0.21mmol;1.00eq.)から、実施例1工程2について記載された手順に従い、ベージュ色固形物(10mg、13%)として得た。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.97 (d, J= 1.7 Hz, 1H), 8.52 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 8.46-8.43 (m, 2H), 8.32 (bs, 1H), 8.17-8.10 (m, 4H), 7.89 (t, J= 8.0 Hz, 1H), 7.67 (dd, J= 8.0 Hz, 1.0 Hz, 1H), 4.41-4.28 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.23-3.19 (m, 2H), 2.86-2.73 (m, 2H), 2.13-1.89 (m, 4H)。HPLC:(254nm)98%;Rt(分)1.61。LC/MS:386.4(M+1)。
実施例3:3−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
脱気したジオキサン(1.1mL)中の3−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(94mg;0.23mmol;1.00eq.)、Pd(PPh3)Cl2(3.2mg;0.01mmol;0.02eq.)、炭酸カリウム(2M水溶液0.15mL)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(WO 2014008992に記載のように調製;79mg;0.28mmol;1.20eq.)の混合物を、MWにおいて密封バイアル内で150℃で20分間加熱した。次に、セライトパッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0%から100%までの勾配、次にMeOH:DCM、0%から20%までの勾配)は、表題化合物を黄色泡状物(48mg、34%)として供した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.53 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.27 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.64-7.53 (app m, 2H), 7.47 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.56 (s, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 3.86 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.04 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 2.94-2.80 (t, 1H), 2.72 (t, J = 11.5 Hz, 1H), 1.95-1.76 (app m, 3H), 1.71 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.64-1.50 (m, 1H), 1.44 (s, 9H), 1.23 (td, J = 13.9, 13.4, 8.0 Hz, 1H);HPLC:(254nm)95.8%;RT(分)3.629;LC/MS:429.4(M+1)。
実施例4:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルメチル−アミン塩酸塩
メタノール(3.00mL)中の3−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(34mg;0.06mmol;1.0eq.)及び塩化水素(Et2O中の2M溶液1.0mL;0.2mmol;3.3eq.)の溶液を、RTで30分間攪拌した。この反応混合物を、5×10mLのEt2Oと共沸させ、減圧下で乾燥させ、表題化合物を白色固形物(26mg、81%)として生じた。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.61 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.01 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.74 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 4.74 (m, 1H), 4.28 (brs, 1H), 4.15 (s, 3H), 4.05 (s, 3H), 3.21 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 3.07-2.83 (m, 2H), 2.19 (brs, 1H), 2.05 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 1.84 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.68 (m, 1H), 1.50 (m, 1H)。HPLC:(254nm)100%;RT(分)2.29。LCMS:429.2(M+1)。
実施例5:(1−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルメチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
脱気したジオキサン(3.3mL)中の{1−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イルメチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(285mg;0.70mmol;1.00eq.)、Pd(PPh3)Cl2(98mg;0.14mmol;0.20eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(WO 2014008992に記載のように調製;238mg、0.84mmol、1.2eq.)及び炭酸カリウム(水中2M溶液0.2mL)の混合物を、密封バイアル内で、150℃で80分間加熱した。次に、セライトパッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、0:100%からの勾配、次にMeOH:DCM、0%から20%までの勾配)、それに続く分取HPLCによる第二の精製は、表題化合物を白色固形物として供した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.54 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.29 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.72 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.57 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.56 (brs, 1H), 4.02 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 3.94 (d, J = 3.0 Hz, 2H), 3.06 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 2.94-2.85 (t, 2H), 2.74 (t, J = 11.7 Hz, 1H), 2.35 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 1.87 (d, J = 11.5 Hz, 2H), 1.46 (s, 9H), 1.00 (t, J = 7.6 Hz, 1H)。HPLC:(254nm)97.9%;RT(分)3.48;LC/MS:529.3(M+1)。
実施例6:C−(1−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イル)−メチルアミン塩酸塩
表題化合物を、(1−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルメチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(78mg;0.15mmol;1.00eq.)から、実施例4について記載された手順に従い、黄色粉末(30mg、30%)として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.10 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.95 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.68 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 4.73 (brs, 1H), 4.25 (brs, 1H), 4.15 (s, 3H), 4.05 (s, 3H), 3.23 (m, 2H), 3.08-2.84 (m, 2H), 2.21 (m, 1H), 2.05 (brs, 1H), 1.84 (brs, 1H), 1.68 (brs, 1H), 1.51 (brs, 1H), 1.32 (m, 1H)。HPLC: (254nm) 94.6%;RT (分) 2.231;LC/MS:429.3(M+1)。HPLC:(254nm)94.6%;RT(分)2.23;LC/MS:429.3(M+1)。
実施例7:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−4−イルメチル−アミン
工程1:4−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、4−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(125mg;0.31mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(105mg;0.37mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載した手順に従い、黄色泡状物(87mg、48%)として得た。LC/MS:529.4(M+1)。
工程2:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−4−イルメチル−アミン塩酸塩
MeOH(3.00mL)中の4−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(84mg;0.16mmol;1.00eq.)及び塩化水素(Et2O中の2M溶液3.0mL;0.16mmol;1.00eq.)の溶液を、RTで30分間攪拌した。反応混合物を、5×10mL Et2Oと共沸させ、減圧下で乾燥させ、表題化合物を黄色油状物(68mg、定量的)として生じた。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.48 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.13 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.95 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.68 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.77-4.54 (m, 1H), 4.06 (s, 3H), 4.01 (s, 3H), 3.21 (t, J = 12.6 Hz, 2H), 2.91 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 2.19-2.00 (m, 1H), 2.00-1.84 (m, 2H), 1.57-1.37 (m, 2H);HPLC:(254nm)98.3%;RT(分)2.21;LC/MS:429.3(M+1)。
実施例8:5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメトキシ)−ピリミジン
表題化合物を、2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメトキシ)−ピリミジン(209mg;0.68mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(WO 2014008992に記載のように調製;231mg;0.81mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、ベージュ色粉末(38mg、12%)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 9.23 (s, 1H), 8.58 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.33 (dt, J = 7.7, 1.4 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.59 (dt, J = 7.7, 1.5 Hz, 1H), 7.49 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.45 (s, 1H), 6.94 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.64 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 3.88 (m, 1H), 3.61-3.47 (m, 2H), 1.87-1.76 (m, 2H), 1.64-1.52 (m, 4H);UPLC:(254nm)93%;RT(分)3.9;LC/MS:431.2(M+1)。
実施例9:4−(3−メチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン
表題化合物を、2−クロロ−4−(3−メチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン(151mg;0.51mmol;1.00eq.)、及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(WO 2014008992に記載のように調製;175mg;0.62mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、白色固形物(165mg、44%)として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.87 (s, 1H), 8.55 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.25 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.67 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 4.83 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.70 (s, 2H), 4.59 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 1.51 (s, 3H);UPLC:(254nm)100%;RT(分)3.27;LC/MS:417.2(M+1)。
実施例10:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルメチル−アミン
工程1:3−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(261mg;0.64mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(219mg;0.77mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、ベージュ色固形物(19mg、55%)として得た。LC/MS:529.4(M+1)。
工程2:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルメチル−アミン塩酸塩
表題化合物を、3−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(15mg;0.03mmol;1.00eq.)から、実施例4について記載された手順に従い、白色固形物(10mg、80%)として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.71 (s, 1H), 8.47-8.40 (m, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.13 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.95 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.87-7.81 (m, 1H), 7.69 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.08-6.99 (m, 1H), 4.08 (s, 3H), 4.05 (s, 3H), 3.61-3.48 (d, 2H), 2.96 (q, J = 13.5, 12.4 Hz, 2H), 2.42 (brs, 2H), 2.08 (dd, J = 25.8, 14.3 Hz, 2H), 1.84 (t, J = 13.1 Hz, 2H), 1.64-1.42 (m, 2H), 1.20 (s, 1H);HPLC:(254nm)100%;RT(分)2.462。LC/MS:計算値:429.2(M+1)。
実施例11:5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−(オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン
表題化合物を、2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(オキセタン−3−イルメトキシ)−ピリミジン(55mg;0.20mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(67mg;0.24mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、白色固形物(13mg、16%)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.83 (s, 1H), 8.56 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.30 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.60 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 5.06-4.96 (m, 2H), 4.88 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.75 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.99 (s, 6H), 3.59 (qt, J = 5.5 Hz, 1H);UPLC(H2O TFA 0.1%−ACN TFA 0.1%;8分間のTFA勾配):(254nm)80%;RT(分)2.97;LC/MS:403.2(M+1)。
実施例12:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−4−イルメチル−アミン
工程1:4−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、4−{[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(541mg;1.33mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(453mg;1.60mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、ベージュ色固形物(53mgmg、7%)として得た。LC/MS:529.3(M+1)。
工程2:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−4−イルメチル-アミン
表題化合物を、4−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(52mg;0.10mmol;1.00eq)から、実施例4について記載された手順に従い、ベージュ色固形物(40mg、94%)として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.69 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.41 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.11 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.95 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.68 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 4.00 (d, J = 3.2 Hz, 3H), 3.52-3.44 (m, 2H), 3.12-3.00 (m, 2H), 2.35-2.21 (m, 1H), 2.14 (d, J = 14.4 Hz, 2H), 1.75-1.54 (m, 2H), 1.20 (t, J = 7.0 Hz, 2H);UPLC:(254nm)100%;RT(分)1.9;LC/MS:429.3(M+1)。
実施例13:{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミン
表題化合物を、[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イル]−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミン(206mg;0.67mmol;1.00eq.)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(228mg;0.80mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、ベージュ色固形物(93mg、32%)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.54-8.49 (m, 1H), 8.25 (m, 2H), 7.88 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.63-7.59 (m, 1H), 7.49 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 5.39 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 5.12 (brs, 2H), 4.03 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 3.58 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.42 (t, J = 11.8 Hz, 2H), 2.00 (m, 1H), 1.77-1.65 (m, 2H), 1.46 (m, 2H);UPLC(H2O TFA 0.1%−ACN TFA 0.1%;8分間のTFA勾配):(254nm)100%;RT(分)2.39;LC/MS:430.2(M+1)。
実施例14:(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン
表題化合物を、[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イル]−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン(870mg;2.35mmol;1.00eq)及び1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(780mg;2.82mmol;1.20eq.)から、実施例3について記載された手順に従い、白色固形物(600mg、52%)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.51 (brs, 1H), 8.26 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.21 (dd, J = 7.8, 1.5 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.60 (dd, J = 7.8, 1.6 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.49 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 5.09 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.04 (s, 3H), 4.00 (s, 3H), 3.88 (d, J = 11.9, 2H), 3.06-2.91 (m, 2H), 2.87 (s, 3H), 2.29 (m, 2H), 1.67 (m, 2H);UPLC(H2O TFA 0.1%−ACN TFA 0.1%;8分間のTFA勾配):(254nm)100%;RT(分)2.17;LC/MS:493.2(M+1)。
実施例15:イソプロピル−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ピリミジン−4−イル]−アミン
工程1:4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸N’−アセチル−ヒドラジド
塩化アセチル(0.04mL;0.53mmol;1.05eq.)を、0℃に維持したDCM(4.5mL)中の4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸ヒドラジド(180mg;0.50mmol;1.00eq.)及びTEA(0.2mL、1.51mmol;3.00eq.)の溶液へ滴加した。反応混合物を室温まで温め、30分間攪拌した。次に、飽和NaHCO3溶液によりクエンチし、DCMで抽出した。有機層を、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(DCM:MeOH)は、表題化合物を、黄色ゴム状物(160mg、74%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 10.44 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.50-8.49 (m, 2H), 8.22 (s, 1H), 8.19 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.49 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 4.50-4.42 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 1.93 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.52 Hz, 6H)。HPLC(254nm)90%;Rt2.88分;LC/MS:394.2(M+H)。
工程2:イソプロピル−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ピリミジン−4−イル]−アミン
THF(8.0mL)中の2,4−ビス−(4−メトキシ−フェニル)−[1,3,2,4]ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド(311mg;0.75mmol;2.00eq.)及び4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−カルボン酸N’−アセチル−ヒドラジド(160mg;0.37mmol;1.00eq.)の溶液を、2時間還流加熱した。次にこれを、酢酸エチルにより希釈し、10%NaHCO3溶液で洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製(DCM/MeOH)は、表題化合物を、黄色固形物(80mg、52%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.85 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.72 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.51 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 4.62-4.57 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.80 (s, 3H), 1.37 (d, J = 6.48 Hz, 6H)。HPLC:(254nm)94%;Rt3.58分。LC/MS:392.3(M+H)。
実施例16:((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−(5−{4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−メタノン
ビス(トリメチルアルミニウム)−1,4−ジアザビシクロ(2.2.2)オクタン付加物(78mg;0.30mmol;1.00eq.)を0℃で、引き続き(R)−ピロリジン−3−オール(32mg;0.36mmol;1.20eq.)を、THF(3.00mL)中の5−{4−イソプロピルアミノ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸エチルエステル(150mg;0.30mmol;1.00eq.)の溶液へ添加した。反応混合物を、密封チューブ内で、8時間還流加熱した。次にこれを、RTまで冷やし、酢酸エチルで希釈し、1.5N HCl溶液で洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(DCM/MeOH)は、表題化合物を、黄色固形物(80mg、51%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ:8.96 (s, 1H), 8.88 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 8.55 (t, J = 1.52 Hz, 1H), 8.23 (t, J = 7.04 Hz, 2H), 7.90 (d, J = 0.56 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 7.84 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 7.72 Hz, 1H), 5.10 (d, J = 3.48 Hz, 1H), 4.66-4.61 (m, 1H), 4.38 (d, J = 24.84 Hz, 1H), 4.21 (d, J = 8.92 Hz, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.72-3.51 (m, 2H), 2.05-1.86 (m, 2H), 1.40-1.22 (m, 6H)。HPLC:(254nm)95%;Rt3.53分。LC/MS:491.2(M+H)。
実施例17:[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル−アミン塩酸塩
工程1:3−{5−(N’−アセチル−ヒドラジノカルボニル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−{5−ヒドラジノカルボニル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(600mg;1.18mmol;1.00eq.)から、実施例15工程1について記載された手順に従い、黄色固形物(500mg、70%)として得た。HPLC(カラム:XBridge C8、3.5μm、4.6×50mm):(254nm)81%;Rt3.5分;LC/MS:535.2(M+H)。
工程2:3−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−{5−(N’−アセチル−ヒドラジノカルボニル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(500mg;0.83mmol;1.00eq.)から、実施例15工程2について記載された手順に従い、黄色固形物(350mg;71.2%)として得た。HPLC:(254nm)74%;Rt4.21分;LC/MS:533.3(M+H)。
工程3:[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル−アミン塩酸塩
ジオキサン(0.5mL)中の3−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg;0.14mmol;1.00eq.)及び塩化水素(ジオキサン中の4M溶液1mL)の溶液を、RTで4時間攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、沈殿を濾過し、ジエチルエーテル(20mL)により洗浄し、乾燥させ、表題化合物を、白色固形物(20mg、29%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 9.06 (d, J = 7.12 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.54 (t, J = 1.56 Hz, 1H), 8.26 (d, J = 7.92 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.74-7.72 (m, 1H), 7.51 (t, J = 7.72 Hz, 1H), 4.60-4.50 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.99-2.93 (m, 1H), 2.90-2.82 (m, 1H), 2.81-2.80 (m, 4H), 2.30-2.00 (m, 1H), 1.82-1.73 (m, 3H)。HPLC:(254nm)91%;Rt2.6分。LC/MS:433.3(M+H)。
実施例18:5−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−5−イル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル塩酸塩
ジオキサン(5mL)中の3−{5−(5−メトキシカルボニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg;0.17mmol;1.00eq.)及び塩化水素(ジオキサン中の4M溶液2mL)の溶液を、RTで4時間攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、分取HPLCにより精製し、表題化合物を、黄色固形物(45mg、51%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 9.08 (s, 1H), 8.91 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 8.7-8.8 (brs, 2H), 8.57 (s, 1H), 8.31 (d, J = 7.88 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.77 (d, J = 7.96 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.72 Hz, 1H), 4.71 (s, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.32-3.29 (m, 1H), 3.18-3.16 (m, 1H), 2.98-2.95 (m, 1H), 2.17-2.15 (m, 1H), 2.01-1.98 (m, 1H), 1.89-1.84 (m, 2H)。HPLC:(254nm)98%;Rt3.01分;LC/MS:477.2(M+H)。
実施例19:5−{4−[(アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル トリフルオロ酢酸塩
トリフルオロ酢酸(1.00mL)を、0℃に維持したDCM(5mL)中の5−{4−[(1−tert−ブトキシカルボニル−アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−カルボン酸メチルエステル(100mg;0.17mmol;1.00eq.)の溶液へ添加した。次に反応混合物を、RTまで温め、2時間攪拌した。その後これを減圧下で濃縮し、分取HPLCにより濃縮し、表題化合物を、黄色固形物(20mg;20%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.09 (t, J = 5.84 Hz, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.54 (s, 2H), 8.43 (s, 1H), 8.27 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.12 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 7.76 Hz, 1H), 4.03-3.94 (m, 9H), 3.90 (s, 3H), 3.36-3.29 (m, 1H)。HPLC:(254nm)93%;Rt2.76分。LC/MS:463.3(M+H)。
実施例20:((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−{5−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−5−イル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−メタノン塩酸塩
工程1:3−{5−[5−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
表題化合物を、3−{5−(5−エトキシカルボニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(150mg;0.24mmol;1.00eq.)及び(R)−ピロリジン−3−オール(32.22mg;0.36mmol;1.50eq.)から、実施例16工程1について記載された手順に従い、黄色固形物(100mg、63%)として得た。HPLC:(254nm)94%;Rt4.07分;LC/MS:632.2(M+H)。
工程2:((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−{5−[2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−5−イル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−メタノン塩酸塩
表題化合物を、3−{5−[5−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg;0.15mmol;1.00eq.)から、実施例18工程1について記載された手順に従い、黄色固形物(20mg、23%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.04 (s, 1H), 8.96 (d, J = 7.24 Hz, 1H), 8.75 (s, 2H), 8.56 (s, 1H), 8.31 (d, J = 7.84 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.12 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.80 Hz, 1H), 4.72 (s, 1H), 4.42-4.36 (m, 1H), 4.22-4.17 (m, 1H), 4.01-3.99 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.61-3.60 (m, 2H), 3.32-3.29 (m, 1H), 3.19-3.17 (m, 1H), 2.97 (s, 1H), 2.17-2.16 (m, 1H), 1.98-1.96 (m, 2H), 1.88-1.84 (m, 2H)。HPLC(XBridge C8(50×4.6)mm、3.5μm;A:H2O中10mM NH4HCO3、B:ACN;):(254nm)98%;Rt4.55分。LC/MS:532.1(M+H)。
実施例21:((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−(5−{4−イソプロピルアミノ−6−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリジン−3−イル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−メタノン
ジオキサン(4mL)及び水(0.4mL)中の1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(250mg;0.88mmol;1.00eq.)、[5−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−メタノン(324mg;0.88mmol;1.00eq.)、K2CO3(365mg;2.64mmol;3.00eq.)及びtrans−ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(6.49mg;0.01mmol;0.01eq.)の混合物を、脱気し、100℃で0.5時間加熱した。完了時に、反応物を濾過し、有機層を濃縮し、ヘキサン中の10〜100%酢酸エチルの勾配で、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を、ベージュ色固形物(115mg、27%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ8.81 (s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.28-8.21 (m, 2H), 7.99-7.92 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.48 (t, 1H), 7.36 (s, 1H), 3.94-3.87 (m, 3H), 5.75 (s, 1H), 5.07 (d, 1H), 4.39 (d, 1H), 4.24 (m, 2H), 4.09-3.97 (m, 2H), 3.73-3.50 (m, 2H), 1.34 (d, 6H)。HPLC:(254nm)96.6%;Rt(分)3.09。LC/MS:490.2。
実施例22:((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−{5−[4−イソプロピルアミノ−6’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[2,2’]ビピリジニル−5−イル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−メタノン
工程1:[5−(6’−クロロ−4−イソプロピルアミノ−[2,2’]ビピリジニル−5−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−メタノン
2−クロロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(332.71mg;1.39mmol;1.00eq.)、[5−(6−クロロ−4−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−メタノン(511.00mg;1.39mmol;1.00eq.)、水(0.4mL)中のK2CO3溶液(575.94mg;4.17mmol;3.00eq.)、及びジオキサン(4mL)中のtrans−ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(10.25mg;0.01mmol;0.01eq.)の混合物を、数分間脱気し、100℃で0.5時間加熱した。完了時に、反応物を濾過し、有機層を濃縮し、ヘキサン中の10〜100%酢酸エチルの勾配の、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物(175mg;15.8%)を、ベージュ色固形物として供した。
工程2:((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−{5−[4−イソプロピルアミノ−6’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[2,2’]ビピリジニル−5−イル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−メタノン
[5−(6’−クロロ−4−イソプロピルアミノ−[2,2’]ビピリジニル−5−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−メタノン(85mg;0.11mmol;1.00eq.)を、DMF(4.00mL;51.44mmol;481.41eq.)中に溶解した。次に1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(33.35mg;0.16mmol;1.50eq.)を、、引き続き水(0.40mL;22.20mmol;207.74eq.)中のNaHCO3(10.77mg;0.13mmol;1.20eq.)の溶液をいっきに添加した。反応物を、窒素ガスにより脱気し、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.38mg;0.00mmol;0.01eq.)を添加した。反応混合物を、80℃で一晩攪拌した。反応混合物を、RTまで冷やし、水200mLで希釈し、酢酸エチル(3×80mL)により抽出した。一緒にした有機相を、水(2×75mL)及びブライン(1×75mL)で洗浄し;Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、金色油状物へと濃縮し、これを分取HPLCにより精製し、表題化合物を綿毛状の黄色固形物(32.1mg、61.2%)として生じた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.73 (s, 1H), 8.84 (s, 2H), 8.42 (s, 3H), 8.26-8.19 (m, 3H), 8.16 (d, 4H), 8.00 (s, 3H), 7.98-7.90 (m, 3H), 7.75 (d, 3H), 5.09 (s, 3H), 4.43 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 4.22 (d, 6H), 4.06 (t, 5H), 3.99-3.92 (m, 9H), 3.75-3.51 (m, 6H), 1.99 (dd, 5H), 1.47-1.36 (m, 17H)。HPLC:(254nm)100%;Rt(分)2.25。LC/MS:491.4。
実施例23:2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−[1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−4−トリフルオロメチル−ピリジン
工程1:5−クロロ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−トリフルオロメチル−ピリジン
ジオキサン(10.00mL)及び水(1mL)中の2−ブロモ−5−クロロ−4−トリフルオロメチル−ピリジン(0.23mL;1.92mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(573mg;2.02mmol;1.05eq.)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(11mg;0.01mmol;0.01eq.)及び炭酸カリウム(0.32g;2.30mmol;1.20eq.)の混合物を、密封チューブ内で、90℃で一晩攪拌した。これを次に、減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:ヘキサン、10%から50%までの勾配)、表題化合物を黄色固形物(285mg、42%)として生じた;LC/MS:338.1(M+1)。
工程2:2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−[1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−4−トリフルオロメチル−ピリジン
ジオキサン(1mL)及び水(0.1mL)中の5−クロロ−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−トリフルオロメチル−ピリジン(40mg;0.12mmol;1.00eq.)、1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(35mg;0.12mmol;1.05eq.)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.68mg;0.0006mmol;0.01eq.)及び炭酸カリウム(0.02g;0.14mmol;1.20eq.)の混合物を、密封バイアル内で、150℃で一晩攪拌した。次にこれを減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより(ヘキサン:EtOAc、80:20から100:0までの勾配、次にEtOAc:MeOH、100%から80%)、次に分取HPLCにより精製し、表題化合物を、白色固形物(35mg、62%)として生じた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.94 (s, 1H), 8.32 (d, J = 15.7 Hz, 3H), 8.20 (s, 1H), 8.06-7.99 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.70 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 4.53 (td, J = 10.2, 5.1 Hz, 1H), 4.00 (dt, J = 13.6, 2.7 Hz, 2H), 3.91 (d, J = 1.4 Hz, 3H), 3.50 (td, J = 11.2, 3.8 Hz, 2H), 2.04 (dtd, J = 12.0, 6.7, 5.2, 2.2 Hz, 4H);HPLC:99.8%(254nm);Rt(分)4.45;LC/MS:454.2(M+1)。
実施例24:4−メチル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−[1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリジン
工程1:2−クロロ−4−メチル−5−[1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリジン
ジオキサン(5.00mL)及び水(0.50mL)中の5−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ピリジン(200mg;0.97mmol;1.00eq.)、1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(283mg;1.02mmol;1.05eq.)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン錯体(1:1)(158mg;0.19mmol;0.20eq.)、炭酸セシウム(947mg;2.91mmol;3.00eq.)の混合物を、密封バイアル内で、90℃で一晩攪拌した。次にこれを、減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ヘキサン:EtOAc、80%から20%までの勾配)、表題化合物を、黄色固形物(170mg、63%)として供した。LC/MS:278.1(M+1)。
工程2:4−メチル−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−5−[1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリジン
ジオキサン(2mL)及び水(0.20mL)中の2−クロロ−4−メチル−5−[1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリジン(50mg;0.18mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(54mg;0.19mmol;1.05eq.)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン錯体(1:1)(0.74mg;0.0006mmol;0.01eq.)、炭酸セシウム(90mg;0.27mmol;1.50eq.)の混合物を、密封バイアル内で、120℃で一晩攪拌した。次にこれを減圧下で濃縮し、KPNH上のフラッシュクロマトグラフィーにより(ヘキサン:EtOAc、70%から20%の勾配)、引き続き分取HPLCにより精製し、表題化合物を、白色固形物(15mg、21%)として生じた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.69 (s, 1H), 8.30-8.21 (m, 4H), 7.99-7.86 (m, 5H), 7.61 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.47 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 4.49 (p, J = 8.4, 7.6 Hz, 1H), 4.04-3.97 (m, 3H), 3.90 (d, J = 1.3 Hz, 3H), 3.55-3.46 (m, 3H), 2.04 (td, J = 10.6, 9.2, 3.7 Hz, 5H);HPLC:91%(254nm);LC/MS:400.2(M+1)。
実施例25及び26:2−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−アセトアミドホルメート及び{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−酢酸ホルメート
ジオキサン(2mL)及び水(0.20mL)中の2−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−アセトアミド(50mg;0.19mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(80mg;0.28mmol;1.50eq.)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・CH2Cl2(15mg;0.02mmol;0.10eq.)及び炭酸セシウム(91.6mg;0.28mmol;1.50eq.)の混合物を、120℃で一晩攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、KPNH上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(EtOAc:MeOH、0%から100%までの勾配)、表題化合物を、混合物として生じた。これら2種の化合物を、分取HPLCにより分離した:
第一の溶出画分(実施例25、2−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−アセトアミドホルメート):白色固形物(9mg、11%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.55 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.42 (s, 0H), 8.28 (s, 1H), 8.23-8.15 (m, 2H), 8.11 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.66 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.45 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.93 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 4.03-3.88 (m, 8H);HPLC:98.8%(254nm);LC/MS:389.2(M+H)。
第二の溶出画分(実施例26、5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−酢酸ホルメート):白色固形物(12mg、14.7%):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.51 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.20-8.14 (m, 2H), 8.07 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.66 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.45 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.08 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 6.52 (s, 0H), 4.08 (s, 2H), 3.92 (d, J = 15.5 Hz, 4H);HPLC:98.6%(254nm);LC/MS:390.2(M+1)。
実施例27:シクロブチル−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン
ジオキサン(2.00mL)及び水(0.20mL)中の[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イル]−シクロブチル−アミン(60mg;0.23mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(97mg;0.34mmol;1.50eq.)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・CH2Cl2(18mg;0.02mmol;0.10eq.)及び炭酸セシウム(111mg;0.34mmol;1.50eq.)の混合物を、密封バイアル内で、120℃で一晩攪拌した。次に反応混合物を、減圧下で濃縮し、KPNH上のフラッシュクロマトグラフィーにより(EtOAc:ヘキサン、40%から70%までの勾配)、引き続き分取HPLCによる第二の精製により、精製し、表題化合物を白色固形物(17mg、17%)として生じた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.21 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.53 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 8.27-8.12 (m, 2H), 7.98-7.87 (m, 2H), 7.74 (dt, J = 7.7, 1.4 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.81 (h, J = 8.0 Hz, 1H), 3.96 (d, J = 34.9 Hz, 6H), 2.18-2.05 (m, 2H), 1.96-1.81 (m, 2H);HPLC:98.0%(254nm);LC/MS:386.2(M+H)。
実施例28:2−アミノメチル−2−(2−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−エチル)−プロパン−1,3−ジオール
工程1:6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
ジオキサン(3.00mL)及び水(0.30mL)中の6−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(190mg;0.47mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(160mg;0.56mmol;1.20eq.)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・CH2Cl2(38mg;0.05mmol;0.10eq.)、炭酸セシウム(229mg;0.70mmol;1.50eq.)の混合物を、密封チューブ内で、120℃で一晩攪拌した。次に混合物を、減圧下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(MeOH:EtOAc、0:100から20:80までの勾配)、表題化合物を黄色固形物(156mg、63%)として生じた。LC/MS:527.3(M+H)。
工程2:2−アミノメチル−2−(2−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−エチル)−プロパン−1,3−ジオール
塩化水素(Et2O中の2M溶液0.71mL;1.42mmol;5.00eq.)を、メタノール(3.00mL)中の6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(150mg;0.28mmol;1.00eq.)の溶液へ添加した。次に反応混合物を、rtで一晩攪拌した。
反応混合物のLCMS分析は、反応は完了したが、主生成物は、開環副産物として現れたことを同定した。反応混合物を、減圧下で濃縮し、分取HPLCにより精製し、表題化合物を、白色固形物(13mg、10%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.53 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.25-8.15 (m, 3H), 8.06 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.66 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 4.73 (m, 1H), 3.99-3.86 (m, 7H), 2.67 (s, 2H), 2.35-2.27 (m, 2H), 2.05-1.96 (m, 2H);HPLC:97.0%(254nm);LC/MS:463.3(M+H)。
下記化合物は、類似の経路及びプロトコールに従い調製した:
実施例86:1−メチル−8−(4−{2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−[(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−ピリミジン−5−イル}−ピラゾール−1−イル)−1−アザ−スピロ[4.5]デカン−2−オン塩酸塩
工程1:4−({2−クロロ−5−[1−(1−メチル−2−オキソ−1−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
ジオキサン(7.50mL)中の8−(4−ブロモ−ピラゾール−1−イル)−1−メチル−1−アザ−スピロ[4.5]デカン−2−オン(410mg;1.31mmol;1.00eq.)、4,4,5,5,4’,4’,5’,5’−オクタメチル−[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](366mg;1.44mmol;1.10eq.)、酢酸カリウム(193mg;1.97mmol;1.50eq.)及びPdCl2(PPh3)2(9mg;0.01mmol;0.01eq.)の混合物を、100℃で、N2大気下で22時間攪拌した。この反応混合物を、室温に冷却し、最初に添加した試薬(臭化物試料(bromide sm)以外)の0.5×量で処理し、100℃で29時間攪拌した。これを室温に冷却し、ジオキサン(2mL)中の4−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(586mg;1.44mmol;1.10eq.)、及び水(2.50mL)中のK2CO3(544mg;3.94mmol;3.00eq.)を添加した。この溶液を通して窒素を5分間泡立てた。PdCl2(PPh3)2(9mg;0.01mmol;0.01eq.)を添加し、この混合物を、90℃で一晩攪拌した。これを室温まで冷却し、EtOAc(10mL)及び水(2mL)で希釈した。水層を除去し、有機層を、濾過し濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc:ヘキサン、20%から70%までの勾配、その後MeOH:DCM、10:90)は、表題化合物を、金色泡状物(390mg、32%)として供した。LC/MS:559(M+H)。
工程2:メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
ジオキサン(6.0mL)中の4−({2−クロロ−5−[1−(1−メチル−2−オキソ−1−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(390mg;0.42mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(179mg;0.63mmol;1.50eq.)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・CH2Cl2(34mg;0.04mmol;0.10eq.)及び炭酸セシウム(629μl;1.26mmol;3.00eq.)の混合物を、100℃で、窒素大気下で一晩攪拌した。次に反応混合物を室温に冷却し、EtOAc(10mL)及び水(3mL)により希釈した。有機層を分離し、セライトを通して濾過し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーによる精製(EtOAc、100%、その後MeOH:DCM、0%から10%までの勾配)は、表題化合物を、金色油状物(229mg、80%)として供した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.50 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.18 (d, 2H), 8.12 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.47 (t, 1H), 6.76 (t, 1H), 4.27 (m, 1H), 4.02-3.91 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.47 (t, 2H), 2.71 (m, 1H), 2.68 (s, 3H), 2.28 (t, 2H), 2.14 (d, 2H), 2.10-1.86 (m, 6H), 1.73 (d, 2H), 1.55 (d, 2H), 1.39 (s, 9H), 1.13 (qd, 2H)。LC/MS:680 (M+1)。
工程3:1−メチル−8−(4−{2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−[(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−ピリミジン−5−イル}−ピラゾール−1−イル)−1−アザ−スピロ[4.5]デカン−2−オン塩酸塩
塩化水素(Et2O中の2M溶液0.71mL;1.42mmol;5.00eq.)を、MeOH(3mL)中の4−({5−[1−(1−メチル−2−オキソ−1−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(225mg;0.33mmol;1.00eq.)の溶液へ添加した。反応混合物を、室温で2時間攪拌した。その後これを、Et2O中で希釈し、濾過した。固形物を、高真空下で乾燥させ、表題化合物を白色固形物(180mg、79%)として生じた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.93 (brs, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.64 (m, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.91 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 4.32 (m, 1H), 3.64 (t, 2H), 3.28 (d, 2H), 2.93-2.77 (m, 2H), 2.68 (s, 3H), 2.28 (t, 2H), 2.20-1.91 (m, 9H), 1.91-1.80 (d, 2H), 1.57 (m, 4H)。LC/MS:580(M+1)。
実施例87:1−メチル−8−(4−{4−[(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−5−イル}−ピラゾール−1−イル)−1−アザ−スピロ[4.5]デカン−2−オン
ヨードメタン(銀で安定化した、5μl;79.81μmol;1.10eq.)を、N,N−ジメチルホルムアミド(3.0mL)中の1−メチル−8−(4−{2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−4−[(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−ピリミジン−5−イル}−ピラゾール−1−イル)−1−アザ−スピロ[4.5]デカン−2−オン塩酸塩(3)(50mg;0.07mmol;1.00eq.)及びTEA(40μl;0.29mmol;4.00eq.)の溶液に滴加した。この透明な溶液を、RTで一晩攪拌し、減圧下で濃縮し、分取HPLCで精製し(C−18(10um)、30×150mm、0.1%NH4OH変更した移動相(A=水、B=ACN)、方法:25分間かけて25%から75%のACN、60mL/分)は、表題化合物を、白色固形物(8mg、17%)として供した。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.49 (t, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.16 (d, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.66-7.61 (m, 1H), 7.46 (t, 1H), 6.73 (t, 1H), 4.31-4.19 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.44 (t, 2H), 2.75 (d, 2H), 2.66 (s, 3H), 2.26 (t, 2H), 2.11 (s, 5H), 2.05-1.88 (m, 6H), 1.85-1.72 (m, 3H), 1.68 (d, 2H), 1.52 (d, 2H), 1.27 (m, 2H);LC/MS:594(M+1)。
下記化合物は、類似の経路及びプロトコールに従い調製した:
実施例133及び134:(1R,2S,3R)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサン−1,2−ジオール及び(1S,2R,6R)−2−アミノ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルオキシ}−シクロヘキサノール(ラセミ体−相対立体配置)
ジオキサン(4mL)及び水(0.4mL)中の(1S、2R、3S)及び(1R、2S、3R)−3−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−4−イルアミノ]−シクロヘキサン−1,2−ジオールのラセミ混合物(390mg;1.20mmol;1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール(411mg;1.45mmol;1.20eq.)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・CH2Cl2(98mg;0.12mmol;0.10eq.)及び炭酸セシウム(589mg;1.81mmol;1.50eq.)の懸濁液を、密封チューブ内で、120℃で一晩攪拌した。次に反応混合物を、RTまで冷却し、セライトパッドを通して濾過し、濃縮し、分取−HPLC(H2O中0.1%NH4OH中の23〜25%CH3CN)により精製し、(1S、2R、3R)及び(1R、2S、3R)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサン−1,2−ジオールのラセミ混合物(175.00mg;0.39mmol)の表題化合物を、白色固形物(175mg、36%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.53 (s, 1H), 8.23-8.15 (m, 3H), 8.07 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.66 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 6.06 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 4.52-4.48 (m, 1H), 4.40 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.63-3.56 (m, 1H), 2.21-2.11 (m, 1H), 1.77 (m, 2H), 1.48-1.26 (m, 3H)。LC/MS446.2(M+H)。
ラセミ混合物(1S、2R、3R)及び(1S、2R、6R)−2−アミノ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルオキシ}−シクロヘキサノール(O−アルキル化副産物)を含有する第二画分を、白色固形物(24mg)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) 8.49 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.20-8.14 (m, 2H), 8.07 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.65 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.50-7.44 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.07-4.84 (m, 2H), 4.40 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.74 (m, 2H), 1.64 (m, 4H), 1.52 (s, 1H), 1.31 (s, 1H)。LC/MS:446.3(M+H)。
下記化合物は、類似の経路及びプロトコールに従い調製した:
実施例195及び196:cis及びtrans N−(3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロブチルメチル)−メタンスルホンアミド
メタンスルホニルクロリド(0.07ml;0.93mmol;1.20eq.)を、DMF(3mL)中の(3−アミノメチル−シクロブチル)−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン塩酸塩(350mg;0.78mmol;1.00eq.)及びTEA(0.22mL;1.55mmol;2.00eq.)の溶液へ添加した。この反応混合物を、室温で一晩攪拌した。次にこれを減圧下で濃縮し、分取HPLC(H2O中0.1%NH4OH中の25〜28%CH3CN)により精製し、表題化合物をcis及びtrans異性体として生じた:最初に溶出する異性体:黄色固形物(17mg)、1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.50 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.25-8.16 (m, 3H), 8.07 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.67 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.17-7.06 (m, 1H), 6.66 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 4.77 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.91 (s, 3H), 3.17 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 2.95 (s, 3H), 2.29 (m, 5H)。LC/MS:493.3(M+H)。二番目に溶出する異性体:白色固形物(17mg)、1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.49 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.25-8.16 (m, 3H), 8.05 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.66 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 6.98 (brs, 1H), 6.63 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 4.61 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.02 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 2.89 (s, 3H), 2.31-2.14 (m, 1H), 1.90-1.79 (m, 2H)。LC/MS:493.3(M+H)。
下記化合物は、類似の経路及びプロトコールに従い調製した:
実施例206及び207:N−[(cis)−2−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−シクロペンチル]−アセトアミド及びN−[(trans)−2−({5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−メチル)−シクロペンチル]−アセトアミド
アセチルクロリド(0.01ml;0.13mmol;1.20eq.)を、DMF(2mL)中の2−アミノ−シクロペンチルメチル)−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン塩酸塩(50mg;0.11mmol;1.00eq.)及びTEA(0.03ml;0.22mmol;2.00eq.)の溶液へ添加した。この反応混合物を、RTで一晩攪拌した。次にこれを、減圧下で濃縮し、分取HPLC(H2O中0.1%NH4OH中の25〜28%CH3CN)により精製し、表題化合物を、cis及びtrans異性体として生じた:最初に溶出する異性体:黄色固形物(15mg)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.50 (s, 1H), 8.20 (m, 3H), 8.08 (s, 1H), 7.90 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.46 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 6.73 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 3.86 (m, 1H), 3.69 (m, 1H), 3.43 (m, 1H), 2.11 (mz, 1H), 1.89 (m, 4H), 1.85 (s, 3H), 1.62 (m 2H), 1.44 (m, 2H)。LC/MS:471.2(M+H)。二番目に溶出する異性体:黄色固形物(11mg)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.51 (s, 1H), 8.20 (m, 3H), 8.11 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.81 (m, 2H), 7.66 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.46 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 6.75 (m, 1H), 4.22 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.86 (m, 1H), 3.11 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 1.87 (s, 3H), 1.81-1.71 (m, 3H), 1.60-1.49 (m, 2H), 1.41 (m, 1H)。LC/MS:471.2(M+H)。
実施例208:(1S,2R,3S)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサン−1,2−ジオール
工程1:((3aR,4S,7aS)−2,2−ジメチル−ヘキサヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル)−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン
表題化合物を、2−[(3aR,4S,7aS)−2,2−ジメチルヘキサヒドロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(WO 2010017051に記載されたように調製)から、実施例28について記載された手順に従い得た。LC/MS:486.3(M+H)。
工程2:(1S,2R,3S)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサン−1,2−ジオール
塩化水素(1.24ml;2.47mmol;5.00eq.)(Et2O中の2.0M溶液)を、メタノール(3.0mL)中の((3aR,4S,7aS)−2,2−ジメチル−ヘキサヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル)−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン(240mg;0.49mmol;1.00eq.)の溶液へ添加した。反応混合物を、rtで一晩攪拌した。次にこれを減圧下で濃縮し、分取−HPLC(H2O中0.1%NH4OH中20〜24%CH3CN)を使用し精製し、表題化合物を、白色固形物(180mg;82%)として生じた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.53 (s, 1H), 8.24-8.14 (m, 3H), 8.07 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.66 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.06 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 4.73-4.35 (m, 3H), 3.92 (m, 7H), 3.59 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 2.20-2.11 (m, 1H), 1.77 (m, 2H), 1.37 (m, 3H)。LC/MS:446.2(M+H)。
下記化合物は、類似の経路及びプロトコールに従い調製した:
実施例211及び212:cis及びtrans N−(3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロブチルメチル)−アセトアミド
表題化合物を、(3−アミノメチル−シクロブチル)−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−アミン塩酸塩(2種の異性体の混合物)から、実施例208及び209について記載された手順に従い得た。最初に溶出する異性体:白色固形物(47mg)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.50 (s, 1H), 8.24-8.15 (m, 3H), 8.06 (s, 1H), 7.90 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.67 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.47 (td, J = 7.8, 2.0 Hz, 1H), 6.64 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 4.79 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.28 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.33-2.14 (m, 5H), 1.85 (s, 3H)。LC/MS:457.3(M+H)。二番目に溶出する異性体:白色固形物(25mg)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 8.50 (s, 1H), 8.18-8.22 (m, 3H), 8.05 (2, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.66 (d, J = 4 Hz, 1H, 7.48 (t, J = 8 Hz, 1H), 6.60 (d, J= 8 Hz, 1H), 4.55 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.13 (m, 2H), 2.45 (m, 2H), 2.17 (m, 1H), 1.85 (m, 1H), 1.77 (s, 3H)。LC/MS:457.3(M+H)。
下記化合物は、類似の経路及びプロトコールに従い調製した:
実施例281:(1R,2S,6S)−2−メチルアミノ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサノール(ラセミ体−相対立体配置)
工程1:tert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−{[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ}シクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(ラセミ体、相対立体配置)
ジオキサン(10mL)及び水(1mL)中のtert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−3−[[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(中間体40、ラセミ体、相対立体配置、420mg、0.87mmol、1.00eq.、90%)、1−メチル−4−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール(440mg、1.30mmol、1.50eq.、84%)、Pd(PPh3)2Cl2(62mg、0.09mmol、0.10eq.、98%)及び炭酸カリウム(245mg、1.74mmol、2.01eq.、98%)の混合物を、窒素で脱気し、MWにおいて、150℃で30分間加熱した。生じた混合物を、真空下で濃縮し、シリカ上のフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM、1:5)により精製し、表題化合物を、黄色固形物(390mg、73%)として供した。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、3.0×50mm、2.2um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:1.0mL/分;勾配:3.6分間で5%Bから100%Bまで、1.0分間保持;254nm):(純度)90%;[M+H]+計算値559.3;実測値559.3。
工程2:(1R,2S,6S)−2−{[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ}−6−(メチルアミノ)シクロヘキサン−1−オール(o)(ラセミ体、相対立体配置)
MeOH(2mL)中のtert−ブチル N−[(1S,2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキシル]−N−メチルカルバメート(50mg、0.08mmol、1.00eq.、90%)及び濃HCl(0.5mL、6.01mmol、74eq.、36.5%)の溶液を、25℃で2時間攪拌した。この溶液のpH値を、炭酸水素ナトリウムで、7に調節し、生じた混合物を真空下で濃縮した。残渣を、DCM 10mLに溶解し、固形物を濾過し、生じた混合物を真空下で濃縮した。粗物質(25mg)のHPLCによる精製は、表題化合物を、黄色固形物(5mg、15%)として供した。m.p.:88〜92℃。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間に5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)98%;[M+H]+計算値459.3;実測値459.3。1H NMR (300MHz,DMSO-d6,ppm) δ 8.52 (t, J=1.7Hz,1H), 8.24-8.12 (m, 3H), 8.06 (s,1H), 7.89 (s,1H), 7.75 (s,1H), 7.71-7.60 (m,1H), 7.47 (t,J=7.7Hz,1H), 5.84 (d,J=7.7Hz,1H), 5.07 (d,J=4.4Hz,1H), 4.55 (s,1H), 3.93 (s, 3H), 3.89 (s, 3H), 3.75 (q,J=3.9Hz,1H), 2.60 (d,J=3.8Hz,1H), 2.33 (s,3H), 1.69 (m,5H), 1.41 (m,2H)。
実施例283及び284:(R)−5,5−ジフルオロ−1−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルアミン及び(S)−5,5−ジフルオロ−1−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イル}−ピペリジン−3−イルアミン
工程1:tert−ブチル N−{5,5−ジフルオロ−1−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
表題化合物を、tert−ブチル N−[1−[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]−5,5−ジフルオロピペリジン−3−イル]カルバメート(中間体42、220mg、0.46mmol、1.00eq.)から、実施例281工程1について記載された手順に従い、白色固形物(135mg、44%)として得た。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)83.7%;[M+H]+計算値551.4;実測値551.4。
工程2:(3R)及び(3S)−5,5−ジフルオロ−1−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−アミン
トリフルオロ酢酸(1mL、13.46mmol、70.85eq.)を、0℃で維持したジクロロメタン(4mL)中のtert−ブチル N−[5,5−ジフルオロ−1−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル]カルバメート(125mg、0.19mmol、1.00eq.)の溶液へ滴加した。生じた溶液を、25℃で2時間攪拌した。これを次に、真空下で濃縮し、分取−HPLC(XBridge C18)により精製し、表題化合物をラセミ混合物(30mg)として供した。次に2種のエナンチオマーを、キラル分取−HPLC(Lux 5uセルロース−4、AXIA Packed、100.0%MeOH、0.1%DEA)により分離した。
最初に溶出するエナンチオマー:白色固形物(14.4mg、16%)。M.p.:70〜73℃。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)97.5%;[M+H]+計算値451.3;実測値451.3。1H NMR (400MHz, DMSO, ppm): 8.49 (m,2H), 8.21-8.18 (m,2H), 8.03 (s,1H),7.90 (s,1H),7.73 (s,1H), 7.68-7.66 (m,1H),7.49-7.45 (m,1H), 4.10-4.08 (m,1H), 3.94-3.85 (m,7H), 3.35 (s,1H), 3.30-3.17 (m,1H), 2.69-2.63 (m,1H), 2.49-2.47 (m,1H), 2.31 (m,1H), 1.83-1.72 (m,1H)。
二番目に溶出するエナンチオマー:白色固形物(15mg、17%)。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)97.8%;[M+H]+ 計算値451.3;実測値451.3。
実施例285及び286:(1S,2S,6S)−2−フルオロ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサノール及び(1R,2R,6R)−2−フルオロ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサノール
表題化合物のラセミ混合物を、(1S,2S,6S)−2−[[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−6−フルオロシクロヘキサン−1−オール(中間体45、相対立体化学、ラセミ体、360mg、0.99mmol、1.00eq.)から、実施例287について記載された手順に従い得た。精製は、分取−HPLC[SHIMADZU:カラム:XBridge BEH130 Prep C18 OBDカラム、19×150mm、5μm、13nm;移動相:水(10mmol/L NH4HCO3)及びエタノール(12分間で55%から67%);検出器:UV 254nm]により実行し、表題化合物は、白色固形物(200mg、43%)として得た。m.p:176〜180℃。HPLC(UV 254nm):純度94.57%。MS:m/z=448.2[M+H]+;1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.51 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.17-8.14 (m, 2H), 8.07 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.67-7.65 (m, 1H), 7.50-7.44 (m, 1H), 5.91 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 4.87-4.65 (m, 1H), 4.52-4.42 (m, 1H), 4.07-4.02 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 1.85-1.55 (m, 6H)。
このラセミ混合物は、キラル−分取−HPLC[カラム:Repaired Chiral ADH、21.2×250mm、5μm;移動相:ヘキサン及びエタノール(25分間30%エタノールで保持);検出器:UV 254/220nm]により分割した。
最初に溶出するエナンチオマー:(1S,2S,6S)−2−フルオロ−6−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキサン−1−オール(推定される立体化学):白色固形物(40mg)。m.p:144〜148℃。HPLC(UV 254nm):純度98.26%。キラル純度:e.e.%>99.99%。
二番目に溶出するエナンチオマー:(1R,2R,6R)−2−フルオロ−6−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキサン−1−オール(推定される立体化学):白色固形物、40mg(9%)。M.p:200〜202℃。HPLC(UV 254nm):純度99.25%。キラル純度:e.e.%>99.99%。
実施例287:(1S,6R)−2,2−ジフルオロ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサノール
ジオキサン(2mL)及び水(0.5mL)中の(1S,6R)−6−[[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2,2−ジフルオロシクロヘキサン−1−オール(中間体46、50mg、0.12mmol、1.00eq.)、1−メチル−4−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール(53mg、0.18mmol、1.45eq.)、Pd(PCy3)2Cl2(11mg、0.01mmol、0.12eq.)及びK3PO4(62mg、0.28mmol、2.27eq)の混合物を、密封チューブ内、窒素大気下で、100℃で3時間加熱した。次に得られた混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、DCMで希釈した。水相を分離し、DCMにより2回抽出した。一緒にした有機相を、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し濃縮した。分取−HPLC(XBridge BEH130 Prep C18 OBDカラム)による精製は、表題化合物を、白色固形物(35mg、61%)として供した。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)99.9%;[M+H]+計算値466.3;実測値466.3。1H NMR (300MHz,DMSO-d6,ppm) 8.48 (s,1H), 8.23 (s,1H), 8.17 (s,1H), 8.13 (d, J= 8。1Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.65 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.48 (t,J=7.7Hz,1H), 6.36 (d,J=7.6Hz,1H), 5.62 (d,J=6.4Hz,1H), 4.31(m,1H), 3.92 (s, 3H), 3.89 (s, 3H), 2.13 (m,2H), 1.75 (m,2H), 1.53 (m,2H)。
実施例288及び289:(1R,2S,3S)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘプタン−1,2−ジオール及び(1S,2R,3R)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘプタン−1,2−ジオール
工程1:N−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(ラセミ体−相対立体化学)
表題化合物を、N−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(中間体51、180mg、0.43mmol、1.00eq.)から、実施例287について記載された手順に従い、黄色油状物(220mg、92%)として得た。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)90.0%;[M+H]+計算値500.3;実測値500.0。
工程2:(1R,2S,3S)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘプタン−1,2−ジオール及び(1S,2R,3R)−3−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘプタン−1,2−ジオール
MeOH(1mL)中の濃HCl(0.75mL、24.68mmol、62eq.)の溶液を、0℃で維持したMeOH(2mL)中のN−[(3aS,4S,8aR)−2,2−ジメチル−オクタヒドロシクロヘプタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−アミン(220mg、0.40mmol、1.00eq.)の溶液へ滴加した。生じた溶液を、RTで16時間攪拌した。この溶液のpH値を、アンモニアの添加により、8に調節した。反応混合物を、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(H2O:MeOH、1:1)により精製し、表題化合物をラセミ混合物(130mg)として供した。2種のエナンチオマーは、キラル−分取−HPLC(Chiralpack IC、MeOH)により分離した。
最初に溶出する異性体:50mg(31%)。m.p.:176〜178℃。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)99.1%;[M+H]+計算値460.2;実測値460.0。1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) 8.50 (s, 1H), 8.20 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.86 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.56 (d, J = 10.6 Hz, 2H), 7.45 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 6.00 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.62-4.42 (m, 1H), 4.12 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.10-4.01 (m, 1H), 3.97 (d, J = 8.0 Hz, 5H), 2.21-2.01 (m, 1H), 1.93 (q, J = 9.8, 9.1 Hz, 1H), 1.86-1.76 (m, 3H), 1.69 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.63-1.45 (m, 2H)。
二番目に溶出する異性体:59mg(31%)。m.p.:176〜178℃。LC/MS(カラム:Shim−pack XR−ODS、2.0×50mm、1.6um;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流量:0.7mL/分;勾配:2.1分間で5%Bから100%B、0.5分間保持;220nm):(純度)98.6%;[M+H]+計算値460.2;実測値460.0。
実施例290:(1S,2R,6S)−2−フルオロ−6−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘキサノール(ラセミ体−相対立体配置)
工程1:(1S,2S,3S)−2−(メトキシメトキシ)−3−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキシルアセテート(ラセミ体−相対立体化学)
表題化合物を、(1S,2S,3S)−3−[[2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシルアセテート(中間体54、ラセミ体、330mg、0.72mmol、1.00eq.)から、実施例287について記載された手順に従い、黄色固形物(480mg、100%)として得た。MS:m/z=532.5[M+H]+。
工程2:(1S,2S,3S)−2−(メトキシメトキシ)−3−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキサン−1−オール(ラセミ体−相対立体化学)
THF(10mL)及び水(2mL)中の(1S,2S,3S)−2−(メトキシメトキシ)−3−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキシルアセテート(ラセミ体、480mg、0.81mmol、1.00eq.)及び水酸化ナトリウム(100mg、2.45mmol、3.02eq.)の溶液を、25℃で2時間攪拌した。次にこれを、減圧下で濃縮し、水(20mL)で希釈した。得られた混合物を、DCM(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(MeOH/DCM、1:100から1:25)は、表題化合物を、茶色固形物(340mg、77%)として供した。MS:m/z=490.4[M+H]+。
工程3:N−[(1S,2S,3R)−3−フルオロ−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシル]−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−アミン(ラセミ体−相対立体化学)
ジクロロメタン(1mL)中の(1S,2S,3S)−2−(メトキシメトキシ)−3−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキサン−1−オール(ラセミ体、340mg、0.56mmol、1.00eq.、純度80%)の溶液を、窒素大気下で0℃に維持されたDCM(10mL)中のXtalFluor−E(195mg、0.83mmol、1.50eq.、純度98%)の溶液へ滴加した。次にTEA・3HF(147mg、0.89mmol、1.61eq.、純度98%)を、得られた混合物へ、0℃で滴加した。反応混合物をRTまで温め、更に1時間攪拌した。次にこれを、H2O 20mLの添加によりクエンチし、DCM(3×10mL)により抽出した。一緒にした有機層を、ブライン(1mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(MeOH/DCM、1:100から1:20)は、表題化合物を黄色固形物(144mg、47%)として供した。MS:m/z=492.4[M+H]+。
工程4:(1S,2R,6S)−2−フルオロ−6−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキサン−1−オール(ラセミ体−相対立体化学)
ジオキサン(2mL)中の飽和HCl(g)溶液を、ジオキサン(2mL)中のN−[(1S,2S,3R)−3−フルオロ−2−(メトキシメトキシ)シクロヘキシル]−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−アミン(ラセミ体、139mg、0.28mmol、1.00eq.)の溶液へ添加した。反応混合物を、25℃で2時間攪拌した。この溶液のpH値を、飽和炭酸水素ナトリウム(水性)により、7に調節し、生じた混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、DCM 10mLで希釈した。固形物を濾過した。濾液を真空下で濃縮し、粗生成物(100mg)を、分取−HPLCにより精製し[SHIMADZU:カラム:XBridge BEH130 Prep C18 OBDカラム、19×150mm、5μm、13nm;移動相:水(10mmol/L NH4HCO3)及びACN(10分間で35%から41%);検出器:UV 254nm]、表題化合物を白色固形物(73mg、56%)として供した。m.p.:116〜120℃。HPLC(UV 254nm):純度97.85%。MS:m/z=448.3[M+H]+。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm):δ 8.51 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.17-8.14 (m, 2H), 8.07 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.69-7.63 (m, 1H), 7.50-7.43 (m, 1H), 5.90 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 5.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 4.87-4.67 (m, 1H), 4.52-4.42 (m, 1H), 4.06-4.02 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 1.82-1.56 (m, 6H)。
実施例291:(1R,2S,7S)−2−メチルアミノ−7−{5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−ピリミジン−4−イルアミノ}−シクロヘプタノール(ラセミ体−相対立体配置)
工程1:N−(シクロヘプト−2−エン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−アミン
表題化合物を、2−クロロ−N−(シクロヘプト−2−エン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(中間体56、12mg、0.04mmol、1.00eq.)から、実施例287について記載された手順に従い、黄色油状物(10mg、59%)として得た。LC/MS:[M+H]+計算値426.2;実測値426.0。
工程2:5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−N−[(1S,7R)−8−オキサビシクロ[5.1.0]オクタン−2−イル]ピリミジン−4−アミン(ラセミ体−相対立体化学)
mCPBA(156mg、0.86mmol、3.12eq.)を、DCM(8mL)中の0℃で維持し窒素大気下のN−(シクロヘプト−2−エン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−アミン(130mg、0.27mmol、1.00eq.)の溶液へ、少量づつ添加した。炭酸水素ナトリウム(78mg、0.88mmol、3.21eq.)を添加し、生じた溶液を、20℃で6時間攪拌した。DCMで希釈した後、次に混合物を、炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製(DCM:MeOH、20:1)は、表題化合物を黄色油状物(70mg、46%)として供した。LC/MS:[M+H]+計算値442.2;実測値442.0。
工程3:(1R,2S,7S)−2−[[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリミジン−4−イル]アミノ]−7−(メチルアミノ)シクロヘプタン−1−オール(ラセミ体−相対立体化学)
MeOH(5mL)中のCH3NH2(310mg、9.98mmol)の溶液を、5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−N−[(1S,2S,7R)−8−オキサビシクロ[5.1.0]オクタン−2−イル]ピリミジン−4−アミン(ラセミ体、65mg、0.13mmol、1.00eq.、純度85%)上に添加した。得られた反応混合物を、80℃で36時間攪拌した。次にこれを、真空下で濃縮し、粗生成物(50mg)を、分取−HPLCにより精製し[SHIMADZU:カラム:XBridge BEH130 Prep C18 OBDカラム、19×150mm、5μm、13nm;移動相:水(10mmol/L NH4HCO3)及びACN(8分間に27%から34%);検出器:UV 254nm]、表題化合物(10mg、収率16%)を帯黄白色固形物として供した。m.p.:120〜122℃。HPLC(UV 254nm):純度96.53%。MS:m/z=473.2[M+H]+;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d, ppm): δ 8.46 (s, 1H), 8.21-8.17 (m, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.58-7.53 (m, 1H), 7.48-7.42 (m, 1H), 5.93 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.53 (brs., 1H), 4.13-4.09 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.00-2.92 (m, 1H), 2.63 (s, 3H), 2.01-1.92 (m, 2H), 1.85-1.74 (m, 5H), 1.51-1.40 (m, 1H)。
実施例292:酵素アッセイ
IRAK1酵素アッセイ
IRAK1は、ヒトの精製された組換え酵素(His−TEV−IRAK1(194−712))である。このアッセイにおいて、IRAK−1は、ATPを加水分解し、自己リン酸化する。IRAK−1阻害の測定は、ストレプトアビジンでコートされた384ウェルFlashPlate(PerkinElmer #SMP410A)において行った。
His−TEV−IRAK−1(15ng/ウェル)、ATP(1μM、[33P]ATP 0.25μCi/ウェル)及びDMSO中の化合物(濃度範囲20μM〜1nM)又は対照(2%DMSO)を、アッセイ緩衝液(Hepes pH7.0 50mM、脂肪酸−非含有BSA 0.1%、ジチオスレイトール(DTT)2mM、MgCl2 10mM、EGTA 0.5mM、Triton−X−100 0.01%)中で、30℃で3時間インキュベーションした。キナーゼ反応を、EDTAの添加により停止した。上清を廃棄し、プレートを、150mM NaClにより3回洗浄し、その後放射能を、Microbeta Triluxリーダーにおいて測定した。
IRAK4酵素アッセイ
IRAK4は、ヒトの精製した組換え酵素(His−TEV−IRAK1 (194−712)である。IRAK4は、ATPを加水分解し、自己リン酸化し、且つセリン/トレオニンの一般的ペプチド基質をリン酸化する(Bagnols/Ceze FRを基にCisBio InternationalからのSTK:61ST1BLC)。
IRAK−4阻害の測定は、ストレプトアビジンでコートされた384ウェルFlashPlate(PerkinElmer #SMP410A)において行った。His−TEV−IRAK4(20ng/ウェル)、ATP(2μM、[33P]ATP 0.25μCi/ウェル)、STK1−ビオチンペプチド(300nM)及びDMSO中の化合物(濃度範囲20μM〜1nM)又は対照(2%DMSO)を、アッセイ緩衝液(Hepes pH7.0 50mM、脂肪酸−非含有BSA 0.1%、ジチオスレイトール(DTT)2mM、MgCl2 10mM、EGTA 0.5mM、Tween−20 0.01%、MnCl2 5mM)中で、30℃で3時間インキュベーションした。
キナーゼ反応を、EDTAの添加により停止した。上清を廃棄し、プレートを、150mM NaClにより3回洗浄し、その後放射能を、Microbeta Triluxリーダーにおいて測定した。
ヒトPBMCのTLR7誘導したIL−6
ヒトPBMCアッセイを、ヒト単核細胞(PBMC)におけるTLR7誘導したIL−6分泌に対する、IRAK1及びIRAK4小型分子インヒビターの活性をモニタリングするための機能アッセイの一つとして使用した。ヒトPBMCを、健常志願者から得たバフィーコート(白血球及び血小板の濃度を高めた全血)から調製した。使用した新鮮又は凍結したもののいずれかを、アッセイ培地(RPMI+2%P/S/L−グルタミン+10%HI−FBS)に播種し、DMSO/培地中の化合物(濃度範囲25uM〜0.4nM)又は対照(0.25%DMSO)により、アッセイ培地中37℃で、30分間、予め処理した。IRAK1及びIRAK4インヒビターで予め処理した後、PBMCを、TLR7特異的リガンド(2uM)で一晩(16〜18時間)、37℃で刺激した。インキュベーション後、上清を、384ウェルPE AlphaPlate−384(6005350)へ移し、IL−6を、Perkin Elmer IL−6 Alpha LISAキット(AL223C)を用いて定量した。プレートを、Alpha Technology(登録商標)で、Envision(登録商標)プレートリーダーにおいて測定した。
結果を、下記表に示す。
* IC50 >5 μM
** IC50は1μM〜5μMの範囲
*** IC50は、0.1μM〜1.0μMの範囲
**** IC50 <0.1μM
NT 試験せず
実施例293 医薬品調製
(A)注射用バイアル:2回蒸留水3L中の本発明の活性成分100g及びリン酸水素二ナトリウム5gの溶液を、2N塩酸を用いpH6.5へ調節し、滅菌濾過し、注射用バイアルへ移し、無菌条件下で凍結乾燥し、無菌条件下で密封する。各注射用バイアルは、活性成分5mgを含む。
(B)坐薬:本発明の活性成分20gの混合物を、大豆レシチン100g及びカカオバター1400gと共に溶融し、金型に注ぎ、冷却させる。各坐薬は、活性成分20mgを含む。
(C)液剤:液剤は、2回蒸留水940ml中の、本発明の活性成分1g、NaH2PO4・2H2O 9.38g、Na2HPO4・12H2O 28.48g、及び塩化ベンザルコニウム0.1gから調製する。そのpHを6.8に調節し、溶液を1Lとし、照射により滅菌する。この溶液は、点眼薬の形状で使用することができる。
(D)軟膏:本発明の活性成分500mgを、ワセリン99.5gと、無菌条件下で混合する。
(E)錠剤:本発明の活性成分1kg、乳糖4kg、ジャガイモデンプン1.2kg、タルク0.2kg、及びステアリン酸マグネシウム0.1kgの混合物を圧縮成形し、慣習的な方式で錠剤を作製し、各錠剤は、活性成分10mgを含むようにする。
(F)コート錠:錠剤を、実施例Eと同様に圧縮成形し、引き続き、ショ糖、ジャガイモデンプン、タルク、トラガカント及び色素のコーティングで、慣習的な方式で、コーティングする。
(G)カプセル剤:本発明の活性成分2kgを、慣習的な方式で、硬ゼラチンカプセルへ導入し、各カプセル剤は、活性成分20mgを含むようにする。
(H)アンプル:2回蒸留水60L中の本発明の活性成分1kgの溶液を、滅菌濾過し、アンプルへ移し、無菌条件下で凍結乾燥し、無菌条件下で密封する。各アンプルは、活性成分10mgを含む。
(I)吸入スプレー:本発明の活性成分14gを、等張NaCl溶液10L中に溶解し、この溶液を、ポンプ機構が備えられた市販のスプレー容器に移す。この溶液を、口腔又は喉に噴霧する。1回のスプレーショット(約0.1ml)は、投与量約0.14mgに対応している。
多くの本発明の実施態様が本明細書において説明されているが、本発明の化合物及び方法を利用する他の実施態様を提供するために、基本的な実施例は、変更されてよいことは明らかである。従って、本発明の範囲は、実施例として示されている具体的な実施態様によってではなく、添付された請求項により規定されることは理解されるであろう。