JP2017198621A - 回転角度計測装置、及び、静電容量型センサシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測定対象物の回転角度の測定に用いられる回転角度計測装置であって、測定対象物の回転に追従して一方向に伸縮可能であり、回転角度に応じて電気パラメータが変化するセンシング部材2と、電気パラメータを測定する計測部3と、計測部3での計測結果に基づいて回転角度を算出する演算部4と、を備え、センシング部材2は、伸縮時にその変形量に応じて電気パラメータが変化する検出部とセンシング部材2を測定対象物に取り付ける固定部材とを有し、固定部材は、検出部の伸縮方向において検出部を挟むように2箇所に設けられている回転角度計測装置。
【選択図】図1
Description
運動時やリハビリ時の関節の動き、例えば、関節角度を計測するための手段としては、例えば、角度計やゴニオメータが知られている。
また、関節の角度や可動範囲の測定を含む身体の動きを計測する方法として、モーションキャプチャが知られている(例えば、特許文献1参照)。
モーションキャプチャは、運動解析に汎用されている手段であり、身体の運動解析を行う有効な手段である。
本発明者らは、生体の関節角度を含む測定対象物の回転角度を容易に測定することができる手法を提供すべく鋭意検討を行い、新たな技術思想に基づき本発明を完成した。
測定対象物の回転角度の測定に用いられる回転角度計測装置であって、
測定対象物の回転に追従して一方向に伸縮可能であり、上記回転角度に応じて電気パラメータが変化するセンシング部材と、
上記電気パラメータを測定する計測部と、
上記計測部での計測結果に基づいて上記回転角度を算出する演算部と、
を備え、
上記センシング部材は、伸縮時にその変形量に応じて電気パラメータが変化する検出部と当該センシング部材を上記測定対象物に取り付ける固定部材とを有し、
上記固定部材は、上記検出部の伸縮方向において上記検出部を挟むように2箇所に設けられていることを特徴とする。
上記測定対象物は、連結部で連結された2本のリンク相当部を有し、少なくとも一方のリンク相当部が上記連結部を回転中心として回転可能に構成されており、
上記2本のリンク相当部の間を架け渡すように、上記固定部材によって上記センシング部材が取り付けられ、
上記測定対象物の回転角度として、上記一方のリンク相当部の他方のリンク相当部に対する回転角度を測定することが好ましい。
上記回転角度計測装置は、このような測定対象物の回転角度を計測するのに適している。
上記固定部材の少なくとも1つは、上記センシング部材を上記リンク相当部に対して回転可能に取り付け、
回転可能に取り付けられた上記センシング部材は、上記リンク相当部の回転方向に沿って回転可能であることが好ましい。
この場合、測定対象物の回転角度をより高精度で測定することができる。この理由については後述する。
エラストマー製の誘電層と、上記誘電層の上面に形成された第1電極層と、上記誘電層の下面に形成された第2電極層とを有し、上記第1電極層及び上記第2電極層の対向する部分を検出部とするセンサ本体を含み、
上記検出部は、伸縮に応じて静電容量が変化することが好ましい。
この場合、静電容量を上記電気パラメータとして、容易にかつ高精度で測定対象の回転角度を測定することができる。
エラストマー製の誘電層と、上記誘電層の上面に形成された第1電極層と、上記誘電層の下面に形成された第2電極層とを含み、上記第1電極層及び上記第2電極層の対向する部分を検出部とし、一方向に伸縮可能で、かつ伸縮に応じて上記検出部の静電容量が変化するセンサ本体と、
上記伸縮方向において、上記検出部を挟むように2箇所に設けられた当該静電容量型センサシートを測定対象物に取り付ける固定部材と、
を備え、
上記固定部材の少なくとも1つは、上記静電容量型センサシートを上記測定対象物に対して回転可能に取り付けるように構成されていることを特徴とする。
このような静電容量型センサシートは、上記回転角度計測装置に用いられるセンシング部材として好適であり、上記静電容量型センサシートを用いた回転角度計測装置では、高精度で測定対象物の回転角度を計測することができる。
連結部で連結された2本のリンク相当部を有し、少なくとも一方のリンク相当部が上記連結部を回転中心として回転可能に構成された測定対象物における、上記一方のリンク相当部の他方のリンク相当部に対する回転角度を測定する回転角度計測装置であって、
測定対象物の回転に追従して一方向に伸縮可能であり、上記回転角度に応じて電気パラメータが変化するセンシング部材と、
連結部で連結された第1保持リンク及び第2保持リンクを有し、一方の保持リンクが他方の保持リンクに対して上記連結部を回転中心として回転可能に構成された保持部と、
上記電気パラメータを測定する計測部と、
上記計測部での計測結果に基づいて上記回転角度を算出する演算部と、
を備え、
上記センシング部材は、伸縮時にその変形量に応じて電気パラメータが変化する検出部と、上記検出部の伸縮方向において上記検出部を挟むように2箇所に設けられて当該センシング部材を上記保持部に取り付ける固定部材とを有し、上記固定部材によって上記第1保持リンクと上記第2保持リンクとの間を架け渡すように取り付けられていることを特徴とする。
また、上記回転角度計測装置では、測定対象物が変わってもキャリブレーションを行うことなく、測定対象物の回転角度を測定することができる。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の回転角度計測装置を示す概略図である。図2は、第1実施形態の回転角度計測装置が備える静電容量型センサシートを示す斜視図である。図3(a)は、図2に示した静電容量型センサシートが有するセンサ本体を示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
計測部3は、静電容量Cを周波数信号Fに変換するためのシュミットトリガ発振回路3a、周波数信号Fを電圧信号Vに変換するF/V変換回路3b、電源回路(図示せず)を備えており、センサシート2の検出部で検出された静電容量Cを周波数信号Fに変換した後、更に電圧信号Vに変換し、演算部4に送信する。なお、計測部3の構成はこのような構成に限定されるわけではない。
演算部4は、演算回路4aに加えて、モニター4b、記憶部4cを備えており、計測部3で測定された上記静電容量Cの計測値に基づいて、測定対象物の回転角度を算出するとともに、静電容量Cの計測値及び算出された回転角度を、モニター4bに表示させたり、記憶部に記録データとして記憶させたりする。演算部4としては、CPU、RAM,ROM,HDD等の記憶部、モニター、各種入出力インターフェイス等を備えたコンピュータを用いることができる。
センサシート2(センサ本体10)では、表側電極層12Aと裏側電極層12Bとの対向した部分が検出部となる。
センサ本体10では、表側電極層12Aが第1電極層に相当し、裏側電極層12Bが第2電極層に相当する。
なお、上記センサ本体が備える表側電極層と裏側電極層とは、必ずしも誘電層を挟んでその全体が対向している必要はなく、少なくともその一部が対向していればよい。
従って、センサシート2では、センサ本体10の変形に伴い、上記検出部の静電容量が誘電層11の変形量と相関をもって変化する。そのため、静電容量の変化を検出することで、センサ本体10の変形量を検出することができる。
固定部材23は、センサシート2を測定対象物に装着するための部材であり、上記測定対象物側に、スナップボタンの凸側及び凹側の他方を取り付けておくことによって、センサシート2を測定対象物に取り付けることができる。
回転角度計測装置1は、連続的又は断続的に測定対象物の回転角度を測定することにより、測定対象物の回転動作(曲げ動作)を追跡することができる。
本実施形態では、例えば、連結部で連結された2本のリンク相当部を有し、少なくとも一方のリンク相当部が上記連結部を回転中心として回転可能に構成されたものを測定対象物とすることができる。このような測定対象物の回転角度として、上記一方のリンク相当部の他方のリンク相当部に対する回転角度を測定することができる。
ここで、対象となる関節が手首の場合には、手及び前腕が上記リンク相当部に該当し、手首の関節が上記連結部に該当する。また、対象となる関節が肘である場合には、前腕及び上腕が上記リンク相当部に該当し、肘の関節が上記連結部に該当する。また、対象となる関節が足首である場合には、足及び下腿が上記リンク相当部に該当し、足首の関節が上記連結部に該当する。
回転角度計測装置1を用いて足首の関節角度を測定する場合、図4(a)、(b)に示すように、例えば、サポーター100にセンサシート2を取り付けて測定する。
このとき、センサシート2は、固定部材23によってサポーター100に取り付けられる。センサシート2は、サポーター100以外にも衣服や包帯等に取り付けても良い。
センサシート2を取り付けたサポーター100は、足首に装着する。
足首の運動では、足首の関節部分(くるぶし)Pが回転中心となって、下腿101と足102とがそれぞれ関節部分Pを中心に回転する。そのため、例えば、下腿101を動かした際の足102に対する下腿101の回転角度を測定することができる。
a1 2=b2+c2−2bccosθ1・・・(1)
そして、足首の運動により、下腿101が図4(a)の状態から図4(b)の状態に足首の関節部分Pを回転中心として回転すると、2つの固定部材23A、23B間の距離がa2となり、下腿101の足102に対する角度がθ2となる。このとき、今度は各パラメータが下記式(2)を満足するようになる。
a2 2=b2+c2−2bccosθ2・・・(2)
ここで、b及びcは、予め計測することができる一定値である。そのため、下腿101の回転による固定部材23A、23B間の距離の変化量Δaをセンサシート2(センサ本体10)の静電容量の変化量に基づいて算出することにより、足首の運動による下腿101の回転角度Δθを算出することができる。
このように、本実施形態の回転角度計測装置1では、センサ本体10の検出部における静電容量の変化量に基づいて、足首の運動による下腿101の足102に対する回転角度を検出することができる。
この場合、より正確に回転角度を測定することができる。この理由は、後に詳述するが、センサシート2の歪な変形を回避することができるからである。
また、上記距離b及び上記距離cが既知である場合には、上記キャリブレーションを行わなくても、上述した通り、回転角度θと静電容量の変化量ΔCとの関係を求めることもできる。
回転角度計測装置では、上記演算部4で上述したような計算を行うことにより、測定対象物の回転角度を算出することができる。
このとき、上記距離b及び上記距離cは特に限定されないが、例えば、一方の距離(例えば、距離b)を他方の距離(例えば、距離c)よりも充分に小さくすると、測定対象物の回転角度が大きくなっても、センサシート2の伸長率が大きくなりにくいため、大きな回転角度を測定するのに好適となる。
本実施形態に係る回転角度計測装置は、センサシート(センシング部材)、保持部、計測部及び演算部を備える。ここで、センサシート、計測部及び演算部の構成は第1実施形態と同様である。
また、本実施形態において、上記センサシートは、上記保持部に所定の態様で取り付けられている。
図5は、(a)、(b)は、第2実施形態における回転角度計測装置が備える保持部とセンシング部材とによる回転角度の測定方法を説明するための模式図である。
また、保持部50において、第1保持リンク52及び第2保持リンク53は、連結部51を回転中心として、一方又は両方が回転可能に構成されている。
d1 2=e2+f2−2efcosθ3・・・(3)
そして、保持部50の第1保持リンク52が図5(a)の状態から図5(b)の状態に回転し、2つの固定部材23A、23B間の距離がd2となり、第1保持リンク52と第2保持リンク53とのなす角がθ4となると、今度は各パラメータが下記式(4)を満足するようになる。
d2 2=e2+f2−2efcosθ4・・・(4)
この場合も、e及びfは一定値であるため、第1保持リンク52の回転による固定部材23A、23B間の距離の変化量Δdをセンサシート2(センサ本体10)の静電容量の変化量に基づいて算出することにより、第1保持リンク52の第2保持リンク53に対する回転角度Δθを算出することができる。
また、本実施形態の上記回転角度計測装置では、測定対象物が変わってもキャリブレーションを行うことなく、測定対象物の回転角度を測定することができる。
この場合、より正確に回転角度を測定することができる。この理由について、図面を参照しながら説明する。
図6(a)に示すように、センサシート2′を保持部50に取り付ける場合において、センサシート2′を面ファスナー等の回転不能な固定部材23′を介してリンク52、53に取り付けたとする。この場合、第1保持リンク52が第2保持リンク53に対して回転し、図5(b)に示すように、第1保持リンク52と第2保持リンク53とのなす角が変化した際に、センサシート2′は第1保持リンク52及び第2保持リンク53に対して回転することができないため、2つの固定部材23′間においてセンサシート2′は直線状を維持することができず、固定部材23′近傍で屈曲した歪な形状になってしまう。
このように、保持部(保持リンク)の回転時にセンサシートが歪な形状になってしまうと、センサシート2の検出部における静電容量の変化量とセンサシート2に伸縮量との相関性が低下してしまうことがある。その結果、測定対象物の回転角度の測定精度が低下してしまうことがある。
そのため、本実施形態においては、センサシート2が固定部材23A、23Bによって第1及び第2保持リンク52,53に回転可能に取り付けられるように構成されていることが好ましい。このとき、固定部材23A、23Bは、回転可能に取り付けられたセンサシート2が、保持リンクの回転方向に沿って回転可能となるようにセンサシート2を取り付けることが好ましい。
なお、第1実施形態において、固定部材23A、23Bがセンサシート2をサポーター100に回転可能に固定できるように構成されていることが好ましい理由も同様である。
本発明の実施形態で用いられるセンサ本体は、第1、2実施形態のセンサ本体10に限定されない。
本実施形態に係るセンサ本体は、エラストマー製の第1誘電層と、上記誘電層の上面に形成された第1電極層と、上記誘電層の下面に形成された第2電極層とに加えて、更に、上記第1電極層上に積層されたエラストマー製の第2誘電層と、上記第2誘電層の上面に積層された第3電極層とを含み、上記第1電極層及び上記第2電極層の対向する部分を第1検出部、上記第1電極層及び上記第3電極層の対向する部分を第2検出部とし、上記第1検出部及び第2検出部は伸縮に応じて静電容量が変化する。
センサ本体40は、エラストマー製でシート状の裏側誘電層(第1誘電層)41Bと、裏側誘電層41Bの表面(おもて面:図7中、上側)に形成された中央電極層(第1電極層)42Aと、裏側誘電層41Bの裏面(図7中、下側)に形成された裏側電極層(第2電極層)42Cと、中央電極層42Aの表側(図7中、上側)に積層された表側誘電層(第2誘電層)41Aと、表側誘電層41Aの表面に形成された表側電極層(第3電極層)42Bとを備える。
更に、センサ本体40は、中央電極層42Aに連結された中央配線43Aと、表側電極層42Bに連結された表側配線43Bと、裏側電極層42Cに連結された裏側配線43Cと、中央配線43Aの中央電極層42Aと反対側の端部に取り付けられた中央接続部44Aと、表側配線43Bの表側電極層42Bと反対側の端部に取り付けられた表側接続部44Bと、裏側配線43Cの裏側電極層42Cと反対側の端部に取り付けられた裏側接続部44Cとを備える。
また、センサ本体40では、表側誘電層41Aの表側及び裏側誘電層41Bの裏側のそれぞれに表側保護層(第1保護層)45A及び裏側保護層(第2保護層)45Bが設けられている。
なお、センサ本体40において、中央電極層と表側電極層、及び、中央電極層と裏側電極層のそれぞれは、必ずしも誘電層を挟んでその全体が対向している必要はなく、少なくともその一部が対向していればよい。
そのため、センサ本体40では、表側電極層42B(表側接続部44B)と裏側電極層42C(裏側接続部44C)とが電気的に接続された状態(短絡した状態)でリード線等を介して計測部3の端子に接続され、中央電極層42A(中央接続部44A)がリード線等を介して計測部3の別の端子に接続される。
センサシートを使用する場合、電磁ノイズや電源ノイズが入りやすい場所や、センサ本体の電極層が導体と接触又は近接する環境でセンサシートを使用すると、使用状況によって検出部の静電容量の測定値がセンサ本体の変形とは関係なく変動することがある。例えば、センサ本体10を使用した場合には、センサ本体10の上面側からノイズが入りこむか(上面側がノイズ源に近接するか)、又は、下面側からノイズが入りこむか(下面側がノイズ源に近接するか)によって、静電容量の測定値が異なることがある。
なお、本発明の実施形態において、電極層に導体が近接するとは、金属部材等の導電性の部材が近接する場合は勿論のこと、生体表面が近接する場合や、水や汗、体液等の導電性を有する液体が電極層に付着する場合等を含む概念である。
第1及び第2実施形態の回転角度計測装置において、センサシートは、リンク相当部に対して回転可能になるように取り付けられており、このとき、センサシートが備える2つの固定部材がともに回転可能に取り付けられている。
一方、本発明の実施形態の回転角度計測装置では、2つの固定部材のうちの一方の固定部材のみがリンク相当部に対して回転可能に取り付けられていてもよい。この場合も測定精度の向上を図ることができる。
例えば、測定対象物が、連結部で連結された2本のリンク相当部を有し、少なくとも一方のリンク相当部が上記連結部を回転中心として回転可能に構成されている場合、上記連結部(回転中心)と回転可能な固定部材との距離(以下、距離gとする)が、上記連結部と回転不能な固定部材との距離(以下、距離hとする)に比べて充分に小さいことが好ましい。
この理由は、以下の通りである。
これに対して、上記距離gを上記距離hに対して充分に短くしておくと、上記角度Iの最大値を充分に小さくすることができる(例えば、5〜10度程度)。そして、上記角度Iの最大値が小さくなると、固定部材が回転可能に取り付けられたリンク相当部を回転させた際に、伸長したセンサシートが歪むことがほとんどない。そのため、2つの固定部材うちの一方の固定部材が回転不能であっても充分に測定対象物の回転角度を測定することがきる。
また、この場合、回転不能な固定部材側に接続部材を取り付ければ、リンク相当部の回転によってセンサ本体と接続部材との間にかかる外力を抑制することができる。
これにより、例えば、足首の関節角度を測定する場合には(例えば、図4参照)、足首の外側及び内側の両側にセンシング部材(センサシート)を取り付けて足首の関節角度を測定することができる。足首の両側にセンサシートを取り付けて足首の関節角度を測定した場合には、足関節の内がえしや外がえし、足関節の内転や外転などの影響を補正することができる。
上記抵抗式のセンサ部材としては、例えば、少なくとも一方向に伸縮可能な弾性部材からなる検出部を備え、上記一方向に伸縮することにより、その伸縮量に応じて検出部の抵抗値が変化するセンサ部材等が挙げられる。
なお、以下の説明では、第1誘電層及び第2誘電層の説明に関して特に両者を区別する必要がない場合は、単に「誘電層」と表記することがある。また、表側電極層、裏側電極層及び中央電極層の説明に関して特に各電極層を区別する必要がない場合は、単に「電極層」と表記することがある。
<<誘電層>>
上記センサシートを構成する上記センサ本体は、エラストマー製の誘電層を備える。これらの誘電層は、エラストマー組成物を用いて形成することができる。
また、上記センサ本体が第1誘電層と第2誘電層とを備える場合、両者は、同一のエラストマー組成物を用いて形成されていても良いし、異なるエラストー組成物を用いて形成されていても良い。両者は、同一のエラストマー組成物を用いて形成されていることが好ましい。変形時に同様の挙動を示すからである。
上記エラストマーとしては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、水素添加ニトリルゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上併用しても良い。
これらのなかでは、永久歪み(または永久伸び)が小さい点で、ウレタンゴム、シリコーンゴムが好ましい。また、カーボンナノチューブとの密着性に優れる点では、ウレタンゴムが好ましい。
上記誘電層は、変形時に面積(誘電層の表面の面積及び裏面の面積)が無伸長状態から30%以上増大するように変形可能であることが好ましい。この場合、大きな回転運動(例えば、リンク相当部同士のなす角が大きく変化する回転運動)を計測するのに適している。
面積が30%以上増大するように変形可能であるとは、荷重を掛けて面積を30%増大させても破断することがなく、かつ、荷重を解放すると元の状態に復元する(即ち、弾性変形範囲にある)ことを意味する。
上記誘電層の面積の変形可能な範囲は、50%以上増大するように変形可能であることがより好ましく、100%以上増大するように変形可能であることが更に好ましく、200%以上増大するように変形可能であることが特に好ましい。
上記誘電層の面方向の変形可能な範囲は誘電層の設計(材質や形状等)により制御することができる。
上記センサ本体は、導電材料を含有する導電性組成物からなる上記電極層を備える。
ここで、各電極層のそれぞれは、同一組成の導電性組成物から構成されていてもよいし、異なる組成の導電性組成物から構成されていてもよい。
上記導電材料としては、カーボンナノチューブが好ましい。誘電層の変形に追従して変形する電極層の形成に適しているからである。
また、各カーボンナノチューブの形状(平均長さや繊維径、アスペクト比)も特には限定されず、センサシートに要求される導電性や耐久性、更には電極層を形成するための処理や費用を総合的に判断して適宜選択すればよい。
上記添加剤としては、例えば、導電材料のための分散剤、バインダー成分のための架橋剤、加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、更には着色剤等が挙げられる。
上記センサ本体は、図3、7に示した例のように、保護層(表側保護層及び裏側保護層)が積層されていることが好ましい。上記保護層を設けることにより、電極層等を外部から電気的に絶縁することができる。また、上記保護層を設けることにより、センサ本体の強度や耐久性を高めることができる。
上記保護層の材質としては、例えば、上記誘電層の材質と同様のエラストマー組成物等が挙げられる。
上記センサシートは、図2に示した例のように、上記センサ本体の周囲に被覆部材が設けられていることが好ましい。
上記被覆部材としては、例えば、伸縮性を有する布生地が挙げられる。
上記布生地は、伸縮性を有するものであれば特に限定されず、織物であってもよいし、編物であってもよく、更には不織布であってもよい。
<<固定部材>>
上記固定部材としては、例えば、スナップボタン、磁石、カシメ、ベアリンクやハトメと軸部材とを組み合わせたもの等がセンサシートをサポーターや保持リンク等に回転可能に取り付けるための固定部材として採用される。
また、センサシートを回転不能に取り付ける固定部材(固定方法)としては、例えば、面ファスナー、接着剤、縫い付け等を採用すれば良い。
上記センサ本体は、図3、7に示した例のように、通常、各電極層と接続された各配線が形成されている。
各配線は、誘電層の変形を阻害せず、かつ、誘電層が変形しても導電性が維持されるものであればよく、例えば、上記電極層と同様の導電性組成物からなるものが挙げられる。
上記センサ本体は、例えば、下記(1)〜(3)の工程を経ることにより作製することができる。
上記誘電層の作製では、まず、エラストマー(又はその原料)に、必要に応じて、鎖延長剤、架橋剤、加硫促進剤、触媒、誘電フィラー、可塑剤、酸化防止剤、老化防止剤、着色剤等の添加剤を配合した原料組成物を調製する。
次に、この原料組成物を成形することにより誘電層を作製する。ここで、成形方法としては従来公知の手法を採用することができる。
まず、ポリオール成分、イソシアネート成分、触媒等の原料成分を混合した原料組成物を調製する。その後、得られた原料組成物を、図8に示す成形装置30に注入し、架橋硬化させることによりシートを得る。更に、必要に応じて後架橋を行い、その後、裁断することにより、誘電層を作製することができる。
上記誘電層は、原料組成物を調製した後、各種コーティング装置、バーコート、ドクターブレードなどの汎用の成膜装置や成膜方法を用いて作製してもよい。
ここでは、まず、カーボンナノチューブ等の導電材料を分散媒に添加する。このとき、必要に応じて、バインダー成分(又は、バインダー成分の原料)等の上述した他の成分や分散剤を更に添加してもよい。
次に、導電材料を含む各成分を湿式分散機で分散媒中に分散(又は溶解)させることより電極層の形成するための塗布液を調製する。
ここでは、例えば、超音波分散機、ジェットミル、ビーズミルなどの既存の分散機を用いて分散させればよい。
上記分散媒としては、例えば、トルエン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、アルコール類、水等が挙げられる。これらの分散媒は、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
上記塗布液の塗布方法としては、スプレーコート以外に、例えば、スクリーン印刷法、インクジエット印刷法等を採用してもよい。
また、上記塗布液を塗布する際には、電極層を形成しない位置をマスキングしてから上記塗布液を塗布してもよい。
その後、表側配線13A及び裏側配線13Bのそれぞれの端部に銅箔を取り付けて、表側接続部14A及び裏側接続部14Bとする(図9(c)参照)。
このような工程を経ることにより、図3に示したようなセンサ本体10を作製することができる。
また、図9(d)に示すように、センサ本体10では、表側接続部14A及び裏側接続部14Bに外部配線となるリード線19を半田で固定する。
上記計測部は、上記センサ本体と電気的に接続されており、上記誘電層の変形に応じて変化する上記検出部の静電容量Cを測定する機能を有する。上記静電容量Cを測定する方法としては従来公知の方法を用いることができ、上記計測部は、そのために必要となる静電容量測定回路、演算回路、増幅回路、電源回路等を備えている。上記静電容量Cを測定する方法としては、例えば、LCRメータなどの計測器で計測する方法、自動平衡ブリッジ回路を利用したCV変換回路を用いて計測する方法、反転増幅回路を利用したCV変換回路を用いて計測する方法、半波倍電圧整流回路を利用したCV変換回路を用いて計測する方法、シュミットトリガ発振回路を用いたCF発振回路を用いて計測する方法、シュミットトリガ発振回路とF/V変換回路などにより静電容量を電圧や周波数に変換した後に、電圧測定器や周波数カウンター等の計測器で計測する方法、等が挙げられる。
上記回転角度計測装置は、センサ本体の検出部の静電容量に基づいて測定対象物の回転角度を算出する演算部を備えている。具体的な回転角度の算出手法は、既に説明した通りである。
上記演算部は、演算回路、増幅回路、電源回路、RAM、ROM、HDD等の記憶部、モニター等を備えている。
上記演算部としては、例えば、パソコン、スマートフォン、タブレット等の端末機器を利用することができる。
また、図1に示した回転角度計測装置1において、計測部3と演算部4との接続は有線で行われているが、無線で接続されていてもよい。
そのため、医療分野や介護/リハビリ分野、健康管理分野、アパレル分野、ロボット分野、アミューズメント分野、計測分野、機器制御分野、スポーツ分野、インタフェース・コミュニケーション分野等、種々の分野で用いることができる。
<センサ本体の作製>
ここでは、図3に示したセンサ本体10と同構成のセンサ本体を作製した。
(1)誘電層の作製
ポリオール(パンデックスGCB−41、DIC社製)100質量部に対して、可塑剤(ジオクチルスルホネート)40重量部と、イソシアネート(パンデックスGCA−11、DIC社製)17.62重量部とを添加し、アジターで90秒間撹拌混合し、誘電層用の原料組成物を調製した。次に、原料組成物を図8に示した成形装置30に注入し、保護フィルム31でサンドイッチ状にして搬送しつつ、炉内温度70℃、炉内時間30分間の条件で架橋硬化させ、保護フィルム付きの所定厚みのロール巻シートを得た。その後、70℃に調節した炉で12時間後架橋させ、ポリエーテル系ウレタンエラストマーからなるシートを作製した。得られたウレタンシートを14mm×80mm×厚さ100μmに裁断し、更に、角部の一か所を7mm×20mm×厚さ100μmのサイズで切り落とし、誘電層を作製した。
ここで、上記破断時伸びは、JIS K 6251に準拠して測定した。上記比誘電率は、20mmΦの電極で誘電層を挟み、LCRハイテスタ(日置電機社製、3522−50)を用いて計測周波数1kHzで静電容量を測定した後、電極面積と測定試料の厚さから比誘電率を算出した。
大陽日酸社製の高配向カーボンナノチューブ30mgをメチルイソブチルケトン(MIBK)30gに添加し、ジェットミル(ナノジェットパル JN10−SP003、常光社製)を用いて湿式分散処理を施し、10倍に希釈して濃度0.01重量%のカーボンナノチューブ分散液を得た。
上述した(1)誘電層の作製と同様の方法を用いて、ポリエーテル系ウレタンエラストマー製で、14mm×80mm×厚さ50μmの裏側保護層と、14mm×60mm×厚さ50μmの表側保護層とを作製した。
図9に示した手順でセンサ本体を作製した。
まず、上記(3)の工程で作製した裏側保護層15Bの片面(表面)に、離型処理されたPETフィルムに所定の形状の開口部が形成されたマスク(図示せず)を貼り付けた。
上記マスクには、裏側電極層及び裏側配線に相当する開口部が設けられており、開口部のサイズは、裏側電極層に相当する部分が幅10mm×長さ50mm、裏側配線に相当する部分が幅5mm×長さ20mmである。
更に、誘電層11に表側に、表側電極層12A及び表側配線13Aを形成した(図9(b)参照)。表側電極層12A及び表側配線13Aを形成は、裏側電極層12B及び裏側配線13Bの形成と同様の方法を用いた。
更に、表側配線13A及び裏側配線13Bのそれぞれの端部に銅箔を取り付けて、表側接続部14A及び裏側接続部14Bとした(図9(c)参照)。その後、表側接続部14A及び裏側接続部14Bに外部配線となるリード線19を半田で固定した。
まず、図2に示したセンサシート2とほぼ同構成のセンサシート62を下記の方法で作製した。
まず、伸縮性ポリエステル布(KKF5550、宇仁繊維株式会社)を95mm×20mmに裁断した。次に、伸縮性ポリエステル布同士の間でセンサ本体10を挟み込むように2枚の伸縮性ポリエステル布を伸縮性のある粘着剤を用いて貼り合わせ、被覆部材21を形成した。
次に、被覆部材21の長手方向両端部に、厚さ方向において検出部と重ならないように、両面テープ(超強力布用両面テープ、河口株式会社社製)を用いて織布(マンセル パッチワーククロス、ユザワヤ商事株式会社より入手)を貼り付けた。この織布にスナップボタン(清原株式会社製、バネホック 10mm SUN18−12)の凸側を取り付けた。なお、スナップボタン同士の距離(中心距離)は、72mmとした。
このとき、後述する第1保持リンク52に取り付ける側のスナップボタン23Aは上記織布に設けた穴にかしめ固定することで回転可能に取り付けた。一方、後述する第2保持リンク53に取り付ける側のスナップボタン23Bは上記織布に設けた穴にかしめ固定した後、更に別の織布をスナップボタンの裏面側に両面テープで貼り付けて、スナップボタンを回転不能に取り付けた。
最後に、リード線のセンサ本体10とは反対側の端部に接続端子を取り付けて、接続部材22とし、センサシート62を完成した。
第1保持リンク52及び第2保持リンク53を、厚さ1mmのABS樹脂板を20mm×120mmに裁断して作製した。次に、各保持リンクの端部から10mmの中央位置に約3mmの穴をあけ、カシメで固定し、連結部51とした。
また、第2保持リンク53の回転中心(連結部51)から90mmの中央位置に約5mmの穴を開け,スナップボタン(凹側)を固定した。ここでは、第2保持リンク53に対してスナップボタンが回転しないようにかしめ圧を調整した。
これにより、保持部50を完成した。
図10に示したように、保持部50にセンサシート62を取り付け、更に、センサシート62の接続部材22をLCRハイテスタ 3522−50(日置電機社製)3に接続した。
更に、第2保持リンク53を分度器5の0度の位置に位置合わせをして両面テープで固定した。
その後、計測された静電容量に基づいてスナップボタン23A、23B間の距離を算出し、更に、上述した余弦定理による式(3)に基づいてθを算出した。
その結果、図11に示したように、静電容量の計測結果から算出された上記角度θは、分度器で実測された角度と高い相関性を有し、センサシート62を保持部50に取り付けることにより、第2保持リンク53に対する第1保持リンク52の回転角度を正確に計測することができることが明らかとなった。
<センサ本体の作製>
実施例1と同様にしてセンサ本体を作製した。
図2に示したセンサシート2とほぼ同構成のセンサシート72を下記の方法で作製した。
伸縮性ポリエステル布(KKF5550、宇仁繊維株式会社)を95mm×20mmに裁断した。次に、伸縮性ポリエステル布同士の間でセンサ本体10を挟み込むように2枚の伸縮性ポリエステル布を伸縮性のある粘着剤を用いて貼り合わせ、被覆部材21を形成した。
次に、被覆部材21の長手方向両端部に、厚さ方向において検出部と重ならないように、両面テープ(超強力布用両面テープ、河口株式会社社製)を用いて織布(マンセル パッチワーククロス)を貼り付けた。
その後、ポリエステル布にあらかじめスナップボタンが取り付けられた製品(ファスナップ、モリト株式会社製)を、スナップボタンを中心に約20mm×20mmのサイズに裁断し、凸側を上記織布に両面テープ(超強力布用両面テープ)を用いて貼り付けた。このとき、上記スナップボタンが取り付けられたポリエステル布は、スナップボタン23A、23B間の距離が88mmとなるように取り付けた。
最後に、リード線のセンサ本体10とは反対側の端部に接続端子を取り付けて、接続部材とし、センサシート72を完成した。
図4に示したような足首用のサポーター(日本シグマックス社製、ZAMST FA−1(Mサイズ))200にセンサシート72を取り付けた。ここで、センサシート72は、サポーター200を装着した際にくるぶしに相当する位置が回転中心になるように取り付けることとし、それに合わせてあらかじめサポーター200には、凹側のスナップボタンが取り付けられたポリエステル布を縫い付けて固定しておいた。
図12(a)は、実施例2において、回転角度計測装置(サポーター)を被検者に装着した状態を示す図であり、(b)は(a)に示した装着状態の実際の写真である。図13(a)〜(d)は、実施例2における被検者の足首の動きを示す写真である。図14は、実施例2の計測結果を示すグラフである。
サポーター200において、センサシート72のスナップボタン23Aは仮想線L1上に位置しており、スナップボタン23Bは仮想線L2上に位置している。ここで、上記位置P1からスナップボタン23Aまでの距離は38mmであり、上記位置P1からスナップボタン23Bまでの距離は90mmである。
この上記静電容量の測定と同時に、足首の運動をビデオカメラで撮影し、上記位置P1〜P3のそれぞれに貼り付けたマーカーを基準に上記足首の関節角度(下腿と足とのなす角度)を算出した。
その結果、図14に示したように、静電容量の計測結果から算出された関節角度は、ビデオ画像から算出された関節角度と相関性を有し、上記センサシート72をサポーター200に取り付けることにより、足首の関節角度を計測することができることが明らかとなった。
2、62、72 センサシート
3 計測部
4 演算部
10、40 センサ本体
11 誘電層
12A 表側電極層
12B 裏側電極層
13A 表側配線
13B 裏側配線
14A 表側接続部
14B 裏側接続部
15A 表側保護層
15B 裏側保護層
21 被覆部材
22 接続部材
23 固定部材
41A 表側誘電層(第2誘電層)
41B 裏側誘電層(第1誘電層)
42A 中央電極層(第1電極層)
42B 表側電極層(第3電極層)
42C 裏側電極層(第2電極層)
43A 中央配線
43B 表側配線
43C 裏側配線
44A 中央接続部
44B 表側接続部
44C 裏側接続部
45A 表側保護層(第1保護層)
45B 裏側保護層(第2保護層)
50 保持部
51 連結部
52 第1保持リンク
53 第2保持リンク
100、200 サポーター
Claims (6)
- 測定対象物の回転角度の測定に用いられる回転角度計測装置であって、
測定対象物の回転に追従して一方向に伸縮可能であり、前記回転角度に応じて電気パラメータが変化するセンシング部材と、
前記電気パラメータを測定する計測部と、
前記計測部での計測結果に基づいて前記回転角度を算出する演算部と、
を備え、
前記センシング部材は、伸縮時にその変形量に応じて電気パラメータが変化する検出部と当該センシング部材を前記測定対象物に取り付ける固定部材とを有し、
前記固定部材は、前記検出部の伸縮方向において前記検出部を挟むように2箇所に設けられていることを特徴とする回転角度計測装置。 - 前記測定対象物は、連結部で連結された2本のリンク相当部を有し、少なくとも一方のリンク相当部が前記連結部を回転中心として回転可能に構成されており、
前記2本のリンク相当部の間を架け渡すように、前記固定部材によって前記センシング部材が取り付けられ、
前記測定対象物の回転角度として、前記一方のリンク相当部の他方のリンク相当部に対する回転角度を測定する請求項1に記載に回転角度計測装置。 - 前記固定部材の少なくとも1つは、前記センシング部材を前記リンク相当部に対して回転可能に取り付け、
回転可能に取り付けられた前記センシング部材は、前記リンク相当部の回転方向に沿って回転可能である請求項2に記載の回転角度計測装置。 - 前記センシング部材は、
エラストマー製の誘電層と、前記誘電層の上面に形成された第1電極層と、前記誘電層の下面に形成された第2電極層とを有し、前記第1電極層及び前記第2電極層の対向する部分を検出部とするセンサ本体を含み、
前記検出部は、伸縮に応じて静電容量が変化する請求項1〜3のいずれかに記載の回転角度計測装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の回転角度計測装置のセンシング部材として用いられる静電容量型センサシートであって、
エラストマー製の誘電層と、前記誘電層の上面に形成された第1電極層と、前記誘電層の下面に形成された第2電極層とを含み、前記第1電極層及び前記第2電極層の対向する部分を検出部とし、一方向に伸縮可能で、かつ伸縮に応じて前記検出部の静電容量が変化するセンサ本体と、
前記伸縮方向において、前記検出部を挟むように2箇所に設けられた当該静電容量型センサシートを測定対象物に取り付ける固定部材と、
を備え、
前記固定部材の少なくとも1つは、前記静電容量型センサシートを前記測定対象物に対して回転可能に取り付けるように構成されていることを特徴とする静電容量型センサシート。 - 連結部で連結された2本のリンク相当部を有し、少なくとも一方のリンク相当部が前記連結部を回転中心として回転可能に構成された測定対象物における、前記一方のリンク相当部の他方のリンク相当部に対する回転角度を測定する回転角度計測装置であって、
測定対象物の回転に追従して一方向に伸縮可能であり、前記回転角度に応じて電気パラメータが変化するセンシング部材と、
連結部で連結された第1保持リンク及び第2保持リンクを有し、一方の保持リンクが他方の保持リンクに対して前記連結部を回転中心として回転可能に構成された保持部と、
前記電気パラメータを測定する計測部と、
前記計測部での計測結果に基づいて前記回転角度を算出する演算部と、
を備え、
前記センシング部材は、伸縮時にその変形量に応じて電気パラメータが変化する検出部と、前記検出部の伸縮方向において前記検出部を挟むように2箇所に設けられて当該センシング部材を前記保持部に取り付ける固定部材とを有し、前記固定部材によって前記第1保持リンクと前記第2保持リンクとの間を架け渡すように取り付けられていることを特徴とする回転角度計測装置。
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