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JP2017036528A - かつらベース及びかつらの製造方法並びにかつらベース及びかつら - Google Patents

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JP2017036528A
JP2017036528A JP2015159623A JP2015159623A JP2017036528A JP 2017036528 A JP2017036528 A JP 2017036528A JP 2015159623 A JP2015159623 A JP 2015159623A JP 2015159623 A JP2015159623 A JP 2015159623A JP 2017036528 A JP2017036528 A JP 2017036528A
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俊也 江刺家
Toshiya Esashiya
俊也 江刺家
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Aderans Co Ltd
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Abstract

【課題】 自然な外観を有する着用時の快適性に優れたかつらベース及びかつらをシンプルな工程で製造可能なかつらベース及びかつらの製造方法、並びに製造されたかつらベース及びかつらを提供する。【解決手段】 インクジェットプリンタ30により、かつらベース2の1の領域から他の領域に向けて、色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色する工程を含むかつらベース2及びかつら10の製造方法、並びに当該かつらベース2及びかつら10を提供する。【選択図】 図3

Description

本発明は、かつらベース及びかつらベースに擬毛を植設したかつらの製造方法、並びに製造されたかつらベース及びかつらに関する。
人の頭部に装着するかつらは、通常、かつらベースと称するベース部分に擬毛を植設することによって形成される。このようなかつらベース及びかつらの中には、外観を自然に見せるために、かつらベース自体の色を複数色に着色するものが知られている。
これを実現するため、例えば、複数のベース素材が接合部で接合されたかつらベースにおいて、少なくとも1つのベース素材が接合部に近づくにつれて色が濃くなるように染色する染色方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、異なる色のかつらベースの基布をそれぞれの一部が重なるように配置して形成されたかつらベースも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−57150 特開2015−30937
特許文献1に記載の染色方法では、複数回の染色作業を行う必要があるので、生産効率が低い。また、染色作業においては、染色処理後に加熱して色を定着させる工程が必要であり、複数回の染色作業によりかつらベースの基布が劣化する虞がある。
また、特許文献2に記載のかつらでは、かつらベースの基布を複数枚重ねて形成する必要があるので、かつらの通気性や軽量性が阻害され、着用時の快適性が損なわれる虞がある。
本発明にかかる目的は、上記の課題を解決するものであり、自然な外観を有する着用時の快適性に優れたかつらベース及びかつらをシンプルな工程で製造可能なかつらベース及びかつらの製造方法、並びに製造されたかつらベース及びかつらを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の1つの実施態様に係るかつらベース及びかつらの製造方法では、
インクジェットプリンタにより、かつらベースの1の領域から他の領域に向けて、色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色する工程を含む。
本発明に係るかつらベース及びかつらの1つの実施態様では、
前頭部側の領域から後頭部側の領域に向けて、または中央近傍領域、分髪領域若しくは旋毛領域から縁部領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化するように着色されている。
以上のように、本発明の実施態様においては、自然な外観を有する着用時の快適性に優れたかつらベース及びかつらをシンプルな工程で製造可能なかつらベース及びかつらの製造方法、並びに製造されたかつらベース及びかつらを提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係るかつらベース及びかつらを示す模式的な平面図である。 かつらベースに施す着色が連続的に変化するグラデーションパターンの一例を示す模式図である。 本発明の1つの実施形態に係るかつらベースの着色工程を含む、かつらベース及びかつらを製造する各工程を示す模式図である。
本発明の実施態様1に係るかつらベースの製造方法では、インクジェットプリンタにより、かつらベースの1の領域から他の領域に向けて、色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色する工程を含む。
本実施態様では、インクジェットプリンタにより色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色することができるので、自然な外観を有する着用時の快適性に優れたかつらベースをシンプルな工程で製造することができる。
なお、インクジェットプリンタにより色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させることは、インクジェットプリンタが有する階調において、連続階調で多段階に変化させてグラデーションを形成することを意味する。
1の領域及び他の領域として、かつらベース上の任意の領域を適用することができる。また、1の領域から他の領域に向けて着色を連続的に変化させる部分は1つに限られるものではなく、複数有する場合もあり得る。また、着色が連続的に変化するグラデーションのパターンとしては、一方向へ直線的に変化していくパターンもあり得るし、波紋が広がるような円形状、楕円形状、花形状等に変化するパターンもあり得るし、多角形状や放射状に変化するパターンもあり得るし、その他の任意のパターンを採用することができる。
例えば、生え際に位置するかつらベースの前頭部側の領域、地肌が見える分髪領域及び旋毛領域を肌色に近い薄い色で着色し、それらの領域の間の所定の領域を毛髪の色に近い濃い茶や黒に着色し、前頭部側の領域、分髪領域及び旋毛領域と所定の領域との間で着色を連続的に変化させることも可能である。つまり、1の領域から他の領域に向けて着色が連続的に濃くなり、このその他の領域が新たな1の領域となって、新たな他の領域に向けて着色が連続的に薄くなるようにすることもできる。
コンピュータで作った画像データに基づいて、インクジェットプリンタを用いることによって、任意のグラデーションパターンを有する着色を容易に行うことができる。
本発明の実施態様2に係るかつらベースの製造方法では、上記の実施態様1において、
前記1の領域から前記他の領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化させて着色する。
本実施態様では、1の領域から他の領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化させて着色するので、より自然な外観を有するかつらベースを提供できる。
なお、濃色から薄色または薄色から濃色への変化は、主に明度及び色相を変化させる、つまり主に色調を変化させることを意味する。薄色から濃色への変化の一例としては、上述のように、薄い肌色から、だんだん茶色または灰色がかった色に変化し、最終的に焦げ茶や黒に変化するパターンを挙げることができる。薄色に関しては、透明の場合からだんだん色を濃くしていく場合も含まれる。透明にした場合には、生え際や地肌が見える領域において、かつらベースを目立ちにくくする、つまりかつらベースの露見を緩和する効果を高めることができる。
本発明の実施態様3に係るかつらベースの製造方法では、上記の実施態様1または2において、
前記1の領域が前記かつらベースの前頭部側の領域であり、前記その他の領域が前記かつらベースの後頭部側の領域である。
本実施態様では、前頭部側の領域から後頭部側の領域に向けて、連続的に着色を変化させるので、より自然な外観を有するかつらベースを提供できる。
本発明の実施態様4に係るかつらベースの製造方法では、上記の実施態様1または2において、
前記1の領域が前記かつらベースの中央近傍領域、分髪領域または旋毛領域であり、前記その他の領域が前記かつらベースの縁部領域である。
ここで、かつらベースの中央近傍領域とは、かつらベースの中央及びその近傍の領域を意味する。使用者の頭部全体を覆う全頭用かつらの場合には、かつら装着時には、使用者の頭頂部(頭の一番高いところ)からゴールデンポイントにかけた領域を覆うことになる。なお、ゴールデンポイントとは、あごからイヤーポイント(両耳の一番高いところ)を通るラインの延長線と、正中線(頭を左右に分けた際の中心線)が交わる点を言う。かつら装着時に、使用者の毛髪の状態に応じて、かつらベースの中央近傍領域が、多くの毛髪が存在する領域に位置する場合も、地肌が見える領域に位置する場合もあり得る。また、使用者の頭部の一部を覆う部分かつらの場合には、その用途に応じて、最適な部分がかつらベースの中央近傍領域で覆われるようするのが好ましい。
かつらベースの分髪領域とは、かつら装着時に、使用者の分髪領域に位置する領域を意味する。分髪領域とは、所謂毛髪の分け目のことである。毛髪が一定の方向に流れるように生えているのを毛流と称するが、分髪領域を境として、その両側で毛流の向きが逆向きになる。よって、分髪領域では地肌が見えやすくなる。
かつらベースの旋毛領域とは、かつら装着時に、使用者の旋毛領域に位置する領域を意味する。旋毛領域とは、毛流が放散するようにうずを巻いている部分のことである。よって、旋毛領域でも地肌が見えやすくなる。なお、旋毛領域は、ゴールデンポイントのやや後方に位置する場合が多く、1箇所だけでなく、複数箇所存在する場合もある。
かつらベースの縁部領域は、かつらベースの周囲全周の場合もあり得るし、左右方向または前後方向における端部の場合もあり得る。かつらベースの大きさによって、かつら装着時に、縁部領域が、多くの毛髪が存在する領域に位置する場合も、地肌が見える領域に位置する場合もあり得る。
本実施態様では、中央近傍領域、分髪領域または旋毛領域から縁部領域に向けて、連続的に着色を変化させるので、より自然な外観を有するかつらベースを提供できる。
本発明の実施態様5に係るかつらの製造方法では、
上記何れかの製造法で製造されたかつらベースに擬毛を植設する工程を含む。
本実施態様では、上記のかつらベースの製造方法における作用効果を同様に奏するかつらを提供できる。
本発明の実施態様6に係るかつらベースでは、
前頭部側の領域から後頭部側の領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化するように着色されている。
本実施態様では、例えば、前頭部側の領域から後頭部側の領域に向けて薄色から濃色へ連続的に変化するように着色すれば、生え際となる前頭部側の領域において、かつらベースの露見を緩和でき、後頭部側の領域において、仮に植設された擬毛の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。更に、前頭部側から後頭部側に向けて連続的に着色が変化していくので、より自然な外観を有するかつらベースを提供できる。
本発明の実施態様7に係るかつらベースでは、
中央近傍領域、分髪領域または旋毛領域から縁部領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化するように着色されている。
本実施態様では、例えば、分髪領域または旋毛領域から縁部領域に向けて薄色から濃色へ連続的に変化するように着色すれば、地肌が見える分髪領域または旋毛領域において、かつらベースの露見を緩和でき、縁部領域において、仮に植設された擬毛の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。更に、分髪領域または旋毛領域から縁部領域に向けて連続的に着色を変化していくので、より自然な外観を有するかつらベースを提供できる。
本発明の実施態様8に係るかつらベースでは、
かつらベースの分髪領域または旋毛領域から、前記分髪領域または前記旋毛領域と前記かつらベースの縁部領域との間の所定の領域に向けて、薄色から濃色へ連続的に変化し、前記所定の領域から前記縁部領域に向けて濃色から薄色へ連続的に変化するように着色されている。
本実施態様では、分髪領域または旋毛領域から周囲に進むにつれて、薄色から濃色に連続的に変化するように着色され、分髪領域または旋毛領域と縁部領域との間の所定の領域で最も色が濃くなり、再び、所定の領域から縁部領域に向けて濃色から薄色に連続的に変化していく。よって、分髪領域または旋毛領域及び縁部領域が薄色に着色されているので、生え際や地肌が見える領域において、かつらベースの存在が露見しにくくなり、その間の所定の領域が濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。特に、分髪領域または旋毛領域及び縁部領域から所定の領域に向けて、薄色から濃色へ連続的に変化していくので、より自然な外観を示すことができる。
本発明の実施態様9に係るかつらでは、
上記実施態様6から8の何れかのたかつらベースに擬毛が植設されている。
本実施態様では、上記のかつらベースにおける作用効果を同様に奏するかつらを提供できる。
次に、本発明の実施態様のかつらベース及びこのかつらベースを用いたかつらについて、以下に図面を用いながら詳細に説明する。
(かつらベース及びかつらの説明)
かつらベースは、かつらを構成する主要部材であり、人毛、人工毛等からなる擬毛をかつらベースに植設することにより、かつらが形成される。かつらベースの擬毛が植設されていない側の面が、頭部と接する装着面となる。
まず、図1を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係るかつらベース2、及びこのかつらベース2に擬毛4が植設されたかつら10の説明を行う。ここで、図1は、本発明の1つの実施形態に係るかつらベース2及びかつら10を示す模式的な平面図である。図1は、擬毛4が植設された上面(装着面の反対側の面)側からを見た図である。
本実施形態では、かつらベース2は、合成樹脂材料や天然材料からなるネット素材から構成されており、ネットの目に擬毛4を結び付けることにより植設することができる。なお、図1では、かつらベース2を示すため、ごく一部の領域にだけ擬毛4が植設されているように示されているが、かつらベースの全面を含む任意の領域に任意の密度で、擬毛4を植設することができる。本実施形態では、全頭を覆うかつらベース2を示しているが、これに限られるものではなく、頭部の一部を覆うかつらベースも考えられる。
図1(a)では、かつらベース2の前頭部側の領域Aから後頭部側の領域Bに向けて、色調が薄色から濃色へ連続的に変化するように着色されている。本実施形態では、前頭部側の領域Aが薄色に着色されているので、生え際となる前頭部側の領域Aにおいて、かつらベースの存在が露見しにくくなり、後頭部側の領域Bが濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛4の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。特に、前頭部側の領域Aから後頭部側の領域Bに向けて、色調が薄色から濃色へ連続的に変化していくので、自然な外観を示すことができる。
なお、用途によっては、逆に、かつらベース2の前頭部側の領域Aから後頭部側の領域Bに向けて、色調が濃色から薄色へ連続的に変化するように着色されている場合もあり得る。
ここで、色調とはカラートーンとも称し、主に明度及び色相を変化させることによって変化させることができる。薄色から濃色への変化の一例としては、上述のように、薄い肌色から、だんだん茶色または灰色がかった色に変化し、最終的に焦げ茶や黒に変化するパターンが挙げることができる。ただし、同時に彩度を変化させることも可能であり、肌や髪の毛の状態に応じて、それに適するように彩度も連続的に変化させることもできる。
薄色に関しては、透明の場合からだんだん色を濃くしていく場合も含まれる。この場合には、透明な材料で構成されたかつらベース2に着色を施すことによって、透明から徐々に色を濃くしていくグラデーションを実現できる。透明にした場合には、生え際領域等において、かつらベース2を目立ちにくくする、つまりかつらベースの露見を緩和する効果を高めることができる。
図1(b)では、中央近傍領域Cから縁部領域D(ここでは、周囲全周)に向けて、色調が濃色から薄色に連続的に変化するように着色されている。本実施形態では、中央近傍領域Cが濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛4の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができ、縁部領域Dが薄色に着色されているので、生え際となる縁部領域Dにおいて、かつらベース2の存在が露見しにくくなる。特に、中央近傍領域Cから縁部領域D(周囲全周)に向けて、色調が濃色から薄色へ連続的に変化していくので、自然な外観を示すことができる。
なお、用途によっては、逆に、中央近傍領域Cから縁部領域D(周囲全周)に向けて、色調が薄色から濃色に連続的に変化するように着色されている場合もあり得る。
図1(c)では、分髪領域Eから縁部領域F(ここでは左右両側)に向けて、色調が薄色から濃色に連続的に変化するように着色されている。本実施形態では、分髪領域Eが薄色に着色されているので、地肌が見える分髪領域Eにおいて、かつらベース2の存在が露見しにくくなり、縁部領域Fが濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛4の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。特に、分髪領域Eから縁部領域F(左右両側)に向けて、色調が薄色から濃色へ連続的に変化していくので、自然な外観を示すことができる。
なお、用途によっては、逆に、分髪領域Eから縁部領域F(左右両側)に向けて、色調が濃色からに薄色に連続的に変化するように着色されている場合もあり得る。
更に、分髪領域Eから両側に進むにつれて、色調が薄色から濃色に連続的に変化するように着色され、分髪領域Eと縁部領域F(左右両側)との間の所定の領域で最も色が濃くなり、再び、所定の領域から縁部領域F(左右両側)に向けて、色調が濃色から薄色に連続的に変化していく実施形態も考えられる。
この場合には、分髪領域E及び縁部領域F(左右両側)が薄色に着色されているので、生え際となるまたは地肌が見える領域において、かつらベース2の存在が露見しにくくなり、その間の所定の領域が濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛4の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。特に、分髪領域E及び縁部領域F(左右両側)からその間の所定の領域に向けて、色調が薄色から濃色へ連続的に変化していくので、自然な外観を示すことができる。
また、旋毛領域から縁部領域に向けて、色調が薄色から濃色に連続的に変化するように着色されている実施形態も考えられる。本実施形態では、旋毛領域が薄色に着色されているので、地肌が見える旋毛領域において、かつらベース2の存在が露見しにくくなり、縁部領域が濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛4の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。特に、旋毛領域から縁部領域に向けて、色調が薄色から濃色へ連続的に変化していくので、自然な外観を示すことができる。
なお、用途によっては、逆に、旋毛領域から縁部領域に向けて、色調が濃色からに薄色連続的に変化するように着色されている場合もあり得る。
更に、旋毛領域から周囲に進むにつれて、色調が薄色から濃色に連続的に変化するように着色され、旋毛領域と縁部領域との間の所定の領域で最も色が濃くなり、再び、所定の領域から縁部領域に向けて、色調が濃色から薄色に連続的に変化していく実施形態も考えられる。
この場合には、旋毛領域及び縁部領域が薄色に着色されているので、地肌が見えるまたは生え際となる領域において、かつらベース2の存在が露見しにくくなり、その間の所定の領域が濃色に着色されているので、仮に植設された擬毛4の密度が比較的低い場合でも、毛髪が十分な密度で生えている印象を与えることができる。特に、旋毛領域及び縁部領域からその間の所定の領域に向けて、色調が薄色から濃色へ連続的に変化していくので、自然な外観を示すことができる。
着色が連続的に変化するグラデーションのパターンとしては、図1に示すようなパターンだけでなく、図2に示すようなパターンもあり得る。(a)に示すような波紋が広がるような円形状、楕円形状、花形状等に変化するパターンもあり得るし、(b)に示すような多角形状に変化するパターンもあり得るし、(c)または(d)に示すような放射状に変化するパターンもあり得る。放射状に変化するパターンでは、(c)に示すようなスター状に広がるものもあるし、(d)に示すような十字状に広がるものもある。なお、図1及び2に示すパターンは一例に過ぎず、その他の任意のパターンを採用することができる。
上記の実施形態では、主に明度及び色相を変化させて、色調が連続的に変化するように着色しているが、これに限られるものではなく、彩度を含めて連続的に変化させて着色することもでき、色相、明度及び彩度の全て、またはそれらの少なくとも1つを連続的に変化させて着色することができる。
また、上記においては、主に自然な外観を有するかつらを実現するために、着色を連続的に変化させているが、これに限られるものではなく、ファッション性や装飾性、演出的効果等を高めるために、着色を連続的に変化させることもできる。
(かつらベース及びかつらの製造方法の説明)
次に、図3を用いて、かつらベースの着色工程を含む、かつらベース及びかつらの製造方法について説明を行う。図3は、かつらベース2の着色工程を含む、かつらベース2及びかつら10を製造する各工程を示す模式図である。
はじめに図3(a)に示すように、合成樹脂材料や天然材料からなるネット素材を裁断、縫製等により加工して、所望のかつらベース2を準備する。このかつらベース2は、全頭を覆うものでも、頭を部分的に覆うものでもよい。次に、図3(b)に示すように、コンピュータ20を用いて色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色したかつらベース2の画像データを作成する。この場合、着色を連続的に変化させる部分は複数存在してもよい。
次に、図3(c)に示すように、図3(a)で準備したかつらベース2を、専用のインクジェットプリンタ30にセットする。そして、コンピュータ20で作成した画像データに基づいて、インクジェットプリンタ30でセットしたかつらベース2に着色を行う。ここで、インクジェットプリンタ30を用いて色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色するとは、インクジェットプリンタ30が有する階調において、連続階調で多段階に変化させてクラデーションを形成することを意味する。
コンピュータ20及びインクジェットプリンタ30を用いることにより、任意のグラデーションのパターンを有する着色を容易に行うことができる。特に、インクジェットプリンタ30を用いることにより、繊細なグラデーションを忠実に再現して着色することができ、加熱して色を定着させる工程も不要なので、かつらベースの劣化の虞もない。
なお、かつらベースを着色する塗料としては、インクジェットプリンタで使用可能な任意の塗料を用いることができる。かつらベース2として天然材料からなるネット素材が用いられている場合には、水系インクを用いることができ、かつらベース2として合成樹脂材料が用いられている場合には、油系インクを用いることが好ましく、有機溶剤系インクを用いることもできる。
そして、図3(d)に示すように、着色されたかつらベース2のメッシュの開口に擬毛4を通して、メッシュの枠部材(フィラメント)に結びつけて植設し、かつら10を製造することができる。なお、擬毛4の結び方については、既知の任意の手法を用いることができる。
以上のような着色工程を含む製造方法により、上記の実施形態を含む任意のグラデーションを有するかつらベース2及びかつら10を製造することができる。特に、コンピュータ20及びインクジェットプリンタ30を用いることにより、着色を連続的に変化させる部分を複数有する複雑なグラデーションパターンを有するかつらベース及びかつらをシンプルな工程で容易に製造することができる。
本発明の実施の形態を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 かつらベース
4 擬毛
10 かつら
20 コンピュータ
30 インクジェットプリンタ

Claims (9)

  1. インクジェットプリンタにより、かつらベースの1の領域から他の領域に向けて、色相、明度及び彩度の少なくとも1つを連続的に変化させて着色する工程を含むことを特徴とするかつらベースの製造方法。
  2. 前記1の領域から前記他の領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ変連続的に化させて着色することを特徴とする請求項1に記載のかつらベースの製造方法。
  3. 前記1の領域が前記かつらベースの前頭部側の領域であり、前記その他の領域が前記かつらベースの後頭部側の領域であることを特徴とする請求項1または2に記載のかつらベースの製造方法。
  4. 前記1の領域が前記かつらベースの中央近傍領域、分髪領域または旋毛領域であり、前記その他の領域が前記かつらベースの縁部領域であることを特徴とする請求項1または2に記載のかつらベースの製造方法。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の製造法で製造されたかつらベースに擬毛を植設する工程を含むことを特徴とするかつらの製造方法。
  6. 前頭部側の領域から後頭部側の領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化するように着色されたことを特徴とするかつらベース。
  7. 中央近傍領域、分髪領域または旋毛領域から縁部領域に向けて、濃色から薄色または薄色から濃色へ連続的に変化するように着色されたことを特徴とするかつらベース。
  8. かつらベースの分髪領域または旋毛領域から、前記分髪領域または前記旋毛領域と前記かつらベースの縁部領域との間の所定の領域に向けて、薄色から濃色へ連続的に変化し、前記所定の領域から前記縁部領域に向けて濃色から薄色へ連続的に変化するように着色されたことを特徴とするかつらベース。
  9. 請求項6から8の何れか1項に記載のかつらベースに擬毛が植設されたかつら。
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