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JP2016136850A - 酢酸菌ファージ - Google Patents

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Abstract

【課題】酢酸発酵液中における酢酸菌ファージの有無や、酢酸菌ファージの感染サイクル(溶原サイクル又は溶菌サイクル)の状態を高感度に検出するための簡便性に優れる酢酸菌ファージ検出方法と検出用キットの提供。
【解決手段】酢酸発酵液やかかる発酵液の菌体画分及び培養上清画分等の被検試料より、特定のゲノム配列を有する3種類の酢酸菌に感染するファージを特定し、そのゲノム配列を決定した。そのゲノム配列情報より、これら酢酸菌ファージを特異的に検出できる特定の塩基配列を持つプライマ―セットを設計して、PCR(Polymerase Chain Reaction)法等の方法により該酢酸菌ファージを検出することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、グルコンアセトバクター・ザイリナス(Gluconacetobacter xylinus)に由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出するか、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・オルレアネンシス(Acetobacter orleanensis)に由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出するか、あるいは配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・パスツリアヌス(Acetobacter pasteurianus)に由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出する酢酸菌ファージの検出方法や、かかる検出方法に用いるための検出用キット等に関する。
乳酸菌による乳酸発酵を利用し、ヨーグルト、チーズ等の発酵乳製品を製造する現場において、バクテリオファージ(ファージ)の乳酸菌への感染と、それに伴う溶菌が、酸生成の低下、発酵の遅延、発酵乳製品の製造の失敗等を引き起こすことが知られている。このため、発酵乳製品の製造においては、乳酸菌へのファージ感染を防止することが重要となる。乳酸菌へのファージ感染を防止する方法としては、カルチャー及びスターターの無菌的取扱い、施設(工場、試験室等)内や使用原料の厳密な殺菌操作、多菌株カルチャーの使用、カルチャーの交代、ファージ耐性菌株の導入等が知られている(非特許文献1)。
乳酸菌へのファージ感染を防止するうえで、ファージ感染を早期発見することも重要である。ファージ感染を検出する方法としては、検出対象のファージに対応する宿主乳酸菌を寒天重層法により培養し、プラークを形成させて観察する方法が知られている(特許文献1、非特許文献2)。また、定量PCR(Polymerase Chain Reaction)法により、牛乳や乳清からラクトコッカス属(Lactococcal)由来のファージを検出する方法も報告されている(非特許文献3)。
一方、酢酸菌による酢酸発酵を利用し、食酢製品を製造する現場においても、ファージによる感染が原因と思われる発酵不良が発生することがある。実際に、酢酸発酵液からファージが単離・解析されたことは報告されているものの(非特許文献4)、酢酸発酵液中における酢酸菌ファージの有無や、酢酸菌ファージの感染サイクル(溶原サイクル又は溶菌サイクル)の状態を検出する方法は知られていなかった。
特開2010−220527号公報
曽根敏麿監訳、「ヨーグルト」、第30〜32頁、第170頁、実業図書株式会社、1986年4月10日発行 社団法人日本化学会編、「第5版 実験化学講座29 バイオテクノロジーの基本技術」、第104〜105頁、丸善株式会社、平成18年7月25日発行 Ly-Chatain, M.H. et al., Int. J. Microbiol. 2011: doi:10.1155/2011/594369 (2011) Sellmer, S. et al., System. Appl. Microbiol. 15: 610-616 (1992)
本発明の課題は、簡便性に優れ、且つ、酢酸発酵液中における酢酸菌ファージの有無や、酢酸菌ファージの感染サイクル(溶原サイクル又は溶菌サイクル)の状態を高感度に検出することができる、酢酸菌ファージの検出方法や検出用キットを提供することにある。
本発明者らは、まず、「発酵不良を起こす溶菌性ファージは環境中に存在し、それが発酵槽に入り込み、発酵不良を引き起こす」との仮説を基に、環境中からファージを取得する試みを6年ほど行ったが、酢酸菌に感染するファージを取得することはできなかった。そこで、「環境中には溶原性ファージを有する酢酸菌が存在し、溶原性ファージのゲノムDNA領域に変異が入り、溶菌性となり、さらに何らかの要因で溶菌サイクルが誘導され、そのことにより発酵不良を引き起こす」という仮説を立てて、ターゲットを溶原化ファージに切り替え、マイトマイシンC(MMC)によるスクリーニングを実施することを試みた。具体的には、株式会社Mizkan Holdingsで入手した酢酸菌株1600種に、ファージが溶原化している酢酸菌株(酢酸菌溶原株)が含まれている可能性を考え、かかる1600種の酢酸菌株を用いて、マイトマイシンC(MMC)による溶原株の1・2次スクリーニング、及び透過型電子顕微鏡によるファージ粒子の観察を行った。MMCは酸に弱く、分解されるため、菌株の違いや培養の進み具合の違いにより酸の生成量が異なり、その結果、同じ条件でもファージ粒子が誘導される場合と誘導されない場合があり、安定した結果が得られず苦労し、また、最終的には、ファージ粒子の存在の有無を顕微鏡で1サンプルずつ観察する必要があるため、観察に多くの時間を要したため、酢酸菌溶原株の単離を諦めかけたが、たまたま実施例1に記載の方法で1・2次スクリーニングを行ったところ、3種類の酢酸菌株(グルコンアセトバクター・ザイリナス、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌス)由来のファージ粒子を確認することができた。また、かかる3種類の酢酸菌株由来のファージのゲノムDNAを解析し、ファージゲノムDNAを検出するためのプライマーセットを用いたPCR法を行うことにより、酢酸発酵液において上記3種類の酢酸菌株由来のファージが溶原化している酢酸菌を検出できることを確認した。本発明はこれらの知見に基づいて完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は(1)配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出するか、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出するか、あるいは配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする酢酸菌ファージの検出方法や、(2)配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR(Polymerase Chain Reaction)法により、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出し、配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR法により、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出し、配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR法により、アセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする上記(1)に記載の検出方法や、(3)配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記(2)に記載の検出方法に関する。
また、本発明は(4)配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号1に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物、配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号2に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物、あるいは配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号3に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物を備えることを特徴とする酢酸菌ファージの検出用キットや、(5)配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記(4)に記載の検出用キットに関する。
また、本発明は(6)以下の[酢酸菌ファージ群]に含まれる少なくとも1種の酢酸菌ファージに関する。
[酢酸菌ファージ群]
配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する、グルコンアセトバクター・ザイリナス由来の酢酸菌ファージ又はその変異株
配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する、アセトバクター・オルレアネンシス由来の酢酸菌ファージ又はその変異株
配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する、アセトバクター・パスツリアヌス由来の酢酸菌ファージ又はその変異株
また本発明の実施の他の形態として、〔1〕配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする酢酸菌ファージの検出方法や、〔2〕配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR(Polymerase Chain Reaction)法により、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする上記〔1〕に記載の検出方法や、〔3〕配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記〔2〕に記載の検出方法や、〔4〕さらに、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の検出方法や、〔5〕配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR法により、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする上記〔4〕に記載の検出方法や、〔6〕配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記〔5〕に記載の検出方法や、〔7〕さらに、配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする上記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の検出方法や、〔8〕配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR法により、アセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする上記〔7〕に記載の検出方法や、〔9〕配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記〔8〕に記載の検出方法を挙げることができる。
また本発明の実施の他の形態として、〔10〕配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号1に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物を備えることを特徴とする酢酸菌ファージの検出用キットや、〔11〕配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記〔10〕に記載の検出用キットや、〔12〕さらに、配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号2に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物を備えることを特徴とする上記〔10〕又は〔11〕に記載の検出用キットや、〔13〕配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記〔12〕に記載の検出用キットや、〔14〕さらに、配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号3に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物を備えることを特徴とする上記〔10〕〜〔13〕のいずれかに記載の検出用キットや、〔15〕配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする上記〔14〕に記載の検出用キットを挙げることができる。
本発明の酢酸菌ファージの検出方法や検出用キットを用いると、比較的簡単に、酢酸発酵液中における酢酸菌ファージの有無や、酢酸菌ファージの感染サイクルの状態を高感度に検出することができるため、酢酸発酵液におけるファージ汚染の早期発見及びファージ駆除に有用であるとともに、酢酸菌発酵液中のファージの感染サイクルを定期的にモニタリングすることにより、溶原サイクルから溶菌サイクルへの移行時期を見極め、酢酸菌ファージ汚染を防除することが可能となり、生産機会の損失を最小化できることが期待される。
また、本発明の酢酸菌ファージは、ファージ耐性酢酸菌のスクリーニングや変異株の作製に有用である。
図1A〜Cは、それぞれ酢酸菌株3種(グルコンアセトバクター・ザイリナス、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌス)由来のファージ粒子を観察した、透過型電子顕微鏡による画像である。 図2A〜Cは、それぞれ酢酸菌株3種(グルコンアセトバクター・ザイリナス、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌス)由来のファージゲノムDNAを、PCRを用いて検出した結果を示す図である。図中レーン「菌体」は菌体画分を示し、レーン「M」はDNA分子量マーカー(TakaRa社製)を示す。 図3A〜Cは、それぞれ麦芽酢(モルトビネガー)発酵不良液における酢酸菌株3種(グルコンアセトバクター・ザイリナス、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌス)由来のファージゲノムDNAを、PCRを用いて検出した結果を示す図である。図中レーン「菌体」は菌体画分を示し、レーン「上清」は上清画分を示し、レーン「M」はDNA分子量マーカー(TakaRa社製)を示す。
本発明の酢酸菌ファージの検出方法(以下、「本件検出方法」ということがある)としては、被検試料中の、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株(以下、これらを総称して「本件酢酸菌ファージ1」ということがある)を、配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出するか、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株(以下、これらを総称して「本件酢酸菌ファージ2」ということがある)を、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出するか、あるいはアセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株(以下、これらを総称して「本件酢酸菌ファージ3」ということがある)を、配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出する方法であれば特に制限されず、例えば、本件酢酸菌ファージ1を、配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出することに加えて、さらに本件酢酸菌ファージ2を、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、同時、逐次、又は個別に検出する方法や、本件酢酸菌ファージ1を、配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出することに加えて、さらに本件酢酸菌ファージ3を、配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、同時、逐次、又は個別に検出する方法や、本件酢酸菌ファージ1を、配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出することに加えて、さらに本件酢酸菌ファージ2を、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、同時、逐次、又は個別に検出し、かつ、本件酢酸菌ファージ3を、配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、同時、逐次、又は個別に検出する方法や、本件酢酸菌ファージ2を、配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき検出することに加えて、さらに本件酢酸菌ファージ3を、配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、同時、逐次、又は個別に検出する方法であってもよい。
また、本発明の酢酸菌ファージの検出用キット(以下、「本件検出用キット」ということがある)としては、配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマー(以下、「本件フォワードプライマー1」ということがある)と、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマー(以下、「本件リバースプライマー1」ということがある)とのプライマーセット(以下、「本件プライマーセット1」ということがある)、又は配列番号1に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ(以下、「本件プローブ1」ということがある)、或いはそれらの標識物や、配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマー(以下、「本件フォワードプライマー2」ということがある)と、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマー(以下、「本件リバースプライマー2」ということがある)とのプライマーセット(以下、「本件プライマーセット2」ということがある)、又は配列番号2に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ(以下、「本件プローブ2」ということがある)、或いはそれらの標識物や、配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマー(以下、「本件フォワードプライマー3」ということがある)と、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマー(以下、「本件リバースプライマー3」ということがある)とのプライマーセット(以下、「本件プライマーセット3」ということがある)、又は配列番号3に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ(以下、「本件プローブ3」ということがある)、或いはそれらの標識物を備えるキットであれば特に制限されず、例えば、本件プライマーセット1若しくは本件プローブ1又はそれらの標識物に加えて、さらに本件プライマーセット2若しくは本件プローブ2又はそれらの標識物を備えるキットや、本件プライマーセット1若しくは本件プローブ1又はそれらの標識物に加えて、さらに本件プライマーセット3若しくは本件プローブ3又はそれらの標識物を備えるキットや、本件プライマーセット1若しくは本件プローブ1又はそれらの標識物に加えて、さらに本件プライマーセット2若しくは本件プローブ2又はそれらの標識物と、本件プライマーセット3若しくは本件プローブ3又はそれらの標識物とを備えるキットや、本件プライマーセット2若しくは本件プローブ2又はそれらの標識物に加えて、さらに本件プライマーセット3若しくは本件プローブ3又はそれらの標識物を備えるキットであってもよい。本件検出用キットは、酢酸菌ファージの検出用キットとしての用途に限定されるものである。そして、このキットには、一般にこの種の検出キットに用いられる成分、例えば担体、pH緩衝剤、安定剤の他、酢酸菌ファージを検出するための説明書等の添付文書が通常含まれる。
本発明において、「アニールする」とは、フォワードプライマー及びリバースプライマーやプローブが、鋳型DNAである本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNAと相補的に結合することを意味し、ここで相補的な結合とは、具体的には、アデニンヌクレオチド(A)とチミンヌクレオチド(T)との結合、及びグアニンヌクレオチド(G)とシトシンヌクレオチド(C)との結合を意味する。
本件酢酸菌ファージ1における変異株は、配列番号1に示されるヌクレオチド配列において、1若しくは数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入、付加又は逆位されたヌクレオチド配列からなり、かつ配列番号1に示されるヌクレオチド配列と少なくとも80%の同一性を有するゲノムDNAを有する酢酸菌ファージである。
また、本件酢酸菌ファージ2における変異株は、配列番号2に示されるヌクレオチド配列において、1若しくは数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入、付加又は逆位されたヌクレオチド配列からなり、かつ配列番号2に示されるヌクレオチド配列と少なくとも80%の同一性を有するゲノムDNAを有する酢酸菌ファージである。
また、本件酢酸菌ファージ3における変異株は、配列番号3に示されるヌクレオチド配列において、1若しくは数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入、付加又は逆位されたヌクレオチド配列からなり、かつ配列番号3に示されるヌクレオチド配列と少なくとも80%の同一性を有するゲノムDNAを有する酢酸菌ファージである。
本発明において、「1若しくは数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入、付加又は逆位されたヌクレオチド配列」とは、例えば1〜30個の範囲内、好ましくは1〜20個の範囲内、より好ましくは1〜15個の範囲内、さらに好ましくは1〜10個の範囲内、より好ましくは1〜5個の範囲内、さらに好ましくは1〜3個の範囲内、より好ましくは1〜2個の範囲内の数のヌクレオチドが置換、欠失、挿入、付加又は逆位されたヌクレオチド配列を意味する。
本発明において、「少なくとも80%の同一性」とは、同一性が80%以上であることを意味し、好ましくは85%以上、より好ましくは88%以上、さらに好ましくは90%以上、さらにより好ましくは93%以上、特に好ましくは95%以上、最も好ましくは98%以上の同一性を意味する。
本件検出方法において、被検試料中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出された場合、かかる被検試料は、本件酢酸菌ファージ1〜3により汚染されている可能性が高いと判定(評価)することができ、上記被検試料中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出されなかった場合、上記被検試料は、本件酢酸菌ファージ1〜3により汚染されている可能性が低いと判定(評価)することができる。酢酸菌ファージの感染サイクル(溶原サイクル又は溶菌サイクル)の状態を検出する場合、上記被検試料としては、酢酸発酵液の菌体画分及び培養上清画分が好ましい。すなわち、酢酸発酵液の菌体画分及び培養上清画分を用いて本件検出方法を実施した場合、酢酸発酵液の菌体画分中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出され、かつ、酢酸発酵液の培養上清画分中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出されなかったとき、本件酢酸菌ファージ1〜3は溶原サイクルの状態にある可能性が高いと判定(評価)することができ、酢酸発酵液の菌体画分中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出され、かつ、酢酸発酵液の培養上清画分中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出されたとき、本件酢酸菌ファージ1〜3は溶菌サイクルに移行する予兆がある、又は溶菌サイクルの状態にある可能性が高いと判定(評価)することができる。また、酢酸発酵液の菌体画分中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出されず、かつ、酢酸発酵液の培養上清画分中に本件酢酸菌ファージ1〜3が検出されたとき、本件酢酸菌ファージ1〜3は、溶菌ファージとして外部から酢酸発酵液に混入した可能性が高いと判定(評価)することもできる。
配列番号1〜3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、本件酢酸菌ファージ1〜3を検出する方法としては、配列番号1〜3に示されるヌクレオチド配列の少なくとも一部にアニール(ハイブリダイズ)するプライマーやプローブを選択し、かかるプライマーやプローブを用いて本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNAを特異的に検出できる方法であればどのような方法であってもよく、具体的には、被検試料中のDNAを抽出・精製し、本件プライマーセット1〜3を用いたPCR(Polymerase Chain Reaction)法により検出する方法や、本件プローブ1〜3を用いたサザンハイブリダイゼーション法により検出する方法や、被検試料と本件プローブ1〜3を用いたFISH(Fluorescent in situ hybridization)法により検出する方法を挙げることができ、これらの中でも簡便性に優れているため、本件プライマーセット1〜3を用いたPCR法により検出する方法が好ましい。PCR法、サザンハイブリダイゼーション法、FISH法等の方法は、モレキュラー・クローニング、ア・ラボラトリーマニュアル(Molecular cloning,A laboratorymanual)に記載の方法にしたがって行うこともできるし、市販のキット製品、例えば、KOD−Plus−Neo[東洋紡績社製]、TaKaRa PCR Amplification Kit[TaKaRa社製]等のPCR用キットや、Super Hybr Kit[Molecular Research Center社製]、Detector AP Chemiluminescent Blotting Kit[SeraCare Life Science社製]等のサザンハイブリダイゼーション用キットや、Label IT FISH Kit[TaKaRa社製]、Zyto Light[Zyto Vision社製]等のFISH用キットを用いて、製品添付の説明書にしたがって行うこともできる。
本発明において、フォワードプライマー及びリバースプライマーは、通常、鋳型DNAである本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNA由来の増幅産物が特異的に生成されるように選択される。すなわち、配列番号1に示されるヌクレオチド配列において1番目のヌクレオチドを上流とし、54198番目のヌクレオチドを下流とした場合、本件フォワードプライマー1の3’末端におけるヌクレオチドは、フォワードプライマーとリバースプライマーによる二本鎖DNA形成(プライマーダイマー形成)による擬陽性を回避することも考慮すると、通常、本件リバースプライマー1の3’末端におけるヌクレオチドよりも少なくとも上流にアニールするように選択される。
また、配列番号2に示されるヌクレオチド配列において1番目のヌクレオチドを上流とし、34100番目のヌクレオチドを下流とした場合、本件フォワードプライマー2の3’末端におけるヌクレオチドは、プライマーダイマー形成による擬陽性を回避することも考慮すると、通常、本件リバースプライマー2の3’末端におけるヌクレオチドよりも少なくとも上流にアニールするように選択される。
また、配列番号3に示されるヌクレオチド配列において1番目のヌクレオチドを上流とし、53000番目のヌクレオチドを下流とした場合、プライマーダイマー形成による擬陽性を回避することも考慮すると、通常、本件リバースプライマー3の3’末端におけるヌクレオチドよりも少なくとも上流にアニールするように選択される。
本発明において、フォワードプライマー及びリバースプライマーにより増幅(生成)されるDNA産物の長さや、フォワードプライマー及びリバースプライマーの長さや、フォワードプライマー及びリバースプライマーがアニールする部位等は、PCRによるDNAの増幅効率や検出効率を考慮して適宜選択することができる。
例えば、フォワードプライマーの3’末端におけるヌクレオチドと、リバースプライマーの3’末端におけるヌクレオチドとの間で増幅されるDNA産物の長さは、通常5〜2000塩基長(ヌクレオチド長)であり、好ましくは10〜1000塩基長であり、より好ましくは20〜800塩基長であり、さらに好ましくは30〜600塩基長であり、さらにより好ましくは40〜500塩基長である。
例えば、フォワードプライマー及びリバースプライマーの長さは、通常10〜100塩基長であり、好ましくは10〜40塩基長であり、より好ましくは10〜30塩基長であり、さらに好ましくは15〜30塩基長である。
フォワードプライマー及びリバースプライマーがアニールする部位は、具体的には、フォワードプライマーが本件フォワードプライマー1の場合、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列を挙げることができ、また、フォワードプライマーが本件フォワードプライマー2の場合、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列を挙げることができ、また、フォワードプライマーが本件フォワードプライマー3の場合、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列を挙げることができ、また、リバースプライマーが本件リバースプライマー1の場合、配列番号4に示されるヌクレオチド配列を挙げることができ、また、リバースプライマーが本件リバースプライマー2の場合、配列番号5に示されるヌクレオチド配列を挙げることができ、また、リバースプライマーが本件リバースプライマー3の場合、配列番号6に示されるヌクレオチド配列を挙げることができる。
本発明において、フォワードプライマー及びリバースプライマーは、その少なくとも一部が鋳型DNA(本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNA)とアニール(ハイブリダイズ)し、かつ、PCRにより増幅産物を生成できるものであればよく、また、プローブは、その少なくとも一部が鋳型DNA(本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNA)とアニール(ハイブリダイズ)できるものであればよく、ここで「少なくとも一部」とは、通常、全ヌクレオチド配列に対して60%以上を意味し、好ましくは65%以上であり、より好ましくは70%以上であり、さらに好ましくは75%以上であり、さらにより好ましくは80%以上であり、特に好ましくは85%以上であり、最も好ましくは90%以上を意味する。
本発明において、フォワードプライマー及びリバースプライマーは、PCRで用いるポリメラーゼがプライマーの3’末端で複合体を形成し、DNA鎖を伸長することを考慮すると、かかるプライマーの3’末端のヌクレオチドは、鋳型DNA(本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNA)とアニールするように設計することが好ましく、さらに、プライマーの3’末端でのポリメラーゼ/プライマー複合体の安定性を高めるために、G又はCとなるように設計することがより好ましい。
本発明において、プローブの長さや、プローブがアニールする部位等は、ハイブリダイゼーションの効率や特異性を考慮して適宜選択することができる。
例えば、プローブの長さは、通常50〜2000塩基長であり、好ましくは100〜1500塩基長であり、より好ましくは200〜1000塩基長であり、さらに好ましくは300〜800塩基長である。
本件検出用キットの標識物における標識物質としては、ペルオキシダーゼ(例えば、horseradish peroxidase)、アルカリフォスファターゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グルコ−ス−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、アルコール脱水素酵素、リンゴ酸脱水素酵素、ペニシリナーゼ、カタラーゼ、アポグルコースオキシダーゼ、ウレアーゼ、ルシフェラーゼ若しくはアセチルコリンエステラーゼ等の酵素、フルオレスセインイソチオシアネート、フィコビリタンパク、希土類金属キレート、ダンシルクロライド若しくはテトラメチルローダミンイソチオシアネート等の蛍光物質、緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescence Protein;GFP)、シアン蛍光タンパク質(Cyan Fluorescence Protein;CFP)、青色蛍光タンパク質(Blue Fluorescence Protein;BFP)、黄色蛍光タンパク質(Yellow Fluorescence Protein;YFP)、赤色蛍光タンパク質(Red Fluorescence Protein;RFP)、ルシフェラーゼ(luciferase)等の蛍光タンパク質、H 、14C、125I若しくは131I等の放射性同位体、ビオチン、アビジン、又は化学発光物質を挙げることができる。
本件検出方法においては、本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNAにおけるヌクレオチド配列情報に基づき、被検試料中の酢酸菌ファージを直接検出する点に特徴がある。したがって、マイトマイシンC(MMC)を用いて酢酸菌溶原株をスクリーニングする工程や、透過型電子顕微鏡等の顕微鏡によりファージ粒子を観察する工程は通常必要としない。
本件酢酸菌ファージ1〜3は、例えば、以下の実施例に記載の方法にしたがって、酢酸発酵液から1・2次スクリーニング及び透過型電子顕微鏡によるファージ粒子の観察や、本件酢酸菌ファージ1〜3を特異的に検出するプライマーセットを用いたPCR法を行うことにより得ることができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
1.酢酸菌溶原株の単離
酢酸菌溶原株を単離するために、MMCを用いた溶原株の1・2次スクリーニング、及び透過型電子顕微鏡によるファージ粒子の観察を行った。
1−1 1・2次スクリーニング
株式会社Mizkan Holdingsで入手した酢酸菌株1600種を、0.5μg/mL MMC含有YPG(3% グルコース、0.5% 酵母エキス、0.2% ポリペプトン)寒天培地に植菌し、28℃で3日間培養した後、増殖速度の遅い酢酸菌株(MMC感受性酢酸菌株)を1次スクリーニングし、得られたMMC感受性酢酸菌株を、0.2〜4.0μg/mL MMC含有YPG液体培地に植菌し、28℃で3日間培養し、MMC感受性が特に高い106種類の酢酸菌株を2次スクリーニングした。なお、コントロールとして、MMC不含のYPG寒天培地に上記酢酸菌を植菌した。
1−2 透過型電子顕微鏡によるファージ粒子の観察
1・2次スクリーニングにより得られたMMC感受性酢酸菌株106種を、0.2〜4.0μg/mL MMC含有YPG液体培地に植菌し、OD660値が0.1〜0.3になるまで28℃で培養した後、培養上清を遠心処理(7,500×g、10分、室温)により回収し、ポリエチレングリコール8000を添加し、4℃で一晩インキュベートした。遠心分離機(HITACHI社製、CP100MX)にて30000rpm、2時間、16℃の条件下で遠心処理し、沈殿物を回収した後、透過型電子顕微鏡(日本電子社製、JEM1010)を用いてファージ粒子の有無を観察したところ、3種類の酢酸菌株(グルコンアセトバクター・ザイリナス[NBRC13772 Komagataeibacter xylinus]、アセトバクター・オルレアネンシス[NBRC3170 Acetobacter orleanensis]、及びアセトバクター・パスツリアヌス[NBRC109446 Acetobacter sp.])由来のファージ粒子が観察された(図1参照)。
2.酢酸菌ファージのゲノムDNA解析
上記3種類の酢酸菌株(グルコンアセトバクター・ザイリナス、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌス)由来のファージのゲノムDNAを解析するために、ファージのゲノムDNAや酢酸菌ゲノムDNAを調製した。
2−1 酢酸菌ファージのゲノムDNAの調製
酢酸菌株を、0.2〜4.0μg/mL MMC含有YPG液体培地に植菌し、OD660値が0.1〜0.3になるまで28℃で培養した後、培養上清を遠心処理により回収し、ポリエチレングリコール8000を添加し、4℃で一晩インキュベートした。8,000×g、4℃で20分間遠心後、沈殿物を滅菌水に懸濁し、20μg/ml DNasel(Sigma社製)及び10μg/mL RNaseA(Sigma社製)で、37℃、30分間処理した。得られたファージ液からファージDNA抽出キット(NORGEN社製)を用いてファージゲノムDNAを調製した。
2−2 酢酸菌ゲノムDNAの調製
酢酸菌株を、0.2〜4.0μg/mL MMC含有YPG液体培地に植菌し、OD660値が0.1〜0.3になるまで28℃で培養した後、培養上清を遠心処理により回収し、ポリエチレングリコール8000を添加し、4℃で一晩インキュベートした。8,000×g、4℃で20分間遠心後、沈殿物(菌体画分)を用いてillustra bacteria genomicPrep Mini Spin kit(GEヘルスケア・ジャパン社製)により酢酸菌ゲノムDNAを精製した。
2−3 酢酸菌ファージのゲノムDNA解析
グルコンアセトバクター・ザイリナス由来のファージゲノムDNAを、上記「2−1 酢酸菌ファージのゲノムDNAの調製」に記載の方法にしたがって調製し、また、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌスのゲノムDNAを、上記「2−2 酢酸菌ゲノムDNAの調製」に記載の方法にしたがって調製し、外部委託(北海道システムサイエンス社)し、次世代シークエンサーによる解析を行った。その結果、上記3種類の酢酸菌株(グルコンアセトバクター・ザイリナス、アセトバクター・オルレアネンシス、及びアセトバクター・パスツリアヌス)由来のファージのうち、グルコンアセトバクター・ザイリナス由来のファージ(本件酢酸菌ファージ1)は、配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有し、アセトバクター・オルレアネンシス由来のファージ(本件酢酸菌ファージ2)は、配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有し、アセトバクター・パスツリアヌス由来のファージ(本件酢酸菌ファージ3)は、配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有することが明らかとなった。
3.モルトビネガー発酵不良液における本件酢酸菌ファージ1〜3の検出
酢酸発酵が不良となった場合に、本件酢酸菌ファージ1〜3が含まれているかどうかや、効率よく検出できるかどうかについて、モルトビネガー発酵不良液の菌体画分と上清画分とを用いてPCR法による解析を行った。
3−1 モルトビネガー発酵不良液の菌体画分と上清画分の調製
ミツカングループ工場で得られたモルトビネガー発酵不良液を遠心処理(7,500×g、10分、室温)により上清と沈殿物を分離し、かかる沈殿物を菌体画分とした。上清は、さらに0.45μmフィルターで濾過し酢酸菌を取り除く処理を行った後、20μg/ml DNasel(Sigma社製)及び10μg/mL RNaseA(Sigma社製)で、37℃、30分間処理したものを上清画分とした。
3−2 PCR法
モルトビネガー発酵不良液の菌体画分と上清画分を適宜希釈した後、本件酢酸菌ファージ1〜3を検出するためのプライマーセット(表1参照)とKOD−Plus−Neo(東洋紡績社製)を用いて製品添付のプロトコールにしたがってPCRを行った。なお、本件プライマーセット1は、本件酢酸菌ファージ1の「tail protein」遺伝子領域において、配列番号4に示されるヌクレオチド配列からなるDNA領域を増幅するものであり、本件プライマーセット2は、本件酢酸菌ファージ2の「terminase」遺伝子領域において、配列番号5に示されるヌクレオチド配列からなるDNA領域を増幅するものであり、本件プライマーセット3は、本件酢酸菌ファージ3の「hypothetical protein」遺伝子領域において、配列番号6に示されるヌクレオチド配列を増幅するものである。
まず、予備実験として、実施例1で単離した3種類の酢酸菌溶原株から菌体画分を取得し、酢酸菌ゲノムDNAを調製し、PCRによる解析を行ったところ、本件酢酸菌ファージ1〜3のゲノムDNA由来のバンドが検出されることが確認された(図2参照)。
次に、モルトビネガー発酵不良液の菌体画分と上清画分を用いたPCRによる解析を行ったところ、本件酢酸菌ファージ1のゲノムDNA由来のバンドは、上清画分のみに検出され(図3A参照)、本件酢酸菌ファージ2のゲノムDNA由来のバンドは、菌体画分及び上清画分のいずれにおいても検出されず(図3B参照)、また、本件酢酸菌ファージ3のゲノムDNA由来のバンドは、菌体画分のみに検出される(図3C参照)ことが明らかとなった。これらの結果は、本件酢酸菌ファージ1は、外部からモルトビネガー発酵液に混入した可能性が高く、また、本件酢酸菌ファージ2は、モルトビネガー発酵不良液中含まれている可能性は低く、また、本件酢酸菌ファージ3は、モルトビネガー発酵不良液中で溶原化している可能性は高いが、溶菌化している可能性は低いことを示している。またこれらの結果から、本件酢酸菌ファージ1が、モルトビネガー発酵不良を引き起こす原因の1つであることが示唆された。
本発明は、食酢及び食酢含有食品・飲料の製造分野において利用できる。

Claims (6)

  1. 配列番号1に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出するか、
    配列番号2に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出するか、あるいは
    配列番号3に示されるヌクレオチド配列情報に基づき、アセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出する
    ことを特徴とする酢酸菌ファージの検出方法。
  2. 配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR(Polymerase Chain Reaction)法により、グルコンアセトバクター・ザイリナスに由来する配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出し、
    配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR法により、アセトバクター・オルレアネンシスに由来する配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出し、
    配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセットを用いたPCR法により、アセトバクター・パスツリアヌスに由来する配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する酢酸菌ファージ、又はその変異株を検出することを特徴とする請求項1に記載の検出方法。
  3. 配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列にアニールし、
    配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列にアニールし、
    配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする請求項2に記載の検出方法。
  4. 配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号1に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物、
    配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号2に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物、あるいは
    配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーと、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーとのプライマーセット、又は配列番号3に示されるヌクレオチド配列若しくはその相補配列にアニールするプローブ、或いはそれらの標識物
    を備えることを特徴とする酢酸菌ファージの検出用キット。
  5. 配列番号1に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号1に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号4に示されるヌクレオチド配列にアニールし、
    配列番号2に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号2に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号5に示されるヌクレオチド配列にアニールし、
    配列番号3に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールするフォワードプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列の相補配列にアニールし、配列番号3に示されるヌクレオチド配列にアニールするリバースプライマーが、配列番号6に示されるヌクレオチド配列にアニールすることを特徴とする請求項4に記載の検出用キット。
  6. 以下の[酢酸菌ファージ群]に含まれる少なくとも1種の酢酸菌ファージ。
    [酢酸菌ファージ群]
    配列番号1に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する、グルコンアセトバクター・ザイリナス由来の酢酸菌ファージ又はその変異株
    配列番号2に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する、アセトバクター・オルレアネンシス由来の酢酸菌ファージ又はその変異株
    配列番号3に示されるヌクレオチド配列からなるゲノムDNAを有する、アセトバクター・パスツリアヌス由来の酢酸菌ファージ又はその変異株
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