JP2015521986A - 塩により安定化されたアミンおよび有機酸の液状製剤 - Google Patents
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Abstract
Description
「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」は種々の疾患に対する医薬活性成分として広く用いられている。例えば、特許文献1には、消化性潰瘍、胃炎、逆流性食道炎等の治療及び予防剤として、下式で表される化合物またはその塩が記載されている。
本発明者らは、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分の有機酸塩化合物を原料として液状製剤を製造すると、医薬活性成分の有機酸塩化合物から、液中に遊離した有機酸と、医薬活性成分における1級または2級アミノ基とが共有結合反応を起こし、類縁物質として付加体が生成することから、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分および有機酸を含有する液状製剤の安定化について鋭意探索した結果、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分および有機酸を含有する医薬組成物中に、さらに塩を添加することにより、安定性に優れた液状製剤が得られることをはじめて見出し、本発明を完成するに至った。
〔1〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)、有機酸および塩を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない液状製剤。
〔2〕溶液注射剤である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔3〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物が、70度、1週間保存時に、保存前より%比で1.8倍以下で含有する上記〔1〕記載の液状製剤。
〔4〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物が、60度、1週間保存時に、保存前より%比で1.3倍以下で含有する上記〔1〕記載の液状製剤。
〔5〕医薬活性成分が非ペプチド性化合物である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔6〕非ペプチド性化合物が、式(I)
R1−X−NH−R2 (I)
[式中、R1は有機残基を、R2は水素原子または有機残基を、Xは結合手または主鎖が原子数1ないし20のスペーサーを示す。ただし、式中の−NH−が、アミド構造の一部を構成しない。]で表される化合物である上記〔5〕記載の液状製剤。
〔7〕非ペプチド性化合物が、式(II)
〔7−1〕非ペプチド性化合物が、式(III)
(i)ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1−6アルキルおよび(ii)ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル基を、
R2aは、
(1)(i)ハロゲン原子および(ii)ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1−6アルキルから選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいフェニル基、または
(2)(i)ハロゲン原子および(ii)ハロゲンで1〜5個置換されていてもよい低級アルキルから選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよいピリジル基を、
R3aおよびR4aはそれぞれ水素原子を、R5aはメチルを示す。]で表される化合物である上記〔5〕記載の液状製剤。
〔8〕非ペプチド性化合物が、1−{5−(2−フルオロフェニル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、1−[4−フルオロ−5−フェニル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(4−メチル−3−チエニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N-メチルメタンアミン、または1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンである上記〔5〕記載の液状製剤。
〔9〕該医薬活性成分の有機酸塩および塩を溶媒に溶解または懸濁する工程を含むことを特徴とする、上記〔1〕記載の液状製剤の製造方法。
〔9−1〕有機酸塩が、α,β−不飽和カルボン酸との塩である上記〔9〕記載の製造方法。
〔9−2〕有機酸塩が、式(IV):
で表される化合物またはアスコルビン酸との塩である上記〔9〕記載の製造方法。
〔10〕有機酸が、α,β−不飽和カルボン酸である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔10−1〕有機酸が、式(IV):
で表される化合物またはアスコルビン酸である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔11〕有機酸が、アスコルビン酸、安息香酸、ソルビン酸、フマル酸およびマレイン酸からなる群から選択される1種以上である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔12〕塩が、塩化物および臭化物からなる群から選択される1種以上である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔13〕塩が、金属ハロゲン化物である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔14〕塩が、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、臭化ナトリウムおよび臭化カルシウムからなる群から選択される1種以上である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔15〕pHが生理学的に許容されるpHである上記〔1〕記載の液状製剤。
〔16〕pHが約3.0ないし約5.0である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔17〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物が、
式(I)で表される化合物と、
式(IV):
で表される化合物またはアスコルビン酸との反応により得られる、式(V)又は(V’):
で表される化合物である上記〔6〕記載の液状製剤。
〔18〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、有機酸とのモル比が1:0.001から1:1000である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔19〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、塩とのモル比が1:0.001から1:10000である上記〔1〕記載の液状製剤。
〔20〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分の濃度が、0.1〜100mg/mLである上記〔1〕記載の液状製剤。
〔21〕出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍または急性胃粘膜病変の予防・治療剤である上記〔7〕記載の液状製剤。
〔22〕上記〔1〕の液状製剤を凍結乾燥して得られる凍結乾燥製剤。
〔23〕上記〔2〕記載の溶液注射剤と輸液とを組み合わせてなる注射用キット。
〔24〕上記〔22〕記載の凍結乾燥製剤と輸液とを組み合わせてなる注射用キット。
〔25〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有する組成物に塩を配合させることを特徴とする液状製剤の安定化方法。
〔26〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有する組成物に塩を配合させることにより、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物の生成を抑制する方法。
〔27〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有せず、塩を安定化剤として含有する液状製剤。
〔28〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない液状製剤における、塩の安定化剤としての使用。
〔29〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない液状製剤において、安定化剤として使用するための塩。
〔30〕1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない、安定化された液状製剤の製造のための塩の使用。
[31]1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)の有機酸塩化合物および塩を原料として製造される、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、遊離した有機酸との反応生成物量が塩により抑制された液状製剤。
本発明に係る液状製剤における第一の成分である「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」としては、下式(I0)で表される化合物を例示することができ、ペプチド性化合物であっても、非ペプチド性化合物のいずれであってもよい。
尚、本発明において「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」には、当該アミノ基がアミド構造(例えば、アミド、スルホンアミド、リン酸アミド等)の一部を構成する化合物は含まれない。式(I0)で表される化合物においては、−NH−が、アミド構造の一部を構成する化合物は含まれない。
Ra−NH−Rb (I0)
[式中、Raは有機残基を、Rbは水素原子または有機残基を示す。ただし、式中の−NH−が、アミド構造の一部を構成しない。]
式(I0)中、RaおよびRbで示される「有機残基」は、それぞれ炭素原子を1ないし700個有する1価の基であり、炭素原子の他に、水素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)等を含んでいてもよい。「有機残基」としては、例えば、置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。ここで、「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、鎖状または環状炭化水素基(例、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル等)が挙げられる。このうち、炭素数1ないし16個の鎖状または環状炭化水素基等が好ましい。
「アルキル」としては、例えば、C1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)等が挙げられる。
「アルケニル」としては、例えば、C2−6アルケニル(例えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル等)等が挙げられる。
「アルキニル」としては、例えば、C2−6アルキニル(例えば、エチニル、プロパルギル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ヘキシニル等)等が挙げられる。
「シクロアルキル」としては、例えば、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)等が挙げられる。
「アリール」としては、例えば、C6−14アリール(例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、2−アンスリル等)等が挙げられる。
「アラルキル」としては、例えば、C7−16アラルキル(例えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル等のフェニル−C1−6アルキル、ナフチル−C1−6アルキルまたはジフェニル−C1−4アルキル等)等が挙げられる。
なお、本願明細書において「置換されていてもよい炭化水素基」における置換基としてオキソ基は包含しない。
R1−X−NH−R2 (I)
[式中、R1は有機残基を、R2は水素原子または有機残基を、Xは結合手または主鎖が原子数1ないし20のスペーサーを示す。ただし、式中の−NH−が、アミド構造の一部を構成しない。]
上記式(I)中、R1およびR2で示される「有機残基」は、上記RaまたはRbと同意義を示す。
上記式(I)中、Xで示される「主鎖が原子数1ないし20のスペーサー」としては、下記式(II)で示される化合物のXaまたはYと同様のものが挙げられる。
式(II)
前記式(I)におけるX;および式(II)における、XaまたはYで示される「主鎖の原子数1ないし20のスペーサー」とは、主鎖の原子が1ないし20個連なっている2価の基を意味する。ここで、「主鎖の原子数」は、主鎖の原子が最小となるように数えるものとする。
「主鎖の原子数1ないし20のスペーサー」としては、例えば、
−O−;
−S−;
−CO−;
−SO−;
−SO2−;
−NR7−(R7は水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換(例えば、ハロゲン化)されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、置換(例えば、ハロゲン化)されていてもよいC1−6アルキルスルホニルを示す);および
置換基を有していてもよい2価のC1−6脂肪族炭化水素基
から選ばれる1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の基を連結して形成し得る2価の基などが挙げられる。
R7で示される「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など)を置換可能な位置に有していてもよいC1−6アルキル−カルボニルなどが挙げられる。具体例としては、例えば、アセチル、モノクロロアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなどが挙げられる。
R7で示される「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など)を置換可能な位置に有していてもよいC1−6アルキルスルホニルなどが挙げられる。具体例としては、例えば、メチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、4,4,4−トリフルオロブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなどが挙げられる。
(1)C1−6アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−(CH(CH3))2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−(CH2)3C(CH3)2−など);
(2)C2−6アルケニレン(例えば、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、−CH=CH−CH2−CH2−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−CH2−CH2−など);
(3)C2−6アルキニレン(例えば、−C≡C−、−CH2−C≡C−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−など)などが挙げられる。
「置換基を有していてもよい2価のC1−6脂肪族炭化水素基」における「置換基」としては、例えば、前記Raの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」におけるアルキル、アルケニルまたはアルキニルの置換基として例示した置換基と同様の基が挙げられ、特に、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、ヒドロキシなどが好ましい。該「置換基」の数は、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
(1)置換されていてもよいアルキレン基:
具体的には、1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC1−20アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−CH(OH)−(CH2)2−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CHCH3−、−C(CH3)2−、−CH(CF3)−、−(CH(CH3))2−、−(CF2)2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−(CH2)3C(CH3)2−、−(CH2)7−、−(CH2)8−、−(CH2)9−、−(CH2)10−、−(CH2)11−、−(CH2)12−、−(CH2)13−、−(CH2)14−、−(CH2)15−、−(CH2)16−、−(CH2)17−、−(CH2)18−、−(CH2)19−、−(CH2)20−など);
(2)置換されていてもよいアルケニレン基:
具体的には、1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC2−20アルケニレン(例えば、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、−CH=CH−CH2−CH2−、−CH2−CF=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−CH2−CH2−など);
(3)置換されていてもよいアルキニレン基:
具体的には、1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC2−20アルキニレン(例えば、−C≡C−、−CH2−C≡C−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−など);
(4)−(CH2)w1aO(CH2)w2a−、−(CH2)w1aS(CH2)w2a−、−(CH2)w1aCO(CH2)w2a−、−(CH2)w1aSO(CH2)w2a−、−(CH2)w1aSO2(CH2)w2a−、−(CH2)w1aNR7(CH2)w2a−;
(5)−(CH2)w3aCO−、−(CH2)w3aCONR7(CH2)w4a−、−(CH2)w3aNR7CO(CH2)w4a−、−(CH2)w3aSO2NR7(CH2)w4a−、−(CH2)w3aNR7SO2(CH2)w4a−、−(CH2)w3aCOO(CH2)w4a−;
(6)−(CH2)w5aNR7CONR7b(CH2)w6a−;
(R7は前記と同意義を;R7bはR7と同意義を;w1aおよびw2aは0ないし19の整数を、かつw1a+w2aが0ないし19を;w3aおよびw4aは0ないし18の整数を、かつw3a+w4aが0ないし18を;w5aおよびw6aは0ないし17の整数を、かつw5a+w6aが0ないし17を示す)などが挙げられる。
(1)1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC1−8アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−CH(OH)−(CH2)2−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CHCH3−、−C(CH3)2−、−CH(CF3)−、−(CH(CH3))2−、−(CF2)2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−(CH2)3C(CH3)2−など);
(2)1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC2−8アルケニレン(例えば、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、−CH=CH−CH2−CH2−、−CH2−CF=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−CH2−CH2−など);
(3)1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC2−8アルキニレン(例えば、−C≡C−、−CH2−C≡C−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−など);
(4)−(CH2)w1O(CH2)w2−、−(CH2)w1S(CH2)w2−、−(CH2)w1CO(CH2)w2−、−(CH2)w1SO(CH2)w2−、−(CH2)w1SO2(CH2)w2−、−(CH2)w1NR7(CH2)w2−;
(5)−(CH2)w3CO−、−(CH2)w3CONR7(CH2)w4−、−(CH2)w3NR7CO(CH2)w4−、−(CH2)w3SO2NR7(CH2)w4−、−(CH2)w3NR7SO2CH2)w4−、−(CH2)w3COO(CH2)w4−;
(6)−(CH2)w5NR7CONR7b(CH2)w6−;
(R7は前記と同意義を;R7bはR7と同意義を;w1およびw2は0ないし5の整数を、かつw1+w2が0ないし7を;w3およびw4は0ないし4の整数を、かつw3+w4が0ないし6を;w5およびw6は0ないし3の整数を、かつw5+w6が0ないし5を示す)などが挙げられる。
(1)−SO2−;
(2)−SO2−N(R8)−(R8は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示す)、ここでR8における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Raの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。;
(3)−N(R9)−SO2−(R9は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示す)、ここでR9における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Raの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。;
(4)−N(R10)−(R10は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示す)、ここでR10における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Raの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。;
(5)−O−;
(6)置換されていてもよいアルキレン基、好ましくは、1ないし3個の置換基(好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシなど)を有していてもよいC1−8アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−CH(OH)−(CH2)2−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CHCH3−、−C(CH3)2−、−CH(CF3)−、−(CH(CH3))2−、−(CF2)2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−(CH2)3C(CH3)2−など)。
一方、Yは、結合手またはC1―8アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CHCH3−、−C(CH3)2−、−(CH(CH3))2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−(CH2)3C(CH3)2−など)が好ましい。
該「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Raの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。
該「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」としては、例えば、窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)、または窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)とベンゼン環または窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)とが縮合して形成する基、好ましくは該5〜6員複素環基と窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含んでいてもよい5〜6員環とが縮合して形成する基が挙げられる。
具体的には、アジリジニル(例、1−または2−アジリジニル)、アジリニル(例、1−または2−アジリニル)、アゼチル(例、2−、3−または4−アゼチル)、アゼチジニル(例、1−、2−または3−アゼチジニル)、パーヒドロアゼピニル(例、1−、2−、3−または4−パーヒドロアゼピニル)、パーヒドロアゾシニル(例、1−、2−、3−、4−または5−パーヒドロアゾシニル)、ピロリル(例、1−、2−または3−ピロリル)、ピラゾリル(例、1−、3−、4−または5−ピラゾリル)、イミダゾリル(例、1−、2−、4−または5−イミダゾリル)、トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−1−、4−または−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、3−、4−または5−イル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−、2−または5−イル)、フリル(例、2−または3−フリル)、チエニル(例、2−または3−チエニル)、硫黄原子が酸化されたチエニル(例、2−または3−チエニル−1,1−ジオキシド)、オキサゾリル(例、2−、4−または5−オキサゾリル)、イソキサゾリル(例、3−、4−または5−イソキサゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,3−オキサジアゾール−4−または5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イル、1,2,5−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)、チアゾリル(例、2−、4−または5−チアゾリル)、イソチアゾリル(例、3−、4−または5−イソチアゾリル)、チアジアゾリル(例、1,2,3−チアジアゾール−4−または5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル)、ピロリジニル(例、1−、2−または3−ピロリジニル)、ピリジル(例、2−、3−または4−ピリジル)、窒素原子が酸化されたピリジル(例、2−、3−または4−ピリジル−N−オキシド)、ピリダジニル(例、3−または4−ピリダジニル)、窒素原子の一方または両方が酸化されたピリダジニル(例、3−、4−、5−または6−ピリダジニル−N−オキシド)、ピリミジニル(例、2−、4−または5−ピリミジニル)、窒素原子の一方または両方が酸化されたピリミジニル(例、2−、4−、5−または6−ピリミジニル−N−オキシド)、ピラジニル、ピペリジニル(例、1−、2−、3−または4−ピペリジニル)、ピペラジニル(例、1−または2−ピペラジニル)、インドリル(例、3H−インドール−2−、3−、4−、5−、6−または7−イル)、ピラニル(例、2−、3−または4−ピラニル)、チオピラニル(例、2−、3−または4−チオピラニル)、硫黄原子が酸化されたチオピラニル(例、2−、3−または4−チオピラニル−1,1−ジオキシド)、モルホリニル(例、2−、3−または4−モルホリニル)、チオモルホリニル、キノリル(例、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−キノリル)、イソキノリル、ピリド〔2,3−d〕ピリミジニル(例、ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イル)、1,5−、1,6−、1,7−、1,8−、2,6−または2,7−ナフチリジニルなどのナフチリジニル(例、1,5−ナフチリジン−2−または3−イル)、チエノ〔2,3−d〕ピリジル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−3−イル)、ピラジノキノリル(例、ピラジノ〔2,3−d〕キノリン−2−イル)、クロメニル(例、2H−クロメン−2−または3−イル)、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラニル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−または−6−イル、1,3−ベンゾチアゾール−6−イル、1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−6−イル、1−ベンゾチエニルなどが用いられる。
該複素環基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
R3としては、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいチエニル基または置換されていてもよいピリジル基が好ましく、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基または置換されていてもよいピリジル基がより好ましく、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいピリジル基が特に好ましい。
[1]C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、
[2](i)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、(ii)ヒドロキシ、(iii)シアノ、(iv)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、(v)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)および(vi)フェニルから選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル等)、
[3](無置換の)チエニル基、または
[4]C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)で1〜3個置換されていてもよいピリジル基
が好ましく、中でも、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−6アルキルから選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル等)、C1−6アルキルで置換されていてもよいピリジル基が特に好ましい。
R4、R5およびR6で示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Raの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。
R4、R5およびR6で示される「置換されていてもよい複素環基」としては、前記R3において例示した「置換されていてもよい複素環基」と同様のものが挙げられる。
特に、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいベンゾ[b]チエニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾリル基、置換されていてもよいピリミジニル基が好ましい。
「置換されていてもよいチエニル基」の「チエニル基」としては、2−または3−チエニルが挙げられる。
該チエニル基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし3個である。
「置換されていてもよいベンゾ[b]チエニル基」の「ベンゾ[b]チエニル基」としては、2−または3−ベンゾ[b]チエニルが挙げられる。
該ベンゾ[b]チエニル基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
「置換されていてもよいフリル基」の「フリル基」としては、2−または3−フリルが挙げられる。
該フリル基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし3個である。
「置換されていてもよいピリジル基」の「ピリジル基」としては、2−,3−または4−ピリジルが挙げられる。
該ピリジル基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし3個である。
「置換されていてもよいピラゾリル基」の「ピラゾリル基」としては、3−または4−ピラゾリルが挙げられる。
該ピラゾリル基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし3個である。
「置換されていてもよいピリミジニル基」の「ピリミジニル基」としては、2−,4−または5−ピリミジニルが挙げられる。
該ピリミジニル基の「置換基」としては、上記置換基群Bから選ばれる置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし3個である。
また、上記アシル基がアリール−カルボニル基、アリールオキシ−カルボニル基、アラルキル−カルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5もしくは6員複素環−カルボニル基または5もしくは6員複素環−アセチル基の場合、1〜5個(好ましくは1〜3個)のアルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルなどのC1−6アルキル、シクロヘキシルなどのC3−6シクロアルキルなど)、アルケニル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルなどのC2−6アルケニルなど)、アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニルなどのC2−6アルキニルなど)、アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、tert−ブトキシ、n−ヘキシルオキシなどのC1−6アルコキシなど)、アシル基[例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1−7アルカノイル;ベンゾイル、ナフタレンカルボニルなどのC6−14アリール−カルボニル;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなどのC1−6アルコキシ−カルボニル;フェノキシカルボニルなどのC6−14アリールオキシ−カルボニル;フェニル−C1−4アルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなど)などのC7−19アラルキル−カルボニル;フェニル−C1−4アルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなど)などのC7−19アラルキルオキシ−カルボニルなど]、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイル、メルカプト、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、またはアルキルチオ基(メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソブチルチオなどのC1−4アルキルチオなど)で置換されていてもよい。
R4、R5およびR6で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
R4としては、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいベンゾ[b]チエニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾリル基または置換されていてもよいピリミジニル基が好ましく、なかでも水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいベンゾ[b]チエニル基、置換されていてもよいフリル基または置換されていてもよいピリジル基が好ましく、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよいピリジル基がより好ましく、特に、水素原子、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいピリジル基が好ましい。
[1]水素原子、
[2](i)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、(ii)シアノ、(iii)C1−6アルキル(例えば、メチル、エチル等)またはアセチルで1または2個置換されていてもよいアミノ、(iv)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、(v)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)、(vi)フェノキシ、(vii)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ等)、(viii)アセチルおよび(ix)アミノカルボニルから選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル基)、または
[3]ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ等)およびC1−6アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソブチル等)から選ばれる1〜3個の置換基(好ましくは1〜3個のC1−6アルコキシ)で置換されていてもよい、チエニル基、ベンゾ[b]チエニル基、フリル基、ピリジル基、ピラゾリル基またはピリミジニル基〔なかでも1〜3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよい、チエニル基、ベンゾ[b]チエニル基、フリル基またはピリジル基が好ましい〕が好ましく、特に、
[1](i)水素原子または(ii)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)およびC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソブチル等)から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル基)、
[2]ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)で1〜3個置換されていてもよいピリジル基が好ましい。
中でも、水素原子、C1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソブチル等)、C6−14アリール基(例、フェニル等)、C1−6アルキル−カルボニル基(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル等)、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、シアノ基またはニトロ基が好ましく、特に、水素原子、C1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソブチル等)、C1−6アルキル−カルボニル基(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル等)、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、シアノ基またはニトロ基が好ましい。
Rb1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記RaまたはRbの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。
Rb1としては、特に、C1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソブチル等)が好ましい。
化合物(II)は、結晶であってもよく、結晶形が単一であっても結晶形混合物であっても化合物(II)に包含される。結晶は、自体公知の結晶化法を適用して、結晶化することによって製造することができる。
化合物(II)は、溶媒和物(例えば、水和物等)であっても、無溶媒和物であってもよく、いずれも化合物(II)に包含される。
同位元素(例、3H、14C、35S、125Iなど)などで標識された化合物も、化合物(II)に包含される。
(i)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)および(ii)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル基を、
R2aは、
[1](i)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)および(ii)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよいC1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基で置換されていてもよいフェニル基、または
[2](i)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)および(ii)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよい低級(具体的にはC1−6)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよいピリジル基を、
R3aおよびR4aはそれぞれ水素原子を、R5aはメチルを示す。]
1−{5−(2−フルオロフェニル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、
1−[4−フルオロ−5−フェニル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、
N−メチル−1−[5−(4−メチル−3−チエニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、
1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、
N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N-メチルメタンアミン、および
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン。
本発明の液状製剤において、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分として、特に好ましいものは、1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン(以下、化合物A)、N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン(以下、化合物B)、及び1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン(以下、化合物C)であり、さらに好ましくは、化合物Aまたは化合物B、中でも好ましくは、1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン(化合物A)である。
金属塩の好適な例としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン等との塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等との塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えば、アジピン酸、アスコルビン酸、安息香酸、オレイン酸、コハク酸、酢酸、酒石酸、ソルビン酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、無水クエン酸、無水マレイン酸、フタル酸、無水フタル酸、リンゴ酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等との塩が挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えば、アルギニン、リジン、オルニチン等との塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸等との塩が挙げられる。
なかでも、本発明の液状製剤を製造するのに使用する、原料としては、医薬活性成分が、有機酸との塩を形成していることが好ましい。
式(IV):
で表される化合物またはアスコルビン酸との塩が挙げられ、中でも式(IV)で表される化合物が好ましい。
上記式(IV)中、R11、R12で示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記RaまたはRbの「有機残基」において例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。
上記式(IV)中、R11、R12で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
上記式(IV)中、R11、R12で示される「C1−6アルコキシ−カルボニル基」としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等が挙げられる。
上記式(IV)中、R11、R12で示される「C1−6アルコキシ基」としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙げられる。
上記式(IV)中、R11、R12で示される「R11及びR12が、一緒になって形成される置換されていてもよい環」としては、置換されていてもよいベンゼン環等が挙げられ、該環の置換基としては、C1−4アルキル基(例、メチル)等が挙げられ、「R11及びR12が、一緒になって形成される置換されていてもよい環」としては、無置換のベンゼン環が好ましい。
本発明に係る液状製剤の原料として、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」の有機酸との塩を使用する場合は、液状製剤へ製剤化することによって、有機酸が液中に遊離するため、本発明に係る液状製剤中において、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」としては、有機酸との塩を形成していない化合物(フリー体)と、該有機酸との塩を形成する化合物とが平衡状態にあってもよい。
本発明で用いられる「有機酸」としては、α,β−不飽和カルボン酸、具体的には例えば、
式(IV):
で表される化合物またはアスコルビン酸が挙げられ、中でも式(IV)で表される化合物が好ましい。
これらの有機酸は、単独で用いてもよいし、2種以上同時に用いてもよい。有機酸は、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」とは別個に添加されたものであってもよい。液状製剤を製造する時点の原料として、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」の有機酸との塩である場合に、該有機酸は、製剤化によって、液状製剤中に遊離した有機酸であってもよい。
ここで、上記「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」が有機酸との塩である場合に用いられる有機酸と、別途添加して用いられる有機酸とは、同じであっても、異なっていてもよい。有機酸は、上記「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」が、当該液状製剤の製造時点において、フリー体である場合は、別途に添加されたものであってもよい。
本発明で用いられる「有機酸」としては、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」が有機酸との塩を形成した化合物を液状製剤へ製剤化することによって、有機酸が液中に遊離して生成したものが望ましい。本発明の液状製剤において、有機酸は、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」とは別個に添加されたものである場合は、当該液状製剤の製造時点において、フリー体であり、液状製剤を製造する時点の原料として、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」の有機酸との塩である場合、該有機酸は、製剤化によって、液状製剤中に遊離した有機酸であることが好ましく、別途更なる有機酸を添加しないことが好ましい。発明に係る液状製剤中において、「有機酸」は液中に遊離していても、該活性成分(フリー体)と平衡状態にある、該活性成分の有機酸塩化合物を形成していてもよい。
本発明においては、原料として「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」の有機酸との塩を使用する場合に、該医薬活性成分を液状製剤へ製剤化することによって、有機酸が液中に遊離して生成しても、該有機酸に起因する医薬活性成分の安定性の低下を防ぐことができる。
本発明で用いられる、液状製剤を製造するに際して使用される原料となる、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」の有機酸塩化合物としては、例えば、1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩、N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン フマル酸塩、または1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 0.5フマル酸塩が好ましく、中でも、化合物Aのフマル酸塩または化合物Bのフマル酸塩が好ましく、さらに好ましくは、1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩(化合物Aのフマル酸塩)である。これらの化合物は、当該液状製剤の液中において、有機酸との塩を形成していない化合物(フリー体)と、該有機酸との塩を形成する化合物との平衡状態にあってもよい。
上記「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(第一の成分)」は、求核性が高い1級または2級アミノ基を有する。
求核性が高い1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分を適当な溶媒(例、注射用蒸留水、電解質液等)に溶解・懸濁させると液中に遊離している有機酸であるα,β−不飽和カルボニル化合物(特に、フマル酸などのα,β−不飽和カルボン酸)へのマイケル付加(電子吸引性置換基と共役関係にある共役系の端の炭素に起こる求核付加反応)が起こる可能性が高いなどの問題が考えられる。
例えば、求核性が高い1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分が前記式(I):
R1−X−NH−R2 (I)
[式中、R1は有機残基を、R2は水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を、Xは結合手または主鎖が原子数1ないし20のスペーサーを示す。ただし、式中の−NH−が、アミド構造の一部を構成しない。]
で表される化合物である場合、液中に遊離する有機酸(例えば、式(IV):
で表される化合物、またはアスコルビン酸)
と反応することによって、式(V)又は(V’):
で表される化合物が液中に生成する可能性が高い。
式(V)または(V’)で表されるような反応生成物が液中に生成すると、非毒性の担保が必要になるなどの不都合が生じ、医薬として適さない場合がある。また、液中から反応生成物を公知の手段で分離し除去することが可能であったとしても、工業的に煩雑であり、製造コストの観点からも望ましくない。
本発明で用いられる塩としては、特に限定されないが、ハロゲン化物である塩、特に金属ハロゲン化物が望ましい。
このような塩としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどの塩化物;臭化ナトリウム、臭化カルシウムなどの臭化物が挙げられる。塩は、水和物を用いてもよい。本発明で用いられる塩としては、中でも、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、または臭化ナトリウムが好ましく、中でも、塩化ナトリウムが好ましい。
上記した塩は、単独で用いられてもよいし2種以上混合して用いてもよい。
本発明に係る液状製剤における1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、塩とのモル比は1:0.001から1:10000、好ましくは1:0.01から1:1000、より好ましくは1:0.1から1:500である。また、本発明に係る液状製剤中における、塩のモル濃度は、15mmol/L以上(より好ましくは、17mmol/L以上、さらに好ましくは、17mmol/L以上310mmol/L以下)が好ましく、30mmol/L以上(より好ましくは、34mmol/L以上、さらに好ましくは、34mmol/L以上250mmol/L以下)がより好ましく、50mmol/L以上(より好ましくは、51mmol/L以上、さらに好ましくは、51mmol/L以上250mmol/L以下)が特に好ましく、70mmol/L以上(より好ましくは、77mmol/L以上、さらに好ましくは、77mmol/L以上200mmol/L以下)がなおいっそう好ましく、150mmol/L以上(より好ましくは、150mmol/L以上、さらに好ましくは、150mmol/L以上200mmol/L以下)、さらには154mmol/L以上が中でも好ましい。本発明に係る液状製剤中における、塩のモル濃度として最も好ましくは、154mmol/Lである。
本発明の液状製剤では、医薬活性成分と有機酸との反応生成物の量が制御されているため、安定かつ安全な医薬として有用である。本発明の液状製剤における、医薬活性成分と有機酸との反応生成物を「実質的に含有しない」、本発明の液状製剤は、好ましくは、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物が、70度、1週間保存時に、保存前より%比で約1.8倍以下(好ましくは、約1倍以上約1.8倍以下、より好ましくは約1倍以上約1.5倍以下、さらに好ましくは約1倍以上約1.4倍以下)で含有する液状製剤であり、好ましくは、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物が、60度、1週間保存時に、保存前より%比で約1.3倍以下(好ましくは、約1倍以上約1.3倍以下、より好ましくは約1倍以上約1.2倍以下、さらに好ましくは約1倍以上約1.1倍以下)で含有する液状製剤である。
本発明の液状製剤は医薬活性成分と有機酸との反応生成物の量が制御されているため、安定かつ安全な医薬として有用である。ここで、本発明における、医薬活性成分と有機酸との反応生成物の量が「制御されている」とは、例えば、前記液状製剤中における反応生成物の含有量が、70℃、1週間保存後において、保存前と比較して、増加率が%比で、好ましくは、約1.8倍以下(好ましくは、約1倍以上約1.8倍以下、より好ましくは約1倍以上約1.5倍以下、さらに好ましくは約1倍以上約1.4倍以下)であり、60℃、1週間保存後において、保存前と比較して、増加率が%比で、好ましくは、約1.3倍以下(好ましくは、約1倍以上約1.3倍以下、より好ましくは約1倍以上約1.2倍以下、さらに好ましくは約1倍以上約1.1倍以下)であることを意味する。
具体的には、医薬活性成分が化合物Aであるとき、70℃1週間保存後に、前記液状製剤中における反応生成物の含有量が、Rt:約0.79(Rtは化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間を示す)で測定時は、好ましくは、0.24%以下であり、より好ましくは、0.02%以上0.24%以下、さらに好ましくは、0.02%以上0.20%以下であり、反応生成物の増加率は、%比で、好ましくは、約1倍〜約1.8倍、より好ましくは、約1倍〜約1.6倍、さらに好ましくは、約1倍〜約1.5倍である。医薬活性成分が化合物Aであるとき、60℃1週間保存後に、前記液状製剤中における反応生成物の含有量が、Rt:約0.79(Rtは化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間を示す)で測定時は、好ましくは、0.13%以下(例、0.02%以上0.13%以下)、より好ましくは、0.12%以下(例、0.02%以上0.12%以下)、さらに好ましくは0.11%以下(例、0.02%以上0.11%以下)であり、反応生成物の増加率は、%比で、好ましくは、約1倍〜約1.3倍、より好ましくは、約1倍〜約1.2倍、さらに好ましくは1倍〜約1.1倍である。
医薬活性成分が化合物Bであるとき、60℃1週間保存後に、前記液状製剤中における反応生成物の含有量が、Rt:約0.38(Rtは化合物Bの溶出時間を1とした場合の相対保持時間を示す)で測定時は、好ましくは0.11%以下(例、0.02%以上0.11%以下)、より好ましくは、0.10%以下(例、0.02%以上0.10%以下)であり、反応生成物の増加率は、%比で、好ましくは約1倍〜約1.5倍、より好ましくは、約1倍〜約1.3倍である。
医薬活性成分が化合物Cであるとき、60℃2週間保存後に、前記液状製剤中における反応生成物の含有量が、Rt:約0.8(Rtは化合物Cの溶出時間を1とした場合の相対保持時間を示す)で測定時は、前記液状製剤中における反応生成物の含有量が、好ましくは、0.68%以下(例、0.02%以上0.68%以下)、より好ましくは、0.60%以下(例、0.02%以上0.6%以下)、さらに好ましくは、0.58%以下(例、0.02%以上0.58%以下)であり、反応生成物の増加率は、%比で、好ましくは、約1倍〜約1.5倍、より好ましくは約1倍〜約1.4倍、さらに好ましくは約1倍〜約1.38倍である。
医薬活性成分が化合物Aであり、原料の化合物Aのフマル酸塩化合物に加えて、さらにフマル酸を添加したとき、本発明の液状製剤中における反応生成物の含有量は、Rt:0.79(Rtは化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間を示す)で測定時、123℃オートクレーブ処理後、好ましくは1%以下、より好ましくは、0.80%以下(例、0.02%以上0.80%以下)、さらに好ましくは、0.70%以下(例、0.02%以上0.70%以下)であり、反応生成物の増加率は、好ましくは約6倍以下、より好ましくは約5倍以下、さらに好ましくは約4.5倍以下である。
反応生成物の含有量(%)の%とは、HPLC法(高速液体クロマトグラフィー法)において検出される、クロマト上の医薬活性成分化合物およびその類縁化合物(反応生成物)に関するピークの総面積を100%と換算した際の、それぞれ検出されるピークの総ピークに対する面積の比であり、増加率は、保存後の液状製剤において算出された反応生成物の含有量(%)を、保存前の当該液状製剤において算出された反応生成物の含有量(%)で割ったものである(保存後の反応生成物の含有量(%)/保存前の反応生成物の含有量(%))。
反応生成物の含有量は、下記のHPLC条件下、後述の試験例1−5、8、10に準じて測定することができる。中でも下記のHPLC条件(2)にて、反応生成物の含有量を測定することが望ましい。
[HPLCの試験条件]
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
条件(1)70℃1週間保存時
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×150mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)/アセトニトリル混液(19:1)
移動相B:アセトニトリル/0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)混液(3:2)
移動相の送液:
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(14:5:1)
移動相B:アセトニトリル/0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)混液(7:3)
移動相の送液:
カラム:Zorbax Eclipse XDB−C18、5μm、4.6mm i.d.×150mm (Agilent製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A: 0.02mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)/アセトニトリル混液(19:1)
移動相B:アセトニトリル/0.02mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)混液(3:2)
移動相の送液:
本発明の液状製剤は、あらゆる条件下(例えば、2〜8℃、25℃/60%RH、40℃/75%RH、60℃、70℃、123℃等)において、医薬組成物全体における医薬活性成分と有機酸との反応生成物あるいは(医薬活性成分の)分解生成物の含有量が少ない。このことから、本発明の液状製剤は、あらゆる条件下で保存安定性を保持することができ、高品質を維持することができる。
本発明の液状製剤は、溶液注射剤等の静脈注射剤として、好適に投与される。
該「溶剤」としては、例えば、注射用水(注射用蒸留水)、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。
液状製剤全体における「溶剤」の含有量は0.1mg〜100g、好ましくは0.1mg〜20gである。
該「溶解補助剤」としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
液状製剤全体における「溶解補助剤」の含有量は0.1mg〜100g、好ましくは0.1mg〜10gである。
該「懸濁化剤」としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられる。
液状製剤全体における「懸濁化剤」の含有量は0.1mg〜100g、好ましくは0.1mg〜10gである。
該「等張化剤」としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、グリセリン、D−マンニトール等が挙げられる。
液状製剤全体における「等張化剤」の含有量は0.1mg〜100g、好ましくは0.1mg〜10gである。
該「pH調整剤」としては、例えば、塩基性無機塩(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)、無機酸(例えば、リン酸、炭酸など)、無機酸のアルカリ金属塩(例えば、塩化カリウム等)、無機酸のアルカリ土類金属塩(例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等)、有機酸のアルカリ金属塩(例えば、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム等)、有機酸のアルカリ土類金属塩(例えば、クエン酸カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸マグネシウム等)、中性アミノ酸(例えば、グリシン、アラニン等)、酸性アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸等)、酸性アミノ酸の塩(例えば、アスパラギン酸ナトリウム、グルタミン酸カリウム等)、塩基性アミノ酸の塩(例えば、塩酸リジン、塩酸アルギニン等)などが挙げられる。
液状製剤全体における「pH調整剤」の含有量は0.1mg〜100g、好ましくは0.1mg〜10gである。
該「緩衝剤」としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
液状製剤全体における「緩衝剤」の含有量は0.1mg〜100g、好ましくは0.1mg〜10gである。
該「無痛化剤」としては、例えば、グルコース、ベンジルアルコール、塩酸メピバカイン、塩酸キシロカイン、塩酸プロカイン、塩酸カルボカイン等が挙げられる。
液状製剤全体における「無痛化剤」の含有量は0.01mg〜4000mg、好ましくは0.01mg〜100mgである。
該「防腐剤」としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
液状製剤全体における「防腐剤」の含有量は1mg〜4000mg、好ましくは1mg〜500mgである。
該「抗酸化剤」としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられる。
液状製剤全体における「抗酸化剤」の含有量は10mg〜3000mg、好ましくは10mg〜100mgである
また、本発明の液状製剤には、用時に溶解液または希釈液で溶解または希釈した注射液も含まれる。
pHが3.0以下では、注射剤として投薬時に痛みを感じるなど、患者にとって大きなデメリットが生じる。一方、pHが9.0以上になると製剤成分の分解が促進されたり、反応生成物の発生が抑止できないなど医薬としての安全性が保持できなくなる可能性がある。
また、用時、生理学的に許容されるpHに調整(溶解・希釈)する注射剤としてもよい。
pHの調整は、例えば、医薬活性成分5mgに対して、生理食塩水または注射用蒸留水を5mlの割合で用いて溶解したときのpHが前記したような「生理学的に許容されるpH」になればよい。
凍結乾燥製剤は、医薬活性成分、有機酸、塩、その他必要により各種添加剤を注射用蒸留水などの水性溶媒に溶解させ、さらに必要により水酸化ナトリウム水溶液などのpH調整剤でpH調整した後に凍結乾燥することにより製造できる。
「凍結乾燥」は、自体公知の方法に従って行えばよく、一般に−25℃以下の温度で凍結後、乾燥庫内真空度を約13.3Pa以下に保ちながら、棚温を25℃ないし40℃に到達するまで昇温させつつ乾燥する方法が望ましい。
凍結乾燥製剤にする場合、形状安定化等のために糖類(例えば、マンニトールなどの糖アルコールなど)を含有してもよい。
「ガラス容器(バイアル)」としては、注射剤に使用可能なガラス材質であるのが好ましく、好ましい「バイアル」は、USP TYPE I、II、IIIなど、特にTYPE Iである。また、通常よりもアルカリ溶出量を低減させたガラスバイアルなども使用できる。
またプラスチック容器(バイアル)として、環状ポリオレフィン〔例、CZバイアル(大協精工(株))〕なども使用できる。
バイアルの形状および大きさに特に制限はない。バイアルの容量は、好ましくは100mL以下、さらに好ましくは40mL以下、特に好ましくは20mL以下である。バイアルの具体例としては、例えば、17Pバイアル、9Pバイアル、5Pバイアル、3.5Pバイアルが挙げられる。
「アンプル」を使用する場合は、ガラス容器では、注射剤に使用可能なガラス材質であるのが好ましく、プラスチック容器では、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン・ポリプロピレンコポリマー、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル・コポリマー、エチレン・プロピレン・コポリマー、シリコン、ポリブタジエン、熱可塑性エラストマー、テフロン(登録商標)、ポリウレタン、環状ポリオレフィン、ポリオレフィンが使用できる。その形状および大きさには、特に制限はない。好ましいアンプルの容量は30mL以下、さらに好ましくは20mL以下、特に好ましくは10mL以下である。アンプルの具体例としては、10Pアンプル、5Pアンプル、3Pアンプルなどが挙げられる。
さらに、あらかじめ注射シリンジに充填したプレフィルドシリンジとしてもよい。
製剤の容器には、包装フィルムを被膜することができる。包装フィルムとしては、特に制限はなく、一例として、セロファン、塩化ビニリデンコートセロファン、ポリエチレン、塩化ビニリデンコート延伸ポリプロピレン、ナイロン、延伸ナイロン、塩化ビニリデンコート延伸ナイロン、延伸ポリプロピレン、未延伸ポリプロピレン、ポリエステル、塩化ビニリデンコートポリエステル、アルミニウム、エチレンビニルアルコール重合体などが挙げられ、透明であっても着色していても良い。包装フィルムは、光遮光性能を有していても良く、光分解を促進する特定の波長域を遮光する性能を有していても良い。好ましくは、紫外線および可視光線を遮光する性能を有するフィルムが挙げられる。遮光フィルムの材質としては、特に制限はなく、目的とする波長域を遮光することができる材質が該当し、紫外線吸収剤を含んでいても良い。また、紙により遮光性能を付与していても良い。フィルムが酸素を遮断する性能を有していても良く、酸素吸収剤を含んでいても良い。殺菌や滅菌が可能となるよう耐熱性能を有していても良い。ガスの透過性を高めるため微細孔が開けられていても良く、厚みや穴の数でガスの透過性を調整できるフィルムでも良い。また、フィルムを加熱や接着することにより、容器に付着、密着、結合させても良い。
一方、製剤が凍結乾燥製剤である場合、使用時に溶媒に再溶解して用いられる。
輸液としては、電解質液(生理食塩水、リンゲル液など)、栄養輸液(糖液(例えば、5%(w/v)グルコース溶液などのグルコース溶液など))が挙げられる。
「再溶解に用いる溶媒」としては、例えば、注射用水(注射用蒸留水)、輸液[電解質液(生理食塩水、リンゲル液など)、栄養輸液(糖液(例えば、5%(w/v)グルコース溶液などのグルコース溶液など)、蛋白アミノ酸注射液、ビタミン注射液など)、電解液や栄養輸液(糖液など)を組み合わせた代用血液、脂肪を乳化した脂肪乳剤など]の一種またはこれら二種以上の混合溶媒が挙げられる。溶媒には、必要に応じ、pH調整剤(例えば、酸性物質、弱アルカリ性物質等)などを加えてもよい。
前記「電解質液」は、電解質を注射用水に溶解した液であり、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、乳酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸マグネシウムなどの一種または二種以上を含む溶液、乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液などが挙げられる。好ましい電解質液は塩化ナトリウムを含む溶液であり、特に好ましくは生理食塩液〔0.9%(w/v)塩化ナトリウム溶液〕である。
前記「糖液」は、糖類を注射用水に溶解した液であり、例えば、グルコース、果糖、ソルビトール、マンニトール、デキストランなどの一種または二種以上を含む溶液などが挙げられる。好ましい糖液は、5〜70%(w/v)のグルコース溶液、特に好ましくは5%(w/v)グルコース溶液および10%(w/v)グルコース溶液などである。
前記「蛋白アミノ酸注射液」は、アミノ酸を注射用水に溶解した液であり、例えば、グリシン、アスパラギン酸、リジン等などの一種または二種以上を含む溶液などが挙げられる。
前記「ビタミン注射液」は、ビタミン類を注射用水に溶解した液であり、例えば、ビタミンB1、ビタミンCなどの一種または二種以上を含む溶液などが挙げられる。
好ましい「再溶解に用いる溶媒」は、注射用水、生理食塩液、グルコース溶液(例えば、5%(w/v)グルコース溶液など)である。
1回の投薬に使用する前記「輸液」あるいは「再溶解に用いる溶媒」の使用量としては、例えば5〜1000ml、好ましくは5〜500mlである。
また、本発明の液状製剤(特に溶液注射剤)は、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分の有機酸塩および塩を溶媒に溶解または懸濁することで製造することもできる。この場合、有機酸は、液中に遊離して生成し、液状製剤中、「1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分」としては、有機酸との塩を形成していない化合物(フリー体)と、該有機酸との塩を形成する化合物とが平衡状態にあってもよい。
「有機酸塩」としては、α,β−不飽和カルボン酸との塩、上記式(IV)で表される化合物またはアスコルビン酸との塩が挙げられる。
特に、本発明の液状製剤(溶液注射剤など)は、上部消化管出血時に速やかな止血効果を有しているため、経口投与が困難な、出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍または急性胃粘膜病変などの上部消化管出血患者に対して、即効性のある治療剤として用いることができる。
内視鏡検査などにより、止血が確認されれば、患者の負担軽減などのため、液状製剤から固形製剤への切り替えが行われてもよい。
該「他の活性成分」としては、例えば、抗ヘリコバクター・ピロリ活性物質、イミダゾール系化合物、ビスマス塩、キノロン系化合物等が挙げられる。
該「抗ヘリコバクター・ピロリ活性物質」としては、例えば、ペニシリン系抗生物質(例、アモキシシリン、ベンジルペニシリン、ピペラシリン(piperacillin)、メシリナム、アンピシリン(ampicillin)、テモシリン(temocillin)、バカンピシリン(bacampicillin)、アスポキシリン(aspoxicillin)、スルタミシリン(sultamicillin)、レナンピシリン(lenampicillin)等)、セフェム系抗生物質(例、セフィキシム、セファクロル等)、マクロライド系抗生物質(例、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン(roxithromycin)、ロキタマイシン(rokitamycin)、フルリスロマイシン(flurithromycin)、テリスロマイシン(telithromycin)等)、テトラサイクリン系抗生物質(例、テトラサイクリン、ミノサイクリン、ストレプトマイシン等)、アミノグリコシド系抗生物質(例、ゲンタマイシン、アミカシン等)、イミペネム等が挙げられる。中でも、ペニシリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質等が好ましい。
該「ビスマス塩」としては、例えば、ビスマス酢酸塩、ビスマスクエン酸塩、ビスマス次サリチル酸塩(bithmuth subsalicylate)等が挙げられる。
該「キノロン系化合物」としては、例えば、オフロキサシン、シプロキサシン等が挙げられる。
とりわけ、ヘリコバクター・ピロリ除菌のためには、医薬活性成分が上記式(II)または(III)で表される非ペプチド性化合物である本発明の液状製剤と、ペニシリン系抗生物質(例、アモキシシリン等)およびエリスロマイシン系抗生物質(例、クラリスロマイシン等)とを組み合わせた医薬が好ましく用いられる。ヘリコバクター・ピロリ除菌を目的として、本発明の液状製剤は単独で抗H.pylori作用(静菌作用あるいは除菌作用)を有するが、その胃内pHの調節作用等によって他の抗生物質の抗菌作用を増強でき、併用する抗生物質の作用に基づく除菌効果の補助的な作用も演じる。
該「消化管運動促進薬」としては、例えば、ドンペリドン、メトクロプラミド、モサプリド、イトプリド、テガセロッド等が挙げられる。
該「下部食道括約筋に作用する薬物」としては、例えば、バクロフェンやその光学活性体などのGABA−B受容体作動薬等が挙げられる。
該「ClC−2チャンネル開口薬(腸液分泌促進薬)」としては、ルビプロストン等が挙げられる。
該「ヒスタミンH2受容体拮抗薬」としては、シメチジン、ラニチジン、ファモチジン、ロキサチジン、ニザチジン、ラフチジン(lafutidine)等が挙げられる。
該「制酸薬」としては、炭酸水素ナトリウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。
該「鎮静薬」としては、ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等が挙げられる。
該「健胃消化薬」としては、ゲンチアナ、センブリ、ジアスターゼ等が挙げられる。
該「非ステロイド性抗炎症剤」としては、例えば、アスピリン、インドメタシン、イブプロフェン、メフェナミン酸、ジクロフェナク、エトドラク、ピロキシカム、セレコシブ等が挙げられる。
(i)プロトンポンプ阻害薬、例、オメプラゾール(omeprazole)、エソメプラゾール(esomeprazole)、パントプラゾール(pantoprazole)、ラベプラゾール(rabeprazole)、テナトプラゾール(tenatoprazole)、イラプラゾール(ilaprazole)およびランソプラゾール(lansoprazole);
(ii)経口制酸合剤、例、Maalox(登録商標)、Aludrox(登録商標)およびGaviscon(登録商標);
(iii)粘膜保護剤、例、ポラプレジンク(polaprezinc)、エカベトナトリウム(ecabet sodium)、レバミピド(rebamipide)、テプレノン(teprenone)、セトラキサート(cetraxate)、スクラルファート(sucralfate)、クロロフィリン銅(chloropylline−copper)およびプラウノトール(plaunotol);
(iv)抗ガストリン剤、例、抗ガストリンワクチン、イトリグルミド(itriglumide)およびZ−360;
(v)5−HT3アンタゴニスト、例、ドラセトロン(dolasetron)、パロノセトロン(palonosetron)、アロセトロン(alosetron)、アザセトロン(azasetron)、ラモセトロン(ramosetron)、ミトラザピン(mitrazapine)、グラニセトロン(granisetron)、トロピセトロン(tropisetron)、E−3620、オンダンセトロン(ondansetron)およびインジセトロン(indisetron);
(vi)5−HT4アゴニスト、例、テガセロド(tegaserod)、モサプリド(mosapride)、シニタプリド(cinitapride)およびオキシトリプタン(oxtriptan);
(vii)緩下剤、例、Trifyba(登録商標)、Fybogel(登録商標)、Konsyl(登録商標)、Isogel(登録商標)、Regulan(登録商標)、Celevac(登録商標)およびNormacol(登録商標);
(viii)GABABアゴニスト、例、バクロフェン(baclofen)およびAZD−3355;
(ix)GABABアンタゴニスト、例、GAS−360およびSGS−742;
(x)カルシウムチャネルブロッカー、例、アラニジピン(aranidipine)、ラシジピン(lacidipine)、ファロジピン(falodipine)、アゼルニジピン(azelnidipine)、クリニジピン(clinidipine)、ロメリジン(lomerizine)、ジルチアゼム(diltiazem)、ガロパミル(gallopamil)、エフォニジピン(efonidipine)、ニソルピジン(nisoldipine)、アムロジピン(amlodipine)、レルカニジピン(lercanidipine)、ベバントロール(bevantolol)、ニカルジピン(nicardipine)、イスラジピン(isradipine)、ベニジピン(benidipine)、ベラパミル(verapamil)、ニトレンジピン(nitrendipine)、バルニジピン(barnidipine)、プロパフェノン(propafenone)、マニジピン(manidipine)、ベプリジル(bepridil)、ニフェジピン(nifedipine)、ニルバジピン(nilvadipine)、ニモジピン(nimodipine)およびファスジル(fasudil);
(xi)ドーパミンアンタゴニスト、例、メトクロプラミド(metoclopramide)、ドンペリドン(domperidone)およびレボスルピリド(levosulpiride);
(xii)タキキニン(NK)アンタゴニスト、特に、NK−3、NK−2およびNK−1アンタゴニスト、例、ネパズタント(nepadutant)、サレズタント(saredutant)、タルネタント(talnetant)、(αR,9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−8,9,10,11−テトラヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−7H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン−6,13−ジオン(TAK−637)、5−[(2R,3S)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−モルホリニル]メチル]−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(MK−869)、ラネピタント(lanepitant)、ダピタント(dapitant)および3−[[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチルアミノ]−2−フェニル−ピペリジン(2S,3S);
(xiii)一酸化窒素シンターゼ阻害薬、例、GW−274150、ティラルギニン(tilarginine)、P54、グアニジオエチルジスルフィド(guanidioethyldisulfide)およびニトロフルビプロフェン(nitroflurbiprofen);
(xiv)バニロイドレセプター1アンタゴニスト、例、AMG−517およびGW−705498;
(xv)グレリンアゴニスト、例、カプロモレリン(capromorelin)およびTZP−101;
(xvi)AchE放出刺激剤、例、Z−338およびKW−5092;
(xvii)不眠症治療剤(etizolam, zopiclone, triazolam, zolpidem, ramelteon, indiplon etc.);
(xviii)カリウムイオン競合型酸分泌抑制剤(P−CAB);
(xix)メラトニン作動薬;
(xx)メラトニン、等。
1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩(以下、化合物Aのフマル酸塩と記載)80mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が60mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
5mol/L水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 60mLまでメスアップ
化合物Aのフマル酸塩 80mgと塩化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)540mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が60mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
塩化ナトリウム 540mg
5mol/L水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 60mLまでメスアップ
化合物Aのフマル酸塩 80mgと塩化カルシウム二水和物(試薬特級、和光純薬工業株式会社)1360mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が60mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
塩化カルシウム二水和物 1360mg
5mol/L水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 60mLまでメスアップ
化合物Aのフマル酸塩 80mgと塩化マグネシウム六水和物(試薬特級、和光純薬工業株式会社)1880mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が60mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
塩化マグネシウム六水和物 1880mg
5mol/L水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 60mLまでメスアップ
比較例1および実施例1〜3の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約10mLずつ入れて密栓し、70℃条件下(TEMP.&HUMID.CHAMBER PR−4S、エスペック株式会社)で1週間保存した。
保存前と保存後の薬液について、化合物Aの反応生成物(化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.75)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で2.5倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×150mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)/アセトニトリル混液(19:1)
移動相B:アセトニトリル/0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)混液(3:2)
リン酸水素二ナトリウム(無水)(試薬特級、和光純薬工業株式会社)7.1gに超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)を加えて溶かし、1000mLとし、これにリン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.0に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
化合物Aのフマル酸塩 67mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
水 50mL
化合物Aのフマル酸塩 67mgをガラスビーカーに秤量し、大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
塩化ナトリウム 450mg
水 50mL
化合物Aのフマル酸塩 67mg、臭化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)1154mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
臭化ナトリウム 1154mg
水 50mL
比較例2および実施例4、5の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約5mLずつ入れて密栓し、60℃条件下(TABAI PERFECT OVEN−ORIGINAL PV−220、エスペック株式会社)で1週間保存した。
保存前と保存後の薬液について、化合物Aの反応生成物(化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.79)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で2.5倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(14:5:1)
移動相B:アセトニトリル/0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)混液(7:3)
リン酸二水素カリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.40g及び無水リン酸水素二ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.55gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)に溶かし、1000mLとし、2倍希釈した。希釈後pHが6.8であることを確認した。6.8でなければ、リン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)または0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.8に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で9倍に希釈し、17mmol/L塩化ナトリウム水溶液とした。化合物Aのフマル酸塩 134mgをガラスビーカーに秤量し、17mmol/L塩化ナトリウム水溶液100mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
塩化ナトリウム 100mg
水 100mL
大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で3倍に希釈し、51mmol/L塩化ナトリウム水溶液とした。化合物Aのフマル酸塩 134mgをガラスビーカーに秤量し、51mmol/L塩化ナトリウム水溶液100mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
塩化ナトリウム 300mg
水 100mL
大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で2倍に希釈し、77mmol/L塩化ナトリウム水溶液とした。化合物Aのフマル酸塩 134mgをガラスビーカーに秤量し、77mmol/L塩化ナトリウム水溶液100mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
塩化ナトリウム 450mg
水 100mL
化合物Aのフマル酸塩 67mgをガラスビーカーに秤量し、大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た(pH=3.6、HORIBA pH METER F−52を用いて測定)。
塩化ナトリウム 450mg
水 50mL
比較例2および実施例6〜9の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約5mLずつ入れて密栓し、60℃条件下(TABAI PERFECT OVEN−ORIGINAL PV−220、エスペック株式会社)で1週間保存した。
保存前と保存後の薬液について、化合物Aの反応生成物(化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.79)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で2.5倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(14:5:1)
移動相B:アセトニトリル/0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)混液(7:3)
リン酸二水素カリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.40g及び無水リン酸水素二ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.55gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)に溶かし、1000mLとし、2倍希釈した。希釈後pHが6.8であることを確認した。6.8でなければ、リン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)または0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.8に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン フマル酸塩(以下、化合物Bのフマル酸塩と記載)66mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た。
水 50mL
化合物Bのフマル酸塩 66mgをガラスビーカーに秤量し、大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た。
塩化ナトリウム 450mg
水 50mL
比較例3および実施例10の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約5mLずつ入れて密栓し、60℃条件下(TABAI PERFECT OVEN−ORIGINAL PV−220、エスペック株式会社)で1週間保存した。
保存前と保存後の薬液について、化合物Bの反応生成物(化合物Bの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.38)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で2.5倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(14:5:1)
移動相B:アセトニトリル/0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)混液(7:3)
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 0.5フマル酸塩(以下、化合物Cの0.5フマル酸塩と記載)106mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た。
水 50mL
化合物Cの0.5フマル酸塩 106mgをガラスビーカーに秤量し、大塚生食注(大塚製薬工場株式会社)50mLを加えてスターラーで攪拌して溶解させ、下記組成を有する薬液を得た。
塩化ナトリウム 450mg
水 50mL
比較例4および実施例11の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約5mLずつ入れて密栓し、60℃条件下(TABAI PERFECT OVEN−ORIGINAL PV−220、エスペック株式会社)で2週間保存した。
比較例4および実施例11の保存前と保存後の薬液について、化合物Cの反応生成物(化合物Cの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.8)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を0.02mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(2:1)で希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:Zorbax Eclipse XDB−C18、5μm、4.6mm i.d.×150mm (Agilent製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.02mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)/アセトニトリル混液(19:1)
移動相B:アセトニトリル/0.02mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)混液(3:2)
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
化合物Aのフマル酸塩134mgをガラスビーカーに秤量し、塩化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)18gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)に溶解して、1000mLとした溶液を50mLおよび超純水30mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が100mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
塩化ナトリウム 900mg
水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 100mLまでメスアップ
実施例12の薬液1mLをそれぞれ、内容物を24mLにした大塚生食注50mLプラボトル(大塚製薬工場株式会社)に添加、希釈した液、および内容物を24mLにした大塚糖液5%50mLプラボトル(大塚製薬工場株式会社)に添加、希釈した液を、それぞれについて、室温、遮光下で、希釈直後、希釈1時間後、および希釈24時間後に、化合物Aの含量を調べた。含量の測定は薬液をHPLC法に適用することで行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相:0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(17:6:7)
リン酸二水素カリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.40g及び無水リン酸水素二ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.55gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)に溶かし、1000mLとした。pHが6.8であることを確認した。6.8でなければ、リン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)または0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.8に調整した。
該結果より、本発明の液状製剤が溶液注射剤であり、輸液と組み合わせた場合でも、含量の低下は見られずに安定であった。
くえん酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.84gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で1Lにした液と、クエン酸ナトリウム水和物「製造専用」(日本薬局方適合品、和光純薬工業株式会社)5.88gを超純水で1Lにした液を混合し、pH4.0に調整した緩衝液50mLで化合物Aのフマル酸塩 134mgを加えて溶解した。この溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が100mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
クエン酸緩衝液 10mM
水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 100mLまでメスアップ
くえん酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.84gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で1Lにした液と、クエン酸ナトリウム水和物「製造専用」(日本薬局方適合品、和光純薬工業株式会社)5.88gを超純水で1Lにした液を混合し、pH4.0に調整した緩衝液25mLでフマル酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)100mgを溶解し、化合物Aのフマル酸塩 66.8mgを加えて溶解した。この溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が50mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
フマル酸 100mg
クエン酸緩衝液 10mM
水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 50mLまでメスアップ
比較例5、6の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約8mLずつ入れて密栓し、60℃条件下(TABAI PERFECT OVEN−ORIGINAL PV−220、エスペック株式会社)で1週間保存した。
保存前と保存後の薬液について、化合物Aの反応生成物(化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.79)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で2.5倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×150mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)/アセトニトリル混液(19:1)
移動相B:アセトニトリル/0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)混液(3:2)
リン酸水素二ナトリウム(無水)(試薬特級、和光純薬工業株式会社)7.1gに超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)を加えて溶かし、1000mLとし、これにリン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.0に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
フマル酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)200mgを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で約90mLにした液に、化合物Aのフマル酸塩 66.8mgを加えて溶解した。この溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを5.0に調整し、超純水を加えて全量が100mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
フマル酸 200mg
水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを5.0に調整)
水 100mLまでメスアップ
フマル酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)200mgと塩化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)900mgを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)で約90mLにした液に、化合物Aのフマル酸塩 66.8mgを加えて溶解した。この溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを5.0に調整し、超純水を加えて全量が100mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
フマル酸 200mg
塩化ナトリウム 900mg
水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを5.0に調整)
水 100mLまでメスアップ
比較例7および実施例13の薬液を、ガラスバイアル(バイアル35PV TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約20mLずつ入れて密栓し、123℃条件下(LABO AUTOCLAVE MLS−3780F、三洋電機バイオメディカ株式会社)で3時間および6時間、オートクレーブ処理した。
オートクレーブ前後の薬液について、化合物Aの反応生成物(化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.79)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で1.7倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(14:5:1)
移動相B:アセトニトリル/0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)混液(7:3)
リン酸二水素カリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.40g及び無水リン酸水素二ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.55gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)に溶かし、1000mLとし、2倍希釈した。希釈後pHが6.8であることを確認した。6.8でなければ、リン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)または0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.8に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
クエン酸水和物(日本薬局方適合品、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社)263mg、クエン酸ナトリウム水和物(日本薬局方適合品、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社)221mg、塩化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)1800mgおよび化合物Aのフマル酸塩 267.2mgを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)約180mLで溶解した。この溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを3.8に調整し、超純水を加えて全量が200mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
クエン酸緩衝液 10mM
塩化ナトリウム 1800mg
水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを3.8に調整)
水 200mLまでメスアップ
実施例14の薬液5mLをそれぞれ、内容物を45mLにした大塚生食注50mLプラボトル(大塚製薬工場株式会社)に添加、希釈した液、および内容物を45mLにした大塚糖液5%50mLプラボトル(大塚製薬工場株式会社)に添加、希釈した液を、それぞれについて、室温、約1500ルクス下で、希釈直後、希釈6時間後に、化合物Aの濃度変化を調べた。含量の測定は薬液をHPLC法に適用することで行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×100mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)/メタノール/アセトニトリル混液(14:5:1)
移動相B:アセトニトリル/0.025mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)混液(7:3)
リン酸二水素カリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.40g及び無水リン酸水素二ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)3.55gを超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)に溶かし、1000mLとし、2倍希釈した。希釈後pHが6.8であることを確認した。6.8でなければ、リン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)または0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.8に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
化合物Aのフマル酸塩 80mgと塩化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)840mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が60mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
塩化ナトリウム 840mg
5mol/L水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 60mLまでメスアップ
化合物Aのフマル酸塩 80mgと塩化ナトリウム(試薬特級、和光純薬工業株式会社)1080mgをガラスビーカーに秤量し、超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)50mLを加えてスターラーで攪拌し、溶解させた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(容量分析用、和光純薬工業株式会社)を添加し、HORIBA pH METER F−52を用いて、pHを4.0に調整し、超純水を加えて全量が60mLになるまでメスアップし、下記組成を有する薬液を得た。
塩化ナトリウム 1080mg
5mol/L水酸化ナトリウム水溶液 適量(pHを4.0に調整)
水 60mLまでメスアップ
比較例1および実施例1、15、16の薬液を、ガラスバイアル(バイアル17PC TOKAN、大和特殊硝子株式会社)に約10mLずつ入れて密栓し、70℃条件下(TEMP.&HUMID.CHAMBER PR−4S、エスペック株式会社)で1週間保存した。
保存前と保存後の薬液について、化合物Aの反応生成物(化合物Aの溶出時間を1とした場合の相対保持時間(Rt):約0.79)の生成を調べた。反応生成物の測定は薬液を超純水(「ヤマト科学株式会社製超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)/アセトニトリル(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社)混液(19:1)で2.5倍に希釈しHPLC法で行った。HPLCの試験条件を次に示した。
システム:waters 2690 Separation Module
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)(waters 2487 Dual λ Absorbance Detector)
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII、3μm、4.6mm i.d.×150mm (資生堂製)
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相A:0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)/アセトニトリル混液(19:1)
移動相B:アセトニトリル/0.05mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)混液(3:2)
リン酸水素二ナトリウム(無水)(試薬特級、和光純薬工業株式会社)7.1gに超純水(「ヤマト科学株式会社製 超純水製造システムWRX10」にて製造、抵抗値15.0MΩcm以上)を加えて溶かし、1000mLとし、これにリン酸(試薬特級、和光純薬工業株式会社)を加えてpHを6.0に調整した。
移動相の送液は、移動相の混合比を次のように変えて濃度勾配制御した。
Claims (31)
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)、有機酸および塩を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない液状製剤。
- 溶液注射剤である請求項1記載の液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を70度、1週間保存時に、保存前より%比で1.8倍以下で含有する請求項1記載の液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を60度、1週間保存時に、保存前より%比で1.3倍以下で含有する請求項1記載の液状製剤。
- 医薬活性成分が非ペプチド性化合物である請求項1記載の液状製剤。
- 非ペプチド性化合物が、式(I)
R1−X−NH−R2 (I)
[式中、R1は有機残基を、R2は水素原子または有機残基を、Xは結合手または主鎖が原子数1ないし20のスペーサーを示す。ただし、式中の−NH−が、アミド構造の一部を構成しない。]で表される化合物である請求項5記載の液状製剤。 - 非ペプチド性化合物が、式(II)
[式中、XaおよびYは、同一または異なって、結合手または主鎖が原子数1ないし20のスペーサーを、Rb1は水素原子または置換基されていてもよい炭化水素基を、R3は置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を、R4、R5およびR6は、同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を示す。ただし、式中の−NH−が、アミド構造の一部を構成しない。]で表される化合物である請求項5記載の液状製剤。 - 非ペプチド性化合物が、1−{5−(2−フルオロフェニル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、1−[4−フルオロ−5−フェニル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(4−メチル−3−チエニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(4−メチルピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N-メチルメタンアミン、または1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンである請求項5記載の液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分の有機酸塩および塩を溶媒に溶解または懸濁する工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の液状製剤の製造方法。
- 有機酸が、式(IV):
[式中、R11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ−カルボニル基、またはC1−6アルコキシ基を示すか、或いはR11及びR12が、一緒になって置換されていてもよい環を形成する。]
で表される化合物またはアスコルビン酸である請求項1記載の液状製剤。 - 有機酸が、アスコルビン酸、安息香酸、ソルビン酸、フマル酸およびマレイン酸からなる群から選択される1種以上である請求項1記載の液状製剤。
- 塩が、塩化物および臭化物からなる群から選択される1種以上である請求項1記載の液状製剤。
- 塩が、金属ハロゲン化物である請求項1記載の液状製剤。
- 塩が、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、臭化ナトリウムおよび臭化カルシウムからなる群から選択される1種以上である請求項1記載の液状製剤。
- pHが生理学的に許容されるpHである請求項1記載の液状製剤。
- pHが約3.0ないし約5.0である請求項1記載の液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物が、
式(I)で表される化合物と、
式(IV):
[式中、R11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ−カルボニル基、またはC1−6アルコキシ基を示すか、或いはR11及びR12が、一緒になって置換されていてもよい環を形成する。]
で表される化合物またはアスコルビン酸との反応により得られる、式(V)または(V’):
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
で表される化合物である請求項6記載の液状製剤。 - 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、有機酸とのモル比が1:0.001から1:1000である請求項1記載の液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、塩とのモル比が1:0.001から1:10000である請求項1記載の液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分の濃度が、0.1〜100mg/mLである請求項1記載の液状製剤。
- 出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍または急性胃粘膜病変の予防・治療剤である請求項7記載の液状製剤。
- 請求項1記載の液状製剤を凍結乾燥して得られる凍結乾燥製剤。
- 請求項2記載の溶液注射剤と輸液とを組み合わせてなる注射用キット。
- 請求項22記載の凍結乾燥製剤と輸液とを組み合わせてなる注射用キット。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有する組成物に塩を配合させることを特徴とする液状製剤の安定化方法。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有する組成物に塩を配合させることにより、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物の生成を抑制する方法。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有せず、塩を安定化剤として含有する液状製剤。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない液状製剤における、塩の安定化剤としての使用。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない液状製剤において、安定化剤として使用するための塩。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)および有機酸を含有し、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と有機酸との反応生成物を実質的に含有しない、安定化された液状製剤の製造のための塩の使用。
- 1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分(但し、当該アミノ基がアミド構造の一部を構成しない)の有機酸塩化合物および塩を原料として製造される、1級または2級アミノ基を有する医薬活性成分と、遊離した有機酸との反応生成物量が塩により抑制された液状製剤。
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