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JP2015111369A - 電子装置 - Google Patents

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JP2015111369A
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Daiki Tsutsumi
大樹 堤
陽平 佐藤
Yohei Sato
陽平 佐藤
龍一 粟屋
Ryuichi Awaya
龍一 粟屋
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Abstract

【課題】画面を注視せずとも容易に文字を入力することができる電子装置を提供すること。【解決手段】電子装置は、文字を入力するための文字入力領域を表示する表示部と、表示部の画面上における接触を検知して入力を受け付けるタッチパネルと、タッチパネルが受け付けた少なくとも2段階の入力それぞれの操作方向に基づいて、文字入力領域に入力する入力文字を決定する入力文字判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電子装置に関する。
近年、携帯情報端末は、キーボードを搭載しない「フルタッチパネル型」が主流となってきている。フルタッチパネル型の端末は、タッチパネルを備えており、画面上に表示されるソフトウェアキーボードを利用して文字入力を行う。キー入力の例として、[1]〜[9]、[0]の各キーに、[あ]〜[わ]の各行の入力キーを割り当てるテンキー方式がある。ソフトウェアキーボードを利用した文字入力では、表示画面にキーボードの画像を表示するため、本来使用したい文章入力用ソフトウェアなどを表示する領域が狭くなる。また、ソフトウェアキーボードに表示されたキーは、キーボードのキーのように触覚で区別できるものではないため、キーに描かれている文字をユーザが目で確認した上で指やスタイラスペンなどの指示体を用いて該当するキーを指定する必要がある。
ソフトウェアキーボードを使用せずに文字入力する方法としては、[あ]〜[わ]の各行(子音)を指定する入力文字指定範囲と[あ]〜[お]の各段(母音)を指定する入力文字指定範囲とを設け、行、段それぞれをタッチで指定して入力文字を決定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−350409号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術を用いても、入力文字指定範囲に描かれている文字をユーザが目で確認した上で該当文字を指定しなければならず、ユーザは文字を入力する際に、誤ったボタンを指定しないように入力画面を注視しながら入力しなければならない、という問題があった。最近では、歩きながら端末を操作する際に画面を注視してしまうことで、周囲への注意が散漫となり、公道や駅のホームでの事故が多く発生しており、社会的にも問題視されている。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、画面を注視せずとも容易に文字を入力することができる電子装置を提供することを課題とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、文字を入力するための文字入力領域を表示する表示部と、前記表示部の画面上における接触を検知して入力を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルが受け付けた少なくとも2段階の入力それぞれの操作方向に基づいて、前記文字入力領域に入力する入力文字を決定する入力文字判定部と、を備えることを特徴とする電子装置である。
本発明によれば、画面を注視せずとも容易に文字を入力することができる。
本発明の一実施形態に係る電子装置の外観構成の一例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置の構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における文字入力方法を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における文字入力の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における濁音文字入力の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における半濁音文字入力の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における拗促音文字入力の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における文字入力中のタイムアウトの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における連続文字入力の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における文字入力制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電子装置における文字入力のための補助キーの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における振動による文字入力補助の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置における画面表示による文字入力補助の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電子装置10の外観構成の一例を示す正面図である。
電子装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等のタッチパネルを備える電子機器である。電子装置10は、表示部103を備える。表示部103は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置である。また、表示部103の表示画面上には、接触を検知するタッチパネル102が設置されている。図示する例では、表示部103は、文字を入力するためのテキストボックスT(文字入力領域)と、画像Gと、入力受付領域Aとを表示している。入力受付領域Aは、テキストボックスTにカーソルKがある場合に表示され、テキストボックスTに入力する文字を指定する操作を受け付ける。入力受付領域Aは、透過表示されており、その透過度は設定により変更可能である。入力受付領域Aを透過させることにより、入力受付領域Aの下にある部分(例えば、画像G)が隠れることを防ぐことができる。入力受付領域Aの下にある部分は、従来ソフトウェアキーボードにより隠れていた部分である。また、入力受付領域Aは、設定によりその位置又はサイズを変更することができる。これにより、各ユーザが利用し易い位置に入力受付領域Aを配置することができる。
次に、本実施形態による電子装置10の構成について説明する。図2は、本実施形態による電子装置10の構成の一例を示す概略ブロック図である。
電子装置10は、制御部101と、タッチパネル102と、表示部103と、スピーカ104と、バイブ105と、入力受付領域判定部106と、入力受付領域設定部107と、入力文字判定部108と、入力段階保持部109と、フリック動作判定部110と、連続フリック判定部111と、第1入力判定部112と、第1入力テーブル113と、第2入力判定部114と、第2入力テーブル115と、第3入力判定部116と、第3入力テーブル117と、タイマ118と、入力データ格納部119と、を備える。
制御部101は、電子装置10の各部を統括して制御する。タッチパネル102は、表示部103の画面上における接触を検知して、ユーザからの入力を受け付ける。表示部103は、情報を表示する。スピーカ104は、音声を出力する。バイブ105は、振動を発生する。
入力受付領域判定部106は、タッチパネル102において検出された入力が、入力受付領域設定部107により設定された入力受付領域Aの範囲内であるか否かを判定する。入力受付領域設定部107は、入力受付領域Aの位置、サイズ及び透過度等の設定情報を保持する。入力受付領域設定部107が保持する各設定情報は、タッチパネル102からの入力に応じて変更可能である。
入力文字判定部108は、入力受付領域判定部106が入力受付領域Aの範囲内であると判定した少なくとも2段階の入力それぞれの操作方向に基づいて、テキストボックスTに入力する入力文字を決定する。具体的には、入力文字判定部108は、入力段階保持部109から入力された現在の入力段階に基づいて、フリック動作判定部110から入力された操作方向の情報を第1入力判定部112、第2入力判定部114または第3入力判定部116に出力する。続いて、入力文字判定部108は、第1入力判定部112、第2入力判定部114または第3入力判定部116において判定された情報を、入力データ格納部119に書き込む。そして、入力文字判定部108は、入力データ格納部119に保持された情報に基づいて、最終的に入力される入力文字を決定する。
入力段階保持部109は、現在の入力がどの入力段階(第1入力段階、第2入力段階または第3入力段階)であるかを保持し、保持している情報を入力文字判定部108に出力する。フリック動作判定部110は、現在の入力のフリック方向を判定し、判定した情報を入力文字判定部108に出力する。フリック方向とは、フリックの入力起点からの操作方向である。フリックとは、指やスタイラスペンなどの指示体を画面上でスライドさせる操作である。なお、フリック動作判定部110は、連続フリック判定部111が入力を連続フリックと判定した場合には、当該入力を複数のフリックに分割する。そして、フリック動作判定部110は、分割した各フリックのフリック方向を判定し、判定した情報を入力文字判定部108に出力する。連続フリック判定部111は、フリック方向の変化又はフリックの加速度の変化を検出し、現在の入力が連続フリックであるか否かを判定する。連続フリックとは、1回の入力で行われた複数のフリックである。
第1入力判定部112は、入力文字判定部108から入力された第1入力のフリック方向を第1入力テーブル113に基づいて照合し、入力文字の子音を判定する。第1入力とは、入力受付領域Aにおける1段階目(第1入力段階)の入力である。そして、第1入力判定部112は、判定した文字情報(子音)を入力文字判定部108に出力する。第1入力テーブル113は、第1入力におけるフリック方向と文字情報(子音)との組み合わせが定義されている対応表を記憶する。
第2入力判定部114は、入力文字判定部108から入力された第2入力のフリック方向を第2入力テーブル115に基づいて照合し、入力文字の母音を判定する。第2入力とは、入力受付領域Aにおける2段階目(第2入力段階)の入力である。そして、第2入力判定部114は、判定した文字情報(母音)を入力文字判定部108に出力する。第2入力テーブル115は、第2入力におけるフリック方向と文字情報(母音)との組み合わせが定義されている対応表を記憶する。
第3入力判定部116は、入力文字判定部108から入力された第3入力のフリック方向を第3入力テーブル117に基づいて照合し、入力文字の濁音、半濁音又は拗促音を判定する。第3入力とは、入力受付領域Aにおける3段階目(第3入力段階)の入力である。なお、第3入力判定部116は、第2入力から所定時間t2内にタッチパネル102が第3入力を受け付けた場合にのみ入力文字の濁音、半濁音又は拗促音を判定する。そして、第3入力判定部116は、判定した文字情報(濁音、半濁音又は拗促音)を入力文字判定部108に出力する。第3入力テーブル117は、第3入力におけるフリック方向と文字情報(濁音、半濁音又は拗促音)との組み合わせが定義されている対応表を記憶する。
タイマ118は、第1入力から第2入力までのタイムアウト又は第2入力から第3入力までのタイムアウトをカウントする。入力データ格納部119は、入力文字判定部108から入力された文字情報を記憶する。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態による電子装置10における文字入力方法について説明する。図3は、本実施形態による電子装置10における文字入力方法を説明するための図である。本図に示すように、電子装置10は、入力受付領域Aにおける少なくとも2段階の操作入力に基づいて1文字の入力文字を決定する。具体的には、ユーザは、1段階目の入力(第1入力)で子音を指定し、2段階目の入力(第2入力)で母音を指定する。以下、電子装置10の表示部103を正面視したときの方向に基づいて、上下左右方向を定める。また、単タッチとは、1回のタッチ操作である。円操作は、指等を画面上で円状にスライドさせる操作である。
本図に示す例では、図3(a)に示すように、第1入力における、左上方向へのフリックを子音「あ行」に割り当て、上方向へのフリックを子音「か行」に割り当て、右上方向へのフリックを子音「さ行」に割り当て、左方向へのフリックを子音「た行」に割り当て、単タッチを子音「な行」に割り当て、右方向へのフリックを子音「は行」に割り当て、左下方向へのフリックを子音「ま行」に割り当て、下方向へのフリックを子音「や行」に割り当て、右下方向へのフリックを子音「ら行」に割り当て、円操作を子音「わ行」に割り当てている。第1入力テーブル113は、図3(a)に示す割り当てを記憶する。
また、図3(b)に示すように、第2入力における、単タッチを母音「あ」に割り当て、左方向へのフリックを母音「い」に割り当て、上方向へのフリックを母音「う」に割り当て、右方向へのフリックを母音「え」に割り当て、下方向へのフリックを「お」に割り当てている。第2入力テーブル115は、図3(b)に示す割り当てを記憶する。
図3(c)は、2段階入力における文字対応の組み合わせ例を示す。本図において、「X+Y=Z」は、第1入力「X」と第2入力「Y」との組み合わせに対応する文字が「Z」であることを示す。例えば、「左上方向の矢印(左上方向へのフリック)+丸(単タップ)=あ」は、第1入力「左上方向へのフリック」と第2入力「単タップ」との組み合わせに対応する文字が「あ」であることを示す。図示するように、「あ」から「ん」までの50音が2段階の操作入力で指定可能である。
図4は、本実施形態による電子装置10における文字入力の具体例を示す図である。本図では、「スマホ」を入力する際の操作方法を示す。まず、フリック動作判定部110が、第1入力におけるフリック方向を右上方向と判定する。続いて、第1入力判定部112が、フリック方向に基づいて子音を「さ行」と判定する(図4(a)参照)。次に、フリック動作判定部110が、第2入力におけるフリック方向を上方向と判定する。続いて、第2入力判定部114が、フリック方向に基づいて母音を「う」と判定する(図4(b)参照)。そして、入力文字判定部108が、第1入力及び第2入力における判定結果に基づいて入力文字「す」を決定する。制御部101は、決定した入力文字「す」をテキストボックスTのカーソルK位置に表示する(図4(c)参照)。このとき、制御部101は、テキストボックスTの下に変換候補表示領域Cを表示する。変換候補表示領域Cには、文字の変換候補となる単語の一覧が表示されている。
続いて、フリック動作判定部110が、第1入力におけるフリック方向を左下方向と判定する。続いて、第1入力判定部112が、フリック方向に基づいて子音を「ま行」と判定する(図4(d)参照)。次に、フリック動作判定部110が、第2入力におけるフリック方向を単タッチと判定する。続いて、第2入力判定部114が、フリック方向に基づいて母音を「あ」と判定する(図4(e)参照)。そして、入力文字判定部108が、第1入力及び第2入力における判定結果に基づいて入力文字「ま」を決定する。制御部101は、決定した入力文字「ま」をテキストボックスTのカーソルK位置に表示する(図4(f)参照)。
続いて、フリック動作判定部110が、第1入力におけるフリック方向を右方向と判定する。続いて、第1入力判定部112が、フリック方向に基づいて子音を「は行」と判定する(図4(g)参照)。次に、フリック動作判定部110が、第2入力におけるフリック方向を下方向と判定する。続いて、第2入力判定部114が、フリック方向に基づいて母音を「お」と判定する(図4(h)参照)。そして、入力文字判定部108が、第1入力及び第2入力における判定結果に基づいて入力文字「ほ」を決定する。制御部101は、決定した入力文字「ほ」をテキストボックスTのカーソルK位置に表示する(図4(i)参照)。制御部101は、変換候補表示領域内にある単語へのタッチを検出すると、テキストボックスTに表示されている文字をタッチされた単語「スマホ」に変換して表示する(図4(j)参照)。
次に、図5を参照して、濁音の入力方法について説明する。図5は、本実施形態による電子装置10における濁音文字入力の具体例を示す図である。第3入力判定部116は、第2入力後から所定時間t2内の入力受付領域Aへの入力(第3入力)において、濁点入力操作(本例では左下方向、上方向、左下方向の順に連続したスライド)が検出されると、濁点が指定されたと判定する。例えば、第1入力判定部112は、第1入力において、右上方向へのフリックが検出されると、子音を「さ行」と判定する(図5(a)参照)。続いて、第2入力判定部114は、第2入力において、左方向へのフリックが検出されると、母音を「い」と判定する(図5(b)参照)。続いて、第3入力判定部116は、第3入力において、濁点入力操作が検出されると、濁点が指定されたと判定する(図5(c)参照)。そして、入力文字判定部108は、第1入力、第2入力及び第3入力における判定結果に基づいて入力文字「じ」を決定する。制御部101は、決定された入力文字「じ」をテキストボックスTに表示する(図5(d)参照)。
次に、図6を参照して、半濁音の入力方法について説明する。図6は、本実施形態による電子装置10における半濁音文字入力の具体例を示す図である。第3入力判定部116は、第3入力において、半濁点入力操作(本例では円操作)が検出されると、半濁点が指定されたと判定する。例えば、第1入力判定部112は、第1入力において、右方向へのフリックが検出されると、子音を「は行」と判定する(図6(a)参照)。続いて、第2入力判定部114は、第2入力において、下方向へのフリックが検出されると、母音を「お」と判定する(図6(b)参照)。続いて、第3入力判定部116は、第3入力において、半濁点入力操作が検出されると、半濁点が指定されたと判定する(図6(c)参照)。そして、入力文字判定部108は、第1入力、第2入力及び第3入力における判定結果に基づいて入力文字「ぽ」を決定する。制御部101は、決定された「ぽ」をテキストボックスTに表示する(図6(d)参照)。
続いて、図7を参照して、拗促音の入力方法について説明する。図7は、本実施形態による電子装置10における拗促音文字入力の具体例を示す図である。第3入力判定部116は、第3入力において、拗促音入力操作(本例では左下方向へのフリック)が検出されると、拗促音が指定されたと判定する。例えば、第1入力判定部112は、第1入力において、左方向へのフリックが検出されると、子音を「た行」と判定する(図7(a)参照)。続いて、第2入力判定部114は、第2入力において、上方向へのフリックが検出されると、母音を「う」と判定する(図7(b)参照)。続いて、第3入力判定部116は、第3入力において、拗促音入力操作が検出されると、拗促音が指定されたと判定する(図7(c)参照)。そして、入力文字判定部108は、第1入力、第2入力及び第3入力における判定結果に基づいて入力文字「っ」を決定する。制御部101は、決定された入力文字「っ」をテキストボックスTに表示する(図7(d)参照)。
次に、図8を参照して、文字入力中のタイムアウトについて説明する。図8は、本実施形態による電子装置10における文字入力中のタイムアウトの具体例を示す図である。入力文字判定部108は、第1入力後、第2入力がないまま所定時間t1経過した場合、第1入力はキャンセルされたと判定する。例えば、第1入力判定部112は、第1入力において、左上方向へのフリックが検出されると、子音を「さ行」と判定する(図8(a)参照)。続いて、入力文字判定部108は、第1入力後から所定時間t1経過しても第2入力がない場合(図8(b)参照)には、第1入力がキャンセルされたと判定し、テキストボックスTには何も表示しない(図8(c)参照)。そして、入力文字判定部108は、第1入力の入力待ち状態へと戻る。
次に、図9を参照して、第1入力から第3入力までを連続入力する場合について説明する。図9は、本実施形態による電子装置10における連続文字入力の具体例を示す図である。連続フリック判定部111は、第1入力から第3入力までが1回の入力操作で連続して行われた場合、入力操作の角度の変化や加速度の変化に基づいて、第1入力、第2入力及び第3入力それぞれの境目を判定する。以下、複数段階の入力が1回の入力操作(指Fを画面上から離さずした操作)で行われることを連続入力とする。
図9(a)は、連続入力で「ほ」を入力文字として指定する例である。フリック動作判定部110は、右方向へのフリックと下方向へのフリックとがこの順に連続入力されたことを検出すると、右方向へのフリックを第1入力とし、下方向へのフリックを第2入力とする。連続フリック判定部111は、フリックの角度の変化に基づいて、第1入力(右方向へのフリック)と第2入力(下方向へのフリック)との境目を判定する。第1入力判定部112は、右方向へのフリックに基づいて子音を「は行」と判定する。第2入力判定部114は、下方向へのフリックに基づいて母音を「お」と判定する。入力文字判定部108は、第1入力及び第2入力の判定結果に基づいて入力文字「ほ」を決定する。
図9(b)は、連続入力で「ち」を入力文字として指定する例である。フリック動作判定部110は、左方向へのフリックが2回連続入力されたことを検出すると、第1入力、第2入力ともに左方向へのフリックであると判定する。連続フリック判定部111は、フリックの加速度の変化に基づいて、第1入力と第2入力との境目を判定する。第1入力判定部112は、左方向へのフリックに基づいて子音を「た行」と判定する。第2入力判定部114は、左方向へのフリックに基づいて母音を「い」と判定する。入力文字判定部108は、第1入力及び第2入力の判定結果に基づいて入力文字「ち」を決定する。
図9(c)及び図9(d)は、第2入力と第3入力とを連続入力して「げ」を入力文字として指定する例である。第1入力判定部112は、第1入力において、上方向へのフリックを検出すると、子音を「か行」と判定する。フリック動作判定部110は、右方向へのフリックと濁点入力操作とがこの順に連続入力されたことを検出すると、右方向へのフリックを第2入力とし、濁点入力操作を第3入力とする。連続フリック判定部111は、フリックの角度の変化に基づいて、第2入力と第3入力との境目を判定する。第2入力判定部114は、右方向へのフリックに基づいて母音を「え」と判定する。第3入力判定部116は、濁点入力操作に基づいて濁点が指定されたと判定する。入力文字判定部108は、第1入力、第2入力及び第3入力の判定結果に基づいて入力文字「げ」を決定する。
図9(e)は、第1入力から第3入力までを連続入力して「げ」を入力文字として指定する例である。フリック動作判定部110は、上方向へのフリックと右方向へのフリックと濁点入力操作とがこの順に連続入力されたことを検出すると、上方向へのフリックを第1入力とし、右方向へのフリックを第2入力とし、濁点入力操作を第3入力とする。連続フリック判定部111は、フリックの角度の変化に基づいて、第1入力と第2入力との境目及び第2入力と第3入力との境目を判定する。第1入力判定部112は、上方向へのフリックに基づいて子音を「か行」と判定する。第2入力判定部114は、右方向へのフリックに基づいて母音を「え」と判定する。第3入力判定部116は、濁点入力操作に基づいて濁点が指定されたと判定する。入力文字判定部108は、第1入力、第2入力及び第3入力の判定結果に基づいて入力文字「げ」を決定する。
次に、本実施形態による電子装置10における文字入力方法を実現するための文字入力制御処理について説明する。図10は、本実施形態による電子装置10における文字入力制御処理の手順を示すフローチャートである。本図には、テキストボックスTに1文字入力するときの処理を示す。
まず、入力段階保持部109が、入力状態変数を第1入力段階状態にする(ステップS101)。続いて、入力受付領域判定部106が、タッチパネル102において入力が検出されたか否かを判定する(ステップS102)。入力受付領域判定部106は、入力が検出されていないと判定した場合(ステップS102:No)、ステップS102の処理に戻る。一方、入力受付領域判定部106は、入力が検出されたと判定した場合(ステップS102:Yes)、検出された入力が入力受付領域Aの範囲内であるか否かを判定する(ステップS103)。入力受付領域判定部106は、入力が入力受付領域Aの範囲内でない場合(ステップS103:No)、ステップS102の処理に戻る。
一方、フリック動作判定部110は、入力が入力受付領域Aの範囲内である場合(ステップS103:Yes)、当該入力を第1入力とし、第1入力のフリック方向を判定する(ステップS104)。続いて、第1入力判定部112が、第1入力のフリック方向に対応する子音を第1入力テーブル113に基づいて判定し、判定結果(子音)を入力文字判定部108に出力する。入力文字判定部108は、入力された判定結果(子音)を入力データ格納部119に書き込んで保持する(ステップS105)。
続いて、入力段階保持部109が、入力状態変数を第2入力段階状態へ変更する(ステップS106)。続いて、入力受付領域判定部106が、タッチパネル102において入力が検出されたか否かを判定する(ステップS107)。タイマ118は、入力が検出されていないと判定された場合(ステップS107:No)、入力状態変数が第2入力段階状態に変更されてから所定時間t1秒経過したか否かを判定する(ステップS108)。所定時間t1は、第2入力が無入力であることによるタイムアウトまでの秒数(例えば、2〜3秒)である。入力文字判定部108は、t1秒経過した場合(ステップS108:Yes)、入力データ格納部119に保持している第1入力の子音を破棄(削除)して(ステップS109)、ステップS101の処理に戻る。一方、タイマ118は、t1秒経過していない場合(ステップS108:No)、ステップS107の処理に戻る。
一方、入力受付領域判定部106は、入力が検出されたと判定した場合(ステップS107:Yes)、検出された入力が入力受付領域Aの範囲内であるか否かを判定する(ステップS110)。入力受付領域判定部106は、入力が入力受付領域Aの範囲内でない場合(ステップS110:No)、ステップS108の処理に進む。一方、フリック動作判定部110は、入力が入力受付領域Aの範囲内である場合(ステップS110:Yes)、当該入力を第2入力とし、第2入力のフリック方向を判定する(ステップS111)。続いて、第2入力判定部114が、第2入力のフリック方向に対応する母音を第2入力テーブル115に基づいて判定し、判定結果(母音)を入力文字判定部108に出力する。入力文字判定部108は、入力された判定結果を入力データ格納部119に書き込んで保持する(ステップS112)。
続いて、入力段階保持部109が、入力状態変数を第3入力段階状態へ変更する(ステップS113)。続いて、入力受付領域判定部106が、タッチパネル102において入力が検出されたか否かを判定する(ステップS114)。タイマ118は、入力が検出されていない場合(ステップS114:No)、入力状態変数が第3入力段階状態に変更されてから所定時間t2秒経過したか否かを判定する(ステップS115)。所定時間t2は、第3入力のタイムアウトまでの秒数であり、t1よりも短い(例えば、1秒以下等)。これは、第3入力は第2入力直後に入力されることが期待されるためである。入力文字判定部108は、t2秒経過した場合(ステップS115:Yes)、ステップS119の処理に進む。一方、入力文字判定部108は、t2秒経過していない場合(ステップS115:No)、ステップS114の処理に戻る。一方、入力受付領域判定部106は、入力が検出されたと判定した場合(ステップS114:Yes)、検出された入力が入力受付領域Aの範囲内であるか否かを判定する(ステップS116)。入力受付領域判定部106は、入力が入力受付領域Aの範囲内でない場合(ステップS116:No)、ステップS115の処理に進む。
一方、フリック動作判定部110は、入力が入力受付領域Aの範囲内である場合(ステップS116:Yes)、当該入力を第3入力とし、第3入力のフリック方向を判定する(ステップS117)。続いて、第3入力判定部116が、第3入力のフリック方向に対応する濁点、半濁点又は拗促音を第3入力テーブル117に基づいて判定し、判定結果(濁点、半濁点又は拗促音)を入力文字判定部108に出力する。入力文字判定部108は、入力された判定結果を入力データ格納部119に書き込んで保持する(ステップS118)。続いて、入力文字判定部108は、入力データ格納部119が保持している第1入力から第3入力までの判定結果(子音、母音、濁音等)に基づいて、テキストボックスTに入力する入力文字を決定する(ステップS119)。そして、制御部101が、決定した文字をテキストボックスTのカーソルK位置に入力する(ステップS120)。その後、当該文字入力制御処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、電子装置10は、入力受付領域Aにおける少なくとも2段階の入力それぞれのフリック方向に基づいてテキストボックスTに入力する入力文字を決定する。これにより、ユーザは、ソフトウェアキーボードを注視せずとも文字入力することができる。このため、ユーザは、移動しながらの文字入力の際にも画面を注視する必要が無くなり、周囲への注意が散漫になることを防ぐことが可能となる。
なお、上述した実施形態における電子装置10の一部をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、電子装置10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における電子装置10の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。
電子装置10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、ひらがなを入力する場合を例に説明したが、カタカナやローマ字等も同様に入力できるようにしてもよい。また、絵文字や特殊文字の入力、又は文字種の切り替えを可能にするために、入力受付領域A近傍に補助キーを配置してもよい。図11は、電子装置10における文字入力のための補助キーの一例を示す図である。本図に示す例では、制御部101は、入力受付領域Aの下部に、絵文字を入力するための補助キーK1と、文字種を切り替えるための補助キーK2と、特殊文字(記号)を入力するための補助キーK3とを表示する。制御部101は、補助キーK1に対するタッチを検出すると、絵文字を入力するための画面を表示部103に表示する。また、制御部101は、補助キーK2に対するタッチを検出すると、入力する文字の文字種を切り替える。また、制御部101は、補助キーK3に対するタッチを検出すると、特殊文字を入力するための画面を表示部103に表示する。
また、電子装置10は、ユーザが画面から視線を外した状態での入力をサポートするために、文字入力時に音声やバイブレーション(振動)で補助してもよい。図12は、電子装置10における振動による文字入力補助の一例を示す図である。本図に示す例では、制御部101は、第1入力が完了して子音(本例では「た行」)が決定すると、バイブ105により振動を発生する(図12(a)参照)。続いて、制御部101は、第2入力が完了して入力文字が決定すると、テキストボックスTのカーソルK位置に入力文字(本例では「つ」)を表示するとともに、バイブ105により振動を発生する(図12(b)参照))。
また、電子装置10は、ユーザの文字入力を補助するために、表示部103の画面上に入力中の文字を表示してもよい。図13は、電子装置10における画面表示による文字入力補助の一例を示す図である。本図に示す例では、制御部101は、第1入力段階において、入力受付領域Aにおける接触を検知すると、接触位置に基づいて、入力を補助するための12キーボード601を表示部103に表示する(図13(a)参照)。12キーボード601は、3列×4行=12のマスを有しており、各マスの中にはそれぞれ子音が表示されている。12キーボード601に表示される各子音は、第1入力のフリック方向に対応するように配置される。例えば、12キーボード601において、中心には「な」が表示され、中心の左上部には「あ」が表示され、中心の上部には「か」が表示され、中心の右上部には「さ」が表示され、中心の左部には「た」が表示され、中心の左下部には「ま」が表示され、中心の下部には「や」が表示され、中心の右下部には「ら」が表示され、「や」の下部には「わ」が表示されている。制御部101は、指Fの接触位置に12キーボード601の中心(「な」キー)がくるように12キーボード601を表示する。これにより、第1入力のフリック方向と12キーボード601に表示された子音とが対応する。続いて、制御部101は、第1入力(本例では左方向へのフリック)により子音(本例では「た行」)が決定すると、入力を補助するためのキーボード602を指Fの接触位置に表示する(図13(b)参照)。キーボード602には、第1入力により決定した子音の文字が表示されている。キーボード602に表示される各文字は、第2入力のフリック方向に対応するように配置される。本例では、キーボード602において、中心には「た」が表示され、中心の左部には「ち」が表示され、中心の上部には「つ」が表示され、中心の右部には「て」が表示され、中心の下部には「と」が表示されている。制御部101は、指Fの接触位置にキーボード602の中心(「た」キー)がくるようにキーボード602を表示する。これにより、第2入力のフリック方向とキーボード602に表示された文字とが対応する。制御部101は、第2入力(本例では上方向へのフリック)により母音(本例では「う」)を判定して入力文字「つ」が決定すると、決定した入力文字「つ」をテキストボックスTのカーソルK位置に表示する(図13(c)参照)。
(付記1)文字を入力するための文字入力領域を表示する表示部103と、表示部103の画面上における接触を検知して入力を受け付けるタッチパネル102と、タッチパネル102が受け付けた少なくとも2段階の入力それぞれの操作方向に基づいて、文字入力領域に入力する入力文字を決定する入力文字判定部108と、を備えることを特徴とする電子装置10。
(付記2)1段階目の入力における操作方向に基づいて子音を判定する第1入力判定部112と、2段階目の前記入力における操作方向に基づいて母音を判定する第2入力判定部114と、を備え、入力文字判定部108は、第1入力判定部112が判定した子音と第2入力判定部114が判定した母音とに基づいて、入力文字を決定することを特徴とする付記1に記載の電子装置10。
(付記3)3段階目の入力における操作方向に基づいて濁音、半濁音又は拗促音を判定する第3入力判定部116を備え、入力文字判定部108は、第3入力判定部116における判定に基づいて前記入力文字を決定することを特徴とする付記2に記載の電子装置10。
(付記4)第3入力判定部116は、2段階目の入力から所定時間内にタッチパネル102が3段階目の入力を受け付けた場合にのみ判定することを特徴とする付記3に記載の電子装置10。
(付記5)入力文字判定部108は、タッチパネル102上の所定の入力受付領域における入力に基づいて入力文字を決定することを特徴とする付記1から4いずれか1項に記載の電子装置10。
(付記6)タッチパネル102が受け付けたフリックの方向を判定するフリック動作判定部110を備え、入力文字判定部108は、フリック動作判定部110が判定したフリックの方向に基づいて、入力文字を決定する付記1から5いずれか1項に記載の電子装置10。
(付記7)タッチパネル102が受け付けた入力に複数のフリックが含まれるか否かを判定する連続フリック判定部111を備え、フリック動作判定部110は、入力に複数のフリックが含まれる場合、各フリックの方向を判定し、入力文字判定部108は、フリック動作判定部110が判定した各フリックの方向それぞれに基づいて、入力文字を決定する付記6に記載の電子装置10。
(付記8)タッチパネル102が検知した接触位置に基づいて、入力を補助するためのキーボードを表示部103に表示する制御部101を備えることを特徴とする付記1から7いずれか1項に記載の電子装置10。
10…電子装置 101…制御部 102…タッチパネル 103…表示部 104…スピーカ 105…バイブ 106…入力受付領域判定部 107…入力受付領域設定部 108…入力文字判定部 109…入力段階保持部 110…フリック動作判定部 111…連続フリック判定部 112…第1入力判定部 113…第1入力テーブル 114…第2入力判定部 115…第2入力テーブル 116…第3入力判定部 117…第3入力テーブル 118…タイマ 119…入力データ格納部

Claims (5)

  1. 文字を入力するための文字入力領域を表示する表示部と、
    前記表示部の画面上における接触を検知して入力を受け付けるタッチパネルと、
    前記タッチパネルが受け付けた少なくとも2段階の入力それぞれの操作方向に基づいて、前記文字入力領域に入力する入力文字を決定する入力文字判定部と、
    を備えることを特徴とする電子装置。
  2. 1段階目の前記入力における操作方向に基づいて子音を判定する第1入力判定部と、
    2段階目の前記入力における操作方向に基づいて母音を判定する第2入力判定部と、
    を備え、
    前記入力文字判定部は、前記第1入力判定部が判定した子音と前記第2入力判定部が判定した母音とに基づいて、前記入力文字を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 3段階目の前記入力における操作方向に基づいて濁音、半濁音又は拗促音を判定する第3入力判定部を備え、
    前記入力文字判定部は、前記第3入力判定部における判定に基づいて前記入力文字を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記第3入力判定部は、前記2段階目の入力から所定時間内に前記タッチパネルが前記3段階目の入力を受け付けた場合に判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記入力文字判定部は、前記タッチパネル上の所定の入力受付領域における入力に基づいて前記入力文字を決定する
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の電子装置。
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