JP2015096382A - Steering device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ステアリング装置に関する。 The present invention relates to a steering device.
下記特許文献1で開示された自動車用ステアリング装置は、ステアリングコラムとコラム側ブラケットと車体側ブラケットとを含んでいる。ステアリングコラムは、円筒状であり、軸方向に延びている。コラム側ブラケットは、ステアリングコラム側に支持されている。コラム側ブラケットは、左右1対の支持板部を備えている。1対の支持板部には、左右1対の張り出し部が設けられている。一方、車体側ブラケットは、車体側に支持固定されている。両張り出し部の先端部の上端縁は、車体側ブラケットの下面に近接対向している。両張り出し部の上端縁には、それぞれ突っ張り部が突設されている。これらの突っ張り部の上端部は、車体側ブラケットの下面に、弾性的に当接している。コラム側ブラケットは、二次衝突時にはステアリングコラムと共に前方に変位するが、車体側ブラケットは、二次衝突時にも前方に変位することがない。
The automobile steering device disclosed in the following
特許文献1のステアリング装置のように、コラム側ブラケットと車体側ブラケットとが相対移動可能な構成では、これらブラケット同士を連結する部分の剛性(ブラケット連結部まわりの剛性と呼ぶことにする)は、低い。そこで、特許文献1では、コラム側ブラケットに突っ張り部を設けている。突っ張り部は、車体側ブラケットの下面に弾性的に当接している。そのため、ブラケット連結部まわりの剛性は、上方向(コラム側ブラケットが車体側ブラケットに近づく方向)の荷重に対しては高い。しかし、下方向(コラム側ブラケットが車体側ブラケットから離れる方向)および左右方向(上下方向に直交する方向)には、車体側ブラケットに対するコラム側ブラケットの動きを規制するものがない。そのため、上方向以外の方向からの荷重に対しては、ブラケット連結部まわりの剛性は低い。したがって、特許文献1のステアリング装置の構成では、ブラケット連結部まわりの剛性の向上には限界がある。また、二次衝突時においてステアリングコラムの軸方向に対して斜めから荷重が入力された場合、ブラケット連結部まわりの剛性が十分でないため車体側ブラケットとコラム側ブラケットとの間でこじりが発生する虞もある。
In the configuration in which the column side bracket and the vehicle body side bracket are relatively movable as in the steering device of
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、ブラケット連結部まわりの剛性の向上を図ることができ、二次衝突時には、ブラケット連結部まわりこじりを防止することができるステアリング装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made under such a background, and provides a steering device that can improve the rigidity around the bracket connecting portion and prevent the bracket connecting portion from being twisted at the time of a secondary collision. The purpose is to do.
請求項1記載の発明は、車体(2)に固定された天板(25)と、操舵部材(12)が連結されたステアリングシャフト(3)を保持した状態で前記天板から吊り下げられ、前記ステアリングシャフトの軸方向(X)において前記天板に対して相対移動可能なブラケット(27)と、前記天板に固定され、前記軸方向に直交する左右方向(Y)における両側から前記ブラケットに当接する一対のガイド部材(32)であって、二次衝突時には、前記天板に対する前記ブラケットの移動をガイドする一対のガイド部材とを含むことを特徴とする、ステアリング装置(1)である。
The invention according to
請求項2記載の発明は、前記ガイド部材は、剛体であることを特徴とする、請求項1記載のステアリング装置である。
請求項3記載の発明は、前記ガイド部材は、前記天板の下面(25C)に固定されたベース部(34)と、前記ベース部から前記ブラケットへ向けて突設されて前記ブラケットに当接する当接部(35)とを含むことを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置である。
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, the guide member includes a base portion (34) fixed to the lower surface (25C) of the top plate, and projects from the base portion toward the bracket so as to contact the bracket. The steering device according to
請求項4記載の発明は、前記当接部は、前記ブラケットに下側から当接していることを特徴とする、請求項3記載のステアリング装置である。
請求項5記載の発明は、前記天板には、前記天板を上下に貫通し、前記軸方向に長手の挿通孔(31)が形成されており、前記挿通孔に挿通されて前記ブラケットを前記天板から吊り下げる吊り下げ部材(59)であって、二次衝突時には、前記挿通孔内で前記軸方向に移動することによって前記ブラケットに同行する吊り下げ部材を含み、前記当接部は、前記軸方向において、二次衝突時以外の通常時における前記吊り下げ部材よりも前記操舵部材から遠い側に配置されていることを特徴とする、請求項3または4記載のステアリング装置である。
The invention according to
According to a fifth aspect of the present invention, the top plate is formed with an insertion hole (31) extending vertically through the top plate and extending in the axial direction. The bracket is inserted into the insertion hole. A suspension member (59) suspended from the top plate, and includes a suspension member that accompanies the bracket by moving in the axial direction within the insertion hole at the time of a secondary collision, 5. The steering device according to
請求項6記載の発明は、前記当接部は、前記軸方向に並ぶように複数設けられていることを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載のステアリング装置である。
請求項7記載の発明は、前記当接部には、ねじ部(37)が形成されていて、前記ベース部には、ねじ穴(36)が形成されていて、前記ねじ部と前記ねじ穴とが螺合されることによって、前記当接部は、前記ベース部に対して左右方向に位置調整可能に組み付けられることを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のステアリング装置である。
A sixth aspect of the present invention is the steering device according to any one of the third to fifth aspects, wherein a plurality of the contact portions are provided so as to be aligned in the axial direction.
According to a seventh aspect of the present invention, a screw portion (37) is formed in the contact portion, a screw hole (36) is formed in the base portion, and the screw portion and the screw hole are formed. The steering device according to any one of
請求項8記載の発明は、前記当接部は、前記ベース部に形成された凸部(68)であることを特徴とする、請求項3〜7のいずれかに記載のステアリング装置。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
The invention according to
In addition, in the above, the numbers in parentheses represent reference numerals of corresponding components in the embodiments described later, but the scope of the claims is not limited by these reference numerals.
請求項1記載の発明によれば、ブラケットは、操舵部材が連結されたステアリングシャフトを保持した状態で、車体側の天板に吊り下げられている。天板には、軸方向に直交する左右方向における両側から当接する一対のガイド部材が設けられている。そのため、ブラケットは、天板によって上方向の動きが規制されているだけでなく、一対のガイド部材によって左右方向両側の動きも規制されている。さらに、ガイド部材の形状や取り付け方によっては、下方向からもブラケットの動きを規制することができる。 According to the first aspect of the present invention, the bracket is suspended from the top plate on the vehicle body side while holding the steering shaft to which the steering member is coupled. The top plate is provided with a pair of guide members that contact from both sides in the left-right direction orthogonal to the axial direction. For this reason, the bracket is not only restricted from upward movement by the top plate, but also restricted from lateral movement by a pair of guide members. Furthermore, depending on the shape of the guide member and how it is attached, the movement of the bracket can be restricted from below.
そのため、上下左右の全方向への天板に対するブラケットのがたつきを防止することができるので、天板とブラケットとの連結部まわり(ブラケット連結部まわり)の剛性の向上を図ることができる。
また、二次衝突時には、ブラケットは、二次衝突の衝撃を吸収するために、ステアリングシャフトの軸方向において天板に対して相対移動する。その際、一対のガイド部材は、天板に対するブラケットの移動をガイドする。そのため、二次衝突時に、軸方向以外の方向から操舵部材やステアリングシャフトに入力があったとしても、天板とブラケットとの間(つまりブラケット連結部まわり)のこじりを防止できる。
Therefore, it is possible to prevent the bracket from rattling with respect to the top plate in all directions of the top, bottom, left and right, so that it is possible to improve the rigidity around the connecting portion between the top plate and the bracket (around the bracket connecting portion).
At the time of the secondary collision, the bracket moves relative to the top plate in the axial direction of the steering shaft in order to absorb the impact of the secondary collision. In that case, a pair of guide member guides the movement of the bracket with respect to a top plate. Therefore, even if there is an input to the steering member or the steering shaft from a direction other than the axial direction at the time of the secondary collision, it is possible to prevent the twisting between the top plate and the bracket (that is, around the bracket connecting portion).
請求項2記載の発明のように、ガイド部材が剛体であれば、ブラケット連結まわりの剛性の更なる向上を図ることができる。
請求項3記載の発明のように、ガイド部材は、天板の下面に固定されたベース部と、ベース部からブラケットへ向けて突設されてブラケットに当接する当接部とを含んでいてもよい。
If the guide member is a rigid body, the rigidity around the bracket connection can be further improved.
According to a third aspect of the present invention, the guide member may include a base portion fixed to the lower surface of the top plate and a contact portion that protrudes from the base portion toward the bracket and contacts the bracket. Good.
請求項4記載の発明のように、当接部は、ブラケットに下側からも当接している場合、ブラケット連結部まわりの剛性の更なる向上を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、天板には、天板を上下に貫通し、軸方向に長手の挿通孔が形成されている。また、天板は、挿通孔に挿通された吊り下げ部材によってブラケットを吊り下げている。このような構成において、二次衝突時以外の通常時に、軸方向に対して斜めから操舵部材に荷重が入力されると、ブラケットは、吊り下げ部材を中心として天板に対して回転するようにずれようとする。当接部が軸方向において吊り下げ部材と近い位置に配置されている場合は、当接部は、ここでのずれを抑制することが困難である。しかし、請求項5記載の発明によれば、当接部は、軸方向において通常時における吊り下げ部材から離れて配置されているため、ブラケットのずれを抑制することができる。
As in the fourth aspect of the present invention, when the contact portion is also in contact with the bracket from below, the rigidity around the bracket connecting portion can be further improved.
According to the invention described in
また、吊り下げ部材は、二次衝突時に挿通孔内で軸方向に移動することによってブラケットに同行する。当接部は、通常時における吊り下げ部材よりも軸方向において操舵部材から遠い側に配置されているため、当接部が吊り下げ部材と近い位置に配置されている場合と比較して、より長い距離に亘ってブラケットをガイドすることができる。
請求項6記載の発明にように、当接部は、軸方向に並ぶように複数設けられていれば、より多くの当接部がブラケットに当接するので、ブラケットの位置を安定させることができるし、ブラケットを安定してガイドできる。
The suspension member accompanies the bracket by moving in the axial direction within the insertion hole during a secondary collision. Since the contact portion is arranged on the side farther from the steering member in the axial direction than the suspension member in the normal state, compared to the case where the contact portion is disposed at a position close to the suspension member, The bracket can be guided over a long distance.
According to the sixth aspect of the present invention, if a plurality of abutting portions are provided so as to be aligned in the axial direction, more abutting portions abut on the bracket, so that the position of the bracket can be stabilized. In addition, the bracket can be guided stably.
請求項7記載の発明によれば、当接部には、ねじ部が形成されていて、ベース部には、ねじ穴が形成されている。当接部は、ねじ部とねじ穴とが螺合されることによって、ベース部に対して左右方向に位置調整可能に組み付けられている。そのため、ブラケットに対する各ガイド部の当接部の当接具合を微調整できる。
請求項8記載の発明のように、当接部は、ベース部に形成された凸部であってもよい。
According to the seventh aspect of the present invention, the abutment portion is formed with a screw portion, and the base portion is formed with a screw hole. The contact portion is assembled so that the position of the contact portion can be adjusted in the left-right direction with respect to the base portion by screwing the screw portion and the screw hole. Therefore, the contact state of the contact portion of each guide portion with respect to the bracket can be finely adjusted.
As in the eighth aspect of the invention, the contact portion may be a convex portion formed on the base portion.
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のステアリング装置1の概略側面図であって、一部を断面で示している。図2は、図1におけるII-II線に沿った断面図である。ここで、図1において、紙面左側が車体2の前側であり、紙面右側が車体2の後側であり、紙面上側が車体2の上側であり、紙面下側が車体2の下側である。図2では、紙面の奥側が車体2の前側であり、紙面の手前側が車体2の後側である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a schematic side view of a
図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材12と、ステアリングシャフト3と、ステアリングコラム4と、アッパーブラケット5と、ロアーブラケット6と、減速機構20と、第1自在継手7と、中間軸8と、第2自在継手9と、ピニオン軸10と、転舵機構11とを含んでいる。なお、以下で述べる他の部品もステアリング装置1を構成している。
Referring to FIG. 1, a
ステアリング装置1は、アッパーブラケット5およびロアーブラケット6によって車体2に連結されている。
ステアリング装置1の機能を簡単に説明すると、操舵部材12から伝達される操舵トルクにより、ステアリングシャフト3が、軸回りに回転する。この回転は、第1自在継手7、中間軸8、第2自在継手9およびピニオン軸10を介して、転舵機構11に伝達される。転舵機構11は、ラックアンドピニオン機構等で構成されている。転舵機構11は、ステアリングシャフト3の回転が伝達されたことに応じて、図示しないタイヤ等の転舵輪を転舵させる。
The
The function of the
ステアリングシャフト3は、全体として略円柱状または略円筒状である。ここで、ステアリングシャフト3が延びる方向(図1の紙面において左下から右上へ向かって延びる方向)を軸方向Xとする。また、軸方向Xに直交する2方向を左右方向Yと上下方向Zということにする。左右方向Yは、図1において紙面と直交する方向である。上下方向Zは、図1において紙面の右下から左上へ向かって延びる方向である。また、図2における紙面に直交する方向は、図1における軸方向Xと一致している。また、図2における紙面の左右に延びる方向は、図1における左右方向Yと一致している。また、図2における紙面の上下に延びる方向は、図1における上下方向Zと一致している。また、図2において、ステアリングシャフト3の中心軸3Aを通って上下方向Zに延びる平面を基準面70ということにする。左右方向Yにおける基準面70側を内側とし、左右方向Yにおける基準面70側と反対側を外側とする。
The steering
図1に示すように、ステアリングシャフト3は、円筒状または円柱状のアッパーシャフト13およびロアーシャフト14を含んでいる。アッパーシャフト13は、ロアーシャフト14よりも後上側に配置されている。アッパーシャフト13とロアーシャフト14とは、同軸状に並んでいる。
アッパーシャフト13の後端部(上端部でもあるがここでは後端部とする)13Aには、操舵部材12が連結されている。
As shown in FIG. 1, the steering
A steering
ロアーシャフト14は、少なくとも後端部(上端部でもあるがここでは後端部とする)14Aが円筒状になっている。ロアーシャフト14の後端部14Aには、アッパーシャフト13の前端部(下端部でもあるがここでは前端部とする)13Bが後上側から挿通されている。
アッパーシャフト13の前端部13Bとロアーシャフト14の後端部14Aとが軸方向Xに重なっている領域において、アッパーシャフト13とロアーシャフト14とは、スプライン嵌合やセレーション嵌合によって嵌合している(図2参照)。そのため、アッパーシャフト13とロアーシャフト14とは、一体回転可能であるとともに、軸方向Xに沿って相対移動可能である。
The
In a region where the
ロアーシャフト14は、前端部(下端部でもあるがここでは前端部とする)14Bにおいて、第1自在継手7を介して中間軸8と連結されている。中間軸8は、その前端部において、第2自在継手9を介してピニオン軸10と連結されている。そのため、ステアリングシャフト3は、操舵部材12から伝達される操舵トルクを、ピニオン軸10に連結された転舵機構11まで伝達することができる。
The
ステアリングコラム4は、全体として、軸方向Xに延びる中空体である。ステアリングコラム4には、ステアリングシャフト3が挿通されている。ステアリングコラム4は、ステアリングシャフト3と同軸状に配置されている。ステアリングコラム4は、アッパーコラム15とロアーコラム16とハウジング17とを含んでいる。アッパーコラム15およびロアーコラム16は、略円筒状であり、ハウジング17は、中空体である。
The
アッパーコラム15は、ロアーコラム16よりも後上側に配置されている。また、アッパーコラム15とロアーコラム16とは、同軸状に並んでいる。アッパーコラム15は、前端部(下端部でもあるがここでは前端部とする)15Aにおいて、ロアーコラム16に対して外嵌されている。詳しくは、アッパーコラム15の前端部15Aには、ロアーコラム16の後端部(上端部でもあるがここでは後端部とする)16Aが前下側から挿通されている。この状態で、アッパーコラム15は、ロアーコラム16に対して軸方向Xに相対移動可能である。
The
ロアーコラム16は、ハウジング17よりも後上側に配置されている。ロアーコラム16は、前端部(下端部でもあるがここでは前端部とする)16Bにおいて、ハウジング17の後端部(上端部でもあるがここでは後端部とする)17Aと連結されている。
ハウジング17は、操舵補助用の電動モータ18の動力を減速してロアーシャフト14に伝達する減速機構20を備えている。減速機構20は、電動モータ18の回転軸(図示せず)と同行回転可能に連結された駆動ギヤ19と、駆動ギヤ19に噛み合いロアーシャフト14と同行回転する被動ギヤ21とを有している。
The
The
アッパーコラム15は、後端部(上端部でもあるがここでは後端部とする)15Bにおいて、図示しない軸受等によってアッパーシャフト13と連結されている。また、ハウジング17は、前端部(下端部でもあるがここでは前端部とする)17Bにおいて、図示しない軸受等によってロアーシャフト14と連結されている。そのため、アッパーコラム15およびアッパーシャフト13と、ロアーコラム16、ハウジング17およびロアーシャフト14とは、軸方向Xに相対移動可能である。これにより、ステアリングコラム4は、ステアリングシャフト3と共に伸縮可能である。ここでの伸縮を「テレスコ」と呼ぶことにする。
The
ロアーブラケット6は、ステアリングコラム4(特に、ハウジング17)を支持し、ステアリング装置1の前側部分を車体2に連結するものである。ロアーブラケット6は、固定ブラケット24と可動ブラケット22とを含んでいる。固定ブラケット24は、上下方向Zに延びており、上端部において、図示しないボルトによって車体2に固定されている。
The
可動ブラケット22は、ハウジング17の前端部17Bの上側においてハウジング17と一体的に設けられている。可動ブラケット22は、軸方向Xに沿って前側へ延びている。左右方向Yから見て、固定ブラケット24の一部(下端部)と、可動ブラケット22の一部(前端部)とは、部分的に重なっている。
左右方向Yから見て固定ブラケット24と可動ブラケット22とが重なる位置において、固定ブラケット24および可動ブラケット22には、左右方向Yに延びる中心軸23が挿通されている。そのため、ステアリング装置1全体は、中心軸23を中心に回動することができる。ここでの回動を「チルト」と呼ぶことにする。ステアリング装置1の回動軌跡は、上下方向Zにほぼ沿っている。
The
At a position where the fixed
図2を参照して、アッパーブラケット5は、ステアリングコラム4(特に、アッパーコラム15)を支持し、ステアリング装置1の後側部分を車体2に連結するものである。アッパーブラケット5は、天板25と第1ブラケット26と第2ブラケット27(ブラケット)とを含んでいる。
天板25は、上下方向Zに厚みを有しており、軸方向Xおよび左右方向Yに延びる略平板状である。天板25は、左右方向Yの両端において車体2に固定されている。詳しくは、天板25には、左右方向Yの両端において、貫通孔25Aが形成されている。貫通孔25Aは、天板25を上下に貫通しており、上下方向Zから見て円形状である。各貫通孔25Aには、車体2から下側へ延びるスタッドボルト28が挿通されている。各スタッドボルト28の下端部28Aには、ナット29がそれぞれ螺合されている。この状態で、天板25は、上面25Bにおいて車体2と接触しており、ナット29と車体2との間に挟持されることによって車体2に固定されている。また、天板25には、左右方向Yの両端部を下側に約90°折り曲げられることでリブ30が形成されている。
With reference to FIG. 2, the
The
図3は、図2におけるIII-III線に沿った断面図である。図4は、ステアリング装置1の要部を下側から見た図である。図3および図4において、軸方向Xは、紙面の左右に延びる方向と一致している。また、図3および図4において、左右方向Yは、紙面の上下に延びる方向と一致している。また、図3および図4において、上下方向Zは、紙面に垂直な方向と一致している。図3および図4において、紙面の左側は、車体2の前側であり、紙面の右側は、車体2の後側であり、紙面の手前側は、車体2の下側であり、紙面の奥側は、車体2の上側である。
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG. FIG. 4 is a view of the main part of the
以下では、図1および図2に加えて図3および図4を参照して説明する。
天板25の左右方向Yの略中央には、一対の挿通孔31が形成されている。一対の挿通孔31は、天板25を上下に貫通している。一対の挿通孔31は、基準面70を挟んで左右対称に配置されている。各挿通孔31は、軸方向Xに長手であり、軸方向Xにおける両端部は丸められている(図3も参照)。
Hereinafter, description will be made with reference to FIGS. 3 and 4 in addition to FIGS. 1 and 2.
A pair of insertion holes 31 are formed in the approximate center of the
天板25の左右方向Yの両端には、天板25の下面25Cおよび各リブ30の内側に接するように一対のガイド部材32が設けられている。一対のガイド部材32は、基準面70を挟んで左右対称に配置されている。各ガイド部材32は、金属等からなる剛体である。各ガイド部材32は、ベース部34と当接部35とを含んでいる。
各ベース部34は、軸方向Xに長手のボックス状である。ベース部34は、少なくとも一側面が切り欠かれている。本実施形態では、下側の面およびリブ30側(外側)の面が切り欠かれている。詳しくは、各ベース部34は、略直方体の6面のうち下側の面および外側の面が取り除かれた形状をなしており、残りの4面は、均一な厚みを有する板状をなしている。このようなベース部34は、たとえば、鋼板を折り曲げることによって形成される。ベース部34の最上位にある板状の部分を上側板34Aとする。
A pair of
Each
上側板34Aには、軸方向Xおよび左右方向Yにおいて貫通孔25Aと重なる位置において、貫通孔34Bが形成されている。各貫通孔34Bは、各上側板34Aを上下に貫通しており、上下方向Zから見て円形状である。各貫通孔34Bには、各スタッドボルト28が挿通されており、各ベース部34は、上側板34Aが天板25に対して下から重なった状態で、天板25とともに、車体2と各ナット29との間に挟まれている。言い換えると、一対のベース部34(一対のガイド部材32)は、スタッドボルト28およびナット29によって、天板25の下面25Cに対して下から固定されている。
A through
また、ベース部34の内側にある板状の部分を内側板34Cとすると、図4も参照して、内側板34Cには、ねじ穴36が軸方向Xに並ぶように複数(本実施形態では各ベース部34に2つずつ)形成されている。一対のベース部34において、ねじ穴36は、基準面70を挟んで対称な位置に配置されている。各ベース部34において、2つのねじ穴36は、上下方向Zにおいてほぼ同じ位置に配置されている。
Further, if the plate-like portion inside the
当接部35は、全体として左右方向Yに延びる略円柱状である。当接部35は、軸部35A、頭部35Bおよびナット35Cを含んでいる。軸部35Aは、円柱状であり、その外周面には、ねじ部37が形成されている。頭部35Bは、軸部35Aにおいて内側の端部に形成された略半球状である。頭部35Bは、球面を内側に向けている。ナット35Cは、軸部35Aにおいて、左右方向Yにおいて頭部35Bとは反対側(外側)の端部35Dに設けられている。ナット35Cには、ねじ部37と螺合可能なねじ穴38が形成されている。
The
当接部35は、内側板34Cの各ねじ穴36に組み付けられている。つまり、当接部35は、軸方向Xに並ぶように複数(本実施形態では各ベース部34に2つずつ)設けられている。ここで、ベース部34に対する当接部35の組み付け手順を簡単に説明する。まず、ナット35Cが取り付けられていない状態の当接部35の端部35Dを外側に向けた状態で、内側板34Cの内側からねじ穴36に端部35Dを挿入する。これによって、ねじ穴36とねじ部37とが螺合される。軸部35Aを回転させて当接部35をベース部34に捻じ込み、端部35Dを内側板34Cよりも外側に到達させる。ここで、ねじ部37とねじ穴38とが螺合されるように、内側板34Cの外側から端部35Dに対してナット35Cを装着する。ナット35Cは、端部35Dに対してある程度捻じ込まれると、軸部35Aに対して回転できなくなる。軸部35Aに対してナット35Cが回転しきった状態から、さらにナット35Cを回転させると、ナット35Cは、軸部35Aと一体化され、軸部35Aと一体的に回転するようになる。ナット35Cをつまんで回転させることにより、ベース部34に対する当接部35全体の左右方向Yにおける位置を調整することができる。つまり、当接部35は、ベース部34に対して左右方向Yに位置調整可能に組み付けられている。なお、軸部35Aとナット35Cとの間に緩みが生じないようにするために、ねじ穴36をセルフロック加工することが好ましい。
The
図2を参照して、第1ブラケット26は、ステアリングコラム4(特に、アッパーコラム15)を支持し、ステアリング装置1を車体2に連結するものである。第1ブラケット26は、上向きに開放する溝形(軸方向Xから見て略U字状)であり、基準面70を挟んで左右対称に形成されている。詳述すると、第1ブラケット26は、ステアリングコラム4を挟んで対向する一対の側板39と、一対の側板39の下側端部を連結した連結板40とを備えている。
一対の側板39の上側端部39Aは、アッパーコラム15の外周面15Cに対して溶接等によって接続されている。そのため、第1ブラケット26は、アッパーコラム15を介してステアリングシャフト3を保持している。一対の側板39において、左右方向Yから見て同じ位置には、軸方向Xに延びるテレスコ用の長孔41が形成されている。
Referring to FIG. 2, the
The
第2ブラケット27は、第1ブラケット26を介してステアリングコラム4(特に、アッパーコラム15)を支持し、ステアリング装置1を車体2に連結するものである。第2ブラケット27は、下向きに開放する全体として溝形(軸方向Xから見て上下が逆になった略U字状)の部材であり、基準面70を挟んで左右対称に形成されている。詳述すると、第2ブラケット27は、ステアリングコラム4および第1ブラケット26を挟んで対向する一対の側板42と、一対の側板42の上端部を連結する連結板43とを含んでいる。
The
一対の側板42は、上端部から下側へ向かう途中において、内下側へ一段階くびれるような段差44を有している。段差44は、上側から下側に向けて徐々に内側に向かうように傾斜して延びる平板状である。ここで、一対の側板42のそれぞれにおいて、段差44よりも上側の部分を第1部分45とし、段差44よりも下側の部分を第2部分46とする。第1部分45および第2部分46は、上下方向Zに沿って延びる平板状である。また、第1部分45は、第2部分46よりも外上側に配置されている。第1部分45の下端と第2部分46の上端とは、段差44によってつながれている。また、一対の側板42は、第2部分46の内側面において、一対の側板39と接触している。
The pair of
一対の側板42の第2部分46において、左右方向Yから見て同じ位置には、チルト用の長孔47が形成されている。テレスコ用の長孔41とチルト用の長孔47とは、左右方向Yから見て一部が重なっている。
テレスコ用の長孔41とチルト用の長孔47とが重なっている部分には、回転軸48が挿通されている。回転軸48は、左右方向Yに延びる略円柱状である。回転軸48の左右方向Yにおける両端は、第2部分46よりも外側に到達している。回転軸48の左側端部48Aには、回転軸48よりも大径な頭部48Bが形成されている。頭部48Bと左側の第2部分46との間には、操作レバー49、カム50およびカムフォロワ51が左側から順に並んでいる。回転軸48は、操作レバー49、カム50およびカムフォロワ51に挿通されている。また、回転軸48の左右方向Yにおける略中央(一対の側板39よりも内側)には、偏心カム58が設けられている。偏心カム58は、左右方向Yにおける略中央部において回転軸48の径方向に突出しているため、偏心カム58の重心は、回転軸48からずれている。
In the
A
回転軸48の右側端部48Cには、ナット52が取り付けられている。ナット52と右側の第2部分46との間には、介在部材53、スラスト用の針状ころ軸受54およびスラストワッシャ55が左から順に並んでいる。回転軸48は、介在部材53、スラスト用の針状ころ軸受54およびスラストワッシャ55に挿通されている。
操作レバー49およびカム50は、回転軸48と一体回転可能である。そのため、操作レバー49を回動させると、カム50は回転し、カム50およびカムフォロワ51に形成されたカム突起57が互いに乗り上げる。これにより、カムフォロワ51は、回転軸48の軸方向(左右方向Yにおける右側)に移動し、左側の第2部分46に押し付けられる。当該押し付けによって、一対の側板42は、カムフォロワ51と介在部材53との間で締め付けられる。これにより、第2ブラケット27の一対の側板42は、第1ブラケット26の一対の側板39に対して圧接される。よって、第1ブラケット26と第2ブラケット27との間の相対移動は規制される。この状態では、ステアリングコラム4は、軸方向Xおよび上下方向Zに固定されている。つまり、チルトロックおよびテレスコロックが達成される。この状態で、第2ブラケット27は、第1ブラケット26を介してステアリングシャフト3を定位置で保持していることになる。また、このとき、偏心カム58は、アッパーコラム15の下側外周面に形成された貫通孔15Dに進入し、ロアーコラム16をアッパーコラム15に押し付けている。
A
The
この状態から、操作レバー49を先程と逆方向に回動させる。すると、操作レバー49の回動に伴い、カム50がカムフォロワ51に対して回転する。これにより、カムフォロワ51は、回転軸48の軸方向(左右方向Yにおける左側)に移動する。すると、カムフォロワ51と介在部材53との間において、一対の側板42に対する締め付けが解除される。そのため、各側板42は、対応する一対の側板39との圧接から解除される。つまり、チルト調整およびテレスコ調整が可能となる。また、このとき、偏心カム58は、貫通孔15Dから退避しており、ロアーコラム16のアッパーコラム15への押し付けは解除されている。
From this state, the
連結板43は、軸方向Xおよび左右方向Yに延びる平板状である。連結板43の上面43Aは、天板25の下面25Cに対して下から接触している。連結板43には、基準面70を挟んで対称な位置に一対の貫通孔43Bが形成されている。各貫通孔43Bは、連結板43を上下に貫通している。上下方向Zから見て、各貫通孔43Bは、円形状であり、挿通孔31の後端部31Aにおいて、対応する挿通孔31と重なっている(図4参照)。
The connecting
ここで、上下方向Zから見て、一対の貫通孔43Bと一対の挿通孔31とが重なっている部分には、一対の吊り下げ部材59が挿通されている。吊り下げ部材59は、後述する車両衝突時(厳密には、いわゆる二次衝突時)以外の通常時において、上下方向Zから見て挿通孔31の後端部31Aと重なる位置に配置されている。吊り下げ部材59は、上下方向Zに延びる略円柱状である。吊り下げ部材59は、円柱状の小径部59Aと円柱状の大径部59Bと円盤状の頭部59Cとを含んでいる。図2の姿勢では、小径部59Aは、大径部59Bよりも下側に配置されており、大径部59Bは、頭部59Cよりも下側に配置されている。また、大径部59Bは、上下方向Zから見て、小径部59Aよりも大径である。また、頭部59Cは、上下方向Zから見て、大径部59Bよりも大径である。小径部59A、大径部59Bおよび頭部59Cは、同軸状に並んでいる。
Here, as viewed in the vertical direction Z, a pair of suspending
小径部59Aは、上下方向Zから見て、連結板43の貫通孔43Bとほぼ同じ大きさである。小径部59Aは、連結板43の上面43Aよりも下側に配置されており、小径部59Aの下端部は、連結板43の下面43Cよりも下側にはみ出ている。
大径部59Bは、上面43Aよりも上側に配置されており、大径部59Bの上端部は、天板25の上面25Bよりも上側にはみ出している。この状態で、大径部59Bの下面59Dは、連結板43の上面43Aに対して上から接触している。また、上下方向Zから見たときの大径部59Bの直径Dは、挿通孔31の左右方向Yにおける幅W(最大幅)よりも小さい(図3参照)。
The
The
小径部59Aの外周面には、ねじ部59Eが形成されている。ねじ部59Eには、下側からナット60が螺合されている。そのため、連結板43は、吊り下げ部材59の大径部59Bの下面59Dとナット60の上面60Aとによって挟持されている。
ここで、天板25の上面25Bと頭部59Cとの間には、介在板61と板ばね62とが介在されている。介在板61は、板ばね62よりも下側に配置されている。介在板61は、上下方向Zに板厚を有し左右方向Yに長手の平板状である。介在板61は、介在板61の軸方向Xにおける略中央において一対の吊り下げ部材59と重なるように配置されている。介在板61は、左右方向Yにおいて一対の吊り下げ部材59に跨って配置されている。介在板61において各吊り下げ部材59と重なる部分には、上下方向Zに介在板61を貫通する貫通孔61Aが形成されている。貫通孔61Aは、基準面70を挟んで対称となるように、合計で一対形成されている。そのため、一対の吊り下げ部材59は、一枚の介在板61に形成された一対の貫通孔61Aのそれぞれに挿通されている。
A
Here, an interposed
板ばね62は、略円環状である。板ばね62は、板ばね62の径方向における中心側に向かって上側に突出している。図2に示す姿勢において、板ばね62の上下方向Zに沿った断面は、ハの字状である。板ばね62は、一対の吊り下げ部材59のそれぞれに対して、外嵌状態で装着されている。この状態で、板ばね62は、板ばね62の上側(径方向における中心側)の端部において頭部59Cと接触しており、板ばね62の下側(径方向における中心側とは反対側)の端部において介在板61と接触している。また、板ばね62は、頭部59Cと介在板61との間で弾性的に変形(圧縮変形)しており、吊り下げ部材59は、板ばね62によって上側に付勢されている。前述したように、吊り下げ部材59とナット60とは、第2ブラケット27の連結板43を挟持しているため、連結板43は、吊り下げ部材59とともに上側に付勢されている。そのため、連結板43の上面43Aは、天板25の下面25Cに押し付けられている。一方で、介在板61は、板ばね62によって下側に付勢されている。そのため、介在板61の下面61Bは、天板25の上面25Bに押し付けられている。このように、天板25は、連結板43および介在板61によって挟持されている。そのため、第2ブラケット27は、上下方向Z(特に上方向)に動きを規制されている。
The
また、天板25において、左右方向Yの中央には、樹脂ピン56が設けられている。樹脂ピン56は、連結板43および天板25の両方を上下方向Zに貫通した状態で配置されている。樹脂ピン56は、軸方向Xにおいて吊り下げ部材59と同じ位置に配置されている。
このように、吊り下げ部材59は、天板25から第2ブラケット27を吊り下げている。言い換えると、第2ブラケット27は、ステアリングシャフト3を保持した状態で天板25から吊り下げられている。
In the
As described above, the
図4を参照して、第2ブラケット27が天板25に吊り下げられている状態で、当接部35(一対のガイド部材32)の頭部35Bは、第2ブラケット27における一対の側板42の第1部分45に対して、左右方向Yにおける両側から当接している。このとき、頭部35Bは、第1部分45を押圧していてもよいし、第1部分45に対して隙間がない状態で接触しているだけでもよい。前述したように、当接部35は、ベース部34に対して左右方向Yに位置調整可能に組み付けられている。そのため、第2ブラケット27に対する当接部35の当接具合を微調整(トルク管理)できる。
Referring to FIG. 4, the
この状態の第2ブラケット27は、上方向だけでなく左右方向Yからも動きが規制されている。さらに、ガイド部材32の形状や取り付け方によっては、下方向からも第2ブラケット27の動きを規制することができる(後ほど説明する)。
ここで、前述したように、第2ブラケット27と天板25との間には、吊り下げ部材59の大径部59Bの直径D(大径部59Bが挿通される貫通孔43Bの直径Dでもある)と挿通孔31の(左右方向Yにおける)幅Wとの差分のがたが設けられている。そのため、ガイド部材32が設けられていない場合は、軸方向Xに対して斜めの方向から操舵部材12に荷重を加えられると、第2ブラケット27が天板25に対して左右方向Yにずれることがある。当該ずれによって、各部材間でミスアライメントが発生し、操作レバー49の操作に必要な力やチルト調整およびテレスコ調整に必要な力が大きく変動する虞がある。
The movement of the
Here, as described above, the diameter D of the large-
しかし、本実施形態のように第2ブラケット27に対して左右方向Yの両側からガイド部材32の当接部35が当接している場合は、第2ブラケット27が天板25に対して左右方向Yにずれることを防止することができる。つまり、ガイド部材32によって、天板25に対する第2ブラケット27のがたつきを防止することができる。
このように、天板25に対する第2ブラケット27の上方向の動きの規制に加えて左右方向Yの動きが規制される。これにより、第2ブラケット27の剛性を向上させることができる。
However, when the
Thus, in addition to the restriction of the upward movement of the
ここで、各ガイド部材32のベース部34の内側板34Cに設けられた2つの当接部35のうち、後側の当接部35を第1当接部63と呼び、前側の当接部35を第2当接部64と呼ぶことにする。第1当接部63は、軸方向Xにおいて吊り下げ部材59よりも後側(操舵部材12から近い側)に配置されており、第2当接部64は、通常時における吊り下げ部材59よりも軸方向Xにおいて前側(操舵部材12から遠い側)に配置されている。
Here, of the two
このように、当接部35(第1当接部63および第2当接部64)は、ベース部34から第2ブラケット27へ向けて突設されており、当接部35(第1当接部63および第2当接部64)は、第2ブラケット27に当接している。本実施形態のように、当接部35が軸方向Xに並ぶように複数設けられている場合、当接部35が軸方向Xに一つしか設けられていない場合と比較してより多くの当接部35が第2ブラケット27に当接するので、第2ブラケット27を安定してガイドできる。
Thus, the contact portion 35 (the
二次衝突時以外の通常時に、軸方向Xに対して斜めから操舵部材12に荷重が入力されると、第2ブラケット27は、吊り下げ部材59を中心として天板25に対して回転するようにずれようとする。本実施形態とは異なり当接部35が軸方向Xにおいて吊り下げ部材59と近い位置に配置されている場合は、当接部35は、ここでのずれを抑制することが困難である。しかし、本実施形態のように、当接部35が軸方向Xにおいて通常時における吊り下げ部材から離れて配置されていれば、ブラケットのずれを抑制することができる。
When a load is input to the steering
また、第1当接部63は、吊り下げ部材59よりも軸方向Xにおいて操舵部材12側に配置されているため、第2ブラケット27の剛性をより一層向上させることができる。
また、前述したように、ガイド部材32は、剛体であるため、第2ブラケット27の剛性の更なる向上を図ることができる。さらに、ガイド部材32は、高い剛性によって天板25と第2ブラケット27の補強部材を兼ねることができる。そのため、天板25による第2ブラケット27の支持剛性が向上する。
Further, since the first abutting
As described above, since the
また、第2ブラケット27の回転および位置ずれを防止するために、2本の吊り下げ部材59とは別の吊り下げ部材59を軸方向Xにずれた位置に設けることが考えられる。しかし、この場合に比べて、本実施形態のようにガイド部材32により当該回転を防止する場合には、当該別の吊り下げ部材59を省略できる分だけ、軸方向Xにおける第2ブラケット27および天板25を小型化することができる。これにより、ステアリング装置1のパッケージング性の向上を図ることができる。
Further, in order to prevent the rotation and displacement of the
次に、二次衝突時のステアリング装置1の動作について説明する。
図5は、図4において、二次衝突後の状態を示している。図5における各部材の姿勢は、図4と一致している。
以下では、図1〜図4に加えて図5も参照して説明する。
二次衝突時に、ステアリング装置1が操舵部材12側から衝撃を受けると、操舵部材12が連結されたステアリングシャフト3およびステアリングコラム4は、車体2の前側に収縮しようとする(図1も参照)。この収縮に伴いステアリングシャフト3を保持する第2ブラケット27は、車体2の前側へ移動しようとする。前述したように、吊り下げ部材59は、第2ブラケット27の連結板43の貫通孔43Bに挿通された状態で、ナット60との間に連結板43を挟持している。また、吊り下げ部材59は、板ばね62と介在板61の貫通孔61Aとにも挿通されている。そのため、吊り下げ部材59、ナット60、板ばね62および介在板61は、第2ブラケット27と同行しようとする。一方、吊り下げ部材59によって第2ブラケット27を吊り下げている天板25は、左右方向Yの両端において車体2に固定されているため、二次衝突時に衝撃を受けても車体2に対して移動しない。
Next, the operation of the
FIG. 5 shows a state after the secondary collision in FIG. The posture of each member in FIG. 5 matches that in FIG.
Hereinafter, description will be made with reference to FIG. 5 in addition to FIGS.
When the
そのため、二次衝突時には、操舵部材12が所定以上の衝撃を受けることによって、まず樹脂ピン56が天板25と第2ブラケット27との境界らへんで破断される。樹脂ピン56の破断によって第2ブラケット27は、天板25に対して軸方向Xにおいて天板25に対して相対移動可能となる。そして、前述したように、吊り下げ部材59は、天板25に形成された軸方向Xに長手の挿通孔31に挿通されているため、第2ブラケット27は、軸方向Xに移動する。その際、第2ブラケット27は、介在板61および連結板43と天板25との間に摩擦を発生させながら、軸方向Xにおいて天板25に対して相対移動する。吊り下げ部材59は、挿通孔31内で軸方向Xに移動することによって、第2ブラケット27に同行する。第2ブラケット27は、図5に示すように、各吊り下げ部材59が挿通孔31の前端部31Bに到達するまで軸方向Xに移動する。第2ブラケット27が移動する間、二次衝突の衝撃は、ステアリングシャフト3およびステアリングコラム4の収縮と、介在板61と天板25との間の摩擦と、連結板43と天板25との間の摩擦と、によって吸収(EA:Energy Absorption)される。
Therefore, at the time of the secondary collision, when the steering
ここで、二次衝突時における当接部35の機能について説明する。第2ブラケット27が天板25に対して移動し始めてから、第2ブラケット27の後端部(上端部でもあるがここでは後端部とする)27Aが第1当接部63よりも前側に移動するまで間、第2ブラケット27は、軸方向Xにおいて各ガイド部材32の第1当接部63および第2当接部64の2箇所によって当接される。第2ブラケット27の後端部27Aが第1当接部63よりも前側に移動してから、吊り下げ部材59が挿通孔31の前端部31B到達するまでの間、第2ブラケット27は、軸方向Xの1箇所において第2当接部64によって当接される。このように、当接部35は、天板25に対して第2ブラケット27の移動する間、左右方向Yの両側から第2ブラケット27に当接し続ける。つまり、一対のガイド部材32は、二次衝突時には、天板25に対する第2ブラケット27の移動をガイドする。そのため、第2ブラケット27は、挿通孔31と吊り下げ部材59との間のがた(前述した幅Wと直径Dとの差分)の影響を受けることなく、左右方向Yにずれることなく軸方向Xに沿って前側へ移動することができる。
Here, the function of the
第2当接部64は、軸方向Xにおいて、二次衝突時以外の通常時における吊り下げ部材59よりも軸方向Xにおいて操舵部材12から遠い側に配置されている。そのため、当接部35は、当接部35が吊り下げ部材59と近い位置に配置されている場合と比較して、軸方向Xにおいてより長い距離に亘って第2ブラケット27をガイドし続けることができる。
The second abutting
ここで、二次衝突時に、操舵部材12が軸方向Xに対して斜め(軸方向Xから左右方向Yに傾いた方向)から衝撃を受ける場合を想定する。前述したように第2ブラケット27は、当接部35によって左右方向Yにおける両側から当接されている。そのため、ステアリング装置1は、操舵部材12が軸方向Xに対して斜めから衝撃を受けた場合でも、左右方向Yに傾くことなく軸方向Xに移動することができる。つまり、一対のガイド部材32によって、二次衝突の際、軸方向Xに対して斜めから操舵部材12に荷重の入力があったとしても、天板25と第2ブラケット27との間のこじりを防止することができる。
Here, it is assumed that the steering
また、ガイド部材32を設ける代わりに、直径Dと幅Wとをほぼ同じとすることでも天板25と第2ブラケット27とのがたを詰めることも考え得る。しかし、その場合、二次衝突の際に軸方向Xに対して斜めから操舵部材12に荷重が入力されると、吊り下げ部材59が挿通孔31の周縁部25Dに接触し、天板25と第2ブラケット27との間にこじりが発生する虞がある。こじりを回避したいのであれば、幅Wを直径Dとよりも大きくする必要があるが、これでは、移動する第2ブラケット27のガイドが困難である。つまり、幅Wと直径Dとの関係だけで、こじりの回避とガイドとを両立させるのには限界がある。本実施形態では、ガイド機能を有する専用部材(ガイド部材32)を別途設けることによって、こじりの回避とガイドとの両立を達成している。
Further, instead of providing the
以上のように、本実施形態のステアリング装置1では、第2ブラケット27の剛性の向上を図ることができ、二次衝突時には、天板25と第2ブラケット27との間のこじりを防止できる。
次に、本発明の第1変形例および第2変形例について説明する。
図6は、図2に第1変形例を適用した図である。図7は、図2に第2変形例を適用した図である。図6および図7において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。なお、図6および図7では、基準面70を挟んで対称な位置に配置されている部材の符号のうちの一方を説明の便宜上省略している。
As described above, in the
Next, a first modification and a second modification of the present invention will be described.
FIG. 6 is a diagram in which the first modification is applied to FIG. FIG. 7 is a diagram in which the second modification is applied to FIG. 6 and 7, the same members as those described above are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. In FIGS. 6 and 7, one of the reference numerals of members arranged at symmetrical positions with the
以下では、図1〜5に加えて図6および図7も参照して説明する。
図6を参照して、第1変形例におけるガイド部材32のベース部34は、内側板34Cの下端から上下方向Zおよび左右方向Yに対して傾斜して延びる傾斜板34Dを含んでいる。傾斜板34Dは、段差44とは、間隔を隔てて配置されており、段差44と平行である。そのため、ベース部34は、実施形態のように略直方体ではなく、軸方向Xから見て、下内側に直方体の一部が飛び出したような形状をなしている。
Hereinafter, description will be made with reference to FIGS. 6 and 7 in addition to FIGS.
Referring to FIG. 6, the
また、第1変形例におけるねじ穴36は、傾斜板34Dに形成されている。ねじ穴36は、傾斜板34Dに対して垂直な方向(上下方向Zから左右方向Y側に傾いた方向)において傾斜板34Dを貫通している。そのため、ねじ部37が形成された当接部35は、傾斜板34Dに対して垂直な方向に軸部35Aの中心軸を向けて配置されている。また、当接部35の頭部35Bは、ナット35Cよりも内上側に向けられている。この状態で、当接部35は、ベース部34に対して傾斜板34Dに対して垂直な方向に位置調整可能である。そのため、頭部35Bは、段差44において第2ブラケット27の一対の側板42に当接することや一対の側板42を押圧することができる。このように、当接部35は、第2ブラケット27に下側(厳密には、斜め下側)から当接しているため、左右方向Yだけでなく下方向の荷重に対する第2ブラケット27の剛性の更なる向上を図ることができる。また、第1変形例において、厳密には当接部35は、上下方向Zから左右方向Yに傾いた方向に延びているため、左右方向Yの両側からも第2ブラケット27を押圧(当接)していることになる。
Further, the
図7を参照して、第2変形例におけるガイド部材32のベース部34は、第1変形例と同じ形状である。第2変形例におけるねじ穴36は、内側板34Cおよび傾斜板34Dの両方に形成されている。そのため、ねじ穴36には、左右方向Yに軸部35Aの中心軸を向けて配置される上側当接部66と、傾斜板34Dに対して垂直な方向に軸部35Aの中心軸を向けて配置される下側当接部67とが取り付けられる。つまり、当接部35は、第1部分45および段差44の両方において、第2ブラケット27の一対の側板42と当接している。言い換えると、当接部35は、左右方向Yの両側と下側とから第2ブラケット27に当接している。この場合、軸方向Xに直交する平面上の全方向において、第2ブラケット27の剛性の向上を図ることができる。
Referring to FIG. 7, the
次に、本発明の第3変形例について説明する。
図8は、図2に第3変形例を適用した図である。図8において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
以下では、図1〜7に加えて図8も参照して説明する。
図8を参照して、第3変形例における当接部35は、ベース部34に形成された凸部68である。凸部68は、略半球状であり、ベース部34の内側板34Cから内側に膨出するように配置されている。凸部68は、内側板34Cにおいてステアリングシャフト3側の面に対して溶接等の手法により取り付けられていてもよいし、内側板34Cをステアリングシャフト3側に変形させることで設けられていてもよい。凸部68は、一対の側板42の第1部分45に当接している。凸部68は、軸方向Xに並ぶように複数設けられていてもよい。
Next, a third modification of the present invention will be described.
FIG. 8 is a diagram in which the third modification is applied to FIG. In FIG. 8, the same members as those described above are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
Hereinafter, description will be made with reference to FIG. 8 in addition to FIGS.
Referring to FIG. 8, the
また、第3変形例におけるガイド部材32は、第2ブラケット27が天板25に対して固定された後に天板25に取り付けられることが望ましい。これにより、一品一様で天板25と第2ブラケット27との間のがたを確実になくすことができる。
また、第3変形例におけるステアリング装置1に、第1変形例や第2変形例のように傾斜板34Dを有するベース部34を適用することも可能である。つまり、凸部68は、必ずしも左右方向Yのみから第2ブラケット27に当接している必要はなく、下側からも第2ブラケット27に当接するような構成であってもよい。
The
Moreover, it is also possible to apply the
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、ガイド部材32は、必ずしもスタッドボルト28とナット29によって天板25に対して固定されている必要はなく、溶接等によって天板25に取り付けられていてもよい。
The present invention is not limited to the embodiment described above, and various modifications can be made within the scope of the claims.
For example, the
また、当接部35の頭部35Bには、第2ブラケット27と当接部35との間の摩擦を低減するための摩擦低減材が塗布などによって設けられていてもよい。また、頭部35Bは、摩擦低減材で形成されていてもよい。これにより、二次衝突時に、天板25対して第2ブラケット27がスムーズに移動することができる。
また、当接部35は、各ガイド部材32において必ずしも2つである必要はなく、2つ以上であってもよい。その場合、第2ブラケット27の剛性の向上をより一層図ることができる。また、当接部35は、各ガイド部材32において1つしか設けられていない場合もあり得る。当該1つの当接部35が第1当接部63である場合(吊り下げ部材59よりも後側にある場合)、第2ブラケット27の剛性の向上への寄与が大きくなる。また、当該1つの当接部35が第2当接部64である場合(吊り下げ部材59よりも前側にある場合)、ガイド部材32のガイド性能の向上への寄与が大きくなる。
Further, a friction reducing material for reducing friction between the
Further, the number of
1…ステアリング装置、2…車体、3…ステアリングシャフト、12…操舵部材、25…天板、25C…下面、27…第2ブラケット、31…挿通孔、32…ガイド部材、34…ベース部、35…当接部、36…ねじ穴、37…ねじ部、59…吊り下げ部材、68…凸部、X…軸方向、Y…左右方向
DESCRIPTION OF
Claims (8)
操舵部材が連結されたステアリングシャフトを保持した状態で前記天板から吊り下げられ、前記ステアリングシャフトの軸方向において前記天板に対して相対移動可能なブラケットと、
前記天板に固定され、前記軸方向に直交する左右方向における両側から前記ブラケットに当接する一対のガイド部材であって、二次衝突時には、前記天板に対する前記ブラケットの移動をガイドする一対のガイド部材とを含むことを特徴とする、ステアリング装置。 A top plate fixed to the vehicle body,
A bracket that is suspended from the top plate while holding a steering shaft to which a steering member is connected, and is movable relative to the top plate in the axial direction of the steering shaft;
A pair of guide members that are fixed to the top plate and abut against the bracket from both sides in the left-right direction orthogonal to the axial direction, and guide the movement of the bracket relative to the top plate at the time of a secondary collision A steering device comprising: a member;
前記挿通孔に挿通されて前記ブラケットを前記天板から吊り下げる吊り下げ部材であって、二次衝突時には、前記挿通孔内で前記軸方向に移動することによって前記ブラケットに同行する吊り下げ部材を含み、
前記当接部は、前記軸方向において、二次衝突時以外の通常時における前記吊り下げ部材よりも前記操舵部材から遠い側に配置されていることを特徴とする、請求項3または4記載のステアリング装置。 The top plate penetrates the top plate up and down, and a long insertion hole is formed in the axial direction.
A suspension member that is inserted through the insertion hole and suspends the bracket from the top plate, and in the event of a secondary collision, a suspension member that accompanies the bracket by moving in the axial direction within the insertion hole. Including
The said contact part is arrange | positioned in the said axial direction in the side far from the said steering member rather than the said suspension member in the normal times other than the time of a secondary collision. Steering device.
前記ベース部には、ねじ穴が形成されていて、
前記ねじ部と前記ねじ穴とが螺合されることによって、前記当接部は、前記ベース部に対して左右方向に位置調整可能に組み付けられることを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のステアリング装置。 The contact portion is formed with a screw portion,
The base portion is formed with a screw hole,
The said contact part is assembled | attached so that position adjustment in the left-right direction with respect to the said base part is possible by screwing together the said screw part and the said screw hole, The any one of Claims 3-6 characterized by the above-mentioned. A steering device according to any one of the above.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013237028A JP2015096382A (en) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | Steering device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013237028A JP2015096382A (en) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | Steering device |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015096382A true JP2015096382A (en) | 2015-05-21 |
Family
ID=53373918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013237028A Pending JP2015096382A (en) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | Steering device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2015096382A (en) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102016107698A1 (en) | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle position detection device |
-
2013
- 2013-11-15 JP JP2013237028A patent/JP2015096382A/en active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102016107698A1 (en) | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle position detection device |
| DE102016107698B4 (en) | 2015-05-11 | 2025-01-23 | Subaru Corporation | vehicle position detection device |
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