JP2014236064A - 有機薄膜太陽電池の製造方法および有機薄膜太陽電池 - Google Patents
有機薄膜太陽電池の製造方法および有機薄膜太陽電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014236064A JP2014236064A JP2013115707A JP2013115707A JP2014236064A JP 2014236064 A JP2014236064 A JP 2014236064A JP 2013115707 A JP2013115707 A JP 2013115707A JP 2013115707 A JP2013115707 A JP 2013115707A JP 2014236064 A JP2014236064 A JP 2014236064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- film solar
- organic thin
- manufacturing
- organic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/549—Organic PV cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の有機薄膜太陽電池100の製造方法は、以下の(1)および(2)の2つの工程を少なくとも含んでいる。
(1)透明性基板101上に透明電極層102と有機半導体層103とがこの順番に積層された積層体110を準備する工程
(2)有機半導体層103上に、金属ナノ粒子と分散媒を含む分散液を液滴として噴霧塗布するとともに上記分散媒を乾燥除去することにより、有機半導体層103上に裏面電極層104を形成する工程
【選択図】図2
Description
このような有機薄膜太陽電池は、シリコンや無機化合物材料を用いた無機太陽電池に比べて製法が簡便で生産コストを低くでき、着色性や柔軟性等を持たせられる等の利点を有する。
透明性基板上に少なくとも透明電極層と有機半導体層と裏面電極層とがこの順番に積層されてなる有機薄膜太陽電池の製造方法であって、
上記透明性基板上に上記透明電極層と上記有機半導体層とがこの順番に積層された積層体を準備する工程と、
上記有機半導体層上に、金属ナノ粒子と分散媒を含む分散液を液滴として噴霧塗布するとともに上記分散媒を乾燥除去することにより、上記有機半導体層上に上記裏面電極層を形成する工程と、
を含む、有機薄膜太陽電池の製造方法が提供される。
上記本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法により得られた、有機薄膜太陽電池が提供される。
以下、本実施形態に係る有機薄膜太陽電池100の製造方法について説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の有機薄膜太陽電池100の構成の一例を示す断面図である。図2は、本発明に係る実施形態の有機薄膜太陽電池100の製造工程を示す断面図である。
(1)透明性基板101上に透明電極層102と有機半導体層103とがこの順番に積層された積層体110を準備する工程(図2(a))
(2)有機半導体層103上に、金属ナノ粒子と分散媒を含む分散液を液滴として噴霧塗布するとともに上記分散媒を乾燥除去することにより、有機半導体層103上に裏面電極層104を形成する工程(図2(b))
まず、有機薄膜太陽電池の場合、金属ナノ粒子を含む分散液には、有機半導体層を溶解しないように、通常は水系の分散液を用いる。水系の分散液は有機系の分散液に比べて表面張力が高いため、有機半導体層上に塗布したときにはじかれやすい。そのため、得られる裏面電極層に厚みムラが生じたり、裏面電極層の未形成部位が生じたりし易いと考えられる。
裏面電極層に厚みムラや未形成部位が生じると、透明電極層と裏面電極層との間に短絡が生じ易くなり、その結果として、有機薄膜太陽電池の発電効率が低下してしまう。
したがって、ウェットプロセスにより得られた有機薄膜太陽電池は、ドライプロセスにより得られたものに比べて発電効率が低いものと考えられる。
一方で、本発明者らの検討によれば、有機半導体層103上に金属ナノ粒子を含む分散液を液滴として噴霧塗布する方法では、有機半導体層103上の分散液のはじきを抑制でき、他のウェットプロセスに比べて、裏面電極層104の厚みムラや未形成部位を抑制できることを見出した。
以上から、本発明の有機薄膜太陽電池100の製造方法を用いると、裏面電極層104の厚みムラや未形成部位の発生を抑制できるため透明電極層102と裏面電極層104との間に発生する短絡を抑制でき、その結果として、得られる有機薄膜太陽電池100の発電効率の低下を抑制できると考えられる。
従来技術では、金属ナノ粒子を分散媒に凝集しないように分散させるために、金属ナノ粒子の表面を有機分子で保護していた。さらに、分散媒に分散させた金属ナノ粒子を有機半導体層上に塗布した後に、150℃程度で膜を焼成していた。これは、塗布後に形成する裏面電極層は焼成工程を得なければ電気伝導率が向上しないためである。この焼成工程を経ることにより、金属ナノ粒子の表面を保護していた保護剤中の有機分子が脱離又は分解し、あるいは脱離かつ分解することにより、実質的に有機物を含有しない、金属を主成分とする裏面電極層を得ることができた。
有機薄膜太陽電池の有機発電材料は、高温でアニールする場合はある。しかし、必要以上に熱処理を加えると、得られる有機薄膜太陽電池の特性が劣化してしまう。よって、上記焼成工程では、有機分子が脱離又は分解するほど熱処理をおこなうため、従来の有機薄膜太陽電池は発電効率が低下してしまうものと予測される。
これに対し、本発明者らの検討によれば、金属ナノ粒子の保護剤に有機π接合配位子を用いることにより、上記のような焼成工程を得なくても、溶媒を乾燥するだけで電気伝導度の高い裏面電極層を形成できることを見出した。これにより、有機発電材料に対して必要以上に高温アニールする必要がなく、太陽電池素子を作製できる。その結果として、得られる太陽電池の発電効率の低下を抑制できると考えられる。
なお、本実施形態において、裏面電極層の形成前には100℃以上の焼成工程を行ってもかまわない。この場合、加熱時間は10分未満、好ましくは6分未満とし、窒素ガスなど不活性雰囲気下で行うことが好ましい。
透明性基板101の厚さは特に限定されないが、通常は10μm以上200μm以下の範囲内である。
透明電極層102の厚さは特に限定されないが、通常は5nm以上100μm以下の範囲内である。
有機半導体層103は、電子受容性および電子供与性の機能を両方有する単一の層であってもよいし、電子受容性の機能を有する電子受容性層と電子供与性の機能を有する電子供与性層とが積層されたものであってもよい。
本実施形態においては、有機半導体層103は電子受容性層と電子供与性層とが積層されたものが好ましい。このような構成であると、得られる有機薄膜太陽電池100の発電効率をより一層向上させることができる。
電子供与性の導電性高分子材料としては、例えば、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリシラン、ポリチオフェン、ポリカルバゾール、ポリビニルカルバゾール、ポルフィリン、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリフルオレン、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、およびこれらの誘導体、フタロシアニン含有ポリマー、カルバゾール含有ポリマー、有機金属ポリマー等を挙げることができる。
有機正孔輸送層は、有機半導体層103から透明電極層102への正孔の取出しが容易に行われるように設けられる層である。これにより、有機半導体層103から透明電極層102への正孔取出し効率が高められるため、得られる有機薄膜太陽電池100の発電効率をより一層向上させることができる。
ここで、導電性有機化合物にドープするドーパントとしては、例えば、ポリスチレンスルホン酸(PSS)等が挙げられる。
このような導電性有機化合物とドーパントとの組み合わせとしては、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)と、ポリスチレンスルホン酸(PSS)との組み合わせ(PEDOT/PSS)が特に好ましい。
有機電子輸送層は、有機半導体層103から裏面電極層104への電子の取出しが容易に行われるように設けられる層である。これにより、有機半導体層103から裏面電極層104への電子取出し効率が高められるため、得られる有機薄膜太陽電池100の発電効率をより一層向上させることができる。
本実施形態に係る金属ナノ粒子を含む分散液は、分散媒中に少なくとも金属ナノ粒子を分散させることにより調製することができる。分散媒としては、有機半導体層103を溶解させないものであれば特に限定されるものではなく、例えば、水やアルコール類を使用することができる。
本実施形態に係る金属ナノ粒子の保護剤としては、有機π接合配位子が好ましい。このような保護剤を用いると、得られる裏面電極層104の導電性を向上させることができる。
上記有機π接合配位子としては、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体およびポルフィリン誘導体からなる群から選ばれる一種または二種以上の化合物が好ましい。
上記有機π接合配位子としては、金属ナノ粒子への配位や、分散媒中での分散性を向上させるために、置換基としてアミノ基、アルキルアミノ基、メルカプト基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ホスフィン基、ホスフォン酸基、スルフォン酸基、ハロゲン基、セレノール基、スルフィド基、セレノエーテル基、アミド基、イミド基、シアノ基、ニトロ基、およびそれらの塩から選ばれる少なくとも1種の置換基を有することが好ましい。
上記有機π接合配位子の具体的な化合物としては、下記のOTAN、OTAP、およびOCANから選ばれる一種または二種以上が好ましい。
OTAN: 2,3,11,12,20,21,29,30−オクタキス[(2−N,N−ジメチルアミノエチル)チオ]ナフタロシアニン
OTAP: 2,3,9,10,16,17,23,24−オクタキス[(2−N,N−ジメチルアミノエチル)チオ]フタロシアニン
OCAN:2,3,11,12,20,21,29,30−ナフタロシアニンオクタカルボン酸
また、本実施形態における有機π接合配位子は特許文献2(国際公開第2011/114713号パンフレット)に記載の有機π共役系配位子を用いることができる。
有機π接合配位子を含有する金属ナノ粒子分散液の調製方法としては、液相還元法があげられる。また、本実施形態の有機π接合配位子の製造および有機π接合配位子を含有する金属ナノ粒子分散液の調製は、特許文献2の段落0039〜0060に記載の方法に準じておこなうことができる。
これらの金属または合金は、いずれか1種を単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
ここで、金属ナノ粒子の平均粒子径は透過電子顕微鏡(TEM)を用いて、上記分散体中の金属ナノ粒子の粒子径を測定して求めることができる。例えば、TEMの画像で観察される粒子のうち、重なっていない独立した300個の金属ナノ粒子の粒子径を計測して、平均粒子径を算出することができる。
これらの方法により、有機半導体層103上に、金属ナノ粒子と分散媒を含む分散液を液滴として噴霧塗布することができる。
なお、金属ナノ粒子と分散媒を含む分散液を液滴として噴霧塗布する操作と、上記分散媒を乾燥除去する操作を連続的におこなってもよいし、分割しておこなってもよい。有機薄膜太陽電池100の生産性を向上させる観点から連続的におこなうことが好ましい。
従来の有機薄膜太陽電池の製造方法では、金属ナノ粒子同士の焼結をおこないつつ、金属ナノ粒子の表面に存在する保護剤を消失させるために光電変換半導体層上に形成した裏面電極層に対して焼成工程をおこなっていた。例えば、特許文献1(特開2012−147014号公報)では、金属ナノ粒子を含有する分散液を光電変換半導体層上に塗布後、得られた塗膜を130〜400℃の温度に、10分間〜1時間保持して焼成する。
なお、本実施形態において、焼成工程とは、130℃以上の温度で10分間以上保持する工程をいい、前述したような分散媒を分解除去等する焼成操作は含まない。
図1は、本発明に係る実施形態の有機薄膜太陽電池100の構成の一例を示す断面図である。
本実施形態に係る有機薄膜太陽電池100は、透明性基板101上に少なくとも透明電極層102と有機半導体層103と裏面電極層104とがこの順番に積層された構成となっている。また、本実施形態に係る有機薄膜太陽電池100は、上記本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法により得ることができる。
また、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
ガラス基板にITOをパターニングしたものを用いた。発電素子部分は2×2mmのサイズとした。
ガラス基板上のITOの上部にTiOx膜をゾルゲル法を用いて以下の方法により20nm付与した。はじめに、チタニウム[IV]イソプロポキシドとアセチルアセトンと酢酸とエタノールをモル比で1:0.3:0.2:200の割合で混合し、室温で12時間放置した。その後、ガラス基板上に6000rpm60秒の条件でスピンコートし、150℃1時間熱処理して形成した。
ポリ3−ヘキシルチオフェン(P3HT、メルク社製、lisicon SP001 EF430602)と、フラーレン誘導体(PC61BM:フェニル−C61−ブタン酸−メチルエステル、Luminescence Technology社製、PC61BM LT-S905)を5:4の配合比でクロロベンゼン溶媒に溶解させた。次いで、ITOの上部に形成したTiOx膜上に、得られたP3HT/PC61BM溶液を700rpm、60秒の条件でスピンコートし、乾燥することで、膜厚200nmのP3HT/PC61BM層を形成した。
次いで、P3HT/PC61BM層上に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)と、ポリ(4−スチレンスルホン酸)(PSS)の分散液(H.C. Starck Ltd.社製、CLEVIOS PAI408)に界面活性剤(SIGMA Aldrich製TrionX−100)を0.5wt%加えた溶液を2000rpm、60秒の条件でスピンコートし、その後、乾燥することで、厚さ50nmのPEDOT/PSS層を形成した。
金ナノ粒子の保護剤としては、OTANを用いた。田中貴金属社製の塩化金酸82mgを100mLのイオン交換水に溶かし、5.27mMの塩化金酸水溶液を調製した。次いで、OTAN2.5mgを4mLのイオン交換水に溶解してOTAN水溶液を調製した。また、ナカライテスク社製ロンガリット77mgをイオン交換水1mLに溶かし、0.5mMのロンガリット水溶液を調製した。調製した塩化金酸水溶液95mLとOTAN水溶液4mLを混ぜ合わせ、ここにロンガリット水溶液1mLを加え、80℃に加熱した。十分に金ナノ粒子が成長したところで加熱を止め、5mMの金ナノ粒子水溶液100mLを得た。
この金ナノ粒子水溶液を遠心分離し上澄みを取り除いた。ここにイオン交換水190μLとギ酸10μLを加え、沈殿物を溶解した。この溶液を孔経0.22μmのフィルターでろ過し、2.5Mの金ナノ粒子を含む分散液(金ナノ粒子の平均粒子径:15nm)を得た。
上記で得られたPEDOT/PSS層上に、電極部分の開口部をあけたマスクを載せ、エアガンスプレー(GSIクレオス社製、Mrエアブラシカスタム 0.18)を用いて、調製した金ナノ粒子を含む分散液を噴霧塗布した。その後、10分間乾燥することで、厚さ200nmの裏面電極層を形成した。
得られた有機薄膜太陽電池について、ぺクセル・テクノロジー社製、簡易型ソーラシミュレ−タ−、TYPE:PEC−L10、エアマスフィルターAM1.5Gを用いて、光照度が100mW/cm2となる位置にサンプルをセットし、基準太陽光スペクトルの連続光を照射した。30分後にケースレー製2400のソースメータを用いて、IVカーブを測定することにより、発電特性を求めた。発電効率は1.1%であった。
ガラス基板にITOをパターニングしたものを用いた。発電素子部分は2×2mmのサイズとした。
ITO上に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)と、ポリ(4−スチレンスルホン酸)(PSS)の分散液(H.C. Starck Ltd.製、CLEVIOS PAI408)を2000rpm、60秒の条件でスピンコートし、その後、200℃、10分間の条件で乾燥することで、厚さ50nmのPEDOT/PSS層を形成した。
次いで、ポリ3−ヘキシルチオフェン(P3HT、メルク社製、lisicon SP001 EF430602)と、フラーレン誘導体(PC61BM:フェニル−C61−ブタン酸−メチルエステル、Luminescence Technology社製、PC61BM LT-S905)を1:1の配合比でクロロベンゼン溶媒に溶解させた。次いで、PEDOT/PSS層上に、得られたP3HT/PC61BM溶液を2000rpm、60秒の条件でスピンコートし、その後、窒素ガス雰囲気で120℃、10分間の条件で乾燥することで、膜厚120nmのP3HT/PC61BM層を形成した。
次いで、窒素雰囲気下で150℃、10分間の熱処理を行った。つづいて、得られたP3HT/PC61BM層上に、電極部分の開口部をあけたマスクを載せ、基板ごと40度のホットプレート上で加温したまま、エアガンスプレー(GSIクレオス製、Mrエアブラシカスタム 0.18)を用いて、実施例1と同様に調製した金ナノ粒子を含む分散液を噴霧塗布した。その後、10分間乾燥することで、厚さ200nmの裏面電極層を形成した。
特性評価は、実施例1と同様におこなった。発電効率は0.7%であった。
ガラス基板にITOをパターニングしたものを用いた。発電素子部分は2×2mmのサイズとした。
ITO上に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)と、ポリ(4−スチレンスルホン酸)(PSS)の分散液を1600rpm、60秒の条件でスピンコートし、その後、200℃、10分間の条件で乾燥することで、厚さ50nmのPEDOT/PSS層を形成した。
次いで、ポリ3−ヘキシルチオフェンをクロロベンゼン溶媒に溶解させた。次いで、PEDOT/PSS層上に、得られたP3HT溶液を2500rpm、30秒の条件でスピンコートし、その後、乾燥することで、膜厚120nmのP3HT層を形成した。
次いで、フラーレン誘導体(PC61BM:フェニル−C61−ブタン酸−メチルエステル)をジクロロエタン溶媒に溶解させた。次いで、ITOの上部に形成したP3HT層上に、得られたPC61BM溶液を4000rpm、10秒の条件でスピンコートし、その後、乾燥することで、膜厚50nmのPC61BM層を形成した。
次いで、窒素雰囲気下で150℃、10分間の熱処理を行った。
金ナノ粒子の保護剤としては、OCANを用いた。田中貴金属社製の塩化金酸82mgを100mLのイオン交換水に溶かし、5.27mMの塩化金酸水溶液を調製した。次にOCAN2.5mgを4mLのイオン交換水に溶解してOCAN水溶液を調製した。また、ナカライテスク社製ロンガリット77mgをイオン交換水1mLに溶かし、0.5mMのロンガリット水溶液を調製した。調製した塩化金酸水溶液95mLとOCAN水溶液4mLを混ぜ合わせ、ここにロンガリット水溶液1mLを加え、80℃に加熱した。十分に金ナノ粒子が成長したところで加熱を止め、5mMの金ナノ粒子水溶液100mLを得た。
この金ナノ粒子水溶液を遠心分離し上澄みを取り除いた。ここにイオン交換水190μLとトリメチルアミン10μLを加え、沈殿物を溶解した。この溶液を孔経0.22μmのフィルターでろ過し、2.5Mの金ナノ粒子を含む分散液(金ナノ粒子の平均粒子径:15nm)を得た。
上記で得られたPC61BM層上に、電極部分の開口部をあけたマスクを載せ、エアガンスプレー(GSIクレオス社製、Mrエアブラシカスタム 0.18)を用いて、金ナノ粒子を含む分散液を噴霧塗布した。その後、40℃、10分間の条件で乾燥することで、厚さ200nmの裏面電極層を形成した。
特性評価は、実施例1と同様におこなった。発電効率は1.4%であった。
実施例3で作製した有機薄膜太陽電池に対して窒素中、150℃、15分間熱処理した。
(評価)
特性評価は、実施例1と同様におこなった。発電効率は0.6%であった。
ガラス基板にITOをパターニングしたものを用いた。発電素子部分は2×2mmのサイズとした。
実施例1と同様にPEDOT/PSS層までを形成した。
特性評価は、実施例1と同様におこなった。リークが多く、発電効率は0.1%以下の低いものであった。
実施例1と同様にPEDOT/PSS層までを形成した。実施例1と同様に調製した金ナノ粒子を含む分散液を、上記で得られたPEDOT/PSS層上に、スパチュラで垂らして、約2×2mmの発電素子部分の領域を含み端部の取り出しITO電極パッドまで塗布した。その後、40℃、5分間乾燥することで、裏面電極層を形成した。膜厚はむらがあり、おおよそ200〜600nmの範囲内であった。液を載せて乾燥の過程でガラス側のITO電極と貫通する微小部分が発生した。また電極面の膜厚むらも発生した。
特性評価は、実施例1と同様におこなった。リークが多く、発電効率は0.1%以下の低いものであった。
101 透明性基板
102 透明電極層
103 有機半導体層
104 裏面電極層
110 積層体
Claims (14)
- 透明性基板上に少なくとも透明電極層と有機半導体層と裏面電極層とがこの順番に積層されてなる有機薄膜太陽電池の製造方法であって、
前記透明性基板上に前記透明電極層と前記有機半導体層とがこの順番に積層された積層体を準備する工程と、
前記有機半導体層上に、金属ナノ粒子と分散媒を含む分散液を液滴として噴霧塗布するとともに前記分散媒を乾燥除去することにより、前記有機半導体層上に前記裏面電極層を形成する工程と、
を含む、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
金属ナノ粒子と分散媒を含む前記分散液が有機π接合配位子を含む、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1または2に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記有機半導体層上に形成された前記裏面電極層は焼成工程を経ない、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記分散液はフッ素系界面活性剤を含む、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項4に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記フッ素系界面活性剤の含有量が、前記分散液100質量%に対して、0.01質量%以上10質量%以下である、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記金属ナノ粒子の含有量が、前記分散液100質量%に対して、1質量%以上80質量%以下である、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至6いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記金属ナノ粒子の表面は、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体およびポルフィリン誘導体からなる群から選択される一種または二種以上の有機π接合配位子を含む保護剤により被覆されている、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至7いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記金属ナノ粒子は金、銀、銅および白金からなる群から選択される一種または二種以上の金属を含む、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至8いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記金属ナノ粒子の平均粒子径は3nm以上500nm以下である、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至9いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記有機半導体層は、電子受容性層と電子供与性層とが積層されたものである、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至10いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
スプレーコート法およびインクジェット法から選択される少なくとも1種を用いて、前記有機半導体層上に前記分散液を噴霧塗布する、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至11いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記裏面電極層の厚さが0.05μm以上1μm以下の範囲内となるように前記有機半導体層上に前記裏面電極層を形成する、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至12いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記分散媒が水およびアルコール類から選択される少なくとも1種である、有機薄膜太陽電池の製造方法。 - 請求項1乃至13いずれか一項に記載の有機薄膜太陽電池の製造方法により得られた、有機薄膜太陽電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013115707A JP2014236064A (ja) | 2013-05-31 | 2013-05-31 | 有機薄膜太陽電池の製造方法および有機薄膜太陽電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013115707A JP2014236064A (ja) | 2013-05-31 | 2013-05-31 | 有機薄膜太陽電池の製造方法および有機薄膜太陽電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014236064A true JP2014236064A (ja) | 2014-12-15 |
Family
ID=52138567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013115707A Pending JP2014236064A (ja) | 2013-05-31 | 2013-05-31 | 有機薄膜太陽電池の製造方法および有機薄膜太陽電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014236064A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017065067A1 (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | 富士フイルム株式会社 | 有機半導体デバイス用電極材料、電極パターンの形成方法および有機薄膜トランジスタ |
| JP2017218664A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社C−Ink | めっき下地用の組成物及びそれによるめっき下地 |
| JP2018184553A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 株式会社C−Ink | インク組成物および積層体 |
| JP2018183934A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 株式会社C−Ink | 積層体 |
| US10319928B2 (en) | 2015-02-27 | 2019-06-11 | Fujifilm Corporation | Electrode material for organic semiconductor device |
| US11008330B2 (en) | 2017-05-22 | 2021-05-18 | Kyoto University | Tetraphenylporphyrin derivative |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008001518A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Mitsubishi Materials Corporation | Composition for forming electrode in solar cell, method of forming the electrode, and solar cell employing electrode obtained by the formation method |
| WO2011114713A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-22 | 国立大学法人筑波大学 | ナノインク組成物 |
-
2013
- 2013-05-31 JP JP2013115707A patent/JP2014236064A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008001518A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Mitsubishi Materials Corporation | Composition for forming electrode in solar cell, method of forming the electrode, and solar cell employing electrode obtained by the formation method |
| WO2011114713A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-22 | 国立大学法人筑波大学 | ナノインク組成物 |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10319928B2 (en) | 2015-02-27 | 2019-06-11 | Fujifilm Corporation | Electrode material for organic semiconductor device |
| WO2017065067A1 (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | 富士フイルム株式会社 | 有機半導体デバイス用電極材料、電極パターンの形成方法および有機薄膜トランジスタ |
| JPWO2017065067A1 (ja) * | 2015-10-14 | 2018-08-16 | 富士フイルム株式会社 | 有機半導体デバイス用電極材料、電極パターンの形成方法および有機薄膜トランジスタ |
| US10270049B2 (en) | 2015-10-14 | 2019-04-23 | Fujifilm Corporation | Electrode material for organic semiconductor device, method for forming electrode pattern, and organic thin-film transistor |
| JP2017218664A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社C−Ink | めっき下地用の組成物及びそれによるめっき下地 |
| JP2018184553A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 株式会社C−Ink | インク組成物および積層体 |
| JP2018183934A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 株式会社C−Ink | 積層体 |
| US11008330B2 (en) | 2017-05-22 | 2021-05-18 | Kyoto University | Tetraphenylporphyrin derivative |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Shi et al. | Advancements in all-solid-state hybrid solar cells based on organometal halide perovskites | |
| Gil et al. | Recent progress in inorganic hole transport materials for efficient and stable perovskite solar cells | |
| CN103035410B (zh) | 染料敏化光电转换器件及其制造方法,以及金属氧化物浆料 | |
| Shahiduzzaman et al. | Compact TiO2/Anatase TiO2 single-crystalline nanoparticle electron-transport bilayer for efficient planar perovskite solar cells | |
| Ahmad et al. | Carbon nanomaterial based counter electrodes for dye sensitized solar cells | |
| WO2015159192A1 (en) | Process for the production of a solid dye-sensitized solar cell or a perovskite solar cell | |
| CN110571334A (zh) | 光电转换元件 | |
| JP2014236064A (ja) | 有機薄膜太陽電池の製造方法および有機薄膜太陽電池 | |
| JP2009146981A (ja) | 有機薄膜太陽電池及び有機薄膜太陽電池筐体封止パネル | |
| KR101559098B1 (ko) | 태양 전지 전자 수송층의 배리어층으로 사용되는 풀러렌 입자들이 포함된 코어-쉘 구조 나노복합체, 이의 제조방법, 및 이를 포함하는 태양 전지 | |
| US20160276609A1 (en) | Dye-sensitized solar cell | |
| Vasilopoulou et al. | Charge transport materials for mesoscopic perovskite solar cells | |
| EP2936524A1 (en) | An opto-electronic device and method for manufacturing the same | |
| US20090211630A1 (en) | Dye-sensitized solar cell and method of manufacturing the same | |
| CN103403906A (zh) | 光伏电池 | |
| US20200294727A1 (en) | Organic-inorganic hybrid material and perovskite solar cell using same | |
| Liu et al. | Fabrication of a water-stripped free-standing silver nanowire network as the top electrode for perovskite solar cells | |
| KR101458565B1 (ko) | 유기 태양전지 및 이의 제조방법 | |
| TW201123583A (en) | Dye-sensitized solar cell and method forming the same | |
| KR101191527B1 (ko) | 나노 산화구리 물질을 첨가한 유기 박막 및 이를 이용한 전자 소자 | |
| JP2019212763A (ja) | 光電変換素子 | |
| JP6003071B2 (ja) | タンデム型有機光電変換素子 | |
| US11049666B2 (en) | Fabrication of platinum counter electrodes for bifacial dye-sensitized solar cells | |
| JP2012199023A (ja) | 光電変換素子及びその製造方法 | |
| KR101364018B1 (ko) | 유기태양전지 및 그의 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150820 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160614 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160615 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160810 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161206 |